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ボートレース特集 > 2010グランドチャンピオン決定戦
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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次回はナイターSG!

2010_0627_r12_0851 歴史的SG。55年ぶりの発祥地SG。第20回グランドチャンピオン決定戦が終了いたしました。アツい一節間だったと思います。ボートレースの生まれた地で、ついに開催されたSG。大村の関係者の皆さんも本当にアツくこのSGを盛り上げようとしていたし、それが水面にも反映されていたように思う。一節が終わり、本当に感慨深くこの地を後にすることができそうです。いやあ、大村サイコー! 来年のチャレカも楽しみですね。

さて、次回は今年もナイターSGですよ! 丸亀ボートで開催される第15回オーシャンカップ! 7月14~19日の日程で開催されます。月の半ばですから、皆さんお間違えのないよう。ブルーナイターでの2度目のSG、真夏の夜の決戦を、取材班はもちろん13日の前検から現地レポートしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、管理解除で発祥地を後にいたします。湯川浩司おめでとう、ということで、今節も本当にありがとうございました。梅雨時でジメジメしていますので、皆様くれぐれもご自愛くださいませ。それでは、丸亀で会いましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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優勝戦 私的回顧

銀河帝国の逆襲

12R優勝戦 進入順 ST
①湯川浩司(大阪) 02
②吉川元浩(兵庫) 02
⑥平田忠則(福岡) 05
③白井英冶(山口) 08
④萩原秀人(福井) 11
⑤飯山 泰(神奈川)19

2010_0627_r12_0748  いやあ、強かった。さすがミスターグラチャン! 進入は平田が潜り込んでの126/345。湯川は110m起こしから、タッチのキワまで突っ込んだ。昨日の準優が03で、今日が02って……賞典レースでのS事故の罰則が重くなってから、2本続けてこれだけ踏み込んだ選手、ちょっと記憶にないぞ。「かなりモミモミ(アジャスト)したけど、ほとんど勘どおり」とのこと。同じく02だった吉川ともども、脱帽するしかない。
 SGウイナーの内2艇がこれだけ踏み込めば「行った行ったの1-2オームラ決着」としたものだが、実際はそうではなかった。センターに陣取った平田と白井の80期コンビが、連動するように湯川を脅かしたのだ。まず、スリット前に動いていたのは平田。明らかに早めの起こしで湯川と吉川を扇動し(だから湯川はモミモミになったのかも)、自らはスリット直前に亀の首を引っ込めるようにガクッとアジャストした。そして、その凹みを利して、4カドの白井が一気に湯川まで肉薄したのだ。いや、本当に80期コンビがそんな手の込んだ連繋作戦を練ったわけではないだろう。早起こしでアジャストした平田と、4カドから全速で攻めた白井。それだけのことだ。が、私の目には「どんな手を使ってでも80期に初のSG戴冠を!」、そんな陽動作戦に見えた。進入、起こし、スリット、各所にふたりの気合がほとばしっていた。
2010_0627_r12_0760  右の視野に白井の姿を感じた湯川は、ターンマークを外して白井を迎撃する。それは正着だったと思う。律儀にターンマークを小回りしていたら、白井の引き波を浴びていただろう。ただ、ターンマークを外して流れた分だけ、内側の脅威が高まった。一番差しの吉川と二番差しの平田。決め差しの分だけ勢いがある。外には白井。湯川は挟撃態勢を築かれたわけだが、そのピンチをエース候補36号機の行き足が救った。伸びる、伸びる。今節の湯川はこのセカンドの足が仕上がったことが大きい。左右の敵を振り切って2マークに向かう。湯川の2年ぶり3度目のグラチャン制覇がほぼ決まった。あとは1-2か、1-3か。平田はそれから2艇身ほど後ろで、1-6の目は厳しそうだ。
Scimg5159_3   『1-3、1-3、1-3、1-3になれ!』
 私は心の中で叫ぶ。今日の優勝戦は、我々スタッフ間でちょっと不思議な現象が起きていた。申し合わせてもいないのに、私、K記者、チャーリー池上は1=3のフォーカスだけをしこたま買っていたのである(ちょっとスケベな穴舟券もあったけど)。ここで1-3が的中すれば何十万かになる。長崎の夜が長く、激しくなる。
『白井、吉川を外から攻め潰せば1-3だ。準Vじゃ悔しいだろうが、俺たちのために頑張れ! いや、湯川を追い続ければ逆転だってできるかもしれない。3-1になったらさらに倍以上の儲けになるんだ、頑張れ、白井!!』
 ひどい応援もあったものだ。私の目には、2マークで1-3になり、長崎の熱帯夜がさらに暑くなるように見えた。が、スルスルスルスルと内から怪しい影が伸びている。平田だ。4番手から伸びなりに吉川の内をこじ開け、1-2よりも1-3よりも先に2マークを先制した。白井はその外をぶん回す。
2010_0627_r12_0772 『大丈夫、今節は無理な態勢から内に切り込んで先マイした艇はいくつもあったが、そのすべてが流れて差されたりツケマイを食らったりで着を落としている。握った白井の勝ちだ、1-3だ!』
 と思った。ところがだ。流れるはずの平田の艇がガシッとサイドを掛けて、着を落とすどころか湯川の1艇身後ろに貼り付いていたのだ。
「うそっっっ!?」
 これは肉声で叫んだ。あっという間に2艇のマッチレースになっていた。なんでなんでなんで?、とパニクっていて「そうか」と我に返る。35号機、エースモーターだ。いま眼前でほぼ直列している2艇は、大村が誇る35号機と36号機なのだ。白井が置き去りにされる。行き足では湯川に分があり、わずかに平田との差が広がる。が、スリット付近からの伸びは平田で、また接触するほどに近づいてゆく。1-2か1-3かではなく、1-6か6-1かになっていた。

2010_0627_r12_0806  そして2周1マーク、今度は湯川が鋭く小さくブイを制して完全に大勢は決した。平田が、白井がその背中を見ながら走っている。SG初制覇を目指す80期の夢は、また叶わなかった。王者を、名人を、若きやまと軍団を、そして80期の悲願を力で捩じ伏せたのは、やはり銀河系だった。
 湯川の強さを際立たせて、55年ぶりのオームラSGは終わった。スタンドの盛り上がりは、競艇発祥の地に相応しい見事なものだった。老若男女が入り乱れていて、その全員が家族のようだった。
 優勝戦は獲れなかったけど、また来たいなぁ。うん、今度は前検から7日間、来よう。
 スタンドの片隅で、そう心に誓った。さて、これからみんなで長崎のラストナイトを楽しむとしよう。訳あって、短い夜を><(photos/中尾茂幸、text/H)


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THEピット――本当に湯川浩司は強くなった!

_u4w2736  やっぱり緊張しているんだな。
 優勝戦直前、湯川浩司の様子は明らかにおかしかった。普通に歩いていたって、ニコニコしているのだから、これは間違いなく作り笑いなのだ。展示ピットにつけるために、いったん上げてあったボートを着水しようとリフトに向かったとき、進路上にはチャーリー池上カメラマンが待ち構えていた。チャーリーは湯川の進路を読み違えてそこにいたわけだが、単なる邪魔者のチャーリーに湯川はにっこりと笑いかけた。おかしい。優勝戦1号艇の選手の仕草ではない。というか、今まであんなにも1号艇に震えていた湯川浩司の仕草ではない。
 やっぱり朝の笑顔も、あえて見せた笑顔だったのだろう。「1号艇は嫌じゃないよ。嬉しい」も、あえて言ってみせた言葉だったのだろう。
 そう感じたとき、湯川浩司はきっと優勝するだろうな、と思った。

_u4w2781  スタートタイミングはコンマ02。どっきりスタートだった。だが、湯川はそれをわかっていたようだ。吉川元浩が踏み込んでくるだろうと予測し、早仕掛けで吉川に合わせ、しっかりとタイミングを取り切ってスタートを決める。湯川は冷静に立ち回っていたのだ。
 今までの湯川は、優勝戦1号艇のプレッシャーをそのまま発散していた。それでも3度も優勝してきたのだから、決してプレッシャーに弱いわけではない。だが、常に重圧にもがき苦しんで、ツラそうな表情をストレートに見せていたものだった。
 今日は違った。プレッシャーと真っ向から戦うために、あえて笑った。あえてネガティブな言葉を口にしなかった。「違った緊張感がある」とは言っていたものの、自分の心の奥底を見せないようにしていた。
 明らかに、湯川浩司の進歩である。一言でいえば、たくましくなったのだ。本当に強くなったのだ。だから、水面でも冷静に戦略を遂行できる。SG4度目の優勝、すべて1号艇1コースからの勝利だが、今回の優勝は今までとは意味が違う。一回りも二回りも強くなった湯川浩司の圧勝だったのだ。
_mg_2501  ウィニングランを終えてピットに戻ってきた湯川を、田中信一郎、太田和美が出迎える。拍手喝采に、湯川の顔が無垢な笑顔に染まっていく。萩原秀人のエンジン吊りをヘルプしていた松井繁も駆けつけて、「おめでとう!」と拍手を送った。力強く、ありがとござっすっ!と返す湯川に松井は、「ごちそうさま!」と言って、悪戯っぽい最高の笑顔を送った。「もちろんです! 今日はオープンで!」。もう何でも飲んで食ってください、すべて奢ります、ってことか? ああ、羨ましい……舟券負けた我々は、今日はメシ食えるんだろうか……てなことはどうでもいいとして、その瞬間の大阪支部SGウィナー軍団は艇界最高の幸せに包まれた、艇界最強の軍団だった!
 というわけで、我々も言わせていただきます。おめでとうございます! 競艇発祥地で行なわれた歴史的グラチャンを、銀河系軍団が制したのは非常にデカい。やまと世代と銀河系軍団が艇界を牽引していくということを、ボートレースが生まれた地で見せつけてくれたのだから。

_u4w3565  敗れた選手たちで触れておきたいのは、やっぱり白井英治だ。渾身のツケマイは届かなかったものの見事。自力で栄光をつかみにいった白井は、やるだけやったと言えるはずである。だが、やるだけやって悔いがないときほど、悔しさはつのるもの。ヘルメットを脱いだ顔がもっとも歪んでいるのは、白井だろうとレース後に想像していた。
 案の定。白井は誰よりも悔しさをあらわにし、誰よりも大きく肩を落としていた。溜め息も聞こえた。モーター洗浄(海水場では、最終日に全レースが終わると、真水でモーターを洗い流す)の間も、腰に手をあて、眉間にシワを寄せて、勝利に手が届かなかった悔恨を隠せないようだった。
 もちろん、我々は言っておきたい。栄冠に手を伸ばせば届く位置にいる、あとは掴むだけだと。次回SGのオーシャンカップ、白井の悲願が果たされることを信じて、丸亀入りしよう。
_u4w3561  平田忠則も、コースを動き、2マーク好旋回で2番手浮上、さらに湯川に追いすがったのだから、やるだけやった優勝戦であっただろう。ピットに戻った直後は、悔しそうな表情も当然していたが、それ以上に木村光宏や重成一人への感謝が大きかったようだ。
 優勝戦メンバーで、最後まで調整をしていたのは平田である。展示ピットに降ろす直前までペラ室でペラ叩き。そのかたわらに、木村と重成がいたのである。木村と重成が、自分のペラを指差しながら、平田にアドバイスを送っていたようで、平田は二人の言葉にうなずきながら、ペラに手を加えていたものだった。
「⑥は僕と同じくらい出てましたね」
_mg_2516  湯川は共同会見でそう証言している。エース機と言われながらもまるで噴かないモーターに苦しんでいた平田は、木村らのアドバイスを得て、その底力を引き出していたのだ。そのことが、レースを終えた平田の頭から離れなかったのだろう。モーター洗浄で寄り添う木村と重成に、平田は直立不動で向き合い、深々と頭を垂れた。それまでトレードマークのスマイルを見せていた平田は、その瞬間に真剣な表情に変わっていた。
_u4w2788  吉川元浩は、レース前と同じように比較的淡々としていたが、さすがに目尻に悔しさが浮かんでいた。萩原秀人もやっぱり淡々としていて、表情に悔しげな部分はあまり見えない。そうした感情を、しっかり胸の奥にしまい込んでカギをかけられる男なのだろう。やっぱり少しあこがれるな。飯山泰は、笑顔だった。まずはSG優勝戦を体験でき、その舞台を知ったこと。そこに意義を見出していたのだろう。信州人としては、それでいいと思う。一気に初優出初優勝は、もちろん望んではいたけれども、粘り強く前に進んでいくのが信州人の気質。最高峰の戦いを味わったことが、必ずや次のパワーになっていくのである。笹川賞準優で悔しすぎる逆転を喫したことが、今回の優出につながったように。

 というわけで、発祥地グラチャンが終わった。最後に、森高一真が力強い言葉を残して大村を後にしたことを付け加えておこう。ボートレース誕生の地でのSGは、負傷帰郷してしまった岡崎恭裕も含めた52人全員に、何らかのパワーを与えたものと思う。そう、大村ボートはパワースポット。僕も、胸に力を得て、大村を後にすることにしよう。(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)


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H記者の「湯川・白井の一騎打ち!」予想

 さあ行こう、優勝戦! 
 と、威勢を張りつつ、今日はダービー勝負駆け組の活躍がイマイチで舟券は1勝1分(返還)6敗……昨日の勝ち分はほぼ吹っ飛んでしまいましたが、最後の最後に笑ってみせましょう!

12R 優勝戦
①湯川浩司(大阪) S行き足SS
②吉川元浩(兵庫) A伸びS
③白井英冶(山口) A
④萩原秀人(福井) A回り足S
⑤飯山 泰(神奈川)A
⑥平田忠則(福岡) A
進入162/345か123/456

 悩みに悩み迷いに迷った末、勝つのは湯川か白井という穏当な結論に達しました。昨日の12Rのように飯山が4カドなら話はまるで違うのですが、5、6コースでは大波乱を起こすだけの伸びはありません。ここは思いきって軽視します。
 進入の鍵を握るのはもちろん平田。「2コースに入る!」と気合が入っており、どこまでワガママを通せるか。反発されて枠なりなら、90%がた湯川が逃げきると思います。ただ、伸び型の吉川としては、平田の前付けを入れて楽な3コースを選択する可能性もあるわけです。16/2/345。こうなるとセンター勢の破壊力が一気に倍増し、4カド白井の超高速まくり差しが炸裂するでしょう。
 2年前のグラチャンのように準優10R1号艇→優勝戦1号艇の流れで湯川が逃げきるのか。去年のグラチャン今垣のように、笹川賞・賞典除外の憂さを白井が4カドから晴らしてしまうのか。本当に難しいのはヒモ選択なんですが、「湯川が逃げ、白井がまくり差しなら1、2着独占あり」と考えて1=3の一騎打ちに期待します。そして、これは本当になんとなく、なんですが直感の穴目として2-4-全をバラで買っておきます。

3連単★1=3-全、穴2-4-全


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“本紙予想”グラチャン優勝戦!

12R 優勝戦   
湯川が圧逃劇決めて、グラチャン3度目のVへ。白井の悲願にも声援を送りたい。
◎湯川 ○白井
3連単1=3-全

もちろん、個人的には同郷の飯山泰も応援したい。萩原の回りアシも怖いし、吉川も不気味な好パワーだし……と悩みましたが、大村HPでも予想したとおり、湯川=白井でいきます。今節もありがとうございました。


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THEピット――みな、いい表情だ!

_u4w2289  緊張していると思えるのは、平田忠則だろうか。
 表情がカタい。というか、鋭い。開会式でも、あるいは昨日の共同会見でも、言葉数がもっとも多かったのは平田である。それほど、平田にはあふれて止まらない思いがある。緊張というより、強い思いを抱いて今日一日を過ごしているということか。背負う者ほど強いというのが世の真理。ならば、今日の平田は強い。緊張と見えるのは、その背負ったものの大きさがそうさせるのだろうか。

_u4w2908 緊張といえば、気になるのはまず飯山泰である。SG初優出。夢だと思い込んでいたというこの舞台を現実にして、普通は緊張するし、怯んでもおかしくはない。
 朝のピットでイの一番に顔を合わせたのが飯山だった。短い会話ではあったが、声もかけられた。いつもの飯山だった。ふっと微笑むあたりも、普段と何も違いはない。そう、緊張している様子はない。
 レースが近づけば、そうはいかないだろう。それは優勝戦でなくとも同じことだ。だが、初めての経験を前にここまでリラックスした表情を見せられるというのはデカい。信州人っていうのは、こういうケースに弱かったりするんだけどな。そうした様子のない飯山はスゴい。このメンタルを保てれば、少なくとも自分のレースはできる。
_u4w2901  もう一人、ド緊張しているだろうと想像していたのは、湯川浩司である。かつて湯川は言っていた。「SG優勝戦1号艇の緊張感はハンパじゃない。しんどいし、キツい」。たしかに、07年戸田グラチャンも、08年芦屋グラチャンも、07年浜名湖チャレカにしたって、1号艇で迎えた優勝戦の日の湯川は、誰が見たって「緊張してる」と言うであろう雰囲気で過ごしていたものだ。史上初の同一SG3連覇がかかっていた昨年のグラチャンなど、節を通して緊張感がありありと見えていた。それを突破して結果に結びつけることのできる男ではあるが、プレッシャーを楽しめるタイプではない。
 ところが、こちらから湯川に近づいていく、湯川は笑った。昨年のグラチャンのときなんて、ちょっと声をかけたら表情はぶすっとしたままだったのに。迷惑そうにすら見えたのに。
_u4w2903 ――芦屋と同じパターンですね。予選3位で優勝戦1号艇。
「クロちゃんってそういうの、好きやねえ(笑)」
――大好きですよ! 緊張は?
「いつもと違う緊張感やね」
――湯川さんは以前、SG優勝戦1号艇はイヤだって言ってたんですよ。
「ぜんぜん嫌じゃない。嬉しい(笑)。まあ、タナボタの1号艇やしね」
 芦屋グラチャンから2年、あるいは偉業のかかっていたグラチャンから1年、湯川のなかにどんな変化があったのだろうか。もしかしたら自分に言い聞かせているのか、とも思った。だが、それにしたってプレッシャーとの向き合い方を知ったということだ。たくましく、強くなった湯川浩司が、白いカポックを着る。死角があるだろうか……。

_u4w2924  他の3人も、強い緊張感に包まれているふうはない。萩原秀人は中尾カメラマンと談笑していて、優勝戦どころか、これからレースを控えている選手とも思えなかったりする。そういえば総理杯もそんな感じだったっけ。この男の強心臓ぶりにはあこがれすら感じる。
_u4w1946 吉川元浩も淡々としており、慣れたもんだな、と思う。もちろん気合などを感じさせないのではなく、そのシャキッとした真摯な表情が本当に頼もしい。正真正銘の銘柄級とは、こういう男のことを言うのだろう。
_u4w2982  そして最後に白井英治。声をかけたら、最高に涼しげで爽やかな笑顔を向けられて、まいった。悲願に手が届きかけている朝、その笑顔ができますか、あなたは。笹川賞準優での待機行動違反で、「英治は厄が落ちた」とH記者は言う。白井も「もう怖いものは何もなくなった」と言ったそうだ。まさにそのとおりの表情。悲願達成がますます現実的になってきたようにしか思えなかった。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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優勝戦出場選手インタビュー

 朝10時10分から優勝戦インタビューが行なわれました。

_u4w2818 1号艇・湯川浩司(大阪)
「バランスとれて、全部いいアシです。ピット離れも悪くないです。気合を入れて、集中して頑張ります」

_u4w2833 2号艇・吉川元浩(兵庫)
「途中からペラを換えていいアシですね。ピット離れもいいので2コースから。流れが来ていますね。(開会式でフィッシャーマン宣言。大物が釣りあげられそうか?)そんな話はどうでもいいんですけど(ニッコリ)、頑張りたいですね」

_u4w2840 3号艇・白井英治(山口)
「声援を力に変えて頑張りたい。エンジンはよくなっていて、充分です。レースは出たとこ勝負。スタートは正直わかってないけど、気持ちで持って行きたい。競艇発祥の地・大村でてっぺんをとりたいです」

_u4w2850 4号艇・萩原秀人(福井)
「マイ足と回ってからの足がいいです。ピット離れで遅れない限り、4コースで。
せっかく来たんで盛り上げたいですね」

_u4w2856 5号艇・飯山泰(神奈川)
「バランスとれて上位あると思います。スタート行って、思い切り回るだけです。自分の良さが出せればと思います」

_u4w2877 6号艇・平田忠則(福岡)
「今垣さん、木村さん、シゲ(重成)、白井、瓜生さんたちのおかげです。同期には負けたくないし、特に白井には負けたくないんで。キム兄(木村)にプロペラをやれと言われたんで、集中できてよかった。今日は瓜生さんにこうしたらと言われたことを素直に聞いて、それをやっています。ここは地元なんで(おばあさんの故郷)、九州代表としてコースは行くだけ行きます。スタートもスローのほうがわかっている。先輩方、後輩も、みんなのおかげでここまできた。天国のおばあちゃんにタイトルを見せたい」

_mg_2400 ※とにかく、平田の言葉数の多さ、そして感謝すべくあげた選手の名前が印象的でした!
(PHOTO/池上一摩)


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H記者の「穴・極選付ダービー勝負駆け大作戦!」

 はい、hiyoちゃんのご推察どおり、「ダービー作戦」で9R佐々木-柏野の万太郎はじめ4本も当てちゃったHです。同じ佐々木◎なら4Rじゃなく、9Rを極選にするべきでしたね、すいません>< それにしても、昨日のダービー勝負駆け選手は、私が想像していたより頑張ってくれました。

1R 柏野②
2R 石川③
3R 田中③
4R 佐々木②
5R 寺田①、今坂②、石川⑥
6R 菊地①
7R 太田②、田中⑤
8R 寺田②、三角⑤
9R 佐々木①、柏野②

 全レースで舟券に絡んでますからね。今日はその反動が心配ですが、引き続き狙ってみるつもりです。あ、準優組の中にも勝負駆け選手がいたので、今日はさらにメンバーが増えますです。

2R ⑥柏野
3R ①今坂②太田
5R ②三角④安田⑤石川⑥菊地
6R ①田中
7R ⑤佐々木⑥森高
8R ③三角⑤今坂
9R ④菊地
10R ③安田⑥寺田
11R ①森高

 このうち、9~11Rは選抜戦で賞金が高いため参加選手のモチベーションにあまり差が出ないかも。妙味は一般戦の2~8Rだと思います。1号艇を軸に上記の選手を絡める(←昨日の私の基本スタイルでした)と的中率がアップするはず?
 で、今日の穴・極選は4人の勝負駆けが集結した5R。みんな勝ちたいのだから、レースがもつれないわけがありません。進入から石川、菊地あたりが動いて、インの吉田にとっても嫌な流れになります。昨日の事故の影響、気落ちも心配だし。ここ一番のS力で他を圧する菊地から三角、安田、石川に流します! もちろん、9Rの菊地も要注意。

・極選/5R3連単★6-245-全

 優勝戦は10R頃にアップしますが……迷いに迷っているのが実情です><


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本日の“本紙予想”グランドチャンピオン決定戦最終日

 おはようございます。Kです。H記者、的中おめでとう。というかごちそうさまでした。

1R  
石橋が最終日に地元SG1着を決める。白水は外のほうが向くアシ。
◎石橋 ○白水 ▲松本 △笠原 
3連単1-526-全

2R 
山口がS決めて逃走。上向いている辻が追走。。
◎山口 ○辻 ▲徳増  
3連単1-43-全

3R 
隠れ節イチの大嶋が最後も決める。今坂が粘る。
◎大嶋 ○今坂 ▲太田 △池田 
3連単6-125-全

4R 
平石がきっちり先マイ。森永が展開突く。
◎平石 ○森永 ▲今垣 △重成
3連単1-345-全

5R 
転覆の影響気がかりも、吉田のアシは上位級。三角が続く。
◎吉田 ○三角 ▲菊地 
3連単1-26-全

6R  
田中が逃げてラスト走を締める。松井との大阪ワンツー本線。
◎田中 ○松井 ▲辻
3連単1-65-全

7R  
濱野谷が今節初勝利で締める。山口の自在戦が本線。
◎濱野谷 ○山口 ▲森高 △石田 
3連単1-462-全

8R 
準優敗退のうっぷん晴らしで赤岩が逃げる。三角が攻めて迫る。
◎赤岩 ○三角 ▲今坂
3連単1-35-全

9R 発祥地選抜戦 
今村がインからしっかりと逃走。握って続く山崎を本線に。
◎今村 ○山崎 ▲菊地 △井口 
3連単1-345-全

10R 特別選抜B戦  
準優敗退で燃える松井に死角なし。池田が差して順走。
◎松井 ○池田 ▲森永
3連単1-24-全

11R 特別選抜A戦       
準優好走の森高が炎の逃走。アシいい赤岩を本線に狙う。
◎森高 ○赤岩 ▲今垣
3連単1-62-全

優勝戦は後ほどアップします。皆様、最終日も頑張りましょう!


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6日目! 最終日!

おはようございます。大村グラチャンもいよいよ最終日を迎えました! 優勝戦ははたしてどんなドラマが待っているのでしょうか……。発祥地SGもクライマックスです!

_u4w2225 雨の大村では3枠が強い、とBOATBoy7月号に書いてありました。3枠は白井英治。このデータを味方に悲願のSG初制覇なるか!(PHOTO/池上一摩)


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大村グラチャン 準優ダイジェスト

10R オームラ決着

①湯川浩司(大阪) 03
②萩原秀人(福井) 09
③今垣光太郎(石川)10
④安田政彦(兵庫) 18
⑤池田浩二(愛知) 13
⑥赤岩善生(愛知) 17

2010_0626_r10_0535  なるほど、これが大村の準優かぁ、と溜息が出るような順当なレースだった。トップSの湯川が豪快に逃げ、これでもう1着は決まり。早々に焦点は2着争いに絞られた。抜群の回り足を誇る萩原がくるりんと回って追随する。その外にはぶん回した今垣。さらに6コースから最内を差した赤岩が忍び寄る。私はバック中間で「1-6になる」と確信していた。回り足は萩原、行き足は今垣が抜群でも、総合パワーで赤岩が上だと思っていたから。バック後半でしっかり伸びきり、楽な態勢から2マークを制しきる赤岩の姿を予見していた。
2010_0626_r10_0554  が、それが私の妄想に過ぎなかったことが数秒後にわかる。赤岩の伸びは一息。なんとか内に切り込んで2マークの先マイを果たしたものの、無理をした分だけ艇が流れる。サイドの掛かりも一息。その間に、萩原の凄まじい回り足がズッポリと差し抜けていた。赤岩は今垣との3着争いでも後手後手に回って振り切られてしまった。明らかなパワー負け。K記者の前検診断に引き続いて、私も赤岩を節イチと言い張ってきたが、今日の足は見立て違いだったと認めるしかない。ごめんなさい。

2010_0626_r10_0548  結果はイチ、ニ、サン、ダーーーーーの準優決着。さすが大村、さすが準優、イン最強の舞台が整えば、自然と結果はこうなる。それを見せつけられたレースだった。湯川は強かった。コンマ03、落ち着いたターン、直線の行き足、どれをとっても一級品だ。1年ほど前に湯川にインタビューしたとき「僕って何なんですかね。松井さんのように強くないし、井口みたいに速くないし……いつも自信が持てないんですよ。何なんでしょ、僕って」と言っていた。そのとき私は「う~ん」と唸ってお茶を濁したが、今ははっきり答えられる。湯川は強い。井口がナイフなら、湯川はナタの強さだ。王者の後継者になるべき資質を備えている。
 2着の萩原は冷静さが光った。どこでも上位級に仕上がる回り足に、確固たる自信を持っている。どんな混戦でも慌てず騒がず、切れ味鋭い回り足で相手を斬り捨てるという戦法が板に付いた。明日も怖い存在だ。

11R アップセット

①岡崎恭裕(福岡)15
②西島義則(広島)22
③吉川元浩(兵庫)22
④吉田弘文(福岡)17
⑤秋山直之(群馬)22
⑥平田忠則(福岡)22

2010_0626_r11_0695  岡崎の優出も間違いないな
 10Rの1-2-3を突きつきられて、私はそう思った。インコースの勝ち数は初日が8で、2~4日目までは7勝。今日は10Rまでに、すでに7本のイン勝ちが決まっている。これが8本目で、次の松井で9勝。5日目の大村はやはりそうなるのか、と思った。
 そして、岡崎は逃げた。鮮やかに逃げきった、ように見えた。2番手は同県の吉田。スリットでもそうだったが、吉田の中間速(行き足)は何気に強い。2艇身近い差がじわじわ縮まってゆく。その脅威を察知したであろう岡崎が、内の吉田を締めようとした。2010_0626_r11_0702 ちょうど、笹川賞優勝戦の1周バックと同じような光景だ。違うのは岡崎の立場。笹川賞では先頭の池田が岡崎を締めつつ、「無理か」と判断して岡崎に内フトコロを譲っている。今日の岡崎は、そのときの池田の立場だ。岡崎は、おそらく「締めきれる」と判断して吉田の前に艇を入れた。2艇が縦に重なった。私の推測に過ぎないが、このとき吉田は艇を引いて外に持ち出そうとしたのではないか。その舳先の微妙な動きが岡崎のエンジンに接触し、一瞬にして岡崎の艇は反転した。吉田もその上に乗り上げて転覆した。1、2着で仲良く優出するはずの九州同県コンビが、最悪の形でV戦線から消え去ってしまった。スタンド騒然。呆気にとられてこの惨事を凝視しているうちに、吉川と平田が優出の権利を手にしていた。レース後の裁定は、岡崎が選手責任失格で吉田は責任外となった。このアクシデントに関しては、しっかりとした情報を入手してからどこかの場を借りて検証したい。
2010_0626_r11_0717  レースがレースだっただけに、吉川と平田の足色はよくわからない。わかることは、吉川の伸びが昨日あたりから抜群に仕上がっていること、くらいか。明日の2号艇でこの伸び足は、湯川を脅かす可能性もある。そして、優勝戦でもっとも不気味な存在といえば平田だろう。先頭の同県2艇が転覆し、代わりに九州代表として優勝戦のチケットを手に入れた。明日は6号艇。繰り上がりで優出優勝を遂げた岡崎と、同じ色のカポックで大一番を迎えることになる。その強運、侮るわけにはいかない。

12R 王者、散る

①松井 繁(大阪) 22
②森高一真(香川) 13
③平石和男(埼玉) 22
④飯山 泰(神奈川)10
⑤白井英冶(山口) 13
⑥森永 淳(佐賀) 38

2010_0626_r12_0856  まさか、松井まで……?
 断続的に雨がしたたる大村水面。手が届きそうなほど低い雨雲を見ながら、7万、6万と荒れまくった昨日の11、12Rを思い出していた。もし今日の11Rがすんなりの1-4決着だったなら、その雲を見ても松井の勝利を疑うことはなかっただろう。締め切りの5分前。すでに1-5-全の舟券を各500円と無理筋の5-24-全を各200円買っていた私は、その雨に誘われるように245のボックスを買い足した(←各100円……セコッ><)
 そして、その舟券が的中しまったのである。波乱の立役者は4カドの飯山、ではなかった。飯山が絞りきる前に、2コースの森高が王者にツケマイを喰らわしたのだ。松井がその引き波に沈む。スタンドのあちこちから悲鳴が漏れた。森高一真、乾坤一擲の大技炸裂! が、ホーム追い風の強ツケマイは、森高自身にもダメージを与えた。その間隙を突いたのは、白井英冶。ド派手なまくり差しだ。森高が松井をまくり、飯山が平石をまくり、白井はそのど真ん中をまくり差してしていた。1マークで3つのまくりが乱舞するなんて、なかなかないぞ。
2010_0626_r12_0870  バック、白井が独走態勢を築く。笹川賞の準優で1着になりながら、賞典除外に泣いた雪辱を凄まじいまくり差しで晴らした。「これなら文句ないだろう!」という勝ちっぷりだ。焦点は2着争い。平石をまくった飯山と、松井をまくった森高が追随する。態勢は飯山有利。が、森高はツケマイ連発でしぶとく食い下がる。私の目には、森高に追われる飯山がフラフラに見えた。何度もターンマークを外す。思い出すのは、もちろん笹川賞の準優だ。山口剛に付きまとわれ、最後に逆転を許したあのレース。

 2010_0626_r12_0865 3周1マークの手前、デジャブのような光景ができあがった。飯山の後ろ、内から2艇身差で森高。笹川賞の山口は、そこでトリッキーな突進を見せ、飯山はその罠に引っ掛かっている。森高がスーーッと1マークに近づいた。最後のお願いの突進だ。が、飯山に迷いはなかった。その突進を抱きかかえるように、森高の外をぶん回した。笹川賞の苦すぎる経験が、ここで生きた。森高を引き波に沈めたこん瞬間、長野県出身で初のSG優出レーサーが誕生した。
 それにしても、いろいろな出来事や光景が、先の笹川賞に似ている。酷似している。「245のボックス、500円ずつ買っとけよ、オレ」などと思いつつ、明日の優勝戦に思いを馳せた。(photos/中尾茂幸、text/H)


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THEピット――疲労!

 準優は疲れる。本当に疲れる。ピットから戻ってきて、もうヘトヘトだ。体力ではない。気持ちが疲れる。ピットにいると、感情が激しく上下左右に揺れ動くのだ。
 優出を決めた選手の笑顔には、こちらも心が弾む。嬉しくなる。悔しさを大量に残して敗戦を喫した選手の渋面には、こちらも心がきゅっと痛む。ツラくなる。
 このところ、SGの準優勝戦は波乱になることが多くないだろうか? こんな思いを何度もしているような記憶があるのだが。そしてそのたび、記者席に戻って溜め息が出る。今日なんかH記者が12Rを獲ったとかウキウキしてるから、なお溜め息が深くなる。今日はたっぷり飲ませてもらって、疲れを癒そう。
_u4w2270  と、前置きが長くなってしまったが、心臓がぎゅっとわしづかみにされたのは、11Rの1周バックだ。先頭を走っていた岡崎恭裕、内から追いかける吉田弘文、二人がもつれ合って転覆した。直線でのもっとも危ない事故だっただけに、その後の僕はレースの行方を見ずにレスキューのほうばかり気にしていた。
 レースが終わってレスキューが戻ってくると、吉田は自力で艇から降りている。しかし、岡崎には担架が用意された。ふたたび心臓が締め付けられるが、「付け根が……」という岡崎の声が聞こえてくる。担架の上の岡崎は、意識ははっきりしている様子。ひとまず胸をなで下ろす。
 優出選手の共同会見に出たあとピットに戻ると、検査員室のモニターをガラス越しに見ている報道陣の姿が。検査員室には瓜生正義。、リプレイを見終わった瓜生は、「足は痛いようだけど、本人は元気ですよ」と報告をしてくれて、さらに安心させられたのだった。
 瓜生が整備室での転覆整備に向かったちょうどそのとき、控室のほうから岡崎があらわれた。松葉杖で。やはり負傷はそんなには軽くないか……。それでも、岡崎の笑顔には救われたような気分になった。先輩たちから次々と声をかけられ、次々と笑顔を返す。松葉杖は痛々しいが、その笑顔が皆の心を軽くしているようだった。
_u4w2600  岡崎が、本気で頭を抱えた瞬間もあった。プロペラを見せられたときだ。転覆でペラは壊れた。総理杯準V、笹川賞優勝、ともに戦ったペラが完全に使用不能になってしまったのだ。テーブルにヒジをつき、頭を抱え込んで顔を曇らせる岡崎。武器が使えなくなったことに対する暗澹。自分に栄光をもたらせてくれた相棒を失った寂寞。自らの負傷よりもそのことのほうが、岡崎にはずっと衝撃的なことだったようだ。
 Niftyボートレース特集をいつも見てくれているという岡崎が、もし今日でも明日でも近いうちにここを見たのなら、ぜひ言っておきたい。好事魔多し、という。順調に突っ走っているその道の先に、魔が潜んでいることは往々にしてあるものだ。今回の転覆は、そういったものだったかもしれない。しかし、栄光をつかむ者はだれもが通る道。ケガなんて事態はないほうがいいし、本当に悲しいけれども、ここからのリカバリーが岡崎恭裕の未来を決めると思う。岡崎の未来は、そのままボートレースの未来を左右する。今はケガをゆっくりと癒してほしい。そして万全でまたSGに帰ってきてほしい。これを乗り越えれば、岡崎恭裕はもっと強くなるはず。そして、世代交代の旗手としてさらなる爆走を見せてくれるであろう。

_u4w2653  12Rは松井繁だ。予選1位の王者が、大村のイン戦で飛ぼうとは、まったく想像だにしていなかった。2着ならともかく、舟券からも外れたのだから、驚く。あ、舟券ぶち当てたH記者は想像していたのか。しかしピットにいた僕は、松井がまくられた瞬間、ただただ心臓をドスンドスンといわせていた。
 レース後の松井は、言葉もなかった。カポック脱ぎ場では、選手たちが感想戦を行なうのが常。しかしこの12Rでは、誰も声をあげられないでいた。そんななか、松井は黙々と装備をほどいていく。その表情は、ひたすらに己を責めて、悔しさに耐え抜く王者のもの。本当は、こういうときには胸の内をぶちまけたほうが、心は軽くなるものである。しかし、松井はそれをしない。黙って耐え抜くのだ。王者とは時に孤独なもの。だが、だからこそ美しい。こうした松井を見ていると、改めて彼の凄さに圧倒されるし、ひたすら切なくなってしまう。
_u4w2661 実を言えば、心臓がドスンドスン言っていたのには、もうひとつ理由がある。松井をまくったのが森高一真だったからだ。個人的な理由ですみません。たぶんもっとも仲のいい選手のひとりである森高が、あの王者をまくって優出をつかみにいったのだ。内を差されたけれども、その意気に感動した。道中、必死で前を追う姿にも心動かされた。森高が優出できなかった無念さと、心意気あふれるレースを見せてもらった感激と。疲れのピークは、森高が3番手でゴールした瞬間だったかもな。
 レース後の森高は、表情をこわばらせたまま、だった。カポック脱ぎ場でも、松井とは離れた場所で、黙々と着替える。松井と森高は仲がいいはずだが、ここで笑って振り返られるような甘い男たちではない。今節、僕の近くを通れば一瞥くらいはしていた。今朝は「おぅ、クロちゃん」と声をかけてきている。しかしこのレース後は、一瞥すらしようともしなかった。森高もまた、己の世界の中で、必死に悔恨と戦っていたのだろう。

 あぁ、なぜ僕は準優で、まずは敗者ばかりを追ってしまうのだろう。だから疲れるんだろうな。でも、次のSGでもきっと僕は、また敗者の悲しみを追いかけてしまう。
_u4w2503  勝者だ。湯川浩司は比較的淡々としていて、こうした場に慣れた様子がうかがえる。モーター格納を終えて、ボートの水分を拭いているところを、カメラマンが10人ほども取り囲んでいた。湯川が顔をあげたり、報道陣の質問に笑顔を見せるたびに、一斉にフラッシュがパシャパシャパシャと焚かれる。変な表現だが、最近よくある謝罪会見みたいだ。表情が変わるたびにフラッシュが浴びせられるという。そんなフラッシュの雨に対して、湯川はまったく動じることがない。眩しそうにもしないし、迷惑そうにもしない。これが日常的に感じられるということ。それは、彼が超一流であるということである。
_u4w2514  萩原秀人は、比較的どころじゃなく、正真正銘、淡々としていた。SGは2度目の優出。慣れてなんかいるはずがない。なのに、湯川以上に淡々。この若さでなかなかできることではない。会見でも淡々と話し、先輩たちに挨拶に回る時にも淡々としている。すぐ興奮するタチの自分など、少し見習わなきゃなと思ったりして。
_u4w2566  吉川元浩の淡々は、もはや貫禄である。SG優出などもはや当たり前のこと。むしろ今年に入ってややリズムが悪かったことのほうが不思議であって、1着で上がってきてキリリとした顔を見せる姿には、安定感がある。たぶん、特別な舞台でもっとも怖いのはこのタイプで、ちなみにこの優勝戦でもっとも先輩なのがこの男である。
_u4w2365  平田忠則は、先頭を走っていた同県の後輩、同県同期が事故にあったことで浮上しての優出だけに、複雑なものもありそうだった。だが、この優出に懸ける思いもかなり大きいようにも見受けられる。なんたって、会見で言葉数がもっとも多かったのが平田だったのだ。印象に残ったのは、「強い気持ちで2コースを獲りにいきたい。獲れないかもしれないけど、強気でバチッといきたいと思います」という言葉。懸ける思いが大きいからこそ、出てくる言葉である。実際のコース獲りうんぬんではなく(舟券予想には重要ですが)、そうした気持ちで平田は走るのだ、ということが重要。かき回すのは、間違いなくこの男である。
_u4w2487  ただし、白井英治はあっさりと「彼は口だけだから気にしません(笑)」と言い放ったのですが。もちろん半ばジョークではあるが、つまりは気分がいいのである。そりゃあ、気分はいいはずだ。なぜなら、笹川賞のリベンジの第一段階をまずはクリアしたからである。そのジョーク以外は、とにかく眉間にシワのきりりとした表情を崩さなかった白井。すなわち、気持ちも他者への自分の見せ方も、白井の中では完全に出来上がっているのである。
 笹川賞のリベンジといえば、この男も同じ。飯山泰だ。笹川賞準優、2番手を走りながら、山口剛の切り返しを浴びて後退。あのとき、体が固まってしまったと言っていた飯山は、「あのときのことを常に考えて走ってました」と笑った。あれがあるから、この優出がある、とも。とにかくニコニコニコニコニコしていた飯山。僕も本当にうれしくなったぞ!
_u4w2682  というのが、今日のピットでのラストシーンであったのは、まだ助かっているのかもしれない。そのニコニコの主は、我らが信州の星なのである。何度も書いているが、僕と飯山泰はこの業界には数少ない長野県出身なのである! おめでとう、信州から初のSG優出! 会見が終わり、飯山より一足早く会見場を出て待ち構える。がっちり握手! クタクタの心に、最後に心地よい疲れを残してくれた、そしてこの疲れこそが準優の醍醐味なのだと最後に思い出させてくれた飯山に感謝だ!(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)


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速報 大村グラチャンの優勝戦メンバー決定!

 大波乱の準優の果て、大村グラチャンの優勝戦メンバーが確定しました。1号艇にはMrグラチャン湯川浩司。ツキでは一番の吉川元浩が続き、3~6号艇にはSG初優勝を狙うフレッシュな面々が大仕事を狙うことになります。SGレーサーの貫禄か、またしても下克上の風が吹き荒れるのか??

12R 優勝戦

①湯川浩司(大阪)
②吉川元浩(兵庫)
③白井英冶(山口)
④萩原秀人(福井)
⑤飯山 泰(神奈川)
⑥平田忠則(福岡)


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H記者の「穴&本命、Wヘッド挟撃大作戦!!」

 うう、極選基金作戦に失敗したHです、すんませんっ>< ただ、「ダービー作戦」で5R163、7R152、8R134を軽く召し取り、なんとか準優への軍資金は工面できました。明日の優勝戦後に多額の寄付をできると信じて戦います!

10R
①湯川浩司(大阪) S行き足SS
②萩原秀人(福井) A回り足S
③今垣光太郎(石川)A行き足S
④安田政彦(兵庫) B
⑤池田浩二(愛知) A
⑥赤岩善生(愛知) S

進入123/456

 赤岩が動く可能性もありますが、「己の反則でこの枠になった」と男気の判断で枠なりか。ならば池田の攻めに乗っての2着付けが絶好の狙い目。湯川があっさり逃げての1-6が本線で、湯川VS今垣が競ったときのクルリンパ萩原の差し抜けからの2-6を遊びで買っておきます。

3連単★本線1-6-全、穴2-6-全

11R
①岡崎恭裕(福岡)A
②西島義則(広島)A
③吉川元浩(兵庫)A
④吉田弘文(福岡)A行き足S
⑤秋山直之(群馬)A掛かりS
⑥平田忠則(福岡)B

進入126/345か123/456

 力を付けた岡崎の逃げきりが濃厚ですが、ここ一番でコースを奪われるケースも何度か目にしています。まあ、そんな悠長さも大物の証なんですけどねw もし西島が「スタ展死んだふり本番猪突猛進イン強奪」をやらかせば波乱でしょう。狙っておもしろいのは得意の全速ぶん回しが面白いように決まっている秋山。内コースの混戦を尻目にこっそり3、4番手に潜り込み、ぶんぶんぶん回して2着ゴール、という光景が目に浮かびます。

3連単★1-5-全、穴2-5-全

12R
①松井 繁(大阪) Aレース足S
②森高一真(香川) A
③平石和男(埼玉) A
④飯山 泰(神奈川)A
⑤白井英冶(山口) A
⑥森永 淳(佐賀) B

進入123/456

 松井がどけだけ人気を被るのか。まあ、この準優で王者と喧嘩をするつもりはありません。カドのビースト飯山がS一撃の仕掛けを敢行しない限りは逃げきると思います。大本線は飯山の攻めに便乗できる白井との1-5。万が一飯山のS一気まくりが炸裂したら、舟券の妙味は5-42です。松井の抵抗で飯山がやや流れたところに、白井の超高速モンキーが突き刺さるでしょう。笹川賞の準優で痛恨の失態?を犯した白井と飯山の奮起がレースを盛り上げると思いますよ。

3連単★本線1-5-全、穴5-42-全

 もし私の本線通りの決着なら、明日の優勝戦は①松井②岡崎③湯川④白井⑤秋山⑥赤岩ということになるのですが、いかに。


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“本紙予想”グラチャン準優勝戦

10R 準優勝戦  
湯川がパワー活かして逃走。ターン鋭く萩原が迫る。
◎湯川 ○萩原 ▲赤岩
3連単1-26-全

11R 準優勝戦       
岡崎が3連続SG優出へ。吉川が捌いて追走。
◎岡崎 ○吉川 ▲吉田
3連単1-34-全

12R 準優勝戦   
松井が王者らしい逃走劇。飯山の攻めに乗る白井が本線。
◎松井 ○白井 ▲平石 △飯山
3連単1-534-全 


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THEピット――準優の朝ものどか

2010_0625_0155  時折、強い雨が叩きつける準優の朝。まあおおむね、準優組は動き出しがもう少し先だから、あまり雨に打たれずに済むのかなあ……などと思っていたら、係留所に森高一真の姿があった。この動き出しはかなり早い。
 一昨日だったか、TOPICSのほうに書いたが、森高のアシは悪くないと思う。道中でやや強引な先マイをして、普通なら大きく流れてもおかしくない態勢をグイッと残したシーンがあったのだ。それが奏功して、着順をひとつ上げていた。SGでは苦戦を強いられることも多かった森高だが、今回は戦える。そう思っていた。
「出足がまったくや。回ってからまったく押していかん」
 今節、一貫してその言葉を森高は繰り返している。先のシーンをぶつける。
「かかりだけや。そこから押していかんからな」
 つまり森高は、他にいい部分があるのに、出足が悪いことですべてをネガティブに塗りつぶしているのだ。一本気な男らしい考え方だ。ならば、出足が来れば完璧ということか。
「出足が来れば、な。今日はこれからそのために仕事や。あとひと踏ん張り? 準優やで。明日、もうひと踏ん張りするんや。な?」
 ギアケースを外しながら、にやりと笑った。そこからは、昨年のチャレカ(準優で2着を走りながら道中逆転される)を中心に雑談気味の激励。あのチャレカ準優は、ピットで腰が抜けた。
「今日は腰抜かささんようにするわ。ガムシャラに走るで」
 にこりと笑って森高は整備室へ。明日ひと踏ん張りするための仕事に取り掛かっていった。

2010_0624_0477  早い時間帯にボートが着水していた準優組は、ほかに秋山直之のみ。秋山は、出走ピットの裏手にある、バックが公園の木々に囲まれた係留所の端っこにボートを置いて、回転調整などを行なっていた。その係留所には選手の数も少なく、秋山はひとりポツンとたたずんでいる。おそらくその場は、周囲から隔絶されたかのような静けさがあるはずで、秋山はその空気に包まれて闘志と機力を高めていこうとしているのだろう。今節、正直ピットでの雰囲気はあまり目立っていない秋山だったが、今朝のその姿は強烈に印象に焼きつく。
2010_0624_0381  着水の準備を始めていたのは、池田浩二と今垣光太郎。今垣はいつもどおりに、丁寧に、執拗に、細かな部分にもこだわって、装着作業をしている。池田も同様だ。ボートに乗り、キャブレターをじっとにらみつけながら、その付近を細かく微妙にいじっている。集中力が必要そうな作業だ。クールに見える池田のマスクだが、その奥には職人の本質がうごめいている。
2010_0625_0109  やがて、赤岩善生も装着場に姿をあらわし、定規などを使ってモーターの取り付けを確認し始めた。今日も男らしい顔つきで過ごしている赤岩だが、気のせいだろうか、昨日までより表情に穏やかさが差してきたように思える。レースが近づけば、ふたたび闘志が盛られていくだろうが、朝の段階では目元が普段より柔らかく感じた。
 さらにあらわれた吉川元浩は、笑顔も見えるほど、リラックスしているようだ。こちらも着水間近なのだろう、装着作業を始めていて、昨日までとは特別ちがうような部分は見当たらない。つまり、いつも通りの強い吉川がそこにいるわけだ。
2010_0625_0039  気分が柔らかそうだったといえば、松井繁も忘れてはならない。松井とは、アリーナから装着場への入口でばったり会った。決して広くない大村ピット、特にこの入口付近は狭くなっていて、しかもアリーナからは右に曲がりながら入口をくぐるような感じになっている。つまり装着場からアリーナに出るには、入口をくぐりながら左へ。アリーナに向かおうとして、左に曲がった瞬間、右に曲がろうとしていた松井とばったり会った、のである。いやあ、驚いた。誰かとぶつかりそうになって驚き、それが王者でひっくり返りそうになった。のけぞりながら、挨拶をすると、松井は力強く「おはようっす!」。どれだけピリピリしていても、挨拶を投げれば投げ返してくれる松井だが、こんなにハッキリとした声で、強く返してきたことは今までに記憶がない。その後、ペラ室に入っていった松井をアリーナからUターンして覗きにいったが、周囲と話しながら笑顔も見えていたのだから、気分が良さそうなのである。

 いったんピットを出たのは3R前。それまでに飯山泰と白井英治以外の準優組は姿を見かけたが、比較的のんびりした始動で、特にプレッシャーいっぱい、緊張感いっぱいの選手は見当たらなかった。一節を通して感じられるのどかさは、準優の朝でもそう変わらないのだ。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選』5日目

 臥薪嘗胆、このときをひたすら待っていたHです。敗者戦と準優の温度差の違い。気合バリバリの準優に比べ、敗者戦は各選手各様のモチベーションがあります。それがスタートの凹凸を生み、大波乱につながることもあるでしょう。今節は銘柄級スターが多数落選したので、オッズも両極端に割れやすいし。
 敗者戦になっても準優級のモチベーションを保持している選手。それは地元(石橋道友ひとり)とダービー勝負駆けレーサーです。7月末の決算日まで残り1カ月。ダービー勝率のボーダー付近にいる選手は、視線を準優からダービーへと切り替えたはず。その選手たちを狙い撃つのは有効な舟券戦略だと思いますぞ。
 で、今日のレースを見てみると
1R ①柏野
2R ②石川⑥石橋(←ダービーではなく地元選手)
3R ③田中
4R ③佐々木
5R ①寺田④石川⑥今坂
6R ①菊地
7R ⑤太田⑥田中
8R ③寺田⑥三角
9R ②佐々木④柏野

 と見事に散らばりましたね。私はこれらの選手を随時舟券に絡めるつもりです。昨日の1-6作戦でいうなら5Rですかね。そして、この中から極選に指名するのは、伸び足がきたビーストまくり人です。

4R
 ①服部幸男
 ②木村光宏
◎③佐々木康幸
 ④井口佳典
 ⑤今村 豊
★⑥中島孝平
進入12345/6

 服部、井口、今村がネームバリューで売れそうなこのレース。が、3コースまくりが得意な佐々木がいることを忘れちゃ困ります。木村はなかなかスタートが届かないので、ここはS一撃のチャンス。ダービーに0・13足りない勝率をシャカリキ稼ぎに行くでしょう。佐々木がまくれば展開はしっちゃかめっちゃか。単騎ガマシ濃厚な中島が今村の攻めに乗じて2、3着に来るような気がします。

3連単★3-6-全、3-全-6

 本命&穴の両面で攻める準優予想は8R頃にアップします。憲吾郎どの、昨日は余計な気をもたせてしまってすんません。今日こそは……!!!!


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本日の“本紙予想”グランドチャンピオン決定戦5日目

 おはようございます。Kです。昨日はマンシュウが当たりました。でも、舟券は締切に間に合わず買えませんでした。

1R  
大嶋の進入はどうなるか。動きどうあれ、柏野が逃げる。
◎柏野 ○大嶋 ▲白水 △石田 
3連単1-524-全

2R 
笠原が逃げて予選のうっぷん晴らし。丸岡も気配上向き。
◎笠原 ○丸岡 ▲坪井 △石橋  
3連単1-346-全

3R 
中野が先輩を壁にして逃げ切る。先輩が差して続く。
◎中野 ○濱野谷 ▲田中 △重成 
3連単1-234-全

4R 
服部がS決めて逃走。井口がカドから自在戦。
◎服部 ○井口 ▲今村 △佐々木
3連単1-453-全

5R 
石川の進入に注意。寺田に逃げ切れるアシ。辻がパワーアップ。
◎寺田 ○辻 ▲魚谷 △今坂 
3連単1-236-全

6R  
踏み込んだS決めて菊地が逃げ圧倒。山崎まくれば白水にも展開ある。
◎菊地 ○白水 ▲山崎
3連単1-32-全

7R  
坪井が先マイ先制。中野が捌いて追走。
◎坪井 ○中野 ▲服部 △太田 
3連単1-345-全

8R 
井口が昨日のイン敗退のリベンジ。重成が差して追う。
◎井口 ○重成 ▲寺田 △三角
3連単1-236-全

9R  
魚谷の逃げ切り濃厚。外の関東スーパースターへ。
◎魚谷 ○山崎 ▲濱野谷 △笠原 
3連単1-563-全

気づけばオール1号艇……準優は後ほどアップします。例によって、大村HPでも展望させていただいていますが、少し絞るかもしれません。 


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5日目!

おはようございます。大村グラチャン5日目、準優勝戦です! 55年ぶりSGのセミファイナル、激戦必至!

2010_0625_0261 予選1位はこの人でした。「やはり」この人、なのか、「さすが」この人なのか。ともかく、王者です!(PHOTO/中尾茂幸)


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オームラで勝つ! 発祥地グラチャンTOPICS 4日目

本日のオームラ・イン

1コース 7勝(逃げ7本)

 今日のインコース勝ちはやっぱり7本。1Rの三角、3Rの坪井が逃げ、さらに6R白井、

2010_0625_0111 7R赤岩、8R西島、9R森高、10R岡崎とイン逃げ花火5連発が上がったときには、「今日はこのまま井口、今垣も勝ってイン9勝の流れだな」と思ったものだが……途端にふたりがぶっ飛んで7万台、6万台のウルトラ万太郎に!! 難しいぞ、オームラ。
 とにかく「イン7勝」が今節の定番になってしまったが、果たして敗者戦&準優(どちらもイン鉄板になりやすい)のある明日はどうか? 私の予想は、やはり7勝程度で、他の5レースはかなりの好配当になると踏んでいる。「堅きインをコツコツ拾いまくり、怪しきインを蹴飛ばして大儲けする」という理想的な展開に持ち込みたいぞ。穴のキーワードは「敗者戦組のダービー勝負駆けレーサー」だ。

勝負駆けハイライト

①波乱、また波乱……ベスト18位争奪戦

2010_0625_0295  これも下克上の流れなのだろうか。SGを複数勝っている銘柄スター選手が次々と脱落した。毎回SGでは数名のスターたちが消え去るものだが、これだけ勝負駆けに失敗したケースは珍しい。2Rで1着条件の山崎智也が、3Rで3着条件の田中信一郎が、4Rで1着条件の1号艇・瓜生正義が、5Rで1着条件の1号艇・濱野谷憲吾が、6Rで3着条件の魚谷智之が、次々とV戦線から消えてゆく。
 この不穏な流れを如実に反映したのが11Rだ。
11R
①井口佳典 3着条件
②今村 豊 3着条件
③安田政彦 4着条件
④中島孝平 ×
⑤服部幸男 1着条件
⑥萩原秀人 4着条件

2010_0625_0285  今日一番熾烈な究極のサバイバルバウト。もちろん舟券は井口から死ぬほど売れた。イン戦での彼の勝負強さは誰もがよく知っている。スタートぶち込んで、今村を壁にして圧逃する。極少の2連単オッズが、その期待の大きさを忠実に反映していた。それまでイン逃げ5連発というのも、人気に拍車をかけたことだろう。とりわけ売れたのが1-2、1-5だ。井口から今村、服部へ。大スター選手が3人ともに勝負駆けなのだから、彼らのファンがそのフォーカスに群がる。進入も125346、銘柄3騎が内水域を占拠した。
 が、いざフタを開けてみれば、井口のスタートはなんとなんとコンマ27!! おそらく、スリット全速を意識しすぎたのだと思う。このインドカに、2コースの今村も付き合ってしまった。さらに遅れをとるコンマ32……こうなると、コンマ13まで踏み込んだ服部の出番だ。伸びなりに今村を叩き、抵抗する井口をも呑み込んだ。
「まさか、比較的楽ちんな勝負駆けに見えた井口と今村がぶっ飛び、メイチ1着条件の服部が生き残るのか?」
2010_0625_0330  そう見えたが、それもまた違った。まくった服部がしとどに流れ、ズブッズブッズブッと鈍い音を立てて外3杯が差し抜けていったのだ。本当にボートレースってヤツは、何が起こるかわからんのだよ。勝ったのはアウトコースから無心に最内コースを目指した萩原。続いて安田。このふたりが鮮やかに勝負駆けを決めた。肝心要の3着を奪ったのは、すでに赤ランプが点っていた中島というオマケ付き。井口が、今村が、服部が消えた。続く12Rでも3着条件の菊地孝平が1マークで丸岡正典と接触し、よもやの6着大敗。大万舟のアナウンスとともに、スタンドのどよめきはしばらく消えることはなかった。

②終わってみれば……ポールポジション争奪戦

 大村での予選トップ通過。それは他のどの場よりもSG優勝に近い黄金のポジションを意味する。あとは準優~優勝戦を逃げきるのみ。インの強い大村では、V確率は50%ほどにも達するだろう。それだけに、このリーディング争いも熾烈を極めた。昨日までのトップ3は①松井繁、②湯川浩司、③今垣光太郎。この順位が、他の選手の台頭も含めて猫の目のように変わることになる。
2010_0625_0571  まず、4Rで暫定トップの松井が4着に敗れた。これで順位は①湯川、②松井、③今垣に。そして、勝った岡崎恭裕が昨日の9位から4位までジャンプアップした。一躍トップに立った湯川は6Rを2着でまとめる。トップ3の差は不動で、湯川だけが自力トップ通過の権利を得て、後半戦に突入した。
 8Rの今垣が2着、9Rの松井も2着で、ここまではトップ3に変動はない。まずは松井が8・00で予選をすべて走り終えた。この8・00という数字が、暫定トップ湯川の目標になったわけだ。整理しておくと
★9R終了後
①湯川 8・20…10R②着以内でトップ確定
②松井 8・00…相手待ち
③今垣 7・60…12R①着で8・00だが、順位点の差で松井には届かない

 つまり、この時点で予選トップは松井か湯川かに絞られたことになる。そしてそして、その天下分け目の10R、2着以上でトップ確定だった湯川は6号艇が響いて4着に敗れてしまった。松井の予選トップを確定させる悔しい敗戦。さらに、湯川にとってこのレースにはもうひとつの落とし穴があった。4位の岡崎が逃げきったため、逆に4位まで後退してしまったのだ。①松井(確定)②岡崎(暫定)③今垣(暫定)④湯川(暫定)という並び。予選トップは決まったが、準優1号艇を与えられるトップ3争いも重要だ。この時点では、松井と岡崎の準優1号艇が確定。もうひとつの白いカポックは、12Rの今垣に委ねられることになった。
2010_0625_0582  井口が敗れて超700倍の大波乱になった11R。その直後のレースを、ファンはどう考えただろうか。「まさか、井口に続いて今垣までが1号艇で……? ないない、この大村でそんな大波乱は続けて起きないって」そんな思惑が、また今垣を一本被りにしていた。2着以上で準優1号艇も決まる。その肝煎りのレースで、今垣のスタートは想像もできないコンマ30!!だった。ダッシュ勢がコンマ16~19とあっては勝負にならない。サンドバッグ状態で他艇の引き波を喰らい続けた今垣は、5着を奪うのがやっとだった。
 予選ポイントの最終結果は
①松井 8・00
②岡崎 7・67
③湯川 7・50

 最後の最後に大敗した今垣は9位に甘んじた。まあ、終わってみれば、結局は遠回りしながらも王者が“定位置”を鷲掴みしていた、という感じか。また、上位がもたれる中、ただひとり連勝で7人抜きを達成した岡崎は、天晴れの一語。「あのドリームで松井に逆転されなきゃ、総理杯に続く2度目のトップ当選だったのに……」と悔やむファンもいるだろうが、それは結果論に過ぎないし、贅沢も言うまい。むしろ王者の背に爪を立てられるこの位置が、若獅子にとっては恰好のポジションともいえるだろう。

2010_0625_0290 とにかく、本当に強くなった。私が予測していた成長度をはるかに凌ぐ右肩上がりの曲線を描いて、この若武者は強くなっている。この夏のテーマは、「岡ちゃんフィーバー」で決まり、なのかも?(Photos/中尾茂幸、text/H)


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THEピット――険しい顔

 こういう勝負駆けもありうる。
 10Rが終わって、依然として6・00が21位までずらりと並ぶ混戦模様。ボーダーはどんなことになってしまうのか……あっさりと6・00に収まった。なんと11Rも12Rも、19位以下の選手がことごとく敗れ、18位以内の選手が上位を取って順位の入れ替えがあっただけだったのだ。いや、例外は19位だった平石和男が6マンシュウの立役者となって、ベスト18に食い込んだことか。かわりにボーダー下に落ちたのは菊地孝平。S決めて展開も向いたのに、不運もあって大敗してしまった。
 あんなに大混戦だったのに、終わってみれば比較的穏やかに収まっていった勝負駆け。こんなこともある、のである。
2010_0624_0582  レース後は自然と敗者に目が向いた。たとえば、先に名前のあがった菊地孝平だ。ヘルメットも脱がず、視線を斜め下に向けたまま、周囲が目に入らないかのようにまっすぐに控室に向かう。その瞳は、くそっ、そう語っている。後姿には、落胆の色も見える。
 カポック脱ぎ場に戻れば、感想戦が始まる。他の選手がレースを振り返るべく声をかけてきて、菊地もそれに応える。しかし、応えているだけ。口調には力がなく、視線も他の選手には向けていない。彼の人柄が他者との関わりを拒まないだけであって、本当は自分の世界にこもることを欲している風情だ。
 同じような菊地を見た記憶がある。昨年の賞金王だ。トライアル最終戦で大敗した菊地は、次点でファイナルの椅子を逃した。あのときも、ほぼ同じ菊地がそこにはいた。目指すべき道を断たれた瞬間というのは、誰もが切ない思いにとらわれるもの。渾身を振り絞って戦った分だけ傷も深く、目はうつろとなる。栄光への架け橋が落ちた瞬間、それが予選最終日の大敗。菊地は真っ向からその無念と向き合っていたのだ。
2010_0625_0624   そのひとつ前の11Rで敗れた服部幸男も、菊地と似たような雰囲気だった。思いかなわなかったときの服部は、まず歩くスピードが落ちる。エンジン吊りで後輩たちが服部のボートを引っ張っていくと、服部とボートの間隔がみるみるうちに広がっていくのだ。やっと追いついた頃には、ネームプレートなどは外されている。服部はひとつ肩で息をして、作業に加わっていく。
 作業が終わり控室に戻るときの体勢は菊地とよく似ている。視線を斜め下に向けたまま、まっすぐに控室へ。ただし、視線の強さは菊地以上。地面をにらむことで悔恨という悔恨をにらみ潰そうとするかのごとく、強烈な怒りがたたえられている視線だ。ベストを尽くすことを絶対信条とする服部のことだ、実は怒りは自分に向けられているはずである。
 カポック脱ぎ場では特に会話もなく、表情を固まらせたまま、淡々と着替えを進めていく。ケブラーを脱ごうとしているとき、遅れて今村豊が戻ってきた。
「スタート、みんな速くなかったのか?」
2010_0625_0661_2  今村のスタートはコンマ32。インの井口佳典とともにドカ遅れで、3コースに動いていた服部が自力でまくって勝負に出たのだった。井口が伸び返した分、服部はズボズボと差されてしまったが……。つまり、これは今村の照れ隠しではないかと思う。勘が狂ったことへの照れ隠し。お前らが速いと思ったから、俺はあんなスタートになっちゃったんだよ、という。こういう照れ隠しが許されるのは、最年長かつミスター競艇の特権だ。
 それまで押し黙っていた服部が、不意に口を開いた。
「俺は速いと思って行きましたよ」
 この男は、なぜこんなにも痺れる言葉を口にできるのだろう。つまり、速いスタートであることを覚悟して、踏み込んだということなのだ。実際はコンマ13、それほど速くはないし、だから服部も悔しさ倍増であろう。だが、実際のタイミングは問題ではない。服部が、もしかしたらFを覚悟してまで、この勝負駆け=1着勝負に懸けたということを、その言葉は表現している。ベストを尽くす――服部の言葉にウソはないのだ。
 全レース終了後、服部と顔を合わせた。どういうわけか、挨拶をすると服部はいつもにこりと笑ってくれて、冗談を投げてくれることもあったりする(ただし、その日の全レース終了後などに限る。レースが行なわれている間は、そうはいかない)。しかし今日は、眉間にシワが寄ったまま、ほんの2ミリほど頭を下に動かしただけだった。まだ悔しさは癒えていなかったのだ。この勝負に懸けた思いの深さをさらに痛感した。ベストを尽くすということの本当の意味も。

2010_0625_0235  勝ったのに顔をしかめている男がいた。森高一真だ。今日はイン逃げで勝負駆け成功。気づけば準優は2号艇である。しかし、この男はまるで納得していない。モーター格納の際にも眉間にシワ。ペラ室に向かうときにも眼尻が上がる。再び整備室に戻っていくときにも、クソ面白くもないというような表情をしている。本当は根っから心優しい好漢が、TVインタビューなどで見せるキャラそのままの森高一真。こちらに気づいても、一瞥程度しかしない。
 整備室に入っていった森高は、機歴簿を開き始めた。ページを慎重に繰って、どこかにヒントが隠れてはいないか、チェックしている様子だ。その姿を見つけた湯川浩司が、森高に近寄って行った。ちなみにその途中で顔を合わせているが、こちらはスッキリとした表情で、好調時の湯川そのものだった。
2010_0624_0485  森高の隣にすわり、何を言うでもなく、ともに機歴簿に見入る湯川。森高ももちろん気づいてはいるのだろうが、声をかけることはない。それからしばらく機歴簿に二人で見入り、最後まで見終わると、180度体勢を変えて、並んで椅子に腰かけるようなかたちとなった。機歴簿テーブルの椅子は背もたれがないので、くるりと体勢を変えるとテーブルが背もたれのかわりとなる。二人はそうしてしばらく、会話も特になく座り続けた。少しくらいの言葉の交換はあったかもしれないが、ほとんど公園のベンチでたそがれている風情。男女のカップルなら、別れ話がもつれて気まずくなった二人、といったふうでもある。そのあいだ、二人が何を考えていたのかはわからないが、森高の表情はずっと厳しいままで、視線もまっすぐ、揺らぐことはなかった。

2010_0625_0323  こうなると、やはり最後には爽快な笑顔が見たい! ということで、12Rで大波乱を演出し、勝負駆けを最高のかたちでクリアした平石和男に会いたくなった。その姿を探して追いかけてみると、これが意外と淡々としているのだった(写真は別の瞬間なので笑顔です)。ベテランのたたずまい、といえばそうだし、勝って兜の緒を締め直しているといってもそのとおりだろう。気分は悪いはずがないのに、それを鮮やかに胸の奥にしまっている平石の大人っぷりが大好きだ! 明日、優出を決めればさすがに最高の笑顔を見せてくれるだろう。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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大村グラチャンの準優メンバー確定!

 大村グラチャンの準優18ピットが決定しました! 1号艇は王者・松井、銀河・湯川、やまと・岡崎と各世代の雄がゲット。さらに西島名人も2号艇に食い込み、世代抗争を色濃く反映させる番組になりました。23歳・岡崎のSG連覇も十分にありえそうですね!

10R
①湯川浩司(大阪)
②萩原秀人(福井)
③今垣光太郎(石川)
④安田政彦(兵庫)
⑤池田浩二(愛知)
⑥赤岩善生(愛知)

11R
①岡崎恭裕(福岡)
②西島義則(広島)
③吉川元浩(兵庫)
④吉田弘文(福岡)
⑤秋山直之(群馬)
⑥平田忠則(福岡)

12R
①松井 繁(大阪)
②森高一真(香川)
③平石和男(埼玉)
④飯山 泰(神奈川)
⑤白井英冶(山口)
⑥森永 淳(佐賀)


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“本紙予想”グラチャン4日目後半

わーい、マンシュウ!

7R  
佐々木がまくれば、服部に展開ある。赤岩の逃げ切りももちろん有力。
◎服部 ○赤岩 ▲森永 △佐々木 
3連単2-143-全

8R 
大嶋はどこまで動くか。3コースまでなら、西島の逃げキリ濃厚。
◎西島 ○今垣 ▲大嶋 △今坂
3連単1-263-全

9R  
森高が気迫の逃走。松井がカドから捌いて続く。
◎森高 ○松井 ▲池田 △太田 
3連単1-435-全 

10R   
飯山を壁に岡崎が逃げ切り。
◎岡崎 ○飯山 ▲湯川 △吉川
3連単1-265-全

11R        
服部の前付けあるかも。それでも井口がぶち込み逃げ。
◎井口 ○服部 ▲今村 △萩原
3連単1-526-全

12R    
今垣が予選ラスト締め逃げ。吉田が捌いて追う。
◎今垣 ○吉田 ▲平石 △菊地
3連単1-354-全 


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THEピット――雨!

 雨である。
 湿度は常に高い梅雨時ゆえ、調整の方向はそう変わらないだろうが(この時期は回転が上がりにくいので、上げる方向での調整)、しかし昨日までは好天に恵まれたのだから、しかも今日は勝負駆けなのだから、選手たちは多忙となるであろう。
 ……と思ったら、そうでもなかった。さすがにペラ室は満員であったが、これは昨日までとも変わらない光景。整備室に選手は少なく、装着場もガランとしている。なにしろ、装着場には正真正銘、僕だけしかいないという時間帯があったりしたのだ。選手の動き、姿はあまり見かけられない、不思議な前半戦であった。
2010_0624_0032  整備室には今村豊が。勝負駆けのための勝負整備。本体内の接地面を完全に平らにする、という凡人には気の遠くなる調整をしていたようで(長嶺豊さんに教えてもらった)、選手たちはそこまでするのか、とあらためて感服。そんな微細な調整の最中でも、今村は整備士さんたちを笑わせたりもしているのだから、そのお人柄にはただただ尊敬である。
2010_0624_0777  やがて、整備室には市川哲也と横西奏恵がこもっている。閑散とした装着場にボートを並べ、二人そろって本体を外す。二人は談笑しながら作業をしていて、ときどき市川の大きな笑い声も聞こえてきたり。凡機に苦しむ者同士、通じ合うものがあるのか。それともお互いの機力を嘆き合っていたのか。表情に暗さはまるでない二人だったが、整備に取り掛かればやはり眉間にシワは寄る。予選突破は絶望でも、あと2日、この状態でレースをするのは耐えられない、とばかりに、整備にも渾身をこめて取り組んでいる。

2010_0624_0827  レースを見るため、アリーナ席へ。ここは完全に屋外だから、さすがに今日は選手の姿はない。屋根のある喫煙所周辺には選手が何人かいて、遠目にそーっとのぞくと、徳増秀樹が何か考え込んでいた。視線を下げ、じっと一点を見つめ、微動だにしないのだ。そういえば昨日、装着場で同様の姿の徳増を、中尾カメラマンが見たと言っていた(写真)。ボートのカウリングにひじをつき、そのまま身じろぎもしなかったそうなのだ。レースの作戦を練っていたのか、今後の整備の方向を探していたのか。レースにしても、整備にしても、その作業をすることだけを指すものではない。こうして脳内コンピュータを高速回転させることも、レースであり、整備なのだ。
2010_0624_0734  そのかたわらでは、太田和美が柱にもたれかかって、水面をじっと見ている。こちらもレースの戦略を練っていたのか……と思いきや、周囲にいた選手に話しかけて、笑いをとったりもしていた。今節は、こんな太田和美を何度も見ているような気がする。中尾カメラマンの写真には積極的に視線を送っているし(写真は昨日、エンジン吊りに向かう際のもの)。

 選手が右へ左へと忙しく動く姿を見られるのは、エンジン吊りのときだけだ。大村のピットは決して広くないので、狭い空間に選手が密集し、それでもテキパキと作業をこなしていく。
2010_0621_0385  3R、2着の辻栄蔵がにこやかに笑うまわりに、西島義則、市川哲也、白井英治らの笑顔があった。ここまで這いまくっていた辻は、ようやく2着。不思議なことに、惨敗のときほど爆笑ぎみに笑っていた辻は、好着順を得ると穏やかな笑いになっている。そのかわり、周囲は爆笑ぎみの笑顔になっていて、西島あたりが辻をからかうとさらに周囲の笑いは大きくなった。不調だった仲間に光明がさすと、周りの選手も嬉しいんだろうな。予選突破は絶望、しかし辻の周りには幸せな空気があった。
 とにかくジメジメジメジメジメジメとしている今日。辻の周囲のような空気を感じると、少しだけジメが削られていくようだ(それでもジメジメジメジメくらいはあるけど)。午後は勝負駆けが激烈になっていく。どれだけ幸せなシーンを目にできて、ジメがなくなっていくだろうか。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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今日の穴・極選もお休みしまーーーす><

 サッカーを見終わってから電車に乗り込み、羽田に着いたのが定刻の10分前、空港の超べっぴんグランドホステス岡田さんが「こ、このままでは間に合わないかも!!」と荷物チェック場まで付き添わせてしまったHです(←VIP待遇で搭乗)。サッカーも空港も、岡ちゃん、難関を突破してくれてありがとさん!! 岡ちゃんつながりで、今日は岡崎を買おっかなあ。niftyファンだってことだしw
 で、大村に到着すると、とある覆面記者さんがニッコニコで近づいてきました。
「ガハハハ、1-6だけ買ってりゃええんです。大儲けですわ」
 なるほど、昨日1-6-全だけを盲目的に買っていれば、4本的中で回収率は500%強でしたか。今日の出走表も、1号艇と6号艇にかなり骨っぽい面々が組まれています。私も1-6には一家言あるんで、随所に1-6作戦を敢行してみましょうかね。10Rの岡ちゃん-湯川とか。
 現地に来た嬉しさからだらだら書き殴ってみましたが、実は今日もピンとくるレースがないんです、正直。穴になりそうなレースは、超抜F持ちの大嶋が暴れそうな1、8R(西島との再戦ですな)と1着条件の智也が6号艇から何かやらかしそうな2Rあたりなんですが……「これだーー!」と全身を突き抜けるような極選が浮かんでこない。無理に選ぶのも筋違いなんで今日も穴・極選はお休みし、チマチマ1-6を買いつつじっくり現場での選手の動向を見つめてみたいと思います。
 ちなみに、乗りに乗っている覆面記者さんの“極選”は西島VS大嶋の8Rだとか。
「大嶋がFを切ったのは、同期の西島がチルト1で覗いたから。その報復に、今日は進入から西島を潰しに行きますよ。となると、3コースから光ちゃんが握って、今坂のまくり差し一撃。それに石橋がくっついての3-24で決まります!」
 さすが勝ち組、自信満々のご託宣でしたが結果はいかに?

 あ、もし前半レースを見て何か閃くものがあればアップするかも、です。


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本日の“本紙予想”グランドチャンピオン決定戦4日目

 おはようございます。Kです。昨日はイン7勝ですが、どうにもチグハグです。H記者は、無事到着しました。

1R  
進入微妙な一戦。三角がイン死守から先マイ。もつれれば笠原にも出番か。
◎三角 ○笠原 ▲大嶋 △石川 
3連単1-453-全

2R 
市川はパワー苦しく、重成が自在に抜け出す。1着勝負の山崎も気合。
◎重成 ○山崎 ▲石橋 △山口  
3連単2-653-全

3R 
ピンピン勝負の坪井が気合で後半につなぐ。田中が自在に続く。
◎坪井 ○田中 ▲吉田 △松本 
3連単1-342-全

4R 
瓜生も機力足りないが、ウデで逃げ切るか。岡崎が巧みに追走。
◎瓜生 ○岡崎 ▲松井
3連単1-35-全

5R 
1着勝負の濱野谷が渾身の先マイ。太田が差して続く。
◎濱野谷 ○太田 ▲吉川 
3連単1-24-全

6R  
2着勝負でも白井は1着しか狙わない。上向き中野が本線。
◎白井 ○中野 ▲湯川 △白水
3連単1-453-全

後半はのちほどアップします。


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4日目!

おはようございます。大村グラチャン、4日目です! 本日は勝負駆けですが、いやはや、大変な混戦状況。ますます一筋縄ではいかない一日になりそうです。

2010_0624_0832 師匠・廣町恵三さん、先輩・青山登さんと群馬ラインの山崎智也。1着勝負の今日、2R6号艇。進入、どうするのかなあ……。(PHOTO/中尾茂幸)


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オームラで勝つ! 発祥地グラチャンTOPICS 3日目

本日のオームラ・イン

1コース 7勝(逃げ6本)

 昨日とまったく同数。1コースの1着数も、逃げの本数も。
2010_0624_0077  でも、なんか一筋縄ではいかないよなあ、という感想も生まれた3日目。11Rと12Rが連続して1-6-2の中穴だった、とか。8Rで松井繁が2号艇からイン奪取→逃げ切り、という2日目にもあったようなシーンが見られた、とか。怒られるかもしれないけど、松井がインを獲るシーンは、また見逃してしまっている。1号艇の横西奏恵からたんまりと舟券を買い、奏恵ちゃんガンバレ~なんて胸ポケットから舟券を取り出していたら、気づくと黒いカポックがインコース。お恥ずかしい限りである。
 それはそうと、もっとも「一筋縄ではいかなかった」のは、2Rであろう。
①藤丸光一
②田中信一郎
③石川真二
④大嶋一也
⑤徳増秀樹
⑥市川哲也
 ①~④が内志向、というか、外枠なら動くし内枠なら譲らんというタイプ。いくら石川が動こうと、大嶋が前付けしようと、おそらくは枠なりになるんだろうな、とは思っていた。
2010_0624_0349  大嶋が引いた瞬間、珍しいものを見た、と興奮した。賞典除外でなければ、もしかしたらもっと強引に内に入ったかもしれないし、抵抗されて深いスローになったかもしれない。だが、今日は大嶋は4カドに引いた。レアなものを見れば、やっぱり胸がときめく。
 まさかカドまくりを決めようとは!
 その瞬間は、胸がときめくどころか、心臓が止まるかと思った。珍しいものどころじゃないもんな、これは。このウルトラ級お宝レースを目撃できた我々は幸せだ! 実はピットで見ていたのだけれども、アリーナ席は一瞬しーーーーん。僕も声をあげられなかったほどだったのだが、選手たちのそれはむしろ、ダッシュでも強い大嶋への嫉妬も含んだ複雑な思いのように感じられた。
 そりゃあ、大嶋が出てる、とは言ってきました。でも、カドまくりとは想像もしていない。まったくもって、一筋縄ではいかなかった2R。これが今日を象徴していたように思う。
2010_0624_0396 とはいえ、インが敗れる場合のパターンとして、大嶋のようなまくりは例外にも近い。10R、赤岩善生が2コースからまくり、菊地孝平が張り気味に抵抗した間隙を突いた西島義則。これが、インが敗れ、穴が出るパターンであることは、一貫していると言っていいだろう。つまり、やっぱりインが強い、のである。今日は1コースが舟券に絡まないレースもあったが、まくりが届き切らない以上はやっぱりインが優勢。ただ、単純にイン逃げとかイン残しを買えばいいってものでもないのが、一筋縄ではいかないところで……。
 話がよれてきたが、今日の1コース以外の成績。3コースが3勝で4コースと5コースが1勝ずつ。決まり手はまくり1、差し1、まくり差し2、抜き2。抜きの1本が1コースです。
 明日は、坪井康晴、瓜生正義、濱野谷憲吾、赤岩善生など1着勝負、あるいは厳しい条件のノルマを抱えた選手が1号艇に多く入っている。それをどう読むか。勝負駆けのゆくえは、ボーダーの変動も含めて、間違いなく彼らが左右すると思う。激戦必至で面白くなりそうだけど、舟券は難しそうだなあ……。

本日の節イチ候補

2010_0624_0576 赤岩善生(愛知)

 また据え置きかよ。えーと、明日から大村に飛んでくるH記者、あとは頼みましたよ!
 ……で終わっちゃダメですよね、やっぱり。
 実を言うと、松井繁、今垣光太郎あたりを昇格させようか迷った。松井はピット離れも含めてもはや盤石の仕上がりに見えるし、今垣もほぼすべてのアシが仕上がっているように見える。まあ、それだと成績通りだし……なんて考えてやめたわけだが、その成績通りに、彼らのモーターは噴いている。
 しかし、赤岩も噴いている、と思う。今日は10R1回乗り、2コース発進だったが、イン菊地孝平との行きアシの差は明らかで、これがジカまくりにつながっている。もちろん、本当に節イチならまくり切ってたんじゃないの、という懐疑はよーくわかるが、インパクトという意味ではかなりのものだと思うのである。そうか、その意味では大嶋を節イチ指名するって手もあるかな。でも賞典除外だし……。
 と迷いに迷って、赤岩を据え置きにしているわけで、H記者、明日からよろしく頼みます。
2010_0624_0300  ほかでは、重成一人、中野次郎、萩原秀人、岡崎恭裕、湯川浩司、平石和男といったあたりが今日は目についた。特筆したいのは萩原。最近は回り足を仕上げて強烈なターンを見せることが多い萩原は、今回もその域に仕上げつつある。初日は苦しそうにも見えたのに、この部分の仕上げ方を熟知しているということか。
2010_0624_0694  あ、あと森高一真が悪くないと思う。道中、後方からやや強引な先マイをしてもあまり流れず踏ん張れるし、ターンの角度も上々。本人はまるで納得していない様子ではあるが、レースを見る限り、悲観するアシではないだろう。
 昨日まであげていた選手では、白水勝也が今日は目立たず。それでも、穴に狙い続けるつもり。逆に、エース機・平田忠則がかなり上向いてきたようにも思った。必死の調整がエース機を復活させた? 明日の気配にも注目だ。
 ともかく、明日からはH記者が担当します。W杯の試合を見たら、寝ないで羽田空港に行くこと!(←業務連絡)
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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THEピット――珍しい光景?

2010_0624_0770  松井繁が妙にすっきりした顔をしている。
 こんな松井を後半のピットで見たことがあっただろうか……と考えて、松井が8R1回乗りなんてことがあっただろうか、と疑問を変更する。松井が終盤レースに出ないなんて、準優を外した節の最終日以外、ようするに予選道中に関しては、本当に珍しいことではないか。しかも、その8Rは2号艇でインコースをゲットして、逃げ切りの1着。準優当確を決めるイン逃げだったのだから、すっきり度がさらにアップしていて当然だろう。
 圧倒的な威圧感を発散する松井はもちろん魅力的だが、こういう松井もいいなあ、と思う。もちろん、ペラ室にこもれば、視線は鋭くなる。ペラ室を出た直後も、目つきに余韻はある。だが、エンジン吊りで姿をあらわしたときには、もうすっきり。仕事のあとの解放感のようなものもそこにはあった。
 その松井と大嶋一也の痺れる会話が少しだけ耳に飛び込んできた。完璧に聞き取れたわけではないのだが……。
「先輩が○○○○するから、僕もインとらなあかんと思って」
2010_0624_0745  大事な部分である○○○○が聞こえなかったのは残念無念。しかし考えられる内容は2つあって、①いつもインにこだわるから②カドまくりを決めたから、であろう。①なら、大嶋のスタイルへのリスペクトであり、②ならそれも含んだ今日の2Rへの称賛である。大嶋は照れたのかどうか、ふふふと笑みを返しただけだった。
 また考える。松井と大嶋がこんなふうに話している姿を見たことがあっただろうか。あまり記憶にない。ただ、通じるものはお互いにあって当然。それが、たまたまエンジン吊りに並んで向かった際に発露されたのであろう。
 愛知と大阪、もちろんエンジン吊りで向かう先は違う。松井はひとつ笑みを投げて、奥のほうへ。大嶋は、それでも変わらず淡々と手前のほうへ。大嶋の背中が誇らしげに見えたのは、気のせいだったか。

2010_0623_0205 市川哲也は悲壮な顔をしていた。
 噴かないエンジン。しかも今日の前半で転覆。開会式では「絶不調です」とおどけ気味に言っていたものだが、しかし本人の心を覆う暗雲は厚い。
 後半レースを終えると、市川は本体を外し、えっちらおっちらと抱えて、整備室に持ち込んでいる。冴えない表情で工具を操り出すと、整備士さんたちも心配な表情で市川のもとに寄り添った。ここから、懸命な整備が始まる。モーターの2連対率は40%を超えているのに、なぜ思ったように動いてくれない……。
2010_0622_0686  そこにやってきたのは田中信一郎だ。眉間にシワを寄せ、整備士さんや市川本人よりも苦しそうな表情で、市川の様子を見つめる。そして、何かを訴えるように、整備士さんに話しかける。市川ともいくつか言葉を交わし、その間じゅう、田中も市川も顔は晴れない。整備室の中のことなので、声はまったく聞こえてこない。だが、田中が市川の不調に深刻な気遣いをしているであろうことは伝わってきた。10年以上も頂点をめぐって戦ってきた二人。だからこそ、たとえ水面では敵同士でも、思い入れは深い。整備室を出たあとも、田中の顔はしばらく厳しいものになっていた。さらに懸命な整備を続けた市川の顔も。
 ちなみに、この時間帯は整備室がラッシュ状態。瓜生正義、森永淳、安田政彦、横西奏恵らが本体整備に懸命な姿を見せている。どの顔もそれぞれに、厳しさをたたえていた。

2010_0624_0497  中尾カメラマンがこんなことを言っていた。
「光ちゃん、いないんだけど」
 そんなわけはない。途中帰郷ならば、ニュースはすぐに伝わってくるはず。というか、僕は今垣光太郎の姿をちゃんと目撃している。
 たしかに、いつもの場所にはいない。いつもの場所とは、装着場か整備室。執念を感じさせるほどにモーターと向き合い、セッティングにこだわり、装着する際には微細な個所まで徹底的に点検する今垣は、装着場が主要な取材場所である我々にも比較的目につきやすいところにいることが多いのである。
 今日の午後、今垣が根城にしていたのは、ペラ室である。もちろんどの節でだって、ペラ調整をしないわけがないのだが、これほど長い時間ペラにつきっきりということは、たしかに珍しい。ペラよりもまずはモーターというのが今垣のスタイルのはずだから、それを知っている中尾カメラマンが「いない」とか言うのも、まあ自然といえば自然なのだ。
 10R後、ペラ室を出ると走って控室に向かったので(帰宿の一便に乗るのだろう)話はできなかったが、このパターンのときの今垣といえば、間違いない、モーターに不安な点はないということだ。その珍しい姿は、ポジティブな姿。グラチャン2連覇への視界は、はっきりと開けてきている。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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明日の勝負駆け情報! 当確は1人だけ!

 予選3日目が終わり、明日は勝負駆け。現時点での予選1位は王者! さすがのレース運びであります。そして、準優当確は、なんと、その松井繁のみ! ボーダーを6・00と想定してのことでありますが、つまりは大混戦なのですね。なんてったって、得点率6・00が9人! 13位の平石和男から21位の安田政彦まで。ボーダーが上下する可能性はまたしてもおおいにあるわけですが、ひとまず6点で計算しております。

1 松井繁   当確
2 湯川浩司  5・6着
3 今垣光太郎 5・5着
4 森永淳   4・4着
5 池田浩二  5着
6 萩原秀人  4着
7 菊地孝平  2・6着
8 西島義則  4着
9 岡崎恭裕  4着
10 吉田弘文  1・6着
11 田中信一郎 3着
12 飯山泰   3着
13 平石和男  3着
14 魚谷智之  3着
15 秋山直之  3着
16 今村豊   3着
17 吉川元浩  3・3着
18 井口佳典  3着
19 石橋道友  3・3着
20 森高一真  3着
21 安田政彦  3・3着
22 寺田祥   2着
23 石田政吾  2着
24 平田忠則  2着
25 服部幸男  2・3着
26 中島孝平  2・3着
27 白井英治  2着
28 赤岩善生  1着
29 丸岡正典  1着
30 中野次郎  1着
31 山崎智也  1着
32 濱野谷憲吾 1着
33 瓜生正義  1着
35 山口剛   2・2着
39 松本勝也  1・1着
41 坪井康晴  1・1着
42 太田和美  ※1着2本で相手待ち
43 今坂勝広  ※1着2本で相手待ち
※1着もしくは連勝でもボーダーに2点以上届かない選手は割愛しています。


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“本紙予想”グラチャン3日目後半

むーん、なんかチグハグ。

7R  
山崎が渾身の逃げ切り。井口が捌いて追走。
◎山崎 ○井口 ▲岡崎 △森高 
3連単1-326-全

8R 
人気を落とすなら横西の逃げは美味しい。松井が差して迫る。
◎横西 ○松井 ▲池田 △寺田
3連単1-245-全

9R  
萩原が上昇気配で逃げ切り決める。中野がまくり差しで続く。
◎萩原 ○中野 ▲白水 △今村 
3連単1-324-全 

10R   
西島の前付けはどこまで。2コースまで動いて内深くなれば赤岩に好機。
◎赤岩 ○菊地 ▲西島 △白井
3連単2-156-全

11R        
平田が動きそう。湯川がまくれば平石に展開ある。
◎平石 ○湯川 ▲魚谷 △服部
3連単3-214-全

12R    
池田が盤石の逃げを見せる。中島が差して追う。
◎池田 ○中島 ▲飯山 △森高
3連単1-254-全 


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THEピット――ほんわか、のどか

 岡崎恭裕、あんたはスゴイ! カッコイイ!

2010_0623_0952  ……唐突ですか、そうですか。だって、岡崎が言うんだもーん。「家へ帰ったら、いつもNifty見るんですよ~。面白いっすもんね~」。ま、まじっすか~。岡崎が見てるんだもんなー、誉めるしかないよなー。よっ、岡崎くん、色男っ!
 ということで、本日よりピット担当、いきなり新世代SGチャンプに嬉しいことを言われて、すっかりフニャフニャの黒須田であります。M記者の硬派な原稿を楽しみにしていた方、申し訳ございません。あ、明日より大村にやってくる予定のH記者(寝坊すんなよ)、岡崎選手が「笹川賞、6から買ってヌケたんでしょ~、ガハハハハ!」だそうです。「6のアタマ買うなんてすごいよな~」とも言ってましたが、我々は6のアタマじゃなくて岡崎恭裕のアタマを買ったんです! そんな呑気な発言で自らのSG初制覇レースを振り返ったりするあたりが、さすがの大物。これは別に岡崎が見ているとか関係なく、やはりこの男がボートレースの新時代を作っていくのだと確信する。というか、もしグラチャン後に見たとするなら、それが艇界全体の期待なのだと奮戦してほしい!

 昨日までもピットには入っていたが、本日より腰を据えてのピット滞在。しかしすっかり腑抜けになって戻ってきたワタシでありますが、ピットもまた他のSGに比べればのどかな雰囲気になっているのは否めない。前検が特に顕著で、初日にはさすがにレースが始まって緊張感も漂い始めてはいたのだが、それでも今日あらためてゆっくりと身を置いてみると、落ち着いた空気に気づいたりするわけである。
2010_0621_0249  M記者が書いていた通り、調整に励む選手はもちろん多い。昨日の午後、リードバルブ調整をしていた服部幸男が、今朝も引き続きリードバルブと向き合っており、その「ベストを尽くす」姿勢に感心したり。今垣光太郎の執念深いまでの微調整に、いつものことながら感服させられたり。ペラ室をのぞけば満員御礼。係留所にも選手の姿がたくさん見られる。そうしたシーンはたしかにSG。ましてそろそろ勝負懸かってくる3日目のこと、調整のピッチがマックスになっていくのは、当然である。森永淳が両手にペラをもって2010_0621_0409 全力疾走している姿には、思わず深々と頭を下げてしまいましたよ。
 しかし、やっぱりのどかなんだよな~。よく、大村の風景がそうさせる、というような話を聞いたりもするのだが、たしかに対岸に視線を向けると、目に優しい海、空、島……。選手も関係者も知らぬ間に癒されているのかもしれない。

2010_0622_0207  大きいのは“アリーナ”の存在かもしれないな、と思ったりする。選手控室前の、水面に面した広大なスペース。ベンチが置かれ、喫煙所もあり、2マークは目の前。レースを観戦するには絶好のポイントであり、だから多くの選手がファンファーレが鳴るとここにあらわれる。そのとき、視線の先に飛び込んでくるのは、海、空、島……。レースが始まるたびに、選手も我々も自然とその風景を視界に入れている。ちなみに、岡崎に腑抜けにされたのも、アリーナで2Rを見ているときでした。
2010_0623_0557  1R、6号艇の木村光宏が前付けを敢行する。「ウハァッ! 行ったぁ~~~!」。アリーナ席は大歓声だ。太田和美は、同県の後輩である丸岡正典が4号艇で出走していたから、とりわけニコニコと叫んでいる。「やめとけやめとけ~」と爆笑しつつ叫んでいたのは、無理して付き合わないほうがいいんじゃないの、ってところか。スリットで木村が遅れ、丸岡が締めていくが3コースの萩原秀人の真横に取りつくまで。「イケイケイケ……あぁぁぁぁ~」。みなボートレースファンのように、きゃっきゃとレースを楽しんでいる。
2010_0623_0431  ふだん我々が立ち入ることのできない選手控室でも、モニターを見ながらこんなふうに盛り上がっているのかもしれない。それにしても、この大村ではいつも以上の盛り上がりになっているのではないか、と僕は推測する。それはこのアリーナ席の効果だ。このスペースがきっと、大村のピット全体の空気を生み出している。
2010_0623_0494  というわけで、ほんわか~とピットの隅に立っていたら、おはようございまーすと笑顔を向けてきたのは横西奏恵。思えば、今節、言葉を交わすのは初めてではないだろうか。成績は芳しくないが、表情は暗くない。その笑顔もいつも通りにプリティ! 挨拶を交わしたあと、さらにニコニコニコッと笑顔を交わしていくうちに、ワタシはすっかりその色気にノックアウトされてしまったのでした。開会式で言っていた「女の色気」に完全にやられちゃったよ~。M記者から引き継いだ一発目がこんな締めで、本当にすいません。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『本命・極選』3日目ピンサロ編

 ひと足先に梅雨明け宣言、ボー誌の〆切地獄から解放されたHです♪ 赤岩、絞りきるだけの伸びはなかった。つか、吉川の伸び返しが素晴らしすぎました、脱帽。で、今日の極選なんですが、穴っぽいところでピンとくる選手が見当たらない。アナゴクは現地で勝負する明日以降(隠しダマは5、6日目の敗者戦)に回しましょう。代わりに1点だけ、ホンゴク(本命極選)をアップしときます。

7R
◎①山崎智也
 ②岡崎恭裕
○③井口佳典
 ④藤丸光一
 ⑤木村光宏
▲⑥森高一真

進入123/456

 重い着を並べて早くも勝負駆けになってしまった智也。「この成績ではインでも……?」と買い控えるファンもいることでしょう。しかし、足は着順より全然いいと思っています。中堅上位レベル。ならば、智也の高速モンキーで一気に逃げきれるはず(怖いのは時折やらかす原因不明のインドカのみ…)。問題は2着争いで、差す岡崎と握る井口のスピード&パワー勝負になります。SGウイナーになった岡崎でも、この勝負掛かったオヤジ相手の2コースは楽じゃない。それよりも1マークぶん回し、2マークでももう一度外から勝負できる井口の方が断然優位とみます。3着の妙味はタイトなダービー勝負駆けが続く森高。

3連単★1-3-全(勝負1-3-6)

 この「ピンサロ舟券」が来たら、大村の夜もアツく萌え上がるのですがw あ、うりちゃん、hiyoちゃん、憲吾郎どの、showさん、丼口さん、コメントどもです。迷惑ばっかですんません>< 今節こそは…………!!!!!!


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本日の“本紙予想”グランドチャンピオン決定戦3日目

 おはようございます。Kです。2日目はインが7勝。でも、ヌケたなあ……。
 ところで、私、大変僭越にも、大村ボートHP(http://www.omurakyotei.jp/index.php)で配信されているYOUTUBE映像でレース展望などやらせていただいております(HP内の「展望番組・選手インタビュー」にお進みください)。本日も明日の展望をさせていただきますので、よろしければご覧くださいませ。暑苦しいデヴがなんかしゃべってる、とご笑覧いただけますと幸いです

1R  
辻が大敗続きにピリオド打つ逃げ。丸岡がまくれば佐々木に展開ありそう。
◎辻 ○佐々木 ▲丸岡 △今坂 
3連単1-542-全

2R 
進入難解も、意外と枠なりか。藤丸が逃げ切る。
◎藤丸 ○大嶋 ▲田中 △徳増  
3連単1-425-全

3R 
秋山を吉川か三角が叩けば、中野に展開生まれるはず。
◎中野 ○秋山 ▲吉川 △三角 
3連単5-123-全

4R 
西島が動いて内深くなれば、石橋に絶好の展開。
◎石橋 ○平石 ▲西島 △飯山
3連単2-164-全

5R 
森永がS決めて逃走。白水が自在に攻めて続く。
◎森永 ○白水 ▲濱野谷 △魚谷 
3連単1-432-全

6R  
今垣の進入に注意。山口が意地を見せる先マイ。
◎山口 ○太田 ▲今垣 △白井
3連単1-463全

後半はのちほどアップします。


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3日目!

おはようございます。大村グラチャン、3日目でございます。やはりインが強いぞ、発祥地グラチャン。本日ははたして……。

2010_0623_0012 それでも、メンバー中1コース1着率トップの佐々木康幸がインから敗れてしまうのが、ボートレースの奥深いところ。もちろん、佐々木も今日はリベンジに気合をこめて、インコース艇を攻めていくでしょう。(PHOTO/中尾茂幸)


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オームラで勝つ! 発祥地グラチャンTOPICS 2日目

本日のオームラ・イン

7勝(逃げ6本)

 今日も今日とて、インが強い大村グラチャン。1R、2Rで続けてインが飛び、前半6Rまでを終えてインは2勝。これは穴が出まくりの1日になるかと思いきや、後半でインは5勝。トータル7本と相成りました。初日より1本減ったけど、まあこれくらいが大村スタンダードではありましょう。
2010_0623_0632  後半で唯一インが敗れたレースは、9R。このレースの1コースは、松井繁でした。3号艇からイン奪取。えー、実を言うと、松井がインを獲った瞬間を見逃しておりました。というのも、このレースの進入のカギは、6号艇の石川真二。彼がどこまでもぐり込むことができるだろうか……と注目していると、4号艇の田中信一郎がこれに激しく抵抗。二人は艇を合わせたまま、ホーム側のど真ん中あたりまでもつれ合い、うわっ、この位置じゃあ、田中が4コースで石川は5コースまでかなぁ…………ふがっ!2010_0623_0638  松井がインに入ってる!……てな具合だったのです。インが強い水面なのだから、選手だってできることならインが欲しい。スキがあればいただき!……というケースは、ますます勝負がかりになってくる明日以降、さらに見られるようになるのかもしれません。あ、そうそう、松井が負けたんでしたね、このレースは。スリットでややのぞいた今坂勝広が攻めていったふところに、柏野幸二が飛び込んで1着。しかし、松井はその後も激しく柏野を追い詰めて、2着に入っています。
 というわけで、「本日のレース結果一覧」的なものをご覧になれる方、9Rだけは1号艇が3着にも入っていないわけですが、しかし1コースは2着。ということは、そうです、本日は12レースすべてで、1コースが3着以内に入っています。
 1コースは買いたくないよぉぉぉ、という、H記者を含めた穴党の皆様。もちろん12レース中5レースで1コースが敗れているのですから、狙い目は充分にある。しかし、ヒモには押さえておかねば、私の髪の毛のようにヌケまくりますよ! 大村のイン最強というのは、何も1着率だけに限らない、と心得なければならないでしょうね。
2010_0623_0302  ちなみに、1コース以外の勝ち星は、3コースが2本で、2コース、4コース、5コースが1本ずつ。今垣光太郎が4カドから、昨年のグラチャン優勝戦を彷彿とさせるカドまくりを決めましたが、まくりが決まるとすればスタートで出し抜いた場合のみ。そのほかはおおむね、2コースからセンターの誰かが握って攻め、1コースが張り気味に回ったふところに差しが突き刺さる、というパターンです。

●本日の節イチ候補

2010_0623_0049 赤岩善生(愛知)

 こりゃ出まくってる! そう興奮して言える選手は見当たりません。ということで、赤岩を据え置き。いや、たしかに出ているとは思うのです。11R、4コース発進の赤岩は、ひとつ内の重成一人より明らかに行きアシで上回っていた。逃げた吉川元浩には届きませんでしたが、あと少し展開が向きさえすれば逆転も、と予感させるものはありました。
 前半は6コース発進で、1マークでは見せ場がありませんでしたが、2周2マークで坪井康晴に突進して逆転3着。これが不良航法をとられています。しかし、見せ場のないところから、3着を狙える位置にまで追い上げたアシはやはり好調。それだけに減点は惜しいのですが、それをリカバリーするだけのパワーはあるはず。引き続き、注目していきましょう。
2010_0623_0438  あと、私の目に好気配と映る選手をざっと羅列。湯川浩司、松井繁、白水勝也、今垣光太郎、服部幸男、三角哲男、石田政吾、中島孝平、飯山泰……忘れちゃいけない、大嶋一也。まあ、成績通りの選手も多いですが、このあたりを明日以降も注目したい。
2010_0623_0558  あと、もう一人。太田和美もいいはずです。初戦の落水があまりにも惜しいが、こちらも赤岩同様まだまだリカバリーが利く。明日の6R4号艇は、6号艇の今垣の動きが気がかりですが、4カドなら充分にアタマでも狙える、そう見ています。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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THEピット――相場よ動け

2010_0623_0037   午後にピットへ戻った。7R、服部幸男が逃げ、菊地孝平が追走して静岡勢のワンツーに。2人は笑顔で言葉を交わしながら意気揚々とピットに揚がってきた。足取りは軽い。
 しかしエンジン吊りの様子を見ていると、2人が置かれている状況の違いがはっきりと表れていた。服部のボートがモーターを外して艇庫へとおさめられたのに対し、菊地のボートはピンク色の試運転用艇番がつけられて装着場へと押されていく。菊地の今日の仕事はまだ終わっていないのだ。
 一旦控室に入った菊地がしばらくしてボートのところへ戻ってきた。するとすぐさま今レースを走ってきたペラを外し、緑色のペラカバーをつけて工具袋にしまった。そして別のペラに付け替え、チルトの角度も変える。そこに何の迷いも揺らぎも感じないほど、彼の作業は円滑に進んでいった。
 選手たちにとって本番レースは厳しい勝負の瞬間であるとともに、次のレースに向けてのこの上ない試運転でもある。実戦での感触をもとに日々セッティングを煮詰めていく。菊地のレース後の動きを見る限り、きっと彼は7Rを走っている最中からペラ交換とチルト変更のアイデアを練っていたのだろう。
 そのあとしばらく菊地から目を離2010_0622_0329_2していたのだが、ふと気付いたとき彼がペラ調整室から出てくるのが目に入った。ん? ペラ調整? 菊地の手には黄色いペラカバーのついたプロペラが握られていた。たしか7Rを走ったペラは緑色のペラカバーで工具袋の中。そしてさっき交換したペラはもちろんモーターに付いている。ということはいま調整していたペラは3枚目か。彼のペラ選択の悩みは想像以上に深いのかもしれないと思った。菊地は今日3Rと7Rでいずれもペラ交換を行なっている。明日以降もまだ選択作業は続いていきそうな気配だ。

 整備室にも深い悩みの渦中にいる選手がいた。7R発売中に覗いたと2010_0623_0603き、本体整備の作業中だったのが西島義則と辻栄蔵の広島勢だった。西島は整備室→5R5着→整備室というルーティンで長い一日を過ごした。今日の整備室滞在時間ナンバーワンは西島で文句なしだろう。
 辻はここまで6着6着4着で得点率50位と絶望的な位置。今日朝の彼は指をパッチンパッチンと鳴らしながらリズミカルにピットを闊歩している姿も見られたのだが、その軽快さがレースにつながることはなかった。辻の57号機は2連対率26.7%の48位。やはりこのモーターも相場どおりなのか。
 このあと整備室は三角哲男、佐々木康幸、田中信一郎と次々に住人が増えていき、いつしか満室の状態にふくれあがっていた。三角の76号機は2連対率40位。これで2連対率40位以下のモーターを引いた13人のうち、2日目までに少なくとも8人を整備室で見たことになる。

 9R発売中、石橋道友が試運転から戻ってきた。今日の石橋は期待がかかった1R1号艇で痛恨のイン戦3着。レース後も試運転に明け暮れることになった。昨日の初日は2着2着と上々の走りだっただけに、ひっきりなしに記者陣から取材攻勢を受けていたが、今日はピットに姿を見せてもあまり近寄る人はいない。
 石橋は試運転を終えて揚がってくると、ボートを押しながら装着場を縦に突っ切っていった。そして整備室の前に横付けする。朝の西島と同じ光景だ。本体整備だ。
 やはり嫌な予感が当たってしま2010_0623_0658った。石橋のモーターは2連対率30.1%の41位。4月の周年記念で魚谷智之が優勝戦1号艇に乗ったモーターとして注目を集めていたが、やはり相場には逆らえなかったか。
 今節の大村ピットは低勝率モーターを引いた選手たちの苦悩で満ちている印象だ。何とか立て直すべく整備室で汗を流す姿が強烈に目に焼きつけられる。相場よ動け、そう願わずにはいられない。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/森喜春)


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“本紙予想”グラチャン2日目後半

前半はインが2勝のみ? むーん。

7R  
服部が踏み込んで逃げ切る。三角、菊地が揉み合えば、木村に出番あるか。
◎服部 ○木村 ▲三角 △菊地 
3連単1-423-全

8R 
石田が先マイ逃走決める。濱野谷がカドから差して追走。
◎石田 ○濱野谷 ▲佐々木 △秋山
3連単1-435-全

9R  
石川の動きがカギ握る。内深くなれば、松井が捌くか。
◎松井 ○田中 ▲今坂 △山口 
3連単3-415-全 

10R   
センター筋の攻めしのいで飯山が逃げる。
◎飯山 ○今垣 ▲山崎 △平田
3連単1-342-全

11R        
松本の前付けあるかも。重成のまくり差しに妙味か。
◎重成 ○赤岩 ▲吉川 △中島
3連単3-415-全

12R    
湯川ががっちりと逃走劇。今村握れば、魚谷の差しに脅威。
◎湯川 ○魚谷 ▲今村 △岡崎
3連単1-435-全 


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THEピット――空振り

 スタンド3階の記者席に到着し、パソコンの電源だけ入れてすぐピットに向かった。時計の針は9時45分頃。ピット内に人が少ないことは分かっていた。ちょうどスタート特訓が始まったばかりで、多くの選手が水面に出ているからだ。
2010_0623_0026_2  それでも早めにピットへ向かったのは、ある予感があったからだ。きっと整備室で何かが起こっている。オッ!と思うような顔ぶれが本体を割っているに違いない、そう予想していた。
   今日は初日ドリーム戦出場組がいずれも2回走りとなり、その前半レースは2~6Rに組まれた。ドリーム組は当然昨日の12R後に整備をする時間がないわけだから、本体をやるなら今日朝早い時間から急ピッチで取り掛かるしかない。その姿をしっかりチェックしておきたかった。

 さてピットに着いた。さっそく整備室を覗く。するとそこには魚谷智之がいた。魚谷しかいかなった……。
 要するに予感はまったくの空振りだった。だが裏を返して考えれば、ドリーム組の6選手は大急ぎで整備をする必要がないモーター気配なわけだ。きっと今節はドリーム組がシリーズを引っ張る展開になる。それが分かっただけで朝早くピットにきた甲斐があった。あったと考えよう。
2010_0622_0388_2  気を取り直して整備室を覗く。魚谷はベンチの上にちょこんと正座しながら機歴簿に見入っていた。その傍らには分解途中の60号機がある。魚谷は昨日も朝から本体整備を行なっていた。2日連続の早朝仕事とは……、と思っていたら魚谷が立ち上がって整備室を出て行く。入れ替わるようにして吉田弘文が入ってきた。そうか、60号機は吉田のモーターだ。魚谷の18号機は2連対率44位の低調機だが、吉田の60号機はもうひと回り低調な2連対率47位。大村の現モーターはまだ3カ月間ほどしか使われていないが、昨日の整備室滞在時間ナンバーワンだった萩原秀人(2連対率50位の26号機)といい、前検日から本体を割っていた安田政彦(2連対率43位の53号機)といい、どうやら低勝率モーターはこぞって相場どおりの動きしかしていないらしい。

2010_0622_0255  10時頃になるとスタート特訓前半の選手たちがピットに戻ってきた。ボートを装着場に停め、スリット写真を見に行ったり、ペラを外して調整室に向かったり、布を手にしてボートを拭き始めたりと各々の方向へ足を運んでいく。
 そんななかで気配が違ったのは西島義則だった。ボートを押して装着場を突っ切ると、整備室の前に横付けした。そして本体を外して中へ入っていく。これで西島は2日連続の早朝仕事になる。 整備の様子は明らかに昨日と雰囲気が違った。昨日は9Rの1回走りでたっぷりと時間があったが、今日は5R出走でそれほど時間がない。だから今日は手際の良さがはんぱじゃなかった。あっという間に分解をして、あっという間に整備をして、あっという間に組み直して整備室を出て行った。いま5Rの部品交換状況を見ると、キャブレター、ピストン2個、リング4本、シリンダーの交換と書いてある。いつの間に?

2010_0622_0516  逆にのんびりムードが目についたのは吉川元浩だ。11R1号艇の1回走りで時間に余裕があるからだろうが、ぼんやり水面を眺めてみたり、ペラ調整室の前に立ってしばらく中を覗き込んでみたりと、時間を持て余しているような印象を受けた。初日4着4着と苦しいスタートとなったものの、慌てるそぶりは何ひとつ見られない。11Rの絶好枠で巻き返しを開始するのだろうか。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/森喜春)


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H記者の『穴・極選』2日目

 都内某所に潜伏しつつ、K記者の目利きぶりにジェラッているHです。今節、K記者は現場の強みを如何なく発揮しているようですね。くーーー、早くオームラで勝ちてぇぇぇ><
昨日の◎大嶋は出足が噴き過ぎてましたか。今節中に一発ロングショットをかましてくれる気がします。「F後の選手を追え」の鉄則を忘れずに! で、今日の極選はK記者の見立てを素直に信じましょう。

11R
 ①吉川元浩
★②瓜生正義
 ③重成一人
◎④赤岩善生
 ⑤中島孝平
★⑥松本勝也

進入123/456

 銘柄・吉川から売れに売れてます。大村オッズ、極端です。が、なんぼなんでも売れすぎじゃないっすか? 本命は毎度毎度「前検横綱」に指名しては肩透かしを食らっている赤岩。「ま、まさかK記者も私も同じテツを?」とも思いましたが、昨日の実戦足はなかなかのもの。スリット横一線では勝ちきるのは難しいけど、2Rの今垣のようにカドからS一撃が可能な選手&パワーですからね。一気に吉川を引き波に沈めるとみます。人気以上に展開の利がありそうな瓜生と、穴パワーがありそうな松本へ。
 レッドロック、今節こそ頼んだどーーーーーー!!

3連単★4-26-全


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本日の“本紙予想”グランドチャンピオン決定戦2日目

 おはようございます。うりちゃんさんの励ましの言葉に、大村出張が100倍楽しくなったKです。それにしても、予想はそれなりに当たっているのに、財布がふくらまないのはなぜでしょう……。

1R  
石橋が地元SGで嬉しい1着。藤丸動けば、森永に展開ありそう。
◎石橋 ○森永 ▲横西 △笠原 
3連単1-324-全

2R 
佐々木の1コース1着率はメンバー中№1。前付けから大嶋が続く。
◎佐々木 ○大嶋 ▲今垣 △瓜生  
3連単1-643-全

3R 
太田が落水の分も取り戻す逃げ。田中との69期コンビを本線。
◎太田 ○田中 ▲中野 △秋山 
3連単1-624-全

4R 
今村6号艇でオールスロー? 丸岡にインの利がありそう。
◎丸岡 ○松井 ▲重成 △今村
3連単1-546-全

5R 
石川はどこまで動くか。深くなっても安田が渋く残す。
◎安田 ○湯川 ▲山崎 △西島 
3連単1-432-全

6R  
白水はイン向きとは思えず、コース動く赤岩をあえて狙いたい。
◎赤岩 ○白水 ▲井口 △岡崎
3連単6-124全

後半はのちほどアップします。


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2日目!

おはようございます。大村グラチャン2日目。長崎は今日も雨でしょうか。大村は雨です。ちなみに、雨の大村は3コースの成績が上がるというデータがあります。今日ははたして……

2010_0622_0668 昨日は落水の憂き目にあった太田和美。結果は残念でしたが、まずは体が無事で何より。巻き返しを期待します。大村ピットの“アリーナ”席でレース観戦中、中尾カメラマンのレンズが向けられているのに気づいて、おどける怪物くんです。(PHOTO/中尾茂幸)


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オームラで勝つ! 発祥地グラチャンTOPICS 初日

●本日のオームラ・イン

8勝 (逃げ6本)

2010_0622_0210  1着率66・7%。さすがです。さすが大村です。イン最強水面はダテではない。BOATBoyの負けキングこと担当Gという男は、「初日は、イン強い水面ならイン以外を、イン弱い水面ならインを狙う」という初日攻略法を編み出しています。すなわち、コース特性は日を追うごとに顕著になるという法則。しかし、そんな定理も、大村SGには通用しなかった。というか、担当Gの言うとおりだとすると、最終日には1着オールインなんてことにもなってしまいます。
 ただ……何と言うのか、「本当にそこまでインが強かったのか」というと、やや首を捻ってしまうのが正直なところ。いや、あくまでイメージですよ、イメージ。1コース以外の活躍がけっこう目についたというか。
 その原因は、と考えると、「逃げ切り勝ち」は6本。50%に過ぎないのだということに尽きるでしょう。しかも、1~3Rで逃げ3連発が飛び出たあとは、9レースで3本の逃げ切り。「もっとインが強かったと思ったのに」なんて感想が生まれてきてもおかしくはない。
2010_0622_0758  特に、ドリーム戦の1号艇1コース・松井繁が「抜き」で1着となっていることもまた、そのイメージに拍車をかけます。1マークで松井をぶっ差したのは6コースですからね。岡崎恭裕ですからね。ここしばらくのSGでは、ドリーム1号艇、そして逃げ切りが松井の指定席。2着に敗れても事件に思えるほどだというのに、6コースの“若造”が王者のふところを切り裂いた。あの松井が、大村で、ドリームで、1号艇インコースで、差されるぅ!? 衝撃的なシーンだったわけです。
 もちろん、岡崎に猛追を仕掛け、ついには逆転してしまうのだから、さすが王者。2周2マークでバタついた岡崎は、王者の影におびえた……というと、そんなん似合わん大器・岡崎、という気もしますが、しかしたしかにそんな場面に見えたものです。今、確実に吹き荒れている下剋上の流れに、松井が待ったをかけた。王者の王者たるゆえんを見ると同時に、今後の世代闘争の激烈化が予感させられ、心弾んだのでありました。
2010_0622_0316  ともあれ、たしかにインは強い。大村らしく、とっても強い。しかし、穴党にも付け入る余地が必ずある、そんな気にさせられる初日でした。なお、イン以外の勝った4レースは、2~5コースが1勝ずつ。決まり手はまくり=1、差し=1、まくり差し=2。2コースからのジカまくりも何発か見られ、舟券的に美味しいのは明らかにそのスキを突く、外艇の差しであります。結果的には抜かれてしまいましたが、5R、山崎智也の皇艇ジカまくりに乗って差し抜けた三角哲男もこのパターン。ただし、智也のすぐ外の3コースではなく、4コースというのがひとつのミソ。行きアシに優れている選手が、スリット後に展開をじっくり見られる余裕のある隊形に持ち込んで、差し場に飛び込むというパターンですね。単なる「まくり屋の(ひとつ)外」とは限らないということです。

●本日の節イチ候補

2010_0622_0483 赤岩善生(愛知)

 まあ、正直に言えば、今日の6Rは展開も向きました。2コース森高一真がコンマ02の踏み込んだスタートを決め、ジカまくり。イン徳増秀樹が張っていったため、赤岩には絶好の差し場が生まれていました。それだけに、「超抜!」と自信をもって言えるほどでない。「引き波を苦にせず差していけた」ということは言えますが、それが節イチの根拠にはなりにくいのが実際のところであります。
 というわけで、今日のところは、赤岩を超えるほどの変わり身を見せた選手はいなかった、という感じの節イチ=赤岩。明日からの気配にはさらに注意しなければならないでしょう。
 湯川浩司も、スリット近辺のアシはやはり良さそう。ただ、今日のドリームを見る限り、まだまだ上積みの余地はありそうです。それより、先行した岡崎からまったく離されず、逆転のひと差しを決めた松井が好仕上がりに見えましたね。岡崎も、テクニックに拠る部分も大きいとはいえ、あのまくり差しを決められるのだから、悪かろうはずがありません。
2010_0621_0239  あと、ちょっとだけ自慢させてほしいのは、白水勝也。5コースまくり差しで3マンシュウですか! くっそぉぉぉぉぉぉ! 実はアタマからもちょろりと押さえたのですが、3着が抜けたよぉぉぉぉぉ!(また池田が嫌いと言われるかもしれませんが、そういうわけじゃないんですけど……)スリットから出ていくアシは、強烈とまでは行かなくても、展開を見極められる隊形に持っていけるアシではあります。明日は1号艇かあ……向いてるアシではないけど、大村だしなあ……。
2010_0622_0295  フライングに散ってしまった大嶋一也は、本当にもったいなかった。明らかに好気配なのに……。いや、舟券師としては、逆に好機到来と思ったほうがいい。人気が落ちるのなら、積極的に狙って吉、であります。明日、ということではなく、今節通して、必ずどこかで一発やってくれる、それだけのパワーだと思います。
2010_0622_0550  完全に見立て違いだったのは、寺田祥。5Rは三角哲男に先行されますが、1周2Mで逆転。回ってからギュンと出ていくアシには迫力がありました。すみませんでした。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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THEピット――交差したドリーム戦

 午後のピットはさまざまなベクトルが交差する。今日のレースを終えて明日へ向けた作業に入る者、それも終わらせて帰り仕度を始める者、終盤カード出走に向けて準備を進める者、その温度差は激しい。
2010_0621_0418_3   8R発売中の整備室には瓜生正義、井口佳典、石川真二、萩原秀人、横西奏恵の姿があった。明日へ向けた作業に入った選手たちだ。萩原は朝から整備室にこもってリング交換を行ない、5R1回走りを6着としてまたここに帰ってきた。整備室入って右奥のテーブルはもう彼のデスクのような様相になっている。瓜生は4R4着、石川は4R5着、井口は6R4着、横西は初日4着5着でそれぞれ整備室の住人となった。ただどの選手も表情に悲壮感はない。笑顔で言葉を交わしながら手だけが的確かつ俊敏に動いている印象だ。まだまだ巻き返しはできる。整備で必ず正解を出す。そんな頼もしさが部屋中に漂っていた。
 このあと8Rが終わると3着の池田浩二と6着の山口剛がすぐさま整備室で作業を始めた。池田の隣りには石橋道友がずっと寄り添っていた。そういえば昨日はペラ調整室で2人一緒に作業を行なっていたなぁと思い出す。

 9R発売中の水面は終盤カード出走に向けて準備を進める選手たちの舞台となった。3班に分かれてスタート特訓が行なわれる。
2010_0622_0365_2   1班は松井繁、辻栄蔵、湯川浩司、市川哲也、三角哲男、岡崎恭裕という顔ぶれ。岡崎は特訓1本目でスローの4コースに入り、2本目はダッシュの6コースに舟を引いていた。充実ぶりが目立ったのは松井。2本ともきっちりとゼロ台のスタートを決める。掲示板のスリット写真を見に来た松井は、しばらく目をやると表情を変えずにその場を立ち去った。王者は計算に狂いなくV獲りへ歩を進めているようだ。
2010_0621_0441  2班は田中信一郎、菊地孝平、坪井康晴、白井英治、三角哲男の5人、3班は菊地孝平、吉田弘文、服部幸男、坪井康晴、今垣光太郎、岡崎恭裕のメンバーだった。岡崎は今度は動きなく2本とも6コースにおさまる。逆に動きを見せたのは坪井だ。3班の1本目だけスローの4コースに入った。結果的に坪井は本番でピット離れが遅れ、回り込んでスローの4コースになっている。しっかり想定してスタート特訓で練習していたわけだ。ただ特訓ではコンマ02あたりのスタートを決めていたが、本番ではコンマ33と大きく遅れた。これだからスタートは難しい。

 ドリーム組はスタート特訓を終えると多種多様の動きを見せ始めた。6人の中でもベクトルが交差する。湯川、坪井、岡崎はすぐにボートを陸に揚げた。湯川はギアケース、坪井はペラ調整にとりかかる。岡崎だけはカポックとヘルメットを持って早々と控室へ消えていった。もう仕上がりは万全か。
2010_0622_0397  松井、今垣、菊地は係留ピットにボートを停めた。慌ただしかったのは菊地だ。10R発売中に再び水面へ出ていき、井口佳典や松本勝也と入念に足合わせを始める。そして3周走って係留ピットに戻ってくると、おやっ? と思わせる動きを見せた。付けていたペラを外すと、もう一枚のペラを取り出して見比べ始めたのだ。そのとき10R発売中の午後3時15分。12Rドリーム戦の展示までもう1時間しかない。まだペラが決まっていないのか。
 すると井口が試運転を終えて係留ピットに戻ってきた。菊地と井口の2人で意見交換が始まる。ただ2人いっても5つも離れた係留ピットで互いに作業をしながらの会話。大きな声で話しているので、菊地が「どっちか迷うわぁ~」と言っているのが遠くからでもはっきり聞こえた。やはりギリギリまでペラ選択に頭を悩ませていたようだ。

 さてドリーム戦。レースはピットで見守っていた選手たちの声を借りるなら、「うおぉ~!」「おっ?」「あぁ~!」という展開に。1マークで岡崎の差しが入って「うおぉ~!」、2周1マークで松井が差を詰めて「おっ?」、2周2マークで逆転劇が起こって「あぁ~!」だ。2人の航跡が何度も交差する激しいバトルになった。
 レースが終わって各選手がピットに戻ってくると、岡崎は興奮2010_0622_0248冷めやらぬ様子。エンジン吊りを手伝いにきた森永淳と石橋道友を相手に「2周1マークで◇&%$#・・・!」と一方的にまくし立てながらレースを解説している。その表情は笑顔でいっぱい。敗れた悔しさより魅せ場を作った充実感にあふれているようだった。
 勝った松井は太田和美と話しながら時折笑顔を見せていたが、エンジン吊りの輪が解ける頃には表情を引き締め直した。この勝ち方で喜んでいる姿は見せられない。王者のプライドを見たような気がした。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/森喜春)


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“本紙予想”グラチャン初日後半

やっぱりインが強いですね、大村。むふふ。

7R  
吉田が踏み込んで逃走決める。中野がカドから攻めて。
◎吉田 ○中野 ▲石橋 △魚谷 
3連単1-435-全

8R 
重成が速攻決める。中島の捌きが相手本線。。
◎重成 ○中島 ▲白水 △池田
3連単1-352-全

9R  
進入がもつれそうな難解戦。飯山の一撃に期待する。
◎飯山 ○大嶋 ▲木村 △吉川 
3連単3-516-全 

10R   
今村がしっかりと逃げ切り。辻が差して追走。
◎今村 ○辻 ▲太田
3連単1-26-全

11R        
田中ががっちりと逃げ切り。服部が握って攻めて追う。
◎田中 ○服部 ▲石田 △白井
3連単1-345-全

12R ドリーム戦   
松井が王者の貫録を見せつける。パワー上位の湯川と一本勝負。
◎松井 ○湯川
3連単1-3-全 


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H記者の『穴・極選』初日

 性懲りもなく東京某所でボー誌の〆切に追われているHです(業務連絡/K記者、いましばしお待ちくだされ~><)。いきなりワンツーワンツー決着で穴党は意気消沈の気配ですが、4Rのようにイン屋が介入するとイン絶対のムードは一変します。もちろん、狙うは西島&大嶋の同期インファイターが鎮座まします9Rでしょう!

9R
 ①木村光宏
★②安田政彦
 ③飯山 泰
★④西島義則
◎⑤大嶋一也
 ⑥吉川元浩

進入154/236????

 進入からして難解ですが、最近の傾向は「完全出足型に仕上げる大嶋が本気でインを奪いに行き、やや出足に不安のある西島は2~4コース」というスタイルが増えています。ここも大嶋が脱兎のごとく飛び出し、それを牽制するように動きながら西島がこっそり3、4コースと予測します。もちろん木村はインを譲るタイプじゃないので、内水域はどれだけ深くなることやら。
 で、いつもならまくり屋の飯山を軸にするわけですが、前半戦を見る限り飯山の行き足~伸びはイマイチ。ダッシュが伸びない水面でもあり、ここは大嶋の出足~行き足の良さに賭けてみたい。80m起こしの木村を自在に捌くとみます。前半の勝利でオッズは下がりそうですが、今日の大嶋なら連勝しちゃいそうな気がしてなりません。相手はその攻めに連動する西島と微妙な穴パワーがありそうな安田へ。

3連単★5-24-全


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THE――帰還を待ちわびて

 イベント広場が開会式で大盛り上がりになっている頃、喧騒を横目に見ながらピットへと向かった。ピット担当班としては、誰もいないと分かっていても何かが起こっているかもしれないと信じてピットに足を運ぶ。
 まあ何もなかったわけだが、ただピット内は昨日の前検日とは様子を変えていた。係留ピットや装着場のあちこちに赤いマットが敷かれている。今節の大村ピットはどうも足元が滑りやすい状態で、昨日はある選手が装着場で思いっきり転んでヒヤリとするシーンを目にした。それに対処するために前検の途中から選手代表の藤丸光一が指揮してあちこちに毛布のようなものが敷かれたのだが、今日はそれが赤い滑り止めマットに代わっていた。まるでレッドカーペットに彩られたような装いで、SGの雰囲気がより一層増した。さすが企画レースの宝庫・大村、どこまでも機転がきいている。

2010_0621_0607  誰もいないピットでは、整備室で3基のモーターが主人の帰りを待ちわびていた。モーター番号は18、26、39。持ち主は魚谷智之、萩原秀人、今垣光太郎だ。
 魚谷の18号機は2連対率29.4%で44位。4月の周年記念で中野次郎が乗り、優勝戦でフライングを切っている。そういえばそのレースで魚谷も……。萩原の26号機は2連対率25.0%で50位。今節のワースト3に名を連ねる低勝率モーターだ。今垣の39号機は2連対率39.5%の20位。中堅に位置するが、おそらく今垣にとってはまだまだ手の施しようがあるのだろう。
2010_0621_0543  10時になって選手たちがピットに帰ってきた。装着場に真っ先に姿を見せたのは西島義則と辻栄蔵の広島勢。まず西島がモーターを外して整備室に入り、そのあと辻もモーターを整備室に持ち込んだ。そうこうするうちに魚谷智之と萩原秀人も戻ってきて整備を始めている。この4人が飛び抜けて早い動き出しを見せていた。きっと彼らは開会式の間も頭の片隅にモーターが浮かんでいたことだろう。

 10時20分ごろになってようやく39号機の主が帰ってきた。今垣光太郎だ。いや、ようやくという表現は正しくない。ドリーム戦インタビューが終了したのが10時20分ごろのはずだから、終わるやいなや今垣はすっ飛んできた計算になる。
2010_0621_0533  そんな今垣は整備の途中で装着場に出てくると、ボートを修理室の前へ移動させた。そしてボートをひっくり返し、底面を手のひらでなぞっていく。修理担当者に何やら説明し、細かなデコボコを直してもらうように指示したようだ。近くに行って見てみたが、肉眼では凹凸は確認できなかった。しかし担当者が研磨を行なったあとのボートを見ると、たしかに修理前より滑らかさが増した気がする。今垣という選手はこんなところにまで気を配ってレースをしているのか。驚きを通り越して絶句してしまった。

 しばらくすると他のドリーム組もピットに姿を見せた。松井繁は整備室に寄って機歴簿を確認してからボートを水面に降ろした。早々と試運転の開始だ。菊地孝平と坪井康晴はギアケースを外して整備室へ向かった。朝の試運転の感触をもとにセッティングを煮詰めていく。
2010_0621_0501  湯川浩司と岡崎恭裕はずいぶんゆっくりした動き出しで、姿を確認できたのは1Rが始まる直前だった。岡崎にいたってはまだボートにモーターが装着されていない状態。彼の56号機は架台に乗ったまま整備室に佇んでいた。これは果たしていつも通りのマイペースなのか、余裕がもたらすスローペースなのか。岡崎の戦績を調べてみると、たしかにそれほど本体整備の多い選手ではないが、2月の九州地区選では初日1走目からリング4本を交換したという実績もある。それから考えるとどうやら彼は56号機にまずまずの感触を得ているらしい。6コースで1年近く白星がない岡崎だが、ドリーム戦6号艇で何を魅せてくれるのだろう。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/森喜春)


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近年最強の開会式!

 SG開会式というのは、いつだって大盛況、大熱狂であるもの。場内イベントとしては、やはり最強であり、この先も鉄板イベントであり続けることでしょう。
2010_0622_0159  しかし! 大村グラチャンの開会式、近年では最高の盛り上がりではなかったか!
 イベント広場に集った超満員のボートレースファン、そこから巻き起こる地鳴りのような歓声は、最近の開会式に比べて、たしかにアツく、デカく、ツヨく、それが一体感を伴って、超絶に濃密な空間を作り出していたように思うのです。
 鳥肌が立った! いや、お前のはブタ肌だろ、と言われるのなら、それでもけっこう。あの空間にいられたことを、僕は幸せと思います。そして、きっと選手たちも胸を熱くし、この一節に懸ける思いをより強くしたはずです。

 あくまで私の感覚ですが、歓声、どよめきの一番人気は、意外にもこの人だったと思います。

2010_0622_0022 赤岩善生
「これが終われば、F休みです。鹿児島に帰ります」

 九州男児、薩摩隼人の赤岩だけに、長崎でも人気爆発!? いや、僕にはもっと根本的な部分で赤岩に声援が飛んでいたように思えました。この男、本格的に大化けしつつあるように感じられますね。
 こうした大声援が、選手の口を滑らかにしていたようにも思えます。

2010_0622_0038 湯川浩司
「にゃにゃにゃーっす。にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃーっす」

 滑らかすぎ?(笑)しかし、最近は比較的堅めだった艇界のエンターテイナーが、今回はファンを笑わせてくれた。これは、まさしくファンと選手の熱狂の交歓のなせるわざだったと思います。

2010_0622_0034 服部幸男
「大村、大好きです。ベストを尽くします」

 あの服部も、決めゼリフの前に一言付け足した。間違いなく、歓声へのお礼だと思うのです。

2010_0622_0044 吉川元浩
「前検の前夜、大村で大変おいしいお魚をいただきました。フィッシャーマンの血が騒いでおります」

 吉川のこうしたコメントも、珍しいですよね。その吉川のあとに魚谷智之が登場したので、もしかしたら練りに練られたギャグなのかとも思いましたが、それは考えすぎでしょうか。

2010_0622_0071_2  横西奏恵
「今節は女子一人なので、女の色気で倒したいです」

 我々ファンはすでにノックアウトされてますがね。奏恵ちゃんの“色系”コメントなんて、そうそう聞けないよなあ。
 とまあ、多くの選手が、普段はあまり聞けないようなコメントを出してくれた。これがまた相乗効果となって、客席はさらにアツくなったように思います。
 大村グラチャン最高!
 というわけで、僕の個人的ベストコメントを。

2010_0622_0081 辻栄蔵
「もう10数年前になりますが、私の新婚旅行は、そこ、大村公園でした。JLCをご覧の皆さん、大村はいいところです。遊びにきて下さーい!」

 本当にいいところです。遊びにきて下さーい。辻選手、新婚旅行情報の暴露、ありがとうございました。私もいつの日になるのかさっぱりわからんちんですが、新婚旅行は大村公園→大村ボートに決めました、はい。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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本日の“本紙予想”グランドチャンピオン決定戦初日

 おはようございます。Kです。大村グラチャン、開幕であります。“本紙予想”といえば、イン主体。そして、大村といえば、イン最強水面。むふふ。

1R  
松本が逃げてオープニングを飾る。太田が自在に追走。
◎松本 ○太田 ▲白水 
3連単1-36-全

2R 
パワー微妙もエース機・平田が渾身の逃げ。濱野谷が差して迫る。
◎平田 ○濱野谷 ▲今坂 △飯山  
3連単1-256-全

3R 
服部は3コースまでか。中島に充分逃げ切れるアシ。
◎中島 ○服部 ▲秋山 △石橋 
3連単1-635-全

4R 
大嶋の前付けも石川は譲らず深くなるか。山口に展開利ありそう。
◎山口 ○大嶋 ▲石田 △石川
3連単2-451-全

5R 
機力苦しく見える寺田だが、ここは何とか逃げ切るか。三角がカドから自在に続く。
◎寺田 ○三角 ▲山崎 △萩原 
3連単1-425-全

6R  
赤岩が快パワーで抜け出す。徳増のイン残しが本線。
◎赤岩 ○徳増 ▲井口 △佐々木
3連単3-156-全

後半は後ほどアップします。


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初日!

おはようございます。いよいよ大村グラチャン、開幕です! ポスターのキャッチコピーは「オームラで勝つ!」。もちろん、我々もオームラグラチャン舟券で勝つ!のであります。皆様、一節間、発祥地での歴史的一戦をおおいに楽しみましょう!

2010_0621_0380 この一戦に照準を合わせてきたはずの石橋道友。地元からの唯一のグラチャン戦士として、大村をアツくさせるはずです!(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット――ペラ調整室の面々

2010_0621_0233  入り待ちの原稿を書き終えたのが午後1時すぎ。さてひと休みしようかと立ち上がった途端、1艇のボートが水面へ駆け出してきた。まずい、試運転がもう始まった。休んでいる場合ではない。急いでピットの様子を見に行った。
 しかし行ってみるとまだピット内の装着場にほとんどのボートが止まったままだった。試運転に出ている選手は2、3人ほどだ。まだ整備室でモーターを受け取ったばかりの選手すらいた。聞くところによると最初に試運転を始めたのは田中信一郎。彼はいつも断トツの一番乗りで水面へ出ていくらしい。それを知っていればひと休みしてからピットに行けたのに。SG取材経験の少なさをいきなり露呈してしまった。

2010_0621_0559  しばらくすると各選手が次々と水面へ降りていき、ピットの中が閑散とし始めた。静けさの中で10人ほどがモーターの装着作業を進めている。するとその静寂を破るように、ブルルルルッと電動ドリルの大きな音が響いた。その音は2回、3回と繰り返される。
 音源にいたのは今垣光太郎だ。今垣はボートのカウルについたネジにドリルを差し込み、力いっぱい締め込んでいた。この光景は今まで何度か見たことがある。カウルにわずかな隙間があると、そこに空気抵抗が生じてタイムロスにつながるのだという。ロスといってもおそらく3周でコンマ1秒あるかないか。それでも今垣はきっと毎節これをやっているのだろう。ちなみにしばらく後には平田忠則も同じ作業を行なっていた。

 14時になるとスタート特訓と前検タイム測定が始まった。ここからは選手も記者も慌ただしさを増し、ピット内は喧騒に包まれる。そんななかで気になったのはペラ調整室の様子だった。整備室や装着場が人の往来でごった返すなか、ペラ調整室には別の空気が流れていた。
2010_0621_0573  最初にペラを叩きにきたのは地元の石橋道友だった。すぐあとに池田浩二が入ってきて石橋の隣に座り、何やら言葉を交わしながら作業を進めていく。そのあとにペラ調整室へ来たのは坪井康晴、市川哲也、田中信一郎、今村豊といった顔ぶれ。市川はゴンッという大きな音を立てながら何度も力強くハンマーを振り降ろしている。田中はココンッココンッと小気味良いテンポで金色のハンマーを刻んでいる。
 一度だけドゴッという明らかに変な音が響いたことがあった。どうやら市川がペラを叩き損ねたようで「アッ!」という顔をしている。ただ大事には至らなかったようで、すぐにホッとした表情に変わった。それを見た田中が「ドンマイ!」と笑顔で声をかける。そしてまた2人は自分の作業へ没頭していくのだった。

2010_0621_0259  ちょっとペラ調整室を離れて整備室を見に行った。そこでは西島義則と安田政彦が本体を割って整備に取り組んでいた。西島が手にしたモーターは2連対率32%の20号機、安田のモーターは2連対率30%の53号機だ。西島はこれまでに何度も序盤からの整備で栄冠を勝ち取ってきた選手。今年の名人戦でも初日にリング2本を交換して結果的に優勝へたどり着いている。西島の本体整備にネガティブイメージはない。むしろ明日の動きが楽しみになってきた。
 整備室の奥では人だかりができていた。ギアケースの調整を行なう場所だ。奥まった場所にあるのではっきりとは確認できなかったが、服部幸男や湯川浩司、横西奏恵、平2010_0621_0565_2 石和男らの姿が見えた。といってもこの場所は人の入れ替わりが激しく、しばらく後に見た時はまったく別の顔ぶれで満員となっていた。おそらく半数以上の選手がギアケースの調整を行なったと思われる。

  最後にもう一度ペラ調整室を覗いてみた。そこにいたのは今村、市川、田中、坪井ら。メンバーはほとんど変わっていなかった。この4人が今日のペラ調整室滞在時間トップ4といって間違いないだろう。その他の選手がほとんどペラを叩きにこなかったのと対照的に、この4人は長い時間をペラ調整に費やしていた。この結果が明日のレースでどう出るのかは正直言ってわからない。ただ注目してみたい選手としてノートにメモっておくことにした。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/森喜春)


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発祥地グラチャン前検チェック

2010_0621_0236  SG前検日、水面一番乗りは田中信一郎――このルーティンはほぼ変わることはない。西島義則というパターンもあり、かつて両者が先を競うように着水をしていたこともあったっけ。ともかく、まだ誰も引き波を立てていない水面に、ブルルンとエンジン音をとどろかせて、田中信一郎が封切りを果たす。これを見ると、いよいよSGが始まるのだなあ、と実感したりするわけである。
 というわけで、本日も午後1時30分頃、水面からエンジン音が聞こえてきた。おぉ、今日も行動が早いぞ、田中し……ん~~…………いちろ? むむっ!? 今、水面を走ってるアナタ、田中信一郎さんで間違いないっすか?
 3年前の新鋭王座や名人戦を思い出した。大村の前検は、カウリングにネームプレートをつけないんだった。「●R」と、実際には班を表わすプレートがつけられ、艇番と突き合わせると「●班◆号艇」が判明し、選手が確定する。水面一番乗りのボートは「3R」「6」、3班6号艇は…………おぉ、やっぱり田中信一郎。
 ともかく、だ。前検日の水面をただ眺めているだけでは、走っているのが誰なのかほとんどわからない。ということは、ですよ、皆様。次から次へと足合わせを見ていても、その段階では誰と誰のマッチアップなのか、まるでわからんのである。単走であっても同じこと。必死で「●R」と「◆号艇」をメモし、後で答え合わせをして、ようやくそれが誰だったのかわかる。まあ、実際は「1R」がついていればドリーム戦のメンバーだし、ヘルメットやカポックから覗くウェアの色などで推測がつく選手もいるんですけどね。

 というわけで、数字を必死に追いかけることとなった前検チェック。まあ、それだけに妙な先入観なく、判断ができているのかもしれないですけどね。
 それでは、目についたところをピックアップしていこう。

●前検横綱候補
2010_0621_0646 赤岩善生
 足合わせは抜群でしたね。足合わせの本数は全選手中でもかなり多いほうでしたが、その9割方、明らかに強めのアシ。特にターン回り、回ってからのアシは相当なもので、早くも節イチ指名してしまいたいほどのインパクトだったのです。初日は3号艇1回乗り(6R)。インから売れるのは必至なだけに、妙味もあるかもしれませんね。

2010_0621_0432 湯川浩司
 いったん調子に乗り出したら、手がつけられないっすね、この人は。笹川賞でも相当のパワーでしたが、今回もやっぱり節イチ候補。足合わせはもちろん、スタート練習でも軽快な行きアシを見せていました。こちらも明日は3号艇(ドリーム戦)。センターから攻められる湯川向きのアシ色と見ました。

●前検大関候補
2010_0621_0651 今村豊
 ミスター競艇も、笹川賞から引き続き、好調気配。ただ、足合わせを見る限り、行きアシや伸びといったミスター向きの部分よりも、ターン回りのほうがよさそうに思えました。このあたりがどうでるか。

田中信一郎
 ターン系の気配が素晴らしかった。足合わせでは、回った瞬間に相手をちぎる場面多数。華麗なターンを武器とする田中らしい気配です。ただ、間を置いてからの、ということはおそらくペラを換えてからの足合わせは、それほどの気配ではなかった。まあ、手応えのいいほうを使ってくるでしょうが、もうひとつ上積みの余地がありそうです。

今坂勝広
 足合わせは数回でしたが、基本強めのアシ色。さらに、スタート練習で軽快な行きアシ~伸びを見せており、上々の前検でした。ただ、後でチェックしてみると、合わせた相手が他の足合わせでもやや苦戦気味の選手だった(坪井、横西、平石など)。そのあたりが若干気にはなります。

白水勝也
 足合わせではあまり姿を見ませんでしたが、スタート練習が好気配だった。特に、センターからアウトに入ったときに、スリットからいいアシで伸びていました。明日は1R6号艇と8R5号艇。こりゃ人気薄必至かな~。それでも穴で少々狙ってみたい雰囲気であります。

●前検関脇候補
2010_0621_0609 中島孝平
 印象深い前検だったというわけではないのですが、横綱候補に推した赤岩とのマッチアップで、ほぼ互角のアシ色を見せたのが1回。旋回後期でやや突き放されぎみになるのですが、ターン回り自体は赤岩に迫っていた。その部分を強調しておきたいと思います。

井口佳典
 足合わせではおおよそ強め。赤岩にはやっつけられましたが、これは相手が悪かった。2班のスタート練習で、三角が上々の伸びを見せていたのですが、井口はこれを足合わせでちぎっています。さらにパワーアップの可能性はありそうです。

佐々木康幸
 足合わせは(見逃していなければ)2回。笠原亮と吉川元浩をちぎっています。ただ、この2人が決してよくは見えなかった点が気がかりではある。関脇候補までにして、明日の気配に注目しましょう。

●謎の前検
2010_0621_0290 中野次郎
 足合わせでは勝ったり負けたり。ただ、決して抜群には見えなかったのです。ところが、いったん間を置いて登場した際、なんとなんと、赤岩をやっつけてしまったのであります。赤岩が足合わせで負けた唯一のケースでした。もしかして、ペラが合えばバツグン? と思ったのもつかの間、吉田弘文にはあっさりやられてしまうのだから、わからない。負けるときは、ターン系でやけに簡単に負けていたように思います。で、タイム測定では、石橋道友とともに再測定を言い渡されている(二度目で合格しています)。もう、すべてが謎。まったくもって謎。レースで判断するしかないかもしれませんね。

 ピックアップは以上。足合わせではっきりと苦しそうだったのは、坪井康晴と寺田祥。誰と合わせても弱めでした。明日は忙しくなりそうな二人です。

 さあ、ここで前検タイムが届きましたぞ。
1 中野次郎 6・53
2 吉川元浩 6・55
  重成一人
  井口佳典
5 太田和美 6・57
  魚谷智之
  赤岩善生
8 西島義則 6・58
  森高一真
  森永淳

 じ、次郎……。一番時計かよっ! まったくもって、前検は「謎の次郎」であります。
 ワーストもそろりと。
菊地孝平  6・73
今垣光太郎 6・71
横西奏恵
平田忠則
笠原亮
坪井康晴  6・70

 ふむ、エース機がこちらに入ろうとは……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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エース機は平田忠則に!

 今朝、記者席まで場内を通り過ぎたときにも感じたのだが、やはり悲願のSG開催に向けての大村ボートの気合、というものがあちこちから伝わってくる。ピット内には「悲願であった大村SG 選手の皆さんの走りに託します」といった張り紙も見えるし、廊下に漏れ聞こえてきたモーター抽選前の関係者の挨拶にも、そうした言葉が随所でこぼれていた。この思いはきっと選手に伝わる。水面にも反映する。このグラチャンで名勝負がきっと生まれる!
2010_0621_0218  などと考えつつモーター抽選を眺めていると、見慣れたはずの風景がなんだか違ったものに見えてきたりして。う~む、いちばん肩に力が入っているのは俺か?
 というわけでモーター抽選。3月が初おろしだった現行モーター、おおむね6~8節使用といったところで、相場が完全に固まったとは言い切れないが、まあ何はともあれ、2連対率上位機を。

①35号機 58・8%
②34号機 53・6%
③36号機 53・5%
④51号機 51・1%
⑤37号機 49・1%
⑥61号機 49・0%
⑦73号機 48・4%
⑧55号機 48・3%
⑨11号機 47・9%
⑩64号機 45・0%

2010_0621_0194  上位3機は、34、35、36の連番。BOATBoy7月号では「30番台3兄弟」と名付けて注目している。非常にわかりやすい3連数字なので(ついでに37番も5位)、当然、選手たちはこの3つのうちのどれかに狙いを定めて、ガラポンを回す。
「さんじゅう……●」
「惜しい!」
 苦笑いを見せる今村豊。これがよんとかごとかろくとかに続けば、よっしゃ!となったのであろうが、さんじゅうの時点で高まった期待はあっさりと大村湾に流れていく。30番台を引いた選手は、おおよそ表情を一瞬変えたりもしていたが、もっとも大げさにリアクションをとったのは今村であった。ミスター競艇、今節も素敵です!
2010_0621_0173「さんじゅう……ご」
 その瞬間に、トレードマークともいえるニッカリスマイルを見せたのは、平田忠則だ。その表情に、隣に座っていた岡崎恭裕が「おおっ、おっ、おっ? いいモーターなんですか?」。エース機です! ほぉ~と唸る岡崎の横で、満足そうにニッカリと笑い続ける平田。実際のパワーは走ってみなければわからないけれども、好素性のモーターを引き当てたら、その時点でメンタル的にアドバンテージを得られるものだ。

 上位10機を引き当てたのは以下の通り。
2010_0621_0205 ①35号機 平田忠則
②34号機 重成一人
③36号機 湯川浩司
④51号機 大嶋一也
⑤37号機 赤岩善生
⑥61号機 中島孝平
⑦73号機 飯山泰
⑧55号機 坪井康晴
⑨11号機 中野次郎
⑩64号機 今坂勝広

 もう1機、個人的に注目したいのはコレ。
63号機 30・2%
2010_0621_0197  4月の周年記念で、魚谷智之が引いて、出まくっていたモーターだ。優勝戦はフライングに散ってしまったが(優勝したのは35号機=今垣光太郎)、パワーは間違いなく節イチクラスだった。2連対率もその時点ではムチャクチャ高かったのだが、アヤがついたかのように30%まで急降下しているが、魚谷以降はすべてB級選手が乗ってのものだから、SGで一変の可能性があると見る。その63号機を引いたのは、地元の石橋道友! 仕上げのキモはわかっているはずだから、大化けがあってもおかしくないぞ。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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大村SGへ「ようこそ!」――選手入り

 10時すぎにピットへ向かうと、入り待ちのファンが列をなして選手たちを出迎えていた。ざっと数えて50人ほどだろうか。人垣の中からは「サインお願いします!」という声や、「○○さ~ん!」と選手を呼ぶ威勢のいい声が次々と聞こえてくる。
 そんななかでふと耳に入ったのが「ようこそ!」という言葉だった。その響きが妙に心を打った。大村へようこそ、SGへようこそ、55年ぶりの祝祭へようこそ――。いろんな意味がこもった「ようこそ」。これこそ『SG第20回グランドチャンピオン決定戦』を象徴するような言葉に聞こえてちょっと感慨深くなった。

2010_0621_0050  さてそんな祝祭にやってきた選手たち。10時10分頃だっただろうか、一番乗りで名人・西島義則、二番乗りで最若手・岡崎恭裕がレース場入りした。マイカーで颯爽とやってきた岡崎は、ファンからの声に応えて入り待ちの列へと向かっていく。たいていの選手は「○○さ~ん!」と呼ばれていたが、岡崎の場合は「岡崎く~ん!」だ。23歳の若きスターがSG連覇を狙う。
2010_0621_0035  続いて入ってきたのはタクシーに乗った東京勢。濱野谷憲吾、飯山泰、中野次郎の姿が見えた。濱野谷はずいぶん長い時間をかけてサインに写真撮影にとファンサービスを行なっていた。そしてちょうどそんな時、不思議な現象が起こる。それまでずっと厚い雲に覆われていた大村の空から、急にまぶしい陽光が降り注いできたのだ。そして濱野谷がファンサービスを終えてピット内に消えていくと、またどんよりとした黒い雲が空一面を覆った。濱野谷は前節の津周年を制して大村に乗り込んできた。その津では準優、優勝戦といずれも3コースまくり差しを決めるファンタジスタらしい勝ちっぷりだった。リズムは上々、申し分ない。いったい彼だけの頭上に射した陽光は何を暗示するのだろうか。

2010_0621_0048  10時30分を過ぎた頃、入り待ちのファンから急にドッと笑いがおきた。何ごとかと思ったら入ってきたのはワゴンのタクシーだ。どうやら団体様がやってきたらしい。今節の出場メンバーを支部別にみると、最多は静岡支部と福岡支部で6人、続いて愛知支部と大阪支部で5人となっている。ワゴンでやったきたのは一体どの支部……、と思って確認しようと思ったらすぐに答えはわかった。フロントガラスのところにご丁寧に「田中信一郎様」という札がさがっているではないか。車体の側面には「Sightseeing Car」と書いてあるから観光用のタクシーだ。車内にはにこやかな表情でファンを見つめる松井繁、田中信一郎、太田和美、湯川浩司、丸岡正典がいる。てっきり大阪軍団は威風堂々の来襲をみせるのかと思いきや、とびっきりコミカルな雰囲気でやってきた。大阪支部御一行様、大村へようこそ。

2010_0621_0139  時計の針がちょうど11時をさすと、多くの選手たちが計ったかのように大村ピットになだれ込んできた。まず山崎智也、横西奏恵、萩原秀人のトリオがタクシーでやってくると、それに続いてマイカーの瓜生正義と今村豊、続けざまに服部幸男や菊地孝平ら静岡勢が2台のタクシーに分乗して入ってきた。狭いピットはたちまち大渋滞となり、何台もの車が右へ左へと移動する。そんな様子を夢中でメモを取っていると、今村豊の車が目の前をかすめていった。黒須田師匠が「轢かれとけば一生の思い出になったのに!」と言う。たしかにそうかも。
2010_0621_0156  そうこうしているうちに入り待ちの時間は終盤戦に入り、11時10分を過ぎた頃にようやく石橋道友と今垣光太郎の姿が見えた。石橋は地元の期待を一身に背負う存在。今垣は昨年の戸田大会に続くグラチャン連覇がかかる。2人は遅い時間にやってきたせいか、ちょっと慌てぎみの表情でのピット入り。この表情がシリーズ最終日にどう変わっているのか楽しみなところだ。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/森喜春)


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発祥の地・大村!

Scimg5138 おはようございます。いよいよ始まるグランドチャンピオン決定戦、取材班はボートレース発祥の地・大村に到着しました! この地でSGを目撃できる日がこようとは、本当にうれしい! これはまさしく歴史的SG、歴史的グラチャンであります。

今節も、現地より取材更新してまいりますので、一節間、よろしくお願いいたします。大村グラチャン、要注目です!


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グラチャン!

岡崎恭裕の笹川賞Vから3週間、今度はグラチャンです! 大村競艇場で55年ぶりに開催されるSG、グランドチャンピオン決定戦。前年SG成績が選出基準となることから、SGの中のSGとも呼ばれる戦いが、いよいよ開幕します。W杯が開催されている今、南アフリカも確かにアツいが、日本最南端のレース場もさらにアツい! というわけで、グラチャンも現地より取材更新してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。

発祥地でのSG、どんなドラマが待っているのか。そして、どんなグルメが待っているのか……大村はレース場グルメの聖地でもあります。楽しみっす……。


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