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ボートレース特集 > 2011グランドチャンピオン決定戦
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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毎日更新! 賞金王への道

賞金王ベスト12決定!!

 大村チャレカ優勝戦が終わって、賞金王ベスト12がすべて決まりました! チャレカ優勝の田村隆信が一気に6位に。また、トップ争いは瓜生正義と池田浩二が入れ替わっています。
          
①瓜生正義  
②池田浩二  
③重野哲之
④太田和美    
⑤篠崎元志    
⑥田村隆信
⑦松井 繁
⑧今垣光太郎   
⑨佐々木康幸   
⑩峰 竜太
⑪重成一人    
⑫田中信一郎    


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次回は……3日後!

2011_0626_r12_0768 瓜生正義選手、おめでとうございます! 強かった! ほんと、今の瓜生正義は手の付けられない強さですね。しばらく目が離せそうにありません。

さて、今節もご覧いただきまして、ありがとうございました。梅雨時のジメジメしたなか、なんとか乗り切ることができましたのも、皆様のおかげと深く感謝いたします。次回は……3日後です! 恒例の浜名湖GⅠに参戦します。6月30日~7月5日に開催されるGⅠ浜名湖賞に取材班は駆けつけますので、29日の前検から引き続きよろしくお願いいたします。

それでは、まだまだ不順な天気が続きます。じめっとしております。被災地の皆様は本当にご苦労される季節と思います。でも皆様、お体にはくれぐれも気をつけて。元気にボートレースで盛り上がりましょう! 繰り返しになりますが、今節もありがとうございました。次回浜名湖もよろしくお願いします!(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット――主役はもしかしたら平本だったかもしれない

2011_0626_0030  完勝である。
 名人戦も笹川賞もそうだったが、こうした場合はピットに興奮は充満しない。そりゃあ勝って当然、なんてレースはひとつもないけれども、しかし実績も上、パワーも上という超実力者が優勝したときには、周囲も本人も意外と冷静でいるものだ。
 瓜生正義が笑顔でピットに戻ってくる。篠崎元志や岡崎恭裕がバンザイで出迎え(ちょっと複雑な心境もあっただろうな、彼らには)、鳥飼眞と平田忠則も笑顔で瓜生を見守る。だが、大きな歓声は聞こえてこない。歓喜で上気した仲間が3周目あたりでフライング気味にリフトに駆けてくる、なんてシーンもなかったし。
 つまり、それが瓜生正義の強さの証、なのである。
「ホッとしました」とレース後に語っているように、瓜生自身、SG制覇に大歓喜というわけでもなかった。もちろんうれしいに決まってるし、胸が躍ってもいただろうが、それよりも安堵の思いが強かったわけだ。一番人気になっていることは知らなかったというが、メンバー的にも自分が最高の銘柄級であることはわかっていたはず。そうしたなかで、狙ったタイトルを無事ゲットできたのだから、やはり安堵が強くて当然だとも思う。
 ともかく、瓜生正義、完勝である。強かった!

 瓜生だけがSG覇者というメンバー構成だった優勝戦。つまり、SG初制覇を目指した5人は全員が悲願達成を果たせなかったわけである。
2011_0626_0079  笑顔が見えていたのは、平尾崇典と秋山直之。
 平尾ももしかしたら、安堵の思いが強かったのかもしれない。地元SGで優勝戦進出。枠番が内の選手とは、また違ったプレッシャーがあったことだろう。1マークは思い切ってまくっていったことも、やるだけやった感を生じさせていたのではないだろうか。モーター返納作業に取り掛かる平尾を手伝う柏野幸二も感慨深い表情。たった二人で地元の威信を背負った彼らには、結果に対する悔恨はともかくとして、「終わった」という一言がまず胸に浮かんでいるのかもしれない。
2011_0626_0277  秋山は、まずは上々の成績に対しての満足感があったようだ。完璧な満足感であるわけはないが、6コースから惜しいところまでは持ち込んでいるのだから、まあ笑顔が出るのもよくわかる。モーター返納を終えた後には、飯山泰とふざけ合うシーンも見かけたぞ。テキパキと動き、駆け足で控室へと帰っていく様子は妙にあっさりとしていて、ちょっと不思議な感覚にもなったのだけれど。
2011_0626_0007  淡々としていたのは、石渡鉄兵。
 前半の記事で、ペラ室でなぜかニコニコしていたと書いたが、それが地顔に近いのかもしれないな。さすがに負けてニコニコってわけにはいかないけれども、表情を大きくは変えることのないその顔には、微笑が浮かんでいるようにも見える。他選手から声をかけられて、ちょっと悔しそうな苦笑いを見せたりもするのだが、すぐにまた淡々とした表情に戻っていって、もしかして精神力が強いのかとも思ったりした。
2011_0626_0175  悔しそうな顔を見せていたのは、まず佐々木康幸。
 もっともこの人は、優勝戦だろうが敗者戦だろうが、敗れたときには顔を歪ませて悔しさをあらわにする。ひとつひとつの勝負に対して、常に感情を表に出す人なのだ。そしてそれがこの人の強さだと僕は思っている。
 ただ、少し意味が違うかも、と思うのは、本気でSGタイトルを欲していたことで、悔恨がふだんよりは大きいのではないか、ということだ。モーター返納をヘルプした服部幸男に自分から声をかけ、きゅっと眉間にシワを寄せたあたり、自分の思いを知る師匠との悔恨の分かち合いを感じたものだった。服部はモニターを見上げて彫像のように動かなくなっていたが、これはGⅠ浜名湖賞の優勝戦後などに見かけた、自身の敗戦の悔しさに耐える服部の姿である。まあ、わざと泣き顔を仲間に見せたりもしていて、お茶目さを出す余裕はあったようだけど。いや、それも佐々木なりの悔しさをまぎらすポーズだったかもしれない。
2011_0626_0213  そして、もっとも悔しかった男は、言うまでもなく、平本真之である。
 レース前、多くの選手が平本に声をかけていた。同期や同世代の選手以外では、太田和美、萩原秀人、平田忠則なんてところが目に入ってきている。平本は周りの選手の支えで、平常心で走れるのではないかと期待もした。
 だが、スタート展示に向かう際、モーター架台を運んでいた篠崎元志、出走待機室の前を通った新田雄史の同期2人に、おどけた態度をとっているのを見て、ちょっと心配になった。新田は「普通(の平本)でしょ。だって、飛んでも失うものがないんだから」とレース直前に語ってくれたが、それが普通だとしても、優勝戦を数分後に控えた白カポックの選手の行動とは思えなかったのだ。
 レース後、平本はただただ顔を歪ませ、そして悔しさを振り払うように笑みを見せたりしていた。だが、その笑みはどうしたって、苦笑いにしかならなかった。溜め息もたくさん出た。あんな負け方をすれば、そうなるのが当然だろう。
 そのレース後も、多くの選手が声をかけていた。平本は苦笑いを返す。後輩として精一杯の礼儀を尽くしながらも、悔しそうな表情は顔から剥がれ落ちることはなかった。
 そんな平本を見ているうちに、こちらの顔もどんどんと歪んでいった。正直に言おう。僕は平本のスタート遅れをちょっとだけ予想していた。本命は瓜生だったし、平本アタマの舟券は一枚も買っていない。だが、僕は平本の表情を見ながら、ひたすら悔しい思いになっていったのだった。平本と目が合う。自分の眉間にシワが寄っていくのを自覚する。悔しさにまみれ、耐えている若者の姿は、関係ないオッサンをもセンチメンタルな気分にさせたのだった。
 実は3日後、平本とは浜名湖で顔を合わせることになるだろう。どんな表情で浜名湖にあらわれるのか、僕は少し楽しみにしている。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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児島グラチャン 優勝戦極々々々私的回顧

夢を……見た

12R 優勝戦      st
①平本真之(愛知)  22
②瓜生正義(福岡)   12
③石渡鉄兵(千葉)   11
④平尾崇典(岡山)   09
⑤佐々木康幸(静岡)10
⑥秋山直之(群馬)   17

2011_0626_r12_0668  指が、まともに動かない。いい夢見ただろ、と自分を慰めてみても、1時間前の興奮が止まらない。でも、頑張って書きます。瓜生ファンには申し訳ないけど、きっと自分ことばっかり。
 スリット、平本が遅れた。昨夜、K記者が予言していた事態だ。
「平本が遅れて、瓜生がまくるんですよ!!」
 酒の勢いもあって、K記者は何度も何度もこう言った。
「瓜生は差しだろ」私の反論に怒るくらい自信満々だった。
2011_0626_r12_0675 「わかってないなぁ!! 平本は瓜生の行き足が怖いから、溜めに溜めて全速で行こうとする。そういう心理のときは、プレッシャーもあって起こしが遅れるんですよ。そして、瓜生がナチュラルにまくって圧勝しちゃうんですっ!!」
 その通りの光景が、目の前に現れた。瓜生のナチュラルまくり、一撃。このとき、私はまださほど興奮していない。軽視していた3コースの石渡が、味のいい差しハンドルを入れる。誰だってそうするわけで、ターン入り口で2-3態勢が固まるかに思えた。

2011_0626_r12_0626  が……アウトから無心にブイ沿いを回っていた秋山が、凄まじい勢いで石渡の内に舳先を突っ込んだ。外を見れば佐々木が差のない4番手を走っている。
 2-6-5が……できるっ!!!!????

 この瞬間、呼吸が止まりそうになった。私は約120倍の2-6-5を100枚、いや256ボックスも含めれば110枚握りしめていた。でもって、130万円が指先で触れるような展開になっている。
「あっきやまっっ!!」
2011_0626_r12_0709   まず2マークの手前で、私はこう叫んだと思う。2マーク、私の叫びに応えるように、秋山が内から石渡を完全に捕えた。こうなればパワー、テクともにおいそれと抜かれる秋山ではない。
「さっさっきっっっっ!!」
 私の叫ぶ声が変わった。最内でやはり1艇身ほど遅れている佐々木が、2周1マークで先マイを試みた。外から全速で交わす秋山と、佐々木を行かせて差す石渡と。3艇がきれいに交錯する。握った秋山が完全に2番手を取りきり、2周ホームで2-6態勢が出来上がった。
「ササキィィィィィーー!!!!」
2011_0626_r12_0696_2  私の絶叫に、前方にいたオッサンとかオバちゃんとかが何人かが振り返り、苦笑を浮かべた。そんなの関係ねえ!!
 2周2マーク、私の興奮のボルテージは最高潮に達する。まだ不利な態勢だった佐々木が、切り返しで石渡の内に艇を突っ込んだのだ。慌てた石渡が握ってくれれば逆転、冷静に透かされれば大差になるという「勝負手」だ。このとき、私が叫んだ言葉をはっきり覚えている。自分でも驚くほど浅ましいセリフだったから。
「佐々木ィィ、俺に百万くれーーーーーーッッッッ!!!!」
 今度はもっと多くの人たちが振り返り、嘲笑にも近い苦笑を浮かべている。唖然としている顔もあった。とにかく、かなりイタイ男に見えていたのだろう。が、やっぱりそんなの関係ねえんだって!
「頼む、ササキィィィィィィィ!!!!!」
2011_0626_r12_0726 3周ホーム、私はありったけの声を張り上げ、それっきり沈黙した。鉄兵クンの2度目の「行かして差す」はあまりにも冷静冷徹で、空振りした佐々木は虚しく真横に流れている。あっという間に3艇身の差が生まれ、それで私の舟券人生初の帯封抜きはまたしても見果てぬ夢と化した。
 あとはただ、瓜生の雄姿と徐々に縦長になってゆく隊形を眺める。いや、眺めていても、その光景は脳みそのスクリーンのどこにも投影されていなかったな。

Cimg5538   本当にすまないけれど、このへんで終わりにしたい。まあ、楽しく充実したシリーズではあった。3日目に破産し、4日目の1~6Rは1枚の券も買えず、友人に1万円借りてから運気が上がり、最後は帯封に手が届きそうになった。一発大逆転、わらしべ舟券長者の夢を見た。うん、楽しかった。楽しかったけど…………クソッ。(Photos/中尾茂幸、text/H)


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H記者の「帯狙います!!」予想

 さあ行こう、優勝戦!

12R 優勝戦

①平本真之(愛知) A
②瓜生正義(福岡) SS
③石渡鉄兵(千葉) A(行き足S)
④平尾崇典(岡山) A(出足S)
⑤佐々木康幸(静岡)S(行き足SS)
⑥秋山直之(群馬) A(回り足S)

進入123/456

 ご覧の通り、それぞれの枠(コース)からすべての選手がパワーの持ち味を生かせる番組になりました。つまり、平本には逃げきれる足、瓜生には差しきる足、石渡にはまくりきる足、平尾にはマーク差しできる足、佐々木にはまくりきる足、秋山にはアウト差しできる足があります。もし私が「このメンバーでもっとも面白くなる番組を作れ」と言われたら、まさにこの優勝戦と同じ枠番組み合わせにします。それほど面白くて、だから難しい。
 昨晩からあれこれ考え続けましたが、「誰でも均等に勝てそうなレース」ってことは、サイコロを転がすのにも似て深く考えても正解なんかわからんのですな。だったら、配当のつく選手(秋山)を絡めるのがセオリー。そして、唯一のSGウイナーとして落ち着いてレースに臨める瓜生も3着を外すことは考えにくい。この2艇を軸に、応援しているやまと軍団の4号兵器・平本と一気まくりがある佐々木とのボックスを買います!! そしてそして、1点だけ帯抜きフォーカスを狙うとしたら……。

3連単★126BOX、256BOX
ミリオンアタック★2-6-5に1諭吉さん!!


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“本紙予想”グラチャン優勝戦

12R 優勝戦
1コース想定=平本 まくられ率11.8% 差され率35.3%
2コース想定=瓜生 逃がし率14.3%
展開のカギ①石渡3コース時まくり/差し=6/6
展開のカギ②平尾4コース時まくり/差し=2/6
展開のカギ③佐々木5コース時まくり/差し=0/3
瓜生の2コース逃がし率が激低。自身が1着となってインを逃がさないケースも多く、コース別勝率では1コースより2コースのほうが高いというレアな選手である(1コース9・42、2コース9・69)。素直に瓜生が本命。瓜生が差しとすれば、センターから握っていくのは石渡が濃厚。その内を突く平尾と佐々木が浮上するケースも。
◎瓜生 ○平本 ▲平尾 △佐々木 
3連単2-145-全


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児島グラチャン 優出選手インタビュー

_u5w4007  1号艇 平本真之

 足はバランス型で悪くないが、優勝戦メンバーの中ではちょっと足りない。スタートは勘通り。インから行きます。願ってもない1号艇、しっかり逃げるだけです!

_u5w4027 2号艇 瓜生正義

 エンジンさまさまです。一瞬タメがあってからグーーッと伸びる感じ。ただ、選手の方があんまり出てないと思います(笑)。枠近辺から。スタートは準優が勘どおりだったから大丈夫、頑張ります。

_u5w4039 3号艇 石渡鉄兵

 最近は抽選の引きが良くて伸び型が多い。スリットの行き足から1マークまで強い。スタートは勘どおり。半分くらい前に踏み込れば勝負になると思う。3コースから。17年ぶりに千葉にタイトルを持って帰りたい!

_u5w4051 4号艇 平尾崇典

 ここでの開催が決まってから1年間、ここだけを目標にきたので(優勝戦に)乗れてよかった。レース足のいいエンジン。枠番は死守したい。スタートは湿気があって難しいけど、遅れない程度に行きたい。地元なので精一杯頑張ります。

_u5w4063艇 佐々木康幸

 転覆の影響を心配したけど大丈夫。伸び系だけど、ペラを換えてからバランスがとれた。スタートはシリーズ途中から勘どおりに。SGタイトル、欲しいっすね。児島はとても相性がいい水面、最後に勝負を賭けていきたい。

_u5w4071 6号艇 秋山直之

 本体は言うことなし。思っている通りに舟が動いてくれて、求めるものはもうない。スタートは現在の状況の中で、行ける範囲のスタートは行けてる。コースはピット離れ次第。今日一日、精一杯やります!


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THEピット――ベスト6

 今回は、6人の姿をそれぞれに追う。

2011_0625_0312 ①平本真之(愛知)
 カタいです。予想通りにカタいです。でも、そりゃ当たり前。今日カタくならずにいつカタくなるのだ。SGに出始めて1年も経たずに、優勝戦で白いカポックを手にしたのである。これでカタくならないほうがおかしい。
 おそらく平本の心中は、周りにも伝わっている。そして、先輩は優しい。新兵の雑用に飛び回り、一段落ついた平本に、仲口博崇が笑顔で歩み寄った。今節、ピットでがっつりと二人が話し込んでいるのをはじめて見たぞ。無念にもいまだタイトル奪取は実現していないが、何度もこの修羅場を経験してきた先輩が、若き後輩を見かねてか笑顔を向ける。それだけで、若武者のハートには力がみなぎったはずである。アドバイスのようなものはなくとも、気にかけられているという実感だけで十分。その後は、池田浩二にも声をかけられていて、平本の緊張も少しはほぐれたのではないだろうか。まあ、レース直前にはさらにカタくなるかもしれないけど。

2011_0625_0111 ②瓜生正義(福岡)
 やっぱり風格が違いますな。もう余裕綽々なのである。さすが!
 正直、優勝戦線を陸の上でリードしてしまっている、という印象である。緊張感皆無だとは思わないが、しかし何度もこの日のストレスを味わい、しかもなかなかタイトルには手が届かずに無冠の帝王とまで呼ばれ、そうした時期を乗り越えて今ここに立っている。少しばかりのプレッシャーなど、闘志をさらに燃え盛らせる調味料でしかないだろう。
 今朝の作業はペラ磨き。赤岩善生と並んで、シコシコとペラをこすっていた。赤岩が何かを話しかけると、瓜生がなはははと笑う。瓜生の返す言葉に、赤岩も目元をゆるめる。ちなみに、赤岩は自分のレースをすべて終えたあとであります。本当は何もせずにぼーっとしていてもいいんだけど、働くんだな、この人は。

2011_0625_0490 ③石渡鉄兵(千葉)
 もっとも心中を計りかねたのが石渡だ。石渡が動き出したのは2Rが終わったあと。それまでは大きな動きを見せていなかった。石渡が向かったのはペラ室。まずはペラ調整から入る優勝戦デーだ。
 数分後、ペラ室を覗いてみた。石渡がニコニコしていた。人のよさそうな表情で、ニコニコニコニコとペラを凝視していた。ニコニコニコっとゲージを駆使していた。
 石渡の周りには、関東勢と同期の辻栄蔵がいた。何か楽しい会話でもしているのかしら、と思って辻らを見ると、誰も口を開いていない。ペラ室内の音は外には漏れてこないが、石渡の周囲では会話が発生している様子がないのだ。
 でもニコニコニコっと石渡鉄兵。何が楽しかったのだろうか。あるいは……。

2011_0625_0683 ④平尾崇典(岡山)
 淡々とした様子はここまでと変わりはない。もちろん緊張はしていると思う。地元SGでの優出なのだ。淡々とした中に、胸のドキドキはあるに違いない。
 だが、ピリピリしている様子はない。なんというか、きわめて普通、なのである。作業としては、やはりペラ調整。平尾は2R前くらいにいちど装着場の自艇に向かっているが、そのころ雨が降り出している。気候もふまえての調整は、児島に関してはもちろん、平尾がもっとも長けている。

2011_0624_0334 ⑤佐々木康幸(静岡)
 正直に言って、カタいと思います。平本ほどではないけれども、平本以外の5人のなかではもっとも表情が引きつっているのが佐々木なのだ。これはちょっと意外だったな。
 早くからペラ調整に励んでいた佐々木が、2枚のペラを手に整備室に入っていったのが3R後のこと。瓜生と赤岩がペラ磨きをやっていたところに、佐々木も加わってコシコシと磨き始めた。そこでは、たぶん世代も地区も近い赤岩が声をかけたのだろう、佐々木は細くてたれ気味の目をいっそう細めてたれさせていた。だが、なんとなく、その笑顔もカタい。すぐに真顔に戻った、その表情もカタい。早くも優勝戦モードに入っているのだろうか。あるいは、ペラを2枚手にしていたことから、どちらを使うべきかの思考に入っていた可能性もあるな。
 ただ、こうは思う。5号艇という比較的プレッシャーのない状況でもカタくなるということは、本気の本気で勝つつもりだし、その手応えもあるということではないか、と。やはりかなり怖い存在だぞ。

_u5w3334 ⑥秋山直之(群馬)
 朝ピットに滞在した3R終了後までで、ただ一人ボートを着水させていたのが、秋山だった。これは昨日も同様でしたな。秋山の動き出しはとにかく早い。ちなみに、係留しているのは今日も端っこ。優勝戦でもこのルーティンは変わらない。
 試運転も行なっているようだった。係留所に戻ってきてもまったく表情が動いていないため、何も伝わってはこないが、とにかくもっとも大きな動きをしていた男であることには間違いなかった。係留所から装着場に姿をあらわしたとき、意を決して言葉をかけようと背中を追ったが、その途端に走り出されてしまって断念。その後は、控室のほうから阿波勝哉のチルト3度よりも鋭い伸びの全力疾走で係留所へと駆け抜ける姿を見かけたり。とにかく、もっとも動いているのは秋山直之なのだ。
(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩=秋山 TEXT/黒須田)


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H記者の「やまと一の激辛勝負師と心中!!」予想

 回収率500%でボーナス3p(←我が最強の敵・しげ爺さん&K記者との予想バトル)と今日の軍資金をGETしたHです、むふ。この勢いで、さらに優勝戦資金を増やすとしましょう!
 もちろん、今日の一般戦も狙いはダービー勝負駆け組です。最強データサイト『ひまひまデータ3』さんの力を借りて、ボーダー付近を整理すると

★かなり有力だけど油断大敵…前本、森高、平石、菊地、白水
★尻に火が点く緊迫ゾーン…坪井、山口、吉田、辻、石田、三角
★ボーダー下から圏内狙い…平田、木村、重成、秋山、佐々木、仲口

 こんな感じでしょうか。で、今日は誰一人として1号艇がないのですが、1Rからそれなりに2、3着に絡んでいるようです。で、私のイチオシ選手は、広島の若き勝負師!!

8R
★①松井 繁
◎②山口 剛 D
 ③新田雄史
 ④岡崎恭裕
 ⑤田村隆信
★⑥菊地孝平 D

進入123/456

 松井の足は上々で逃げきり十分ですが、気合120%の極め差しがハマればバックで併走できるはず! 山口も上の下くらいのパワーがあるので、併走にさえ持ち込めば2マークで突き抜けます。同じくダービー勝負駆けの菊地との2-6も少々。

3連単★本線2-1-全、穴2-6-全

11R
★①田村隆信
★②中島孝平
 ③服部幸男
◎④山口 剛 D
 ⑤柏野幸二
 ⑥三角哲男 D

進入123/456

 ここはもう勝負駆けのS一撃に期待するのみ。服部の行き足が一息なので、スリット半艇身覗けば絞り態勢に入れるはず。まくり差しなら田村が残して4-1、まくりきれば粘り足の中島が残します。同じくダービー勝負駆け三角の3着を分厚く!

3連単★4-12-全(4-12-6勝負)

 何が起きてもおかしくない優勝戦予想は9R頃にアップします。


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本日の“本紙予想”グランドチャンピオン決定戦最終日

どもども。Kです。しげ爺さん、H記者との三つ巴勝負は、なんだかじり貧になってますな、わたし……。昨日はH記者が猛烈にあたって、いよいよ本日に決戦はもつれこんでまいりました。ま、ガンバリマス。今日は1~11Rが、トップ記事にあるとおりスゴいことになっています。名前だけ見てたらオール1号艇本命になりそうなので、新概念データに忠実に予想してみました。そしたら、あら、今日は逃がし率高い選手が2コースに入りそうなレースが多いなあ……。

1R
1コース想定=白井 まくられ率10.3% 差され率13.8%
2コース想定=濱野谷 逃がし率43.2%
白井が不完全燃焼の一節をイン逃げで締める。
◎白井 ○濱野谷 ▲篠崎 △仲口 
3連単1-234-全

2R
1コース想定=井口 まくられ率7.8% 差され率17.6%
2コース想定=赤岩 逃がし率36.2%
井口がここはしっかりS決めて逃げる。
◎井口 ○重成 ▲菊地 
3連単1-53-全

3R
1コース想定=池田 まくられ率7.7% 差され率11.5%
2コース想定=吉田 逃がし率31.1%
吉田の逃がし率低く、穴狙い。岡崎の全速戦に乗る萩原を狙う。。
◎萩原 ○岡崎 ▲森高 △池田
3連単4-351-全

4R
1コース想定=三角 まくられ率17.9% 差され率23.2%
2コース想定=西島 逃がし率40.0%
三角が気合の逃走劇。
◎三角 ○西島 ▲石野 △須藤
3連単1-325-全

5R
1コース想=濱野谷 まくられ率9.5% 差され率16.7%
2コース想定=坪井 逃がし率37.9%
濱野谷がここは逃げ切って、ラスト走を飾る。
◎濱野谷 ○今坂 ▲坪井 △辻
3連単1-423-全

6R
1コース想定=湯川 まくられ率11.1% 差され率26.7%
2コース想定=柏野 逃がし率65.9%
柏野の逃がし率がすごい。湯川の逃走だ。
◎湯川 ○白井 ▲飯山 △平石
3連単1-354-全

7R
1コース想定=山崎 まくられ率8.3% 差され率22.9%
2コース想定=篠崎 逃がし率47.1%
山崎が篠崎をカベにしてイケメン逃げ。
◎山崎 ○篠崎 ▲魚谷 △服部
3連単1-254-全

8R
1コース想定=松井 まくられ率9.4% 差され率17.0%
2コース想定=山口 逃がし率42.1%
松井が王者の逃げで意地を見せる。
◎松井 ○山口 ▲岡崎 △田村 
3連単1-245-全

9R
1コース想定=今垣 まくられ率7.7% 差され率20.5%
2コース想定=木村 逃がし率43.3%
今垣が渾身の逃げ切りを見せる。
◎今垣 ○勝野 ▲毒島 △木村 
3連単1-452-全

10R 特別選抜B戦
1コース想定=魚谷 まくられ率18.2% 差され率16.7%
2コース想定=須藤 逃がし率42.9%
魚谷が準優まくられたうっぷんを晴らす。
◎魚谷 ○辻 ▲石野 △山崎
3連単1-456-全

11R 特別選抜A戦
1コース想定=田村 まくられ率8.5% 差され率21.3%
2コース想定=中島 逃がし率38.0%
中島が田村のふところに強烈差し。田村との一騎打ち。
◎中島 ○田村
3連単2=1-全

優勝戦は後ほどアップいたしますのでどうぞよろしく! 


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最終日! 優勝戦だぞ

おはようございます。児島グラチャンも最終日となってしまいました。早いっす。そして、現在は雨が降っております。開催中はずっと降雨はなかったのですが、優勝戦の日についに……。空はそれほど暗くはないんですけどね。梅雨時に行なわれるSG、これがむしろグラチャンらしさなのかもしれません。

2011_0625_0573_2 今日は、1~11Rの1号艇が大変なことになっています。全員が賞金王経験者で、1R以外の2~11Rは全員がSGウィナー。10人で46冠、であります。グラチャン覇者も、池田浩二、三角哲男、湯川浩司、今垣光太郎と4名も含まれています。超豪華な1号艇! 三角は第4回の覇者ですよ。このスーパーレーサーたちからファイナルでバトンを受け取る平本真之。これは興味深い一日でありますね。(PHOTO/中尾茂幸)


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児島グラチャン 準優ダイジェスト

第4のやまと、発進!

2011_0625_r10_0852 10R
①平本真之(愛知)  13
②平尾崇典(岡山)  19
③中島孝平(福井)  12
④山崎智也(群馬)  11
⑤山口 剛(広島)  12
⑥飯山 泰(神奈川)15

 SG準優のスタンダードレースだった。スタートがそれなりに揃って外からは仕掛けにくく、バックの焦点は「平本が逃げるか、平尾が差すか」のヒラヒラ対決に絞られた。

2011_0625_r10_0892  勢いは差した平尾で、2艇身ほどのビハインドをバック半ばで1艇身に縮める。舳先が入れば逆転、という2マーク手前でギリギリ平本の伸び足が振りきった。私が期待した智也は、どこでどうなったか完全なパワー負け。1マークの複数の引き波にズブズブとはまって失速し、何もできずに終わった。
2011_0625_r10_0868  1着・平本、2着・平尾。
 両者のパワー比較は簡単ではないが、ターンの出口~ストレートの中間までは明らかに平尾が強い。ただ、全部がいい瓜生正義や行き足トップの佐々木康幸に比べると、ふたりともに破壊力という点で劣っている感じは否めない。
 とにもかくにも「第4のやまと」が1着入線。この時点では、優勝戦で1号艇になる可能性はまだまだ低かったはずなのだが……。

一刀両断

11R
①魚谷智之(兵庫)19
②辻 栄蔵(広島)11
③石渡鉄兵(千葉)10
④服部幸男(静岡)09
⑤秋山直之(群馬)12
⑥柏野幸二(岡山)09

2011_0625_r11_0954  あっという間の波乱。全体が踏み込んだスリットの中、魚谷だけが半艇身ほど遅れている。まずは2コースの辻に握って攻めるチャンスがあったが、穏やかな差しを選択。その瞬間、シリーズ屈指の行き足を誇る石渡が、魚谷の頭を叩き割った。パワーまかせ、電光石火の一撃まくり。魚谷が凹んだせいもあるが、まくりの態勢を見た瞬間に1着を確信させる圧倒的な攻撃だった。

2011_0625_r11_0959  こうなると、焦点は2着争いだ。もちろん、もっとも有利なのは石渡マークの服部。が、差して引き波を超える足がちょっと重い。懸念していたパワーの底力のなさが、ここで露呈した。もたつく服部の外から、ふんだんな遠心力を推進力に換えた5コースの秋山が、ザックリと艇団を割った。追いすがる服部だが、加速の差は哀しいばかり。逆に6コース差しの柏野と揉み合う展開になり、3着を確保するのが精一杯だった。

2011_0625_r11_0961  1着・石渡、2着・秋山。
 両者のパワーは性質が違いすぎて、比較する意味があまりない。石渡はスリット付近の行き足を主力武器とする伸び型。秋山は得意のぶん回しを生かすべく、バランスとサイドの掛かりに重点を置いている。このレースが終わった時点で、優勝戦での石渡のセンター枠、秋山の外枠はほぼ決まったわけで、私は「明日、どちらも持ち味を十二分に生かせそうだな」などと考えていた。

熟成パワー

2011_0625_r12_1052 12R
①田村隆信(徳島) 12
②瓜生正義(福岡)  11
③石野貴之(大阪)  13
④佐々木康幸(静岡)08
⑤須藤博倫(埼玉)  07
⑥三角哲男(千葉)  04

 ほぼ横一線のきれいなスリットに見えたが、そう見えた瞬間に横一線が崩れていた。2コースと4コースが半艇身覗いている。問答無用のパワー加速。極端に言うなら、大人と子供くらいのパワー差だ。たっぷりと伸びてから、瓜生はスッと差しハンドルを入れた。

2011_0625_r12_1055 もう、これは……必死に先マイを目指す田村と、舳先の角度が違いすぎる。田村のハンドルが遅かったのではなく、瓜生の差すべき成熟ポイントに達するのが早すぎたのだ。同じように、スリット半艇身からぐんぐん伸びた佐々木のまくり差しも恐るべき早さだった。

2011_0625_r12_1072 1マークの出口で、ぴったり並んだ2艇の舳先だけが真っ直ぐ前を見据えていた。もう一度書くが、これは速さというより、早さの差だった。つまりは、パワーの差だった。
 2マーク、瓜生が内の利を生かして佐々木を突き放す。その佐々木は、追いすがる田村を突き放す。これで完全に2-4態勢が出来上がった、と思ったのだが、そうではなかった。
2011_0625_r12_1120  4艇身ほど置き去りにされた田村が、2周1マークのひと差しで佐々木との差を一気に詰めたのだ。逆に、佐々木が大事に慎重にターンマークを回りすぎていたのかもしれない。SG準優は、コレがある。2着がはっきり見えたときに、異変が起きる。2周バック、内の田村がぐんぐんぐんぐん詰め寄っていく。前検で田村51号機にワースト級の評価を下し、今日の予想欄でもBランクに留めた私は、本気で田村に謝らなければいけない。この足は、明らかにAだ。温泉気分で2-4の舟券を握りしめていた私は、その追い上げ足に戦慄した。かつて、最終ターンマークで石橋=田村の3着が逆転して、スタンドにへたり込んだ悪夢のような光景を思い出した。
 また、やられる!!??
 2周2マーク、田村がブイを先取りした。佐々木は力任せのツケマイを放った。決まるか、決まらないか。それで最後のファイナルチケットの受取人が決まる。3周ホーム、佐々木の引き波がわずかに田村の艇を揺さぶり、それでギリギリのツケマイが決まった。最後もやはり、パワーの差が雌雄を決したのだと思う。
2011_0625_r12_1095  1着・瓜生、2着・佐々木。
 もはや誰もが気づいているけど、この両者が今節のトップ2パワーで間違いない。瓜生は全部が良くて、佐々木は行き足が節イチだ。タイプが違うのでSS(節イチ)指名は難しいが、やはり全部が揃った瓜生ということになるだろうか。ただ、明日は2コース想定の瓜生と5コース想定の佐々木、それぞれの超抜パワーをフルに発揮できるポジションなので、どっちが出てるかより「どっちが100%生かし切れるか」が重要になるだろう。パワー差より、パワー活用の差。それは他の4選手も同じで、明らかな劣勢パワーとともに何もできないで終わるような選手はいない。パワーを十二分に生かしきった者が、第21代グランドチャンプになる。そのチャンスが、ちょっぴり瓜生と佐々木だけが大きいという程度か。スポーツ界には「参加するからには、どの選手にも均等にチャンスはある」という常套句があるが、明日はマジで1~6コースまで、ほぼ均等にビッグなチャンスがある珍しい優勝戦だと思うぞ!!(Photos/中尾茂幸、text/H)


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THEピット――同期よ!

_u5w3683   はじめに謝っときます。すみません。今日の午後は、なんだか取材にならなかった。すっかりのんびりしちゃったのだ。
 ピットのいちばん奥には、屋外になっている場所がある。ここが日陰になっていて、しかもいい風が吹いてきて、しかも目の前が瀬戸内の絶景で、実に心地のいい場所なのだ。そして、それを知っている選手たちがここにやってきてのんびりしている。これがなぜか、わりと仲がいい選手たちばかりで、すっかり一緒にくつろいじゃったのだ。だって、光ちゃんが「ここに座ると気持ちいいっすよ」とか椅子を進めてくれたりするんだもん。
_u5w3759  もちろん、ただダラダラしていたわけでもなくて、森高一真の今後への決意や、今垣光太郎の「僕は日本海側だから、瀬戸内のこういう風景はあこがれるんですよ~」とか、その今垣と選手のモーターについての会話とか、選手の胸の内をたくさん聞くことができた。これも取材といえば取材だ。だが、そのなかに準優メンバーが一人もいないこともあって、ここに書けることがない。森高とは、どこにも書けない話もしたし(笑)。
 ひとつだけ、準優と関わりがあった出来事と言えば、田村隆信の存在だった。田村はレース直前にはここで時間を過ごすことが多く、今節は何度か見かけていた。精神統一のためかといえば、そうとも言えないようで、他の選手や関係者がいてもそこに来て、ストレッチをしたりしている。今日も、僕と光ちゃんがのんびり海を眺めているところにやって来た。
_u4w1012_2  それを目ざとく見つけて、井口佳典、湯川浩司、森高がやって来た。銀河系軍団、勢揃いである。4人は雑談をはじめたのだが、おそらく実際は田村を鼓舞するものだっただろう。「いいなあ、たくさん同期がいて。63期は最近、いつも一人だからなあ」と光ちゃん。たしかに、こういう勝負どころで心許せる仲間がそばにいるのは大きい。かと思いきや、「前々検とか後検とか楽しそう」だって(笑)。そっちっすか。まあ、それもその通りだろうけど。
_u5w3811  やがて、銀河系&光ちゃんは、なぜか血液型談義。「今垣さん、何型ですか?」「A型」「今垣さんは一目見て、A型やろ」などと笑い合っているさなか、田村は出走準備をするため、その場を離れた。銀河系は力強い視線を送り、井口は親指を立てて田村に突き出している。田村が消えると、井口が言った。
「あいつ、意外と緊張してるんちゃうか?(準優1号艇なんて)久々やから」
 僕にはそうした様子はあまり伝わってこなかったが、同期だからこそわかる胸の奥底があるのだろう。湯川も森高も、否定するでもなく黙り込む。この人たちは、同期が負けるとボロクソにけなし合う仲である。田村も以前、「あいつら、僕に『お前はもう終わった選手やから』とか平気で言いますからね」なんて笑っていた。だが、それこそがこの軍団の絆の強さなのだと僕はずっと思っている。同期でただ一人、準優に駒を進めた、しかも予選1位で12Rの1号艇を走る田村を、実は全員が応援し、心配しているのだ。

_u5w3834  本当に井口が言うとおり、田村は緊張していたのだろうか。
 12Rは、瓜生正義の差しが決まり、佐々木康幸のまくり差しも田村のふところを切り裂いた。瓜生いわく「スタートしてからのぞいた。それで田村君はターン漏れしたんだと思う」。おそらく田村は瓜生を警戒して握りすぎたのではないだろうか。森高はレース後「寄りすぎたな」とつぶやいていたが、それが1マークを指したのか、佐々木との2番手争いで外からかわされた2周2マークを指したのかは、ちょっとわからなかった。いずれにしても、田村は冷静ではなかったと森高は言ったのだと思う。
 ピットに戻った田村は、さすがに苦笑いを浮かべるしかないようだった。佐々木のエンジン吊りに加わっていた井口が歩み寄ると、笑みはさらに深くなった。もちろんこれは悔恨の笑みだから、今夜は眠れないかもな。あるいは、宿舎で同期にボロクソ言われて、それによって癒されるのかも。もしかしたら田村は、同期の思いにこたえられなかったことも含めて、今節もっとも悔しい負けを経験した男になったのかもしれない。
_u5w3838  田村の敗戦によって、複雑な表情となった男がもう一人いる。平本真之だ。11R1号艇の魚谷智之も敗れていて、10Rを逃げ切った平本には1号艇が転がり込んできた。優勝戦ポールポジション! 準優を終えるごとに枠がひとつずつ内になっていくというのは、去年の湯川もそうだったが、湯川もなんとも微妙な表情をしていたっけ。すでにSG3Vだった湯川がそうなのだから、これが2度目のSG優出となる若者が笑顔をひきつらせるのも仕方ないだろう。
_u4w1017  12Rのエンジン吊りが終わると、さっそく平本を取り囲んだ者たちがいる。岡崎恭裕、篠崎元志、新田雄史。篠崎と新田は同期であり、岡崎も年齢的には彼らより下なのだから、まさしく同世代の最若手軍団である。整備室の掃除をしながら平本を囲んで、言葉を投げかけ続ける仲間たち。整備室に侵入して撮影していた(もちろん認められてる行為です)チャーリーによれば、「ビッグマウスしちゃえ」とかからかいの言葉が飛んでいたそうだ。整備室を出たあとも、篠崎らがそんなような話で盛り上がっていたから、全編そうした会話だったのかもしれない。岡崎はすでにSG優勝戦1号艇を経験しているから、平本の心中がよく理解できるだろうな。平本の表情がすでにカタくなりつつあることも。
 とにかく、平本には悔いのない戦いをしてほしい。明日もきっと、この仲間たちが平本を囲み、和ませようとするだろう。力を出し切らせようとするだろう。震えるのは仕方ないが、しかし怯むことなく、仲間の思いを胸に、全力を尽くしてほしいぞ。

_u5w3618  優出選手について駆け足で。ベスト6でピット節イチは瓜生正義で間違いない。もう、余裕たっぷりなのだ。もちろん、修羅場の数が違う。そして、アシも違う。「回って一瞬は甘いところがある。そこは秋山君が強い。でも直線はいい。回って甘くてもそこから伸びていく」という足色だそうだ。ターン回りの甘さは、瓜生の超絶テクがカバーするだろうし、そこからの伸びで主導権を握れるのだから、瓜生は何も不安なく戦うことができるだろう。だからこその余裕。瓜生以外の全員がSG初制覇を目指すということを考えても、もっとも力を出し切ることができるのは、瓜生しかいない。
_u5w3467  佐々木康幸も、涼やかでいい雰囲気を醸し出している。こちらも、アシに自信があるからだろう。しかも、4~5月はA1級に上がって以来もっとも苦しんだというほどリズムが悪かったそうで、それをここへ来て脱してのSG優出だから、反動で気分が最高潮になるのはよくわかる。ちなみに、昨日の転覆の影響はないだろう、とのこと。たしかに1マークのまくり差し、田村を競り落とした走りっぷりに気配落ちは感じられなかった。
_u5w3500  石渡鉄兵は、実に朴訥だなあ。勝って優出を決めても、静かに微笑んで、穏やかに周りの祝福にこたえるのみ。他地区の多くの選手が祝福の言葉をかけていたのも印象的で、なるほど、その雰囲気は誰からも愛されているのだろう。昨年のチャレカで、われらが上瀧和則親分が声援を飛ばしていたのが思い出される。そのチャレカよりもエンジンは噴いているとのことだから、楽しみはある。伸び型だそうだ。
_u5w3746  平尾崇典は、地元SG優出という気負いを少しも見せていない。こちらもアシに自信があるからだろう。レース後も、会見でもひたすら淡々。その様子がかえって怖い存在だと思わされるのだがいかがだろう。_u5w3367  で、秋山直之だけが、どこか不思議な雰囲気であった。笑顔もほとんど見つけられず、共同会見などを終えたあとも、ひとり黙々とモーター格納作業をしている。銀河系や若武者たちの様子とは、あまりに対照的である。会見でも、丁寧な言葉ながら、歓喜の様子は少しも見せず、アシで気に入っているところや特徴などの質問をいくら受けても、「本体がいいので不満はありません」を繰り返すのみだった。不思議、と書いたが、舟券的にいえば、不気味。6号艇だろうと、いちばん怖いのはこの男かもしれないと、直感でそう思ったのだった。(PHOTO/チャーリー池上 TEXT/黒須田)


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H記者の「黄カポに要注意!!」予想

 嗚呼、光ちゃんの伸びが無敵モードに仕上がってしまったのねーーー!!(8R3←4真裏><)
 さあ、気を取り直して準優です。私の節穴パワー眼力が「魚谷も田村も中堅に毛が生えた程度。負けておかしくない」と囁いているのですが……。

10R
①平本真之(愛知)A
②平尾崇典(岡山)A
③中島孝平(福井)B
④山崎智也(群馬)A
⑤山口 剛(広島)A
⑥飯山 泰(神奈川)B

進入123/456

 平本の先マイに、智也が握って襲い掛かる。逃げかまくりか、勝つのはどちらかだと思います。で、智也が握ると信じれば、舟券の妙味は山口でしょう。マーク差しが不発でも、あの手この手で追い上げて2着というしたたかさも持っています。山口の2着付けと、ボックスで。

3連単★14-5-14、145BOX

11R
①魚谷智之(兵庫)B
②辻 栄蔵(広島)A
③石渡鉄兵(千葉)A
④服部幸男(静岡)B
⑤秋山直之(群馬)A
⑥柏野幸二(岡山)A

進入123/456か126/345

 魚谷のあっさり逃げも十分ですが、怖いのは限りなくSに近いAパワー石渡。シリーズ屈指の行き足で魚谷を苦しめます(柏野を入れて4カドならさらに強烈)。で、ここも2着に来そうなのが5号艇の秋山なんです。パワーは十分、石渡の攻めを見ながら自在に動いてぶん回し2着。そんな絵が見えて仕方ないのですが……。え、石渡マークの服部は? う~ん、展開はあるのですが、どうにも引き波を超えるだけのパワーに乏しい気がして…。月ちゃん、斬り捨て御免!!><

3連単★13-5-全

12R
①田村隆信(徳島)B
②瓜生正義(福岡)S
③石野貴之(大阪)B
④佐々木康幸(静岡)S
⑤須藤博倫(埼玉)B
⑥三角哲男(千葉)A

進入123/456

 ここはパワー決着。シリーズの節イチ候補は瓜生・佐々木に絞られました。両者の一騎打ちと、佐々木が田村と競りになったときの2-3を少々。

3連単2=4-全、2-3-全

 もしも私の予想通りの決着なら、明日の優勝戦は①魚谷②平本③瓜生④佐々木⑤秋山⑥山口ってな感じになるのですが、いかに??


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“本紙予想”グラチャン準優勝戦

10R 
1コース想定=平本 まくられ率11.8% 差され率35.3%
2コース想定=平尾 逃がし率22.0%
平尾の逃がし率が低い。その平尾が差し決めて地元優出へ。
◎平尾 ○山崎 ▲平本 △山口
3連単2-415-全

11R 
1コース想定=魚谷 まくられ率16.9% 差され率16.9%
2コース想定=辻 逃がし率43.2%
辻の逃がし率高く、魚谷が渾身の先マイはたす。ヒモ妙味は秋山。
◎魚谷 ○秋山 ▲辻 △石渡
3連単1-523-全 

12R 
1コース想定=田村 まくられ率8.7% 差され率19.6%
2コース想定=瓜生 逃がし率14.7%
瓜生の逃がし率が激低で、自在な攻めで抜け出すと見た。田村のアタマからも。
◎瓜生 ○田村 ▲須藤 
3連単2-15-全 1-25-全


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THEピット――暑い準優の朝、静かです!

2011_0624_0487  今朝のピットは実に静かだった。準優の日にはよくあることで、まして今日は本当に暑いから、選手たちも急ぐ作業の必要がないのなら、のんびりしていたほうがいいだろう。皆さんも、くれぐれも体調には注意してください。
 ピットの温度計を見ると、50%だった昨日から77%と湿度が上昇している。そりゃ蒸し暑いはずだわなあ、と額の汗をぬぐっていると、秋山直之がやはり額に汗して係留所から上がってきた。準優組で早くから精力的に動いていたのはまずこの人で、装着場内でも早足で歩いており、そりゃあ汗もかこうというもの。係留所を確認に行くと、秋山のボートは指定席である端っこにつながれてあって、準優組で確認できたのは秋山のもののみだった。いつか秋山に「端っこへのこだわり」を聞きたいと思っているのだが、この人は装着場で見かけた瞬間、風のように去って行ってしまうので、なかなか声をかけるタイミングがつかめない。もう一人の端っこ愛好者である今垣光太郎は「ゲン担ぎですよ」と笑っていたものだが、端っこのほうが自分のモーター音がよく聞こえるという説もある。首尾よく秋山をつかまえられたら、ここでご報告することにしよう。
2011_0624_00792011_0624_0164  装着場では、平尾崇典と柏野幸二、地元勢2人が装着、点検をしていた。ふたりともリラックスした表情で、ときに談笑しながら作業を進める。地元から参戦した2人が、ともに準優出。めでたい。よかった。それは平尾も柏野も感じているはずで、そうした安堵の雰囲気も二人からは感じられたりする。
_u5w2786  おっと、整備室では服部幸男が整備中だ。本体に手をつけていたのは、準優組では彼ひとり。いや、一般戦組を含めても、朝の時間帯には目撃していない。ふだんはペラ室で見かけることの多い服部が本体整備。これは準優に向けての一か八かの整備かもしれない。
2011_0624_0797「まだ緊張してないです。緊張するのが当然? いや、したくないです(笑)」
 そう笑った平本真之だが、オッサンの見立ては「すでに緊張している」。表情が昨日より少しカタく見えるのだ。アシに不安はないから、もはややることがないのだという。まるで手持無沙汰を避けるかのようにプラグの点検やペラ磨きをしたりもしていたが、そのときの表情がやはりカタいのだ。もちろん、SG初の準優1号艇、それが当然なのであって、今日このあとの一日を過ごした経験は必ずや大きな蓄積になる。「今日は逃げますよ」と最後に力強く言ってもいたが、その結果を出せられたら、大きな飛躍にもつながることだろう。頑張れ!
2011_0624_0263  あとは、田村隆信がペラ磨きをしている姿を発見したのと、須藤博倫が整備室を出て控室に戻っていくのを見かけたのが、準優組のすべて……おっと、忘れていた。飯山泰だ。
 自艇にあかくみのスポンジをセットしようとしているときにすれ違ったのだが、飯山はこちらの顔を見ながら、何か言いたそうにしていた。歩み寄ってみると、飯山はこう言って笑う。
2011_0624_0479 「半年ぶりの準優っす」
 ちょいと調べてみた。SGでは、賞金王シリーズで準優に出ていて、笹川賞は予選落ちだから、たしかに半年ぶり。そしてGⅠでも2月の芦屋周年以来で、一般戦ではさすがに準優出しているが(優勝もしている)、記念以上ではたしかにずいぶんと久しぶりの準優なのだ。ちょっと調子を落としていたのですな、われらが信州の星は。これをきっかけにできればいいっすね!
_u5w2799 以上です。あとの選手はエンジン吊りのときにしか姿を見ていない。みなゆったりとした動きだし、ということだ。そんななかでも、実にリラックスしていたのが瓜生正義。ふだんとまったく変わらないまーくんスマイルに、すっかり癒された私でありました。ほんと、いつでも変わらないたたずまい、すごいな。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩=服部、瓜生 TEXT/黒須田)


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H記者の「キム兄と心中しまっしゅ!!」予想

 昨日、とあるドグサレ博徒から諭吉注射を受け、地味地味細々運用して14Kまで増やしたHです。さ、この資金を得意の5日目一般戦で増やすとしましょう! グラチャン5、6日目のキーワードは「ダービー勝負駆け」。で、ボーダー付近の選手を列挙すると

平石、白水、森高、菊地、坪井、山口、吉田、辻、石田、三角、平田、木村、佐々木、重成、秋山、仲口

 いやあ、いるわいるわ! とりあえず私は出走表の名前の横にDマークを付けて、目配りできるようにしました。で、この大勢の勝負駆けメンバーの中で、本気シャカリキメイチで勝負に来そうな男といえば、木村だと思いますっっ!!

4R
 ①吉川元浩
 ②森高一真D
★③前本泰和
 ④平田忠則D
◎⑤木村光宏D
 ⑥岡崎恭裕

123/456

 間もなく本番レースですね。ここは平田も勝負駆けで「ダービー云々」とコメントしているところがミソ。強気で攻めれば、必ず木村に展開が生まれます。足は準優でも通用するレベルでもあるし。同じくパワー上位の前本とのオモウラ勝負!

3連単★5=3-全

8R
 ①太田和美
★②石田政吾D
◎③木村光宏D
★④今垣光太郎
 ⑤平田忠則D
 ⑥井口佳典

進入123/456

 ここも平田がおりますが、ちょとこの枠では苦しいパワーでしょう。足がアップした今垣が攻める前に、艇を合わせて木村が先に仕掛けます。石田と光ちゃんへ。

3連単★3-24-全

 K記者、我が最強の敵(とも)しげ爺さんとのガチ予想バトルで忘れ去られた存在ではありますが、ここらで一発!!!! 波乱ムードぷんぷんの準優予想はこの8R頃にアップしまーーす!!


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本日の“本紙予想”グランドチャンピオン決定戦5日目

こんちわ。Kです。しげ爺さん、マンシュウ的中、お見事! 完全に私としげ爺さんの一騎打ち模様のようですね、三つ巴戦は。今日はイン主体の予想になってしまっていますが、昨日までのイン受難傾向を考えると、ちょいと不安ではありますね。

1R
1コース想定=寺田 まくられ率7.5% 差され率26.4%
2コース想定=田中 逃がし率25.6%
田中が2コースから差し切る。。
◎田中 ○寺田 ▲吉田 △仲口 
3連単2-145-全

2R
1コース想定=鳥飼 まくられ率3.4% 差され率25.4%
2コース想定=西島 逃がし率39.8%
鳥飼がイン先マイ決める。
◎鳥飼 ○西島 ▲太田 △坪井
3連単1-425-全

3R
1コース想定=白水 まくられ率1.6% 差され率18.8%
2コース想定=平石 逃がし率31.1%
井口が3コースから攻め切る。
◎井口 ○毒島 ▲白水 △平石
3連単3-412-全

4R
1コース想定=吉川 まくられ率9.1% 差され率31.8%
2コース想定=森高 逃がし率39.5%
吉川が意地見せる逃走劇。
◎吉川 ○前本 ▲森高 △岡崎
3連単1-326-全

5R
1コース想=菊地 まくられ率5.9% 差され率15.7%
2コース想定=重成 逃がし率42.3%
菊地がSばちっと決めて逃げ切る。
◎菊地 ○松井 ▲勝野
3連単1-34-全

6R
1コース想定=今坂 まくられ率13.4% 差され率13.4%
2コース想定=西島 逃がし率39.8%
西島が2コースから渾身差し。
◎西島 ○今坂 ▲仲口 △吉田
3連単2-135-全

7R
1コース想定=田中 まくられ率11.6% 差され率39.5%
2コース想定=毒島 逃がし率39.3%
田中がきっちりと1マーク先取り。
◎田中 ○平石 ▲坪井 △毒島
3連単1-342-全

8R
1コース想定=太田 まくられ率3.9% 差され率23.5%
2コース想定=石田 逃がし率30.4%
木村が3コースから急襲。太田との一騎打ち。
◎木村 ○太田 
3連単3=1-全

9R
1コース想定=前本 まくられ率14.1% 差され率19.7%
2コース想定=吉川 逃がし率50.0%
前本が次点のうっぷん晴らす渾身逃げ。
◎前本 ○松井 ▲赤岩 △勝野 
3連単1-653-全


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5日目!

おはようございます。児島グラチャン、早くの準優勝戦デーである5日目をむかえました。いやはや、早いものです。今日の児島は快晴!……って、梅雨はどこへ行ってしまったのかというほどの爽やかな、しかし暑い朝です。お出かけの皆様は熱中症にくれぐれもご注意のほどを。我々は舟券に熱中しよう……はい、頑張りましょう!

2011_0624_0793 山崎智也が準優進出。青いカポックの智也は怖いですよね、最近。(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット――不思議な勝負駆け

 不思議な勝負駆けだった、と思う。10Rを終わって、その後のレースに出走する12人のうち、勝負駆けと言えるのは石野貴之と山口剛の2人だけ。あとは完走当確か1着でもボーダーには届かない面々なのである。
 だから、ヒリヒリした雰囲気はほとんど感じられないし、こちらもそんな先入観があるからか、やけに落ち着いてピットの様子を眺めることになっていた。
2011_0624_0166  整備室を覗く。佐々木康幸が転覆整備をしている。10R出走時点では予選トップだったのに、選手責任の転覆で一気に順位を落としてしまった。だが、佐々木の表情は明るい。笑顔に苦笑は混じっておらず、にこやかに報道陣に囲まれている。悔しくないわけはないだろうが、やけにさっぱりしているのだ。
 うむ、どこにもヒリヒリした空気はない。
2011_0624_0737   11R、石野貴之が強烈なまくり差しで勝利をおさめ、勝負駆けを成功させている。ピットに戻った大阪の強豪先輩たちに囲まれて、石野は童顔をほころばせる。ノルマをクリアしたこともそうだろうが、あれだけの爽快に勝ち切ったのだから、底抜けの笑顔が出なければおかしい。先輩たちに囲まれて、石野は実に幸せそうだった。
2011_0624_0230  その一方で、敗れた選手たちにも、少なくともボーダーうんぬんの悲喜はない。菊地孝平は今節ずっと見せているしかめっ面を見せ、鳥飼眞も肩を落としてはいたが、それは単なる敗戦への悔恨であろう。その鳥飼の肩をそっと抱いた辻栄蔵は、イン戦を実らせられなかった悔しさを胸に秘めつつも、穏やかな笑顔を見せていた。辻は完走当確だったから、その敗戦が明日の出走レースを大きく左右することはない。だから笑顔だったかというと、そういうわけでもないだろうが、しかし光景自体は勝負駆けのそれと趣きを異にしていたのはたしかだった。
2011_0624_0008  ただ一人、平本真之はちょっと悔しそう度が高かったな。6号艇だから仕方ない、なんてことは少しも思っていないのだろう。もしかしたら、1着だったら予選1位確定ってことをわかっていた? だとするなら、あの童顔に似合わず大物である。
 時間は前後するが、12Rの結果で、平本は予選3位=準優1号艇が決まった。それを知った平本は、素直に「嬉しいです」と喜びをあらわにしている。緊張するかも、と言っていたが、はじめてのSG準優1号艇なのだから、緊張して当然。明日はSG準優の白いカポックをおおいに満喫し、そして優勝に王手をかける走りを見せてほしいと思う。
2011_0624_0693  12R、山口剛は3着ノルマで2着。これで順位を一気に上げた。実はレース前の時点で山口は19位。そして、18位は先輩の前本泰和だった。つまり、山口が勝負駆けを成功させれば前本が陥落する。山口が大敗すれば前本は残るが、後輩の悔恨という事態が生じる。なんか勝負駆けの最後のボーダー争いって、よくこういうケースが起こるように思えるんだけど、気のせいでしょうか。同県だったり同期だったりが、ボーダーを挟んで天国と地獄を見る。そんなパターン、よく見かけるような気がするのだ。
 山口はピットに戻ってきて、ヘルメットの奥でやはり笑顔を見せていたが、それが長続きしなかったように見えたのは、やっぱり気のせい? そう、エンジン吊りには前本も参加しているのである。自分の点数はわかっていても、他者との相関関係には意外と疎い、というのは何度かここで書いたが、さすがに最後の最後、自分と山口の関係については前本はわかっていたのではないだろうか。あるいは広島の他の選手たちも。つまり、勝負駆けをクリアした選手のエンジン吊りなのに、妙に静かだったのである。
_u5w3104  一方、この12Rには別の勝負駆けがあった。予選1位の勝負駆けである。田村隆信がイン逃げを決めれば、トップに立つという状況だった。優勝にもっとも近い位置に立つのは誰か、という決戦でもあったわけである。
 それを田村が知っていたかどうかはわからない。ただ、田村は妙に涼しげな表情で、リラックスした様子だったのである。展示から帰ってきた田村と顔を合わせると、田村は優しげに、そして穏やかに、微笑みかけてきた。レース直前の選手に声をかけるのはやはりはばかられ、ましてもし田村が状況を知らなかった場合には余計な情報を与えることになるので、「知ってる?」と訊ねることはできなかったが、仮に知っていると考えたとき、あまりにも気負いのないそのふるまいは、ちょっと驚くべきものだと思った。知らなかったのなら、まあそういうことなんだろうが、でも1着で得点率いくら、というくらいはわかっているはずなので、予選最終走の1号艇、プレッシャーかかってもおかしくないんだけどなあ……。
 田村はもし優勝すれば、約6年半ぶりのSG制覇である。その6年半前の優勝とはチャレンジカップ、舞台はここ児島であった。この精神力の強さ、コースとの相性、そして実は燃え盛っているであろう闘志。このまま田村が、笹川賞の池田同様、12Rの白いカポックで3連勝してしまってもおかしくないと、強く強く思えてきたのだが……。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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児島グラチャンTOPICS 4日目

THE BEST of 勝負駆け
君は7Rを観たか!?

 これぞ勝負駆け! つか、ここ数年のSG4日目の中で、「勝負駆け」の成功例としては最高傑作だと思うぞ。各選手の勝負条件を整理しておこう。

7R    条件(ボーダー6・00)
①秋山直之 2着
②新田雄史 ×
③瓜生正義 完走当確
④柏野幸二 1着
⑤飯山 泰 4着
⑥須藤博倫 完走当確

2011_0624_0313  まず、枠なりのスリットからレースを支配したのは、完走当確の3コース瓜生だ。今節一番の展示タイムを弾き出した15号機が伸びる伸びる。一気にインの秋山まで攻め潰してしまった。

2011_0624_0164 が、ここで瓜生の独走を許すわけにはいかないのが、地元の柏野だった。なんたって、メイチのピン条件。瓜生に連動し、渾身のまくり差しでバック併走に持ち込む。ただ、ストレートは外の瓜生が明らかに上。2マークまでにギュンギュン伸びて、柏野をゴリゴリを握り潰す構えだ。柏野は、張った。張り倒した。もちろん、この渾身のブロックで柏野自身もぶん流れたが、なんとか立て直して先頭に。鮮やかにメイチのピン勝負を決めた。
 そして、この大競りで混戦の2着争いに食い込んだのは、まさしく2着条件の秋山だ。1マークで瓜生に攻め潰された男が、息を吹き返した。2周1マーク、ぶん回した秋山と差した瓜生が交錯する。バック併走、これまた直線の伸びは内の瓜生が明らかに上だったが、秋山は2マークで委細構わず握った。伝家の宝刀、秋山にしかできない全速ぶん回しスプラッシュターン!!
 決まった!?
2011_0624_0270  いや、決まらない。瓜生が秋山の引き波を物ともせずに、内から伸び返す。凄いテク、凄いパワー、凄いデッドヒート!! まるで、あの瓜生VS丸岡のダービーのような一騎打ちだ。緊迫の最終1マーク。秋山はぶん回すと見せて、内にハンドルを切った。マイシロがない中での全速差し。それが、瓜生の内フトコロを捕える(瓜生が柏野の航跡に乗ってバウンドしたという幸運もあった)。またまたバック併走。瓜生が外からグイグイ伸びる。最終ターンマークも伸びなりに握って、秋山を攻め潰そうとする。秋山は耐えた。引き波に耐えつつ、クルリンッと小回りして怪物のような相手を振りきった。欲しかった2着。
 さらに後方では、3艇がもつれ合っていた。中から抜け出して4着をもぎ取ったのは飯山……4着条件をギリギリ満たした。
 柏野=1着条件1着。秋山=2着条件2着。飯山=4着条件4着。走る者の強い思いは、余すところなく水面に反映される。そんなボートレースの素晴らしさを、如実に実証する名勝負だった。まあ、レース全体の主役(ヒール役??)は、間違いなく瓜生ではあったけれど。

イン逃げ一発、首位GET!

2011_0624_0318  波乱、また波乱!! 予選トップ争いは、災難も含めてわけのわからん大混戦の連続だった。まずは5R、昨日まで予選2位タイの佐々木康幸が、豪快なカドまくりを決めて暫定トップに。ここまではいい。
2011_0624_0347  続く6Rは、暫定2位の魚谷智之と同3位・石渡鉄兵の直接対決だ。魚谷が6号艇だっただけに、石渡1着>魚谷で逆転トップの可能性も十分にあったのだが、石渡はあえなく6着大敗。魚谷も3着に敗れて「佐々木の独走か?」という展開になった。
 しかし! 2着でもトップ確定という10Rで、佐々木が選手責任転覆という最悪の事態に……一気にトップに返り咲いた魚谷が、続く11Rでもガッチリと2着を取りきって暫定トップのまま最終12Rを迎えた。
 12Rのトップ勝負駆けを整理しておこう。
2011_0624_0619 ①田村隆信…逃げきればトップ。
③山崎智也…勝てばトップ。
 自力トップの可能性が残されたのは、このふたり。ともに敗れれば、ピットで待つ魚谷がシリーズリーダーの座に輝く。
 その12R、スリットはしっちゃかめっちゃかだったが、田村が委細構わず逃げきった。

2011_0624_0846 一方の智也は6着。明暗がくっきり分かれた。
 それにしても……私が前検でワースト候補に挙げたのが、他でもない田村だった。その田村が、地道にポイントを積み重ねてあれよあれよとシリーズリーダーになってしまうとは……今も田村が超抜パワーだとは思っていないが、この結果には素直に脱帽するしかない。

やまとの進撃、再び!

 残った残った、やまと卒業生から3人の若武者が準優に名乗りを挙げた。
2011_0624_0050  まずは、平本真之。これは文句なし! ⑤⑤着という緩~い勝負駆けだった平本は、前半6R「そんなボーダー付近なんか眼中にないっすよ」という勢いで3コースまくり差しを決めて難なく当確。なんとなく鷹揚で、物事に動じない大胆不敵さが魅力なのだな。後半11Rは「勝てば予選トップ確定!?」という勝負駆けだったが、さすがに6号艇は遠く、4着に敗れた平本。それでも、田村、魚谷に次ぐ3位で準優1号艇は見事。銀河帝国85期&自由惑星同盟76期に宇宙戦艦やまとの代表として肩を並べたわけだ。まずはおめでとう、平本クン!!
2011_0624_0746  で、その平本が4着だった11Rを制したのが、SGレーサー石野貴之だ。それも、5コースから凄まじい切れ味のまくり差し! 1マークの内水域がゴッチャになったところを、針の穴を通すような精密さで突き抜けていった。完全に決め撃ちだったな、アレは。4着条件だというのに、どん詰まりになったらアウトという戦法を選ぶあたりが石野らしい。この度胸は、同じく5号艇の準優でもきっと生きるだろう。
2011_0624_0691  やまと3人目の使徒は、やはりSGレーサーの山口剛。今日は②③着というかなり厳しい勝負駆けだったが、8Rでは道中5番手から切り返しやダンプを連発して大逆転の3着ゲット。さらに12Rでも2着をキッチリと奪い取り、勝負条件どおりの②③着で準優チケットを手にした。ある目標があったら、それを無駄なくしつこく泥臭く奪い取る。そんな広島の若き勝負師らしさが存分に発揮された1日だったと思う。駆け引きの上手さ強さでは、やまと3人衆の中でこの山口が図抜けていると思うぞ。
 大胆鷹揚な平本、度胸満点の石野、冷徹な勝負師・山口。銀河帝国と自由惑星同盟を蹴散らすだけの、駒は揃った。(Photos/中尾茂幸、text/H)


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速報 児島グラチャン準優メンバー決定!!

 児島グラチャンの準優18ピットが確定しました! 12R1号艇のポールポジションは、昨日の4位から一気に躍進した田村。この田村と2位の魚谷、3位の平本が準優の白カポックを分け合っています。

児島グラチャン 準優勝戦

10R
①平本真之(愛知)
②平尾崇典(岡山)
③中島孝平(福井)
④山崎智也(群馬)
⑤山口 剛(広島)
⑥飯山 泰(神奈川)

11R
①魚谷智之(兵庫)
②辻 栄蔵(広島)
③石渡鉄兵(千葉)
④服部幸男(静岡)
⑤秋山直之(群馬)
⑥柏野幸二(岡山)

12R
①田村隆信(徳島)
②瓜生正義(福岡)
③石野貴之(大阪)
④佐々木康幸(静岡)
⑤須藤博倫(埼玉)
⑥三角哲男(千葉)


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“本紙予想”グラチャン4日目後半

7R
1コース想定=秋山 まくられ率25.5% 差され率17.6%
2コース想定=新田 逃がし率38.8%
秋山が超抜機駆ってスピード逃げ
◎秋山 ○瓜生 ▲柏野
3連単1-34-全

8R
1コース想定=石田 まくられ率5.7% 差され率15.1%
2コース想定=服部 逃がし率55.9
逃がし率高い服部をカベにして石田が逃げ切り。
◎石田 ○山口 ▲服部 
3連単1-42-全

9R
1コース想定=池田 まくられ率5.8% 差され率11.5%
2コース想定=湯川 逃がし率48.6%
池田が渾身の逃げで予選最終日連勝。
◎池田 ○岡崎 ▲太田 △坪井 
3連単1-536-全

10R 
1コース想定=今垣 まくられ率7.7% 差され率23.1%
2コース想定=今坂 逃がし率37.7%
三角が握れば、魚谷が超絶まくり差しで抜け出す。
◎魚谷 ○三角 ▲今垣 △佐々木
3連単5-316-全

11R 
1コース想定=辻 まくられ率11.3% 差され率18.9%
2コース想定=瓜生 逃がし率15.2%
瓜生の逃がし率激低で、辻を自在に攻め込みそう。
◎瓜生 ○石野 ▲辻 △菊地
3連単2-514-全 

12R 
1コース想定=田村 まくられ率8.9% 差され率20.0%
2コース想定=山口 逃がし率40.5%
田村が逃げ切って準優好枠獲りへ。
◎田村 ○山崎 ▲森高 △中島 
3連単1-345-全


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THEピット――アツいぞ、やまと世代!

_u4w0830 いや~、暑い! 誰だ、今週はずーっと雨だって言ってたのは(←月曜日の週間予報)。いや、晴れたのは非常に嬉しいことではあります。やはりSG日和というものがありますからね。でも……暑い! まるで夏の陽気で、半屋内の児島ピットは風があまり通らないから、立っているだけでも汗がじんわりとにじんでくる。
 だがしかし。僕はアロハ姿のスーパークールビズだから、まだいい。選手たちは大変だぞ。乗艇の際には長袖を着なきゃいけないので、レースを控えている選手の中にTシャツ姿の人はいない。Tシャツを着ていても、必ず下に長袖を着ていて、選手によってはさらにSGジャンパーなどを羽織ったりしている。いや~、ご苦労様です!
2011_0623_0099 前本泰和など、カポックまで着たままだったもんな。前本は3Rに出走しているが、展示を終えてピットに戻ってきても、カポックをずっと着たままだった。ふつう、夏だろうが冬だろうが、展示を終えた選手たちはいったん装備をほどいて、身軽な格好でレースを待機するもの。締切5分前ほどに集合合図がかかるとふたたびカポックと勝負服をまとい、レースに臨むというのが流れである。しかし、前本はカポックを脱がない。これは以前からの前本のスタイルで、展示から帰ってきてさすがにヘルメットは脱ぐが、それ以外はそのままの格好でストレッチをしていたりするのである。でも前本選手……今日は暑いっしょ! 待機室は空調が利いているとはいえ、それでも暑いっしょ、前本選手。しかし前本は涼しい顔してタバコを吸ったりもしており、人一倍暑がりのデヴはそれを見ながらくぅ~と唸るのであった。
2011_0623_0139 暑いと口にするからさらに暑いのだ、とはよく言われるが、暑いものは暑いのだから、暑いと言うしかないっしょ。
「暑いっすね~」
「暑いっす~。いちばん嫌な季節ですよね~」
 でしょでしょ、平本選手。太ったオッサンだって暑いけど、スリムな若者だって暑いのだ。舟券でボコボコのハゲだって暑いけど、現在予選5位の平本真之だって、暑いのである。えっ、こちらにあえて合わせてくれた? そうだとしたら、なんと優しい若者よ。さやかさんが惚れるのも当然てなもんである。
 それにしても、その栃原さやか(現・平本さやか)と結婚してから平本は、小柄な体がひときわ大きく見えるようになってきた。責任感と言ってしまえばそれまでだが、精神的な充実がレースぶりにもふるまいにもあらわれているように思う。もうすっかり銘柄級の一人と言っていいんじゃないかな。SGにいることが当たり前のように、この風景に完全に溶け込んだと言えるだろう。
2011_0623_0060 というより、やまと世代はもはやSGの一大勢力と言うべきかも。やがてそんな枠も取っ払われて、本栖もやまとも関係なくなる日がやってくるわけだが、その嚆矢はたしかに今、平本や岡崎恭裕、山口剛、石野貴之らを中心に生まれている。岡崎の余裕たっぷりのふるまいは、もはや完全にSGの顔役みたいになっていて、実に頼もしい。山口や石野、毒島誠、篠崎元志、新田雄史にも同様の気配はあって、とりわけ毒島がわずか一年ほど前にSG初出場を果たし、初々しさとSGの高い壁にあえいでいたことを思えば、今節の堂々たるふるまいには唸るしかない。
_u5w2422 取材班がSGのレポートを始めたころ、新兵といえば銀河系軍団だった。すでに田村隆信はSG二冠を獲得していたが、その田村も含めてバリバリの若手が85期勢だったのである。湯川浩司も井口佳典も森高一真も、ピット内を雑用のため駆けずり回ったりしていたのだ。それがいまや、彼らは本物のSGの顔になってきた。5、6年の間に、状況はけっこう変化しているのだ。
2011_0623_0289 装着場を闊歩している井口佳典を見かけた。いやはや、迫力ありすぎだって。数年前に見かけた初々しい井口佳典はすっかり脱ぎ捨てられ、主役の一人としてのたたずまいを、意識的にも無意識的にも、強烈に発散しているのである。井口はわりと気軽に会話を交わせる一人なのだが、それでも凛々しい表情ですたすたと歩いている彼にはなんとなく声をかけづらいものを感じるもんな。
2011_0623_0386 やまと世代もほんの数年で、同じような風格を身にまとうことになるのだろう。凛々しくピット内を闊歩する、そんな姿を見つめる日が本当に楽しみだな。もちろん、夏だろうが長袖を着て、暑さをものともせずに自らの空気を作り出すはずだ。ま、前本みたいにカポック着たままってことはないだろうけど。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩=風景、田村 TEXT/黒須田)


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H記者の「お魚を蹴飛ばしますっ!!」予想

 まずは緊急告知!! ミスター今村豊が急病のため帰郷し、5Rは欠場となりました。舟券の返還など注意してくださいまし。

 でもって、シリーズの折り返しを待たして無一文になったHです。いや、あえて裸一貫と言っておきましょう。ゼロから再起し、優勝戦で蔵を建てるほど稼いでやるーーー!!(←とりあえず、現状はどなた様かのお注射待ちだけど(゚ー゚;)
 舟券が買えるかどうかはともかく、今日のミッションは「シリーズリーダーと喧嘩する」ですね。昨日は無傷の3連勝だった智也&瓜生が外枠を克服できずに大敗しました。今日は予選トップの魚谷が5、6枠。しかも、私の目には瓜生や智也よりパワー上位とは思えません。これでシリーズリーダー分の人気が加算されるなら、蹴飛ばすのが博打打ちのセオリーってもんでしょう。

6R     勝負駆け
◎①井口佳典 1
 ②平田忠則 ×
 ③平本真之 ⑤⑤
 ④石渡鉄兵 ☆
○⑤森高一真 1・1相手待ち
 ⑥魚谷智之 ☆

進入123/456

 メイチ勝負駆け井口の逃げが濃厚な一戦。ただ、井口のイン戦は去年ほどの信頼感がなく、力んで握りすぎたところを誰かに差されるという展開も考えられます。その妙味は超抜・石渡に連動できる森高でしょう。「銀河にワンツー両立なし」のセオリー無視でウラオモ勝負。

3連単★本線1-5-全、穴5-1-全

10R      勝負駆け
◎①今垣光太郎 ×
 ②今坂勝広  2走2・3着
 ③三角哲男  4着
★④濱野谷憲吾 ×
 ⑤魚谷智之  ☆
★⑥佐々木康幸 ☆

進入123/456

 よもやの予選敗退になりそうな今垣ですが、昨日のレース足にはかなり見所がありました。三角の一撃まくりさえなければ逃げきれると思います。同じく戦線離脱で人気落ちの憲吾も怖い。足、やる気ともにさっぱりわからん気配ですが、展開しだいでバック突き抜けるテクは侮れない。そして、魚谷よりもVに近いパワーだと思っている佐々木へ。この3人の三つ巴ボックスも美味しそうです。

3連単★1-46-全、146BOX

 憲吾郎どの、当たっても焼け石の予想ですまんす。我が最強の敵(とも)しげ爺さん、不甲斐なくてすまんす。ひとつくらい当てて一度でも同じ土俵に立ってみたいっ!!


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本日の“本紙予想”グランドチャンピオン決定戦4日目

おはようございます。Kです。日替わり定食化している一日の傾向のなか、難しい戦いが続きますね。しげ爺さん との対決は、昨日は私の負けでした、はい。完全にしげ爺さんとの一騎打ちになっておりますが、今日はH記者ともども突き放す所存です。

1R
1コース想定=新田 まくられ率8.9% 差され率20.0%
2コース想定=仲口 逃がし率46.9%
新田が先輩たちの攻め制して逃げ切る。
◎新田 ○仲口 ▲石田 △吉田 
3連単1-245-全

2R
1コース想定=重成 まくられ率8.9% 差され率17.8%
2コース想定=平尾 逃がし率22.5%
平尾が2コースから自在に攻めて抜け出す。
◎平尾 ○岡崎 ▲萩原 △重成
3連単2-451-全

3R
1コース想定=濱野谷 まくられ率9.5% 差され率16.7%
2コース想定=前本 逃がし率40.4%
濱野谷がどうにも苦しく、前本の2コース戦狙う。
◎前本 ○篠崎 ▲濱野谷 △赤岩
3連単2-613-全

4R
1コース想定=木村 まくられ率14.6% 差され率9.8%
2コース想定=吉川 逃がし率50.0%
吉川は逃がし率高く、木村の逃走狙い。
◎木村 ○松井 ▲今坂 △菊地
3連単1-345-全

5R
1コース想定=湯川 まくられ率9.1% 差され率27.3%
2コース想定=西島 逃がし率40.7%
中島が4コースから強烈な差し。
◎中島 ○湯川 ▲佐々木 △西島
3連単3-154-全

6R
1コース想定=井口 まくられ率7.8% 差され率17.6%
2コース想定=平田 逃がし率38.8%
井口が渾身のぶち込み逃げ。
◎井口 ○平本 ▲森高 △魚谷
3連単1-356-全

後半はのちほど~。


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4日目!

おはようございます。児島グラチャン、4日目でございます。いやあ、今日も晴れて暑いっす! 結局ここまでは雨が降ってないですねえ……。現時点ではやや向かい風。勝負駆けにどんな影響を及ぼすでしょうか。

_u5w2532どうした憲吾、頑張れ!(PHOTO/池上一摩)


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児島グラチャンTOPICS 3日目

123ボックス祭り!?

今日のイン戦…①②②①⑤③②②①②③④着
       勝率25% 複勝率67%

 初日はまくり天国、2日目は逃げ天国、そして今日は差し差しパラダイス!? 差し・まくり差しが合計7本も飛び出した。確かに今日は追い風で「差し水面」というムードではあったが、坪井も赤岩も王者までもがズッポリと差し抜かれてしまうとは。この流れだと、明日は「抜き抜きパラダイス」かしらん?heart
2011_0623_0646  それでもインの3連対率は83%。基本的には内寄り決着(123ボックスが6本!!)の水面で苦戦を強いられたのが、昨日まで無傷だった山崎智也と瓜生正義だ。2走ともに6コースコースだった智也は、後方での捌きハンドルに終始して④④着が精一杯。

2011_0623_0849 10Rの瓜生は6コースから果敢に握って「まくりきるか!?」という見せ場を作ったが、イン飯山のブロックに行き場をなくして6着大敗となってしまった。まあ、自力で攻めての結果なので、この成績は気にする必要はないだろう。予選順位的には厳しい立場になってしまったけれど。

山崎智也…①①①④④ 4位
瓜生正義…①①①⑥ 7位

2011_0623_0359  オール1着で優勝戦対決どころか、準優1号艇さえピンチになってしまった。で、代わって一躍シリーズリーダーに君臨したのが魚谷智之だ。今日の6Rは、3コースから豪快にまくり差して圧勝。②②①①と唯一のオール2連対をキープし、明日は準優~優勝戦1号艇へのアタックチャンスとなる。もっとも、残された2走は今日の智也と同じ5・6号艇……予選トップ争いはまだまだ混戦が続きそうだ。

ドリーム組、大苦戦

2011_0623_0535  Vの有力候補になるはずのドリーム組が、大苦戦を強いられている。というか、王者・松井繁、今村豊、今垣光太郎という3大スーパースターの予選突破が、4日目を待たずにほぼ絶望的になってしまった!!
 松井に関しては、昨日のありえないようなエンスト(減点5)が大きく響いての脱落だけに、惜しかったというイメージはある。

2011_0623_0129 が、今村と今垣は明らかにパワー負けレース負けという形でV戦線から姿を消すことになりそうだ。う~ん、この3人が揃って3日目に脱落するなんて……まだまだ世代交代の波とは思えないのだが。
2011_0623_0792  ドリーム組以外では、濱野谷憲吾も地を這うような成績で終戦を迎えている。まさかまさかの予選50位!! さらに、エース機を引いた西島義則も圧倒的な強さで笹川賞を制した池田浩二もグラチャン男の湯川浩司も、絶望的な立場になってしまった。まさに下克上の戦国グラチャン。智也や瓜生も順位を下げたし、魚谷は明日5・6号艇だし、この流れはニューヒーローの誕生を予感させるのだが、どうだろうか。

まくり差しキラー

2011_0623_0913  今日の差し差し水面の中、4Rと9Rの2コースには恐るべき「まくり差しキラー」が存在した。安芸の闘将・西島義則だ(現住所は福岡だけど)。撃沈した相手はともに3コース。4Rでは赤岩善生のまくり差しを、9Rでは池田浩二のまくり差しを「ワシを引き波にハメるなんざ100年早いわっ!!」ってな風情で激しくブロックしたのだ。愛知の両雄にとっては災難だったし、あのブロックを「あれではまくり差しに行った赤岩や池田が可哀想だ、もっとクリーンに走れ!」などと批難する人もいるだろう。
2011_0623_0355  が、まるでリプレイのようなふたつの「まくり差しブロック」を目撃して、私自身は「こういう男がいるから舟券推理が面白いのだ」しみじみ思ったな。最近の記念戦線の3コースは、まくり差し戦法が主流になった。インが強すぎて2番差しでは届かない、握っても届かないから、2コースを攻め潰しながら中を割るという戦法だな。で、舟券を買う側としては、そのまくり差しが決まるかどうかの推理は実に難しいのだ。イン&2コースの動きやパワーが様々に影響するから。
 しかし、今日の西島のような「俺が2コースにいたらまくり差しは絶対に許さん!」という頑固な選手がいたら、舟券推理は俄然具体的になる。

2011_0623_0812 今日の赤岩や池田のように「それでもまくり差し!」と推理するなら、大競りになるとみて2コース諸とも蹴飛ばせばいい。で、3コースがそんな展開(相手)を嫌うとしたら、戦法は差しかまくりか2択になる。そう推理すれば、4コースから外の動き、展開も見えてくる。こうして推理が具体的になるから、当たり外れはともかくとして厚く張れるようになる。私としては、大歓迎の「まくり差しキラー」といえるだろう。
 とにかく、西島は2回まくり差しの攻撃を受けて、2回とも張り飛ばした。それで、自分も連続大敗してV戦線から脱落した。エースモーターなのに。バカだと思う人もいるだろう。でも私は、そんな昔ながらの泥臭い競艇を、現代のSGでも頑なに貫き通している西島義則が大好きだ。(Photos/中尾茂幸、text/H)


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THEピット――波乱のグラチャン!?

 ピットから記者席に戻り、得点率ランキング表を見て、驚いた。
 なんじゃ、こりゃ。
 18位が6・00を切っているのは時々あることだが、6・00という得点率の選手がいなくて、15位と16位に大きな差がついている。当確が上位に固まるのではなくて飛び飛びに存在し、41位の池田浩二がピンピンで届く可能性がある? 31位の仲口博崇が厳しい状況なのに。もちろん、ボーダーを6・00に想定しての数字だから、状況が変われば仲口だって届く可能性が出てくるのだろうが、それにしても現状は不思議なことになっている。
_u5w2518 選手の順位にも驚かされる。たとえば、2位は石渡鉄兵。モーターは上位で、着もしっかり獲っている印象はたしかにあったが、まさか2位とは。ピットで見る雰囲気も、決して上位のものとは思えなかった。まあ、いつも淡々としていて、穏やかな表情をしている人ではあるので、成績が良くても悪くても大きな変化はないのではあるが、しかし2位になるような成績をとっていれば、もっと押し出しが強くなっていてもおかしくない。それなのに、そこにいるのがいつもの石渡鉄兵なものだから、特にメモなどもとらずに「あ、鉄兵だ」と心で呟いて終わりになってしまうのだ。もっとも、この不動心とでも言うべき精神力はすごいといつも思っておりますけどね。
_u5w2127 3位の佐々木康幸についても同じことだ。今日は1着を獲っており、これが2勝目。でも、僕はなぜか敗れたときのほうが印象に残っていたりするのである。というのは、佐々木は敗退を喫したときには本当に悔しそうに顔をしかめていて、それが勝負師らしくて実に素敵だと思っているのだ。本人には申し訳ないけど。僕は、悔しさを噛み締めるのも強さだし、ストレートにあらわにするのも同じように強さだと思っている。
 で、たとえば初日の2着時に、それこそ2着なのに苦しげに顔を歪ませる佐々木を見ていて、そのイメージが非常に強かったのだ。レース時以外には、わりと涼やかな表情を見せてもいて、それはそれで爽やかさを感じてもいたが、それ以上にあの敗戦を悔しがる姿が記憶に強く残っていた。そんな佐々木が3位とは……まあ、これは僕の不明ではある。
2011_0623_0756 一方、服部幸男が17位というのにも、「えっ、そんなに上だったの?」という感想を抱かざるをえなかった。6・00を切っているので、絶好調とは言えないだろうが、しかしピットでの様子はもっと順位が下のようにも感じられるものだったのである。
 今日は6着に敗れ、その後も服部は試運転を延々と繰り返していた。惨敗を喫したから、あるいはそれによって足りない部分を感じ取ったから、とその試運転は説明できそうだが、その必死な様子がいわゆる“這っている”選手のそれのように見えていたのだ。もちろん、仮に準優当確だったとして、それで緩めるような服部幸男ではない。どんな状況でもベストを尽くすのが、この男の信念でもある。それでも、今日の服部には悲壮感のようなものも見えていたので、この順位であることがとっても意外だった。まあ、これもやっぱり僕の不明なんだろうな。

2011_0623_0873 萩原秀人の場合は、なるほどと思った。萩原は30位で、明日は厳しいノルマが課せられている。11R前、僕がもっていた前夜版を今日ものぞきにきた萩原は、自分の出番を確認して「くわぁ、厳しいところに組まれたなあ」と苦笑いを見せていたのだ。明日は5号艇と6号艇、勝負駆けの日に外枠が回ってきたが、指摘すると、それについてはそれほど気にしている様子はなかった。だが、後半が12Rというのが気にかかった様子。エンジンメンバーが揃う最終レースで6号艇、なのだから、勝負駆けうんぬんを抜きにしても、なかなか厳しい戦いを強いられたことになる。もちろん、それで諦めるような男ではないが、きっと今夜は明日のことを考えたら眠れぬ夜になるんじゃなかろうか。
2011_0623_0489 森高一真がピンピンでも1点足らずというのはわかっていた。本人がそう言っていたからだ。そして、それを聞いて僕も計算していたからだ。で、それを口にするということは、森高自身はピンピン決める気マンマンだということである。森高と、瀬戸内の美しい風景が目の前に広がっている、装着場の奥で雑談していると、そこには今村豊もいた。森高は、今村に叱咤激励を受けたようで、それもあって今日はかなり遅い時間帯まで試運転をしていた。今日レースで使ったペラとは別のペラで。そしたら、手応えがいい、と。だから、明日はそのペラで行こうかと思っている、と。すると、今村と話していた青山登さんが「じゃあ、明日はピンピンだぞ!」とやはり激励。それに森高はニヤリと笑って応えていた。そう、大逆転予選突破への準備は整ったということだ。明日は気迫の勝負駆け、見せてもらおうじゃないか。

2011_0623_0629 さて、3日目を終えての予選トップは魚谷智之である。記者席に戻ってくるや、実はH記者が「1位は誰だ?」とクイズを出してきて、僕は「田村隆信?」と回答したのだが、正解は魚谷であった(田村は6位)。だが、僕は「ああ、なるほど」と思った。オール2連対で昨日から2連勝という成績を思い出したのもそうだが、ピットでの雰囲気が今節の魚谷は抜群だからである(BOATRACE TV!レジャチャンのクローズアップ情報「黒須田守のピット一番星」でも魚谷を“ピット節イチ”に指名してます)。
 実際は、ピットの様子が結果に結びつくとは限らないものである。ピット担当の人間がそう言ったら身もふたもないのかもしれないが、ようするに成績……というよりモーターの手応えはピットでの様子、表情に直結しやすいが、それと結果とは別ということ。また、レース直後に関しては、モーターの手応えウンヌンではなく、レースの結果が雰囲気には反映するものである。
 つまり、ここまでピットで醸し出し、発散している空気と、成績や結果が結びつくのはけっこう珍しいということ。それはある意味“王者チック”であり、あの快進撃を繰り広げていた頃の魚谷に近づいているのでは、と思わせるのである。なお、彼の雰囲気を一言で言えば、レース直前には怖いほどの鋭い表情を見せ、それ以外では比較的穏やかで軽やか、メンタリティのコントロールが素晴らしくできている、ということ。モーターが出ているからそうなのか、その精神力のうえでモーターが出ているから予選1位なのか、そのどちらなのかはともかく、「ピットの様子は結果にも反映する」と決めつけて舟券を買うなら、魚谷は絶対に外せないのである。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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明日の勝負駆け情報!

予選3日目が終わり、明日4日目は勝負駆けですが……波乱のうえに不思議な得点率状況であります。当確は7人。トップは魚谷智之です。石渡鉄兵、佐々木康幸ら伏兵陣がこれに続く。一方、松井繁、湯川浩司、濱野谷憲吾は予選突破は絶望的。今村豊、赤岩善生、白井英治、坪井康晴ら銘柄級も42位以下におり、厳しい状況です。一方、ボーダー付近を見ると、得点率6・00が皆無!15位の三角哲男が6・50で、16位の山口剛が5・75と、ここに大きな隔たりが生まれています。また、31~36位が出走回数の関係もあって予選突破は苦しいなか、41位の池田浩二がピンピンで1点足らずまで届くという。こんな妙なランキングになるのって、相当に珍しい……。勝負駆け、一筋縄では収まりそうにありませんぞ。あ、現在の18位は5・75ですが、ボーダーは6・00と想定しました。当然、変動はありそうですので、ご注意ください。

1 魚谷智之  当確
2 石渡鉄兵  当確
3 佐々木康幸 当確
4 山崎智也  当確
5 平本真之  5・5着
6 田村隆信  当確
7 瓜生正義  4・5着
8 須藤博倫  当確
9 中島孝平  4・5着
10 辻栄蔵   当確
11 平尾崇典  5着
12 石野貴之  4・4着
13 勝野竜司  4着
14 飯山泰   4着
15 三角哲男  4着
16 山口剛   2・3着
17 服部幸男  2着
18 今坂勝広  2・3着
19 吉川元浩  2・3着
20 秋山直之  2着
21 岡崎恭裕  2・3着
22 篠崎元志  2・3着
23 毒島誠   2着
24 前本泰和  1着
25 柏野幸二  1着
26 太田和美  1着
27 井口佳典  1着
28 平石和男  1着
29 吉田俊彦  1着
30 萩原秀人  1・2着
37 菊地孝平  1・1着
38 石田政吾  1・1着
39 森高一真  ※1・1着相手待ち
41 池田浩二  ※1・1着相手待ち


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“本紙予想”グラチャン3日目後半

7R
1コース想定=岡崎 まくられ率20.0% 差され率18.0%
2コース想定=田中 逃がし率25.0%
魚谷が3コースから強烈な全速戦
◎魚谷 ○山崎 ▲岡崎 △鳥飼
3連単3-614-全

8R
1コース想定=平本 まくられ率11.8% 差され率33.3%
2コース想定=佐々木 逃がし率47.8%
平本がS決めて逃げ切る。
◎平本 ○松井 ▲佐々木 △柏野
3連単1-426-全

9R
1コース想定=吉川 まくられ率9.1% 差され率31.8%
2コース想定=池田 逃がし率58.3%
吉川が渾身のイン先マイ。
◎吉川 ○西島 ▲平尾 
3連単1-35-全

10R 
1コース想定=飯山 まくられ率3.7% 差され率37.0%
2コース想定=田村 逃がし率35.5%
飯山がイン速攻決める。相手本線は太田。
◎飯山 ○太田 ▲瓜生 △田村
3連単1-562-全

11R 
1コース想定=赤岩 まくられ率10.5% 差され率10.5%
2コース想定=石渡 逃がし率49.0%
赤岩が意地を見せるイン戦。相手本線は山崎。
◎赤岩 ○山崎 ▲石渡 △辻
3連単1-523-全 

12R 
1コース想定=松井 まくられ率9.3% 差され率16.7%
2コース想定=鳥飼 逃がし率28.3%
松井の巻き返しを狙いたいが、新概念データにしたがえば毒島のまくり差し。
◎毒島 ○松井 ▲前本 △須藤 
3連単3-145-全


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THEピット――抗議?

2011_0622_0432 まずは朝の整備情報。昨日の終盤に引き続き、松井繁と湯川浩司が本体整備だ。朝の試運転のあと、すぐに整備室に飛び込んだらしい(その瞬間は目撃していない)。やはり松井は昨日のエンストの影響があるのか、そして湯川はパワーが上向かないのか。
 松井は、リードバルブを外して接地面を磨くなどしていて、部品交換をしているような様子はあまり見かけられなかった。昨日はエンストとはいえ転覆並みに水をかぶったモーターだから、入念なチェックも必要となるだろう。
_u5w1676 一方、湯川が作業をしているテーブルには、クランクシャフトが置かれているのが見えた。モーターから取り出したものなのか、交換しようとしているものなのかは不明だが、モーターを“三ツ割”したのは間違いないようである。なにしろ湯川は手が空く気配がないので、詳しく話を聞くことはできなかったが、エンジン吊りに出てきた際、すれ違いざまに問いかけてみた。
「シャフト?」
「えっ……あぁ、はい(ニッコリ)」
 これだけでは交換するのか調整なのかわからないが、最大級の大整備をしているのは間違いない。あと、妙な(ニッコリ)も気になったな。晴れることのない胸の内を察せられないようにするための笑顔、といったらうがちすぎだろうか。
2011_0620_0580 整備室には、魚谷智之の姿も。こちらはギアケースの調整である。晴れて気温が上昇している今日、外回りの整備が改めて必要な選手もいるだろう。魚谷もその一人か。あるいは、好調な予選道中だからこそ、微細な部分をしっかりとチェックしたということか。王者と王子が大整備をしているすぐ近くで、魚谷は黙々とギアケースに向かい合っていた。

「伸びたなぁぁぁぁ~~~」
_u5w1982 地の底から湧き上がるような太いダミ声が聞こえた。声の主は……だ、誰だ!? そこにいたのは平尾崇典、白井英治、石田政吾。3人も笑い合っていて、声を発した選手が誰なのかわからないのだ。この3人のなかに、あんな太い声の持ち主はいたんだっけ……。
2011_0620_0698 おそらく、「伸びた」のは2Rの平尾。6コースから鋭い伸びを見せて、いったんは自力の攻め筋があるようにも見えていた。結果は3着だが、スリット後のアシは2Rのなかでは抜けていたと思う。
2011_0621_0357 平尾が、5コースだった白井(つまりはいちばん最初に交わされた)に「俺、伸びただろ?」という意味で言ったのか。あるいは、白井が「よくもまくってくれたな」と抗議(?)の意味で平尾に向かってそう言ったのか。はたまた、2Rを見ていた石田が当事者の2人にレースの感想を伝えたのか。その後3人はひたすら笑い合っていて、結局誰の声かは不明のままになってしまった。ま、いいか。平尾は伸びたし、白井は実は笑顔の奥に悔しさをたたえているんだろうし、石田は素直に平尾の伸びを認めていたんだろうし、そんな3人の談笑ということである。
2011_0620_0552 抗議(?)といえば、今村豊が今坂勝広にちょっかいを出しているところも目撃したぞ。1R、今坂が逃げ切り、今村は握ったけれども届かなかった。勝利者インタビューを終えて、しゃがみこんでモーターをチェックしていた今坂に、今村が立ったまま言葉を次々と投げかけているという構図。「お前がさあ……」「ほんっと、お前が……」と、今坂をお前呼ばわりして、ときどき指までさしながら、立て続けに言葉を撃ちつづけている姿は、遠目には大先輩が後輩を叱っているようにも見える。この二人はピットではしょっちゅう仲の良い姿を見せているのを知らなかったら、さらに今村の言葉に爆笑している今坂の嬉しそうな顔を見落としていたら、ほんとに緊張感のある現場に見えてもおかしくない。_u5w1728


でも、それが今村豊がらみなら、まずふざけているシーン(笑)。成績はもうひとつ冴えないけど、ミスターは今日も元気だ! あ、遅れましたが、昨日は50歳の誕生日おめでとうございました!(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩=湯川、平尾、今坂 TEXT/黒須田)


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H記者の本命・極選 3日目

  前検ファミリーと無理筋心中し、2日目にして諭吉っつぁんがいなくなったHです><憲吾郎どの、道連れすまんす。でもって我が最強の敵(とも)しげ爺さん、まったく相手にもならん体たらく、すまんです!!
 今日は頭を冷やす意味でも軍資金を地道に増やす意味でも、素直に鉄板のイン選手から買うことにします。本命極選を2発召し上がれ!

6R
◎①毒島 誠
 ②勝野竜司
 ③山口 剛
 ④今村 豊
★⑤木村光宏
 ⑥太田和美

進入1234/56

 行き足怖いミスター今村が、スリット~1マークまでにさほど伸びないのがミソ。昨日のブス君の気合とパワーなら、ここは文句なしの逃げ圧勝でしょう。で、パワー一息でもミスターはとにかく握ってくれますから、5カドの木村に絶好の差し場が生まれます。

3連単★1-5-全

12R
◎①松井 繁
 ②鳥飼 眞
 ③毒島 誠
★④前本泰和
 ⑤須藤博倫
 ⑥中島孝平

進入123/456

 昨日のエンストはなんだったのか……とにかく、今朝の足合わせでも王者の気配はかなりいい感じなんです。ブス君の猛攻に耐えて逃げきるとみます。怖いのは、まだパワーの底を見せていない前本総務大臣w 4カドからブス君の攻めに乗ってバック自在に抜け出すはず。王者と前本の一騎打ちに中島が絡んでくると思いますよ。

3連単★1=4-全(1=4-6勝負!!)

 あれ、この3人ってもしかして前検ファミ…………( ̄◆ ̄;)


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本日の“本紙予想”グランドチャンピオン決定戦3日目

おはようございます。Kです。いや~、そうですか。しげ爺さん、H記者との三つ巴戦、2日続けてワタクシが1位ですか。いや~、どもども。しかし、昨日はそれほど当てたという実感がない。イン9勝ですからな~。本日も気合入れての予想ですが、うわっ、前半戦は1以外ばっか……。

1R
1コース想定=今坂 まくられ率13.6% 差され率13.6%
2コース想定=秋山 逃がし率28.9%
好機・秋山が自在に今坂を攻める。
◎秋山 ○今坂 ▲寺田 △重成 
3連単2-145-全

2R
1コース想定=平石 まくられ率22.2% 差され率13.0%
2コース想定=重成 逃がし率41.2%
森高の気迫の一撃に賭けたい。
◎森高 ○白井 ▲平石 △平尾
3連単3-516-全

3R
1コース想定=坪井 まくられ率18.9% 差され率15.1%
2コース想定=今垣 逃がし率27.6%
今垣の2コース差し率が激高。狙い目だ。
◎今垣 ○坪井 ▲篠崎 △田中
3連単2-134-全

4R
1コース想定=平田 まくられ率22.7% 差され率20.5%
2コース想定=赤岩 逃がし率35.6%
難解な一戦も、平田の逃げ切りを本命視。
◎平田 ○西島 ▲赤岩 △菊地
3連単1-526-全

5R
1コース想定=仲口 まくられ率5.2% 差され率25.9%
2コース想定=三角 逃がし率21.1%
井口がカドから強烈攻め。
◎井口 ○前本 ▲仲口 △辻
3連単4-516-全

6R
1コース想定=毒島 まくられ率20.5% 差され率12.8%
2コース想定=勝野 逃がし率27.6%
山口がセンターから強襲決める。
◎山口 ○木村 ▲毒島 △太田
3連単3-516-全


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3日目!

おはようございます。児島グラチャン、3日目でございます。今日も雨は降っておりません! 前検時の週間予報は1週間ずーーーっと雨だったのですがね。ただ、今日は朝から暑い! 全国的に気温が高まっているそうです。熱中症などにはくれぐれも気を付けて、グラチャンを楽しみましょう!

2011_0622_0203選手班長の柏野幸二。整備室の清掃をしたり、後輩たちに目を配ったりの姿に頭が下がります。応援したくなりますよね。(PHOTO/中尾茂幸)


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児島グラチャンTOPICS 2日目

インフェスタ!

今日のイン戦…①①①①②①⑥①⑤①①①着
       勝率75% 複勝率83%

2011_0622_0769  初日は3勝止まりだったイン選手が、今日は逃げに逃げまくって9勝の固め撃ち。2日目にして、本格的な児島記念モードに突入した。
2011_0622_0821  無傷の2連勝で白いカポックを羽織った瓜生正義、山崎智也も難なく逃げきって連勝を伸ばした。バリバリV候補の2選手が、無傷の3連勝併走。今回のグラチャンは、なかなかにスリリングな展開になったわけだ。こうなると、気になるのは「どこでどっちの連勝が途切れるか?」だな。できれば無傷のまま優勝戦で……などと期待してしまうわけだが、両者ともに明日が鬼門中の鬼門なのだよ。

 明日の予選トップ争い
★瓜生…10R6号艇
★智也…7R6号艇、11R5号艇

 う~ん、瓜生の緑カポックは捌いての2、3着が多いし、今節メンバー随一のアウト勝率を誇る智也といえども外枠2走で連勝するのは至難の業。まあ、連勝記録にこだわらずとも、明日の両者の成績が、このシリーズの流れを大きく左右することになるだろう。瓜生ファン、智也ファンともに、声を枯らして応援すべし!!

今日の独断MVP

2011_0622_0699  久しぶりの企画記事だが、今日の7Rを見ていたら、どうしてもある若武者にMVPの称号を授けたくなってしまった。それは、毒島誠だ。
 圧倒的なイン天国で前半戦を終えた児島水面、さらに7Rの1号艇はエースモーターにしてインファイターの西島義則に与えられていた。2号艇は行き足が良くて強固な壁になりそうな智也ということで、2連単1=2はバカ売れ。「逃げるか差すか」だけに焦点が絞られていたわけだが、その鉄板にも見えた2艇の外から全速で襲い掛かったのが毒島だ。5コース、トップSから一気に絞って迷うことなく西島にツケマイアタック!!

2011_0622_0166  もちろんファイター西島もボディアタックさながら迎撃する。この強烈なブロックを間一髪で交わした毒島だったが、さすがに流れて道中は5番手まで後退。つまりは大競りの2艇がぶっ飛ぶという展開だったわけだ。
2011_0622_0193  が、ここからの毒島の追い上げが凄まじい。握って握って先団との差を徐々に詰め、2周2マークでも全速ぶん回しで赤岩善生を交わし去り、一気に3番手の坪井康晴まで射程圏に。3周1マークでは坪井が「ツケマイは許さん」と握ったところを機敏に差して、さらに1艇身差まで肉薄する。最終バックは坪井の外に持ち出し、破壊力満点の強ツケマイで引き波にハメてしまった。コレなのだよ、コレ。SGの道中は息詰まるような捌き合いが主流だが、その中に若者がいて、こういう若者らしい強引かつ豪快なレースがたまにあるからこそ深みが出るのだよ。1マークから最終ターンマークまで、握って握って3人のSGレーサーを引き波に沈めた毒島の気迫と勇気に拍手を贈りたい。明日以降も、がんがん攻めまくってくれよ、ブス君!!

勝手に想定、新パワー閣僚!

 昼の記事で書いたように、今節の「前検ファミリー」は2日目にして解散することにした。マジで修正や入れ替えが不可能なほど、前検の見立てが狂っていたことを素直に認めるしかない。反省。そして、一度解散したからには、今節の私はもう無政府状態。明日からは、1個1個のレースごとに選手&パワーを客観的に見つめて予想し、冷静沈着に舟券を買っていきたい(←これが当たり前っすか??)
 で、解散しただけではつまらんので、ごくごく客観的に見た新内閣(つまり一般的なパワー番付ね)をここにまとめておこう。

第21代 グラチャン内閣

2011_0622_0029_2 総理大臣 瓜生正義
内閣官房長官 山崎智也
幹事長 西島義則
総務大臣 前本泰和
外務大臣 秋山直之
法務大臣 平尾崇典
文部科学大臣 平本真之
厚生労働大臣 木村光宏
経済産業大臣 佐々木康幸
防衛大臣 湯川浩司
行政刷新大臣 毒島誠

2011_0622_0142_2  ってな感じ。ほとんどが前検診断で何の愛着も未練もなかった面々なので、かなりいい加減な組閣ではある。悪しからず。ちなみにホーム大臣とか防衛大臣とかはシャレになってるけど、ま、だからなんだって感じすか、はい。
 こうしてみると、今は亡き前検ファミリーから入閣したのは、前本大臣と湯川大臣のみ……いかに私の見立てが甘かったか、再認識してしまう閣僚名簿ではあるな。
 というわけで、明日からはこの素晴らしくパワフルな閣僚たちがシリーズを……って、せめてお前たちだけでも頑張れってくれよーー、前本ォ、湯川ァーーーーーーーーー!!!!!(Photos/中尾茂幸、text/H)

2011_0621_0629


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THEピット――整備室にて②まさかの事態

_u5w2011 誰もが驚いたのではなかったか。松井繁が、単独で2番手を走っていながら、2マークで振り込みエンスト失格。あの王者でもこんなことがあるのか。引き波が残る2マークを乗りにくそうにしているシーンはよく見られたけれども、あの松井が振り込むとは。転覆をこらえたのはさすがだが、しかしそのときピットには微妙な空気が漂い、言葉もなく唖然呆然とした顔があちこちに散見された。真っ先にボートリフトに駆けつけた田中信一郎の足音が、妙にこだまして聞こえた。
2011_0621_0179


 とはいえ、松井がピットに戻ってきてからのピットの雰囲気に沈痛さはなかった。松井にケガがなかったのがまず何よりで、さらに松井の表情に暗さはあまりうかがえなかったのだ。水がたっぷりと入ってしまったボートを、フォークリフトのような重機で持ち上げ、くるりとひっくり返すと、とてつもない量の水がジャバジャバと流れ出た。その様子をそばで見ていた松井は、「こんなに出るの!?」とでも言いたそうに目を丸くし、口元に微笑をたたえていた。ボートの先端のほうにも入っていたため、何度もくるくるとひっくり返しているのに、2011_0621_0843
なかなか水は切れない。それを見ながら、太田和美と石田政吾も笑い出す。その日のレースを終えたボートはすべて、同様の処置をされるのだが、こんなにも多くの水が流れ出るのは見たことがない。その原因を忘れてしまえば、それはたしかにちょっと笑えてくるようなシーンではあった。
 転覆したわけではないが、モーターが水をかぶってしまっていたため、松井は即座にいわゆる転覆整備に取り掛かっている。モーターを分解し、点検し、洗浄する作業だ。松井のズボンは濡れたままだったが、王者は着替えることなく、この作業に没頭していた。11Rでの失格だから、残された時間はわずか。着替えているヒマはないということか。
_u5w2072 やがて森高一真があらわれて、松井のかたわらに寄り添った。整備室の外には二人の会話は聞こえてこないが、これがまた、なんだか楽しそうなのだ。相手が王者でなければ、森高がエンスト失格をからかっている、と見えるシーンだが、そう、話しかけている相手は王者なのである。森高が大先輩の松井をからかう? 二人は非常に仲がいいので、そうしたシーンもありうるのかもしれないが、しかし何度も言うが相手は王者である。でも、森高が松井をからかっているようにしか見えないんだよなあ……。松井が爆笑しながら、「もう結構ですから」と森高を追い払うような仕草もしていたし。
_u5w2040 そのうちに森高は整備士さんとピストンを手に話し込み始めた。森高が質問して、整備士さんが答える、という構図で、ピストン講座とでも言うような趣だ。松井は、一人黙々と作業にかかっていた。その表情もやはり、悲壮感を感じさせるものではない。周囲に誰かがいるから、ではなく、一人になっても松井は淡々とした表情を崩していなかったのだ。だからこそ、と思った。明日の松井は怖いぞ~。12R1号艇は舟券的にはむしろ残念。外枠でも充分に穴を提供してくれる、そんなムードを感じるのだ。とにかく、明日の松井は一日早い勝負駆け、である。

2011_0622_0389 その松井の向こうでは、湯川浩司が朝に続いて大整備に取り掛かっていた。こちらも松井と同じ11R出走だから、レース後に休む間もなく、整備をはじめたことになる。で、松井と違って、こちらの顔つきはちょっと悲痛であった。
 直前情報によれば部品交換の発表はされていないが、キャリーボディーを交換してレースに臨んだようである(キャリーボディーの交換はもともと発表されない)。それが奏功せずに、11Rは5着。松井がエンスト失格だから、シンガリでゴールしたわけである。だからこそ、残された時間はわずか数十分(12R発売中のみ)でありながら、湯川は大きな整備に取り掛かった。明日の11R直前情報は必ずチェックしてください。ワタシの見立てが確かなら、ピストンかシリンダーケースを交換していたように思う。交換じゃないとしても、奥のほうにある部屋に持ち込んで作業をしてもいたから、手を入れたのは間違いない。だから、スタ展などで気配もチェックしてほしい。青山登さんいわく「キャリーボディー交換して、本体とぴったり合ったら、突如一変することもある」そうだ。今日の湯川は、キャリーボディー交換も本体整備も、その両方をやったのだから。(PHOTO/中尾茂幸=2枚目の松井、太田、湯川 池上一摩=それ以外 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選』ファイナル??

 紙屑握りしめて7Rまで見届けたHです。上位でタメを張れるのは前本くらいでしょうかね。ええ、どこかの総理みたいに延命しようなどとは思いません。アタマ丸めて潔く今節のファミリーを解散し、瓜生・智也などの新政権にシリーズを任せるとしましょう。この極選は、そんな新政権への最後っ屁。

11R
 ①瓜生正義
★②平石和男
◎③湯川浩司
 ④勝野竜司
★⑤松井 繁
 ⑥秋山直之

進入123/456

 もう垂れるべき能書きもありませんが、最後の秘密兵器がミスターグラチャン湯川。この男にはいつでもアップセットを演じる意外性があります。へーちゃんが早めに舳先を向けた瞬間、強ツケマイを繰り出しましょう。松井はスリットから半分ほど覗く行き足があり、2、3着なら十分。ファミリー最期の晩餐なので、バラでボックスも買っときます。

3連単★3-25-全、235box

 憲吾牢どの、すまんす>< 強気になりたいのだが……この見立てでは……さ、さいならーーーー


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“本紙予想”グラチャン2日目後半

7R
1コース想定=西島 まくられ率11.7% 差され率23.4%
2コース想定=山崎 逃がし率47.9%
西島がエース機パワーで豪快に逃げる。
◎西島 ○毒島 ▲山崎 △赤岩
3連単1-524-全

8R
1コース想定=服部 まくられ率9.4% 差され率32.4%
2コース想定=石田 逃がし率29.1%
佐々木が握って、三角がまくり差し決める。
◎三角 ○佐々木 ▲服部 △石渡
3連単5-413-全

9R
1コース想定=吉田 まくられ率19.0% 差され率11.9%
2コース想定=辻 逃がし率45.9%
辻をカベにして吉田が逃げ切る。
◎吉田 ○辻 ▲中島 △仲口
3連単1-246-全

10R 
1コース想定=魚谷 まくられ率16.9% 差され率16.9%
2コース想定=須藤 逃がし率41.2%
魚谷がS決めて逃走劇。
◎魚谷 ○柏野 ▲今垣 △平田
3連単1-364-全

11R 
1コース想定=瓜生 まくられ率3.3% 差され率16.7%
2コース想定=平石 逃がし率29.5%
湯川の全速戦に乗る勝野から穴狙い。
◎勝野 ○瓜生 ▲松井 △湯川
3連単4-156-全 

12R 
1コース想定=山崎 まくられ率8.3% 差され率22.9%
2コース想定=萩原 逃がし率29.3%
萩原がくるりと山崎のふところをとらえる。
◎萩原 ○山崎 ▲池田 △石野 
3連単2-134-全


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THEピット――整備室にて

 整備室には3人の姿が。湯川浩司。瓜生正義。中島孝平。
 瓜生と中島が同じテーブルで作業をしていて、瓜生は笑顔が見えている。どうやら部品交換などの大掛かりな整備というわけではないようで、リードバルブを外して布でせっせとこすっていた。点検、組み直しの類いであろう。

2011_0621_0820 やがて瓜生は、シリンダーケースに計器を当て始めた。ドクター中松が発明したと言われる石油をチュッチュと吸うポンプにも似た細長い棒にメーターみたいなものがくっついている。整備室の窓際に同じものが置いてあったので観察してみると、シリンダーケースの内径を計るものではないかと思われる。計ったうえでどうするのかは僕にはよくわからんが、時折メーター部分を中島にも見せて笑っていた。外野にはまるで意味不明。モーターに関してはもっと勉強しなきゃいかんな、やっぱり。
2011_0621_0258 中島はといえば、ピストンを取り出していた。交換か? と思いきや、2つのピストンを手に窓際のテーブルに向かっていった。装着場からはすぐ間近に見える場所である。中島は、そこに置かれていた計器のようなものにピストンを乗せた。一見、計器というよりは重機チックな形状をしているのだが、よく見るとやっぱりメーターのようなものがついている。中島は丁寧にピストンを置き、メーターを覗き込む。メモ用紙に鉛筆で(おそらく)数字を書き込むと、ピストンをゆっくりと右回りに回転させ、またメーターを除き込んでメモ。ようするにピストンって、純粋な円形じゃないってことですかね? もう1つのピストンも同じようにチェックし、続いてはその隣にある別の計器にピストンを置いた。こちらの機械は、直径(外径?)を計る位置が少し高い。つまり、2つの計器はピストンの違う部分の数値を計るものなわけだろう。こちらも先ほどと同じように計ってはメモ、を繰り返し、中島は神妙な表情で書き込んだ数値を見つめていた。2011_0621_0481
で、池田浩二がそのメモを覗き込んで、ふーんと小さく頷いていた。数値を見ただけで何かわかるんですかね? 中島がその計測をふまえて何をするのかは確認しきれなかったが、やっぱりモーターをもっと勉強するべきでしょうな、うん。
2011_0621_0417_2
 湯川は別のテーブルで、整備士さんのアドバイスを受けながらの本体整備。数十分後の話になるが、部品交換でもしたのかと確認しようと湯川を追うと、湯川はえらく朗らかな笑顔を向けながら、モーターを装着したボートをリフトに運んで水面へと飛び出して行ってしまった。直前情報をご確認ください。気分は上々の様子です。
 それにしても、湯川の本体整備というのは、これまであまり見た記憶がない。いや、整備室で湯川を見かけたのが初めてなんてことはもちろんありえないのだが、ペラ調整の達人という先入観があるからか、湯川と本体整備という組み合わせがまったく思い出せないのだ。そのあたりも聞いてみたかったのだが、湯川はニッコリと水面へ。わかったのは、気分上々のような、ということだけだった。すみません。
 で、選手紹介では「競馬競輪の負けを取り返しに来たくらいの軽い気持ち」などと茶目っ気コメントを口にしていたが、それは単に肩の力が抜けているというほどの意味なんだろうな、と思った次第だ。勝負に臨めば、本気で勝ちにいく。当然と言えば当然だが、決して軽い気持ちだけでこのピットにいるわけではない、ということだ。今日もピット内の湿度は85%を指していた。湿気王子がグラチャンの主役の一人であるのは、本人が何をどう言おうと、間違いのないことなのだ。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『前検ファミリー決起集会!!』予想

 前検ファミリーも舟券も惨敗して肩を落としつつ、メラメラとリベンジに燃えまくっているHです。出走表を見れば、ファミリーたちはすべて穴っぽい枠。初日の惨敗で人気を落としている今日こそ狙わずにいつ狙う!!??? 全員の舟券を買うので、我が最強の敵(とも)しげ爺さん、以下を私の予想フォーカスとして勘定に入れてやってください。

1R⑤坪井 5-16-全
3R③菊地④平石⑥前本 三四郎ボックス
4R④仲口 4-36-全
5R⑥松井 6-12-全
7R③坪井 3-25-全
9R④中島⑥仲口 4=6-全

10R③柏野 3-26-全
11R②平石③湯川⑤松井 ???

 以上をすべて前売りで買っときます! 本当は「夏の穴・極選祭り」と銘打って全レース極選指名も考えたのですが、そうすると尼崎あたりの極選ファンが首を括ることもありえるので、こうしてこっそり記しておきますw あ、11Rの???はもちろん選りすぐりの極選指名レースです。パーフェクトVまでありそうな瓜生に喧嘩を売る超無理筋予想は、7R頃にアップするとしましょう。つか、すでに予想目はバレバレっすか??

※コメントどもです。イカ王子さん、前検で最後に佐々木を斬り捨てた私ですが、初日のレースを見る限り斬り捨てるパワーじゃなかった>< 出てます、行き足もいいし引き波を超える出足も強いっす!! しんじさん、節間トータルのデータだけで判断しておりました。不明を恥じつつご指摘に感謝いたします。


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本日の“本紙予想”グランドチャンピオン決定戦2日目

どもども。Kです。しげ爺さん、H記者との三つ巴対決、初日は私の勝利だったようです。ダハハハハハ、どうだ。ただ、的中数はそれほど多かったわけではなく、判定勝ち程度の勝ち方。というわけで、ちょっとだけ気合入れて予想したら、あぁ、1ばっか……。

1R
1コース想定=山口 まくられ率11.5% 差され率25.0%
2コース想定=白水 逃がし率38.2%
山口が踏み込んでイン逃走。
◎山口 ○篠崎 ▲飯山 △坪井 
3連単1-435-全

2R
1コース想定=須藤 まくられ率16.0% 差され率14.0%
2コース想定=重成 逃がし率41.2%
須藤が外を制して逃げ切る。。
◎須藤 ○辻 ▲田村 △重成
3連単1-452-全

3R
1コース想定=太田 まくられ率3.9% 差され率23.5%
2コース想定=吉田 逃がし率31.1%
吉田の2コース絶品差しを狙いたい。
◎吉田 ○太田 ▲菊地 △平石
3連単2-134-全

4R
1コース想定=勝野 まくられ率6.1% 差され率13.6%
2コース想定=岡崎 逃がし率37.2%
勝野がインから先マイ決める。
◎勝野 ○岡崎 ▲仲口 △濱野谷
3連単1-246-全

5R
1コース想定=萩原 まくられ率18.4% 差され率15.8%
2コース想定=木村 逃がし率45.5%
松井はコース動くか。松井のセンター戦を狙う。
◎松井 ○萩原 ▲木村 △平田
3連単6-123-全

6R
1コース想定=石野 まくられ率5.0% 差され率7.5%
2コース想定=飯山 逃がし率46.5%
石野のイン信頼度は非常に高い。速攻決める。
◎石野 ○秋山 ▲平尾
3連単1-34-全

後半は後程アップします。


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2日目!

おはようございます。児島グラチャン2日目です。今のところ、雨は降っておらず、風もほぼ無風。この時期は、天候、湿度などによって調整が難しいそうですが、今日は果たして……。

2011_0621_0891昨日、10Rを終えると即座に整備室に飛び込んで本体を割り始めた赤岩善生。彼がこうして積み重ねてきたものが、調整の難しい季節にも活かされるのかもしれません。今節はパワーアップなるか!?(PHOTO/中尾茂幸)


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児島グラチャンTOPICS 初日

イン惨敗!!

今日のイン戦…⑤②②①⑤①⑤⑤①③③⑤着
       勝率25% 複勝率42%

2011_0621_0637 「他場の記念より圧倒的にインが強い水面」と言われていた児島だが、いざフタを開けてみれば今日は3勝止まりという惨敗に終わった。主な要因としては、①1Rの前本泰和のコンマ25などスタートでドカをやらかすイン選手が多発した、②潮の低い時季でダッシュ勢がそれなりに伸びて脅威を与えた、などが考えられるが、それにしても弱かった。5着5本というのも昨今のSGでは壊滅的な数字だと思うぞ。とりたてて劣勢パワー揃いだったとか強い向かい風だったとかイン下手ばかりだったというわけではないので、明日以降の予測も非常に難しい結果といえるだろう。何がどうしてこうなったのか、今晩さらにじっくりと検証してみたい。

コース別成績 ①3勝②3勝③2勝④3勝⑤1勝⑥0勝

2011_0621_0755  インが弱かった分、2~4コースが満遍なく勝ってそれなりの高配当を演出した。いちばん派手な勝ちっぷりを魅せたのは、8Rの平本真之だ。4カドからひとりだけ半艇身覗くと、迷うことなく絞りに絞ってインの寺田祥まで引き波に沈めてしまった。この強襲に寺田はじめ内3艇は修復不能なダメージを喰らい、道中は④平本~⑤石田政吾~⑥今坂勝広のアウト惑星一直線。最近のSGで、これほど明快な順列のアウトセットができるのも珍しい。平本の若さと持ち前の度胸が生み出した豪快なアウトセットだった。
 ちなみに、5Rの3周ホームでは、さらに珍しい⑥西島~⑤湯川~④萩原~③仲口~②菊地~①篠崎という「純正リバーシブル展示航走決着」が完成しつつあったが、最後に篠崎が菊地を交わして夢は潰えた(←なんの夢じゃい!!)。はい、このレース、1マークで本紙予想&穴極選のハズレが確定し、あとは惰性で「菊ちゃん、頑張って真裏展示を完成させろーーー!!」などと叫んでいたのは私とK記者でした。すいまっしぇんっっ><

野武士集団、エリート軍団にボッコボコ

 まずは、この成績を見てくださいまし。

前検パワー番付と初日成績

Aランク
★坪井康晴…⑥
★菊地孝平…⑥①
★松井繁…③
★平石和男…④
★仲口博崇…④
★柏野幸二…②
★前本泰和…⑤
★中島孝平…②③

??湯川浩司…②⑥

2011_0621_0200  はい、極選◎の仲口を筆頭に、目も当てられない惨敗っす。それなりに好枠の選手も多かったのにこの惨い成績となれば、弁解の余地すらありませぬ。ここで前検番付をはじめてから、おそらく史上最悪の初日成績。実になんとも、面目ないっすっっっ!!><
「反省するなら、はよ軌道修正してもちっとマシな番付を組め!!」
2011_0621_0467  とのお叱りはごもっとも。た、ただ、言い訳とかじゃなく、今日はそれぞれドカ遅れとか、まくり直撃被弾とか、まくりぶっ飛びとかとか、不完全燃焼のファミリーが多かったのも事実なので、もう1日だけこの同じ布陣で臨ませてくださいまし。今日の5Rで見所たっぷりだった湯川も含め、9人のうちの誰かしら(おそらく複数)が大穴を演出してくれるはず! 明日もダメだったら、きれいさっぱりアタマ丸めます!!!!(※K付記「この男、すでにハゲ隠しのためきれいさっぱり丸めてますよ~」)

 一方、昨日のモーター抽選の記事で記した銘柄級のモーターはどんな成績だったか。

2011_0621_0295 41号機…西島義則①
42号機…平尾崇典①
15号機…瓜生正義①①
20号機…木村光宏④
26号機…鳥飼眞③
13号機…毒島誠②
18号機…山口剛④⑥
73号機…秋山直之③

 お、恐るべし、エリートモーター軍団たち!! 成績だけでなく、レースっぷりも半端なもんじゃなかったぞ。
 まずは5R、エースパワー西島41号機が我がファミリー仲口のカドまくりを豪快に弾き飛ばしつつ、それから異様な加速力でバック先頭まで突き抜けてしまった。あれだけ本気でカドまくりの面倒を見たら、フツーは一緒に流れてジ・エンドのはずではっ?? 足合わせではそれほどの凄みは感じなかったのだが、これがエースパワーの底力ってヤツなんだろう。なんとも空恐ろしいバック突き抜けショーだったな。
2011_0621_0500  続く6R、エースを凌ぐほどの前評判だった秋山73号機が、道中5番手から得意の全速ぶん回し2連発で大逆転の3着をもぎ取った。「いつものことじゃん」と言われればそれまでだが、いつも以上のド迫力なぶん回しパワーを感じたのは私だけではないはずだ。
 2011_0621_0567 そしてそして、今日の主役はもちろん瓜生15号機だ。まずは2Rで4コースから軽いタッチで差しハンドルを入れると、バック水面でぐんぐんぐんぐん伸びきって2マーク奪取。あとは一人旅の圧勝だった。で、さらに遠い5コース発進だった7Rでは、スリットでシュッと覗いてギュッと握ってスパッとまくり差すと、これまたバックで一人旅??? もちろん瓜生のテクのなせる業でもあるのだが、5コースまくり差しがあんなに簡単そうに見えたのって、はじめてかも。テクも凄いがパワーも凄いという感じの「シュッ・ギュッ・スパッ」圧勝だったな。
 はい、彼らエリートの凄まじいパワー&レースを見て腰が砕けそうになった1日だったわけだが、明日はきっと我がファミリーたちが……う~ん、果たして戦車に竹槍で、勝てるかしらん??><(Photos/中尾茂幸、text/H)


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THEピット――前夜版を覗き込む人びと

 3日目までは、だいたい10R前後に「前夜版」が出る。記者席にも配られるので、11Rあたりになると、先輩の艇旗艇番を準備する役割の若手選手は報道陣を見つけては覗き込み、「○○さんは2、△△さんは1」などと暗記して、旗と番号プレートを取りに向かう。僕はしょっちゅう記者席に置き忘れてピットに出るので、選手に「見せてください」と言われても「すみません……」と恐縮しなければならないことが多い……。
2011_0621_0761 それでも今日は、忘れずに持参。すると、いちばん最初に寄ってきたのは、魚谷智之であった。えっ、魚谷が兵庫勢の分の準備をするわけ?
 と思ったら、違った。兵庫勢の艇旗艇番は、すでに後輩の吉田俊彦が準備をしていたのだ。魚谷は、明日の自分の出番と艇番を確認したかった模様。「明日は10の1……」、そう、10R1号艇。1回乗りである。
 それにしても、魚谷の雰囲気が実に透明だったことに驚かされた。魚谷といえば、メンタルトレーニングなどにも取り組み、レース場ではメンタリティを作り上げて過ごす男である。それだけに、モードに入った際には近寄りがたい雰囲気すら感じさせる。かなり話しかけづらい選手の一人なのだ。しかし、今日の魚谷は、レースを終えたあとだったとはいえ(また2着2本の好発進だったとはいえ)、やけに柔らかな空気を発散していた。言葉づかいも実に丁寧で穏やか。仲間といるときには最高のスマイルを見せる魚谷だから当然と言えば当然なのだが、僕としてはやや異変を感じないわけにはいかなかったのである。もちろん、かなり好もしい方向性の異変である。
2011_0620_0381 つづいて覗き込みにきたのは、重成一人。「えっと、木村さんが2、僕が2、森高は6……」。こちらは、香川勢の準備をしようとしていたわけだが、それって森高一真の仕事じゃないの!? 「2、2、6……」とつぶやきつつ準備に向かおうとした重成は、踵を返して、「あっ、田村も。田村は……5」と田村隆信の分も準備する心づもりなのだ。同じ四国、しかも徳島は孤軍奮闘とはいえ、田村も後輩であります。だが重成は、そんなの手が空いてる人がやればいいんだよ、とばかりに、当たり前の顔をして準備に向かった。ニィニィゴンロク、とつぶやきながら。そのとき、森高と田村はといえば、ペラ室で難しい顔をして作業に没頭していた。
「ニィニィゴンロクでいいんですよね?」。数分後、準備を終えた重成が確認してくる。前夜版を開いて、ニィニィゴンロクの場所を指さして示すと、重成はひとつうなずいて控室へと戻っていったのだった。……あっ、若松周年Vのお祝いを述べるのを忘れてたな。「予想頑張って~」と激励してもらったのに、重成には。

2011_0621_0673 中尾カメラマンと雑談をしていたら、萩原秀人が意味ありげに我々の前で立ち止まった。中尾Cとは仲良しだから、なにか話でもあるのかな……と思いきや、そうではないらしい。なるほど。福井支部最若手の萩原である。前夜版をさっと差し出す。
「今垣さんが5、石田さんが……いしだいしだいしだいしだ……あ、8R、2。あとは4……」
 先輩たちの枠番を頭に叩き込む。今垣光太郎は2回乗りだが、艇番準備は前半だけでいいわけだから、4Rの5号艇が対象になる。で、自分の分はいいの?
 萩原は口には出さないだけで、真っ先に見つけてたんでしょうね。白い旗をいきなり手にしていたから。5R1号艇であります。
2011_0620_0876 装着場奥のほうへ向かって歩いていたら、今垣光太郎が歩み寄ってきた。やはりお目当ては前夜版。でも今垣選手、準備はもう萩原選手がやりましたよ。いや、光ちゃんも魚谷パターンで、明日の出番自体が気になる様子。今垣は4R5号艇と……10R6号艇。明日は外枠2回! ふんふんとうなずいて、出走待機室へと向かう今垣光太郎……って、展示帰りですか! よく見れば赤いカポックを着たままなのであった。ドリーム戦は4着。ピットに戻ってきた今垣は、ドリームの結果をふまえて明日の外枠2走をどう戦うのか、思いを馳せただろうか。

2011_0620_0880 で、自分の出番が知りたいパターンの最後は、仲口博崇。ふんふんふんと自分の名前を探すと、4Rと9R。前半が4号艇で後半は6号艇ですねえ……と話しかけると、仲口は突然叫んだ。
「4Rと9R……ちぇっ! 苦しんで死ぬんだ!」
 9るしんで4ぬ? ダハハハハ! 何言ってるんですか。なんか、子供のころにそんな軽口を飛ばしていた記憶があるぞ。な、懐かしい……と大笑いしたら、仲口はニヤニヤニヤっと笑いかけてきた。いつの間にかアラフォーになっている仲口ですが、こうした悪戯っ子っぽい魅力は健在なのであります。というか、縁起でもないこと言わずに、明日の4Rと9Rはケガに気をつけつつ、4あわせで9ールな走りを見せてくださいね!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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THEピット――初日からモード突入

 初日はまだ調整が合い切っていない選手も少なくないから、ピットは割合あわただしい空気が流れやすい。これからレースを迎える選手はもちろん、すでに今日の戦いを終えた選手もさらに調整をしているから、装着場の隅に突っ立っているだけ、多くの選手の姿が確認できたりするのだ。
2011_0620_0459 たとえば、整備室のギアケース調整場では、三角哲男、田中信一郎、辻栄蔵が並んで作業をしている。時間帯は3R発売中。三角と田中はそれぞれ1R、2R1回乗りで、三角はまくって快勝している。辻の出番は12R。ドリーム戦まで時間はたっぷり残されている。そんな3人が、同じ作業をしているわけだ。
2011_0620_0339 辻は、まだ着水していないボートと整備室を往復しながら、戦いの準備を着々と進める。一方、田中はすでにボートからモーターを下しており、今日は試運転の予定もないらしい。だから、ギアケースの作業が終われば、おそらくはモーターを格納することになるだろう。そんな彼らが、同じ作業をしているというのは、やはり初日ならではと言うべきだろう

2011_0620_0701 ちなみに、三角は作業の合間に飯山泰や、選手会役員としての業務でピットを訪れていた上瀧和則と談笑していた。上瀧との会話は、どう見たって整備の情報交換をしているようにしか見えないのだが(というか、そう見たがっているんだろう、僕が)、上瀧はもちろんスーツ姿なのであった。
2011_0620_0460 やがて、3R快勝の平本真之もギアケースを外して整備室に駆け込んでいった。親指を立てて勝利を祝福すると、「とりあえず(笑)。展開が向きましたね」と笑顔を見せながら、整備に向かっていった。言葉と表情から察するに、まだまだ上乗せの余地がありそうである。

2011_0620_0649 多くの選手が、早くも戦士モードに入っているようなのも印象的だった。もっとも鋭い目つきに見えたのは、菊地孝平。この人は最近、いつもこうである。話しかければ陽気にこたえてくれるのだろうが、そもそも声をかけづらい雰囲気を醸し出しているのだ。そして、そんな菊地孝平を見るのは嬉しいことでもある。プロのファイターは、自分を作り込み、自己演出することで、闘志が高まっていくものだと思うからだ。
2011_0620_0748 その意味では、森高一真も“作っている”一人と言える。3R発売中頃だったか、ペラを手にボートへと向かう森高とすれ違った。鬼のような形相をしているのは、いつも通り。決して100%作った表情とは言わないが(なにしろ1R大敗後だし)、“おっかない”雰囲気をまとうことを自らに課すように、必要以上に眉間にシワを寄せるのも森高スタイルである。「おぅ、クロちゃん」。こちらに気付くと、凄むような声音で通り過ぎる。間違いなく、スイッチを入れた状態の森高である。
2011_0620_0626 田村隆信もレースを控えているときには、何かを考え込んでいるのか、キツい目つきを見せることが多々ある。今日もそうだった。目の前を通ったので、あいさつの声をかけたのだが、そうしたことを後悔するくらい、田村の反応は鈍かった。僕の前を通り過ぎても、そこに誰かがいるということを認識していないように思えるほど、鋭い表情でまっすぐ前を向いたままだったのである。1秒くらい経って、こちらに気付いてちょろりと会釈をしてきたが、それを見て、やはり声をかけたことを後悔する。つまりは、こちらが声をかけるタイミングを間違えていたとしか思えなかったからだ。

 というわけで、グラチャンも開幕です! 一節間、選手も頑張れ。我々も頑張りましょう。……って、なんつー締めだ。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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“本紙予想”グラチャン初日後半

7R
1コース想定=森高 まくられ率6.3% 差され率20.3%
2コース想定=坪井 逃がし率41.4%
瓜生が5コースからまくり差して初日連勝へ。
◎瓜生 ○森高 ▲坪井 △吉田
3連単5-123-全

8R
1コース想定=寺田 まくられ率5.7% 差され率26.4%
2コース想定=井口 逃がし率48.5%
井口の高い壁を利して寺田が先マイ。
◎寺田 ○井口 ▲勝野 △平本
3連単1-234-全

9R
1コース想定=菊地 まくられ率5.9% 差され率17.6%
2コース想定=石野 逃がし率48.3%
石野の逃がし率高く、菊地のイン戦有利。
◎菊地 ○田村 ▲山口
3連単1-45-全

10R 
1コース想定=白井 まくられ率10.3% 差され率12.1%
2コース想定=魚谷 逃がし率31.3%
魚谷が差して捌き先頭へ。
◎魚谷 ○白井 ▲赤岩 △湯川
3連単2-156-全

11R 
1コース想定=中島 まくられ率8.5% 差され率13.6%
2コース想定=篠崎 逃がし率48.5%
服部前付けの可能性も、いずれにしても逃がし率高い。中島先マイ。
◎中島 ○吉川 ▲池田 △篠崎
3連単1-452-全 

12R ドリーム戦
1コース想定=今村 まくられ率18.8% 差され率18.8%
2コース想定=松井 逃がし率36.4%
山崎がカドからまくり主体に自在攻め。松井の2コース差しも脅威。
◎山崎 ○松井 ▲辻 △今村 
3連単4-251-全


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H記者の『穴・極選』初日

 い、いきなり前検ファミリーの前本、柏野がインでぶっ飛んでしまうとは……幸先が悪すぎるHです>< まあ、これで穴党は俄然盛り上がりそうですが、児島記念のイン勝率は60%超で3連対率は90%弱ですからね。無闇にインを消していては最終日まで資金がもちませんぞ。今日も基本的にインが勝ちまくると見ております。そんな中、バッサリとイケメンの白カポを斬り捨てたいのが、このレース。

5R
 ①篠崎元志
★②菊地孝平
◎③仲口博崇
 ④萩原秀人
★⑤湯川浩司
 ⑥西島義則

進入16/2//345

 エースモーター西島が敢然と前付けに行きますが、今朝の気配はもう一息。篠崎もさほど目立つパワーとは思えず、逆に前検ファミリー菊地は今日も軽快なレース足を魅せておりました。課題はFカセですが、3カドにも近いポジションでこのパワーがあれば、スリット同体からでも一気に絞りまくるはず。「そんなら菊地で頭鉄板か」というと、2コースが安芸の闘将・西島であることを忘れてはならない。菊地が絞るなら、120%飛びつきます。この展開で浮上するのは、そう、菊地マークの4カド仲口でしょう! 残す菊地と、不気味な気配漂う湯川へ。

3連単★3-25-全

 おお、我が最強の敵(とも)しげ爺さん、満を持しての果たし状ですな。今節はいつもどおり、穴極選、本命極選、一本釣りなどのマイペース予想で勝負しますぞ、覚悟しなはれっ!!!!


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開会式!

2011_0621_0024田村隆信
みなさん、ボートレース好きですか? 僕は、大好きです!

 ワタシも大好きでーす!
 というわけで、グラチャン選手紹介。なんだかいつもより、淡々としたコメントが多かったように思えましたね。ま、それもまた選手紹介。選手たちのボートレース愛は伝わってきましたから、ノー問題。

2011_0621_0035菊地孝平
ずっと好きです、児島競艇。

 菊地選手、対岸のビジョン下には「ずっと好きです 児島ボート」って書いてあります。でも、その言い方、ずっと好きです。

2011_0621_0116三角哲男
朝早くからいつもよりいっぱいお金をもってご来場いただき、ありがとうございます。

 H記者はいつもよりずーーーーーーーーーっと少ないお金をもって児島入りしたようですが。

2011_0621_0089山崎智也
群馬県出身、徳島から来ました山崎智也です。名前を憶えて帰ってください。

 奥さんの名前はすぐに憶えたんだけどな~。SGを6コくらい獲って、昨年の賞金王シリーズではカドまくりを決めて、艇界の誇るイケメンレーサーと言われている、やまざ……き……と……もやさんですね。憶えました。

2011_0621_0059吉川元浩
そろそろ頑張りたいです

 たしかに近況の低調は寂しいかぎり。ほんと、そろそろ強いゲンコーが見たいぞ!

2011_0621_0055平田忠則
今節も出会いに感謝して、1等を1本でも多く獲って帰りたいです。

 ワタシもたくさん出会いたい。児島美人に当たり舟券……。

2011_0621_0003新田雄史
今節もパープレイめざして頑張ります。

 さすが艇界ナンバーワンのゴルファーらしいコメントですが、パープレイで満足するようなタマではないはず。バーディー、イーグル連発で、優勝戦ではホールインワンを!
 最後はミスターグラチャン。どんなコメントが出るかと身構えていたら、これがまたなんとも脱力……。

2011_0621_0128湯川浩司
あの~、メディアではグラチャン王子とか湿気王子とか言われてますけど、競馬と競輪の負けを取り返すくらいの軽い気持ちで来ましたので、よろしくお願いします。

 あのね……。ま、これくらい肩の力が抜けたほうが強かったりするものですけどね。でも湯川選手、競艇の負けをアナタで取り返すくらいの重い気持ちで来たワタシです。頼んまっせ!

2011_0621_0131


 開会式後にはドリーム戦出場選手インタビューが行なわれています。明日が50回目の誕生日となる今村豊選手のバースデーネタで盛り上がってましたね。智也は、「いつも1着をプレゼントされてると思うので、今日は6着をプレゼントします」だって。カドまくり宣言か!? まさか、5~6番手争いじゃないでしょうね……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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本日の“本紙予想”グランドチャンピオン決定戦初日

おはようございます。Kです。グラチャンです! 正直、児島はあまり相性が良くないのですが、笹川賞がもうひとつだっただけに、巻き返しをはかりたいところ。おっと、しげ爺さんから宣戦布告! 賞金王はものの見事に3者痛み分けでしたから、今回はぶっちぎりますよ~。

1R
1コース想定=前本 まくられ率12.9% 差され率20.0%
2コース想定=森高 逃がし率39.5%
前本が逃げ切ってオープニング飾る。毒島が差して追走。
◎前本 ○毒島 ▲三角 △今坂 
3連単1-435-全

2R
1コース想定=柏野 まくられ率7.8% 差され率23.5%
2コース想定=白井 逃がし率19.6%
白井が2コースから強烈な差し。
◎白井 ○柏野 ▲田中 △瓜生
3連単2-134-全

3R
1コース想定=佐々木 まくられ率1.8% 差され率10.9%
2コース想定=平本 逃がし率26.7%
平本の逃がし率低いが、佐々木のイン1着率8割超で、こちらを採用。
◎佐々木 ○平本 ▲岡崎
3連単1-23-全

4R
1コース想定=平尾 まくられ率5.3% 差され率24.6%
2コース想定=寺田 逃がし率32.5%
寺田が2コースから差し一閃。
◎寺田 ○平尾 ▲魚谷 △濱野谷
3連単2-145-全

5R
1コース想定=篠崎 まくられ率11.3% 差され率13.3%
2コース想定=菊地 逃がし率37.5%
西島動くが3コースまでか。篠崎が菊地をカベに逃げる。
◎篠崎 ○菊地 ▲萩原 △西島
3連単1-246-全

6R
1コース想定=石渡 まくられ率18.9% 差され率13.2%
2コース想定=中島 逃がし率38.0%
石渡まくられ率高く、本命視も折り返しで。
◎石渡 ○白水 ▲赤岩
3連単1=3-全 1=6-全


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初日!

おはようございます。グランドチャンピオン決定戦、初日でございます! 瀬戸内は霧に煙っております。幻想的な光景ですよ。雨にもみまわれそうな一節ですが、ぜひ児島ボートへ!

2011_0620_0853笹川賞覇者・池田浩二はSG2連覇を狙います。今の強さを考えれば、十分現実になりそうで……今節も超絶ターンで暴れまくるぞ!(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット――奥洞海(若松)から流れ流れて(?)

2011_0620_0511 不詳・黒須田、先日の若松GⅠ全日本覇者決定戦で、場内イベントおよびJLC中継の展開予想を後半3日間にわたり、させていただいた。いろいろありましたが、貴重な経験をさせていただきました。ご覧いただいた皆様、ありがとうございました。
「5日目、12Rが準優だと勘違いしてました(笑)」
 得点率6・00ながら次点に終わった平田忠則は、5日目12Rで待望の節間初1着をあげている。12Rは準優ではなくて、一般戦。ナイターは9~11Rですからね、準優は。我々の予想ブースと勝利者インタビューブースは同一の場所で、1着を獲った選手とは舞台裏で顔合わせができる。すなわち、平田とは結局いちども顔を合わせることがなかったわけだ(5日目の一般戦は準優勝戦のみなので)。
「というわけで、すみませんでした~(ニッコリ)」
 髪の毛が伸びても、ナイススマイルに変わりなし! 今節もよろしくお願いしま~す!

 というわけで、実は私は若松から転戦して児島にやってきたのであります。奥洞海から流れ流れて(?)、中3日で前検なんて、記念レーサーみたいだな~。その間には、東京には戻らず某レース場で舟券勝負を戦っており、記念レーサーより忙しい(?)。ともあれ、若松組とは中3日でまた顔を合わせたりしているのであります。
2011_0620_0642 優勝戦1号艇だった松井繁とは、中継をご覧になった方ならご存知かもしれませんが、いろいろありました(笑)。具体的には、「もっとちゃんと予想してほしいですね~」と勝利者インタビューで言われたという。だが、僕はそんな言葉を発したこと自体、松井がゴキゲンであると受け取っていた。事実、翌日の優出者公開インタビューの帰り道で顔を合わせると、松井のほうから「クロちゃん! 頑張って予想しぃや~」と声をかけられているのだ。そして今朝、児島ピットで顔を合わせた松井は、「どもども」と笑顔を向けてきた。そうです、王者の気分は上々!なのであります。
 ドリーム戦共同会見でも、ふだんよりもずっとゴキゲンに見えた。前検の手応えを聞かれて、引いたモーターの2連対率を逆質問。29%と聞かされると、ふ~~~んとばかりに無言で何度もうなずき続け、報道陣の笑いを誘っていたのだ。ちなみに「その数字よりは動いていた」そうである。感じもよかったそうで、そのあたりも王者の心を軽くしている材料か。ともかく、だ。ここまでややリズムの悪かった王者だが、逆襲は確実に始まっているぞ。
2011_0620_0384 その若松で優勝したのは重成一人だった。松井をツケマイで沈めたのだ。その重成だが、今日は忙しそうに動いている姿はほとんど見かけなかった。スタート練習は5班で行なった重成、同班の平田や吉川元浩、瓜生正義らが練習後に整備室にこもっていたのに対して、その姿が整備室で見られなかったのだから、「余裕?」と思わざるをえなかった。その後のエンジン吊りにも整備室のほうからあらわれており、7日間でもっとも慌ただしい日とも言える前検日にあって、その動きのなさっぷりは特異と言える。それが重成のスタイルなのかな。前検日に限らず、大きな動きのある選手のほうが目につきやすいもので、派手に動いていない選手の姿は印象には残りにくいからだ。今日はあえて重成を探したから、こうした感想を抱いたのだという可能性はある。
2011_0620_0367 大きな動きをしているというなら、若松優勝戦で6号艇から2コースに前付けし、展開のキーマンとなった西島義則だ。モーター受領後、真っ先に水面に飛び出したのは、やはり西島。この人か田中信一郎で「水面一番乗り」は鉄板なのだ。にもかかわらず、スタート練習、タイム測定が終わったあとの整備は、相当に遅い時間帯まで徹底して行なうのも西島。作業を終えて、整備室を出て行ったのは、ちょうど9班(最後の班)のスタート練習が終わろうとする頃だったのだから、ある意味、もっとも長く働いていたのが西島だったのである。もちろん、これこそ西島のスタイル。前検から初日の間に大きな本体整備は終わらせてしまうというのは、よく見かける西島のパターンである。昨年の名人戦表彰式で「先輩たちのテキパキとした動きを若い子に見せたい」と語ったのはいまだ記憶に新しいが、西島がそんな苦言を口にするのは彼自身の姿勢がそうしたものだからであろう。
2011_0620_0407 ちなみに、今垣光太郎もかなり遅い時間まで作業をしていたクチ。あ、光ちゃんも若松優出組じゃないか。ドリーム組では、飯山泰も作業の時間が長かった。信州から初のSGドリーム! エコひいきさせていただきます。あ、もちろん辻栄蔵のトコトン作業は前検から炸裂。
2011_0620_0415 若松優出組では、平本真之にも注目。スーパー豪華なメンバーがそろった優勝戦に新鋭選手唯一、駒を進めた平本。ああいった舞台で戦えることもまた大きな経験のはずで、すっかり銘柄級の一人になったなあと実感。SG初出場からまだ1年経っていないのに。
 もちろん、SGにやってくれば新兵となる平本は、今日も雑用をこなしながらの前検となっている。装着場の片隅に突っ立ってピットの様子を眺めていると、必然的にもっとも多く姿を見るのが新兵たちとなるわけで、そのなかでもとりわけ平本の姿をよく見かけたのだから、この男、よく働く。そんな動きのなかに逞しさを感じたのは、気のせいだろうか。

 若松だけではなく、江戸川GⅠ参戦組も中3日。本当にご苦労様です! ハードスケジュールをものともしないSG戦士たちの戦いを、明日から6日間、おおいに堪能しましょう!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の「児島グラチャン前検を斬る!!」

 前検が終わりました。今日の児島水面は、「ほぼ無風の静水面~前検途中で緩いホーム向かい風に」という感じの絶好のコンディション。足合わせもしっかり揃うケースが多くて非常に見やすかったのですが、ズバリ、突出したSS級パワーは見当たりませんでした。総評としては「中の下~中の上(つまり中堅)にビッシリ詰まっている」という混戦パワームードが漂っていましたね。それだけに、ちょっと良く見えるという選手が目白押し。15人ほどが前検ファミリー候補に名を連ねましたが、ザックリ8人に絞り込みました。この取捨選択がどう出るか……とりあえず節イチ候補は作らず、オールAランクからスタートします。

Aランク

2011_0620_0376 ★坪井康晴…足合わせでややムラもあったが、外から回ったときの掛かり&レース足がGOOD。くるくる回ってポイントを稼ぐ坪パターンにフィットした足だ。

2011_0620_0654 ★菊地孝平…実のところ評価が難しい。水面に出てくるたび(菊ちゃんはダントツの足合わせキング=あ、回数キングね)に気配が変わっていた。が、2度ほど突出したレース足を披露した。この当たりペラなら十分に勝ち負け可能とみる。

2011_0620_0790 ★松井繁…足合わせはたったの1度。田村隆信をターン出口でブッチギるようなレース足を見せた。笹川賞に続いてSSを付けたくなる足だったが、①田村の足がワースト級に見えた(これも笹川賞と一緒……)、②笹川賞=松井予選落ちで自信をなくした>< という理由でAランクに止めておく。なんか、凄そうな気配なんだけどなぁ……。

2011_0620_0745 ★平石和男…ターン出口からスリット付近の行き足がGOOD。得意の粘っこいレースができやすいパワーで、しっかり着をまとめてこっそり準優に乗っかりそうな気がする。

2011_0620_0880 ★仲口博崇…いつも外からぶん回す赤岩善生の猛攻を耐えきり、スリット付近で逆襲した行き足に魅力を感じた。どこかでガツンと穴を開けるような気が……??

2011_0620_0776 ★柏野幸二…ここからの3人は、スタート練習でキラリン光るパワーを魅せた選手たち。起こしからスリットまでの加速度がしっかりしていて、スタートがイケそう。地元・選手班長の気合も加味すると、スリットからかなり怖い存在になると思う。

2011_0620_0516 ★前本泰和…同じく起こしからの握り込みでスーーーッと機敏に反応した出足がGOOD。足合わせでの回り足も上々で、Sランクに近いムードを感じる。初日の「1年1組」は逃げきり濃厚か??

2011_0620_0316 ★中島孝平…足合わせは出てくるたびにムラがあったが、概ね良好。さらにスタート練習で安定感抜群の出足を魅せ、上位級は間違いないだろう。突き抜けるパワーというより、上位着を確実に取りきるパワーとみた。

 以上の8人はすべて複勝率上位に入っていないエンジンだけに、高配当の期待&見立て違いの不安がともにつきまとうのですが、己の目を信じて初日から追いかけてみましょう。あ、それから、他で注目したい選手がひとり。

2011_0620_0732 ??湯川浩司…ミスターグラチャン湯川は前検でも「快速王子」ぶりを発揮するケースが多いのだが、今日は「回り足~レース足が強烈で伸びはソコソコ」という逆パターンの気配を感じた。全体的に強めなのでAにしたいものの、いつもと違うパターンでどう戦うつもりなのか……そこが謎なので次点というか、特注レーサーとして見守ることにする。

 ちなみに、他のA候補は今村豊、井口佳典、魚谷智之、佐々木康幸、山口剛、石渡鉄兵。エース機・西島義則は十分に戦える出足&伸びを感じましたが、エース機としては当然なので看過。また、特注73号機の秋山直之は一度も足合わせをしなかったので、実戦で確認することにします。私のワースト候補は田村隆信なのですが、笹川賞と同じテツを踏む(ワースト候補→初日圧勝)のが怖いっす~><
 最後に前検タイムをば。

前検時計TOP10

2011_0620_0603 ①瓜生正義 6・47
 勝野竜司
 石渡鉄兵
 
④木村光宏 6・48
 前本泰和
 石田政吾
 魚谷智之
 平尾崇典
 重成一人
 湯川浩司

 や、やはりというか、コンマ02秒の中に10人がひしめく混戦ムード。以下も6秒49~51あたりにギッシリ選手が詰まっていて、こと伸びにかけては突出した選手はいないようですね。このトップ10に入っているファミリーは……うぅ、前本だけっすかっっっ???(汗)

ワースト5

①服部幸男 6・72
②西島義則 6・71
③岡崎恭裕 6・69
④今垣光太郎 6・68
⑤仲口博崇 6・67

2011_0620_0765  服部がワースト……足合わせでは五分くらいの動きに見えたのですが、今節も苦しいのでしょうか……。(Photos/中尾茂幸、text/H)


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安芸闘将&赤城のアッキーニャに注目!!

2011_0620_0122  さあ、モーター抽選だ。今節、我々取材班が注目しているモーターはふたつ。まず、唯一50%以上の連対率を誇っている41号機で、これはバレバレの名機。もうひとつは、K記者が「前節の井川大作が異次元のパワーを見せていました、特に伸びがヤバすぎます!!」と絶賛する73号機。ブランドの41か、勢いの73か、という双璧ムードなのである。
 で、今日の抽選は登録番号の小さいベテランからのスタートだ。
「オオオオオォーーッ!!!!」
 2番目の西島義則で早くも大歓声があがる。エースモーター、41。「なになに?? え、最高勝率?? オーー、キターーッ!!」思わずガッツポーズの西やんであった。
 一方、赤丸急上昇の「73」はなかなか出ない。やはり選手たちもこの数字は気になるようで、ガラポンから玉がなかなか出なかったりすると「コラコラ、(ガラポンを何度も回して)73番を選んでるんちゃうか~!?」などと野次られる始末。ミスターマリックでもなきゃ、そんなイリュージョン、できませんってば><
2011_0620_0191 「出たーーーーッ!!」
「ウオォォォーー!!」
 41番の西島よりはるかにでかい歓声を浴びた男は……秋山直之だった。お宝を引き当てた本人はニコリともせずすぐに背中を向けたが、ウルトラ伸び型+ぶん回しキングのセッティングはメチャクチャ楽しみだぞっ!
2011_0620_0131  今日のトピックスとしては、王者・松井繁がちょっと不気味なくらい上機嫌だったこと。ガラポン機に向かう足取りから軽やかぉニッコニコ、ガラポン回して43番を引く顔もニッコニコ、持ち場に引き返してその複勝率が31%(字面としては中堅下位!!)を確認すると「うんうん、まあまあやん」とニッコニコ。抽選会でこんなに機嫌がいい王者、はじめて見たぞ。こんなリラックスムードが実戦にどう反映されるのか、これも密かに注目しておきたい。
 さて、例によって複勝率上位のモーターを列挙しておこう。

★★★41号機…西島義則
★★42号機…平尾崇典
★★15号機…瓜生正義
★20号機…木村光宏
★26号機…鳥飼眞
★13号機…毒島誠
★18号機…山口剛
★★★73号機…秋山直之

2011_0620_0199


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雨空の選手入り

 これを書いている時点では雨が上がっているが、午前10時、選手たちがレース場入りする時間帯には梅雨らしい雨空。選手たちも大変、入り待ちのファンも大変。今節は最終日までグズついた天気と予報されていますが、選手もファンも、みなさん頑張りましょう!
2011_0620_0001_7 そんな天候の中で一番乗りは今垣光太郎。笹川賞も一番乗り。グラチャンも一番乗り。今年のSG、2連続で真っ先にレース場入りであります。グラチャンは2度優勝と相性のいいSGですからね。今回優勝すれば、湯川浩司の3Vに並びますな。
2011_0620_0098_2 その湯川浩司は、大阪勢とともに登場。松井繁、田中信一郎、太田和美、石野貴之……いつ見ても豪華なメンツですな。湯川は、グラチャン王というよりは“6月王”なのか、今月は戸田のGⅠを制しています。前節の江戸川GⅠは途中帰郷で容態が心配されましたが、元気いっぱいであらわれています。今回ももちろん、主役を担う一人!
2011_0620_0008_2
 グラチャン歴代覇者では、西島義則と坪井康晴も参戦。西島は3番目のレース場入り(2番目が白水勝也)で、『ニコニコ・ボートレース部@JLC』の永島知洋さんに向けられたマイクには、「今年最後のSGですから頑張ります」と一言。月が明けると、西島は出走回数不足によってB2級になってしまうのですね。しかし西島選手、このグラチャンを制してしまえば、チャレンジカップも賞金王も、B2級だって出場できますよ! 児島は2001年にチャレカを制したゲンのいい水面でもあります。
2011_0620_0043_2 坪井はといえば、いつも通りのニコヤカな登場。ともにあらわれた菊地孝平が表情をあまりほころばせることなくあらわれたのとは対照的に、人のよい笑顔を見せておりました。坪井は福岡のGⅠを制し、前節は若松GⅠ優出と、リズムは好調。昨年の不調を完全に払拭する近況であります。

2011_0620_0107_2 ところで、ちょっとした異変があったのが、平田忠則。何が異変って……髪の毛が伸びてる~~~。平田といえば丸坊主がトレードマークで、ハゲ隠しの丸刈りオヤジである私としてはひそかに親近感を抱いていたのですが……。そういう私も、実は2週間にわたる出張の折り返し地点で、髪がやや伸びてきたところ(ハゲが目立ちます……)。平田選手には、レースでも髪の毛同様に「伸び」て活躍してほしいものであります。
2011_0620_0112 髪の毛の異変といえば、森高一真も。つい数日前に若松で顔を合わせたのですが、そのときはこんなにも茶髪ではなかったような気がするのですが……。若松後の数日で染めましたかな? 仏頂面でレース場入りしたところは相変わらずの森高、そして声をかけると一瞬にして優しげな笑顔に変わるのも相変わらずの森高であります。
 なお、シンガリの登場は地元の柏野幸二。今節は平尾崇典とともに岡山支部の威信を背負って戦います。熱い戦いを期待!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)

2011_0620_0032_2女子で唯一参戦の……って、今節は女子は出場してませんね。もちろんダンナ様を送ってきたアノ人です。


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児島です!

Cimg5518おはようございます! 取材班、グラチャン開催の地・ボートレース児島に到着いたしました! あいにくの雨模様ではありますが、これも梅雨決戦らしいといえば、そういうことでしょう。鈍い空のもとでも、対岸の瀬戸内海の景色は素晴らしいです!

本日はこのあと、選手入りから前検の様子を取材し、お伝えしてまいります。今節もどうぞよろしくお願いします!


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児島グラチャン!

梅雨のジメジメした気候が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。九州のほうでは雨も激しいと報じられています。皆様、くれぐれもお気をつけて。

あさって21日から、SGグランドチャンピオン決定戦が児島ボートで開催されます。取材班は明日の前検から優勝戦まで、いつも通りに現地からレポートをしてまいります。すでに岡山入りしておりまして、すっきりしない空をうらめしく見上げております……。

それでは、明日からよろしくお願いいたします!


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