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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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下関名人戦TOPICS 初日

2012_0424_0550 今日のイン成績
①②⑤②②①②③③②④③
1着率17% 2連率58% 3連率83%

「初日のインは弱い」
 新鋭王座、女子王座に続き、この名人戦でもイン選手は苦戦した。ドリームの今村豊までが3着敗退。原因もほぼ同じ、①スタートがバラけた→②覗く選手を警戒して握りすぎるイン選手が多かった、の2点(同一要因ではあるが)だと思う。ただ、それでも2連対、3連対では上々の成績で、闇雲に舟券から蹴飛ばすのは賢明な戦法とはいえないようだ。

2012_0424_0586 ちなみに、今日インで舟券から飛んだ選手は、西田靖ただひとり。そう、ワースト級の西田だけが2度イン戦に挑み、2度ともぶっ飛んでしまったわけだ。よほどの低調機やドカ遅れでもしない限り、明日以降もインは高確率で舟券に絡むだろう。スタートも徐々に揃いはじめるはずで、まくり穴党は明日くらいまでにキッチリ太い配当をせしめておきたい。

下関港に怪獣ススムム出現!!

2012_0424_0494 「今節はチルト3度用のペラしか持ってきてません!」
 開会式での宣言通り、お江戸の怪人・田上晋六(読みは「すすむ」です)がチルト3度で大暴れ。同じレースに居合わせた選手たちを、恐怖のどん底に引きずり込んだ。
 まず、前半5Rはコンマ05全速発進! コンマ14~29だった他5艇は、もう何もできない。金縛り状態の集団を一気に呑み込んで、東京名物チルト3の破壊力を見せつけた。
「いやいや、私なんか、まだまだ(チルト3度)のビギナーですわ」
 勝利者インタビューでこう謙遜した田上だが、前節の浜名湖(新ペラ制度先行導入シリーズ)でのチルト3Vで、すっかりチルトサンダーの味をしめたようだ。

2012_0424_0685  続く後半の9R。今度はまったく違った意味で、田上は他艇を脅かす。“犠牲者”は、地元の森脇徹。
「これ以上、我らが下関の海をススムムに蹂躙させるわけにはいかん!」
 森脇はウルトラ警備隊ばりの、決死のチルト1度で臨んだ(ウルトラセブン役は森次です)。そして、5コースからススムムを完全ブロック!! 森脇隊員の凄まじい気合が伝わるスリットだった。コンマ04のフライングだったけど……。かつて、阿波勝哉をブロックしようとしてFに散った選手は数知れず。田上もまた、アワカツ級のチルトサンダーとして認められた、と言うべきか。この森脇に途中まで付き合い、途中で明らかに放ったススムムは、コンマ01で生き残った。お江戸の怪獣は、まだまだ暴れ続けることだろう。(つづく)

独断パワー診断

 初日の実戦を見て、素直に軌道修正を加えたパワー番付を記しておく。

SS(超抜クラス)

2012_0424_0421 ★★★山室展弘(①②)…着はそれなりにまとめた。8R2マークのターンミスがなければ、間違いなく連勝発進だっただろう。が、この成績でも、昨日の私の見立てより割り引く必要を感じた。特に、行き足が思ったほどではなかったのが気がかり。上位は間違いないが、過信は禁物かも。とりあえず、据え置き。

2012_0424_0360 ★★★日高逸子(ドリーム②)…6コースから難なく3番手に取り付き、あの今村豊を追い抜いての2着。今村が中堅ソコソコだとしても、そうそう逆転できるポジションではなかった。バレバレだけど、エース機の底力をひしと感じた。

★★★吉本正昭(①①)…これも今日のレースでバレバレ。4号艇(5コース)と6号艇(6コース)、どちらもスリットからゴキゲンに伸びて、楽々ムードのまくり差し圧勝2発。あの行き足~伸びがあれば、どのコースからでも自力で攻められる。

S(抜群クラス)

2012_0424_0926 ★★瀬尾達也(①①)…前節V機でバレバレだった上、今日は逃げてまくっての連勝発進。今日の逃げは相手や展開にも恵まれ、「出足に不安あり」の評価は据え置くが、4カドから豪快にまくりきった9Rは文句のつけようがない。配当的妙味は、ゼロに近いけど。

★★井川正人(①)…今日は1勝のみで、まだ舟券としての妙味はありそうだ。11Rの1マーク、窮屈な態勢からくるりと小回りしてバック突き抜けた足は圧巻。展示タイムもトップ級(田上除く)ということは、ほぼ全部の足がいいことになる。隠れ節イチの匂い。

2012_0424_0474 A(上位クラス)

★田上晋六(①⑤)…据え置きにするが、正直、期待したほどの伸びではなかった。前半5Rはスタート勝ち。同体だったら内5艇を捕らえきれたか、疑問符のつくスリット~1マークではあったな。後半はアジャストしたので論外。

★増田弘喜(③)…1号艇インコースで3着は威張れたものではないが、瀬尾にまくられながら、道中で格上相手に粘っこく3着を取りきった。回り足~レース足が強く、これからも穴候補として追いかけたい。

大穴なら

☆鵜飼菜穂子(④)…穴一発ならこの姐御。今日の5Rは「あわや2着!?」という展開からずるずると4着に後退。この経過だけならダメダメに思えるが、実は道中でぐんぐん前に追いつくから、ターン回りが窮屈になって後退したというパターン。展示時計はパッとしないが、気にする必要はない。どこかで穴を開けると予言しておく。

 私が期待した倉谷和信(ドリーム⑥)、篠原俊夫(③)、山口博司(⑥)は首を捻る内容ではあったが、とりあえず明日も気配・動向には注目したい。

連載『今日の万谷親ビン①』……3着、6・00

2012_0424_0403  今年も、大好きな万谷章親ビンを追っかけるぞーーーッ!
 いやぁ、惜しかった。今日は2R2号艇の1回走。インの高橋淳美を煽る勢いでスタートし、68歳とは思えない俊敏的確な2マーク差しを突き刺した。2マーク、追いすがる森脇徹を老獪な落としマイで引き波にハメ、待望の1着発進か!!
 と思ったものだが、さすがにターンスピードでは森脇が上。真綿で縛り付けるようにジワジワと差を詰め、ついに3周1マークで逆転の差しを喰らった。ターンマークを大きく外した親ビンは、さらに淳美ちゃんにも抜かれて3位転落。たったひとつのターンマークで、10点から6点へ、4つもポイントを落としてしまった。んーーー、残念ッ><

2012_0424_0406  それでも、「まだまだ、準優へはボーダーペースだ」と前向きに捉えましょ。パワー的にもトップ5に入りそうなほど強力な伸びがあり、外枠からでも十分に勝ち負けできるはず。頑張れ親ビン、応援隊長?の池上正浩に負けないくらい声援を贈り続けるどーー!!
(Photos/中尾茂幸、text/H)


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