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ボートレース特集 > 2010新鋭王座決定戦
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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THEピット――F後だろうと惨敗後だろうと

2010_0304_0471 「わはぁ~~、放って正解ぃ~~」
 寺田千恵が11Rのスリット写真を見て、声をあげる。周りには……誰もいないのに、テラッチは声をあげる。う~ん、素敵だ。声をかけたくなったけれども、前半に続いてテラッチ劇場だとお叱りを受けそうなので、スキップするように控室へと向かっていく背中を見送るにとどめた。いずれにしてもテラッチ、完全に場の空気を華やかに作っているな。

「いや~、嬉しかったわ!」
 テラッチが控室に消えて、我らが長嶺豊師匠の登場だ。師匠は何をそんなに喜んでいたかというと、7Rの道上千夏の1着である。
2010_0304_0412  今朝、長嶺さんはひたすら道上のFに同情していた。「ほんまにかわいそうでな~、F休みを30日に短縮してあげたいくらいや(道上はF2)」。朝イチで道上に会ったとき、声をかけたかったができなかったそうだ。心中を思えば、おいそれと話を聞くわけにはいかぬ。長嶺さんの問いかけを嫌がる後輩なんているとは思えないが、師匠も現役時代はFが多かったわけで、その胸中を誰よりも理解している。そして、師匠は底抜けに優しい。
 だから道上の1着は、長嶺さんの心をも軽くした。「さっき、話しかけましたわ~」ということだから、道上もその心遣いに感激したことだろう。
 というわけで、長嶺さんと別れると道上の姿を探す。ペラ室での作業中には表情はほとんど見えなかったが、調整を終えて控室に戻る姿を発見。あくまで淡々としてはいたが、長嶺さんの話を聞いた後だったせいか、少し表情に明るさが戻っているような気がした。僕も嬉しくなった。

2010_0304_0690  その頃、水面を独占していたのは若手たちである。西村美智子、魚谷香織、松本晶恵、今井裕梨、藤崎小百合らがその面々だ。そう、こちらもFを切ってしまった藤崎が、そのメンバーに加わっていた。彼女はいったいどんな気持で、水面を駆けていただろうか。もちろん、勝負を捨ててしまったはずがない、と思う。そうでなければ、曇天模様の薄暗い水面を、遅い時間帯まで走る必要などない。しかし、心に抱えた重いものが、ほんの数時間で完全に消えてしまったとも思えない。陸に上がってキビキビと動き回っている藤崎の姿を見ながら、僕はそんな余計なことを考えてしまったのだ。ともかく頑張れ、藤崎小百合。初めての女子王座、挫折の思いだけで終わってほしくない。
2010_0304_0355  で、この若手たちの試運転を熱く見守り、彼女たちが揃って陸に上がってくると率先してエンジン吊りを手伝っていたのが、五反田忍である。五反田は昨日も同様の動きを見せており、これがもう実にかいがいしく、また健気なのだ。う~ん、五反田忍もめちゃくちゃ頑張れ!

2010_0304_0562  というわけで、最終12R。今日の横西奏恵はピンピンである。ヘルメットをとっても淡々としていた横西、一見すると昨日とそれほど表情が変わってないようにも思えるが、貼りついていた悲壮感のようなものは完全に消えた。三浦永理とレースを振り返る様子も、貫禄たっぷりである。やっぱり横西奏恵はこうでなくっちゃなあ。言うまでもなく、もう一人、場の空気を作れる存在なのは、この人。3日目の薄氷を乗り切ったことで、また彼女らしい空気がその周囲に出来上がっていくのだろう。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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お待たせしました! 新鋭王座クイズ当選者発表!

大変長らくお待たせしました。浜名湖新鋭王座「勝手に期別対抗戦」クイズ、プレゼントのクオカード当選者を発表いたします。

まずおさらいしますと、Q1の“7連単”は正解者ゼロでした。やっぱ、難しかったですかね~。失礼しました。Q2の正解者は次の4名様。

森ドラゴンさん
こ~とんさん
競艇好きさん
きよっぷさん

というわけで、残るクオカは6枚ということで、応募者の中から抽選をさせていただくことにいたしましたご当選者は以下のとおり。

大阪の飛燕さん
あんじ&れつさん
yugo★さん
showさん
bikeさん
心技会2位さん

以上でございます。showさんは予想理論(?)まで書いていただきましたが、ご当選、よかったっすね。というわけで、ご当選者の皆様、

tanakakogyo@hotmail.co.jp

までプレゼントのご送付先をお願いします。あ、メールのタイトルか本文には必ず「当選した●●でーす」と記してくださいまし。プレゼントの発送は、もうしばしお待ちください。2月上旬の発送を予定しておりますので、10日前後に届くかと思います。

今回のクイズ企画にご応募いただき、ありがとうございました。では~。


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期別対抗戦&クオカクイズ 結果発表!

    6日  合計
92期  70  320
93期 55   328
94期 39   306
95期 11   114
96期 28   199
97期 22  132
連合 27  113

 期別対抗戦は「超」がつくほどの大混戦になりました。93期が頭ひとつのリードを保っていたものの、11レース終了時点で92期と94期が306ポイントで同点。さらに95期と連合のはわずか1ポイント差という大接戦になっていたのです。

Q1の7連単の結果は、

「93-92-94-96-97-95-連」

 やはり、新鋭王座決定戦は卒業期が強いということなんですね。まぁ、選手数が多かったというのもあるでしょうけど。

 正解者は……なし!
 すいません。7連単は難しかったですね。やはり「連」が最下位というのがおおかたの予想を覆したようです。Showさんも「そのままっ!」というわけにはいかなかったようですね。

 というわけで、クオカードはQ2の正解者にプレゼントとなります。Q2の正解は、

92期

 92期を指名した方は、

森ドラゴンさん
こ~とんさん
競艇好きさん
きよっぷさん

 以上の4人。毒島の名前をあげて指名した、こ~とんさん、きよっぷさんは、舟券も的中されたのではないでしょうか。以上4名さまは、

tanakakogyo@hotmail.co.jp

まで、プレゼントの送付住所をご連絡ください。

 で、残りのクオカードは6枚。こちらは抽選いたします。ただ、黒須田が明日の徳山BOATBOyカップのイベント出演のため、いままさに旅立とうとしております。今週中には抽選するということなので、追って発表させていただきます。

 しばしお待ちを。


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THEピット――敗者の笑顔、勝者の笑顔

2010_0124_0360 「やった、やったっ! タカシ、やったっ!」
 渡辺浩司をはじめとした福岡勢がバンザイして今井貴士を出迎えている。たしか今井はシンガリ負けだが……。ボートの上からおどけたふうに、今井が応えている。
 うーん、この明るさは何だ?
 もちろん、そうしてからかってみせることが、彼らなりの優しさなのだとはわかっている。P離れで遅れて6コース、何もできずに6着。やっちまった今井を、深刻な顔で出迎えても仕方がない。今井も、大きな後悔があるには違いないが、仲間が騒いでいる以上、肩を落として帰ってくるのは無粋だろう。
 やるせなく笑う今井の力ない表情は、そんな気遣い方をする大量の福岡勢のなかに溶け込んで、やがて穏やかなものになっていくのだった。
2010_0124_0193  今井だけではない。敗れた選手たちは、おおむね笑顔だった。小坂尚哉がヘルメットを脱いだ瞬間、蒼ざめた顔をしていたのは印象的であったが、やはり仲間が彼を癒し、小坂は顔色を取り戻していっている。大峯豊も、馬場貴也も、新田雄史も、ひとまず笑顔で控室へと向かい、その笑顔を保ったまま、モーター返納作業にかかっていった。
 うーん、皆が皆、笑顔かあ……。

 まあ、人は悔しくても悲しくても笑えるものである。むしろ、悔しさを覆い隠すために、笑顔を作ることだってある。同世代の仲間たちに囲まれて過ごすレース後だ、笑顔が多いのは当然ともいえる。
2010_0124_0064  一瞬、大峯が放心状態になっているのを目撃した。小坂尚哉が溜め息をついたのも目撃した。今井貴士の顔つきは、プロペラを外しながら次第に暗くなっていくようにも見えた。
 そりゃあ、そういう場面がなければおかしいのである。
 悔恨の中の笑顔。そんなことを考えて、ちょっとだけ切ない気分になった。もしかしたら、傾く夕日に照らされたピットの雰囲気に感化されたのかもしれないけど。
2010_0124_0264  いや、馬場貴也の表情を見ているうちに、その思いはさらに強くもなったのだ。馬場はプロペラを外しながら、整備室の壁にかかっているモニターを見上げていた。映されているのはリプレイ。それを凝視していたのだ。満面の笑みで。最高の笑顔で。
 なぜだ。馬場がそんな表情になる瞬間が、優勝戦のレースにあっただろうか。いや、瞬間どころじゃない。馬場の笑顔はモニターを見上げている間、ずっと保たれていたのだ。まるで笑顔のままフリーズしてしまっているかのように。
 そういうものを、心からの笑顔、とは言わないだろう。
 モーター返納を終えた敗者たちが、ヘルプした仲間たちと並んで、控室へと帰っていく。大峯が同期の友に話しかけた。
「でも……ブス(が勝ったん)だもんな」
 やっぱり誰一人として、心からの笑顔を見せてはいなかったのだと思う。

2010_0124_0304  心から笑っていたのは、もちろんただ一人だ。
 毒島誠、第24代新鋭チャンプに!
 歴史に刻まれても不思議のない名勝負を制したのだ。レース内容については別項に譲るとして、あれほどのデッドヒートを制した者は、他に比するものなき充実感を手にできるというものだ。
 と、ここでその敗者について、だ。皆が皆、笑顔。それは、毒島に競り負けてしまった新田雄史も同じことだった。しかし、新田は敗者の中でただ一人、心からの悔恨を思い切り表現しているのだ。
_u4w4151  篠崎元志が声をかけた瞬間だった。
「ヴァァァァァァァァァァァァ!」
 新田は天を仰ぎ、咆哮した。同期生からのねぎらいに、新田は心の内をさらけ出した。表情は引き続き笑っていても、その叫びは「もっとも悔しい者は、もっとも栄光に近づいた者」という真理をあらわしていた。
 そりゃあ、そうだよな。新田は誰よりも悔しい負け方をしたのだ。そして、もっとも神々しい負け方をし、もっとも神々しい悔しがり方をした。もしかしたら、その瞬間の新田は、この日のピットで誰よりも美しかったかもしれない。
 いや、やっぱり心からの笑顔を見せている毒島もカッコ良かったな。
 進藤侑、亀山雅幸の同県同期勢に祝福される毒島は、新田の咆哮よりも大きな声で、「やったぁぁぁぁぁぁ!」と叫んだ。そりゃそうなのだ。最高に幸せな勝利をおさめた毒島が、全身で幸せを表現していなければおかしい。というか、そうすることが敗者に対する礼儀であるようにさえ思えた。
Suijin_33  会見でも毒島は、たくさんの笑顔を見せた。1周2Mのターンミスに対しては苦笑いだったけど。あと、元選手である奥様の池田幸美さんとのなれそめを聞かれたときには、照れ笑いしてたけど(「ぼくが惚れたってことにしといてください」だってさ。ごちそうさま)。その笑顔を見ながら、勝負にはやっぱり勝たなきゃいけないな、とも思ったし、だからこそ敗者たちの笑顔もまた美しいのだと考えていた。

 それがともあれ、笑顔満開の優勝戦後。これが新鋭王座らしさなのかどうかはともかく、彼らの若さが本当にうらやまし……いや、素敵だと思った。
 第24回新鋭王座決定戦。面白かったな。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩=新田、毒島と92期勢 TEXT/黒須田)
 


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優勝戦私的回顧

 まるで、スタミナが切れたボクサー同士の殴り合いのような優勝戦であった。あえて偽悪的な言葉を使って表現しているが、貶しているわけではない。むしろ褒めているのだ。レースをしている当事者だけでなく、見ている者すべてが、最後まで結果の予測ができない。そんな面白いレースがあるだろうか。

2010_0124_r12_0822   圧倒的1番人気の小坂尚哉は、スタートで他艇よりも約1艇身遅れて終了。はからずも、2コースの新田雄史に絶好の展開が転がり込んできた。

 新田は1マークで安全策を選択した。小坂の飛び付きを警戒して、ピッタリとツケては回らず、小坂と少し間隔をあけた場所を旋回したのだ。
 しかし、レースにおいて安全と危険は表裏一体の関係にある。安全を求めた結果、皮肉にもターンマーク付近に絶好の差し場が生まれてしまう。

 そこにズバッと飛び込んだのは毒島誠である。

2010_0123_r10_0602  スリット裏で毒島は後続に3艇身のリードを取った。スタンドから見ている分にはセーフティード。実況の焦点もすでに2着争いのアナウンスへと移っていた。

 ところが、毒島にとってはセーフティーリードではなかった。というよりも、内2艇のミスにより転がり込んできた先頭に、平常心ではいられなかったようである。
 普通ならば百発百中で決められそうな1周2マークのターンを毒島は漏らす。競輪で言うところの「足が三角に回る」といった状態。当たり前のことが、当たり前にできなくなってしまうのが、大レースの怖さである。ここに食らいついてきたのが、1マークを失敗した新田雄史であった。

2010_0124_r12_0850  2周1マーク。内にいた新田が先に回る。毒島は付けて回ろうとするが届かない。旋回が終わると、新田が逆転。2艇身ほどのリードを取ることに成功した。1周1マークの失敗で、いったんは新田の手のひらからこぼれ落ちた優勝が、毒島の失敗によって、ふたたび新田の元に戻ってきたのである。

 だが事はそう簡単には進まない。2周2マークで、さっきのターンミスがウソのような鋭い差しを毒島が入れてきたのである。それに対して新田の艇がやや跳ねてしまう。毒島のクリーンヒットが決まって、新田が持っていた2艇身のアドバンテージは、一発で帳消し。2艇は完全な併走状態になり、勝負は最終周回にまでもつれこむ。

2010_0124_r12_0884  3周1マークは、2周1マークのリプレイのような展開になる。ただし、さっきと違うのは内にいるのが毒島で、外にいるのが新田だという点。ツケマイを打つ新田を、毒島はブロックしながら外へ外へと押し出して、ギリギリでしのいで。
 残り1回のターンを残して、毒島のリードは約1艇身。通常のレースならば、9割がた毒島が勝てるレースだろう。だが、この勝負に限ってはわからない。足元がヨタヨタしながらも、気合だけで二人が殴り合っているような状況なのだから。

 最終コーナー。毒島が先にターンマークを回る。1周2マークのターンほどはヒドくはないが、やや置きにいったような旋回にみえた。そこに「さっきの仕返し」とばかりに、新田が鋭い差しを入れてくる。
 併走状態のまま最後の旋回を終え、内に新田、外に毒島の形でゴールへと向かう。外にいた毒島が内を絞りにいく。ガツンと艇がブツかったとき半艇身前にいたのは……毒島。二転三転するマッチレースを最後に制したのは、新鋭卒業期の毒島誠であった。

2010_0124_r12_0945_2   今年の新鋭王座決定戦優勝戦は歴史に残るマッチレースであった。たしかにミスは頻発した。荒削りだった。泥臭かった。でも二人が、プレッシャーや混乱のあまり、平常心でいられないということも含めた上で、全力を出し切ったマッチレースだった。だからこそ、あれだけ面白かったのだ。

 新鋭王座決定戦は若手の目標であるが、ただの通過点でもある。新鋭戦を走る選手たちに完璧などは求めない。失敗を重ねながら、勝負に執着しながら、できるだけ大きく成長して、将来の競艇界を担ってくれればいい。小さくスマートにまとまろうとする選手よりも、そんな荒削りな若手に私は魅力を感じる。

(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/姫園淀仁)
 


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本日の水神祭 優勝戦も!

Suijin_09  本日の水神祭、まずは2R1着の岡祐臣。3日目に同じ1号艇で2着に敗れ、悔しい思いをしていた岡だけに、この水神祭は待ちに待った、そして絶対に達成しなければならなかったものでしょう。ということもあってか、とにかく大盛り上がりのはっちゃけ水神祭! 仲間たちもかなり弾けて、岡を祝福しておりました。どういうはっちゃけぶりかというと……。
Suijin_18  多くは語りません(笑)。写真を見てください。情報によると、渡辺浩司が浜名湖入りする前にゲーセンかなんかでゲットした景品で、古川健が勝ったら着せるはずだったのを、岡が着せられたのだ、と。マントを羽織った水神祭……初めて見たぞ。

 結局、進藤侑、川島圭司、古川健、藤岡俊介、青木幸太郎、下條雄太郎、庄司孝輔、山口修路、是澤孝宏が浜名湖に忘れ物をしていくことになってしまいました。しかし、GⅠは新鋭王座だけではない。どこかの周年記念などできっちり取り戻してください。そして、94期以降の選手には来年もある! その前にやっちゃいました、ってのが最高だけど、そうでなくとも来年の宮島で飛び込んじゃいましょう!

Suijin_43 さて、もうひとつの水神祭は、もちろんGⅠ初優勝の毒島誠! ピットのスミにサンダルが大量に用意されていたことから、おそらく……と予想はついたのですが、やっぱりでした。
 いつものボートリフトではなく、出走ピットで敢行された水神祭。もちろん、優勝戦で飛び出していった3号艇の場所に投げ込まれることとなりました。
 参加メンバーは、毒島を含めて10人もが参戦した92期勢。あとは金子拓矢、土屋智則の群馬支部後輩も加わっていました。ワッショイスタイルで持ち上げられた毒島を、せーのでドボーンと投げ込むと……次々と飛び込んでいく92期勢! これで新鋭戦を卒業する同期生全員で、夕暮れの浜名湖水面に入っていったのでありました。
Suijin_48 「おい、10人もいるから、ちゃんと確認したほうがいいぞ! 10人いるか?」
「7、8人しか上がってこなかったりして(笑)」
 縁起でもない冗談を飛ばしつつ、寒いヤバい冷たいヤバい寒い寒いと口々に叫びながらズブ濡れになった毒島&92期軍団。もちろん、ちゃんと10人揃ってましたよ(笑)。
 おめでとう、毒島。次は言うまでもなく、SGで水神祭を見せてくださいね。(PHOTO/池上一摩)


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“本紙予想”新鋭王座優勝戦

優勝戦です。イン予想の“本紙”ですが、ちょっと穴目も……

12R 優勝戦   
いちおう、準完全V狙う小坂の逃げ切りを本命にするが、簡単にはいかない気配も。新田の差しも脅威だが、穴の使者となるのは今井と大峯と見る。
◎小坂 ○新田 ▲今井 △大峯
3連単1-256-全 5=6-全

今節もお付き合いいただき、ありがとうございました!


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H記者の『穴・獄選』ファイナル

10R
男は黙って
6-45-全


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THEピット――緊張

_u4w3140  朝からピットに張り付いていた中尾カメラマンが、「小坂、緊張してるね」と言う。整備室にいた小坂尚哉の顔を覗き込むと、たしかにそんな様子が見て取れる。
 でも、緊張して当たり前。中尾カメラマンとそう話す。2着1本以外はオール1着。準完全優勝を目前にして、震えなければおかしい。ただでさえビッグの優勝戦1号艇は緊張するものなのだ。こうした経験の少ない若者が緊張感を抱いていなかったら、そのほうが心配である。
 小坂は、一心不乱にペラを磨いていたが、それは戦いの準備であると同時に、心を落ち着かせるための行動のようにも見えた。仲間もそうした雰囲気を感じているのだろう。藤岡俊介が整備室にやって来て、そばに寄り添う。藤岡が声をかけるたび、小坂の顔には笑みが浮かぶ。兵庫三銃士の絆は、やはり堅固だ。その後も藤岡は、小坂のそばをなかなか離れようとせず、小坂は笑顔を見せ続けていた。

_mg_0520  1号艇じゃなくたって、緊張して当然。今井貴士も、どことなく雰囲気が変わって見えた。「たぶん、レース直前になったら緊張するんじゃないですかね」とのことだが、そう言うということは、すでに緊張感があるのだ。そしてそれは、今井が本気で勝ちに行こうとしているということ。5号艇だから気楽、というのは本当は正解ではない。何号艇だろうと、1着にしか意味がない優勝戦。SG準優を経験している格上の今井が、2着や3着でいいなどと考えているはずがないのだ。
_u4w3053  同じような雰囲気は、馬場貴也にもあった。言葉を交わすことはできなかったが、間違いなく昨日などより神妙な様子を見せていて、こちらも大一番を前にした特別なムードを発散しているのであった。

_u4w2562  ならば、毒島誠の余裕はいったいなんだ、とも思う。仲間との談笑で見せている笑顔は、予選道中ともなんら変わらないもの。透明感としか表現しようのない爽やかなふるまいは、小坂や今井や馬場を見ていると、かえって不思議に思えてくる。
_u4w2849  新田雄史も同様。飄々とした様子は、昨日までとは何も違っていないように見える。昨秋のびわこ周年で優勝戦1号艇に乗ったときは、吐きそうなくらい緊張したそうだ。師匠である井口佳典が3号艇にいて、その威圧的なオーラにも気後れしていたという。だが、そんななかで優勝してみせたことで、新田はもう何も怖いものがなくなった。「あのとき一生分、緊張したから、もう緊張することはない」と、あの経験を完全に糧にしているのである。
 そう、経験の大きさ。今井にもSG準優の経験がある。馬場には、昨年の地元王座で空回りしてしまった苦い経験があった。毒島も王座優出は2年前に経験している。
_u4w2873  そうなると、大峯豊のしてきた経験もまた、大きいものだろう。初出場で優出、しかもいったん先頭で道中逆転される。2年目も優出するが及ばず。昨年は、準優で悔いを残している。
「今までは優勝戦に乗れることだけで満足していたと思います。でも、今年は違う」
 経験したことをふまえて、自分と向き合った結果、大峯はそんな結論を胸に、浜名湖に臨んだ。そして、優勝戦に乗った。6号艇だからって、大峯は少しも不利だなどとは思っていない。(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)


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本日の“本紙予想”新鋭王座決定戦最終日

 おはようございます。Kです。新鋭王座決定戦も、最終日となりました。まったく自慢できるほどの配当ではありませんが、準優は2レース的中でしたね。最終日も頑張ろう。

1R 
古川が広島4人目の水神祭。大串の差しが本線有力。
◎古川 ○大串 ▲土屋 △進藤
3連単1-236-全

2R 
岡が逃げて3日目イン2着の雪辱。山田佑のカド戦にも注意。
◎岡 ○山田佑 ▲若林 △堀本 
3連単1-432-全

3R 
エース機・真庭が最終戦で意地の勝利。西川が展開突いて追走。
◎真庭 ○西川 ▲岸本
3連単1-32-全

4R 
アシ上向いた古賀がコース獲って捌く。青木が闘志見せて追う。
◎古賀 ○青木 ▲西山 △長尾
3連単6-315-全

5R 
地元・庄司に水神祭のチャンス到来。平本が強敵。
◎庄司 ○平本 ▲長田 △渡辺
3連単1-426-全

6R 
亀山に逃げ切れるアシはあるはず。土屋のカド戦怖い。
◎亀山 ○土屋 ▲安達 △池永
3連単1-435-全

7R 
坂元の先マイを吉川が巧みに捌く。松村のダッシュ戦も警戒したい。
◎吉川 ○松村 ▲坂元 △若林
3連単2-514-全

8R  
川島が軽快なアシで逃げ切る。篠崎の強攻が相手本線。
◎川島 ○篠崎 ▲山田佑 △松田
3連単1-536-全

9R  
岡崎が捌いて準優のウップン晴らす。麻生のイン残しが本線。
◎岡崎 ○麻生 ▲下條 △竹田 
3連単6-125-全

10R 特別選抜B戦 
西川がしっかりと逃げ切る。松村が攻めて追走。
◎西川 ○松村 ▲長尾 △庄司
3連単1-326-全

11R 特別選抜A戦     
豪華メンバーだが、古賀がガッチリ逃げ切る。篠崎が差して追う。
◎古賀 ○篠崎 ▲平本 △安達
3連単1-32-全

優勝戦の予想は、のちほどアップします。みなさん、最終日も頑張りましょう!


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最終日! 第24代新鋭チャンプが決まる!

おはようございます。新鋭王座決定戦、早いもので最終日を迎えました。本日、第24代新鋭チャンプが決定します。なかなかの豪華メンバーが揃った優勝戦、締切予定は16時20分です!

2010_0123_0001 思えば、この人の水神祭ではじまった新鋭王座でした。堀本泰二です。大峯豊が勝てば、山口で始まり山口で終わる新鋭王座なのですが、果たして。(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット――若武者たちの感情

   普段はとびきりに陽気な西山貴浩の表情が、沈痛なものになっている。その西山とはしゃぎ合っている福岡勢は、全員が深刻な顔つきでボートリフトに走っていた。
 まさかの3艇F。そのうち2艇が、福岡の若武者だった。しかも、だ。
_u4w3378 全国スター候補・岡崎恭裕。
 デビュー以来1379走スタート無事故・渡辺浩司。
 ペナルティの重い準優Fに、あるいはF自体に、重い重い意味のある二人が、スリットオーバーしてしまった……。身近な人間でなくても顔を曇らせる事態に、仲間が傷つくのは当然である。
_u4w3419  一足先にピットに戻ってきた岡崎と渡辺は、さすがに表情を硬くしていた。Fを切った選手は、すぐに競技本部に呼ばれて説諭を受けるわけだが、渡辺にとってはそれ自体が初めての経験である。岡崎とともに駆けだす姿は、どこか戸惑っているようにも見えたのだった。
_u4w3386  もう1艇のF、松田祐季も言うまでもなくこわばった表情でピットに戻ってきている。5日目というのはレース終了後にボートを洗剤で洗浄するのだが、スポンジで艇底をこする姿もどこか弱々しい。準優1号艇のFの重さに、98期の若者は必死で耐えているようだった。
 あぁ、なんという事態……。
 それからの時間、エンジン吊りでピットに姿をあらわすたびに岡崎と渡辺が肩を並べて行動しているのは、偶然だったのだろうか。松田の足取りが重いように見えたのは、錯覚だろうか。もちろん時間が経つにつれて、次第にほぐれていく様子も見て取れたが、しかし気分が完全に晴れるはずがない。同県同期の永田啓二に声をかけられて苦笑いを返した岡崎の顔は、まるで泣き顔のように見えていた。心からの笑顔を浮かべることができない……それはこちらの先入観がそう見えさせているわけではあるまい。

 レースでの敗者の表情も、実に痛々しかった。
2010_0122_0481  10Rで3着だった平本真之はレース後、まるで何かに憤っているかのように、とがった表情で過ごしていた。カポックを脱ぐときも、着替えを終えて整備室に向かうときも、ふだん見せている優しい表情が完全に消えている。こんなにも怖い顔をする男だったのか、とあらためて笑顔の奥の勝負師魂に気づかされたのだった。
 声をかけると、浮かんだのはひきつった苦笑いだ。「行き場所がなかった……」。展開が向かなかった不運を、しかし自分の責任として捉えているようだった。それでも、それから数分の会話ののち、平本は両手の拳をグッと握り締めて、「よし、頑張ろう!」と前を向いた。ひとつひとつの経験を即座に糧とできるのも、若者の特権なのである。
2010_0122_0454  11R3着の古賀繁輝は、本当に泣き出すのではないかと思えるほどの渋面を、一瞬だが見せている。ピットに戻ってきた直後は、スタート遅れの苦笑いを見せながら、仲間とともに溜め息をついていたが、控室に戻ろうとした際、やはり仲間に囲まれながら、眉間にシワを寄せ、唇を尖らせていたのだ。12R時には、整備室で麻生慎介と並んでモニター観戦している姿を見かけている。その表情は、まるで能面のように活力がなく、視線もどこかうつろであった。
_u4w2661  12R、道中で揉まれて3着争いにも敗れてしまった西川真人は、ボート洗浄の輪を真っ先に離れている。ポツンと一人歩きだしたとき、西川はまるで電池が切れたかのように、ガクリとうなだれた。360度どこから見ても、激しい落胆の様子、である。西川は垂れた首を持ち上げることなく、やや速足で控室へと向かっていった。悔恨をいっさい隠そうとしない後ろ姿は、だからこそこの一戦に懸けていた思いの大きさをあらわしていたのだった。

 勝者はただただ笑顔であった。
 6人、一様に笑顔。
2010_0123_0435  そう書いて、稿を締めたって成立するのではないかと思うほど、とにかくみな笑っていた。特に、小坂尚哉の笑顔が印象的だった。ひとときも笑みが消えないほど、笑い続けていたのだ。まるで、笑顔が地顔であるかのように、小坂は長い時間、笑っていた。……そう書いてみて、ちょっと心配になってきたな。超抜モーターで、準完全ペースのピンラッシュ。ある意味、勝って当たり前の状況だというのに、もっとも嬉しそうに笑っているということは、小坂は非常に重いものを心の中に抱えていたのではないか。
「明日はいつも通りの精神を保ってレースに臨みたい。でも、気合を入れていきたい」
 会見で、小坂はそう語っている。たどたどしく。言葉を選びながら。
 改めて言うまでもないかもしれないが、小坂にとってもっとも大きなポイントとなるのは、プレッシャーとどこまでうまく付き合えるか、であろう。
2010_0123_0330  面白かったのは、6人中4人が、「とにかくアシはいい」と力強く断言していることだ。毒島誠、大峯豊、今井貴士、新田雄史だ。小坂が含まれてない? もちろん小坂も相当な手応えを感じているが、強い口調で「出ている」と断言したのは、小坂と馬場以外の4人なのだ。ちなみに新田は「相手が失敗して、自分がミスしなければ、差し切れるアシ」と言った。なんだか意味深である。
2010_0123_0361  馬場ももちろん、好感触ではある。ただ、4日目にやや調整が合わず、今日は「まずまず戻っていた」とパワーを表現している。そして「周りも出してきたので、初日2日目ほどの差はなくなってきた」とも付け加えた。ネガティブとは言わないけれども、言葉の方向性が先の4名とはやや違っているのが、少しばかり気になるのである。
2010_0123_0381 そういえば、毒島、大峯、今井、新田は新鋭王座優出経験者でもある。予選道中を牽引してきたのはまさに小坂と馬場だが、ここに来てのメンタルの仕上げ方には、4名に一日の長があるのかもしれない。
2010_0123_0428  ともあれ、いよいよ優勝戦だ。明日は誰が最高の笑顔を見せ、誰が見るのもツラい落胆を見せるのか。いずれにしても、この若武者たちは明日もきっと、瑞々しい感情をナチュラルに表現してくれるだろう。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩=岡崎、渡辺、松田、西川 TEXT/黒須田)


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浜名湖新鋭王座決定戦・準優勝戦私的回顧

10R 1384走目の……

①松田祐季
②馬場貴也
③毒島誠
④平本真之
⑤岡崎恭裕
⑥渡辺浩司

2010_0123_r10_0575  岡崎恭裕と渡辺浩司が回りこむも、松田祐季はインを譲らない。進入は、松田、岡崎、渡辺の3人が、100mポールに横一線に並ぶ「156/234」に落ち着いた。

 スタートで仕掛けたのは6号艇の渡辺浩司だった。3艇が横一線に並んだ起こし位置にもかかわらず、少しだけ早く渡辺の艇尾から白い水泡が出てくる。
 渡辺は隠れスタート巧者である。平均スタートタイミングはコンマ17と特筆すべきものではないのだが、デビュー以来6年以上にわたって一度もフライングを切っていないのだ。スタートが速い選手というのは、往々にしてフライング本数も多いもの。デビュー以来スタート無事故で平均STがコンマ17というのは、ある意味でスタートが得意な選手であるといるだろう。

2010_0123_r10_0577  内3艇が45m線を過ぎた。この時点でも、まだ渡辺が約半艇身ほどリードしている。渡辺が速いのか、それとも岡崎と松田が遅いのか。どちらにしろ、このままの体勢だと岡崎や松田は渡辺に捲られる。スタートタイミングが速くとも、前を行く渡辺が目に入ると、なかなか引くに引けない。どのみち捲られてしまえば、優勝戦進出の目が薄くなるのだから。

 結局、内3艇は落とし切ることができなかった。松田がコンマ02、岡崎がコンマ01、そして渡辺がコンマ06のフライングである。渡辺は、デビュー以来1380走目(※選手責任外失格を含むと1384走)、はじめて乗ったGⅠ準優勝戦で、はじめての勇み足となってしまった。

2010_0123_r10_0602  勝ったのは毒島誠。スタート展示ではスローを選択するそぶりをみせていたが、本番では5コースに引いた。結果論だがコースを主張せずに引いたのが正解であった。これまで数多くのGⅠを走ってきた経験が生きたのかもしれない。最後の新鋭王座決定戦で、自身三度目のGⅠ優出切符をつかみとった。2着は馬場貴也。こちらはGⅠ初優出となる。

 大波乱の結果に終わった10レース。新鋭王座決定戦準優勝戦は4年連続フライングが発生することとなってしまった。
 もちろん、フライングは出ないにこしたことはない。しかし、新鋭王座決定戦は誰もが勝ちたいと願い、卒業してしまうと二度と獲ることができないタイトルである。入れ込む選手が出てきて、ときに勇み足が出るのも否めないものだと思う。
 惜しくもフライングに散った三人。彼らに与えられた課題はひとつだけだ。その課題とは、この経験を糧にして、強い選手に育つことだ。

11R 勝負のあやは前走のF

①新田雄史
②古賀繁輝
③大峯豊
④坂元浩仁
⑤安達裕樹
⑥長尾章平

2010_0123_r11_0805  10レースのフライングが勝負のあやだった。あのFを見て、各選手がひるんだ。
 連日コンマ15~20のスタートを入れて昨日はコンマ01のスタートを決めた長尾章平がコンマ37に遅れる。坂元浩仁もコンマ32。そして過去に2年連続で新鋭王座準優勝戦でフライングを切っている古賀繁輝も、コンマ32と立ち遅れた。
 11レースから優出を果たしたのは、この状況にも怯まず、スタートを決めた選手たちである。
 1着の新田雄史はコンマ14のトップスタートを入れてきた。上位級のエンジンでインからあのスタートが決まれば、やすやすと逃げ切れるのも当然。ただ、絶対にフライングを切れない状況下のイン戦で、あのスタートを決められるのは、新田の強さである。GⅠウイナーの貫禄といってもいい。
 2着の大峯豊もコンマ19の2番手スタート。スリットでヘコんだ古賀を叩くと、あとは楽に2番手を確保した。

2010_0123_r11_0833  やや淡白に1着・2着が決まったレースだったが、3着争いは面白かった。古賀繁輝、安達裕樹、坂元浩仁、3人が入り乱れる大激戦となったのだ。知らずに見ていると、「ひょっとして優出権利は3着まで?」と勘違いしてしまうような火花散る激突。権利があろうがなかろうが、ひとつでも上の着順を目指す姿は、若々しい。

 

12R リカバリー・ショット

①小坂尚哉
②篠崎元志
③今井貴士
④西川真人
⑤中越博紀
⑥藤岡俊介

2010_0123_r12_0904  中ヘコミのスリット。コンマ08のトップスタートを決めた中越博紀が、スリット通過後すぐに内を絞っていく。中越の艇はほぼ1艇身出ていた。しかしカド受けの今井貴士の舳先がわずかに引っ掛かってしまう。
 それでも、中越は強引に絞った。今井が内へ内へと押し込められていく。今井よりもスタートで後手を踏んでいた西川が行き場をなくし、舳先が今井の艇尾に乗り上げた。あわや転覆かという危ないシーンとなった。

2010_0123_r12_0926  見どころはその後である。あわや転覆という状況ながらも、今井は極めて冷静だった。中越に絞り切られたとほぼ同時に、今井はハンドルを右に切って外へと開いて、差しに構えたのである。
 今井は5艇を行かせた後、三番差しで最内を突く。中越らが外へと膨れるなか、ターンマークぎりぎりの場所を差して2着をキープしてみせたのだ。
 すぐに外へと開いた俊敏な判断には驚かされる。中越に絞られたとほぼ同時に、内に差し場が開く、差しを狙わないと2着はないと判断したのだろう。
 新鋭世代の選手が、あそこまでスパッと戦略を切り替えれるものではない。ピット離れで遅れ、スタートで遅れと、重なったミスを、一発のリカバリーショットですべて帳消しにした。今井の判断力には末恐ろしさを感じた。

2010_0123_r12_0935  1着の小坂尚哉は完勝。もし中越が今井に引っ掛からなくても、逃げ切っていたように思える。エンジンパワーもさることながら、スタートが安定しているのが何よりも強みだ。焦点は、明日もインからあのスタートが切れるか。同じことができれば、優勝できると思うのだが。

(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/姫園淀仁)


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本日の水神祭 3名が達成!

 本日の水神祭は3本でしたね。
_mg_0497  まずは2R。永田啓二が逃げ切り勝ち。大挙参戦の福岡勢と94期は、我がことのように歓喜して、永田を迎えていました。永田がピットに上がると、西山貴浩が忍び寄って、永田の頬をスリスリ。何してんのかな~、と思ったら、永田の顔にはドラえもんヒゲが生えていました。おぉ、イリュージョン!……のワケないか。
_u4w2818  猫顔のまま、水面に放り投げられた永田は、嬉しそうに笑いながら、平泳ぎですーいすい。それを見た仲間の誰か(渡辺浩司だと思うが、確信もてず)が、「おぉ、猫が泳いでる」と大笑いしていました。

_u4w3084  つづいては4Rの竹田辰也。大きい着もありながら、3連単にも絡んできた竹田に、ついに1着が。中四国勢の歓喜の輪に飛び込んだ竹田は、人の良さそうな笑顔を見せていました。
_u4w3097  その竹田、担ぎあげられながら、なぜか頬(耳かも)を押さえている。その格好のまま投げ込まれて、あまり見たことのない姿で空中を回転し、水面に吸い込まれていきました。

_mg_0534  最後は8R。銀髪鯉組の西野翔太が、シルバーヘアー仲間の山口裕太、麻生慎介に続いて、水神祭をあげました! 待ちに待った初1着、さすがに笑顔がはじけてガッツポーズが飛び出る。ま、待機行動違反だったので、次からは気を付けてね。
_u4w3237_2   広島勢の仲間たちも本当に嬉しそうで、銀髪水神祭コンプリートに意気も上がるというもの(古川健は銀髪にしてない)。ワッショイスタイルで担ぎあげられながら、ニッコニコでバンザイをしている姿が、本当に微笑ましくもありました。

 みなさん、本当におめでとう! 残るは9人、最終日はそのうち何人がダイブできるか!?(PHOTO/池上一摩)


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新鋭王座恒例!「勝手に期別対抗戦」5日目

 昨日の昼間、黒須田と姫園がこんな会話をしておりました。

黒須田:「期別対抗戦でプレゼントクイズをやろうと思うんだけど、どんなクイズにしようか?」
姫園:「おおかた大勢は決しているし、7連単でいいんじゃないですか。たぶん、けっこう多くの人が当たると思いますよ」

……すいません。なんだか、大激戦になって参りました。ぽん太さんのおっしゃるとおり、「3連単も当たらないのに、7連単なんて」という状況に。

  初日2日3日 4日 5日 合計
92期 28 66 56  31   69  250
93期 74 68 34  59  38  273
94期 29 58 38  79  63  267
95期 14 14 29   8   38   103
96期 42 32 45  27  25  171
97期 28 7 35   21  19   110
連合 37 7 15   27   0    86

2010_0123_0149  波乱の要因は、98・99期連合軍がまったくポイントをあげられず、下位が大混戦に。さらに92期と94期が大幅にポイントを加算して、92~94期も大接戦になってきたことでしょうか。

2010_0123_0352  現時点での7連単は『93-94-92-96-97-95-連』。大半の方が現状ではハズレているなか、「そのまま!」と叫んでいるであろう人がおります。
Showさんが、現時点ではズバリ当たっているのです。

 はたして、このままの期別順位で最終日も終わるのか。はたまた大逆転があるのか。

 優勝戦進出メンバーも92期が2人、93期1人、94期2人、96期1人と、バランスよく分かれております。応募者全員にまだまだクオカードゲットのチャンスがあるといっても過言ではありません!

(PHOTO/中尾茂幸)


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優勝戦メンバー確定!

波乱の準優が終了し、優勝戦メンバーが決まりました。ポールポジションは準完全優勝を目指す小坂尚哉。大峯豊、今井貴士は3度目の優出です。(今井は3年連続)

①小坂尚哉(兵庫)94期
②新田雄史(三重)96期
③毒島誠(群馬)92期
④馬場貴也(京都)93期
⑤今井貴士(福岡)94期
⑥大峯豊(山口)92期


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“本紙予想”新鋭王座準優勝戦

9R前にアップしていますが、H園記者が妙な法則を発見しています。今日は1Rから8Rまで、「1号艇3着」「1号艇1着」を1レースおきに繰り返しているのです(奇数Rが1号艇3着、偶数Rが1号艇1着)。9Rで途切れる可能性もありますが、もし9Rも1号艇3着なら……11Rで新田が飛ぶ? それでも私はオールイン予想ですけど。

10R 
松田のイン戦に若干の不安あるも、先マイすれば。平本がカドから自在に追う。
◎松田 ○平本 ▲岡崎 △毒島
3連単1-453-全

11R     
新田の逃げは盤石。安達動いてカドに引けば大峯が脅威。
◎新田 ○大峯 ▲古賀
3連単1-32-全

12R   
小坂が逃げ切って準完全Vへ。篠崎、今井の福岡勢が追走も、この両者の両立も?
◎小坂 ○篠崎 ▲今井
3連単1-23-全 2=3-全


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THEピット――朝なのに夕方のよう

2010_0122_0695  整備室奥のペラ室から並んで出てきた松田祐季と毒島誠。ニコニコ松田は、毒島の肩をモミモミ。
「毒島さ~ん、今日はマクってこないでね~」
 などと言っているわけはないが、10Rで対戦する二人が陸の上では仲良く笑い合っている。ピットではよくある風景ではあるが、若者同士の笑顔は実に爽快である。
2010_0122_0334  2RでGⅠ初1着の永田啓二を、大挙参戦の福岡勢がズラリ並んで出迎える。篠崎元志も岡崎恭裕も今井貴士もみな笑顔。同期の小坂尚哉もやっぱり笑顔。そして、「顔はフレッシュじゃない(by開会式)」の渡辺浩司も、シブ~く笑顔。そして、なぜかダンシング! えっ? どうしたどうした。両手を握って、ツイスト風味に体をひねる。渡辺浩司、そんなキャラだった? それにしても、準優組がズラリと揃う、豪華なお出迎えでありました。

 そんな和やかな場面が印象に残るほど、今朝のピットはとっても静か。準優組もゆっくりした始動で、ペラ室にも整備室にも装着場にも、準優組の姿は少ない。いや、選手自体があまり見当たらず、まるで夕方近くのピットのようであった。
2010_0122_0671  整備室奥ペラ室には、先述の通り、松田と毒島。中越博紀もこちらで作業をしているようだった。装着場内ペラ室には、平本真之と坂元浩仁。愛知同士の二人は、声を掛け合いながら、ペラを微調整している。青空ペラ場は、珍しく選手皆無の時間が長く続いた。3Rのピットアウト直前になって、大峯豊がここを訪れ、ゲージを手に整備室奥に移動する姿が見かけられた程度だった。今日は風も強くて寒いからな~、暖かい屋内で調整をしようということかもしれない。
2010_0122_0604  装着場で見かけたのは、安達裕樹。さすがのドリーム男、作業を始めるとテレビカメラやスチールカメラがずらりと取り囲む。西川真人が、そのすぐそばで淡々と作業。最初で最後の新鋭王座で、お見事の準優進出。硬くなっているかもなあ、と思って表情を覗き込むと、特別そんな様子もなく、穏やかな顔つきで作業に集中していた。
2010_0121_0189   整備室には、まず馬場貴也。入口付近のテーブルで、ペラをコシコシと磨いていた。4日目に崩れて2号艇となってしまったことに忸怩たる思いはあるだろうが、しかしかえってリラックスしているのか、むしろ昨日よりも透明な存在感があるように思えた。
2010_0122_0798   本体整備をしていたのは、藤岡俊介だ。18位での準優入り、失うものは何もないのだから、本体を割って、大がかりな整備で一発を狙う心づもりだろう。その藤岡の隣に陣取ったのは、岡崎恭裕。劣勢な機力に苦しんできたスーパールーキーも、ここへきて一か八かの本体整備を選択したようだ。正直、やや淀んだ雰囲気を感じさせてもいた今節だが、今日ははじめて前向きな闘志を見たように思った。この男が本気を出せば、とてつもない脅威であるのは当然である。

2010_0122_0301  静かな準優朝のピット。そんななかでひときわ存在感が際立っていたのは、新田雄史である。特に何をしていたというわけでもなさそうだが、金髪を光らせて、ゆったりと歩いている姿を何度か見かけている。そのたたずまいといい、自然体の雰囲気といい、すでに大物の相を見せている。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・獄選』5日目

 万太郎が5本……あんなにも荒れたのに、その大穴爆撃をかいくぐるようにして大本命(最安値)のレースを極選指名したHです。舟券も逃亡生活も地底に潜りすぎて、もうお日様さえ見えぬところまできました。イケメンの羅列でもいいから『マル秘hiyoちゃんメモ』にすがりたい~><
 はい、それでも悪あがきの予想を載せさせてください。そして、ボンクラの独り言として聞き流してやってくださいまし。今日の獄選(←タイトル変えます)は、hiyoメモにも載っているはずのイケメン地元レーサーです。

6R
 ①濱崎直矢
★②鶴本崇文
★③吉川喜継
 ④西山貴浩
◎⑤庄司孝輔
 ⑥真庭明志
進入123/456か512/346

 唯一の地元代表として、水神祭もしないまま帰るわけにはいかないぞ、庄司クン。1年ほど前、浜松の居酒屋(野中文恵さんのホルモン屋)で出会ったとき「来年は地元ですからね、絶対に新鋭王座に行ってみせますよ~」と宣言した気合パンパンの顔が思い出されます。有言実行、見事に狭き門を突破したものの、4日目まで未勝利のまま。昨日の執念のイン強奪は涙を誘いましたが、それでも勝つことはできませんでした。
 が、勝負はこれからなのだよ。予選敗退で気落ちした面々が揃ったここは、地元水神祭の絶好のチャンス。濱崎はインにこだわらない戸田レーサーだけに、再度のイン奪取もありえます。枠なりでも上位パワー吉川の攻めに乗ってまくり差しを狙えるはず。気合を見せろ、庄司クン。「浜名湖にオレあり!」と全国のファンにアピールしろ、庄司クン。常に意外性がある鶴本と、3日目の転覆がなんとも悔やまれる吉川へ。
3連単★5-23-全


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本日の“本紙予想”新鋭王座決定戦5日目

 おはようございます。Kです。本日は準優勝戦。実績上位者の多くが順当に予選を突破しています。それだけに、一般戦は混戦模様にも見えます。準優も含め、一筋縄ではいかないレースが多そうな気がしますが……。

1R 
このメンバーならば、海野が逃げ切る。山田佑の一発にも警戒したい。
◎海野 ○山田佑 ▲青木 △西山
3連単1-526-全

2R 
永田が念願の水神祭をここで。エース機・真庭はここならトップ足。
◎永田 ○真庭 ▲西野 △川島 
3連単1-526-全

3R 
進藤もここで水神祭をあげたいところ。アシいいのは3、4枠。
◎進藤 ○岸本 ▲堀本
3連単1-34-全

4R 
若林と山田哲の千葉コンビが連動して攻める。裏表勝負。
◎若林 ○山田哲
3連単2=3-全

5R 
池永がS決めて逃走。松村が本線も、この両者のカチ合いもあるか?
◎池永 ○松村 ▲大串 △岡
3連単1-456-全

6R 
濱崎がウップン晴らしの逃走劇。吉川も気合入る。
◎濱崎 ○吉川 ▲庄司 △真庭
3連単1-356-全

7R 
山口修が逃げ切って水神祭。古川の伸びも強烈。
◎山口修 ○古川 ▲川島 △長田
3連単1-654-全

8R  
西野が銀髪3人目の水神祭へ。松村の一撃に要注意。
◎西野 ○松村 ▲岸本
3連単1-34-全

9R  
山田が壁となって鈴木が先マイ決める。
◎鈴木 ○山田 ▲吉川 △堀本 
3連単1-245-全

準優勝戦はのちほどアップします。


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5日目! 準優勝戦

おはようございます。新鋭王座決定戦、5日目です。準優勝戦です! それぞれの1号艇は松田祐季、新田雄史、小坂尚哉。卒業期である92期と93期以外からポールポジションが出ています。出場可能期間を残しての卒業者が出るのかどうか……その趨勢を決する、本日の準優勝戦であります。

2010_0122_0016

ペラ室の様子です。あ、小坂尚哉の背中が見えますね。(PHOTO/中尾茂幸)


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運も味方に2連勝―――新鋭王座ダイジェスト4日目

●ベストパフォーマンス
古賀繁輝(佐賀)

Koga1  いままで片目があいていなかったのがウソのよう。得意な内寄りコースからの競走で2連勝をあげ、古賀繁輝は片目どころか一気に両目を開けてしまった。
 本日唯一の2連勝だから文句なしのベストパフォーマンスである……と言いたいところだが、運に助けらた部分も大きかった。

 古賀のエンジンは出ていない。初日の足は低位級、そこから1走ごとに足を上向かせ、昨日のピストンリング交換で、ようやく中堅クラスの足にまで戻してきた。
 3レース。3号艇ながらも、2コースに入りこみ、コンマ04のトップスタートを切る。しかしそこから伸びていかない。捲くるか差すかの判断が遅れた分だけ、引き波に足を取られる。気づくとバック3番手にポジションを落としていた。
 機力を戻したとはいえ、前を行く古川健や西野翔太に比べると、あきらかに足色は劣っていた。だが足色は悪くとも、GⅠ初出場の古川や西野に比べると、古賀にはキャリアがある。07年、08年と、新鋭王座決定戦で2年連続フライングを切るという苦い経験もしている。その分だけ古賀は冷静だった。2周1マークで、激しくヤリ合う二人を前に見据えながらズバッと差し抜けた。しかも濱崎の突進をギリギリで交わしながら。

Koga2  12レースの古賀はスタートが最悪だった。コンマ26の6番手スタート。トップスタートの6号艇とは約1艇身の差があった。普通ならば万事休すのインである。
 しかし古賀には運が味方してくれた。トップスタートの6号艇は5号艇がカベになって出られない。2番手スタートの5号艇は4号艇がカベになり、4号艇は3号艇がカベ、3号艇は2号艇がカベ……。隊列の妙とでもいおうか、6番手スタートながら4枚のカベが相互に作用しあっている隙に伸び返して、ギリギリで逃げ切ることに成功したのである。もしも4艇のうちどこかがヘコんでいたならば、古賀のインは一発で潰されていたはずだ。

 本日の古賀の2連勝は運が味方した部分が大きい。だが、人事を尽くして天命を待ったからこそ、本日の2連勝があったともいえる。もしも初日の足ならば、3レースは3番手に食らいつくことができなかっただろうし、12レースは西川に捲くられて終わっていたように思う。昨日までの整備がなければ2連勝はなかったのである。まさに、運も実力のうちなのだ。

●舟券に役立てたい若武者の個性

4日目の決まり手
逃げ=5 まくり=3 差し=2 まくり差し=0 抜き=2
4日目のコース別1着
1コース=5 2コース=3 3コース=1
4コース=2 5コース=1 6コース=0

4日間のトータル
逃げ=17 まくり=11 差し=7 まくり差し=8 抜き=5
コース別1着
1コース=17 2コース=8 3コース=5
4コース=7 5コース=7 6コース=4

Sinozaki_3   本日は6コースからの1着がゼロ。比較的スロー勢が強い1日となった。勝負駆け日ということもあり、是が非でも着が取りたい選手は進入で動いていたためであろう。
 象徴的だったのは、10レースの篠崎元志。鋭いピット離れを決めて、毒島誠のインコースを奪ってしまったのである。
 明日の準優勝戦、篠崎は2号艇。しかもシリーズリーダーの小坂が1号艇にいる12レースに登場する。篠崎のピット離れには要注目。大番狂わせもありえる!?

 また若きイン屋・古賀繁輝は11Rの2号艇に入った。常識的に考えれば2着権利なので折り合う可能性が高いが、常に進入で一発狙っているのが古賀である。こちらはコメントやスタート練習に注目しておきたいところ。

 敗者戦は基本的にインが強い。進入も折り合うことが多い。重要視するのは、1号艇の選手のイン戦の巧拙。イン得意な選手が1号艇ならば、配当が安くともすんなり従うほかない。
 個人的に注目しているのは、1Rの海野康志郎。なすすべのないエンジンで戦っている海野だが、5日目で、しかも1レースの1号艇ならば、逃げ切りあったもおかしくないのでは? 人気次第では買ってみたい。

●本日の機力診断
節イチ=小坂尚哉 新田雄史

Kosaka   据え置き。きっちり予選1位と2位を、節イチクラスの小坂と新田で分け合った。
 この2人に続くのが、馬場貴也と今井貴士。これも昨日書いたとおり。
 準優メンバーは、古賀繁輝を除くと、わりと機力順に予選を通過した感がある。初日からキビしいレースを強いられている岡崎恭裕や、技術でしのいできた安達裕樹はやはり一枚落ちる。長尾章平、藤岡俊介あたりはさらに一枚落ちといったところのように思う。
 機力順に決まるならば内枠が有利。そんな準優勝戦になりそう。ただ、だからこそ、進入が荒れそうな気もするんだよなぁ……。

 敗者戦ならエースモーターの真庭明志。ようやく本領を発揮した池永太。常に穴人気になっていて買いづらいのだが、古川健も人気薄ならば一発に期待。西野翔太も敗者戦ならば威張れそう。

(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/H園)


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THEピット――勝負駆け悲喜こもごも

2010_0122_0243  ハッキリ言って、めちゃめちゃ混乱していた。18位以内から落ちる者、18位以下からランクアップした者、そんな計算をゴチャゴチャとしていたら、勝負駆けの状況がよくわからなくなっちゃったのだ。地上波放送のレポーター・高尾晶子さんが「今のところ5・50がボーダーですよ」と教えてくれたのは12R前。なるほど、と整理してみると、その5・50で18位は藤岡俊介。えっ、藤岡!? 初日の大敗からよくぞ立て直して、ここまで這い上がってきた! そうか、11Rで激スタート決めたのは、このあたりも想定していたうえでのことだったのか。正直、ノーマークだっただけに、ちょっと驚いた。

2010_0122_0144  藤岡が2着になったことで、予選落ちを喫してしまったのは吉川喜継だ。2着なら5・80で、結果的には準優当確。3着で5・40となり、レースでも準優争いでも藤岡の後塵を拝することになってしまった。劇的な2番手争いだったのだ。昨日の転覆がなければ……と考えてしまうのが人情。ピットに戻って来て、表情を硬くする吉川の姿が痛々しく思えた。
 それでも、吉川は淡々とふるまってもいた。着替えを終え、整備室に向かう表情には、もう痛恨は浮かんでいなかった。10分後くらいに整備室に様子をうかがいに行く。吉川はなんと、本体を整備していた。勝負駆けに敗れ、しかしすぐに整備に取りかかる姿は、SGでは時折見かけられるものである。戦う舞台はどこになろうと渾身を尽くす吉川は、その姿勢において、SGクラスに近づくことのできる存在だと確信する。

2010_0122_0618 姿勢に感心したのは、毒島誠もそうだった。10Rを3着で終え、いったんリフトに乗ってピットに戻ると、なんたることか、即座に試運転用の艇旗をつけて、ふたたび水面へと飛び出していったのだ。いや、実を言えば、まさかそんな行動がありうるとは想定してなかったため、水面に降りていく姿は見逃している。中尾カメラマンに教えられて水面を見ると、毒島は進藤侑をパートナーに足合わせを繰り返しているところだった。
 この試運転は、11Rの試運転可能時間ギリギリまで続けられている。係留所では、延々と走る二人を金子拓矢と土屋智則が見つめていた。彼らは先輩の懸命さに何を思っただろうか。
2010_0122_0635 「レースで気になるところがあったので、試運転したんですよ。手応えを掴んだか? いや、明日になって気候が変われば、また変わってきますからね。ただ、方向性は掴みました。レース後すぐに試運転に行ったのが珍しい? いや、僕はけっこうあるんですよ、こういうことが。ここまでしないとダメな選手ですから(笑)」
 最後の言葉はもちろん謙遜。こちらとしてはただただ、その姿勢に感服する。本人が言うとおり、今日の手応えが明日も同じとは限らない。ならば、足合わせ自体にどこまで意味があるかはわからない。しかし、毒島は「納得したかった」のだ。敗れてしまった悔恨を、そのままにしておくわけにはいかなかった。その思いと行動こそが、毒島をここまで成長させ、さらに強くさせる原動力となるだろう。

2010_0122_0320  12R、仁義なき戦いがあった。ボーダーを知っていたのかどうかはわからない。若林将は、3着で5・50、着位差で藤岡を超えることになっていた。1Mを回って2番手争い。2Mで渾身のターンを放ったとき、突っ込みぎみに先マイしてきた平本真之と艇が合った。これで若林は4番手に後退。平本と若林は96期、同期生である。
 平本も、果たしてボーダーを知っていたのかどうか。自分の状況はもちろん、同期生の状況を認識していただろうか。結果的にいえば、平本は4着でも18位内をキープできていた。しかし、4着条件だからといって4着でいいと考えるトップレーサーはいない。平本はひとつでも上の着順をとるべく、コーナーを攻めた。相手が同期生であろうと。最終的に、平本は2着に浮上。平本に強者の資格があることを証明する結果と言えるだろう。
2010_0122_0463 レース後、平本は歓喜をあふれさせることもなく、比較的淡々としていた。安堵の思いはあっただろうが、勝負駆けうんぬんとは別に、勝利を渇望する勝負師として当然の走りをしたのだというような、貫禄を感じさせた。
 一方の若林も、あまり表情を変えてはいなかった。平本にごめんと言われても、二度ほどうなずいてみせただけで、冷静にふるまっている。胸中に悔恨がないはずがないが、しかし平本との真っ向勝負の結果である。レースを終えた直後の高揚した顔は赤く染まり、激戦を物語るものではあったが、若林としてはやることはやったと納得できるところもあっただろう。今日は眠れぬ夜を過ごすのかもしれないが。

 控室に消えていく若林を見送ったあと、藤岡を探す。もちろん、18位に残った歓喜の表情を見たかったのだ。西川真人のエンジン吊りを手伝っていた藤岡は、整備室の水道で手を洗っていた。表情は……あくまで淡々。歓喜の様子などどこにもない。整備室を出ても、予選突破の喜びをあらわすことなく、いつもピットで見ている顔である。ちょっと不思議だったけれども、その後仲間に囲まれれば、最高の笑顔になることだろう。
2010_0122_0009  それよりも、憮然としている庄司孝輔が印象深かった。8R4着で予選落ちとなったのだが、それからすでに4レースが経過し、今日のすべてのレースが終わっている。選手班長としての仕事をこなしながらも、まるで機嫌が直っていない厳しい顔つきに、むしろ彼の将来性を感じたのだった。「残念だった……」、そう声をかけると、無言でひとつうなずく。今節、彼に声をかけて、笑顔を向けてこなかったのは、これが初めてのことだった。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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本日の水神祭! 4日目は1本!

 本日の水神祭は1本です! 昨日に続いての広島軍団「銀髪鯉組」。麻生慎介が、2回目の新鋭王座でGⅠ初1着! おめでとうございます。

2010_0122_0151  ところで、ボートリフトは1機に3艇が収まるのですが、水神祭はおおむねいちばん右端から投げ込まれる形で行なわれます。これが、中尾カメラマンは不思議でしょうがなかった。リフトの下から至近距離で撮影している中尾カメラマンは、いつも水しぶきを頭からかぶって水神祭のおこぼれに預かっており、「真ん中でやってくれたら、俺が濡れることはないのに~~」。水神祭の回数だけ浜名湖の冷たい水を浴びている中尾カメラマンは、日々グチっておりました。
 なぜ右端で行なわれているか、その理由が判明しました。それは、「岸に近いところに落とすため」。長い距離を泳がなくて済むように、ということですね。
 で、麻生の水神祭は、なぜか真ん中から敢行(笑)。海野康志郎が、「長く泳ぐくらいでちょうどいいんですよ」と非情な一言……いや、少しでも長く水神祭の感動に浸らせてあげようという優しい一言をかけておりました(笑)。

2010_0122_0172  天高くワッショイスタイルで担ぎあげられた麻生は、派手な水しぶきをあげて水面にドボーン。今日は中尾カメラマンは濡れずに済んだ。そして麻生は軽快な平泳ぎをしながら、GⅠ初1着の余韻に浸っていたのでありました。岸に辿り着いた麻生に、西野翔太が「麻生ちゃん、おめでとっ!」。えーっと、先ほどの海野も西野も後輩ですよね(笑)。麻生の人柄の良さが感じられる水神祭だったわけであります。
 というわけで、麻生ちゃん、おめでとっ!(PHOTO/中尾茂幸)

※残る水神祭権利保持者は、進藤侑、竹田辰也、川島圭司、古川健、岡祐臣、藤岡俊介、永田啓二、西野翔太、青木幸太郎、下條雄太郎、庄司孝輔、山口修路、是澤孝宏。みな一般戦で水神祭を狙います……いや、ちょっと待て! 藤岡が準優進出だ! まさか優勝してW水神祭!?


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クオカードクイズ!!(新鋭王座恒例!「勝手に期別対抗戦」4日目)

 さて、クイズの出題といきましょうか。

 今回のクイズの商品は浜名湖競艇場さんから提供していただいた、

新鋭王座決定戦のクオカード!

 しかも、10枚! 

 クイズに正解した方にはもれなく(10名様以上の場合は抽選)、プレゼントすることとなりました。気合を入れて、クイズの正解を考えてみてください。

 と、その前に4日目の期別対抗戦の成績から。

 

  初日2日3日  4日  合計
92期 28 66 56  31   181
93期 74 68 34  59  235
94期 29 58 38  79  204
95期 14 14 29   8   65
96期 42 32 45  27  146
97期 28 7 35  21   91
連合 37 7 15  27   86

2010_0121_0064  本日の区間賞は94期。
 まだ初日が出ていなかった麻生慎介と古賀繁輝が2R3Rで立て続けに勝利をあげると、その後も今井貴士が勝利をあげるなどコンスタントに入着を積み重ね、過去最高の79ポイントを叩き出しました。

2010_0121_0172  現在累計トップを走っている93期も負けてはいません。
 長尾章平、川島圭司、中越博紀など、こちらも初日が出ていなかった選手が勝利をあげてポイントを稼いでいます。トータルポイントは235。アタマひとつ抜け出した感がありますね。

 昨日の区間賞を取った92期はやや失速。
 1着に入ることもできずの1日でした。
 まぁ、このポイントレースは巡り合わせの面が大きいので、92期が不調というよりは、たまたまツキのない一日だったといえなくもないでしょう。

 9Rまでゼロポイントだった96期は、10R篠崎、11R新田と連勝。12Rでも平本が2着に入り、上位レースでの勝負強さを発揮しています。

 この流れを踏まえたところでクイズを出題しましょう。

Q1 期別対抗戦の7連単を当ててください

Q2 優勝選手がどの期から出るかを当ててください

 Q1がズバリ正解した方にはクオカードをプレゼント(10名以上の場合は抽選)。もしもQ1の正解者が10名に達しなかった場合は、Q2の正解者の中から抽選でクオカードを差し上げます。

 現在の期別ポイントは、92期=181、93期=235、94期=204、95期=65、96期=146、97期=91、連合=86、となっております。つまり現時点での7連単は「93-94-92-96-97-連-95」というわけです。この順位が最終日までにどう変わるのか、鋭意予想をしてみてください。

 回答はいつものようにコメント欄に書き込んでください。メールアドレスの記入も忘れずに。締め切りは明日23日のお昼12時までです。

ふるって応募ください!

(PHOTO・中尾茂幸)


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準優メンバー確定!

予選が終了して、準優勝戦のメンバーが確定しました。予選1位は4勝2着1回の準完全ペースで激走する小坂尚哉。ボーダーは藤岡俊介の5・50でした。あ、1位と18位が兵庫三銃士だ……。

10R
①松田祐季(福井)
②馬場貴也(京都)
③毒島誠(群馬)
④平本真之(愛知)
⑤岡崎恭裕(福岡)
⑥渡辺浩司(福岡)

11R
①新田雄史(三重)
②古賀繁輝(佐賀)
③大峯豊(山口)
④坂元浩仁(愛知)
⑤安達裕樹(三重)
⑥長尾章平(山口)

12R
①小坂尚哉(兵庫)
②篠崎元志(福岡)
③今井貴士(福岡)
④西川真人(滋賀)
⑤中越博紀(愛媛)
⑥藤岡俊介(兵庫)

※念のため主催者発表をご確認ください。


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“本紙予想”新鋭王座4日目後半

私も現実逃避したい……とか思考の森をさまよっていたら、アップが遅れました。すみません。いちおう間に合わなかった7Rの予想も。H記者との勝負は……ふーん。

7R 
岸本が逃げ切って予選突破。馬場のパワーと勢いも怖い。
◎岸本 ○馬場 ▲平本 △岡崎
3連単1-352-全

8R  
土屋がインから豪快に逃げる。庄司が6コースからでも上位狙う。
◎土屋 ○庄司 ▲中越 △永田
3連単1-623-全

9R  
濱崎がコース動くか? それでもエース機・真庭が日に日にパワーアップ。
◎真庭 ○今井 ▲濱崎 △松村 
3連単1-462-全

10R 
小坂の5連勝も見てみたいが、毒島のイン戦に不安はないはず。
◎毒島 ○小坂 ▲篠崎 △坂元
3連単1-652-全

11R     
吉川が馬場のカド戦意識すれば、新田の差しが突き刺さる。
◎新田 ○馬場 ▲吉川 △大峯
3連単2-416-全

12R   
古賀がイン屋の意地にかけても取りこぼせない。平本がアウトから迫る。
◎古賀 ○平本 ▲西川 △若林
3連単1-625-全


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THEピット――仁義なき戦い!

 3R、先頭争いを繰り広げたのは古川健と西野翔太。広島同士の競り合いだ。
 圧巻は2周1M。二人は一歩も譲らずに1Mに突っ込み、結果大競りとなって古賀繁輝に逆転を許している。
 仁義なき戦い!
 昨日は山口裕太が、今日は麻生慎介が、広島勢では1着を獲って、水神祭を達成していた。古川にしても、西野にしても、ここで勝てば水神祭。二人とも同じ重さで、勝利を渇望していただろう。古川も西野も準優はかなり厳しくなっているだけに、何としても水神祭は達成したかったはずだ。
 だから、同県とかそんなことは関係ない! ただただ1着を目指し、相手を競り落とさんとして、ガチンコ勝負を繰り広げた。そんな二人に大拍手だ!
2010_0121_0426  レース後は、まず先輩の古川のほうが先に西野に歩み寄って、右手を掲げて謝意をあらわしていた。西野も軽くうなずく。隣同士でボート内に入った水のかき出し作業をしている間は、古川も西野も、ヘルプしている仲間も、無言のままだった。ただ、その直前に馬場貴也が同期の古川をからかうように「ケーン」とニコニコ顔で声をかけている。そして背中をポンポンと二度ほど叩く。惜しかったな~、という思いと、でもあそこは仕方ないよな、という思いの両方が、馬場の頭にはあったようだった。
2010_0120_0849  カポック脱ぎ場に先に着いていたのは古川のほう。遅れて合流した西野に、古川はもう一度、右手をあげている。ヘルメットを脱いだ西野は、やはり軽くうなずいている。着順の差なのか、それとも西野のほうが先頭に立っていた時間が長かったからなのか、古川は申し訳なさそうな表情を見せたりしていたのに対し、西野はただただ悔しそうに硬い表情をしていた。
 もちろん、後腐れなどあるわけがない。このレース後に行なわれた麻生の水神祭には、二人ともニコニコ顔で参加。嬉しそうに協力し合って、麻生を水面に投げ込んでいる。水の上では先輩も後輩もない! そして陸の上では仲間は仲間! 若き二人の真っ向勝負は、浜名湖に確実に爽やかな風を送り込んでいた。

2010_0121_0120  ちなみに、この二人以上に申し訳なさそうな表情を一瞬見せたのは、勝った古賀繁輝である。陸に上がると、古賀はまず古川と西野のもとに向かって、頭を下げている。すみませんは、勝者のレース後の慣習的挨拶の言葉だが、大競りの間隙を突いて勝った分、その2人に対しては「勝たせてもらいました」的な思いも生まれてくるのだろう。元気一杯に挨拶をして回る古賀には、もちろん古川も西野も妙な感情など抱いてはいなかった。
 また、古川と西野以上に悔しそうな表情を見せていたのは、濱崎直矢である。2着2本が予選突破のノルマだった濱崎は、4着に敗れたことで事実上の終戦を迎えている。何が起こるかわからないのが競艇だとはいえ、自力でベスト18に残る手だてはほぼなくなってしまった。他の5人がとっくにカポックを脱いで控室に戻った後にようやく戻ってきた濱崎は、やるせなくヘルメットを脱ぎ、憮然とした表情を隠そうとはしなかった。最後の新鋭王座を不完全燃焼で終えねばならない濱崎の心中を推し量れば、その顔つきの奥に込められた悲しさを感じずにはいられなかった。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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本日の“本紙予想”新鋭王座決定戦4日目

 おはようございます。Kです。勝負駆けですね。hiyoさま、古賀も海野も、たしかに良くなっていると思います。でも、まだ海野はちょっと苦しいかなあ……。

1R 
長尾が渾身の逃走で、後半勝負に持ち込む。亀山の強襲が相手本線。
◎長尾 ○亀山 ▲山口修 △金子
3連単1-536-全

2R 
庄司の気合駆けが脅威も、麻生が意地で逃げる。
◎麻生 ○庄司 ▲進藤 △青木 
3連単1-435-全

3R 
古川は伸び上々もイン戦はどうか。ならば古賀がインを奪って一気に逃げる。
◎古賀 ○古川 ▲濱崎 △永田
3連単3-152-全

4R 
安達は前付け策に出るはず。内が深くなれば、土屋の一発に妙味。
◎土屋 ○坂元 ▲安達 △松田
3連単3-164-全

5R 
気温下がって西川が初日のアシに戻るか。今井が捌いて追走。
◎西川 ○今井 ▲堀本 △岡
3連単1-562-全

6R 
川島が逃げて勝負駆けクリアへ。アウトでも篠崎が脅威。
◎川島 ○篠崎 ▲山田哲
3連単1-64-全

後半は後ほどアップします。


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4日目! 若武者たちの勝負駆け!

おはようございます。新鋭王座決定戦、4日目を迎えました。本日は予選最終日。準優への勝負駆けデーであります。浜名湖は朝から快晴であります。

2010_0121_0062 今年が最後の新鋭王座となる長尾章平。今日はピンピン勝負! 1R1号艇で望みをつなげるか。要注目です。(PHOTO/中尾茂幸)


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無傷の4連勝だ!――新鋭王座ダイジェスト3日目

●ベストパフォーマンス
小坂尚哉(兵庫)

2010_0121_0200  4連勝。文句なし。
 それで原稿を終わらせてしまいたくなりますな。強い。今節の小坂はめっちゃ強い。
 今日は12R1回乗りだったが、なかなか強烈なカードに組まれていた。1号艇に全国スターの篠崎元志。2号艇に新鋭王座男の大峯豊。最年長の吉川喜継が6号艇なら、コース動くのは必至。一筋縄ではいかないメンバーが揃った一戦に、小坂は組まれていた。正直、飛び頃ではないかとさえ思った。
 しかし終わってみれば、カドマクリ一閃。スリットの瞬間に、「あぁ、4連勝やぁ」と確信できる楽勝だった。なにしろ、3コースの吉川とは1艇身以上も差があったのだから、小坂のアシ色ならマクれなければおかしかった。
 STは圧巻のコンマ02。よくぞ踏み込んだ。午後の浜名湖は、強めの追い風が吹いていた。スタート勘をつかむのは、そう容易いことではなかったはずだ。8Rで今井貴士が、10Rで山田哲也がコンマ01を出していて、当然のようにレース後は競技本部に呼ばれている。この風のなか、スタートに注意するよう、12Rのメンバーも言い聞かされていたはずなのだ。
 そんななかで、小坂は迷うことなくスタートをぶち込み、悠々とマクってみせた。いや~、ツイてるねノッてるね(古い?)。魔は順調な道程の先に潜んでいたりもするものだが、そうなってもおかしくなかったこの12Rをクリアした小坂にはシャッポを脱ぐしかない。この連勝がどこまで続くのか。明日の6号艇でも勝っちまったら、奇跡の完全Vまであるかも!?

●舟券に役立てたい若武者の個性

3日目の決まり手
逃げ=5 まくり=3 差し=1 まくり差し=2 抜き=1
3日目のコース別1着
1コース=5 2コース=1 3コース=1
4コース=2 5コース=1 6コース=2

3日間のトータル
逃げ=12 まくり=8 差し=5 まくり差し=8 抜き=3
コース別1着
1コース=12 2コース=5 3コース=4 
4コース=5 5コース=6 6コース=4

 ふむ。初日から1本ずつ増えていく、逃げと1コースの1着数。日を追うにつれてインが強くなるというのはセオリーのひとつだから、まあそんなもんかな、という気がしなくもない。
 だが、やっぱりインが強いとは言えない、浜名湖新鋭王座。今日は6コース勝ちが2本ですぜ! 3日間トータルでも、2~6コースがほぼ満遍なく出ているのである。ハッキリと「どこからでも狙える」シリーズである。
 どこからでも狙えるといっても、傾向はやはり「握り攻めが有効」という点をあげておかなくてはならない。「まくり>差し」というのは、浜名湖らしからぬ状況。まくり差しが多いのはコース特性に違いはないが、今日のまくり差しは1本は6コースからですからな。

2010_0118_311  しかしながら、「ではマクリ屋を狙えばいいのね」というわけでもないのだから、少し厄介だ。BOATBoy2月号の「この若武者がスゴい!」でマクリ屋にあげている4人=濱崎直矢、山田佑樹、永田啓二、土屋智則は軒並み苦戦しているのである。もちろん機力的な問題が多くの部分を占めての苦戦ではあるが、マクリ屋がマクリ優勢傾向の水面で活躍できないという難しさ。
2010_0121_0665   銘柄級が順当に成績を伸ばしているのも今節の特徴だが、「まくりタイプ」に分類されている毒島誠、今井貴士、篠崎元志ではなく、「差しタイプ」に分類されている新田雄史、大峯豊が準優当確を決めているのがひとつの象徴か。当確組では、馬場貴也が「まくり差しタイプ」、小坂尚哉はお恥ずかしながら名前があがっていないのだが(汗)、分類するなら「まくり差し」タイプ。2010_0121_0834 あと、「バランス型」に分類されてる平本真之や堀本泰二も活躍してるな。
 どうやら、「まくり>差し」の傾向にありながら、選手特性では「まくり<差し」のようである。
 BOATBoyでは、さまざまなページに掲載している「出場予定選手一覧表」に、年間の「決まり手まくり」「決まり手差し」の数値を載せている(決まり手まくり差しは、差しに含んでいる)。これを参考にするなら、「決まり手差し」が多い選手に注目し、しかし展開推理では差しよりまくり(まくり差し)を重視する、といった呼吸になるだろうか。明日はそのあたりも意識して予想を組み立ててみたい。

●本日の機力診断
節イチ=小坂尚哉 新田雄史

2010_0121_0071  据え置きです、はい。この2人が噴いていることは、誰もが納得してくれるでしょう。今日の小坂はマクリ一発で、これはなかなか判断がしづらいもの。でも4連勝ですから、取り下げるわけにもいかず。新田は10Rのマクリ差しが見事だった。内がヘコんだこともあったが、パワーに不安はなさそうである。
 馬場貴也もやはり出てますね。今日はマクリで決着をつけたように、握って攻める馬場のスタイルによく反応している。限りなくSに近いパワーに仕上がってきている。

 今日になって目についたのは、今井貴士。コンマ01のスタート勝ちとも見える8Rだが、ターン回りにはまったく不安なし。かなり上向いてきたように思えるのだが。また、毒島誠もパワーアップ気配。あ、あと若林将は、私、完全に見落としてたかも、と思いました。苦しい部類にあげたこともあったが、今日のレースぶりを見れば、明らかに見立て違いですね。
 あと、山田佑樹については、私個人としては今後も狙い続けますが、若林とは逆の意味で見立て違いだったかもしれません。

2010_0119_888  人気どころでは、安達裕樹と松田祐季はやはり上位とは差があるように思えます。でも、テクは上位なので、臨機応変に狙いたいところ。あ、岡崎恭裕が相当にひどそうですね。6着に敗れた9R後はピットにいたのですが、もう笑うしかないといった感じでフラフラしていました。hiyoさん、青木幸太郎はちょっと上向いてきた感じですね。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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THEピット――オッサンの戯言

 思えば、新鋭王座決定戦のピットに入るのは、5回目である。いちばん最初の唐津には、まだ銀河系軍団がいた。笠原亮や中村有裕もいた。あのときに出場していた若武者たちは、すべて新鋭を卒業している。
 翌年、我々はSports@Nifty競艇特集の取材班であると同時に、BOATBoy編集部として、大村の新鋭王座に参戦している。あの日を思い出せば、……そう、あのときピットにいた若者が、今年も浜名湖のピットで存在感を見せつけていることに気づかされる。
 最年長の吉川喜継でも取材班のオッサンたちより一回り以上年下という若者たち。大村の新鋭王座のときには、さらに3歳も若かったのだ。岡崎恭裕はまだハタチだったのか……と気づいて、しかし現在の23歳でも相当に若いことに呆然とさせられる。言っておくが、このハゲデヴオッサンにも23歳だったことはある。でも、それが自分でも信じられないほど、彼らの若さが眩しく見える。
2010_0121_0100  3年前、我々は当時まだ無名で、しかもA2級だった大峯豊の快進撃に驚かされたものだった。水神祭を果たしたときの大峯のことは強く印象に残っている。初々しい笑顔で、オッサンから見ればかわいらしい若者。こちらの質問に照れくさそうに答えた大峯が、だからまさか優出まで突っ走るとは想像できなかったし、優勝戦でいったん先頭を走ったときには腰を抜かしそうになった。ハッキリ言って、ピットでの大峯には荒々しいところを微塵も感じることはなかった。背は高いけど、キュートな若者だったのだ。
 強い緑色のウェアに身を包み、大股で、しかも早足で、力強く整備室に向かう大峯豊が、目の前を横切る。若者って、本当に変わっていくものだなあ、とオッサン丸出しの感想を抱く。3年前を思えば、大峯がこんなにもたくましく、強烈で巨大なオーラを発散させられる男になるとは、やっぱり想像ができなかった。その片鱗は、2年前の丸亀新鋭王座ですでに見せてはいたけれども、卒業期を迎え、有力選手として登場した今年の姿を見れば、そのすさまじいばかりの成長ぶりには、改めて驚かされるばかりである。
 カッコ良くなったぞ! やっぱりオッサン丸出しの感想が浮かんでくるわけだが、さすがにそう声をかけるわけにもいくまい。実際、今の大峯は軽口を叩いたりするのをためらわせるような、強者の雰囲気をもっている。
2010_0121_0017  毒島誠も、大村のピットに姿があった。毒島もまた、ころころと笑顔を向けてくるキュートさをもっていた。大峯よりもっと人懐こい感じで、10mほど先から大きな声で挨拶をしてくるような若者だった。顔を合わせたとき、こちらが振ったわけでもないのに、モーターの手応えを説明してきたこともあったはず。語弊のある言い方かもしれないが、子供のような天真爛漫さがあった。
 そうした朗らかさは、今年の毒島もそうは変わっていない。人の良さそうな笑顔を向けてくれる機会も、3年前と同じくらいにある。しかし、やはり毒島もたくましくなった。後輩である金子拓矢や土屋智則にアドバイスを送っている表情は、ハッキリと大人の顔つきである。同時に、一流選手のそれでもある。まだ胸を借りる立場だった3年前、しかし今は逆に胸を出して後輩のぶちかましを受け止める立場。記念戦線に入ればまだまだ若手であることに違いはないが、この浜名湖での毒島はどこから見ても上に立つ者の風格がある。オッサンとしてはやはり、つい目を細めてしまうのである。
 大峯も毒島も、4度目の新鋭王座。そして、これが最後の新鋭王座。3年前にピチピチの若さを発散していた2人が、最年長期として仁王立ちしている――それがなんだか非常に素晴らしいことのように思えて、実に感慨深いのである。って、やっぱりオッサン丸出しの感想ですけどね。

2010_0120_0133  となれば、あの大村にやはり参戦していて、今年が最後の新鋭王座となる濱崎直矢にも頑張ってもらわねばなるまい。快調にポイントを積み重ねた大峯と毒島に対し、濱崎はやや苦戦気味である。存在感ウンヌンなどという前に、右に左に走り回る時間を送る濱崎なのだ。ピット内を移動する何度か濱崎を見かけたが、その7割くらいは走っていた。係留所のほうから。控室のほうから。整備室の中から。濱崎は不調に喘ぐモーターとは裏腹に、ピットでは回転をばりばり上げて駆け回っているのである。
 キリリとした凛々しい顔つきは、3年前も今も変わらない。だが、浜名湖ピットでの濱崎の奮戦は、責任感のあらわれでもあるのではないかと思う。濱崎は過去3回の王座で、準優に進出したことがない。意外な気もするが、濱崎の王座の歴史は苦戦の歴史でもあるのだ。今回もまた、思うままにならない予選道中。しかし、最後の王座で同じテツを踏むわけにはいかないだろう。昨年の当地新鋭リーグ覇者として、優勝候補の一角にあげられた以上、このままで終わることはできない。そんな思いがこれまでに比べ、強くて当たり前なのだ。
 明日は厳しい条件の勝負駆け。それでもきっと濱崎は、今日と同じように、最後までもがいて見せてくれるだろう。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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新鋭王座恒例!「勝手に期別対抗戦」3日目

 まずはポイント争いのゆくえから。

   初日 2日 3日合計
92期 28 66 56 150
93期 74 68 34 176
94期 29 58 38 125
95期 14 14 29 57
96期 42 32 45 119
97期 28 7 35 70
連合 37 7 15 59

2010_0121_0128  今日は93期がポイントを伸ばすことができなかったなあ。2勝はあげたものの、着を落とす選手も少なくなかったため、3日目限定では5位に甘んじている。4日目は勝負駆けに臨む選手もいるから、準優&区間賞の両手に花を狙いたいところだろう。(写真は長田頼宗)
2010_0121_0103  とはいえ、これが大ブレーキにならなかったのは、3日目がドングリの背比べになったから。キーとなったのは、まずは昨日が不振だった97期の頑張りで、6Rと7Rは3着以内に2人が入ったりもしている。また、96期も安定しており、“後輩”組がポイントを稼いだのが大きかったと言えるだろう。(写真は今日2着の土屋智則)
2010_0121_0150  そんななか、区間賞は最年長期の92期! ついに93期を猛追態勢に入ったぞ! 何しろ4~6Rで吉川喜継、松村敏、安達裕樹が3連勝! その後も着実にポイントを重ねていった。(写真はマツビン)
 どうやら卒業期対決が濃厚となってきた勝手に期別対抗戦。プレゼントクイズの出題は明日ですぞ! あ、単に「どの期が優勝?」という問題にはならないと思いますので、ご覚悟のほどを
 ちなみに、3日目終了時点でベスト18入りしている選手を見ると、「92期=4 93期=4 94期=5 95期=0 96期=3 97期=0 連合=2」。必ずしもポイント争い通りではないんだなあ。(PHOTO/中尾茂幸)


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本日の水神祭! 3日目は3本!

2010_0121_0370  本日は水神祭が3本。まずは2Rをイン逃げで制した池永太だ。10Rとの2回乗りだったが、先輩たちからイジられる男・池永は、さっそくレース後に水神祭を敢行! しかも! ボートリフトに一人ぼっちで乗っかり、リフトが徐々に降りていくという伝説のダザイスタイル! 4年前の唐津新鋭王座で林祐介が行なって以来、ビッグレースではついぞ見られなかった幻の水神祭スタイルが、池永太によって復活したのだ!
2010_0121_0389_2  いちど入水したあと、仲間の手で投げ込まれるあたりも4年前と同じ。池永にはSGでもこの水神祭を見せてくれることを期待しよう。

2010_0121_0740  前後するが、1Rを制した若林将は、2走目の7R後に水神祭。関東勢と96期勢の手によって行なわれている。同期の篠崎元志が嬉しそうに笑っており、「待ってましたよぉ」と若林に声をかけていた。
 で、理由はまったくわからんのだが、濱崎直矢が亀山雅幸を落とそうとし、さらに皆に促されて長田頼宗が最前列に押し出され、やはり落とされそうになっていた。なぜ? その7R、一緒に走っていた二人ではあるけれども……。
2010_0121_0752  こちらはワッショイスタイルで勢いよくドボーン。と、若林が水の中に落ちたあとも、濱崎は亀山を思い切り突き押して、亀山は必死に抵抗という図がリフト上では繰り広げられていたのであった。おいおい。

 本日ラストは9R1着の山口裕太。集まったのはもちろん広島勢「銀髪鯉組」と山田佑樹、真庭明志ら。スタイルはいわゆるワッショイスタイルだったのだが、過程がちょっと違った。
2010_0121_0869   普通は、主役をリフト(または投げ込む場所)にいざない、仲間が囲んで持ち上げる。ところが山口を囲んだ面々は、リフトの手前で山口を担ぎ上げ、そのままリフトまで運んでいったのである。山口はその間じゅう「危ない危ない危ない危ない」を連呼。2010_0121_0884 一瞬、そのまま勢いをつけて山口を投げ込むのかとも思ったが、結局は普通にリフトまで運んで、しかも何度も何度も体勢を立て直して、その分だけ山田はずっと担ぎあげられたままで、ひたすら「危ない危ない危ない危ない」を連呼して……って、早く投げ込めって(笑)。麻生慎介か西野翔太が「重い重い」と呟いていたけど、だから早く投げ込んじゃってください(笑)。
 この「長時間担ぎあげられたままのワッショイスタイル」を鳥人ワッショイスタイルと名付けて、山口裕太の名前とともに競艇史に刻みつける所存である。(PHOTO/中尾茂幸)


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明日の勝負駆け情報!

 予選3日目を終えて、明日は勝負駆け。3日目終了時点での18位は岡崎恭裕の5・80ですが、ボーダーは6・00に想定いたします。準優当確は無傷の4連勝を果たした小坂尚哉を含めて4名。銘柄級が順当に上位を占めている感じですね。なお、同得点率の場合は着位、着位差もない場合は最高タイムで順位を比較しています。11位タイの2人はどちらもまったく同じ、なのですね。

1 小坂尚哉  当確
2 馬場貴也  当確
3 新田雄史  当確
4 篠崎元志  4・6着
5 大峯豊   当確
6 松田祐季  3・6着
7 毒島誠   5着
8 今井貴士  3・6着
9 平本真之  3・4着
10 松村敏   4着
11 西川真人  3・4着
11 坂元浩仁  3・4着
13 岸本雄貴  4着
14 古賀繁輝  1・6着
15 安達裕樹  3着
16 渡辺浩司  3・3着
17 真庭明志  3着
18 岡崎恭裕  2着
19 堀本泰二  2着
20 長田頼宗  2着
21 中越博紀  2着
22 庄司孝輔  2・3着
23 川島圭司  2着
24 永田啓二  2・3着
25 若林将   1着
26 吉川喜継  1着
27 山田哲也  1着
28 岡祐臣   2・2着
29 下條雄太郎 1着
30 濱崎直矢  2・2着
31 土屋智則  1・2着
32 鶴本崇文  1着相手待ち
33 山口裕太  1・2着

36 長尾章平  1・1着
37 藤岡俊介  1・1着
38 大串重幸  1・1着


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“本紙予想”新鋭王座3日目後半

おぉ、H記者が謎の潜伏先から参戦してまいりましたね。直接対決は10Rかあ……。

7R 
庄司が気迫の逃げ切り見せる。長田が差して追走。
◎庄司 ○長田 ▲堀本 △渡辺
3連単1-256-全

8R  
今井の逃げは盤石。坂元がカドから軽快に迫る。
◎今井 ○坂元 ▲毒島 △山田佑
3連単1-456-全

9R  
岡崎はコース動くかどうか。いずれにしてもこのメンバーなら捌けるか。
◎岡崎 ○西川 ▲山口裕 
3連単6-41-全

10R 
S踏み込めば、山田哲が一気に逃げる。新田との一騎打ちか。
◎山田哲 ○新田
3連単1=4-全

11R     
安達のイン戦はたしかに脅威も、平本のマクリ差しに期待したい。
◎平本 ○安達 ▲馬場 △大串
3連単3-152-全

12R   
吉川の進入がカギを握りそう。大峯と小坂の連動を本線にしたい。
◎大峯 ○小坂 ▲篠崎 △吉川
3連単2-316-全


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THEピット――ソックリさん

2010_0120_0507 「古賀繁輝が2人いるよ~」
 前検日から中尾カメラマンがうるさいほど、そう主張している。なんか悪いモンでも食ったか? 無視すればするほど、なお声高になる中尾カメラマン。古賀繁輝はあの人! と優しく教えてあげたのだが、「だから、その古賀繁輝が2人いるんだってば~」と中尾Cは譲らない。今朝の古賀は試運転→ペラ調整を繰り返していて、その移動はほとんど全力疾走。時折、控室へと向かっていく時にも全力ダッシュで、非常に目立つ一人だった。ほら、古賀繁輝が走ってるよ。言うこと聞かない中尾Cに優しく諭したのだが、「知っとる! もう一人、ペラ叩いている古賀繁輝もいるんだよ~」。
2010_0120_0157  中尾Cが指さした先には、懸命にペラ調整をしている下條雄太郎。新鋭王座初出場だから中尾Cは知らないかもしれないけど、新鋭リーグ最終戦を劇的に優勝して王座の切符を手にしたラッキーボーイですぞ、中尾くん。
「その下條が、古賀にそっくりなんだって!」
 へ? 古賀と下條が似てる? 中尾Cの写真を掲載しますので、皆様でご判断ください。

2010_0120_0211  そう言われてピットを見渡してみると、向井美鈴がいるではないか。いるはずがない? そりゃあ、いるはずがない。だが、たしかに一瞬、向井美鈴に見えてしまったのだから、仕方がない。
 堀本泰二だ。向井と同じ山口支部ですね。どうです? 似てませんか? もともと近視&乱視、最近は老眼も入ってきたワタクシ、薄暗いピットで視界不良ですかね?
2010_0118_447  1R後、その堀本に岡祐臣が抱きついた。「ホリぃぃぃ~」と叫びつつ、しかも泣き真似も入っていた。1R1号艇の岡は、水神祭の絶好のチャンス。1Mを回った時にはわずかに先頭だったが、2Mで捌かれてしまったのだ。これは悔しい。そりゃあ、堀本に抱きつきたくもなるだろう。堀本は向井似の笑顔で岡を慰める。
 その岡は、元騎手の田原成貴に似てませんかね? やっぱり目の錯覚?
 ペラ調整所から、西山貴浩も岡を慰めた。
「今日は僕のオゴリでぱーっとやりましょう! オゴリますよ~、アイスバー」
 やけ食いしないようにね。その西山は誰に似てるかというと……うん、思いつかん。

 U記者が帰郷して、本日よりピット担当となった私ですが、朝から「誰が誰と似てる」なんてことばかり見ているドアホでありました。すみません。天気が一変した本日、選手たちは早い時間帯から大忙し。ペラに整備に試運転に、多くの選手が飛びまわっております。若武者たちの懸命な作業、その合間の瑞々しい笑顔に感心しつつ、この努力がしっかりと報われるといいなあ、と願った次第でありました。
 などと考えていたら、究極のソックリさんがやってきたぞ。山口修路。山口隆史とソックリだな、うん。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)

2010_0120_0184 2010_0120_0126  ※ちなみにU記者は山田哲也と古川健が似ていると申しておりました。


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本日の“本紙予想”新鋭王座決定戦3日目

 おはようございます。Kです。今日からH記者が参戦するらしい、という情報が飛び交っております。着信拒否されてる私はよくわからないわけですが。ともかく、負けないように頑張ります。

1R 
このメンバーなら、岡が充分に逃げ切れるアシ。鈴木も中堅はある。
◎岡 ○鈴木 ▲進藤 △西野
3連単1-342-全

2R 
池永のアシは内向きではないように思える。山田佑をもう一度信じてみる。
◎山田佑 ○池永 ▲岸本 △山口 
3連単5-164-全

3R 
長田がS踏み込んで一気に逃げる。エース機・真庭が上昇している。
◎長田 ○真庭 ▲岡崎 △川島
3連単1-346-全

4R 
古賀の前付けはどこまで。イン獲れば逃げ切り充分。
◎古賀 ○吉川 ▲竹田 △是澤
3連単6-421-全

5R 
松村はダッシュ戦のほうが脅威で、ここは新田のマクリ差し狙う。
◎新田 ○松村 ▲中越 △古川
3連単3-152-全

6R 
エンジンメンバーは下方で混戦。ならば安達が格で捌く。土屋の一発にも警戒。
◎安達 ○土屋 ▲長尾 △西山
3連単2-561-全

後半は後ほどアップします。


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3日目!

おはようございます。新鋭王座決定戦、3日目でございます。昨日までは好天だったのに、今日は朝から雨模様。昨日も気温は高かったわけですが、今日も暖かいようですね。一転、明日からはまた冷え込むようですので、皆様体調にはくれぐれもお気をつけて。この天候の変化、選手たちも大変そうだなあ……。

2010_0120_0671 整備室のモニターでレースを観戦する若武者たちです。(PHOTO/中尾茂幸)


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渾身の切り返し!――新鋭王座ダイジェスト2日目

●ベストパフォーマンス
岡崎恭裕(福岡)

2010_0120_0016_2   12R、1Mで馬場貴也に差されたのは、取りこぼしというべきかもしれない。あるいは2M、内から伸びた坂元浩仁に捌かれたのも、本人としては失敗ということになるのかもしれなかった。
 だが、この男はやはりタダモノではないのだ。
 2Mを回った時点で、岡崎は3番手に後退。しかも内から長尾章平、真庭明志が迫って来ていた。指をくわえて外を回っていたら、さらに着を落としてもおかしくない場面。2-3-1、すなわち馬場-坂元-岡崎を買っていた中尾カメラマンは「うわぁ、岡崎、粘れ~」と悲鳴をあげている。たしかにここは、岡崎がいかに捌いて着をキープするかが焦点と思われた。
 そのとき岡崎はどうしたか。まず、舳先をグイッと内に向け、長尾と真庭の頭を叩きに行った。すなわち、捌くのではなく、内から追う2人を沈めにかかったのだ。いや、それが岡崎の作戦の“本線”ではなかった。岡崎はそのまま坂元のふところに潜り込んでいったのだ。そう、渾身の切り返し! 隣でU記者は「おぉぉっ!」と感嘆の声をあげ、中尾カメラマンは「お、おかざきぃぃぃぃ~さかもとぉぉぉ~」と混乱しながら悲鳴をあげる。油断があったのか、それともまるで予期できていなかったか、坂元は岡崎に先マイを許し、さらに長尾と真庭に揉まれてしまって後退。岡崎の「内を叩きながらの切り返し」がものの見事に決まったのであった。
 2周1Mで岡崎は、一気に3人を面倒見てしまった!
 それはまるで「お前らなど顔じゃない」とでも雄叫びをあげているかのような、ド迫力の航跡。先輩である長尾と真庭に「お前ら」なんて言うわけがないが、しかし新鋭王座初出場の坂元に対しては、ハッキリと格の違いを見せつけるためのハンドルワークに思えた。
 やっぱり、タダモノじゃないんだよな、岡崎は!
 正直、ピットで見る岡崎は、闘志など少しも発散することなく、リラックスしまくっている。しかし、水面に出れば違う。後手を踏まされるような場面ではなおさら違う。こうして自然体を保ったまま、水面でテクの違いと気合を表現してしまう岡崎は、やっぱりスーパールーキーなのだなあ、と改めて実感した次第だ。
 

●舟券に役立てたい若武者の個性

2日目の決まり手
逃げ=4 まくり=4 差し=2 まくり差し=2
2日目のコース別1着
1コース=4 2コース=3 3コース=1
4コース=1 5コース=2 6コース=1

2日間のトータル
逃げ=7 まくり=5 差し=4 まくり差し=6 抜き=2
初日のコース別1着
1コース=7 2コース=4 3コース=3 
4コース=3 5コース=5 6コース=2

 2日目は決まり手=まくりが4本も飛び出した! 本来は差しコースであるはずの浜名湖で、逃げと同じ本数のマクリが決まったのだから、2日目はなかなか難しい1日であった。
 ただ、まったく予測できなかった傾向か、というと、そうでもない。
2010_0120_0189  2Rの山田哲也と8Rの松村敏だ。
 BOATBoy2月号の「この若武者がスゴい!」。このなかに「スタート巧者」の項目がある。新鋭世代の選手にはスタートが速い選手が少なくないが、そのなかでも特筆すべき3名の名前をあげているのだが、そのうちの2人がヤマテツとマツビンなのだ。まあ、ヤマテツのほうはお馴染みですがね。
2010_0118_362  2R、ヤマテツはただひとりゼロ台のSを決めてマクリ一閃。8R、マツビンはコンマ03のトップSで6コースから大マクリ。まさしく、スタート力でもぎとったマクリ勝ちなのである。ヤマテツもマツビンも初日は3連単にも絡めない大敗。枠もともに6だったから、人気をドカンと落としていたのだが、彼らにはいつだって、この「超絶スタート→マクリ一発」がある。2Rが約3万5000円、8Rが約5万円の配当になったことを考えると、あぁ、マークしておくべきだった……。
 ヤマテツもマツビンも好素性のモーターを手にしているだけに、明日からは人気になる可能性もある。あぁ、今日マークしておくべきだった……としつこく地団駄踏みたくもなるわけだが、もしどこかで人気を落としたとき、2日目2Rと8Rを思い出したほうがいい、かもしれない。

●本日の機力診断
節イチ=小坂尚哉 新田雄史

 まあ、成績を見れば納得ですね。
2010_0120_0694  無傷の3連勝で予選前半を終えた小坂尚哉は、誰が見たって、超抜でしょう。実際、ストレート系は完全に仕上がった。今日は2走乗りで1号艇と2号艇、内枠でどうなんだろうなあ……と考えていたのだが、まったく問題なかった。直線に向いた瞬間、グンッと前に出るからだ。圧巻は4Rだろう。インから逃げた小坂のふところに、2コースから今井貴士が鋭く差しのハンドルを入れている。刺さった……と思ったら、これがまるで刺さってないのだ。いや、たしかに刺さったように見えたのに、バックでは今井をまったく寄せ付けない。ターンの出口ではちょっとのぞいていれば、あとは盤石。今日はそんなアシ色だった。
2010_0120_0699  新田雄史も直線は上々。また、レース足も悪くないように見えた。10R、3番手だった新田は2周2Mで差して平本真之と併走に持ち込むのだが、平本が致命的なミスターンをしたわけでもなかったのに追いついてしまったのだ。平本だって、昨日は連勝しているのに……。直線でもあっさり平本をしのいで、逆転の2着。ここまで3戦オール2着と勝ち切れていないが、あくまでも展開のアヤと考えていいだろう。いつだって先頭に突き抜けるだけのアシはある。もちろん、テクは最上位級である。

 小坂と新田を「S」として、「A」ランクをざっとあげよう。昨日あげている選手では、吉川喜継、西川真人、坂元浩仁が依然として好気配。馬場貴也も成績が示すとおり、出てますね。平本真之ももちろん上々。大峯豊も悪くはないが、「A」のちょっと下くらいのように、今日は思えた。山田佑樹は8R、展開が向かずに大敗。行きアシは少し落ちたようにも思えるがどうか。ま、このレースはマツビンの6コースマクリのレースだったので、判断が難しいのも確か。庄司孝輔は、今日はチルトを跳ねて5コースからマクリ。届かなかったが行きアシは軽快で、気配は悪くない。あと、中越博紀も着をまとめてはいるが、まとまる程度に良い、という感じか。
2010_0120_0350  今日改めて目についたのは、長田頼宗の9Rの追い上げが見事。ただ、抜いた古賀繁輝がどうにも冴えないだけに……。着をまとめている川島圭司もレース足は良さそう。というか、滋賀支部が全体的に上々のようですなあ。毒島誠は好レースを見せたが

 安達裕樹と松田祐季が着順ほど出てない……と昨日書いたが、今日はまさしくそんな成績でしたね。明日もまだ人気になるようなら、さらに軽視の手も。ただ、特に安達は、今日のゴンロクに黙っているような男ではないよなあ……。
 あと、人気になりそうなところでは、濱崎直矢もずいぶんと冴えを欠いていたように見えた。2010_0119_700 hiyoさんが応援している青木幸太郎も、相変わらず苦しいですね。ピットではずーっとペラを頑張ってるんだけど……。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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THE ピット――みんな、頑張ってるのだァ!!

2010_0120_0531 「ボクだって、頑張ってるのだァ!!」
 装着場で作業をしている選手はあまりなく、静寂が訪れていた午後のピットに、突然、バカボンのパパのようなイントネーションの大声が響いた。
 声のする方向を見てみると、声の主はやはり西山貴浩で、自分の傍から離れていった選手の背中に向けて(誰なのかは確認できなかった)、その声を掛けていた。
 それに続けて西山は、言った。
「あ~あ! みんな、景気がいいですなあ」。
 周囲の笑いを取ろうとしている話しぶりではあったものの、はっきりいってしまえば、泣きのコメントだ。
 西山はこれまでまだ2走しかしておらず、成績は5着&2着。決して悲観するような成績ではないのだが、足に対して納得ができていないということなのだろう。
 2日目というと、成績や足の具合次第では、気持ちが切れかかるかどうかの最初のポイントとなるところでもあり、西山の言葉は、筆者にもそれを強く意識させた。
 しかし、今日のピットを見ている限り、気持ちが切れてしまったような選手は一人もいなかった。
 そんな大声をあげたり、鼻歌をうたったりもしていた西山自身も、もちろんそうだ。過去の新鋭王座においても、西山は泣きの言葉を発したあとにも「ねばりの努力」を続けていたが、今日にしても、誰より長く、プロペラを叩いていたのだ。

2010_0120_0554_2  また、そうして西山が笑いを取ったりしているのも耳に入っていないかのように、真庭明志はその隣でペラを叩いていたのだから、その集中力は高かった。
 昨日と今日の前半戦では、3着、4着と来ていたが、なにせ所持しているのがエースーモーターだ。
 リング交換、ペラ交換をして6レースに出たあとも、休まず作業……。今日一番の働き者としては、迷わず真庭を挙げておきたい。
 6号艇に乗る12レースでもなんとかしたかったのだろうが、その方向性が10レース前頃に見つかったのかもしれない。
 それまでは、すぐ隣にいる西山を無視していたようだった真庭だが、その頃から、西山の言葉に笑みを見せたり、自分から声を掛けていったりするようになったのだ。
 そうして臨んだ12レースも3着だったが、その足は上向いてきているようにも見えたものだ。
 ……海野康志郎もまた、西山と同様、過去の新鋭王座では足に恵まれずにいた一人だが、今節もここまで2走で5着×2本。結果だけでいえば西山よりも厳しいが、ボートごと整備室に入れて、チェックをしたあと、すぐに試運転に出ていくなど、その動きと表情からは、なんとかしたいという気持ちの強さが感じられた。

2010_0120_0136  今日一番の働き者は真庭と書いたが、もう一人、ちょっと地味目に働き続けていたのが、濱崎直矢だ。
 午後の整備室で、床に落とした何かの部品を、仲間に手伝ってもらいながら探しているところがまず見かけられた。
 雰囲気的にいえば、ピンなどの本当に小さな部品であるのだろうと想像されたが、そんなに大事なピンなどがあるものかどうか……。
 それを確認してみようと思っていたのだが、その後も濱崎は、とにかく手を止めない。
 整備室の中でも、ペラ修理室→工作室と動き回って作業を続けていたので、そんなつまらない質問をするタイミングを掴むことは、結局できなかった。
 濱崎の成績はここまで4・3・5着。こちらも現在は微妙なポジションだが、ここからの巻き返しを期待したい。

2010_0120_0252  パパ西山が、またまた大声を発したのは何時頃だったろうか。
「記者の皆~さん」と、周囲の記者陣を呼び集め、「明日は山口修路がぶち込みますので、二重丸をつけてもらうようにお願いします!」と、突然の大プッシュ!
 当の山口修路は、隣りで困惑顔を見せていたが、パパ西山は「双子でどっちかわからんのやから、ここで名前を売っとけ」(山口修路は山口隆史と双子レーサー)とアドバイス!?
 そんな話をしながらも、その前後にはペラ調整を続けていたのだから、とにかく西山は個性的な選手だ。
 ……名前を覚えておきたい山口修路の写真も、もちろんUPしておきます。

2010_0120_0857  微妙な成績といえば、BOATBoyでプッシュしている古賀繁輝もそう。
 初日ドリーム戦が4着で、今日は4号艇4着→5号艇3着。得点率5.67で、現在20位となっている。
 初日の午前中に声を掛けたときには、「前検とは全然、変わりました!」と、明るい表情を見せていたのに、初日の午後には、思いつめた表情でペラを叩き続けていた。今日にしても、寡黙に作業をしている時間が長かったので、レースを終えたあとに、調子はどうかと声を掛けてみたのだ。
「この前来た浜名湖(1/7~1/11)より7度くらい温度が上がりましたんで。昨日も、朝は良かったのに、午後には少し落ちてきていたんです。自分の調整ミスがあったのかもしれませんが、温度が上がるとパワー差が出るようになりますから」
「でも、今日はこの枠で大崩れはしなかったことをいい方向に考えて、ちゃんと準優に乗って、そこで勝負ができるようにしたいです」とのことだった。
 古賀も言うように、この時期の気候は変化しやすく、それが及ぼす影響も相当に大きい。
 そんな中で、懸命に調整や試運転を繰り返し、120%の力を発揮しようとしている選手たちみんなを応援したい。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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新鋭王座恒例「勝手に期別対抗戦」2日目

 勝手に期別対抗戦、2日目。いやはや、今日も93期が絶好調!
 まずはポイントをご覧ください。

   初日 2日 合計
92期 28 66 94
93期 74 68 142
94期 29 58 87
95期 14 14 28
96期 42 32 74
97期 28 7 35
連合 37 7 44

2010_0119_435  2日連続で93期が区間賞。何しろ、12レース中10レースでポイントを獲得しているのであります。……ちょっと待てよ、と確認してみれば、ポイントを獲っていない2つのレース(7Rと10R)には93期は出走なし。すなわち、出走選手がいたレースではすべてで3着以上に絡んでいるのですな。こりゃ、舟券的にも見逃せない傾向だよなあ……。
 合計ポイントも2位を突き放し、最下位の95期とは100ポイント以上の差があるのですから、うむむ、早くも1位に王手をかけている!?(写真は6R1着の渡辺浩司)
2010_0119_334 一方で、93期を猛追し始めたのは、同じく卒業期である92期! もっとも先輩である“もっこす軍団”が、いよいよエンジンを全開にしてまいりました。今日は4勝をあげており、これは94期と並ぶ最多タイ。これが効いて区間賞に2ポイント差と迫っているのだから、明日次第では合計ポイントでも93期を脅かしそうです。(写真は最年長・吉川喜継)
2010_0119_347  94期もさすがの活躍。3連勝の小坂尚哉が大きな大きな原動力となっているわけですが、今日は岡崎恭裕も1着2着。岸本雄貴は念願の水神祭をあげて、なかなかの好調ぶりを見せています。古賀繁輝、今井貴士のドリーム勢がさらに力を発揮してくれば、逆転も当然ありえます。(写真は水神祭おめでとう、岸本雄貴)

 というわけで、今日は“先輩たち”が貫禄を見せた1日と言えるでしょうか。篠崎元志、新田雄史を擁し、平本真之が好調の96期も健闘はしていますが……。3日目は“後輩たち”の巻き返しに期待しましょう! もちろん、舟券的には93期を押さえつつ……。(PHOTO/中尾茂幸)


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本日の水神祭――2日目は2人!

2010_0120_0730  今日の水神祭一発目は、1レースを勝った亀山雅幸だ。
 亀山は、9レースとの2回走りだったので、2走目が終わってから水神祭が行なわれている。
 その場で姿が見られたのは同県同期の毒島誠や同期の安達裕樹、同支部の金子拓矢や土屋智則……など、挙げ始めたらキリがないほどで、卒業期である92期と関東勢が集結! とにかく大賑わいの水神祭となっている。

2010_0120_0741  今節流行りの「バック投げ」で、バシャ~ン! 
 見事な平泳ぎを披露したあと、陸に這い上がってきた亀山の第一声は「超こわかった!」

2010_0120_0914  本日の水神祭は、これで終わりか……とも思われたものだが、11Rでは、岸本雄貴がツケマイ一閃!
 レース後、執り行われた水神祭に集まったメンバーがまた豪華!!
 同県・新田雄史や同期・今井貴士など、ドリーム組も集結し、三重支部勢&94期勢それぞれの充実ぶりを見せつけた格好だった。
 バック投げのあとは、やはり定番ウルトラマンスタイル!

2010_0120_0931  日暮れが近付いている中での情緒あふれる水神祭となり、岸本は、見事な犬かきを披露!! 
 カメラを向けられると、Vサインで「嬉しいです! 準優目指して頑張ります」と、喜びの声を発した。
(PHOTO/中尾茂幸)


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“本紙予想”新鋭王座2日目後半

H記者に着信拒否されたようです。どうしてしまったんでしょうか? というわけで、インとイン以外を半々にしてみました。

7R 
大串は充分逃げ切れるアシがあるはず。岡崎が自在に捌いて追撃。
◎大串 ○岡崎 ▲池永
3連単1-36-全

8R  
山田佑がセンターからマクリ一撃。川島が差して追走。
◎山田佑 ○川島 ▲金子 △松村
3連単3-426-全

9R  
大峯がインから気迫の逃走劇。古賀はコース動いて差し追撃。
◎大峯 ○古賀 ▲今井 
3連単1-53-全

10R 
思い切って新田のアウト戦を狙ってみたい。平本も好気配。
◎新田 ○平本 ▲小坂 △永田 
3連単6-421-全

11R     
篠崎が3コースから自在戦。杉山のイン残しを本線に。
◎篠崎 ○杉山 ▲毒島 △中越
3連単3-146-全

12R   
岡崎がきっちりと逃げ切る。坂元も快調なアシ色。
◎岡崎 ○坂元 ▲長尾 △真庭
3連単1-356-全


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THE ピット――切磋琢磨する「仲間たち」

2010_0118_506  昨日の朝に比べると、慌ただしく装着場を動き回る選手は減ったので、ピット内の雰囲気は落ち着いてきた気もするが、装着場の片隅にある「ペラ小屋」と「ペラ作業場(仮称・青空傍ペラ作業場)」は、1レース前の早い時間から、それぞれ大入り満員状態になっていた。
 前検、初日と2日間を過ごしたことで、選手たちも自分の作業をする場所をおよそ決めだした感がある(写真は後出の西野翔太)。

2010_0119_314 「銀髪鯉組」の麻生慎介、西野翔太、山口裕太の3人はペラ小屋で固まって作業をしていたし(隣県のよしみか、岡山の山田佑樹もその傍にいた)、ペラ作業場では、今井貴士、古賀繁輝、篠崎元志の九州勢が円になっていた。
 さらにその隣に位置していたのは、山口勢の大峯豊と海野康志郎だ(写真は海野)。
 こちらは遠目に見ていただけだったが、大峯が海野のペラを見て、アドバイスの言葉を掛けていたようだった。

2010_0118_552  整備室のギアケース組はひと段落ついたのか、今朝の早い時間帯にはいなかったが、真庭明志と永田啓二はモーター本体の整備をやっていた。
 エースモーターに手を付けるのは、なかなか勇気のいることだと言われるが、真庭は、整備台帳で過去の整備歴をチェックして、整備士さんのアドバイスも聞きながら、リング交換を考えていたようだった。これについては、実際にどうしたかは確認できてはいないので、展示情報などでチェックしてほしい。
 1レース後、真庭は、今井に整備の様子をちょっと見てもらってから、モーターを持って洗浄室の奥へと入っていってしまったのだ。
 その傍では永田も古賀に整備の様子を見てもらっていた。
 真庭は今井の1期上で、永田と古賀は同期だが、こうした「技術交流」は新鋭王座に限らず、SGなどでもよく見かけられる。

2010_0118_587  また、1レースの展示航走が行なわれているいる頃にペラ小屋から出てきて、試運転の準備をしようとしていたのが、初日は2連勝となった松田祐季だ。
「昨日の連勝で、その気になったり、逆にプレッシャーが出てきたりはしませんでしたか?」と声を掛けてみると、「全然そういうのはないですね。素直に嬉しいだけです。頑張ります」と答えてくれた。
 少年のような笑顔が眩しかったが、松田という選手は、いい意味での“天然気質”で、どういう条件の中でも自然体でレースに臨めるタイプかもしれない。
「僕も福井人なので応援してます」と続けると、過去の新鋭王座で同じように声を掛けても興味を示してくれなかったM選手に比べれば、少しは関心を示してくれたような気はする(もちろん、M選手のことだって、今でも応援している)。
「あっ、そうなんですか」と、お互いの出身市も確認し合ったのだ。
 いいヤツ、松田……、頑張れ!!

2010_0119_392  そうしているうちに迎えられた1レースでは、またもや水神祭選手が誕生した。1号艇の亀山雅幸が逃げ切ったのだ。
 ボートリフトで亀山の帰還を待つ同県同期の毒島誠に「水神祭ですね」と声を掛けると、「そうですね」とニッコリ。「水神祭は2走目のあとですかね」と、早くも、あとの段取りまでを考えだしていた。
 そして、当の亀山が戻ってくると、「カメ~、スタート判定中や!」「タッチやで!!」と周囲から声が掛かる。
 たしかにスタートはコンマ01のきわどいものだったが、ピット帰還時に判定中となることなどはあり得ない。
「いえ~い!」とバンザイする毒島に迎えられ、亀山もバンザイ!
 その毒島も、3レースでは見事に勝利した。“王座の先輩”として負けてはいられないところを見せた格好だ。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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本日の“本紙予想”新鋭王座決定戦2日目

 おはようございます。Kです。昨日はインが壊滅的に弱く、予想ももうひとつでした。今日もイン主体ではありますが、○や▲にもご注目いただければ、と。

1R 
動き良化が見える亀山のイン先マイ。庄司も気合が乗っている。
◎亀山 ○庄司 ▲古川
3連単1-56-全

2R 
鈴木がS決めて逃走。西山が苦しく、川島が自在に追走。
◎鈴木 ○川島 ▲長尾 △是澤 
3連単1-345-全

3R 
古賀が動いてイン水域は深くなりそう。毒島の一発に懸けてみる。
◎毒島 ○吉川 ▲古賀 △松村
3連単3-245-全

4R 
小坂が軽快なアシ色で逃げ切り。今井が差して続く。
◎小坂 ○今井 ▲西川 △岸本
3連単1-234-全

5R 
馬場も悪くないが、大峯がセンターから伸びて攻める。濱崎の連動も怖い。
◎大峯 ○濱崎 ▲馬場 △篠崎
3連単3-412-全

6R 
ダッシュ戦なら真庭のアシが生きそう。新田が連動して追う。
◎真庭 ○新田 ▲渡辺 △堀本
3連単4-513-全

後半はのちほどアップします。


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2日目!

おはようございます。新鋭王座決定戦、2日目です。昨日は比較的、実績組が勝利をあげていたように思います。今日は初出場組の巻き返し(もちろん水神祭も)を期待したいですね。

2010_0119_591 そう言いつつも、さすが、と唸ったのはドリーム戦。いずれ劣らぬ銘柄級の対戦でしたが、先頭を争ったのは今節2人だけのGⅠウィナー。三重支部の記念覇者コンビ、安達裕樹と新田雄史でした。やはりこの二人は堂々たる主役!なのであります。(PHOTO/中尾茂幸)


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THE ピット――個の力、団結の力

2010_0119_348  前半のピットリポートでは、浜名湖には「青空ペラ作業場」が新設された、と書いているが、正確にいえば、なんというのかまあ……、青空ではない。
“屋根”のある装着場の片隅にスペースが取られているのだ。
 他のペラ小屋が「建物」や「部屋」になっているのに対して、ここは「仕切られていない空間」であるため、青空と書いたわけだが、一応、訂正しておく。
 午後のピットにおいては、その「青空“傍”ペラ作業場」で作業をする選手が多かった。隣のペラ小屋には2人しかいないのに、こちらでは10人ほどの選手が作業していたりもしたのだから、天気がいい日はやはり、青空の傍の開放的空間がいいということかもしれない。
 そこで作業をしていた選手の一人が、地元の若武者・庄司孝輔だ。
 ペラ調整にひと段落がついたところで、「選手班長をやりながらでは大変じゃないですか?」と声を掛けてみると、「みんなが手伝ってくれるんで、全然そんなことないです」と答えてくれた。
「フツー(自然体)で、頑張っていきます」との庄司は、初日2着&3着なので、まずまずの発進というところか? 今節の水神祭実現はもちろん、それ以上の結果が出せるように応援したい。

2010_0119_685  この青空傍ペラ作業場で最も作業をしている時間が長かったのが、ドリーム戦出場の安達裕樹と古賀繁輝だった。2人はともに、10レースが終わったあとまでここでペラ調整を続けていた。
 途中、やはりドリーム戦出場の岡崎恭裕が、傍のベンチに腰掛けて、その様子を見ていた光景も印象的だった。リラックスして今節に臨んでいる岡崎は、この時点で慌ててやるべき作業がなくなっていたということなのだろう。
 最後まで作業をしていたのは古賀だったが、安達の集中力も高かった。
 ポーカーフェイスに近く、その心境は察しにくいが、ペラの具合を確認する姿は、「井口佳典スタイル」で(写真参照)、なかなか個性的なものである。
 ペラとモーターの状態が、結果のすべてを左右するわけではないが、ドリーム戦では、この安達が、1号艇・新田雄史との激しい「同県バトル」を制している。
 レース後、ピットに戻ってきた際は、無表情のままだったが、仲間たちに囲まれ、ボートを引き上げられていく際には、無言のままで小さく右手を突き上げた。
 派手さはあまりなくても、結局、こういう男が最後に笑うということはよくあるものだ。

2010_0119_626  話は戻るが、午後のピットにおいても、「働き者たち」の姿はあちこちで見かけられた。
 10レース後に長く試運転をしていたのが、山田哲也や、山口修路&西山貴浩の福岡コンビ、毒島誠&金子拓矢の群馬コンビなどだった。
 山田哲也は、赤ナンバーの好モーターを引いていながら(2連対率46.3%)、今日は7レースの1回乗りで6着に敗れている。展開に恵まれなかった部分もあるのだが、昨日の時点で「ペラが合ってないです」とも話していたので、現在の手ごたえが気になった。
 そこで「モーターの力は引き出せそうですか?」と尋ねてみると、「ペラを換えて回り足が良くなりました」とニコリ。
「でも、まだまだ引き出せるはずです。上位級にしたいですね」と気落ちした様子もなく話をしていたので、明日以降の逆襲を期待したい。
 遅い時間まで試運転を繰り返す選手は、初日に結果を出せなかった選手であることが多いものだが、今日のこの時間帯に試運転をしていた選手は、山田に限らず、一様に表情は明るかった。

2010_0119_350  また、青空傍ペラ作業場(※この作業場については、そのうち黒須田がネーミング予定)で作業をしていた選手たちは、10レース頃から減っていったが、その後は逆に、隣のペラ小屋で作業をする選手が増えていった。
 12レース直前になっても、作業をしていた選手は、川島圭司、馬場貴也、是澤孝宏、藤岡俊介の近畿軍団や、岡祐臣、岸本雄貴の三重軍団などだった。
 是澤にしても、水神祭で自爆しているだけではなく(先にUPしている水神祭記事参照)、こうして熱心に作業を続けていたのだ。
 また、11レースで、スタート審議がつきながら、「スタート正常」で西川真人が勝利した際、それを整備室のモニターで見ていた馬場は、「おっしゃあ!」と歓声をあげて自分のことのように喜んでいた。その様子は、びわこ軍団の結束の強さがわかる一幕だった。

2010_0118_516  結束といえば、「広島鯉組」もそう。
 麻生慎介、西野翔太、山口裕太の3人は、“団結力”を示すためにも、今節、揃って銀髪というか青髪というかに髪の毛を染めてきているが、彼らはよくペラ小屋で作業をしているところが見かけられる。
 この12レース前にしても、先に挙げた選手のほかに麻生もペラ調整をやっていた。
 こうした団結力を確認できるのも、新鋭王座の楽しみのひとつ。
 個々に頑張れ! 団結力で頑張れ!
 なのである。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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6コース二段ツケマイ炸裂!――新鋭王座ダイジェスト 初日

●ベストパフォーマンス
西川真人(滋賀)

2010_0119_1135  いやはや、お見事でした。11R、6コースからのツケマイ一閃!
 コンマ00のタッチスタート、薄氷の一撃ではあったものの、5コースからのぞいて攻めていった渡辺浩司のさらに外を思い切って握った果敢な姿勢には拍手を送るべきだろう。
 ご存知の方も多いはずだが、今年から「1日2走乗りの艇番=足して7」が撤廃された。1号艇と6号艇、2号艇と5号艇、3号艇と4号艇という番組は姿を消したわけだ。原則的に、2走乗りの選手には「内と内」「外と外」の艇番が割り当てられることとなり、同じ日に1号艇と2号艇、5号艇と6号艇という組み合わせで出走するケースも見受けられている。
 個人的に、「足して7」をやめたことに関しては賛成なのだが、しかし選手にとって現状の運用の仕方は大変だろうと思う。初日に5号艇と6号艇でゴンロクとなれば、特に4日間の短期開催の場合は巻き返しが難しくなる。あるいは初日に1号艇と2号艇でゴンロクならば、翌日の外枠2回に巻き返しのモチベーションを保っていられるかどうか。もちろん、それを乗り越えて勝ち進むことに大きな意義はあるわけだが、時に同情したくなるような状況も起こりうるわけなのである。
 西川は今日、5号艇と6号艇だった。この「初日=外と外」を、西川は2着1着で乗り切った! これはデカい。実にデカい。西川は最終日に2走乗りの予定だが、ここで1号艇2号艇と入ることになれば、センター枠となる2日目3日目をしのぐことで、グッと準優好枠に近づくことができる。すなわち、11Rの二段ツケマイは、この一節間を戦ううえで大きなアドバンテージをもたらすものだった。いやあ、本当にデカいな、この1勝は。タッチスタートで残した幸運というのも忘れちゃいかん。
 ともかく、素晴らしい走りだったぞ、西川!

●舟券に役立てたい若武者の個性

初日の決まり手
逃げ=3 まくり=1 差し=2 まくり差し=4 抜き=2
初日のコース別1着
1コース=3 2コース=1 3コース=2 
4コース=2 5コース=3 6コース=1

 減音モーター導入以来、1コースの強さは全国平均並みとなっている浜名湖だが、もともとイン優位のコースである。
 しかし、初日はイン受難! 逃げがわずか3本、1コース1着も3本である。イン1着率25%。決まり手ではまくり差しに負け、コース別では5コースと同数。コースが広大な分、外からはターンマークが遠いはずの浜名湖なのに、1コースと5コースの1着数が同数とは! 
 そりゃあ、マンシュウ5本も出るわけだわなあ。
 そのマンシュウをぜひ獲りたい! というわけで、ここで注目したいのは「まくり差し=4」である。
 BOATBoy2月号の新鋭王座特集では、「この若武者がスゴい!」と銘打って、選手の個性に注目しているのだが、これがなかなか参考になるのである。
 たとえば、「まくり差し巧者」の中には「馬場貴也」の名前がある。そう、6R、5コースから見事なマクリ差しでマンシュウを叩き出した馬場貴也! 6号艇ながら5コースを獲れたのも大きかったが、まさに馬場の真骨頂とも言うべき走りだったわけである。
2010_0119_294 「一発大穴」に名前がある古川健。昨年9月の児島での初優勝が、松井繁らをマクってあげたものだったわけだが、8Rでは4カドからやっぱりマクリ! これが内の抵抗を受けたことで、小坂尚哉が5コースから教科書通りのマクリ差しをぶち刺している。
 このマクリ差しパターンは、明日からも穴を出す! ちなみに、まくり差し巧者に名前があるのは、ほかに中越博紀、鈴木勝博ら(全員の名前を出すのはご勘弁くだされ)。中越は明日は6号艇。5号艇の岸本雄貴はけっこう握っていくタイプだけに……。

●本日の機力診断
節イチ=該当なし

 正直、「超抜!」と声を大にして訴えたくなるほどの気配を見せた選手はいなかったように思う。飛び抜けたパワーはまだ見当たらない、そんな初日であった。
 前検の見立てをざっと総括すると、エース機・真庭明志は展開も向かなかったが(先の8Rで2号艇)、ダッシュ向きの見立ては間違ってなかったかも。2010_0119_0997 大峯豊、馬場貴也、吉川喜継の好気配もまあ正解。馬場のマクリ差しは先述のとおり、大峯は6コースから引き波をググイと乗り越え、伸びも上々。吉川はコース動いていたが、どちらかというと伸び型のような気がする。
 西川真人は、文句なしでしょう。しかし超抜というまでではないと思う。2010_0119_368 池永太は1Rで展示タイムが飛び抜けており、オッズもぐいぐい下がってましたな。堀本泰二は水神祭、しかしイン逃げ一発では評価は難しい。庄司孝輔はレース足が良さそうで、2着3着とまあまあの発進。3着は松村敏を逆転のもので、追い上げも利いている。中越博紀、大串重幸は特筆するほどではないが、そこそこ。山田佑樹はやはり良さそうで、生粋のマクリ屋が差しで1着を獲っているのだから、ターン系は文句なし。後半の5着は、インから先マイ先頭に立っており、突進ぎみに逆転されてのもので、気にする必要はない。
 見立て違いは青木幸太郎に西野翔太。西野はまだしも、青木はまるで見せ場がなかった。明日も引き続き注目してみるが……。また、苦しいほうにあげた平本真之も完全に見立て違い。というか、今日は前検よりかなり上昇しているように見えた。ピンピンという結果に対して言っているわけではない。ぐっと良くなっていると見えたのは、下條雄太郎も同様。正直、今日はお客さんだと思っていただけに、3着2着には驚いた。
2010_0119_470  万全とは思えないとか書いてた松田祐季がピンピンじゃねえか! という声も聞こえてくるが、正直、松田のピンピンはパワー勝ちではないと思う。前半の差しはテクと展開、後半のイン逃げは枠とテク。それだけに、人気をかぶるようなら軽視してみる手もあるのではないか。2着に入った永田啓二も同様。前検ほど悪くはないが、アシ的には中堅あるかないか、であろう。

2010_0119_767  その他から名前をあげると、坂元浩仁がかなり気配アップさせている。9R、山田佑樹を逆転したのがこの坂元。2M突進ぎみに先マイを放って山田の進路をふさいだものだが、バックでは3番手だったのだから、この追い上げはすごい。また、8Rでカドから一気に絞っていった古川健の行きアシもそこそこか。
 ドリームを勝った安達裕樹は、アシ自体はそれほどでもないと思う。というか、レース間の足合わせでは煽られたりもしていたので、新田雄史をつかまえたのを見てめちゃくちゃ驚いたものだった。むしろ、安達に食い下がった新田のほうが強めと見えたし、ドリーム勝ちで人気が偏るなら、狙いを下げたいところだ。

2010_0119_751_2  といったわけで、現時点での節イチ候補は大峯か山田ユー、あるいは新田あたりと見ているのだが……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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新鋭王座恒例!「勝手に期別対抗戦」初日

 新鋭王座といえば、「勝手に期別対抗戦」。今年もやっちゃいますよ~。
 それぞれのレースで1着=10点、2着=7点、3着=4点として、各期が一節間に何点獲得するかを勝手に争ってしまうという、この企画。
 今年は92~99期の8期の選手が参戦していますが、99期はたったの一人ということで98期との連合軍とします。これにより
92期=10名
93期=11名
94期=9名
95期=7名
96期=5名
97期=6名
98&99期=4名
 となります。そりゃあ人数が多いほうが有利だろ~? とは限らないのが、勝手に期別対抗戦。昨年も最小人数だった97&98期連合軍が4位に食い込んでいます。ちなみに昨年は卒業期だった90期の優勝でした。これ、プレゼントクイズになりますから(出題は後日)、皆様、ご注目を~。

 それでは、初日のポイントを発表しましょう。

   初日
92期 28
93期 74
94期 29
95期 14
96期 42
97期 28
連合 37

2010_0119_1058  だはは、人数が多いほうが有利じゃん(笑)。いやいや、それにしても93期勢の活躍は図抜けていた。2Rでは1~3着独占、11Rもワンツーフィニッシュと、ポイントを重ねまくったのであります。実に7レースでポイント獲得。終わってみれば、ダントツの74点! 6号艇で2つの1着(6Rの馬場貴也、11Rの西川真人)がデカいよなあ。
2010_0119_0981  これに続くのが、少数精鋭の96期と98&99連合軍。96期は平本真之、連合軍は松田祐季のピンピンがモノを言っています。99期単独参戦の坂元浩仁も1着2着で、連合軍の3位進出に貢献していますね。96期はドリーム戦で2、3着でもあります。
2010_0119_884  意外な苦戦は、最年長期である92期。ドリーム戦を安達裕樹が勝ったものの、その他のレースではポイントをなかなか稼げなかった。さらに昨年優出の金子拓矢がいる95期も大苦戦。出場できなかった峰竜太のためにも頑張ってほしいんですけどね~。

 明日2日目は93期がさらにポイントを伸ばすのか、それとも92期、95期が巻き返すのか。92期は3つの1号艇(1R、7R、9R)できっちりポイントを上積みしたいところですね。(PHOTO/中尾茂幸)


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本日の水神祭――第2号、第3号+α'S

2010_0119_1044  今節の水神祭第2号は、9レースを勝った坂元浩仁だ。
 同県・愛知の平本真之の「やろうぜ」とのひと声で、庄司孝輔なども集まり、10レースの少し前に執り行なわれている。
 ボートリフトの上で、坂元が「ちょっと高い!」と悲鳴をあげると、整備員の人に「本当に下げるの?」と確認されながらも、ボートリフトの位置を下げていたのだから、東海勢はやさしい。
 水面から上がってきた坂元は「いや、嬉しいです」とニッコリ!
 耳に水が入った様子だったが、スッキリした表情になっていた。

2010_0119_1213  続く第3号となるのは、11レースを勝った西川真人のはずだったが……、11レース後にまず行なわれた水神祭では祝われたのは松田祐季だった。
 松田は、昨年の近畿地区選でGⅠ初1着を取っているので、とくべつ水神祭をやる必要はなかったのだが、今日は、5レース&10レースと連勝!
 新鋭王座では初勝利であるうえ、「ピンピンなのだから」ということで、それを祝おうということになったらしいのだ。
「水神祭しましょ」(山口修路)
「誰の?」(真庭明志)
「いや、違うんですけど、やってくれるらしいんで」(松田)
 という会話が聞かれる中での水神祭だった。この水神祭では、強く脇腹を打ってしまった松田だが、「準優に乗れるよう頑張ります」とTVカメラに向けてコメントを出していた。

2010_0119_1246  で、その後に行なわれたのが西川真人の水神祭だ。
 タイミングの問題も大きいのだろうが、こちらは近畿勢&93期勢を中心に今日一番多くの選手が集まって行なわれた。
 それだけに、大盛り上がりの水神祭となっている。
 松田に続いてのウルトラマンスタイルによる投げ込みだっため、ド迫力の水神祭となったが、ここでは盛り上がりすぎたためか、犠牲者(!?)が一人……。

2010_0119_1258 「押したの?」
「いや、押す前に落ちた」
「けっこう、自分から行ったよな」
 との声も聞かれていたが、水神祭に参加していた是澤孝宏も、西川とともにドボン!となったのだ。
 なんともめでたい水神祭だったが、是澤もまた、水神祭の有資格者の一人。今度は“自爆”ではなく“自力”で水神祭をやるのを待ちたいところだ。
 とにかく、3選手……、いや4選手なのか!? おめでとう!!
(PHOTO/中尾茂幸)


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“本紙予想”新鋭王座初日後半

オープニングで好配当を的中させました。まずは幸先よしです。それにしても、H記者、音沙汰ないのですが……。

7R 
山田は持ち味のS決めても攻め切れないと見る。これに乗る大峯が渾身のターン。
◎大峯 ○濱崎 ▲平本 △西山
3連単4-125-全

8R  
ダッシュ向きのアシでも、イン海野が苦しく、真庭が攻め切る。小坂が伸びて続く。
◎真庭 ○小坂 ▲長田 △海野
3連単2-531-全

9R  
山田佑が軽快に逃げる。中越と青木の攻め合いが見もの。
◎山田佑 ○中越 ▲青木 △坂元 
3連単1-345-全

10R 
アシもうひとつも松田が意地の逃げ切り。進藤がマクリ差して続く。
◎松田 ○進藤 ▲長尾 △大串 
3連単1-326-全

11R     
藤岡が渾身の先マイ見せる。カドから松村の攻めも怖い。
◎藤岡 ○松村 ▲庄司 △西川
3連単1-426-全

12R ドリーム戦   
新田が選考順位1位のプライドに懸けても逃げ切り果たす。古賀の差しが本線。
◎新田 ○古賀 ▲安達 △岡崎
3連単1-235-全


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本日の水神祭――オープニングレースでまず1人!!

2010_0119_181  こいつは春から縁起がいいや……ということで、1レースでまず水神祭第1号が誕生。1号艇で逃げ切った堀本泰二だ。
 TVの勝利者インタビューを受けたあと、「水神祭はどうしますか?」と尋ねてみると、「様子を見ながら……」とのことだったが、その言葉のすぐあとに、同県の先輩、大峯豊に連れられ、ピットに戻ってきた。そこにやはり同県の海野康志郎が合流。
「やりますか?」「やろう」と、大峯は、整備室にいる選手たちにも「やろう」と呼びかけた。やはり水神祭は、こうして誰かが仕切らなければ、なかなか始められない。

2010_0119_195  第1号だけあって、大賑わいで行なわれた水神祭!
 ボートリフトの上からバックから投げ込まれた堀本は「怖い怖い」→「寒い寒い」→「痛い痛い」と3種の悲鳴をあげ続けた。
 それでも、必死で水の中から這い上がってくると、「おっしゃあ!」と両手でガッツポーズ!!
 TVのカメラを向けられると、「超~気持ちいい~」「なんも言えねえ!!」と雄たけびをあげていた。
(PHOTO/中尾茂幸)


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THE ピット――働く若者たち!

2010_0119_338   さすがは新鋭王座!
 開会式に続いてドリーム戦出場選手のインタビューが行なわれているうちから岡祐臣がひとり試運転をしていたが、ピット内においても、あちらこちらで多くの選手がきびきびと作業をしていた。
 浜名湖では、以前から装着場脇と整備室奥に2つのペラ小屋があったが、最近、装着場脇のペラ小屋横には「青空ペラ作業場」が新設された。その3つの作業場が無人となることもまるでなかったのだ。
 1レース前の早い時間帯でいえば、青空作業場では、大峯豊と毒島誠の卒業組コンビが並んで作業をしていた。
 毒島に関しては、すっきりとしたいい表情で、積極的に動き回りながら作業をしているな、と昨日から好感を持っていた。今朝にしても、「ペラ調整→試運転→ギアケース調整」と、開会式が終わってから1レースが始まるまでのわずかの間に、それだけのことをやっていた。
 それでいながら、途中で選手に話しかけられると笑って応えるなど、焦りの色はまったく見られないのだから、いい感じだ。

2010_0118_572  装着場のペラ小屋は、やはり作業をする選手がいちばん多い場所で(SGやGⅠなどでは服部幸男もここに陣取る)、今朝も1レース前から「大入り満員」状態!
 4レース出走の山田佑樹などは、カポックを着たまま、ペラを叩いていた。試運転後に気になったところをそのまま調整していたということなのだろう。
 試運転組も多く、1レースの展示航走後には待ちかねていたように多くの選手たちが水面に飛び出していた。

2010_0118_579  ……と、そんな状態でありながら、整備室は整備室で、やはり作業をしている選手が多かったのだから、開会式後にひと休みしていた選手はほとんどいなかったことになる。
 開会式直後の整備室では、大串重幸、渡辺浩司、小坂尚哉がギアケース調整をしており、ドリーム戦出場の篠崎元志も、インタビュー後すぐにこの輪の中に加わった。
 また、開会式では、エンターテイナーぶりを発揮していた西山貴浩は、その直後のピットでは、別人のような顔になって、ひとりぽつんと、モーター本体の整備にかかっていた。

2010_0118_544 ぽつんという意味では、青木幸太郎もそうで、多数派のギアケース調整組が整備している場所とは対角に位置するテーブルで、ひとりリードバルブの調整をやっていた。
 去年の新鋭王座では、初日の同じ時間帯にリードバルブ調整をしていた選手が4、5人いたが、今朝のこの時間帯は、とりあえず青木ひとりだけだけだった。

2010_0118_593  そうして誰もが自分の整備に集中していた中で、オープニングレースである1レースが始まると、整備室のモニター前には、普段の大会ではちょっとないほど大勢の選手たちが集まってきた(写真は西山)。
 やはり、仲間たちの結果が気になるのだろう。選手たちが1マークに突入していくと、悲喜こもごもの歓声があがった。そして、「水神祭か?」と誰かが言えば、「あ、このレースは智則(土屋)以外はみんな水神祭だ!」と毒島が答える。
 よく把握しているな、と感心させられたが、毒島の言葉は大正解!
 勝てば水神祭となる選手が非常に多いというのも新鋭王座の特徴のひとつで、新鋭王座ならではの楽しみになっている。
 このNIFTYでも、水神祭はできる限り逃さずリポートしていきたい。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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選手紹介!

2010_0119_161   地元のバスケットボールチーム、浜松東三河フェニックスの選手&チアリーダーのオープニングアクトで幕を開けた新鋭王座決定戦・選手紹介。その後に浜名湖競艇のマスコット、スワッキーくんが入場すると……その正体は庄司孝輔! 地元ただ一人の参戦、浜名湖を背負って戦う意思表明だ!
2010_0119_001「浜名湖競艇ファンのみなさん、元気ですか!」(堀本泰二)
 浜名湖ファンのみなさんだけでなく、全国競艇ファンのみなさん、元気出していきましょう!

 それにしても、新鋭王座の選手紹介はSGや記念レースとはひと味違う。その代表格はやはり西山貴浩! 山口修路から「根本的に勘違いした男」と紹介されて登場した西山は、なぜか競輪の4番車のユニフォームを着ている。「競艇選手の西山です!」……そりゃそうでしょ。
2010_0119_144 「勘違いした男です。えっ? 父親の顔が見てみたい? それなら5月に三者面談を行ないます。父・富士男、兄・剛。清き一票をお願いします!」
 えっと、野暮だけど解説しますね。5月の三者面談は当地開催の笹川賞。父は原田富士男で兄は川上剛、西山ともども3人に投票してね、というアピールであります。
 おっと、まだ終わらない。
「昨年は政権交代がありました。今年は、イケメンよりブサイクです!」
 それも政権交代……うむ。これには全面同意であります。
 そういえば、「93期きってのイケメン」と古川健に紹介された男がいましたね。
2010_0119_051 「エース機を引きました。豚に真珠と言われないよう、頑張ります」(真庭明志)
 えー、ノーコメントです(笑)。
2010_0119_045 「顔はフレッシュじゃないけど、一生懸命頑張ります」(渡辺浩司)
 えー、これもノーコメントで(笑)。

 新鋭王座といえば、出場できるのは選手生活の限定された期間のみ。それでも、出場を逃して悔しい思いをする選手もいるわけで、そんな仲間の思いを背負って走る若者たちも少なくない。
2010_0119_083 「峰リューちゃんの分まで、勝って帰ります!」(古賀繁輝)
「静岡の谷野錬志の分まで頑張ります」(平本真之)
「兵庫には三銃士っていうのがいるらしいです。稲田浩二、小坂尚哉…………あっ、藤岡俊介でーす!」(藤岡俊介)

 懲戒期間にかかって出場できなかった峰竜太、事故率オーバーで地元王座を棒に振った谷野錬志、F休みで出場を逃した稲田浩二……彼らの分まで仲間が頑張る! やはりF休みとなってしまった岡村仁、西村拓也と同県である鶴本崇文の「大阪は競艇王国です」も同種のものかもしれない。

 そんななかで、独断と偏見のベスト名言はこれ!
2010_0119_079 「チアリーダーのみなさん、僕はいちばん手前のコがタイプです」(永田啓二)
 若者はこうじゃなくっちゃね! 王座と彼女をゲットして、最終日には意気揚々と浜名湖を後にしてください!(PHOTO/中尾茂幸)


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本日の“本紙予想”新鋭王座決定戦初日

おはようございます。Kです。今節も、いや、今年もよろしくお願いします。今節も、“本紙予想”はもちろんイン主体の本命予想なのでありますが、今日は正直、イン以外からも狙ってみたいレースがそこそこあります。予想にも反映はさせますが、個人的な舟券は○や▲アタマも少々買ってみたい。予想もそんなあたりを鑑みてご覧いただけますと幸いです。hiyoさま、私は初日から勝負して、おいしい舟券をゲットしたいと思います。

1R 
堀本がきっちり逃げ切ってGⅠ初陣飾る。池永は動く可能性もあり、相手本線。
◎堀本 ○池永 ▲坂元
3連単1-56-全

2R 
中越がS踏み込んで逃げ切る。西川が巧みに捌いて続く。
◎中越 ○西川 ▲濱崎 △山口裕 
3連単1-532-全

3R 
平本が格上のターンで逃げ切る。藤岡が軽快に追走。
◎平本 ○藤岡 ▲古川 △是澤
3連単1-356-全

4R 
山田が握れば、庄司に水神祭のチャンス。
◎庄司 ○山田佑 ▲鶴本 △鈴木
3連単3-216-全

5R 
出足より伸び優位の吉川の進入がポイントとなる。西野が捌けば大穴か。
◎西野 ○吉川 ▲金子 △青木
3連単4-516-全

6R 
イン下條のアシ色は厳しく、岸本の差しが突き刺さる。
◎岸本 ○大串 ▲馬場 △渡辺
3連単2-564-全

後半はのちほどアップします。


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初日! 燃えよ若武者!

おはようございます。新鋭王座決定戦、初日を迎えましたよ! 濱崎憲吾郎さんのおっしゃるとおり(あけおめ、ことよろ)、まだまだ知名度の低い選手も少なくない。今朝、U記者も出走表を眺めながら「(舟券予想的に)イメージのつかめない選手もけっこういるなあ」などと呟いておりました。しかし、ここに出場する選手たちが何年後かにはSGの舞台をにぎわすことになる。艇界を支えることになる! というわけで、若武者の闘志にぜひとも注目していただきたいと願う次第なのであります。そうそう、BOATBoy2月号では選手の個性、特徴を解説していますので、ご覧くださいね(宣伝失礼)。

2010_0118_720_2 最年長の吉川喜継を筆頭に、燃えよ若武者!(PHOTO/中尾茂幸)


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THE ピット――前検の表情

2010_0118_370   まずは、お昼頃にUPした記事「若武者集結!」の中で書いていた見解の訂正……。
 この記事で私は、TVリポーターからコメントを求められているのを避けるようにピットに入っていった大峯豊の「気持ちの入り方がハンパじゃない」ということを書いていたが、このときは本当に、自分にマイクを向けられていることに気がついていなかっただけかもしれない。
 ここに懸ける気持ちが強いのは確かなはずだが、前検中、装着場でカメラマンたちに声を掛けられると、ニッコリと笑って、撮影のリクエストに応じていたのだ。
 他の選手たちと話をしているときにも笑顔がよく見られていたのだから、メンタル面はうまくコントロールできていると考えていいはずだ。

2010_0118_563「若武者集結!」の記事では書かなかったが、選手たちがピット入りするのを見ている中で、もう一人、気になったが岡崎恭裕だ。
 過去のSGなどでは、声をかけづらいような神経質な雰囲気になっていることも少なくないが、今朝の岡崎は、まとっている雰囲気がなんとも柔和なものだった。
 取材メモにも「妙にゆったり」と書きつけてあったが、ここで受けた印象に関しては、間違ってはいなかったようだ。
 岡崎はすでに、総理杯の出場権を得ているために、これまでにないほど「自然体」で、この新鋭王座に臨めているというのである。

2010_0118_553  前検日にはつい、選手の表情からメンタル面の状態を推測しがちだが、大峯の例もあるように、「たまたま思いつめたような顔をしているところを見かけた」といったパターンも珍しくはない。また、いくらか神経質になっていた選手であっても、同年代の仲間たちと話しているうちに、気持ちがほぐれて、自然な笑みが浮かべられていくことも多いのだろう。
 午後のピットで、ちょっと気になったのがエースモーターである32号機を引いた真庭明志だった。
 モーターを取り付けたボートを水面に下ろす際、取材陣や、他の選手のボートが行く手を阻むかたちになってしまうと、少し苛立った表情を浮かべていたふうにも見えたのだ。
 その顔つきを見ていると、自分の予言通り、エースモーターを引いたまでは良かったとしても、そのことから徐々に焦りが出てきたのではないかとも推測された。
 ただ、これも勘違いだったのか、一時的なものだったのか……。
 その後すぐ、新鋭王座のムードメイカー西山貴浩とピット内で戯れながら、子どものような純真な笑みを浮かべていたのだから、こうした判断は難しい。

2010_0118_466  好モーターを引けば、選手がその気になるのは当然だ。浜名湖ではとくにトップ10のモーターは、赤い字で数字が書かれたナンバーを取りつけられるので、好モーターを引いた選手がわかりやすい。
 過去2年間の新鋭王座で1勝も挙げられなかった小坂尚哉も(昨年9月の多摩川周年でGⅠ初1着は挙げている)、今節は赤ナンバーになっている。
 そのため、私と小坂は「赤ナンバーですね」「はい」と……、ある意味、そのまんまの会話を交わしている。
 いや、言葉のやり取りは何のヒネリもないものではあるが、小坂の顔に浮かべられた笑顔は、本当に気持ちがいいものだった。
「過去2年間の借りを一気に返してください」「はい、頑張ります」と、ヒネリのないまま会話を締めている。
 その後しばらくしたあと、装着場で、小坂のボートの隣りに、やはり赤ナンバーの山田哲也のボートが並べられると、小坂は山田の赤ナンバーを、ドライバーか何かでコツコツと叩いていた。
 2人が何を話しているのかは聞こえなかったが、「赤ナンバーですね」「お前もだろ」と、ヒネリのないやり取りをしていたものと推測される。

2010_0118_713  今年の新鋭王座の特徴のひとつとしては、久しぶりにSG経験者が充実していることが挙げられる。
 スタート練習が始まる前のピットに行くと、整備室の中にはSGカッパを着ている選手の姿が4人、目についた。
 安達裕樹、今井貴士、岡崎恭裕、篠崎元志がそう。そして、真っ先に試運転に出て行った新田雄史もSGカッパを着用していた。
 こうして、SG経験者である選手たちが、当然のようにSGカッパを着ていることには、それなりの意味があるのだと受け取りたい。
 明日のドリーム戦ではこの5人が顔を揃えているのだから、今年の新鋭王座はレベルが高い!
 そんなドリーム戦士たちの共同会見で判明したのだが……。新田の金髪は、師匠である井口佳典に合わせたわけではなく、偶然だったという。
 ただ、新田は、今回の新鋭王座に向けて井口が1枚のペラを作ってくれて、「良くなかったら他のを使え」と渡してくれたのだとも言っていた。それでも新田は、「良くても悪くてもこの1枚で走ると決めてきました」「井口さんのやさしさが込められているペラなので」と続けていた。
「明日、逃げられないようなら、優勝もほど遠いと思うので、まずは明日、結果を出したいと思います」との言葉も力強かった。

2010_0118_632 「班の中では、そんなに変わらない」(安達)というのが、ドリーム戦出場6選手の大方、共通した意見だったが、個人個人のコメントを聞くと、岡崎と古賀繁輝が、今日の手応えに多少の不安を感じていたようだ。
「今節はほぼ全レース、前付けに行く気で来ました」という古賀も、現時点では「行き足が不安」とのこと。明日もその足を付けられなければ、無理な前付けには動かず、2コースで折り合うかもしれない。
 また、今井は「岡崎あたりが(進入で)動く匂いがします」と話していたが、岡崎の会見からは、そんな匂いがまったく感じられなかったのも面白いところだ。
 ちなみに今井はこうも言っていた。
「2年連続悔しい思いをしているんで(優出3着→優出4着)、今年は優勝しか狙ってないです」と。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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新鋭王座・前検チェーック!

 こんにちは。Kです。
 この新鋭王座、舟券勝負はまず「初日」だと思っている。SGでもネームバリューがオッズに反映してしまう「初日」である。ただでさえ知名度がもうひとつである若手が数多く出場する今節、おそらくはSG出場組や新鋭王座常連組に人気が偏るはずである。しかも、浜名湖のモーターは昨年の4月から使用されており、相場はほぼ固まっている。「初日」は機歴の数字もおおいにオッズを左右するであろう。
 そこに盲点がきっとある。
 名前はまだ全国区ではなく、モーターの数字も低いが、実はパワーを引き出せている選手。ここに名を連ねる52名は力量差に大きな差があるわけではないのだから、まだ人気相場が固まっていない初日は美味しい舟券を手にするチャンス!
 というわけで、出場選手にも負けない気合で水面を見つめたのであります。

2010_0118_531  ズバリ言って、「節イチ!」と自信をもって言えるだけの選手は見つけられませんでした。すみません。いや、実際のところ、前検の段階ではそれほどパワー差はなかったと思う。強いて言うなら、「エース機の真庭明志は力強いアシ色を見せていた」ということだろうか。節イチ候補であるのは間違いない(ただし、スローよりはダッシュ向きと思われる。初日は2号艇だが……)。
2010_0118_372  銘柄クラスでは、大峯豊、濱崎直矢、馬場貴也、吉川喜継といったあたりが気配上々。ドリーム組6名はあまり目立たなかったが、そのドリーム戦でのアシ色をしっかりとチェックしたい。そうそう、古賀繁輝がスタート練習3本中2本が80m起こし。ようするに、そういうレースを一節通して想定している、のであろう。
2010_0118_545  新鋭王座初出場組では、西川真人、西野翔太、青木幸太郎、池永太、堀本泰二、庄司孝輔が試運転で好気配を見せていた。堀本はモーター2連対率の数値が高いが、西野や池永は20%台。私の見立てが正しければ、穴として注目してみたい選手だ。
2010_0118_570  すでに新鋭王座を経験している選手では、中越博紀、山田佑樹、大串重幸。山田ユーは昨年は準優にも駒を進めているから、今年は少しは人気になるか? ちなみに、今節もっともマクる男が、この山田ユー。差し優勢の浜名湖だけに「山田ユーの外」は穴のパターンとなるかもしれない。
 不思議な試運転気配だったのは、西山貴浩。良かったり悪かったりの差が激しかったのだ。まあ少なくとも、抽選のときに嘆いていたほど悪いモーターではなさそうである。
 以上挙げたなかで、個人的に特に注目したいのは大峯、庄司、山田ユー、青木。足合わせは(ペラを換えて乗ったりもするので)気配が一定とは限らないし、内に合わせるか外に合わせるかで違って見えたりもするものだが、この4人はおおむね良く見えた4人。エース機・真庭も含めて、前検段階での節イチ候補としておきたい。

 一方、やや苦しく見えたのは、永田啓二、山田哲也、海野康志郎、若林将、下條雄太郎。銘柄級らしい銘柄級をあげたかったのだが、ちょいと中途半端か。ただ、ヤマテツは2連対率46・3%の好素性機だというのに、気配的に劣って見えていた。初日に人気になることが予想されるあたりでは、平本真之、土屋智則、松田祐季あたりも万全とは思えなかった。

2010_0118_362  ……などと書いていたら、浜名湖ピットレポートなどでおなじみ、元選手の野中文恵さんが「マル秘モーター評メモ」なるものをもってあらわれた。ほぼ全節にわたってチェックしているだけに、自信満々のマル秘メモ。強奪したので、「フーミン特注モーター」をここで披露してしまおう。
●31号機……松村敏
●26号機……岸本雄貴

 ほっほぉ~、ということで、私の足合わせメモと突き合わせると、松村は安達裕樹をやっつけて、今井貴士とはほぼ互角。岸本は永田啓二をぶっちぎっていたが、相手が軒並みやられている永田だっただけに、ピックアップはしなかったものだ。なるほどな~。あと、池永の19号機が「上がり目モーター」、永田は「伸び=×」といったあたりが評価一致だ。
 私の見立てと食い違っているのは、山田哲也の28号機を高く評価し、庄司孝輔の56号機を普通あるかどうかと低評価の点。このあたり、明日の動きをぜひチェックしてみよう。

2010_0118_226  といったところで前検タイムが到着。上位選手は……
1 小坂尚哉 6・51
2 平本真之 6・55
  是澤孝宏
4 今井貴士 6・56
5 新田雄史 6・58
6 篠崎元志 6・59
7 岡崎恭裕 6・60
8 安達裕樹 6・61
  山田哲也

 小坂は、フーミンメモでも評価の高い1機で、注目の価値はある。とはいいつつ、このタイム、どこまで信用していいかは微妙だと思っている。この時期、浜名湖は追い風が吹きやすく、今日も強めの追い風。すなわち、タイムを計るバックは向かい風となり、計測時の風速でいくらでもタイムが変わるからだ。実際、8位タイまであげた上位タイムのなかに、1班=ドリーム組が5人もいる。明らかにこの時間帯はタイムが出やすかったと思われるのである。だから逆に、小坂のタイムは信頼度が高いのかもしれないが……。
 ちなみに、ワーストタイムは土屋智則の6・85。土屋の8班は他が全員6・64~66なので、これは異常な遅さ。また、永田啓二も6・84。フーミンメモの通り、伸びは壊滅的か。あとは、私の見立てではよく見えた西川真人=6・77、中越博紀=6・76と続く。それでも私は明日、この2人を狙ってみたいと思っているのだが、果たして。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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モーター抽選の主役は西山貴浩!?

 今節、選手班長を任せられたのは、唯一の地元若武者・庄司孝輔。97期、新鋭王座でもまだまだ若手の部類だが、モーター抽選にあたってはテキパキとその任をこなしている。
2010_0118_220  その隣に座ったのは、同期の西山貴浩。これが3度目の王座となるが、過去2度は97期からは一人ぼっちの参戦だった。しかし今年は同期がいる!(しかも6人)それが嬉しかったのか、西山は庄司の隣の席に座り込んだ。庄司の席は、最前列の右端。ここが班長の指定席だ。
「浜名湖競艇では、モーター抽選は座った席の順番に行なっています。最前列の右端と最後列の左端の選手でじゃんけんをして、勝ったほうから引いていただきます」
 抽選に先だって、競走会から説明があった。最後列の左端は山田佑樹。そして最前列の右端は……「西山選手、お願いします」。
「えっ、ぼ、僕っすか!?」
 選手班長の庄司はいちばん最後に引くことになっていたので、抽選順を決めるという責任ある役割は庄司の隣の西山に託されたわけである。
「かぁ~~~っ! こんなところ座らなけりゃよかった!」
 抽選会場は大爆笑の渦。
「最初はグーッ! ジャンケンポンすみませんでした~」
 あっさり負けて間髪入れずに謝ってしまった西山に、またまた大爆笑の嵐。もちろん、前列に座っている面々は(新田雄史、安達裕樹、今井貴士ら銘柄級も含まれてました)、苦笑い込みの爆笑。
 去年も一昨年も、ムードメーカーとしてピットを賑わしていた西山は、モーター抽選が始まる前に早くも、本領を発揮していたのでありました。ま、ラストは庄司なので、西山はラス前ですけどね~。

2010_0118_176  というわけで、山田佑樹をトップバッターに始まったモーター抽選。最大の盛り上がりは、真庭明志の抽選時であった。
 その少し前に、松村敏が好素性の31号機を引いて、「おぉ~、引いたぁ~」と歓声を浴びていた。それを見ていた真庭は、西山に向かって「(自分が)エース機引くしかないだろ~」などと言って、笑い合っていたのである。そして……ほんとに引いた! 2連対率52・6%、優出回数ダントツの10回を誇る32号機!
「うぉぉぉぉぉぉ~!」
 まさかの“予告エース機ゲット”に抽選会場は興奮のるつぼ! 大歓声と西山の大爆笑がこだまするなか、真庭は力強く拳を握り締めた。
 ライバルがエース機を引き当てちゃったのだから、ガッカリする選手がいたっておかしくはないわけだが、一丸となって大喜びしているあたりが、世代の近い若者が集う新鋭王座。どよめきはしばらく収まらずに、抽選会場の空気を躍らせているのだった。

 いや、ガッカリしていた選手もいた。西山である。真庭が32号機を引いたときにはともに喜んだものの、それから好機と言われているモーターがまとめて一気に出まくっちゃったのだ。
「ふわっ。ふわっ。ふわぁぁぁぁっ。もう(好機が)残ってないぃぃぃぃ~」
 悲鳴をあげる西山。そして、ボソリとこぼした。
「今年も開会式だけかぁぁぁぁぁ」
 去年も一昨年も開会式でのパフォーマンスで盛り上げた西山は、今年も何かやらかしてくれるようであるが、それにしても「開会式だけ」って、アンタ! その西山がラス2で引いたのは2連対率33・3%の10号機。8月のGⅠダイヤモンドカップで湯川浩司が準優1号艇だったモーターだぞ。諦めるのはまだ早い!

2010_0118_196_2  というわけで、上位モーターを手にしたのは……
32号機(52・6%)真庭明志
28号機(46・3%)山田哲也
45号機(42・6%)古川健
29号機(42・5%)堀本泰二
14号機(42・3%)是澤孝宏
31号機(41・4%)松村敏
26号機(40・5%)岸本雄貴
44号機(40・3%)岡祐臣
3号機(40・3%)山口修路
27号機(40・1%)小坂尚哉

 どちらかというと伏兵陣が好素性のモーターを手にしている。銘柄級には、数字的には分が悪いモーターが渡っているが……果たして。(PHOTO/中尾茂幸)


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若武者集結!

2010_0118_001  今大会の一番乗りは、唯一人の地元選手・庄司孝輔だったようだが、こちらがその姿を確認する前にピット内に消えてしまった。若き選手班長としていろいろやるべきことがあったのかもしれない。
 その後にまず姿が確認できたのは、埼玉の濱崎直矢だ。
 今節は比較的ゆっくりピット入りした選手が多く、10時前後の早い時間に濱崎が現われると、JLCスタッフなどが、わさわさと集まった。
 それがちょっと怖かったのか……!?
 リポーターからコメントを求められた濱崎は、戸惑いの表情を見せながら、カメラに答えていた。

2010_0118_012  続いてやって来たのは、長田頼宗(神奈川)と若林将(千葉)の東京支部コンビだ。
 ピット前でタクシーを降りると、長田は駆け足で門のほうへと戻っていった。
 浜名湖では、ファンが「入り待ち」をできる門と、タクシーや車で選手が入っていけるピット前まではかなり離れているため(推定300メートルほど)、荷物が多い選手は、いったんピット前に荷物を下ろしたあとに戻っていくか、あらかじめファンの前でタクシーなどを降りて交流したあと、ゴロゴロと荷物を引きずりながらピットまで歩いていくか、どちらかにしなければならない。
 走り去っていった長田が再び駆け足で戻ってきたとき、「ファンの人たちに囲まれましたか?」と尋ねてみると、「いえ、ぜんぜん素通りですけど(笑)、いつも来てくれる人がいたんで」と答えてくれている。
 駆け足に笑顔!
 とにかくそれが爽やかで、「ああ、やっぱり新鋭王座だなあ!!」と、らしさが実感された。

2010_0118_087  その後しばらくは選手がなかなか現れなかったが、10時半頃から突然、選手到着のラッシュとなった。
 鶴本崇文&松田祐季など、「近畿方面組」のタクシーが3台ほど連発でやってきたので、新幹線の時間がそのまま到着時間につながっていたようだ。
 篠崎元志を乗せて平本真之が自分の車を運転してきたといったパターンも見られたが、今大会はタクシー組のほうが圧倒的に多かった。
 そんな流れの中、ファンと交流していた選手はあまりいなかったので、熱心な入り待ちファンにとっては寂しい結果になってしまったかもしれない。
 こちらが確認できた範囲でいえば、長田のほかに、ファンと交流していた選手は、平本や海野康志郎など、数人だけだった。

2010_0118_075  近畿組に続いては、今井貴士、古賀繁輝、岡崎恭裕ら九州組が、2台か3台のタクシーに分乗して現われた。
 古賀には、BOATBoy2月号でインタビューをしていたので「先日はありがとうございました!」と挨拶すると、「こちらこそありがとうございました!!」と彼らしい大きな声で返事をしてくれた。
「しっかりやります!」とも続けていたので、“ベストを尽くしたうえで結果を出す”というインタビューでの自分の発言はちゃんと守るという意思表示をしてくれたのだろう。
 その隣で今井は、JLCリポーターからコメントを求められて「優勝を狙います」と話していたが、今回の九州勢は、頼もしい優勝候補揃いとなっている。

2010_0118_103  優勝候補といえば忘れてはならないのが、新鋭王座では、3年前と2年前に優出している大峯豊だ。
 とくに3年前の大村では、王座に手の届きかけたレースで2着に敗れていたわけだが(優勝は石野貴之)、その大峯も、今年が“最後の王座(卒業期)”となっている。
 それだけに心に期すものは大きいのに違いない。
 JLCリポーターがコメントを求めようとすると、それが目に入らなかったのか、目に入らなかったことにしようとしたのか……、それには答えず、すすすっと無言でピットに入っていったのだ。
 この一瞬だけで判断することはできないが、気持ちの入り方はハンパじゃないな、という印象を受けている。
 その気持ちがプラス面に作用すれば、今年の大峯も、「結果」に最も違い選手の一人になってくるはずだ。

2010_0118_127  ただし、今年の新鋭王座の「最強支部」はやはり、新田雄史、安達裕樹という二人のGⅠウィナー2人を抱える三重支部ということになるのだろうか。
 三重支部のエース=井口佳典は、新春から「金髪スーパーサイヤ人」と化してファンを驚かせていたが、その愛弟子である新田は新田で、なんと!「金髪刈り込み職人」と化していたのだ。
 まとっている雰囲気は、いつもと変わらぬマイペースオーラだったが、この変身もまた決意の表われなのか!? 
 選考勝率7.47でドリーム戦1号艇を手に入れている絶対実力者・新田からは目が離せない。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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浜名湖です!

Cimg4909 おはようございます。取材班、快晴の浜名湖に到着いたしました。まもなく、若武者たちがここ浜名湖に集結! 新鋭王座決定戦の火ぶたが切って落とされます。

本日の前検から最終日優勝戦まで、ここ浜名湖よりレポートしてまいりますので、今節もどうぞよろしくお願いします。2010年最初の現地レポート、頑張りま~す!


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2010年初ビッグ!

唐津では2010年最初のGⅠウィナーに深川真二が輝き、この18日、尼崎でもGⅠ優勝戦が行なわれるわけですが、浜名湖では2010年初ビッグが始まりますぞ!

若武者の祭典、新鋭王座決定戦!

18日前検、そして19~24日までの6日間に、みずみずしい熱戦が繰り広げられる。取材班、今年初の出陣であります。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。


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