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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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THEピット――暑さに負けるな、ナデシコ!

2012_0730_1210  田口節子がチャーリー池上カメラマンと話し込んでいる。二人ともなんだかやけに楽しそうで、ちょっと割って入るのも問題ないだろう。
 開会式、最高でしたよ!
 そう声をかけると、節ちゃんはニコッ。おぉ、クイーンスマイル! ほんと、笑わせてもらいました! すると節ちゃんは、
「今、モモノフ同士の話で盛り上がってるんですよ!」
 も、も、モモノフ? チャーリーも得意げに「三日三晩でも話せますよ!」とむかつく表情を見せてくる。ようするに、ももクロZファンのことをモモノフとか言うらしいっすね。おっさんはよく知らんけど。とても仲間に加われそうにないので、すごすごと退散。さらに二人はももクロだかノラクロだかの話でキャッキャと盛り上がっているのであった。
2012_0730_1197  とまあ、田口節子はリラックスしまくっているわけだが、やっぱりこのピットでは存在感が抜きんでているなあ、と改めて思う。もはやSGで互角に戦うほどの田口が、他の女子選手とは違う雰囲気を醸し出すのは当然というものだろう。これまでは横西奏恵がまさしくそういう存在だったわけだが、今の女子王座にはそうしたスーパーレディが2人いるわけである。なかなか贅沢だし、また二人のリラックスぶりを見ればSGという舞台の苛酷さが実感させられる。田口は4R前になってもまだ着水をしておらず、機力も上々ということであろう。
2012_0730_1205  その頃、横西奏恵は係留所で調整中。昨日のドリーム会見ではネガティブな言葉ばかりを並べていて、さっそくパワーアップへの模索が始まっているわけだ。いったんエンジンを止めたあと、ペラ室へ向かうところを見かけているが、決して焦っているような雰囲気ではなかった。方向性は見えた? 先述したように図抜けた存在の一人である横西は、田口よりもキャリアと修羅場の経験が多い分だけ、風格をまとっているように見えるな。ドリームは苦戦したとしても、きっと立て直してくるはずだ。

2012_0730_0667  ところで、開会式でエスコート男性の手を握って離さなかった金田幸子。本人いわく「悪いクセがでちゃって(笑)」だそうだ。
 もともとパフォーマンス女王として知られる金田は、路線転換を考えていたようだ。パフォーマンスは封印し、真面目にいこう。だから周囲に「今日は何もやらないから」と言ってもいたようだ。ところが、「つい悪いクセが出て」イケメンの手を握りしめてしまった。ついには、恋人同士のように手をつないでしまった。それがまた絶妙なギャグになっていた! 金ちゃん、あなたは根っからのパフォーマーなのです! 無意識に笑わせることができる人はそうはいない。というわけで、「金ちゃんはパフォーマンスも大事な仕事!」と煽っておきました。「そう言ってもらえるなら……」とつぶやいていたので、これからも楽しい金ちゃんワールドを見せてくれるかもしれないぞ。

2012_0730_0631  それにしても、前半戦のピットは実に閑散としていた。つまり、多くの選手が係留所や水面、あるいはペラ室にいるのだ。それらの場所は満員御礼。SGとも変わらない初日の風景である。
2012_0730_1162  気温はもちろん高く、風が吹き込む分だけラクといえばラクだが、しかし暑いことには変わりない。それでも選手たちは必死に走る。動く。思えば、女子王座において、選手たちが汗だくになって走っている姿というのは、初めて見るものなわけである。ナデシコの汗は美しい! あと、レースを終えた選手のTシャツ姿というのも、3月の女子王座ではほとんど見られなかったものでもあるな(今年は雪も降ったし)。これが、これからの女子王座の風景ということになる。暑さに負けず、頑張れナデシコ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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