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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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THEピット――うなぎーず結成!?

2011_0713_0527  今日はピットに入って、まず報告しなければならないことがあった。
「うなぎ食ってきましたよ~」
「あっ、行きましたか! 小ぢんまりした店だけど、いいでしょっ!」
 蒲郡入りのときに今垣光太郎がオススメしてくれた「一松」でうなぎを食ってきたことをさっそく伝えたのであります。
「昨日の1着2着にあやかるために、キモ焼きも食べましたよ~」
「うまいですよねっ! あと魚もうまいんですよ。女将さんが気さくで話好きな人で、メヒカリを勧めてくれて。うちのほうではあまり見ない魚だから、珍しくて美味しくて」
「女将さんも、光太郎くんがよく来てくれるのよ~、って言ってましたよ~」
「優勝戦の日とかは、遅くまで開けて待っててくれるんですよね~」
 もしかして光ちゃんが蒲郡で強いのは、一松効果か? 女将さんが優勝戦の日に閉店時間を遅らせるのは、光ちゃんの優勝を確信しているからでもあるだろうし。それにしても、我々が一松の食事を楽しんだことを実に嬉しそうにしていた光ちゃん。お互いキモ焼きパワーで頑張りましょう!

2011_0713_0764  一松の女将さんが言うには、今村豊もよく訪れるのだとか。前検日にはお店で光ちゃんもばったり出会ったそうだ。
「今回の今村さんの顔つきは、以前とは違ったわよっ!」とは女将さんの証言。笹川賞、グラチャンと途中帰郷してしまったミスターだが、たしかに今節、この暑いなかでよく動いているという印象がある。まだ1Rの展示が始まる前からギアケース整備に取り掛かっている姿もあって、そういわれてみれば顔色もいいような気がする。「あの背の高いコ! そう、白井くん。うな重食べたいけど、体重増えて舟が沈むから、うな茶漬けで我慢しますよ~、なんて言ってたわよっ!」と女将さんがおかしそうに笑って語った白井英治がその横でキャブレターの水分をエアで飛ばしていたりして、あぁ、蒲郡ピットが一松の店内に思えてきた……。
2011_0713_0783  で、今村豊の対照的な姿2態。2Rで5着に敗れた寺田祥を出迎えた今村は、ニヤニヤと寺田をずっと見上げていた。その笑いが白井や山口剛にも伝染する。テラショーにも。「コンマ15なら、頑張ったな、とか言えるんだけど、25じゃあなあ」。その毒舌でテラショーも白井もまた笑う。後輩をからかいながら慰めるというミスターならではの気遣いだ。テラショーも少しは気が晴れただろう。
2011_0712_0738  一方の1R6着の市川哲也に対しては、今村は心配そうに顔を歪めながら、歩み寄っている。市川に質問を投げかけ、その返答に深刻そうな表情でうなずく今村。控室に戻る市川に寄り添い続け、市川の説明に首を傾げたりもしていた。昨日の市川の大整備を見ていただろうし(キャリーボディーを交換するなど、遅くまで整備を続けていた)、アドバイスをすることもあったのだろう。それが実らなかった1Rの結果に、今村はまるでわがことのように考え込んだのである。
 テラショーに見せた顔も、市川に見せた顔も、どっちもミスター。そして、エンジン吊りに出てきて、ボートリフトで待機している間に、山口剛らとはしゃいで嬌声をあげているのもミスター(笑)。昨日、九州三銃士がリフトではしゃいでいたことを記したが、やっていることは御年50歳の今村も変わらないのだから、イカしてるよな。

2011_0712_0978  市川以上に敗戦を深刻にとらえていたようだったのが、井口佳典だ。1マークではアタマになりそうな場面もあったのに、終わってみればなんとシンガリ負け。ピットに戻ってきた井口は、エンジン吊りの間も肩を落として立ち尽くしていた。
 やがて、田村隆信、坪井康晴が井口を囲んで、臨時会議が行なわれ始めた。田村、坪井が言葉を投げ、井口がうなずいたり、水面を指さしたりしている。そこに原田幸哉が加わり、いきなりサムアップしてみせたのは謎だが(笑)、その原田も井口に対して真剣な表情で言葉をかけ始めた。
2011_0712_1098 銀河系軍団は、同期がレースで失敗するとボロクソに相手をこき下ろすという。それが切磋琢磨になっているのだ。しかし、その後ツーショットになった田村は、さすがに柔らかな表情で優しく言葉をかけていた。井口も徐々に微笑を浮かべていって、田村の言葉にうなずいていた。どうにもリズムが悪いように見える井口。仲間の言葉をヒントに、悪い流れを断ち切れるだろうか。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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