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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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浜名湖賞TOPICS 4日目

出たぞ、シリーズ初の「まくり」決着!! でも……

2010_0927_0576  初日から43レース目、今日の7Rでついに「まくり」が炸裂したぞーーーー!! その栄えあるまくりウイナーは……私の◎寺田祥ではなく、初日にFに散った福島勇樹だった>< このレース、1号艇の今垣光太郎が当然のように人気を独占していたが、スタートはコンマ28。やはり、予選突破は絶望的&F持ちという足かせが響いたか。2、3コースもこの緩スタに付き合い、5コースの寺田(コンマ19)が一気に突き抜ける態勢に見えた。
 が、その寺田をボートの先っちょで受け止めたのが4カドの福島(コンマ26)。「とりあえず、僕ちんが先に行ってみま~す!」という風情で握ったら、ものの見事に内3艇を呑み込んでしまった。さすが、「4カドのまくり職人」。これをマークする形になった寺田と熊谷直樹が順々に差し抜けて、絵に描いたようなアウトセットが決まった。3連単456は270倍! 私は裏の546(230倍)を5枚握り締めて福島まくりを見ておりました。ええ、初日からまくりまくりまくりと騒ぎながら、この1マークで「寺ショォォォォォ、まくり差せーーーーーーーーーーっ!!!!」と叫んでいたのは私です。

激闘の果て、予選トップは……?

 8Rを終えて、予選トップ争いは佐々木康幸、大賀広幸、坪井康晴、飯山泰の4人に絞られた。今節の浜名湖はインがすこぶる強いので、予選トップ選手のアドバンテージは計り知れない。

2010_0927_0239  まずは9Rに登場した佐々木がキメに出た。ここを勝てば9・33、ライバル3人の結果を待たずに1位が確定する佐々木は、2コースから豪快にまくった。
「シリーズ2発目のまくりか!?」と思える鮮烈なショットだったが、がっちりマークした吉田俊彦に惜しくも足元を救われた。2着で9・00。ひとつの着の差は重く、これで他力になってしまった。しかし、自力でトップを鷲掴みしようとした猛攻は素晴らしかったぞ、佐々木!

2010_0927_0100  こうなると黙ってないのが10Rの大賀だ。ここを勝ってもトップ確定とはならないが、とりあえず佐々木や飯山と同じ9・00、着順点の差で暫定トップに踊り出る。スタート展示では6コースだった大賀が、本番では貪欲に動いた。3コース奪取。ここまでくれば、他のメンバーとは行き足が違う。スリット同体からスーーッと半艇身ほど抜け出して、鮮やかにまくり差した。相変わらず、ゴキゲンな足だ。2着には萩原秀人とのデッドヒートに競り勝った花田が入線し、3連単524は大穴413倍! 私はといえば、542の350倍を2枚握り締めて地べたに這いつくばっておりました。嗚呼……(号泣)とにもかくにも、この貴重なシリーズ4勝目で、大賀の予選2位以内が決まった。あとは、12R飯山の結果を待つばかり。

2010_0927_0660  そしてそして、雌雄を決する12R。勝負駆け状況を整理すると、飯山が1着なら文句なしの自力トップ当選。2着以下なら大賀のトップ。坪井が勝つとこれまた9・00で大賀らと並ぶが、勝ち数の差で大賀には届かない。ピン条件で飯山、それ以外なら大賀。極めてシンプルな大一番だ。私は飯山-坪井の2連単をしこたま買い足してレースに被りついたのだが、坪井が先着。しかも、4、5着争いで……。この結果、10Rでしっかり勝ちきった大賀がトップ当選を果たしたのだった。

MAN of the 勝負駆け

2010_0926_0280  今日、もっとも鮮烈に勝負駆けを決めたのは、11Rの4号艇・木村光宏だろう。木村は1着で6・00、2着では論外の5・60という文句なしのメイチ勝負駆けだ。スタート展示では2コース止まりだった木村は、本番で気合一閃インを奪い取った。初日の大賀広幸、中岡正彦に続くシリーズ3人目のイン強奪劇。この前付けでやや深めになった木村だったが、コンマ13のトップSを決めて見事に予選突破を果たした。うん、この男にはいつだってこれがあるのだよ。
「スタート展示と本番の進入が違ってわかりにくい選手」
「木村は何をやらかすかわからんから舟券が買いにくい」
 などというファンがいるが、私は真っ向から否定するぞ。すべての選手は「勝つために全力を尽くす」ことが義務付けられている。で、本当に勝ちたいと思えば、スタ展をオトリに使って本番でインを強奪する選手がいても当然のこと。
2010_0926_0145 「それじゃ安心して舟券が買えん」などという意見は論外。逆に木村のようなユニークな特徴を把握し研究すれば、今日の4号艇イン逃げ88倍を召し取る可能性もはるかに高まるはずなのだ。むしろ、勝負がかったレースでは、これほどアタマで買いやすい選手もそうはいないと私は思うぞ。ぬるま湯のスタ展、ぬるま湯の進入に慣れきった人々(選手もファンも)に一石を投じる木村の勝負スタイルを、私は徹底して支持する。
 え? じゃあ、もちろんお前は88倍を獲ったんだろうな? はい、そんな私は木村を2着付けで買っておりました。嗚呼、私のバカバカバカバカッ!!(photos/中尾茂幸、text/H)


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