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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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THEピット――若き勝負師

2012_0926_0700 1R、西村拓也が5コースからまくり差しで1着。1号艇の宮地元輝は先マイを果たしていったんは逃げ切れるかという隊形に持ち込んだが、舳先をかけられ2マークで捌かれた格好だ。西村にとっては、6号艇で1着は実に大きいし、宮地にとっては、1号艇で白星をつかめなかったことが逆の意味で大きい。
 西村はピットに戻ると、歓喜よりは安堵をあらわしていた。まだ1号艇が残っているとはいえ、ここまで不完全燃焼の未勝利。今日は2走ともに外枠で、正念場ではあった。その1走目で、緑のカポックを着ての今節初勝利。ホッとした、というのがまさしく本音であろう。
2012_0924_0724 一方の宮地は、もちろん2着という成績に少しも満足してはいない。顔を歪め、納得がいかないとばかりに首をひねる。青山登さんが慰めの声をかけても、もうひとつ首をひねるだけだった。水神祭うんぬんではなく、単純に1着を逃したことが悔しいといった様子で、若くして勝負師然とした雰囲気を身に着けているのだ。
 レース後は、二人とも整備室にこもった。宮地は本体をバラしており、場合によっては大きな整備もあるかも。今日は1回乗りなので、時間はたっぷりある。西村はギアケース調整で、1着は獲れたものの、違和感もあったということだ。後半9Rは5号艇。1Rの再現も充分にありえそうだ。

2012_0926_0419 西村より先に、ギアケース調整をしていたのは坂元浩仁だ。昨日も前半のピットで本体整備をする坂元の姿をお伝えしているが、今日も整備室でまずその姿を見つけた。2日目までに、3戦して2着3回。得点率8・00で、普通はこういう成績を「好調」という。1着が出ていない苛立ちはあるかもしれないが、外枠もありながらのこの成績は間違いなく良好なものだ。
 だが、坂元を見ていると、そんな好調選手にはとても思えない。整備室にこもって必死に整備をし、忙しそうに動いている。ゴンロク並べてる実力者、といえば、そう錯覚してしまいそうだ。だが、坂元は動く。成績が良いことで納得などできるか、とばかりにパワーアップを図る。などと書いていたら、4Rが終了。坂元は3着。午後のピットではまた坂元を整備室で見ることになるのだろうか。

2012_0926_0152 さてさて、ピットで見かける選手の組み合わせというのは、それこそいろいろなパターンがあるわけだが、多く目撃できるのはまず同期。SGや女子王座でも同じことで、新鋭王座は各期の人数が多かったりもするから、さらによく見かけることとなる。今日であれば、松尾昂明と松崎祐太郎が長いこと話し込んでいた。
2012_0926_0001 その100期コンビは同県でもあるわけで、これもまた当然の組み合わせ。また、支部は違っても地区が同じならばやはり一緒にいることは少なくないわけで、今朝は深谷知博と岩瀬裕亮が笑顔で語り合っていた。また、係留所では秦英悟、高野哲史、尾嶋一広が足合わせの感触を確認し合っていた。高野と尾嶋は同県で、秦が加わると近畿地区ということになる(左写真は尾嶋です)。
2012_0926_03772012_0926_0373 そんななかで、茅原悠紀と篠崎仁志という組み合わせはどうしたことだろう。昨日から見かけていたのだが、今日はペラ調整所で並んで叩きながら、情報を交換し合う様子も見かけられている。99期岡山と101期福岡。接点は果たして? まあ、新鋭リーグでしょっちゅう顔を合わせる若武者たちだから、地区や期を超えて関係が結ばれていくものではあるだろうが、何しろ今節の好調コンビなだけに少し気になった次第だ。肩を並べての独走ランデヴーもありうるかも!?(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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