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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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THEピット――今夜はナデシコで乾杯!

 まずはヤングナデシコに拍手を送りたい!
2012_0804_0494  9R、1~3号艇に女子王座通算8Vというとてつもないメンバーを相手に、守屋美穂が大健闘だ! バックでは2番手もあるかという最内差しで迫り、その後も鵜飼菜穂子を猛追した。2周1マークで鵜飼と競って、その結果、池田浩美が漁夫の利を得るかたちになったが、最年長のベテランとの真っ向勝負はお見事と言うしかない。結果は無念で、レース後はやや表情を硬くしていた感もあったが、しかし充実感も垣間見えていた。まったく結果を出せなかった多摩川王座とはまるで別人であり、本当に立派な戦いっぷりだったと思う。
2012_0804_0662  10R、山下友貴は本当にギリギリまで、ペラ調整を続けていた。10R組が展示ピットにボートをつけても、山下はペラ室で粘る。朝の準優インタビューでは「足はいい」と言っていたにもかかわらず、山下は徹底的にパワーを追求し、やれることをすべてやり尽くして、戦いに臨んだのだ。残念ながら、見せ場らしい見せ場を作れずに、レースでは敗れた。しかし、その過程で見せた姿は感動的ですらあった。
 レース後、池田浩美に声をかけられて涙ぐむ場面もあったが、それほどまでに山下は全力を尽くしたのだ。その姿が尊いのだと僕は思う。レース後は、すぐにペラ室にこもってゲージを当てており、山下の追求心は敗れてもなお、枯れることはなかった。次の女子王座では、いや、もしかしたら暮れの大村でも、さらに強い山下友貴が見られることと思う。

 ベテランナデシコもすごい!
2012_0804_0606  10R2着で優出を果たした日高逸子は、会見では足の弱さを嘆いていた。差しが入ったように見えたのに、あっという間に突き放されたのだから、当然。海野ゆかりと2番手競りになり、それをしりぞけたわけだが「海野さんが私以上に出てなかった」。地元王座の優出は嬉しいことだが、「何かやらなければ、足は弱い」と優勝の望みはこのままでは薄そうだった。
 僕はその後、1着の平山智加の会見を聞いてピットに戻っているのだが、チャーリーが血相を変えて報告に来た。
「日高さんがキャリーボディー換えてる!」
 え、もう「何かやった」わけ? ほんの数分前に「何かやらなければ」と言った日高は、とてつもない素早さで「何かやった」のだ。てっきり明日は早い時間から大掛かりな整備をする、という意味だと思っていたのだが、日高にとっては「やれることは即座にやる」のであった。すごすぎでしょ!
2012_0804_0892  11R後の優出会見で、開口一番「あんまり嬉しくないですね」と苦笑した山川美由紀。そうなのだ。優出はそりゃめでたいことかもしれないが、敗れての優出に心から笑えるはずがない。まして、予選トップだったのだ。勝てば優勝戦1号艇だったのだ。優出は最低限の喜びであって、むしろ山川にとっては悔恨ばかりが残る結果だっただろう。
 で、明日は山川と日高の神経戦が、ひとつのカギとなるだろう。日高は当然、「伸びないのでダッシュにしても面白くない」と動きを匂わせていたが、終わってみれば隣に伸びる山川が入ったのだ。マーク策は充分に考えられる。しかし、山川は「日高さんが黙っているわけない」と笑う。もちろん山川は日高を入れるつもりはなく、ならばカドを狙うかと問われて「それをさせてくれないのが日高さんなので」とまた笑った。ここの駆け引きがどうなるか。それを語り合うだけで、今日はウーロンハイ3杯はイケる!
2012_0804_0753  ちなみに、香川素子は「(日高さんが来ても」まあ、入れないと思います。カドにしても伸びないですし。だってねえ、3コースだったらそこまで深くならないと思うんで」とのこと。香川は別に決意を込めてそう言ったわけではなく、当たり前のことを聞いてますねえ、てな雰囲気であった。こりゃ枠なり濃厚だ(5対1で6コースが単騎の可能性も)。でも、日高の怖さは山川のほうが知悉しているような気も……。

2012_0804_0442_2   進入でウーロンハイ3杯イッたあとは、節ちゃんの3連覇で3杯だな。田口節子が9Rで鵜飼菜穂子を軽快に差し切って、3連覇に王手をかけた。出迎えた寺田千恵が満面の笑みで祝福すると、節ちゃんは破顔一笑! 安堵とか歓喜とか、そういう気分よりは、ただただ1着で最低ノルマをクリアしたことを喜んでいるふうであった。ようするに、別に非日常が起こったようには少しも見えない。今の田口節子は、それくらい強いのだ。
2012_0804_0828_2   で、さらに3杯イケそうなのが、平山智加が1号艇となったことだ。思い出す三国女子王座。平山は1号艇を活かせず、2着で涙を飲んだ。そのとき、平山に苦汁を味わわせたのが、田口節子。連覇のスタートとなった快勝だ。今度は、1号艇vs2号艇で真っ向勝負! 優出会見では、まさか山川が敗れるとは思っていなかったのか、1号艇を想定した掛け合いが皆無だったため、かなりリラックスした表情を見せていたが、この表情が明日、どう変わっているのかに注目したい。平山にとって、あの三国の経験は本当に大きかったという。それを活かすことができるのか、あるいはまた田口に返り討ちにあうのか、果たして……。う~ん、今夜は飲みすぎ注意だな、こりゃ……。

2012_0804_0355_2   池田浩美については、その結束の強さをお伝えしておきたい。9R、係留所で池田明美、池田紫乃、長嶋万記が観戦していた。1マークも2マークも、静かにビジョンを見つめていた3人だが、2マーク、浩美が前の2人をまとめて交わしたとき、「キャァァァッ!」という歓声が突然上がっている。それは本当にいきなりで、思わず背中がすくむほど驚いた。この3人は、もしかしたら浩美にチャンスがめぐってくるかもと信じて、熱く見守っていたのだろう。そう、信じて、祈って。
 2着で凱旋した浩美を、「イェーッ!」と歓声をあげて出迎える仲間たち。なんだか浩美より嬉しそうにも見えて、その輪に加わっていた長嶋は、11Rの結果は無念だったが、自分のパワーにもしたに違いない。
 その後も、10Rは浩美も加わったトリプル池田で宇野弥生を応援。11Rは宇野が加わって長嶋を応援。この池田ーズは常に係留所から仲間に熱視線を送っていた。明日ももちろん、浩美はこの仲間たちの思いを背に戦う。それはきっと浩美の背中を押す力にもなるだろう。明日は彼女たちの歓喜の声に驚かないように、浩美の走り、彼女たちの祈りに気を配っておくことにしよう。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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受信: 2012/08/05 14:47:49
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