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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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常滑名人戦TOPICS 4日目

ザ・勝負駆け
ドリーム組に変調!?

2011_0422_0362  いつものこととはいえ、激しい勝負駆け デーだった。鈴木幸夫の前付け逃げ&3コース怒涛まくりで連勝当確、凄かった。逆に3着条件で3番手を走りながら最後の最後に力尽きた中西宏文、本当に惜しかった。今日の前半はタイトな条件だった山口哲治や村上信二などが続々と上位着順を召し取り、5Rあたりで準優ボーダーが6・40まで跳ね上がるという異常事態になった。が、後半から徐々に脱落者が出はじめ、同時にボーダーも下がってゆく。
2011_0422_0688 とりわけ、悔しい終戦となったのがV候補の一角だった西田靖だ。9Rの西田は3着で6・17。もちろんインを奪って、岡孝に差されながらも安全ゾーンの2番手を維持していた。が、2周1マークで節イチ伸~~~びる田上晋六が襲い掛かる。1艇身後方からパワー任せの強ツケマイ。同じ東京支部で何もそこまで……という凄まじい全速握りマイに、非力パワー西田し到底太刀打ちできなかった。スルッと田上の引き波にハマり、2番手から一気に4番手まで後退してしまった。ワースト級の足を頑張って頑張って頑張って「あと1周半で準優」という最中、ワースト級はやはりその舞台を許してはくれなかった。20位、惜敗……。
2011_0422_0935  同じようにドリーム組で生死の境目を渡り歩いたのがグレートマザー日高逸子だ。初日にそのドリームを制しながら、右肩下がりの成績で今日の11Rは5着条件。そして、スターとから1マークから、ほぼ何も見せ場もないまま後方に置き去りにされた。もしも6着に甘んじたりしたら、西田と同じ5・83……12Rの結果次第では陥落まで考えられる状況だった。結局、しっかり?5着を取りきって予選突破を確定させた逸子ママではあったが、このままのリズムでは優出への道は遠いかもしれない。
2011_0422_0903  今村豊も磐石の最終調整とはならなかった。準優1号艇のかかった11Rで、内の瀬尾達也がフライング。この巨大な反則壁の前に、持ち味のスリット全速覗きまくりを遮断された今村はやむなく差しを選択した。が、そのハンドルが入らない内に、いささかもたついていた瀬尾と接触し、1マークを超えることができなかった。回りなおしての4着がやっと。実に後味の悪い予選最終戦になったわけだ。ただ、昼間の足合わせを見ている限り、昨日よりは間違いなく上向いていたと思う。どうしてもこなかったターン出口~スリット付近までのレース足・行き足が、誰と合わせても互角以上に見えた。あれだけ素軽い動きがくれば、準優でも十分に勝ち負け可能だと思う。
2011_0422_0355  そしてそして、昨日私が節イチ指名した古場輝義は……散々な1日だった。前半7Rでは原由樹夫とストレートで大競り(後述)になり2番手から4着に。後半12Rはメイチ勝負駆け・佐藤勝生の渾身のまくりをモロに浴び、立て直してハンドルを入れた瞬間に他艇と接触して5着惨敗。このふたつの惨敗をもって節イチ候補から降格させる気はさらさらないが、今日の気配は昨日までの凄みを感じるものではなかった。まあ、私としては、これで準優の枠も悪くなって人気も落ちるだろうから、明日こそ絶好の狙い目ではないか、などと密かに思ったりしている。とりあえず、明日の足合わせは目を皿のようにしてチェックするぞっ!!
2011_0422_0444  ドリーム組で、唯一不安のない最終調整となったのが大嶋一也。前半8Rは文句なしのイン逃げ圧勝、後半12Rは古場同様、佐藤の強襲まくりを浴びたが、すぐに体勢を立て直して4番手を追走。そこからじわじわ3番手の中西宏文(3着条件!)を追い詰め、2周2マーク、必殺の切り替えしで一気に体を入れ替えてしまった。テクニックの差ともいえる逆転劇だったが、展示タイムも6秒55と安定感を増し、すべての足が上位まで到達したと思う。ただし、まだ超抜とまではいかないので、明日の10Rで怖いのは「誰かさんのS一撃まくり」ということになる。

連載企画/今日の「やんちゃカルテット」④

2011_0422_0416  まずはやっぱり、鳴門渦潮の暴れん坊将軍・岡孝のことを書かねば。昨日まで予選2位と絶好調の岡。ただ、今日は6号艇&3号艇というのっぴきならない2走が残った。まずは3Rで6号艇の試練だ。悠然と6コースに構えた岡は、全速でぶん回してのまくり差しを選択した。が、さすがにコースが遠くて不発、バックでは4、5番手で喘いでいる。が、今節の岡はここからが違う。1周2マーク、突進気味の切り替えしで混戦の2着争いに加わる。ただ、4艇並んだ大外でしかも1艇身ほどのビハインド。勝負どころの2周1マーク、岡が繰り出した戦法は……やっぱり全速ぶん回しだった!! この強まくりがものの見事に決まって、あっという間に2着。圧巻の逆転2着といっていいだろう。
 続く3号艇の9Rは、4カドの石川正美や5コース田上晋六が殺到するのを肩で透かすように、こっそりと最内差し。そこからするするするするするする伸びきって、2マークを楽々制圧していた。昨日まではラッキーパンチのような勝利が多かった岡だが、今日は文句なしのパワー勝ち。この1勝で、10R以降の結果を待つことなく予選トップの座を決定付けた。いよっ、今日も男前だったぞ、我らがオカタカシッ!!
2011_0422_0651  元気がなかった「進入のマジシャン」原由樹夫も、やっと今日はらしいやんちゃぶりを見せてくれた。進入とは無縁の番外編だけど。7Rの原は1周バックで古場輝義と2着争いの併走に。内が古場で、外が原。ポジションといい足色といい、このまま真っ直ぐ走れば勝ち目がないと見た原ユッキー、古場を内へ内へと締める締める締める締める!! 頑固な古場も一歩も引かないから2艇は接触したままどんどん内へと流れ、「ありゃりゃ、このままだとホーム水面までハミ出してまうぅぅ!?」と思えるほどビッシリ競り合ったのだった。結局、まったくマイシロのない状態で旋回した2マーク、2艇はあさっての方向に流れ去り、それぞれ大敗を喫したのだった。鈴木=古場の舟券を買っていた私にとって痛恨の大競りではあったが、まあ、相当面白かったから許してあげますよ、ユッキー!
2011_0422_0451  残念だったのは還暦ピストンサンダー倉尾良一。今日は6号艇で4着条件という微妙な勝負駆けだっただけに、ピンロク勝負のチルト3度は自重。「0・5度で4カド伸び~~る田上マーク作戦」を実施したが、その田上がスタートで後手を踏んで万事休す。大差の6着惨敗でV争いから姿を消した。レース後は同郷の中尾にカメラマンに「もう引退いたいんやけどなぁ」などと5分ほど愚痴をこぼしていたらしいが、ダメですよ倉尾さん、3年更新したばかりなんだから来年も再来年もこの名人戦の舞台でやんちゃしまってちょうだい!!
2011_0418_0269  そして最後は……もーーーー火の国アウトサイダー北岡敦はやんちゃというかボーンヘッドというか……5Rではアウトからご機嫌な差しハンドルで2番手確保、私の勝負舟券(2連単45倍)を作り上げてぬか喜びさせた挙句、2周1マークで振り込んで3着後退>< 10Rでも1周1マークで豪快に振り込み、一瞬にして私の夢舟券を紙屑に変えてしまった(←しかも瀬尾のF返還に気づかず、水入り灰皿にポイ捨て……これは私の選手責任ですけど)。何やっとるんじゃあ、キタちゃん!! と怒りたいところだが、まあ、こういうポカも多いところがやんちゃカルテットの魅力でもあるわけで……はい、許してあげますよ、キタちゃん!!(号泣)
(photos/中尾茂幸。text/H)


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