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ボートレース特集 > 匠たち、シブく常滑入り
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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 ボートレース特集

匠たち、シブく常滑入り

2011_0418_0037  ちょっとしみじみしてしまいました。震災後にボートレース開催が中止され、先が見えない時期はたしかにあった。被災地の方たちのことを思えば、もちろんどうってことはないけれども、しかし今日、ピットの入口で選手の到着を迎えているうちに、ボートレースがまた始まったのだ……と改めて実感した次第である。
 しかも、その一発目のビッグレースが名人戦なのである。偉大なる先達が、穏やかに、あるいは淡々と、戦場入りする様子ははっきり言ってシブい。カッコいい。これは、SG戦士にも、もちろん若武者やナデシコにも、醸し出せない雰囲気である。その空気に触れられることは、ズバリ幸せなことである。彼らのたたずまいは、確実に我々を元気にしてくれる。(写真は万谷オヤビンです!)
2011_0418_0022  入り待ちのファンから、「まっちゃ~ん」と声が飛ぶ。そのときレース場入りしたのは、今村豊と松野京吾。そのファンがどちらに声をかけたかは、誰もがわかっている。
2011_0418_0021 「…………お、お、俺っ!?」
 素っ頓狂な声をあげる松野。そりゃ、松野選手でしょう、まっちゃんは。しかし本人は、自分が呼ばれたとはまるで気づいていない。そんな様子が、場を思い切り和ませる。
「だって、友達が来てると思っちゃうよな~、まっちゃーんって言われると」
 意味が通っているようで実はぜんぜん通っていない言い訳に、周囲は爆笑に包まれる。そんな松野の立ち居振る舞いは、やはり我々世代(40代前半です)やさらにその下には不可能なものである。
2011_0418_0012 「愛してるコールしなきゃ」
 荷物検査を受ける前に、中村裕将が家族に電話をかけようとしていた。さらりと「愛してるコール」なんて言えちゃうあたりも、人生の経験を積み重ねた名人世代だからこそか。
「愛してるコール、“させられてる”んだよな」
 とすかさず突っ込む増田弘喜のウィットもさすがである。
 で、中村が電話を始めると、艇界のマエクミこと前田くみ子キャスターが「愛してるって言わなきゃ!」とうながすと、中村、「愛してるよーっ!」と本当に言っちゃった。素敵です! 急に言われた奥さんはビックリだっただろうけど、僕もそんな男になりたい。

 今節、ピットでもこうした柔らかく幸せな空気をたくさん感じることだろう。もちろん、勝負師のピリピリした雰囲気も。緊張感という意味では他のレースも同じだろうが、百戦錬磨の彼らにしか出せない緊張感もきっとある。そうしたものを、今節は思い切りお伝えする所存です!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)

2011_0418_0014第1回から名人戦皆勤賞は唯一! 原田順一に会うと、名人戦だな~と実感しますね。

2011_0418_0006 奥さまの運転するマイカーで登場は地元の鈴木幸夫。奥様といえば、もちろん鈴木弓子さんです。変わらずおきれいでした!


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