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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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優勝戦 極私的回顧

49歳の進化形

12R優勝戦
①今村 豊(山口) 17
②濱野谷憲吾(東京)25
③中島孝平(福井) 14
④仲口博崇(愛知) 16
⑤今垣光太郎(石川)16
⑥平本真之(愛知) 14

2010_0829_r12_0828  レースの途中で、涙が溢れてきた。零れはしなかったが、目の奥にゆっくり液状のものが溜まっていくのがわかった。
 あれ、なんでだろ。
 そんな自分にびっくりする。舟券が外れた悔し涙ではない。もう、そんなのは慣れっこだ。泣くほどの今村ファンだったか。尊敬はしているが、追っかけをするほどのファンではない。書いている今も、その理由はよくわからない。
 私が競艇とまともに付き合うようになった14年前から、すでに今村豊は伝説の男だった。
「今村はなぁ、競艇をひっくり返したんだ。全速ターンっちゅう必殺技でな」
2010_0829_0396  私がまだ初心者だと見てとると、競艇場前の酒場のドロドロオヤジたちが自慢げに話しはじめる。その昔、選手たちは全員減速してターンマークを回っていた。スピードを落として捌きあうのが競艇だった。そんな中、大外から猛スピードでベテラン選手を一気にまくってしまう新人レーサーが現れた。その破壊力満点の戦法は「全速ターン」と呼ばれるようになった。そして、その新人はデビューから1年ちょいで記念を獲り、1年半でSG優出し、3年でSGを制覇した。そして……。オヤジたちの話は尽きることがなかった。
 へえ、今村ってそんなに凄い選手なのか。
 そう思いつつ、「でも、全速ターンって今じゃ普通にみんなやってるじゃないですか」なんて生意気な反論をして総すかんを喰ったりもしたな。
「バカ、お前はな~んもわかってねえ、教科書どおりのことなら誰だってできるわ、アイツは教科書を変えちまったんだ、本物の天才なんだって」
 そんなことを、いろんなオヤジに言われたっけ。
 やがて、全速ターンの進化形ともいうべきモンキーターンが主流になった。が、しばらく今村は正座したままでモンキーをやろうとしない。いつだったか、なぜ、と聞かれて、今村はこう答えたことがある。
2010_0829_r12_0649 「モンキーの本質って全速ターンと同じだから、別にやる必要はないんですよね。できないわけじゃないんですよ、やって見せましょうか?(笑)」
 要は重心移動がいちばん大事なのであって、スタイルにとらわれる必要はない。そういう意味なんだろうけど、当時の私は全速ターンを生み出した男の自負、プライドだと感じていた。
 さらに時が過ぎ、今村のレーススタイルは明らかに他の一流選手と違うものになっていく。
 コースに頓着せず、どのコースでもスロー発進、1コース以外はターンマーク起こし、スリット全速、少しでも覗けば自力まくり。
 このスタイルを頑なに貫きはじめた。6コースでもスローだから、他の選手は戸惑いつつオールスローを余儀なくされる。今村が出るレースだけが、特殊なシバリの中で違う輝きを放つ。私が今村の天才をはっきりわかりはじめたのはこの頃だ。
 この人、他の選手の常識とはまったく違う次元でモノを、レースを考えている。ずっと、新人の頃から。
 本人は「40歳も後半になるといろいろ面倒になっちゃって。同じスタイルじゃないとわからなくなるから」なんてお茶を濁すが、この頑固なスタイルそのものが実は斬新なエポックメイキングなのだ。
2010_0829_r12_0740  今節も、今村はそのスタイルを徹底的に貫き通した。どのコースからでもターンマーク起こし、スリット全速でぶん回した。その引き波に、20代の若者たちがものの見事にハマっていった。そして、まくりにきた中島孝平を張り飛ばすような気迫で、6年ぶりのSG制覇。ゴールを過ぎて、49歳の今村は山口剛や岡崎恭裕よりもはるかにド派手なガッツポーズを見せた。夜空に激しくコブシを突き立てる。若い。若すぎるって。

2010_0829_r12_0807  今、とりとめもなく書いていて、気づいたこと。今村豊は、ここ30年の近代競艇そのものだ。私はドロドロオヤジからその歴史を学び、また今村と同時代を歩みながらその進化を感じ取ってきた。今日の優勝も、今村自身がある進化形態を自分の手で完結させた。斬新に頑なに柔軟にスマートに、今村は今日また蒲郡の水面で新たな教科書を作ったような気がする。まあ、そんな深いことを考えて涙が出てきたんじゃないとは思うけど。
 今村豊さん、おめでとう。同い年の私は、胸を張って言っておきます。あなたはオバマやノーザンダンサーより、はるかに偉大な1961年生まれのスーパースターだ。そして、艇界で後にも先にもいない不世出の天才レーサーだ。今日の、いや今節のあなたを見ていて、改めて心の底からそう実感した。
 さ、今村豊の足元にも及ばないけど、私も人生、もちっと頑張ろっと。(photos/中尾茂幸、text/H)


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THEピット――今村豊の優勝を間近で見られた幸せ

2010_0829_0020  幸せなピットであった。
 ウィニングランが行なわれなかったこともあって、ウィナーの帰還は居合わせた選手全員によって出迎えられている。そして、全員が一斉に大拍手! そのヒーロー=今村豊の激勝に、誰もが感動した証であった。
 そう、今村豊が優勝! 49歳となり、名人世代と呼ばれるようになった今でも、SGの第一線で戦い、トップクラスの一角を占める存在であることは誰もが認めている。それでも、2010年という年がヤングヒーローの台頭というトレンドを示していたから特に、登番2000番台の男が頂点に立ったことは、誰にとっても感慨深いものだった。
2010_0829_0164 「一気に飛び越えちゃいましたね」
 今村はレース後にそう言って笑った。やまと世代の下剋上に対して、SG常連の既成勢力が逆襲する……そんな物言いは、松井繁らを中心とする3000番台が意地を見せる、という意味をもっていたはずだ。それが、一気に飛び越えて2992番の優勝! これはどう考えても、感動的なことなのだ。
 といっても、今村豊はわりと淡々としていたのだから、さすがである。レース前も淡々。展示を終えたレース直前には、強烈に集中している様子で、他者を寄せ付けない迫力を振りまいていたが、優勝後もやっぱり淡々。水面ではガッツポーズも見せていたが、駆け寄った白井英治が満面の笑みを見せているのに対して、今村はひとつのレースが終わったのだ、とばかりに、笑いもせず、はしゃぎもせず、自然な表情を見せていたのだった。
2010_0829_0402  そんな今村豊を見ているのが、また幸せだった!
 若者たちが席巻してきたこれまでの4つのSGでは、レース後は若々しい喜びが爆発していたものだった。それとはある意味、正反対のレース後の雰囲気。これもまた、勝負師たちのあるべき姿のひとつであろう。幾多の歴史を刻む戦いを繰り広げてきたミスター競艇にとって、6年ぶりのSG優勝であっても積み重ねていくひとつのレースに過ぎない。それを表現できるのは、やはり修羅場をいくつもいくつもくぐってきた男だからこそ、であろう。今村豊のSG制覇を間近で見られてはしゃいでいる僕には、とうてい辿り着けない境地だと思う。もちろん、今村みたいになりたいけど。
_b8e2035  ともかく、今村が勝者となったピットは、他のSG優勝戦後に比べて、崇高な空気が漂っているように感じられたものだった。やっぱり、誰もが感動していた、のである。ミスター競艇を誇りに思おう。改めてそう思った。下剋上の風を吹かせてきた若者たちも、ボートレースの希望である。だが、これから歴史を作る者たちの勢いを止めて、H記者をはじめ中年に希望をそそぐ勝利を射止めた「歴史を作ってきた男」は、どう考えたって、我々の心の支えであり、プライドであり、最高の宝なのだ。
 おめでとう、なんて言葉はかえっておこがましいような気がする。ありがとう、ではベタだろうか。やっぱり、送るべき言葉はこれかな。
 今村豊選手、SG優勝が見られて、本当に幸せでした!
 もちろん、これが最後だとはまったく思ってませんけどね。

 そうした敬虔さをたたえたピットだったこともあるのだろうか、敗れた5選手の表情もまた、比較的淡々としていたように思う。
2010_0829_0497  いちばん気になっていたのは仲口博崇で、悲願にまたしても手が届かなかったことが、彼の表情をどう変えるのか、注目していたのだ。ピットに戻ってきた直後は、やはり硬めの表情だったと思う。師匠の大嶋一也が歩み寄って、二言三言ささやいても、表情は変わってはいないようだった。ただ、モーター返納作業をしながら報道陣(つまり、地元の記者さん=新人の頃から見守ってきた人たち)と話をしながら、だんだんと顔つきが朗らかになっていったのが印象的だった。最後にはニッコリと笑ってもいたのだから、仲口のなかでこの準優勝は「ひとつの手応えをつかんだ」ものだったのかもしれない。それは当然、「自分がまだ通用するのかどうか」と悲壮な思いで今節に臨んだことへの、ひとつの答えである。これで、チャレカ、最低でも賞金王シリーズへの参戦は確定的になった。SG戦線に本格復帰したあとの仲口博崇が楽しみになった。
2010_0829_0194  一方、静かな悔恨を燃やしていたのが、今垣光太郎である。激しく悔しがったりはしていなかったが、モーター返納作業の間じゅう、顔をしかめていたのである。とにかく、何かに苛立っていたのは間違いなく、それはもちろん自分への怒りだったのだと思う。
 2010_0829_0515中島孝平も、今垣と同じように、かなり長い時間、顔をしかめたままだった。タイプというか性質は違うが、福井支部の二人がよく似たレース後を送っていたのは、偶然だったのだろうか。中島の場合、スリット時点では勝ち筋も見えていたのだから、その悔しさは今垣以上だったかもしれない。彼らしく淡々とはしていたのだが、顔にハッキリと書いてある「悔しい」の文字。淡々とした中にそれが見えたからこそ、強く印象に残ったのだった。
2010_0829_0438  濱野谷憲吾も、サバサバしている、とはとても言えない雰囲気であった。いや、仲間に囲まれれば、苦笑混じりの笑顔も見せてはいた。これはいつもの通りである。だが、この敗戦を良しとはしていない、そんな顔も見せているのだ。レース後、濱野谷と目があった。濱野谷は顔をゆがめ、口をひん曲げながら、「やっちまった」という目配せをしてきたのである。濱野谷にインタビューしたのは、ちょうど2週間ほど前。そのときに話していたことを思えば、その意味の重さがひしひしと感じられた(何を話していたかはBOATBoy10月号を!……って、この流れでの宣伝、失礼しました)。
2010_0829_0457  最後に平本真之だ。レース後に目が合うと、彼はまずニコッと笑った。展示に向かう前、ジェスチャーだけで「頑張れ」とメッセージを送ったときもニコッと笑っていて、その2つの笑顔はまったく同じものだった。それが不思議だった。もしかしたら、胸の内をあまり表に出さず、心の奥底でグッと噛み締めつつ、裏腹な表情を作るタイプなのかもしれない。山崎智也のように。
 そう思ったのは、返納作業の間じゅう、彼もまたしかめ面をしていたのを見たからだ。本稿にも何度か登場しているように、平本とはわりと話す機会も多いのだが、まだこの男の奥を見てはいないような気にさせられたのだった。ダービーに繰り上がり出場が決まり、今後はSGの常連となってくるはずの平本である。SG初出場初優出を果たした男の真実を見るのが、この先楽しみになったのだった。(PHOTO/中尾茂幸 表彰式=池上一摩 TEXT/黒須田)


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H記者の「Vはインか、カドなのか?」予想

 6R、2単61と3単615をしこたま買って逆転の651を喰らったブッピーーンHです。よんもさん、すいまっせん><(豊橋カレーうどんは「まつや」がオススメです)
 さあ逝こう、いや、行こう優勝戦!

12R優勝戦
①今村 豊(山口) A↑
②濱野谷憲吾(東京)B
③中島孝平(福井) A
④仲口博崇(愛知) S
⑤今垣光太郎(石川)B
⑥平本真之(愛知) A

進入123/456

 アタマは今村か仲口。昨日まで5日間のコース別勝ち数は①30②5③10④10⑤2⑥3。1・3・4コースで勝率83%! で、3・4コース勝ちの大半がスリットから自力で仕掛けた選手たち。何度も書いてきましたが、今節の蒲郡は文句なしの「自力決着水面」なんです。2コース差しは1本だし。
 で、自力で攻めるのは逃げる今村か、メンバー中トップ足の仲口でしょう。この2艇をWヘッドに据えて、ヒモをどうするか。まず、2コース差しでしぶとく残しそうな濱野谷。今節、2コースの差し勝ちは1本でも2着はかなりあります。今村が逃げても仲口がまくっても、決め差し憲吾の2着は十分。「仲口マークの今垣にも展開あり」と思われるでしょうが、5コース2勝でわかるとおり、なかなかマーク戦が決まらないシリーズなのですよ。むしろ、6コースからぶん回して割り差し2着&2マーク差しで逆転2着というパターンが多い。平本の2着付けは配当的にも美味しいっすよ! 中島のパワーも相当ですが、仲口の攻撃をジカに浴びるとみて軽視します。え、1=4が来たら? ええ、ひたすら泣きます! 2連単4点勝負。

2連単★本線14-6、押さえ14-2

 あ、あと、やまと軍団の勢いを考えて6-4(仲口が強引に攻めたときのみ平本に勝機)も少々。うりちゃん、憲吾郎どの、showさん、丼口さん、TOOGAさん、月ちゃん、ゆたぽんetcetc、今節もお付き合いありがとさんでした、GOODLUCK!!


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“本紙予想”MB記念優勝戦

12R 優勝戦
1コース想定=今村 まくられ率10.5% 差され率19.3%
2コース想定=濱野谷 逃がし率38.0%
機力は仲口がトップ、今垣との連動も気になるが、今村と濱野谷の一騎打ちと見た。
◎今村 ○濱野谷
3連単1=2-全 


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THEピット――余裕とは何か

 もう何度も書いているが、最終日も暑いぞーーーーっ! ピット内の温度計は34℃。これが、夜になると気温がぐっと下がり(28~29℃とか)、その代わりに湿度が上がる(57~58→74~75%)というのが今節のパターン。優勝戦の頃は、前半戦とは気象条件が変わってしまうわけである。
 というわけで、早い時間帯には優勝戦メンバーは目立った動きを見せていない。全艇が装着場にあるし、選手の姿を頻繁に見るというわけでもなかった。
_b8e0594  いや、一人だけしょっちゅう目撃したな。平本真之である。地元の最若手である平本は、すべてのレースを終えてモーター返納などに忙しい選手たちのヘルプをしなければならず、カポックや勝負服を運んだり、先輩の返納をサポートしたり、整備室周辺と控室を行ったり来たり、走りまわっていたのであった。いわゆる新兵は、同期の2人(篠崎と新田)を含めて何人かいるけれども、一般戦を走る彼らは自分のレースの準備に忙しい。もっとも時間がたっぷり残されているのは平本、ともなれば、平本が飛びまわるのは当然なのであった。
 その合間に少し話した。優勝戦について、というよりは、雑談だ。いつもの笑顔ではあるが、しかしどこかカタさも感じないではない。まあ、当然だ。まったくの平常心でいられるほうがおかしい。この一日を経験することが何より大きな意味をもつのだから、雑用に追われ、緊張感と戦うハードな時間をおおいに“満喫”してほしいと思った。
_b8e0568  そうした経験を山ほど積んできたのが、今村豊である。四半世紀以上も、こんな時間を送る日が今村には訪れてきた。それがどれだけ凄いことか、今日の今村のリラックスぶりを見ているとよくわかる。1号艇だろうが何号艇だろうが、時間の使い方を知り尽くしている証であろう。
 自艇のもとで作業をしていると、まず寺田祥が歩み寄る。さらに同期の池田浩二もやってきて、後輩二人にミスター競艇の“講義”が始まった。今村はハンドルをガッチガチに堅くセッティングすることで知られているが、その堅さがどれほどのものかを、今村は二人に説明し始めたのだ。真剣な面持ちで聞き入る池田と寺田。これ、優勝戦1号艇の人の周囲の様子ですかね、ほんとに。きっとこんな会話、こんな時間も、今村の優勝戦モードを作り上げることに一役買っているのだろう。
_b8e0910  中島孝平も余裕の面持であった。というか、普段とまるで変わらないんだ、この人も。中島とはほぼ毎日、前半のピットで顔を合わせて挨拶を交わしているが、トーンも表情も口調も、まったく一緒。優出を逃していたとしても、同じだったんだろうなあ、今日の中島孝平は。もちろん、なかなかできることではない。
2010_0828_0192  今垣光太郎は、昨日まで以上に余裕が生まれているような気がした。表情が明るく見えたのだ。優出を果たして、まずはホッと一息といったところだろうか。ただし、作業の緻密さ、徹底ぶりは昨日までと同様。いや、昨日までというより、いつ見たって同じである。
_b8e0026  仲口博崇も、ひとまずは余裕をうかがわせる顔つきであった。SG初制覇が現実的になってきて、少しはプレッシャーを感じさせる様子かと想像していたのだが、そういうことはなかった。前半の時点では。上瀧和則が肩を揉む場面も見かけており、きっと周囲の後押しが大きいんだろうな。優出メンバーの中では、ただ一人、ギアケースを外して整備室にこもっていた。
_b8e0613  余裕なのか、それとも……。濱野谷憲吾である。3R終了後まで前半のピットにいたのだが、ついにモーターを装着しないままだったのだ。チャーリー池上カメラマンによると、僕がピットを去った5分後に装着したそうだが、ともかく、そんな時間帯まで素っ裸のボートのままだったのは濱野谷の2号艇だけなのだ。ペラ室で作業しているところは見ているが、その意味は……。あ、そんなこと書いてたら、濱野谷が足合わせしてるじゃないか。これは優出メンバーの一番乗りなのだが……。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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H記者の『2連単極選ガマ一本釣り』

2010_0828_r08_0565  昨日の8R前、全財産が1100円で極選・三四郎ボックスを1枚しか買えなかったHです。御守りをプレゼントしている場合ぢゃなかったのかーーーっ(号泣) しかも昨日の346は極選史上の最低配当記録だしぃ>< (あ、しかもしかも3Rのいま、今節2発目の三四郎が……今日も随所に狙おうと思ったけど、ここで出るとは。もう打ち止めかもかも?)
 で、相変わらず虫の息なわけですが、K記者が竹島・八百富神社のご利益なのか豊橋カレーうどんパワーなのか、ウルトラ絶好調モード突入! 先ほど、太~~いお注射(1Rの的中舟券をそっくりそのまんま!!)を打ってくれました。頑張るどーーーーーーーー!!

 と、長い前置きの割に……今日の穴・極選はお休みします。<極選=万太郎>の初心に帰るべく全レースを吟味したのですが、狙いたい目はすべて中穴レベル。たとえば10Rは③前本④太田と昨日の8R三四郎パターンと同じ並びで狙いたいけど昨日よりオッズ低いし。極選には指名せずやや無理筋3-26-全をこっそり買う程度にしておきます。
 その代わり、2連単で大儲けしちゃいましょう。

2連単極選・ガマ一本釣り

6R
★①寺田 祥
 ②魚谷智之
 ③丸尾義孝
 ④秋山直之
 ⑤須藤博倫
★⑥前本泰和

進入123/456

 K記者の新概念データにあるとおり、魚谷の2コース逃がし率は艇界屈指。で、前本が2日目までのモンスターパワーに返り咲いたムード。もう、このふたりしか買う気がしません。2単ウラオモ勝負に、オプションで超抜ヒロリンの3着付け。

2連単★1=6
3連単★1=6-5

 ほぼ腹は決まっている優勝戦予想は、特訓気配をチェックして9R頃にアップします。


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優出選手インタビュー

 本日13時30分より、優出インタビューが行なわれました。

_b8e1033 ①今村豊
 このエンジンでこの成績なら100点です。伸びは悪くないけど、いい人にはやられる。ただ、今日の朝試運転をして、今日が一番いいかな。僕が一番経験あるので、一番リラックスできるでしょう。インをしっかり獲って、スタート行きたいです。

_b8e1051 ②濱野谷憲吾
 体調はレースをする分には問題ありません。優勝できるアシです。今村さんは小回りしてくることが多いので、外をまくりたいですね。わからないですけど(笑)。夢のグランドスラムに向けて頑張りたいです。

_b8e1060 ③中島孝平
 徐々に良くなっています。ターン回りがしっくりきてなかったけど、準優を見る限りはよくなっている。3コースで、起こしはどこでも。全速でスタートを行けるかが課題ですね。

_b8e1079 ④仲口博崇
 最初はよくなかったけど、1走目で課題が見つかった。伸びも、手前にくるようになって、一番いい伸びになっています。コースは…………逃げますか(笑)。まあ出たとこ勝負で、130~200mの間の起こしを考えている。風が難しいけど、スタートも最後くらいは行きたい。優勝します!

_b8e1094 ⑤今垣光太郎
 エンジンは威張れないけど、展開はツイてます。できれば伸びが欲しいので、今日はセッティングを変えてみます。コースは出たとこ勝負。スタートはあまり決まってないですね。

_b8e1103 ⑥平本真之
 4日目がいちばん緊張しましたが、もう大丈夫です。伸びは若干物足りないですが、回り足はしっかりしている。6コースから集中していきたい。今年のSGの4000番台の勢いと僕自身の勢いに乗っかって、いいレースをしたいです。

_b8e1111 ※気になったのは仲口と今垣。仲口はおそらくカドだろうし、今垣も昨日は仲口に乗ってのまくり差しを狙うと表明していたのだが、インタビューでは「出たとこ勝負」。もう駆け引きが始まっている?(PHOTO/池上一摩)


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本日の“本紙予想”モーターボート記念最終日

 こんちわ! Kです。我々は今節、豊橋に宿泊しておりました。豊橋といえば、ご当地グルメとして注目されているのが、カレーうどん。味やディテールに違いはあれど、「カレーうどんの下にとろろご飯、うずらの卵をトッピング」というベースは全店共通。これが実に美味し!なのでありまして、私とH記者は今節中4回も食ってしまいました。豊橋カレーうどんパワーで本日も頑張ります。

1R
1コース想定=坪井 まくられ率15.3% 差され率15.3%
2コース想定=上瀧 逃がし率27.0%
杉山がまくり、まくり差し自在に抜け出す。毒島が連動。
◎杉山 ○毒島 ▲坪井 △上瀧 
3連単2-316-全

2R 
1コース想定①=矢後 まくられ率11.4% 差され率27.3%
1コース想定②=平田 まくられ率17.9% 差され率21.2%
1コース想定③=大嶋 まくられ率15.2% 差され率18.7%
2コース想定①=平田 逃がし率42.2%
2コース想定②=大嶋 逃がし率36.3%
矢後次第でコース変わるが今日はインか。6コースであっても最後に1着。
◎矢後 ○大嶋 ▲石橋 △平田  
3連単1-432-全

3R 
1コース想定=岡崎 まくられ率10.2% 差され率13.6%
2コース想定=石川 逃がし率32.0%
イン岡崎vsカド菊地の激突。岡崎を本命にとる。
◎岡崎 ○菊地
3連単1=4-全

4R 
1コース想定=平尾 まくられ率12.9% 差され率20.0%
2コース想定=白井 逃がし率31.8%
平尾は転覆の影響が心配。赤岩が3コースから攻め切る。
◎赤岩 ○平尾 ▲白井 △太田
3連単3-125-全

5R 
1コース想定=篠崎 まくられ率6.8% 差され率11.9%
2コース想定=山崎 逃がし率19.6%
智也の2コースは穴の匂い。ただ、一般戦はさすがに差しか。篠崎が逃げる。
◎篠崎 ○新田 ▲松井 △作間
3連単1-346-全

6R  
1コース想定=寺田 まくられ率14.0% 差され率27.9%
2コース想定=魚谷 逃がし率44.4%
魚谷の逃がし率はかなり高く、寺田が逃げ切る。
◎寺田 ○前本 ▲須藤 △秋山
3連単1-654-全

7R
1コース想定=福島 まくられ率16.2% 差され率18.9%
2コース想定=飯山 逃がし率45.7%
飯山を壁にして福島が逃走。菊地が3コースから追走。
◎福島 ○菊地 ▲山本 △服部 
3連単1-345-全

8R
1コース想定=池田 まくられ率13.0% 差され率16.7%
2コース想定=石川 逃がし率32.5% 
石川を入れて、石野が伸びなりにまくる。辻が連動。
◎石野 ○辻 ▲池田 △吉田
3連単2-315-全

9R
1コース想定=秋山 まくられ率23.4% 差され率23.4%
2コース想定=重成 逃がし率51.1% 
インでわりとまくている秋山、逃がし率高い重成、どちらを取るか……。ひとまず秋山本命。
◎秋山 ○重成 ▲作間 △岡崎 
3連単1-235-全

10R 特別選抜B戦
1コース想定=服部 まくられ率10.6% 差され率25.8%
2コース想定=篠崎 逃がし率35.3%  
S決めれば前本が伸び切る。太田との連動を本線に。
◎前本 ○太田 ▲服部 △山崎
3連単3-415-全

11R 特別選抜A戦
1コース想定=吉田 まくられ率22.2% 差され率7.4%
2コース想定=山本 逃がし率34.7%
白井が3コースからまくり一閃。須藤が差して続く。
◎白井 ○須藤 ▲吉田 △山本
3連単3-412-全

優勝戦は後ほどアップします。


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最終日! さあ、優勝戦です

本日もお暑うございます! 蒲郡モーターボート記念もいよいよ最終日。優勝戦です! 熱帯夜に輝くのははたして……。

_b8e0972 華の69期勢ぞろい! 田中信一郎と太田和美は賞金王など、SGを複数回制しています。そんな同期の活躍を、仲口博崇はどんな思いで見ていたのか。そして、なかなか栄光に手の届かない仲口を、同期たちはどう見つめていたのか。悲願達成に向けて、友情も大きな武器になるはずです!(PHOTO/池上一摩)


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MB準優 私的回顧

エースの逃げ

2010_0828_r09_0661 9R
①濱野谷憲吾(東京)02
②仲口博崇(愛知) 05
③菊地孝平(静岡) 05
④吉田俊彦(兵庫) 03
⑤徳増秀樹(静岡) +01F返還
⑥福島勇樹(茨城) 07

 灼熱の電撃スリット戦に耐えて、東都のエースが貫禄を示した。決して盤石の逃げだったわけではない。実になんとも惜しかったのは吉田だ。4カド・コンマ03から図抜けた行き足で菊地を攻めつけた。菊地の舳先を振りほどけば、間違いなく必勝のまくり差しが突き刺さったはずだ。が、まくられたら一巻の終わりの菊地も必死に抵抗する。前歯一本で噛み付いている風情だった。それをようやく振りほどいたとき、吉田の割り差しの破壊力は半減していた。
2010_0828_r09_0680  菊地の粘りのおかげ?で、バック独走態勢になった濱野谷。2位争いは大混戦。ここで「返還 5(徳増)」のランプが点るが、徳増本人は気づかない。そのまま5艇が団子になって2マークに殺到し(菊地は突っ込みで賞典除外に)、もっとも冷静に最内を差した仲口が2位に浮上した。結果は1-2-4。極めて順当な結果に見えるが、実際にはスリットから火花が何度も飛び散る激闘だった。

118番人気

2010_0828_r10_0857 10R
①辻 栄蔵(広島)09
②服部幸男(静岡)09
③平本真之(愛知)11
④池田浩二(愛知)02
⑤白井英冶(山口)05
⑥中島孝平(福井)05

 何がどうなったかわからないうちに、辻が転覆していた。断然の人気だっただけに場内騒然。怒声罵声悲鳴がスタンドに轟く。そして、その悲痛な叫びはすぐに驚きの奇声に変わった。
2010_0828_r10_0860 「ナカジマァッ!????」
 2連単6-1以外はすべて万シューという超人気薄が、これまたいつの間にか先頭に立っていた。4カドから自力で攻めてレースを作った池田が必死に追いすがる。ひたすら驚いていたファンの声色がまた変わった。
「池田~~~抜いちまえーー!!」
 舟券4-6を買っているのか、優勝戦の枠番のためなのかはわからんが、地元ファンの声援が飛び交っている。
 1周2マーク、転覆艇が出たため、ここで大勢が決まる。池田が抜くか、抜けないか。いや、そうではなかった。池田が抜かれてしまった。同県の後輩、平本に! 見えないところから飛んでくる鋭角差しに、足元をすくわれた。さらに、その内から白井が……。またまたスタンドに悲鳴や罵声が響き、激しすぎた1周のレースがそこで終わった。あとは、静まり返った水面を6-3-5という隊形で艇が通り過ぎてゆく。
2010_0828_r10_0912  12万1620円。
 この数字がスクリーンに映ったとき、またスタンドは沸きに沸いた。最初から最後まで、何が何だかわからんレースだった。だから、118番人気なんだけど。こんな舟券、誰が獲れるんだろ。
 記者席に戻ると、『神田川』の喜多條忠先生が3連単2枚(356ボックス)と2連単2枚(6流し)を握り締めてにんまり笑っている。嗚呼、こんな身近にいたのか。
「無欲無欲、無欲の勝利さ」
 払戻窓口で神田川先生はボソッと囁いた。

49歳のツッパリ逃げ

2010_0828_r11_1059 11R進入順    
①今村 豊(山口) 12
③今垣光太郎(石川)13
②須藤博倫(埼玉) 11
④平尾崇典(岡山) 09
⑤山本寛久(岡山) 14
⑥篠崎元志(福岡) 13

 スリットを過ぎて、私の心はそぞろときめいた。平尾がスッと1艇身ほど抜け出している。このまままくりきれば、私がしこたま買っている三四郎(346ボックス)になるかも!! ほら先生、欲の皮が突っ張った人間だって、大穴を召し取れるんでっせ。
2010_0828_r11_1065  神田川先生に自慢し返す自分の姿が浮かんだ。が、俗人の夢は10秒で終わる。今村が平尾をきっちりがっちりブロックし、そのまま先頭に踊り出ていた。なんちゅう49歳。同い年の私は、こよなく今村を尊敬しつつ舟券の対称から外していた。
 同じ49歳で、なんでこんなに違うんだよーー!!
 みたいなヤキモチがあったことは否めない。尊敬と嫉妬は紙一重なんですよ。そして私は帽子を脱ぎ、舌を巻く。見事にやんちゃな張り逃げだった。また今日も、モノが違う、違いすぎる、と打ちのめされた。
2010_0828_r11_1068  混戦の2着争いで生き残ったのは今垣。終わってみれば、のべSG13Vのスーパースターふたりが、初制覇に燃える後輩たちを競り潰していた。「下克上」と呼ばれる今年だが、やんちゃな40代はまだまだ強い。
 一人旅を決め込む49歳を見ながら、「明日は、この人とどう付き合おうかな」などとぼんやり考えていた。(photos/中尾茂幸、text/H)


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THEピット――気分が揺らぐSG準優

 予選1位の今村豊が1着で優出、1号艇では濱野谷憲吾も勝利をあげた。1号艇が飛びまくることも珍しくなかった今年のSGにおいては、結果だけ見れば順当のようにも思える。でも、とても一筋縄ではいかなかったMB記念準優。ピットで僕の気持もゆらゆら揺れる。
2010_0828_0140 ●9R、フライングを切った徳増秀樹の硬直した表情
 フライングを切ってしまった選手の姿を見るのは、本当にツラいものだが、それがSG準優ともなると、ツラいなんてもんじゃない。多額の返還金を出してしまったことへの罪悪感。優出を逃してしまったことへの悔恨。SGの出場権を向こう4つも手放さねばならない無念(徳増はダービー出場予定だった=柏野幸二が繰り上がり)。いろいろなものがゴチャ混ぜになって、誰もが顔面蒼白となる。徳増はレース後、すべての選手に詫びて回っていたが、外野としては「いちばん悔しいのに、そこまでしなくても……」と同情してしまう……。
2010_0828_0313 ●9R、2マークで菊地孝平の突進を受けた福島勇樹の憮然たる表情
 このレースは、2番手がもつれた。徳増は差して2番手を走っており、しかしこれはリタイアとなる。その後ろだ。内を伸びていた福島に、菊地が突進して接触。吉田俊彦はその外を大きく回り、内を差した仲口博崇が2番手に浮上している。もし福島がすんなり回っていたら、たしかに2着があったかもしれない。それだけに……。好漢・福島のあんな表情は初めて見た。緑の勝負服を脱ぎ捨て、小さく蹴りを入れる姿も。菊地はもちろん詫びに来ているが、それに対しても小さく会釈を返すのが精一杯の様子だった。
2010_0826_0241 ●10R、転覆した辻栄蔵の悔恨
 まさかの1マーク転覆。幸いにもケガはなさそうで、転覆整備のあと様子を聞いてみると、「大丈夫ですよ!」と快活に返してくれている。そもそも陽気な辻栄蔵、着替えを終えると広島勢の輪に笑顔で合流して、仲間とともに明るくモーターを組み直していた。だが、一人になった辻は、おもむろに頭をかきむしり出している。1号艇をモノにできなかったことは、やはり後悔しか残さないのだ。実は、声をかけたのは、そんなタイミングだった。辻はすぐに笑顔に戻って、こちらに対応したのだった。
2010_0828_0222 ●11R、須藤博倫の優しさ
 3コースとなってしまったことなのか、それとも単に敗れたことなのか。ピットに戻ってきた須藤は、まず悔しそうな顔つきを見せている。そのすぐ後には、もつれて転覆となった平尾崇典の様子を気にし始めていた。片付けがすべて終わると、医務室に向かう姿も目撃している。そんな晴れない気分のなか、もちろん顔つきも神妙なのだが、そこで平本真之とすれ違った瞬間、即座に「おめでと! よかったね」と声をかけている。ヒロリン、優しすぎる……。それだけに、優出を決めてほしかったと心から思った。

 とまあ、ダウン気味になったシーンを一気に書いてしまった。ここからは、明るい話だ。
2010_0828_0055 ●今村豊、高橋節がお気に入り
 展示の準備に向かおうとした今村、装着場で関係者と話す重成一人を見つけると、ニヤニヤしながら近づいていった。そしておもむろに……
「グググイィィィィィッとぉぉぉぉぉ!」
 蒲郡のスーパーアナウンサー・高橋貴隆さんのモノマネ! これは貴重です。その後も何度も「グググイィィィィィッとぉぉぉぉぉ!」と叫び、いったい何のアピールだったのかよくわからんまま、展示ピットへと歩いていったのだった。これから予選1位の準優1号艇を戦う人とはとても思えませんな。さすがミスター競艇、なのである。
2010_0828_0135 ●仲口博崇の思い入れ
「僕の状態が最近は悪くて、まさかMB記念に呼んでもらえるとは思わなかった。こんな状態でも呼んでもらえたので、久しぶりのSGだし、挑戦者の気持ちで、自分でもまだ通用するのか確かめるために、51人にぶつかっていこうと思ってました」
 せつない言葉だと思う。今、SGにもっとも近い男といえば、白井英治だが、もともとはこの人がそう呼ばれていたのである。しかし、そう呼ばれているうちに、成績が急下降していった。SG戦線からも遠ざかった。A1級陥落の危機すらあった。そうした臥薪嘗胆を乗り越え、優出を果たしたということ。これは大きな意味のあることだと思う。仲口自身、崇高な思いを抱えているはずだ。
 ちなみに、今村はこう言っている。「仲口くんが出ている。同じスタートタイミングだったら、まくられますね」。これに「濱野谷くんか中島くんに止めてほしいです」と付け加えて報道陣を笑わせるあたりがミスターらしさであるのだが。また、今垣光太郎はこう語る。「仲口くんがすごく出てます。明日は、まくり差しの展開がありそうなので、すごく楽しみです。だからコースは動かず5コース」。すでに優勝戦のイメージが出来上がっているのもすごいことだが、今垣をワクワクさせるアシであるということは、頭に入れておくべきだろう。
 その伸びを武器にまくり切ったら……我々は最高に感動的なラストシーンを目撃することになるだろう(その場合は表彰式必見!)。
2010_0828_0094 ●おめでとう、平本真之!
 実は、平本の優出はあっさりとは決まらなかった。1周2マークの逆転シーンで、池田浩二と接触していたシーンが審議となったのだ。もちろん、不良航法か否か、である。
 レースを終えてピットに戻ってきた白井英治に、上瀧和則が「優出おめでとう!」と大笑いしながら語りかけた。もちろん上瀧は判定を知っていたわけではなく、レースを見ていてその可能性があると判断したから、半ばからかうように白井に声をかけたわけだ。白井は「ウソッ!?」と目を丸くしたが、もちろんその時点では何とも言えない。その上瀧と白井のやり取りに周囲が爆笑の連発となったことから、平本は当然、不安げな表情になるわけである。
2010_0828_0526  この審議がまた長かった。二人とも着替えを終えて、すぐにでも共同会見に出られる態勢なのに、決まらない。平本は、当てにいったわけではなく、池田がターンマークを外した内を突いただけだから、反則はしていないと確信はしていたようだが、しかしジャッジは当事者の意向と重ならないことも多々あるものである。選手用喫煙所には白井の姿もあり、こちらもすぐに会見に向かえる態勢。平本の顔つきがどんどんと不安げになっていくなかでも、判定はなかなか届かなかった。
 結果は、もちろんセーフ! 競技本部から呼び出しのアナウンスもあったため、平本は先にそちらを済ませようと向かい始めたのだが、その途中でセーフの知らせが届き、会見場へUターン! 優出の知らせを知った報道陣が万雷の拍手を送る中、平本は笑顔で会見場への階段を上って行ったのだった。
 SG初出場初優出、すごいぞ!

2010_0828_0543  最後に他の優出選手。濱野谷憲吾は「優勝できるアシ」とハッキリと言った。最近は機力不足を嘆くことばかりだったSG優勝戦での会見。間違いなく、濱野谷は今回、優勝を本気で狙いにいくはずだ。肋骨はもちろん、気にする必要はない。
2010_0828_0540  中島孝平が饒舌だったのには驚いた。「宿舎で、今垣さん、(中村)有裕と一緒なんですけど、リズムがいいから大丈夫、大丈夫、って言ってくれるんですよ。僕的には上がったり下がったりって感じなんですけど」。そういうこぼれ話的なことをしてくれる人という印象はなかったのだが。本人が感じていることはともかくとして、これがリズムがいい証だろう。
2010_0828_0196  そして、今垣光太郎。先述したとおり、すでに優勝の展開を頭に思い描いている。蒲郡との相性は最高であるわけだが、その契機が初めてMB記念に呼ばれた際、「岩口(昭三)さんはバリバリのSGレーサーで、僕はまだ6点A1だったのに三国に選ばれたんですが、2日目で準優が絶望になったんです。それがもう、今までで三本の指に入るくらい悔しくて。それが蒲郡だったんです」。好漢・今垣光太郎も、やはり勝負師。そうした悔しさを糧にして、大きくなったのである。蒲郡への思い入れは、地元の仲口にも負けていないのかもしれない。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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速報 蒲郡MB記念優勝戦メンバー決定!

 賞典除外選手が4人も出る熾烈な準優を終えて、蒲郡MB記念の優勝戦メンバーが確定しました。1号艇は予選トップの座を守り抜いた「ミスター競艇」今村。濱野谷、今垣のSG覇者と初制覇に燃える中島、仲口、平本がこの49歳の大本命に挑むことになります。

12R優勝戦
①今村 豊(山口)
②濱野谷憲吾(東京)
③中島孝平(福井)
④仲口博崇(愛知)
⑤今垣光太郎(石川)
⑥平本真之(愛知)


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“本紙予想”MB記念準優勝戦

9R 準優勝戦
1コース想定=濱野谷 まくられ率14.3% 差され率21.4%
2コース想定=仲口 逃がし率33.3% 
仲口の逃がし率は高くはなく、イン濱野谷も楽には逃げられない。それでも気迫見せると見て、濱野谷を本命視。
◎濱野谷 ○仲口 ▲菊地 △吉田 
3連単1-234-全

10R 準優勝戦
1コース想定=辻 まくられ率5.5% 差され率20.0%
2コース想定=服部 逃がし率41.9%  
服部の逃がし率高く、辻がしっかり逃げ走。平本が攻めれば、池田に展開ある。
◎辻 ○池田 ▲白井 △服部
3連単1-452-全

11R 準優勝戦
1コース想定=今村 まくられ率10.7% 差され率19.6%
2コース想定=須藤 逃がし率27.9%
須藤の逃がし率の低さが気になる。波乱があるかも。今村を本命とするが、今垣が握ってまくり切る可能性も。
◎今村 ○今垣 ▲平尾 △須藤
3連単1-342-全 3-425-全


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H記者の『穴・極選付き準優予想』

9R
①濱野谷憲吾(東京)B
②仲口博崇(愛知) A
③菊地孝平(静岡) B
④吉田俊彦(兵庫) A
⑤徳増秀樹(静岡) B
⑥福島勇樹(茨城) S??(またはB)

進入123/456

 3日目までの超抜パワーがあれば福島のアウト一気が楽しみなのですが……昼の気配もちと苦しそう。ならば濱野谷が伸びる仲口を壁にして逃げきります。そりゃ菊地の必殺技「1艇突出ミクロS」も怖いけど、半艇身覗いたくらいでは仲口の伸び返しを喰ってWの厚い壁になりそうな気が。準優らしい穏やかな内寄り決着。

3連単★1-23-全

※スタート展示で福島が瞬時に1艇身チギるようなら2単6=1も少々。

10R
①辻 栄蔵(広島)S
②服部幸男(静岡)A
③平本真之(愛知)A
④池田浩二(愛知)A
⑤白井英冶(山口)A
⑥中島孝平(福井)A

123/456

 9Rよりパワー相場が高く、内寄り決着になるには飛び道具が多すぎる。服部が差しハンドルを入れた瞬間、平本か池田どちらかの地元選手がやや強引に握って攻めるはず。辻、服部には残すだけのパワーがあるけど、1=2決着はないと思っています。面白いのは白井の2着付け。突き抜けないけど上位級パワー、池田マークの展開の利を合わせれば、2着がピッタリはまります。まだ荷が重そうな平本、コース厳しい中島は割り引きましょう。

3連単★124-5-124

11R 穴極選指名
①今村 豊(山口) B
②須藤博倫(埼玉) A
③今垣光太郎(石川)B
④平尾崇典(岡山) S
⑤山本寛久(岡山) A
⑥篠崎元志(福岡) A
進入123/456

 荒れる臭いがプンプン漂うのがこれ。ダントツのトップ当選を果たした今村ですが、パワーは中堅に毛が生えた程度だと思っています。予選ではは「ターンマーク起こしコンマ10全速スリット出し抜け」の今村パターンが面白いように決まった。自力型の蒲郡水面がフィットしています。が、インコースではこの「全速出し抜け」は難しい。助走距離もいつものターンマーク起こしじゃないし。須藤が差しハンドルを入れた瞬間、センターの野獣・今垣と行き足急上昇の平尾が怒涛の猛攻を仕掛けるはず。その猛攻を食い止めたら拍手を贈るとして、舟券は今垣、平尾に勇猛果敢な篠崎を絡めた三四郎(346ボックス)で勝負します。ゆたぼん、斬り捨て御免><

3連単★三四郎


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THEピット――大丈夫!

2010_0824_0438  今日、まず気になるのはやはり、篠崎元志の様子だ。昨日、最後に見たのは担架で運ばれる姿だっただけに、準優に名前がある今日、どんな状態なのかが気にかかる。
 ピットに足を踏み入れると、さっそく篠崎の姿を発見。傍目からは元気そうだし、足を引きずったりどこかを気にしたりという様子もない。女性キャスターの取材を受けながら、笑顔も見えていて、どうやら問題はなさそうだ。
 その後、岡崎恭裕が篠崎につきっきりとなった。ボートを装着場の空いているところに運ぶのを手伝ったり、篠崎がハンドルを回して点検するのを見守ったり(その手さばきは軽快かつ力強かった)。篠崎は手を止めると、ボートをはさんで長いこと会話を続けていた。
 二人が別れた瞬間、岡崎に声をかける。つきっきりでしたね。
「ヒマですからねえ」
2010_0827_0351  あらら。まあ、これが岡崎恭裕。こんな呑気そうなことを言いながら、総理杯でも笹川賞でもグラチャンでも結果を残してきたのだ。つまり、これがひとつのバロメータでもある(今回は残念だったが)。昨日のこともあったし、篠崎選手を応援したいですよねえ。
「いや、6号艇ですからねえ……」
 自分は6号艇で優勝したじゃないっすか、SGを!
「というか、6号艇だと、応援しようがしまいが、展開を突くのが基本になりますからね。来るときは来る。来ないときは来ない。でしょ?」
 たしかにそうだ。いや、それでも岡崎はほとんど自力で6号艇SGVを果たしたような気がするが……まあ、それはいい。僕が大事だと思ったのは、岡崎から篠崎の体を心配するような言葉がひとつも出てこなかったことだ。もっとも身近で見ているはずの岡崎の様子から僕は、篠崎が力を出し切れる状態であることを確信した。うむ、安心だ。よし、岡崎選手も、あと2日頑張って!
「僕は頑張りますよ~~~」
 と岡崎は軽く目配せして、控室へと消えていった……って、すっかり岡崎の話になっちゃったけど、岡崎と別れてから篠崎のほうに目をやると、シャキシャキと動き、準優への準備を怠りなくやっていた。心配はいらないと思う。

2010_0827_0881  もうひとつ気になったのは、今垣光太郎だ。昨日、遅くまで整備を続けていたことは記した。
「初日に戻しました。伸び重視のまくり狙いですね。それをすると、乗りにくくはなるんですよ。でも、準優は一発勝負ですからね」
 今垣は、準優に渾身の勝負をかけている。今垣の表情、口調がいつにもまして鋭く、力強いのも印象に残った。今垣は準優であっても優勝戦であっても、もちろん予選であっても、顔を合わせるとまずはにこやかにほほ笑むことが最近は多いのだ。しかし今日はそれがない。そして、声のトーンも高い。以前、蒲郡は地元のような気持で走れる、と言っていた。この地区には、今垣を強烈に応援するファンがいるのだそうだ。その声を力に、今垣は蒲郡で実績を残してきた。だからこそ、思い入れも強いというのである。
 ここが蒲郡だからこその気合。今垣の顔には、たしかにそんなものが見つかるのだ。

 他の準優組で目についたのは、まずは吉田俊彦の本体整備。本体に手をつけているのは、準優組では吉田だけだった。
2010_0827_0186  中島孝平は整備室の奥にいたから、おそらくはギアケース調整。黙々粛々と作業を続けているのは、いつもの中島流である。
2010_0827_0665  仲口博崇は、赤岩善生をパートナーに足合わせをしていた。節を通じて二人でともにいる場面を多く見かけているが、今日は赤岩が仲口をサポートする意味合いが強くなっているだろうか。もちろん赤岩が自分のレースに手を抜くことなどあるはずがないが。
 平本真之は、早い時間帯の時点ではプレッシャーに悩まされることもなく、いつも通りの平本と見受けられる。むし2010_0827_0196ろ準優に乗ることの誇らしさのようなものも感じたのだが。一方、福島勇樹はちょっとカタいようにも見えた。6号艇はプレッシャーなく走れる艇番のはずなのだが。
2010_0827_0978  で、もっとも姿を見かける回数が少なかったのは、濱野谷憲吾である。2Rのエンジン吊りで顔を見たのが最初。モーターの装着は、本体整備をしていた吉田よりも後だったのだから、もっとも遅い始動だったことになる。手負いの身体をいたわるがゆえのことなのか。だが、そのメリハリが今節の濱野谷にはプラスに働いているようにも思える。雰囲気は間違いなくいい。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選』5日目

 松阪牛や蒜山高原ジャージー牛はおろか、明治の「おいしい牛乳」1本買うのもままならぬHです。が、今日は竹島に落ちていたポイ捨てタバコを一掃したり、島内の「八大龍神社」で一心不乱に拝んだり、なけなしのお金で御守りをプレゼント(K記者に「えんむすび」、Nカメラマンに「安産」ね)したりしたので、きっと当たると思います。つか、当たんなきゃブチキレルぞーーーー!!(←罰当たり)

8R
 ①松井 繁
 ②吉川元浩
★③前本泰和
★④太田和美
 ⑤石川真二
★⑥寺田 祥

進入125/346

 いよいよ伝家の宝刀を抜くときがきました。今節、まだ一度も出ていない三四郎(346ボックス)。この三四郎ボックスは総理杯2回、笹川賞2回、グラチャン2回、オーシャン3回とほぼ均等に出現していて、平均配当は約4万円! 回収率は実に160%!!!! 総理杯初日から猿のように三四郎だけを買っていれば大儲けしていたのですよ。で、今シリーズは……ゼロ! まだ1度も出ていない。残りはボチボチ全18レース。ふふふ、どんどん三四郎包囲網が狭まっているのです。臭いのは、この8R。
 2日目までのモンスターパワーが戻ると信じて前本、昨日から凄いことになっている太田、前検から行き足だけは不気味な寺田のアウトセット。松井・吉川に気落ちがありそうなだけに、前本がまくれば普通にあると思います。

3連単★三四郎

 これまた三四郎がありそうな準優予想は7R頃にアップします。


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本日の“本紙予想”モーターボート記念5日目

 どもども~。Kです。竹島に行ってきました。H記者が御守をプレゼントしてくれたので、これは今日は連戦連勝だぞ~、と包みをあけたら、記されていたのは「えんむすび」…………。

1R
1コース想定=上瀧 まくられ率14.6% 差され率26.2%
2コース想定=田中 逃がし率33.3%
アシ悪くない上瀧が逃げ切る。田中が差して迫る。
◎上瀧 ○田中 ▲飯山 
3連単1-23-全

2R 
1コース想定=市川 まくられ率10.9% 差され率23.4%
2コース想定=中村 逃がし率32.1%
市川がS決めて先マイ。新田のカド攻めが本線。
◎市川 ○新田 ▲中村 △杉山  
3連単1-526-全

3R 
1コース想定=田村 まくられ率4.7% 差され率30.2%
2コース想定=太田 逃がし率43.1%
太田の逃がし率高く、田村が逃げ粘れそう。太田の差しが脅威。
◎田村 ○太田 ▲寺田 △今井 
3連単1-236-全

4R 
1コース想定=前本 まくられ率9.5% 差され率13.1%
2コース想定=大嶋 逃がし率36.0%
前本は準優でも通用するアシ。岡崎が握って追う。
◎前本 ○岡崎 ▲大嶋 △魚谷
3連単1-265-全

5R 
1コース想定=作間 まくられ率18.5% 差され率25.9%
2コース想定=上瀧 逃がし率26.7%
石野がカドからもう一丁決める。作間が残して。
◎石野 ○作間 ▲上瀧 △山口
3連単4-126-全

6R  
1コース想定=山崎 まくられ率4.0% 差され率24.0%
2コース想定=梶野 逃がし率25.7%
握って攻める艇を山崎が張れば、穴の展開も。田中のまくり差しを狙う。
◎田中 ○山崎 ▲秋山 △杉山
3連単4-135-全

7R
1コース想定=赤岩 まくられ率3.7% 差され率11.1%
2コース想定=丸尾 逃がし率30.2%
赤岩が予選落ちの屈辱晴らす逃げ。丸尾が差し追走。
◎赤岩 ○丸尾 ▲中村 
3連単1-24-全

8R
1コース想定=松井 まくられ率8.2% 差され率27.4%
2コース想定=吉川 逃がし率40.0% 
イン松井、2コース吉川は鉄壁ライン。
◎松井 ○吉川 ▲前本 △太田
3連単1-234-全

12R
1コース想定=吉川 まくられ率5.2% 差され率15.5%
2コース想定=秋山 逃がし率36.6%
吉川がきっちりと逃げ切る。赤岩が握って肉迫。
◎吉川 ○赤岩 ▲石野 △秋山
3連単1-352-全

準優勝戦は後ほどアップします。


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5日目! 必勝祈願!

こんにちは! 蒲郡モーターボート記念も5日目、準優勝戦の日を迎えました。先ほど、レース場入りする前に、竹島に行ってまいりました。蒲郡周年記念「オールジャパン竹島特別」の竹島です。島全体が八百富神社の境内になっておりまして、実に神聖なる場所でしたねえ。そこで自分のことはもちろん、読者の皆様のご健勝およびご必勝を祈願してまいりました。本日は竹島パワーで頑張りましょう!

2010_0827_0232

予選1位はこの人でした! 4000番台SG4連続優勝の次は、2000番台!? (PHOTO/中尾茂幸)


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蒲郡MB記念TOPICS 4日目

★4日日の決まり手(カッコ内の数字は節間トータル)
逃げ5本(21)、まくり2本(12)、まくり差し2本(6)、差し1本(4)、抜き2本(4)、恵まれ0本(1)

★4日目の地区別勝利数(カッコ内の数字は節間トータル)
関東1勝(5)、東海4勝(16)、近畿3勝(9)、四国1勝(3)、中国2勝(11)、九州1勝(4)

地区対抗別18ピット

1位 東海地区(全13人)
仲口博崇、服部幸男、平本真之、菊地孝平、徳増秀樹、池田浩二

2010_0827_0119  さすが地元地区の貫禄? 中国地区とのデッドヒートの末、最多議席の6選手を送り込む。今日のヒーローはもちろん徳増だ。昨日まで36位、崖っぷちのピンピン条件を克服して怒涛の20人ぶっこ抜きを決めてしまった! 3Rは3コースから鮮やかなまくり差し。7Rは堂々の逃げきりでミラクル当選。今節はパワー不足に苦しんでいた感があるが、持ち味の行き足がかなり上向いてきたぞ。
 伸び凄い仲口、バランス型の服部はソツなく着をまとめて準優2枠をゲット。ともに1号艇を狙える位置だっただけに、本音は嬉しさ半分というところか。服部はスリット付近の行き足がやや落ちているのが気になる。
 菊地は中堅ちょいレベルの機力を気持ちとS力で補っての当選。明日もゼロ台のデジタルSが炸裂するだろう。池田は最後の最後に「現状でベストのセッティング」を実現して鮮やかな勝負駆け逃走を決めた。今日のパワーなら4号艇でも十分に戦える。
 そしてもっとも不気味なのが平本。やまと軍団の勢いそのままに、あれよあれよと準優の好枠をゲットした。無欲無心のブチカマシが怖すぎる!

2位 中国地区(全9人)

今村 豊、辻 栄蔵、平尾崇典、山本寛久、白井英冶

2010_0827_0169  池田の勝負駆け成功で、18位に粘っていた前本(2日目までの足は見る影もなかった><)が次点に……。それで東海に次ぐ5人になってしまったが、V確率はこちらが上か。なにしろ予選トップが今村で2位が辻。ワンツー独占の意味は大きく、準優でどちらかひとりが勝ちさえすれば優勝戦1号艇は中国地区にもたらされる。もしブックメーカーがあれば、Vオッズは「東海3倍、中国2・5倍」かもしれないな。
 抜群の足に仕上がった平尾、全速ぶん回しの乗りっぷりが実に気持ちい山本も怖い。

 2010_0827_0706 そして、もっとも不気味なのは、徳増とともにピンピン勝負駆けを決めた白井だろう。4Rは2コースからのジカマクリ勝ち。スリットから気合のオーラがわらわらと立ち込めていた。そして後半の10Rは他艇に影を踏まさぬ圧逃劇。この鬼気迫る連勝でマイナス7点のハンデを克服したわけだ。準優は5号艇だが、単なる5号艇と思ってはいけない。減点がなければ2号艇、それくらいのテクとパワーがあることを肝に銘じてほしい。

3位 近畿地区(全10人)
今垣光太郎、吉田俊彦、中島孝平

2010_0826_0203  なんとなんと、11Rで王者・松井がまさかの6着大敗を喫し、V戦線から脱落した。今節の近畿地区は湯川帰郷、吉川&魚谷の不調など全体的に重苦しいムードが漂っていた。それにしても、松井までが……。準優は3人のみになってしまったが、見所は十分。
 まず、今日の後半10Rでちょっとサプライズな勝利を挙げたのが吉田。決まり手は「2コース差し」なのたが、実は4日目にしてはじめてこの決まり手が飛び出したのだ。赤岩も服部も松井もなし得なかった「2コース差し」。吉田は2日目にも目の覚めるような3コースまくり差しを決めていて、その俊敏かつパワフルな差しハンドルは侮れないぞ。
 しっかり着を揃えて7位当選した今垣もさすが。必殺技のセンター一撃に適した3号艇というのも怖すぎる。同じく三国代表の中島は日々パワーアップして、今は上位級だと思う。この三本の矢で、東海VS中国の一騎打ちムードに風穴わ開けたいところだ。

4位 関東地区(全10人)
濱野谷憲吾、須藤博倫、福島勇樹

 う~ん、これが憲吾の凄いところ。なかなか勝ちきれないなぁと見ていたら、4日間を終わっ2010_0827_0388 て準優1号艇の椅子に座っていた。「いつの間に~~~!?」ってな感じだけど、6戦すべて舟券に絡む安定感はやはりピカイチだ。私のパワー評価は「中堅に毛が生えた程度」(今日も山本のツケマイで逆転されたし)。それでも、ここ1年のSGの中では出ているほうだと思う。明日もパワーを凌駕するテク&スピードで、「気づけば優勝戦の……」ってなことになっているだろう、きっと。
 須藤も破壊力には欠けるがバランス型で全部が中堅上位という感じ。なかなかに粘り強くうるさい回り足で、2着向き=準優向き?な気がする。福島は⑤⑤条件という緩い勝負駆けで、まんま5・5着と肝を冷やした1日だった。誰の目にも明らかだが、昨日までとは行き足&伸びが雲泥の差。まったくらしさのない足に終始した。おそらくセッティングミスだと思う。もちろん、このままでは明日の6号艇で通用するわけもなく、昨日までのセッティングに戻ることを祈る。

5位 九州地区(全6人)
篠崎元志

2010_0827_0362_2  最終日に大将格の上瀧和則、若きエース岡崎恭裕が揃って勝負駆けに失敗。岡崎は③④着条件と十分圏内だっただけに、今日の5・5着大敗は悔しかったことだろう。結局、昨日まで着実に上位ポイントを重ねた篠崎ひとりが生き残った。篠崎はパワーも十分だが、とにかく乗りっぷりが豪快。基本どのコースでも握って攻める姿勢は、自力水面の蒲郡にフィットしている。唯一心配なのは12R転覆の影響だが、強い気持ちで克服してほしい。「やまと大国」と呼ばれる九州から、やまと卒業のSGレーサーがまたひとり誕生するか。孤軍奮闘に期待する!

6位 四国地区(全3人)
なし

2010_0827_0342  少数精鋭で臨んだが、大将格の田村隆信はじめ3人とも初日(5走でオール4~6着)から非力なパワーに大苦戦。この重いビハインドを挽回できないまま、不完全燃焼で予選を終えた。重成ジュニアの1点足らずがせめてもの意地だったか。残念><
(photos/中尾茂幸、text/H)


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THEピット――勝負駆けって……

2010_0827_0489  ピットの空気がとたんに痛々しくなる。12R、1周2Mで篠崎元志が転覆した。以前に書いているが、選手控室はまさしく2マークを正面に見据える場所である。この12Rでは、杉山正樹と石橋道友の87期コンビが、外に出てきて観戦していた。その目の前で起こった転覆。あぁっと小さな悲鳴がいくつも重なり、杉山と石橋は落ち着かない様子で2マーク付近の水面に落ちた篠崎を見つめていた。
2010_0827_0217  真っ先に控室から飛び出してきたのは、山口剛である。レスキューの発着所に駆け寄り、救助されている篠崎の様子を心配そうに眺める。やがてレスキューがピットに戻ってくると、担架を探して右左へ小走りし始めた。それに呼応したのは吉田俊彦。吉田もまた、心配そうに顔を歪ませている。
2010_0827_0523  松井繁もあらわれた。はっきりと顔が曇っている。やや遠巻きにレスキュー上の篠崎を眺め、ソワソワしたような様子を見せていた。あと何人かの選手の姿があったが、僕もなんだかソワソワしてしまって、あとは誰がいたのかを思い出せない(魚谷智之は覚えている)。
2010_0827_0362  担架に乗せられた篠崎は、医務室へと運び込まれる。右手でヘルメットのバンドを外そうとしていたから、意識はハッキリしていたのは確かだし、腕がダラリと垂れてもいなかったから、上半身の大きなケガはないように見えた。だが、その痛々しい姿は、やはり直視できない。したくない……。
2010_0827_0429  妨害失格をとられた井口佳典が、ボートリフトのほうから走ってきた。1周2M、井口は猛然と突進し、篠崎に接触しているのだ。井口の顔色は、明らかに悪かった。責任感、いや、罪悪感に苛まれた表情は、こちらもまた痛々しいものだった。相手にケガをさせてしまうことは選手にとってもっとも恥ずべきこと、というのが選手道である。井口は、心に重いものを抱えながら、医務室に走ったのだった。
 井口の表情を見ながら、僕も複雑な思いを抱えるしかなかった。3着条件だった井口は、何としても着順を上げたかった。それが勝負駆けというものである。時にこうした激烈なシーンがあらわれるのがボートレースというもの。妨害失格をとられたわけだから、あの走りを肯定するわけにはいかないが、勝負駆けを100%以上の力で走ろうとした井口の思い、胸の内について否定したくない、とも思う。それにしても度を超えていた、という意見もそのとおりなのだが……。レースという競技で起こりうるツラすぎる場面に、僕はパニクっていたのである。
2010_0826_0202   その間にも12Rをゴールした4人はピットに帰還するわけだから、選手はエンジン吊りに出向かねばならない。篠崎の様子を見守っていた吉田俊彦と魚谷智之が、医務室に入って行ったのを見届けると、猛然とダッシュしてリフトに向かった。篠崎の容態は気になる、でもエンジン吊りの人手を減らすわけにはいかない。強く引かれる後ろ髪を断ち切るかのように、吉田と魚谷は全力で走っているようだった。
 僕も、完走した選手たちの様子を確認しなければ……とリフトに向かうが、どうにも気持ちが入らない。池田浩二はホッとした様子だ、平尾崇典が池田に駆け寄ったぞ、今村豊と菊地孝平が大声で語り合って、大笑いしている……事実だけが漫然と目に飛び込んでくるだけだ。いかん、外野でしかない僕が妙な精神状態になっている。
2010_0826_0832  記者席に戻ると、篠崎元志が準優を走るという知らせが届いた。まずはホッとした……というわけで、こうして筆を進められているわけである。なんとか出走表に名前が載って何より。明日は悔いのない戦いをしてほしい。優出を決めてしまえば、今日の痛みも忘れられるはずだ。頑張れ!

2010_0827_0599  とまあ、最後の最後にすっかり篠崎の容態に気を取られてしまったのだが、明るい話題ももちろんある。平本真之だ。SG初出場で準優進出。快挙とはいわないが、拍手すべき健闘である。その平本が、10R前に試運転をしていたのだ。今日は3R出走だったから、もはや休息の時間となっていてもおかしくないのに、何か気になるところがあったのだろうか。
「明日は走るのが夜じゃないですか。だから、その時間帯に合わせて、はい」
 今日は夏真っ盛りの昼間のレースだった。準優は日が暮れてからの戦いとなる。だから夜用のセッティングで調整をしていた、というわけ。すでに今日までのことはリセットして、明日に目を向けて動いていたのだ。こうした動きをサラリとできるのも、才能である。
「まだ緊張はしていないですけどね。というか、今日のほうが緊張しました」
 平本はそう言って笑った。5着条件とはいえ、6号艇での出走だった勝負駆け。3着条件で4号艇、より緊張しそうなシチュエーションだよなあ。まあ、明日はきっと緊張に包まれるだろう。それが普通だと思う。そこでどんな表情を見せてくれるのか、明日の平本がおおいに楽しみになった。
2010_0827_0909  整備室には今垣光太郎の姿があった。よっ、整備の鬼! 今節ついに見せてくれた鬼の姿。それだけで、光ちゃんの真髄を見ているような気になって、嬉しくなってしまう。
 以前、光ちゃんは言っていた。「準優では一発勝負の整備をすることがある」ということを。たとえば新品のピストンリングを入れると、何度も走るとバテてしまってパワーダウンするが、準優一発ならば効果が出ることがあるとか。つまり、光ちゃんには準優、そして優勝戦で繰り出すとっておきの整備がある、ということだ。
 今日はおもにギアケースなどを整備していたようで、リング交換をやっている様子はなかった。しかし、準優を前にして時間を目いっぱい使った整備が、とっておきの整備でないはずがない。えっと、スキがあれば話を聞きに行こうと思ったのだが、光ちゃんは本当に12R終了後までエンジン吊り以外は整備室にこもってるんだもんなあ。というわけで、詳細は明日聞いてみたいと思っている。でも、明日も整備室、試運転、ペラなど、声をかけるタイミングがないほど、忙しくしているかもしれないなあ。
2010_0827_0332  最後にまたまた長嶺豊さん情報。長嶺さんは今日、JLCの展望番組の準優インタビュアーを務めていた。まずは、仲口博崇。結果によっては1号艇も2号艇もありえるポジションで、なかなかインタビューのタイミングがとれなかったようなのだが、仲口はなんと、1号艇バージョンと2号艇バージョンの2通りの収録を提案してきたというのだ。「そんなことやってくれるのは、仲口くらいですわ~。優しいなあ~」と長嶺さんは大感激。結局2号艇バージョンがJLCでは流れることになるわけだが、いやあ、応援したくなったぞ、仲口博崇! 悲願のSG制覇をぜひ! 2010_0827_0153 あと、ボーダー近辺で、もっと言うとレースが終わるごとに18位と19位を行ったり来たりしていたのが、前本泰和。準優インタビューをいつ録るのかが実に難しかったわけだが、前本は一便で帰宿するつもりだったらしい。そこで前本は、「準優に出られなくて、ムダになってもいいから」と、準優に出たつもりでインタビューを受けたというのだ。「前本にはなんとか残ってほしいですわ~」と祈る長嶺さん。11R終了後には18位に上がったのだが、12Rが終わって、嗚呼、次点19位に……。残りあと2日、前本泰和を徹底的に応援するぞ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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速報 MB記念準優メンバー決定!

「ボートレース甲子園」蒲郡MB記念の“準決勝”18ピットが決定しました。残念ながら四国地区の選手が姿を消し、5地区の選手による優出争奪戦となります!

9R
①濱野谷憲吾(東京)
②仲口博崇(愛知)
③菊地孝平(静岡)
④吉田俊彦(兵庫)
⑤徳増秀樹(静岡)
⑥福島勇樹(茨城)

10R
①辻 栄蔵(広島)
②服部幸男(静岡)
③平本真之(愛知)
④池田浩二(愛知)
⑤白井英冶(山口)
⑥中島孝平(福井)

11R
①今村 豊(山口)
②須藤博倫(埼玉)
③今垣光太郎(石川)
④平尾崇典(岡山)
⑤山本寛久(岡山)
⑥篠崎元志(福岡)


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“本紙予想”MB記念4日目後半

7R
1コース想定=徳増 まくられ率9.1% 差され率12.7%
2コース想定=平田 逃がし率40.0%
徳増が踏み込んで逃げ切る。池田が意地見せ追撃。
◎徳増 ○池田 ▲福島 △平田 
3連単1-352-全

8R
1コース想定=須藤 まくられ率8.1% 差され率16.2%
2コース想定=毒島 逃がし率31.3% 
岡崎のまくり差しを狙う。須藤のイン粘り本線。
◎岡崎 ○須藤 ▲市川 △篠崎
3連単3-145-全

9R
1コース想定=田村 まくられ率7.0% 差され率27.9%
2コース想定=大嶋 逃がし率36.6% 
田村がインから先マイ決める。勝負駆け山崎も肉迫。
◎田村 ○山崎 ▲服部 △大嶋 
3連単1-465-全

10R
1コース想定=今垣 まくられ率9.1% 差され率22.7%
2コース想定=吉田 逃がし率28.8%  
吉田の逃がし率低く、魚谷の勝負駆けに賭けてみる。
◎魚谷 ○今垣 ▲吉田 △作間
3連単4-123-全

11R
1コース想定=白井 まくられ率10.0% 差され率12.0%
2コース想定=辻 逃がし率35.1%
白井は負けられないイン戦。松井がカドから追撃。
◎白井 ○松井 ▲辻 △寺田
3連単1-425-全

12R 
1コース想定=池田 まくられ率13.2% 差され率17.0%
2コース想定=井口 逃がし率28.6%
井口の逃がし率低いが、池田は落とせない一戦。
◎池田 ○平尾 ▲今村 △菊地
3連単1-345-全 


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THEピット――トップスリー

2010_0826_0574  3日目を終えて予選トップは今村豊。しかし、今節は正直、それほどピットで印象に残る動きを見せていたわけではなかった。というより、ピットで見かける回数は決して多かったとは言えない。「49歳の私にはこの暑さは厳しすぎます」なんて開会式で言っていたもんだから、あまり外には出てこないのかなあ、なんて思ったりもしていたものだ。だというのに、堂々たる予選トップ快走ということでちょっと驚いた次第である。
 前半のピットでその姿を探す。いた。1Rがゴールして、選手たちがエンジン吊りに向かうなか、ひとり自艇へ。どうやら着水の準備のようで、カポックを着込んでいる。今日は……えっ、12R1回乗りじゃないか。それなのに、こんなに早い始動? 今日の前半、ピット内の温度計は35℃を示している。今節もっとも暑い一日なのだ。でも、ミスター競艇は暑さに負けず、水面に飛び出す。脱帽である。
 着水すると、さっそく足合わせ。白井英治、寺田祥と後輩たちをパートナーに水面を駆け巡っていた。やまと世代の席巻が流行語となっている現在の艇界、それに待ったをかけるのは歴史を刻んできた大先輩か?

2010_0826_0663  予選2位は福島勇樹。正直、いつの間に?という感想を抱いてしまう。いつの間にも何も、2勝をあげているのだから、その活躍ぶりは明らかなのだが、なぜかあまり目がいかなかったんだよなあ。レースで強烈な伸びを披露しているのは印象に残っているけど。
 しかし、実はピットでは福島の姿はよく見かけていたのである。好青年・福島は、すれ違うたび、朗らかに挨拶をしてきてくれるのだが、その回数は他の選手に比べてかなり多いはずだ。それくらい精力的に動いていたし、僕のピット徘徊ともタイミングがよく合っていたのだろう。あと、ベイパのユニフォームを見かけ、誰かなあと確認すると福島だった、ということも何度かあったな。あまり目がいかなかったとか書いたけど、けっこう視界には入っていたんだなあ、実は。
 ただ、今日の福島は昨日までとは少し違う雰囲気にも見えた。挨拶が快活だったのはいつも通りだが、ちょっと表情がカタく見えたのだ。SGでこのポジションに立つのは初めてだけに、少し意識し始めたのだろうか。まあ、それも当然といえば当然。得意の蒲郡で、一気にミスター競艇を追い抜いてしまえ!

2010_0826_0713  予選3位は濱野谷憲吾。肋骨が痛むというけれども、ピットで見る限りは、そんな素振りを少しも見せていない。そして、集中力も非常に高まっているように見える。手負いとなったことでかえって、何をなすべきかがハッキリ見えている、というか。ペラを光にかざしてチェックする際の目の鋭さも、いつものSGよりグッと増しているように思えた。
 2R、梶野学志が6着に敗れている。初戦1着のあとは6を並べてしまっている梶野は、ピットに戻ってきたときにはさすがに肩を落としているようだった。エンジン吊りが終わると、梶野は速攻で着替えを終えて装着場にあらわれている。2010_0826_0590 歩み寄ったのは、濱野谷のもとだった。並んで歩きだした濱野谷と梶野。話をしているのは、おもに濱野谷のようだった。どんどんと遠ざかっていく二人、話の内容はもちろん聞こえてこないが、どう見ても後輩を励まし、アドバイスを送る先輩の図。こういうシーンは、これまでも目の届く場所届かない場所などで繰り広げられてきたはずだが、こうもハッキリと目の当たりにするのは初めてのような気がする。この先輩は、SGデビュー節で一日2転覆という“珍プレー”をやらかして、トップスターに駆け上っている。その先輩の薫陶を受けることで、梶野もシンガリ街道を脱け出し、さらにパワーアップしていくことだろう。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選』勝負賭け!

 火の玉ジョーの奇襲カドまくりを浴びて極選撃沈、虫の息になったHです。せめて蝉さんの命(1週間=最終日?)くらいは生き延びたいっっっ。が、ここで怯むつもりはありませぬぞ。12Rの人気の盲点選手から一発逆転のキリギリスライフ(=西浦温泉・甘茶でかっぽれコース)を目指します!!

12R
 ①池田浩二 2走①⑥
 ②井口佳典 ③
◎③平尾崇典 ⑤
 ④今村 豊 ☆
 ⑤菊地孝平 ③
★⑥篠崎元志 2走④⑤

進入123/456

 ええ、ええ、「昨日2連勝した選手の後追いすんの?」とか「⑤着条件で本気で勝ちに来る?」とかのご指摘ご批判はなんぼでも受け付けます。私も最初は2連単極選の1-3が妙味かと思っていました。でも、展開やパワーや勝負駆け状況など考えれば考えるほど荒れる要素がてんこ盛りなのですよ。キーマンは井口。今節の「2コース受難」(3日で2勝のみ、差しゼロ)に気づいているのであろう井口が、簡単に差しを選択するとは思えない。勝機は薄く、むしろ惨敗もありえるから。3着条件のここは「むしろ握ってバック外から2マーク勝負、その方が安全かつ勝機も高い」と考えるのでは?
 で、池田のパワーも一息なので、2艇がもつれれば空いた内水域を誰かが突き抜ける。それは、誰か。平尾でしょう。今村のスロー10全速攻撃は確かに怖いが、スリットからの行き足は平尾とほぼ同じ。ならば、平尾が美味しいスペースを先取りするはずなのです。
 まあ、↑こんな面倒な展開ではなく、S一撃センターまくりで勝つかもしれないし。相手は度胸たっぷり豪快にぶん回して展開を突いてくる篠崎の2・3着付け。

3連単★3-6-全、3-全-6

 そんなこんなで2連単極選は今日もお休みしますが、池田絶対と信じる方は1-3も押さえてくださいね。

※3R一本釣りでさらに逼迫したであろう憲吾郎どの、美味しい岡山牛(←どんなん?)を召し上がれ!


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本日の“本紙予想”モーターボート記念4日目

 アツいですね~。Kです。今日も“新概念データ”掲載しまーす。

1R
1コース想定=石橋 まくられ率11.4% 差され率20.5%
2コース想定①=石川 逃がし率30.9%
2コース想定②=山崎 逃がし率19.6%  
穴党は山崎の2コースを願いたいが……。その山崎の勝負駆けを狙う。
◎山崎 ○毒島 ▲石橋 △石川 
3連単2-316-全

2R 
1コース想定=市川 まくられ率11.7% 差され率23.8%
2コース想定=赤岩 逃がし率25.4%
1着勝負・赤岩が渾身の自力攻め。
◎赤岩 ○市川 ▲今井 △飯山  
3連単2-145-全

3R 
1コース想定=魚谷 まくられ率14.8% 差され率11.1%
2コース想定=徳増 逃がし率37.8%
厳しいノルマの魚谷が渾身の逃げで望みつなぐ。
◎魚谷 ○上瀧 ▲岡崎 △徳増 
3連単1-352-全

4R 
1コース想定=杉山 まくられ率4.5% 差され率18.2%
2コース想定=白井 逃がし率34.1%
まくらせない杉山が逃げ切る。白井が差して追走。
◎杉山 ○白井 ▲今垣 △田村
3連単1-234-全

5R 
1コース想定=吉田 まくられ率20.8% 差され率7.5%
2コース想定=大嶋 逃がし率36.6%
吉田はまくられるが差させないタイプ。石野のまくりが脅威。
◎石野 ○吉田 ▲濱野谷 △山本 
3連単3-156-全

6R  
1コース想定=前本 まくられ率8.4% 差され率13.3%
2コース想定=松井 逃がし率24.2%
前本のイン戦は強力。松井が差して順当決着。
◎前本 ○松井
3連単1-2-全

後半はのちほどアップします。


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4日目! アツすぎる勝負駆け!

どもども~。蒲郡MB記念、4日目です! いや~、今日は本当に暑いです。勝負駆けもアツい。こりゃ今日も熱帯夜確実ですね~。

2010_0826_0296 男・赤岩善生、1着条件の勝負駆け! こりゃアツいな~。赤岩の勝負駆けといえば、昨年のチャレンジカップを思い出します。あの感動を再現できるか!?(PHOTO/中尾茂幸)


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蒲郡MB記念TOPICS 3日目

★3日日の決まり手(カッコ内の数字は節間トータル)
逃げ6本(16)、まくり3本(10)、まくり差し1本(4)、差し0本(3)、抜き1本(2)、恵まれ1本(1)

感想/相変わらず、差しが厳しい。特に2コースからの差し勝ちは3日間でゼロ!!!! まくりが1本、抜きが1本の2勝しか挙げてないのだよ。原因はよくわからんが、上瀧和則が勝利者インタビューで「ここの水面は2コース差しがいちばん難しい」と漏らしていた。明日以降も2コース想定選手(特に差し巧者)は割り引いて考えたほうがいいかも??

★3日目の地区別勝利数(カッコ内の数字は節間トータル)
関東2勝(4)、東海2勝(12)、近畿2勝(6)、四国0勝(2)、中国4勝(9)、九州2勝(3)

2位 九州地区

2010_0826_0952_2  初日0勝、2日目1勝、そして3日目の今日は2勝と尻上がりの上昇モードだ。圧巻は7R。大将格の上瀧和則がファンの度肝を抜く「4カドまくり」を炸裂させてしまった。
 スタート展示では豪快にインを奪った上瀧だったが、本番のピット離れがイマイチだとみるや、颯爽と艇を引いた。
「うわ、4カドかよ~~!?」
 スタンドから悲鳴が漏れる。イン屋とまくり屋は表裏一体(あくまで自力にこだわる頑固者)だからして、カドに構えたときの大嶋一也や西島義則などのイン屋は怖い。もちろん上瀧も。深々と艇を引いた上瀧はスリットでちょいと覗くやいなや、一気に内の3艇を引き波にはめ込んでいた。「火の玉ジョー」の面目躍如、やっぱしアンタは血の気の多い九州地区の貌ですわ、と脱帽するしかなかった。この目の覚めるような快勝で、昨日の30位から23位にランクアップ。予選突破へ、明日の3Rで2着勝負に臨む。
2010_0826_0636  この火の玉弾丸まくりを見て、若き九州男児にも火が点いた。11Rの岡崎恭裕が前本、今村、今垣という猛者たちの攻撃をシャットアウトしてイン圧勝。篠崎元志、上瀧に次ぐ3人目の勝ち名乗りを受けた。総勢6人で臨んだ今節、ベスト18以内は篠崎(7位)、岡崎(14位)のふたりだけだが、この0・1・2の尻上がりペースは侮れない。もちろん、明日は3勝以上か??

1位 中国地区

 昨日、大暴れした前本泰和は4・4着と失速した(課題のピット離れを付けるために回転を落としたら全部が落ちたとか)が、代わってお立ち台に立ったのが平尾崇典だ。昨日の1R(3着)のレースぶりを見てAランクに抜擢した平尾。スリット~1マークまでにぐんぐん伸びるあたり、前本のパワーによく似ている。今日はその持ち味を120%フル稼働だ。
2010_0826_0759  まあ、前半2Rの決まり手は「恵まれ」ではある。今井貴士と大嶋一也が痛恨のFを切って先頭に繰り上がった。が、そのレースぶりを見れば侮れない「恵まれ」であることは明確だ。6コースから伸びなりにぐんぐん絞って、このまままくりきるか!?という勢いだった。時に平尾は6コース絞りまくりなど獰猛な一面を見せるのだが、そんな野獣性を引き出すパワーだと思う。レース後のインタビューも「ホントに平尾さんですか?」と驚くほど饒舌だったし。
 覚醒した野獣は、後半6Rでも暴れまくる。4カドから外の前本を完全ブロックし、激しく絞ってからの鋭角のまくり差し。これまた獰猛にして果敢な勝利だった。この連勝で昨日の35位から一気に8位までランクアップ、中国地区では今村豊、辻栄蔵に次ぐ第3の男になった。
 10Rの辻は、まさに盤石の逃げ。前検で「2、3着向きの足か」と評していたが、待望のイン戦で初1着をもぎ取っている。初日からすべて舟券に絡んで第6位。
2010_0826_0574  そしてそして、総大将の今村豊だ。今日も4Rで昨日のデジャヴのような3コース全速まくりを決め、11Rも5コースからソツのないターンを連発して2着。ついに服部幸男らを追い抜いてシリーズリーダーになってしまった。う~ん、アンタ、凄すぎるって。ホントに私(←五十肩、ハゲ、メタボ、夜尿症、健忘症)と同い年なんかいな~~~><
 その一方で、山口剛がFに散り、白井英冶が5着大敗(減点付き)などの憂き目も見たが、今節の中国勢は実に層が厚い。総勢9選手のうちベスト18以内が5人、さらに12Rで2着激走した山本寛久も20位に待機し、地元東海地区(総勢13人)と互角の健闘を見せている。で、大本命の東海勢は初日から6→4→2勝と失速気味だし。さてさて、明日は、どうなる??(photos/中尾茂幸、text/H)


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THEピット――コメント泥棒!?

 クロちゃん、暑いな~。ほんと、暑いっすね~。ピットで長嶺豊さんと顔をしかめ合う。暗くなって気温は下がっているのに、湿度は逆に上がっているから(昼は55%、夜は73%)、かえって蒸し暑くなっているのだ。しばし、暑い暑いと言い合って、長嶺さんと酷暑を嘆き合う。
 それにしても、長嶺さんにはお世話になりっぱなしである。ここでも長嶺さん絡みの情報を何度も書かせてもらってきたし、今日などは……もうコメント泥棒のようなものである、まったく。
2010_0826_0926  あ、ウオちゃんや、話聞かな、と早足で魚谷智之のもとに向かう長嶺さんを、こっそり追跡するワタクシ。何食わぬ顔で長嶺さんのそばで、整備室内をチェックしているフリをする。長嶺さんが魚谷に声をかける。
「一人で乗ってるときには、ええ感じなんですけどね~」
 魚谷が爽快に笑って、長嶺さんに応えた。ふむふむ。魚谷は今日、1R1回乗り。その後、延々と試運転を続けており、切り上げて陸に上がったのは10Rの直前だった。勝負駆けを前に、納得のいくまで走り続けたのである。その結果、「ええ感じ」まで持っていくことができたようだ。そのせいか、これまでに比べてだいぶ顔つきが明るくなっているように見えた。
2010_0826_0032  まくったな~、と次に長嶺さんが声をかけたのは上瀧和則。水道で手を洗う上瀧に、長嶺さんはすかさず歩み寄ったのだ。
「アシはええと思うんですけどね」
 上瀧が柔和な表情で応えた。ふむふむ。上瀧は7Rでなんとカドまくりを決めた。誰もが声をあげた、ダッシュ戦からのまくり勝ち。これもまた、上瀧和則のひとつの側面だ。長嶺さんは、俺も芦屋でまくられたもんな~、さっと落としたところをがーっと、と思い出話を振っていく。上瀧は、そんなんありましたっけ、とにこやかだ。もし聞き間違いではなければ、こう続けていたはずだ。本当は嫌いなんですけどね、個性が消えるから。鳥肌が立った。上瀧和則はなぜ前付けするのか、その理由がここに詰まっている。もっとも、そう言いながらも、上瀧の表情は明るい。イン屋ってのは、差すのが嫌いなんや、と上瀧が去ったあと長嶺さんが言った。
2010_0826_0540  今節はどうなの、と上瀧が去ったあとに水道にやってきた池田浩二に長嶺さんは声をかけた。
「足はいいですよ!」
 えっ? あなたはたしか、泣きコメントで有名の池田浩二ですよね? だというのに、その強い口調でのポジティブ発言はいったい! にこにこと笑いながら、長嶺さんと会話を交わす池田。だが、意外な池田浩二の様子に、僕はすっかり我を忘れて、会話の中身などまるで耳に入ってこなかった。まだ1着が出ていない池田だが、勝負駆けの明日はもしかして……。そんなことを考えているうちに、池田はにこやかに笑いながら控室へと去っていった。足取りはたしかに軽かった。
 ……というわけで、クロちゃんのコメント泥棒でした! すみません、ズルしちゃって。それにしても、声をかける選手が皆、心やすい表情になるのが長嶺師匠の人徳というもの。SGのピットには欠かせない人だよなあ。ともかく師匠、失礼しました!

2010_0826_0017 「ナオちゃんはエンジン出てるようやな。出てないときは、うつむき加減で歩いているのに、今日は胸張って歩いてるもんな」
 長嶺師匠が言う……って、また師匠頼みか!? 師匠、すみません。たしかに、秋山直之の雰囲気が、今節は非常にいい。おとなしささえ感じることもある秋山の立ち居振る舞いが、特に今日などは実にイキイキとしているのである。足取りも非常に軽く、弾むように歩く秋山。最近はあまりこうした秋山を見ていなかったのはたしかだ。
2010_0826_0779  夜も更けてきて、秋山は艇番艇旗の準備に取り掛かった。これは本来、支部のもっとも後輩がやるべき仕事。そのとき毒島誠は、試運転で水面を駆け回っていたのだった。もちろん、これを終えたあとにその仕事をやるつもりだったのだろう。秋山はおそらく、後輩が明日の勝負のために努力している姿を見ていた。だから、雑用をかわりにこなすつもりになったのだろう。毒島が試運転を終えて陸に上がってくると、ちょうど秋山はその仕事を終えて控室に戻ろうとしていたところ。それを見つけた毒島は、慌てて秋山に駆け寄った。
「OKOK、やっといたから!」
 秋山は後輩が頭を下げるのを制して、笑顔で語りかけた。それでも毒島は恐縮し、何度もすみませんと言った。秋山はそんな毒島に気にするなと右手をあげて、笑って控室へと入っていったのだった。
2010_0824_1493 「松井は本当に姿勢がええな~」
 長嶺師匠が……って、どこまで師匠に頼りっぱなしなんだ! 本当にごめんなさい。でも、松井繁は背筋をピンと張り、胸を張って歩いているのはたしかなのだ。もちろん、これはいつものこと。松井は、その歩く姿までもが王者なのである。
 9Rだったか10Rだったか、エンジン吊りを眺め、記者室に戻ろうと歩き出したときのこと。出走表を見ながら、考え事をしていた僕はけっこう遅いスピードで歩いていたと思う。そのとき、後ろにとてつもない威圧感を覚えた。背筋が凍るような、圧倒的な迫力。松井だろうな、と思った。もちろん僕は振り返れない。そのまま考え事をしつつ(するフリだったかもしれない)、スピードを変えずに歩を進めると、僕を追い抜いていったのはたしかに松井だった。後姿も迫力たっぷり。威圧感どっしり。王者のたたずまいは、いつ何時でも王者のそれである。後ろから見た松井の背筋は、やっぱりピンと張られていた。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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明日の勝負駆け情報!

予選3日目が終わって、明日は勝負駆け。予選1位にはミスター競艇・今村豊が君臨! 当確はその今村も含めて4名となっています(ボーダー想定は6・00としています)。現在、18~21位までが6・00と、ボーダーアップの予感もする状況。明日は激烈な勝負駆けが見られることでしょう。話題のやまと世代もなかなかいい位置につけていますぞ。

1 今村豊   当確
2 福島勇樹  5・5着
3 濱野谷憲吾 当確
4 服部幸男  当確
5 仲口博崇  4・5着
6 辻栄蔵   当確
7 篠崎元志  4・5着
8 平尾崇典  5着
9 平本真之  5着
10 吉田俊彦  2・6着
11 前本泰和  4着
12 寺田祥   4着
13 今垣光太郎 3・4着
14 岡崎恭裕  3・4着
15 須藤博倫  4着
16 菊地孝平  3着
17 池田浩二  1・6着
18 中島孝平  3着
19 井口佳典  3着
20 山本寛久  3着
21 松井繁   3・3着
22 新田雄史  2・3着
23 上瀧和則  2着
24 秋山直之  2着
25 赤岩善生  1着
26 重成一人  ※
27 魚谷智之  1・2着
28 太田和美  ※
29 石川真二  ※
30 作間章   ※
31 丸尾義孝  1・2着
32 山崎智也  1・2着
34 白井英治  1・1着
36 徳増秀樹  1・1着
※は1着で1点足らずの相手待ち。1点足らずにも届かない選手は省略


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“本紙予想”MB記念後半

7R
1コース想定=坪井 まくられ率13.6% 差され率15.3%
2コース想定①=上瀧 逃がし率28.0%
2コース想定②=石川 逃がし率31.3%  
前付けあれば坪井のインピンチ。岡崎がカドから攻め切る。
◎岡崎 ○吉田 ▲坪井 △白井 
3連単2-516-全

8R
1コース想定=福島 まくられ率16.2% 差され率21.6%
2コース想定=濱野谷 逃がし率38.0% 
濱野谷の逃がし率は実は低下中。きっちり差して抜け出す。
◎濱野谷 ○福島 ▲杉山 △寺田
3連単2-136-全

9R
1コース想定=秋山 まくられ率21.3% 差され率23.4%
2コース想定=作間 逃がし率37.5% 
S後手なければ、秋山が逃げ切る。松井が捌いて追走。
◎秋山 ○松井 ▲作間 △菊地 
3連単1-324-全

10R
1コース想定=辻 まくられ率5.6% 差され率20.4%
2コース想定=太田 逃がし率42.1%  
太田の逃がし率高く、辻のイン戦盤石。カドから自在に山口が追う。
◎辻 ○山口 ▲田村 △井口
3連単1-436-全

11R
1コース想定=岡崎 まくられ率10.2% 差され率15.3%
2コース想定=新田 逃がし率32.4%
超抜前本も気になるが、攻め筋遠く岡崎が逃走。
◎岡崎 ○前本 ▲新田 △今垣
3連単1-426-全

12R 
1コース想定=濱野谷 まくられ率14.6% 差され率22.0%
2コース想定=服部 逃がし率40.0%
濱野谷がインからガッチリ逃げ切る。赤岩のカド戦も脅威。
◎濱野谷 ○赤岩 ▲服部 △須藤
3連単1-426-全 


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THEピット――燃えよ、地元勢

2010_0825_0302  2R、今井貴士と大嶋一也がフライングを切ってしまった。レース中にピットに戻ってきた二人は、特に今井の周辺は、さすがに沈痛な面持ちだ。
 篠崎元志の顔が曇る。岡崎恭裕も残念そうだ。石橋道友が近寄って、今井の肩をポンポンと叩く。隣で、平田忠則が溜め息をつく。
「でも、逃げてたよ」
「うん、ちぎってた」
 先頭を走れたことはまだ救いだったか。以前聞いたことがある。フライングを切ったのに後方を走ったのでは、まったく意味のないフライングだったことになってしまう、選手はそう考えるのだと。勝つために勝負をかけ、そのとおりに先頭に立って、しかし僅かにスリットオーバー。これを責めることは、勝負師の魂を否定することである。
2010_0825_0167  では、先頭を走れなかった大嶋一也は意味のないフライングをしたのか。そうではあるまい。己の仕事を果たすべくコースを奪いに出て、それがひとつの原因となってしまった。やっぱり、仕方のない勇み足だと言うべきだろう。しかも大嶋にとって、ここは地元である。気合が先走ることがあっても、誰が責められよう。
 ピットに戻ってきた大嶋は、今井に比べればサバサバとしていた。だが、取り巻く地元勢は、やはり言葉をなくしている様子だった。後輩たちがボートを引いていく後ろから、かなり遅い歩様でついていく大嶋は、今井が声をかけてくるより先に今井に歩み寄り、右手をそっとあげていた。

2010_0825_0085  そうでなくても気合がこもる地元勢だが、重鎮がFに散った以上、さらに闘志がこもるのは間違いない。今日は12R1回乗りの赤岩善生は、早い時間帯から試運転を繰り返す。この男が気迫満点なのは今節に限ったことではないが、汗だくになりながらも駆け回る姿からは、やはり鬼のような気合が発散されている。
2010_0825_0191  試運転のパートナーは、もっぱら仲口博崇だった。水面で足合わせをすると、係留所に戻ってきては、手応えを確認し合う。会話が終われば、ふたたび水面に出て、足合わせ。そして係留所に戻ってきて長い会話。仲口の顔も相当に鋭い気配を漂わせており、こちらも内に秘めた思いを感じさせるものだ。そうだ、大嶋と仲口は師弟関係にある二人ではないか。仲口に、師匠の分まで、という思いがなければウソというものだろう。
2010_0823_0412  池田浩二は、一見そうした気合のようなものとは無縁のようにも見える。飄々としているし、クールな装いはたとえば赤岩とは好対照でもある。ただ、動き自体は赤岩や仲口と同様、早い時間帯から懸命な調整と試運転に明け暮れているのだった。わかりやすく闘志を表に出すわけではないが、その動きが物語る地元SGへの思い。少し表情が暗いのが気にはかかるが、機力向上に懸命な顔つき、ということにしておこう。
 2010_0825_0132 そうしたなかで、SG初出場の平本真之も、着々と調整作業をこなし、水面へと飛び出していっている。先輩たちと違って、いきなりSG優勝候補というわけにはいかないが、だからこそケレンのない姿がすがすがしくもある。この空気に身を置き、必死で先輩に食らいついていくこと。それだけでも、平本にとっては大きな経験、大きな糧になることだろう。いや、2日目まではなかなかの好成績だもんね。声をかけると、平本はめちゃ爽やかに頬を緩めたのだった。その気分のまま、大金星を狙うべく突っ走れ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選』3日目

 昨日11Rの2連単1-5を1点で召し取り(今節舟券水神祭♪)、首皮一枚生き残ったHです。今日は3日目にして崖っぷちのピン勝負を課せられた選手班長を狙い撃ちます。

7R
 ①坪井康晴
★②岡崎恭裕
◎③石川真二
 ④上瀧和則
 ⑤吉田俊彦
★⑥白井英治

進入142/356か341/256

 前検でSにした好気配がさっぱり実戦で見られない石川。見立て違いだった可能性も大ですが、「残り2走で19点」というメイチ勝負駆けで本領発揮すると信じます。坪井の足はかなり重症そうだし。進入も上瀧がいて何やらもつれそうなムードだし。選手班長の意地で上瀧をブロックしつつイン強奪とか? まあそれはなさそうですが、上瀧を入れてのセンター戦でも十分勝機はあるはず。やはり上瀧の前付けで展開の利がありそうな岡崎と、典型的な2、3着足の白井へ。

3連単★3-26-全

 今日の「2連単極選~ガマ一本釣り~」はショックのためお休みします。この予想を書きつつ3Rの1-4を1点で買って「30倍獲ったどーーー!!」と喜んでいた2周2マーク……なんで振り込む、杉山ァァァァァ>< やっぱし今節もヘルが続く。


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本日の“本紙予想”モーターボート記念3日目

 どもども。Kです。今日も“新概念データ”とともに。

1R
1コース想定=石川 まくられ率23.9% 差され率16.4%
2コース想定=魚谷 逃がし率44.4%  
石川のまくられ率は高いが、魚谷の逃がし率も高く……。石川の逃げ切りをとる。
◎石川 ○徳増 ▲毒島 
3連単1-45-全

2R 
1コース想定①=今井 まくられ率10.7% 差され率17.9%
1コース想定②=大嶋 まくられ率14.9% 差され率18.9%
2コース想定①=大嶋 逃がし率37.5%
2コース想定②=今井 逃がし率32.7%
①と②どちらをとるかで展開は変わる。①が6割と見て、今井のイン逃げ狙い。
◎今井 ○大嶋 ▲井口 △秋山  
3連単1-634-全

3R 
1コース想定=中村 まくられ率23.5% 差され率17.6%
2コース想定①=市川 逃がし率38.5%
2コース想定②=上瀧 逃がし率28.0%
楽インにはならず、中村のまくられ率の高さを考え、須藤のカドまくり狙い。
◎須藤 ○山崎 ▲中村 △杉山 
3連単3-614-全

4R 
1コース想定=梶野 まくられ率9.8% 差され率29.3%
2コース想定=丸尾 逃がし率30.8%
梶野の差され率を考えると、今村のまくりに乗る作間の差しが妙味か。
◎作間 ○今村 ▲梶野 △丸尾
3連単4-312-全

5R 
1コース想定=仲口 まくられ率17.6% 差され率16.2%
2コース想定①=矢後 逃がし率43.3%
2コース想定②=服部 逃がし率40.0%
①でも②でも逃がし率高く、仲口が逃げ切る。
◎仲口 ○服部 ▲山口 
3連単1-35-全

6R  
1コース想定=吉川 まくられ率5.3% 差され率14.0%
2コース想定=篠崎 逃がし率36.4%
吉川の逃げ切り濃厚と見る。穴を狙うなら、吉川はまくらせないので、差しタイプ。
◎吉川 ○石野 ▲平尾 △前本
3連単1-345-全

後半はのちほどアップします。


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3日目!

こんにちは。蒲郡モーターボート記念、3日目です! 今日も暑いですが、なんか空が高いんですよねえ。秋の気配!?

2010_0825_0523 前回の蒲郡モーターボート記念は3年前の07年。その覇者は魚谷智之でした。ナイターSGコンプリートVでしたねえ。今節はもうひとつ成績が冴えませんが、ここから巻き返しを!(PHOTO/中尾茂幸)


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蒲郡MB記念TOPICS 2日目

★2日日の決まり手(カッコ内の数字は節間トータル)
逃げ6本(10)、まくり4本(7)、まくり差し1本(3)、差し1本(3)、抜き0本(1)

検証/ボー誌の診断で「蒲郡は逃げもまくりも利く珍しい水面」と書かれていたが、まさにそれを実証する数字。完全な地力タイプ水面だ。時間帯としては「昼間はまくりがバンバン決まり、照明が点ってからインが強くなる」という印象が強い。要因のひとつは気温の変化がモーターの回転に影響を与える。さらに2日連続で昼間はホーム向かい風でダッシュ勢が伸び、夜は風が止んで静水面になるという状況が関与していると思う。明日もイン選手とカド選手(行き足のいいダッシュ選手)の取捨選択が勝敗を分けるのでは?

★2日目の地区別勝利数(カッコ内の数字は節間トータル)
関東0勝(2)、東海4勝(10)、近畿2勝(4)、四国2勝(2)、中国3勝(5)、九州1勝(1)

地区対抗コンテスト

2010_0824_0456  昨日は2位に選んだ関東勢が、未勝利という壊滅的な成績に。昨日1位の東海勢も4勝に終わったが、9Rから三重の井口佳典、愛知の大嶋一也、静岡の服部幸男と各支部の大将格が3連続で逃げきって貫禄を見せた。無傷の3連勝で波に乗る服部が、どこまで連勝を伸ばすかが東海地区の最大の見所だろう。
 そして、今日の独断と偏見のベスト2地区は……?

第2位 四国&九州地区

2010_0824_0429  選手の絶対数が少ない両地区を、今日は連合軍として2位を授けたい。まずは2R、徳島の丸尾義孝が渾身の逃げを決めた。前検・初日ともにパワー劣勢は明らかだった丸尾。「このまま重い着を並べるのでは?」などと失礼な予想をしていたのだが、ピストン2個、リング4本、シリンダーケース、プロペラを交換する大手術でパワーアップに成功。さらにコンマ09のトップSで不足分を補った。整備力&気力の勝利。その底力を信じてアタマ買いしたファンにとって、2連単20倍&3連単69倍は実に美味しいボーナスだったはずだ。

2010_0824_0833  続く3Rでも、非力なパワーに苦しんでいた重成一人がきっちり逃げきり。6人全員がすべてコンマゼロ台(04~07!)という灼熱のスリットを、コンマ04のトップSで突き抜けた。しかも白井英冶、赤岩善生、辻栄蔵などパワー上位を蹴散らしたのだから価値が高い。3人しかいない四国地区に、やっと光明が射した2日目だった。あとは、エース格の田村隆信のパワー&リズムアップに期待したい。
2010_0825_0456  そして4R、やはり苦戦続きだった九州地区(6人)からひとつのレーザービームが放たれた。篠崎元志の5コースまくり! スリットではイン菊地孝平のデジタルS(コンマ06)が決まったかに見えたが、コンマ12の篠崎はスリットからぐんぐん伸びて菊地を楽々と叩き潰してしまった。凄まじい破壊力。この度胸満点のレースっぷりが篠崎の魅力であり、それはそのまま九州の地区カラーでもある。どのコースからでもやんちゃに握って攻める若武者は、後半も3着に粘ってシリーズ5位に。岡崎恭裕ばかりに美味しい思いはさせていられない。

1位 中国地区

 5Rの寺田祥から3連発のメイドイン中国(地区)の打ち上げ花火が炸裂した。まあ寺田祥の逃げきりは、パワー&テクともに順当な圧勝ではあったな。

2010_0825_0202  スタンドの度肝を抜いたのが続く6R。2コースの前本泰和が、イン毒島誠を軽々とハコまくりしてしまったのだ。「よくあることじゃんか」と呟いたあなたには、スタートタイムをお伝えしよう。
 毒島がコンマ15で、前本がコンマ14。
 ほぼ同体だったのだ。こんな隊形なら、2コース選手は7割がた差し。で、血の気の多い選手のみ強ツケマイを選択する。が、前本の選択はどちらでもなく、1艇身以上覗いてからの楽まくりだったのだ。これが意味するところは、モンスターパワー。私は初日5Rの前本(6コース2着)を見て、「こりゃヤバイ」と感づいた。その場で素直に節イチに抜擢したのだが、それでもここまで怪物級だとは思ってなかったぞ。2コース同体からの楽まくり……あっという間にシリーズ2位に立った前本が、明日以降どんな凄まじいレースを見せてくれるのか。服部の連勝街道とともに、私の最大の興味はそこにある。
2010_0825_0253  そして続く7R、中国地区総帥というより艇界の貌であるミスター競艇が、やってくれました。5号艇から3コースに潜り込んでのS一撃まくり! 今節の今村豊の機力はいまひとつと思っていたのだが、それをもっとも痛感していたのは今村本人だったようだ。シビアにコースを奪い、得意戦法の「スリット全速」で不足分を補う。その老獪かつ百戦錬磨の戦術は、若い平本真之&山口剛を引き波に沈めるのに十分だった。前本がパワーまくりなら、こちらは頑固まくり。元祖全速ターン男が今も高い勝率を誇っている理由のひとつは、「自分が勝てるスタイルを頑固にストイックに貫き続けていること」だと私は思っている。もちろん常に独創的なスタイルで。スリットから今村パターンで1艇身抜け出したとき、私の耳には「お前ら、100年早いぜ」という声が聞こえた。幕末、単独で幕府に宣戦布告し日本を変えようとした長州藩の心意気、いまだここにあり。(photos/中尾茂幸、text/H)


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THEピット――見返り美男子?

 蒲郡ピットの選手控室は、ピットの奥も奥。対岸側、だいたい150m見透し線の延長線上くらいのところにある。150m見透し線とは、2マークと150mの看板を結んだ線ですね。対岸をすぐにご想像できる方は頭に思い浮かべてください。ピットの屋根が切れたあたりに2階建ての建物がありますね。あれはピット記者席なのですが、まさにそのすぐ隣の奥のほう、である。
 で、出走ピット(展示ピットも)は、ご存知の通り、いわゆる2マーク奥。福岡はピットが対岸、出走ピットも対岸という独特の造りであることは有名だが、蒲郡はピットは対岸だが出走ピットはオーソドックスな2マーク奥。というわけで、控室から出走ピットに向かおうとすると、けっこうな距離を移動しなければならないのである。
2010_0825_0325  データをひも解いてみると、出走ピットから2マークまでは150m。2マークから対岸までは、いちばん短いところで86mほどだから、控室まではおおよそ100mといったところか。最短距離を歩くわけではないから、控室⇔出走ピットは300mといったところか。不動産情報であれば「徒歩4分」とでもなるだろうか。これ、おそらく24場中最長距離だと思う。だから何だってわけじゃないけど。
2010_0825_0443  11R発売中、岡崎恭裕が控室から青いカポックをもってピットにあらわれた。12Rの展示準備に向かうのだろう。これから約300m、徒歩4分をかけて待機室へと移動することになる。岡崎の代わりに展示ピットのほうに目を向けると、うーん、やっぱり遠いぞ、なかなか。
 途中、岡崎は立ち止まり、水面のほうを振り返った。そのままじーっと水面を見つめ続ける。見覚えのあるシーンだった。あれは総理杯の準優勝戦だったか。岡崎は試運転係留所にひとり座り込み、水面を見つめ続けていたのだ。レース後、何をしていたのかと聞くと、「風を見ていたんですよ。今日はコロコロと変わってましたからね」。一人になって精神集中している……なんて予定稿があっさり削除されたわけだが、岡崎にとってこれはレース前のルーティンなのであろう。岡崎が去ったあと、立ち止まっていた場所から視線の方向を見てみた。目に入ってきたのはまず、100mポールにたなびく吹き流し。さらに空中線。やっぱりだ。ここで風をチェックして、待機室までの長い道のり、戦略を頭に思い浮かべながら歩き、レースに(展示に)臨んだに違いないのだ。
2010_0825_0732  その直後、山崎智也も控室から出走ピットへと歩きはじめた。こちらは11R出走だから、いったん控室前にある喫煙室で一服しつつ作戦を練るため、戻ってきていたのだろう。出走ピット周辺には立ち入ることができないから、その様子を知ることはできないが、喫煙所はないんですかね。その直前、同じく11R出走組の服部幸男もここで、ひとりタバコをくゆらせているのを見かけている。
 不思議なことに、智也もまた途中で立ち止まった。そしてゆっくりと振り返った。水面のほうではなく、控室のほうだ。2~3秒、後方を見つめると、ふたたび前方に視線を向けて歩き出す。こっそり智也の視線のほうを確認するが、そこには変わったものは何もなし。いったい智也は何を確認したのだろう……。
2010_0825_0370  その智也で印象的だったのはレース後だ。服部には逃げ切られたものの、鮮やかなまくり差しで2着となっている。今節、ようやく飛び出した智也らしいレースだったと思う。ここでも何度も何度も何度も書いてきたが、智也は敗戦後に笑う。悔しさを押し隠すべく、絶対に心中を悟られたくないと心に決めているがごとく。むしろ笑っているときほど胸の奥に悔恨の炎が燃え盛っていると、僕はそう決めつけている。11R後の智也は、まったく笑っていなかった。凛々しい表情を変えることなく、真摯な顔つきのままでエンジン吊りをしていた。2着だから、心から満足しているということはありえないだろう。だが、もしかしたら今のレースはある程度納得のいく、手応えを得られたレースではなかったのか。
 そんなふうに考えていたら、智也と目が合った。智也は両目を思い切り見開いて、小さく1、2度うなずいた。ハッキリ言って、それで智也の心中がわかったなんてことはない。目と目で会話した、なんてこともまったくなく、そう表現したとしても、その会話は成立していない。だが、悔しい負け方をしたときの智也でなかったことは確かだ。それだけは確信できる。
2010_0825_0334  12Rの展示が終わって、出走選手たちが工具などを置きに出走ピットから装着場へと戻ってくる。おっと、岡崎がやけに速足だぞ。先頭を歩いている吉田俊彦にどこかで追いつくのではないか、というスピードだった。伸びは超抜? 結局、吉田が先頭で装着場に到着したのではあったが。
 その吉田は11R発売中に1周だけ試運転をしている。道中のアシを確認したというよりは、スタートの起しをチェックしているようであった。150mのあたりでいったんスローダウンしていたのだ。もちろん、大時計は回っていないから、いわゆるスタート練習ではない。やはり起こしの確認と見て間違いないだろう。で、吉田はレバーを握り込む前に一度、後ろを振り返っているのだ。いったい何を確認したのだろう? スタートする際に、後ろは重要だとは思えないが……。モーターあたりを確認した姿が、遠目からははるか後方を確認したように見えたということだろうか。だとしたら、おそらく何の意味もないんだけど……。要するに僕は、今日はやけに立ち止まって後ろを振り向く選手の姿をよく見かけるなあ、とどうでもいいことを考えていたのだった。うん、本当にどうでもいいな。
2010_0825_0196  12R出走組で、いちばん最後に工具を置きに装着場に着いたのは、山口剛だった。しかも、ただ工具を置いただけ。整備室入口の前に工具をそっと置くと、いったん整備室のほうを振り返って(またか。おそらく整備室にいた辻栄蔵の姿が視界に映ったのだと思う)、すぐに出走待機室へと向かうために、今来た道を戻っていった。その後ろ姿が消えるまでずっと見ていたが、山口は最後まで振り返ることはなかった。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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“本紙予想”MB記念2日目後半

7R
1コース想定=平本 まくられ率10.2% 差され率27.1%
2コース想定=山口 逃がし率38.5%  
平本のイン逃げ濃厚と読むも、矢後がここも3度なら怖い。
◎平本 ○矢後 ▲山口 △坪井 
3連単1-523-全

8R
1コース想定=篠崎 まくられ率5.1% 差され率13.6%
2コース想定=田村 逃がし率35.3% 
篠崎のイン戦信頼度は高い。田村が差して追走。
◎篠崎 ○田村 ▲新田 △仲口
3連単1-236-全

9R
1コース想定=井口 まくられ率8.9% 差され率17.8%
2コース想定=上瀧 逃がし率28.0% 
上瀧の逃がし率低さを買って、濱野谷の憲吾スペシャルに期待。
◎濱野谷 ○井口 ▲赤岩 △上瀧 
3連単3-162-全

10R
1コース想定=大嶋 まくられ率14.9% 差され率19.0%
2コース想定=菊地 逃がし率40.8%  
菊地を高い壁にして大嶋が逃走決める。菊地が差し続く。
◎大嶋 ○菊地 ▲松井 △白井
3連単1-254-全

11R
1コース想定=服部 まくられ率10.8% 差され率26.2%
2コース想定=飯山 逃がし率43.5%
飯山の逃がし率高く、服部の3連勝濃厚。
◎服部 ○飯山 ▲池田 △山崎
3連単1-245-全

12R 
1コース想定=山口 まくられ率6.3% 差され率23.8%
2コース想定=今垣 逃がし率37.1%
センター筋が攻めても、山口はまくらせない。今垣が差して追撃。
◎山口 ○今垣 ▲岡崎 △梶野
3連単1-246-全 


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THEピット――早くから2

2010_0824_0757  1Rが始まる前にピットに行くと、やや閑散としている感じ。気のせいかとも思ったが、そういうわけでもないのだった。今日から選手たちは、二便に分かれて選手宿舎を出発する。レースは後半のみ、早くから急いで作業をする必要がないという選手は、宿舎で少しだけゆっくりできるわけだ。1R開始前には全員がピットに揃ってはいるが、二便の選手は動き出しも遅くなるから、ピットで見かける選手の数が少なくなる。ピットが静かに感じるのも、そういうわけで当然なのであった。
 早い時間帯に出走する選手は、もちろん一便でピット入り。たとえば、1R1号艇の平田忠則などは早くからレース準備に取りかかり、ピット内を右に左に駆け回る。トレードマークの坊主頭は爽快ではあるが、逆に玉の汗も目立ちやすい髪型。真剣な顔つきで作業をする平田には、こっそり連帯感を抱いたりする。あ、私は坊主頭ではなくてただのハゲですか、そうですか。
2010_0824_0837  3R1号艇の重成一人も、もちろん早くから動いている。昨日は本体整備をしている姿があって、機力には満足していない様子。今日はせっかくの1号艇ということもあり、さらにパワーアップをはかっているようであった。端正なマスクは普段よりも鋭く、迫力すらたたえていたのだった。3Rは1着。思いが実ってよかった。
2010_0824_0505  そうしたなか、早々に整備室にこもり、本体を見ていたのは、服部幸男である。服部はといえば……11R1回乗り! それなのに、1Rが始まる前から整備をしていたのだ。初日はピンピン発進なのに、である。この姿勢が服部幸男の服部幸男たるゆえんなのだろう。もちろん気になる点があるから本体と向き合っているわけだが、初日の連勝にも決して気を緩めることがないあたりが哲人服部。こういう姿を見せつけられるから、服部幸男に惹かれてしまうのである。
2010_0824_0450  服部とともに本体整備をしていたのは、大嶋一也だ。大嶋も……10R1回乗りだ。服部より1レース早い出走とはいえ、もちろん服部の姿勢の崇高さと大嶋のそれには差などない。これがダンディ大嶋の真骨頂とも言えるだろう。整備自体は、服部が終えてからもまだ続いていて、大きな整備をしていた可能性もあるから、直前情報は要チェック。地元での調整法をもっともよく知る一人のはずだから、その気配にも注意が必要になりそうだ。

2010_0824_1474  2Rが始まる頃には、ピットには多くの選手が見られるようになった。おそらくは、全選手がスタンバイOK! 勢ぞろいとなったのであろう。そんななか、一人だけこの輪から抜ける選手が。湯川浩司、無念の途中帰郷。今日の湯川はどうにも元気がなく、少し気になっていたのだが、今日になって痛みが首に回ってきたようで、4Rは意地で出走はしたが、これを最後に蒲郡を離れることとなってしまった。早くケガを癒して、元気な湯川浩司を見せてほしい。お大事に!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴&2連単極選』2日目

「な、なぜこんな仕打ちを……?」と打ちひしがれているHです。前検でAとSに推奨した8選手の初日成績をご覧ください。
Aランク/服部幸男①①、福島勇樹①③、山口剛ドリーム②、寺田祥②、白井英冶③、辻栄蔵③
Sランク/赤岩善生①、石川真二③

 な、なんとオール3連対で平均勝率8・20!!!! 出来すぎなほどの見立てでありました。「ほんだら、さぞや儲けただろ」と思われるでしょう。が、昨日の私がメイチ勝負したのは、この8選手ではなかった。そう、SS節イチ指名した男と心中したのです。
2010_0824_1482 SSランク/湯川浩司⑤・転
 ちゃんちゃん。
2010_0824_1067  さてさて、昨日の実戦を見て番付のマイナーチェンジをば。予選落ちが確定的な湯川はSに降格。伸び凄い平尾と特訓気配よかった毒島をA級抜擢。前検で「さらに行き足がきたらS昇格」とコメントした福島が素晴らしい行き足を見せたのでS級昇格。そしてそして、昨日の5Rでとんでもない怪物パワーを魅せてくれた前本泰和を飛び石昇級でSS節イチ候補に大抜擢します!
 まとめ
SSランク/前本泰和
Sランク/湯川浩司、赤岩善生、石川真二、福島勇樹
Aランク/服部幸男、山口剛、寺田祥、白井英冶、辻栄蔵、平尾崇典、毒島誠

 だらだら書いてしまいました(間延びするので写真を貼っておきますね)。さ、これを踏まえて今日の極選2発をば。

穴・極選

4R
 ①菊地孝平
◎②湯川浩司
 ③魚谷智之
 ④篠崎元志
★⑤石川真二
 ⑥濱野谷憲吾

進入123/456

 もう一丁湯川! 意地になっているのも事実ですが、昨日の5着・転覆で人気ガタ落ちのここは絶好の狙い目。菊地の回り足がまだ一息だし、俊敏な2コース差しか得意の2コース強ツケマイで鬱憤を晴らします。転覆による影響で帰郷さえ心配された状況の中、あえて踏みとどまって戦う心意気に賭けてみましょう。Sランク石川の2、3着付け。

3連単★2-5-全、2-全-5

2連単極選、ガマ一本釣り

6R
○①毒島 誠
◎②前本泰和
 ③徳増秀樹
 ④中村有裕
 ⑤作間 章
 ⑥松井 繁

進入126/345

 昨日の5R2着でどれくらいの人が前本のスーパー超抜に気づいたか。ここを圧勝すればシリーズスターになってしまう。ギリギリ分水嶺のこのレースで勝負するのがギャンブラーの鉄則でしょう。まだ完璧パワーにはほど遠い王者を切り捨て、逃げる毒島と差す前本の一騎打ち。もちろん2-1を厚くします。

2連単★2=1


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本日の“本紙予想”モーターボート記念2日目

 暑いですね~。Kです。昨日ちょろりと口にした「新企画」ですが、何のことはない、宣伝のようなものです。BOATBoyとの連動企画ですな。9月号にも掲載されている“新概念データ”=「1コースまくられ率」「1コース差され率」「2コース逃がし率」で、インの強弱の参考にしてもらおうと、こういうわけです。

1R
1コース想定=平田 まくられ率17.3% 差され率21.2%
2コース想定=平尾 逃がし率28.6%  
矢後がチルト3度で一気にまくり切る。平尾の差し粘りを本線。
◎矢後 ○平尾 ▲仲口 △平田 
3連単6-231-全

2R 
1コース想定=丸尾 まくられ率13.0% 差され率27.8%
2コース想定=平本 逃がし率45.0%
平本の逃がし率高く、丸尾の逃げ切りを狙う。平本が差して続く。
◎丸尾 ○平本 ▲今井 △須藤  
3連単1-235-全

3R 
1コース想定=重成 まくられ率11.4% 差され率25.0%
2コース想定=山本 逃がし率33.3%
飯山がカドから一撃まくり。赤岩が連動する。
◎飯山 ○赤岩 ▲白井 △山本 
3連単4-532-全

4R 
1コース想定=菊地 まくられ率13.6% 差され率22.0%
2コース想定①=湯川 逃がし率43.5%
2コース想定②=石川 逃がし率30.9%
湯川2コースなら壁にして菊地が逃走。石川2コースなら湯川を狙いたい。
◎菊地 ○湯川 ▲石川 △濱野谷
3連単1-256-全

5R 
1コース想定=寺田 まくられ率14.3% 差され率28.6%
2コース想定=吉川 逃がし率38.5%
強気で攻めるタイプ少なく、寺田が逃げ切る。
◎寺田 ○吉川 ▲梶野 △秋山 
3連単1-245-全

6R  
1コース想定=毒島 まくられ率9.5% 差され率31.0%
2コース想定=前本 逃がし率36.9%
徳増らセンター筋が攻めれば前本に差し場生まれる。。
◎前本 ○毒島 ▲松井 △徳増
3連単2-163-全

後半はのちほどアップします。


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2日目! 今日も暑い!

ども~、こんちわ~。蒲郡モーターボート記念は2日目を迎えております。今日もめちゃアツいっす! 皆様、くれぐれもご自愛くださいますよう。

2010_0824_0932 蒲郡といえば、今垣光太郎! 当地MB記念2Vですからね~。初日からカドまくり一閃で勝利をあげた光ちゃん。今日の突っ走ってくれそうです!(PHOTO/中尾茂幸)


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蒲郡MB記念ダイジェスト 初日

★初日の決まり手
逃げ4本、まくり3本、まくり差し2本、差し2本、抜き1本

★初日の地区対抗
関東2勝、東海6勝、近畿2勝、四国0勝、中国2勝、九州0勝

地区対抗コンテスト

 今日から独断と偏見で、大いに目立った、または大いに個性を発揮したと思われる地区の1位と2位のみをピックアップさせていただく。あくまで独断、勝ち数や連対数で決めるわけではないので、そのあたりはご了承よろしく!

第2位 関東地区

2010_0824_0360  今日の関東の立役者は「ガマ男」の福島勇樹だ。まず初っ端の1Rで豪快な4カドまくり。
「よ、これぞ関東ガマシ!」
 と合いの手を入れたくなるほど美しいまくりだったな。こうした<関東=まくり>みたいな各地区に特有の性格がもっともっと色濃く反映されれば、ボートレースはさらに盛り上がると思う。
 後半7Rの福島は2号艇から4カドを選択(ピット離れが悪かったせいでもある)し、またまた激しく握って攻めた。この強まくりは惜しくもインの太田にブロックされたが、スタンドは「また行った~~~!!」と大盛り上がり。なぜか蒲郡とはすこぶる相性がいい福島だけに、明日以降もスリット一撃の関東魂が見られそうだ。
 大将格の濱野谷憲吾もドリーム3着でなんとか面目を保った。1マークで後手を踏み、バック5番手あたりから2マークのエグリ差しで逆転の3位取り。この凄まじいテクがあるから憲吾ウォッチャーはやめられないのだな。
 そんな中、副将格の山崎智也5着4着と出遅れてしまった。3号艇・1号艇での連敗だけに早くも勝負駆けだぞ、智也。リズムもパワー気配も一息だが、巻き返しに期待しよう。

第1位 東海地区

 勝ち数は関係ないとは言っても、6勝の固め撃ちは見事。「東海は選手数が多いんだから最多勝は当たり前じゃんか」と思う人もいるだろうが、東海地区の人数は13人。全体の4分の1で初日の半分を勝ったのだから、文句のつけようのない1日だった。
 で、主役はもちろん服部幸男と新田雄史のふたり。ともに神がかり的な展開も手伝って無傷のピンピン連勝発進だ。
2010_0824_0553  まずは三重の若きエース、新田。2Rのイン逃げは、まあ当然の勝利というべきか。神の見えざる手が新田を抱きしめたのは7Rだ。このレースの新田のスタートはコンマ30! 完全なドカ遅れだ。3コースでこんなスタートだから、瞬く間にドカドカと外の3艇に叩きのめされてゆく。残された道は、みんなが通り過ぎた後の最内差し。そんなの、SGで通用するわけがない。が、奇跡は起きた。前出・福島のカドまくりに太田が抵抗し、はたまた2コースの上瀧と外の艇たちがやりあっている。もつれにもつれている間に、最内の新田がいつの間にやら先頭に立っていた。10年以上もSGを見てきたが、こんな絶望的な展開から勝った選手、そうはいないぞ。もちろんパワーの後押しも間違いなく、このリズム&パワー&強運をこのまま生かし続ければ、今年4人目のやまとSGレーサー誕生も夢ではないだろう。

2010_0824_0625  そして、東海の大将格(水面を考えれば副将格?)服部の3Rもヤバかった。スタートはコンマ28。インの飯山が16だから、やっぱりドカの部類だ。「前付けの3コースからスタートで後手を踏む」という最近の服部にありがちなシーンでもあった。で、いつもならこのパターンで惨敗するのだが……ここにも奇跡的な僥倖が生まれる。2コース田中信一郎が服部より遅いコンマ32! F2持ちの影響がモロに出た。とりあえず服部は、この田中を叩いた。「飯山ははるか先、眼前の選手からやっつけていくっきゃない」みたいなツケマイだ。そして、田中を引き波に沈めてみると、なんと飯山の内に舳先がかかっていたのである。これまた滅多にお目にかかれない「ドカまくり差し」??
 返す刀の9R、4カドの服部は今度はスタートをバチッと決め、インの山崎智也はじめ内艇を一気に引き波に沈めた。SG予選での服部のカドまくりも超久々なような……今節のユキオは一味も二味も違う。準地元水面で、待ちに待った完全復活があるかもしれないぞ!
 他ではピュア地元の赤岩善生が文句なしの逃げきり、同じく愛知支部の平本真之が5コース差しで水神祭を遂げた。愛知2勝、静岡2勝、三重2勝……勝ち星だけでいうなら、東海地区は盤石の布陣で独走態勢を築きそうな気配だ。やや心配なのは、中間着に甘んじた大嶋一也元帥とエース池田浩二のリズム&パワーか。(photos/中尾茂幸、text/H)


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THEピット――がんばれ湯川

 2人のSG初出場による水神祭に沸いた夕刻のピット。こうして水面に投げ込まれるのは、本当に微笑ましいもの。立ち会った者すべてを笑顔にする。しかし……。
2010_0824_1472  同じ水面に投げ込まれる(投げ出される)のでも、こちらは多くの人の顔を暗くさせる。転覆だ。9R、まくった服部幸男に乗ってまくり差しを狙った湯川浩司がターンマークに激突。ボートは壮絶にひっくり返り、湯川は水面に投げ出された。
 もちろん、転覆は少しも珍しいことではない。1R転覆の石野貴之が元気に戻ってきたように、何事もなく引き上げてくるケースは少なくない。だが……田中信一郎、太田和美が猛ダッシュでレスキュー係留所に走って行ったとき、ピット内は一瞬にして緊張に包まれた。検査員さんなどの職員さんも後に続き、水面に目をやるとレスキューはレース終了を待たずしてピットに戻ろうとしていた。湯川、負傷か……。
2010_0824_0821  レスキューがピットに到着すると、黄色いカポックが横たわったまま、陸に運びあげられた。担架に横たわる湯川の姿に、心臓がきゅーっと掴まれたように痛む。気がつけば、松井繁や石野貴之、そして田村隆信も駆けつけていて、担架の左前方をもっている田中らと険しい顔で目くばせしている。湯川は担架の上で軽く首をもたげて、痛みに耐えているようだった。
 10数分後だろうか。着替えを終えて控室を出た湯川とバッタリ顔を合わせた。ひとまず大丈夫だったのか。顔をしかめながら湯川は「まあ、大丈夫っす」。そう言いながらも、足を軽く引きずってるではないか。「足、いった~~~~い」。苦笑を浮かべつつ、湯川はおどけてみせる。足は痛むのだろうが、それほどたいしたケガではないということか。
2010_0824_0284  そこに、10Rの展示を終えた井口佳典があらわれた。やはり心配で仕方なかったのだろう。とはいえ、自力で歩いている湯川を見て、井口はホッとしたのだと思う。「えらい角度で突っ込んでったな~。モロ(激突)やで~」、からかうように井口は笑った。銀河系のメンバーは、仲間が負ければボロクソにけなし合うという、キツい切磋琢磨をモットーとしている。だから、たいしたことがなかったのなら、まずはからかう。それが彼ら流の気遣いなのだ。湯川も、やっちまったよ~という感じの笑顔を返す。そして、わざとふらついて見せたりした。痛めた足がもつれていた。体を張った冗談である。
2010_0824_1108  先に転覆整備を始めていた先輩たちは、合流した湯川を見て、ひとまずほっとしていたようだった。ただ、兄弟子である田中信一郎はなかなか険しさを消さず、壊れたかもしれないペラをチェックしたりしていた。優しい男なのだ。ともあれ、帰郷しなければならないようなケガではなかったことは、多くの人に安堵の表情を浮かべさせた。大減点(マイナス12点)で準優戦線はかなり厳しくなったが、明日からも元気に走ってほしい。

 湯川にかなり気を取られてしまったので、駆け足で。
2010_0824_0229  暗くなってからも試運転を続ける選手は少なくなかったが、大時計を回したスタート練習で、矢後剛が6コースの位置から練習を繰り返していたのが気になった。言うまでもなく、チルト3度の練習である。スタート練習を終えて陸に上がると、即座にペラ室にこもった矢後。そっと覗くと、鬼気迫る表情でペラをにらみつけては、木槌を振り下ろしていた。明日は1R6号艇で登場する(7R5号艇も)。直前情報、あるいは高橋アナの実況に、ぜひとも注目してもらいたい。
2010_0824_1069 試運転組には、辻栄蔵と前本泰和の広島コンビもいた。足合わせを何度かしていたが、一足先に試運転を切り上げた辻が「前本さんにやられっぱなし」的な言葉を口にして、ガハハハハと笑っていた。その前本は、辻が試運転を終えてもまだ引き上げる様子はなく、ペラ室と水面の往復を繰り返す。今日のレースではハイパワーぶりを見せていたが、さらに向上させてくるかもしれない。
2010_0824_0497  整備室では、今井貴士、重成一人が本体を整備。こちらも明日の直前情報は要チェックだが、今井の表情がもうひとつ冴えないのが気になった。また、初日ピンピンの好発進だった新田雄史も本体を調整中だった。不思議といえば不思議、しかしパワーにはまだ不満げなコメントを残してもいるから、当然といえば当然。整備が当たれば、下剋上の風をさらに強く吹かせる存在になるかもしれない。
2010_0824_1082  最後に、やるせない表情が実に気になった山崎智也。9Rは服部幸男にまくられているが、レース後、その服部と顔を合わせて、物憂げな顔つきになっていた。それを見た服部がおかしそうに話しかけていくが、智也の表情は変わらない。せっかくの1号艇をフイにしてしまったことは、あの智也から笑みを奪うほどに深刻なことなのだ。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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本日の水神祭 初日で完結!

 今節の水神祭権利保持者は2名。SG初出場の2人です。その2人が、初日に一気に水神祭! ともにSG第1走目です。SGデビュー戦で初1着なんてすごいなー。

2010_0824_1007  まずは6Rで1着の梶野学志。3コースからのまくり差しでした。1回乗りということで、レース後すぐに行なわれた水神祭。集まったのはもちろん関東勢ですが、作間章が耳打ちしたようで、梶野は喫煙所で一服していた赤岩善生に「投げてもらっていいですか」とお願いに行きました。男・赤岩、頼まれたら断わるわけにはいかない。ド迫力の顔つきで、「投げてやるよ。背負いがいいか? 巴がいいか?」と梶野に迫る(笑)。いや、そういう“投げ”じゃないんですけど。「だって、投げてもらっていいですか、って言うから、投げてあげようと思って」。何気にお茶目な男・赤岩であります。
2010_0824_1022  その赤岩も加わって、さあ行こう、水神祭。係留所のいちばん端で、ウルトラマンスタイルで持ち上げられた梶野は、勢いよく水面へドボーーーーーーン。今日は暑かったから、気持ちいいだろうな~。関東勢+赤岩の拍手を受けて、梶野は満面の笑みを見せておりました。
2010_0824_1029  で、そこにバツが悪そうな表情であらわれたのが、毒島誠。試運転をしている間に先輩の水神祭が終わってしまって、「乗り遅れちゃいました」と苦笑い。笑顔の梶野にそーっと近寄り、何事もなかったふうに、「おめでとうございます」。毒島が間に合わなかったことを知ってか知らずか、梶野は後輩の祝福を笑顔で受けておりました。ぶっしー、こんなこともあるさ、ということで、レースも頑張って!

2010_0824_1198  続いては、8Rで1着の平本真之。5コースからの差しが決まって、地元SGでデビュー勝ち。お見事! こちらもレース後すぐに水神祭は行なわれ、平本はやっぱり赤岩のもとに向かって「投げてもらっていいですか」。いや、赤岩は同県の先輩なんだから、言わなくたって投げてくれるでしょ(笑)。誰だ誰だ、赤岩詣でを恒例にしてしまったのは(笑)。おう任せとけ、とばかりに気合を入れる赤岩。まさか、背負い投げか巴投げ?
2010_0824_1209   ともあれ、さあ行こう、水神祭。ウルトラマンスタイルで持ち上げられた平本を、前列に陣取った赤岩が力いっぱい投げ込んで、当社比3割増しの水しぶきをあげて、頭から勢いよくドボーーーーーーーン。しばらく浮いてこなかった平本は、水の下で喜びを噛み締めていたことでしょう。
2010_0824_1222  で、ずぶ濡れの平本に報道陣が殺到。その場で談話取りが始まったのでした。今日は暑かったから、ずぶ濡れのままでも平気っすよね。

 二人とも、水神祭おめでとうございます。今後はSGの常連となり、1着が当たり前となるような強い選手になってくださいね。というわけで、今節の水神祭は初日にしてコンプリート! 完結でございます。(PHOTO/中尾茂幸)


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“本紙予想”MB記念初日後半

憲吾郎さま、定期購読ありがとうございます。保存用にもう1冊分お申し込みいただけたなら、神はH記者ではなく、あなた様になるでしょう。……そんな私信はともかく、本日の私は予想の目の2連単で勝負しています。まあ、本命が勝たなければ、2連単だろうが3連単だろうが当たらないんですけどね。

7R  
上瀧の進入がカギ。内狙えば、福島に展開利ありそう。
◎福島 ○太田 ▲上瀧 △魚谷 
3連単2-135-全

8R 
F2の田中だが、イン戦なら負けられない。中村が攻めて追う。
◎田中 ○中村 ▲寺田 △今垣
3連単1-325-全

9R 
山崎がS決めて逃走。湯川のパワー脅威。
◎山崎 ○湯川 ▲仲口 △服部 
3連単1-524-全

10R  
今村と大嶋の進入対決見もの。井口のカド一撃を狙う。
◎井口 ○大嶋 ▲今村 △須藤
3連単4-132-全

11R
地元戦で燃える赤岩は初戦でつまずけない。篠崎攻めれば吉川に展開ある。
◎赤岩 ○吉川 ▲篠崎 △中島
3連単1-432-全

12R ドリーム戦
松井が定番のドリーム戦イン逃げ発進。面白そうなのは岡崎。
◎松井 ○岡崎 ▲池田 △濱野谷
3連単1-624-全 


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THEピット――早くから

 ピットで顔を合わせる人が異口同音に言う。「暑いですね~」。挨拶の言葉はこれしかありえない、とばかりに誰もが口にする。ピットにやってきた福永達夫選手会長も「いや~、暑いねえ。こりゃあ、減量になるわ~」と、怪しいデヴに対してなのか、選手がみなそうだということなのか、にこやかに言っていた。ピットで汗をかいていない者など一人もいない、そんな暑さ。福永会長ではないが、選手たちはここでの作業自体が減量をしているようなものだ。
 そうした猛暑のなか、選手たちは初日から懸命な動きを見せている。ペラを合わせ、機力向上をはかり、戦えるアシにもっていかねばならない初日。暑いからといって冷房の下で休んでいるわけにはいかないのだ。暑さに比例するように、ハートもアツいわけである。
2010_0823_0727  整備室では、赤岩善生が本体を整備している。徹底的に調整作業をする、それが赤岩のスタイル。アティテュード。この姿はどのSGピットでも目にするものだが、しかしここが蒲郡であることを思えば、そこにはもうひとつ重い意味が見え隠れする。その姿はまさしく闘志のかたまり。本体整備だから動きが激しいわけではないが、赤岩の姿全体が激しい思いを発散している。
2010_0823_0505  整備室には山口剛の姿もあって、こちらも本体と向き合っていた。奥のほうでは、濱野谷憲吾がギアケースの調整中。ドリーム組が早い時間帯から整備室にこもっていたことになる。整備室で見かけた顔は、おもにこの3つ。赤岩も11R1回乗りだから、遅い時間帯のレースに登場する3人が、たっぷりある時間を有意義に使っていた、ということも言えるだろうか。
2010_0823_0769  ペラ室は満員御礼だ。これはSG初日には当たり前の光景。特筆すべき点はまったくない。ただ、少しだけ違う点があった。このペラ室にはモニターが設置されておらず、レースが始まればペラ叩きの手を休めて、整備室へと選手たちは移動していく。ファンファーレが聞こえてきてから待機行動の間に、選手たちの行列というか行進が見られるわけだ。ところが、レースが始まっても根を生やしたように動かない選手がいた。池田浩二と白井英治だ。彼らは一時的に閑散としたペラ室のなかで、関心はレースよりも自分の機力だとばかりに、ペラを叩き続けた。まあ、そのレースに同県の選手が出ていなかったということもあるのだろうが、池田も白井も自分の作業を絶対的優先事項にしていたのだ。
2010_0823_0655  ふと出走表をチェックすれば、池田はドリーム戦、そして白井は11R1回乗りである。
 まだまだたっぷりと時間が残されている選手たちが、早くからとことん作業に没頭した。不思議といえば不思議である。

2010_0823_0223  早くから、といえば、菊地孝平が早くも“菊地モード”に入っているようだ。菊地モードとは、視線は下に向き、一点をきっと見つめ、周囲はいっさい視界に入っていないかのような集中した様子で、己の世界に没入している様子である。おそらく、IQ160ともいわれる聡明な菊地の頭脳はそのときフル回転している。レースでの正解を導き出さんと、高性能CPUでも及ばないほどのスピードで思考しているのだ。こうなると、誰も声をかけられない。それが菊地モードだ。多くは、優勝戦や準優勝戦の際にあらわれる姿である。
 それが初日から見られるとは。このMB記念にひとかたならぬ思いを抱えて参戦しているのだろうか。それとも、パワーがもうひとつ? この菊地モードは、時に調整の方向性を探っている場合もあるようだから、初日のこの様子はそうした意味でも気になるところなのだが……。
2010_0823_0244  1Rから転覆が出てしまった。オーシャンカップ覇者、石野貴之だ。ひとまず体のほうは無事のようで、着替えを終えると全力疾走で整備室へ。転覆整備をヘルプする先輩たちの輪に飛び込んだ。それにしても、改めて大阪勢ってすごいね。王者に賞金王3Vに20代前半で賞金王獲った男に今年の賞金ランクトップ爆走中の男に……そして石野も最新SGチャンプ。こんな豪華な転覆整備はそうそうお目にかかれない。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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真夏の開会式!

2010_0824_0196  真夏の太陽の下、水上ステージで行なわれた開会式。バズーカ砲が用意され、プレゼントTシャツが発射されるという趣向もありましたね~。バスンと撃つ選手たち、楽しそうだったな~。太田和美が後ろに並ぶ選手に向けて発射しようとする一幕もあったりして。えっ、テレガールの水着に目を奪われていて、見てなかったって? それは我らがH記者。私(黒須田)はちゃんと見てましたよ~、太田もテレガールも……。

 さてさて、選手紹介。モーターボート記念はレース場の推薦で出場が決まる一戦ということもあって、多くの選手が自分を選んでくれたことへの感謝を口にしていましたね。そんななかでも気合横溢はやっぱりこの人。

2010_0824_0181 赤岩善生
「2010年、僕にとっても蒲郡にとっても、一番の正念場がやってきました」

 まあ、私やH記者の舟券も正念場なんですけど……。

2010_0824_0008 秋山直之
「蒲郡は今年いちばん好きなレース場です」

 今年の蒲郡周年覇者です! しかも予選19位から繰り上がり準優→優出での優勝でしたからねえ。蒲郡のツキはこの人が独占!?

2010_0824_0024 福島勇樹
「この間お参りに行って、おみくじ引いたら大吉でした」

 秋山からツキを奪おうというのが福島。おみくじもエンジンも大吉を引いた福島のツキもこわいぞ~。

2010_0824_0120 山口剛
「3年前に初めてSGに出た時に、いつかドリーム戦に乗れる選手になりたいと思いました」

 おぉ、夢がかなった! こちらもツキは充分にありそうですなあ。

2010_0824_0027_2 作間章
「不景気ですが、お客さんが舟券を買ってくれれば、景気もよくなるはずです」

 そうです。我々が舟券を買えば、景気もよくなり、ツキもめぐってくるというものです!

2010_0824_0032_2 飯山泰
「この夏の出来事です。富士山に登りました。3人目の子供が生まれました。SG優勝します!」

 信州の星・飯山泰選手、おめでとう! このおめでとうはもちろん、SG優勝のおめでとうです。信じてまっせ! ちなみに、杉山正樹選手も3人目が生まれたとか。飯山選手&杉山選手、おめでとうございます。
 最後は……。

2010_0824_0144_2  今村豊
「49歳の私には、この暑さは厳しすぎます」

 同い年のH記者、うんうんとうなずいておりました。42歳の私にも厳しすぎる暑さですが……(←100kg超の体重のせいという説あり)。とにかく、今村選手、H記者、そして皆様、暑さに負けず頑張りましょう! 皆さまのモーターボート記念がツキまくり、幸多きことを願っております!(PHOTO/中尾茂幸)


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H記者の『穴・極選&新企画』初日

 1週間滞在だというのに、鬼嫁から小遣い2万円しかもらえなかったHです>< 極貧ギャンブラーのセオリーとしては「初日はじっくりレースをチェック、2日目からレースを厳選して勝負」なんでしょうが、前検で秘宝を見つけた以上は黙ってられません。しかも、そのお宝が6・5号艇ですからね。いきなり4Rで白黒つけちゃうどーーー!!

4R
 ①矢後 剛
☆②大嶋一也
☆③秋山直之
 ④今垣光太郎
 ⑤徳増秀樹
◎⑥湯川浩司

進入234/561か213/456

 もちろんお宝は前検横綱に指名した湯川。あのスリットからのとんでも行き足があればコースなんか関係ないって。それにこのレースは
●矢後がアウトに回るかもしれない。
●アウトじゃなければ大嶋とイン競りになるかもしれない。
●秋山が凹むかもしれない。
●今垣が強引に絞るかもしれない。
 と穴の材料がてんこ盛りだし。上記のどの展開になっても、スリットから1艇身ほど覗く湯川にとって絶好の勝ちパターンとなります。アタマ決め撃ちでコース有利な大嶋と評判機をゲットした秋山へ。

3連単★6-23-全

 さらに! 今節はK記者ともども「2連単で勝負しよう」という機運が高まってます。湯川の後半レースは、まさに2連単がズッポリはまるような気がしてなりません。

新企画『2連単極選/ガマ一本釣り!!』

9R
★①山崎智也
 ②仲口博崇
 ③平尾崇典
 ④服部幸男
★⑤湯川浩司
 ⑥吉田俊彦

進入123/456

 複勝率58%の43号・仲口が気になりますが、前検気配は「伸びは上々、回り足は一息」に見えました。2コース向きの足とは思えず、伸びなりに智也の壁になりつつ1マークで苦戦という光景が浮かびます。智也が仲口を壁にして逃げきり、節イチ湯川の猛追を退ける。1=5のウラオモ一本書きに、3連単は服部をヒモにして2点だけ買っておきましょう。

2連単一本釣り★1=5
3連単★1=5-4

 丼口さん、コメントどもです。今節こそはっ!!!!!!


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本日の“本紙予想”モーターボート記念初日

 こんちわ~。Kです。MB記念も、皆様の舟券勝利をお祈りしております。もちろん私も勝ちたいです。相変わらずのイン主体本命予想ですが、今節はちょっとした企画も検討中です。

1R  
前回SG覇者が、今回はオープニングを飾って発進。伸びて攻める福島怖い。
◎石野 ○福島 ▲杉山 △市川 
3連単1-425-全

2R 
新田が踏み込んで逃げ切る。作間が自在に続く。
◎新田 ○作間 ▲石川 △坪井  
3連単1-325-全

3R 
飯山がインから速攻決める。カドから毒島が追走。
◎飯山 ○毒島 ▲田中 △服部 
3連単1-425-全

4R 
矢後はチルトを跳ねるかどうか。跳ねれば大嶋が楽インから逃げる。
◎大嶋 ○今垣 ▲湯川 △矢後
3連単2-461-全

5R 
山崎が3コースから果敢な攻め。山本のイン残しを本線に。
◎山崎 ○山本 ▲吉川 △今村 
3連単3-152-全

6R  
中島がインから逃走。辻が自在に捌いて追撃。
◎中島 ○辻 ▲梶野 △坪井
3連単1-436-全

後半はのちほどアップします。


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初日! MB記念開幕!

お暑うございます! 本日より蒲郡ボートでモーターボート記念が開幕です! 厳しい残暑はナイターSGで吹き飛ばしましょう! 

2010_0823_0259 前節に肋骨を痛め、心配される濱野谷憲吾ですが、昨日ボートに乗った感覚として、レースにはまったく支障がないとのこと。ドリーム戦では濱野谷らしいレースを見せてくれることでしょう。艇界初のナイターSGとなった、02年MB記念はここ蒲郡で開催されましたが、優勝戦1号艇でインを奪われ、悔しい敗戦を喫したのが、濱野谷憲吾です。そのリベンジを果たすべく、奮闘してもらいたいものです!(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット――お久しぶりです

 今節は、「お久しぶりです!」の選手が幾人かいる。梶野学志のようにSG初出場、前回会ったのが大村新鋭王座(07年)というケースもあるにはあるが、それよりも以前はSG常連だった選手がやっぱり気になるわけである。
2010_0823_0172  とりわけ「おぉ、お久しぶり!」は中村有裕である。ユーユーがSG初制覇を果たし、一躍時の人になったのは06年モーターボート記念。ちょうど4年前のことである。以来、SGのピットに行けばいつもユーユーがいたような気がするわけだが、実際には08年モーターボート記念以来のSG出場。実に2年ぶりの再会なのである。
 ピットで見る表情は、あの頃と何も変わらない。童顔は相変わらずだし、凛とした強い視線もあの当時に見た記憶通りのユーユーだ。いつの間にか三十路となっただけに、多少は大人っぽい雰囲気もあるような気はするが、ピュアに勝利を見据えるまっすぐさは健在のようである。ちょろりと目があったので、軽く会釈をすると、ユーユーは軽く微笑みながら会釈を返す。向こうにもやっぱり、お久しぶり、の感覚があったりしたのかなあ、だったら嬉しいなあ、とニヤニヤしつつ、この2年間の臥薪嘗胆を乗り越え、ここに戻ってきたことに対するユーユーの思いは、そんな小さなところには収まらないだろうと思った。
2010_0823_0367  矢後剛もまた、お久しぶりの一人である。こちらは07年グラチャン以来なのだから、3年以上、SGから遠ざかっていたことになる。そんなに間隔が開いてましたかなあ。といっても、矢後とは割と最近、会っている。4月の選手会チャリティーゴルフに参加しており、BOATBoyで取材をしているのだ。このときの矢後がサイコーだった。コンペ前夜の宴会では酔っぱらって大はしゃぎ、コンペでも自ら「今日はしゃべりすぎてノドが痛い」というほどギャグを飛ばして場を盛り上げていたのである。いやあ、いい味出しまくりでした。で、今日の矢後はもちろん、あのときの矢後とは別人である。試運転ではペラ室と水面を駆け足で何度も往復しており、自身の前検航走が終わってからはペラ室とボートリフトの往復である。関東勢では年長の矢後だが、汗だくで動く動く。その合間に、ゴルフではお世話になりましたとごあいさつ。「あははあ、あのときはご迷惑おかけしちゃって」とバツの悪い顔でありました。何をおっしゃいますやら。サイコーでした。そして今節もチルト3度を武器に、サイコーな走りで水面を盛り上げてください。
2010_0823_0560  須藤博倫と会うのは、昨年の笹川賞以来。もう1年3カ月も前かあ。けっこう久しぶりに感じるのは、ヒロリンはかつてBOATBoyで連載をしてくれていたからだろうか。いまだファミリー感が抜けませんでね。その分、長く顔を合わせていないような感覚に陥るのだろう。
 ヒロリンはまさしく好漢、好青年。ピットで再会すれば、最敬礼に近いほど丁寧に接してくれる。今日も、前検の超ドタバタしている合間にも、にっこりと笑顔を向けてくれるのだから、まったくもって嬉しい限りだ。レースが進めば、成績や機力によっては笑顔の中に影が差したりもするだろうが、今日は心からの爽快な笑顔。蒸し暑い蒲郡ピットに吹く一服の清涼剤でありました。機力上々のようだし、明日からさっそく応援しよう。
2010_0823_0197  めちゃくちゃ久しぶりと感じるが、実は昨年のオーシャンカップ以来、たかだか約1年、ヒロリンとの再会よりも間隔は短い、それでもやっぱり久しぶり感が非常に大きいのは、なんといっても仲口博崇である。その感覚の理由は明白だ。ほんの数年前まではSGにもっとも近い男と呼ばれ、タイトルホルダーでないことが不思議な存在だった男。もちろんSGは常連、あとは手を伸ばして栄冠をつかむだけ……そういう実力者だったのだ、仲口博崇は。しかし、近年はSGのピットからも遠くなっていた。A2級降格の危機にさらされた時期もあったし、記念戦線でも存在感を発揮することは少なくなった。昨年のオーシャンカップもそれほど目立ってなかったし……。ずいぶん顔を見ていないように感じるのは、そういうことなのである。
 だからあえて注目したというわけではないが、エース機を引いた気分の良さもあってか、今日の仲口は非常に気分が良さそうに見えた。作業の際などは、相当に鋭い目をしていることも少なくない仲口、そういう場面もあったけれども、顔つきは基本的には穏やかに見えていたのだ。あの頃の輝きを今一度! こちらもちょっと応援させていただこう。

2010_0823_0528  で、ぜーんぜん久しぶりじゃないのが、岡崎恭裕、今井貴士、篠崎元志の若手三人衆と平田忠則の福岡勢。おとといの岡崎笹川賞祝勝会で会ってますからな。ざっと48時間ぶりってところですか。晴れの場でのスーツ姿と、SGピットでの乗艇着。そのあまりのギャップにちょっとクラクラしたわたくしでありました。暑さのせいじゃないよな。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『蒲郡MB前検を斬る!』

 蒲郡MB記念の前検が終わりました。例によって足合わせをしなかった選手、チェックしそこなった選手などが10人ほどいますが、私の目の届いた範囲で番付をアップしておきたい。まずはAランクから。

A(中の上~上の下)

2010_0823_0293 ★福島勇樹…いつものことだが、とにかく伸び~~る。その分、回り足はチョボチョボだが、今節もしっかり持ち味は発揮できそうだ。これにスリット付近のレース足がくればS昇格も、スタート練習ではまだ一息の感が……。
★山口剛…ターン出口のレース足がやたら力強く、差して引き波をしっかり超えそう。「2コースで狙いたい足」とメモ。
2010_0823_0653 ★白井英冶、寺田祥…この山口コンビは足合わせではさほど目立つ動きはなかったが、スタート練習での行き足に目を瞠るものがあった。スリットから主導権を握ったときのふたりの怖さは折り紙付き。特に生粋のまくり屋に変貌した寺田は、今節センター枠ならすべて握って攻めると思う。それが可能な行き足だったぞ。
★辻栄蔵…この選手の足合わせは「?」だったり「◎」だったり私の目を泣かせるのだが、今日は全体的にしっかりしていて安定したオーラを放っていた。バランス型で2、3着向きかも?
2010_0823_0359 ★服部幸男…とにかく回ってすぐの足に魅力を感じた。レース足~行き足に差し掛かる瞬間に、シュッと相手を1艇身ほど突き放す。ただ、その先の行き足~伸びはまったく平凡なのが玉に瑕。あの一瞬のワープパワーを生かす展開に持ち込みたい。

S(上位~抜群)

2010_0823_0408 ★★石川真二…珍しく、と言っては失礼だが、出足、回り足、行き足、伸びともに高いレベルで完成されている。足合わせのどの部分を切り取っても相手より強めに見えた。特に石川タイプとしてもっとも重要なターン出口のパワーが強烈! ピットに帰還して仲良しの中尾カメラマンと目が合った石川、にんまり指を丸めて「バッチグーサイン」を出したらしいし。この足なら悲願も夢じゃないぞ~。無理に弱点を挙げると、あまりに上品に?まとまりすぎている点かw
2010_0823_0728 ★★赤岩善生…また今節もトップ級の足に見えてしまった。とにかく回った瞬間に惚れ惚れするほど鋭く伸びるレース足、アレを見ちゃうと誰だって催眠術にかかったみたいに「S」付けちゃうって。今日も惚れた。回り足もグー、行き足もグー、伸びも水準以上はあるはず。こ、今回こそは突き抜けてくれ、赤岩~!

SS(独断の節イチ)

2010_0823_0721 ★★★湯川浩司…これも赤岩と並んで定番だけど、あのスリットからの行き足を見たら、幼稚園児でもSSにしちゃうって。私がちょっと遅れて足合わせのベスト鑑賞地点に辿りついたら、ちょうど湯川が目の前のホーム水面を通り過ぎた。相手の名をチェックするヒマもなかったのだが、バックに回ってからの湯川の足といったら。名前のわからん相手を、誇張ではなく3つ(艇身)はやっつけていた。それもターン出口からスリットちょい過ぎまでの間に。仮に相手が超ワーストだとしても、湯川の超抜は揺るぎないくらいの大差だった。
 さらなる圧巻はスタート練習だ。湯川の班には同期のライバル井口がいた。この両者はセンターから「内・井口、外・湯川」の並びで2回スタートした。そして2回とも、起こしほぼ同体、出足も同じくらいという勢いから……スリット過ぎて湯川だけがものの10mほどの間に1艇身突き抜けていた。2度とも、だから見間違いようがない。井口に同情したくなるような凄まじい行き足に、私は2回とも「うおっ!」と叫んでいた。自然発生的に唸り声を挙げるなんて、スタート展示や練習でいままで何回あっただろうか……。
 とにかく、あの行き足=コージーVパターンを魅せられては、今日のところは文句なしの節イチ。湯川を買うときはアタマから狙い撃つつもりだ。

 ここで展示タイムをば。

展示タイム上位

①矢後 剛 6・45
②吉川元浩 6・52
③仲口博崇 6・53
④岡崎恭裕 6・55
⑤大嶋一也 6・57
 前本泰和
⑦市川哲也 6・58
 魚谷智之
 赤岩善生

 ありゃりゃん?? 私の推奨選手9人の中で入っているのは赤岩ひとり。な、なんだか雲行きが……そ、そして……><

展示タイム下位

2010_0823_0544 ①寺田 祥 6・77
②白井英冶 6・72
 須藤博倫
④吉田俊彦 6・71
 石橋道友
⑥今村 豊 6・70

 Aランクに指名した白井・寺田の山口コンビがワースト独占?? う~ん、私はこの数字を眉に唾つけてやりすごしますが、さてさて明日はどうなることやら……。(photos/中尾茂幸、text/H)


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エース43号機は地元の仲口に!

2010_0823_0195  午後4時半から競技棟の2階でモーター抽選会が行われた。どのモーターも初下ろしから60戦前後と微妙なキャリアのためか、抽選中でものんびり談笑している選手が多かった。そんな中、バッシャバシャとフラッシュの雨嵐を浴びていたのが大嶋一也。地元の総帥としての期待の高さが伺われる。キリリとヒゲを引き締めてガラポンを回す大嶋。落ちてきた玉は「55」……机に戻った大嶋は、さりげない素振りでモーター成績表に目をやった。
 複勝率25%。ワースト級である。
「くうぅぅぅぅぅぅ」
 大嶋は目に右腕を当てたまま、机に突っ伏した。
2010_0823_0196_2  「いや、こんな数字、まだまだわからんすよーーー」
 そんなダンディを慰めたのが、隣の仲口博崇。後輩の気遣いにやっと顔を上げた大嶋だったが、その仲口のモーターが複勝率Wスコアの58%だと知って、また「くうぅぅぅぅぅぅ><」
 2番目に場内を沸かせたのが、大嶋の同世代というか、唯一2000番台の今村豊だ(大嶋は3010番)。今村がまずはガラポンをゆっくり反転させると、なぜか玉がひとつポロリン。それに気づかず通常通りのやりかたでもうひとつポロリン。今村は、うっかり2個の玉を出してしまったのだが、まだ気づいていない。
「あ、先にもう1個、出ちゃってますよ」
2010_0823_0215  スタッフの一言に今村「えっ? ありゃりゃ、で、どっちが先?(先にお漏らしした玉を摘んで)コッチ? これって71って書いてあるけど……(成績表チラ見して)ダメじゃーーーん><」
 71号機の複勝率は27%なのだった。これまたガックリうなだれる49歳。最古参を分け合うふたりの天才は、前検から厳しい状況に陥った? ちなみに「お漏らし」の原因は、直前にガラポンを引いた寺田祥が次の玉も出口まで呼び込んだしまったためと思われる。それに気づいた今村、寺田の席方面にゲンコを突きつけて「こ~んにゃろーーー!!!!」
 さてさて、気になるモーターと相棒選手は……。
★43号機(複勝率トップの58%)仲口博崇
★15号機(同2位の52%)秋山直之
★23号機(同3位の48%)杉山正樹、この数字が出たとき「オオッ」と大きなどよめきが。
★22号機(レースタイムトップ1分44秒6)石川真二
★45号機(同2位1分44秒8)篠崎元志
★51号機(前回操者の杢野が超抜V)毒島誠、これまた「オウッ!」のどよめき。

 さらに挙げるなら、ボー誌9月号推奨モーターだろう。ボー誌では毎SGで3機を「特注パワー」に指定するのだが、その中から2SG連続で優勝機が飛び出しているのだ。ゲンがいいのか、見立てが素晴らしいのかはともかく、今節も要注意だぞ! その3機は
★43号機(前出)仲口博崇
★19号機…前本泰和
★56号機…福島勇樹


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汗だくの選手入り

 残暑お見舞い申し上げます。いや~、暑いっす、蒲郡。ピット裏の選手到着口(通用門)は陽をさえぎるものがなく、まるで衰えようともしない夏の太陽が思い切り直射しているものだから、いや~、暑い。まったくもって暑い。夜になるといくらかは涼しくなるんですかねえ。
2010_0823_0096  いや、我々はまだマシである。日陰がほんのちょっとはあるから、そこに避難することはできる。僕などアロハですしね。大変なのは選手と入り待ちのファンの方たちだ。ファンはもろに日差しの下にいるのだから、本当に暑そう。しかも整然と列を作りつつ、押すな押すなの混雑のなかにいるわけだから、頭が下がる。選手は、全員ではないけど、スーツの上着を着用してあらわれる選手もいて、スーツなんて年に1~2回しか着ないダメな大人としては、やっぱり頭が下がる。
 ……あ、今、2008年オーシャンカップの記事を見返したら、同じことを書いてるじゃないか、私。ようするに、蒲郡の夏はいつも暑いのである。
 みなさん、水分をしっかり摂って、夏の夜の熱戦を乗り切りましょう!

2010_0823_0004  ということで、本日の一番乗りは徳増秀樹だそうである。だそうである、ということは、僕は見逃している。なんでも、かなり早い時間に山崎智也や今垣光太郎や岡崎恭裕や篠崎元志らも続々と到着していたようで、ナイターSGにしてはいつも以上に選手の集まりが早いのだ。実は光ちゃんとは、蒲郡駅でバッタリ会ってたんですよね。名古屋からの同じ電車に乗っていたようなのだ。そのままレース場に向かうにはいくらなんでも早すぎる時間で、「コーヒーでも飲んでから行きます~」なんて別れていたのだが、というわけでレース場周辺に一番乗りしたのは今垣光太郎、ってことでOKでしょうか。
2010_0823_0006  通用門で最初に目撃したのは、これがSG初出場となる梶野学志だ。爽やかに微笑みながら、初体験となる鬼の棲家にやってきた。とうとう辿り着いたSGのピット、嬉しいだろうなあ……。もう一人のSG初出場である平本真之は、地元の最若手ということもあって、ほぼ一番乗りの到着だったとか。表情が見たいなあ……と探したら、荷物検査後の平本を発見。声をかけたら、童顔をほころばせつつ「がんばります!」と力強い宣言だ。まあ、こんな段階からガチガチになっているほうがおかしいのだろうが、初SG組はリラックスした様子で蒲郡入りした様子である。

2010_0823_0061  気になるのは、濱野谷憲吾だ。前節の平和島お盆開催でレース中に接触、肋骨にヒビが入ったという報道がほんの1週間ほど前にあったばかりだ。実を言うと、その前日に僕は濱野谷にインタビューしている(BOATBoy10月号をよろしく)。取材をした節に悪いことがあると、やっぱり気になってしまうんだよなあ。
 ということで、取材の御礼を兼ねてごあいさつ。表情はかなり明るく、にっこりと微笑みを返してくれたのだから、完治しているかどうかはともかく、大丈夫そうだ。
「あばら、大丈夫ですか?」
「だぁいじょうぶじゃないっすよ~~~~~(笑)」
 うん、大丈夫そうだ(笑)。
2010_0823_0013 濱野谷を気にしたあとは、やっぱり山崎智也を気にしておこう。レース場入りは残念ながら目撃できなかったが、その後、選手控室の外をうろちょろしている智也を発見。記者席のある建物の裏へ回ったと思ったら、すぐに戻ってきてあたりをきょろきょろ。禁煙パイポっぽいものをくわえていたから、喫煙所でも探していたんでしょうかね。教えてあげようかと思ったら、別行動で到着していた毒島誠にちょっかいを出し始めたので、遠くから見守る。そこに秋山直之も別に到着し、群馬支部の現地集合状態になっていたのだった。そういえば、群馬支部の選手が一緒にレース場にやってくる場面はめったに見ないよなあ。

2010_0823_0138  続々と選手が到着し、ぼちぼち全員かなあ……とハンカチ王子よろしく汗をぬぐっていたら、快速王子が田中信一郎とともにやってきた。皆様、これが現在賞金ランク1位の男、湯川浩司であります。その湯川、僕を見ながら眩しそうに目を細める。湯川も認めるほどの輝きが僕にあるのでしょうか?
「2個目の太陽を見つけてしまったわ。眩しい!」
 ええ、ええ、どうせハゲ頭ですよ、あたしゃぁ。夏の太陽にも負けないツルピカ頭ですよ、ええ、ええ。おそらく最終日頃には前頭部と頭頂部以外は毛が伸びてみっともないハゲ頭になっているはずですので、優勝戦などでご迷惑はおかけしないかと存じます。今節もスーパーパワーで活躍してくださいね。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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蒲郡!

Cimg5222 こんちわ! 取材班、蒲郡に到着いたしました。明日開幕するモーターボート記念。本日の前検からレポートしてまいります! 今節もどうぞよろしくお願いします。

それにしても、暑いっす! まだまだ残暑きびしい毎日ですので、皆様、くれぐれもご自愛くださいませ。取材班も暑さに負けずがんばります!


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ボートレース甲子園!?

夏の甲子園は興南高校が春夏制覇を果たし、沖縄に初めて優勝旗を持ち帰りましたね。酷暑の中、選手たちは大変だっただろうなあ……。というわけで、残暑厳しき折、ボートレース甲子園が始まります!

あさってから蒲郡で開催されるモーターボート記念! 取材班は明日の前検より参戦し、最終日まで現地より記事を更新してまいります。今節はH記者が前検から参戦しますのでお楽しみに。ちなみにKは、昨日福岡で岡崎恭裕選手の笹川賞祝勝会に出席し、本日は某所に移動。生ビールに世界一合うと勝手に思っている世界の山ちゃんを堪能してまいりました。明日、蒲郡に移動して一節間がんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


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