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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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THEピット――山口がすごい

 最終日。すべてのレースを終えた選手は、モーターを返納する。この作業はエンジン吊りと同様、仲間たちがヘルプして行なわれる。
 場によって手順はさまざまだが、常滑ではモーターの本体あたりに水を噴射してブラシでこする→真水プールでモーターを始動して海水を洗い流す→タンクの燃料を抜く→スプレー室でさび止めスプレー→整備室で各種部品を外して返納という流れ。このうち、タンクを燃料を抜く段階で、電動ポンプの前には行列ができる。ポンプは一台しかないから、順番待ちをするのだ。
_u5w2589  いやはや、豪華でしたね。2R、吉本正昭が最後のレースを走り終え、返納作業に集まったのは、今村豊、森脇徹、新良一規、北川幸典……って、全員優出メンバーじゃん!
 今村ら山口支部勢と、出走選手がいなかった広島の北川。高田悌二は3Rの展示中だったから、はからずも吉本を優出メンバーのうち4人が取り囲んだわけである。ようするに、中国地区が優勝戦のピットを3分の2も独占しているわけね。
 その集団の後ろで順番を待っていたのは、万谷章。今村と一瞬クロスオーバーして、そのツーショットに興奮する。チャーリー池上カメラマンもそれを発見したのか、チルト3度並みの伸び足で駆けつけている。万谷はやがて、北川に声をかけて、談笑を始めた。最年長と最年少の優出者が仲良く話している姿はなかなか感慨深い。あ、そっか。岡山も中国地区だ。この名人戦では中国地区が激アツってことですかな。

2011_0423_0295  返納作業が終わると、それぞれに自分の調整へと取りかかる。今村豊はペラ室へ。2R前からペラ室に入っており、今日の作業はやはりコレということになろう。本体にさわるつもりはなさそうだ。
 森脇徹も、ペラと向き合っている時間が長い。森脇はペラ室に入る前に、整備室の隅のテーブルでペラ磨きもしており、今日はペラ室とそのテーブルを何往復かすることになるのだろう。
2011_0423_0300  新良一規も、やっぱりペラ。ただ、今村、森脇とのスリーショットがペラ室で見られた時間はそれほど長くなく、今村=ペラ室へ、新良=控室へと逆方向に歩を進めて、すれ違っているシーンも見かけている。
_u5w2428  北川幸典は、朝の特訓後に全員がボートをいったん引き揚げたあとは、真っ先に着水した優出メンバーとなっている。3R前のこと、ペラを手早く装着すると、ボートリフトに向かった。着水すると、そのまま試運転に飛び出し1、2周。そして、すぐにもういちどボートを陸に引き上げている。昨日はセッティングを変えて臨んで、今村に差された北川。今日は4日目までに戻したそうで、その感触を確かめる試運転だったようである。

_u5w3058  瀬戸内、と範囲を広げると、こちらも同類項となるのが、徳島の岡孝だ。今朝は昨日より表情が緩やかのように見え、さまざまな選手との談笑も昨日よりたくさん見かけた。
 その岡、朝から整備室に入っていた。調整箇所はギアケース。整備室奥の工作室で、整備士さんと話しながら調整していた。岡は背中をこちらに向けて作業をしていたのだが、整備士さんの顔が笑顔であるところを見ると、いわゆる談笑のたぐい。かなり切羽詰まった調整でないのは明らかで、実際それほど長く工作室で過ごしていたわけではなかった。
 その後はペラ室にこもって、木槌をトンカン。そうしながらも、篠原俊夫らと談笑していたのだから、雰囲気は非常にいい。

_u5w2614  で、もっともゆったりしていたのが、中村裕将。モーターにペラがついたままの時間がかなり長かったのだ。したがって、ピットで姿を見かける機会も非常に少なかった。1~3Rはエンジン吊りのときのみ。3Rのエンジン吊りのあとに確認したら、いつの間にかペラが外されていたのだが、ペラ室にも姿はなし。優出インタビューでも語っていた通り、風を気にしている中村なので、そのあたりの様子を見ているのか。もちろん、ドタバタとしていないことは、今日この日においては、ポジティブな要因である。(PHOTO/中尾茂幸=今村、新良 池上一摩=森脇、北川、岡、中村 TEXT/黒須田)


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今村サンおめでとう\(^o^)/

投稿者: ゆたぽん (2011/04/24 17:06:32)
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