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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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総理杯優勝戦 私的回顧

「宇宙戦艦やまと」発進!!

2010_0322_r12_0760  憲吾が優勝した。と思った。2マークを回って。山口のツケマイをがっちり受け止め、大観衆の待つホームに舳先を向ける。山口との差は2艇身。内から遅れて差した岡崎とは3艇身ほどか。平和島でこうなれば、誰が相手でも抜かれる憲吾ではない。4-2勝負で4-1が1枚もない私は、2着争いに目を向けようとした。
 ところが…………。

12Rコース順 st
②山口 剛 13
①岡崎恭裕 21
③松井 繁 16
④濱野谷憲吾16
⑤今坂勝広 17
⑥萩原秀人 21

2010_0322_r12_0747  ピットアウトでスタンドが沸いた。岡崎のピット離れが鈍く、それを山口がキュッと絞って立場が入れ替わったのだ。やまと卒業生同士がもみ合って、誰もが予想しなかった213/456。もちろん、山口と岡崎にとっても想定外の事態だったはずだ。腹が据わっていたのは、インを強奪した山口のほう。コンマ13のトップスタートだ。一方、2コースに甘んじた岡崎は半艇身遅れの21。動揺があったかもしれない。
 松井に有利だな。
 スリットで私の視線は赤いカポックに行く。本当はアタマ勝負の憲吾を見ていたのだが、スリット同体でカドからさほど伸びず、松井が動かなければニッチモサッチモという態勢だった。松井は動いた。中凹みなのだから、もちろんまくり差しだ。が、ぐんぐん伸び返した岡崎がちょっとターンマークを外す形で、完全に松井の進路を塞いだ。この2艇が流れる。
 山口の逃げが決まったか。いや、松井が握った瞬間に差した憲吾が、内からスルスル伸びている。舳先が半分入った。そこからの伸びは一緒。勝負処の2マークで、山口は若者らしくツケマイを選択した。憲吾もすぐに察知して、外へと追っつける。まだまだ、平和島では役者が違うぞ、という完璧なブロックターンだ。
 よし、憲吾が勝った。
2010_0322_r12_0774   私は確信した。確信して、2着争いを見ようとしたのだ。見ようとして、愕然とした。3艇身後方と思っていた岡崎が、憲吾のすぐ内側にいる!? それは、本当にありえないことなのだ。岡崎の差しは先団2艇よりかなり遅れていた。しかも引き波を2本超えたときに軽くバウンドしているのも視野の隅に入っていた。片や、憲吾と山口は引き波のない水面を全速で旋回しているのだ。2艇の競りでやや流れたとはいえ、岡崎が届くレースではない。むしろ、直線で引き離される展開なのに、なぜそこに……????
 15年ほど競艇を観てきた私の経験則が、その光景を完全否定している。が、実際の岡崎は憲吾を捕えそうな位置にいる。ないない、絶対にないんだってーー!憲吾も驚いたに違いない。昨日の準優で「①(岡崎)の足にビックリした」とコメントしているが、今日はもっとビックリしたはずだ。憲吾は外の山口を捨てて、内の岡崎を絞りにかかった。
 よし憲吾、絞れ、絞りきれば、なんとかなる!!
2010_0322_r12_0784_2  もう、楽勝気分は吹っ飛んでいる。それどころか、絞りきれなかった。岡崎の舳先が憲吾の内に潜り込んでいた。1/4艇身、1/3艇身、半艇身……で2周1マークへ。憲吾は同体になる前に強ツケマイで叩き潰そうとした。その選択も、私の経験則では全然ありの光景だ。が、しかし、憲吾が握ったときには、すでに岡崎の艇が同体を超えて憲吾の進路を完全に遮断していた。これで憲吾の3年ぶりのSG制覇は夢と散った。私の舟券も散った。
 そして優勝したのは、この2艇の競りから艇を引き離し、冷静的確鋭角に差し抜けた山口だった。広島の91期生が抜け出し、福岡の94期生が続く。弱い弱いと言われ続けたやまと卒業生が、SGのワンツーを独占している。その後方では東都のエースと無敵の王者が3着争いを……結果的には山口と岡崎の2艇ががりで、艇界の大スターふたりをギャフンと言わせる展開になったわけだ。
2010_0322_r12_0823  結論。2010年の初SGは、劇的なまでの世代交代を感じさせる幕開けとなった。レースとしても素晴らしい名勝負だった。インを奪い、トップSを切り、先マイし、差した憲吾をツケマイで沈めようとした山口。とことん自力勝負に徹して最後に展開を見事に突いた山口は、SG覇者に相応しい腕と度胸を見せつけた。

 ややミスがあったとはいえ、怪物パワーの力を信じてレースを有機的に演出した岡崎も天晴れだった。1マークで松井を、2周1マークで憲吾を潰した経験も大きな糧になるだろう。銀河系軍団に対抗して「宇宙戦艦やまと」の称号を贈るとしよう。
2010_0322_r12_0829  まあ……それでも私は、憲吾に勝ってほしかったなあ。というか、いまだに優勝したような気がしてならないのだが……「今節の憲吾は優勝が唯一無二のノルマ、2、3着は意味がない」と言い続けた私だが、今日の3着を責めるつもりはさらさらない。あの2周1マークで岡崎を競り潰しそうとしたシーンも迫力満点だったし。今シリーズは憲吾の勝ちたい気持ちが随所に水面を彩っていた。こういうレースをしていれば、いつだってSGを獲れる男なのだ。素晴らしいファイティングレースだったぞ、憲吾!!(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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THE ピット――心の戦い

_mg_2410  午後になってから、岡崎恭裕の顔は変わっていたように思う。顔色までが白くなっていたように見えたのは気温のせいだったのかもしれないが、午前中に比べて、表情が硬くなっていたように見えたのは錯覚ではないはずだ。
 9レースが始まる前には、自発的にボートリフト前のモーター架台を動かして、エンジン吊りの準備を始めていた。
 そのこと自体は、新兵として当たり前のことではあるのだが、やけに丁寧に架台を並べ直したりもしていたところを見れば、少し神経質になっているのではないかと思われた。

_mg_1768  岡崎が硬くなりつつつあったことは、同年代の仲間である新田雄史も感じ取っていたのかもしれない。
 スタート展示に行く直前に岡崎がひと休みをしていたときに、新田は付かず離れずといった感じで岡崎の傍にいたのだ。
 あれこれ話しかけて和ませようとするようなことこそなかったが、岡崎のことが気になって仕方がないようにも見えていた。
 新田に対しては、その後、「12レースは見て行きますか?」と訊いてみたのだが、「いや、観ないで帰ります」との返答だった。
 11レースに出走した師匠の井口佳典とともに、帰りの交通手段を決めていたのだろう。……ちなみに書いておけば、井口が萩原秀人に対して「ヒデちゃん、お先するけど、優勝したら連絡するわ」と声を掛けていた場面も見かけていた。
 新田に対しては、「岡崎選手のことは気になりませんか?」とも尋ねてみたのだが、ほんのわずかな沈黙のあとに「逃げてくれると思いますから」と、ゆっくり答えてくれた。
「先ほどずっと傍にいたのが気になったものですから」と続けると、「……逃げてくれると思います」と、新田はもう一度、同じ言葉を繰り返した。

_mg_2759  そんな時間帯において2号艇の山口剛はどうだったかといえば、朝からその表情は硬いままだった。
 装着場で岡崎が山口に話しかけていったときは、2人はそれぞれに笑みを見せていた。だが、彼らの笑顔はどちらとも、無理に浮かべられているようにも見えたのだ。
 それでも私が個人的に、岡崎よりは山口のほうがまだ心配は少ないのではないかと予想していたのは、昨日の準優で山口は、緊張からのミスをすでにしていたからだ。
 まったくの直感に過ぎないことだが、それがある分だけ開き直れる可能性が高いだろうと思われたのだ。
 だが、それを「開き直り」と言うには申し訳ないほど、山口は冷静だった。

_u4w0907  レース後の共同会見で山口はこう言っていた。
「展示から気配はあって、岡崎のピット離れが悪そうだと思っていたので、本気で狙ってみようとピット離れをしたんです」。
 この狙いが見事にはまり、本番で山口は1コースを奪取したのだ。
 そのときピット内では、さまざまな歓声と悲鳴が交差した。レース中も、歓声と悲鳴の交差が続いたが、その熱すぎるレースの詳細については別記事に譲りたい。
 1コースを奪取した山口は、接戦を制して、見事に優勝したのだ!
「(節前から)これが準備なんだというくらい準備をしていた」と言う山口が、貪欲に結果を求めて、それをもぎ取ったわけである。

_u4w0576  取材をしていても、こちらも疲れた1日だった。個人的な話になるが、山口も岡崎も、記念での活躍を始める前にインタビューをしていた選手であり、その戦い模様を見守りながら、大きな結果を出してくれる日を待ち望んでいた選手である。
 その2人が、それぞれに心をすり減らすようにして一日を過ごしていたのだから、それを見ていたこちらも精神的にはきつかった。
 その一方で、時おり……といっては申し訳ないが、時おり松井繁や濱野谷憲吾を見かければ、また複雑な思いにさせられた。その表情がいつもと変わらないことから、「格の違い」を見せつけられるような気もしていたのだ。
 H記者ではないけれど、「終わってみれば……」という結果になることも充分に考えられていたし、東都のエースが結果を出すところを見てみたかったのはもちろんだ。
 今坂勝広や萩原秀人に関していえば、松井や濱野谷ほどいつも通りとまではいえないまでも、岡崎や山口ほど緊張している様子も見られなかった。それぞれにマイペースで1日の作業を続けられていたのだから、伏兵としての存在感は高かった。

_mg_2865  レース後、ピットに帰還してきた山口が満面の笑顔を浮かべているのを見たときは、こちらの疲れも吹き飛んだ。
 山下和彦や海野ゆかりや辻栄蔵がバンザイで迎えると、ボートの上の山口もバンザイ、バンザイ!
 確信こそは持てないものの「獲ったどお~!!」と、よゐこ濱口風の雄叫びをあげたのは、山口ではなく辻だったのではないかと思う。
 隣のリフトでは、岡崎が天を仰いでいたのだが、その岡崎の優勝を願っていたはずの瓜生正義も、「おめでとう」と山口に拍手を送った。
 山口は、それからすぐに岡崎に対して、ごめんと謝る仕草を見せたが、そうされた岡崎も「全然……」と手を振って返した。
 レース後の岡崎は、口惜しさに顔を歪めるわけではなくて、苦笑いを浮かべ続けていた。努力する姿などはあまり人に見せたがらないスタイリッシュな岡崎ならば、そうするほかはなかったのだろう。
 岡崎に対しても声を掛けたい気はしたのだが、今日は山口にだけ、祝福の言葉を掛けておいた。
 内心は悔しくてたまらなかったはずの岡崎にはきっと次があるはずだから。
 そして今日のところはやはり山口だ。
 おめでとう、山口剛!
(PHOTO/山田愼二=1&3&6枚目、池上一摩 =2&4&5枚目 TEXT/内池久貴)


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本日の水神祭! SG初優勝おめでとう!

 山口剛、SG初優勝おめでとう!
 ということで、当然あります、水神祭! 表彰式→記者会見→JLC出演と経て、時刻は午後6時も迫った頃、夕暮れの水面で嬉しい儀式が行なわれています。帰りの飛行機18時30分って言ってたけど、間に合うのかしらん……。

_mg_2945  中心はもちろん広島勢。辻栄蔵が音頭をとって、山下和彦、海野ゆかりが輪の真ん中へ。これに、地元ということで残っていた東京勢も加わって、さあ行こう水神祭。いや、ちょっと待て。あの金髪は濱野谷憲吾。笑ってはいるけど、笑顔に力がないように見えるのは気のせいか。これは切ないシーンだよなあ……。
_mg_2962_2   ともかく、だ。さあ行こう水神祭。辻栄蔵が「空中で一回転しろ」などと無茶ブリをするなか、ウルトラマンスタイルで持ち上げられた山口を1、2の3でドッボーーーーーン! 山口、学生時代は体操選手だったこともあって、辻の言う通りに空中で見事一回転。鮮やかに水面に吸い込まれていったのでありました。
_mg_2973  それにしても、繰り返しますが時刻は午後6時前。水が冷たいぞ~。というわけで、陸に上がった山口は寒い寒いと叫びながら、仲間たちの拍手に包まれておりました。
 本当におめでとう!(PHOTO/山田愼二)


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“本紙予想”総理杯優勝戦

12R   
岡崎が時代のトビラをこじ開ける。濱野谷の一撃にも注意。ヒモ穴は萩原。
◎岡崎 ○濱野谷 ▲萩原
3連単1=4-全 14-6-全 


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H記者の「ここは平和島ぢゃ~!!」予想

 さあ行こう、優勝戦!
 あ、その前に、今節も丸坊主予想、ほんに申し訳ありません。赤岩、這ってました。岡本、2着がやっとでした……>< 優勝戦も玉砕覚悟の穴で攻めます。

12R
 ①岡崎恭裕SS
★②山口 剛S
 ③松井 繁A
◎④濱野谷憲吾B
★⑤今坂勝広A
 ⑥萩原秀人A
進入123/456

 完全な心情予想です。
 朝青龍なき大相撲がまったく盛り上がりに欠けるように、白鵬=松井の独裁政権では艇界もいかん! 置き去りにされた関東勢が盛り返してこそ未来の繁栄がある。という持論のもと、展開、パワーそっちのけで濱野谷のアタマ勝負。とにかく伸び型にしてスタート行く、後は憲吾のスピードとセンスに委ねるのみ。松井を叩いてのまくり差し、ってなことになれば競艇戦国時代の幕開けになると思います。吹けよ風、飛べよ嵐! 岡崎はさすがに1号艇のプレッシャーに屈するとみて、差す山口と憲吾マークの今坂へ。
 憲吾、2着じゃ意味ないんだぞーーーー!!

3連単☆4-25-全

 最後の最後に奇跡が……はい、ないと思いますけど……><


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「優勝します」by憲吾――優出選手インタビュー

_u4w9764  イベントホールは超満員! 5R発売中に行なわれた優勝戦出場選手インタビュー、ベスト6を間近で見られるとあって、4R中からすでに大入り状態でしたぞ。歓声の一番人気はやっぱり濱野谷憲吾! 松井繁に対しては、「さすが王者だ……」というどよめきが巻き起こっておりました。

①岡崎恭裕(福岡)
「今は楽しみというか、ワクワクしています。いい緊張はしていますけど、普段の優勝戦と変わらないですね。伸びはいいですけど、3日目にチルト0度にして他の足も上向いて、全体的に上位級です。(気温が下がったが)急に寒くなったわけではなく、2、3日目も同じような温度だったので、その日と同じようにペラを叩きかえます」

「自分を信じていけば大丈夫と信じています。毅然と戦いたい九州と新鋭を代表して、いいレースを見せます」

※23歳でポールポジションを背負うとは思えないほど、堂々とした態度。1号艇という重圧にも、王者やファンタジスタと戦うプレッシャーにも、まったく負けていないように見えたぞ。

_u4w9797 ②山口剛(広島)
「最初は行き足と伸びがよく、出足が不満だったんですが、ペラを叩いて出足もいい感じになりました。気温は下がったほうがいいです。昨日は暖かくなって合いきっていなかったので」

「優勝を狙ってマクリかもしれないし、差すかもしれないし、どうするかはまだわからないんですけど、スタートを決めないと話にならないので、そこに集中します」

「ここまで応援してくれた方々のおかげでここまで来れたと思っています。恩返しのつもりでいいレースをしたいです。宮島競艇場、ボートピア呉のみなさん、広島に総理大臣杯を持ち帰ります

※最後の決意表明は、ひときわ声を張り上げての力強い宣言。2コースだから差し、と考えがちだが、マクリもあると表明。展開の大きなカギを握る存在になりそうだ。以降のインタビューも、この「マクリか差し」が焦点となっていく。

_u4w9803 ③松井繁(大阪)
「5日間で昨日がいちばんよかったと思います。このメンバーに入っても負けないと思いますよ。エースモーターと言われてるだけに悔しい思いもしてきたけど、負けることはないと思っています」

「山口くんがマクるか差すかといってますが、僕はそこにマクリ差しを入れて、3つで考えます」

優勝したいと思います

※昨日の会見では、「エースモーターというほどのアシではない」と語っていた松井。ところがメンバーを前にすると「負けないと思う」! これは明らかに内の「出ている二人」にプレッシャーをかけたものだろう。展開については、2コースはマクるか差すかしかないので、3コースはもうひとつ増えるのは当然。しかし、それもまたひとつ内の若者に「なんでもするぞ」という威嚇にしか思えないのだが……。最後の「優勝したいと思います」で大きなどよめき!

_u4w9844 ④濱野谷憲吾(東京)
「乗りやすいし、自分なりには納得してます。気温は下がったほうがいい。みんなそう思ってるんじゃないかな。不安はないと思ってます」

「(客席から「ツケマイ!」という声がかかる)ツケマイ……(苦笑)。まだここまでツケマイという言葉が出てきてないので、僕はツケマイ行きたいと思います

「モーターは完璧には仕上がってませんが、気持ちは完璧に仕上がっています優勝しますので応援してください」

※ツケマイ宣言! お客さんの声に押された部分はあったにせよ、実際にそれも想定にあるからこその宣言であろう。もうサシノヤとは言わせない!(byベイ吉)「優勝します」の瞬間にはうおぉぉぉというどよめきの後に大歓声があがっており、もし本当にツケマイが決まったら、平和島のスタンド大爆発必至!

_u4w9856 ⑤今坂勝広(静岡)
「昨日の準優がいちばん緊張していて、それで吹っ切れちゃっていて、今日はリラックスしていますね」

「マクリ、差し、マクリ差しと3つの選択肢があるので、どれかを使いたいですね」

「5号艇だけど展開はあると思ってます。1マークで黄色いカポックが突き抜けますので、応援してください」

※終始、力強い口調でハキハキと答えていた今坂。「ガッツ今坂」という愛称だったなあ、と今更ながらに思い出しました。展開は3つの選択肢。まあ、3コースから外は3つしか選択肢がないんですけどね(笑)。ただ、昨日の準優では、実際に5コースから握って攻めているぞ。濱野谷がもし差しハンドルを入れたら、この男が飛んでくる! 黄色いカポックの突き抜け、本当にあるかも!

_u4w9882 ⑥萩原秀人(福井)
「(たくさんのお客さんを前に)緊張してます。いつも緊張しているので、いつも通りでいいです。(回り足が評判だが)いいと思います。(ターン回りがいいということ?)はい」

「マクる足はないので、差しかマクリ差し。マクリ差すところもたくさんあるんでね

「6号艇だし、この相手だし、大きなことは言えませんが、虎視眈々と優勝を狙います」

※実に言葉少なのインタビュー。「6コースはマクリ差すところがたくさんある」というのは、言い得て妙、でありますね。何しろ回り足バツグンだし……。

 6名が6名とも力強く前向きな言葉を連ねたインタビュー。平和島のボルテージが一気に上がった瞬間でした。さあ、優勝戦。誰が有言実行となるのか……。(PHOTO/池上一摩)


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THE ピット――「優勝戦の朝」の顔

_mg_2027  岡崎恭裕は涼しげな顔をしていた。
 新鋭王座の際にも前検日からリラックスしきっているような表情を見せていたが、今朝の岡崎もそれと変わらない顔つきで、実にのんびりと過ごしていたのだ。
「リラックスできているようですね。緊張はないですか?」と訊いてみると、「全然。今のところまったく大丈夫です」と、さわやかな笑顔で答えてくれた。
「気温が下がっても大丈夫そうですか?」とも確認してみたが、「はい。逆にそっちのほうがいいんじゃないかとも思います」とのことだった。
 その後の岡崎は、小・中・高校の先輩にあたる中尾カメラマンと話をしていたが、その様子は驚くほどの自然体! SG初優出で1号艇に乗る23歳のものとは、とても思えないほどだった。

_mg_2059  岡崎がいた場所は、屋外ペラ作業場近くの水面際だったが、10時過ぎくらいになって、松井繁が通勤着(ジャージ)で出てきて、ペラ調整を始めた。
 それまで作業をしていた井口佳典が松井に何か一言掛けて立ち去ろうとしたが、ハハハッと笑った松井は、その井口の背中に向かって声を掛けた。
「おい、井口。井口の“口”は、口だけの口やって最近言われとるらしいで。スタートも行かへんって」と続けて、周りを笑わせた。
 一瞬、松井がカマギーに見えたものだが、そんな松井がいつもと“別人”だったのかといえば、そうではない。
 屋外ペラ作業場での調整時間は短かったが、その後すぐ隣のペラ小屋に移って服部幸男と何かを話したあと、整備室とペラ小屋を往復するなど、徐々に行動的になっていったのだ。1レース後には、レーシングウェアに着替えてエンジン吊りの手伝いにも出ており、ムダのない時間の過ごし方は、いつもと変わらない王者のそれだった。

_mg_2074  動き出しが早かったといえば今坂勝広もそうだ。
 こちらがピットに入った10時前にはペラ小屋のちょうど真ん中あたりに陣取り、集中して作業をしている姿が見られた。
 その後、1レースのスタート展示が始まった頃に装着場のボートにプロペラを取りつけると、展示が終わった直後には、そのまま試運転に出て行った。
 きびきびと作業をしている様子はいかにも職人といった感じで、危険なダークホース的な匂いを漂わせていたものだ。

_mg_2051  10時頃、ピット奥の整備室にいたのは濱野谷憲吾ひとりだった。モーター本体を割って、調整しており、その作業は、1レースが始まる頃まで続けられていた。
 ただ、途中でその様子を再確認してみようとしたときには、ピストンをこすっているところが見かけられたので(おそらく、ピストンに付着したカーボンの汚れを取っていたものと思われる)、大がかりな調整をしていたわけではないだろう。そうして細かいところにまで目を配り、やり残しがないようにしていたのではないかと考えられる。
 整備室から出てきた濱野谷が、ゆっくりとピット内を歩いていたときは、集中した、いい表情になっていた。

_mg_2151  ピットに入ってなかなか姿が確認できなかったのが萩原秀人だった。
 そのため、私より早くピットに入っていた中尾カメラマンに、その姿を見かけたかどうかを訊いてみると、「早い時間に、装着場でボートとモーターの点検をしていたよ」とのことだった。
 1レース後には、今垣光太郎のエンジン吊りを手伝うために出てきていたが、その際に吉田俊彦と話している様子は、いかにも彼らしい独特のマイペース……。言葉で表現するのは難しいが、「普通に笑ったりするポーカーフェイス」といった感じで(矛盾した表現のようだが、感情のありかが掴みにくい飄々とした感じを持っている)、その様子はいつも通りだ。
 エンジン吊りの作業がひと段落ついたあとには、ヘルメットをかぶったままの今垣に何かを話しかけられて水面を見つめ、「そうですね」などと答えていたので、何かしらのアドバイスを受けていたのかもしれない。大舞台の経験はまだ少ない萩原だが、偉大な先輩が傍にいてくれ、力強いことだろう。

_mg_2124  優勝戦メンバーの中で、表情が少し気になったのは山口剛だ。
 最初にその姿を見たのはペラ小屋でのこと。同県の山下和彦と辻栄蔵に囲まれて作業をしていながら、隣りにいた横西奏恵の言葉にニッコリ! その笑顔は岡崎に負けないほどさわやかだった。
 いつも通りの彼だな……と嬉しくなったが、その後に山口を見かけるたびに表情が硬いような印象を受けたのだ。
 ただ、これが、結果とどう結び付くかはわからない。リラックスしていた岡崎にしても「今のところまったく大丈夫です」と言っていたように、どこかで突然、緊張で体が硬くなるかもしれないわけだ。逆に、緊張しているように見えた山口がどこかで吹っ切れる瞬間を迎えるかもしれないし、それは本人にもわからない部分……。そしてまた、そうした緊張やリラックスが結果にどう結び付くかも紙一重のことになる。

 ピットではいつも、選手たちの表情が気になるが、今朝は、いつも以上にそんな部分が気になった。
(PHOTO/山田愼二 TEXT/内池久貴)


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H記者の「穴・獄貧」最終日

 準優で真っ白な灰になってしまったHです。マッチ売りの少女のごとく最後の淡い灯火を求めつつ(←単なる金策)、獄貧予想をアップすることにします。私とともに血まみれになった人なら、もうおわかりでしょう。ターゲット選手は、あのふたりしかおりません!

6R
 ①安田政彦
★②今垣光太郎
 ③坪井康晴
★④田中信一郎
 ⑤井口佳典
◎⑥赤岩善生
進入123/456か126/345

 最後の最後まで勝てないのか、赤岩?? ここ2日も成績よりはるかに素晴らしいパワーであることは明白なんです。展開不問、常に一走入魂のこの男が、6号艇でラストミラクルを起こしてくれると信じましょう。「最終日の一般戦は人気の準優組を軽視しろ」が穴党の鉄則。1号艇でぶっ飛んだ坪井とVだけを目指してきた井口を思いきって蹴飛ばし、今垣と信一郎で勝負。

3連単★6-24-全

9R
 ①中野次郎
★②池田浩二
★③魚谷智之
 ④古結 宏
◎⑤岡本慎治
 ⑥海野ゆかり
進入123/456

 最後の最後まで勝てないのか、岡本?? 昨日は5カドから握って握って池田のためにいい仕事をしてたし、展開ひとつで突き抜ける足はあるはずなのだよ。自力まくりか、4カド古結×イン次郎がやり合ってる間にまくり差し。なんだか2、3着のような気がして仕方がないのだけど、意地のアタマ決め撃ち勝負! ヒモはどこでもツくので「最終日は人気落ちの銘柄級」の鉄則に乗って池田と魚谷へ。

3連単★5-23-全

 これが当たれば、優勝戦のあの男で起死回生の帯封を狙うどーー!! その最後の獄貧予想は後ほどアップします!


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昨日の水神祭! アップ遅れてすみません!

_u4w8510 昨日は水神祭が一本ありました。準優日はドタバタしており、アップが遅れてしまいました。皆様、そして西川新太郎選手、ごめんなさい!

_mg_1627 昨日の2Rで6コースからとてつもないスピードでマクリ差しを決めた西川新太郎。2走目の7R後に、愛知勢、三重勢を中心としたメンバーにより水神祭が行なわれました。ワッショイスタイルで持ち上げられた西川選手、まるで投げっぱなしジャーマンを決められたみたいな態勢で水面に吸い込まれていきましたよ。開会式では未来を担う若手たちにとっての「自分のような者でもここに来れた」という指標になりたいと語った西川選手ですが、その舞台で水神祭をあげられたことはさらなる勇気を後輩たちに与えたはず。_u4w8514 もちろん西川選手も、またSGでお会いできるのを楽しみにしてますよ! おめでとうございました!(PHOTO/池上一摩)


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本日の“本紙予想”総理大臣杯最終日

 おはようございます。Kです。優勝戦です!

1R 
安達の水神祭に期待する。芝田のイン残しを本線に。
◎安達 ○芝田 ▲大嶋 △今垣 
3連単4-123-全

2R 
飯山がイン速攻で今節を締める。山﨑の名人差しが本線。
◎飯山 ○山﨑 ▲田中 △都築  
3連単1-256-全

3R 
三角がカドからマクって意地見せる。辻がしぶとく追走。
◎三角 ○辻 ▲木村 △海野 
3連単4-352-全

4R 
西川が逃げて2勝目。太田が差し続く。
◎西川 ○太田 ▲吉川昭 △吉川元
3連単1-235-全

5R 
前本のインは信頼度高い。瓜生の差しが迫る。
◎前本 ○瓜生 ▲安達 △湯川
3連単1-236-全

6R 
安田がSGウィナー引き連れて逃げ切る。坪井が自在に追う。
◎安田 ○坪井 ▲井口 △赤岩
3連単1-356-全

7R 
上昇気配の大嶋が逃げ切る。烏野がマクリ差して肉迫。
◎大嶋 ○烏野 ▲服部 △深川
3連単1-345-全

8R  
吉川に差し切れるアシある。田村もアシはいい。
◎吉川昭 ○田村 ▲新田 △白水
3連単2-513-全

9R  
中野が逃走決めて東都のエースにエール。魚谷が俊敏捌きで追走。
◎中野 ○魚谷 ▲岡本 △池田 
3連単1-352-全 

10R 特別選抜B戦 
福島が逃走決めて東都のエースにエール。辻がカドから追う。
◎福島 ○辻 ▲服部 △重成
3連単1-436-全

11R 特別選抜A戦     
銀河系の内枠同士は意地の激突。間隙を坪井が突く。
◎坪井 ○湯川 ▲井口 △三角
3連単4-123-全

優勝戦は後ほどアップします。


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最終日! 歴史的優勝戦!

おはようございます。総理大臣杯、最終日を迎えました。優勝戦です! ニューヒーロー誕生なるか、王者がそれを阻んで貫禄を見せるのか、東都のエースが平和島のスタンドを爆発させるのか。これほど興味深く、大きな意義のある優勝戦はそうそうお目にかかれません! 歴史的瞬間を目撃できたとしても、本物の強者の強さにうち震えたとしても、本物の地元の意地を感じたとしても、興奮間違いなしの優勝戦ですぞ!

2010_0320_0588 そんな日に、もうひとつ期待したいのはこの人の水神祭です。がんばれ、安達裕樹! 今日の2回乗り(1、5R)をおおいに注目しましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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平和島総理杯 準優ダイジェスト

3艇のボックスロワイヤル

10R
①坪井康晴
②山口 剛
③辻 栄蔵
④三角哲男
⑤萩原秀人
⑥吉川元浩
進入123/456

2010_0321_r10_0702  だから準優はやめられない。凄い2着争いだった。まずは勝った山口について触れておく。インの坪井が早めに握って流れたところをズバッと差しきった。冷静沈着、見事なハンドルワーク。さすがF2で新鋭王座をイン逃げした男、腹が据わっている。と、思ったのだが、やはりSGの準優はすんなりとは終わらない。
 バックで2艇身突き放し、後続は混戦模様。2マークを普通に回れば完勝という場面で、山口はターンマークを外しつつ全速でぶん回した。
「バックで先頭に立ってから、今まで感じたことのない緊張がやってきた。指が震えました」
2010_0321_r10_0709  明らかな握りすぎで流れる流れる。勇躍、坪井の鋭角差しが山口の背後を脅かした。伸びの差でかろうじて1艇身差をキープした山口は、今度は2周1マークで第2のイージーミスを……ターンマークを5m以上もオーバーしてから旋回したのだ。外した、というレベルではない。救助艇を回避するような抱き回りだった。が、信じられないことに、競っていた坪井がさらに大きなオーバーランをしてしまった。ターンマークを狙っていれば、軽く逆転していただろう。今年最初のSG準優……ふたりのターンミスが、逆にそのヒリヒリぶりをストレートに感じさせる。とりわけ、坪井にとっては痛恨のターンだったな。山口との差を広げられた上に、最短距離をクルリと回った三角にピッタリ並ばれた。さらに一度は圏外にぶっ飛んだ萩原まで息を吹き返した。3艇は最後の最後まで2着を奪い合い、大逆転でファイナルの座をもぎ取ったのは萩原だった。3着、三角との差は30センチ。
2010_0321_r10_0733  VTRで改めてこの灼熱のレースを観戦したのだが、道中での順位は215、251、214、241、245、254と変化している。2アタマから145のボックスを買っている人は「どれでもいい、高目が来い!」と楽しく観戦できただろうが、ヒモを絞っている舟券師にとっては、活きた心地のしない1分半だったはずだ。それくらい、凄かった。山口や坪井の人間臭いミスも含めて、今年のベストバウトのひとつに挙げるべきレースだろう。
 パワー評価的には、坪井はターン回りでちょっとずつ引き波を超える力が足りなかった。三角はストレートで迫力を欠いた。萩原も伸びはチョボチョボだったが、サイドの掛かりは他の2艇を圧倒していた。前節、加藤峻二がくるくる回って大穴を2度も提供した回り足は健在だった。優勝戦の6号艇でこの足が生かせるかは微妙だが、引き波を超える力は十分にある。
 勝った山口の足はバランス型ですべてが上位。突き抜けるような破壊力はないが、どこからでも動ける機動力はかなり魅力的ではある。

通過点の優出

11R
①岡崎恭裕
②湯川浩司
③濱野谷憲吾
④吉田俊彦
⑤福島勇樹
⑥瓜生正義
進入123/456

2010_0321_r11_0875  10Rの3艇バトルロイヤルほどの激戦ではなかったが、スタンドの熱狂ぶりはこの11Rのほうが勝った。あの男がいたからだ。枠なり3対3。スリットからスッと覗いた湯川が外をたっぷり焦らしてから差しハンドルを入れた。そのハンドルが入ったのと、濱野谷が豪快に握ったのはほぼ同時。3コースでの2番差しもままある濱野谷だが、まったく迷いはなかった。今節の濱野谷はとにかくアグレッシブだ。
 グオォォォ!!
 そのツケマイがギリギリ届いて逃げる岡崎と併走になったとき、歓声は轟音に変わった。ここは平和島、観衆のほとんどが赤いカポックを見ていたはずだ。その併走する2艇の内からスルスルと黒いカポックが忍び寄った。バックで内の艇が驚くほど伸びるのも平和島。湯川は岡崎を捕まえかけた。半艇身でも舳先を入れてしまえば、大勢は決する。湯川と濱野谷に挟まれた岡崎は、おそらく何もできなかったと思う。
2010_0321_r11_0922  が、そこからの岡崎の伸びはどうだ。湯川とて5本指に入る伸び足だというのに、あっという間に突き放してしまった。「節イチってのは、こういう足ですよ」というお手本のようなパワー。2マーク、岡崎は追いすがる湯川を力ずくで叩き潰した。2番手には、機敏に差した濱野谷。歓声が拍手に変わる。まだ後続とは1艇身ちょいなのに、拍手の渦。ここは平和島。こうなれば、相手が湯川であっても絶対に抜かれないことをファンは知っている。いや、信じている。濱野谷のターンは正確無比だった。完全に2番手を取りきったとき、またスタンドは拍手の音で埋もれた。
 岡崎のパワーはもう語る必要もないだろう。本人が「これで優勝できなかったら恥ずかしい」とまで言い切る足だ。一方の濱野谷はそのすべてにおいて劣っている、と思う。すべてにおいておいて劣っているけど、ここは平和島だ。
 東都のエース濱野谷憲吾の優出で「最低限のノルマを果たした」と安堵するファンもいるだろう。だが、私はまだ許さないぞ。枠が遠くても、パワー劣勢でも、濱野谷のノルマは優勝以外ありえない。松井との直接対決を制し、西日本に傾きすぎた勢力図を東に揺り戻してこそ艇界は真に盛り上がる。優勝以外は元の木阿弥、何の意味もないと私は思っている。ここは、平和島なのだ。

終わってみれば……

12R
①深川真二
②井口佳典
③松井 繁
④前本泰和
⑤今坂勝広
⑥服部幸男
進入12345/6

2010_0321_r12_1094  スタンドは2度沸いた。最初は服部が単騎で艇を引いたとき。何かが起きそうな予感に、スタンドは騒然とした。が、次にスタンドを沸かせたのは服部ではなかった。バックで先頭を走っていた深川がそろ~り艇団を離れたとき。驚嘆、悲鳴、罵声、歓喜、そんな喜怒哀楽の混じった音が響き渡った。予選トップの深川真二、痛恨のフライング欠場。
 あとは……王者の進軍を誰もが当然のことのように見守っていた。
「やっぱ松井だよ~~」
「結局は王者か」
 そんな声があちこちから聞こえた。そう、見慣れた、見慣れすぎた光景なのだ。終わってみれば、松井繁。なんだかんだで王者の優出。実際には、低いハードルではなかったはずなのだが……1マークで松井は井口にツケマイを浴びせ、並ぶ間もなく引き波に沈めていた。それでとりあえず2着を完全に確保してしまった。そこがもう、なんというか松井の恐ろしいところだ。ほとんど半周だけのレースだったが、今日のパワーが図抜けて良かったようにも見えたし。スリットからグリグリ伸びて、相手を威圧する足。その足がなければ、井口をあれほど簡単に叩き潰せるわけがない。エース47号機が、完全覚醒したような気がする。
2010_0321_r12_1140  単騎ガマシで観衆を沸かせた服部は、スタートで届かず大敗。また同期の背中を見るにとどまった。そして、同じ静岡支部の今坂が最後のチケットを手に入れた。菊地、坪井、服部らが敗れても、まだまだ秘密兵器がいるぞ。そんな静岡の底力を見せつけたともいえる。パワーはまだ把握しきっていないのだが、初日に弾き出した1分45秒8はそのままシリーズレコードとして今も君臨している。一発ドカ~ン!!がありそうな不気味さを漂わせるパワーではあるな。
 嗚呼、それにしても、「終わってみれば……」。私はこのセリフを何度書いてきたことか。そして明日、2日連続で私はこのセリフを真っ先に記すことになるのだろうか。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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THEピット――時代のトビラは開くのか

2010_0321_0231  やはり目を奪われてしまうのは、岡崎恭裕だった。準優1号艇、23歳の若者が、そりゃあ緊張しないわけないだろう。9R前、競技棟入口のベンチにぽつんと一人すわっていた岡崎は一瞬、両手で顔を覆って、上体を曲げるしぐさを見せた。ああ、やはりプレッシャーと戦っているのだ……遠目にはもちろん、そう映るわけである。
2010_0321_0277   装着場の岡崎のボートの隣では、瓜生正義が最後の調整、点検を行なっていた。瓜生は岡崎と同じ11Rに6号艇で出走する。いわばライバル。いわば強敵。だが、岡崎にとっては、頼りになる先輩でもある。岡崎は、もう何もすることはないというのに、自分のボートへと足を運んだ。そして瓜生に話しかける。瓜生はモーターと向き合いつつ、終始笑顔で岡崎に応える。岡崎の顔にも笑みが浮かぶ。そのあとも、岡崎が瓜生と会話をしているシーンは何度か見かけているが、それは先輩の優しさに触れることで緊張感を紛らしている場面のようにしか見えなかった。
 9Rが終わり、準優10Rのスタート展示も終了。水面は一気に静けさをたたえる。すると岡崎は、試運転用係留所に降りていって、一人座り込んだ。まるで春の河原でたそがれているかのように、しばし水面を眺め続ける岡崎。やっぱり緊張しているんだろうなあ、いや、これはメンタルトレーニングかも、あるいは特に何も考えずにゆるやかな時に身を任せているのか……。いずれにしても、準優の本命を背負っている選手の行動としては、実に珍しいものであった。

_u4w7720  10Rは、山口剛が1着、萩原秀人が2着と、同レースで若いほうから2人の優出となっている。とりわけ、いったんは4~5番手に下がりながら、強烈な回り足で3周2Mで逆転した萩原の周囲では、皆が上気して祝福するシーンが見られている。ボートリフトに真っ先に出迎えに行った今垣光太郎が、萩原に向かって嬉しそうに拍手を送る。今垣は、萩原のモーターを整備室に運ぶ途中でこちらに気づき、やはり嬉しそうに目を見開いて喜びを表明していた。かわいい後輩の熱戦、快挙は光ちゃんの心をも躍らせていたのだ。松井繁も、満面の笑顔で萩原の背中をポンと叩いていた。松井もその腕っぷしを認めたのかもしれない。そんななかで、表情をほとんど変えなかったのが、当の萩原本人だったのだから不思議なものだ。まあ、大はしゃぎするようなタイプではないだけに、胸の内が表に出ていないだけだとは思うが。その後の会見でも、萩原は淡々と質問に答え、淡々と会見場を後にしている。
2010_0321_0216  山口は、先頭に立った瞬間、緊張していたそうだ。2周目に入って2番手を走っているのが白のカポックなのか黄色のカポックなのかもわからなかったそうで、次のターンマークでキャビったことが後続に迷惑をかけたのではないかと心配した山口は、レース後すぐに萩原に謝りにいったそうである。リプレイを見ていただければおわかりのとおり、そのとき2番手を走っていたのは、白いカポックの坪井康晴である。
 ただ、山口のレース後の表情からは、そうした浮足立ったところは少しも感じなかった。笑顔は見せていたものの喜びを爆発させるという雰囲気ではなく、山下和彦ら先輩の祝福を穏やかに受け止めていたのだ。会見でも、また会見後のピットでも、まるで優出を確信していたかのような落ち着きぶりで、これが2度目のSG優出とは思えない泰然としたたたずまいなのである。
 4000番台の二人が優出を決めた10R。この時点で新時代のトビラが開き始めていた。

_u4w8195  11R、岡崎恭裕が逃げ切った。1マークでは湯川浩司の差しが入っていたように見えたが、そこからのアシは岡崎のほうがはるかに上回っていた。
 レース後の岡崎は、やれやれ、といった感じで苦笑を浮かべていた。レースぶりには満足していないようで、パワーに助けられて勝てたと認識していたようなのだ。それはやはり、プレッシャーの影響ではなかったのか。何しろ、スタートは遅れたと思ったといい、しかし実際はコンマ10のスタートを決めているのである。行きアシのいい湯川にのぞかれたことで慌てた部分もあったに違いなく、レース後の苦笑はそんな自分に向けられたもののはずである。
 それでも、瓜生が嬉しそうに祝福にやってくると、岡崎の顔はほころんだ。レース前にもレース後にも見られた二人の信頼関係は、実に気持ちの良いものであった。
2010_0321_0425  レース直後については、岡崎以上に印象深かったのは濱野谷憲吾だ。2着で優出を決めて、地元の大エースとしての責任は果たした。だが……ベイパイレーツのメンバーとともにボート洗浄をしている間、濱野谷からは歓喜も安堵もまるで感じ取ることはできなかった。濱野谷はその間じゅう、顔をしかめていたからである。怒りを表明しているようにすら見える表情には驚くしかなかった。と同時に、2着ではまるで納得していない様子も感じ取れた。飯山泰とも中野次郎ともほとんど会話を交わすこともなく、黙々とボートを磨く濱野谷。これまでには見たことのない姿だ。会見で、「①(岡崎)は出てるね。ビックリした」と苦笑しているのだが、そのパワー差を突きつけられたことも濱野谷を不機嫌にしていたのかもしれない。

_u4w7985  12R、深川真二がフライングを喫した。予選1位のプレッシャーに押しつぶされたとは思えない。レース前も涼しげな表情で作業をしていたし、仲間に声をかけられては男らしい笑顔を見せてもいた。吉田俊彦が仕上がりについて泣きを入れてきたときも、深川は優しげな顔で吉田を励ましているのである。プレッシャーがあったとするなら、好スタートでのぞいてきた松井繁の存在だったかもしれない。赤いカポックが右手に見えたら、レバーを握る手はなかなか緩みづらいものだろう。
 真っ先にピットに戻ってきた深川はさすがに悄然としている様子だった。出迎えた仲間たちも、重い空気に声をかけるのもためらわれるようだった。その輪に、同じ九州の岡崎も加わっていた。深川が脱落したことで、岡崎は優勝戦1号艇が確定している。もしこれが、単なる先輩の敗北で転がり込んできたものだったとしたら、ひそかに喜ぶくらいのことはできたかもしれない。しかし、この結果では……岡崎は自身の幸運などひとかけらも頭にないかのように、表情を硬くしていた。
_u4w8042  12Rの1、2着は松井繁と今坂勝広。今坂はSG初優出で、レース後はさすがに笑顔を見せていた。昨年の最多優勝男が総理杯優出。これは大きな大きな意義がある。
 意義があるというなら、さすがのレース運びを見せた松井が優勝戦にいること。これはこの優勝戦においては、とてつもなく大きな意義があることだと思う。1号艇に新鋭世代のスーパールーキー。2号艇にも4200番台の27歳。内枠を若手が占めるなか、王者と呼ばれる男が赤いカポックを着るのである。
2010_0321_0309  時代のトビラを開けようとする若者に立ちはだかるのは、艇界の頂点に君臨する男。この総理大臣杯はまさしく、世代闘争の場となったのだ。岡崎がニューヒーローとなるのか。山口が新時代の旗手となるのか。内枠で緊張感に包まれながら戦う若者二人。この二人に対峙する競艇界の絶対王者(その外には濱野谷もいるのだから、強烈な対決だ)。この戦いは、間違いなく明日の競艇界を占う大一番となる! そうした意識があるのかないのか、レース後の松井はいつもの松井であった。たたずまいの迫力はやはり若者たちより一枚も二枚も三枚も格上。松井がそうしてそこにいることは、ただそれだけでニューウェーブたちにはプレッシャーになる。そして、競艇の何たるかを知る手がかりになるだろう。

_u4w8678 会見などもすべて終わり、岡崎と顔を合わせた。気になっていたことを尋ねた。9R前の、係留所で一人水面を眺めていた、あのシーンだ。
「ああ、あれは風を見ていたんですよ。今日はコロコロ変わってましたからね。どういうふうに変わったりするのかを観察していたんです」
 冷静に準優での戦術を組み立てていたというのか。この男なら、本当に時代のトビラを思い切り開け放つことができるかもしれない。(PHOTO/中尾茂幸=岡崎1枚目、瓜生、山口、濱野谷、松井 池上一摩=岡崎2枚目3枚目、萩原、深川、今坂 TEXT/黒須田)


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優勝戦メンバー確定!

優勝戦のメンバーが確定しました。1号艇はスーパールーキー! そして2号艇にも安芸の若武者! 90期台が内枠を占め、その外に王者と地元大エースがいるという興味深い一戦になりました。

①岡崎恭裕(福岡)
②山口剛(広島)
③松井繁(大阪)
④濱野谷憲吾(東京)
⑤今坂勝広(静岡)
⑥萩原秀人(福井)


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H記者の「準優はオール万太郎ぢゃいッ!!」予想

 や、やはり私のSSコンビは白水という伏兵にやられてしまいました(号泣)何をやってもチグリス川、このまま明日まで丸坊主が続くのか……いや、この準優の万太郎予想で起死回生のミラクルをやらかしますっっっ!!!!

10R  穴・極貧指定
坪井康晴A 1コース時/まくられ敗率13% 差され敗率12%
山口 剛A 2コース時/まくり勝率15% 差し勝率11% イン逃がし率37%
辻 栄蔵S
三角哲男A
萩原秀人B
吉川元浩B
進入123/456

 賞金王ファイナルで瓜生のツケマイに屈した坪井。データでわかるように「まくられ率」が意外と高い選手なんです。で、2コース想定の山口は「差しよりまくり勝ちが多い」という少数派タイプ。今節の山口はスタートイケイケなので握って攻める確率は半分以上ありそうです。賞金王の再現?ならば辻の決め差し勝負。山口と地元の三角へ。

3連単★3-24-全

11R
岡崎恭裕S 1コース時/まくられ敗率4% 差され敗率21%
湯川浩司S 2コース時/まくり勝率10% 差し勝率13% イン逃がし率34%
濱野谷憲吾B
吉田俊彦A
福島勇樹B
瓜生正義B
進入123/456

 内枠のパワーが強力ですが、ここには危険な地雷が埋まっています。穴党の合言葉「福島の外」。今節の福島は行き足がやや鈍く自力まくりが少ないのが気になりますが、気合パンパンのここは捨て身で攻める可能性があります。ならばパワーより展開のレース。福島が大掃除した水面を瓜生がズッポリ差し抜ける? 絶対に2着を外せない東都のエース憲吾とのウラオモ勝負!

3連単★6=3-全

12R 心情予想
深川真二A 1コース時/まくられ敗率13% 差され敗率22%
井口佳典S 2コース時/まくり勝率17% 差し勝率17% イン逃がし率41%
松井 繁A
前本泰和A
今坂勝広B
服部幸男B
進入123/456

 長きに渡る松井時代にクサビを打ち付けるのは誰か。それが今年のSGテーマだと思っているのですが、その最たるライバルはやはり同期の服部でしょう。枠も悪くパワーも劣勢、それでも最近苦杯を舐め続けている盟友に一矢を報いてほしい。競艇の日本地図をよりドラスティックに変えてほしい。そんな願いを込めての無理筋2着付け。アタマは2コースから自在に攻められる井口とファイナル決戦に残って欲しい松井のWヘッド。

3連単★23-6-全

 もし、私の予想通りの決着なら優勝戦は①井口(松井)②辻③瓜生④山口⑤濱野谷⑥服部ってな感じになるのですが……。


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平和島グルメ⑤煮込みカレー!?

ラーメンの旅を終えて、新たなるグルメの道へ。先ほど、ビースターさんが推奨する「はまかぜ」3号店さんのカレーを食べにいってまいりました。

Cimg4996 はまかぜ3号店さんは、いわゆる売店。とはいえ、このカレーをはじめ、そばやご飯ものなども売っているので、今日の昼時は列に並ぶお客さんも多数いらっしゃいました。で、カレー。なかなか素朴な味わいで、H記者いわく「学食を思い出すね~」。なるほど。このプレーンな感じはたしかに学生時代に食べたことがあるような。

Cimg4997 で、ここでは煮込みライスも売っていて、昨晩・大森のホルモン焼き(絶品)、朝・某店の煮込みライス、今晩・大森のもつ鍋屋(絶品)とホルモン三昧の我々はついつい単品で煮込みを注文。味噌味で、大量のネギがなかなか効果的。なかなかいけるじゃん……とH記者を見ると、なんとこれをカレーにぶっかけている! 煮込みカレー! お、俺もやるー! ということでやってみたら、これが新しい味わいでどんぴしゃでした。煮込みとカレーをそれぞれ半分くらい食べて、そのあとにドッキングしてみてください。けっこういけまっせ。


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“本紙予想”総理杯準優勝戦

インが弱い総理杯。だから“本紙”は意地になって準優オールイン。

10R 
坪井がきっちりS踏み込んで逃げる。逆転候補はカドマクリの三角。
◎坪井 ○三角 ▲山口 △辻
3連単1-423-全

11R     
岡崎が逃げて優出果たす。濱野谷のマクリ差しが本線。
◎岡崎 ○濱野谷 ▲湯川 △瓜生
3連単1-326-全

12R   
深川が逃げ切って優勝戦ポールポジションへ。松井が捌いて追走。。
◎深川 ○松井 ▲井口 △前本
3連単1-324-全 


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THEピット――平和だなあ~

2010_0320_0151  出足は新田雄史のほうが上だった。すたすたすた。新田が先行する。しかし、行きアシから伸びは中野次郎が超抜! ぐんぐんと加速して新田に追いつくと、一気に抜き去ってしまった! 中野次郎、1着!
2010_0320_0157  ……そんなレース、今日はやってませんか、そうですか。いや、ピットでは次郎vs新田の壮絶なデッドヒートが繰り広げられていたのだ。コースは競技棟入口あたり→整備室。今日はプロペラの中間検査が行なわれる日で、選手班長の三角哲男が競技棟入口のベンチで休憩していた新田を呼びに向かった。声をかけられた新田はすたすたと走り出す。すると、三角のお手伝いをしようと次郎が猛然と走り出し、新田を追い抜いて整備室に駆け込んだ、という次第。まあ、まったくレースではないんですけどね。
「次郎、忙しいんじゃないのか?」
「大丈夫でーすっ!」
 そう叫びつつ、猛然たるスピードでピット内を駆け抜けた次郎なのでありました。

2010_0320_0493  とまあ、そんなシーンに心奪われるほど、ピットの空気はなんだか平和なのである。いや、誰もがのんびりしているというわけではない。むしろ準優組の始動はいつもより早いくらいで、1R前には松井繁や吉川元浩、井口佳典のボートがすでに係留所につけられていたのだ。2R前には、坪井康晴、岡崎恭裕の1号艇が相次いで着水。調べたわけではないのであくまで印象として、だが、準優日に朝も早くからボートを水面に下ろすのは、少しでもパワーアップをはかって一発逆転ともくろむ外枠組が多いように思う。機力優勢の1号艇は比較的ゆったりと始動することが多く、それがかえってパワー万全、不安なし、ということを強く印象付けたりするものだ。
_u4w7770  今日は、気温は昨日とほとんど変わらないが、気圧がぐぐんと下降している。まったく体感できないのだが、だからこそ選手にとっては一大事。早くから手応えを確かめる必要があるのだろう。だから、昨日までどれだけパワー上位であろうとも、油断するわけにはいかない。それが全体的に早めの行動開始、という状況を作っているのだろう。そんなふうに推測しつつピットを眺めていたら、「っす~」と言いながら黒いカポックが目の前を通り過ぎてボートリフトへと向かっていく。これは湯川浩司語で「おはようございます」という意味。っす~、と返しながら、2号艇もやっぱり早い始動だと改めて感心したのであった。
 という感じで、選手たちの動きはなかなか素早いし、空気にざわめきもある。準優らしいといえば、たしかに準優らしい、のである。だというのに、なんか平和なんだよな~。春うららの陽気だからだろうか。
2010_0320_0336  1R、鎌田義が4カドから強烈な1着。初日Fなど苦戦続きだったカマギーにようやく1着が出た。こうなると、近畿勢は盛り上がる。ボートリフトの手前でカマギーが見得を切ると、出迎えた松井繁、吉川元浩らが大爆笑だ。陸の上に引き上げて、1回乗りの鎌田のボートは洗剤を使って洗浄される。その間にも、近畿勢はずっと笑っていて、吉川も笑顔を絶やすことがなかった。いちばん笑っていたのは魚谷智之で、心からおかしそうに、まさに腹を抱えるという感じで顔をくしゃくしゃにしていた。
 いや~、平和だなあ~。
_u4w7440  2R、西川新太郎が念願の初1着。愛知勢が出迎えるより先に、山下和彦がボートリフトの最前列まで歩いて行って、パチパチパチと祝福の拍手。山下はニコニコと笑いながら、柏野幸二のエンジン吊りに向かう。
 いや~、平和だなあ~。
 この空気が、準優時にはどう変わるのだろうか。(PHOTO/中尾茂幸=新田、中野、坪井、鎌田 池上一摩=湯川、山下 TEXT/黒須田)


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H記者の「本命・獄選~裏目千両編~」

 万太郎が8本も飛び出したのに……showさんの後を追って北の最果ての地に消え去りたいHです。私の“前検ファミリー”たちの予選成績をまとめると

SS岡本慎治 予選落ち(次点)
SS赤岩善生 予選落ち
S井口佳典  12R2号艇
S辻 栄蔵  10R3号艇
A岡崎恭裕  11R1号艇
A木村光宏  予選落ち
A三角哲男  10R4号艇
A田中信一郎 予選落ち
A湯川浩司  11R2号艇

 S~Aランクはソコソコ胸を張れる活躍だったと思うのですが、SSのふたりが……(号泣)で、期待はずれだったこのふたりが1・2号艇に鎮座ましますのが8R。ここはもちろん一騎打ちしか考えられないっすーー!!

8R
○赤岩善生 1コース時/まくられ敗率1%!! 差され敗率13%
◎岡本慎治 2コース時/まくり勝率13% 差し勝率29% 逃がし率23%
 山下和彦
△横西奏恵
 白水勝也
 芝田浩治
進入123/456

「艇界一インでまくられない男」が何を隠そう赤岩です。1年間でまくられるのは1回くらい!! まくられるくらいなら差されて死ぬ、という典型的な義侠タイプなのですな。今節の2日目もまくらせなかった代わりに2コース深川の差しを浴びておりました。
 一方、2コースの岡本は差しが基本。差し勝率29%は今日の2号艇12人中のトップ。そして、2コースに入るとイン選手をあまり逃がさないタイプでもあります。逃がし率23%は同12人中最小数値。(←データはBOATBoy誌4月号より)
 となると、SSふたりを狙う私の勝負舟券はおわかりでしょう。赤岩が握って先マイしたところを岡本が差す! 裏目千両の2-1勝負で、1-2は押さえに回します。3連単にはいかにも3着足な奏恵ちゃんの3ヒモで。

2連単★本線2-1、押さえ1-2
3連単★2=1-4

『穴・極貧』地雷をセットするはずの準優予想は8R頃にアップします。しっかし、今日も1Rからウルトラ万太郎3連発だというのに、こんな舟券を買ってる場合なのだろうか。うりちゃん、憲吾郎どの、そしてアマレース界のぶち込み王子?丼口さん、ほんにすいまっしぇん><


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平和島グルメ④ラーメンの旅Ⅲ

昨日もラーメンの旅に出ましたが、アップする時間がありませんでした。昨日は「あじじまん」さんに行ったのですが、隣り合わせたオジサンが、2日目12Rの51000円の配当をン千円獲ったそうで、その自慢話にすっかりあてられてしまったようです。「あじじまん」さんはスタンド裏というか、平和島競艇劇場の建物の1Fですね。

Cimg4995 で、食したのは焼き味噌つけめん。今節初のつけめんです。具がたっぷりで、麺は太麺。平和島が力を入れているのは、この太麺のようですね。つけ汁は甘めの味噌味で、ボリュームたっぷりです。

以上でラーメンの旅は終了。ピースターさんオススメのはまかぜ3号店カレーにもいかないとなあ……。


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本日の“本紙予想”総理大臣杯5日目

おはようございます。Kです。いよいよ準優勝戦ですね。今日も“本紙予想”はBOATBoy4月号の「新概念データ」を用いて、2コースに入る選手の「2コース逃がし率」が35%を超えている場合は1コース本命。そうでない場合は、1コース本命を外すというスタイルです。お気づきかと思いますが、このへんの文言はコピペです。

1R 
石橋ががっちりとイン先マイ。林が差して追走。
◎石橋 ○林 ▲新田 △鎌田 
3連単1-234-全

2R 
柏野がマクリ差しでエース機の威力示す。寺田のイン残しも。
◎柏野 ○寺田 ▲安田  
3連単3-14-全

3R 
赤岩が準優漏れのうっぷん晴らす。木村がインから残して応戦。。
◎赤岩 ○木村 ▲太田 
3連単2-13-全

4R 
魚谷がカドから意地のマクリ差し。古結もインから粘る。
◎魚谷 ○古結 ▲中野 △今垣
3連単4-135-全

5R 
大嶋が動いてもつれれば岡本のマクリ頃。池田との連動を本線に。
◎岡本 ○池田 ▲林 △田中
3連単3-412-全

6R 
菊地がさすがに負けられないイン戦。烏野のマクリ差しにも注意。
◎菊地 ○烏野 ▲木村
3連単1-32-全

7R 
魚谷が意地の連勝。都築のイン戦も強い。
◎魚谷 ○都築 ▲田村
3連単3-16-全

8R  
岡本が2コースから巧みな捌き。赤岩との一騎打ちか。
◎岡本 ○赤岩
3連単2-1-全

9R  
太田のカド戦に乗り池田が突き抜ける。中野のイン残しを本線。
◎池田 ○中野 ▲太田 
3連単5-14-全 

準優は後ほどアップします。


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5日目! 準優勝戦!

おはようございます。総理大臣杯、準優勝戦の日を迎えました。今年最初のSGウィナー誕生へ、秒読み段階ですよ!

2010_0320_0271 岡崎恭裕が準優1号艇、ニュースターの誕生が期待されますが、ニュースターといえば、今年1月、尼崎周年でGⅠ初Vを果たした吉田俊彦も忘れてはなりません。一気にSGもぶっこぬいて、尼崎の星になれるか!?(PHOTO/中尾茂幸)


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平和島総理杯TOPICS 4日目

 万太郎が8本???? SGタイ記録の万シュー台風が吹き荒れた勝負駆け4日目。強い追い風の水面でも寒い私の財布の中でも、いろんなことがありました、はい!

ユーキ100倍!怒涛のピンピン突破

2010_0320_0202  これがベイパの底力だ! 準優進出へ崖っぷちに立たされていた東京支部の福島勇樹。2走で18点(1・2着)以上を奪うには厳しい枠だったが……
 まずは4号艇の3Rでキッチリとブイ差しを決め、10点ゲット。勝率を5・60まで引き上げて後半に望みをつなぐ。2着条件の8Rは5号艇とさらに苦しい境遇だったが、1マークで平和島の水神様がにっこり微笑んだ。4カドの赤岩善生が伸びなりに絞りまくり、インの安田政彦とゴッツンコ。火花が散るような大競りが生み出したのは、地元・福島に捧げる広大な花道だった。そのVゾーンを通っただけで後続との差は5艇身。「申し訳ないくらいの展開一本でした」と頭を掻いたが、マーク差しのズッポリ圧勝劇も競艇の醍醐味だ。平和島名物トレジャーゲットのみならず、再度の10点ゲットで準優の5号艇までゲットしてしまった。
 今節の福島はいつもの行き足にはほど遠いレベル、展開を突いてなんとか捌くというレースぶりは今日も同じではあったな。準優でも展開待ち、というのではいかにも苦しい。できる限り行き足~伸びを付けて、スリットから一気に叩く「福島スタイル」に持ち込めるかどうか。それが優出への分岐点だと私は思うぞ。

35歳の快進撃、深川トップ通過だ!

2010_0320_0079 昨日まで予選3位だった深川真二だが、そこからさらに飛躍してトップになると予想したファンは少なかったはずだ。今日は6号艇の1回走り。内枠には今垣光太郎や田中信一郎などの猛者がいて、いかにも苦しげな9Rだった。
 が、深川には兄貴分・火の玉ジョー(上瀧和則)譲りの飛び道具がある。ピットアウトからぐんぐん加速して3コース奪取。そして、そこからが凄い。4カドから握ってガンガン攻めてきた岡崎恭裕をガツンと激しくブロックし、その反動を利用するように舳先を急転させて内の田中を攻め潰してしまったのだ。決まり手はもちろん「まくり差し」なのだが、私の目には「ダンプ差し」に見えた。闘志とパワーが両立しなければありえないような大技……。
 前検の足合わせ、私の深川評は「まったく平凡、中堅より下かも」という感じだった。初日も目立たない4着で、予選突破も難しいと予測していた。が、私がやまと競艇学校に出張した2日目からいったい何が起こったのか。9Rのダンプ足は前検とは別次元のパワーだった。そして、気づいてみれば予選トップのポールポジションだ。
 去年の6月、デビューから16年8カ月ではじめてGIを制した遅咲きのスター。ひとつの契機が人生の流れを変えることもある。今年しょっぱなの地元GIも制してさらなる波に乗り、ついにSGタイトルにもっとも近いポジションに立った。準優~優勝戦を逃げきるのは並大抵のプレッシャーではないが、16年の下積みで培った精神力で克服する可能性は高い。男は三十半ばから……脂の乗りきったガバイレーサーの腕と度胸を見守りたい。

10R/絶品の瓜差し、一撃で準優ゲット!

2010_0320_0238  もうひとり、九州男児が平和島の水面で鮮やかに舞った。エンジン出しに苦労している瓜生正義は2着条件の勝負駆け。舞台は井口佳典、太田和美、池田浩二の大物が顔を揃える10Rの5号艇だ。う~ん、さすがの瓜生でも2着はきついか、消すべきだろう、などと思っていた。あくまで思っただけ。9Rで完全にタマ切れした私(170円くらいはあったけどw)は、ただ思うことしかできなかった。
 が、捨てる紙あれば拾う神さまあり。ある先輩舟券師が私の極貧ぶりを目ざとく察知した。
「どうした、苦しいのか、注射しようか」
 言いながら、諭吉をチラチラさせる。
「ちゅ、注射~!」
 一も二もなく、私は腕を差し出した。
「その代わり、わかってるだろうな」
「はい」
 諭吉を注射された以上、先輩のアドバイスを守らねばならない。それが私と先輩の暗黙の掟なのだ。
「ワイドだ」
「は、はいぃ?」
「ワイドを買え。軸は瓜生、この枠でもアイツなら3着にはきてくれる。2着勝負駆けならなおさらだ。井口と池田への3-5、5-6のワイドだ。金額の配分はお前に任せる」
「ワイドって、あのワイドっすか」
 当たっても2倍とか3倍にしかならない、あのワイドである。世界一まどろっこしい舟券である。
「そう、あのワイドだ。イヤならいい、注射はなしだ」
 私は必死に反撃した。
「せ、せめて、35絡みと56絡みのボックスを全通り買わせてください。意味はワイドと同じでしょ。35のマルチを200円、56のマルチを100円で計7200円で勝負、ね!」
 借りたカネだと途端に気が大きくなるのが私の特性である。が、先輩は私の懇願を一蹴した。
「ダメだ、今日丸坊主のお前に3連単なんか当たるはずがない! あくまでもワイドだーー!!」
「あの、そのマルチボックスが外れるなら、ワイドも外れるんですけど……」
「バカ、俺はお前の運気の流れを悟って言ってるんだ、今日のお前はワイドしか当たらん!!!!」
 結局、私は3-5のワイド2000円と5-6のワイド1000円の舟券を握り締めて10Rを見ていた。そして……瓜生のまくり差しの凄かったこと。同体の4コース太田を一瞬にしてツケマイの引き波に沈め、そのままバックで突き抜けた。
 やっぱ瓜生、凄い。
2010_0320_0248  惚れ惚れしながら、そのターンを見ていた。レース前に「消し」なんて考えたけど、この男は何コースでもどんなに劣勢パワーでも舟券から外せないな。素直に思った。そして、「瓜生だ」と言い切った先輩の慧眼にも感謝した。
 だが、しかし!! レースが終わって配当を見た瞬間、私は背後にいた先輩を思い切り睨みつけた。先輩は指をもじもじさせながらソッポを向いている。
3連単5-2-3 19720円
拡連複(ワイド)3-5 280円
 ワイドが的中して、私の儲けは2600円だった。で、もし35のマルチボックスを200円買っていれば、配当金は39440円。プラス32000円ほどの勝利だったのだ。
「あのぉぉ、先輩……」
「おめでとう」
 先輩は背中でこう呟き、あっという間にいなくなった。(Photo/中尾茂幸、Text/H)
※なんだか話が脱線してしまった。超カッコ良く勝った瓜生、すまんです。うりちゃんはじめ全国の瓜生ファン、ごめんなさい><


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THEピット――とっても静かな勝負駆け

2010_0320_0640  野暮用などもあって、午後のピットに入ったのは11Rの展示が終了した後。すでに閑散とし始めており、それもそのはず、帰宿バスの第一便がすでに出てしまったあとなのであった。誰が乗ったのかはもちろん確認できていないが、ピットで姿が見かけられる選手は少なく、勝負駆けの大詰めとは思えないほど空気は止まっている。声が聞こえてきたのは、屋外ペラ調整場横にあるベンチにいた湯川浩司くらいであって、どうやら井口佳典らに何か話しかけては爆笑しているようであった。
_u4w7766  湯川は12Rに出走するものの、準優は無事故完走で当確。まあ、リラックスしてレースを迎えることのできる立場である。ようするに、その時点でもう、湯川と似たような立場の選手が多く、それも空気をゆるやかにしていた要因だったと言えるだろう。11、12Rで19位以下から逆転できる可能性があったのは11Rの前本泰和と魚谷智之のみ。反対に、18位以内から予選落ちの可能性があったのは、12Rの辻栄蔵と山口剛で、ともにシンガリ負けの場合のみ。その他の出走選手は無事故完走で当確か、ベスト18入りが絶望の選手。今日の出走を終えている選手たちも、ボーダー付近で相手待ちという選手はほとんどおらず、結果に一喜一憂することもない状況だった。
2010_0320_0708  ちょっとしたドキドキ感を抱えていたとすれば、岡崎恭裕だろう。9Rの2着で準優入りを確実としていたのだが、なんとこのとき、準優1号艇が転がり込んでくる可能性があったのである。スーパールーキーが準優で白いカポック! モーター架台などを準備している岡崎から、そうした緊張感のようなものは伝わってはこなかったものの、もちろん認識がなかったわけではあるまい。結果的に、岡崎は予選2位で準優1号艇となったのだが、瓜生正義が「どうなった?」と聞いた際、即座に首をタテに振っているのだから、やはり気になってはいたはずである。
2010_0320_0638  ただし、岡崎は自力で1号艇となったわけではなかった。12Rで濱野谷憲吾が3着以上、湯川浩司が1着なら、予選4位となっていたのだ。12Rを迎えて自力で白いカポックを手にできる二人については、湯川はそれを知ってか知らずか、先述通りのリラックスぶり。濱野谷憲吾については、やはりそれを知ってか知らずか、厳しい表情を見せていた。ただし、濱野谷は今節を通して同様のたたずまい、準優のカポックの色うんぬんを気にしているとは限らない。ガツガツと勝利を追求しているというほどではなくとも、明らかに胸に何かを秘めた顔つきをしている、今節の濱野谷なのである。それを「地元SGへの思い入れ」「西高東低の状況に対する東都のエースとしての責任感」、ようするに「憲吾が本気になってる!」と僕は勝手に受け取ることに決めていて、そうした様子が12R前にも見られた、ということに過ぎないようにも思えた。

_u4w7843  11Rは前本泰和が1着で逆転ベスト18入り。魚谷智之は3着で、悔しい終戦を迎えている。6号艇という不利枠にも怯まず、バックでは伸びていく気配を見せていたから、やることはやったという充実感とともに、悔しい思いも強く感じていたはずだと思う。モーター返納から戻ってきた魚谷には、山本泰照さんがそっと歩み寄り、何度も何度も肩を抱くように叩いて、慰めの言葉を送っていた。魚谷も悔しさが混じった複雑な笑顔を向けながら、何度も何度もうなずいていた。
 さあ、これでベスト18の行方は、辻栄蔵と山口剛の結果いかんに絞られた。モーターパワーを考えれば、二人とも6着になるほうが難しいようにも思えたが、何が起こるのかわからないのが競艇。その時点でのボーダー18位は服部幸男の6・00。そして19位は、やはり6・00の岡本慎治であった。
_u4w7775  レースは、山口がイン逃げ。辻は3着。ということはつまり、レースを終えてピットに戻ってきた6名全員が悔しい予選落ちも逆転予選突破もなく、得点率こそ変動はあったものの、12R前のベスト18にはまるで変化のないまま、予選をすべて終えたということになる。
 もちろん、勝った山口は嬉しそうに笑顔を見せていた。4日目12R1号艇という大役を終えた安堵感もあっただろうし、1着で予選順位が跳ね上がったことへの喜びもあっただろう。
2010_0320_0787  辻はわりと飄々としており、最近の彼はレース後はおおむねこんな様子であるように思う。2着の湯川は、レース前の笑顔とは対照的に厳しい表情も見せてはいたが、それが大きな悔恨をあらわすものにはあまり見えなかった。濱野谷は目に入った限りでは淡々とした様子のように見えたが、一瞬だけ首をかしげる場面もあったりして、6着という結果に不本意なものを覚えていたのは確かなようだ。そんな濱野谷憲吾をずっと見たかったんだよな。
_u4w7637  とまあ、最後まで大きな波のない勝負駆けピットだったわけである。いつもいつも勝負駆けがドラマチックになるわけはないのだが、ここまで平穏な空気であるのもまた珍しいことだ。目についたのは、寺田千恵が岡崎のもとに駆け寄り、瓜生とともに声をかけていたこと。身ぶり手ぶり付きで笑顔を見せるテラッチに、岡崎も顔を思い切りほころばせる。準優1号艇の祝福なのか、それともプレッシャーがかかるであろう若者の心をほぐしているのか、その両方なのか、ともかく寺田の優しさが伝わってくるシーンであった。その後、岡崎に「1号艇っすね」と声をかけると、満面の笑みになって「頑張ります!」と返してきており、テラッチ&瓜生の心遣いはちゃんと効いていた様子。まあ、明日はまた緊張と戦い続ける1日になるのだろうけど。
_u4w7942  で、気になったのが、6・00ながら19位となってしまった岡本慎治。さぞかし悔しいだろう、と想像したわけだが……岡本の姿はピットにはなかった。きっと第一便で宿舎に帰ったのだろう。ま、仮に姿を見かけたとしても、普段から感情の起伏をあまり感じさせない方なだけに、淡々と仲間のエンジン吊りを手伝っていたんだろうけど。(PHOTO/中尾茂幸=湯川、岡崎、濱野谷、辻 池上一摩=前本、山口、魚谷、寺田、岡本 TEXT/黒須田)


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準優メンバー確定!

準優メンバーが確定しました。予選1位は深川真二。今年は地元でチャレカがあるだけに、気合が入りそうな準優1号艇ですね。スーパールーキー岡崎恭裕も1号艇! ニュースター誕生なるか。18位は服部幸男で6・00。岡本慎治が着位差で涙をのんでいます。

10R
①坪井康晴(静岡)
②山口剛(広島)
③辻栄蔵(広島)
④三角哲男(千葉)
⑤萩原秀人(福井)
⑥吉川元浩(兵庫)

11R
①岡崎恭裕(福岡)
②湯川浩司(大阪)
③濱野谷憲吾(東京)
④吉田俊彦(兵庫)
⑤福島勇樹(茨城)
⑥瓜生正義(福岡)

12R
①深川真二(佐賀)
②井口佳典(三重)
③松井繁(大阪)
④前本泰和(広島)
⑤今坂勝広(静岡)
⑥服部幸男(静岡)

※念のため主催者発表をご確認ください。


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“本紙予想”総理杯4日目後半

7R 
松井がイン西川にプレッシャーかけつつ俊敏差し。伸びる山口が本線。
◎松井 ○山口 ▲中野
3連単2-36-全

8R  
大嶋動いても安田がイン死守。そのまま逃走だ。菊地も気合入る。
◎安田 ○菊地 ▲赤岩 △今坂
3連単1-246-全

9R  
今垣が勝負駆けを逃げ切る。深川を入れれば岡崎の3コース戦も脅威。
◎今垣 ○岡崎 ▲田中 △深川 
3連単1-346-全 

10R 
井口がぶち込んで内を飲み込む。瓜生が巧ハンドルで追う。
◎井口 ○瓜生 ▲池田 △太田
3連単3-564-全

11R     
信頼度高い前本のイン戦と坪井の2コース戦。一騎打ちだ。
◎前本 ○坪井
3連単1=2-全

12R   
山口は出ているがダッシュ向きか。湯川がカドから伸びて攻める。
◎湯川 ○濱野谷 ▲山口 △辻
3連単4-516-全 

 


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THEピット――気候急変

2010_0319_0629  17℃ 41% 1005hpa
 ボートリフト付近に設置された温度計がそう記している。昨日一昨日あたりに比べて、気圧が10hpaほど下がっているが、これはさすがに体感できない。だが、気温の高さは誰もが実感している。昨日の最高気温をすでに突破しているのだから、こりゃ暖かい。そうした体感はもちろん選手も抱いているわけだが、だからこそ実際の数値を確認せずにはおれない。白水勝也がつつつっと温度計に歩み寄り、じーっと数字を見つめていた。けっこう長く見つめ続けていたのは、この気象の中での戦いをシミュレーションしているからだろう。
2010_0319_0714  このような、温度計を確認する選手、というシーンは、別に今日だけでなく、毎日見かけるものである。気象条件が機力におおいに影響する競艇というモータースポーツ、選手にとっては当然の行動である。ただ、今日は短時間の間に何人も何人も、そうした選手を見かけている。たとえば5分あたりの人数を数えたりすれば、間違いなく節イチの数字になるだろう。白水がその場を去った後、ほんの1分足らずで山下和彦、飯山泰、寺田千恵、新田雄史、前本泰和と5人も温度計の前に立ち止まったのだ。序盤レースに出走する選手が多いとはいえ、この多さは異常である。
_u4w7519  で、こんなに暖かいのに、岡崎恭裕がニット帽をかぶっているじゃないか。昨日まではかぶってなかったのに。こんな日にニット帽、頭がかゆくなりそうだけどなー。登番が編み込まれているから、ファンからのプレゼントかもしれませんね。
 もしかしたら、岡崎は髪型がほげほげになるのを気にしていたのかもしれない。というのは、風がめちゃくちゃ強くなってもいるのだ。なにしろ、ワタシのハゲ頭も風に揺れてぼさぼさになる(ウソ)。時折ピットにも吹き込む風は、なかなか厄介なのだ。
_u4w7702  1R前、ピットがにわかにざわついた。何人かの選手がダッシュで係留所に降りて行き、ほかの何人かの選手も係留所を覗き込んでいるのだ。なんと、係留所にあった井口佳典のボートが、風にゆらゆらと流され始めたのである。先頭を切ってダッシュするのはもちろん井口。それほど大きく流されたわけではなかったが、さすがに係留所からは手が届かないようで、救助艇が引き波を立てないようにゆっくりと近づいて、ボートを元の場所に戻していた。係留所から戻って来た井口はさすがにバツが悪そうにペラ調整所に戻り、たまたまペラを叩いていた松井繁がおかしそうに笑っていた。「今日は風が強いので、ヘルメットやカポックが飛ばされないように注意」というアナウンスも流れていたピット、まさかボートが流されちゃうとは。そんなことがありながら、4Rできっちり1着を獲るのだから、井口もさすがである。

2010_0319_0151  こうした気候の大きな変動は、選手に多忙な時間を強いることになる。機力が変わってくるので、調整に忙しくなるからだ。
 しかし、この人の整備は、気候とは無関係だったかもしれない。整備室を覗くと、今垣光太郎が本体を割っていた。昨日、パワーがなかなか向上しないことを嘆いていた今垣は「もうピストン系をやるしかないかもしれない」と言っていた。おそらく今日は朝から整備だろうなあ、と想像しつつ整備室に向かったわけだが、しかし今日の1走目は3R。時間がそれほどないのだから、どこまで整備ができるのか疑問ではあったのだ。光ちゃんの整備はやっぱり凄いっすね。短時間のうちに、本体を割り、部品も交換。直前情報によればピストン、ピストンリングだけでなく、シリンダーケースも交換しているのだ。大整備じゃないか! 2R前には展示ピットに移動しなければならないため、ほとんど試運転の時間もなく、着水しなければならなかった今垣。残念ながら結果には結びつかなかったわけだが、でも久々に“整備の鬼”っぷりを見たなあ、と感心させられたのだった。

 その今垣以外は、おおむねペラ調整に時間を費やしており、今朝のピットはそれほど大きく空気がかきまわされていたわけではない。平和島では2Rに掃海艇が水面にでるため、その時間帯は試運転をできないということもあるのかもしれないが、足合わせよりも陸の上での調整が中心、といった感じ。係留所で回転の調整をしている選手もあまり見当たらず、エンジン音もほとんど聞こえてこない静かなピットなのであった。
2010_0319_0795  そんななか、もっとも姿をたくさん見かけたのは、赤岩善生だったか。整備室でもその姿を見かけたし、装着場でももちろん。エンジン吊りでは言うに及ばず、気迫あふれる顔つきを保ったまま、右へ左へと歩く姿を確認している。準優はほぼ絶望になったが、そんなことは赤岩には関係ない。どんな戦いであれ、100%以上の力を尽くすのが、赤岩という男なのである。(PHOTO/中尾茂幸=白水、山下、今垣、赤岩 池上一摩=岡崎、井口 TEXT/黒須田)


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H記者の「穴・極貧SSバージョン」

 関門海峡に行くだけの体力もなく、若松で勝負するだけのタマもなく、そして有明の海苔になるだけの勇気もなく、すごすごと帰ってきたHです。どのツラ下げて、ではありますが、恥掻きついでに今日も極貧を2発セットしておきます。狙いはもちろん、いまだ未勝利の前検SSコンビ、です~><

3R
 白水勝也
★今垣光太郎
 太田和美
★福島勇樹
◎岡本慎治
 烏野賢太
進入123/456

 地力で勝てるだけの行き足がある(はず)し、穴党の合言葉「福島の外」にもはまる岡本が13号機の底力を見せつけます。見せつけろ、見せつけてくれ慎治~!! ウルトラ勝負駆けの光ちゃんと握って攻めたてる福島へ。

3連単★5-24-全

8R
 安田政彦
 菊地孝平
 大嶋一也
◎赤岩善生
★福島勇樹
★今坂勝広
進入312/456

 赤岩の前検SSは過大評価だったかもしれません。でも着順ほどの劣勢パワーとは思えず、準優消滅で人気がガタ落ちしたここは絶好の狙い目です。斡旋を絶対に断らず、どんなレースでも一走入魂を心がける男ですからね。大嶋が攻めれば攻めるほど楽な4コースになるし、菊地の外になりそうになのも好材料。センターから福島の攻めをブロックしてのまくり差しで初勝利を挙げてくれます。挙げろ、挙げてくれ善生~!! イン水域でしぶとく粘りそうな大嶋の2、3着付け。

3連単★4-3-全、4-全-3


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本日の“本紙予想”総理大臣杯4日目

 おはようございます。Kです。H記者が戻って来ました。羽田空港から帰宅する途中でキャッチし、そのまま痛飲。今、隣で「ヴゥゥゥゥゥ、ぎもぢわり~」とか言ってます。あ、今、ラーメン食いに行くと言ってどこかに消えました。
“本紙予想”はBOATBoy4月号の「新概念データ」を用いて、2コースに入る選手の「2コース逃がし率」が35%を超えている場合は1コース本命。そうでない場合は、1コース本命を外すというスタイルを変えずに本日も。

1R 
海野が逃げて2連勝へ。勝負駆けの安達も渾身の差しで続く。
◎海野 ○安達 ▲吉川 △都築 
3連単1-245-全

2R 
ピンピン条件の菊地が気迫のスリットから攻める。寺田がしぶとく追う。
◎菊地 ○寺田 ▲山下 △三角 
3連単4-312-全

3R 
福島がカドから攻めれば、今垣に絶好の差し場が。
◎今垣 ○白水 ▲岡本 △太田 
3連単2-153-全

4R 
大嶋、服部が動いて濱野谷がカド戦か。マクリ差しで突き抜けそう。
◎濱野谷 ○重成 ▲井口 △服部
3連単3-146-全

5R 
田中が渾身の差しで突き抜ける。2着条件の吉川が続く。
◎田中 ○吉川 ▲萩原 △湯川
3連単2-346-全

6R 
勝負駆け池田が強攻見せて抜け出すか。吉田のイン残しを本線に。
◎池田 ○吉田 ▲木村
3連単3-16-全

後半はのちほどアップします。


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4日目! 2010年最初のSG勝負駆け

おはようございます。総理大臣杯4日目です。今日は気温が上がる予報、というかすでに上がっているので、選手は調整に大変でしょうが、春うららの一日になりそうですね。今日から3連休、行楽日和ではありますが、同時に競艇日和ですよ!

_u4w7114 前年度覇者の池田浩二は、本日2着3着の勝負駆け。簡単ではない条件を強いられています。吉川元浩や今垣光太郎、菊地孝平もかなり厳しいノルマであり、ドリーム戦組の苦戦が目立っております。今日は彼らの闘志が爆発する一日になりそうですぞ。(PHOTO/池上一摩)


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総理杯TOPICS 3日目

ピンピン! ニューヒーロー誕生へ!

 今日はこの若者に尽きるでしょう。
2010_0319_0213  岡崎恭裕、ピンピン連勝!
 7Rはカドマクリ一発。松永“ベイ吉”良一アナに、「マクリいっぱつ! 決まった!」の決めゼリフを叫ばせています。11Rは3コースマクリ差し一閃。辻栄蔵のふところをググイとえぐっています。
 H記者が前検で見立てたとおり、バランスがとれたいいアシをしている。メンタル的にも、むしろSGこそが己が舞台と信じて、イキイキとこの空気を泳いでいる。不安があるとするなら、猛者たちと比べてキャリアが浅いことでしょうが、それも今日の2連勝を見る限り、その穴は勢いで埋められそうに見える。
 とにかく充実一途! 今節の岡崎恭裕は、誰よりもきらめきに満ちた走りを魅せています。
 意義ある連勝だったと思えるのは、2つの勝利が趣きをやや異にしていたことにある、と私は思います。
 11Rのマクリ差しは、これまでの岡崎のイメージ通りだったと言えます。強烈な攻撃よりは、若手とは思えない卓越したターンテクニックで捌いて勝つのが岡崎らしさ。差し、マクリ差しのハンドルワークは新鋭世代では図抜けたものだし、今日の辻をつかまえたことで、SGでも通用する技術があることを証明しています。3コースからのマクリ差しは、2コースにツケマイを浴びせるような形で、さらに1コースの内を捉えるという高等テクニックで、11Rのように1~3コースがほぼ同体のスリットでは難易度がめちゃくちゃ高いもの。機力の裏付けがあるとはいえ、これを決めてしまうとはさすが岡崎。彼をこの位置にまで押し上げた原動力を、ハッキリと見せつけた一番と言えるでしょう。
 一方、7Rのカドマクリは、実は岡崎の体内にも獰猛なビーストが飼われていることを証明するものだった。実を言えば、岡崎が頭角をあらわし始めた数年前から、H記者と私は岡崎の巧みなレースを見ると、酒におぼれながら「もっとマクれよ、岡崎!」などとクダを巻いていたものであります。たしかに岡崎は巧い。スター性もある。だが、20代前半の若者らしい、ガムシャラな攻めをもっと見たい! そんな酔っぱらいの戯言が、何十の盃を空けさせたことか。しかし、岡崎は決して差しだけの男ではない。まくり、まくり差し、差しの決まり手がほぼ同数というバランスタイプではありますが、ほぼ同数ということは私やH記者の印象よりずっとずっとマクリを放っているということ。そうした強攻派としての一面を見せたのが7Rというわけで、これは同時に先輩たちに対する牽制にもなったはずです。
 強攻と技巧。この2つをしっかりと水面に刻んで、昨日も含めれば3連勝を果たした岡崎。これで完全に総理杯の主役の一角を担うこととなりました。そういえば、総理杯はSG初Vを生みやすいSGと言われています。また、あの服部幸男が今も破られないSG最年少Vを果たしたのが平和島でした。岡崎は23歳、すでに服部の記録を更新するのはかないませんが、その再現を果たしてみせる可能性は充分。我々は今、艇界ニューヒーローの誕生を目撃するチャンスに恵まれているのかもしれません。パワー的にも(ということは舟券的にも)、岡崎恭裕をあと3日間追いかけ続ける価値はおおいにあるはずです。

流れ……ない!

 12R、2周2M。リプレイをご覧になれる方は、ぜひ注目してみてください。
2010_0319_0560  萩原秀人、です。
 1周バックでは萩原、山下和彦、坪井康晴で接戦となり、1周2Mを坪井が捌いて先頭。萩原と山下が2番手争いとなり、2周バックでは内に山下、外に萩原の隊形で併走しています。この態勢では、まずは山下が先マイ。萩原はツケマイか差しかの選択に迫られる。実際にその通りの展開になるわけですが、先頭の坪井との差がそれほどないため、萩原には差しの手しか残されていなかった。山下を回して、差し場を探すことになりました。
 ところが、舳先が覗く格好となっていた萩原、本来は叩いて潰したい場面だったのか、かなりのスピードで旋回にかかり、その前期でいったんキャビったかのような水しぶきをあげています。実際、ターンの頂点より先は横滑りしているようにしか見えず、山下が巧みにターンマークすれすれを回ったため、もはや外にしか行き場がない。しかも山下の引き波にもろに乗っかっていたので、モンキーもできずに座り込む態勢になった萩原。普通なら、万事休すのシーンにしか見えなかったのです。
 だというのに、ターンの出口付近で萩原の艇はガッとサイドがかかったようにコースを変えた。しかもそのまま引き波をグイッと超えて、山下のふところを捉えてしまった!
 な、なんだ、このターンは!?
 ホーム併走から3周1Mで萩原が捌いて、坪井-萩原-山下と隊形は確定したのですが、今もって、あの萩原の2周2Mが謎なのです。山下とのパワーの差? 萩原はめちゃくちゃ出てる? 萩原の技術が凄かった? そのどれもが正解に思えるし、また別の何かが隠れているのかもしれないとも思える。うーん、あんな逆転劇見たことないなあ……。
 萩原は、1Mでも好レースを見せています。カドから伸びてマクらんとする山口剛に3コースの白水勝也が抵抗し、萩原もさらに抵抗するように艇を伸ばして先マクリを放っているのです。外の攻撃を阻止し、イン池田浩二を叩き潰さんとするかのごとき2コースマクリは、実に豪快でありました。坪井に差されたのは展開のアヤ。同等の価値があるマクリだったと思います。
 機力優勢でテクも充分、レースも非常に乗れている……派手なタイプとは言えませんが、気づけば準優当確。この伏兵、侮るべからず。

やっぱり東都のエースだ!

 隣で中尾カメラマンが、「昨日は毒づいたりしてすみませんでした。お詫びにメシを奢ります」と申しております。昨日の時点で予選1位、盛り上がるこちらに「まだ2走しかしてない」などとくさした中尾カメラマン。
 見たか、九州の種馬! 東都のエース・濱野谷憲吾が、3日目を終わっても予選1位だ!
2010_0319_0496  今日の濱野谷は2走乗り。6Rは2着、10Rは1着。ともに2連対を果たして、得点率トップに立っています。えっ!? 10Rは恵まれだったって?
 それはそのとおり。1号艇イン発進の濱野谷は、田村隆信のマクリ差しに捉えられますが、田村は痛恨のスリットオーバー。繰り上がるかたちで首位に浮上しました。はい、決まり手そのままの恵まれ決着であります。
 しかし、これを「濱野谷には運も味方した」と受け止めたい。今日の後半はゼロ台の早いスタートが相次ぎ、田村がそんな流れの餌食となってしまった感があった。濱野谷自身もコンマ03とキワのスタートを行っています。だからこそ、濱野谷が残って田村は泣いた、という明暗は、田村には申し訳ないけれども、濱野谷に良い波が来ていることの証でもある。
 この予選トップは、やっぱり濱野谷憲吾こそが平和島の主である、ということを満天下に宣言したものだと確信する次第であります。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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THE ピット――再会

2010_0319_0291   3日目の午後――。単純に時間の問題からいってもそうなるが、選手たちはターニングポイントを迎える。
 4走、5走とレースを走って、およその見通しが立ってくるからだろう。この頃からは、前検日から休まず続けていた作業の手を止める選手が少しずつ出てくるものだ。ただ、そうして一息つけるのは、もう無理だとあきらめてしまう選手ではない。足のメドが立ってきた選手に限って、一息つけるのだ。
 目につきやすい場所だからだが、やはりまず屋外ペラ作業場の様子が気になってしまう。
 たとえば8レース後にそこで作業をしていたのは菊地孝平と新田雄史、鎌田義の3人だった。初日にフライングを切っている鎌田だけではなく、今節は苦戦を強いられている選手ばかりだ。
 ムードメイカーのカマギーがいるため、時おり笑顔も浮かべられるが、そんなわずかな時間を除けば、選手たちの顔には“なんとかしたい”という想いがにじみ出ている。

_u4w6911  同じ時間帯には、ピット内にいる記者の数が、これまでに比べてかなり増えていて、ピット内には喧噪の空気があった。
 そんな中、私は、岡崎恭裕の元教官である競走会の職員と話をしていた。
 以前に岡崎は、その元教官のことを「いいアニキのような存在」と評して、いかに慕っているかを話してくれたことがある。その岡崎が我々の傍にボートを動かしてきて、目と鼻の先にボートを停めたのに、こちらに気がつかないまま離れていってしまった。そのときは、最も記者陣の数が増えていた時間帯だったので、周りの人間を気にしないように集中していたのだろう。
 だが、再びボートのもとへ戻ってきたときは、さすがに元教官の存在に気づいて、ニッコリ! 「久しぶりですねえ。老けたんじゃないですか」と“弟分”らしい言葉を掛けていた。その後もしばらく元教官と話をしていたが、SG快進撃中でありながらも、ずいぶんリラックスできているのはよくわかった。
 岡崎はその後、11レースでも勝利して3連勝となったのだから、本当に絶好調だ。

_u4w6931  時間を少し巻き戻させてもらうが、9レースの際には屋外ペラ作業場のあたりが賑やかになっていた。
 この作業場のすぐ傍には喫煙所があるうえ、ピットの中では比較的レースが見やすい場所なので、タバコを吸う選手も吸わない選手も、レースになると、ここに集まってきやすい。
  さながら「平和島選手アリーナ」といったところだ。
 そのうえ、ターニングポイントを迎えるタイミングだったためか、9レースの際にはひときわ多くの選手が集まっていたのだ。
 とくに気になったのは、寺田千恵、横西奏恵、辻栄蔵のグループ。その傍にいた吉川元浩は、同県の吉田俊彦のレースを見守っていたのだろうが、先に挙げた3人は、海野ゆかりを応援していたものと思われる。

_u4w6964 そしてこのレースでは、4コースからコンマ03の鋭発を決めた海野が、今節初勝利を挙げている。
 それが嬉しかったのか、辻は、エンジン吊りを手伝うためにボートリフトの傍で海野の帰還を待つあいだにも、横西に対して……、ヒザ蹴り、ヒザ蹴り、ヒザ蹴りの連打!
 といっても、一発も横西の体には当たっていない「フリだけの攻撃」だったが、やられている横西もなんだか嬉しそうだった。
 そして、海野を迎えた寺田は、その頭をポコポコと連打!!
 やってるほうもやられているほうも嬉しそうだったのは言うまでもない。

_u4w7089  そしてまた、この勝利を誰より喜んだのが、海野本人だったのは間違いないことだ。
 このレースの少しあとには、自分の師匠であり、JLC解説者になったばかりの池上哲二さんとピットで再会!
 池上さんを迎える際には深々と頭を下げていたが、そのときの海野は本当に嬉しそうな顔をしていたものだ。
 傍にはスタート特訓時のスリット写真が張り出されていたので、それを池上さん見せながら何かを話していたが(特訓は2本ともフライングだった)、師匠がいる日に勝利を挙げたいという気持ちが、コンマ03の鋭発を決めさせていたのかもしれない。
 こうしたかたちで師匠と再会できた感想を海野に訊きたかったが、池上さんの傍を離れた海野は、すぐに整備室に行ってしまった。そして、整備室での作業を終えたあとにはそのままペラ小屋に行って作業を始めてしまったために、海野の話を聞くことができなかったのは残念だ。だが、このメリハリこそが海野のプロらしさなのである。

2010_0319_0619  プロのメリハリというものは、ピット内においては様々なかたちで見かけられる。
 たとえば、10レース前。魚谷智之が試運転から引き揚げてきたとき、それに気がつき、ボートリフトの傍で待っていたのは、古結宏ただ一人で、その周りには他に選手は見当たらなかった。
 手が足りるのかな、と心配されたものだが、どこから現われたのか……。カポックを着たままで、脱ぎかけのヘルメットが半被り状態になっていた吉川元浩が、自然な流れでエンジン吊りを手伝い始めた。
 そうしているうちに今度は、かなり離れた場所でそれに気付いた吉田俊彦が、ダッシュで駆けつけ、モーターを引き取ると、整備室へと運んで行った。
 そんな合流の図式や、ほとんど言葉を交わすこともなく作業を分担しながら進めていける様子が、まさにプロなのだ。

_u4w7100  また、その後の10レースでは、田村隆信がフライングを切ってしまった。
 その際には、ピットにいた同期の湯川浩司が顔をしかめているところも見かけられた。
 そして、その湯川や、やはり同期の井口佳典に同県の烏野賢太、今節は一緒に過ごしている時間が長い新田雄史らが、ボートリフトの傍へと自然に集まっていった。
 そのときにも誰もが厳しい表情をしていたが、いざ田村を迎えるときにはさっと表情をゆるめる。難しい顔をしているのはやめて、からかうわけでもなければ慰めるわけでもなく、ただ自然に田村を迎えるのだ。
 そして、モーターを外して、ある者がモータ運搬、ある者がボート運搬と役割が分担されると、自然に散会していく。
 それと似た場面はこれまでにも何度も見ているが、そのたび複雑な気持ちにさせられる。
 フライングをした選手と、それを迎える選手、と。
 伝わってくるそれぞれの想いは、やはり重いのだ。
(PHOTO/中尾茂幸=菊地&吉川、 池上一摩=その他   TEXT/内池久貴)


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明日の勝負駆け情報!

3日目が終了し、明日は予選最終日。勝負駆けでございます。現時点での予選1位は地元の大エース・濱野谷憲吾! その濱野谷も含めて5名が当確です(ボーダーは6・00と想定しています)。ただ、現在の18位・烏野賢太が6点を割っていることを考えると、ボーダーは大きく変動する可能性も。注目は安達裕樹で、勝負駆けを成功させれば、自動的に水神祭も! 女子選手が2人、準優への可能性を残しているのも目を引きますね。

1 濱野谷憲吾 当確
2 坪井康晴  当確
3 深川真二  当確
4 吉田俊彦  5・5着
5 岡崎恭裕  当確
6 湯川浩司  4・5着
7 萩原秀人  当確
8 辻栄蔵   5着
9 今坂勝広  5着
10 松井繁   4・4着
11 中野次郎  5着
12 山口剛   3・4着
13 井口佳典  3・4着
14 三角哲男  4着
15 服部幸男  3着
16 岡本慎治  3着
17 重成一人  3着
18 烏野賢太  2着
19 太田和美  2・3着
20 吉川元浩  2着
21 瓜生正義  2着
22 寺田千恵  2・3着
23 池田浩二  2・3着
24 前本泰和  2着
25 魚谷智之  1着
26 海野ゆかり 2・2着
27 田中信一郎 2・2着
28 古結宏   1着
29 木村光宏  1着
30 山﨑毅   1着
31 山下和彦  ※1着で相手待ち
32 今垣光太郎 1・2着
33 福島勇樹  1・2着
34 安達裕樹  1・2着
35 菊地孝平  1・1着
36 林美憲   -
37 柏野幸二  1・1着


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守田俊介、帰郷……

本日の1Rで転覆した守田俊介。その際に左ひざを打撲していたのですが、5Rで負傷個所を悪化させてしまい、無念の途中帰郷となってしまいました。H記者が息子と呼んで愛する守田ですが、H記者と入れ替わりに平和島から姿を消すことに……。フライング、転覆と踏んだり蹴ったりだった守田の総理杯。次回SGでの雪辱に期待しましょう。


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平和島グルメ③ラーメンの旅Ⅱ

今日、ラーメンを求めて向かった先は「なぎさ」さん。スタンド3F1マーク寄りにあります。ここはもともと大のお気に入り。ラーメン、カレーがめちゃウマなのです。しかし、どうやらなぎささんに新たなるラーメンが登場した様子。探してみますと……。

Cimg4994

魚介醤油ラーメン!「一番人気」と銘打たれた、魚介ダシのラーメンです。最近、町中でも魚介系はよくお目にかかりますが、名店と比べても遜色のない強烈な魚ダシの味。ウマイっす! ご飯にもよく合うスープですね。麺は昨日の焼き味噌ラーメン同様、太麺です。

Cimg4993 白湯ラーメンもうまいっすよ! こちらはあっさり系ですが、そのなかにもコクがある逸品。いやあ、なぎささんのラーメン、レベル高いっす。ノーマルなラーメンもよし、時にはカレーもよし。ぜひ一度は召し上がってみてください~。


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“本紙予想”総理杯3日目後半

H記者がお休みだからというわけではないのですが、後半は1号艇本命が1つだけになってしまった。前半はインめちゃ強だったのに、大丈夫でしょうか……。

7R 
都築、安田が動けば萩原のカド戦が炸裂。柏野も差して迫る。
◎萩原 ○柏野 ▲岡崎 △三角
3連単3-241-全

8R  
吉川が差して突き抜ける。深川のイン残しとの一騎打ちだ。
◎吉川 ○深川
3連単2-1-全

9R  
今垣が動いて握り攻めれば吉田の差しが有効。
◎吉田 ○飯山 ▲今垣 
3連単2-16-全 

10R 
濱野谷がインから盤石の逃げ。田村が差して追う。
◎濱野谷 ○田村 ▲岡本 △瓜生
3連単1-346-全

11R     
松井がどこまで動くか。進入もつれても、松井の捌きが上位。
◎松井 ○辻 ▲岡崎
3連単6-13-全

12R   
山口が4カドから激伸びでマクリ一発。坪井がアウトから連動。
◎山口 ○坪井 ▲池田 △萩原
3連単4-612-全 


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THE ピット――ナイスな光景

_u4w6574  今朝、ピットに入ったのは、1レースのスタート展示まではまだ30分近くある10時頃のこと。
 昨日のレースの転覆が心配された芝田浩治は、待機ピットでモーター音に耳を澄まして回転数を確認していた。集中した表情をしており、昨日の事故の影響はなさそうだったので安心できた。
 すぐ隣では、古結宏も同様に回転数を確認していたが、その作業の途中で会話を交わすようなことは当然なかった。初日にすでにSG水神祭をやっている古結は、ピットでの様子は落ち着いたものであり、この後のさらなる活躍が期待される。

_u4w5367  ぽかぽかした陽気だった昨日とは打って変わり、今朝のピットはかなり寒さを感じた。
 10時頃には9.7度となっていたので(昨日は1レース頃に14度だった)、これだけ気候の変化が激しければ選手は大変だ。
 そのためもあってか、昨日に続いてこの時間帯からペラ小屋は大入り満員状態になっていた。
 そして昨日と異なるのは、屋外のペラ作業場には選手が少なかったことである。
 時間が経つと、少しずつ選手が出てきていたが、10時頃には坪井康晴、井口佳典、湯川浩司の3人だけだった。
 印象の問題だけかもしれないが、昨日のようなのんびりした雰囲気はなく、3人は無言で淡々と作業をしていた。

_u4w5552  この時間帯の整備室は、山下和彦が本体を整備、赤岩善生がギアケース調整をしていただけで、二人きりになっていた。
 赤岩にしても、その後すぐにギアケース調整は済んだようで、きびきびした動きで、装着場のボートにそれを取りつけた。

_u4w6598  きびきびした様子が目についたということでは、太田和美もそうだった。
 坪井たちが作業をしていた屋外ペラ作業場でペラ調整をしたあと、間もなく1レースのスタート展示が始まるという時間帯に、「まだ降ろせますか?」と係の人に確認して、ボートを水面に下ろした(展示やレースが近付くと、ボートを降ろすことはできなくなる)。
 今日の太田は、11レースの一回乗りだが、こんな時間帯から、少しも時間をムダにしないように作業をしていたのである。

_u4w6542  今朝、気になったのは選手控室へと入っていく扉の前のスペースだった。
 最初はそこで、深川真二と山﨑毅が立ち話をしており、「珍しい組み合わせだな」と見ていたが(考えてみれば、山﨑がSGを走ること自体が15年半ぶりなのだから、珍しく感じるのも当たり前すぎることだった)、その後にはそこに海野ゆかりも加わった。
 やがて、山﨑がそこを立ち去ると、深川と海野の2人が残された。
 深川は身振りを加えながら何かを話していたが、「ピット離れ」という単語だけは耳に入ってきたので、“コース獲りの講義”でも行なっていたのかもしれない。

_u4w6578  その2人に絡む形になったのが大嶋一也だ。
 1レースの展示が近付いてきた頃、白いカポックを着て歩いているところが見かけられたが、そのすぐあとに大嶋は青いカポックを持って選手控室から出てきたのだ。
 その際に大嶋は、あまりにもダンディな薄笑いというか照れ笑いを浮かべており、大嶋に何かを話しかけられた海野は、きゃっきゃっと嬉しそうに笑っていた。
 これはあくまで推測に過ぎないが……、大嶋は間違ったカポックを着て展示に向かおうとして、途中でそれに気付いて引き返したのではないかと思われる。うっかりミスといえばそうには違いないが、「インに対する強い気持ち」が白いカポックへの執着になったのだとも受け取れなくはない。
 レース後には、再び深川に何かを言われて笑っていたが、普段はダンディな男が見せる照れ笑いは本当にかわいい! それを見られただけでも得をした気分になるほどだ。
(PHOTO/池上一摩 TEXT/内池久貴)


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H記者からの便り……

やまとのH記者より便りが届きました。

「今日の極選はお休みします

生きててすいません、有明の海苔になります。」

えっ、H記者の予想にも乗っかろうと思ったのに……。まあ、昨日の推奨選手が大活躍するかもしれませんが。H記者は明日より平和島復帰です。


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本日の“本紙予想”総理大臣杯3日目

 おはようございます。Kです。H記者は本日もやまと競艇学校。卒業記念レースはまさに今日、行なわれます。今日のH記者は、正真正銘、舟券が買えないのでありますが、だからこそH記者の予想が当たる予感が……。
“本紙予想”は今日もまた、BOATBoy4月号の「新概念データ」を用いて、2コースに入る選手の「2コース逃がし率」が35%を超えている場合は1コース本命。そうでない場合は、1コース本命を外すというスタイルでまいります。今日は「1コースまくられ率」も参考にしよう。

1R 
大嶋は動いても2コースまでか。イン主張して木村が逃げ切る。都築が2コース主張なら岡本狙う。
◎木村 ○岡本 ▲守田 
3連単1-35-全 3-15-全

2R 
烏野が外制して先マイ。瓜生も展開をうまく突きそう。
◎烏野 ○瓜生 ▲深川 △横西 
3連単1-435-全

3R 
菊地は機力的にも苦戦気味。湯川が差して突き抜ける。
◎湯川 ○菊地 ▲重成 
3連単2-13-全

4R 
吉川がイン先マイで巻き返し。福島が握れば辻の差しも脅威に。
◎吉川 ○辻 ▲安達 △井口
3連単1-345-全

5R 
今垣が大マクリ放てば石橋に展開向く。服部のイン残しも。
◎石橋 ○服部 ▲今垣
3連単2-15-全

6R 
木村が伸びなりに握っていけば、濱野谷のマクリ差しが一閃。
◎濱野谷 ○魚谷 ▲木村 △赤岩
3連単4-136-全

後半はのちほどアップします。


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3日目!

おはようございます。総理大臣杯3日目です。H記者が飛んだやまと競艇学校では、第106期の卒業記念レースが行なわれます(というか、もう終わってるかも)。いつか彼らもこの舞台に登場するのでしょうねえ……。

2010_0318_0432 96期やまとチャンプの新田雄史です。今年の卒業生は彼の10期後輩なんですね。卒業記念チャンプの先輩として、SGでの大活躍を!(PHOTO/中尾茂幸)


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THE ピット――様々な光景

_u4w5901_2   緊張感がなければ眠たくなっていたかもしれない。午後のピットはそれくらい、ぽかぽかしていた。
 そのためもあり、まず目に入ったのは、屋外に設置されたペラ作業場の様子だ。いろんな選手が入れ替わりながら作業をしていたが、そのなかでもよく見かけられたのが銀河系軍団の井口佳典、田村隆信、湯川浩司だ。
 やさしい日差しに照らされていることもあり、のんびり過ごしているようにも見えていた。田村がペラを叩いていると、井口が傍に腰掛け、黙ってそれを見ている……。時間が経ったあとにもう一度見てみると、ペラを叩いてる選手が変わっていたり、そこに井口の弟子である新田雄史が加わっていたりと、時間がゆったりと流れているようだった。
 朝には、ペラ小屋で作業をしていた辻栄蔵と山口剛の広島コンビも、午後には、屋外で作業をやっていた。彼らにしても、日差しに誘われ外に出てきたのかもしれない。

2010_0318_0496  そのペラ作業場の傍で撮影をしていたチャーリー池上カメラマンは、ついうっかり、腰につけていた何かの道具を水面にぽちゃり!……と落としてしまった
 次の瞬間、その作業場の傍でひと休みしていた服部幸男は、立ち上がって、「アミ! アミがあるから、それで取れるよ」と心配してくれたのには驚いた。
 そんなふうに言われて泡を食ったのはチャーリーだ。その道具がそれほど大事だったのかは知らないが、服部にそうまで言ってもらって、「いえ、別にいいんです」とは返せない。大きなアミを借りてきて、なんとか“救出”しようと試みた。そして結局、それは、ピットのスタッフの方に取ってもらったのだから、お騒がせな男である。
 それにしても、服部選手のやさしさは、感動モノだった。

2010_0318_0100  その作業場とは少し離れて、ピット奥の整備室傍にあるプロペラ工作室を覗いてみると、寺田千恵と海野ゆかりの姿が見かけられた。もう一人の後ろ姿があったので、横西奏恵かな、と思って、よく見てみると……、ちょっとお顔が違って、山下和彦だった。
 女性2人に囲まれていても、臆せずふるまっていたので、なかなかやるな、と思ったが、山下は当然、そこで談笑していたわけではなく、作業をしていたのだ。
 少し時間が経ったあとには、山下の姿がなくなり(山下はその後、同県である辻&山口の傍に移動していき、ペラ調整を続けた)、そこにいるのは本当に横西になっていた。
 それによって、狭い工作室(推定三畳ほど)は、女性陣3人で独占されたが、こちらも談笑していたわけでは、当然ない。
 横西が、この工作室にある機具を使って、ペラを調整していたように、普通にハンマーで叩くだけではなく、特殊な機具が必要な作業などをする際にここを使うのだ。

2010_0318_0800  隣の整備室で目についたのは本体を整備していた岡本慎治だ。
 平和島から遠く離れたやまとで別の取材をしているH記者が節イチにプッシュはしていたものの、岡本自身は上積みを求めていたわけなのだろう。
 8レースの後には今垣光太郎もモーターを見ていた。
 最初は格納かとも思ったが、その時間はかなり長く、本体を割って細かい部分まで見ていたようだ。

2010_0318_0516  やさしき人、服部も自分のレース後には整備室での作業を始めている。
 こちらは、整備室の隅にあるテーブルで、山﨑毅と向かい合って、リードバルブの調整をやっていた。2人が黙々と作業をしているところは、まさに「職人の姿」だ(写真は山﨑毅)。
 リードバルブは楽器の鉄琴に似ている部品だが、服部は笛を吹くように、息を吹き込み、「ぶしゅっ、ぶしゅっ」と奇妙な音を立てていた(印象としては「ぶしゅっ、ぶしゅっ」だったけど、音的には「クワッ、クワッ」といった感じに聴こえた)。
 その後、解説の長嶺豊師匠に、服部がやっていたのはどういう作業なのかを尋ねてみると、その音を聴きながら隙間を調整していくというのだから、やはりは職人の世界だ(リードバルブはガソリンと空気をミックスしてシリンダに送る境目のところにあるので、混合気がうまく送りこまれていくように隙間を調整する作業が重要となる)。

_u4w5884  午後のピットで、ほかに気になったのは濱野谷憲吾だ。
 平和島のピットでは、選手控室と、レース前の待機室がかなり離れていて、展示航走の前などに、装着場をゆっくりと横断していく選手の姿がよく見かけられる(そのタイプのピットレイアウトは他にも少なくない)。
 そのときの顔つきが、とても良かったのだ。
 どう良かったかは説明しにくいが、いつも以上に心に期すものがあるように見えたのだ。そうした張りつめた表情をしている選手の結果がどう出るかは表裏一体の部分があるけれど、濱野谷はその後、10レースで勝利!
 レース後には、安堵の気持ちを隠さない、子供のような笑みまで見せていた。

_u4w6213  11レースの直前には、田中信一郎が、JLCでナマ解説をしている山本泰照の体をツンツン……とつついて、ちょっかいを出していた。山本さんのことをものすごく慕っているからこそできるのだろうが、やられた山本さんは、“いまはよせよ”と、相当、困り顔になっていたのがおかしかった(山本さん、すみません!)。
 ほのぼのとした光景だったが、それはそれで……ありなのだろう。
 ピットには、いろんな光景があるものだ。
 多くの時間、集中して作業をしているのは間違いないからこそ、時にはこうしてふざけてみたりもするわけだ。「Do my BEST」の男、服部が、カメラマンのことを気遣ったりしてくれた一幕もまた、ピットの光景なのである。

2010_0318_0071  その11レースでは、芝田浩治が転覆……。危ない倒れ方に見えたので、その瞬間、ピット内には緊張が走った。
 近畿の選手を中心に、多くの選手が心配げに救助艇の近くに集まってきたのだ。そのレースに出ていた辻にしても、レース後には、カポックを脱ぐこともなく芝田が運ばれていた医務室へと走っていった。
 そのときにはこちらも緊張したが、幸いなことに芝田は無事だった。
「大丈夫みたいだよ」といった言葉を口にしながら、選手たちが医務室のもとを離れて、それぞれの作業に戻っていく様子を見ていると、こちらも心底ホッとした。
 顔色を変えて心配していたあと、どれほどの時間も経たないうちに、すぐに作業に戻って行ける選手たちは、プロである。
 こうした類いの緊張を要する場面がないほうがいいのはもちろんだが、そんな出来事のすぐあとに、自分の仕事に戻ってい場面はやはり、美しきピットの光景なのである。
(PHOTO/中尾茂幸=2・3・4・5・8枚目、池上一摩=1・6・7枚目   TEXT/内池久貴)


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総理杯TOPICS 2日目

3R&4R バンビに届け! ナデシコ逃げ!

_u4w5849  昨日、突然の引退を発表した濱村美鹿子。75期と76期、本栖で訓練した時期がかぶっている横西奏恵と、先の女子王座決定戦の優勝戦を争った寺田千恵、その2人が今日、バンビに惜別の辞を送るべく、白いカポックで登場しました。長嶺豊さんによれば、バンビ引退の報を知った横西は驚き、そして動揺している様子だったそうです。寺田も同様の思いを抱いたことでしょう。1号艇に入った以上は、そうした感傷など無関係に逃げるのみ、なのではありますが、外野としてはどうしてもそこに意味を見出したい。
 まず、3Rで横西が華麗に逃げ切りを決めました。都築正治の握りマイをがっちりと牽制しての先制ターン。彼女自身は、2コースの飯山泰に伸び負けないように、と考えていたようでありますが、その外にも徹底自力屋の都築がいた。2つの飛び道具を抑え切っての逃走劇なのだから、価値ある勝利でありました。
_u4w5805  4Rでは、寺田が逃げ切り。3コースから赤いカポックの芝田浩治がツケマイを放ち、それを受け止めて先頭に立つ姿は、まさに女子王座優勝戦のリプレイを見ているかのよう(3号艇・日高逸子が3コースからツケマイを放っている)。バンビとのラストバトルによく似た展開を作り上げて、寺田はあのときのように逃げ切った。この1号艇に自信はあまりなかったというだけに、下関の再現を果たせたのは実に大きい勝利でありました。
 言うまでもなく、ともにバンビの影を感じさせるような勝利というわけではなかった。横西も寺田も、回ってきた好枠を活かし、必死に勝利をつかみにいったに過ぎない。しかし、もしこのレースを濱村さんが見ていたなら、きっと勇気を得ることができたに違いないのであります。いや、きっとバンビは見ていたでしょうね。横西のもとには、平和島に入る前、バンビから激励のメールが届いたそうですから。
 で、この2つのレース、1号艇がインから勝ったのに、ともにマンシュウ! そして、“本紙予想”はともにヒモ抜け……。2つのナデシコ逃げに感動しながら、しかし2番手を走っているカポックの色を塗り替えたい気分でありました……。

5万8万当たり前! 3連単マンシュウ6本!

_u4w5716   いやはや、よう荒れた1日でした。先の横西&寺田のイン逃げマンシュウを含め、3連単は実に6本の万舟券。12Rは2連単もマンシュウでしたから、都合7本も飛び出したことになります。
 ナデシコ逃げ以外についてざっと振り返れば、
7R/山﨑毅が差し抜け。イン吉川昭男は赤岩善生のマクリを張る(転覆)。=3連単83870円
8R/瓜生正義が差し抜け。イン新田雄史は三角哲男のマクリを張る。=3連単11860円
11R/田村隆信がマクリ差しで先頭に迫るも、いったん差し抜けたのは芝田浩治。イン中野次郎は今坂勝広のマクリを張る。芝田は2Mで辻栄蔵ともつれて転覆。=3連単13630円
12R/深川真二が差し抜け。赤岩善生は飯山泰のマクリを張る。=3連タン51000円

 そう、見事なまでに同じようなパターンが続いたのであります。すなわち
●インがマクリを張る→●インがやや膨れる→●その内に差しが入る
_u4w5668 しかも、8、11、12Rは差し抜けたのは2コース。11Rの芝田は転覆してしまったものの、芝田と艇を並べていたのはマクリ差した田村でした。8Rもマクリ差した魚谷智之が瓜生と接戦を演じていましたね。
 平和島をホームとする私の感覚からすると、これはまさしく平和島の穴パターンであります。たしかに平和島はマクリが利く水面。松永“ベイ吉”良一アナの「マクリ一発! 決まった!」を聞く機会もたしかに多い。しかし、それがわかっているから、イン選手も抵抗する。だから差し場も開く。突っ込んだ選手が、なぜか内側がよく伸びるバック水面をすいすいと爆走していく……こんな場面も非常に多いのであります(だから私は、平和島は実は差し水面、と認識しています)。
 SGレースではインが強い、というかターンスピードが速いため、マクリが届きにくい。しかし、平和島はマクリが利くので、インに迫ることができる。そこでインは張り気味に回るため、差し場が開きやすい。SGクラスはテクニックが確かなため、そこに差しがズボズボ入る。
 今日の穴連発は、こんな構図なのではないかしらん、と私は推測します。まあ、今日はなぜ2コース差しが入りまくったのか、というのは難しいのですけれどもね。マクリマークのマクリ差し、ってのも多いパターンなので。
_u4w5529  ちなみに、BOATBoy4月号の「新概念データ」によると、新田、中野、赤岩は「1コースまくられ率」がめちゃくちゃ低く、新田にいたっては0%。つまり「絶対に相手にマクらせない→マクリが来たらとにかく張る!」選手たちなのですね。もし、同類の選手が明日以降もインに入れば……今日のパターンで穴が飛び出す可能性はおおいにあるというわけです。あぁ、舟券買う前にちゃんとデータをチェックしとくんだった……。

東都のエースがシリーズリーダーだ!

 まあ、2日目を終わった段階でシリーズリーダー云々を言っても仕方がないかもしれません。隣で中尾カメラマンが、「まだ2走しかしてないしなあ」などと毒づいてもいますし。
2010_0318_0258  しかし! 濱野谷憲吾が2日目終了時点で予選1位に立ったのは、やはりめでたいことというべきでしょう。
 今日の濱野谷は10R1回乗り。2号艇で2コース発進でした。なにしろ、2コース逃がし率が50%を超える濱野谷。しかも1号艇イン発進はエース機・柏野幸二。柏野が逃げて、濱野谷が差し追走……レース前、私の頭の中にはその映像以外はひとつも浮かんできませんでした。当然、舟券も……。
2010_0318_0813  しかし今節の濱野谷は一味違う。きっちりと差しを突き刺してバック併走に持ち込むと、2マークでは柏野を軽やかに捌いて先頭へ。濱野谷は本来、2コースよりもセンター得意という選手であり、以前「2コースはあまり得意ではない」と公言していたこともあります。だが、今日の差しは2コース不得意とはとても思えない鮮やかさだった。それこそが、「今節の濱野谷は一味違う」ことの証明だと思えるのであります。
 明日3日目の濱野谷は2回乗りで4号艇と1号艇。ともに濱野谷にとっては得意な艇番であります。ここをもくろみ通りに好成績で乗り切れば、真のシリーズリーダーに……そんな雰囲気をビンビンと感じる、“一味違う”濱野谷憲吾、なのであります。
(PHOTO/中尾茂幸=濱野谷 池上一摩=その他 TEXT/K)


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平和島グルメ②ラーメンの旅

今、平和島のラーメンが熱い! ちゃんと冷まして食べないと舌をヤケドするぞ……って、その熱いじゃないですね。平和島競艇場では、場内の食堂のラーメンを大プッシュしているのですね。今節は当然、食べ歩きいたしますぞ~。

Cimg4991 本日は特観席のレストラン「膳」さんのラーメンを。焼き味噌ラーメンです! 甘めの味噌味で、ピリリと辛味も利いています。麺は太麺で食べこたえもバッチリ。チャーシューも柔らかくてうまかったなー。

Cimg4992 同じくねぎラーメン。見るからに辛そうですなあ。しかし実際は、意外とマイルドな辛さで、激辛が苦手な人でも大丈夫。チャーリー池上カメラマンは「僕はこっちのほうが好きですねえ」だそうです。


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“本紙予想”総理杯2日目後半

7R 
赤岩が3コースから気迫の攻撃。アウトでも岡本に侮れないパワー。
◎赤岩 ○岡本 ▲吉川
3連単3-61-全

8R  
新田が今垣or三角のマクリに抵抗する間に魚谷が強烈マクリ差し決める。
◎魚谷 ○新田 ▲今垣 △瓜生
3連単5-132-全

9R  
田中が渾身逃走決める。服部がカドから続く。
◎田中 ○服部 ▲吉川 △太田 
3連単1-462-全 

10R 
濱野谷の2コース逃がし率は50%を超えており、柏野がエース機味方に逃げ切りそう。
◎柏野 ○濱野谷 ▲烏野 △坪井
3連単1-235-全

11R     
中野が地元のイン戦で負けられない。池田がカドから俊敏に続く。
◎中野 ○池田 ▲辻 △田村
3連単1-456-全

12R   
松井がカドから自在な攻めで抜け出す。赤岩のイン残し本線。
◎松井 ○赤岩 ▲湯川 △井口
3連単4-156-全 

 


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THE ピット――胸きゅんの朝

_u4w5651_2    ちゅんちゅんちゅんと、小鳥がさえずる声まで聴こえた。1レースのスタート展示が始まる前のピットは、装着場で作業をする選手も少なかったため、とても静かで、ゆったりとした空気になっていた。
 ただ、そうはいっても、ペラ小屋などを見てみれば、すでに数え切れないほど多くの選手が作業をしていた。
 屋外のペラ作業場では、鎌田義と重成一人が何かを話して笑い合っていた。そのすぐ傍では、鎌田と同県(兵庫)である古結宏も、鎌田の言葉を聞いて笑っている。そんな光景は和やかなものだったが、それでも彼らは、しっかりと作業を続けていた。
 ペラ小屋では、辻栄蔵と山口剛の広島コンビ、中野次郎と福島勇樹のベイパコンビも固まって作業をしていた。ガラス越しに見た感じでは、会話をしているところは見かけられなかったが、ずっと黙り込んで作業をしていたわけではないだろう。

_mg_1511_2   ピットの奥の整備室では、田中信一郎、湯川浩司、濱野谷憲吾がモーターを整備していた。それぞれに離れた場所で作業をしていたので、こちらが見た範囲では、会話もなかった。
 それでも、作業を終えた田中がモーターをボートのもとへと運び出そうとすると、そちらのほうなどはまったく見ていなかったような湯川がピタリと作業の手を止めた。そして、自発的に田中のボートのほうへと小走りしていくと、何も言わずにモーターの装着を手伝いだした。
 この2人は兄弟弟子の関係であるが、言葉はいらない、まさに「あ・うん」の呼吸。
 遠目でそんな様子を見ていても、なんだかいいものを見られた気になってくる。

_u4w5699  その少しあと、濱野谷がやはり、モーターをボートのもとへと運んで行った。
 だが、その際には、ベイパのメンバーなどは誰もいなかった。
 一人でどうするんだろう……と見ていると、ちょっと離れたところから烏野賢太がすすすっと近づいていき、黙って装着を手伝った。
 そんな光景もやはり、見ていて本当に気持ちがいいものだ。

_u4w5451 1レースのスタート展示が始まると同時に、ピット内の空気は一変!
 瓜生正義や鎌田義、飯山泰などがボートを水面に下ろす準備を始める。展示が終わると、今垣光太郎や芝田浩治なども試運転に出て行ったが、ピット内は、にわかに慌ただしさを帯びてくる。
 ペラ作業場ではのんびりとしているように見えた鎌田にしても、その動き出しは実に早かった。初日にフライングを切っているとはいっても、その作業ぶりにいっさいのゆるみはないのだ。カマギーというのは、実にメリハリのきいた努力家なのである。

_u4w5326  そうしてピットを眺めていると、山口剛が装着場に出てきたのでも声を掛けてみた。
「笹川賞に選ばれなかったのは悔しいですか?」
 突然のいじわるな問いに対して、山口は、
「まったく! ……悔しくないです」
「そうですか。昨日の勝利者インタビューで、SGで結果を出さないと忘れられてしまう存在なので、ということを話していたので」
「ああ、あれは僕の中では別の意味合いですね。笹川賞については、結果を出さなければ笹川賞で選ばれなくて当然の選手だと思っていますから」
「今年は結果が欲しいですね」
「……そうですね。ついてくるものと信じています」
 ついてくるもの――。その言葉の前には当然、「やることをやれば」という強い想いが籠っているのだろう。
 今年の山口は去年と違う。
 短い会話をしただけで、そんなふうにも思われたものだった。

2010_0316_0508  その後、両手でレーシングウェアを抱えながら、縮こまるようにして海野ゆかりが歩いてきたので、「寒そうですね?」と声をかけると、「……だから寒いんです」との回答。
「……部分」が聞き取れなかったので、「えっ?」と首をかしげると、「……だから、寒いの」と笑って繰り返してくれたが、残念ながらまた聞き取れなかった。もう一度、「えっ?」と言うわけにはいかないので、こちらも、「ははははは」と聞こえたフリをして笑いを返した。その頃にはもう、ピットで小鳥のさえずりは聴こえなくなっていた。
 温度計を見てみると、ちょうど14度。シャツとジャンパーを着ていれば、少しも寒さは感じない、いい天気なのだが、海野はTシャツ1枚に近い格好をしていたので、「薄着だから」とでも答えてくれていたのかもしれない。
 その後、そんな海野にレンズを向けることもなく、その前方で別の選手にレンズを向けている池上カメラマンの前で海野は立ち止り、撮影のジャマにならないように待っていてくれた。池上カメラマンは、海野の進路をふさぐかたちになっていたのだ。
“バカ……、池上、気付けよ”
 と思っていると、池上カメラマンはようやく気付いて、「すみません」とペコペコ。
 そのため、今朝の海野の写真はないのだが、とっても女性らしくて、きゅんとした。
(PHOTO/中尾茂幸=海野、池上一摩=その他 TEXT/内池久貴)


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本日の“本紙予想”総理大臣杯2日目

 おはようございます。Kです。H記者は前記事のとおり、106期卒業記念の取材でやまと競艇学校へ。あのお方はかつて守田俊介の追っかけで全国を飛び回っていた頃、「H記者が優勝戦に駆けつける=1号艇なのにぶっ飛び。H記者が主に金銭的都合で優勝戦に駆けつけられない=ぶっちぎりの優勝」という、誰のせいで優勝逃してるんだ的なヘル男ぶりを発揮しておりました。だからなんとなく今日はあのお方の見立て通りになるような予感も……。
“本紙予想”は昨日と同様、BOATBoy4月号の「新概念データ」を用いて、2コースに入る選手の「2コース逃がし率」が35%を超えている場合は1コース本命。そうでない場合は、1コース本命を外すというスタイルでまいります。

1R 
太田が軽快に逃走決める。カドから坪井が自在に続く。
◎太田 ○坪井 ▲新田 △吉田 
3連単1-425-全

2R 
萩原がS決めて逃げる。中野の地元差しが脅威となる。
◎萩原 ○中野 ▲魚谷 
3連単1-24-全

3R 
横西が濱村美鹿子にメッセージ送るイン逃げ。林がカドから追走。
◎横西 ○林 ▲菊地 
3連単1-46-全

4R 
寺田も濱村美鹿子にメッセージ送るイン逃げ。吉川がカドから捌いて本線。
◎寺田 ○吉川 ▲木村 △山口
3連単1-452-全

5R 
服部のマクリ差しが突き刺さる。岡崎のイン残し本線。
◎服部 ○岡崎 ▲池田 △福島
3連単3-156-全

6R 
松井と大嶋が動いて進入もつれそう。石橋がカドに引いて突き抜ける。
◎石橋 ○松井 ▲今坂 △古結
3連単3-514-全

後半はのちほどアップします。


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2日目!

おはようございます。総理大臣杯2日目です。やまと競艇学校に飛ぶH記者がすでに記事をアップしておりますね。今日、H記者は舟券を買えない。これまでの長い付き合いからすると、こういうときに予想がよく当たる……というお方です。

2010_0317_0930 つまり、H記者の節イチプッシュのこの方には大チャンス、というわけであります。岡本慎治選手、私(K)も狙ってみます。(PHOTO/中尾茂幸)

※追伸:記事をアップしたら、私のPCの下から金とマークシートとH記者からのメッセージが出てまいりました。ということは……むーん、悩みますね。


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H記者の「極貧&極選祭りグランドマックス!」

 昨日10Rの265(前検のS辻-A信一郎流し)で勝手にちょいと潤ってしまったHです。…うりちゃん、ケンゴロウどのはじめ全国推定7人の極選ファンの皆さま、ごめんなしゃいっっ>< 結局のところ、がっつり転がした11R本命・極選は声も出ない惨敗を食っちゃいましたけど。125なら財布が2時間くらい立ったはずなのにーー。
 し、しかしであります!今日は大変なことになるかも????なのですよ。私の推奨選手の枠番を見てくださいまし。

         狙いコース 今日の枠
SS岡本慎治  5・6   
SS赤岩善生  3     
S井口佳典   1     6
S辻 栄蔵   3~6   
A岡崎恭裕   全     
A木村光宏   5・6   
A三角哲男   6     ・4
A田中信一郎  1・2   
A湯川浩司  センター  5

 井口と湯川以外はすべて私の狙いコースと合致するのです!! ここで勝てなきゃいつ勝てる????っていう1日なんです。番組さん、私のためにありがとさん!
だがしかしところが……私、ボー誌からの依頼でやまと競艇学校に飛ぶことになってしまって、今日は平和島にいられないのですよ……んむむむ、なんたる皮肉><
 そこで私、昨夜のうちにK記者に記入済みマークカードと1万円を預け、舟券を買ってもらうことにしました。そのフォーカスをすべてここに列挙しておきます。とにかく盆と正月が一緒に来たようなお祭り日なので、以下のフォーカスはすべて穴・極貧もしくは本命・極選と思ってください。

4R穴・極貧 5=6-全 各3枚
 節イチの伸び木村と元祖「東の穴男」三角、頼む!

7R穴・極貧 3-6-全 各5枚 6-3-全 各3枚 3-全-6 各2枚
 前検SSの赤岩と岡本が揃い踏み。ここで決めなきゃいつ勝てる!?

9R本命・極選 1-6-全 各5枚
 A信一郎から昨日の特訓気配がよかった吉川で勝負!

12Rお遊び舟券 1-5=6 各5枚
 SS赤岩からS井口A湯川へ。王者がぶっ飛べばそれなりの配当になるはず!
 もし、4R7Rのどちらかがヒットしたら、9Rに増資&11Rの5-36-全を追加するつもりです。あ、5Rの岡崎もオススメなんです、昨日の足は成績よりはるかに素晴らしかったんです。
 と、とにかく楽しみな2日目、もしこの予想(舟券)がすべて外れたら……もう、やまとの訓練水面で「ひとり水神祭」をするっきゃないですかーーー><


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総理杯TOPICS 初日

 鎌ギーと我が息子・俊介がFを切ったり……切ったり……うう……初日から、いろいろあったなぁ……(涙)

1・7R/山口GO、アウトから炎の2連対!

2010_0317_0268  今日、スリットを完全に支配したのが山口剛だ。1Rは最アウト6コースから全速コンマ10で内の4艇を絞りきってのまくり差し。惜しくもインの田村隆信には届かなかったが、そのキップのいいカマシはスタンドを唸らせた。
 圧巻は7R。5コースからこれまた内を並ぶ間もなく叩きまくり、インの岡本慎治まで呑み込んでしまった。
「スタートはこの舞台に立つまで封印していた。初日から行くつもりでした」と、満を持しての電撃全速スリット攻勢だったわけだ。やはりこの男、伊達にF2で新鋭王座を制してはいない。開会式でも「モーターは20%台ですが心配ありません、出てます」と自信を覗かせており、初日にしてシリーズの台風の目になってしまった。いや、不利な5、6号艇で18点9・00を弾き出したのだから、シリーズの主役級と言ってもいいだろう。度胸満点、有言実行、打倒王者、27歳の下克上Vも十分にありえるぞ!

2010_0317_0726 8R/単騎のドルフィンガマシ

 濱村バンビ引退!!、という衝撃ニュースが記者席を駆け巡る中、瀬戸のヴィーナス・ドルフィンゆかりが捨て身の大技を披露した。ピットアウト、3号艇のゆかりの外から安田政彦、白水勝也、吉川昭男の70期トリオがドカドカとスロー水域に侵入し、気づいてみればゆかりの6コース単騎ガマシ。
「女子王座のFもあって、この特殊隊形から踏み込めるかなぁ」と見ていたが、コンマ18全速から伸びるわ伸びるわ。70期トリオはもちろん、人気の2コース田村隆信まで叩き潰してインの福島勇樹に襲い掛かった。そこは地元の意地で福島がギリギリ残し、惜しくも金星を逃したゆかりだがスタンドはやんやの大喝采だったぞ。
 続く2マークでも猛追する田村に全速ツケマイ。鮮やかすぎるドルフィンターンで2着を確定させた。パワー云々より並々ならぬ気合と男顔負けの身体能力で「もぎ取った」という感じの2着だった。
 緒戦2着で8・00。もちろんこれで準優どうのという段階ではないが、今日の気合とあのターンなら……最終日の12R、バンビの庭で、イルカが舞うかも~!?

12R/絶対王者、不覚。辻斬りコージの一閃差し!

2010_0317_0551  1アタマの2連単はすべて3ケタ配当。圧倒的な人気を博した松井繁が、颯爽とピットを飛び出す。待機行動でこの王者に鈴を付ける者はおらず、130m起こしという楽な展開になった。346と356のボックスを買っていた私は、「また、大切なお金を無駄遣いしてしまった」と悔やむ。悔やみつつ、心の中で「どうして賞金王でエースモーターで優勝候補のこの男を130m起こしにしてしまうんだ、ミスミス王者に12点を献上していいのか~!!」と他の5選手に罵詈雑言を浴びせていた。
 しかもしかも、イン松井のスタートは泣く子も黙るコンマ08トップS。風速がころころ変わる水面で、なんという精神力。ええ、ええ、356なんて舟券を買ってすみませんでした、と今度は詫びる。今までドリームで、準優で、優勝戦で、何度も見てきた光景。この後の航跡も、私の記憶のスクリーンには何十何百ものダビングとなって刻み込まれている。鬼のごとき、イン逃げ圧勝。
2010_0317_1043  松井は悠然と1マークを制した。外から襲い掛かる艇はなく、2コースの池田浩二が差しハンドルを入れる。例によって速い。速いが、松井には届かない。そんな態勢に見えた。
 だがしかし、ここは平和島。バック水面では内の艇が不思議なほど伸びる水面だ。スルスルッと池田が松井の内に忍び寄る。半分だけ舳先がかかった。それからの伸びはほぼ同じ。スリリングなマッチレースだ。内の利で池田か、半艇身の利で松井か……記者席が沸く。346と356のボックスを買っている私は、息を潜めて両者の足色を測るしかなかったが。
 2マーク、濱野谷憲吾の突進が視界に入ったであろう松井がスッと身を引き、あっけなく池田に軍配が上がった。2-1の配当は2190円。まさに裏目千両、どれだけ松井が絶対視されていたかがわかるし、この2-1の隊形は私の目にもちょっと不思議な感じに見えた。競艇に絶対はない。そんなことは百も承知している。が、絶対があると錯覚させる男がいて、事実ちょっと錯覚してしまって、「あ、やっぱり競艇に絶対はないんだ」と思い出したような、そんな不思議な感覚。逃げて差してのありきたりの展開で、今までこんな違和感を覚えたことってなかったな。
 とにかく松井繁はドリーム1号艇で敗れた。池田の勝因はまたじっくりと検証する必要があるだろうが、ファンや他の選手を松井の呪縛から解放した価値は大きい。そう、世の中に絶対なんてコトは、絶対にありえないのだよ!
2010_0317_0251  もうひとり、記者席を沸かせた男がいた。濱野谷だ。2マークの泥臭い突進も天晴れだったが、記者から万雷の拍手を浴びたのが2周2マーク。今垣光太郎を渾身のツケマイで引き波に沈めた瞬間だ。記者席でこの騒ぎなのだから、スタンドはどんな喧騒だったろうか。私は階下で観戦しなかったことを悔いた。平和島の大勢のオヤジと少数の若者たちのリアクションを全身で感じるべきだった。
 誰が本当の主役か、最後に笑うのは誰か。今年の総理杯はこの2-1決着で一気に混沌とした感がある。やはりそれでも賞金王でエース機で断然V候補の松井なのか、ドリームを制して連覇を目論む池田なのか、それとも……ここが平和島であることを忘れてはならない。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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THEピット――雰囲気

2010_0317_0980  菊地モードと呼んでいるものがある。
 レース直前などに時折見られる、脳内コンピュータをフル稼働している姿だ。IQ160とも言われる頭脳明晰な男が、超高速CPUをも超えるスピードで情報を処理し、戦略を弾き出す。表情を固まらせ、一点を見据えて自分の世界に入る、それが菊地モード。10R後にその姿を見つけて、早くも勝負懸かっていることを確信したものだ。
 菊地の人柄は、陽気でウィットに富んでいて、そして優しい。ピットで顔を合わせれば爽快に声をかけてきてくれるし、3~4年前にBOATBoyで連載コラムを執筆してくれていた縁もあって、日常的に気を遣ってくれる。しかし、モードに入った菊地には、とても声をかけることなどできない。遠巻きにその様子を眺めて、心震わすことしかできないのだ。こちらに気づけば一瞬の笑顔を向けてはくれるだろうが、そうした心の隙間を作らせることもしたくないと思わせる、ヒリヒリとした空気がそこにはある。
 思えば、勝負駆けや準優の日以外に、ここまでのモード入りを見かけるのはずいぶん珍しいことと言えた。少なくとも、初日にこんな菊地孝平を見たことはない。

2010_0316_0419  飯山泰の表情が鋭いのだ。何しろ、我々は同じ信州人。同郷の、しかも長野県出身という艇界には数少ないバックボーンをもつ飯山に、僕は個人的にずいぶん肩入れしてきた。昨年からSG常連となった飯山を、僕はいつだって心の奥では応援し、その様子に注目してきた。だから、今節の飯山がこれまでにない自信に満ち溢れた表情を見せていることが、とても好もしく思えていた。
 10R前、展示を終えてピットに戻って来た飯山は、このうえなく凛々しかった。背筋を伸ばし、真正面を見据え、傾き始めた陽ざしに目を細めながら、力強い足取りで進んでいく。わりと速足であることが多い飯山ではあるが、その雰囲気は明らかにいつもとは違う。前売で飯山流しの舟券をごっそり買ってはいたけれども、もし許されるのならピットを飛び出して、さらにごっそりと買い足したくなるほどのムードだったのだ(もちろんそんなことはしておりません)。
 昨日の競艇場入りの瞬間にも直感したことなのだが、飯山泰はさらに進化したのではないか。SGを継続的に経験して、飯山は確実に一回り大きくなったように思えた。

2010_0317_0580  明らかに雰囲気が違うと感じたのは、岡崎恭裕もそうだった。どうにも説明が難しいのだが、2カ月前の新鋭王座と比べれば、別人の岡崎がそこにいる。強いて言うならば、視線に力がこもっている。各種調整にも熱のこもった様子が見える。レースの準備をしている姿に思いがこもっている。
「え~、そうですかぁ? いつもの記念とやってることは同じですけどね~」
 と岡崎は言う。なるほど、と思いながらも、食い下がる。記念はともかく、新鋭王座と比べれば、明らかに何かが違うのだ。
「やっぱり、周りに触発されるものが多いんでしょうかね」
 岡崎は笑った。新鋭王座に触発されるものがない、ということではない。記念、そしてSGにはそれ以上の何かが濃密に漂っているのだ。
「そうして触発されることで、やっと競艇選手らしく見えてるんじゃないですか?」
 岡崎はさらに笑った。オッサン、妙なことを言いますねえ、という笑顔にも、だから今節は楽しいんですよねえ、という笑顔にも、どちらにも見えた。
 テクニック、成績、ルックス……彼をスーパールーキーと言わしめる要素はいろいろとあるだろう。だが、本当の意味は、見据えている地点の高さがスーパールーキーと呼ぶにふさわしい、ということではないか。SGでこそイキイキとしている岡崎は、“ここ”を自分の居場所と規定しているようにしか思えないのだ。

 それにしても……ピットで見る雰囲気と結果が決して結びつくわけではないのだ、というのはこれまでに何度も思い知らされてきたけれど、今日は改めてそれを痛感することになったのだった。そりゃそうだ。そうした空気ウンヌンとは関係なく強いのがSGレーサーたち。雰囲気ひとつで勝敗が決するわけがない。
 しかし、こうした“感じ入る何か”がごろごろと転がっているのがSGのピットということも言える。新鋭王座も女子王座ももちろん最高だったけれど、総理杯ではまた改めてトップレーサーへの敬意を呼び起こされる。ここが最高峰の舞台だと伝えてくれるのだ。
2010_0317_0603  9R、進入が始まると、井口佳典がボートリフトのやや左手の桟橋にあらわれた。その正面の水面には、6コースの選手がいったん艇を運んでくることが多く、9Rの6号艇は新田雄史であった。弟子に無言のエールを送るため、ここでの観戦を決め込んだのであろう。SG経験の浅い愛弟子のことが気になって仕方ない……と、もちろんそれもあったのだろうが、しかし井口の視線の厳しさにはそれ以上の意味があるのではないかと思えた。11Rに1号艇を控えていた井口は、自身も戦闘態勢に入っていたのだろう。新田の走りを見届けたあとも、少しも表情を変えずにエンジン吊り→展示準備と動いているのを見て、その雰囲気に圧倒されたものだ。
 井口は11R1着。雰囲気と結果が結び付くことだってもちろんある。そしてそれも、こちらの胸を強く打つものである。あの闘志が勝利を導いた……などとお手軽に筆を進ませてしまう何かが、そこにはたしかにあったりするのだ。
2010_0317_0426  その意味で、今日の鳥肌は池田浩二である。池田といえば、もはや泣きコメントが代名詞のようになっているが、昨日も今日も景気のいい発言が出ないなか、ピットでは相当に険しい顔つきで過ごしている時間が長かったのだ。コメント通りに苦しいアシなのか、それとも気合が普段以上に入っているのか。そのへんの判断を特にしないまま、ドリーム戦を見ていたら、松井を差し切ってしまったではないか! レース後は相変わらずの泣きコメントだったが、あの眉間のシワはきっと、心に期する何かが刻んだものだと確信した。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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本日の水神祭! 華麗なSGデビュー!

 問題です。今節出場選手中、SGデビュー戦を1着で飾った選手は何人いるでしょう?

2010_0317_0784  正解は8人。三角、安田、林、今坂、吉川元、菊地、吉田、山口。SG経験者50名中8名ですから、なかなかの難業というべきでしょう。それを本日、やってのけたのが古結宏。今期初A1の上昇株が、SGでいきなり1着を獲ったのであります!
 おめでとう!
 ということで、水神祭は2走目、9Rの終了後に行なわれました。魚谷智之、吉川元浩、鎌田義、吉田俊彦ら兵庫勢が中心となったのは当然なのですが、そこでカマギーが一人足りないぞ、と。
2010_0317_0788 「高校の先輩を呼ばなアカンやろ!」
 高校の先輩って? 係留所にいたそのお方、カマギーらの手招きを受けて猛ダッシュでリフトまでやって来たのですが……ま、ま、松井繁!?
 そうなのです。松井も古結も、大阪の北陽高校を卒業しているのですね。どえりゃあ先輩をもったもんだなあ、古結。
2010_0317_0795  その松井先輩が左足を担当し、ワッショイスタイルで担ぎ上げられた古結は、1、2の3でドッボーーーーーーーーン! 超豪華メンバーによる儀式は、厳かな拍手と爽快な爆笑を巻き起こしておりました。もちろん松井も大爆笑してましたよ。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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平和島グルメ①君は煮込みを喰ったか!?

全国の競艇場に名物は数あれど、平和島の煮込みを喰わずして、競艇グルメを名乗るべからず!

Cimg4989 というわけで、平和島グルメの第一弾であります。場内いたるところで煮込みを売っている平和島、さすが煮込みのメッカというところですが、この競艇場に何百回と足を運んだ取材班のイチ押しは、「さざなみ」さんの煮込みです! 濃厚な味わいのドロドロ系煮込みは、一度喰ったら病みつき間違いなし。本当はビールにめちゃくちゃ合うんですけどね~。今節はお預けの取材班でございます。というわけで、煮込みライス600円が定番のランチ。この煮込みがご飯に合うんだよな~、これが。

Cimg4990 で、半分くらい食べ進んだら、煮込みを汁ごとご飯にドバッ! 煮込み丼にしてしまいましょう。これがたまらんのですな~。少しお行儀は悪いけど、一気にかき込めば大満足間違いなし! 超B級グルメではありますが、これを喰うためだけに平和島に来る価値はあります。「さざなみ」さんは1Fのどこかに入口の看板がありますので、探してくださいね~。「さざなみ」さんはバイキング形式でおかずをチョイスする定食などもあり、これを煮込みライスと組み合わせれば、超ゴージャスなランチになりますぞ。


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“本紙予想”総理杯初日後半

後半も前半と同じコンセプトでの予想。そしたら、11RはH記者と奇妙な勝負になってしまいました。

7R 
好機活かして岡本が逃走。深川動けば、魚谷のアタマもありそう。
◎岡本 ○魚谷 ▲山口
3連単1-25-全 2-15-全

8R  
吉川昭が動くもセンターまでか。福島が田村を壁に逃げ切る。
◎福島 ○田村 ▲安田
3連単1-24-全

9R  
湯川がしっかり踏み込んで逃げる。エース機・柏野が捌いて続く。
◎湯川 ○柏野 ▲服部 △木村 
3連単1-452-全 

10R 
飯山がカドから伸びて内飲み込む。辻と瓜生が巧捌きで追走。
◎飯山 ○辻 ▲瓜生 △田中
3連単4-236-全

11R     
岡本がハイパワー活かして自在の脱け出し。井口のイン残し本線。
◎岡本 ○井口 ▲岡崎
3連単2-15-全

12R ドリーム戦   
松井がインから圧逃。濱野谷が巧みな差しで浮上。
◎松井 ○濱野谷 ▲池田 △今垣
3連単1-624-全 


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THEピット――初日らしさ

 試運転用係留所にボートがずらり。展示が終わって緑のランプがつくと、一斉に水面に向かって飛び出していく。
 陸の上では装着場を選手が行き交い、ペラ室やオープンテラスのペラ調整場に選手が集う。
 これぞ初日! この慌ただしさが初日! そんな空気を肌で感じて、これがSGだよな~、とまた感慨を新たにする。
 気候一変の今朝だから、ということもあるのだろう。11時過ぎの時点で気温11℃、湿度34%、気圧1018hpa。前検時は気温21℃で気圧は995hpaだったから、ジュード・ロウ(H記者のオヤジギャグ)も真っ青の変化である。これをふまえて調整に励むのが道理というもの。ともあれ、ざわめく空気が心地よいSGオープニングの朝、である。
2010_0316_0294  1Rで大敗を喫してしまった鎌田義が、ヘルメットとカポックをつけたまま、装着場を疾走する場面を目撃。それでも目が合うと挨拶を交わしてくるのだから、礼儀正しい男である。その後も鎌田はおおむね駆け足で係留所やペラ場に移動しており、岩壁ギリギリの水際をショートカットしたりもしていて、落ちないように気をつけてね、などと背中に向かって呟いてしまう。
2010_0316_0445  2Rを戦った山下和彦は、今日は1回乗りとはいえど、まだ仕事をやめるつもりは毛頭ないらしく、試運転のピンク旗をつけたボートを装着場に置いている。ピンと背筋を張って自艇に向かうと、手早くリードバルブを外して整備室へ。鎌田と違って徒歩移動とはいえ、しかしやや速足ではあった。
2010_0317_0378  係留所から猛ダッシュしていたのは赤岩善生だ。ぎりぎりまで調整作業を続けており、気がつけば3Rの展示が終わってかなりの時間が経っている。赤岩は4Rに出走、すなわち展示の準備をしなければならない! というわけで、ボートを展示ピットに移動すると、全力疾走で競技棟に突入して勝負服とカポックの受け取り。脇に抱えて再び走り出した赤岩は、疾風のように展示待機室に吸い込まれていったのだった。
2010_0316_0468  といった感じで、多くの選手が走ったり速足だったり、一秒たりとも無駄にはしないという姿勢で空気をかき回しているわけだ。そんななか、ペラ調整に集中していたのは、井口佳典と湯川浩司。競技棟入口横に設けられている屋外のペラ調整場を根城にしている二人は、時折会話を交わしながら、ペラと向き合っている。他の選手は水面や係留所におり、ペラ場は長く二人のみ。そこに、1Rを1着で終えた田村隆信が合流したりして、一時ペラ場は銀河空間となっていた。今節、85期はこの3名の参戦。なんだか少ないような気がするのだから、銀河系軍団の存在感は大きい。こうして彼らが集結し、ともに作業をしている場面を目撃するのも、SG開幕を実感させてくれるものだ。

2010_0316_0202  そんななか、おめでとう水神祭。古結宏がSGデビューを1着で飾った。3R、鮮やかな逃げ切り。出迎える尼崎軍団の顔には、祝福の笑みが浮かんでいた。思ったよりも淡々と戻って来た古結に比べて、芝田浩治の深い笑顔が印象的。多数参戦の兵庫勢、もっとも古結のめでたいSG初戦を喜んでいるのは、芝田のように見えた。
2010_0316_0429  一方、2R1号艇を逃してしまった安達裕樹。2着に残してはいるが、やはり悔しさは隠せない様子だった。初SGとなった昨年のチャレカでは、トップクラスの厚い壁を痛感させられていただけに、今節は思いも大きいはずで、まして後輩の新田雄史がすでにSG水神祭を果たしているとあれば、内心燃えないはずがない。今日は7Rとの2回乗りで、時間があまり残されていないせいもあってか、その後は次なる戦いへの調整に急いでいた安達。平和島は1号艇が絶対的に有利ってわけでもないですからね。持前の全速戦で壁を突破してもらいたいものだ。

2010_0316_0492  最後にドリーム組。昨日の会見で本体整備をほのめかしていた今垣光太郎が、そのとおり整備室に陣取っていたのは想定通りだったが、菊地孝平がその隣で本体を割っていたのには驚いた。ペラ調整主体の菊地が、こんなにも早い段階で本体着手というシーンを見るのは初めてではないだろうか。意気込みが違うと見るべきか、それともよほどパワーが足りないと見るべきか……。池田浩二、吉川元浩、濱野谷憲吾はすでに着水して試運転にも出ており、松井繁は3R後に悠然と着水し、比較的遅めの始動であった。やはり松井の表情には余裕があるように見えるのだが……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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アツい開会式!

 プリマベーラの華麗なイリュージョン・ショーで幕を開けた総理大臣杯の開会式。うむ~、プリマベーラかわいかったっす。
 もちろん、こちらも負けてません。水上のイリュージョンを見せてくれる52名の勇士たち。昨日競艇場を出る際、すでに正門前に並ぶ徹夜組の姿を目撃しておりましたが(素晴らしい! 頭下がります)、早朝から平和島に駆けつけたファンの方々が熱く盛り上がるなか、選手たちはそれぞれにたぎる思いを表明しましたぞ。
 まずは選手代表の三角“長さん”哲男から。

2010_0317_0064 三角哲男
オイッス! 声が小さい! オイッス! 舟券買わなかったら承知しねえぞ! いっぱい買えよ!

 総理杯だよ、全員集合! ということで、舟券いっぱい買わせていただきます。
 初出場組もアツかった。

2010_0317_0042 西川新太郎
ゼロの才能から努力と周りの支えでここまでこれました。未来の若い力の、僕でもSGに出られるんだという指標になりたくて、愛想なく人づきあいが大の苦手なので教えてあげることはできませんが……(後略)

 こんなにも長い選手紹介のコメント、聞いたことない。彼にとっては、心から感慨こみ上げるSG出場なのでしょう。なかなか成績が上がらない新人選手たちも、あきらめてはいけない。自分のようなものでもSGに来れたんだ! そんなメッセージを背中に乗せて、西川新太郎は走ります。

2010_0317_0057 古結宏
めちゃくちゃ夢のようですが、現実とシンクロさせていきたいです。

 そうです、夢をかなえたあとは、それをしっかり現実として根付かせなければいけません。SG初出場の2人は、若手へのメッセンジャーなのかもしれませんね。
 ベテランに差し掛かってきたグレートレーサーもアツい。

2010_0317_0005 烏野賢太
長い間SGタイトルから遠ざかっておりますが、まだまだ諦めてはおりません。

 男は40から、は競艇界の合言葉ですよ、グレート賢太さん!

2010_0317_0081 柏野幸二
40代になって2年目ですが、昨年の自分を超えられるようがんばります。

 これから競艇人生のピークを迎える、と宣言する柏野。やっぱり男は40からであります。

2010_0317_0073 山﨑毅
みなさん、オヤジ狩りは犯罪です。厳しく日本の法律で取り締まらなければなりません。

 だはは、これは日本の若者へのメッセージでしょうか、それともライバル51名への牽制でしょうか。50歳を超えても、男たちはアツい!

2010_0317_0110 寺田千恵
児島のみなさーん、矢掛町のみなさーん、女王としてがんばりまーす。

 いやいや、女たちもアツいですぞ! テラッチ、女も40から、ですよね?

2010_0317_0084 守田俊介
フライング休み中ずっと引きこもってたんで、体なまってますけど、精一杯がんばります

 ん? この人はあまりアツくないのか……? 50間近でアツすぎる男・H記者の期待にこたえるべく、今節は燃えてください。

2010_0317_0092 重成一人
秘めたる思いを秘めたままにしないよう、がんばります。
田村隆信
お客さんに楽しんでもらえるよう、熱い走りを見せます。今節、勝負かけます。

 アツく盛り上がってきたところで、最後はこの人の決めゼリフ。

2010_0317_0078 山下和彦
今節も、明るく楽しく元気よく!

 我々も、明るく楽しく元気よく! 総理杯でアツく盛り上がりましょう!

(PHOTO/中尾茂幸)

※ドリーム戦インタビューではこんな一言も。
2010_0317_00892010_0317_0116 濱野谷憲吾
次郎のほうがいい色出てるんじゃないですかね~。

いかがでしょうか?


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H記者の『本命・極選』初日

「明日は今日よりジュード・ロウ(10度ロウ)だってよ~」などとつまらん駄洒落を連発しながら、前夜祭@大森で軍資金の大半を使ってしまったHです。アホか。
 さあ、極貧状態で迎える初日。気温がジュードほど下がって前検とは別世界の水面ではありますが、自分の目を信じて舟券を買うことにします。シャーロック・ホームズは無理でも、ワトスン君くらいの推理なら可能なはず!!
 で、昨日のおさらいをすると……。

         狙いコース 今日の枠
SS岡本慎治  5・6   1・2
SS赤岩善生  3     5
S井口佳典   1     1
S辻 栄蔵   3~6   2
A岡崎恭裕   全     6・5
A木村光宏   5・6     2
A三角哲男   6     3
A田中信一郎 1・2    4・6
A湯川浩司  センター  3・1

 うむむ、狙いと実際の枠がかけはなれているのですよ。穴目で合致するのは5Rの3号艇・湯川-6号艇・岡崎くらいか。ただ、3-6-全は万太郎に届かない>< かといって岡崎はバランス型なだけに6-3までは苦しそうだし。
 今日のところはこの36全と3全6をこっそり買いつつ、穴・極貧予想はお休みします。ケンゴ・ロウどの、あしからず><
 代わって「本命・極選」で有り金を張り込みたいのが11R。

11R
◎1井口佳典
○2岡本慎治
 3中野次郎
 4横西奏恵
△5岡崎恭裕
 6吉田俊彦
進入123/456

 インで勝負したい井口がいきなりの1号艇。SS岡本が強敵ですがこの差しさえ防ぎきれば、一気に逃げきるはず。行き足のいい岡本が堅い壁になっての12一本勝負。何十回シミュレーションしても、これっきゃないっすよ。3連単もバランス岡崎への125一本で!

2連単★1-2
3連単★1-2-5

※うりちゃん、4Rは赤岩が5号艇だけに瓜生にも十分逃げきるチャンスはあると思いますよ。私は軽~く1=5を買ってみるつもりです。


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本日の“本紙予想”総理大臣杯初日

 おはようございます。Kです。SGですね~。イン主体予想の“本紙”にとっては格好の舞台がやってまいりました。ただし、今節は平和島。わがホームプールですから、インが強くないことはよーく知っています。さあ、どうしたもんか……。というわけで、今節はBOATBoy4月号に掲載されている「新概念データ」を少しばかり用いたいと。このデータは、1コースと2コースにまつわる新たな発想から検索したものなのですが、そのなかに「2コース逃がし率」というものがあります。すなわち、その選手が2コースに入ったとき、インの選手がどの程度逃げ切るのか、という指標。A1全選手について掲載しております。というわけで、2コースに入る選手の「逃がし率」が35%を超えている場合は1コース本命。そうでない場合は、1コース本命を外してみたいと思います。

1R 
2010SGオープニングを田村が飾る。握り屋・都築が攻めれば、石橋に展開の利あり。
◎田村 ○石橋 ▲山口 △鎌田 
3連単1-563-全

2R 
田中がカドから鮮やかマクリ差し。安達がイン残して迫る。
◎田中 ○安達 ▲今坂 
3連単4-12-全

3R 
古結が逃げてSG白星デビュー。三角の伸びも脅威。
◎古結 ○三角 ▲前本 
3連単1-34-全

4R 
瓜生がイン圧勝劇見せる。重成が2コース差しで追走。
◎瓜生 ○重成 ▲赤岩 △柏野
3連単1-256-全

5R 
大嶋がイン狙うも、坪井がイン死守して逃走。湯川の伸び攻めにも注意。
◎坪井 ○湯川 ▲岡崎
3連単1-36-全

6R 
鎌田が速攻決める。井口が差して追撃。
◎鎌田 ○井口 ▲守田
3連単1-23-全

後半はのちほどアップします。


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初日! SGが始まります!

おはようございます。SGがいよいよ開幕します! 総理大臣杯初日、昨日から一気に気温が下降しており、選手は調整に大変でしょうが、我々は体調に気をつけましょう。

2010_0316_0148 競艇場入りの際、テレビカメラにどわっと囲まれた守田俊介。H記者の期待にもこたえてあげてね~。(PHOTO/中尾茂幸)


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前検時計トップは木村光宏!

 平和島・総理杯の前検タイムをお知らせします。

★ベスト10

2010_0316_0544_2 1木村光宏 6・43
2鎌田 義 6・44
3岡本慎治 6・46
4海野ゆかり6・47
5吉川昭男 6・48
6山崎 毅 6・49
 吉川元浩
8松井 繁 6・50
 辻 栄蔵
 池田浩二
 石橋道友
 山口 剛
 岡崎恭裕

▼ワースト5
1萩原秀人 6・72
2都築正治 6・68
3田村隆信 6・66
4菊地孝平 6・65
 新田雄史

 前検の見立てどおり、木村光宏は伸び型スピード仕様のようです。このまま伸びを生かしてダッシュ戦法を多用するのか、出足型にシフトするのか、明日以降の気配に注目するとしましょう。気になる濱野谷憲吾は6秒55とまったくの水準レベル。大丈夫なのか、これで行けるのか、ケンゴ~!!(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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H記者の「総理杯前検を斬る!」

 昨日、エウレカセブン(スロット)で残り千円からなんとか総理杯の軍資金を作ったHです。さあ、我がホーム平和島へようこそ! 私はこの日のために前節の一般戦にせっせとチャリを運び、穴が開くほどエンジンを睨み続けてきました。そして今日、これまた穴が開くほどボートの気配を睨みました。本当に穴が開いたらヤバイですけど。
 で、その診断結果をここに記しておきます。
2010_0316_0598 SS…岡本慎治 回○行◎伸○
 さすが私のイチオシ13号機、足合わせの気配は「まあ上位級かな」程度だったが、スタート練習でその怪物ぶりを発揮した。3コース、6コース、2コース、どこからでもぐんぐん加速してスリットの主導権を握る足。すぐに加速がついて、しかもバテずに伸びるというお宝パワーだ。岡本はたまに6コースひとまくりなどもやらかすから、人気のない外枠で穴を狙ってみたい。

SS…赤岩善生 回◎行◎伸△
 まず、足合わせが素晴らしい。坪井、西川、湯川らを相手にクルッと回って一瞬で突き放す横綱相撲。回り足が絶品すぎる。さらに、スタート練習の2本目3コースでゴキゲンな行き足を披露した。出足重視で加速も早くスロー向きの仕上がり。ターンマーク起こしが見込める3号艇あたりで大きく狙いたい。合言葉は「赤いカポックの赤岩」。ダッシュではやや割引すべきだろう。

2010_0316_0467 S…井口佳典 回◎行△伸○
 圧巻だったのは同僚・田村との足合わせ。内の井口はハイスピードを持続しながら小回りし、キッチリ外の田村を封じ込むという芸当を見せた。普通、あんなスピードで回ったら流れるかキャビるかして足合わせにならないはず。ターンの凄さ(井口はモンキーの進化形ターンを常に模索しているはず)を加味しても、あの回り足には痺れたな。1号艇で厚く勝負したい足。

2010_0316_0248_2 S…辻栄蔵 回△行◎伸○
 こちらは井口と違ってスリット付近の行き足が猛烈。カド受けの3コースでも4カドでもぐんぐん加速したから、直線全体のパワーが出色だと思われる。3~6号艇で人気薄のときにアタマ勝負したい。

A…岡崎恭裕 回○行○伸○
 足合わせで唯一赤岩にしっかり食いついたのが岡崎。スタート練習の行き足も上々でバランスのとれた上位級だと思う。枠を問わず、人気がないレースで穴狙い。
A…木村光宏 回△行○伸○
 スロー重視かと思いきや、スタート練習で2度も5カドを選択。それが伸びる伸びる。いつもの木村スタイルと違うのがやや気にはなるが、このまま伸び仕様を貫くならもちろん5、6号艇で一発大穴狙いだ。
A…三角哲男 回△行○伸○
 木村に似た足で、こちらはいつもの三角スタイルでもある。5カド2本でゴキゲンの伸び。この穴男を狙うなら、やっぱ6号艇だと思う。
A…田中信一郎 回◎行△伸△
 回って一瞬の足が素晴らしい。スッと1艇身ほど突き放す出足。が、そこからは相手に追いつかれるほどのチョボ伸びなので、早期決着が見込めるイン逃げと2コース差しで狙いたい。
A…湯川浩司 回△行○伸○
 これぞ湯川の前検スタイル。完全行き足~伸び仕様でガンガン飛ばす。まあ、実戦ではそのまま鵜呑みにできない面もあるのだが、前検としては及第点だろう。もちろんセンター一撃狙い。

大穴…安達裕樹 回?行?伸?
 何がどうとはうまく言えないのだが、2回の足合わせでかなり不気味なオーラを感じた。あくまで直感なんだけど……なんか、凄いかも、という気配を感じたのです。シリーズ中に一発あると信じよっと!!

 他で上位かも?と思えたのは白水勝也、池田浩二、横西奏恵、山口剛あたり。

2010_0316_0569

さてさて、気になる濱野谷憲吾は坪井康晴と一緒くらいに見えた。「坪井とタメなら上等じゃん」と思われるだろうが、今日の坪井の気配はよくて中の上レベルかも。悪くはないけど……という感じ。
 そして、もうひとり気になるあの男は……。
隠れSSS?…松井繁 回?行?伸?
 私が見た限りでは、松井は水面をさらりと1周しただけで、誰とも足合わせをしていなかった。スタート練習もオールイン戦で行き足や伸びはわからずじまい(イン選手はいちばん読み取りにくいのです><)……つまり、現エース47号機のパワーは私には不明。ただ、1周流して足合わせもしなかった、という事態そのものが、その足の何かしらを物語っているような気がする。1周走って、優勝を確信したのかも……??(Photo/中尾茂幸)

2010_0316_0687


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THEピット――フレッシュ

「なんか雰囲気が違うね」
2010_0316_0527  青山登さんが、にこにこと相好を崩しながら言う。たしかに、総理大臣杯は独特な雰囲気があり、一言で言えばフレッシュ。一般戦の優勝回数上位選手も顔を揃えるため、普段のSGではあまり姿を見ないような選手がピット内を駆け回っている。青山さんがつつつと歩み寄って声をかけたのは吉川昭男。4年前の当地総理杯以来のSG参戦だから、現役を退かれてちょうど1年ほどの青山さんにとって、解説者として初めてSGで顔を合わせる選手、ということになる。そうした選手が他に何人かいるのだから、新鮮さを感じずにはいられない、そんな総理杯のピットというわけだ。
「やっぱりSGやな~」
2010_0316_0556  長嶺豊さんが、にこにこと目を細めて唸る。そう、同時にこれがSGロードのスタート地点だということも、ピットに突っ立っているだけでビンビン感じるわけである。松井繁が試運転へと向かう。今垣光太郎がモーターを装着している。池田浩二が小走りで自艇へと向かう。服部幸男が凛々しい顔つきで係留所へと降りていく。これはたしかにSGの風景だ。頼もしい後輩たちが最高峰の戦いに向けて準備を着々と進めているのを眺め、長嶺さんは実に嬉しそうに頬を緩めていた。お疲れ様でーすっ、と田村隆信が10mほど先から頭を下げる。長嶺さんもちはーっすっ、と返して右の拳で左の手の平を何度か叩いた。その仕草もかわいい後輩へのエールなのだろう。
 いずれにしても、だ。選手も関係者も、高揚感を抱えながら迎えるSG開幕戦。オフシーズンのない競艇という競技において、選手たちは延々と長い戦いを繰り返していくわけだが、それでも“SG元旦”を迎えて特別な思いを感じない者はいないはず。そうして発散される思いがピットの中でひとつに集まって、スペシャルな空気を作り出しているのである。

 さてさて、この総理杯は、これまでとちょっとだけ違った雰囲気が確かにある、のである。
 というのは、SG用レーシングウェアが、なんと18年ぶりにリニューアルされたのであります。18年ぶり! 本日、各選手に新ウェアが手渡されたようで、さっそくこれを着用している選手が何人か見受けられた。
2010_0316_0187  古結宏、西川新太郎のSG初出場組は、もちろんこれを着用。これまでのウェアを持ってませんからね。青緑の地に白いラインが通ったニューウェアは、なかなか目に鮮やか。おっと、木村光宏もこれを着てますなあ。長嶺さんが古結に「なかなか似合っとるよ」と声をかけ、古結は照れくさそうに笑う、なんていうシーンもありました。
2010_0316_0626  賞金王出場選手のみが着ることを許された、賞金王用ウェアもリニューアル。こちらは深い青と白のツートンっぽいデザインで、松井繁、吉川元浩がさっそくこれを着込んで試運転へと飛び出していた。後半のエンジン吊りでは、瓜生正義が上衣だけつけてるところも発見したぞ。正真正銘、昨年のベスト12にしか与えられていないウェアなだけに、重みもより増したように見受けられる。
 まあ、本日のところは、これまでの賞金王ウェア、SGウェアを着ている選手のほうが多かった。まずは着馴れたものを、ということなのだろう。明日の選手紹介でも、ニューバージョンのスーツがお披露目ということなので、要注目であります。
2010_0316_0585  そうそう、ウェアが新調されたといえば、ここ平和島のスーパーユニット、トーキョー・ベイ・パイレーツのユニフォームも新しくなったぞ。目に鮮やかなピンクだった昨年バージョンが、今年はパープルが強調されたウェアに変わっている。今節参戦の東京支部は全員がベイパメンバーということで、濱野谷憲吾、三角哲男、飯山泰、中野次郎、福島勇樹の5名がニューウェアで前検作業。水面でもベイパ旋風を頼みますよ!

 前検の手応え的には、今日は「回ってない」という選手が多かった。気温が上がり、気圧が下がり、という気象状況。ちなみに15時頃で気温が21℃、気圧は995hpa。それもあって、「明日乗ってみて……」という選手が多いわけだ。ドリーム組も軒並み「回らない。明日乗ってみて……」であり、なかでも今垣光太郎は「ビックリしましたね~。想像していた以上に回っていなかった」と半ばあきれたように苦笑いを浮かべていた。
2010_0316_0622  会見場のドア付近に立っていたら、会見を終えて退出しようとする光ちゃん、こちらに笑いかけながら、「いや~、ほんとに驚きましたよ~。ぜんぜん回ってないんですから~」と、少しおかしそうに語ってきた。あまりの出来事に、誰かに話さずにおれない、てな感じなのだ。
 ちなみに明日は気温がぐぐっと下がる予報。「明日が2回乗りなら、調整が間に合わなかったかも」という光ちゃんも、1日じっくりと回転を合わせて、ドリーム組に臨むのであろう。もちろん、他の選手も同様のはずである。
2010_0316_0209  そんななかで、「松井さんがスリットから出ていった」という証言を、ドリーム組のほか5名が揃って口にしている。実際、松井自身、手応えは悪くない様子だったから、早くも主役確定!? うーむ、BOATBoy5月号で「松井繁に噛みつこうぜ!」という企画をやってしまっているワタクシ、いきなり松井に伏してお詫び申し上げなければいけない、のであろうか……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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複勝率トップ機は松井の手に!!!!

2010_0316_0159  さあ、“強艇”たちの祭りがはじまった。12時過ぎから競技棟でモーター抽選会が行われ、選手たちの一喜一憂の声が会場に響いた。平和島のモーターは昨年6月から9カ月間使用されていて、数字の信頼度も高い。とりわけ68号機、47号機、13号機のトップスリーは選手間でも話題になっていたようだ。
「うおおぉぉ、出た~~!!」
 長い間エースの座を守り続けてきた68号機を引いたのは柏野幸二。その瞬間のどよめきは半端じゃなかったな。ただ、前節の私の見立ては「やや気配落ち」である。V候補のひとり興津藍が乗って優出を逃す平凡な成績。道中の足は「悪くはないが、かつての突き抜けるような迫力がない」というのが正直なところだ。
 むしろ、泉啓文がとんでもない強パワーを見せた13号機と後藤翔之が鋭い行き足で常にスリットを支配した47号機のほうが怖いと思うぞ。この2機は最近、68号機の複勝率を抜き去ったし。13号機は岡本慎治、47号機は松井繁の手に渡ったが、王者にとってはまさに「鬼に金棒」といえるだろう。こりゃ参った。
2010_0316_0163  一方、地元のエース濱野谷憲吾は……すでに銘柄級が他者の手に渡ってのガラポン回し。地元の記者たちは「頑張れ頑張れ」「少しでもいいの引け」と囁いていたものだが、複勝率37・7%はマズマズといったところか。
 以下に私なりの推奨機を記しておく。

前節の私の評価
◎13号機47%/岡本慎治…泉啓文がケタチのトップ足で優出2号艇。文句なしの節イチ!
○47号機48%/松井繁…後藤翔之が抜群の行き足~伸びを披露。S一撃注意。
▲68号機46%/柏野幸二…常にエース級の評価だが、興津藍が乗って一息の感。過信禁物。
穴72号機33%/吉田俊彦…複勝率は低いが石渡鉄兵が完璧に仕上げて圧倒V。勢い怖い。
△22号機41%/萩原秀人…加藤峻二が外から突き抜けて2度の大穴を提供。回り足強い。
その他の評判機
△70号機45%/吉川昭男…伸び強烈で常に一発の魅力あり。
△63号機45%/安達裕樹…誰が乗ってもソコソコ出る安定感。

 この7人の中で、やっぱりどうしても目が行ってしまうのは、あの男の名前だなぁ。(Photo/中尾茂幸、Text/H)

2010_0316_0175


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SGだな~――選手入り

 若者たちのハツラツとした表情に会える新鋭王座は楽しい。華やかさに心躍る女子王座も楽しい。究極の緊張感漂う賞金王決定戦の後だから、彼ら彼女らの柔らかい表情には癒されるというものだ。
 でも、やっぱりSGはいいな~。
 振り返れば、総理大臣杯の選手入り取材では、毎年そんなふうにウキウキしているような気がする。
2010_0316_0072  SG感を強く味わわせてくれるのは、やっぱり松井繁! 例年、この総理杯がその年の顔合わせ初めとなるわけだが、この人の姿を見ると「今年もSGがやってきた!」という気にさせられる。シリーズが始まれば、きっとその威圧感たっぷりのたたずまいにこちらも緊張を強いられるのだろうけれど、今年も彼の図抜けたオーラを味わう日々が帰ってきたのだと思えば、やはり競艇者として高揚感を覚えずにはいられない。
2010_0316_0045  そうした感覚を与えてくれるのは、もちろん松井だけではない。瓜生正義の姿を見ても、やっぱり「これがSGや~」と呟いてしまうし、坪井康晴と挨拶を交わしても、やっぱり「今年もSGが始まるんだな~」としみじみしてしまう。(おそらく)最後に通用門をくぐった選手となった池田浩二がクールにピットに入ってくれば、「そういや去年はこの人からSGが始まったんだ」と1年前の多摩川総理杯を思い出す。
2010_0316_0153  う~ん、やっぱりSGはいいっすね!
 5月以降はまさしく怒濤のSGロードとなるわけだけれども、この総理杯の感覚はやっぱり独特。たぶん選手も同様であろう。

2010_0316_0076_2   もちろん、新鮮な顔ぶれにも心は弾む。西川新太郎に会ったのは、いつ以来だろうな~。4年前の唐津新鋭王座に出場していたのは覚えているし、恒例となっている浜名湖GⅠ参戦時にも出場していた節があったと思うのだけれど……。昨年絶好調でSG初出場の切符を手にした西川は、どう見ても明るい表情。こちらも久しぶりとなる都築正治とともにピット入りする足取りは、実に軽やかなものだった。
2010_0316_0087  その西川に「おはよっす」と声をかけた古結宏もSG初出場。西川同様、昨年絶好調のVラッシュで、この舞台に駒を進めてきた。西川とは84期の同期ですね。84期といえば、5年前に笠原亮がSG初出場初優勝を成し遂げたのが、この総理杯。西川も古結も、これに続けーーっ! 古結の顔もきらきら輝いておりましたぞ。
2010_0316_0050  SG初出場ではないけれど、取材班がSGで初めて会うのは山﨑毅。昨年の名人だ。調べてみたら、1994年全日本選手権以来だから、15年半ぶりのSGかあ。91年の平和島総理杯では準Vも果たしており、今節はいろんな意味で感慨深い一戦となるはず。ちなみに、94年ダービーは植木通彦さん、91年総理杯は野中和夫さんが優勝。ともに引退しているのだから、山﨑のSG参戦には大きな大きな意味がある。
 こうした面々を見ていると、これが総理杯だな~、という感想も沸いてきますな。
2010_0316_0101  というわけで、女子王座Vで総理杯に乗り込んできた寺田千恵。その女子王座では、ワタクシの腹をすりすりして優勝したのでありますね。意気揚々とピット入りしたテラッチ、顔を合わせてさっそくすりすりと触っていきましたぞ。今節もご利益がありますように……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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平和島! SG開幕!

Scimg4988 おはようございます。取材班、先ほど平和島競艇場に到着しました!……といっても、徒歩圏内なんですけどね。そうです、平和島は我々のホーム。ここで2010年SG開幕戦が繰り広げられるのです!

というわけで、今節も本日の前検から最終日まで、現地より取材更新してまいります。執筆環境の整理に手間取ってしまいましたが、もう選手も競艇場入りしているはず。さっそくピットに走りまーす。


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