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ボートレース特集 > 2010全日本選手権
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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H記者の『穴・極選』5日目

 昨日はインの強さに対応しきれずフルボッコ惨敗も、13R(パチンコAKB)で舟券の負け分をそっくり取り返したHです。しかも、閉店近い10時半から、怒涛の16R5連チャンッッッッ!! キャンタマボクロのご利益と見ましたが、もっと楽な展開で勝たせてください、ホクロサマーーー><
 今日の一般戦の舟券セオリーは、「賞金王ボーダー選手を狙え」。4Rの辻・智也、5Rの白井、6Rの服部、9Rの白井は1円でも賞金を加算したい身。特に予選20位だった白井は、たとえばピンピン連勝で明日の福岡選抜(ややもすれば選抜B戦入りも??)1号艇の可能性大ですから、気合いはパンパンのはず。機力はなぜか急下降しましたが、気力のS攻勢は要注意!
 で、今日の極選は、もっとシンプルな舟券セオリーを発動します。

7R
 ①瓜生正義
◎②吉田拡郎
★③前本泰和
★④田中信一郎
 ⑤菊地孝平
 ⑥平石和男

進入123/456

 もちろん瓜生の一本カブリ。地元の意地でトップSインモンキー圧勝もありますが、機力気力ともにかなーり不安なイン戦ですね。3Rの道中フラフラのレースぶりを見ても、穴党は消しの一手でしょう。で、昨日の3時頃の足合わせで、上昇気配たっぷりだったのが今節の「這う王」拡郎です。1Rは今村を潰しに行ってぶっ飛ばされましたが、昨日までならあんな攻撃もできない足でしたよ。賞金王へS慎重な瓜生をジカまくりか、俊敏差し。まくるとみて、外の前本、信一郎へ。
「人気先行選手を消し、密かに上昇している人気薄選手を狙う」
 これぞもっともシンプルな黄金則、外れても悔いのない予想であります。

3連単★2-34-全


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次回は賞金王勝負駆け!

2010_1011_0722 瓜生正義の優勝で幕を閉じた全日本選手権。初のナイターダービーは、好レースで幕を閉じましたね。それにしても、今年はSG3節でナイター開催、遅くまでお付き合いくださいまして、ありがとうございました。

さて、次回は11月23~28日に開催されるチャレンジカップ! 早いっすね~、今年も賞金王勝負駆けです! 今日までナイターだったから、なおさら不思議な感覚ですね。舞台は唐津ボートレース場。今度は一気に西に飛びます。もちろん前検から優勝戦まで現地レポートしますので、どうぞよろしくお願いします。

それでは、管理解除とさせていただきます。今日はもう帰郷できないんですけどね……。ともあれ、今節もご覧いただき、ありがとうございました。あ、そうそう、10日後から始まる2連勝ナイトフェスタについても、予想などのアップを予定していますので、そちらもよろしくお願いします。次回、唐津でお会いしましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット――友がいるから

2010_1011_0562_2  たぶん、松井繁だって緊張しているのだ。SGを何度制したとしても、SGの優勝戦に何度乗ったとしても、この大一番の前に胸の鼓動が高まらないはずがない。松井だって、瓜生だって、魚谷だって緊張している。そうしたなかで見られた笑顔というものは、やはり特別な意味を持っているように思えたものだ。
 瓜生正義が須藤博倫と談笑している。不思議な組み合わせではあるが、ともに最高の人柄をもつ好漢たちなだけに、自然と笑顔が交わされるわけだ。瓜生は何度か舌をペロリと出したりもしていて、そのいたずらっ子のような表情に須藤もさらに笑顔を返す。笑顔のラリーは、見ているこちらをも自然と笑顔にするものだった。
 松井繁は、江口晃生に声をかけられて、ほろっと笑みをこぼした。江口とすれ違うまでは、王者らしい強烈なオーラを発しながら、険しい表情を見せていたのだが、江口がさらりと言葉を向けたことで、松井は一瞬だけ肩の力を抜いたようだった。一言二言、松井は言葉を返して、そのまま江口と別れる。その瞬間が勝負を左右するなんてことは少しも思わないけれども、松井に笑顔が生まれたのは間違いのないことだったのだ。

2010_1011_0496_2  一人きりで緊張と戦っていたのは、森高一真だ。休憩室のモニターで、昼間に行なわれた優出インタビューのVTRを見ている姿があって、しかし自分の映像を見てもまったく微動だにしなかった。休憩室には、すでにレースを終えて待機している選手が数人いたが(沖島広和など。瓜生の優勝戦を待っているのだろう)、彼らもモニターに映し出されている本人がそこにいることを気遣ってか、やはりサラリと流している。周囲に人影はあっても、森高は一人の世界に没入している。そうした緊張感との戦いも当然ある。
2010_1011_0582  一人の世界、といえば、魚谷智之はそれを貫いていたと言っていいだろう。展示ピットに艇を移動したのは一番乗りで、係留したあとはモーターなどの点検もせずに控室へと消えている。展示のあとも、他の5選手が点検のためピットに残っているのを尻目に、さっさと待機室へと消えているのだ。まるで、他者との関わりを避けるかのように、魚谷は他の選手とは違う行動をとっていた。そのとき魚谷は、間違いなく、世界の中でたった一人になっていたと思う。
 レース後だ。ここでも魚谷は己の行動を貫いた。モーター返納を真っ先に終えて、誰よりも早く整備室を後にしたのだ。シンガリとなった寺田祥と森高とは10分ほども時間差があったのではないか。悔しさを目いっぱいにじませた笑顔を浮かべながら、数十人も残っている選手たちに挨拶をして去っていく魚谷。まったくもって後付けなのだが、その一連の行動はこの一戦(一節)に懸ける魚谷の思いの大きさを表現していたように思う。

2010_1011_0483  優勝は、瓜生正義! 不振にあえいだ今年、しかし一気に巻き返してみせたのだから、さすがとしか言いようがない。ピットに戻ってきた瓜生は、わりと淡々としていたように見えたが、「優勝するしかない」と心に決めて桐生入りし、本当に優勝したのだから、感慨は深かっただろう。
 瓜生以上に、岡崎恭裕が喜んでいたのも印象的だったな。瓜生と一緒に参戦したSGでは、まるで甘えるように瓜生のそばに寄り添う岡崎を何度も見てきた。実際、岡崎にとっては大きな心の支えになっているようで、3カ月ほど前にインタビューしたときにも何度も瓜生の名前を口にしていたほどだった。3周目に突入すると、たまらずボートリフトに出てきて、最前列で出迎えた岡崎。ま、なぜか森高が先に帰ってきてしまったので、まるで森高を祝福しているふうになっていたのは、ちょっとおかしかったけど。
 そんな岡崎や、今村暢孝、沖島らの拍手に、瓜生は満面の笑顔を返す。レース前に須藤と交わしていた笑顔とは、やっぱりちょっと違った雰囲気だった。もちろん、当然のことである。
 そんな瓜生の背中を、松井がポンと叩いた。それもけっこう強く。「おめでと!」。自分が敗れたあとだが、松井はなぜか嬉しそうにも見えていて、僕は正直、不思議に思った。
 モーター返納作業の際に、服部幸男が声をかけている。「一瞬、突き刺さったと思ったよ。お前が勝ったと思った」。盟友の言葉に、松井はにんまりと笑った。「俺も行った!と思ったわ」。そうした服部とのやりとりを見たからか、これまでのSG優勝戦の敗戦後とは、どこか違う雰囲気にも思えた。もちろん納得などしているはずがないが、友の存在はやはり松井にとっても大きいということだろうか。
2010_1011_00772010_1011_0678  寺田祥と今村豊。今坂勝広と服部。寺田と今坂にとっては「友」などとは言えない人たちだが、その大先輩がやはり後輩に笑顔を取り戻させているようなシーンもあった。モーター返納作業をしかめ面でしている寺田に、今村が声をかけると、4割くらいは苦笑だけれども6割はホッとしたような笑みが浮かぶ。放心しているような様子で立ち尽くす今坂が、服部が他選手と交わしている会話に思わず笑ってしまう。それでも悔恨は決して消えることはないが、ダメージからはかなり回復したはずである。
2010_1011_0532_2  では、森高の悔いを癒そうとしたのは誰だったのかといえば、松井であった。松井は地区の違うこの後輩をかわいがっており、優出自体を喜んでいたのかもしれない。準優勝という結果を出した森高に、松井は満足そうな笑顔で近寄り、「よっ、おつかれさん!」と肩を叩く。森高は、ひきつってはいたけれども、安心感がたたえられた笑顔を見せ、松井に対して深々と頭を下げた。王者に認められたことを実感したはずのそのやり取りは、森高の心を少しは軽くしたはずだと思う。
2010_1011_0512  個人的なことを最後に少しだけ記すなら、森高の準Vは本当に残念だった。SG初優出で2着、よくやったという思いはあるけれども、そんなことにひとつも満足を見出さない男である以上、こちらも悔しい。「2着じゃしょうがない……って、なんかこればっかやな」、二人になったときに森高はそう言ったが、たしかにそんな話は何度かもしてきた。
「だったら、次は感動させてほしい」
「おぉ。勝って、な」
 森高はニコリと笑って、ありがとっ!とか言いつつ控室へと消えた。少しは森高を癒すことができたのだろうか……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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ナイターダービー優勝戦 私的回顧

ヒーロー復権!

桐生ダービー優勝戦
①魚谷智之(兵庫)18
②寺田 祥(山口)14
③松井 繁(大阪)13
④瓜生正義(福岡)14
⑤森高一真(香川)15
⑥今坂勝広(静岡)18

2010_1011_r12_1003  おめでとう、瓜生。昨日のあるスポーツ紙が「帰ってきた瓜生トラマン」との大見出しを付けていたが、マジでスペシュウム光線のような電撃差しだったぞ!
 進入は穏やかな枠なり3対3。スタート展示では今坂の前付けに内艇がこぞって抵抗し、ぐだぐだの12346/5だった。本番はうってかわって全艇が折り合う。良しも悪しくもスタート展示の効力だな。「これでスタートが揃えば123の勝負か」と見ていたが、たっぷり助走距離をとって発進した魚谷が、スリットでやや後手を踏む。
「よっしゃ、松井、行けーーー!!」
「寺ショーだっ!!」
2010_1011_r12_1006  スタンドのあちこちで2人の選手の名前が飛び交う。先に攻撃権のある寺田は、魚谷を煽るような態勢から、差しを選択した。正解だろう。ジカまくりを打つほどのアドバンテージはなかった。一方の松井は、得意のまくり差しのハンドル。ぶん回すと予想していた私だが、やはりここ一番では得意戦法に出た。そして、それを察知していたであろうインの魚谷は2艇の差し足を殺すべく、少し落として丁寧に小回りした。2艇分のスペースのない狭い空間に、寺田と松井が殺到する。2艇はものの見事に接触し、V戦線から消え去った。
 魚谷の激辛ターンが決まったか!?
 そうではなかった。寺田に飛ばされた松井の艇は、落として回った魚谷の艇尾にも軽く接触した。魚谷の艇が、わずかだが左右に揺れている。やはり、スタートでわずかに後手を踏んだツケが、この1マークで回ってきたのだと思う。きっちり同体だったら、接触の難を逃れてバック突き抜けていただろう。
2010_1011_r12_1022  内3艇の玉突きを尻目に、ブイ際を瓜生が、森高が駆け抜けてゆく。内水域があれほど狭かったのに、ちょっと珍しい2番差し、3番差しの抜け出し。態勢を立て直した魚谷が必死に食らいつくが、前の2艇ほどの加速はない。2マークを回って、V争いは瓜生と森高に絞られた。差は1~2艇身。瓜生VS銀河系。
 丸岡が森高に代わって、2年前のダービーの再現か!?
 自分の舟券とは縁遠いレースになった私は、そんなことを考えていた。が、瓜生の目にはあの稀代の名勝負とは、まったく違う景色に見えたことだろう。不利な態勢から渾身のツケマイの連続で追撃した2年前。今年は、自分が主導権を握ってターンマークを先取りできるのだ。
「道中は震えてふらふらでした」
2010_1011_r12_1050  レース後、本人は苦笑していたが、最後まで森高に逆転機を与えないモンキーはさすがの一語。打ち上げ花火が桐生の夜空をオレンジ色に染めて、史上初のナイターダービー覇者が決定した。2着は、最後までガムシャラに瓜生の背を追い続けた森高。本人はただただ悔しいだろうが、SG初優出での準Vは誇っていいし、この激闘から得たものも小さくないはずだ。讃岐のやんちゃな好漢よ、次こそは!!
 表彰式でも共同記者会見でも、瓜生は律儀にまっすぐ前を見ながら超真面目なコメントに終始した。これが瓜生正義という男。気の利いたセリフなんか誰も期待していない。それでも、大勢のファンや記者たちは、ほんわか幸せそうな顔で真面目すぎるセリフを聞いていた。水面でも陸の上でも名前のとおり真っ直ぐ正しく義理堅い、そんな昔気質のムードが我々を魅了するのだなぁ。ちょっと珍しいタイプのヒーローでもある。
2010_1011_r12_1031  真っ直ぐ前を見る瓜生の視線は、もちろん暮れの住之江に向くことになる。この優勝で賞金ランクは70位から一気に10位まで躍進。フライング禍で記念戦線から離脱していた遅れを、一挙に挽回した。「また最後はボーダー争いの主役になるのか?」などと軽口を叩くファンもいそうだが、それもまた瓜生正義という不器用なほど生真面目な性格の現れなのかもしれないな。とにもかくにも、おめでとう、正義の味方ウルトラマジメマン!! あ、“正義”の味方は我々瓜生ファンの方ですか。(photos/中尾茂幸、text/H)


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H記者の「新SGレーサー誕生!!」予想

 今日もまたプール掃除に徹した前本クンでありました>< よんもさん、すいません! で、うりちゃんの「賞金王に向けてお金が欲しい人」って、私には見えなかった青色の人っすか? お見事!
 気を取り直して、さあ行こう優勝戦!

12R
①魚谷智之(兵庫)A
②寺田 祥(山口)A
③松井 繁(大阪)A
④瓜生正義(福岡)A
⑤森高一真(香川)A
⑥今坂勝広(静岡)S
進入123/456か1236/45

 パワー相場はほとんど差がなく、今坂だけほんのちょっとずつ上というのが私の見立て。スリットから突き抜けるだけの行き足を持った選手はいません。スリット横一線なら内寄り決着になります。スタート勘もみんなバッチリだし。波乱の要素があるとすれば、今坂の前付け(6時頃のスタート特訓で、何度も4コース付近からスローで起こしてましたよ!)に森高も抵抗して内水域が団子状態になったとき、くらいでしょうか。う~ん、6号艇が江口だったらありえるんですが……。
 昨夜からあれこれ考えた末「内寄り決着!」と信じ、配当的な妙味から寺ショーのズブ差しに賭けてみます。昨日の各種インタビューで、尋常ではない気合を感じたのが寺ショーと王者。ただ、松井には「完走すれば、何よりも大切な地元賞金王へほぼ当確ランプ」という気持ちのゆとりもあります。王者がいちばん恐れるのはアクシデントによる不完走かもしれません。ならば、リスキーな3コースまくり差しより、全速ぶん回しを選択する可能性が高い。その姿が視界に入ったときに魚谷は……握りマイのターンになると思います。あっという間の2コース寺ショー差し、というのが私の結論。インで残す魚谷、2番差しでも速い瓜生、パワー凄い今坂への2連単。それから、56にこだわり続けた私としては、最後の最後も256ボックスという無理筋SG初Vトリオボックスで締め括りたいと思います。
 最近、獰猛な肉食系まくり屋になって私の好感度がうなぎ上りの寺ショー君、差しでもジカまくりでもいいから、ここをいわして男泣きしてみなさい!!

2連単★本線2-1、押さえ2-46
3連単★2-1-46と256ボックス


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“本紙予想”ダービー優勝戦

12R 優勝戦
1コース想定=魚谷 まくられ率13.6% 差され率10.2%
2コース想定=寺田 逃がし率24.4%
★カギ①松井3コース決まり手まくり=2/決まり手差し=7
★カギ②瓜生4コース決まり手まくり=6/決まり手差し=6
★カギ③森高5コース決まり手まくり=0/決まり手差し=7
まず寺田は逃がし率低く、2コース差し率は31.7%。魚谷のインはまくられて負けるほうが多い。決まり手まくりが決まり手差しより多いのは、寺田の3コース、松井の4コース、瓜生の5コース、森高の3コース。今坂が動けば、それぞれ可能性はあるが……。枠なりであれば、魚谷の逃げが有力と見る。今坂の動きにかかわらず展開がありそうなのは、瓜生。
◎魚谷 ○寺田 ▲瓜生 △松井
3連単1-24-全 4-31-全 

 


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THEピット――覇王の異変!?

 やけに静かに感じる優勝戦のピット。たとえば今はチャレンジカップの勝負駆けでもあって、一般戦組にも少しでも賞金を稼いでおきたい選手も少なからずいるのだが、そういう気配はあまり感じられず、また優出メンバーも派手に動いている選手がいないこともあって、どこか落ち着いた空気になっているというわけである。
2010_1010_0125  もちろん、早い動き出しを見せているベスト6もいて、今坂勝広は早々と着水して、試運転と調整に明け暮れている。そういえば、優出インタビューでは「試してみたいことがある」と言っていたっけ。それが何かは明かさなかったが、おそらく一発狙いの何かを模索しているのだと思われる。表情の凛々しさは、昨日までとはあまり変わらず。雰囲気は非常に鋭い。
2010_1010_0443  松井繁も、1R前のスタート特訓に参加していて、これは優出メンバーのなかでは早い動き出しであった。もっとも、特訓後は陸に上がってペラ調整に専念。比較的穏やかな表情でペラと向き合っている。ペラ室でのお隣さんは服部幸男で、時折言葉を交わしては、笑顔を見せたりもしている。優勝戦の日だから特別キツい表情になるような人ではないけれども、それでも少し淡々としているかなあ、という気はした。
2010_1010_0656  松井のもう一人のお隣は、瓜生正義である。といっても、肩を並べているお隣ではなく、たまたまなのだろうが、松井とは反対方向を向くようなかたちで座っていて、その正面には吉川元浩がスペースを確保している。したがって、瓜生が会話を交わしているのはその吉川であって、吉川がかなりたくさんの笑顔を見せていたのが印象的だった。同期の某Y西K恵選手の証言によると、瓜生はピットではしょーもないギャグを飛ばしては、周囲を困らせているとか。吉川との会話も、まさしくそのシーンだったのか? ようするに、瓜生の人柄がその周りを和ませているわけである。
2010_1007_0414  瓜生と背中合わせでペラを叩いていたのは、寺田祥である。寺田は同期の池田浩二らと輪を作っており、かなり熱心に木槌をふるっている池田に比べると、寺田はゲージを当てて翼をチェックしている時間が長く、調整に励んでいるというよりは確認作業の意味合いが大きいようだった。昨日、もしかしたらピストンリングを換えるかも、と匂わせてもいたので、整備室にいるかも、と推測していたのだが、少なくとも早い時間帯にはそれはなし。優出インタビューでも言っていた通り、まずは現状維持での試運転や調整ということになるのだろう。

2010_1007_0268  ほとんど姿を見せなかったのが、SG初優出の森高一真である。ペラ室にも整備室にもおらず、結局出てくるのはエンジン吊りのときのみ。少なくとも4R前までは、森高の調整する様子を見ることはできなかった。
 わずかに表情等を確認できた範囲で言うなら、今節もっともリラックスしているように見えた。エンジン吊りでは田口節子と爆笑しつつ会話をしていたり、控室への階段をひとり登っていくときにも、ギュッと視線を一点に集める厳しい表情は見せておらず、ぐっと穏やかな顔つきになっているのだ。SG優勝戦の日に、普段よりも柔らかな表情。不思議な男ではある。

2010_1007_0061 で、もっとも異変を感じるのが、魚谷智之なのだ。ともかく気合が凄い。発散している迫力がとてつもない。魚谷は早い動き出しを見せていた一人なのだが、まだ気温も高い時間帯にそこまで試運転をするか、とも思えるほどの熱中ぶりなのだ。一節間ピットレポートをされていた坂田博昭さんも首をかしげるほどに。
 思い出してみれば、もっとも魚谷が強かった頃、ピットではいつも同様の姿を見てきたように思う。SG優出から遠ざかっていた最近が決して弱々しく見えていたというわけではないのだが、しかし今日改めて、とてつもなく前向きのオーラを醸し出している魚谷を見て、ああ、これが覇王らしい姿だったよな、と確認した次第。こうした魚谷が戻ってきたとするならば、それは嬉しいことである。
 ただし……気合が乗りすぎのきらいもあるのかな、と思ったりもする。魚谷とすれ違った上瀧和則は、こう声をかけていたのだ。
「魚谷、リラックスしていけよ。リラックスして」
 魚谷はありがとうございますっ!と返しており、先輩からのありがたい激励だったのだろうが、もしかして上瀧は何か異変を感じ取ったのではないか……とも推測できたのであった。考えすぎ、であるならそれに越したことはないのだけれど……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『的中率100%??穴・極選』

ドクターKから注射を打たれすぎ、もはや黄色と緑色しか識別できない身体になったHです。もう、全レース2艇立てです。こうなると、今日の極選はもうおわかりでしょう。

9R
★⑤飯山 泰
◎⑥前本泰和

進入56

 今節は前本との相性が最悪でした。パワーも少しずつ落ちているみたいだし。でも、最後にもう1回だけ買わせてください。飯山の全速マイに乗ってズッポリ差し抜けそうな展開は魅力的ですからね。65本線に裏56も押さえて盤石の構え。2艇立てだから、負けようがないないっしょ!!

3連単★6=5-全

 ん、2艇立てなのに、「全」ってナニ?w
※しげ爺さん、ブログ拝読。ドクターKとのハイレベルな最終決戦に、こんな私までまぜてくれてありがとさんです。「おまけ出走」という立場で……って、誰が「おまけ」ぢゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい\(*`∧´)/ 最後の最後に、ドクKとしげジジをこてんぱんにしてやるーーー!! と息巻くほどの自信がまったくない優勝戦予想は、10R頃にアップします。


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THE新井食堂@桐生グルメ

Cimg5262 桐生グルメといえば、有名なのは何といってもソースカツ丼! もちろん食しに行きましたよ~。フードコート内にある新井食堂のソースカツ丼は本当に美味! 揚げたての一口カツに染みわたるソースと敷かれたキャベツのハーモニーが最高!

Cimg5265 で、今回お客さんを見渡してみたら、新井食堂を訪れる方は多くが「煮込み定食」を食べてるんですよね! というわけで、もちろん試してみましたが、ラー油がかけられてピリ辛のもつがグッドテイスト! ラーメンセットについているミニもつ丼も、とっても美味でした。

Cimg5269_2 気づいてみたら毎日、新井食堂にばかり通ってしまった取材班。あんかけラーメンもとってもおいしかったです。備え付けのラー油をかけるのがおすすめ!


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青空の下の優出インタビュー!

_u5w7608  13時35分から、水上ステージにて優勝戦出場選手インタビューが行なわれました。全員が気合満点の表情で、特に寺田&今坂のSG初Vを目指す二人が印象的でしたね。同じくSG初Vが懸かる森高は、なんか今にも笑いだしそうな感じで、キャラ崩壊目前? そんな森高もまた最高でした。

_u5w7541 1号艇 魚谷智之(兵庫)
夜のレースが多かったので、調整もうまくいっていると思います。(死角はない?の問いに)今のところはあまり不安はありません。

_u5w7548 2号艇 寺田祥(山口)
エンジンは満足していないですけど、結果が出ていますから、あとは気持ちで走るだけです。スタートは正直見えていません。リズムは良くなっていると思います。

_u5w7559 3号艇 松井繁(大阪)
3日目からいい感じになっています。特に行きアシがいいです。コースは……3コース……ですか?(お客さんに問いかけるように)今節は気合を入れてきました。

_u5w75614号艇 瓜生正義(福岡)
昨日はペラを調整しすぎていて、今日は元に戻したから大丈夫だと思います。ダービーのタイトル? えーと、優勝したいです。

_u5w7574 5号艇 森高一真(香川)
エンジンは前検からいいです。スタートも勘通り。5コースダッシュから思い切ってレースしたい。

_u5w7597 6号艇 今坂勝広(静岡)
正直、動きたいですね。6号艇だから6コース、ではありません。ボートレースはゴールするまで何が起こるかわかりません。
(PHOTO/池上一摩)

_u5w7586 素敵なテレガールも華を添えてくれましたよ!


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本日の“本紙予想”全日本選手権最終日

 こんにちは! Kです。さあ、いよいよ最終日。昨日はマンシュウも的中し、好調は好調なのですが(うりちゃんさん、お誉めの言葉、ありがとうございます!)、なんとしげ爺さんはそれを上回る的中数&マンシュウ的中! 勝敗は2勝2敗1分となってしまったようです。さあ、本日は最終決戦。しげ爺さんに勝利したうえで、有終の美をガッチリと飾りたいと思います。 

1R
1コース想定=上瀧 まくられ率15.3% 差され率24.4%
2コース想定=大嶋 逃がし率37.6%
上瀧に逃げ切るパワーあり。大神が握って攻めれば今村にも展開利。
◎上瀧 ○今村 ▲大神 △勝野 
3連単1-435-全

2R 
1コース想定=平本 まくられ率13.2% 差され率22.6%
2コース想定=服部 逃がし率43.9%
平本が昨日転覆のリベンジ逃走。服部の差し順走が本線。
◎平本 ○服部 ▲萩原 △佐々木  
3連単1-234-全

3R 
1コース想定=深川 まくられ率8.1% 差され率14.9%
2コース想定=沖島 逃がし率28.6%
沖島の逃がし率の低さに注目し、須藤と吉田の連動を狙う。
◎吉田 ○須藤 ▲深川 △高沖
3連単4-315-全

4R 
1コース想定=石田 まくられ率3.1% 差され率18.5%
2コース想定=三井所 逃がし率27.3%
三井所の逃がし率低く、差し決めて突き抜けそう。
◎三井所 ○石田 ▲吉田弘 △重野
3連単2-156-全

5R 
1コース想定=岡崎 まくられ率17.3% 差され率15.4%
2コース想定=濱野谷 逃がし率38.5%
岡崎がS決めて先マイ決める。濱野谷が差して続く。
◎岡崎 ○濱野谷 ▲鳥飼 △吉川
3連単1-245-全

6R  
1コース想定=平尾 まくられ率13.0% 差され率18.8%
2コース想定=今村 逃がし率32.1%
今村、江口が差しに回れば、峰のまくり差しが突き刺さる。
◎峰 ○平尾 ▲萩原 △江口
3連単3-145-全

7R
1コース想定=山口 まくられ率6.8% 差され率25.4%
2コース想定=深川 逃がし率30.2%
進入はオールスローか。今村の攻めも遠く、山口が逃げ切れそう。
◎山口 ○深川 ▲田村 △今村 
3連単1-256-全

8R
1コース想定=坪井 まくられ率14.3% 差され率15.9%
2コース想定=田口 逃がし率24.2% 
田口の逃がし率の低さに注目し、吉田の自在な捌きを本命視。
◎吉田 ○坪井 ▲新田 △中島
3連単3-156-全

9R 
1コース想定=重野 まくられ率1.6% 差され率15.6%
2コース想定=池田 逃がし率43.6%
重野が踏み込んで逃げ切り決める。赤岩のカド戦が本線。
◎重野 ○赤岩 ▲飯山 △池田
3連単1-452-全

10R 特別選抜B戦
1コース想定=今村 まくられ率12.7% 差され率17.5%
2コース想定=吉川 逃がし率41.9%
逃がし率高い吉川を壁にして今村が逃げ切る。
◎今村 ○吉川 ▲辻 △峰
3連単1-234-全

11R 特別選抜A戦
1コース想定=中島 まくられ率7.9% 差され率19.0%
2コース想定=江口 逃がし率39.7
握っての攻め役が不在で、中島が逃走決める。
◎中島 ○須藤 ▲濱野谷
3連単1-45-全


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ナイターダービー・ファイナル!

おはようございます! 桐生・全日本選手権、最終日です! いよいよナイターダービーの覇者が決まります! 本日は祝日、3連休のラストをダービーで!

_u5w7501 優出は果たせなかったけれども、最終日を悔いなく戦ってください!(PHOTO/池上一摩)


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ナイターダービー準優 私的回顧

怖い王者が帰ってきた!

9R
①瓜生正義(福岡) 16
②松井 繁(大阪) 19
③中島孝平(福井) 15
④濱野谷憲吾(東京)17
⑤辻 栄蔵(広島) 19
⑥峰 竜太(佐賀) 16

2010_1010_r09_0823  松井のズブ差しが炸裂した。久々の緊張からか、瓜生の先マイがやや甘かったようにも見えたが、それにしても激辛の決め差し。瓜生は2マークで松井から引き離され、中島の執拗な猛追を退けるのがやっとだった。
2010_1010_r09_0833  特筆すべきは、レース後の公開インタビューだろう。エンジンパワーについて「初日は普通と話してましたが、今日の足はどんな感触でしたか?」という至極穏当な質問に、松井はキッとインタビュアを睨みつけて「僕は3日目からいいって言ってますよ!」とピシャリ。そのキッという時の顔の怖かったこと。相手をとがめるとか、苛立っているとかいうより、勝ちたい!勝てる!という気合のほとばしり。勝利者インタビューで、松井のあの“鬼の目”を見たのはどれくらいぶりだろうか。そして、この顔を見せたときの松井がどれくらいの確率で優勝してきたことだろう。で、最後に
「エンジンが出なくて苦労してきたけど、やっと何が悪いかがわかった。これから、巻き返します!」
 帰ってきたのである。ただ見ているだけで、鳥肌が立つほど怖い怖い王者が。明日の「赤鬼」は、ここ半年のSG戦線とは一味も二味も違うレースを見せてくれそうだな。

寺田シャウト

10R
①寺田 祥(山口)18
②須藤博倫(埼玉)19
③吉川元浩(兵庫)15
④今坂勝広(静岡)13
⑤柏野幸二(岡山)14
⑥沖島広和(福岡)15

2010_1010_r10_0984  先マイを打った寺田と、吉川のまくりに乗りつつ最内を差した今坂の一騎打ち。バック中間で完全に後続は千切れ、さらに引き離されていく気配だ。パワー差を歴然と感じさせるマッチレース。では、早々に優出を確実なものにした両者の比較は? バック直線では内から寺田をえぐりきった今坂の方が強めだった。4-1をしこたま買っていた私は、心の中でガッツポーズ。レース前から「回り足、レース足でも今坂の方が上」と思っていた私は、2マークでさらに引き離してくれるものと信じていた。が、ここが準優の怖くて面白いところ。今坂が慎重に無難に回ろうとややターンマークを外した瞬間、寺田の全速差しが突き刺さっていた。準優の道中って、よくよくこれがあるんだよなぁ。
 まあ、ふたりはそれでも優勝戦に乗れるわけだが、この瞬間に私は舟券セレブから取りガミ貧乏人へと突き落とされただった。とりあえず、「あの逆転は、絶対にパワー差ではなかった」と悔し紛れに伝えておこう。客観的に見ても、寺田より今坂の方が全体的に強かったと確信している。
2010_1010_r10_1002  そうそう、ここでも公開インタビューで特筆すべきことが起きた。訥々と「まだまだ出てませんね」とか自身なさげに話していた寺田が、最後にもの凄くカッコよさげな決意を宣言したのだ。「カッコよさげ」とは失礼かついい加減な表現だが、心の準備をしていなかった私は、とにかくビックリ仰天してしまって寺ショーの決めゼリフを覚え切れなかったのです。ニュアンスとしては「長く我慢して走っていれば、必ず報われる日が来るということを、明日、証明してみせます!」という感じ。もっとずっとカッコよかったけど(どなたかわかる方、教えてくださいまし)。とにかくビックリした。リップサービスには縁遠い朴訥な勝負師、という私の寺ショー像を粉砕するセリフだった。もちろん、それは内に秘めて秘めて秘めて完全に熟成しきった思いのほとばしりだろう。明日の王者も怖いけど、そのひとつ内の枠にいる寺ショーもかなりヤバそうだぞ。

オーシャンの再来

11R 進入順
①魚谷智之(兵庫)16
②森高一真(香川)18
⑤江口晃生(群馬)17
③今村 豊(山口)14
④坪井康晴(静岡)15
⑥平尾崇典(岡山)19

2010_1010_r11_1171  1253/46という進入は私の想定どおり。が、その並びを見ても、私の心はそれほどときめくことはなかったな。前付けした江口と、枠を主張した森高がしっかり折り合っての穏やかな待機行動になったのだ。イン魚谷の助走距離も十分。
 そうか、これはまだ準優か……。
 昨夜から興奮・発情していた私は、夢から覚めたように呟く。一発勝負の優勝戦ではなく、誰もが2着以内を目指すレースだった。ったく、選手より興奮してどうする、オレ。12秒針が回り、ほぼ横一線のスリット。今村豊がやや覗き加減だったが、同じ位置から起こした江口を叩けるほどの行き足ではない。

 2010_1010_r11_1202ここからは、軌道修正した私の脳内レースどおりに進行してゆく。魚谷が逃げ、森高が差す。実に準優らしい1-2態勢が、周を重ねるごとに固まっていく。ただ、今まで森高はSG準優の2番手を走っていて、最後に逆転の3着を食らうという悲惨な光景を2度も目撃しているので、ちょっとハラハラしてはいた。が、今日の森高は冷静に江口以下の追撃を振りほどき、逆に先頭の魚谷まで届きそうな勢いでゴールした。まあ、これをもって「森高の方がパワー上位」と考えるのは早計ではある。魚谷は久々のSG優出の感触を噛み締めるように、丁寧に慎重に走っていたから。だがしかし、今日の足色は森高のほうが力強かったような気がするなぁ。
2010_1010_r11_1200   予選トップのアドバンテージを、魚谷はしっかりきっちり守りきった。3年前の当地オーシャンカップ優勝戦と同じ白いカポックを、自力で掴み取った。もちろん、明日の1号艇は今日より過酷なものになる。ライバルは、並々ならぬ気合を全面に出した寺田と松井、同期の天才レーサー瓜生、不気味な超抜パワーでSG初制覇を狙う森高と今坂。3年前はタッチ00という際まで攻めてライバルを蹴散らした魚谷が、明日はどんなレースを魅せてくれるだろうか。
※最後に余談、今回の準優は18選手すべてがコンマ13~19の理想的な「準優スタート」を決めた。昨日から気候(気圧)が大幅に変わったというのに、その見事な集中力には脱帽するしかない。その一方で、「もしどこかのレースに菊地孝平がいたら、どうなっていただろう」なんて思ったりもするのだが。
(photos/中尾茂幸、text/H)


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THEピット――幸多き準優

2010_1010_0249_2  江口晃生が、係留所で調整をしていた上瀧和則のもとへ向かった。しゃがみ込んで上瀧に声をかけると、上瀧は柔らかい表情で江口に言葉をかける。1~2分ほどそうして、江口は次に今村豊のもとに向かった。今村とも、数分の会話を交わす。
 江口は、やるべきこと、やれることはすべてやり尽くしたのではないだろうか。準優組でもっとも動きが激しかったのは、間違いなくこの人なのだ。
 唯一の地元参戦。開会式で語った、そのプレッシャーとプライド。苦しい機力のなか、準優には駒を進め、優出に全力を傾注する。結果を言うのなら、江口のダービー物語は準優でストップしてしまった。だが、劣勢のパワーで準優3着となったことも含めて、江口の姿は心から尊敬するに値するものだと思った。レース後の、何度も何度も何度も何度も……本当に何度も首をかしげる様子は切なかったし、それでも彼らしい柔和な笑顔が戻っていたことにも胸を打たれた。江口晃生の戦いを見ることができたのは、本当に幸せなことだった。心からそう思う。

2010_1010_0470  レース前の峰竜太は、ただただカタかった。前半の記事でも書いたが、それでいいと思う。レース後の峰竜太は、ただただ落胆していた。またこの男の涙を見ることになるのではないか、とそわそわしてしまうほどに肩を落としていた。
 ようするに、6号艇だから負けてもともと、なんて少しも考えていないのだ、峰竜太は。チャレンジャー精神はありつつも、しかしバカ正直なまでに勝利を追求する。結果を出そうと真剣になる。そういうピュアさが、峰竜太の魅力であり、強みなのである。もちろん思う通りの結果が出なければ、その分だけ傷もデカい。それを峰は決して恐れないで、全力を尽くすのだ。
_u5w7303_2 レース後、カポック脱ぎ場でしゃがみ込んでヘルメットを拭いていた峰の頭上から、先輩の三井所尊春がひょこっと顔を出した。ここはカウンター状になっていて、中には洗濯係の方々がおり、カポックを受け取るのだ。三井所は室内に回り込んで、峰に声をかけたのだ。
「何にもできなかったす!」
 峰は悔しそうに三井所に言葉を返した。三井所は、そんな峰をどうしても癒したいとばかりに、慈しみ深い笑みを向けた。三井所のそんな表情を見て峰は、すぐに視線を落としてふたたびヘルメットを拭き始めた。それを優しく見降ろす三井所。この男気あふれる先輩もまた、峰のピュアさを知り尽くしているということだろう。
 一節を通して、峰はそんな全力疾走を見せてくれた。それを久しぶりにSGの舞台で見られたことは、やっぱり幸せなことだったと思う。

_u5w7171  9R前のこと。スリット写真に見入っていた今村豊のとなりに、飯山泰が並んだ。
「おっ、弓取り式か?」
 どうやら、ナイターレースの準優=9~11R後の12Rのことを、選手たちはそう呼んでいるようだ。なるほど、弓取り式とはうまい言い方だ。もちろん、こちらを走る選手にとっては、屈辱的な意味も込められているだろう。
「ターン回りがちょっとキツいんだよなあ」
「今村さんでも回れないんなら、僕だってキツいですよ」
「おぉ、俺が回れないのに、お前が回れるわけがないだろ」
「でも、直線だったら負けてないですよ」
「そうだよなあ、最近はお前のほうが勝ってたりするもんなあ。腹立つ」
「アハハハハ」
 準優を控えた選手が、“弓取り式”の選手にじゃれついているのだ。飯山が去ると、今村は誰にともなく話しだした。
「直線は誰にも負けないペラが欲しいな。4枚目を持ってきて、試運転ではぶっちぎるの」
 そのシーンを想像したのか、今村は嬉しそうに笑っている。でもミスター、持ち込めるペラは3枚だけなんですけど。
「でね、本番ではぜんぜん伸びないという」
 その4枚目は本番では使えないってことね(笑)。「それじゃダメじゃん」と自分でオチをつけて、さらに笑う今村。本当にこれから準優を戦う選手なんでしょうか。そんな今村豊を至近距離で目の当たりにできるのも、本当に幸せなことだ。そして、大一番を控えてさえ、自然体を保てる精神力にはひたすら尊敬するしかないだろう。

 優出選手だ。
2010_1010_0214  強い覇王を目撃できるのも、やっぱり幸せなことだと思った。1着ゴールを果たし、陸の上に戻って、ニッコーと笑う。魚谷智之のこんな笑顔を見るのは、いつ以来だろう。前回のSG優出は、07年賞金王決定戦。えっ、そんなにも前の話!? 魚谷は「別に1走1走、普通に走れてるとは思ってますけど」と、ことさらに意味を見出そうとしていないようなコメントを出していたが、実際はさまざまな思いが去来していたはずだ。そうでなければ、あれほどまでの深い笑顔が浮かんだりはしないはずだ。
2010_1010_0478   強い天才児を目撃できるのも、本当にうれしいことだった。ただし、こちらはレース後は思い切り悔しがっていた。魚谷の同期、瓜生正義。76期二人が揃っての優出は、こちらにしてみれば大きな意味のあることだが、瓜生にとってはただただ敗れたことが許せない、そんな様子だったのだ。そして、その姿がまた、瓜生が真の強者であることを改めて教えてくれたように思った。「完全なる僕のミスです」。会見で瓜生はそう言った。「完全なる」という言葉を使った意味。それに思いを馳せれば、「優出を果たしたのに悔しさにまみれる瓜生正義」を見られたことも、瓜生には悪いけど、本当に幸せだったのだ。
2010_1010_0450  ならば、強い王者を見られたことも、やっぱり幸せなことのひとつに数え上げるべきだろうか。1着でボートリフトに戻ってきた松井繁は、出迎えた湯川浩司に声をかけられ、ニンマリと最高の笑顔を浮かべた。そのレース後の真摯な表情→歓喜の笑顔への変化が実に滑らかで、実に自然で、そんな松井を見られたことはたしかに幸せなことだったと言えるだろう。
「今日は賞金王決定戦のつもりで走りました。明日ももう一度、同じ気持ちで走りたい」
 松井は今日、そんな大きな決意をもって準優を戦った。そして明日も。松井が何を、どれだけ強く、欲しているのか。その巨大さを思えば、今日というより、明日の優勝戦で王者を見られることが本当に幸せなことだと言うべきだろう。「今日は2コース差しが決まるような条件ではなかった(気圧が低下したこと?)。だから、差せたのはたまたまじゃないですかね」。どんな展開になるにせよ、この男に「たまたま」などということはありえないような気がするのだが、明日は果たして。
_u5w6817  強いテラショーというのも、やはり嬉しいことではあった。寺田祥が賞金王決定戦に出場したのは07年。魚谷のSG優出ではないけど、そんなに前だっけ?とやっぱり思う。
 そのテラショーは、会見でずっと首をひねりっぱなしだった。体感として、モーターが噴いているとはまるで思えず、しかもこれといった特徴も感じられないらしい。ところが、リプレイを見てみると、今日のメンバーのなかでは出ているように思える。そのギャップにどうにも納得がいかないようなのだ。それって、単に自分の中のハードルが上がってるってことじゃないのか、と思うのだがどうか。池田浩二の泣きコメントに通ずるものがあるというか。だとするなら、テラショーは今、ステップをひとつ上がったということになる。SG初Vがあれば、それを見るのはやっぱり幸せなこととなるであろう。
_u5w6711  今坂勝広は、「総理杯の優出がフロックとは思われたくなかった。だから、自力で優出を手にしたことは本当にうれしい」と会見で語っている。そういえば、エンジン吊りの際に、大嶋一也が服部に「(今坂はSG優出)初めて?」と問いかけ、服部は目を丸くして今坂に「2回目だろ?」と聞いているシーンがあった。今坂は当然うなずいたわけだが、服部はまるで自分のことを自慢するみたいに、今坂を指差しながら「どうよ!」と胸を張ってみせた。なぜ服部が得意げになってるのよ、と突っ込みたいところではあるのだが(笑)、すなわち服部にしてみれば、今坂はSG優出を普通に果たすことのできる男なんだぜ、大嶋さん、ということではないのかと想像する。つまり、今坂よ、誰もあなたのSG優出をフロックなどとは思っていないのだ。
 それでも、今坂にとっては、大きな達成感があったということなのだろう。そんな幸せそうな姿は、見ているこちらにも幸せを分け与えてくれる。もちろん、これで満足するような男ではないだろうし、明日は6号艇とはいえ決して侮れず、さらなる幸せを我々に見せてくれる可能性は充分にある。
_u5w7017  で、個人的に非常に幸せだったのは、森高一真のSG初優出! 仲がいいというのもあるし、そのうえ過去2回も優出のチャンスを逃すシーンを目撃している(昨年のチャレカと今年のグラチャン)。今回はついにきっちり2着をキープ。とうとうこの男のSG優出を見られたということに、どうしても私情が強く押し出されてしまう。
 しかし、森高自身はそうした幸福感をいっさい表に出そうとはしなかった。祝福しようと駆け寄ったら、クスリともせずに「あー、あぶねー! 今までに2回も抜かれてるからなー。あー、あぶなかったー」と叫んだのだ。道中、そんなに危ないシーンがありましたかね? むしろ最後は先頭との差を詰めているし。
 これ、照れ隠しですよね。会見でも口数は少ないし、コースを聞かれて「安岐(真人)さんの言う通りにする」とか言ってるし、ほんとにもう、素直じゃないんだから。でも、これが森高一真でもある。キャラを作って貫き通そうとする森高一真。明日SG初Vを成し遂げて、キャラがぐだぐだになるくらい歓喜する森高を見ることができたら、最高に幸せなんだけどなー。(PHOTO/中尾茂幸=江口、峰、魚谷、瓜生、松井 池上一摩=三井所&峰、今村、寺田、今坂、森高TEXT/黒須田)


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速報 ナイターダービー優勝戦メンバー決定!!

桐生ナイターダービーもいよいよ大詰め、明日の優勝戦メンバーが確定しました! 1号艇は予選トップを守りぬいて魚谷。王者・松井は3号艇でダービー連覇を目指します。

桐生ダービー優勝戦
①魚谷智之(兵庫)
②寺田 祥(山口)
③松井 繁(大阪)
④瓜生正義(福岡)
⑤森高一真(香川)
⑥今坂勝広(静岡)


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H記者の「準優は晴れ後曇り後大雨洪水注意報!!」予想

 3Rの穴をぶち当てたドクターK様から、2度目の大型ワクチン注射を打っていただいたHです。な、なんとかこの薬効を生かしきらなければ!!

9R
◎①瓜生正義(福岡) A
 ②松井 繁(大阪) B
★③中島孝平(福井) A
★④濱野谷憲吾(東京)B
 ⑤辻 栄蔵(広島) B?
★⑥峰 竜太(佐賀) B
進入123/456

 肉食系まくり屋が不在のここは、瓜生の逃げで鉄板でしょう。行った行ったの1-2もありえますが、松井の回り足が一息だけに目を瞑って消し。パワー上位の中島、2番差しでも怖い憲吾、優出して唐津チャレカに当確ランプを点したい峰(←多分に応援心情舟券)へ、2連単勝負。

2連単★1-346

10R
○①寺田 祥(山口)A
 ②須藤博倫(埼玉)A
 ③吉川元浩(兵庫)B
◎④今坂勝広(静岡)S
 ⑤柏野幸二(岡山)B
★⑥沖島広和(福岡)A
進入123/456

 ヒロリンの差しもゲンコーまくりも怖いけど、もっと怖いのは今坂の行き足。3日目の足は飯山より凶暴でしたな。あの行き足を買わない手はありませんぞ。肉食系じゃないので、まくりより割り差しか最内差し。ならばイン寺田も残しての4=1が筋になります。あと、無心でぶん回したときに間違って突き刺さるかもしれない沖島の2着付けを遊びで少々。

2連単★本線4=1、穴14-6

11R 穴・極選指定
 ①魚谷智之(兵庫)A
★②森高一真(香川)A
★③今村 豊(山口)B
◎④坪井康晴(静岡)S
★⑤江口晃生(群馬)B
 ⑥平尾崇典(岡山)A
進入1253/46

 進入から大いにもつれそうなのがコレ。予選トップ魚谷にとっては、ちょいと厄介な面子が揃いました。江口がどこまで厳しく攻めるか、森高がどこまで激しく抵抗するか、がメインテーマ。「スタ展でやり合って、本番は穏やか」というありがちでつまらんパターンも考えられますが、あえて私は「本番で地元の江口がさらに厳しく攻め、熱血漢・森高がさらに激しくブロックしての内が深~い125/3//46になる!」と決めちゃいました。そういうレースが見たいからw こうなれば、ミスターはどかーーーんと行っちゃいます。5カドの坪井も連動して3-4がモロ筋でしょうね。
 しっかっし!! 坪井の足(元々エース級)って成績よりはるかに凄いんですよ。つか、3日目くらいから大幅にアップして、昨日(2マークで憲吾を軽く逆転)は鳥肌が立つようなレース足になっていました。ならば、ミスター連動差しはアタマまで突き抜けると信じましょう。相手はミスター本線に、内寄りで残しそうな森高、江口へ。

2連単★4=3、4-25
3連単★4-235-235(穴・極選)

 さてさて、私の予想通りの結果なら明日のファイナルは①瓜生②今坂③坪井④寺田⑤ミスター⑥中島か憲吾か峰、みたいな感じになるのですが、如何に??


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“本紙予想”ダービー準優勝戦

9R 準優勝戦
1コース想定=瓜生 まくられ率16.7% 差され率26.2%
2コース想定=松井 逃がし率26.6%
★カギ①中島3コース決まり手まくり=7/決まり手差し=10
★カギ②濱野谷4コース決まり手まくり=1/決まり手差し=6
辻のピット離れに注意も、基本は枠なりか。カドになる濱野谷は差し(まくり差し)に構えるケースが多く、強烈な攻め手は見つかりにくい。中島がまくったときには濱野谷に展開有利だが、基本は内有利か。松井の逃がし率の低さを買って、本命。瓜生のイン残し本線。
◎松井 ○瓜生 ▲濱野谷 △峰
3連単2-146-全

10R 準優勝戦
1コース想定=寺田 まくられ率14.3% 差され率24.5%
2コース想定=須藤 逃がし率27.9%
★カギ①吉川3コース決まり手まくり=5/決まり手差し=3
★カギ②今坂4コース決まり手まくり=5/決まり手差し=9
須藤の逃がし率低く、穴狙いも充分。吉川は3コース時は決まり手まくりが多く、握っていくパターンも。そこで展開を突く今坂を本命に。
◎今坂 ○吉川 ▲寺田 △須藤
3連単4-321-全

11R 準優勝戦
1コース想定=魚谷 まくられ率13.8% 差され率10.3%
2コース想定①=森高 逃がし率28.1%
2コース想定②=江口 逃がし率39.7
★カギ①今村3コース決まり手まくり=9/決まり手差し=3
★カギ②森高3コース決まり手まくり=7/決まり手差し=4
江口の進入がポイントになるか。2コースは森高でも江口でも、3コースに入りそうな選手はともにまくっていくタイプで、イン魚谷に襲いかかることになりそう。ここは思い切って森高本命-今村対抗で。
◎森高 ○今村 ▲魚谷
3連単2-31-全 3-2-全


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THEピット――和

2010_1010_0089_2  係留所から整備室に向かっていた平尾崇典を、山本泰照さんが呼び止める。JLCの中継でピットレポートを担当している泰照さん、もちろん取材である。といってもこの二人、叔父と甥の親戚関係であることは周知のとおり。平尾も心安い叔父さんの質問に、気軽に応えている。
2010_1010_0561  その様子を訝しく思った男がいた。濱野谷憲吾である。二人のすぐ近く、ほんの1~2mのところで装着作業をしていた濱野谷は、平尾が泰照さんにタメ口を利いているのを不思議に思ったらしい。というか、大先輩になんて口の利き方してるんだよ、と驚いたのだろう。濱野谷はいてもたってもいられずに、平尾にツッコミを入れた。
_u5w7054  当然、周りは大爆笑。そして濱野谷は爆笑の意味がわからない。え、何? どしたの?
 平尾が苦笑いしながら泰照さんとの関係を説明すると、濱野谷はえーっ!
「マジで? ぜんぜん知らなかったよ!」
 あまりに今さらな驚きぶりに、周囲はさらに大爆笑だ。濱野谷選手、準優の日にひとつ知識が増えましたね(笑)。平尾や我々に突っ込まれて濱野谷も、おかしそうに大笑いしていた。

2010_1010_0145_4   その頃、装着場の奥のほうでは、今村豊が今坂勝広と向き合って何事か語り合っていた。今村が身振り手振りをしながら今坂に説明をしていて、その今村が何をしていたかといえば、モーターの装着。ハンドルとモーターはワイヤーでつながれており、今村といえばそのつなぎをかなり絞って、ガッチガチに堅くハンドルをセッティングしている。
2010_1010_0131  となるとこれは、MB記念の優勝戦でも見られた「今村ガチガチハンドル講座」ではないか! MB記念の際の講習生は池田浩二と寺田祥だった。そして今日は今坂。おっ、今村がハンドルを勢いよく左右に入れて、ハンドルの堅さを見せつけているぞ。やっぱりそうだったか。今坂は、ちょっと驚いたふうに何度かうなずき、今村はさらに得意げにハンドルを何度か回してみせた。
_u5w7142  そこに辻栄蔵も加わった。今村のハンドルの堅さを見ながら、信じらんない、みたいな感じで首をひねる。今坂も、隣の隣に置いてあった自分の艇のハンドルを何度か回して、今村との差に感心したように首をかしげた。そんな今坂を一瞥して、今村はさらに得意げ! 次のチャレカでも、この講座は別の選手を相手に開かれるのかなあ。

 とまあ、なんだかとっても和やかな準優の昼下がり、である。装着場はわりと閑散としており、時間もゆっくりと流れてる感じ。そうしたなかで、準優組が和やかなシーンを見せてくれているわけだ。
_u5w5933  森高一真と吉川元浩なども談笑をしており、耳を澄ましてみると、森高のまっさらな靴の話題のようだった。たしかに、森高の靴は妙に真っ白。どうやら今日、下ろしたようだ。準優に向けて、気分一新ってことかな。それを吉川が「白いなあ」と笑っていて、森高もそれに笑顔を返していたという次第。その後、森高と顔を合わせて、いろいろ聞きたいことがあったはずなのに、僕もつい「靴、真っ白」とか言ってしまった(笑)。「おぉ、買うてきたんやで!」と得意げに去っていく森高を見送りつつ、肝心なことを聞き逃した自分を呪うのであった。
2010_1010_0523  おっと、装着場のど真ん中で、瓜生正義と沖島広和が談笑しているではないか。単独でいるときの沖島は、正直カタさを感じたものだった。SG初出場で、昨日SG初1着を獲ったばかり。その1着でベスト18に滑り込んで、SG初出場初準優出。多少の緊張があるのが当然である。それをどうやら、瓜生がほぐしているようであった。瓜生としてはそんなつもりはなく、単に後輩とアドバイス混じりの会話をしていただけかもしれないが、沖島の顔がどんどんと柔和になっていくのを見て、瓜生の人柄の最高さを改めて痛感するしかなかった。今年のSGでは不調に苦しむことも多かった瓜生だが、こうした瓜生を見られることはやはり幸せというものである。
2010_1010_0175_2  そうそう、カタいといえば、峰竜太もやはりカタく見えますね。モーター架台を準備している峰に声をかけて、「緊張は?」と問うと、「ぜんぜん」。
「転覆してから、いい具合に力が抜けてる感じがします。今日も大丈夫ですよ」
 口ではそう言うのだが、本当にそうだろうか? とてもそうは思えないんですけどね。しかし、峰にとっては悪いことでもないと思う。6号艇だから気楽に、なんて姿は峰には似合わないからだ。6コースだろうと、思い切りのいいレースでアタマを狙う。だから、レース前はカタくなる。それが峰竜太の魅力のひとつだと思う。優出すれば地元チャレカが見えてくる。頑張れ!

2010_1010_0434  さて、和やかななかで、必死さを隠せないのは、言うまでもなく江口晃生である。1R展示後から試運転係留所には江口のボートがあって、ペラ室とここを何度も往復している姿を見た。思えば、予選道中はすべて昼間のレースだった。今日、初めて夜を走るのだ。しかも、ベスト18のなかではおそらくもっとも機力が苦しい。それだけに、今日は昨日まで以上の必死な調整を強いられるのは当然ともいえる。江口は大変だろうけど、見ているこちらとしては感動的である。だって、カッコいいもん、今日の江口。途中、今村豊に装着場のど真ん中で話しかけ、長い時間、アドバイスをもらっているようだった。今村は優しげな笑顔を浮かべながら、江口に語りかけている。江口もうんうんとうなずきながら、別れ際には江口らしい穏やかな笑顔を見せていた。この思いが結実するのかどうかは、神のみぞ知る。だが、この思いが今日の準優に彩りを与えるのは間違いない。やはり、準優最大の注目は、江口晃生がどんなふうに地元の意地を見せてくれるか、であろう。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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H記者のつぶやきだらけ

 絶好調ドクターKからビタミンたっぷりのホヤホヤ的中舟券注射を打ってもらったのに、ただひたすら糞尿のごとく水面に垂れ流してしまったHです。Showさん同様、私もこっそり萩原ピンピン舟券を買ってたらロクロク(どっちも100馬身差)だし……児島12Rの熊さんにすがろうと思っても電投に入ってないし(←圧勝)。今はまたドクターKの回診(=舟券的中)を待つばかりなり……。
 あ、いま2Rで萩原が勝ちましたね。2-1なのに3単万太郎っすか、そうですか。くぅぅぅぅぅぅぅ(。>0<。)

  と、こんな塩梅なので、昨日に続いて一般戦の極選はお休みっす。代わりに準優のとあるレースに万太郎花火を仕掛けることにしましょう。その準優予想は7R頃にアップします!


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本日の“本紙予想”全日本選手権5日目

 ども~! Kです。おかげさまで好調キープでーす。しげ爺さんとの戦いは、私の2勝1敗1分といったところ(としげ爺さんも認定してくれています)。今日勝てば、私の勝ち越しが決定っすね! 

1R
1コース想定=西島 まくられ率8.8% 差され率30.8%
2コース想定=安田 逃がし率37.7%
大嶋が動く可能性もあるが、逃がし率は安田と同レベル。ならば西島がしっかりイン先マイ。
◎西島 ○山口 ▲高沖 △田口 
3連単1-365-全

2R 
1コース想定=海野 まくられ率7.8% 差され率17.6%
2コース想定=萩原 逃がし率32.6%
攻め手少ないここは海野が逃げ切る。萩原がくるっと回って追走。
◎海野 ○萩原 ▲石田 △勝野  
3連単1-234-全

3R 
1コース想定=日高 まくられ率6.8% 差され率23.7%
2コース想定①=飯山 逃がし率52.1%
2コース想定②=三井所 逃がし率27.3%
三井所、今村らが動けば、ベイパのまくりワンツーだが、動かなければ日高が逃げ切る。
◎日高 ○飯山 ▲三角 △今村
3連単1-245-全

4R 
1コース想定=吉田拡 まくられ率10.2% 差され率27.1%
2コース想定=深川 逃がし率30.2%
佐賀コンビ動いて、センター戦となる池田のまくり差しを狙う。
◎池田 ○吉田拡 ▲吉田俊 △上瀧
3連単2-154-全

5R 
1コース想定=前本 まくられ率9.6% 差され率15.7%
2コース想定=大神 逃がし率23.3%
大神の逃がし率の低さに注目。平本の3コースは握り攻め基本で、山口に展開向きそう。
◎山口 ○前本 ▲平本 △鳥飼
3連単4-135-全

6R  
1コース想定=重野 まくられ率1.6% 差され率15.6%
2コース想定=日高 逃がし率31.3%
重野のイン戦は信頼度高い。赤岩が自在に追走。
◎重野 ○赤岩 ▲日高 △海野
3連単1-324-全

7R
1コース想定=三角 まくられ率10.9% 差され率18.2%
2コース想定=深川 逃がし率30.2%
三角が1500勝達成の逃げ切り。吉田がS決めて追う。
◎三角 ○吉田 ▲新田 △岡崎 
3連単1-235-全

8R
1コース想定=池田 まくられ率10.3% 差され率19.0%
2コース想定=西島 逃がし率40.0% 
西島は逃がし率高く、池田ががっちりと先マイ。
◎池田 ○西島 ▲服部 △大神
3連単1-234-全

12R
1コース想定=赤岩 まくられ率4.0% 差され率8.0%
2コース想定=上瀧 逃がし率27.6%
赤岩の強力インvs上瀧の逃がし率の低さ。それでも赤岩が逃げ切ると見る。
◎赤岩 ○飯山 ▲前本 △岡崎
3連単1-324-全 

準優勝戦は後ほどアップします。


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ナイターダービー5日目!

おはようございます。桐生・全日本選手権、5日目を迎えました。今日は、セミファイナル=準優勝戦! ベスト6の座を射止めるのは誰か、秋の夜の激戦をおおいに楽しみましょう。なお、準優勝戦はナイターSG恒例、9~11Rですので、お間違えのないよう。

_u5w6390 予選1位は魚谷智之。07年桐生オーシャンカップの覇者です。3年後の今回も主役! 76期の逆襲もあわせて、その強さを見せつけてほしいものです。(PHOTO/池上一摩)


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ナイターダービーTOPICS THE勝負駆け!

2010_1008_0199 不毛すぎたギャラクシーウォーズ

 8Rで天変地異ともいうべき大波乱が起きた。配当自体は2連単130円の1番人気。直前7Rの900倍から急転直下の激安配当になったわけだが、“波乱”という意味ではこちらが上だろう。なんたって、4艇フライング。それも、人気どころがすべてレース途中で水面から消え去ったのだ。スタンドを騒然させた最大の要因は、やはり「勝負駆け」。このレースは今日いちばんの接戦カードだった。ボーダー6・00として
①湯川 圏外
②高沖 3着
③佐々木2着
④沖島 1着で5・83
⑤柏野 2着
⑥田村 4着

 つまり、湯川浩司以外の5人に予選突破のチャンスがあったわけだ。進入は田村隆信が動いて126/345。銀河系軍団がスロー水域を占拠した。

2010_1009_0002  12秒針が回って、スッと早めに起こしたのが真ん中2コースの高沖健太。3着以内に入りたい思いが、高沖の背中をぐいぐい押したのだろう。この早仕掛けに、両サイドの湯川、田村も呼応する。呼応してしまう。すでに準優が絶望的な湯川まで、どうして? 真相はわからない。2コースにまくられたくない、というインの実戦心理なのか。それとも、同じ銀河系のライバルには負けたくないという意地だったのか。
2010_1009_0020  とにかく湯川は高沖と併走し、外から田村が追いついて3艇が並んだ。スリット直前、高沖がガクンと減速したように見えたが、もうそのアジャストに意味はなかった。湯川05、高沖06、田村08という弁解不能なはみ出しスタート……この不毛な銀河紛争に、2着条件の佐々木康幸も4カドから参戦して内4艇が無残に散ったのだった。
 ハッスルしすぎた4艇を尻目に、冷静な判断で生き残ったのが沖島と柏野。それぞれ欲しい着順をしっかりゲットし、結果的にふたりとも予選を突破。嗚呼、それにしても銀河系ったら。こういう人間臭いところがあるから彼らは魅力的だし、切磋琢磨して最強レベルの期になったわけだが……こぞって半艇身近くも死線を越えたのは、ちとやんちゃ過ぎたと言うしかないな。あ、最後に沖島の名誉のために言っておくけど、彼のSG水神祭は「恵まれ」なんかじゃない見事な俊敏差しだった。沖島クン、SG初出場で準優進出、おめでとさん!!

ミラクル突破

2010_1009_0013  やってくれました、峰竜太! 緒戦の責任転覆(-5点)から2・2・1着と怒涛の追い上げで迎えた勝負駆けデー。減点のツケはまだまだ重く、「ボーダー6・00なら2走15点」という厳しい条件が残されていた。しかも、艇番は3号艇と6号艇。まずは3号艇の3Rで10点をもぎ取りたい峰は、コンマ13トップSから力任せにイン安田政彦を攻め潰しに行った。2コースの深川真二がドカったせいもあるが、凄まじい気合だ。このまままくりきって10点なら、後半9Rが楽になる。が、安田の抵抗を振りほどいている間に、赤岩善生の痛烈なまくり差しを食らって2着止まり。9Rは「②着」を目指すことになった。
 その最終関門は、凄まじいバトルが繰り広げられた。まずはインの吉川元浩は安泰の逃げ。バック直線、石田政吾と瓜生正義が追走し、峰は僅差ながら4番手。ここから峰オンステージがはじまる。とにかく全速全速とキップのいいぶん回しで大先輩2艇に食らいつき、ついに3周1マークで石田を引き波に沈めた。3Rはスリット~1マークで、この9Rは道中で大いにスタンドを盛り上げたわけだ。が、石田は捕えたものの、さすがに仕上がった瓜生は強く3着まで。予選成績5・83、17位という微妙な立場で、峰は残りの3レースを見つめることになる。
 10R、坪井康晴が勝負駆けに成功して18位に後退。11Rが終わっても状況は変わらず、「12Rの前本泰和の結果待ちか」と思った直後、圏内だった日高逸子の待機行動違反が発表され、その瞬間に当確ランプが点った。日高の違反や8Rの集団Fなど、他者の不幸があってボーダーが下がったとはいえ、この節間5・83は思いっきり胸を張っていい。転覆から2・2・1・2・3、攻めに攻めてオール3連対で逆境を跳ね返した。健気にひたむきに諦めずに攻め続けた若者に、この予選突破は桐生の水神様からのプレゼントだったような気もするな。今節の峰の走りっぷりを見たら、どんな神様でも惚れ込むって。
 終わってみれば、山口剛、岡崎恭裕、吉田拡郎、平本真之が予選で散り、もっとも付利だったはずの峰がやまと代表として準優に向かう。4人目のやまとSG戴冠へ、リズムと勢いは他の17人をはるかに凌いでいると思うぞ!

76期の逆襲

2010_1009_0318  一方、シリーズリーダー争いは、最後の2レースで目まぐるしく入れ替わった。6Rで松井繁が勝ったときは「王者の独走トップか」と思われたものだが、その松井が11Rで5着大敗。このレースを制した寺田祥が逆転トップに躍り出る。続く12R、唯一自力トップの権利が生じた魚谷智之(1着条件)が、インからしっかりその権利を掴んで混戦のリーダー争いにケリをつけた。2位は寺田。松井は4位まで落ち、貴重な3位の座は瓜生正義の元に転がり込んだ。

2010_1009_0253  今年の76期は信じられないほどの不振続きだったが、ついに大御所たちが復活したのだ。原田幸哉のアクシデントなども含め、本当に長いスランプだったな。が、一度勢いに乗ってしまえば、手が付けられないほど強い。そんな76期の特性は誰もが知っている。そう、何の前触れもなく、いきなり自由惑星同盟76(←勝手に命名してすんません)の逆襲がはじまったのだ。我が世を謳歌する銀河系軍団&宇宙戦艦やまとを再び蹴散らすまで、あと2日??

江口、残った!!

2010_1009_0392  準優へ2走8点が必要だった江口晃生は、2R5号艇から③西島義則をも叩いて2コース奪取。昨日同様イン逃げは許したが、抜かりのない小回りターンで喉から手が出るほど欲しい8ポイントをもぎ取った。道中の足色は、昨日より少し上。ワースト級だった伸びも中堅レベルまでアップし、直線の一部では3番手の田口節子を煽るようなシーンも見られた。サイドの掛かりもまずまずで、初日あたりの千鳥足とは一味違うセッティングになったと思う。
 ただし、まだまだ不安は付きまとうな。この2着だけで満足するはずもない江口は、続く5Rで6着大敗を喫してしまう。スタートを決めながら、1マークの混戦であっさり引き波に沈んだ。やはり接戦になると素性の悪さが出てしまうのか。準優は今日とは比較にならないパワー自慢が揃うだけに、感覚的にはさらに5割増しくらいのパワーアップが必要な気がするな。明日の整備でどれだけ「当たり」に近づけるか、足合わせから注目したい。頑張れ、江口!!(photos/中尾茂幸 text/H)

2010_1009_0379


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THEピット――若武者たちの勝負駆け

2010_1009_0273 「よーしっ! 攻めぇぇぇっ!」
 整備室に隣接された選手休憩室から声が響く。記憶が確かなら、これは上瀧和則の声だ。僕は休憩室の隣の検査員室のモニターを装着場から覗き込んでいる。モニターには、峰竜太が激しく2番手を争っているシーンが映し出されていた。
 峰がいったん2番手をうかがう位置に。「よしゃっ!」。上瀧の声のトーンが跳ね上がる。番手は下がっても、3番手はキープ。「よしよしよしっ!」。結果、3着でゴール。「よーしっ」。上瀧は満足そうに一声あげた。振り向くと、休憩室からボートリフトへと向かう上瀧の姿があった。
2010_1009_0713  ボーダー6・00なら、峰は2着が必要だった。だが、8Rの4艇Fなどでボーダーは降下気配にあり、実際、計算してみるとその時点で峰は17位となっていた。それを上瀧は知っていたのだろうか? 陸に上がった峰を、上瀧は嬉しそうに祝福する。本当は、その時点で(9R)予選突破は確定ではない。残り3レースで逆転の可能性を残す選手は五指に余った。それでも、初戦の転覆減点から一時的にでも準優圏内に突入した峰竜太を、上瀧は誇らしく思ったのだろう。優しく笑う上瀧に、峰も上気したように何度も頭を下げていた。
「でも、まだ決まりじゃないですよね」
「大丈夫、大丈夫」
2010_1009_0286 上瀧は信じているようだった。隣で三井所尊春も笑顔でうなずく。峰は両手を合わせて、「どうか残れますように」とでもいうふうに、頭を上下させた。たまたま目の前に池田浩二がいるのを見つけた上瀧は、峰の肩を叩きながら言った。
「池田を応援しておけ」
「池田さん、よろしくお願いします」
 12Rに出走する池田は、1着でもボーダーには届きそうもない位置だった。つまり、もし池田が1着になれば、19位以下から圏内にジャンプアップする選手が減る、のである。まさしく、上瀧一流の気の利いたウィットだった。峰に頭を下げられ、池田もニコニコニコッと相好を崩す。峰はその後も、何度も池田に対して両手を合わせて頭を下げていた。
2010_1009_0597  結果……峰竜太、16位! 予選突破! 初戦の減点にも諦めることなく全力で走ったことが、この壮挙を呼んだ。本番はもちろん明日だが、しかし誇ってもいい準優進出である。おめでとう!

 峰が準優進出を確定させたのは、実際は12Rの結果によるものである。だからそれまでの間、報道陣は何度も峰を取り囲んでいたし、峰も報道陣のもつ得点表を何度も覗き込んでいる。
2010_1009_0809  10Rの展示を終えて戻ってきた岡崎恭裕が、その様子に気づいて目配せを送っていた。岡崎にとっても、盟友の一人と言うべき峰の健闘は嬉しいことだったのだ。ただし、当の岡崎も10Rは勝負駆け。6・00なら2着が必要で、結果的には3着でも18位には届いていなかった。機力上々なだけに、それなりの確信をもって臨んだはずなのだが……。
 5着で戻ってきた岡崎は、思い切り顔を歪めていた。
 こんなに悔しそうな岡崎を、これまで見たことがあっただろうか。
 総理杯の優勝戦で敗れたときには笑っていた。もちろんそれは、悔しさをひた隠しに隠すための笑顔だったのだが、とにかく岡崎は笑っていた。丸亀の新鋭王座、準優で敗れた岡崎は、陸に上がって真っ先に、やはり同じ準優で敗れた稲田浩二の肩をポンポンと叩いて慰めていた。自分の敗戦より、同期の敗戦を気遣ったのだ(稲田は一瞬2番手を走っていたこともあったのだが)。
 僕は、岡崎は簡単には感情をあらわにしない男なのだと、そう思ってきた。だが、今日の岡崎は、思い切りストレートに悔恨を表情に出していた! 岡崎がさらに強くなった証だと僕は確信する。
2010_1009_0421  悔しさの最大の原因は、スタートにあったようだ。スリット写真が貼り出され、覗き込んだ岡崎は叫んだ。「だせーっ!」。コンマ18。4カドの鳥飼眞がまくって出たのは、むしろ3コースのS後手にあったと言うべきだが、たしかに岡崎も抵抗しうる踏み込みとは言えなかった。そして、岡崎はそれをおおいに悔いた。
 それから数十分後、モーター返納を終えた岡崎と顔を合わせた。お疲れ様です……岡崎は爽やかに笑顔を向けてきた。だが、すぐに笑顔は消えた。お疲れ様っす……それ以上、岡崎に声をかけることはできなかった。

2010_1009_0822_2 「腕が足りないっす」
 平本真之は言った。でも、本当にそうだろうか。勝負駆けに臨んだ9Rは6着大敗。突きぬけられるかもしれない展開もあっただけに、平本は相当に悔しそうだが、それは本当に腕の問題なのだろうか。
「1マーク、もっとグッと舳先が返ってくれば……。やっぱり、腕が足りないっす」
 モーターボート記念では、SG初出場で初優出。2度目のSGでも、3日目終了時点では準優圏内。腕が足りないのだとすれば、これほどの活躍の原動力は何だというのだろう。
 おそらく、平本はSGで走った10何走かで、大いなる気づきを得たのであろう。たしかに結果は悪くはない。しかしそれ以上の「自分に足りないもの」に直面したのではないだろうか。それを象徴する言葉としての「腕が足りない」なのだと僕は思った。
2010_1008_0418  そうして自分と向き合っている若者を見ると、つい煽りたくなるのが僕の悪いクセである。「これからはSG常連だもんね」「チャレンジもシリーズも出られるし」「今月の常滑の記念を優勝して、総理杯もね」「あ、チャレンジ優勝して賞金王に出て、ベスト6に残れば総理杯は当確か」。そのたびに、苦笑する平本。アホなおっさんのイヤな煽りにも笑顔を絶やさないのは彼らしいが、しかし迷惑だっただろうなあ。
 最後の煽りは「ともかく、あと2日、意地を見せて!」。平本は今度はにっこりと笑って、力強く「はいっ」と言った。今晩はレースを思い出して悔恨にまみれるかもしれないが、平本はすでにしっかりと前を向いている。

 冷たい雨が降る、秋の夜長に若武者たちがそれぞれの勝負駆け!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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本日の水神祭!

_mg_2895  4日目にして水神祭が! SG初出場の沖島広和が、8Rで初1着。4艇Fのアクシデントレースでしたが、1マークはきっちりまくり差しており、ほぼ自力で手にした水神祭であります。充分に胸を張れる1着、おめでとう!
 水神祭は、瓜生正義のレース終わりを待って9R後に。福岡勢をはじめ、上瀧和則など九州勢が集結して行なわれています。大神康司が、「お前も落ちろ!」と誰かに命令しており、それが少し気になりますが……。
_mg_2911  ともかく、さあ行こう、水神祭。沖島はワッショイスタイルで担ぎ上げられたわけですが……最前列にクツを脱いでスパッツ姿の峰竜太がいるぞ……まさか……。1、2の3でドッボーーーーーーーン! 沖島、おめでとう!……やっぱり! 沖島に続いて峰も飛び込んだ、謎のダブル水神祭と相成ったわけでございます。とはいえ、主役はもちろん沖島。びしょ濡れの峰はこっそり陸に上がってそそくさと引き上げ、その後には沖島への万雷の拍手が巻き起こっていました。
_u5w6430  で、この二人は見事に勝負駆けも成功させており、準優にはともに6号艇で登場します! 峰いわく「SG初準優の水神祭っす」。後付けっぽいけどね(笑)。
 沖島選手、おめでとうございます。明日の準優も、峰選手ともども大暴れしてください!(PHOTO/池上一摩)


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速報 ダービー準優メンバー決定!

 桐生ナイターダービーの準優18ピットが確定しました! 1枠をゲットしたのは魚谷、瓜生の76期コンビと寺田。名人世代から今村豊、やまと世代から峰も参戦しますが、今節は久々に3000番台が主役になりそうなムードが漂っています!

9R
①瓜生正義(福岡)
②松井 繁(大阪)
③中島孝平(福井)
④濱野谷憲吾(東京)
⑤辻 栄蔵(広島)
⑥峰 竜太(佐賀)

10R
①寺田 祥(山口)
②須藤博倫(埼玉)
③吉川元浩(兵庫)
④今坂勝広(静岡)
⑤柏野幸二(岡山)
⑥沖島広和(福岡)

11R
①魚谷智之(兵庫)
②森高一真(香川)
③今村 豊(山口)
④坪井康晴(静岡)
⑤江口晃生(群馬)
⑥平尾崇典(岡山)


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“本紙予想”ダービー4日目後半

7R
1コース想定=前本 まくられ率9.8% 差され率14.6%
2コース想定=新田 逃がし率35.3%
前本が外の攻め押さえて逃げ切る。センターに攻め手そろい、吉田のヒモ妙味。
◎前本 ○吉田 ▲須藤 △今坂 
3連単1-536-全

8R
1コース想定=湯川 まくられ率6.7% 差され率16.7%
2コース想定=高沖 逃がし率39.6% 
センター勢渾身の攻めをブロックして湯川が逃げる。高沖の差し順走を本線。
◎湯川 ○高沖 ▲沖島 △田村
3連単1-246-全

9R
1コース想定=吉川 まくられ率3.7% 差され率18.5%
2コース想定=吉田 逃がし率28.9%
2コース逃がし率より2コース差し率高い吉田の差し決まる。
◎吉田 ○吉川 ▲瓜生 △峰 
3連単2-136-全

10R 
1コース想定=坪井 まくられ率14.3% 差され率15.9%
2コース想定=岡崎 逃がし率27.3%
進入はオールスローか。今村のアウトはさすがに遠く。坪井の逃走が濃厚。
◎坪井 ○岡崎 ▲萩原 △濱野谷
3連単1-235-全

11R 
1コース想定=寺田 まくられ率14.6% 差され率25.0%
2コース想定=中島 逃がし率41.7%
中島の逃がし率が高く、寺田が逃げ切れる。松井がカドから自在に迫る。
◎寺田 ○松井 ▲中島 △重野
3連単1-425-全

12R
1コース想定=魚谷 まくられ率14.0% 差され率10.5%
2コース想定=前本 逃がし率39.7%
魚谷がインで負ける際にはまくられるほうが多い。しかし各コースにまくりのほうが多い選手が見当たらず、ここは逃げ切り濃厚か。
◎魚谷 ○前本 ▲池田 △吉田
3連単1-234-全 


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THEピット――穏

 寒い。そして、静かだ。ペラ室は相変わらず満員御礼だが、整備室には人影がなく、装着場も報道陣の姿のほうが目立っている。一気に降下した気温も相まって、ピットの空気は止まっているようにすら思えた。
2010_1008_0621_2  そんななかで目立ったのは、やっぱり江口晃生だ。1Rの展示から戻ってきた江口の顔つきには、思わずこちらの背筋が伸びてしまうほどの迫力があった。たった一人で参戦する地元SG。予選落ちは絶対に許されない。予選最終日の今日は、まさしく運命の日。失敗できない戦いを前に、江口の顔からは持ち前の穏やかさはいっさい消え、勝負師としての表情だけがきつく貼りついていたのだった。
 ボーダーを6・00とすれば、2走8点が条件。ということは、1Rで2着に入ったことで、ノルマは達成されたことになる。しかし、江口はまったく満足していないようだった。陸に上がってきた直後は、濱野谷憲吾や三角哲男、須藤博倫らに声をかけられ、笑顔を見せていたが、それでも時に眉間にシワが寄り、首をかしげたりもしている。着替えを終えると、「(機力は)まだダメ」と言い残して、速足で調整へと向かう。2走目が5Rと時間があまり残されていないこともあるのだろうが、それは絶対に妥協するまじの姿でもある。優しくてにこやかな江口もサイコーだが、凛々しい江口は本当にカッコいい。今日からふたたび現場にやってきて、ナイターダービーの主役は江口晃生なのだと改めて痛感した次第だ。

_mg_2872  雨中の足合わせを繰り返していた飯山泰、須藤博倫、吉田俊彦、吉田拡郎が、係留所裏に集結していた。試運転後の手応えの確認は、よく見られる光景。足合わせ後には欠かせない時間とも言える。世代が近いせいもあってか、和やかに続く4人の会話。時折、笑い声も起こっていた。
 話が一段落ついて、一足先にカクローがふたたび係留所へと向かう。残った3人はさらに会話を続けたが…………いきなり、ジャンケンポン! な、何だ???? ジャンケンしたのは飯山と須藤。トシはそれをにこやかに眺めていた。
2010_1008_0604  いったい、何のジャンケンだったんだろう? 須藤に聞いた。
「吉田トシが、飯山さん、僕と足合わせしたんですよ。それで飯山さんも僕も、トシに『いいアシだね』と。そしたら、飯山さんのときと僕のときでは、違うペラを使ってたって言うんです。レースではどっちのペラを使おうかってトシは考えたんですが、それで僕と飯山さんにジャンケンしろ、と」
 トシは、勝ったほうと合わせたペラを使おうと決めたらしい(笑)。だはは、まあ迷ったときにはそんな決め方が奏功したりもするものである。でもねえ(笑)。
「ね? アタマ悪いっしょ?(笑)」
2010_1008_0027 ちなみに勝ったのは飯山。そして、この二人は4Rで対戦し、飯山が先着(笑)。あらら、裏目に出たか。江口さんの凛々しい姿もいいけど、トシと愉快な仲間たちもいいよなあ。トシは12Rにも出走。ペラを交換していたら、ヒロリンと合わせたほうのペラだと思います。

 さて、と。ペラ室でも覗きに行こう。ここが満員となっているのは、予選道中では日常である。で、真っ先に目を奪われるのは、やっぱりこの同期コンビなのである。
2010_1008_0396  松井繁と服部幸男。SGのたびに、この二人がともに過ごし、会話を交わし、隣同士でペラを叩く姿を見かけているが、何と言うか、ちっとも飽きないのだな、何度見ても。発散するオーラ、貫禄、たたずまい、そして交わし合う笑顔。見慣れているはずでも、この二人が揃えばどうしたって視線はそこで止まる。マジマジと眺めてしまうのである。
2010_1008_0183  今日は二人でニコニコとずっと笑い合っていたから、なおさら見ているのが楽しい。というか嬉しい。ただ、視線はお互いにずっとペラに注がれていて、笑顔を見せながらも木槌を動かし、翼面を見つめ、すなわち仕事を忘れることはないのだから、さすがである。次の唐津でも暮れの住之江でも、僕はきっと彼らの姿をまた目で探してしまうんだろうな。

 というわけで、江口の周辺以外は空気が柔らかかった勝負駆けの前半ピット。後半は激烈さを帯びていくのかどうか、注目しよう。(PHOTO/中尾茂幸 トシと愉快な仲間たちのみ池上一摩 TEXT/黒須田)


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H記者のつ・ぶ・や・き

 御舟はドツボ、午前中の1円パチンコでもボロ雑巾のように敗れ去り、鈴虫ほどの呼吸しかできないHです。もうコアップガラナを飲み込む力もありませぬ。極選に乗ってくれた皆さん、すいません。でもって76期ワンツー万太郎のうりちゃん、羨ましすーーーー>< でもって、我が永遠の敵(とも)だったしげ爺さん、昨日も上々の成績だったようですね。今や絶好調の「専属K記者」こそが貴方の宿敵。私にはふたりの背中すら見えねすーーー(号泣)
 というわけで、あまりの流れの悪さから今日の穴・極選はお休みします。勝負駆け4日目は鬼門だし。あ、そういえば、さっき相乗りタクシーに乗ったら、運転手さんのお名前が世にも珍しい「一一」だったんですよ。読みは「カズイチ」だったか「カズヒト」だったか。でも、ネームプレートを見た私には「ピンピン」としか読めなかったw そう、このタイミングで巡り逢ったのは、「ピンピン条件の選手が見事に勝負駆けを決める」という暗示なのではないか。そう思った私でありました。だとすると、湯川か萩原? F2の萩原は難しそうなので、湯川ですかね。もし、湯川が4Rを勝ったりしたら、8Rのイン逃げは120%堅いと思います。え? 萩原が6Rを勝ったら? 10Rはもう500倍以上が確定でしょうか。 って、どうでもいい話でしたね。ではでは、今日のところはこれで失礼します。最後っ屁を垂れておくなら、7Rは2連単一本釣り1-6っす。


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本日の“本紙予想”全日本選手権4日目

 こんちわ! Kです。桐生に舞い戻ってまいりました。もちろん現場観戦のナイターダービーもおおいに楽しみですが、今日は舟券で稼いで仕事後に「カバレー」に行かねば~~~。本日も新概念データで頑張ります。

1R
1コース想定=石田 まくられ率3.1% 差され率18.5%
2コース想定=西島 逃がし率40.0%
江口が3コースに動くと見て、石田と西島の競りの間隙を突く。
◎江口 ○西島 ▲石田 △吉田弘 
3連単5-314-全

2R 
1コース想定=平田 まくられ率16.4% 差され率23.6%
2コース想定=今村 逃がし率32.1%
強攻派が見当たらず、平田がすんなりと逃げるか。カド坪井が自在に追う。
◎平田 ○坪井 ▲勝野 △今村  
3連単1-342-全

3R 
1コース想定=安田 まくられ率3.1% 差され率21.5%
2コース想定=深川 逃がし率30.5%
峰が渾身のまくり差しで準優に前進。安田のイン残し本線。
◎峰 ○安田 ▲深川 △赤岩
3連単3-125-全

4R 
1コース想定=飯山 まくられ率5.5% 差され率30.9%
2コース想定=寺田 逃がし率25.0%
湯川がカドから攻め、飯山張れば寺田の差しが利くか。
◎寺田 ○飯山 ▲吉田 △濱野谷
3連単2-136-全

5R 
1コース想定=鳥飼 まくられ率5.0% 差され率36.7%
2コース想定=江口 逃がし39.4%
上瀧動けば江口も抵抗しつつ前付け。それでも鳥飼が逃げ込む。
◎鳥飼 ○三角 ▲江口 △上瀧
3連単1-245-全

6R  
1コース想定=山口 まくられ率6.8% 差され率23.7%
2コース想定=萩原 逃がし率32.6%
三井所動くもセンターまでか。1着勝負の山口が渾身の逃げ。
◎山口 ○松井 ▲萩原 △勝野
3連単1-325-全

後半は後ほどアップします。


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ナイターダービー4日目!

こんにちは。桐生・全日本選手権も4日目を迎えました。ナイターダービーも折り返し地点を過ぎ、今日は予選最終日。現在は雨模様の桐生水面、この冷たい雨のもと、どんなボーダー争いが繰り広げられるのか、おおいに楽しみですね。2010_1006_0530_2

SG初出場だったMB記念で初優出。このダービーでも準優圏内につけている平本真之です。3日目終了時点でちょうどボーダー上の18位。SG2節連続の予選突破に向けて、気合の入る4日目です。(PHOTO/中尾茂幸)


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ナイターダービーTOPICS 3日目

3日日のコース別1着・カッコ内の数字はシリーズ累計
①6勝(19)②1勝(2)③1勝(3)④4勝(8)⑤0勝(4)⑥0勝(0)
3日目の決まり手
逃げ6(17)まくり0(2)差し1(5)まくり差し3(8) 抜き2(4)

4コース祭り

2010_1006_0562  今日の前半は4コースがインと対等に渡り合った。1、2Rと穏やかなイン逃げが続いた直後、まずは3Rで超抜仕様の今坂勝広が凄まじいパワーを披露する。三井所尊春のイン逃げ楽勝か、と思えたバック直線で内からぐんぐんぐんぐんぐんぐん伸びる伸びる。2マークまでに2艇身ほどの借金を完済し、強引に先マイしたら逆に2艇身突き放していた。初日の『穴・極選』でも指摘したが、今節の今坂の足はかなりヤバイ。もしかしたら、節イチかも?? 後半の8Rは新田雄史の強まくりに飛びつき、さらに2マークで前が塞がる不利があって惨敗した今坂。もちろん、パワー負けであるはずもなく、後方からあわや3着まで追い上げた足は唸らせるものだった。これで少しでも人気が下がればメッケもの。明日以降も、絶対に軽視してはなりませんぞ!
2010_1007_0689  続く4Rは、49才のミスター競艇・今村豊が持ち前のS力を如何なく発揮した。本人はヤバイヤバイ(悪い意味で)と泣きまくっていたようだが、この人の真骨頂はパワーを超越したところにある。必殺技は「スロー150m起こしからスリット全速握りマイ」。これを連発して蒲郡MB記念をいわしたわけだが、この4Rはこの長い必殺技名に加えて「コンマ03トップS!!」。スリットから伸びなりに攻め、混戦のど真ん中を切り裂いた。嗚呼、なんと若々しく瑞々しいやんちゃ攻めだこと! 思い返せばMB記念は中の上レベルで優勝したわけで、今節の平凡な足もむしろスタート集中に一役買うかも? この中年のお星様は、後半9Rでも豪快に差し抜けてピンピン連勝。さすが、賞金王よりダービーを大事にする男。49才でSG連覇なんかしちゃったら、同い年の私はもう卒倒しちゃいます!!

2010_1008_0277  5Rのイン逃げを挟んでの6R。今度は今村の半分しか生きていないやまと卒業生が、大仕事をやらかした。佐賀の天才・峰竜太。4カドからトップSを切るや、すぐ内のやまと先輩・岡崎恭裕を絞るわ絞るわ。「このまま叩き潰しますよ~先輩っ!!」みたいな気合まくりに、岡崎は弾き飛ばされるように先まくりを打ち、それでぽっかり空いた内空間に峰はゆっくりと舳先をねじ入れていた。SGレーサーの大先輩をパシリに使うような大胆不敵なまくり差し。これで緒戦の責任転覆(マイナス5点)の借金をかなり返済し、十分に予選突破できる圏内まで突入した峰くん。後世畏るべし、とはこの若者のためにある言葉なのだと改めて実感した。

女祭り

2010_1007_0532 それは、突然はじまった。初日から片目が開いていなかった日高逸子・海野ゆかり・田口節子の女子レーサートリオ。7R3号艇の海野の展示タイムも6秒75とまったく揮わず、「惨敗まであるか」と軽視していたものだ。が、いざフタを開けると、3コースから目の醒めるような鋭角のまくり差し!! 水神祭を狙う沖島広和を一瞬にして置き去りにしてしまった。F2の大嶋一也が格好の目標になったとはいえ、鮮やかすぎる割り差しだったな。

2010_1008_0054  これで流れが一気に変わったか、続く8Rではグレートマザー逸子様が、4コースからこれまた豪快なまくり差しを突き刺した。トップSの新田VSイン今坂の大競り(スタートで1艇身近い差があったのに、今坂の伸び返しが凄すぎてゴッツンコ)という展開の助けもあったが、その勝機をきっちりモノにしたのはさすが。前半4Rの2着に続くオール2連対で、1日遅れのバースデープレゼントを自らに贈った。
 このナデシコWまくり差しは、ともに万太郎。こうなると、明日あたり一発がありそうなのは……もちろん上位の伸び足がある節っちゃんですわな!

服部が、赤岩が……(涙)

2010_1008_0450  そんな華々しいセンター祭りが続く最中、思いもよらぬアクシデントで奈落の底に突き落とされたレーサーもいた。目下、賞金ランク14位の服部幸男。昨日まで相次いだ転覆事故の余波か、4Rの服部は日高に追突する格好でバランスを崩し、もんどりうって転覆した。これで予選突破に赤信号が点り、イコール2年連続の賞金王決定戦にも黄信号が……。
 さらに、アクシデントではないものの、賞金ランク12位の赤岩善生が思わぬ不振で準優への道がほぼ閉ざされた。少なくとも伸び足はトップ級だっただけに、本人もまるで納得のいかない予選ロードだったことだろう。どうした、赤岩!?
 まあ、しかし賞金王の採決の日まで、まだ1カ月半も残されている。唐津チャレカも控えている。本当の勝負は、これからだぞ!

今日の「ガンバレ、江口晃生!」

2010_1008_0598  必死の整備が続く。今日の2Rは重野哲之の逃げを許したものの、しっかりその背後に喰らいついて2着を確保。この2着はでかい。道中の足はまだまだ頼りない気もしたが、昨日までより回り足がしっかりしていて2マーク水面をキュッと噛むような俊敏さも感じられた。ほんのちょっとだけど。競ったらどうか、という疑問は残るが、個人的な感想としては「なんとか戦えるだけの足にはなった」という印象。明日は5・4号艇というピリ辛な枠番での2回走り。ちょっとでも後手を踏むと2走8点が難しいパワーでもある。地元のプレッシャーをプライドに変えて、この簡単そうで実は難解なハードルを突破してほしい。(photos/中尾茂幸、text/H)

2010_1008_0599


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THE ピット――緊張とリラックス

2010_1008_0698   後半戦のピットでは、作業をしている選手のほとんどはペラ小屋や待機ピットにいて、装着場では選手より記者が目立つようになっていた。
 そのためでもあるのだろうが、6レースで1着を取り、準優出の可能性が出てきた峰竜太がピットに現われると、多くの記者陣に囲まれた。
 そこで峰は、現在のアシの状況について語ったうえで、「私生活でも、ついてないことが多い……」とプライベートの話も披露した。
 そうした中で、そこに姿を見せた今村豊は、記者陣の多さに驚いたのだろう。
「こら、新人! ちゃんとリップサービス、せえよ」と一喝。
「むっちゃ、頑張って、しています」と峰が返すと、「お前、少しもガッチガッチじゃないやないか。ずいぶんリラックスしとるみたいで。……ちょっとガッチガッチ、やってみい」とムチャぶり。
 そのため峰竜太は、記者陣に囲まれたピットで、少し恥ずかしそうに「ガッチガッチやぞお~!」と、十八番の“開会式芸”を見せることになったのだ。
 やっぱり今村豊は、SGピットには欠かせないムードメイカーだ。

2010_1008_0696  7レース。ここではSG初出場の沖島広和が1号艇に入り、「水神祭」が期待されたが、ゼロ台スタートの海野ゆかりが1着で、沖島は2着に終わった。
 レース後の表情がやはり気になったが、エンジン吊りに出てきた九州勢に迎えられて、沖島は苦笑していた。
 ただ、その苦笑は作り笑いにも見えなくはなかった。感情を露わにはしていなかったものの、悔しさの強さがその顔に滲み出ていた。
 その後すぐ選手控室のモニターでリプレイを見ていたが、画面にじっと見入っている沖島の顔からも、その心中が推し測られた。
 しかし沖島は、「足はいいと思う」とも言っていたので、水神祭のチャンスはまだまだあるはずだ。

2010_1008_0087  同じレースで4着だったのが赤岩善生だ。赤岩は、1号艇に乗った昨日のレースで6着になっていたのだから、この段階でかなり苦しい立場になっていた。
 もとからピットでは常に勝負師らしい顔つきで作業を続けている男だが、レース後にはなおさら厳しい顔つきになっていた。
 それでも赤岩が一走入魂をやめることがないのはもちろんだ。
 レース後すぐに装着場のボートのもとに戻ってくると、まずボートの濡れを拭き取り、ペラ小屋での作業を始めた。そして12レースには4号艇で出走……。結果は4着で、準優出は現実的に厳しくなったが、明日以降も“あきらめない走り”を見せてくれるはずだ。

2010_1008_0762  先にUPしている原稿でも、1レースから、そのスリット写真に「スタート厳重注意」という赤い札が貼られていたということを書いているが、その後も3レースと4レースのスリット写真には「厳重注意」の赤札が貼られて、6レースのスリット写真にも「注意」の札が貼られていた。そんな中で飛び出した海野のゼロ台スタートだったのだ。
 海野自身、「勘より速かった」と話してくれたが、レース後にはやはりスリット写真が気になったのだろう。
 現在はJLC解説者になっている師匠の池上哲二さん、魂の解説者・青山登さんとともにスリット写真を確認し、レースを振り返りながら話している場面も見られた。

2010_1008_0578 レース後のエンジン吊りなどを除けば静かな夜のピットで、岡崎恭裕が装着場に停めてあるボートにアカクミ(スポンジ)を配って歩いていたので、「桐生には慣れましたか?」と聞いてみた。
 岡崎は桐生で走るのが初めてなので、こうした新兵の仕事ひとつを取ってもやりにくいのではないかと思ったからだ。
「はい(もう慣れました)。……新兵ですからねえ。前検日にはやっぱり(何がどこにあるかの)場所もわからず、困りましたけど」
「好きなレース場にできそうですか?」とも続けてみると、「はい。福岡から遠いのだけが……」と岡崎は笑った。
 前検日から、装着場を何度も行き来しながら新兵の仕事をこなしているところをよく見かけていたが、こうした順応性の高さを持っているのが岡崎だ。
 緊張の空気が漂うことも多い桐生のピットだが、そんなさわやかな笑顔を見せられると、こちらもほっとする。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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明日の勝負駆け情報!

 予選3日目が終わり、明日は早くも準優出の勝負駆け! 現時点での予選1位は“王者”松井繁で、着実に連覇に近づいてきている印象です。
 ここではボーダーを6点と想定して計算していますが、混戦模様なのでボーダーの変動にはご注意ください。

1 松井 繁  5・5着
2 中島孝平  当確
3 魚谷智之  当確
4 須藤博倫  当確
5 瓜生正義  当確
6 森高一真  当確
7 今坂勝広  当確
8 今村 豊  当確
9 濱野谷憲吾 4・4着
10 高沖健太  4・4着
11 江口晃生  4・4着
12 辻 栄蔵  5着
13 寺田 祥  2・6着
14 日高逸子  4着
15 田村隆信  4着
16 平尾崇典  3着
17 前本泰和  1・6着
18 平本真之  3着
19 吉川元浩  3着
20 柏野幸二  2着
21 岡崎恭裕  2着
22 坪井康晴  2・3着
23 峰 竜太  2・2着
24 沖島広和  2・2着
25 重野哲之  2・2着
26 深川真二  1着
27 安田政彦  1着
28 山口 剛  1着
29 吉田俊彦  1・2着
30 佐々木康幸 1・2着
31 鳥飼 眞  1・2着
32 三角哲男  1着相手待ち
39 萩原秀人  1・1着
40 湯川浩司  1・1着

※1着もしくは連勝でもボーダーに2点以上届かない選手は割愛しています。


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“本紙予想”ダービー3日目後半

7R
1コース想定=沖島 まくられ率11.8% 差され率22.1%
2コース想定=大嶋 逃がし率37.6%
進入で動きありそうだが、センターに入ると攻めっ気タップリの選手ばかり。3~4コースを取れれば、赤岩が展開突けそう。
◎赤岩 ○沖島 ▲平尾 △深川 
3連単6-145-全

8R
1コース想定=今坂 まくられ率9.8% 差され率18.0%
2コース想定=上瀧 逃がし率28.0% 
上瀧の逃がし率低いが、強烈な攻め手もおらず、今坂が逃げ切りそう。
◎今坂 ○上瀧 ▲辻 △寺田
3連単1-256-全

9R
1コース想定=森高 まくられ率4.4% 差され率26.5%
2コース想定=今村 逃がし率45.5%
森高がきっちりと踏み込んで逃げ切る。安田が自在に追う。
◎森高 ○安田 ▲今村 △前本 
3連単1-326-全

10R 
1コース想定=池田 まくられ率10.5% 差され率19.3%
2コース想定=柏野 逃がし率40.4%
池田が意地で逃げ切り決める。吉川の自在戦が本線。
◎池田 ○吉川 ▲山口 △飯山
3連単1-346-全

11R 
1コース想定=服部 まくられ率7.8% 差され率26.6%
2コース想定=松井 逃がし率25.4%
大神は基本肉食の握り屋。服部が張れば、西島に差し場。松井の差しも接戦。
◎西島 ○松井 ▲魚谷 △服部
3連単4-261-全

12R
1コース想定=濱野谷 まくられ率13.6% 差され率20.5%
2コース想定=瓜生 逃がし率26.3%
瓜生の逃がし率低いのが気になるが、濱野谷は負けられないイン戦。
◎濱野谷 ○瓜生 ▲赤岩 △田村
3連単1-245-全 


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THE ピット――「一流」の証

2010_1006_0274  1レース前には、整備室が完全な無人になっている時間帯があった。人が少ないことは結構あるが、無人というのはなかなか珍しい。
 ただ、1レース後にもう一度、整備室を覗いてみると、瓜生正義がモーター本体を割っていた。
 私が見ていた範囲でいえば、モーターの上部分と下部分の結合部を磨いていたようだったが、こうした細かい作業を黙々とこなしていくのは、まさに瓜生スタイル!
 やり残しがないように実に細かい整備をしているところは、優勝戦に乗る最終日などにもよく見かけられるものであり、こうした作業によって瓜生の本領が発揮されていくのではないかと思われる。

2010_1007_0552  整備室が無人になっていた時間帯も、やはりペラ小屋は満員御礼状態だった。
 その中でもとくに気になったのは服部幸男だ。私がペラ小屋の中を覗いていたときは、手を止めて、何かを考えているような顔をしていたが、その視線がとにかく鋭かったのだ。
 そしてまた、そう感じたということをメモしていると、いつの間にか服部は、待機ピットにワープ!
 そのまたしばらくあとにはペラ小屋に戻って作業をしていたのだから、忍者のようだった。
 その後はすぐ試運転にも出ていたが、今日にかける気合いは並々ならぬものがあるのだと感じられた。
 ……それだけに4レースの転覆がやり切れない。

2010_1006_0587 「考える人」といえば、中島孝平もそう。
 1レース前に、朝(午後イチ)のスタート特訓のスリット写真が張り出されている前に立っているところが見かけられたが、驚いたことにその場所から5分以上も離れなかったのだ。
 まさに熟思派!
 今日の中島は12レース6号艇1回乗りだが、特訓のスリットを見ながら様々な作戦や展開を考えていたのだろう。
 あの5分のあいだに中島の頭の中で映されていたはずの映像を見てみたいものである。

2010_1007_0212「森高さ~ん、ヘルプミー、ヘルプミー」
 湯川浩司が大声でそう叫んでいたのは1レース後のことだったと思う。
 装着場でリポーターと話をしていた森高一真が湯川のもとにやってくると、湯川は「良くなったわ」と言い、森高は「そやろ」と頷く。
 そのままペラ小屋へと入っていったので、どんなやり取りがあったかはわからなかったが、プロペラに関するアドバイスを森高がしていたのだろう。
 ペラ小屋の中では、この2人に田口節子を加えた輪がつくられていたので、銀河系軍団の絆は強い。

2010_1007_0256  昨日に続いて、今日の1レースもきわどいレースだった。
 1号艇・佐々木康幸のスタートがコンマ04で、2号艇・海野ゆかりがコンマ05。6号艇・吉田拡郎が09で、スリット写真には昨日と同様に「スタート厳重注意」という赤い札が貼られていた。
 それを見た重野哲之は、“ああ、やっぱり貼られたか。この後はやりにくいなあ”というようなことをぼそりと呟いた。
 その重野は、2レースに1号艇で出走。
 コンマ16の理想的なスタートで逃げ切ってみせたのだから、一流のレーサーだ。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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H記者の『穴・極選』3日目

 昨日の8R、現場の記者席で「カクローーー、しーぼーれーーー!!!!」と叫んでいたHです。カクローが躊躇した瞬間、私の極選舟券は紙屑と化しました。ん、これって以前にも書いたような……?(憲吾郎どの、showさん、丸乗り御免><) どうにもチグハグな流れで、早くも軍資金は半分以下に。もーーメイチ勝負駆けっす。アマゾン原住民が「不老不死の植物」と呼ぶガラナパワー全開っす。一発逆転へ、もう1回だけしつこく前本を狙ってみます!

9R
 ①森高一真
 ②今村 豊
 ③安田政彦
★④三井所尊春
 ⑤平田忠則
◎⑥前本泰和

進入123/456か126/345??

 突き抜けきれない前本ですが、今日の特訓でも素晴らしい足を披露しています。スタート練習ではスロー3コースの130m起こしも!? 今節の前本はドリーム3号艇、主役級なのだから胸をはって前付けしたっていいんですよ。ま、実際にはなさそうだけど。キーマンは超人気薄の三井所で、カドから一発握っていく気配が漂っています。そのヤングパワーに連動して、一気のまくり差し炸裂。そんな光景が浮かびます。三井所の2、3着付けで、軒並み300倍以上の大魚を仕留めたいっすぅぅぅぅ(;;;´Д`)

3連単★6-4-全、6-全-4

 あ、3Rで飯山が大敗しましたね、こりゃ10Rは狙い目かも??


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本日の“本紙予想”全日本選手権3日目

 どもども~。Kです。今日も東京から遠隔“本紙予想”。ン10年に一度の好調キープを願って。

1R
1コース想定=佐々木 まくられ率5.4% 差され率8.9%
2コース想定=海野 逃がし率28.3%
佐々木はイン戦最強クラス。パワー一息も、ここは逃げ切る。
◎佐々木 ○吉田弘 ▲吉川 △吉田拡 
3連単1-456-全

2R 
1コース想定=重野 まくられ率1.6% 差され率15.9%
2コース想定=江口 逃がし率38.5%
重野のイン戦も信頼度は高い。攻めて少なく逃げ切り濃厚。。
◎重野 ○江口 ▲新田 △萩原  
3連単1-245-全

3R 
1コース想定=三井所 まくられ率6.6% 差され率31.6%
2コース想定=平尾 逃がし率29.4%
西島2コースの可能性もあるが、3コースなら握り攻め。スリット主導権の今坂が展開突く。
◎今坂 ○西島 ▲飯山 △平尾
3連単4-352-全

4R 
1コース想定=三角 まくられ率11.1% 差され率18.5%
2コース想定=服部 逃がし率43.9%
服部の逃がし率高く、三角が1500勝への先マイ逃走。
◎三角 ○今村 ▲吉田 △山口
3連単1-456-全

5R 
1コース想定=平本 まくられ率13.5% 差され率23.1%
2コース想定=須藤 逃がし26.8%
安田動くか。センター筋に攻めて揃い、田村に展開向くかも。
◎田村 ○須藤 ▲安田 △石田
3連単3-265-全

6R  
1コース想定=勝野 まくられ率7.5% 差され率14.9%
2コース想定=池田 逃がし率46.2%
池田が高い逃がし率で、勝野が逃走決めそう。岡崎は3コース強い。
◎勝野 ○岡崎 ▲峰 △坪井
3連単1-346-全

後半は後ほどアップします。


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ナイターダービー3日目!

2010_1007_0456  おはようございます。全日本選手権もいよいよ中盤戦に入りますが、桐生は本日も好天です。事故なく白熱した好レースが展開されるものと期待されます。
 さて、関東勢の1人、三角哲男は現在、通算1499勝!
 つまり通算1500勝にリーチがかかった状態になっています。ここまでは2・6・3着と来ていますが、一度の6着は6号艇のレースにおけるもので、気配は悪くありません。
 本日は4レースの一回乗りで、1号艇での登場なので、ここで節目の勝利を飾ってくれる可能性は充分です。(PHOTO/中尾茂幸)

 さて……。
 いったいどういうことなのでしょうか!?
「本日の本紙予想」の絶好調が続いています。こんなことは10年に一度、20年に一度のこと……と言いたいところですが、BOATBoy流“新概念データ”を取り入れだした夏からこの好調は持続しています。人生に対してMでない人ならば、「極選よりも本紙」に注目してもらったほうがいいかもしれません。
 本紙予想には「カバレー効果」が出ているとも考えられます。
【参照】
http://kyotei.cocolog-nifty.com/kyotei/2010/10/post-35fe.html
http://kyotei.cocolog-nifty.com/kyotei/2010/10/post-34cb.html
 

……ともあれ、本日も張り切って参りましょう!


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ナイターダービーTOPICS 2日目

2日日のコース別1着・カッコ内の数字はシリーズ累計
①6勝(13)②0勝(1)③2勝(2)④2勝(4)⑤2勝(4)⑥0勝(0)
2日目の決まり手
5(11)まくり1(2)差し2(4)まくり差し3(5) 抜き1(2)

 イン勝ちは初日からほぼ半分程度で落ち着いている。苦戦が目立つのは2コースで、2日間でわずか1勝と惨敗ムード。この傾向は先の蒲郡MB記念でも顕著だったのだが、「SG戦線は2コース差しが利かない」などという新たな定説が生まれてしまうのだろうか。何にせよ、2コースに人気選手が入ったときは、その取捨を慎重に扱うべし!

王者のアタマで631倍!!??

2010_1007_0835  王者がいるレースは、面白いなあ。
 K記者なら、こう呟いただろうか。前年度覇者にしてダービー勝率1位突破……面白いというより勝って当たり前、松井繁が勝つべきシリーズではあるな。その圧倒的V候補であるはずの王者が、昨日のドリームに続いて今日の7Rを制した。で、勝って当たり前のはずのレースの3連単543は、な、なんと631倍!! 2・3着に人気薄の大神康司、重野哲之が入ったとはいえ、「面白いなぁ」なんてレベルをはるかに超えるサプライズ配当になってしまった。
2010_1007_0244 「ひえぇぇぇ」
「松井がアタマで、ねぇ」
 もう、記者席は溜息のるつぼ。126のボックス(←宇宙の真裏)を買っていた私も、ただただ重い溜息をつくしかなかったよ。王者さま、ごめんなさい><
 当の王者本人からしてみれば、してやったりというところか。やまとだ銀河だとチマタは若い衆を持ち上げるが、真の主役が誰だか忘れてもらっちゃ困る。男は40過ぎてから、言うとるやんけ~! と勝手に妄想が進むが、実のところは「馬鹿にしすぎちゃうか」とご立腹かもしれないな。12Rは5着で3連勝とはならなかったけど、みんな「王者さま、ごめんなさい」という悔恨の念があったようで、6号艇なのに随分と売れていたなぁ。

サバイバル・ダービー

2010_1007_0415  昨日に続いて、今日もアクシデントが連発してしまった。まず、7R2号艇の石田政吾が1マークで振り込み転覆。昨日は峰竜太、三井所尊春、吉田拡郎という血の気の多い若者たちが秋の冷水を浴びたが、今日は魔の手がベテラン勢にも……このレースの2マークでは上瀧和則もブイに衝突してあわや失格という事態に陥った(回り直してなんとか完走)。
2010_1007_1090  続く8Rでは、やはり大ベテランの1号艇・今村暢孝が2マークで振り込み転覆。ピットに帰還した今村暢に、上瀧が「ワシよりひどかったのぉ」とからかって爆笑を誘ったらしい(中尾カメラマン談)が、どれも大事に到らなかったのが不幸中の幸いだった。記者席では「今節は我慢大会だな」という声も漏れた。期末査定、チャレカ勝負駆け、賞金王12位争い……各選手が様々な思惑で動き、その動きが時に激しく交錯する今節。まさに我慢比べ、のっぴきならないサバイバルダービーの様相を深めている。

江口のプライド逃げ

2010_1007_0019  1年1組。
 番組マンたちの多くは、1R1号艇の選手をこう呼ぶ。この1年1組への思い入れは、他の枠とは比較にならないのだな。「今日は売れてくれなきゃ困る」と銘柄級を入れる番組マン、最終日に「お疲れさま」の想いを込めて功労レーサーを入れる番組マン、そして、ここ一番の正念場で地元期待のエースを……。
 そう、今日のピッカピカの1年1組は江口晃生だった。たったひとりの地元レーサーにして選手班長。本来なら夜のカクテル光線を浴びるべきお宝だ。が、如何せんパワーが厳しすぎる。昨日はなんとか騙し騙し4・3着。転覆による繰り上がりなどで大敗こそ免れたものの、道中はギシギシ軋むような頼りない足色に終始した。もちろん番組マンの真意はわからないけれど、「江口、なんとか勝って踏みとどまり、明日以降は持ち前の整備力でパワーアップしてくれ!」そんな熱い思いが詰まった1年1組だったのではないか。
2010_1007_0519  江口はその思いに気合のスタートで応えた。コンマ03。「ここまで踏み込まなきゃ勝てない!」という電撃スリット。まさに「地元のプレッシャーをプライドに変える」という宣言通りの逃げきりだった。レースそのものは、見た目以上に苦しい薄氷の逃げ。2コースの日高逸子が振り込み、3コースの三井所尊春がぶん回してあさっての方向に流れるという楽勝パターンなのに、道中ではじりじり詰め寄られている。勝ち時計もスタートの割りには遅い1分48秒8……同じく逃げきった4R柏野幸二は1分47秒9だった。
 まだまだ手放しでは喜べない江口だが、この1勝の意味は大きい。予選成績6・67で準優圏内に突入。あとは必死の整備で中堅以上に持っていけば、地元ファンの声援が多大な追い風になるはずだ。孤軍奮闘、獅子奮迅、虎の子地元レーサーのさらなる巻き返しに期待する!
2010_1007_0167  で、このままK記者&showさんの期待に応えて「頑張れ、関東レーサー!」連載継続へと……? いやぁ、北海道で生まれ育った私は、それほど関東モンへの思い入れも強くないものでして、「頑張れ、熊さん!!」なら気合パンパンなんですけど、その熊さんもいないし……すんまっせんっっ>< でも、須藤ヒロリンの「スリット同体4カドまくり」はマジ凄かったなぁ。今節のヒロリンは、初日から一味も二味も違うと伝えておきますっ!!(photos/中尾茂幸、text/H)


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THE ピット――厳しくも素晴らしい戦い

2010_1007_0393  先にUPした記事では、艇庫の入り口付近でペラ調整の作業をしているのは辻栄蔵だけだと書いていたが、後半戦の始まったピットに行ってみると、日高逸子がその場所で作業をしていた。
 さらに日高が去ったあとには、吉川元浩もそこでのペラ調整を始めた。その際には傍にいた吉田俊彦にやさしく親切にアドバイスをしているところも見かけている。
 その後に吉田が去ると、辻と吉川が2ショットで作業をするようにもなったので、この場所もにわかに活気が出てきた。
 孤独の作業を好む選手がいるなら歓迎すべきことではないかもしれないが、ピットの状況は、そんなふうに少しずつ変化していく。

2010_1007_0432  7レース前だっただろうか。
 前検日から試運転と整備作業を休みなく繰り返している平田忠則がゆっくりと歩いていたので、「今節は休まず作業をしてますね」と振ってみた。
 すると、足を止めた平田は、「いえ、前検、昨日とずいぶん乗りましたけど、今日はそれほどではないです。ヒザや首に痛みが出てきているので休みたいんですけど、次は夜(10レース)なんで、ペラを替えて試してみたかったんです。今村豊さんに、回転が上がりすぎじゃないのかというアドバイスをしてもらったんですけど、悪くない感じになりそうですね」と丁寧に状況を話してくれた。
 ほとんど休みを空けずにレースを続けている選手たちのなかには“長く付き合っていくしかない体の問題”を抱えている者たちもいる。そのために試運転の回数を自分で限定していく場合もあれば、それでも試運転を繰り返さずにはいられない場合もある。
 そういう話を聞くたび、ボートレーサーという仕事がいかにハードなものかが痛感される。
 この後のレースで平田は6着と結果を出せなかったが、そういう繰り返しの中で戦っていくしかないわけだ。

2010_1007_0430  今節は初日から事故が目立つが、今日も7レース、8レースと、また連続して転覆が出てしまった。
 7レースで転覆したのは絶好調男の石田政吾だ。
 レスキューで戻ってきた石田は、待ってくれている仲間たちに、何度も頭をペコペコ……。様子を見にきた医師に「大丈夫」と伝えると、そのまま控室のほうへとダッシュしていった!
 その後、着替えなどを済ませたあとにすぐにモーター整備を開始したのは言うまでもない。

2010_1007_0438  また、石田の転覆とは関係なく、同じレースで上瀧和則はあわや転覆というように艇をホッピングさせる場面があったが、引き揚げてきたときには、“笑うしかない”というように苦笑いしていた。

2010_1007_0332  8レースで転覆したのは今村暢孝だった。今村暢も引き揚げてくる際には、“やっちゃった”とでもいうように、からっとした笑顔を見せていた。
 そして、それ以上の大笑いを見せていたのが今村暢を迎えた上瀧だ。
「ノブさん。あんた、危なかったって言うとったけど、あんたは危なすぎたね(笑)」
 事故が続くと、見ているこちらもやり切れない思いにさせられる。それでも、ピットが暗いムードにならずに済んでいるのは当事者たちの人柄なのだろう。
 一度事故を起こして減点がつけば、予選通過はかなり厳しくなることを考えても、いちばんつらいのは本人たちであるのは間違いない。だが、彼らは周囲を気遣って、そんな笑顔を見せているのだ。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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“本紙予想”ダービー2日目後半

7R
1コース想定=上瀧 まくられ率14.4% 差され率24.2%
2コース想定=石田 逃がし率30.4%
上瀧に逃げ切れるアシある。センター勢が攻めっ気強く、松井の捌きが要注意。
◎上瀧 ○松井 ▲瓜生 △石田 
3連単1-562-全

8R
1コース想定=今村 まくられ率7.9% 差され率33.3%
2コース想定=田村 逃がし率32.4% 
広島師弟コンビが動いてセンターなら、ともに握り攻めアリ。今村が張れば、田村に差し場。
◎田村 ○西島 ▲吉田 △今村
3連単2-531-全

9R
1コース想定=中島 まくられ率7.9% 差され率19.0%
2コース想定=安田 逃がし率36.5%
中島がきっちりと先マイ逃走。服部がカドから攻めて追走。
◎中島 ○服部 ▲安田 △池田 
3連単1-425-全

10R 
1コース想定=平尾 まくられ率13.0% 差され率18.8%
2コース想定=湯川 逃がし率48.8%
湯川の逃がし率高く、平尾がイン先マイ決める。湯川が差して追う。
◎平尾 ○湯川 ▲森高 △三角
3連単1-245-全

11R 
1コース想定=赤岩 まくられ率4.0% 差され率8.0%
2コース想定=飯山 逃がし率53.2%
イン最強レベルの赤岩に、逃がし率めちゃ高の飯山2コース。赤岩の逃げ鉄板。
◎赤岩 ○瓜生 ▲飯山 △魚谷
3連単1-423-全

12R
1コース想定=今村 まくられ率11.3% 差され率17.7%
2コース想定=濱野谷 逃がし率39.2%
今村の逃げ切り狙う。松井が動いて4コースなら、須藤の握り攻めに注意。
◎今村 ○須藤 ▲松井 △濱野谷
3連単1-562-全 


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THE ピット――作業をする選手たちの個性

2010_1007_0256  1レース前の整備室は静かだった。中央のテーブルでリードバルブの調整をしていたのは“マラソンマン”重野哲之だ。じっとリードバルブを眺めてながら作業をしている様子は、いかにも「熱心」という感じのものだった。
 整備室では他に、平尾崇典と柏野幸二が並んでプロペラを見ていて、奥のほうで安田政彦が何かの部品を扱っていたただけだ。
 昨日のように本体整備をする選手は出てこないのかもしれない。

2010_1007_0379  一方、ペラ小屋はあいかわらずの大繁盛。気になる光景としては、峰竜太と吉田拡郎が向かい合って作業をしていたところ(見ていた範囲では2人とも無言だった)と、濱野谷憲吾と池田浩二がプロペラを見せ合いながら意見交換をしていたところなどが挙げられる。
 その後、濱野谷がペラ小屋を出て行くと、入れ替わりにペラ小屋に入った今村豊が池田の横に行き、「ガハハハ」と池田を笑わせていた。
 今節はこの二人の掛け合いがよく見られる気がする。
 前検日のドリーム選手共同会見においても、今村が会見を受けている途中で池田がやってくると、「池田選手が待ってるんで、どんどん質問してください(どんどん自分に質問して池田を待たせてください)」と言っていた。あれが事の始まりだったのかもしれない。

2010_1007_0053  また、ペラ小屋の脇となる艇庫の入れ口には作業ができるシートが敷かれているが、その場所では辻栄蔵がペラ調整をやっていた。
 一般戦などではどうなのかはわからないが、SGなどでは毎節何人かは少し暗いこの場所で作業をしている。だが、今節は、いまのところ、昨日から辻がここで作業をしているのが見かけられているだけで、他の選手は見ていない。
 普段の辻は、同県の山口剛などと意見交換しながら作業をしていることが多い気がするが、どこかで心境の変化があったのだろうか。
 エンジン吊りの際などには、山口ら広島勢と笑顔で話しているところが目撃されるが、そうでないときは孤独にこの場所での作業を続けているのだ。

2010_1007_0380  1レース。期待どおり地元の江口晃生が逃げ切った。
 だが、そのレース中にピットのスタッフは「1レースから危なかったな」と呟いているのが聞こえてきた。これは江口の勝利がやばかったということではなく、スタートが危なかったということだ。
 江口のスタートはコンマ03で、2コース=日高逸子と3コース=三井所尊春がコンマ04。5コース=海野ゆかりは07だったのだ。レース後ピットに貼り出されたスリット写真には、「スタート厳重注意」という赤札も貼られていた。
 そんなきわどいスタートの勝利だったためか、レースから引き揚げてきた江口も、少し引きつったような表情をしていた。
 カポック脱ぎ場で隣りに日高が来ると、「危なかった~」とひと言。その言葉に日高も同調し、事故なく済んだことを慰めあっていた。
 この日高は今日が49歳の誕生日となるが、1レース一回乗りの今日も、当然ながら“働く1日”だ。
「今日はプロペラとリードバルブをやります」と話してくれたが、誕生日であっても、“いつもの日高スタイル”は変わらない。女子王座にいてもSGにいても、誰より働き者なのである。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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H記者の『穴・極選』2日目

 昨日、現場でK記者が「はっとり~や~め~て~」と叫んでいる頃、東京の片隅で「いいやまっ、しーぼーれーーーーーー!!」と絶叫していたHです。飯山が躊躇した瞬間、昨日の極選は紙屑と化しました、すいまっしぇん><
 で、ついにやって参りました、桐生スタンド! 昨夜から交渉に交渉を重ねて掴み取った小遣い30Kを、どこまで現場で増やせるか? 今日から勝負駆けの気合で頑張ります!! 今日、狙って獲れそうな万太郎は8Rのみ(←本紙予想は軽く3R魚谷から120倍をゲットっすか、うむむ、もしや76期フリークのうりちゃんも??)

8R
 ①今村暢孝
 ②田村隆信
★③吉田拡郎
◎④前本泰和
 ⑤西島義則
★⑥岡崎恭裕

進入125/346

 もう、かなりバレてるけど前本の足が何気にいいですね。蒲郡MBを10とすれば、8くらいはありそう。で、昨日インからドカ遅れ&転覆という失態を演じたカクローが、今日はそのお詫びに得意の韋駄天スリットを決めるはず。それをマークした前本のまくり差しが炸裂します。4-3の筋。またしてもカクローのSが不発なら、自力で攻めての4-6。万太郎に届かないフォーカスが気になるけれど、高めを祈ります!!

3連単★4-36-全

 あと、これも万太郎が微妙だけど6R「今村の3コースは外絡み」の鉄則で3-456-456を遊びで少々。
※hiyoちゃん、買ったのは大丸系スーパー「ピーコック」の北海道フェアでコアップガラナというドリンクを大量に買い込んだという意味です!! え、苦しいっ????


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本日の“本紙予想”全日本選手権2日目

 おはようございます。Kです。昨晩は、江口選手の同級生のお店(洋風居酒屋)「カバレー」でU記者、中尾カメラマンとともに宴を催しました。もちろん、舟券好調なワタクシの奢りです。だははー。うまかったな~。実はボー誌関連の仕事で東京に戻っておりますが、4日目から桐生に再参戦、その折にはもう1回くらい行きたいなー、カバレー。その資金作りのためにも、もちろんネッ投で参戦します。“本紙予想”も東京から。

1R
1コース想定=江口 まくられ率9.7% 差され率27.8%
2コース想定=日高 逃がし率30.3%
イン屋多いが進入は意外と穏やか? 攻め手も少なく、江口が地元の意地見せる。
◎江口 ○深川 ▲三井所 
3連単1-43-全

2R 
1コース想定=新田 まくられ率6.4% 差され率23.4%
2コース想定=佐々木 逃がし率35.0%
新田はまくらせない逃げを放つタイプ。中島、前本がヒモ候補。
◎新田 ○中島 ▲前本 △上瀧  
3連単1-453-全

3R 
1コース想定=大嶋 まくられ率14.1% 差され率18.1%
2コース想定=山口 逃がし率37.5%
森高3コース、岡崎4コースは握り攻めが多い。魚谷が間隙突いて抜け出す。
◎魚谷 ○岡崎 ▲森高 △大嶋
3連単5-431-全

4R 
1コース想定=柏野 まくられ率3.2% 差され率30.2%
2コース想定=勝野 逃がし率31.3%
赤岩がスリットから伸びるが、柏野はまくらせないイン戦。勝野の差し妙味。
◎勝野 ○柏野 ▲赤岩 △吉田
3連単2-135-全

5R 
1コース想定=辻 まくられ率3.6% 差され率21.4%
2コース想定=鳥飼 逃がし20.8%
鳥飼の逃がし率低いのが気になる。3コース湯川は差し多く、攻め手ない分1~2コースの一騎打ち。
◎鳥飼 ○辻
3連単2=1-全

6R  
1コース想定=深川 まくられ率8.3% 差され率15.3%
2コース想定=吉川 逃がし率40.5%
深川が吉川を壁にして逃げ切る。今村攻めれば吉田弘のヒモが面白い。
◎深川 ○吉田弘 ▲吉川 △峰
3連単1-425-全

後半は後ほどアップします。


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ナイターダービー2日目!

2010_1005_0489  おはようございます。全日本選手権2日目です。昨夜の桐生には雨も降りましたが、本日はナイターダービー日和の快晴です。
 そして、本日の1レースには“桐生の巨星”江口晃生が1号艇で登場!
 昨日のレース後もモーター整備に余念がなく、ここではきっちりと結果を出してくれることが期待されます。

 その江口の親友がオーナーシェフを務め、江口が常連となっている素敵な洋風居酒屋をご存知でしょうか?
 江口の優勝トロフィーやヘルメットも展示されているので、江口を応援しての“ナイター観戦後の宴”には最適です。他ではなかなか呑めない上質な本格焼酎が揃っているうえ、何を食べてもとにかく美味しいサイコーの店なのです。
 桐生駅北口を出てロータリー越しにある大通り(末広町通り/県道3号)を右にまっすぐ歩いていくこと、約10分。
 その店の名は『洋風居酒屋 カバレー』です。
【住所】桐生市仲町2丁目6-20
【電話番号】0277-22-3377
【営業時間】夜7時~深夜1時
 1993年にオープンした老舗の店なので、タクシーの運転手さんでも知っている人は多いはず。
 実をいうと、昨夜は、取材班も記事更新後にこの店に行き、しっかりエネルギーを充電してきた次第です。クロスダーマン(仮名)などは、「こりゃたまらん! 満足満足大満足」と、まん丸のお腹を丸出しにして、ひっくり返っていたほどでした。
(PHOTO/中尾茂幸)


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ナイターダービーTOPICS 初日

初日のコース別1着
①7勝 ②1勝 ③0勝 ④2勝 ⑤2勝 ⑥0勝
初日の決まり手
逃げ6 まくり1 差し2 まくり差し2 抜き1

 前半戦はイン受難の気配。しかし後半戦はインも巻き返す。そんな流れの初日だった。ナイターレースになると1コース1着率が上がる……それがナイター場の基本ではありますが、今日はそれだけが理由ではなかったような気がしますな。
 カギは、進入と握り屋。ということで……。

イン屋がいるレースは面白いなあ……

2010_1006_0411  大嶋一也、西島義則、上瀧和則、深川真二、三井所尊春。これに江口晃生、今村暢孝を入れてもいいかな。
 ナイターダービーは、イン屋ダービーでもあった!
 近年、これほど多くのイン屋がずらり揃ったSGは記憶にない。そして、彼らがいるから、このダービーはめちゃおもろい! とびきり辛く素敵に美味しいスパイスに、彼らイン屋軍団がなっているのである。
 もしかしたら、桐生の番組さんもそうした思いがあったのかもしれませんね。何しろ今日の前半は、“イン屋7人衆”が外枠に並んでいた。1R⑥ノブさん、2R⑤ミーショ⑥えぐっさん、3R⑥ジョー親分、4R⑥ダンディ、5R⑥深川若頭、6R⑤にはもう1回ノブさん……と「どうぞ動いてください!」というカードが組まれていたのである。前夜版が出た昨晩からそりゃあ気づいてはいたけれど、いざ前付け合戦を目の当たりにすると、いやあ、コーフンしますな!
2010_1006_0626  残念ながら、前付けのどれもが結果には結び付かなかった。このクラスの戦いでは、パワーで抜けたものがなければ苦しいし、内水域を深くすることが他艇を利する結果にもなりやすい。2Rでは絶好の4カドとなった今坂勝広が伸び鋭くスロー勢を飲み込んでいるし、3Rも同様。
 逆に4Rは、高沖健太&森高一真の銀河系タッグが大嶋一也を牽制し、4コースに抑え込んだことで、1コース-2コース-3コースという決着になっている。イン屋の戦いは常に険しく、見返りも決して豊かではないのであります。
 それでも、いや、だからこそ、レースを有機的に、立体的に、エキサイティングに動かしてくれる彼らに拍手を! 逆に言えば、彼らの目論見が成功した時、そこには穴の気配が蠢いていますぞ。パワー的には悪くないと見える、西島や上瀧はヒモ付けでも美味しい配当になるはずである。

握り屋がいるレースは面白いなあ……

 マンシュウは2本。いずれも「まくり屋」の存在がキーとなっていました。
2010_1006_0910_2 1R。まくって襲いかかるのは重野哲之。2コースを寺田祥に譲り、3コースから猛然と仕掛けて、イン逃げをはかる峰竜太とガチンコになっている。峰は無念の転覆を喫しているのだが、その間隙をうまく立ち回った寺田が差し切って3連単16390円。
 7R。まくっていったのは石田政吾。イン吉田拡郎がSで後手を踏んだこともあり、外を握っていったのだった。ちなみに“新概念データ”「コース別詳細まくり/差し」によると、石田の3コースはまくりと差しが半々。この展開は充分予想できるものではあった。で、石田のまくりが作った差し場に飛び込んだのは、寺田祥。3連単は22280円。わっ、テラショーのピンピンは、マンマンでもあったのか! テラショーのアタマ決め打ちで勝負した人は今日、儲かっただろうなあ。
 ともあれ、マンシュウは2本ともが「まくりの作った差し場」に飛び込んだ艇、というかテラショーが演出したもの。そうそう、決まり手=まくり差しもやはり2本だったのだが(1本は7Rのテラショー)、5Rは西島義則と沖島広和のまくり競りでできた差し場を濱野谷憲吾が突いたもの。すなわちまくり差し2本はともに「まくりの外」によるものだったわけである。
2010_1006_0674  握って攻める選手は、レースを有機的に、立体的に、エキサイティングに動かしてくれる。やっぱり拍手を! なお、決まり手=まくりは2本。2Rの今坂勝広、3Rの飯山泰で、ともにカドまくりだった。飯山は3Rは軽快だったけど、後半10Rはがっちり服部幸男に引っかかっていた(はっとり~や~めて~~~~と絶叫したのはワタシです)。ちょっとアシ落ち? それとも放った? 明日の気配に再度注意しよう。今坂のアシは目立ってましたね。そうそう、テラショーのアシはそれほどとは思えないのですが、明日から現地参戦のH記者、どうでしょうか?

がんばれ江口! がんばれ関東!

 今日は転覆が3発出ている。1Rの峰竜太、2Rの三井所尊春、7Rの吉田拡郎。峰はまくりを張りにいき、三井所は3着争いで振り込み、カクローはひとつ上の着順を狙って握って攻めて……と、いずれも競り合いの場面で「負けてたまるか!」の転覆であった。結果は残念だし、当人たちも無念であろうが、その意気や良し、と思う。3人とも明日の出走表に名前があるのも、ホッと一安心だ。
 で、彼らの共通点といえば、峰と三井所は次のチャレカが地元開催で何としてもここで結果を出したい、カクローは来年のグラチャンが地元開催でSGで結果を残していきたい、という「地元SGの出場権を目指している」という点だ。そう、地元SGの勝負駆け。
 となれば、今節もっとも気合が入っているのは、まさに地元SGを戦っている江口晃生に他ならない。ま、言うまでもないことだけど。あと、関東勢も、西高東低といわれる現状に抗うべく、気迫の走りを見せてくれるはず。
2010_1006_0491  というわけで、江口さんと関東勢を応援しよう!という当コーナー。H記者が引き継いでくれるかどうかは知りませんが……。
 今日の江口は4着3着。ただし、後半8Rは2着もあった展開を、峰に競り負け後退しているレースで、パワー的には正直、苦しいと言わざるをえない(ピットに行ってみたら、江口本人も「ダァ~メだぁ~~」と泣きを入れていた)。ただ、初日の不完全燃焼がさらに燃えさせるはずだと見て、明日の気配を確認しておきたい。レース後は整備に取り掛かってもいたし、このまま黙って過ごすような男ではない。明日は1R1号艇。これ、けっこう重要なカードですよね。
2010_1006_0488  関東勢は濱野谷憲吾、飯山泰、須藤博倫が1勝ずつ。三角哲男も2着と、なかなかの初日であった。いずれも機力的にはそれほど不安がないようにも思える。どうでもいいけど、11Rはちょっと残念だったな。1号艇の岡崎恭裕が2号艇の広島勢にインを奪われ、それを濱野谷が追うという、どこかで見たような展開。結果は辻栄蔵が逃げ切りゴールで岡崎が2着、3着が4号艇で、見たことあるような3連単の結果だったのだが、当の濱野谷は3号艇で4着に後退、4号艇は吉川元浩で、あの総理杯優勝戦とは微妙に違う幕切れ……って、残念なのはソコかい!
 ともあれ、その濱野谷と飯山は、2走目で着順を落としてしまっているだけに、明日は巻き返したいところ。11、12Rの2号艇となる二人、激走に期待しよう。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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THE ピット――戦いの始まり

2010_1006_0646   8レースで2着に入った峰竜太がピットに戻ってくると、上瀧和則と三井所尊春が笑い合いながらエンジン吊りに出てきた。この2人に限らず、峰を迎える九州勢の安堵感は、少し離れた場所にいたこちらにまで伝わってくるようだった。
 そんな仲間たちに迎えられ、峰竜太も安堵の笑みを見せていた。
 それでも峰は、ヘルメットを脱いで、記者陣の前を通っていくときには、さっと表情を引き締めた。
 転覆(=1レース)のあとの2着1本で顔をゆるめてはいられない――。
 そんな思いがあったかどうかはわからないが、一瞬の表情の変化の中に峰竜太というレーサーの「らしさ」が垣間見えたようにも思われた。
 峰を迎えた三井所にしても2レースで転覆していたわけだが、このレースの前から鳥飼眞と笑顔で話している場面が見られていたし、8レースのエンジン吊り前後にも自分のモーター整備を続けていた。
 初日の一走目で、こうした結果を出してしまったハンディは大きいが、彼らの戦いはそんなに簡単には終わってしまわない。

2010_1006_0321  7レースで転覆してしまったのが吉田拡郎だ。
 カクローにしても、その後、「新田、ごめん。大丈夫だった?」と、同じレースで走った選手たちのもとを謝って回ると、すぐに自分のモーターの整備を開始している。
 レース後のエンジン吊りにも何度も出てきていたので、その作業から戻ってきたとき、「大丈夫ですか?」と確認してみた。
 するとカクローは、「心も体も大丈夫です!」とニッコリ。こうした気持ちのいい言葉を返してくれるのがこの男のいいところだ。
「焦らずに行きましょう」と言葉を掛けると、「はい、ちょっと焦ってましたね」と頷き、「落ち着いていきます」と作業に戻っていった。

2010_1006_0504  また、この8レース後には、峰だけではなく江口晃生からも目が離せなかった。
 たった一人の地元勢としてプライドを懸けて戦っている江口の初日の結果は、6号艇3コース4着(=2レース)、3号艇2コース3着(=8レース)。こうした結果をどう受け止めているかが気になったのだ。
 濱野谷憲吾ら関東勢にエンジン吊りを手伝ってもらっているときには笑みも見せていた江口だが、一人になると焦燥の色をにじませた。
 それは“疲れた”という様子に見えたものだが、それ以上に“悔しい”という気持ちのほうが強かったのかもしれない。8レースでは2着を狙える展開の中で3着になっていたのだから、その部分で自分を納得させられなかったとも考えられる。
 レース後しばらくしたあと、ピットに馴染みのキャスターを見つけると、猫だましをするようにその目の前で両手を叩いて、大きな声で「ダメだあ!」とひと言。
 その後はモーターをすぐに格納するのではなく、本体を割って整備をしていた。
 明日の江口は1レース1号艇の一回乗りとなっている。勝負師のプライドが込められた、熱いレースが見られるのは間違いない。

2010_1006_0246 この時間帯のピットでは、他にもさまざまな光景が見られた。
 たとえばペラ小屋――。松井繁と服部幸男が並んで作業をしていて、声を掛け合う。昨日からそんな場面はあったのかもしれないが、これが個人的には今節では初めて見た“最強同期が切磋琢磨する光景”だった。
 また、そのすぐ傍では、上瀧和則と池田浩二が並んで座って作業をしていた。それを見て、この二人は以前からSGではよくこうしていたのだということを思い出す。
 さらに、そのすぐ隣では、今村豊がひとりで黙々とペラを叩いていた。今日の今村は、1日のうちのかなりの時間、そうしていたのだ。

2010_1006_0700  そんなことを確認しながら迎えたドリーム戦。勝ったのは、1号艇の松井だ。
 ペラ小屋で服部と話していたときや、その後、吉川元浩と話していたときの松井は、実に気持ちのいい笑顔を浮かべていた。
 昨日の前検での共同会見では、言葉数も少なく、厳しい表情を見せてはいたが、昨日と今日の作業によって“修正”できていると実感できていた部分も大きかったのではなかろうか。
 レース後、「走った感じは良かった」「夜の回転はこれで」と話していた松井だが、限られた時間の中で戦える足をつくっていけるのが王者の強みだ。
 レース後、エンジン吊りに出てくる服部や吉川は、松井が勝った結果が当たり前のような顔をしていたようにも見えていたし、当の松井自身も、当たり前の仕事を果たしてきたように見えていた。実際は、当たり前の勝利などというものはひとつもないのだが、それがあるようにも錯覚させてしまうのが松井繁というレーサーなのだろう。だからこそのダービー勝率第1位、なのである。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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若武者トークショー!

2010_1006_0832 6R発売中に、毒島誠&篠崎元志のトークショーが行なわれました。二人ともF休みのため、今回の出演と相成ったわけですが、「僕は良く言えば、F休みですね……勝率? まったく届いてませんでした(笑)」と毒島。ほかにも、「山崎さんを連れて行ったのは、たぶん僕です。売上に影響ありますねえ」(桐生GⅠの準優、5コース毒島6コース智也で揃ってF)など、自虐的なギャグを連発していました。毒島、こんなにおもろい人でしたっけ?

2010_1006_0844 一方の篠崎はクールな装い。司会・松岡俊道さんの「田中信一郎に似てる」に客席からはブーイングが起こりましたが、篠崎自身は「先輩に言われます」とあっさり。信一郎も二枚目だからなあ。で、同期の平本真之のSG優出について「あー、えー、まあ、二、三歩先に行かれてるんじゃないですか」と悔しそうに述べると、毒島が「顔では勝ってますけどね」と突っ込んでました(笑)。毒島、おもろいなあ。

来年のダービーは陸上のステージではなく、ぜひとも水面のステージへ! もちろん二人とも、その決意を新たにしたはずです。(PHOTO/中尾茂幸)


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“本紙予想”ダービー初日後半

7R
1コース想定=吉田 まくられ率10.2% 差され率25.4%
2コース想定=平田 逃がし率40.4%
「○田」6人の一戦。吉田がS決めて逃げ切る。
◎吉田 ○平田 ▲石田 △安田 
3連単1-235-全

8R
1コース想定=高沖 まくられ率14.5% 差され率11.3%
2コース想定=峰 逃がし率35.1% 
高沖はまくられ率が差され率より高い。ここは強攻派少なく、高沖が逃げ切る。。
◎高沖 ○峰 ▲坪井 △江口
3連単1-243-全

9R
1コース想定=田村 まくられ率4.4% 差され率28.9%
2コース想定=魚谷 逃がし率35.9%
魚谷の差し、重野のまくりが襲いかかるが、田村が押さえて逃げ切る。
◎田村 ○魚谷 ▲重野 △中島 
3連単1-245-全

10R 
1コース想定=吉田 まくられ率22.9% 差され率8.3%
2コース想定=沖島 逃がし率28.6%
吉田はまくられ率高く、飯山に絶好のまくり頃。山口が連動する。
◎飯山 ○山口 ▲沖島 △吉田
3連単4-521-全

11R 
1コース想定=岡崎 まくられ率17.0% 差され率15.1%
2コース想定=辻 逃がし率45.7%
辻の逃がし率高く、岡崎が逃げ切り決める。濱野谷のまくり差しに注意。
◎岡崎 ○濱野谷 ▲吉川 △辻
3連単1-342-全

12R ドリーム戦
1コース想定=松井 まくられ率8.7% 差され率24.6%
2コース想定=赤岩 逃がし率28.3%
赤岩の逃がし率の低さを買って、差し切りを本命に。
◎赤岩 ○松井 ▲今村 △湯川
3連単2-156-全 


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THE ピット――整備と受難

2010_1005_0526  開会式のあと、ドリーム戦出場選手の公開インタビューが行なわれたが、終了してすぐにピットに行くと、赤岩善生が整備室で早くも本体整備を行なっていた。
 他に、中島孝平が本体整備、山口剛がギアケース調整を行なっていたが、公開インタビューに出ていた赤岩は、ワープをしたのかと思われるような動き出しの早さだった。この入魂ぶりが赤岩の真骨頂といえるところだろう。

2010_1005_0642  ドリーム戦出場組は赤岩に限らず、作業にとりかかるのが早かった。
 赤岩の次に目に入ったのは松井繁で、装着場に現われたかと思えば、そのまますぐにペラ小屋へと入っていった。
 湯川浩司は試運転の準備をするようにボートを動かしている途中で……考えが変わったのか、整備室に行ってモーター台帳(機歴)を見始め、その後に本体を外した。
 池田浩二もやはり早い時間帯に本体を整備していたし、今村豊や前本泰和はペラ調整を中心にした作業を始めていた。

2010_1005_0382  1レースが始まる前、装着場のボートにモーターを取り付けた池田は、定規をつかって状態をチェックすると、モーターに向かってパンパンとかしわ手を打ち、笑いながら「もういじらんよ~」と声を発した。
 そのとき池田の傍にいたJLCの坂田博昭キャスターによると、池田はブラケットを交換したとのことだ。
 どこから手を付ければいいかもわからないようなモーターではあるが、この交換でズレが修正できたため、それだけでもずいぶんホッとできたということなのだろう。モーターに対して納得できたわけではなくても、「これでペラができる」という段階に入れたようである。
 この後、池田は、笑って今村に声をかけると、そのままペラ小屋へと入っていったが、そのときの表情は憑きものがとれたかのようにもなっていた。

2010_1005_0324  また、中島もボートにモーターを取り付けていたので、初日からさっそく本体整備をしていたのかと聞いてみると、「時間があるんで」との解答だった(今日は9レースの一回乗り)。
「機歴を見ていたら、気になるところがあったんで、それをチェックしてみたんですが、大丈夫でした。あとは、ちょっと気になるところを見ていた感じですね」
 この中島は、現在、賞金ランキングでは第10位となる。
 当確にも手が届きかけているところに位置するが、そのことに対する気持ちを聞いてみると、「どうなんでょうね」と、首をかしげた。
「これまではそんなに行こうと意識はしてなかったんですが、(時期が)近くなってくるとやっぱり、そういう声も聞かれるし、行きたい気持ちになってきますね」と話してくれた。

2010_1005_0787  1レース。1号艇の峰竜太が転覆してしまった。
 その直後にはピットで、心配そうに水面を見ている岡崎恭裕の姿が見かけられたが、その傍に新田雄史がやってきて、「選手に異常なし」とのアナウンスが流れると、緊張の表情を解いて苦笑いを浮かべた。
 レスキューで戻ってきた峰は、さすがにがくりと肩を落としていたが、レスキューを降りると、周囲に頭を下げながらダッシュ! その様子を上瀧和則も遠目で見ていて、やさしい笑みを浮かべていたのが印象的だった。
 峰はその後にすぐピットに戻ってくると、整備を始めた。落胆の色はやはり残ってはいたものの、前向きな気持ちは少しもなくしてはいないようだった。
 2レースでは三井所尊春が転覆……。
 佐賀勢としては受難続きになったが、この流れを少しでも早く変えてくれることを祈りたい。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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ボンビー神Hの『穴・極選』初日

 浜名湖賞のファイナル一発大逆転から1週間。呑む打つ買う?で瞬く間に我が世の春も終わり、桐生への電車賃さえままならぬHです>< 明日から現地参戦予定ですが、な、なんとかタマを造らなければ……。
 自宅に引きこもって3Rまで観戦したところ、今節の飯山の行き足もゴキゲンなようですね。K記者の見立て通りの節イチ仕様か。また、今坂の行き足~伸びもスタ展・本番ともに凄かった。進入が大混戦になりそうな今シリーズ、このふたりが脅威の核弾頭になることでしょう。が、同時に勝ちっぷりがド派手なだけに「人気になりすぎる」という危険もあります。今日の極選は、その盲点を狙ってみましょう。

10R
   ①吉田俊彦
  ②沖島広和
★③服部幸男
   ④飯山 泰
◎⑤山口 剛
★⑥勝野竜司

進入123/456

 3Rの結果を踏まえて、飯山が人気になるレース。もちろん4カド一撃まくりもありますが、まだ3Rの行き足は100%完璧とは思えませんでした。伸びなりに絞ったところを服部、または吉田にブロックされるリスクもあるパワーです。こうなると、狙って面白いのは飯山マークの山口。狡猾老獪なほど冷静に展開を読める若者ですから、ハナから「飯山さんがどこかで引っ掛かる」という読みの元に、決め撃ちの全速差しハンドルをぶち入れるかも?? 飯山をブロックしつつ先攻めしそうな服部と、目下絶好調で展開が良く見えている勝野へ。
 浜名湖賞で私を男泣きさせてくれた飯山クン、今日だけ斬り捨て御免!!

3連単★5-36-全


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ナイターダービー開会式!

2010_1006_0005 平本真之
ナマステ。

 みなさん、ナマステ。って、どうした平本。ともあれ、みなさんこんにちは。ダービーでございます。開会式でございます。ここに登場したのは、1500名余の選手の中の、年間勝率上位者。1年を通して、めちゃ強かった人たちです。というわけで、地元勢以外は選考順位の下位から順番に登場。トップバッターが、ただ一人の参戦となった地元のヒーローでありました。

2010_1006_0003 江口晃生
群馬一人での参戦ですが、プレッシャーをプライドに変えて、一節間がんばります。

 プレッシャーをプライドに変える! 名言です!
 で、本来は出場するはずだったのに、F休みにかかってしまった地元のエース。その人の分まで頑張るのは……。

2010_1006_0035 萩原秀人
山崎智也さんファンの皆さん、今節だけは僕を応援してください。

 智也ファンの皆さん、地区を超えて仲良しの萩原秀人を、今節は智也だと思ってください、はい。
 ダービーへの思いを語ったのは、この二人。

2010_1006_0155湯川浩司
奇跡的に全日本のドリームに乗ることができました。全日本の名に失礼のないように頑張ります。

2010_1006_0156 今村豊
選手生活30年、この全日本選手権を目標に頑張ってきました。4回目を目指して頑張ります。

 ダービーの申し子というべきミスター競艇。彼は今でもダービーこそナンバーワンと公言しています。優勝すれば4度目のVかあ。その思いを、グラチャンの申し子が引き継ぐのかもしれませんね。
 ミスターの同級生といえば……。

2010_1006_0088 日高逸子
日高逸子、48歳。明日から49歳です。最近、なんかイライラする。自分のレースぶりにイライラする。今節はもっとイライラしそうですが、がんばります。

 グレートマザーは明日が誕生日! おめでとうございます! ネタまで披露してくれて、恐縮です。その息子くらいの年齢の若武者が、久々のSG参戦!

2010_1006_0103 峰竜太
1年半ぶりのこの舞台に帰ってきました。1年半の思いを込めて走ります。

 というわけで、1年半ぶりに「がっちがちやぞ~」もSGの舞台に戻ってきたのでした。
 そういえば、24場をマラソンで踏破したあの人も、今回はSG参戦のため、桐生に帰ってまいりました。

2010_1006_0031 重野哲之
今回は公共交通機関を使って来ましたが、優勝したら走って帰ります。

 マジか! マラソンでの優勝パレード! 優勝戦は夜ですので、暗い道には気をつけてね。
 そういえば、今日の7Rは全員が「○田」という苗字ですね。もしかしたら、あの苗字が全員同じカードになる番組も組まれるのかしら。

2010_1006_0148 吉田俊彦
今節、吉田が三人いますが、いちばん目立てるように頑張ります。

 コーブンにトシにカクローです。最強ヨシダ決定戦にも注目しましょう。
 で、この開会式でもっとも話が長かったのは、この人。

2010_1006_0115 辻栄蔵
えー、先日の話なんですけど、家に手紙が届きました。10数年前、東京に夢をかなえに行った友達の話なんですけど、劇団の大阪公演の知らせでした。9、10、11日、東京でもナントカいう劇場で公演をするそうです。劇団6番シードといいます。あ、桐生大好きです。僕はいつも通り頑張ります。

 友人の劇団の公演をアピールした栄蔵。でも、ナントカいう劇場、じゃ告知になってませんがな。というわけで、代わりに告知。実際は明日7日から11日まで、東京・大塚の萬劇場というところで、辻選手のお友達(たぶん代表の方)の劇団、6番シードの公演が行われます。大阪公演は22~24日、大阪市立芸術創造館です。ボートレースファンの皆さんも、どうぞよろしく。あ、東京公演はダービーと丸かぶりかぁ……。
 で、この開会式でもっとも短いコメントはもちろん!

2010_1006_0121 石田政吾
ガンバリマス!

 これを聞かねばSGは始まらない。というわけで、ダービー開幕です!(PHOTO/中尾茂幸)


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本日の“本紙予想”全日本選手権初日

 おはようございます。Kです。さあ、ナイターダービー! 今節も“新概念データ”で頑張ります。しげ爺さん、お久しぶりです。浜名湖賞の我々(KもHも)好調でしたぞ。もちろん今節も勝ちまくる所存ですので、しげ爺さん、いざ勝負!

1R
1コース想定=峰 まくられ率9.3% 差され率18.5%
2コース想定=重野 逃がし率42.0%
峰がSG復帰戦を豪快に逃げ切って飾る。今村動けば三角のカド戦も怖い。
◎峰 ○三角 ▲重野 
3連単1-32-全

2R 
1コース想定=田口 まくられ率8.3% 差され率14.6%
2コース想定①=三井所 逃がし率27.3%
2コース想定②=江口 逃がし率37.5%
外枠が動くタイプで田口には試練。今坂が自在に捌くか。
◎今坂 ○江口 ▲田口 △平田  
3連単3-615-全

3R 
1コース想定=大神 まくられ率13.0% 差され率20.3%
2コース想定=上瀧 逃がし率28.4%
飯山がカドから一気に伸びる。田村との連動が本線。
◎飯山 ○田村 ▲坪井 △大神
3連単3-421-全

4R 
1コース想定=須藤 まくられ率7.7% 差され率20.5%
2コース想定=大嶋 逃がし率38.2%
大嶋の前付けは意外とインを残す。須藤の逃げ切り狙い。
◎須藤 ○高沖 ▲大嶋 △森高
3連単1-365-全

5R 
1コース想定=萩原 まくられ率10.2% 差され率22.4%
2コース想定=西島 逃がし40.8%
深川動くが3コースまでか。萩原がくるくる回って逃げる。
◎萩原 ○濱野谷 ▲吉田 △沖島
3連単1-453-全

6R  
1コース想定=瓜生 まくられ率17.1% 差され率26.8%
2コース想定=今坂 逃がし率29.8%
瓜生は意外とインで負けている。今坂の差しに注目。
◎今坂 ○瓜生 ▲辻 △平尾
3連単2-146-全

後半は後ほどアップします。


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ナイターダービー初日!

おはようございます! 全日本選手権、本日開幕です! 桐生はすっきりしない空模様ですが、水面では爽快な“実力日本一決定戦”が繰り広げられます。秋の夜長はダービーで!

2010_1005_0823_2 SG復帰戦となる峰竜太。1R1号艇で登場です。当然、特別な思いを抱えてのイン戦になるでしょうね。(PHOTO/中尾茂幸)


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THE ピット――「前検」の慌ただしい時間

2010_1005_0405_2  17時30分。一番手で水面に飛び出していったのは西島義則だ。
 SGでは常に一、二を争って水面に飛び出していく田中信一郎がいないことが改めて実感されて寂しいが、信一郎がいなければ一番手は西島しかいない。
 西島が水面に飛び出していくと、それを合図にしたように、それまで閑散としていた広い装着場に、次々と選手たちが飛び出していく。

2010_1005_0738  まずは先輩から、というようにエンジン運びを手伝う若手選手たちの姿もそこかしこに見られた。
 Tシャツ1枚で駆け回っていた岡崎恭裕も、とにかく休みなく駆け回っていた1人だ。
 10月のナイター。史上初となるナイターダービー。
 夏の猛暑を考えてみても、どんな服装でピットに行くかも迷われる面があるのだが、それは選手にとっても同じことなのか……。岡崎のようにTシャツ1枚の選手もいれば(乗艇するときには長袖になる)、ジャンパーまで着こんだ選手もいるように、その服装はまちまちだった。
 いちばん多かったのは、SGカッパを着ている選手たちだったろう。暑くはないけど、肌寒いこともない微妙な気温のピットになっていた。

2010_1005_0333  そのピットでSGカッパを着た峰竜太の姿が見られたのは嬉しいことだ。
 先輩たちの手伝いがひと段落ついて、自分のボートの整備をしていると、同県の三井所尊春がやってきて、話を始めた。
 このダービーで、ある程度の結果を出さなければ地元・唐津で行なわれるチャレンジカップに出られない2人だが、こうして一緒にSGを戦えていることがまずは嬉しい、というような表情にも見えていた。
 三井所がそこを離れたあともしばらく、峰の作業を見ていると、峰は私に気が付き、「ご無沙汰してました!」と、笑顔で声をかけてきてくれた。「やっとです。長かったです」と続けたが、充実した表情を見ていると、こちらも嬉しくなってくる。
「今節の目標は?」と聞くと、迷いなく「優勝です!」。そして「それを目標にしないと、できないですから」と続けたのだから、志の高さに期待したい。
「チャレカ出場という部分はどうですか?」と聞くと、「それも含めて優勝です」と答えてくれている。
 その後に「優出では無理ですよね?」と続けてきたのも峰らしい素直なところで、こちらもつい、「優出ならたぶん大丈夫ですよ」と答えてしまったが、峰にはやはりテッペンを目指してほしい。

2010_1005_0559  そんな合間には、ベテランたちならではの表情も見られた。
 3年ぶりのSG出場となる今村暢孝は、カメラマンのリクエストを受けると、少し照れ笑いを浮かべながらも、“バッチグーポーズ”を見せる大サービス!

 また、佐賀の大親分・上瀧和則は、まだ1班のスタート特訓が始まっていなかった18時前にペラ小屋に行き、「俺だけか!?」というような表情で、舌をぺろり。
 もちろん、無人のペラ小屋でそのまま作業を始めていたが、こうしたベテランたちの姿が見られるのも嬉しくてたまらない。
 ベテラン、ベテラン……と書くと申し訳ないのだが、はっきり言って、この選手たちと私は同世代。「男は40代から」との名言で松井繁を触発したのは小畑実成だったが、こうした世代の選手たちの元気な姿を見ていると、勇気をもらえるものなのだ。

2010_1005_0604  18時過ぎからスタート特訓が始まり、明日のドリーム戦出走組で構成される一班の特訓が終わると、共同会見が開かれる。
 そこで気になったのは、明るい表情をした選手が少なく、景気のいいコメントも聞かれなかったことだ。
「みんな似たりよったりという感じでしたね。(自分自身は)いいところも悪いところも感じなかった」(松井繁)
「中の下くらいですかね。(目立ったのは?)……う~ん、今村さんかな?」(赤岩善生)
「班ではいっしょくらい」(前本泰和)
「(特訓がうまくできなかったので)コメントのしようがないです」(湯川浩司)
「(「今村選手が良かったとの声もありました」の質問に対して)ほんまですか?」「だいたい似たような感じで、悪いイメージもなかったけど、いいってこともなかったですね」「(蒲郡MB記念より)足はよかったけど、乗りやすさがない」(今村豊)
「手応えはまったくないです。さっぱりです」(池田浩二)
 ……といった感じだ。
 今村が饒舌なのは基本的にいつものことだが、リップサービスはあまりしないタイプの松井や池田にしても、いつも以上に口が重たくなっていた印象だった。明日は、6選手それぞれに忙しい時間を送ることになるのだろう。

2010_1005_0263  ドリーム出場選手の共同会見を終えて、ピットに戻ってくると、前半組と後半組のインターバルで、後半組の選手たちの試運転が行なわれていた。
 スタート特訓は、ドリーム出場選手を除けば、登番順で行なわれることになるので、前半は先輩の手伝いに駆け回っていた若手選手たちは、自分の準備のために駆け回ることになる。
 SGであれば「いつものルーティーン」といえることだが、この時間ならではの慌ただしさも、見ていて、なんとも気持ちがいい。
 この時間の整備室は、前半組のモーター格納で満員御礼状態になっている。また、この時間帯のペラ小屋では、前本、服部幸男、鳥飼眞が作業をしていた。

2010_1005_0739  待機ピットで作業をしていた吉田拡郎が、引きあげてきたときに声をかけると、「いやあ、いいのを引けました。BOATBoyさんのおかげです」とニッコリ!
 念のために書いておくが、カクローがエース機級のモーターを引いたこととBOATBoyはまったく関係ありません(笑)。
 数字や実績だけでなく、乗った手応えもよかったのか……と、そのことを聞くと、「いえ、まだ乗ってないんですけど」と言うのだが、「期待と不安は両方あるんですけど、いいプレッシャーを自分に与えていけそうです」とのことだった。
 ダービーを優勝して賞金王決定戦へ。
 そのことが全選手の頭にあるのは当然だけれども、峰たちが地元チャレカ出場を目標にしている部分があるのと同じように、カクローは来年、地元・児島で開催されるグラチャン出場を大きな目標のひとつにしている。グラチャンはSGで結果を出さない限りは出場ができないSGの中のSG。そのことを考えても、今節はカクローにとってのビッグチャンスになったわけなのだ。
 選手それぞれに様々な思いを抱いて臨む全日本選手権――。ザ・ダービーが、今始まる。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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Kの前検チェック

 試運転が始まる頃には、すでに宵闇があたりを包む……てなあたりがすでにとっても新鮮な秋の夜のダービー。つるべ落としの秋の日に、いざ楽しまんナイターダービー!
 というわけで、漆黒の水面を目の当たりにしつつ、前検チェックでございます。何しろ桐生での取材は久しぶり。足合わせのチェックポイントを探しているうちに迷子になったりしつつ、ようやく1マーク側スタンドに腰を落ち着けたころには、何組かの足合わせは終了しておりまして、若干の見落としが否めない点については、ご了承ください。
 したがって、ここでは「試運転(足合わせ)」「スタート練習」に分けて、目についた選手をピックアップ。スタート練習については、おもにスリットからの行きアシをチェックしたということになります。

<試運転(足合わせ)>
2010_1005_0814 ・吉川元浩 A
 王者・松井との足合わせを2周。いずれもターンした後のアシで、吉川が上回っていたように見えました。王者が悪い可能性もあるけれども……。しかしスムーズなターンには好感、ということで、Aランクといたします。
・平田忠則 A
 今村暢孝をあっさりとやっつけたのを目撃した時には、「節イチ!」と興奮したものですが、ノブさんはその後、誰とやっても弱めであって、これは陸上で言う追い風参考程度と考えるべきか。それでも、坪井康晴よりターン回りが強めであり、坪井が決して悪く見えなかっただけに、上位級とみてよさそうです。
2010_1005_0677 ・高沖健太 A
 素性機であるはずの沖島広和と併せてぶっちぎり。特にターン回りはまるで寄せ付けることのないアシだったのですから、好調と見ていいはず。スタート練習でも6コースに回った1本目が、なかなかの迫力でした。
・山口剛 B
 こちらも沖島をやっつける足合わせを披露していました。ただし、その後はあまり目立たなかったし、スタート練習でも同様。B評価までとしました。もちろん、ペラなどを合わせれば化ける可能性はあると見ています。
・萩原秀人 B
 今日もくるくる回っておりました。ひとまずBですが、また仕上げてくるくるくるくる回りそうだなあ。

<スタート練習>
2010_1005_0436 ・三角哲男 S(2班)
 スロー1本(6コース)、ダッシュ2本のスタート練習でしたが、ダッシュのときの行きアシはすでに超抜候補と言うべきでしょう。まくり屋三角にとってもっとも重要な部分が、前検の段階で好気配なのだから、台風の目候補に指名したいところ。足合わせでもそこそこの気配を見せており、合わせ技のSとしました。
・濱野谷憲吾 A(3班)
 3班は上瀧、服部、柏野、安田、大神、濱野谷で、タイム測定時の1マークのターンはいずれも良く見えており、レベルの高い班に思えました。そのなかで、行きアシが目についたのが濱野谷。スロー1本、ダッシュ2本で、やはりダッシュ時のほうのアシですね。
・石田政吾 A(4班)
 石田は三角、濱野谷とは違って、スローでもダッシュでもいい感じでした。モーターパワー通り、なのかもしれませんね。
2010_1005_0639・瓜生正義 B(5班)
 メモには「3?」(瓜生は5班3号艇)と、疑問符付きで記されています。飛び抜けているようには見えないのだけれど、他より少しずついい感じ、というか。ちなみに、この班には吉川、平田もいて、周回の際のターンにはしっかり「◎」と書き込まれていました。

 試運転、スタート練習、ともに好気配の選手が2人! これが本日の節イチ候補です。
2010_1005_0413 ・飯山泰 試運転S スタート練習S
 試運転で目についたのは、いわゆる二の足。ターンをして、数10m行ったところからぐぐっと伸びていくアシです。これがもう、誰と合わせても強めだった。飯山のレーススタイルでいえば、まくり切って相手を沈めるアシ、ですね。で、これはいわゆる行きアシの部分なので、スタート練習のスリット付近がいいのも当然、飯山は6班でしたが、1本を除いてド迫力の気配を見せていました。その除いた1本は2コース発進。センター向きのアシかもしれません。ちなみに、足合わせで唯一、飯山に食らいついていたのは赤岩善生。その1本だけ、非常に良く見えました。
2010_1005_0649 ・湯川浩司 試運転A スタート練習S
 湯川の前検横綱はもう恒例みたいなものですが、今日も良かったのだから仕方がない。試運転も悪くなかったのですが、目立ったのはスタート練習のほうで、これも彼のレーススタイルにぴったりの行きアシ気配。ドリームは6号艇で、さすがに遠いかもしれませんが、注目してみる手はあるでしょう。

 弱めのほうの選手はそれほど目につきませんでしたが、あえていうなら、ダブル今村と平本かなあ。ミスターのほうもスタート練習ではまるで目立たず、いつもの150m起こし強烈行きアシにはまだ程遠い前検、と見ました。

 ここで前検タイムが届いたので、チェック!
2010_1005_0836 1 今坂勝広 6・49
2 沖島広和 6・51
3 飯山泰  6・52
4 日高逸子 6・54
  池田浩二
  山口剛
7 今村豊  6・56
  濱野谷憲吾
  魚谷智之
  赤岩善生
  峰竜太

 ありゃりゃ、今村豊が良く見えないって言ったのは誰だ(汗)。飯山はタイムも良好ですね。ちなみに、湯川浩司が、森高一真や田村隆信らと同タイムの6・57でこのランキングのすぐ下に位置しています。
 ワーストのほうは……
 深川真二 6・67
 石田政吾
 岡崎恭裕
 石田が良く見えるって言ったのは誰だ(大汗)。6・65には多数の選手がズラリ並んでおり、ざっとあげると西島、江口、大神、佐々木、吉田トシ、新田など。
 もちろん、これはあくまで前検。ここからの気配一変を見極めつつ、一節間を戦っていきましょう。ええ、もちろん私は初日、飯山で勝負しますけどね。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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エース機は……

2010_1005_0170  桐生のモーターは昨年の暮れに下ろされ、すでに9カ月半もの間、使用されてきている。相場もほぼ固まっているといえ、依然として2連対率50%超を誇る35号機、52号機という立派なエースモーターも存在する。
 しかし、近況成績を見ると、67号機、64号機の成績も好調。また、GⅠ赤城雷神杯を制した15号機も好調機と言えそうである。

近況◎ 67号機/近況○ 64号機/周年V 15号機/エース 35号機/準エース 52号機

 その他の2連対率上位は以下のとおり。
69号機/34号機/58号機/33号機/28号機

 さらに各方面からの情報を総合すると、次の3機も好調の様子である。
71号機/66号機/63号機

2010_1005_0174_2  といったあたりを頭に入れて、さあモーター抽選。午後4時すぎからピットのミーティングルームにて、運命のガラポンが行なわれた。選手代表の江口晃生が一度ガラポンを回して、出た数字「26」の選手から抽選がスタート。「26」の選手とは登番が今節26番目の吉川元浩で、そこから登番の順に抽選が行なわれることとなった。ラストは25番目の選手=平尾崇典ですね。
2010_1005_0192  桐生のミーティングルームは他場の抽選会場よりけっこう広めで、選手たちの意識も一か所には集中しにくい。ということもあって、比較的淡々と進行していったモーター抽選。ちょっとざわざわっとしたのは、沖島広和が近況◎の67号機を引いた瞬間くらいで、あとはエース機が出ても、周年V機が出ても、大きな動きはないままに進んでいったのであった。まあ、エース機=吉田拡郎や周年V機=海野ゆかりは、引いたモーターの素性を確認するとニヤリとしていたけれども。
 注目機を引き当てたのは以下のとおり。

2010_1005_0272 近況◎ 67号機……沖島広和
近況○ 64号機……石田政吾
周年V 15号機……海野ゆかり
エース 35号機……吉田拡郎
準エース 52号機……坪井康晴

69号機……飯山泰
34号機……三角哲男
58号機……吉田弘文
33号機……森高一真
28号機……岡崎恭裕
71号機……平田忠則
66号機……前本泰和
63号機……田口節子

2010_1005_0276 個人的な注目は、今年最多Vを誇り、先日の高松宮記念でGⅠを制した絶好調男・石田に好モーターが渡ったこと。一気にSGもぶち抜くか!?(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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選手たちが到着!

2010_1005_0008_2   ナイターSGの場合、選手の到着は2時半頃から3時頃にかけてがピークになるが、2時前にピットに行くと、日高逸子がすでに“入り待ち”のファンの人たちにサインをしていた。
 グレートマザーが本日の一番乗りかと思われたが、関係者によれば、そのずっと前に海野ゆかりが入っているとのこと。結局、その後に海野の姿を見かけることはなかったので、この時点ではもう荷物の整理なども完全に終えていたのだろうと思われる。その姿を見ることができた入り待ちファンは、いたのだろうか? 
 また、我らが中尾カメラマンが、よくいえば傾奇者、悪くいえば変な人……なズボンをはいていることもあるのは少しずつ選手にも知られてきているが(右が黄色で、左が赤色のズボンです)、それを初めて見た日高は「なんか、すごい派手ですね。どうしても目がいっちゃいます」と目を丸くしていた。
 それでも最後には、「お似合いですよ」と言ってくれていたのだから、やさしい人である。

2010_1005_0013_2  その後に到着したのはカクローこと吉田拡郎だ!
 どうして「!」が付いているのかといえば、つい先日、インタビューをしたばかりなので“贔屓をしよう”と思っているからだ。
「戸田(←取材を行なった開催)はダメでしたわ。準優で落ちました」と苦笑していたが、その分もここで気を吐いてほしい。
 カクローのインタビューは、10月9日発売のBOATBoy11月号に掲載されるので(宣伝です)、ぜひ読んでほしい。
 その「人」を知れば、本気で応援したくなる選手であるのがわかってもらえるのではないかと思う(宣伝ではありません)。

2010_1005_0020  その後、タクシー派、マイカー派、一人入り派、集団入り派……と、選手は続々登場。
 カクローとほぼ同じタイミングで、湯川浩司と田村隆信はタクシーで到着した。
 受付を済ませる前にファンの人たちが待つゲートのところまで戻っていったが、2人が金剛力士像のように門の左右に分かれて立つと、それぞれの前でファンの人たちは、誰が整理するともなく、すぐに整列! 順番待ちの「行列ができる店」状態になったのだから驚いた。
 09年尼崎女子王座でも似た光景が見られたが(そのときは佐々木裕美の前などでファンが行列をなしていた)、桐生のファンは、それに負けずに熱く、そしてマナーがいいのがよくわかった。

2010_1005_0043   マイカーで到着した須藤博倫は、車を降りたときにはトレーナー姿だったが、「私服じゃ見た目が悪いですね」と、すぐに通勤着のジャンパーを着ていたのだから、折目が正しい。
 桐生のファンにも負けず、マナーがいい選手なのである。
 その後、車から荷物を下ろすとすぐに、やはりファンに呼ばれて、ゲートのところでサインなどに応じていた。

2010_1005_0060_2  それからしばらくしたあと、ファンが沸いたのは、松井繁と吉川元浩がタクシーで到着したときだった。
 この日一番の声援があがり、「松井さ~ん、お願いします!!」と呼ばれると、松井はすぐにそれに応じた。
 そのとき、吉川は荷物を片づけようとしていたが、「吉川さん!」「吉川さん!」と、黄色い声ならぬ子供の元気な声が周囲にこだました。吉川は「えっ、俺?」と自分の顔を自分で指差していたが、「ちょっと!」と、その子に呼ばれると、慌てて駆けていった。
 推定10歳くらいの丸坊主頭のこの少年。この後には「平尾選手~!」と大声で平尾崇典を呼んでいたりしたのだから、なかなか通好みだ。
 私の隣ではクロスダーマーンが目を細めて、「ああいう子が将来、選手になってくれるんですよ」と嬉しそうに語っていたものだ。
 ちなみにこの少年が着ていたジャンパーは「イーグル会」のものだったのだから、選手になったあとに所属するペラグループまで、すでに決めているのかもしれない。

2010_1005_0155  この日の「入り」で一番人気だったのは、この松井か、行列ができる店状態だった湯川&田村か、あるいは地元の雄・江口晃生か……。
 ピットとは少し離れた駐車場では、やはりマイカー(車種は書かないが、とびきり格好いいクルマ)で来ていた濱野谷憲吾も多くのファンに囲まれていたものだ。
 そして、もう一人、気になったのが07年当地オーシャンカップの覇者・魚谷智之だ。
 ピットに入ってきたときから気合いの入った表情をしているように見えたが、傍に安田政彦を見かけると、ニッコリと笑い、すぐに表情をやわらげた。
 その後にファンに呼ばれると、やはり笑顔のままそちらに行って、長く記念撮影などのリクエストに応えていた。
 そして再びピットのほうへと戻ってこようとすると、その背中に「魚ちゃん、優勝だよ!」との声がかけられた。そこで振り向いた魚谷は、何も言わずに、ただ頷いた。
 賞金ランキングでは、50位前後に位置する覇王だが、この辺りで大逆転の一発があっても少しも不思議ではない。
“ザ・ダービー”全日本選手権は、選手たちがプライドを懸けて戦うSGであるわけだが、賞金王決定戦に向けて、非常に大きな意味を持つSGであることも、魚谷の表情を見ていて、改めて確認させられた。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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桐生!

Cimg5260_2 こんにちは! 取材班、桐生ボートレース場に到着いたしました! 07年オーシャンカップ以来の桐生SG、なんとなく懐かしい感じもしますね。約3年3カ月ぶりのSGは、史上初のナイターダービー。今節も、現地より取材更新してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本日は、もちろん選手入りから前検の模様までをレポート、明日からは秋の夜の熱戦をお伝えしてまいります。更新は例によってナイタースケジュールとなりますが、一節間がんばりますので、どうぞよろしく!


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ナイターダービーです!

10月に入り、賞金王戦線はますます過熱する一方――そんな季節であります。10月といえば、ダービー! というわけで、6日から桐生ボートで全日本選手権が開催されます。もう何度も記してきましたが、今年のダービーはナイターです! 秋の夜長のダービーなのです! どんな戦いぶりになるのか、今から大注目ですね。

取材班はもちろん、明日の前検から桐生入りし、現地レポートしてまいりますので、今節もどうぞよろしくお願いします。それでは明日より、桐生でお会いしましょう!


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