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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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THEピット―愛知勢、整備室

2011_0712_1261  気温33℃。ピットの温度計が示す数値は間違いなく真夏! 湿度は48%とそう高くはないが、気配ははっきりと夏ど真ん中であり、選手たちの汗だくの様子がオーシャンカップらしさをひしひしと感じさせる。1Rを逃げ切った平本真之が、勝利の喜びよりも先に暑さに顔をしかめてみせたのは、ようするにそれだけ暑気が強いのである。
 まあ、暑さについて記すのはこれくらいにしておこう。ファンの皆様も暑い中、仕事に遊びに舟券に、戦っておられるわけですからね。ワタシも痩せるいい機会だと決め込んで、汗をかきかきピットへと向かうことにしよう。

2011_0712_0431  整備室を除きこむ。中島孝平が本体を割って整備に取り組んでいた。しばらく眺めていても部品室に向かうそぶりがなかったので、おそらくは点検や洗浄、あるいは微細な部分の調整らしい。ドリームをともに戦う池田浩二が「どれどれ」という感じで手元を覗き込むと、中島の顔には微笑が浮かんだ。
2011_0712_1065  池田もまた、整備室にこもっていた一人。こちらも部品交換の気配は見えず、しかも表情は相当に明るく、本体整備に取り組む選手にありがちな悲壮感は皆無。昨日は強気のコメント出してたからなー。そして、そんなときでも最後までとことん調整をつづけるのが池田という男だ。つまり、これはルーティンである。
2011_0712_1108  ルーティンといえば、赤岩善生もやはり整備室。ギアケースの調整は、まさに初日のルーティンである。本人も宣言していたが、引き当てたのが好機であろうと、いつも通りのことを変わらずにやり抜くのが赤岩のスタイル。もちろん、地元だとか、SGだとか、そういうこともいっさい関係ない。己のやり方を貫くことが、赤岩にとっては必要なことなのだ。それでも、2R前には早くも装着を始めて、水面へと向かう模様。やはり昨日の段階である程度の手応えは得ていたのだろう。
2011_0712_1038  なお、整備室で目立ったもう一人も愛知勢、大嶋一也だ。もう一人の愛知軍団である原田幸哉は、装着場をゆっくりゆっくり歩いているのを見かけた程度で、原田以外の4人は早くも激しい動きを見せていたというわけである。
2011_0712_10312011_0712_0596 あ、そうそう、整備室では今村豊と岡崎恭裕が、ベンチに座り込んで話し込んでいる姿もあった。どう見ても単なる談笑にしか見えない二人、それが親子ほども年の違う2人なのだから感慨深い。今村のSG初制覇は岡崎が生まれる前……などという事実を思えば、この2人が今、SGの舞台で顔を合わせ、先輩と後輩の壁を少しも感じさせない雰囲気で笑い合っているのは奇跡的ですらある。うむ、初日からいいもの見たな。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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