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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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THEピット――静かに牙を研ぐ (本日の水神祭付き!)

Uu5w3923  まずは、水神祭の報告から。3R、茅原悠紀が豪快なまくり差しでSG初1着。7Rを控えてはいたものの、先輩たちに導かれてレース後すぐに水神祭が行なわれている。
Uu5w3936  中心となるのは、寺田千恵、田口節子の岡山勢。茅原を連れ出したのは、山口剛、西山貴浩のやまと軍団。さらに重成一人、田村隆信の瀬戸内勢や、桐生順平も参加。テラッチと桐生が西山を一緒に落とそうと画策したりというハプニング(?)もありつつ、ウルトラマンスタイルで持ち上げられた茅原は、激しく水面に投げ込まれたのだった。Uu5w3959 もちろん、笑顔笑顔! テラッチや田口、重成もなぜだか妙に笑い転げており、なんとも幸せな水神祭。そして、テラッチが一言ポツリ。「三浦永理、そっくりじゃん」。というわけで、120301k_522 三浦の写真もこっそり掲載しておきましょう。たしかに……ね。

2012_0525_0638  さて、歓喜に沸いた準優午前中のピットだが、それ以外は非常に落ち着いた印象を受けた。実際は、準優組も一般戦組も調整や試運転に飛び回っており、しかも報道陣が一気に増えたから、むしろ慌ただしいくらいの雰囲気ではある。しかし、特に準優組が淡々と準備を進めているように見えていて、それがセミファイナルの高揚感や緊張感を感じさせないのだ。みな静かに牙を研いでいる、というか。
 菊地孝平が整備室で本体整備の作業をしていた。ただし、僕が見た時点では微妙な調整を施している様子で、本体を割っていたわけではなかった。隣には湯川浩司もいたが、どうやらシャフト調整のようだ。いずれにしても、大掛かりな整備をしていたわけではなさそうだった。菊地は3R前にモーターを装着し、その後3Rのエンジン吊りに加わっていたが、それが終わると速攻で水面へと飛び出していった。その感触によっては、ふたたび微調整を施したりするのかもしれない。
2012_0525_0001  整備室の隅、ゲージ調整テーブルには5名。濱野谷憲吾、篠崎元志の一般戦組と、渡邉英児、瓜生正義、峰竜太だ。日ごとにここは混雑していくなあ。その様子は、先行導入第1節と同様である。先入観込みであることをお断りしておくが、渡邉はちょっとカタいかな、と思う。瓜生は準優だろうが優勝戦だろうが、あまり変わらないというのが彼らしさ。そして峰は、やはりいつも通りに緊張が高まってきているようだ。峰はこれで結果を出してきているのだから、大一番の前にはドキドキするくらいでちょうどいいだろう。
2012_0525_0345  昨年に続いての準優出となった桐生順平が、西山貴浩に肩を抱かれて整備室から出て行った。控室に向かって歩くその姿は、仲良しというよりは西山が桐生を拉致している図に見える。西山がやけに強く肩を抱いているのだ。数分後、桐生が小走りに整備室へ。Uu5w2991 その後ろを西山が「仕事されると不安になるだろ~」とか言って追いかけていた。整備室奥のペラ室に入った桐生は、やがてまたまた西山に連れられて整備室を出る。「仕事なんかやめようぜ~」と西山は言って、またまた控室へと連れていってしまった。西山、仕事の邪魔してんの?(笑)今日は12Rで対戦する二人、これも盤外戦というヤツだろうか。もっとも、桐生も実に楽しそうに西山とじゃれ合っている。ようするに二人とも足に余裕があると見たが、どうか。
Uu5w3327  屋外ペラ調整所には予選トップの井口佳典。鋭い目つきでペラを見つめ、柔らかい手つきでペラを叩く。その様子は昨日までと何も変わりはない。他の選手に声をかけられて見せる笑顔も昨日までとまったく変わらず、重圧などいっさいないように思えた。笠原亮が「井口くんはメンタルが強い」と感心していたが、なるほどと思わされる姿だ。ペラ調整所には、重成一人の姿も。また、2R発売中にいったん試運転から上がってきた坪井康晴の姿も見かけている。
2012_0525_0379  準優組で、早い段階から水面での作業もしくは試運転をしていたのは、佐々木康幸と横澤剛治の静岡勢。佐々木は時に装着場に駆け上がり、また走って係留所に向かうなど、忙しそうにも見える瞬間があったが、横澤は係留所から上がってくるとゆったりとした足取りで、焦った様子は少しもなかった。三羽烏はいずれもいい雰囲気に見えるぞ。優出揃い踏みもあるかも!?
Uu5w3060 で、気分上々の様子だった笠原亮。10Rは混戦模様、笠原曰く「みんな似たようなタイプの人で、考え方も近いと思う」だから、6号艇はなかなか難しい枠番になったようにも思う。「僕、行けますかね~」と一見ネガティブな物言いであったが、しかし話す様子はむしろポジティブにも見えたのだった。この難局を戦うことに喜びを見出しているというか。もちろん、足に不安がないからこそのメンタリティ。こういう気持ちで走る男だからこそ、枠が遠くたって爆発力を発揮できるのだと思った。(PHOTO/中尾茂幸=菊地、渡邉、桐生、佐々木 池上一摩=水神祭、三浦、西山、井口、笠原 TEXT/黒須田)


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