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ボートレース特集 > THEピット――ナーバス!
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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THEピット――ナーバス!

2012_1221_0586  シリーズ組は静かな動き出しだが、決定戦組はやはり様相が違う。優勝戦に乗るためにはあと2走のみ、時間にして14時間程度しかないわけだから(1日7時間作業として)、一刻も早く納得のアシに仕上げなければならないわけだ。まして今日は湿度が急上昇。ただでさえ調整が変わってくるわけだから、ピリピリとした空気が生まれて当たり前。挨拶の声をかけても、ナーバスな顔つきのままの選手も少なくなかった(白井英治、丸岡正典、井口佳典など)。
2012_1221_1802  そんななかで、今日も松井繁がゲージ擦りをしているのだから、驚かされる。昨日のレース後の会見では「今日は僕がいちばん出ていたと思う」と言っていた。そういうことなのだろう。もちろん、レースの時間帯が近づけば、懸命な調整作業をしている王者に会えるはずだが、朝の時点での動きについては、ともかく余裕に見えてしまうのである。
 今日は、峰竜太も同じテーブルにおり、ゲージを擦り擦りしていた。峰も何らかの手応えを得たということだろうか。

2012_1221_0075  1Rが終わったあと、山崎智也が本体を外している。智也といえば、基本はペラで仕上げていくタイプ。本体整備自体が実に珍しい。青山登さんによれば、智也の26号機は初おろし以来、一度も部品交換がなされていない。好素性だから誰も触らなかった可能性が高いが、住之江のモーターの中で交換履歴のないものは26号機だけなのだから(34号機も過去にリングなど交換履歴あり)、青山さんに言わせれば「バラしてチェックしてみる必要はあるだろうね」とのことだった。
 智也はピストンを取り出しており、交換があるとするならコレかピストンリングだろう。初交換が果たしてどう効果が出るのか、レースや試運転をチェックしておきたい。なお、瓜生正義も本体を外している。交換があるかどうかは直前情報を確認してください。
2012_1221_0051  智也が本体整備をしている頃に水面に飛び出したのは、坪井康晴と丸岡正典だ。初戦で大きな着順を取ってしまっている二人。坪井は2戦目を6号艇で戦わなければならないわけだから、少しでも……いやできる限り上積みしてレースを迎えたいところだ。表情はわりと柔らかいあたりは、いつも坪井康晴。しかし、心中には焦燥感も含めて、坪井の足を早足にしてしまう何かがありそうだ。

Uu5w5850  最後に、気になる雰囲気は今垣光太郎。エース機を引き、初戦は2着、枠番抽選で1号艇をゲット。流れを掴んでいるようにも思えるのだが、表情に余裕はうかがえない。もちろん精力的に作業をしており、まだまだ何も満足などしていないという風情だ。光ちゃんの座右の銘ともなっている「平常心」。僕には今日のような雰囲気こそ、今垣光太郎らしい平常心、だと思うのだが。もちろんポジティブな意味で。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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