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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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浜名湖賞TOPICS 初日

インが強かった~!

 4-5、3-6、6-1などフォーカスを見るとインが苦戦したようにも思える今日の浜名湖水面。だがしかし、実のところイン選手の成績はというと……
 ②①②②①①F②①①②①!!
2010_0924_0239  7R福島勇樹のコンマ01フライング以外はオール2連対。つか、あの7Rも見た目には福島のブッチギリだったから、実質7勝2着5回ともいうべき盤石の強さだったわけだ。これだけインが安定して強かった最大の理由は、「カド選手がさほど伸びず、ジカまくりをひとりも食らわなかったから」だと思う。
 今日の逃げ以外の決まり手は、差し1本、まくり差し3本、抜き1本、恵まれ1本。まくりが届かずに差しハンドルを入れるという光景が相次いだ。季節柄なのか、昨日からの雨による湿気のせいなのか、原因は微妙だが、とにかく明日以降も闇雲にイン選手と喧嘩すれば最終日まで軍資金がもたないかも?

波乱の主役は「ピット離れ」

 では、これだけインが強かった割りに、なぜ万太郎3発など適度に荒れたのか。その最大の要因は前付けにあった。
2010_0924_1050  まずは2Rで4号艇の大賀広幸がまさかのイン強奪。鮮やかすぎるピット離れの前に、1号艇の藤生雄人はなすすべもなくインを明け渡した。大賀はこのコースの利と準エース機のパワーを如何なく発揮して圧逃。さらに大賀は、後半戦の11Rでも6号艇から抜群のピット離れで4コースを奪い、石橋道友の無理くりまくりに連動してズッポリ差し抜けている(人気の峰が2着で3連単152倍)。

 この大賀の連続前付けピンピン劇も凄かったが、さらなるインパクトでファンの度肝を抜いたのが5Rの中岡正彦だ。狙いすましたような韋駄天ピット離れで、ダントツ人気の重野哲之からインを強奪してしまった。スタンドから悲鳴が漏れたが、時すでに遅し。中岡は涼しい風情で楽々と逃げきり、それで3連単は470倍!! 記念の逃げきりで470倍って、ちょっとなかなか記憶にないぞ。
「だって、中岡がインになるなんて、誰がわかるん??」
 K記者が呆れたように呟いた。私とて同じ。誰が中岡のイン戦を想定できるというのだ。スタート展示では素直な3コースだったし。でも、でもね、この事態はまったく想像できないことではないのだよ。中岡のここ1年の進入コースを並べると
[①75②79③46④25⑤11⑥1]
 イ2010_0924_0249ン屋に近い数値なのである。直近の半年、さらに直近の3カ月と狭めていけば、もっともっとイン比率が高まるはずで、中岡は日々イン志向を高めている選手なのだ。今日の開会式の選手紹介でも、司会者が「進入から暴れそう」みたいな実に鋭い前フリもしていたし。そう、前兆らしきものはあったのだな。
 ではでは、明日以降はどうなるか。私はこうした波乱の進入はまだまだ続くとみる。初日にこれだけコースの下克上が起こったのだ(枠なりは5レースのみ)から、各レースでやられた方も黙ってはいないだろう。それに、大賀、中岡の他にも花田和明や辻栄蔵など、何気にピット離れのいい選手が揃ってもいる。「まくり選手から華々しく大穴を!」と意気込むより、「誰かこっそりインを獲らんかなぁ」と助べえな連想をするほうが万太郎への近道かもしれないな。少なくとも、今日はそんな1日だった。

誰がまくって勝てるのか?

2010_0924_1028  まくり勝ちが1本もなかった初日。1Rの徳増秀樹は5カドから完全にまくりきる態勢に見えたが、イン落合敬一の伸び返しを見てまくり差しに切り替えた。11Rの石橋はスリットから1艇身突き抜けて絞りまくりを敢行したが、あっさりイン峰竜太に弾き飛ばされた。「減音になってからの浜名湖はカド(ダッシュ勢)が伸びる」というイメージが強かったが、今日はそのイメージにはほど遠い水面だったな。
 で、今日の各選手のパワーを見たところ「S一撃ではなく、スリット同体から覗いてまくりきれる選手」はたったひとりしかいなかった。飯山泰だ。3R、3コースの飯山のスタートはコンマ11。で、2コース今坂勝広はコンマ07だった。が、後手を踏んだはずの飯山が、スリットからわずか数十mほどで逆に1艇身突き抜け、今坂を簡単に引き波に沈めている。全速とアジャストの差はあったと思うが、それにしてもケタチの行き足だった。
 9Rのイン戦でも、スリット~1マークまでに他艇をぐんぐん突き放すド迫力のスピードで完封した飯山。まあ、あれだけ派手に連勝したから完全にバレバレではあるけれど、外枠で間違って人気がなかったりしたら、ガツンと勝負してみたい。

浜名湖天皇は安泰の逃げ

2010_0924_0639  最後にドリーム戦。賞金ランキング12位、14位、15位、16位、17位が勢ぞろいした接戦カードで、地元の大将・服部幸男(16位)がインからソツなく逃げきった。最後の1周は2番手の坪井康晴にやや差を詰められたが、前検の見立てどおり両者のパワーはほぼ同じだと思う。坪井が本体を整備した理由も「足は悪くないけど、変な音がしていたから」(ドリーム選手インタビュー)とのことで、服部も坪井も上位級(A)と見ていいだろう。服部がこのシリーズで優勝賞金750万円を加算できれば、机上の計算で16位から一気に11位まで浮上する。同じような境遇のライバルがやたらと多いシリーズだけに、この直接対決のドリーム戦でガッチリ12ポイントを稼いだ意義は小さくない。とりあえず地元の記念で圏内へ……2年連続賞金王入りへの小さいけれど貴重な布石が、ひとつ置かれた。(photos/中尾茂幸、text/H)

2010_0924_1099


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コメント

うふっ

服部サマ…素敵(* ̄▽ ̄*)

ブービーモーターを上位級にしちゃったのは服部サマの整備力?!

いつでも『ベストを尽くす』

ああ、やっぱ素敵(#~m~#)

投稿者: 月ちゃん (2010/09/24 21:38:08)
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