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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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蒲郡オーシャンTOPICS 4日目

the勝負駆け①トップ争い

赤鬼、降臨

2011_0716_0866_2  あっけない幕切れだった。
 などと書いたら、激走した赤岩善生に失礼だろうか。だが、私は今節のシリーズリーダー争いは、ほぼ間違いなく最終12Rまでもつれ込むと思っていた。昨日までのトップ4をおさらいしておこう。
★3日目までの節間成績と4日目の枠番
①篠崎元志 8・00 4R5号艇、11R6号艇
②瓜生正義 8・00 12R1号艇
③佐々木康幸 7・75 11R3号艇
④赤岩善生 7・75 4R6号艇、8R4号艇

 これを自力トップ当選の順番に並べ替えると
①篠崎…2走18点以上でトップ確定
②赤岩…篠崎が16点以下なら、連勝でトップ確定
③瓜生…篠崎と赤岩が上記条件を満たせなかったとき、1着で確定

2011_0716_0128  立場的には篠崎が有利なようだが、4日目の枠番を加味すれば私の見解は変わる。ズバリ①瓜生②篠崎③佐々木④赤岩の順番で優位と見ていた。が……
 4Rでまずは篠崎と赤岩が直接対決。どちらかが勝てばシリーズリーダーに大きく前進し、逆に重い着順を分け合えば自力トップの目が消える。この重要な一戦で、6号艇の漢(おとこ)赤岩が鬼と化した。積極的に動いて3コース奪取。これはまだ「地元の外枠」ということで想定内。鬼神に化けたのは1マークだ。2コースの森高一真がイン大峯豊をジカまくりで潰そうとした、その瞬間、その外!! 差し場が十分にあったにも関わらず、赤岩は委細構わず握り倒して森高を引き波に沈めた。3コースの2段まくり。かなりレアな戦法だし、赤岩の並外れた気迫の現れだったと思う。
2011_0715_0104  ただ、この窮屈にして強引すぎる3コース2段まくりは一撃では決まらなかった。赤岩が流れている間に、超人気薄の山田哲也がズッポリ差し抜け!! バックでは3艇身ほども置き去りにされただろうか。完全に2-6態勢が固まったと思われた2マーク、ここでもまた赤岩がスタンドの度肝を抜く。今度は艇を外に開いての、乾坤一擲の全速差し。これが山田の内フトコロに突き刺さった。大々逆転の1着強奪劇。一方の篠崎も3着に粘ったものの、ここで両者の体が入れ替わった。
2011_0716_0907  勝てば文句なしの予選トップ確定となる8R。4号艇の赤岩は、今度は枠なりの4カドで折り合った。もうこの時点で、私のシリーズリーダー予想(赤岩4番目)は無意味なものになっていたのだろう。6号艇の難関を自力で突破した熱血漢を、蒲郡の水神様が見捨てるはずがないのだ。内3艇がゴチャついている間にブイ差し一閃、イン白井英治の内に喰らい付き、2マークを先取り。その一連のたおやかな流れは、まるで赤岩が予選トップになるために用意された、出来のいいシナリオのようだった。2マークで白井を千切り捨てた瞬間、それは決まった。まだ8R……あっけないほどの早期決着。私個人としては、11Rの佐々木VS篠崎、12Rの瓜生までドキドキワクワクしたかった。だから、あえて「あっけない幕切れ」と言わせてもらおう。漢・赤岩の鬼神の如き闘魂が、私の下世話な期待を一刀両断に斬り捨てた。そんな2回走だった。

the勝負駆け②ボーダー争い

Wエース、散る

2011_0716_0795  一方、6・00ボーダー争いは地元・愛知勢につれない結果となった。まさに赤岩が激しくあっけなく予選トップを決めた直後、9Rで池田浩二がまさかまさかまさかの6着に敗れ去ってしまった。池田の勝負駆けは5着で6・00。昨日までV候補のひとりと見ていた私は後方で這う池田を見つめ、それから手元の得点表を見つめて絶句してしまった。う~ん、いろんな意味で残念無念。数少ない好成績の前検ファミリーだったし。せっかく今節の池田は「足は悪くないです」とご機嫌なコメントを寄せていたし。このありえない予選落ちで、また「泣きのコージ」に戻ってほしくないのだが……。
 2011_0716_0261 続く10R、今度は原田幸哉が苦境に陥った。4カドからグリグリ絞ってまくり差しに構えたところ、3コースの太田和美とゴッツンコ。大きく流れた最後方からあの手この手で追い上げたが、4着を拾うのが精一杯だった。この4点増しで一応のノルマ6・00に達した幸哉ではあったが、それは首筋が寒い1着なしの6・00。ほぼ絶望的なポジションのまま最終レースを待ち、そしてもっとも悔しい次点19位という結果が残された。
「愛知のエース」。この言葉から、ファンが連想するレーサーはまちまちと思う。おそらく、主流は3選手。私はその3人のどれもが「エース」に相応しいと思っているのだが、そのうちの2人が消えた。さらに重鎮エースの大嶋一也、若手エースの平本真之もノルマに届かず、終わってみれば赤岩ひとりに準優チケットが手渡されたのである。

今日の前検ファミリー

Sランク
2011_0716_0326 ★★井口佳典①③
★★白井英治②②
★★福島勇樹③
★★太田和美③②

Aランク
★石野貴之⑤⑤
★松井繁③⑥
★服部幸男②
★飯山泰②⑤
★平尾崇典①⑤
★池田浩二⑥

2011_0716_0024  今日もみんなよく頑張った! 特にSランクは参戦したすべてのレース舟券に絡んだ(またまた舟券的中はゼロ……)が、予選を突破したのは白井英治と太田和美だけだった。2度の前付けで奮闘した松井繁、最終のピン勝負でまくり差しが不発に終わった飯山泰、そしてありえない6着で脱落した池田……みんな、お疲れさま~!! 明日は白井&太田の健闘に期待するとしよう!(Photos/中尾茂幸、text/H)


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