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ボートレース特集 > 2011女子王座決定戦
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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三国・女子王座 優勝戦回顧

銀河VSヤマト

12R 優勝戦
①平山智加(香川) 15
②山川美由紀(香川)22
③田口節子(岡山)  21
④谷川里江(愛知)  22
⑤魚谷香織(福岡)  20
⑥海野ゆかり(広島)24

2011_0306_r12_1151   スリットで半艇身、大本命の平山が抜け出した。他は横並びで仕掛けにくい隊形。頭は決まった。平山から買っている者はさらなる期待に震え、そうでない者は舟券を捨てたくなったことだろう。
 が、昨日まで冷静沈着に上位着を積み重ねた若き天才も、ひとりの人間だった。1マーク、確勝を期したはずのインモンキーが外に流れる。明らかに力が入りすぎたオーバースピードターンだった。これで、圧勝できるほど全国発売のGIは甘くはない。

 2011_0306_r12_1154 3コースの田口が、電光石火のまくり差しを突き刺していた。田口自身は「何がなんだかわからないままハンドルを切ったら、差さってました」と苦笑するが、見た目にはパーフェクトな割り差し。おそらく、身体が勝手に反応したのだろう。ファイナル1号艇のプレッシャーと、3号艇の気楽さがそれぞれハンドルに投影され、交錯し、明暗を分けた。そんな1マークだった。

2011_0306_r12_1166  ただ、バックで態勢が入れ替われば、今度は先行する者に重圧が傾く。追う者の強みが出る。2マーク、田口の先マイが思いきり流れた。これは握りすぎというより、ハンドルが入らなかった感じ。理由のひとつは優勝の二文字を意識しての緊張だったろうし、もうひとつは3番手の山川が「自分が無理なら、せめて同県の平山に勝たせたい」とばかりに田口に真っ直ぐ突進するような切り返しを見せ、それが田口の視界に入ったのだろう。慌てた田口は、流れながら今度はハンドルを入れすぎ?艇尾がぶれて大きくバウンドしている。
2011_0306_r12_1169    これで息を吹き返したのが平山だ。今節、何度も見せてきた怒涛の追い込み逆転の差しハンドルが炸裂した。体勢を立て直した田口と、2周目ホームで内外離れながらもほぼ横並びに。スタンド騒然。平山で勝負していた多くのファンが、「よっしゃー!!」「平山ぢゃ~!!」などと叫んでいる。平山の逆転劇を見慣れた私も、こうなれば平山のもの、と勝手に確信してしまった。
2011_0306_r12_1176  だが、スリット同体からの伸び比べを見て、その確信はまだ妄想の域だったことを知る。田口がジリジリジリジリ伸びながら、平山に艇を寄せていった。勢いは明らかに田口。そのまま平山に艇を当てて絞りきろうとする田口の勢いに、平山がスッと艇を引いた。私の素人考えでは、あそこで艇を引いたのが最終的な敗因。平山に優勝が転がり込むとしたら、徹底抗戦して田口を張り飛ばす気合で2周1マーク先マイしかなかったと思う。
 形勢が二転三転した1周35秒の一騎打ちは、このターンマークで雌雄を決した。第24代女王は、田口節子。銀河のプリンセスが、4000番台の女子レーサーの中で、はじめて女王の座に君臨した。
 レース回顧はここで終わろう。田口がどれほど嬉しかったかは、レース後の開会式の言葉と涙にすべて凝縮されている(私は3度もらい泣きしました)。そして、世代交代を象徴するような4000番台一騎打ちの果てに敗れ去った平山の無念は、K記者のピットリポートに凝縮されることだろう。シリーズを通じて、もっとも輝いていたのは平山智加だった。敗者にかける言葉はなかなかに難しいものだが、彼女には迷いなくこの言葉を贈りたい。
 キミには来年が、より輝かしい未来が、間違いなく待っている。(photos/中尾茂幸、text/H)

2011_0306_r12_1060 


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THEピット――ああ、涙ナミダの優勝戦よ!

2011_0306_0233  まずは、ベテラン組について触れておきたい。
 三国ピットは、「奇数レース用」と「偶数レース用」、2カ所の展示ピットがあって、たとえば1R時なら3Rの選手も奇数レース用展示ピットにボートを係留できる(他の場はもちろん、次のレースの分の展示ピットのみ)。今日の10R時、奇数用ピットにはもちろん11R出走の艇がすべて、所定の位置に係留されていたが、偶数用ピット、つまり優勝戦用ピットは空いている箇所がいくつかあった。それも、1艇おきに。
 すでに係留されていたのは、白、赤、黄。そう、偶数艇がまだつけられていなかったのだ。
 そのとき、ベテラン組のボートはどこにあったのか。谷川里江の4号艇は、装着場にあった。ペラ調整をしていたのである。10R締切間際になった頃、同期の定野久恵に見守られながら装着すると、ようやく着水してゆっくりと展示ピットに向かって行った。
2011_0306_0013  山川美由紀の2号艇と海野ゆかりと6号艇は、試運転ピットに仲良く並んでいた。そう、二人はギリギリまで試運転をしていたのだ。足合わせをし、ふたたび試運転ピットに戻ってきては、その場で調整を始める。お互いに手応えを伝え合って、そしてまたモーターを始動して水面に出る。誰よりも最後まで仕事をしていたのが、女王経験者の二人だったのだ。
 10Rが終わると、エンジン吊りに加わって、それを切り上げて試運転ピットに走る二人。あくまでもギリギリまで調整をやめるつもりのない二人を見て、角ひとみが係留所に駆けつけて、アドバイスらしき言葉を送ってもいた。
2011_0306_0140  やがて、山川がようやく展示ピットへと移動し始めた。それでも海野は、まだあきらめない。ちょうどそのころ、平山智加が展示ピットから飛び出し、1周だけ試運転をしている。もしかしたら、これが正真正銘、優勝戦組最後の試運転か、とも思われたのだが、その後もういちど、海野が水面に出ていった。やっぱりいちばん最後まで粘りに粘ったのは海野だったのだ。
 たしかに、ベテラン組は機力劣勢であった。だからとことん調整するのは当然、そういうことなのかもしれない。だが、僕はそこに彼女たちをトップレーサーに押し上げ、女王戴冠を果たし、SGにも何度も何度も参戦させた原動力を見るのである。結局、どれだけ「やれることはすべてやり尽くした」という実感を抱くことができるのかということが、その人を強くさせるのではないか……彼女たちの姿にはそんな教訓めいたものが見つかるのだ。
2011_0306_0348 たくさんの勝利を味わった分、たくさんの敗戦をも味わっている女王組。だから、敗戦後の山川も谷川も海野も、悔しげな顔つきを時に見せながらも、淡々としてモーター返納作業をしていた。それが可能なだけの経験は積んでいる。だが同時に、「やることはやった」という思いが、気持ちを切り替えさせ、次なる戦いへと踏み出させてもいるのではないだろうか。
 レース前だが、こんなシーンもあった。展示航走が終わって、ボートを本番ピットにつけると、選手はそれぞれにモーターなどの点検を行なう。優勝戦の6名で、それをもっとも早く切り上げたのは、海野ゆかりだった。いちばん最後まで調整をしていた人が、最後の点検をいちばん最初に終えて、控室へと向かったのだ。どうだ、この潔さ。すでにやれることはすべてやったのだから、今さらジタバタしても仕方ない。その颯爽とした風情は、海野がそう考えているとしか思えなかった。カッコ良かった。

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2011_0306_0112  1マーク、田口節子のまくり差しが決まった。その瞬間、装着場のモニターを祈りながら注視していた佐々木裕美の両手が上がった。やったっ! やや控えめな歓声もあがった。片岡恵里と最前列で見ていた佐々木は、片岡と抱き合い、そして自分の身を抱えた。間違いなく、鳥肌を立てていたのだと思う。
 2周1マークで田口が平山智加を抑え切ったとき、佐々木はいったんその場を離れている。片岡と抱き合うその表情は、今にも泣き出しそうな、同時に満面の笑顔を浮かべているような、つまりは歓喜があふれているものだった。おそらくは、泣きだすのをこらえたのではなかったか。佐々木はその後も片岡と抱き合いながら、モニターを遠く眺めて、ゴールの瞬間、飛び上がっていた。
2011_0306_0162  ピットに戻ってきた田口は、もう泣いていた。優勝者はウィニングラン用のボートに乗り換えるため、展示ピットに戻ってくることになっていたのだが、佐々木と片岡はいち早くそこに降りていって、バンザイで田口を出迎えた。ボートリフトの前でも、多くの仲間がバンザイしている。支部や期のかかわりのない選手たちも、田口の思いを知っていたのだろう、心から祝福しているようだった。おそらく、ピットに戻りながら田口は、それを見ていた。そこから伝わってくる仲間の心を感じ取っていた。
2011_0306_0209  ピットに上がってすぐに、田口は佐々木と抱き合った。佐々木も涙にくれる。もちろん田口も。すぐに地上波インタビュー→ウィニングランと行事が待っているため、その歓喜の交歓は長くは続かなかったが、ほんの短い時間であっても周囲を幸せな空気で包み込むには充分だった。
 JLCなどで表彰式をご覧になった方は、そこでも涙していた田口に感動したことだろう。H記者ももらい泣きしたそうだ。田口はいろんな思いを抱えて、優勝戦を走り、先頭ゴールを果たした。「今年は自分を変えなければ」と決意もしていたというし、一方で女子王座とは縁がないのだという諦念に似た思いもあったようだ。そしてもうひとつ、佐々木裕美に託された思い、というものもあった。二人は喜びも悲しみも分かち合ってきた仲である。今節、もしかしたら「優勝したい」という思いが強かったのは、佐々木のほうだったかもしれない。その思いを背負って、田口は走った。その深さを思えば、ピットで抱き合った二人が天から照らされたような光に包まれたように見えたのは、何の不思議もないことである。

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2011_0306_0386_2  若き敗者の表情は、痛々しいものであった。魚谷香織は表情をひきつらせ、笑顔になれば最高にキュートな瞳を厳しく吊り上がらせていた。結果的には何もできなかったレース後だ。そんな顔つきになっても当然であろう。
 一方の平山智加は、笑顔だった。悲痛な笑顔だった。笑顔は「浮かぶ」ものだが、平山のそれは明らかに浮かんだものではない。笑顔が「張りついて」いたのだ。胸を襲う悲しみに耐えるには、そうするしかなかった。おそらく無意識でだが、平山は笑顔で自分の心を守ったのだと思う。
2011_0306_0528  瞳には涙が浮かんでいた、と思う。今井裕梨、西村歩ら若手世代の選手たちが次々と平山に慰めの言葉をかける。もちろん笑顔は張りついたままだ。ちなみに今井は魚谷にも声をかけていた。昨日は涙に濡れる三浦永理にも寄り添っていた。優しい人なのだ。平山に声をかけたのは、若手だけではない。控室に引き上げる際、平山は途中で足を止めて、新田芳美のもとに向かい、深く頭を下げている。おそらく、同じ四国地区のよしみもあったのだろう、新田が声をかけていたのだ。平山の悲しげな笑みを見て、新田は優しく微笑みを返した。それはまるで天使の笑みで、少しは平山を癒したかもしれない。
2011_0306_0610  とどめは、平高奈菜だ。平高は張りついた笑顔を見せるしかない平山の思いを察したのではないか。神妙な顔で肩を抱き、まるで平山をガードするように控室へといざなったのである。香川支部から2年連続で生まれた女子新人王が、悲しみを分かち合うシーン。こちらの胸もキュキュッと締め付けられた。

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 平山も魚谷も、まさかこれが最後の女子王座優出のわけがない。来年からもチャンスはいくらでもあるし、確実にいつかは戴冠するし、それがなかなかかなわなければ七不思議と言われる。そういう選手だ。この悲しみを胸に、強く明日へ踏み出し、さらに大きな平山智加と魚谷香織を見せてほしい。そして、初優出から6年、その間いちども優出できずにツラい思いを味わい、そして今日、一気に頂点まで駆け上がった田口節子のような涙と、そして笑顔を見せてほしい!
_u5w9334  というわけで、GⅠ初優勝となれば、さあ行こう水神祭! あんなにも涙ナミダの優勝直後だったのに、水神祭はもう笑顔しかなかった! これこそ、悲願の初戴冠だ!
 こうなるには、もちろんワケがあって、佐々木裕美、片岡恵里、堀之内紀代子が女子王座ののぼりをマントみたいに羽織って、表彰式や記者会見から戻った田口を出迎えたのだ。「ナニ、それ?」。仲間の妙な出で立ちを見た田口の開口一番だ。言うまでもないでしょう。一緒に飛び込むつもりなのだ。田口の笑顔が一気にはじけた。
_u5w9368  水神祭の舞台はもちろんボートリフト。寺田千恵、福島陽子も参加して、1、2の3でドボーン、ドボーン、ドボーン、ドボーン! やっぱりか! 福島陽子以外は全員が飛び込んで、田口をともに祝福した。というかテラッチ、あなたもですか! たしか自分の水神祭のときは泳げないからウンヌンと言っていたのに。ちなみに、水面からはサムーイだのヤッターだのと女学生のようなキャッキャとした嬌声があがっており、いちばん騒いでいたのはテラッチでした(笑)。
_u5w9386  「寒いけど嬉しーっ!」田口はそう言って最高の笑顔を見せた。そして……テラッチら先輩たちが控室に戻っていったあと、ずぶ濡れでそっと抱きあったのはやはり、田口と佐々木であった。その美しさに、僕はただただ見とれるのみでした。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩=水神祭 TEXT/黒須田)


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H記者の「シリーズ裏パー全ハズレ????」予想

 さあ逝こう、優勝戦! 3日目1Rから、一度も払戻窓口に並ぶことなくついに最終日11RまできたHです。最期に残った8000円ぽっちは、2点に絞って10万狙いの悪足掻きをするっきゃない!!><

12R 優勝戦
◎①平山智加(香川)S→
 ②山川美由紀(香川)S→
○③田口節子(岡山)S↑
▲④谷川里江(愛知)A→
 ⑤魚谷香織(福岡)A↑
 ⑥海野ゆかり(広島)B→

進入123/456

 キーマンは山川、谷川の元女王ふたり。
A/まず、山川が2コースから握るか? これは平山が同県だから、とかいうのではなく、スリットからの行き足が平山とほぼ五分なので「差し狙い」とみます。ただ、今節の山川の超抜パワーで唯一不安なのが、サイドの掛かり。差したときに、艇が暴れてキャビリ気味になってしまう。今日の2コースは、それが不安材料になります。かと言って、握ったら平山に届きそうもないし……。
※Aの影響/行き足のいい山川が差しに回るのは、もちろん平山にとって好材料。結果的に「同県先輩がチョモランマのような壁になってくれる」というイン戦になります。田口から外は、そのチョモランマで仕掛けが遅れる可能性が高いとみます。
B/谷川が4カドから強引に攻めきれるか? 難しい。山川チョモランマだけでなく、田口の行き足~伸びも完全に仕上がりました。このふたりをいっぺんに超えるのは至難の業だと思います。今節、何度かあったように、仕掛ける素振りを見せながらの差し選択。
※Bの影響/谷川マークで展開を突きたい外枠2艇の仕掛けがさらに遅れます。

結論/以上の推理から、平山の逃げきり勝ち。山川の差しハンドルがすんなり入れば1=2でしょうが、1マークでもたつくとみて思いきって軽視。山川が差した瞬間に握る田口と、それに連動しつつ差しを選択する谷川の2着争いです。

3連単★本線1-3-4(6000円)、押さえ1-4-3(2000円)

 本線がくれば15万弱、1-4-3なら10万弱で大逆転の節間プラス収支になります。くれば、ですけどね……w


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“本紙予想”女子王座決定戦優勝戦

12R 優勝戦
1コース想定=平山 まくられ率20.4% 差され率16.7%
2コース想定=山川 逃がし率34.0%
予想のカギ①山川2コース まくり=7/差し=6
予想のカギ②田口3コース まくり=7/差し=6
予想のカギ③谷川4コース まくり=5/差し=0
2~4コースに強攻派が揃った。山川が差しに回れば田口が握り、田口がまくり差しに切り替えればその瞬間に谷川が強攻する。平山には厳しい組み合わせだ。パワー的に平山の逃げ切りは当然ありうるが、自在に攻められる田口にチャンスが多いと見た。平山アタマ狙いなら、魚谷にヒモ展開ができそう。
◎田口 ○平山 ▲魚谷 △谷川
3連単3-154-全 1-5-全 


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THEピット――ゴングは鳴った

2011_0305_0279  ピットに入って真っ先に顔を合わせたのは、平山智加だ。通路のようなところで、荷物の整理をしているところだった。最終日にはこうして、作業の合間に荷造りをする光景がいたるところで見られる。あちこちに荷物をまとめかけのスーツケースが置かれていたりもする。
 声をかけると、朗らかな笑顔が返ってきた。今朝、選手のピット入りと同時に撮影を始めた中尾カメラマンから「平山の表情がカタい」との報告を受けていたが、笑顔自体にはそうした影は見受けられない。わずかな雑談のなかで声が震えたりしていたということもない。その場面では、いつもの平山智加がそこにいた。
 でも、たしかにカタいな。そう思えるシーンをその後、何度か見かけている。選手仲間と語らうときには、やはり童顔がほころんでいるのだが、一人になったときの表情からはピリピリしたものが伝わってくるのだ。普段よりも目がつり上がっているようにも見え、そこには明らかに緊張感がある。
 まあ、当たり前である。デビュー5年ほどの若手が、初めての女子王座優勝戦で1号艇。カタくならないほうがおかしい。そして、だから力を出し切れないのではないか、と判断するのは早計というものだろう。僕はむしろ、そんななかでも普段通りの笑顔を作れる芯の強さに感嘆した次第だ。

 その平山も含めて、今朝のピットは大きな動きを見かけることは少なかった。係留所が満艇だったり、ペラ室が満員だったりと、選手それぞれが最後の勝負に勢力を傾けてはいるのだが、しかしピットの空気は比較的穏やかで、装着場でも選手の姿を見かけることは少ない。特に優勝戦のメンバーはなかなか装着場に姿をあらわさず、奥のほうに置かれていた優勝戦用カウリングがついたボートをチェックすると、ペラがつけられたままだったりしたものである。
2011_0301_0338  念のために整備室ものぞいておくか……と歩を進めると、ずっと奥のほうに山川美由紀を発見。機械室で整備士さんに見守られながら、整備をしていたのだ。いったん山川のボートを探してモーターをチェック。ギアケースが外れていた。なるほど。
 昨日、機力不足を嘆いていた山川は、朝イチから整備を始めていたようだった。ギアケース整備をもっとも多く見かけるのは、前検と初日である。選手たちはみな、その段階で自分のセッティングに調整して、レースに臨むのだ。1~2度レースをしてみて、手応えが悪ければ、さらに調整。優勝戦の日に、ベスト6がこれをやっているのは、ほとんど記憶にないのだが。山川は、やれることはすべてやってパワーアップをはかっているのだ。その執念には、唸るしかない。
2011_0305_0034  1Rが発走する直前に整備を終えた山川は、ギアケースをモーターに装着した。すると……今度は海野ゆかりだ。山川と同じ部屋、同じ場所に陣取って、同じ部品を整備し始めたのである。海野がギアケースを外した瞬間は目撃することができなかったが、つまりは電光石火の動きだったわけだ。こうした勝負へのこだわり、向き合い方ができるからこそ、女王経験者ということなのだろう。

2011_0305_0334  田口節子、谷川里江、魚谷香織を最初に見たのは、1Rのエンジン吊りだった。東海の池田浩美が出走していたので、谷川はここで姿が見られるだろうと思っていた。だが、あたかも瀬戸の女王決定戦みたいなメンバー構成になっている優勝戦、1Rには瀬戸内勢が出走していなかったので、田口と魚谷はノーマークだったのだ。むしろ真っ先に姿をあらわして、地区が違う選手のボートを率先して運んでいる二人を見て、今日の優勝戦は新時代の到来を告げるものになるのかもしれないと改めて感じたのだった。田口も魚谷も、ここでは若手と呼ばれることになる4000番台である。
2011_0305_0382  これまでの女王で、もっとも登番が若いのは誰だかご存じだろうか。横西奏恵である。3774である。76期なのである。それを一気に更新する可能性のある選手が、平山を含めて3人。いずれもSG経験者で、優勝戦に名を連ねることに何の違和感も覚えない3人なのだが、1Rのエンジン吊りを眺めていれば、今日のファイナルには下剋上の風が吹き込んでいることをつくづく実感するのである。
2011_0305_0226   2Rが終わって、田口も谷川も魚谷もいよいよ戦いの準備を始めている。平山はほんの少し早く、2R発売中にペラを外す姿を見かけた。そろそろ午前も終わろうかという時間帯に6人すべてが始動し、戦いのゴングを鳴らしたのだ。下剋上なるのか、女王たちのプライドが爆発するのか、果たして……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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本日の“本紙予想”女子王座決定戦最終日

どもです。Kであります。今節は実に不調でありました。なんとか最終日で取り戻すべく、昨日はほとんど酒も飲まずにホテルへと帰り、予想に励んだのであります。当たるといいなあ。

1R
1コース想定=池田 まくられ率17.9% 差され率23.1%
2コース想定=茶谷 逃がし率38.1%
機力上向きの池田がしっかりと逃げ切る。
◎池田 ○渡辺 ▲宮本 
3連単1-34-全

2R 
1コース想定=新田 まくられ率17.5% 差され率37.5%
2コース想定=今井 逃がし率39.6%
堀之内の強攻を新田が張って差し場ができれば、今井が小回りで差す。
◎今井 ○新田 ▲堀之内
3連単2-13-全 

3R 
1コース想定=中里 まくられ率18.2% 差され率39.4%
2コース想定=西 逃がし率40.0%
中里がインから先マイ押し切り。
◎中里 ○佐藤 ▲五反田 △片岡
3連単1-643-全

4R 
1コース想定=池田 まくられ率9.9% 差され率25.4%
2コース想定=鵜飼 逃がし率34.1%
池田が渾身の逃げを放つ。武藤が握れば西村に展開ある。
◎池田 ○西村 ▲鵜飼 △武藤
3連単1-423-全 

5R 
1コース想定=土屋 まくられ率37.8% 差され率17.8%
2コース想定=鈴木 逃がし率33.3%
鎌倉が強攻すれば、平高との100期連動。
◎平高 ○鎌倉
3連単4=3-全

6R  
1コース想定=水口 まくられ率40.4% 差され率21.3%
2コース想定=藤崎 逃がし率27.6%
三浦が準優敗退の悔しさ晴らす自在攻め。
◎三浦 ○水口 ▲中谷 
3連単3-15-全

7R 
1コース想定=香川 まくられ率20.0% 差され率25.0%
2コース想定=宇野 逃がし率32.1%
香川が渾身のイン先マイ。
◎香川 ○宇野 ▲日高 
3連単1-25-全

8R 
1コース想定=寺田 まくられ率8.5% 差され率27.7%
2コース想定=渡辺 逃がし率30.0%
寺田が盤石の逃げ切り魅せる。
◎寺田 ○垣内 ▲渡辺 △永井
3連単1-426-全

9R 
1コース想定=淺田 まくられ率9.5% 差され率14.3%
2コース想定=片岡 逃がし率29.8%
淺田と池田が競り合って、角が差し場に飛び込む穴狙い。
◎角 ○淺田 ▲池田 △鎌倉
3連単6-134-全

10R 特別選抜B戦
1コース想定=日高 まくられ率8.5% 差され率29.8%
2コース想定=平高 逃がし率37.2%
三浦の4カドまくり差しは記念レベル。
◎三浦 ○日高 ▲平高
3連単4-12-全 

11R 特別選抜A戦
1コース想定=鵜飼 まくられ率31.3% 差され率39.8%
2コース想定=中谷 逃がし率32.4%
寺田が3コースからまくり差し決める。
◎寺田 ○中谷 ▲鵜飼 
3連単2-13-全

優勝戦は後ほどアップします。


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最終日!

おはようございます。女子王座決定戦も、いよいよ最終日。本日、第24代の女王が誕生します。偶数艇に入ったベテラン組は、いずれも女子王座優勝経験者。山川美由紀と谷川里江が勝てば女子王座V3、鵜飼菜穂子、横西奏恵の記録に並びます。奇数艇の4000番台3人が優勝すれば、もちろん初の戴冠。ニューヒロインが生まれるのか、それとも記録がひとつ生まれるのか。注目の優勝戦です。

_u5w8559 昨日の12Rで敗れた水口由紀と中里優子。登番1番違いの二人が、揃って噛みしめた悔恨……。今日はリベンジを!(PHOTO/池上一摩)


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THEピット――女子王座準優の美

<10R>
_u5w8271 ●はしゃぎっぷりが美!――海野ゆかり
 訝しくなるほど、大はしゃぎしていたのだ、海野は。ピットに戻ってくるや、李忠成ばりの弓矢ポーズを見せるわ(あ、二人とも“広島”だ!)、陸に上がれば出会った人ほとんどすべてと抱き合うわ。ついには、ほんの数分前、自分の前を走っていた山川美由紀とハイタッチ。そりゃあ、揃って優出を決めて嬉しいのはわかるけど……。2着でこんなに大騒ぎしている人を初めて見たぞ。
 謎は会見で解けた。
「ビリになると思ってたので、奇跡です(笑)」
_u5w8351 それくらい、機力はカンペキに不足しているのだそうだ。それだけに、優出を果たせたことは海野にとっては快挙なのだ。「(平高奈菜のまくりで生まれた差し場に)入れたのは、さすがだな、と(笑)」とそのハンドルワークに酔ってみせるあたりも、ノリノリである(もちろんジョークで言ったことですが)。
 11Rを装着場のモニターで観戦している我々の前にあらわれても、まだゴキゲンは続いた。田口のジカまくりにキャッキャとはしゃぎ、3号艇が2着を走っているのを見ながら「まだ私は(優勝戦)6号艇かぁ……えっ、当たり前?」と軽口を飛ばし、「ここでスタートびしっと決められるのはすごいなあ。私なんてこの間、フライングだもん(戸田のオール女子で優勝戦1号艇Fでした)」と自虐に走って我々を笑わす。こんな海野、初めて見たぞ、ほんとに。
 そんな海野が、めっちゃ素敵でした! そして、プリティでしたぞ。

2011_0304_0699●淡々とした風情が美!――山川美由紀
 海野とは対照的に、淡々とした振る舞いが印象的であった。海野とのハイタッチは笑顔だったが、その表情も長続きはしない。「ハッキリ言って、1号艇で準優に乗れたのが不思議」と語ったように、パワー劣勢と認識しているらしく、それだけに優出を果たせたことに安堵感が強かったのか。それとも、本当の勝負は明日だと心に誓っているのか。いずれにしても、その粛々とした様子はまさしく貫録と呼ぶべきものなのであった。
 それでも、優出共同会見の最後に「福娘なので、ツイてますね」とジョークを飛ばして、ニコニコっと微笑んでいる。福娘というのは、尼崎の正月オール女子戦「福娘選抜」を優勝したということ。そういえば、あのレースと女子王座は相性が良く、優勝者は女子王座でも活躍することが多いんじゃなかったっけ?

_u5w8322 ●めっちゃ悔しがってる姿が美!――平高奈菜
 本気で勝ちに行ったのだろうし、真剣に優勝を狙っていたのだろう。女子王座初出場にしてその快挙を果たすのはなかなか難しいに決まっているが、平高は怯むことなく標的にしていたのだ。
 レース直後の硬い表情も印象的だったが、レース後、報道陣と話しながら、何度も何度も天を仰いできつく目をつむる姿が、実に素直な悔しがり方で素敵だった。若者が悔しさを押し隠そうとするなんて、そっちのほうが不自然だと僕は思うのだ。
 平高は間違いなく、来年からも常連としてこの舞台に立つはず。そして必ず、優勝戦線の主役を張ることになるだろう。ならば、この悔しさはまったくネガティブなものではない。来年、「去年のリベンジを果たす」なんて言葉を力強く口にしてくれたりしたら、僕は今日の平高奈菜の可憐な悔恨を思い出すだろう。

<11R>
2011_0305_0343 ●嫣然とした微笑みが美!――谷川里江
 どう表現したら、この色気が伝わるだろう。そう、色気。いわゆるセクシーということではなく、人間的な色気だ。多くの経験を積み、数々の修羅場を乗り越え、だからこそ可能な自然体で大舞台に臨み、結果を出す。こんな色気を醸し出せる者は、相当に限られている。
 共同会見で終始、嫣然とした微笑みを浮かべ、穏やかに応えている姿が、そうした色気たっぷりのものだった。「出足も伸びもないけど、ツキはありました、フフフフフフッ」とジョークを飛ばしつつ悪戯っぽく笑う姿は、キュートですらあった。やはり谷川里江という人は、何かをもっている人である。
 それにしても、女子リーグ卒業組の3人が、いずれも機力的な不安を口にしていることには注目しておきたい。奇しくも偶数艇に入ったベテラン組、特に谷川はカドになりそうなだけに、パワー不足がどう展開を左右するのか、カギを握ってくることになるだろう。そうしたなかでも巧みに上位をうかがうのが、彼女たちベテランの腕っぷしなのだが。

2011_0305_0491 ●女子王座への思いが美!――田口節子
「やっと優出できた、という感じです。優勝戦に乗れないのがこれだけ長いと不安になるし、縁がないんじゃないかと思ってました」
 これ、何気ない一言だけど、誰もが口にできるような軽い言葉ではない。田口は05年大村女子王座以来の優出。彼女の実力からすれば、たしかに不思議なことだったし、そしてその田口のコメントは「自分は優出して当然なのだ」という自覚のもとに口をついたものであることがスゴいのである。
 機力は、整備をして急上昇したそうである。実際、準優の行きアシはすごかった。そのうえ、田口はひとつの安堵を手に入れ、さらに教訓を忘れず、つまりはメンタルをも仕上げてきた。
「これまでの女子王座では、消極的なレースをしてしまっていた。だから、今日は差されてもいいので、思い切りまくった。2着までならそれでいい、と思って」
 これまで重ねてきてしまった後悔をもう二度と味わいたくない。そんな思いで、田口は優勝戦に臨むのである。

_u5w8398 ●涙が美!――三浦永理
 また三浦の涙を見た。賞金王シリーズ最終日、SG初1着で見せた涙。そして今日、1号艇を活かすことができず、田口にまくられて大敗を喫して流した涙。昨年の暮れは歓喜の涙だったが、今日は自分を責める涙だった。
 モーター格納作業をしながら涙を流す三浦に寄り添ったのは、佐々木裕美と今井裕梨。肩をたたいたり、背中をたたいたりして慰める二人だが、三浦の表情は変わらない。準優1号艇で見せてしまった“失態”を、三浦は絶対に許すつもりはないようだった。
_u5w8492  この涙もまた、誰もが流せるようなものではない。三浦もまた己の力、立ち位置などを自覚し、この1号艇は必勝だと誓った。明日は12Rを走るのだと信じた。だからこそ流れた涙なのだ。つまり、実力者の証、である。
 平高同様、来年の女子王座では「リベンジ」を口にしてほしい。そしてもう一度、うれし涙が見たい。今日の悔しさは、次なる歓喜への一里塚だと信じよう。

<12R>
2011_0305_0601 ●緊張感が美!――平山智加
 今朝、「ドキドキしてます」と言っていた平山。その緊張感は、準優でも平山から離れてくれなかったらしい。1マークでは緊張して少し握りすぎたのだと証言しているのだから、平山は自覚して走っていたことになる。
「理想はインから行かせていただきたいです(笑)」
 1号艇の選手のこの謙虚さは何だ? 鵜飼菜穂子が優出したのならともかく、もっと主張したって誰も怒らないし、罰も当たらない。しかし、平山はもってまわった表現で、そう言ったのである。もしかしたら、また新しい緊張が平山を包んでいるのかもしれない。
 しかし、そんな様子が実に初々しくはあった。女子王座4年連続出場のスーパーヒロインにそんな表現はふさわしくないかもしれないが、そんな雰囲気を出せるあたりがニュースターなのだろう。そして、そうでありながらも堂々たるレースを見せるのが、平山の真骨頂。今日だって、グレートマザーと菜穂子姐さんに真っ向から勝負を挑んで勝ち切っているのだから。

2011_0305_0502●ニコニコ笑顔が美!――魚谷香織
 平山と抱き合ってW優出を喜び合う姿は、艇界屈指の美しい光景だったと思う。考えてみれば、全国スター候補選手のワンツー決着。ボートレースの未来をまばゆく照らす光景でもあったわけだな。
 朝のピットで魚谷が整備士さんと相談しながら部品を選んでいた、と記している。これが魚谷のパワーを一気に変えたのだそうだ。交換したのはピストンリング。これがバッチリ当たったのだ。
 それが実っての優出。いったんは先頭を走りながら、2Mでターンマークに接触して後退したことについては悔やんでいたが、しかし喜びのほうが上回っている様子。浮かんでくる笑顔は、うーん、めっちゃプリティ! 優勝戦でもその笑顔が見たいし、平山と二度目のワンツーを決めたりしたら(どちらが先着しても)最高だよな~。

_u5w8533 ●永遠に美!――鵜飼菜穂子
 3着である。競り合いを制しての3着でも、準優では意味がない。それを知り尽くしている鵜飼は、ピットに戻り、ボートリフトが揚がるのを待つ間、手すりを右手で思い切り叩いた。
 いつまでも渾身の勝負に挑み、いつまでも生々しく感情をあらわにする。全盛期に比べれば衰えがあることを、たぶん誰よりも鵜飼自身が自覚していながらも、しかし勝負に臨む姿勢はその頃とも変わらないのだ。“小娘”の後塵を拝したことが本当に悔しい! それを強烈に魅せてくれる鵜飼菜穂子は、絶対的に永遠のビーナスである。
_u5w8547 「もぉ~、ダサすぎ!」
 そんなふうにおどけてみせるあたりは、それこそ開会式でも見せたようなお茶目な部分。そんな一面をもっているのも、また素敵である。そうした鵜飼菜穂子を目の当たりにして、自分がまだまだ若造であることを思い知る。それは、ともに戦う後輩たちも同様のはずで、鵜飼はその存在だけで周りを成長させてくれるのである。
 もちろん、来年の女子王座でもこんな鵜飼が見られることを信じている。(PHOTO/中尾茂幸=山川、谷川、田口、平山、魚谷 池上一摩=海野、平高、三浦、鵜飼 TEXT/黒須田)


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賞金女王・準優ダイジェスト

クイーンの貫禄

10R
①山川美由紀(香川)06
②中谷朋子(兵庫)  09
③平高奈々(愛媛)  12
④池田明美(静岡)  11
⑤海野ゆかり(広島)10
⑥香川素子(京都)  28

2011_0305_r10_0955  格の違いと言うべきか。1周2マークを回って、かつて女子王座に君臨したふたりのレーサーが一気に突き抜けた。逃げた山川と、まくり差しを狙った海野と。問答無用の1-5態勢。この1-5絡みの3連単舟券を握る人々はこの後もエキサイトするわけだが、「準優」の本質を考えればこの2周目ホームで他の4艇は視界から完全に消えたといっていい。それほど堅牢無比な元クイーンのワンツー態勢だった。レースに関しては、これ以上書くべき言葉が見当たらない。

2011_0305_r10_0974  両者のパワー診断も、今日のこのレースで何かを断言することは難しい。スリットからの山川の行き足は、大方の想定どおりゴキゲンだった。それくらいか。
 一方の海野は展開の利と、自慢のターンセンスを十二分に生かしきっての2着。裏を返せば、正味の足色が測れるレースではなかった。優出メンバーの中に入ればおそらく劣勢、という気はしているのだが……。

銀河王女、覚醒。

11R
①三浦永理(静岡)11
②田口節子(岡山)07
③谷川里江(愛知)08
④寺田千恵(岡山)07
⑤佐藤幸子(岡山)09
⑥土屋千明(群馬)11

2011_0305_r11_1067  今年の準優は、元女王が2人ずつ均等に配分されている。まさか、このレースも谷川-寺田のクイーン決着か? いやいや、レース足抜群の三浦がそれを許さんだろ。などと思っていたら、元女王の進軍に待ったをかけたのは2コースの田口だった。しかも、豪快無比なジカまくり一撃決着! 私のグリグリ◎三浦が、一瞬にしてV戦線から弾け飛んだ。
 やはり、行き足~伸びが足りなかったか……。
2011_0305_r11_1081  引き波に沈む三浦を見ながら、心の中で呟く。スリットは上記のように、ほぼ横一線。そこから、田口に完全に伸び負けてしまった。三浦のエンジンはターンした瞬間から抜群の持ち味を発揮するのだが、田口は待ってはくれなかった。2コース強ツケマイ。三浦の唯一最大の弱点を、ど真ん中から突き刺した。あとは、3コースの谷川が、4コースの寺田が、広い内寄り水面を順繰りに駆け抜けてゆく。元女王と前年女王を引き連れる、ギャラクシー・プリンセス。「もっとも女王に近いレーサー」のひとりである田口は、眩いモンキーターンで独走態勢を築いた。2着は谷川。寺田には、残念ながら連覇を成し遂げるだけの追撃パワーはなかった。
2011_0305_r11_1102  さて、敗れた三浦のパワーばかり触れてきたが、むしろ田口の行き足~伸びを褒めるべきかも。4日目10Rの1周2マークでは、途轍もない鋭角ターンで2艇を抜き去ってもいる。回り足、行き足、伸びともに上位となれば、これはもう節イチ候補のひとつと断言していい。そして、それらのパワーをもっとも有効活用できるのは、3コースだと思う。3号艇の明日は、かな~りうるさい存在になると予言しておこう。
 一方の谷川は、寺田などの後続を危なげなく退けた点は評価できる。日々ピストン交換などの整備を重ねて、やっと上位級まで這い上がったというイメージか。ただ、マクリ屋・谷川が明日の4号艇を活かしきるには、まだまだ行き足~伸びにかけてのパンチ力が足りない、というのが私の率直な感想でもある。

プリンセス・プリンセス

12R 進入順   
①平山智加(香川) 11
②日高逸子(福岡) 15
④鵜飼菜穂子(愛知)20
③水口由紀(京都) 12
⑤魚谷香織(福岡) 09
⑥中里優子(埼玉) 08

2011_0305_r12_1232_2   大本命の平山にとって、もちろん楽なイン戦ではなかった。進入そのものはスタート展示よりやや楽な展開に。元女王2人を横目に、しっかり助走距離をとってコンマ11の鮮やかなスタートを決めたのだが、カド受けの3コース鵜飼が凹んだからたまらない。勇躍、4カドの水口が握る握る。一瞬にしてイン平山の喉元まで迫った。
 が、ここで第2の不測の事態が起きる。2コースの日高まで、豪快に握ったのである。水口の全速まくりと、日高の猛烈ツケマイが完璧にバッティングした。絵に描いたような大競りで、あさっての彼方にぶっ飛んでいく2艇。インの平山にとってはラッキーな競りだった……とは限らないのが競艇の難しくも面白いところ。

2011_0305_r12_1246 彼方に散った2艇に代わって、5コースの魚谷が凄まじいまくり差しで平山の内に飛び込んだのだ。あとは完全に千切れ、焦点は若きスターレースの後先勝負に絞られた。これから何十年もライバルとしてシノギを削るであろう平山VS魚谷の25歳一騎打ち。形勢は内に陣取る魚谷が有利だった。コースの利で、2マークを制圧する。
 これでしっかり回れば、5-1か……!?

2011_0305_r12_1253  我々が思ったように、魚谷も勝利を意識して力が入ったのだろう。ハンドルを早く切りすぎて、わずかにターンマークに接触してしまった。本当にわずかなミスに見えたものだが、そのミスを平山の俊敏ターンと超抜パワーが許さない。渾身の鋭角全速モンキー!ほんのコンマ1秒ほどの間に、ライバルを2艇身ほど千切り捨ててしまった。今節の平山はいつにも増してド派手なパフォーマンスが多いのだが、この瞬殺逆転差しはシリーズ随一かもしれない。魚谷のターンミスがアシストした大技ではあるけれど……。1着・平山、2着・魚谷。

2011_0305_r12_1284  平山のパワーは見ての通り、文句のつけようが難しい。すべての足が上位で好バランス。私は2日目から三浦を節イチと主張してきたが、「総合力では平山が上」と途中で認めざるをえなかった。それがちょっと悔しかったけど、三浦がV戦線から消えた今、素直にそれを宣言したい。誰もが知ってることだけど。
2011_0305_r12_1239  魚谷の1マークは展開の利が大きく、あれをもって超抜とは言えない。あの1周2マークが平山との回り足を比べる絶好のチャンスだったのだが……しっかり回ったときのホーム直線のライバル対決が見たかった>< というわけで、「伸びは上位で他は中堅上位レベル」と、私の勝手な推量で書かせてもらおう。

 さてさて、10Rでは2人の元女王が貫禄を示し、11Rでは銀河系が旧女王を引き連れ、この12Rではふたりのプリンセスが元女王たちを置き去りにした。偶然の組み合わせと知りつつ、今日の準優の流れが明日の世代交代を予感させるものではあったな。プリンセスからクイーンへ。明日のファイナルは3人の王女たち(1・3・5号艇)が、新女王戴冠を懸けて百戦錬磨の元クイーン3人(2・4・6号艇)に立ち向かうことになる。(photos/中尾茂幸、text/H)


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本日の水神祭! アヤパン!

今節2件目の水神祭が出ました! 2Rを差し切った加藤綾。一昨年の尼崎女子王座では果たせなかったGⅠ初1着を、3年越しに達成したのであります!

_u5w8206 その加藤と同じくらいに喜んでいたのが、13年前の三国女子王座を優勝した西村めぐみ。自身が歓喜にむせんだ地で、後輩がGⅠ初1着を果たしたのですから、感慨深かったに違いありませんね。

_u5w8237 その西村や同期勢、東海勢が参加して行なわれた水神祭。ウルトラマンスタイルで持ち上げられたはいいのですが、1、2の……で水面に落っこちちゃった! タイミングが合わなかったのですね。とんだハプニングではありますが、かえって思い出に残る水神祭かも。

_u5w8238 で、それに続いて、自ら飛び込んだのは西村めぐみ! 美しいフォームで、加藤に続いたのでありました。だはは、落ちる気マンマンだったのか。水面から引き揚げられた二人は、まさに水もしたたる絶世の美女でありました!

_u5w8257 加藤選手、おめでとうございます。来年も王座の舞台でお会いしましょう。そして来年は予選突破を!(PHOTO/池上一摩)


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優勝戦メンバー確定!

優勝戦のメンバーが確定しました! 奇数艇に女子リーグ組(しかも1、5号艇は全国スター候補選手!)、偶数艇に女子リーグ卒業組(しかも全員女王経験者!)と、まさしく新旧世代闘争の様相を呈してまいりました。若きナデシコがはつらつと先輩の壁をぶち破るのか、元祖ナデシコたちが若手に対してチョモランマ級の壁となるのか。興味深いメンバーになりましたぞ!

①平山智加(香川)
②山川美由紀(香川)
③田口節子(岡山)
④谷川里江(愛知)
⑤魚谷香織(福岡)
⑥海野ゆかり(広島)


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三国グルメだ!

当BR特集も間もなく丸6年になろうとしていますが、三国からお届けするのは今回は初。ということで、行ってきましたグルメ三昧! 三国といえば、もちろんこれですね!

Cimg5374 ソースかつ丼です! 桐生もコレが名物になっていますが、一説によるとソースかつ丼の発祥は福井とのこと。まさにご当地自慢のグルメなのです(場内のさまざまな食堂がメニューに載せています!)。やわらかトンカツをソースにつけてキャベツとともにご飯の上へ。濃厚かつサッパリのソース味は実にオツなものであります。たしかにうまい! 私が食べたのは、正門を入って右に行ったところにある「三国売店」さんでした。

で、こんなんもあるの、知ってました?

Cimg5377

醤油かつ丼! そう、ソースかつ丼の醤油版(?)であります。1マーク寄りスタンド1Fの「フェニックス」さんにあったのですが、これは初見でしたなあ。実は私、トンカツには醤油派(というか、基本すべて醤油の“醤油原理主義”です)でして、そんな私にはベストマッチ! さっぱりしていてうまかったっす。ただ、これは好みも大きく分かれると思うので、私と同類の方はぜひお試しくださいませ。

Cimg5373 ちなみに、いわゆる普通のかつ丼もあります。福井ではあえて「玉子かつ丼」と言うらしいですね。玉子プルプルで美味! 玉子をネーミングに加えるのが妥当に思えます。これも「三国売店」さんの逸品なのですが、このお店はいろいろとメニュー豊富なのですね。

Cimg5372 てんぷらは単品で売っていて、こうして盛り合わせにしてライスをつければ、天ぷら定食の出来上がり!

Cimg5376 そして私のお気に入りは「中華そば」! いわゆるラーメンです(メニュー名は中華そばですが、注文すると「ラーメン一丁!」と店員さんが叫びます)。透明なスープは、予想に反してしっかりとした味わい。ちょっと甘めの味付けですが、私にはドンピシャの味でした。これ、明日も食いに行きたいな~。

三国にはこれまで何度か来たことがありますが、ここまでびっちりとグルメ行脚をしたのは初めてでした。こんなにうまいもん満載だったとはな~。B級(ボートレース級)グルメ評論家の私のなかで、三国はけっこう上位ランクに入りましたぞ。


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H記者の『白カポ3連発でヒモ穴狙い!!』予想

 さあ準優です!

10R
◎①山川美由紀(香川)S
 ②中谷朋子(兵庫)A
○③平高奈々(愛媛)A
 ④池田明美(静岡)B
 ⑤海野ゆかり(広島)B
▲⑥香川素子(京都)A

進入123/456

 行き足凄まじい山川の逃げ鉄板。唯一の脅威はパワー非力でも常にカド一撃がある明美ですが、このパワー相場ではスリットで1艇身覗かない限り攻めきれません。2コース巧者の中谷、リズム抜群の平高がすんなり追撃という絵が見えますが、果敢に握りそうな平高が上か。安くても1-3本線に、海野の無理攻めで展開がありそうな香川への1-6で中穴も狙ってみます。

2連単★本線1-3、押さえ1-6
3連単★本線1-3-6、押さえ1-6-3

11R
◎①三浦永理(静岡)SS
 ②田口節子(岡山)A
 ③谷川里江(愛知)A
○④寺田千恵(岡山)B
▲⑤佐藤幸子(岡山)A
 ⑥土屋千明(群馬)B

進入123/456

 2日目までを見て節イチ指名した三浦。実のところ3、4日目は伸びがあまりに平凡すぎて、節イチとは呼べない気配ではありました。が、スロー水域での出足・回り足・レース足は相変わらず超抜。このレースでも谷川やテラッチの全速攻勢さえ凌ぎきれば、ターンの出口で一気に突き放します。相手本線はカド自力攻撃あり、谷川マーク策ありと自在に攻められるテラッチ。ただ、パワー自体はもう一息なので、半端な仕掛けになると幸子オバチャマがこっそり差して2着にくるかも。対抗人気の田口は、最近ここ一番の勝負処でリズム一息なので軽視してみます。

2連単★本線1-4、押さえ1-5
3連単★本線1-4-5、押さえ1-5-4

12R
◎①平山智加(香川)S
 ②日高逸子(福岡)B
 ③水口由紀(京都)A
○④鵜飼菜穂子(愛知)A
 ⑤魚谷香織(福岡)B
▲⑥中里優子(埼玉)A

進入412/356か142/356

 インは鵜飼オバサマなのか平山なのか? グレート逸子ママはそのとき何を考えるのか。進入からなんとも悩ましい今日一番の注目レース。今節の智加ちゃんはどんなときにも冷静沈着なので、すんなりインを譲り渡す可能性が高いと見ています。そして、2コースから逸子ママをブロックしつつ俊敏差し。今節の回り足、レース足ならズッポリ入っちゃいますね。逸子ママの気配がイマイチなだけに、差して残しての1-4本線。穴っぽいところでは、ピット離れ&スリット付近の行き足が抜群というちょっと不思議なパワーを誇る中里。魚谷が油断すればすかさず5コースゲット。さらに自慢の行き足を駆使すれば、ギリギリ2着なんてこともありえます!!
 でもって、もしもスタート展示で平山がイン死守の姿勢を貫いたら、本番は鵜飼とともに80起こしになるとみて、5=6-3の大穴アウトセットを遊びで買ってみます。
2連単★本線1-4、押さえ1-6
3連単★本線1-4-6、押さえ1-6-4

 私の本線通りに決まれば、明日の優勝戦は①平山②山川③三浦④平高⑤寺田⑥鵜飼というステキなメンバーになるのですが、いかに!?


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“本紙予想”女子王座準優勝戦

10R 準優勝戦
1コース想定=山川 まくられ率8.1% 差され率17.7%
2コース想定=中谷 逃がし率30.6%
攻め手は平高か。山川ががっちりと受け止めて先マイ。
◎山川 ○平高 ▲海野
3連単1-35-全 

11R 
1コース想定=三浦 まくられ率14.5% 差され率15.9%
2コース想定=田口 逃がし率33.3%
三浦がスタートを決めて逃げ切り態勢。谷川強攻なら寺田に展開。
◎三浦 ○寺田 ▲谷川 △田口 
3連単1-432-全 

12R 
1コース想定=平山 まくられ率20.8% 差され率17.0%
2コース想定=鵜飼 逃がし率34.1%
進入がとにかく微妙。内も深くなりそうだが、それでも平山が逃げ切ると見た。
◎平山 ○水口 ▲日高 △鵜飼
3連単1-324-全 

本命寄りの予想で、かなり配当は安そうです……。

 


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THEピット――仲良きことは美しきかな

 SGのピットと比べて少し違いがあるとすれば、「SGのほうがひとりでいる選手が多い」ということだろうか。女子特有の仲の良さなのか、いろんな場面で複数選手の絡みが見受けられる。たとえば、整備をしている選手のそばに、別の選手が寄り添っていたり。SGでもそうした場面はもちろんあるけれども、目にする頻度はずっと女子王座のほうが高いように思う。
2011_0304_0271  田口節子と佐々木裕美、という組み合わせは、まあそうだろうな、と思わされるものだ。言うまでもなく、銀河系の同期コンビである。田口は昨日、「佐々木に思いを託された」と語っており、自分がいちばん優勝したい気持ちが強いと公言していながら無念の予選落ちを喫してしまった佐々木としては、やはり田口をいちばん応援したくなるものだろう。田口も、三国が自分や佐々木にどういう意味合いを持つかをよくわかっているはずだから、佐々木とともにいることはメンタルパワーを強くしてくれるものに違いないのだ。
_u5w7500  平高奈菜と鎌倉涼、というコンビもわかりやすい。最年少100期の同期生だ。鎌倉は昨年、優勝戦に進出した。そして平高は今日、鎌倉と同じ経験をするべく大一番に臨む。自然と行動をともにするのは、必然というもの。そして平高は、昨日までと比べればややカタい気がしないでもないけれども、鎌倉の言葉に100万ドルの笑顔を向けているのだった。
2011_0304_0139  それにしても、この二人はずいぶん長く話し込んでいたな。1Rのエンジン吊りが終わってから寄り添った二人は、延々と装着場で会話を交わしていたのだ。当然、それを見た報道陣はレンズを向けまくるわけで、それにも構わず二人は話し続けていたのだった。2Rが始まっても会話は終わらず、場所はモニター前に移動。同期の川野芽唯が1マークを先マイすると、平高も鎌倉も黄色い声援を送っていた。その様子は実に女の子らしく、まったくもってプリティでした、はい。

 先の2組のほかには、意外性のある組み合わせを見かけることが多い準優の朝であった。
2011_0304_0134  たとえば、平山智加と高橋淳美。年は離れ、支部も別々。二人の接点はまったく思い浮かばないのだが、ようするにそうしたかかわりがなくとも、彼女たちはすんなりと壁を取っ払えるのであろう。話の中身は聞こえてこないが、高橋の笑顔を見れば、予選トップの重圧を優しくほぐしているお姉さん、というように見える。というか、そうとしか見えない。百戦錬磨のベテランは、若きシリーズリーダーの心中をよく理解しているのだろう。そして、それを慮って動く気立てのよさを高橋は持っているのである。
 実際、平山は「ドキドキしてます」と言っていた。一見するとそうとは見えないのだが、やはり千載一遇のチャンスを前にして、スーパーヒロインも心を震わせているのだ。それでも、「己と向き合う時が来たな、って思いますね」とも言い放ったのだから、やはり平山は強い。話をしていて、こっちが別の意味でドキドキしちゃったぞ。
2011_0304_0206  谷川里江と五反田忍という組み合わせも見かけた。これも珍しいなあ。足合わせの感想を言い合っているふうではなく、ほとんど雑談の装いだ。谷川は選手のなかでも小柄、そして五反田はスリムな長身だから、そのデコボコぶりも印象的だった。谷川はその後、作業に戻って黙々とひとり過ごしており、その合間のちょっとした絡みシーンなのであった。
2011_0304_0221  三浦永理と永井聖美は、支部こそ違え、東海地区同士。これはまあ、想定内の組み合わせであった。今朝の三浦は実に朗らかで、最初に顔を合わせて挨拶を交わしたときもニコニコと人懐こい笑みを浮かべていて驚かされたのだが、永井に対してもニコニコと近寄って、積極的に話を向ける。準優1号艇に怯んでいる様子は、ひとつもない。これもSG経験効果だろうか。
2011_0304_0275  それよりも永井は妙にアンニュイな様子だったぞ。ボートのカウリングに両肘をもたれさせ、ぼんやりと一点を見つめていたのだ。ちょっと色っぽかった……というのはどうでもいいとして、そうした表情はピットではあまり見かけないものだけに、不思議な感じがしたのだった。
_u5w7563  色っぽかったといえば、鵜飼菜穂子だ。いや、本当に色っぽい姿を見せていたのですよ、これが。2Rのエンジン吊りに出てきた鵜飼は、垣内清美に耳の後ろからうなじのあたりを見せつけていたのだ。髪をかきあげて。いったい何を話していたのかはまるでわからなかったが、垣内が爆笑していたので、自分のうなじを自慢していたのではないか、と思えてしまった。というか、いちどそんなふうに思ったら、もうそうにしか見えないのだから困った、いや、困りはしないけどビックリした。菜穂子姐さん、余裕である。
2011_0304_0814  あ、そうそう、日高逸子も余裕というか、さすがの振る舞いを見せていた。1R後、引き上げてきた藤崎小百合にアドバイスらしきものを送っていたのである。藤崎もにこやかに耳を向けながら、質問を返したりしている。もちろん日高はグレートマザーの慈愛に満ちた表情で、藤崎に言葉を送っていた。準優の今日も、日高はいつも通りに、忙しく動き、誰よりもキビキビとした様子を見せている。そんななかで見せた後輩への優しさ。尊敬します。

2011_0304_0008  1R発売中は池田明美、2R発売中に中谷朋子と、準優組で着水していた選手は、早い時間帯には少なかったが、2Rが終わり、3Rの展示も終わると、続々とボートを水面へと導きだしていった。海野ゆかりは凛々しい。土屋千明は神妙だ。香川素子は淡々としていた。いろいろな表情で、それぞれの思いを胸に、セミファイナルへの準備を始めていた。
 寺田千恵も、水面を眺めながら何かをチェックして、ペラ室に向かった。ちょうどその頃、係留所が満員御礼状態だったので、空きがあるかどうか確認したのか。ともあれ、スタンバイの時は近そうだ。
_u5w7262  で、念のために整備室を覗くと、魚谷香織が部品室の前で整備士さんと相談しながら部品を選んでいるようだった。正直、魚谷はちょっとピリピリしているように感じていたのだが、機力面への不満が解消しないということなのか。また、山川美由紀は整備室奥の「機械室」と書かれた部屋におり、準優に向けてのひと整備をしている様子。
 さあ、準優勝戦だ!(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩=平高、鵜飼、魚谷 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選Z』5日目

 3日目から三国参戦し、まだ一度も払戻窓口に並んでいないHです。11万ほどあった軍資金も昼夜の散財で枯渇し、つい先ほど手元から最後の諭吉さんが旅立ってゆきました>< あと2日、どうする、オレ!?
 そう、もちろん少ない持ちダマで大穴を召し取るしかない!! 今日の一般戦は以下の4R極選と、5R3単153一本書きのふたつだけ勝負します。

4R
 ①垣内清美
 ②角ひとみ
★③西村めぐみ
◎④今井裕梨
 ⑤渡辺千草
★⑥岸 恵子

進入123/456

 昨日の最終でまさかの落選を食った角は気落ちがありそう。ならば、西村・今井のセンターWまくり屋が絶好の狙い目。西村は昨日あたりから伸びだけは上位に仕上がったし。本命はその西村マークか、自力の4カド一撃か、どっちもありえる韋駄天娘・今井。前者の戦法なら43、後者ならFで人気落ち岸との46が絶好の狙い目になります。12Rが楽しみで仕方ない準優予想は8R頃にアップします。

2連単★4-36
3連単★4-3=6


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本日の“本紙予想”女子王座決定戦5日目

おはようございます! Kです! 不調です! 舟券もボコボコです! とりあえず元気出してみました! 空元気? その通りです! 今日こそは……。

1R
1コース想定=早坂 まくられ率37.5% 差され率40.6%
2コース想定=西村 逃がし率38.5%
福島のチルトに注目。跳ねれば一気のまくりもあるが、予想としては早坂本命。
◎早坂 ○藤崎 ▲福島 
3連単1-43-全

2R 
1コース想定=川野 まくられ率25.0% 差され率31.3%
2コース想定=加藤 逃がし率24.1%
加藤は2コース得意。差し切り狙う。
◎加藤 ○川野 ▲松本 △定野
3連単2-136-全 

3R 
1コース想定=高橋 まくられ率29.7% 差され率24.3%
2コース想定=堀之内 逃がし率45.5%
高橋が堀之内を壁にして逃走。。
◎高橋 ○宮本 ▲堀之内 △宇野
3連単1-324-全

4R 
1コース想定=垣内 まくられ率19.1% 差され率21.3%
2コース想定=角 逃がし率28.8%
西村、今井のセンター勢は果敢な握り屋。両者の連動を。
◎西村 ○今井
3連単3=4-全 

5R 
1コース想定=佐々木 まくられ率12.5% 差され率20.8%
2コース想定=五反田 逃がし率39.6%
佐々木が意地の逃走で予選落ちの鬱憤を晴らす。
◎佐々木 ○淺田 ▲早坂
3連単1-54-全

6R  
1コース想定=鎌倉 まくられ率10.3% 差され率30.8%
2コース想定=永井 逃がし率28.6%
細川のチルトに注目。跳ねると見て、一撃狙う。
◎細川 ○永井 ▲鎌倉 △藤崎 
3連単6-215-全

7R 
1コース想定=西村 まくられ率17.9% 差され率25.6%
2コース想定=宮本 逃がし率22.9%
宮本の逃がし率低いが、強攻派も少なく、西村の逃げ切り期待。
◎西村 ○宮本 ▲鈴木 
3連単1-23-全

8R 
1コース想定=角 まくられ率15.7% 差され率11.8%
2コース想定=池田 逃がし率24.3%
高橋の3コースは握り傾向。連動する佐々木を狙う。
◎佐々木 ○角 ▲松本 △高橋
3連単4-153-全

9R 
1コース想定=永井 まくられ率23.0% 差され率26.2%
2コース想定=淺田 逃がし率29.3%
福島のチルトに注目。跳ねて一撃を警戒しつつ、ここは淺田の巧差し狙い。
◎淺田 ○永井 ▲今井 △福島
3連単3-162-全

準優勝戦は後ほどアップさせていただきます。


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5日目!

おはようございます。女子王座決定戦も5日目、準優勝戦の日を迎えました。女子リーグ組9名、女子リーグ卒業組9名と、真っ二つに割れての新旧世代闘争の様相を呈している準優勝戦。優勝戦メンバーは果たしてどうなるでしょうか。

_u5w7382今日の12R、注目されるのは予選1位の平山智加と前付必至の鵜飼菜穂子のコース取り合戦なわけですが、実はカギを握っているのはグレートマザーかも、という気もしますね。鵜飼を入れなければ、3艇が深い進入? 二人の競り合いを尻目に楽な3コース? それとも鵜飼に抵抗しつつ自分がインに? 12Rのスパイスは日高逸子でしょう。(PHOTO/池上一摩)


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三国・女子王座TOPICS 4日目

吹き荒れる丸亀旋風!!

2011_0304_0114  ついに、そのときがきたのか!? やまと学校時代から大器大器、10年にひとりの逸材とと騒がれ続けた平山智加が、9・00という高得点で予選トップ通過を果たした。今日の平山は6号艇の1回走り。成績次第ではトップ当選どころか準優1号艇を逃す可能性もあったのだが、6コースから慌てず騒がず俊敏迅速的確なハンドルを入れて、ガッチリ2番手を取りきった。初日後半からの連勝は4でストップしたものの、危なげなくすべて舟券に絡んだ安定感はシリーズ随一。このまま準優~ファイナルまで、白いカポックが先頭を疾駆する可能性は高い。いちばん怖い存在は、平山の倍以上も人生経験を積み重ねてきた「お掃除オバサマ」こと“前人未到の3連覇クイーン”かも!?
2011_0304_0773  で、予選2位通過は、平山と同じ香川支部の山川美由紀。今日の12Rは3コースから無難な走りで3着。これまたオール3連対で予選を終えている。3日目からやや気配が落ちているのが不安材料だが、2日目までの足に戻れば自慢の行き足で、他艇を寄せ付けぬイン逃げを決めてしまうだろう。

2011_0304_0759  そして香川支部といえばもうひとり。平山より若い23歳の平高奈菜も、待望の予選突破を果たした。しかも、ド派手なパフォーマンスとともに……今日の2Rは6号艇という苦しい枠番だったが、5コースを取りきって全速ぶん回し。バック3番手追走から、2マークの一撃差しであっという間に先頭に踊り出た。
「さっすが、並み居る男どもを抑えて最優秀新人レーサー(前年度は平山!)に輝いたスーパールーキー!」
 などと驚いていたら、後半の9Rでも3コースから一瞬にして差し抜けてしまった。ピンピン連勝で、文句なしの勝負駆け成功。というか、節間成績だけを記せば134111……! もしも初日の不良航法(-7点)がなければ、山川を超えて予選2位。つまり、香川支部の3人で準優1号艇を独占したことになる。つい最近まで「女子王国といえば徳島」というイメージがあったが、その地位が四国の中で遷移した感さえ漂うな。
 明日の準優10Rでは、山川VS平高の直接対決が待ち受けている。2人揃って仲良く優出できるのか。これもまた明日の興味のひとつではある。

それぞれの敗北

2011_0304_0732_2   絶好調・香川支部のような明もあれば、夢半ばで散った暗もまた必ず生まれるのが勝負駆け。まずは5R、「誰よりも勝ちたい思いは強い」(ボー誌インタビューにて)と凄絶なまでの決意で臨んだ佐々木裕美が敗れ去った。6号艇で1着条件だった佐々木は、4号艇の鵜飼菜穂子に連動する形で前付けを敢行した。パワー的に6コースでは届かない、と見ての強攻策。スタートもやや深い起こしからコンマ10まで踏み込んだが、そのスリットは佐々木にとって辛すぎた。フライングの太田雅美はともかく、他の4艇はすべてゼロ台発進。しかもほぼ横並び。前付けしても4コースが精一杯だった佐々木は、1マークでなす術なく他艇の引き波に揉まれた。その無念は……もちろん私がここで代弁できるはずもない。

2011_0304_0558  7Rでは、優勝候補のひとりだった淺田千亜希が、まくり一撃を浴びてV戦線から消え去った。こちらは1号艇でのメイチ勝負駆け。逃げきりさえすれば当選ランプが点ったのだが、スタートはまさかまさかのコンマ24。3コースからコンマ09!の池田明美がその上を何の苦もなく通り過ぎ、それで淺田の今節のチャレンジは終わった。佐々木裕美は今節、この三国に特別な思いを抱いて走ったが、「女子王座にもっとも近いレーサー」と言われ続ける淺田の無念もまた計り知れない。
2011_0304_0277   そして、今日4日目でもっとも長く勝負駆けの残酷さを味わったのは、永井聖美だと思う。永井は1号艇の4R、池田浩美の2コース差しをギリギリ凌ぎきってイン逃げを決めた。イコール勝負駆け成功、と誰もが思ったはずだ。この貴重な1勝で節間勝率は6・17。昨日までのボーダー6・00からして十分圏内だし、事実、前半戦までは6・00ですんなり収まりそうな気配だったのだ。が、後半になって7Rの池田明美、8Rの佐藤幸子、10Rの香川素子などが次々と厳しい勝負駆けを成功させ……すべての予選を終えてのボーダーは、おそろしく高い6・33。19位、次点に泣いた。
 

今日のお掃除オバサマ

2011_0304_0744 今節、どうしても気になって仕方がないのが鵜飼のオバサマ。開会式では掃除モップを杖代わりにしてヨボヨボ歩いていたが、今節の水面での若さは半端じゃない。今日の5Rでももちろん元気に前付けし、抵抗してインを主張した太田雅美には深インを余儀なくさせてスタート勘を狂わせ(←フライング><)、自身はしっかりコンマ06を決めてノルマの3着を取りきった。51歳にして天晴れの予選突破。女子王座3連覇を成し遂げた「永遠クイーン」の貫禄というところか。明日の12Rもまた4号艇だが、待機行動からどこまで予選1位通過の平山智加にプレッシャーを与えられるか。51歳VS25歳、母子ほど離れているけど若々しさではどっこいの直接激突が、本当に楽しみでならない。

 2011_0304_0175 あ、49歳の幸子オバサマも一発大穴を匂わせる不気味パワーを秘めていますぞ~!!(photos/中尾茂幸、text/H)


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THEピット――強者たちよ!

2011_0304_00982011_0304_0644 「やったね!」
 鎌倉涼がニコッと笑いかける。
「やったね!」
 川野芽唯もニコニコで鎌倉に続く。
 二人とも、めちゃカワイイぞ!
 ……プリティな笑顔に見とれている場合ではない。鎌倉と川野が笑いかけたのは、平山智加なのだ。11Rを6号艇で2着。これで、準優1号艇は確定。12Rで山川美由紀が1分45秒5より速いタイムで勝たない限り、予選1位も平山の手に入ることになった。つまり、トップ通過で準優に駒を進めることが濃厚だったのだ。
2011_0304_0132  平山はやや照れたように、しかし超ニコニコっと笑って歓喜を分かち合っていた。当然のように報道陣にも次々と声をかけられるわけだが、それにも実にさわやかに笑い返していて、その目の輝きからは高揚感や安堵感などのポジティブな感情が伝わってくる。来るべき人が来た、ようやく来た。平山の笑顔を見ながら、そんなことを思ったりもした。
2011_0304_0754  平山と同じように、気分上々の様子を見せていたのは、平高奈菜だった。不良航法による減点がありながら、4勝をあげて予選突破。減点がなければ1号艇だった、という残念な思いはこちらが勝手に抱いているだけだが、ともあれこの好成績に頬が緩まなければおかしいというものだ。
 平高は、今節の新兵でもあるから、レース後は雑用にも飛び回らねばならない。閑散としたピットで、マグネットを使って小さな鉄くずを拾い集める作業をしていた平高だったが、その足取りも妙に力強く見える。その合間に報道陣に声をかけられれば、ニコニコニコッ。自然と笑顔が浮かんでくる。
 平成21年新人王、平山智加。平成22年新人王、平高奈菜。過去、女子選手が最優秀新人に選ばれたケースは、直近のものでもあるこの2例のみである。その2人が、今節の主役に堂々と鎮座しているのだから、三国女子王座は「下剋上」がテーマだ! 歴史に名を残した2人の逸材が、そうした旋風を巻き起こしているのは、実に好ましい事態であろう。

2011_0304_0697  その下剋上に真っ向から立ちはだかるのが、2人のヒロインと同じ香川支部の大先輩であるというのもまた、興味深い。予選2位通過の山川美由紀は、もちろん準優1号艇。平高の減点がなければ、香川支部で3つの白いカポック独占だったのか……まあ、それもまたこちらの勝手な夢想ではある。
 予選を快調に駆け抜けたとはいえ、今日の山川からは笑顔は見られなかった。12Rで3着に敗れた直後はやはり表情が硬かったのだ。1分45秒5より速いタイムで1着なら……という予選1位の条件を山川が知っていたのかどうかはともかく、ひたすら敗戦を悔いているあたりに、勝負師としての本能、そして長年にわたって女子戦線を中心的存在として支えてきた矜持を見た思いがした。ボートレーサーの強さとは何か、をヤングヒロインに教え込むのは、やはり同県の重鎮でもあるこの人しかいないだろう。もし香川軍団がそろって優勝戦で相まみえることとなれば、単なる下剋上物語ではない、実に深みのあるドラマが見られることだろう。

2011_0304_0651  敗れた悔しさをあらわにしていたといえば、中谷朋子も同様だった。結果的に、中谷は予選5位。準優勝戦では2号艇を手にしている。胸を張っていい成績だろう。だが、レース後に中谷の胸中に浮かぶのは、ただただ悔恨だけのようだった。11R、1号艇を活かせなかったのだから、それも自然なことか。エンジン吊りを終えて、ヘルメットを脱いだ時に思わず飛び出た溜め息は、ひたすら自分に向けられるものだっただろう。
 もちろん、シリーズに参加した選手たちは優勝を目指して走るのだし、その第一関門たる準優進出をまずは目標にして走る。それをクリアできれば、安堵と満足感を得ることはできるはずである。だが、ひとつひとつの戦いに際しては、勝てば嬉しく、負ければ悔しい。目の前の勝負に全力投球すればこそ、喜怒哀楽はそこから生まれてくるわけだ。中谷の溜め息は、何よりもそうした真理を表現していたものだった。

2011_0304_0007  勝てば嬉しいのはもちろんだが、しかしどんなときでもそれを思い切りあらわにするとは限らない。
 12Rを目前にして、寺田千恵は伝家の宝刀を抜いた。伝家の宝刀って? 昨年の女子王座のことを覚えている方ならピンと来るのではないだろうか。さよう、私の出っ腹である。
「12Rは大事な一戦だから。今日はイン逃げが一本しか決まってないのよね。というわけで……」
 テラッチが今節初めて、ついに僕の腹をスリスリしたのだ。そして、レースではイン逃げ快勝! どうよ、この腹! イン受難の4日目三国水面で、テラッチは見事な逃げ切りですぞ!
 ……まあ、実際はもちろん、寺田千恵が強かったのである。まくる気配もあった山川に攻めさせず、その山川が差しに回った瞬間に握った谷川里江をもガッチリ受け止め、そして先頭に立った。まさしく、強い逃げ切り、である。
2011_0304_0207  レース後のことだ。谷川は敗戦のあとで笑うことはできないながらも、どこか充実感を覚えさせる表情で、同期の定野久恵らとレースを振り返っていたのである。そこにすぐさま駆け寄ったのは寺田だった。寺田は谷川の腕をとり、万感を込めて何度か頭を下げた。激闘のお礼のようにも見えたし、まくりを張るような展開に対する謝罪のようにも見えた。いずれにしても、勝者・寺田は敗者の先輩・谷川に対して、全身で礼を尽くしたのである。
 寺田は、実は3着でも準優は危なかった。そうした背水の陣を逃げ切って、嬉しくないわけがない。だが、敗者の前で勝利にはしゃぐこともしない。むしろ喜びを押し隠すかのように、頭を下げることを最優先としたのである。この心づかいが素敵だよなあ……と惚れ惚れしつつ、それができる者こそが本物の強者なのかもしれないとも少し思った。

_u5w6574  最後に、金田幸子が途中帰郷と相成った。1Rで接触があったときに傷を負って、それでも5Rには登場して全力投球を果たしたのだが、それでドクターストップがかかったようである。「すいません、少し早めに帰らせていただきます」と去っていった金ちゃんの後ろ姿は、痛々しく、また寂しげであった。残念だし、早く傷を癒してほしいし、そして今度お会いするときには勝者の笑顔を見せてくれると信じるぞ!(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩=金田 TEXT/黒須田)


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女子王座・準優メンバー決定!!

 三国ボート女子王座決定戦の準優18ピットが確定しました。ポールポジションの1号艇をゲットしたのは平山、山川、三浦の3選手。ただ、イン逃げは2日目ゼロ、4日目2本など波乱含みの今シリーズ、すんなりこの3人が勝ち上がるのかどうかっ????

三国・女子王座 準優勝戦

10R
①山川美由紀(香川)
②中谷朋子(兵庫)
③平高奈菜(愛媛)
④池田明美(静岡)
⑤海野ゆかり(広島)
⑥香川素子(京都)

11R
①三浦永理(静岡)
②田口節子(岡山)
③谷川里江(愛知)
④寺田千恵(岡山)
⑤佐藤幸子(岡山)
⑥土屋千明(群馬)

12R
①平山智加(香川)
②日高逸子(福岡)
③水口由紀(京都)
④鵜飼菜穂子(愛知)
⑤魚谷香織(福岡)
⑥中里優子(埼玉)


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“本紙予想”女子王座4日目後半

7R 
1コース想定=淺田 まくられ率7.3% 差され率14.6%
2コース想定=池田 逃がし率27.3%
淺田が揺るぎなく逃げ切りそう。池田が握れば、穴の可能性もあるが……。
◎淺田 ○池田 ▲藤崎 △鎌倉 
3連単1-235-全

8R 
1コース想定=佐藤 まくられ率34.9% 差され率27.9%
2コース想定=海野 逃がし率31.7%
海野が渾身の攻めで抜け出す。
◎海野 ○水口 ▲松本 △定野
3連単2-345-全

9R 
1コース想定=宇野 まくられ率22.9% 差され率18.8%
2コース想定=新田 逃がし率28.6%
日高のコース取り微妙も、平高のセンター強襲は狙い目。
◎平高 ○日高 ▲新田 △福島
3連単3-526-全

10R 
1コース想定=池田 まくられ率18.4% 差され率21.1%
2コース想定=魚谷 逃がし率40.7%
池田が魚谷を壁にしてきっちり逃げ切る。
◎池田 ○細川 ▲魚谷 △田口
3連単1-526-全 

11R 
1コース想定=中谷 まくられ率9.1% 差され率45.5%
2コース想定=池田 逃がし率25.0%
4~5コースに握り屋が揃い、6コースでも平山に展開向く。
◎平山 ○三浦 ▲五反田 △中谷 
3連単6-351-全 

12R 
1コース想定=寺田 まくられ率8.7% 差され率28.3%
2コース想定=土屋 逃がし率26.3%
寺田と山川がカチ合う可能性。すんなりワンツーより谷川の抜け出し狙う。
◎谷川 ○寺田 ▲山川 △角
3連単5-136-全 


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THEピット――吹雪!

 朝からたしかに雪は落ちていた。昨日は終日、雪降りだったし、だから取り立てて気にも留めていなかった。ところが!
_mg_3184  1R発売中にふと水面に目をやると、吹雪! 猛吹雪! これを書いている時点では、すでに青空がのぞいているのだが、1R前後の天候は大レース開催中のボートレース場ではなかなかお目にかかれない、北国の風景だった。大時計が見えないんじゃないかしらん、と思えるほどに。
_mg_3173  1Rを走った選手たちはもちろん大変そうだったわけで、実に気の毒なのだが、出走選手以外にも影響は降りかかっていた。係留所につないだボートに雪が積もったのだ。操縦席は屋根の下で雪を免れていたが、舳先は「みくに」の文字がうっすらとしか見えなくなるくらい、雪をかぶっている。_u5w7282 ボートの脇や後ろで作業をしている選手にも、舞い込んでくる雪が襲う。まだ追い風でよかったよなあ。2マーク奥に位置している三国ピット、ホーム向かい風でこの吹雪だったら、確実にピット内もえらい騒ぎになっていたことだろう。
_mg_3178  1Rが終わるころには吹雪も収まっていて、選手たちは舳先に積もった雪をアカクミや、浮遊物除去用たも網などで(これは池田明美)取り除いている。_u5w6524 海野ゆかりはタオルでボートを拭きながら、雪をかいていた。びしょぬれになったタオルを素手で絞っていて、ひぇ~~~、手が冷たそうだぁ~。相棒をいたわるのに、そんなことは言っていられないということなのか。海野は何度も何度もタオルを絞って、自艇をピカピカにしていたのだった。
_u5w7354  チャーリー池上が面白いものを発見した。レスキューが距離の表示板に近寄っていったのだ。100m、150mの表示板が見えない。雪をかぶってしまって、文字が隠れてしまったのだ。レスキューの乗艇員が、網をつかって表示板に水をパシャーッ。雪を溶かして、文字を表出させていたわけである。もちろん初めて見る光景だったのだが、一発で水を表示板中央にかけている手慣れた様子から、三国の冬はこうした光景が日常茶飯事なのかな、と思った。

_u5w6598  そんな極寒状態で幕を開けた4日目。1Rで松本晶恵が道中で接触、破損により後半はボート変更と発表されている。新たなボートを与えられたあとの動きは素早かった。松本だけではなく、群馬支部の若手が実にテキパキと動いたのだ。新相棒にモーターを積み直すと、そのまま走って整備室へ。ボートをそのまま運び入れて、点検が始まったわけだが、それを土屋千明らが滑らかにサポートしていた。松本が競技本部に呼ばれると、平山智加もこのヘルプの輪に加わる。ふたたびピットに姿をあらわした松本は、ダッシュで整備室へと飛び込み、先輩や同期のヘルプを得ながら、しゃきしゃきと次なる戦いへの準備を整えていたのだった。
 準優はほぼ絶望である。吹雪のなかの勝負駆けは本当に気の毒だった。しかし、友の手を借りながら、前を向いて次のレースへと視線を移す。そうした姿は、本当に凛々しく見えるものなのだ。昨日は勝負師ウンヌンということを書いたが、今節は改めて女子選手たちのレーサー魂みたいなものを実感する一節となっている。勝負駆けが激烈となっていく後半、また準優や優勝戦で、さらにキリリと鋭いボートレーサーらしさを彼女たちは見せてくれるのだろう。(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)


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H記者の朝駆け情報

 昨日、丸坊主の惨敗を喰ったHです。11R◎片岡は完全に私の買いかぶり。ほぼ想像通りの1マーク展開で、逃げる角に舳先をかけるどころかズリ下がってしまった。あのクラスに入ると、平凡だったと認めざるをえません。すいませんでした><
 で、初心に帰って今朝はじっくり足合わせを見ました。気になった選手をレース別に2、3ピックアップしておきます。

★2R②今井裕梨…不気味な回り足を披露。一発あり。
★3R⑤中里優子の行き足抜群!まくり屋④五反田忍もソコソコだったので、喧嘩しない限り5=4が妙味。
★5R⑥佐々木裕美のスタート特訓コースは2・1・6コース! 前付けがあると思ったほうがいい。

 しかし、これを書いている11時現在、三国水面は大雪!!!! ホーム追い風で、変な表現だけどときどき横殴りの粉雪が吹き荒れたりもしています。たったいま終わった1Rもしっちゃかめっちゃかの展開で600倍超……波乱の要素満載の勝負駆けデーになりそうです。とりあえず、報告まで。


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本日の“本紙予想”女子王座決定戦4日目

どもども。Kです。どうにも消化不良な今節。シュー長も同様で、昨日はゲン直しにカニ食ってきました。温泉も入ってきました。ようするに、ちょいと贅沢をしてきたわけです、負けてるのに。逆に言えば、自ら背水の陣を作ったとも言えるわけで、うむ、本当に今日は勝たないとなぁ……。

1R
1コース想定=松本 まくられ率25.0% 差され率30.8%
2コース想定=高橋 逃がし率28.1%
高橋、金田ともに攻めっ気強く、鎌倉に展開が向きそう。
◎鎌倉 ○松本 ▲高橋 △岸
3連単4-125-全

2R 
1コース想定=堀之内 まくられ率22.9% 差され率20.8%
2コース想定=今井 逃がし率39.6%
堀之内がイン先マイを決める。加藤に相手妙味。
◎堀之内 ○加藤 ▲池田 △平高
3連単1-536-全 

3R 
1コース想定=鈴木 まくられ率17.4% 差され率34.8%
2コース想定=淺田 逃がし率30.0%
淺田がテクの差見せつけて抜け出す。。
◎淺田 ○鈴木 ▲中里 △細川
3連単2-156-全

4R 
1コース想定=永井 まくられ率23.0% 差され率27.9%
2コース想定=池田 逃がし率28.9%
池田の逃がし率低いが、ここは永井が意地の逃げ。
◎永井 ○池田 ▲新田 △角
3連単1-245-全 

5R 
1コース想定=鵜飼 まくられ率31.4% 差され率39.5%
2コース想定=太田 逃がし率42.2%
カドになりそうな寺田が一気に仕掛ける。
◎寺田 ○佐々木 ▲鵜飼 △金田
3連単3-645-全

6R  
1コース想定=武藤 まくられ率22.6% 差され率45.3%
2コース想定=香川 逃がし率26.5%
谷川の仕掛けに乗る片岡から穴狙い。
◎片岡 ○谷川 ▲三浦 △香川 
3連単4-362-全

後半はのちほど!


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4日目!

おはようございます。三国女子王座もはや4日目。予選最終日です。今朝の三国は、青空が出たかと思えば、吹雪のように雪が降ったりと、安定しない空模様。今日も厳寒のなかのレースになりそうです。

_u5w6841 前年度覇者・寺田千恵は、3日目を終えて予選18位。連覇を果たすには、まず今日の勝負駆けが重要な一番となってきます。4年連続の優出が途切れないためにも、気合の入る一日ですね。(PHOTO/池上一摩)


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三国・女子王座TOPICS 3日目

雪色のぼんぼり

2011_0303_0378  明かりを点けましょぼんぼりに。ってな感じで、今日は色とりどりの明かりが三国水面を賑わした。まず最初は、降りしきる粉雪に消え入りそうなほどほのかな白。1Rで香川素子がしっかり先マイし、昨日は一度もなかったイン逃げを決めた。
 お、今日は白装束のお雛さまの天下か? と思いきや、2Rはうって変わって青・緑・黄色という艶やかなアウトセット三人官女のお出ましだ。4カドから絵に描いたような絞りまくりを決めた池田明美、パワーがなくてもこの人にはいつだってコレがある。
2011_0303_0717  そしてそして、3Rで値千金の白灯を点したのが佐々木裕美だ。パワー劣勢は、誰の目にも明らか。ここで3着以下なら、予選落ちがほぼ決まるという絶体絶命の境遇。そんな背水の1号艇だったが、1マークをしっかり回ってギリギリ、本当になんとかかんとかギリギリという風情で逃げきった。舞い散る雪の精霊たちが、必死に背中を押しているようなバック直線だった。今節は攻めても攻めても届かず、逆に勝ちたい勝ちたい勝ちたいという強すぎる思いが仇となって着を落としている感さえあった。そのもがき苦しむ姿は、開会式で微かに嗚咽する姿とともに胸に迫るものがあった。そして今日、ギリギリ逃げきって、なんとか明日につながった。明日は6号艇の1回走りで、2着条件。佐々木にとって、レーサー人生で最大の勝負駆けと断言してもいいだろう。明日の5R、きっと私も佐々木の2着付け舟券をこっそり買ってしまうと思う。

怒涛の4連勝

2011_0303_0262  悪戦苦闘が続く佐々木と裏腹に、パワーリズムともに絶好調なのが天才プリンセス平山智加だ。まずは7R、逃げきり濃厚の水口由紀をじりじりじわじわ追い詰め、最終周回で舳先をねじ込んで大逆転の勝利を収めた。こんな風にじり・じわの追い上げが利くときの智加ちゃんって、ほとんど優出を逃したことがないぞ。
 そして強敵が揃った12R2号艇では、池田紫乃と山川美由紀の前付けにも慌てず騒がず4カドを選択。内3艇を一瞬の間に引き波に沈めてまくり圧勝してしまった。スリットで誰もがそうと予測できる、教科書のような一撃カドまくりだったな。これで初日後半から破竹の4連勝、節間成績でも山川、日高、谷川らを抑えて一気にトップに躍り出た。明日は佐々木と同じ6号艇1回走りだが……こちらは、準優~優勝戦の1号艇を目指す眩い勝負駆けになる。
2011_0303_0400  ちなみに、同じやまと世代にして宿命のライバルになりつつある平高奈々と鎌倉涼は、今日の9Rで1、2着を分け合った。23歳と21歳、桃の節句に相応しいフレッシュなワンツーパンチだった。と、思いきや、次のレースでは……??

センチュリー・ピンクフェスタ

2011_0303_0310  桃の節句って、若い娘のためだけのお祭りじゃないぞーー!!
 そんな大ベテランの雄叫び(雌叫び?)が、水面から聞こえてくるような10Rだった。スロー進入は、大方の予想どおり③鵜飼①土屋②三浦の並び。ここからスリットで半艇身覗いた三浦が、一気呵成に絞る。この強攻策にすぐ内の土屋が飛びつき、ちょっとした競りになっている間に、イン鵜飼がクルリン小回りだ。80m起こしでも、強引にまくられても、どんだけ混戦になっても、「だから何だってのよ!」という風情で己のスタイルを貫き続ける51歳。とりわけ今節の鵜飼姐さんは、しっかり残して勝ち負けに持ち込むだけのパワーがあるから、さらに颯爽と見えるぞ。
 そして……三浦と土屋の競りを利して、外からズッポリ飛び込んできたのが、これまた大ベテランの佐藤幸子49歳だった。2マーク、ふたり合わせてぴったり100歳センチュリーコンビが池田明美の突進を交わし、三浦の再アタックを蹴散らして悠々のワンツーフィニッシュだ。3連単の342は約300倍。三浦がまくりきるとみて、234・243の2点だけを買っていた私を嘲笑うような名人世代パワーでありました。それにしても鵜飼姐さん、3月3日の3号艇アタマでほぼ300倍って、ちょっとカッコ良すぎまっせ!!(photos/中尾茂幸、text/H)


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THEピット――NADESHIKOも勝負師だ!

2011_0303_0720  とにかく佐々木裕美がスゴイのである。こんな佐々木裕美、初めて見た。というくらいに、ピットでのふるまいを見ているだけで、思いが伝わってくるのだ。
 今日の午後は、ひたすら動いていた。試運転、ペラ調整、また試運転、またペラ調整。合間に田口節子や足合わせをした相手と手応えをチェックして、また試運転。機力が苦しいから、というのはもちろんあるわけだが、そうした選手から感じられがちな焦燥感ではなく、佐々木が発散しているのは闘志。あるいは気合。それだけ「三国」女子王座に懸けているのであり、それが無意識のうちに発散されているわけだ。
 佐々木は結局、11R発売中まで試運転を続け、陸に上がったあとはペラ室にこもっている。明日は5Rの出走。朝にもまた、今日と同様の姿が見られることだろう。

2011_0303_0650  佐々木だけではない。やはり11R発売中まで、試運転を続けていた選手は実に多かった。茶谷桜、宇野弥生、福島陽子、香川素子、五反田忍……試運転係留所から人影が消える気配はなかなか感じられず、試運転終了の赤ランプがついても、宇野は係留所にボートをつけて、回転数の調整を続けていたほどだった。ちなみに福島はチルト2度の調整をかなりしつこく続けていたようだ。
2011_0303_0435  このなかでは、やはり宇野の姿がとりわけ印象に残っている。11R発売中には、試運転組が続々と水面から陸に上がっていたのだが、そのエンジン吊りに駆けつけては、ふたたび係留所へ、と飛び回っており、U記者でなくともその可憐な動きには目を奪われる。さらに、同県の先輩である赤岩善生を思い起こさせる作業への執念は、感動的ですらあった。
 言うまでもなく、機力に不満があるからそうするのである。試運転をとっくに切り上げている選手のほうが、パワー的には優勢と考えるべきなのだ。しかし、それでも決してあきらめることなく、上を向き続ける姿はやはり美しい、と僕は思う。宇野をはじめとして、雪がちらつくなか水面を疾駆する彼女たちをピットで眺めているのは、相当に心地いいものだったのだ。

2011_0303_0245  整備室を覗き込むと、こちらにもあきらめという言葉を辞書から抹消してしまったかのようなナデシコたちの姿があった。手前のほうに、茶髪をポニーテールにしている選手が背中を見せていて、誰かな誰かな誰かな~と2、3分も凝視してしまったわけだが、女性の背中をじとーっと見つめているオッサンってのは相当に気持ち悪いっすよね、加藤綾選手。2年ぶりの女子王座出場ということもあって、後ろ姿からは判然としなかったのです、ごめんなさい。いや、長く見つめ続けたのは、もちろんそれだけが理由ではない。懸命に本体整備を続ける姿が、やはり美しすぎたのだ。って、それを見つめているオッサンは余計にキモいか。いや、ようするにそれくらい、作業に集中している様子が素敵だったのだ。
_u5w6621  奥のほうには、定野久恵、堀之内紀代子。定野は2日目にFを切っており、ティアラ争奪戦からは離脱している。しかし、やっぱりあきらめない。賞典レースには出られなくても、ひとつひとつの戦いに対しては絶対に投げ出すつもりがないのだ。
2011_0303_0051  堀之内は、今日は1R1回乗りである。その1R後、早々にボートが装着場の奥に置かれているのを見かけていて、つまりは今日1日、試運転をするつもりがないということなのだった。しかし、それは作業の終了を意味するものではなかった。堀之内は整備室にこもったのだ。僕自身は、モーターも格納してしまって、1日ゆっくり過ごすのではないかとも、朝には思っていたので、整備室でその顔を見つけたときには驚いたものだった。
 やっぱり、NADESHIKOたちも勝負師だ! 改めてそう思った次第である。負けず嫌いだったり、勝敗にとことんこだわったり、気が済む瞬間なんてあるのだろうかと思われるほどにパワーアップに執念を燃やしたり、そうした(あえてボートレーサーではなく)競艇選手としてのソウルは、彼女たちにも間違いなく根付いている。また、そうであるからこそ、この舞台に立てているのだろう。

_mg_3110  しばらく整備室内を眺めていたら、撮影していたチャーリー池上がひょこっとあらわれた。「整備室の中はぽっかぽか、あったかいっすよ~」。そう、中尾カメラマンによると、今日は今節いちばん寒いとのこと。ピットの温度計は6℃を示していたし、一日じゅう雪が舞っていたのだった。でも、NADESHIKOたちは寒さなどものともせず、戦いに臨むための作業を続けていたのだった。我々も寒いだの腹減っただのと言ってる場合じゃないよな、まったく。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩=定野、最後の写真 TEXT/黒須田)


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明日の勝負駆け情報!

 予選3日目を終えて、いよいよ明日は勝負駆け。得点率トップには、平山智加が立っています。2位には三浦永理がつけて、やまと世代の下剋上! かと思えば、3~6位には女子リーグ卒業の実績組が控えており、さらには鵜飼菜穂子の名前も上位にあって、新旧世代闘争の様相を呈してまいりました。
 想定ボーダーは6・00。明日は激しい勝負駆けとなること必至です!

1 平山智加  当確
2 三浦永理  当確
3 山川美由紀 当確
4 日高逸子  当確
5 谷川里江  4・5着
6 中里優子  4・5着
7 田口節子  当確
8 中谷朋子  4・4着
9 角ひとみ  4・4着
10 土屋千明  5着
11 鵜飼菜穂子 4着
12 魚谷香織  4着
13 海野ゆかり 4着
14 水口由紀  4着
15 池田明美  3着
16 池田紫乃  3・3着
17 佐藤幸子  3着
18 寺田千恵  3・3着
19 平高奈菜  2・3着
20 新田芳美  2・3着
21 佐々木裕美 2着
22 垣内清美  2・3着
23 川野芽唯  2着
24 鈴木成美  2着
25 永井聖美  1着
26 鎌倉涼   2・2着
27 淺田千亜希 2・2着
28 香川素子  2・2着
29 堀之内紀代子 2・2着
30 宮本紀美  1着
31 片岡恵里  1着
32 松本晶恵  1・2着
36 池田浩美  1・1着
(1着、1・1着でも届かない選手は割愛)


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“本紙予想”女子王座3日目後半

7R 
1コース想定=水口 まくられ率41.3% 差され率21.7%
2コース想定=武藤 逃がし率42.1%
日高は動いて3コースか。カドになれば太田のまくり怖い。
◎太田 ○平山 ▲日高 △水口 
3連単3-461-全

8R 
1コース想定=西村 まくられ率27.6% 差され率24.1%
2コース想定=中里 逃がし率35.5%
中里が2コースジカまくりでインを沈める。
◎中里 ○寺田 ▲川野 △永井
3連単2-546-全

9R 
1コース想定=平高 まくられ率8.3% 差され率16.7%
2コース想定=鎌倉 逃がし率37.5%
平高は1コース1着率7割を超える。信頼度は大きい。
◎平高 ○宮本 ▲鎌倉 △海野
3連単1-425-全

10R 
1コース想定=鵜飼 まくられ率32.1% 差され率39.3%
2コース想定=土屋 逃がし率27.0%
三浦が自在な走りで抜け出す。
◎三浦 ○鵜飼 ▲土屋 △新田
3連単2-315-全 

11R 
1コース想定=角 まくられ率15.7% 差され率11.8%
2コース想定=片岡 逃がし率26.5%
早坂のカドまくりに妙味がありそう。
◎早坂 ○魚谷 ▲日高 △角 
3連単4-631-全 

12R 
1コース想定=田口 まくられ率12.2% 差され率14.3%
2コース想定=平山 逃がし率26.8%
永井が握って攻めれば、平山の差しが決まりやすい。
◎平山 ○田口 ▲永井 △山川
3連単2-135-全 


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THEピット――勝負師がいた

_mg_3059  まず、私事で申し訳ありませんが、ワタシ、24場制覇なのであります。いや、三国は初めてではありませんよ。レース場を訪れるという意味での24場制覇は3年くらい前に達成しました。本日より現地参戦したワタシ、「ピット24場制覇」なのであります。ほんと、恵まれた環境を与えていただいていると、改めて感謝しております。いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。
2011_0302_0471  というわけで、初めての三国ピット。通用門をくぐった時点から、挙動不審ぎみのワタシでありました。身の置き場所もなんとなくわからず、装着場の奥のほうでチンマリと立ち尽くしたりして。チンマリったって、そもそもこの巨体がチンマリするわけないのであって、係留所へ向かおうとしていた淺田千亜希と正面衝突しそうになって、ペコペコと恐縮するはめになったりもした。まったくもって、邪魔くさいオッサンである。
2011_0302_0130  それでも、後ろから寺田千恵に「あぁ~、おはようございまーす」なんて声をかけられて、ようやく人心地もついてきた。思えば、女子王座で毎年顔を合わせる選手というのも少なくないわけで、落ち着いてピット内を見渡せば、いつもの女子王座の風景なのであった。

_u5w6240  テラッチのおかげで平静を取り戻して、まず探したのは金田幸子の姿である。金ちゃんといえば、BOATBoyでのコラム連載。そのコラムがこのたび最終回を迎え、約5年にわたって毎月執筆してもらったお礼を最初に伝えたかったのだ。で、探すまでもなく、すぐに発見しました。というより、もしかしたら金ちゃんのほうがこちらの巨体を見つけて、寄ってきてくれたのかもしれない。
「私のような者があんなにも長く続けさせていただいて……」
 とペコペコする金ちゃんを見たチャーリー池上が「腰低すぎやろっ!」と突っ込んでいたが、まったくもってその通り。我々が毎月、金ちゃんの文才に舌を巻き、だからこそ連載は約5年も続いたのである。寂しい思いにとらわれつつ、こちらもペコペコペコ。これまでは本誌執筆陣の一人と捉えていた部分もあったが、今日からは純粋にファンとして応援させていただこう。今節はやや苦戦気味だが、必ずや巻き返してくれると信じてますぞ!

2011_0302_0452 なんか、私事が続いてしまったな。やっぱりエンジンがまだかかり切っていないのか。そんなこちらの目を覚まさせてくれたのは、2Rの2着争い。高橋淳美と福島陽子がびっしり3周もラップで競り合ったのだ。チルトを2度に跳ねていた福島は、落として回れば突き放されるということなのか、すべて外マイ。高橋が内を小回りしてしのぐ、という展開で、3周目のバックに出ても決着がつかなかったのだ。3周2マークで、高橋が外の福島を弾き出すように先マイし、福島も差しに回るしかなくなって、ようやくケリがついたわけだが、実に見ごたえのある2番手競りであった。装着場内のモニターで観戦していた池田紫乃も感心したような笑顔を見せていたぞ。
2011_0302_0464  ピットに戻ってきた福島は、何度も何度も首を傾げていた。SGのピットでは往々にして見られる、敗者の様子。好勝負を展開し、やれるべきことはやり尽くした“立派な敗戦”であっても、とにかく勝ち負けにこだわって、充実感より悔恨をあらわにするトップレーサーたち。福島がそうした様子を見せていたことに対して、僕は少し驚きながら、女子レーサーもやっぱり勝負師なのだと、改めて痛感したのだった。負けてしまったけどいいレースでしたね、などと声をかけても、福島はきっと納得しない。時間が経てば、充実感を覚えることもあるのかもしれないが、レース直後にはただただ悔しがってみせるだけなのだ。それが、レーサーの心性なのである。
 高橋が、「ごめ~ん」と福島に笑顔で声をかけた。福島は「いえいえ」と返しつつ、一瞬だけ高橋から目をそむけた。真っ向勝負した相手に対して、しかも先輩に対して、眉間にシワを寄せた表情は見せられない。もういちど高橋に視線を戻したとき、福島は表情を一気に緩めて、人の良さそうな笑顔が浮かんでいたのだった。わずかに目をそむけたのは、気持ちを整理するための儀式のようなものだったか。それからは、ニコニコと激戦の感想を語り合う二人。その2つの後ろ姿は、たしかに女子最高峰の一戦を激しく戦う勝負師のものだった。(PHOTO/中尾茂幸=淺田、寺田、高橋、福島 池上一摩=係留所、金田 TEXT/黒須田)


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H記者の『温泉芸妓ツアーまっしぐら!!』予想

 福井apaホテル設置の天然温泉くらいでは、まだまだ満足できないHです。今日の舟券次第で、こんな計画を立ててみました。
★Sコース(20万円以上勝ち)…加賀温泉高級旅館・芸妓かっぽれ三昧
★Aコース(10~20万円勝ち)…芦原温泉高級旅館・カニコース三昧
★Bコース(6~10万円勝ち)…芦原温泉チープ旅館・雑魚寝
★Cコース(1~5万円勝ち)…福井ハッスルパブ巡り
★Dコース(0~ボロ負け)…福井apaホテル天然温泉・自棄酒三昧

 そうと決まれば、気合パンパン。今朝は4時半に目覚め、この2日間のVTRを3往復ほど見倒しました。で、結論の見立ては……
●節イチSS…三浦永理
●超抜S…山川美由紀
●穴パワー…片岡恵里(回り足)、定野久恵(回り足)、鵜飼菜穂子(レース足)、川野芽唯(レース足)、池田紫乃(伸び)、早坂こずえ(バランス)、中里優子(ピット離れ)
●ファイティングスピリッツ…佐々木裕美

 という感じでしょうか。で、今日のの絶好の狙い目は、このレースです!!

11R
△①角ひとみ
◎②片岡恵里
△③日高逸子
★④早坂こずえ
 ⑤鈴木成美
 ⑥魚谷香織

進入123/456か132/456

 片岡のクルリンパワーは2・3コースがぴったり。人気の元女王1=3コンビがスリットから牽制し合っている間に、無心の差しハンドルが突き刺さるとみます。角・日高への2連単を保険に、好バランスのこずえ3着付けで加賀温泉狙い!
2連単★2-13(Bコース狙い)
3連単★2-13-4(Sコース狙い)

 恵里ちゃん、オイラを加賀温泉郷に、連れてって~~~!!


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“本紙予想”女子王座3日目3~6R

3~6Rの“本紙予想”です。予想(舟券)はボコボコだわ、PCがめちゃめちゃだわ、なんかツイていない今節であります……。後半は後ほどアップします。

3R 
1コース想定=佐々木 まくられ率14.6% 差され率20.8%
2コース想定=西村 逃がし率18.2%
佐々木の逃げを応援したいが、西村逃がし率激低で……。
◎淺田 ○佐々木 ▲西村 △川野
3連単5-123-全

4R 
1コース想定=今井 まくられ率19.0% 差され率40.5%
2コース想定=宮本 逃がし率25.5%
山川がコース動いて攻める。
◎山川 ○今井 ▲宮本 △西村
3連単6-124-全 

5R 
1コース想定=五反田 まくられ率5.1% 差され率23.1%
2コース想定=西 逃がし率42.1%
五反田が外の攻めをしっかり受け止め逃げる
◎五反田 ○魚谷 ▲池田 △海野
3連単1-356-全

6R  
1コース想定=鵜飼 まくられ率32.1% 差され率39.3%
2コース想定=加藤 逃がし率25.0%
鵜飼がイン奪うと見た。田口がカドから攻め切る。
◎田口 ○加藤 ▲谷川 △鵜飼 
3連単3-145-全


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本日の“本紙予想”女子王座決定戦3日目

おはようございます。Kです。PC絶不調のため、1~2Rまでを先にアップいたします。3R以降は後ほど!

1R
1コース想定=香川 まくられ率20.0% 差され率27.5%
2コース想定=堀之内 逃がし率43.6%
香川がインから先マイ逃走。
◎香川 ○堀之内 ▲宇野 △鈴木
3連単1-236-全

2R 
1コース想定=渡辺 まくられ率33.3% 差され率33.3%
2コース想定=茶谷 逃がし率38.1%
渡辺がしっかりと逃げ切れそう。
◎渡辺 ○池田 ▲福島 △加藤
3連単1-453-全


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3日目!

おはようございます。三国女子王座決定戦、3日目を迎えました。昨夜は雪が降ったりもしていたのですが、今朝は青空ものぞいています。予選後半戦に突入した女子王座をおおいに満喫できそうですね。

2011_0302_0014 好機ひいた角ひとみ。着をまとめていますが、今日の1号艇は1着が欲しいところですね。(PHOTO/中尾茂幸)


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THE ピット――これから!

2011_0302_0246  前半のレポートでも書いたことだが、今日の三国はとにかく天気が目まぐるしく変わった。
 午前中は、かなりの雪が降ったり、晴れ間が覗いたりしていたわけだが、午後には長い間、“気持ちのいい快晴”が続いた。
 記録を見ても、5レースの気温は6度だったが、6~8レースまでは9度となり、9レースには10度となっている。
 それがまた選手たちを忙しくさせたのはもちろんだ。
 たとえば7レース後にはペラ小屋が完全に「無人」の時間帯ができていた。2日目の午後にそうなるのは、相当、珍しいことだといえるだろう。
 そのとき、西村歩と川野芽唯は整備室にボートを運び入れて、モーター本体を整備していたが、他の選手の多くは、試運転を行なうため、待機ピットでの作業をしていたのだ。

2011_0302_0434  その時間帯には、試運転することを考えた松本晶恵がボートを水面に下ろしたところ、待機ピットが“満車状態”になっていたため、仕方がなく、Uターンするようにボートを再び装着場に引き上げたりもしていたほどだ。こんなケースも、これまでにはあまり見たことがない。それほど選手たちは忙しくしていたわけだ。松本にしても、本当は試運転後にそれをしたかったのかもしれないが、結局このときはペラ調整を始めていた。

 また、午後2時15分頃には「選手全員、競走本部前に集合」とのアナウンスが流れた。これは7レースまでにフライングが2レース出たため、注意を促すためのものだった。
 それでも選手たちは、アナウンスとともにさっと集まり、競技委員長の話が終わるとさっと解散して作業に戻っていったのだから、その規律は正しく、動きにはムダがない。

2011_0301_0373  その集合前のことだが、一時は無人状態になっていたペラ小屋が、あっという間に選手で埋められていったのも、選手たちの動きの素早さを物語る。
 最初に作業を始めたのが誰だったのかは確信が持てないが、おそらく香川素子→佐々木裕美という順でペラ小屋に入っていって、その後、茶谷桜や淺田千亜希……というように続々と選手が集まっていったはずだ。
 その少しあとに集合があったわけだが、解散したかと思えば、淺田などは本当に素早く作業を再開していた。
 もちろん、このときの集合の意味を軽んじていたわけではなく、すべての選手が神妙に話を聞いていた。

2011_0302_0403  集合があった少しあと、スリット写真の前で魚谷香織と鎌倉涼がかなり長い時間、立ち話をしていたところも見かけた。
 手を使って、舟の向きを表現したりしていたので、そこがスリット写真の前だったのはたまたまのことで、レースを回顧していたのか、乗り心地などについて話をしていたのだろう。
 しばらく立ち話をしていたあと、控室のほうへと歩いていって、また立ち止まって話をしていたのだから、かなり熱心な感じになっていた。
 この2人は昨年、ともに優出しているコンビだ。この後、9レースで鎌倉は得点率を落としているが、昨年に続く2人揃っての快挙を期待したい。

_u5w6193  2ショットといえば、その少し後には、定野久恵と谷川里江が装着場で話をしているところも見かけた。
 同期のこの2人が仲がいいのは知っていたが、5レースで定野がフライングを切っていたので、それに関連する言葉を谷川が掛けていたのかもしれない。
 それほど長い立ち話ではなく、筆者が正面から2人の顔を見たのは一瞬だけだったが、谷川の顔は慈愛に満ちているようにも見えていた。

2011_0302_0840  佐々木裕美と三浦永理の2人も、一緒にいるところをよく見かけた。
 佐々木は、今日の2走が4着、5着で少し苦しくなってきているが、その雰囲気は、その後のほうがむしろ良くなっているくらいだ。
 2走目の6レースを走り終えたあとも、試運転→ペラ調整→試運転→ペラ調整と、何度となく繰り返していたのだが、その表情は比較的明るいものになっていた。
 昨日までは少し気持ちが入りすぎているようにも見えていたが、今は“やるだけはやる!”と割り切れているのかもしれない。
 そういう作業の合間合間に、隣りにいる三浦と話をしていることが多くなっていたのだ。信頼できる仲間の存在は、選手にとって何より心強いことだろう。

2011_0302_0628  さて、“気になる弥生さん”こと宇野弥生は、ここまで4着、3着、4着。
「僕は今日で引き上げますので、明日以降も頑張ってください」と声をかけると、「すみませんでした」と頭を下げて、謝られてしまった。
 そんなことをしてもらう必要はまったくなかったわけだが、弥生さんは私が「2日目までしかいないので、勝つところを見せてください」と言っていたのを覚えてくれていたわけだ。
「頑張ったんですけど……」とも言葉を続けてくれたが、現在は得点率でも20位につけている。
 明日は3号艇の一回乗りで、明後日にはおそらくイン戦もあるはず。まずは準優出を目指して頑張ってほしい。
 ……皆さんのことを応援しています!!
(PHOTO/中尾茂幸+池上一摩=5枚目のみ TEXT/内池久貴)


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三国・女子王座決定戦 2日目ダイジェスト!

『イン受難の1日』

 三国女子王座決定戦2日目は、イン逃げがさっぱり決まらない1日となった。
 なんと、決まり手・逃げは0本!!
 女子戦は総じてインが弱いが、ここまで勝てないのも珍しい。

2011_0302_0153  1レースのインはベテラン・西茂登子。雨やみぞれが飛び交い、風速5m波高4cmの悪天候に戸惑ったのか、なんとコンマ50のドカ遅れスタート。この時点ですでに勝負権はなし。
 願ってもないスリットになったのは2コースの福島陽子。ただし、福島もまくりを警戒するあまり、1マークで外に流れてしまう。
 タナボタ的にバック先頭に踊り出たのは3号艇の早坂こずえ。ところが1周2マークで4号艇土屋千明の差しが入り、ホームではラップ状態に。内外の差、実績の差を考えると、8割がた土屋が有利な状況だ。
 2周1マーク。おおかたの予想を覆して、早坂の見事なツケマイが炸裂する。土屋の外にピタリとつけて、引き波に沈める。教科書に載っているお手本のようなツケマイだ。
 スリット上では2号艇、1マークでは3号艇、2マークでは4号艇と、勝ちそうな艇がコロコロと変わる猫の目レースを制したのは早坂こずえ。すでに報じたとおり、早坂はこれが嬉しいG1水神祭となった。3連単の配当は18,960円 !

 

2011_0302_0431  3レースも、インコースの茶谷桜がコンマ27と立ち遅れ。
 何とか1マークを先に取ろうと、外へと開かず一直線にターンマークを目指すが、そうは問屋がおろさない。2コースの松本晶恵がすぐ上を叩いて、引き波をお見舞い。茶谷は6着に沈んだ。
 勝ったのは、まくった松本晶恵。初日5着4着と低調なスタートだったが、この1着で得点を戻した。エンジンはよくわからないが、3走ともに10前後のスタートが切れているので、インコースやカドに入ったレースは、配当次第で狙ってみても面白そう。
 逆にドリームメンバーながら、まったくいいところのなかった淺田千亜希は、昨日も書いたとおり機力が厳しそう。後半レースで1着を取ったが、あれはスタート勝ち。人気を集めているうちは、切った舟券に妙味があると思う。
 このレースは1号艇が敗れ、淺田が連にからまず、さらに人気薄の宮本が2着に来たので、3連単16,930円の花火が上がった。

 

2011_0302_0414  8レースは、〝恐怖の前づけ〟菜穂子おばあちゃん(開会式記事参照)が6号艇。大外から回り込んで、ピットアウト30秒後にはすでにスタートラインに舳先を向けていた。いくら何でも早すぎる。当然、付き合う者は誰もおらず。ほかの艇が流している間にも、鵜飼の艇はジリジリと流れていく。起こし位置は95mに。
 これでは厳しい。そう思っていたのだが、ほんの少しだけ外が出ているものの、スリットはほぼ横一線。攻めていく艇は誰もいない。前述のとおり、ここまで一本もイン逃げが決まっていないイン受難の日だったのだが、まさか深インの逃げ切りが炸裂するのか!?
 ……さすがに、決まらなかった。鵜飼はこれ以上ないレースをしたのだが、ターンスピードが違った。日高があっさりと差し抜けて2着。ただ、道中でいったん3番手に落ちながらも、ふたたび2着を取り返したレースぶりを見ると、鵜飼の足は悪くない。明日以降もレースをかき回してくれそう。小娘たちに負けるな! 

 
 
『2日目連勝で勢いに乗る三浦永理』

2011_0302_0356  昨日のドリーム戦、絶妙なターンを繰り出すも、あと一歩で逃げる日高に届かなかった三浦。本日は2連勝をあげて、昨日の悔しさを晴らした。
 前半2Rはドリーム戦のリプレイのような差し。昨日と同じく5コースから、ターンマークぎわに差しハンドルを入れる。昨日は前を行く選手が日高逸子だったので捕らえ切ることはできなかたが、このメンバーならば三浦が格上。あっという間に突き抜けて、得点率10点をキープ。

2011_0302_0830  後半7Rは1号艇。楽にインコースが取れるメンバー構成で、勝率7点台のレーサーは三浦だけ。本来ならばもっとも有利なポジションなのだが、本日はここまでインが6連敗中。さらに、6号艇の細川裕子がチルトを2度にハネて勝負に出ていた。
 レースでは、細川のギャンブルが決まったかに見えた。トップスタートからすぐに出切ると、ターンマーク到達前に全艇をなで斬り。ところが、細川はコンマ02のフライング。モロにまくりを食らった三浦だったが、なんとか2番手をキープしており、恵まれで1着。初日から2着1着1着で、予選得点は通算30点。明日以降、大敗や減点がなければ、予選を突破できる位置につけた。

 初日インタビューでは泣きコメントを出していたものの、あれよあれよの予選得点率10点。大事な1号艇で、いったんフライング艇にまくられながらも、1着になったツキもある。4000番台初の女王に輝くことができるか!?

 

 
『女子王座決定戦決定戦』

2011_0302_0725  ここまで初日成績のいい選手が2日目予選で顔をあわせるのも珍しい。
 6選手の初日成績は、

海野ゆかり  ③
山川美由紀 11
新田 芳美  1
日高 逸子  ①
西村めぐみ  1
谷川 里江 11

 海野を除いた5選手の予選得点率は10点以上。海野だってドリーム戦3着なので9点。しかも6選手全員が、女子王座決定戦の優勝経験者なのだ。あえて名前をつけるならば、このレースは「女子王座決定戦〟決定戦」。これが点増しなしの予選なんて、少しかわいそうな気がしてくる。

 進入で谷川が動くかとも思われたが、日高と西村が絶対に入れない構えをみせて、枠なり3対3に。ここまでインコースが敗れたレースのいくつかはスリットが崩れたものだったが、さすがにこのメンバーだとそろう。全艇がコンマ15前後の安定したスタートで、1マークへと向かっていく。

2011_0302_0794  この隊形ならばインの海野が有利。ようやく、本日初のイン逃げが決まる。そう思った瞬間、山川の差しがスパッと入る。海野はターンマークをハズしていないし外へ流れたわけでもない。しかし、バック水面では山川の艇がかかっている。それだけ、山川の旋回が速かったのだ。

 2日目頂上決戦を静し、山川は唯一の初日からの連勝選手となった。

 このまま、一気に突っ走りそうな勢いはある。明日は6号艇5号艇の2回乗り。この関門を突破すれば、三度目の女王の椅子はより近づいてくる。


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“本紙予想”女子王座2日目後半

7R 
1コース想定=三浦 まくられ率14.5% 差され率15.9%
2コース想定=宇野 逃がし率32.7%
三浦がしっかりと逃げ切る。
◎三浦 ○宇野 ▲細川 △角 
3連単1-263-全

8R 
1コース想定=金田 まくられ率19.4% 差され率12.9%
2コース想定=日高 逃がし率26.1%
鵜飼が動いて内深くなれば、今井のまくり頃。
◎今井 ○永井 ▲金田 △日高
3連単3-512-全

9R 
1コース想定=片岡 まくられ率23.3% 差され率44.2%
2コース想定=五反田 逃がし率40.4%
田口がカドから強烈まくり差し。
◎田口 ○香川 ▲片岡 △鎌倉
3連単4-316-全

10R 
1コース想定=定野 まくられ率45.0% 差され率15.0%
2コース想定=藤崎 逃がし率28.6%
センターから淺田が強烈な攻め。
◎淺田 ○平高 ▲定野 △藤崎
3連単3-512-全 

11R 
1コース想定=平山 まくられ率20.8% 差され率17.0%
2コース想定=寺田 逃がし率33.3%
平山が外を制して盤石の逃げ
◎平山 ○寺田 ▲魚谷 
3連単1-25-全 

12R 
1コース想定=海野 まくられ率9.3% 差され率11.1%
2コース想定=山川 逃がし率34.0%
海野が豪快なイン逃げで女王決戦を制する。
◎海野 ○日高 ▲山川 △谷川
3連単1-426-全 


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本日の水神祭!

_u5w5916_2   1レースで出ました!
 今節初の水神祭勝利!! 2周1マークで早坂こずえがツケマイを決めると、ピット内にも大歓声……。レース後、ベテランたちも若手たちもバンザイで彼女を迎えていたのが印象的だった。

_u5w5926_2  その水神祭は、2レース前に行なわれそうになったが、締切間際だったため、これはNG! すでに靴を脱いでいた早坂は寒そうに引き揚げていき、改めて2レース後に敢行されている。
 この水神祭を仕切っていたのは角ひとみ、中里優子、岸恵子らに見えたが、とにかく多くの選手が集まってきていて、誰もが嬉しそうにしていたものだ。
 ただし……。1レースを勝利した早坂がボートリフトのところに引き上げてきたときは、嘘のように明るい陽が差していたのに、水神祭を行なおうとしたときは、嘘のように大雪が降ってきたのだから不思議なものだ。
 それが今日の三国の空模様を象徴しているともいえるが、本当に先が読めない。

_u5w6020  ウルトラマンスタイルながら、頭から水面に飛び込んでいった早坂こずえ……。
 傍にいる選手の多くが悲鳴をあげたが、見ているだけでもとにかく寒そうだった。
(PHOTO/池上一摩)


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THE ピット――歴代女王たちのオーラ

_mg_3024  1レース前の整備室にいたのは谷川里江、ひとり……。
 初日は1着×2本で、今日は12レースの一回乗りなのに、その時間帯からモーター本体を割っていた。
 昨日の連勝で、満足はしないで、上積みを求めていく姿勢は本当に素晴らしい!

 その少しあと、やはり昨日は1着×2本で、今日は12レースの一回乗りの山川美由紀がボートごと整備室に運び入れ、各所のチェックをしていたのだから、その姿勢は谷川に負けない。
 そういう作業をしていることが当たり前であるように、整備をしながら2人で声を掛け合っている場面も見かけられている。

_u5w5793  今朝の三国は、雪が降ったり、晴れ間が見えたり……と、安定しない空模様で、かなり冷えてきている。
 そのため、プロペラやギアケース調整をしている選手が増えているかと思ったが、朝の段階ではそうでもなかった。
 ペラ小屋にいたのは、平山智加ら10人ほどだったので、満員御礼状態とまではいえない。
 また、ギアケース調整をしていたのも、午前中、気がついた範囲でいえば、藤崎小百合くらいだったのだ。
 1レース前、ピットの気温計を見てみると、7度となっていたので、まずは様子見といったところだろうか。

_u5w5962  1レース前、待機ピットでは、日高逸子、高橋淳美、定野久恵が、昨日の乗り心地とどのように変わってきているかを話し合っていた。
 その言葉ははっきりとは聞き取れなかったが、やはり感触が違ってきているようだった。
 昨日、ドリーム戦1着の日高だが、今日は、1レースの展示航走前に試運転をしていたかと思えば、装着場での作業をこなして、さらに1レースの展示航走と本番レースのあいだにも試運転に出ていった。
 もともと、まったく時間をムダにしない“女流番TIME IS MONEY”の人ではあるが、その真骨頂が発揮されつつあるといったところか。
 今日は8レースと12レースの2回乗りだが、とにかくベテランたちの動きに目を引かれる朝のピットだった。
(PHOTO/池上一摩 TEXT/内池久貴)


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本日の“本紙予想”女子王座決定戦2日目

おはようございます。Kです。昨日はボコボコでした。女子戦では新概念データが使えない……わけはないのですが。気を取り直して、本日も頑張ります。

1R
1コース想定=西 まくられ率55.6% 差され率11.1%
2コース想定=福島 逃がし率29.0%
土屋が4カドから強襲。佐々木が連動する。
◎土屋 ○佐々木 ▲武藤 △福島
3連単4-562-全

2R 
1コース想定=池田 まくられ率5.3% 差され率47.4%
2コース想定=太田 逃がし率43.2%
池田の逃げ切りを狙うが、五反田握れば三浦怖い。
◎池田 ○三浦 ▲五反田 △水口
3連単1-435-全 

3R 
1コース想定=茶谷 まくられ率9.1% 差され率45.5%
2コース想定=松本 逃がし率27.5%
淺田がコース動いて自在に捌く。
◎淺田 ○片岡 ▲松本 △茶谷
3連単6-321-全

4R 
1コース想定=藤崎 まくられ率19.4% 差され率29.0%
2コース想定=渡辺 逃がし率30.0%
海野がカドからまくり一閃。
◎海野 ○川野 ▲堀之内 △渡辺
3連単4-532-全 

5R 
1コース想定=高橋 まくられ率32.4% 差され率21.6%
2コース想定=岸 逃がし率36.8%
高橋の逃げきりにかける。
◎高橋 ○定野 ▲田口 △岸
3連単1-352-全

6R  
1コース想定=池田 まくられ率11.3% 差され率23.9%
2コース想定=鈴木 逃がし率34.5%
池田がインから踏み込んで逃走。
◎池田 ○佐々木 ▲寺田 △鈴木 
3連単1-342-全


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2日目!

2011_0301_0459  三国女子王座決定戦は2日目です。

 初日好調だった選手にとっても、初日に着を落としてしまった選手にとっても、ここは大きなターニングポイントになるところ。
 初日は歴代女王の活躍が目立ちましたが、今日は果たしてどうなることでしょうか?
 そんな中でも注目は12レース! 歴代女王が集まった濃すぎるメンバーとなっており、昨日の成績欄を見てもピンラッシュの凄いことになっています。
 このレースの1号艇は海野ゆかり。
 このメンバーのなかでは唯一人、初日1着がなかった選手ですが、ドリーム戦3着なので、予選得点は現在9点。ここを勝てば優勝候補の一人になっていくのは当然です。
 他のレースにしても、見どころだらけの全12レース。ボートファンなら絶対に注目です!
(PHOTO/中尾茂幸)


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THE ピット――さまざまな交流

2011_0228_0205_2  午後のピットでまず目に飛び込んできたのは、鈴木成美がペラを手にしながら駆けているところだ。彼女はそのままペラ小屋に入って、プロペラ調整を始めたが、その時間帯のペラ小屋は珍しく閑散としていた。
 五反田忍と鎌倉涼の師弟が話をしていただけで、他に選手はいなかったのだ。
 それから5分ほど経って、またペラ小屋を覗いてみると、今度は10人ほどの選手がペラ調整をしていたりもするのだから、ピットの風景はころころ変わる。

2011_0301_0822_2  同じ時間帯、整備室では加藤綾と藤崎小百合が並んで作業をしていた。
 この2人の作業は点検に近いもののようだったが、その傍では西村歩が比較的大がかりな本体整備をやっていた。
 この頃、整備室中央のテーブルは、若手たちによって占められていたわけである。

2011_0228_0357_2  整備室のハシのほうでは太田雅美が整備士さんのアドバイスを聞きながら本体を割っていた。
 今日の太田は3レースの一回乗りで6着。前検日からアシに関するコメントは湿りがちだったので、ここで思いきった勝負に出たのだともいえるだろう。
 太田が整備を続けていると、自分の作業が終わった加藤と藤崎が近づいていき、声を掛けていた。そのまま2人は近くのベンチに腰掛け、“見学”するように太田の作業を見たりもしていた。
 女子リーグ事情に詳しいチャーリー池上カメラマンによれば、「太田さんは若手に慕われている選手です」とのことなので、こうした光景もその表われといえるのかもしれない。

2011_0228_0481_2  整備室の入口付近の装着場では、高橋淳美と細川裕子が並んで作業をしていた。
 最初はそれぞれに黙々と手を動かしていたが、ちょっと言葉を交わし合ったあとには、しばらく話を続けながら作業をしていた。
 時おり、けらけらというような高橋の笑いも静かなピットに響いてきて、高橋淳美という選手の“人としての温かさ”が伝わってくるようだった。

2011_0228_0208_2  8レースでは、エースーモーターを駆る鎌倉涼が1号艇で6着と敗退……。エンジン吊りには、師匠の五反田忍も出てきていたが、とくべつ言葉はかけていなかったように見えていた。
 鎌倉はやはり、がっかりした顔をしていたが、それを引きずりはしないで、すぐに気持ちを切り替えられそうだなという印象も受けている。
 実際、いちど控室に行ってから再びピットに戻ってきたときの表情はそれほど暗いものではなかった。何人かの選手に挨拶をしながら整備室に行くと、作業をしていた同期の川野芽唯の傍に行き、笑いながら話をしていた。
 その途中、川野は「シシシシ」と笑っていたが、いかにも底意地の悪そうなそんな作り笑いも、同期としてのやさしさの表われなのには違いない。
 やさしく慰められたりするよりも、笑い飛ばされたほうが、かえって立ち直りが早くなることはあるものだ。

2011_0301_0641_2  また、この8レースのあとには、福島陽子、寺田千恵、田口節子の3人が、2着になった堀之内紀代子を取り囲み“堀之内会議”をやっていた。
 1周バックで先頭に立った堀之内とすれば、勝てるレースといえたはずだが、1周2マークで大きく流れたことから着を下げている。おそらくは、あのターンの原因はなんだったのか、と問い質されていたのではかろうか。
 話がひと段落して、控室に引き上げていこうとするとき、テラッチは堀之内の前に立ちふさがり、記者陣に対して「(写真を)撮らないでください!」とやっていた。
 堀之内会議の結果、堀之内の2着は“有罪”と判決されたのではないかと思う。

2011_0301_0764_2  ドリーム戦では1号艇・日高逸子が勝利! 朝の公開インタビューでは「近況のリズムは悪い」と言っていたが、1号艇乗艇の大事な一番をこうしてしっかりものにするあたりはやはり貫禄が違う。
 今日1日、それほど目立った様子はなかったが、レースが近づいてきている時間帯になっても、整備室で「モーター履歴」を見直しているなど、明日以降の作業に向けても余念がなかった。
 グレートマザーのこの後に対する期待は、当然大きい。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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三国・女子王座決定戦初日ダイジェスト

『歴代女王ここに健在!』

 三国・女子王座決定戦初日は、過去に女王のタイトルを獲得したレーサーたちの活躍が目立つ一日となった。

2011_0301_0585  オープニングカードの1Rを制したのは第22代女王の新田芳美。
 モーターは32%の低調機。今期勝率も5.71とあまりふるわない。09年10月以降、優勝からも遠ざかっていた。
 しかし、レースでは女王健在を高らかに示す。インコースからコンマ08の鋭いスタートを繰り出し、他艇に付け入る隙を与えずに貫禄の逃げ切り勝ち。09年に続く、再度の女王獲りに向けて最高のふりだしとなった。

 続く2R。このレースの1号艇は第16代女王の西村めぐみ。こちらも勝率では永井聖美らに大差をつけられており、08年5月の桐生以来優勝もなし。今期も優出ゼロで、低調な成績が続いていた。だが、西村も新田と同様に鋭いスタートを決める。外から早坂こずえが飛んできて、内から佐藤幸子が差し抜けを狙っていたが、まくらせず差させずの女王逃げ。歴代女王が朝イチから2連勝を飾った。

2011_0301_0745  5Rの1号艇は第7回8回大会を連覇した小さな女王・谷川里江。選手紹介で「もう、捨てるものも守るものもない」と宣言していたとおり、インコースからコンマ07の鉄火スタートを決める。好素性機を操る岸恵子が4カドから飛んでくるが、うまくブロックして逃げ切り。フライング1本持ちの状況ながら、2コースよりも半艇身出る強気のスタートは素晴らしかった。

2011_0301_0849  圧巻だったのは6Rの山川美由紀。第9回、第14回と女王に二度輝き、現役女子レーサーで唯一、男子レーサー相手にGⅠを勝った実績の持ち主。彼女の自負が爆発したのか、4カドからコンマ04の怒涛のスタート。すぐさま内の艇を絞りにいき、1マークに到達するまでに勝負にケリをつける。そのまま、まくり圧勝。
2011_0301_0343  今年で45歳になる山川だが、スタート勝負から、一気に内を潰しに行くレースは若々しさにあふれていた。記者席の中で誰かが「さすがやなぁ……」と感嘆の声が漏らしたほど。私も思わず、ウンウンとうなずいてしまった。

 まだまだ女王たちの攻勢は終わらない。9Rでは谷川が垣内を差して1着。初日連勝を決めると、11Rでも山川が逃げて初日連勝発進。そして、ドリーム戦でも……。

 

『ドリーム戦回顧』

 ドリーム戦の歴代女王は、1号艇・日高逸子、3号艇・海野ゆかり、6号艇・寺田千恵の3人。

2011_0301_0938  1カ月の休み明けでレース勘を心配していた日高逸子だったが、第2回第18回女子王座決定戦を制した歴戦の兵にとって、これは要らぬ心配だったようだ。コンマ08のトップスタートから、1マークを真っ先に回って逃げ切り。これで本日、歴代女王経験者がのべ7勝。しかも西村を除くと、全員が40代。鵜飼菜穂子の言葉ではないが、「まだまだ小娘には負けてられない」といったところだ。

2011_0301_0947  惜しくも2着に敗れたが、三浦永理は見ごたえのある競走をした。インがトップスタートを決めて、スリットは横一線。しかも4カドは攻める気配がまったくない。どうしようもない5コースにいたのだが、4コースの淺田が二番差しに構えるとほぼ同時に、その外を叩いてまくり差した。
 通り抜けた場所はターンマークスレスレ。ここしかない。そんな絶妙な場所を通ったのだが、わずかに日高には届かなかった。選手紹介では「乗り心地が最悪」と泣きのコメントを出していた三浦だったが、レースぶりを見る限りでは乗り心地の問題は解消されている。
 足が心配なのは淺田千亜希と田口節子。淺田はいったん3着目が見えながら、海野に競り負けたのは足がまだきていないから。田口は1周1マークで大きく流れていた。

『若い力も芽吹いているが』

 本日は歴代女王祭りだったが、その一方で若手たちの溌剌としたレースも目立った。
 印象的だったのは4Rの平高奈菜。
2011_0301_0384  このレースの1号艇は、現代の女子レーサーたちの第一人者ともいえる鵜飼菜穂子。開会式では自虐ネタを披露していたが、インコースに入ったときはやはり怖い。実際、このレースでもコンマ05のスタートを決めてきた。
 この鵜飼のスタートを上回ったのが平高だった。コンマ02の際どいスタートを決めた。スリット同体だったので1マークは差しに構えるかとも思ったが、鵜飼が落として回ろうとしていると感じるや、すかさず上を叩く。スピードターンのハコまくり。歴代女王の本日3勝目を阻んだのは、100期の若者だった。ちなみに、勝ちタイム1分46秒3は本日の一番時計タイ。
 予選突破に向け絶好のスタートを切ったのだが、9Rで不良航法。せっかく稼いだ得点を減らしてしまった。

2011_0301_0271  平高と同期の鎌倉涼は本日1着6着の成績。
 鎌倉といえば「差し」のイメージの強い選手だが、3レースは3コースまくりで完勝した。見えにくい場所から飛んできたまくりだったので、インコースの中里優子はブロックできず。鎌倉のモーターの良さが目立ったレースだ。
 せっかく3号艇で1着を取ったというのに、後半8Rは1号艇で取りこぼした。スタート展示のピット離れで遅れてしまい永井にインを奪われ、本番ではインを死守したものの今度はコンマ27とスタートで立ち遅れ。ちぐはぐなレースになってしまった。

 平高にしても、鎌倉にしても、せっかくいい競走をしたのに、ムラが出てしまった。だが、若者は往々にしてムラがあるもの。歴代女王たちの胸を借りて、明日以降も溌剌としたレースを見せてほしい。

『昨日の予言を少し反省』
 
 調子に乗ってやってしまった6つの予言は微妙な感じに。
 鎌倉涼のエンジンは良さそうだが、1号艇で6着を取ってしまったのが痛い。だが、明日以降の走りに期待でまだまだ追いかける。優勝戦に乗ったら、大勝負予定だ。
 佐々木裕美に関しては見立て間違い。いちおう6Rで3着には入ったが、道中での足は弱かった。このままでは厳しい戦いを強いられることになりそうなので、さらなる足の上積みがほしい。
 好配当を出しそうといった6人のうち、永井聖美、渡辺千草、魚谷香織 水口が舟券にからんだ。7Rは「魚谷1着、渡辺3着」で3連単2810円のソコソコの配当。8Rは道中さばいた永井がアタマに来て3連単14140円のマンシュウなのでマズマズ。池田姉妹も全4戦で2着1回だけなので、こちらはお役に立てたのではないだろうか。
 


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“本紙予想”女子王座初日後半

7R 
1コース想定=魚谷 まくられ率18.0% 差され率24.0%
2コース想定=金田 逃がし率32.5%
魚谷の逃げと金田の差しの一騎打ちか。。
◎魚谷 ○金田 
3連単1=2-全

8R 
1コース想定=鎌倉 まくられ率10.5% 差され率31.6%
2コース想定=永井 逃がし率30.2%
鎌倉が外の攻め制して逃げ切る。
◎鎌倉 ○永井 ▲武藤
3連単1-23-全

9R 
1コース想定=垣内 まくられ率19.1% 差され率21.3%
2コース想定=谷川 逃がし率40.5%
垣内がインから先マイ決める。平高の強襲が本線。
◎垣内 ○平高 ▲谷川 △土屋
3連単1-423-全

10R 
1コース想定=福島 まくられ率22.0% 差され率46.3%
2コース想定=角 逃がし率30.8%
平山のまくり差しが突き刺さる。鈴木の強攻にも注意。
◎平山 ○鈴木 ▲角 △松本
3連単3-425-全 

11R 
1コース想定=山川 まくられ率8.1% 差され率19.4%
2コース想定=水口 逃がし率40.0%
山川が踏み込んで逃走。相手本線は池田。
◎山川 ○池田 ▲魚谷 
3連単1-34-全 

12R ドリーム戦
1コース想定=日高 まくられ率8.5% 差され率29.8%
2コース想定=田口 逃がし率30.3%
田口が強烈な2コース差し決める。
◎田口 ○日高 ▲淺田 △三浦
3連単2-145-全 


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THE ピット――JUMP!

2011_0228_0486  開会式のあと、すぐにピットへ行くと、すでに多くの選手たちが試運転に飛び出していた。まず目についたのは、足合わせをしていた平山智加と平高奈菜が「感想戦」を行なっていた場面。
 最初は、お互いに明るい笑顔を見せていたが、やがて平高の顔がどんどん真剣なものになっていった。
 その平高は、この後、整備室内にボートを運び入れたかと思うと、ギアケースのプロペラ接合部を取り外して、整備室奥の機械室へと入っていた。調整そのものは早く終わったのか、すぐに取り付けると、1レース前には再び試運転に出ていった。
 そんな中でも、バタバタしているふうには感じられず、少しの時間もムダにしない真摯な姿勢が感じられた。
 1レース前には、水面がボートで満員御礼状態になるような時間帯もあったが、とにかくどの選手も積極的に試運転を行なっている感が強い。

2011_0228_0350  モーター整備に関していえば、今日はやはりギアケース調整をしている選手が中心といえそうだ。
 まず整備室奥の機械室にいるところが目に入ったのが魚谷香織。そこでギアケース調整を行なうと、すぐに装着場に止めてあるボートのモーターに取り付け、試運転に出ていく準備を始めていた。
 また、装着場にボートを停めた状態で、その姿がどこにも見えないと思っていた佐々木裕美もおそらく機械室の奥でギアケース調整を行なっていたのだろう。
 気が付くと、ギアケースを持って整備室から出てきて、それをモーターに取り付けていたのだ。佐々木が試運転に出ていったのは1レース後のことだったので、調整にはじっくり時間をかけていたのだと考えられる。

2011_0301_0172  ドリーム戦出場組は開会式のあと、そのままインタビューを受けていたが、最初にピットに出てきたと思われるのは海野ゆかりだ。
 控室のほうからすたすた歩いてきたかと思うと、そのまま整備室に入っていって、やはりギアケース調整を行なっていた。
 その後しばらくしたあと、寺田千恵と田口節子が話をしながらゆっくりピットに出てきて、その後ろには日高逸子の姿も見られた。これで残りは淺田千亜希だけか、と思っていると(その淺田も間もなくピットでの作業を開始していた)、水面から上がってきたのは三浦永理だった。
 いったい彼女はいつの間に試運転に出ていたのか?
 ドリーム戦出場選手のインタビューでは「乗り心地が最悪」などと、感触のいい言葉は聞かれなかったが、その分、なんとかしたいと、こうした行動を見せているのだろう。

2011_0228_0624  そんなふうに活気のあるピットを眺めていると、JLCのインタビューを受けている定野久恵に、宇野弥生がニヤリニヤリと笑いながら近づいていくところが見かけられた。とくに何かをしたわけではないが、からかって定野を笑わそうとしているのは明らかだった。
 その様子を見ていて思ったのは、“今節の弥生さん、調子がいいのかな”ということ。
 その後、本人に直接、「状態はどうですか?」とも訊いてみたのだが、「特徴のない足ですね」との回答。
「定野さんをからかおうとしていたから、調子がいいのかと思いました」と言うと、「定野さんは、わたしの憧れの人なので、つい、ちょっかい出しちゃいました」とニッコリ。
「今節はずっといらっしゃるんですか?」と逆質問されたので、「明日までなんですよ。僕がいるうちに一勝は見せてください」と、ついリクエストしてしまった。
「頑張ります!」と返してくれた弥生さんは、今日は3レース6号艇の一回乗りで4着。足も悪くはなさそうだったので、明日の一撃に期待したい。

2011_0301_0115_2  順序が逆になるが、オープニングレースとなる1レースは、多くの選手がピットのモニターを注視していた。やはり、開幕初戦の注目度は高いということなのだろう。
 そのレースでは1号艇の新田芳美が勝利! レース後のピットでは、淺田千亜希と息を合わせて、ピョンと同時にその場でジャンプ!! 
 欽ちゃんジャンプに似ていたが、その場の垂直飛びだったので、欽ちゃんジャンプとはちょっと違う。……新しい勝利の儀式なのだろうか。
 果たして12レース後にも、またこのジャンプが見られるのかどうか。こちらも注目だ。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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ドリーム選手インタビュー

2011_0301_0204 ①日高逸子
 近況のリズムはむちゃくちゃ悪いです。休み明けなのでレース勘を取り戻すのが大変です。エンジンは勝率ほどの足はない感じがしました。整備士さんの話では、温水パイプがついてから良くないそう。現在はギアケースを調整中です。ピット離れで遅れないかぎりはインから逃げたい。休み明けなので、前半は様子をみてください。

2011_0301_0205 ②田口節子
 エンジンはいいらしいのですが、昨日は乗りづらかった。今朝はギアケースをやって、乗りやすくなりました。ペラは一枚しか使っていないので、12Rまでに試して一番いいやつを選びたいです。三国はあまり走らないけど、相性はいい。コースは2コースから行きます。一生懸命集中して走りますので応援してください。

2011_0301_0209 ③海野ゆかり
 前検は良くもなく悪くもなく普通の感じがします。1月に三国を走ったときよりも冷えていない分、回転の上がりが遅いかな。早くペラを決めてあわせていきたい。12Rまで試運転をして方向性を決めます。コースはがんばって3コースを取りたいです。6日間、みんなで一生懸命走るので応援してください。

2011_0301_0213 ④淺田千亜希
 三国は減音になってはじめて。前検としては悪くなかった。ここまでギアケースの調整と、ペラを2枚試しました。まだ悩んでいるので、いろいろとやってみたい。スタート勘は「こんなもんかな」というところで合っていました。コースは4コースカド。

2011_0301_0214 ⑤三浦永理
 今まで三国で走った中で一番感じが悪い。ペラも3枚試したけど定まっていない。乗り心地が最悪なので、そこを直したい。本体は整備士さんに見てもらったので、次はペラをやりたいです。最近、全然ペラがわからなくて。スタートは昨日は勘どおりに行けていた。ピット離れが一緒ならば枠主張。今、自分にできることを精一杯やります。

2011_0301_0218 ⑥寺田千恵
 前回三国に来ていて良かったなと思います。今回は、そのときの優勝ペラと、違うペラを2枚持ってきました。前回よりも、今回は行き足からの感じが断然いい。スタートはここまで我慢してきたので、勇気を持って。コースは6コースから。

(PHOTO・中尾茂幸)


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華やかな開会式!

 三国・女子王座決定戦がいよいよ開幕。オープニングセレモニーが終わった後、出場選手たちが登録番号順に登場!

2011_0301_0009 平高奈菜
「♪ドドスコスコスコ ドドスコスコスコ ドドスコスコスコ ラブ注入(ハート)
がんばります!」

2011_0301_0049 土屋千明
「♪ドドスコスコスコ ドドスコスコスコ ドドスコスコスコ ラブ注入(ハート)
ボートとモーターと私自身のラブ注入してがんばります!」

 毎年、旬の芸人のパフォーマンスが飛び出す女子王座決定戦の開会式。やっぱり、今の旬といえば楽しんごですか。平高と土屋でモロかぶりしました。水面でドドスコスコスコと大暴れして、我々の財布にもラブを注入してくださいませ。

 

2011_0301_0015  松本晶恵
「♪あきえが 夢を見た 女子王座 勝ちたいな~ 6艇6色~ 6色のアッキーニャ~」

 テレビの中では南アッキーナのカワイイ顔がファンの心を鷲づかみにしていますが、三国水面では松本アッキーニャがファンの声援を受けて走ります。そういえばこんなのもありました。

平山智加
「♪ちか~が 夢を見た…… パクリなんで止めときます」

 平山は女子王座決定戦を勝てるだけの実力も実績も兼ね備えているので、夢とはいわずに現実にしましょうよ。

 

2011_0301_0011 川野芽唯
「初出場できました。一生懸命がんばります!」

 選手紹介の姿が初々しかったのは、昨年の女子リーグ15戦で優勝し、出場キップをもぎとったシンデレラガール川野芽唯。少し緊張している感じがありましたが、水面では緊張せずに思い切ったレースをしてください。

2011_0301_0052 宇野弥生
「はじめてキレイな体で来ました」

 一瞬、今までは何かあったの!? と勘繰ってしまいましたが、フライングのことですね。宇野弥生の武器といえばスタート。キレイな体で、早いスタートをガンガンとブチ込んでほしいです。

 

2011_0301_0113 中里優子
「まさし~、ゆうた~、ママは輝く!」

 お子さんに向けたコメントでしょうか。たぶんテレビの前で、ママの活躍を見ていると思います。思う存分、輝いてください。中里のほかにも、家族や周囲に感謝する挨拶が多かったのも、女子王座決定戦の特徴かも。

 

2011_0301_0115 新田芳美
「カメラどこかな~。どや! どや顔でがんばります」

 いつもの飄々としたしゃべり口調で、一昨年の女王が「どや顔」を決めてくれました。6日目にも、その「どや顔」が決められるよう素晴らしい走りを期待しています。

 

2011_0301_0123 谷川里江
「もう捨てるものも守るものもありません。思い切り行きます」

 映画・仁義なき戦いでも言っていましたが、攻められるものよりも、攻める者の方が強いのは勝負事の常。ベテランの背水の陣宣言、楽しみです。

 

2011_0301_0129 高橋淳美
「後ろから見た整備士さんに、『こんな新人おったかなぁ』と言われました。もう24年経ちます」

 後ろから見た姿も若いですが、前から見た姿もとてもお美しいです。24年のキャリアと、若々しい新人の思いで、三国を駆け抜けてください。

 

2011_0301_0155_2  鵜飼菜穂子
「みなしゃん、またお会いしましたね。菜穂子おばあちゃんですよ。全速ターンもモンチーターンもできませんが、小娘たちには負けません」

 会場を一番沸かせていたのは、最年長選手の菜穂子おばあちゃん。全速・モンキーができなくても、鵜飼の前づけに脅えている小娘も多いんじゃないでしょうか。

 で、もっとも印象に残ったのは、この選手。

2011_0301_0068 佐々木裕美
「(何か言おうとして、胸をつまらせ、涙を流しそうになりながら)……がんばります」

 三国はかつての地元。舞台に上がった瞬間、いろいろな思いがこみ上げてきたのかもしれません。おそらく、三国のファンはあなたを心から応援しています。がんばってください。

(PHOTO/中尾茂幸)


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本日の“本紙予想”女子王座決定戦初日

おはようございます。Kです。女子王座でございますね。新概念データから言えば、女子選手は1コース1着率が低めで、2コース逃がし率が低い選手も多い。すなわち、1コースの信頼度がSGや他のGⅠに比べて低いのですね。まあ、女子ファンやツワモノのファンの皆様には言うまでもないでしょうが。ようするに、“本紙予想”もそんな感じになりそうですね、ってことです。今節もどうぞよろしくお願いします。

 1R
1コース想定=新田 まくられ率17.5% 差され率37.5%
2コース想定=細川 逃がし率34.6%
細川が仕掛けてオープニング飾る
◎細川 ○新田 ▲西村
3連単2-13-全

2R 
1コース想定=西村 まくられ率18.4% 差され率26.3%
2コース想定=佐藤 逃がし率27.5%
永井がカドから自在に抜け出す。
◎永井 ○西村 ▲池田 △渡辺
3連単4-136-全 

3R 
1コース想定=中里 まくられ率18.2% 差され率39.4%
2コース想定=垣内 逃がし率30.0%
垣内が2コースから差し切る。
◎垣内 ○鎌倉 ▲平山 △中里
3連単2-351-全

4R 
1コース想定=鵜飼 まくられ率32.5% 差され率38.6%
2コース想定=平高 逃がし率38.1%
平高がジカまくりで鵜飼沈める。
◎平高 ○角 ▲中谷
3連単2-43-全 

5R 
1コース想定=谷川 まくられ率26.0% 差され率24.0%
2コース想定=川野 逃がし率20.0%
岸が仕掛ければ、池田に展開ありそう。
◎池田 ○谷川 ▲岸 △松本
3連単5-143-全

6R  
1コース想定=宮本 まくられ率50.0% 差され率30.0%
2コース想定=佐々木 逃がし率29.7%
佐々木が闘志魅せる強攻で抜け出す。
◎佐々木 ○香川 ▲山川 △細川 
3連単2-543-全


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初日!

2011_0228_0267  いよいよ女子王座決定戦が開幕です!
間もなく開会式が始まりますので、その様子から記事更新してまいります。
 今日の1レース1号艇は、09年尼崎女王の新田芳美。1節の行方を占うレースになるのかとも注目されます。
(PHOTO/中尾茂幸)


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三国女子王座決定戦・前検6つの予言!

2011_0228_0414 「優勝は鎌倉涼!」

 そう断言したくなるくらい、鎌倉のエンジンは噴いているように見えた。香川素子との足併せでは、スリット裏過ぎで1艇身ちぎる完勝。他にも、平高、今井、松本らと併せて足の違いをみせつけていた。
 何もエースモーターだからという理由で取り上げているわけではない。
「なんじゃあ、あの伸びてる艇は!?」
 と思って見直したら鎌倉だったのだ。
 スタート練習でも強力な行き足を見せていたし、回り足までスムーズ。本人のコメントをまったく知らずに書いているが、おそらくそれなりに満足いく足になっていると思う。これで、鎌倉が「お手上げです」なんてコメントを出していたら、私の見る目がさっぱりないと思って笑ってください。
 さすがにこの時点で言い切ることはできないが、アクシデントがなければ準優勝戦に乗ることくらいはできるはず。今節の私は初日から鎌倉涼と心中するつもりだ。

 

2011_0228_0215 「準優勝は佐々木裕美!」

 ……と、勢いで書いてしまったが、鎌倉ほどの自信はない。
 こちらも上位モーターだから選んだというのではなく、足併せで強烈な伸びを見せていたのが佐々木だったのだ。今井を突き放した足と、池田明美に勝った足併せがとくに印象的。今井は鎌倉にもちぎられていたが、鈴木や池田紫には足併せで勝っていたし、池田明の前検タイムはトップタイ。あれが本気の足併せだったら、佐々木も上位クラスにあるはず。
 ただ、スタート展示であまり目立っていなかったのが気になるところ。で、前検タイムを調べてみると、なんと下から数えた方が早い6.92。なんだか本当に自信がなくなってきた……。それでも私は買うつもり。むしろ前検タイムが嫌気され、配当がつくことを願う。

 

2011_0228_0744 「好配当を出しそうなのは、五反田忍、水口由紀、渡辺千草、永井聖美、魚谷香織、中谷朋子!」

 五反田は足併せの回数こそ少なかったものの、最後の方に平高と早坂に勝利。スタート練習でもスローでもダッシュでも、好気配の動きをみせていた。
 水口と渡辺の両者はスタート練習が良好。水口はスリット近辺の足が強め。回り足も良さそうで、彼女のレーススタイルに合ったモーターに仕上げることができそう。外枠に入ったときは、絶対にヒモに押さえておきたい。渡辺千草も行き足が強力。スリット手前でクイッと伸びる感じは、レースがしやすそう。渡辺は初日2R6号艇で登場するが、ヒモ穴で狙ってみたい。
 永井聖美もスタート練習で行き足が良く感じた一人。魚谷は足併せや練習で伸びていた。人気次第で買いたい。
 中谷は前検タイム1位タイ。新田と試運転して、半艇身ほど離す強めの足。

 

2011_0228_0314 「大穴候補は、藤崎小百合、加藤綾、早坂こずえ」

 いずれも「悪くなさそう」というくらいでのピックアップ。だが、3人ともB1選手なので配当はつく。今年の女子王座決定戦は混戦模様。小額で夢を見るならば、この3人。3人ともにセンターあたりに入ったレースが面白そう。

 

2011_0228_0105 「正直、ドリーム組はよくわからん!」

 これ、予言じゃないよな(笑)。

 モーター抽選の原稿を書き終えて、記者席からスタンドに向かうと、すでにドリーム組の足併せはほとんど終わっていた。スタート練習でも、6名ともに似たような感じ。しいてあげるならば、日高逸子、海野ゆかり、寺田千恵、過去に女王になったことのある3人が少しだけ良く見えた。初日ドリーム戦は、スリット崩れなければ、内コースが有利なレースになるだろう。

 

2011_0228_0756_2 「人気で危なそうなのは、池田姉妹!?」

 展示タイムが良く、本人の感触も悪くはなさそうなのだが、試運転の足併せではいいところがなかった。もちろん、試運転はいろいろなペラを試しながら乗っているので一概にダメとはいえないだろうが、前検タイムも良く、舟券も売れやすい両者なので、軽視するのもアリだ。

 最後に前検タイムの上位と下位の発表を。
【ベスト5】
6.63 中谷朋子
6.63 藤崎小百合
6.64 三浦永理
6.64 池田明美
6.65 武藤綾子

【ワースト5】
6.94 太田雅美
6.92 佐々木裕美
6.90 定野久恵
6.90 新田芳美
6.89 高橋淳美
6.89 片岡恵里

 上下のタイム差が大きいが、本日は風速が5m、波高が4cm。しかも時間帯によって風速や波高が変わっていた。前検タイムをそんなに気にする必要はなさそうだ。


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THE ピット――落ちついた前検

2011_0228_0551  JRに事故があった関係で、30分遅れの進行となったが、選手たちの動きだしは早かった。
 早い段階で装着場での作業を始めていた選手で目についたのは、永井聖美、茶谷桜、中里優子だった。
 永井と茶谷は、登番も並んだ83期の仲良しコンビだが、このときは並んで作業をしていたわけではなく、装着場のハシとハシに分かれて作業をしていた。
 それが少し意外な気もしたが、常に一緒に作業をしているわけではないのは、良く考えれば当たり前のこと。
 作業の合い間には、茶谷が永井のもとへと行って、話をしているところなども見かけている。

2011_0228_0637  この後、続々とボートにモーターを取り付ける選手が増えていったので、若手勢などはその手伝いに駆け回る。
 モーター装着の手伝いは、後輩が先輩にするだけとは限らず、逆もある。
 たとえば、三浦永理に手伝ってもらった池田浩美は、すぐに「手伝い返し」をしていた。
 基本的には、同県、同地区の選手が手伝うことが多いが、誰かがモーターを取り付けるのを見かけた場合、近くにいる選手はさっと手伝うものなのだ。

2011_0228_0440  そんな様子を見ていると、装着場を平高奈菜が猛ダッシュで走ってきた。
 どうしたのかなと思って、どこへ走っていくのかを見ていると、その先では淺田千亜希がボートにモーターを取り付けていた。
 すでに多くの選手が手伝っていたので、そこまで猛ダッシュで駆けつける必要はないのではないかという気もしたが、それもまた、いつも一生懸命な彼女のいいところだ。
 ちなみに個人的には、09年暮れに取材をしていた選手なので、「ご無沙汰してます」と挨拶している。
「ああ、あの時の……」と思いだしてくれた平高からは、「あのときは申し訳ありませんでした」と謝られてしまったので、こちらとしては、ひたすら恐縮するしかなかった。なぜ、平高がそう言ったのかといえば、この翌年の10年女子王座は事故率オーバーで出場できなかったからだろう。
「また、よろしくお願いします」とも言ってもらえたので、今度は、“新女王”として取材したい。

2011_0228_0606  師匠である五反田忍のモーター装着を甲斐甲斐しく手伝っていた鎌倉涼にも声をかけてみた。
「エースモーターを引いて、どうですか?」と訊くと、ちょっと困った感じになって……。
「乗ってみないとわからないんで……。いいエンジンを引くことはあまりないんで、出なかったときが怖いです」とのことだった。なるほど、こうした言葉もわかる気はする。
 実際に乗ったあとには声をかけるタイミングを見つけられなかったが、本日の“機力診断担当”H園は、そのアシは抜群と見立てたようなので、期待したい。

2011_0228_0669  前検を進めながら、ドリーム戦出場選手のインタビューも行なわれた。
「(班の中でいえば)アシはそんなに変わらなかったと思います」と言ったのは三浦永理だったが、他の選手のコメントもおよそ似ていた。
「人並みでした」(日高逸子)
「伸びとかは班で同じ感じ」(淺田千亜希)
「わかりません」(田口節子)
「良くも悪くもなく、いたってフツーの感じでした」(海野ゆかり)
「前回、三国に来たとき、太田(雅美)さんが乗っていて、いい感じの行き足だと思っていたモーターだったんですが……いい感じはしてました」(寺田千恵)
 とのこと。
 寺っちのコメントがややポジティブではあるものの、全体としてそれほど差は出ていないと見るべきだろうか。
 ……ちなみに書いておけば、寺っちのに眼鏡は「花粉対策」とのことだった。

2011_0228_0652  また、朝の風は相当強かったので、その影響が気になるところだったが……。
 会見の中で「風が強かったと思いますが?」との質問が出ると、海野は「そう…………でしたっけ」と答えて、記者たちを笑わせていたくらいだったので、それほど気にならなかったということだろう。
 淺田も「風はべつに気にならなかったです」と言っていたし、寺田も「この前のほうが強かった」と言っていた。
 選手のスタート勘などに影響を与えることはあるかもしれないが、それほど神経質になるほどではないのだろう。
 朝の荒天が嘘のように……、午後には雨もやみ、明るい陽が差していた。
 ピットの印象としても、全体として落ち着いた感じで、淡々と進んでいった前検だった。

 ナデシコたちの祭典――。
 明日の開幕が本当に楽しみだ。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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三国・女子王座決定戦 モーター・ボート抽選!

2011_0228_0099  ボートレース三国のモーター・ボート抽選会場は、前に黒板があって、表彰状が上がっていて、左には大きな窓。抽選の前には、関係者からの現在のボートレース界を取り巻く状況の談話があったりで、なんだか女子高の教室に紛れ込んだような雰囲気。
 人身事故で列車が遅れたため、抽選会は12時30分ごろからのスタート。鵜飼菜穂子と鎌倉涼がじゃんけんをして、登録番号の古い選手からガラガラを回していく。

 

 三国の三大モーターは、26号機、18号機、16号機の3機。

2011_0228_0164_2  昨年4月が初下ろしで10カ月以上使用されてきたにもかかわらず、26号機は2連対率49.7%を誇るお化けモーター。通算3優勝の実績も一枚抜けた成績で、前回使用の一般戦でも、松本博昭が操って優勝戦で3着に入賞している。

 このエースモーターを引き当てたのは、なんと鎌倉涼。残り物には福があるというが、本当に最後の最後まで一番福が残っていたのである。久しぶりのビッグレースに、三国のエースモーターも恥ずかしがっているのかもしれん。鎌倉は、2年連続の女子王座決定戦優出に向けて好発進!

2011_0228_0113
 16号機は2連対率49.0%の超抜機。優出回数は4回とやや少ないが優勝は2回ある。これは少し不思議で、毎回調子はいいのに準優出でコロッと敗れたり、不意の失格やフライングを切ったり、あと一歩の差で優勝戦に乗れなかったりすることが多いモーター。前回使用の一般戦も、川原正一が3勝2着3回の好成績ながら、準優に乗れなかった。

 これを引いたのは角ひとみ。02年を最後に、女子王座決定戦の優出はなし。好モーターを背景に、古豪復活なるか!?

2011_0228_0126  18号機の2連対率は48.8%。優出回数8回は三国のモーターの中で最多優出タイである。1月末に行われた女子王座決定戦の前哨戦ともいえる三国レディースカップでは、栢場優子が乗艇して、優勝戦5着の成績を収めている。
 18号機を使うことになったのは岸恵子。横西奏恵の穴を埋めるべく、渦潮レディースが奮起する。

 三大モーターに続くのが2連対率40%前半の43号機、39号機、49号機、67号機の4機。
2011_0228_0136  43号機は6着が少ないモーター。優勝回数ゼロなのが少し気になるが、毎回安定して動いている。
 引き当てたのは永井聖美。席に戻ったあと、前に座っていた平高奈菜に「ナイス!」と声をかけられ、聖美スマイルが飛び出した。

2011_0228_0141_2   39号機はA1選手が2節しか使用していないのにこの良績で優出回数も8回を誇る。
 このモーターは佐々木裕美がゲットした。元・地元水面でこの好モーターなら、活躍が期待できそう。

 49号機は優勝0回ながら、優出回数は7回。前節でも優出している。こちらを引いたのは茶谷桜。

2011_0228_0124  67号機は正月開催で今垣光太郎が乗り、3日目から7連勝で優勝した。このモーターは無冠の女王・淺田千亜希の手に渡った。
 横西不在の今回は、淺田にとって悲願達成の大チャンス。ドリーム戦出場メンバーで、一番の好モーターといっていいだろう。

 2月に優勝したモーターは3機。三嶌誠司が前節でオール2連対で優勝したのは41号機。赤岩善生が準パーフェクト優勝を成し遂げた22号機。萩原秀人が1着を並べて優勝した68号機。これらは、渡辺千草(41)、水口由紀(22)、平高奈菜(68)が乗ることに。

 冬場になって動いてきているモーターは11号機。この機を使って、12月には水口由紀が優勝、1月には佐々木裕美が優勝戦2着と好結果を出している。
2011_0228_0104  この近況好調機に乗ることになったのは、ベテラン宮本紀美。席に返ってくるときに、小さくガッツポーズしている姿が印象的だった。

 と、この原稿を書いている今、そろそろスタート練習が始まりそうな気配。ここらで抽選リポートは切り上げて、前検足の確認に行って参ります。


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雨の中、選手たちが到着

2011_0228_0040  午前10時前後。選手たちが到着する時間帯は……まだ雨。といいますか、かなり風が強く、取材班が記者席からピットへと移動するあいだには、100円ショップのビニール傘などであれば、傘がもたないような状況でした。
 そんな中、多くの選手たちは、ピットの入り口付近でタクシーなどを降りると、傘もささずに小走りとなってゴロゴロを引っ張ってくる。
 ピット前には「入り待ちファン」もかなりたくさん集まっていたが、長く対応するのは難しい感じで……。雨の中、少しでもファンの声援に応えてピットに入るか、一度、ピットに荷物を置いてから再びファンの元へと戻るかのどちらかになる。
 こちらは、10時前にピットへと行ったが、ちょうどその時間帯に、選手たちの第一陣が続々と到着! 一番乗り選手というわけではなかったが、今大会の注目選手の一人、“新人王”平高奈菜が、雨の中、ピットとファンのあいだを往復しているところが見かけられた。

2011_0228_0016_2   その後、女子王座は2年ぶりとなったが、ある意味、“niftyの恋人”的存在となっている宇野弥生こと、弥生さんが到着!
「初優勝、おめでとうこざいます」と声を掛けると、にっこり笑って、「ありがとうございます! 今節もよろしくお願いします」と丁寧に言葉を返してくれた。
 実をいうと、弥生さんは、私の顔を覚えてくれている数少ない女子選手のうちの一人なのである。

2011_0228_0073  私を覚えてくれている選手といえば、渡辺千草もそう。
 ボー誌で、彼女をインタビューしたのは2007年1月のこと。毎年、女子王座で顔を合わせているとはいっても、覚えてくれている自信はなかったが、さすがは優出クイーンの千草さんだ。
 普通に「おはようございます」と頭を下げてきてくれたあと、こちらの顔を見ると、ハッと気づいたように、「ご無沙汰してます」とニッコリ笑ってくれたのだ。
 そんなふうに言ってもらえると、それだけで本当に嬉しい!

2011_0228_0042   魚谷香織も昨年10月にインタビューをしていたので、「その際はありがとうございました」的な挨拶をかわした。
 やっぱりこの人は、今大会の出場選手のなかでも最注目ビーナスの一人だ。たとえ、結婚してしまっても、そのかわいさは、永遠なのである。

2011_0228_0001_2  かわいいビーナスといえば、そのダークホースが土屋千明……。いや、ダークホースといえば失礼になるだろうか。
 ピット入りしている彼女を遠目に見かけて、「彼女は土屋選手だよね? かわいくなったね」とチャーリー池上カメラマンに言ってみると、「ナニ言ってるんですか!? 元からかわいいですよ」と怒られたくらいだ。
 明日の開会式などでも注目してほしい。

2011_0228_0054  今大会、最注目選手といえば、もちろん佐々木裕美の名前が挙げられる。
 彼女は三浦永理とともにタクシーで到着。いちどピットに入ったあと、入り口前のファンのもとに戻って声援に応えるなどしていて、声を懸けるタイミングは逸してしまった。
 ボー誌で1月にインタビューをした際は、「(いいモーターが引きたいと)前検から目が血走っているかもしれない」と語っていたが、そんな感じはなく、明るくリラックスできているようだった。
 気負い過ぎずに頑張ってほしいものだ。

 ……この記事をUPしようとしている11時半過ぎ。雨足はだいぶん弱まり、空が明るくなってきた。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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三国です!

 取材班、三国に到着しました。
 昨夜からあいにくの雨となっていますが、女流たちの美しき笑顔がこの地に好天を導いてくれるはず。
 間もなく選手たちも到着するはずなので、その様子から随時、記事更新していきます。
 今節も最終日まで、よろしくお願いします!

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さあ、女子王座!

2月も終わろうとしています。2011年も早2カ月が経過……女子王座決定戦です!

3月1~6日まで、三国で行なわれる女子王座。取材班はもちろん、明日2月28日の前検より現地取材&更新してまいります。年に1度のナデシコの祭典……となるのは今年までですね。来年からは賞金女王決定戦が新設されますから。まさにメモリアルの女子王座決定戦、一節間どうぞよろしくお願いします。


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