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ボートレース特集 > 2012賞金女王決定戦
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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次はもちろん2日後!

Uu5w3055 歴史に刻まれるべき一戦、第1回賞金女王決定戦が幕を閉じました。これを見た人たちは全員が歴史の証人です。そして、三浦永理の名前は永遠に艇史に刻まれていくことでしょう。テクニカル・エリー、おめでとう!

さて、次回はもちろん! 賞金王決定戦です! いつからかって? 3日後に開幕です。ということは2日後に前検です。中1日! というわけで、あさってより我々は大村から住之江に飛びまして、賞金王決定戦をシリーズ戦前検から最終日W優勝戦まで、レポートしてまいります。優勝戦はクリスマスイブですよ!

というわけで、我々はこれで大村を後にします。そして、住之江に向かいます。今節もたくさんの方にご覧いただきまして、ありがとうございました。あさってからの住之江賞金王、よろしくお願いいたします。また、明日は告知記事を1本だけアップする予定ですが、そちらもご覧いただけますと幸いです。(PHOTO/池上一摩)


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賞金女王ファイナル 私的回顧

テクニカル・エリー

12R賞金女王決定戦
①田口節子(岡山) 16
②日高逸子(福岡)  12
③三浦永理(静岡)  12
④角ひとみ(広島)  12
⑤香川素子(京都)  14
⑥山川美由紀(香川)18

2012_1216_r12_1276 『テクニカルエリー』……今節の三浦永理のキャッチフレーズ、そのまんまのタイトルでいいだろう。
 1マーク、永理の細腕が、才腕に変わった。発売〆切の10分前に、「これっきゃない!」と心に決めたまくり差し。逃げる田口節子と差した日高逸子。その間隙は、わずか数十センチしかなかった。その狭い狭いところに、エリーは豪快かつ俊敏に舳先を捩じ込んだ。ブッ差した。今節のトライアル全6戦、ほとんどの3コース選手がこの間隙を狙い、一度として実現できなかった大技だ。

2012_1216_r12_1281  テクニックはもちろんのこと、相棒41号機の節イチパワーも力強く三浦の背中を押した。今日の三浦は、昼特訓から他を圧する凄まじいパワーを披露した。桁違いの動きだった。
「昨日の状態が良くなかったので、思いきってペラの根っこの部分を叩いたら、伸びが半分からひとつ(1艇身)くらいきた」
 横西奏恵の「叩いてみたら?」というアドバイスに従ったそうだが、超抜だったモーター&プロペラに手を加えるのは相当の勇気がいる。優勝戦当日となれば、なおのこと。

2012_1216_r12_1305 それを敢行したのは、師匠・服部幸男の「ペラは感性、自分が思ったとおりに叩け」という教えが、三浦の身体のすみずみに染みついているからだろう。そして、それが当たった。
 必死に追いすがる田口を、三浦41号機は直線のたびに突き放した。「緊張して、どんどんハンドルが入らなくなってきました」と本人は苦笑するが、ゴールを通過してみれば1分46秒0の猛烈なコースレコード。今日の11レースまで、46秒台はおろか47秒台さえ一度も出ていない水面で。シリーズ優勝戦の勝ち時計は1分48秒5だったから、三浦はそれより15艇身以上も先にゴールしたことになる。なんたるパワー、そしてなんたるテクニック!!

2012_1216_r12_1431   GI初優出にして初優勝。6色に輝くティアラを戴冠した三浦は、来年の総理大臣杯の権利も得た。おそらく、笹川賞にも選出されるだろう。『テクニカルエリー』のキャッチフレーズが、さらに全国区に広がっていくことを祈りたい。もっとも本人は「選手間で不評なんですよ、『テクニックなんか全然ないくせに』ってみんなに言われてるんです」と苦笑するのだが。(photos/シギー中尾、text/H)


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シリーズ優勝戦 私的回顧

ウイナーズ・ギャップ

11Rシリーズ優勝戦
①池田浩美(静岡)    13
②堀之内紀代子(岡山)11
③平高奈菜(愛媛)    19
④金田幸子(岡山)    18
⑤武藤綾子(福岡)    21
⑥長嶋万記(静岡)    21

2012_1216_r11_1125  売上4億円強。“一般戦”の優勝戦として、ありえないほど舟券が売れまくったレースがスタートした。1マークの手前でイン池田浩美の艇がバランスを崩した(本人曰く「サイドが掛かりすぎた」)。
 すわ、大波乱か??

2012_1216_r11_1161  と思ったのも束の間、むしろこのアクシデントで後続艇が失速するなどして、バック中間ではもはや浩美の独走態勢となった。浩美のアタマ舟券を一枚も買っていない私は、道中でぼんやりこんなことを考えていた。
「浩美の嬉しさは、どれくらいだろう?」
 今節ほど、ボートレースでヒエラルキーというか、階層の差みたいなギャップを感じたシリーズはない。開会式でもレース中でも優出インタビューでも、私は何度も同じギャップを感じ続けてきた。
 賞金女王とシリーズの差。
 片や優勝賞金1000万円のGIで、片や70万円の一般戦。賞金王のダブルSGとは、別格の低い扱いだ。

2012_1216_r11_1169 「絶対数の少ない女子の中で、12位に入れなかったんだから当然だ」
 と思う人もいるだろうが、それにしても……。今節は、売れに売れた。先のSGチャレンジカップよりも売れた。この売上は、トライアルの12選手だけでは到底成し遂げられる数字ではない。シリーズ&トライアルの相乗効果があってのものだろう。

2012_1216_r11_1202 このシリーズを“縁の下の力持ち”として大いに盛り上げた13位以下の選手たちに、より大きな褒賞を期待したい。せめてもGⅢ。可能なら、より賞金王&シリーズに近い形のGⅡ(もちろん総理杯のキップ付き)を。
 表彰式で、最後に池田浩美が何かを言おうとして、やめた。そして「次の優勝戦もあるので、いっぱい買ってください」というコメントで締めた。何を言おうとしたのはわからない。わからないが、わかる気がした。私自身も、心の底から「おめでとう」という言葉を言えずにいたから。(photos/シギー中尾、text/H)


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THEピット――幸福、そして残酷

2012_1216_0875     そこには、残酷な光景があった。
 三浦永理がまくり差しで田口節子のふところを捉えた瞬間、静岡勢が歓声をあげている。大村ピットの「アリーナ」は、2マークを左手に見る格好で、旋回を終えた選手の視界に入る場所。3周2マークを三浦が先頭でターンすると、静岡支部は一斉に手を振り回して祝福を送り、そして嬌声をあげながら係留所へと駆け出している。その様子は、まさしく極上の幸福、であった。
 だがもちろん、アリーナには田口の応援団だっていた。静岡勢が完全に仕上がった出足で係留所へと向かったあとから、トボトボと歩いてボートリフトへと向かう佐々木裕美と片岡恵里。まるですべての幸せを水面に投げ捨ててしまったかのように、うつむき、肩を落とし、うつろな表情で二人は歩み出した。片岡が目のあたりを拭ったように見えたのは、気のせいだっただろうか。わずか数mを隔ててあらわれた、このコントラスト。正視するのがあまりにつらい光景であった。
2012_1216_0520_2  ボートリフトでは、今度は当事者たちのコントラストが浮き上がる。TVインタビューがあるため、三浦はウイニングランをする前にいったん陸へと上がってくる。隣には、田口節子。歓喜の輪の中でとびきりの笑顔を見せる三浦と、表情を凍りつかせる田口。田口を出迎えた岡山勢も、田口にどう声をかけていいのかわからないといった様子で、表情を暗くしていた。真っ先に田口とともに泣きたかったはずの佐々木と片岡は角ひとみのエンジン吊りをヘルプ。離れた場所で、佐々木と片岡は田口と同じ表情をしていた。
 三浦がウイニングランへと向かったあとは、やはり田口の表情を追いかけてしまう。僕は、勝っても負けても、田口はレース後に涙を見せるのではないかと想像していた。田口がどんな表情、雰囲気で一節を過ごしてきたかについては、ここで書いてきた。それが、初代クィーンの座に就くことがノルマであり、そのことのみを念頭に置いている強者の姿だということも。自分を追い込み、公開インタビューでは「もう帰りたいです」なんて口にするほど崖っぷちに身を置いてきた田口は、どんな結果であろうと、この重圧地獄から解放される。もちろん、歓喜とともに、が理想。そして、結果は無念の2着。この状況に悔恨が加われば、夏の女子王座のレース後に号泣していたように、せつなすぎる場面を目撃することになってしまうのだろうと思っていたのだ。
2012_1216_0539  だが、田口はただただ表情を硬くするのみ、だった。おそらく、気を抜けば涙腺は決壊していただろうと思う。それを察してか、若松では田口に寄り添い、涙する田口の肩を抱いていた寺田千恵も、ただ顔を歪めてモーター返納をヘルプするのみ。田口は、岡山勢に囲まれながらもたった一人、唇を噛み締めていた。岡山勢がそうしたのではない。田口が孤独を求めていたように、僕には思えた。
 田口は、真っ先に返納作業を終え、早足で整備場を後にしている。僕にはそのあとを追うことができなかった。角の返納手伝いを終えた佐々木、片岡と合流すればきっと……と思うと、なおさらだった。取材者としては失格かもしれない。だが、田口のその場面を見るのは耐えられないと思った。それに、田口があの賑わいの中でも孤独を選んだ以上、そこに今、割り込むことはできないとも思った。孤独、それは真の強者の宿命だからである。
 今はただ、この苦しみと悲しみを乗り越えて、さらに巨大な存在となった田口節子と2013年に会えると信じる。この一節間の田口節子を目の当たりにできたことは、僕にとっては大きな大きな収穫と幸甚だったと確信している。

 他の敗者たちも、一様に表情を硬くしていたのは、正直に言えば、少し意外だった。全員が初めて体験する賞金女王決定戦。その重さをどの程度にとらえ、勝利することをどこまで大きく考えているのか。賞金王決定戦と違い、賞金が他のGⅠに比べて巨額なわけでもない。賞金王決定戦のような歴史もまだない。だから、たとえば女子王座の優勝戦ごと変わらぬ雰囲気になって、苦笑いとともにレースを振り返るような場面があってもおかしくはないだろうと思っていたのだ。
2012_1216_0825  だが、やや柔らかく見えたのは角ひとみだけで、あとは日高逸子も山川美由紀も香川素子も、明らかな落胆を見せた。敗戦後なのだから当たり前といえばそうだが、健闘を称え合うような場面も、レース直後には見当たらなかったのだから、それはどうしたって独特な、いや、特別な場所、空気に思えた。
 そう、ここにもまた実に鋭利なコントラストがあったことになる。1対5の明暗。勝者と敗者をハッキリと分かつものがそこにあるということは、勝負の世界ではもしかしたら理想的だと言うべきなのかもしれない。

2012_1216_0891  だからこそ、三浦永理の優勝はハッピー! これがGⅠ初制覇だと思えばなおさら、その幸福は巨大だ。
 11Rには、賞金女王シリーズ戦の優勝戦が行なわれている。優勝したのは池田浩美! そう、12月16日は静岡勢のW優勝デーとなったのだ! 12Rの展示ピットにいた三浦は、池田の優勝を祝福する輪には加わっていない。だが、もちろん三浦はいい流れが来たことを感じ取っていたはずだ。浩美も、展示を終えて帰ってきた三浦にタッチして、その流れを授けた。また、浩美のウイニングランを歓喜とともに出迎えた池田明美、鈴木成美らも、静岡W優勝を強く予感しただろう。
「万記ちゃんがいいレースしてたので、くそーっと思って、私もいいレースしたいなと思った」
 会見で三浦がそう語った通り、長嶋は敗れたものの、追い上げて追い上げて最後に3着逆転。その執念を強く感じさせるレースぶりは、長嶋からの無言のエールであったかもしれない。
 そうした浜名湖軍団に囲まれて笑う三浦は、初代クィーンにふさわしい美しさをたたえていた。
「静岡の先輩たちの練習の仕方、プロペラを叩く姿勢、戦う姿を見て、多くのことを学んできた」
 仲間とともにあること。歓喜を分かち合えること。その幸せを感じれば、誰だって三浦のようなベストスマイルになる!

Uu5w3248  さてさて、GⅠ初優勝ということですから、もちろんアレがあります。水神祭!
 その静岡勢が全員サンダル姿であり、「も~、ただでさえ寒いのに~」なんて池田明美(浩美かも)が嬉しそうに愚痴ったりしている様子を見れば、エンディングは誰にだって予想できる。絶対に外れない予想です。
Uu5w3274  三浦がとっぷりと日が暮れた大村の水面に放り込まれると、次から次へとダイブ! 寒~いっ! たくさんの嬉しい悲鳴が一斉に水面にこだまし、幸せが夜の闇に広がっていった。係留所に這い上がってからも、ふたたび突き落としたりしていたから、この幸せはかなり長く続いている。浩美と長嶋だけ別個に落とされたりして、こちらはシリーズ戦の水神祭?
 そんなことをしている間に、真っ先に引き上げたのはなんと主役の三浦永理。「ありがとうございました~」と去っていく姿は、幸せの余韻をたっぷりと引きずっていて、見ている我々にもお裾分けをしてくれたのだった。
 第1回賞金女王決定戦。それはなかなかにコクの深い戦いであったな。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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H記者の『節子を◎にするけれど……』予想

 さあ行こう、W優勝戦!

11Rシリーズ優勝戦
 ①池田浩美(静岡)B
 ②堀之内紀代子(岡山)B
◎③平高奈菜(愛媛)B(伸びA)
 ④金田幸子(岡山)B(回り足A)
★⑤武藤綾子(福岡)A
 ⑥長嶋万記(静岡)B

進入123/456

 どれも中堅レベルで差のないパワーメンバー。そんな中、平高の直前の気配が伸びに特化したように思います。差しは考えにくい足で「平高のまくりが決まるか不発か」がこのレースの分岐点。4連続5度目の3コースならスタート勘もバッチリ、まくりきるとみます。昨日同様、相手は回り足超抜の武藤姐御。2、3着付けで万全を期しましょう。

3連単★3-5-全、3-全-5

12R賞金女王決定戦
◎①田口節子(岡山)A↑
△②日高逸子(福岡)A↑
○③三浦永理(静岡)SS
 ④角ひとみ(広島)A
▲⑤香川素子(京都)A
 ⑥山川美由紀(香川)B

進入123/456か回り直しの12345/6

 田口と日高が良くなってます。でも、三浦の足が文句なしの節イチですね。誰にも負けません。本命は……やっぱり田口。ストイックにこの1号艇を奪いきった精神力は、スリット~1マークまで途切れることはないでしょう。初代賞金女王に相応しい女性です。節イチ三浦と、人気がなさすぎる香川へ。
 唯一、田口が負ける要素があるとしたら、今節イケてないスタート勘。ドカをやらかしたら、三浦の強ツケマイの餌食になります。スケベ心で3-25も少々。

3連単★1-35-全、穴3-25-245
ミリオンアタック★1-5-3に2諭吉(←99・999999%買えませんってば><)


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“本紙予想”賞金女王決定戦W優勝戦

11R 賞金女王シリーズ優勝戦
1コース想定=池田 まくられ率8.5% 差され率21.3%
2コース想定=堀之内 逃がし率35.1%
攻め手はおそらく平高。池田がこれを張れば、金田のまくり差しが鮮やかに決まる。平高差しでも、金田は自力で攻め切る。
◎金田 ○池田 ▲平高 △武藤     
3連単4-135-全

12R 賞金女王決定戦
1コース想定=田口 まくられ率8.7% 差され率13.0%
2コース想定=日高 逃がし率44.4%
攻め手は三浦になりそうだが、まくり差しが濃厚か。日高を壁にして自分のターンをすれば、田口が初代クィーンの座を手にする。
◎田口 ○三浦 ▲角 △香川
3連単1-345-全


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H記者の『穴極選~弥生男前まくり編③~』

初日に8人いた諭吉さんが、ついにひとりもいなくなったHです。どうしても、最終日はこうなってしまう>< この極選を当てて、今日こそミリオンアタックだーーっ!!

10R
 ①寺田千恵
 ②横西奏恵
◎③宇野弥生
★④中谷朋子
 ⑤平山智加
 ⑥永井聖美

進入123/456

 インがあまり好きじゃないテラッチ、2コースが苦手な奏恵。実績断然でも、すんなり1-2にはなりにくい一戦です。昨日、スタートが行けなかった弥生ちゃんが、3戦連続の3コースで結果を出します。昨日の平高のように。おそらく、コンマ03全速突破。連動して差す中谷への3-4勝負に、弥生が流れたときの4-3を少々。中谷のパワーは決定戦に入っても上位なんですから!

3連単★本線3-4-全、押さえ4-3-全

 それから、8Rの④美智子さまは要注意。朝特訓から凄まじいパワーを披露し、2R2着で万太郎の立役者に(私は12-5-6を買っていて3-5-6……)。①藤崎の様子がおかしい8Rは4-25を買ってみます。 憲吾老どの、今日こそはっ!!
 W優勝戦の予想は9R頃にアップします。


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THEピット――静かで穏やかなピットの中で

2012_1215_0463  なんとも静かな朝であった。朝特訓には決定戦も含めて多くの選手が水面に出ていたが、優勝戦公開インタビュー後にピットに向かうと、選手の姿がほとんど見当たらない。装着場にちらほら、ペラ室も数人、試運転に出ている選手もそれほど多くなく、爽やかな青空が広がっていることもあって、実にのどかな雰囲気なのだ。
 そんななか、1R終了後にボートリフトに向かったのが中谷朋子だった。決定戦組では、朝特訓後の最初の着水である。順位決定戦回りになろうとも関係ない。中谷はとことん自分の仕事をし、納得するまで調整して、全力でレースへと向かう。これは今節通して見かけられた光景である。いや、中谷とはこれまでも女子王座で何度も会っているわけで、その姿勢はこれまでにも見られたはずだ。おそらく視界の端には捉えていたはずなのに、意識を向けなかったのは明らかに僕の不明。今節、中谷の魅力にやっと気づけたことは、大きな収穫だったと思う。

Uu5w0984 ●賞金女王決定戦●
 昨日の会見で整備をほのめかしていた山川美由紀を、今日はピットに入って最初に見かけるだろう……と想像していたのだが、外れた。角ひとみだった。整備室の真ん前に置いたボートの前で、整備士さんと話し込んでいたのだ。ここにボートを置くということは、昨日までの山川がそうだったように、本体を整備室に持ち込もうということ。やや離れてじっと眺めていると、外した! 本体整備か!? 優勝戦を前に勝負を賭けようというのか。
 ところが。「見るだけ~」。角は明るくそう言って、本体を整備室に運んだのだった。点検のみ、なのだ。もちろん、それもまた準備のひとつ。万全を期すべくチェックするというのは、丁寧な仕事と言うべきであろう。
 角はその後、ボート修理の係の人を呼んでもいた。カウリングのあたりを指さして話しており、そーっとうかがってみると、角のネームプレートの右上端がわずかに、カウリングの上部からはみ出しているのであった。「気になりだすと気になっちゃうからね~」とやはり明るく係の人に語りかける。こうした微細な箇所に目が届くというのも、さすがとしか言いようがない。
Uu5w8217  角は点検を終えると、ボートを別の場所に移動している。それを目ざとく見つけて速攻でボートを運んだのは、やはり山川美由紀だった。「私の定位置!」とニコニコ顔で、たしかに今節は朝ピットに行くといつも、ここに山川のボートがあったのである。もちろん山川は整備に取りかかる心づもりで、今日はまず機歴簿をしっかりとチェックしてから、作業に臨むようであった。
Uu5w0930 プロペラ調整室にいたのは三浦永理だ。トライアルの間、1R発売中には必ず、試運転する三浦の姿を目撃した。今日は、公開インタビューがあった分なのか、着水したのは2R後。しっかりペラを調整し、2R発走前には着水の準備を整えている。超抜パワーを支えているのは、朝から作業を続けるその執念なのか。優勝戦組では、試運転の面での始動は三浦がもっとも早くなった。
 日高逸子、香川素子は、早い時間帯にはエンジン吊りでしか姿を見かけることがなかった。あ、日高は山川や角と絡んでいる時間帯があったな。いずれにしても、表情はリラックスしており、雰囲気は悪くなかった。
2012_1215_0728  一方、田口節子はかなりピリピリしているように見えた。顔つきは険しく、まるで他者との接触を避けるかのような雰囲気である。GⅠ優勝戦1号艇はすでに女子王座で経験しているはずだが、田口にとって今回の意味合いはそれとは違うのだろう。そのたたずまいは間違いなく、「選ばれし者」のものだと思った。

●シリーズ戦●
 決定戦優出メンバーもそうだが、シリーズ優勝戦組はさらに輪をかけて、リラックスした雰囲気と思えた。ま、それもそうか、という気がする。戦っている舞台は、女子最高峰のGⅠが行なわれている場所だが、彼女が戦っているのは日常的に戦っている「オール女子戦」なのだ。もちろんみな優勝を狙っているし、緊張感が皆無とは思えないが、特別な思いを背負うことがないほうが自然という状況。動き出しがゆっくりであるというのも、優勝戦の日のルーティンということだろう。
Uu5w0865  池田浩美、堀之内紀代子、平高奈菜、金田幸子、武藤綾子、長嶋万記の6人、基本的にはエンジン吊りでしか見かけなかった(2R終了後まで)。いずれも柔らかな表情であり(いや、金ちゃんは大きなマスクをかけていたので、本当のところはわからないけど)、特別な気合なども特に伝わってこない。緊張が高まってくるのはこれからである。
Uu5w0843 ちょっと見かけたことといえば、長嶋万記が真剣な表情で何事かを考え込んでいる姿。そのあとには笑顔になっていたけど。あと、自艇のもとで丁寧にボート周りをチェックしていた平高奈菜。昨日はレース後にボート磨きをする姿を見かけたわけだが、相棒を徹底的に大切にする様子は今日もうかがえたのだった。表情は今日も凛々しいぞ!(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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賞金女王決定戦&シリーズ 優出選手インタビュー

★賞金女王シリーズ

Uu5w1696 ①池田浩美

初日から全部の足がいい。特に出足。昨日より湿気が取れてるんで、プロペラをやります。枠番主張。スタートは行けます。しっかりイン逃げして優勝したいと思います。

Uu5w1706 ②堀之内紀代子

湿気に弱いエンジンと聞いてるので、晴れてくれたほうがいい。まだ湿気が残ってて回転が上がりきってないので、もっと(カラッと)晴れてほしい。スタートはずっと届かない。昨日、気合い入れてやっとコンマ17でした。昨日の5万円台、取りましたか? 今日も何があるかわからないので、応援してください。

Uu5w1713 ③平高奈菜

ターン回りを中心にすごくいいけど、優勝戦では大差ないかも。行き足と乗り心地をもっと良くして、思いきってまくりたい。スタートは、よほど強い風が吹かなければ行けます。一般戦ですが、賞金女王の人らに負けないくらい頑張ります。

Uu5w1723 ④金田幸子

昨日は慌てて回って失敗しました。足は悪くない。伸びはそんなにないけど、回り足はまあまあです。ペラだけやって、自分のスタートを行くだけ。あとは何も考えない。昨日(コンマ12)よりもう少し早いスタートを。優勝できるよう頑張ります。

Uu5w1739 ⑤武藤綾子

ずっといい足をキープしてます。特に行き足から伸びがいい。枠近辺から、しっかり伸びを生かしたい。スタートは自分なりに行けてます。九州代表で乗ることができました。12Rの日高さんにつなげられるよう、いいレースをしたいです。

Uu5w1758 ⑥長嶋万記

(昨日の2着は)ツキ一本! 昨日は本当にひどい状態で、起こしから下がっていった。今朝乗ってみて、昨日よりは感触が良かった。乗りやすさはずっといいです。6コースは好きなので、6コースから行きます!

★賞金女王決定戦

Uu5w1777 ①田口節子

(足は?)えーーーーー、うーーーーーん……(って感じですか?)はい。決定戦のメンバーに入って、どうかなっていうのはあります。スタートは行けれてないです。早く終わらないかなぁ。帰りたいです。(最後に)はい……精一杯走りたいと思います。頑張ります。

Uu5w1800 ②日高逸子

モーターを引いたときはかなりガッカリしましたが、いろいろやって、まあまあの足になりました。朝特訓で悪くなかったので、このまま行くと思います。2コースは、6コースより好き(笑)。スタートはあんまり自信ない。(作戦は)田口さんがスタートで遅れるかもしれないし(笑)、走ってみないと。優勝戦に乗ったからには、優勝を目指します。あ、終わったら、選挙の投票に行ってくださいね!

Uu5w1812 ③三浦永理

2日目までは、すごいいい感じでした。昨日は調整し切れなかった。行き足が悪くなった感じなので、一からやり直し。スローだし、行き足を大事にしたい。スタートは昨日以外は勘どおり。3コースに入りたい。(師匠の服部幸男から応援のメッセージが届きましたよ)え、ホントですか、嬉しいです! 今日は、ベストを尽くします!

Uu5w1832 ④角ひとみ

昨日は、イン戦の緊張より1号艇を引いた喜びのほうが大きかった。でも、1マークを回ってからガチガチに緊張しました。今は、かなり落ち着きました。足は、途中で方向性が見えて、思いきって叩いたらかなり良くなりました。あとは、いい展開が向いてくれれば。F持ちだということは、忘れてます。思いきったレースをして、優勝を目指します。

Uu5w1844 ⑤香川素子

まだバッチリ合わしきれてないが、だいぶ良くなってきました。エンジンには触らずペラで。あとは乗り心地だけを追求します。5コースになると思いたいです(笑)。スタートは思ったより届いてない。せっかくここまで来たんだから、優勝したいです。応援してください。

Uu5w1863 ⑥山川美由紀

(ここまで苦労してますね)苦労しましたぁ~。舟券に貢献してないのに、いつも人気にしちゃってすいません。今朝は、チルトを跳ねて行ってみたんですが……また考えます。コースは出てみないとわからないけど、チルトを跳ねてたら6コースと思ってください。ダッシュ戦ははじめてなので、朝特訓ではさっぱりスタートがわからなかった。ギリギリまで諦めずに整備するつもりです。良くなったら、買ってください!

(写真/チャーリー池上)


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本日の“本紙予想”賞金女王決定戦&シリーズ戦最終日

おはようございます。Kです。大村はきれいに晴れましたよ~。巷では本日は衆院選ですが、投票を済ませたあとは舟券投票を! 私は期日前投票してまいりましたよ。今日は舟券投票に全力投球です! あ、仕事もしなきゃ……。

1R
1コース想定=柳沢 まくられ率40.6% 差され率25.0%
2コース想定=犬童 逃がし率30.6%
岸が得意の3コースまくりで抜け出す。
◎岸 ○柳沢 ▲廣中 △犬童 
3連単3-142-全

2R
1コース想定=鵜飼 まくられ率39.5% 差され率28.3%
2コース想定=喜多 逃がし率28.6%
喜多は2コースジカまくりある。狙う。
◎喜多 ○細川 ▲松本 
3連単1-23-全

3R
1コース想定=片岡 まくられ率24.4% 差され率40.0%
2コース想定=樋口 逃がし率43.8%
片岡がきっちりとイン逃走。
◎片岡 ○樋口 ▲高橋 
3連単1-24-全

4R
1コース想定=山下 まくられ率29.7% 差され率24.3%
2コース想定=久保田 逃がし率35.7%
遠藤の豪快カドまくりを狙う。。
◎遠藤 ○岩崎 ▲山下
3連単4-51-全

5R
1コース想定=鎌倉 まくられ率15.3% 差され率23.7%
2コース想定=垣内 逃がし率41.5%
鎌倉が渾身のイン先マイ。
◎鎌倉 ○垣内 ▲藤崎 △大瀧
3連単1-256-全

6R
1コース想定=海野 まくられ率7.8% 差され率35.3%
2コース想定=鈴木 逃がし率44.7%
準優敗退の鬱憤晴らすためにも、海野は負けられない一戦。
◎海野 ○池田 ▲福島
3連単1-34-全

7R 発祥地選抜戦
1コース想定=新田 まくられ率8.5% 差され率31.9%
2コース想定=渡辺 逃がし率35.6%
新田がしっかりと先に回って押し切る。
◎新田 ○渡辺 ▲松本
3連単1-23-全

8R 特別選抜B戦
1コース想定=藤崎 まくられ率19.6% 差され率39.1%
2コース想定=中里 逃がし率38.2%
藤崎が逃げ切って有終の美。
◎藤崎 ○廣中 ▲西村  
3連単1-34-全

9R 特別選抜A戦
1コース想定=岩崎 まくられ率17.1% 差され率34.3%
2コース想定=鎌倉 逃がし率28.0%
海野の豪快カド戦を狙う。
◎海野 ○岩崎 ▲樋口  
3連単4-15-全

10R 順位決定戦
1コース想定=寺田 まくられ率14.3% 差され率14.3%
2コース想定=横西 逃がし率50.0%
寺田が次点の無念晴らす逃げ切り。
◎寺田 ○中谷 ▲宇野 
3連単1-43-全

W優勝戦は後ほど。


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最終日!

おはようございます。大村・賞金女王決定戦もいよいよファイナル! 歴史に名を刻む初代クィーン誕生の日がやってまいりました。昨日まで降っていた雨があがり、大村は快晴! 女王決定日和であります!

2012_1215_0265 今節の選手班長は鵜飼菜穂子でありました。レースではあまり目立てませんでしたが、本日は2Rに6号艇で登場! 進入から沸かせて、この晴れの日を盛り上げてほしいところです。(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット――本物の強者

Uu5w1659  優出共同会見。田口節子は今日もネガティブな言葉ばかりを口にした。今節はひたすら機力不足を嘆き、会見には不機嫌な様子であらわれた。一刻も早くこの場を立ち去りたいという態度もあった。それは、4号艇で2着をもぎ取り、優勝戦1号艇を手にして初代クィーンに王手をかけた今日も変わらない。
「今の気持ち?……………………あまりないです」
「なんで1号艇なのかわかりません。勝てる人もいなかったし」
「(明日の意気込みを)えーっ!…………………怖すぎて、明日にならなければいいいのに……」
「今、デビューしてから一番というくらい、自分に自信がないです」
 これがポールポジションを手にした人の言葉だろうか。あの田口節子の言葉だろうか。
Uu5w1500  12R2着でピットに戻ってきたとき、ヘルメットを脱ぐと寺田千恵が顔を指さして笑った。「どうしたのよ~!」。どうやら涙を流していたようなのだ(視認できず)。寺田は「泣け泣け泣け~」とはやし立てており、そのとき田口はホッとしたような笑顔を見せていた。そう、田口はちゃんとこの状況に安堵し、喜びも抱いているはずなのだ。「ほんと、贅沢~」と、次点で優出を逃した寺田は言う。その後、控室に戻りながら寺田はガックリと肩を落としており(12Rの結果で順位決定戦回りを認識していたのだろう)、これは敗者としては当然の姿である。だが、なぜ田口は会見であんなにも表情を硬くし、弱気な言葉ばかりを吐いたのか。
Uu5w1605  あくまで僕の感覚と断わっておく。田口は本気で、初代クィーンの座に就くことをノルマとして大村に来たのではなかったか。獲りたいというより、獲らねばならないという思い。賞金トップで乗り込んだ分、プレッシャーも大きかっただろうし、ここまでにさまざまな取材やイベントに忙殺されたことだろう。ところが、モーターの感触は良くなかった。それがさらに田口の心を暗くした。実は、今日は足は良かった、という。他の選手からは「田口さんも良くなってきている」という証言も出ていた。さらに、「乗り心地だけは最初から来ていた」とも言う。それでもここまで泣き言を口にするのは、「ノルマを果たすだけの絶対的な裏付けをまだ得ていないだけ」ではないのかと思うのだ。たぶん、実際には間違いなく戦える状態にはある。なんたってオール2連対のトライアル1位ではないか。
 つまり、田口は誰よりも強い思いで、この賞金女王決定戦に臨んでいる!
 だとするなら、それが1号艇でなかったとしても、初代クィーンにもっとも近く、そしてもっともふさわしいのは田口節子しかいない。

Uu5w1625  もう一人、初代クィーンを本気で獲りに来ていたのは、横西奏恵だったと思う。いや、もちろん全員が本気。出るだけなんて選手がいるわけはないが、あたかもノルマのような気持ちで、というなら、やはり横西だったと思うのだ。
 12Rは3着。得点的に言うなら、19点に3人が並ぶことになっている。想定ボーダーからすれば2着条件。しかし、1点差だった山川美由紀に先着し、横西にとってはかすかな望みをつなぐ3着であっただろう。だが、上位着順差で横西は優勝戦に届いていなかった。報道陣がそれを他の選手に告げているとき、「どうなってますか?」と横西がカポックを着たままその輪に割り込んできた。その場にいた人たちは、残った6人に横西の名前がないことを知っている。一瞬、空気がズンと沈んだ。
 横西がそのことを確認する。瞬間、顔が音を立ててひきつった。敗戦後の横西が表情を硬くしているのは何度か見ている。しかし、ここまでの顔は記憶にない。信じたくないことが起こった。そんな表情の横西は初めて見た。今夜、横西はどんな思いで、長い夜を過ごすのだろう……。

Uu5w0976  田口以外の優出者について、「ゴキゲンさん」は角ひとみ、山川美由紀。角はとにかくニコニコとしていて、実にかわいらしい。メモを読み返したら、「角ゴキゲン」とべつべつに3回も記されているほど、その様子が印象に残ったのだ。
Uu5w1654  山川については、「横西さんの後ろを走ったらダメだと思っていた」ということで、横西を前に見ての4着で優出を諦めていたようだ。ところが、ピットに戻ってくると「おめでとうございます」だから、そこから気持ちがウキウキ!「今節は今がいちばん楽しいですね!」と顔をほころばせる山川も、なんとも素敵だぞ! ただ、足は相変わらずいまひとつということで、明日も整備を考えている様子。ということは、朝一番で目に飛び込んでくる選手は、この人で決まりだ。
2012_1215_0249  香川素子は、11R2着の時点では当確が出ていなかったから、ヤキモキしながら12Rを見たことになる。そして、自分の優出を確認すると同時に、仲のよい横西の優出漏れをも見たわけだから、複雑な部分もあったか。香川の課題は「乗り心地」とのこと。明日はここを向上させるべく奮闘する一日になる。足はいいそうだから、もし調整がうまくいけば……怖いぞ。
2012_1215_0113  誰もが「出ている」と節イチにあげているのが、三浦永理だ。彼女自身は「みんな出してきて、差は小さくなってきた」と言うが、一緒に走っている選手の感覚が「三浦さんにはやられる」なのだから、パワーに関しては不安はないだろう。11R3着の時点で当確を出し、しかしその段階では枠番は未定。「枠はどこでもいいです」とハッキリと口にしたのは心強く、それだけ足に自信があることのあらわれではないかと思う。
2012_1215_0479  で、なぜかちょっとだけ不機嫌な様子に見えたのは、日高逸子である。優勝戦は2号艇。悪くない枠番なのだが、やはり1号艇を狙っていたわけだ。なにしろ「パワーはこの中では劣勢」だから、いかに「2号艇は好きです」であっても、少しでも好条件が欲しかったところだろう。それでも、会見ではこんな言葉も口にした。
「イン逃げしかないからつまらないですよね(笑)。2コースから勝ちます」
 そう、トライアルはオール逃げ切り。これもなかなか珍しいことだが、たしかに単調だったと言われても仕方ないだろう。ならば風穴は私が開ける! 日高の言葉はその宣言だったと解釈させてもらおう。グレートマザーの闘志に期待!(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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賞金女王トライアルTOPICS 最終戦

デビルゾーン

2012_1215_r11_0998 11R       
①角ひとみ(広島)23
②香川素子(京都)23
③宇野弥生(愛知)24
④三浦永理(静岡)26
⑤寺田千恵(岡山)24
⑥中谷朋子(兵庫)24

 スタート横一線、きれいに揃った。と言うより、6人全員が遅かった。昨日の11R同様、レース直前に風が強くなった影響だろうか。それにしても、勝負駆けのラストバトルとしては、あまりにも遅い。もしも私の◎宇野弥生が3戦連続でコンマ09を決めていれば……やめよう。もう終わったことだ。

2012_1215_r11_1060  コンマ00でもコンマ50でも、スタートが揃えばイン水域が有利になる。外から誰も仕掛けられず、角ひとみが逃げ、香川素子が順走した。さらにパワーにモノを言わせて三浦永理ががっちり3番手を取りきり、残りの3艇は千切り捨てられた。1-3-4。レースとしては、もう書くべき要素がない。

2012_1215_r11_1046  ただ、千切り捨てられた3艇の中に、ひとり決死の思いで走っている選手がいた。寺田千恵。4着ならファイナル進出有望、5着なら絶体絶命のピンチ。天国と地獄の裂け目でもがいていた。が、回り足の強い中谷朋子に、どうしても届かない。追走して追走して追走して5着。師走の寒風に首筋をさらした状況で、12Rを待つことになった。

ライン・コンフュージョン

12R       
①平山智加(香川)  08
②横西奏恵(徳島)  09
③山川美由紀(香川)09
④田口節子(岡山)  15
⑤日高逸子(福岡)  17
⑥永井聖美(愛知)  23

2012_1215_r12_1077  最後の最後のトライアルに、ふたつの勝負駆けが残された。ひとつはシンプル、ひとつは複雑。まず、優勝に限りなく近づくファイナル1号艇争奪戦。11Rの三浦が3着に敗れたため、これはもう日高逸子VS田口節子の直接対決に絞られた。日高が先着すれば文句なしに日高。田口先着の場合は日高の着順によって順位が決まるのだが、どちらも「相手より先着する!」という強い気持ちで臨んだことだろう。
 一方、混迷を極めたのが優出ボーダー争いだ。11Rを終えての当確選手は日高、田口、三浦、角の4人。残りの2席を、4人の選手で争うことになった。その勝負駆け状況を簡潔に記しておこう。

香川素子 20pt確定
★寺田千恵 19pt確定
          ① ②  ③ ④ ⑤ ⑥
★山川美由紀 23 22  20  19  18  17
★横西奏恵   22  21  19  18  17  16

2012_1215_r12_1098  こんな塩梅である。12Rに出走するふたりには、自力当選の権利が残されていた。山川は3着、横西は2着だ。ともに枠番通りの着順を守りきれば、ファイナル進出が決まる。
 12秒針が回った。トップスタートは、初戦の妨害失格ですでに赤信号のイン平山智加。女子王座はファイナル1号艇で2度敗れた平山だが、今日は違った。コンマ08は天晴れの一語。当然、ボーダー勝負駆けの横西、山川も踏み込んだ。ともにコンマ09。それぞれに思いを秘めたスロー勢が、ダッシュ勢を圧倒したかに見えた。このまま平山が逃げきれば、大きな自信につながる。横西が差して2着、山川が追随して3着なら、ともに大舞台へと向かうことになる。四国トリオのすべてに、笑顔がもたらせる結果になる(もっとも、山川と横西がどこまで状況を把握していたか定かではないが)。

2012_1215_r12_1102  1マーク。平山がキッチリ逃げた。女子王座延べ10Vに及ぶ女傑たちを従えて、颯爽と逃げきった。少し遅れて横西が差し、山川が握った。このまま1-2-3で大団円か……。
 だが、この四国トリオの上位独占を分断する刺客が、岡山から瀬戸大橋を渡って(笑)やってきた。4カドの田口節子。この全速差しのスピードは凄まじく、一瞬にして横西と山川を置き去りにした。さらに、田口の背後から日高も三番差しでやってきた。そう、このふたりにも、のっぴきならない事情があるのだ。バック直線で、ふたつの勝負駆けがゴッチャゴチャの混線状態になった。

2012_1215_r12_1145  2マーク、田口2着、日高3着ではトップが逆転してしまう日高が、かなり強引な差しハンドルを入れてキャビテーション。この瞬間に、田口のファイナル1号艇が決まった。一方、どうしても3着が欲しい山川はこれまた強引に握って艇が流れた。単なる先入観かもしれないが、私の目にはそう映った。横西が、そんなふたりを尻目に、最内を差し抜けた。冷静な判断だったが、これは、あくまでも3着争いなのだ。
 1着・平山、2着・田口、3着・横西、5着・日高、6着・永井。

2012_1215_r12_1122   田口は文句なしのトップ当選。開会式の宣言「二度あることは三度ある。初代賞金女王になりますっ!」の有言実行を、ぐいと引き寄せる2着だった。そして、ボーダー争いは、20ポイントの香川が文句なしの当選。“第6位”は、山川と横西と寺田が19ポイントで並んだ。この中から明日の12Rの権利を得たのは……上位着順が多かった山川だった。(photos/シギー中尾、text/H)


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シリーズ準優ダイジェスト

三度目の正直

8R
①岩崎芳美(徳島)    14
②藤崎小百合(鹿児島)17
③平高奈菜(愛媛)      08
④武藤綾子(福岡)      17
⑤樋口由加里(岡山)   16
⑥山下友貴(静岡)      47

2012_1215_r08_0786  3戦連続の3コース。昨日から平高奈菜の3コースまくりを狙ってきたが、大事な一戦で見事に決まった。スタート勝ちの印象で、藤崎小百合の出足が昨日からダウンしているのも幸いした。それでも平高の伸びは上位級。明日も3号艇となれば、4戦連続の3コースが濃厚か。ならば、今日までの3連続リハーサルが十二分に生かされるだろう。

2012_1215_r08_0811  2着は平高マークから握って連動した武藤綾子。3番手の岩崎の猛追を浴びたが、自慢の回り足をフル回転してなんとか粘りこんだ。今節の武藤は、このねちっこい回り足が最大の武器。「今日は回転が合わない」とピットで泣いていたらしいが、バチッと合わせれば節イチの回り足になるだろう。惑星ムトー、明日も怖いぞ!

一騎打ち

9R
①池田浩美(静岡) 19
②金田幸子(岡山)  14
③片岡恵理(山口)  25
④中里優子(埼玉)  21
⑤鎌倉 涼(大阪)   12
⑥喜多那由夏(静岡)11

2012_1215_r09_0858  中凹みのスリットだったが、外2艇がアジャストしたのだろう。誰も仕掛けられないまま、逃げる池田浩美と差した金田幸子のマッチレースになった。レースの迫力も去ることながら、2艇の足を計るのに絶好の展開だ。2-1だけを買っていた私は、興奮しつつも明日のためにふたりの足色をつぶさに見つめていた。

2012_1215_r09_0879  結論は、2着・金田に軍配を上げたい。1周バックから常に優位な立場にいた浩美は、最後まで金田を突き放すことができなかった。ターン出口のレース足~ストレートが弱い。逆に、金田は2度に渡って浩美の内に舳先を突っ込んだ。レース足が勝っていた。ただ、金田の伸び自体も中堅レベルなのだ。舳先を突っ込んでから、鼻面を並べるには至らない。それで2回とも無理な先マイになり、浩美の俊敏な差しハンドルに屈した。
 まとめると、「レース足の分だけ金田がわずかに強かった」ということになる。ただ、この僅差のふたりが「どんぐりの背比べ」程度の足であるという不安も否めないのだが。

大波乱

10R
①海野ゆかり(広島)    26
②堀之内紀代子(岡山)17
③西村美智子(香川)   15
④長嶋万記(静岡)      28
⑤廣中智紗衣(神奈川)25
⑥犬童千秋(宮崎)      16

2012_1215_r10_0926  波乱はここで待ち受けていた。大本命・海野ゆかりが、コンマ26のチビリスタート。コンマ12で半艇身覗いたまくり屋・堀之内紀代子が、迷うことなく握り潰した。予選トップで足も盤石に見えた海野の、よもやの不覚。引き波にハマった海野はガクンと失速し、大外から『犬組』の花形スター犬童千秋が猛然と割って入った。バック直線で、なんとなんと2連単135倍の2-6態勢だ!!
 

2012_1215_r10_0955 が、優勝戦への執念を見せる海野の猛追も凄まじい。ターンマークごとにじわりじわり差を詰め、3周1マーク、ついに犬童に切り返しを仕掛けるまで追い上げた。ダンプ気味に迫る海野。必死に逃れようとする犬童。この海野最後の奇襲は惜しくも届かず、舳先が犬童に軽く接触したまま流れ去った。そして、犬童もまたこの接触によって失速し、その間隙を大外に開いていた長嶋万記が豪快に突き抜けていった。2-6-1が、わずか5秒で2-4-6に変わった。
 1着・堀之内、2着・長嶋。

2012_1215_r10_0961  完全なスタート勝ちだっただけに、堀之内の今日のパワーはわからない。推測としては、バランスのとれた中堅上位レベル。2日目あたりまでは伸び足が目立っていたが、それを殺して出足を強くした印象がある。明日も同じ2号艇だが、今日のようなスリット隊形にはならないだろう。
 長嶋の足は、回り足主体のモロ中堅だと思っている。伸びに至っては中の下程度か。今日も展開に恵まれての優出。このままでは苦しくもあるのだが、優勝戦1号艇の池田浩美の足も威張れるほどではないだけに、持ち前の根性とテクで勝ち負けには持ち込める可能性はある。(photos/シギー中尾、text/H)


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THEピット――シリーズ戦の悲喜こもごも

2012_1215_0446  岩崎芳美が目配せしてきた。顔をしかめて泣き顔を見せる。思わずこちらもうぇーんと泣き真似。準優8R終了後から20分ほど経った頃、岩崎はそんなふうにおどけて、悔恨を表現した。
 実は、敗戦直後の岩崎の様子は目撃できなかった。昨日、優出への意気込みを柔らかく話していただけに、その心中は察せられる。1号艇で1艇身のスタートを決め、やることはやった。まくられた後も必死に残して優出の切符をもぎ取りにいった。だが、惜しくも及ばず。その思いを笑いに変換して伝えるには、20分ほどの時間が必要だっただろう。
2012_1215_0044  一方、海野ゆかりの様子は、10Rの直後に目の当たりにした。それはもう、険しい表情だった。当然だ。予選トップ通過した時点で、優勝をはっきり意識したはず。それが、まさかの優出漏れなのだから、穏やかでいられようはずがない。岩崎と並んで歩きながら、苦笑こそ浮かんではいたが、その岩崎も沈痛な表情になっているから、すぐに顔は険しくなる。71期の実力者が、1号艇でそろって敗れた。痛みを分かち合う夜を迎えているかもしれない。
2012_1215_0256  ただ、二人にとって嬉しいこともあった。決定戦では角ひとみが優出。これには出迎えた海野も心底嬉しそうな表情を見せていた。また、もう一人の71期生、武藤綾子が優出。岩崎を競り落としてのものではあったが、こうなれば明日は海野も岩崎も武藤の応援団となることだろう。その武藤は優出の笑顔はあったが、淡々とした様子。キャリアのなせる業だろうか。
Uu5w1299   海野が敗れた10Rでは、長嶋万記が2着。これが海野と犬童千秋の競り合いの間隙を突いたもので、なんとも幸運な2番手浮上。さすがに長嶋自身、「マジっ!?」という思いもあったのだろう、バツが悪そうに笑顔を爆発させてはいたが、ツキを自覚できた瞬間というのは心弾むものである。そもそも、4番手を走りながらも決してあきらめず、全力で追撃をしていたからこそ、転がり込んできた展開。レース後はさっそく引き締まった表情で作業を始めており、明日も6号艇だからといって絶対にあきらめることのない走りで盛り上げてくれるだろう。
Uu5w0311  長嶋の優出をともに喜んだのは、池田浩美だ。結果的に優勝戦1号艇! しかも長嶋とともに優勝戦を戦うことになるわけだから、格別な思いがあることだろう。9R1着後はわりと淡々としていたのだが、長嶋の出迎えでは満面の笑みを浮かべていた。
 池田が9R直後に淡々としていたように見えたのは、レース展開によるものか。金田幸子との抜きつ抜かれつの大接戦。2周2マークで先マイした金田の艇がバウンドして、決着となったが、だからこそ歓喜以外の感情も浮かんでいたかもしれない。あるいは激戦の疲労もあっただろう。
Uu5w1167  その金田を、岡山勢が取り囲んだ。福島陽子、寺田千恵、田口節子が「惜しかった~」の緊急反省会を開いたのだ。福島と寺田はアドバイスも送っており、金田は「そうですよね~」ってな感じで苦笑いしながらうなずいていた。「握って回るのは上手なのに~」とテラッチ。バタついたのは、内=金田、外=池田の態勢からの先マイで、それが課題なのよ、金ちゃん、ということだろう。そうか、握って回るのは上手なのか。明日は4号艇なのか。カドまくり一撃!? なんてことを思ったのだが果たして。
Uu5w1308  金ちゃんは、10Rのエンジン吊りに率先して参加している。堀之内紀代子が果敢なジカまくりで1着だったのだ。
「もう~、声嗄れちゃった~」
 大きなマスクをかけながら金ちゃんが嬉しそうに祝福する。堀之内も快勝を喜び、優しく微笑みを返していた。整備室の手前では、山本泰照さんも祝福。岡山の後輩が2人(決定戦でも1人!)優出、泰照さんは福の神か!? チャレカで平尾崇典の勝利にニッコニコだったシーンを思い出したぞ。
Uu5w0852  もう一人の優出は平高奈菜だ。真骨頂のセンター強攻で岩崎を撃破した。平高の姿で印象的だったのは、9R発売中にボート磨きを始めたことだ。SGでは今垣光太郎、白井英治らが毎日、その姿を見せているが、今節はそうした風景を目にしていないなあ、とは漠然と思っていたのだ。女子選手にはそういうルーティンのある選手がいないのだろうか、と思っていたら、実は平高がやっていたのだった(あと、松本晶恵もやってた)。相棒を大事にすることが悪いことのはずがない。ピカピカに磨いたボートで、優勝戦も今日のような激走を魅せてくれるだろう。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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W優勝戦メンバー確定!

準優&トライアル最終戦を終えて、明日のW優勝戦のメンバーが確定しました! シリーズ優勝戦は池田浩美、賞金女王ファイナルは田口節子が1号艇をゲットしています。

11Rシリーズ優勝戦
①池田浩美(静岡)
②堀之内紀代子(岡山)
③平高奈菜(愛媛)
④金田幸子(岡山)
⑤武藤綾子(福岡)
⑥長嶋万記(静岡)

12R賞金女王決定戦
①田口節子(岡山)
②日高逸子(福岡)
③三浦永理(静岡)
④角ひとみ(広島)
⑤香川素子(京都)
⑥山川美由紀(香川)


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H記者の『今日こそ弥生の男前まくり!!』予想

 さあ、賞金女王へのファイナルバトル!

11R          pt 条件
 ①角ひとみ(広島) 11 ②
 ②香川素子(京都)11 ②
◎③宇野弥生(愛知)10 ①
★④三浦永理(静岡)17 ☆
★⑤寺田千恵(岡山)14 ④
 ⑥中谷朋子(兵庫)5 ―

進入123/456

 メイチピン勝負・弥生の男前まくり。昨日はまくり差しを狙って不発でしたが、今日は迷わず握って攻めます。ツケマイ気味の絞りまくりになるとみて、外から連動する三浦、テラッチへ。パワーある中谷への3-6-45もバラで押さえましょうかね。

3連単★3-45-全、穴3-6-45

12R           pt 条件
◎①平山智加(香川) -3 ―
 ②横西奏恵(徳島) 10 ①
 ③山川美由紀(香川)13 ③
 ④田口節子(岡山) 19 ☆
★⑤日高逸子(福岡) 20 ☆
★⑥永井聖美(愛知) ― ―

進入152/346か123/456

 すでに圏外の平山が逃げます。外に居並ぶ歴代女王(都合10V軍団!!)を完封すれば将来の自信にもつながるし、女子王座1号艇のトラウマからも解放されることでしょう。ここは、絶対に逃げなければいけない一戦なんです。足に不安残る2~4を斬り捨て、リズムいい逸子ママと一発の意外性秘める永井へ。

3連単★1-56-全


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“本紙予想”賞金女王決定戦トライアル第3戦

11R トライアル第3戦
1コース想定=角 まくられ率11.7% 差され率28.3%
2コース想定=香川 逃がし率38.1%
宇野は勝負駆けで渾身のまくりに出る。これに乗る三浦が差し切る。
◎三浦 ○宇野 ▲角 △寺田     
3連単4-315-全

12R トライアル第3戦
1コース想定=平山 まくられ率15.0% 差され率25.0%
2コース想定=横西 逃がし率47.8%
横西の逃がし率高く、これを壁にして平山がきっちりと逃げる。
◎平山 ○横西 ▲田口
3連単1-24-全


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H記者の『綾パンのヒモ!!!!』予想

 初日に280倍を2枚取ってからズブリンコ星人、大村・住之江の長期遠征に黄信号が点ったHです。シリーズ準優で起死回生の一撃を決めなければ!!!!

8R勝負レース!
 ①岩崎芳美(徳島)B
◎②藤崎小百合(鹿児島)B
◎③平高奈菜(愛媛)B(伸びA)
★④武藤綾子(福岡)A(回り足S)
 ⑤樋口由加里(岡山)B
 ⑥山下友貴(静岡)B

進入123/456

 昨日のTOPICSでも書きましたが、ここは回り足強烈な綾パンの2着付けが絶好の狙い目です。3戦連続3コースになる平高のS強攻に乗って、しぶとく優勝戦の一座席を召し取ります。中堅級と見ている岩崎は軽視し、握る平高とS勘バッチリで先まくりもある藤崎へ。

3連単★23-4-全

9R
○①池田浩美(静岡)B
◎②金田幸子(岡山)B
 ③片岡恵理(山口)B
 ④中里優子(埼玉)B
 ⑤鎌倉 涼(大阪)C
★⑥喜多那由夏(静岡)B

進入123/456

 浩美の足は中堅レベルです。インから握ると、それなりに流れますね。他の面々も似たり寄ったりの足で、もっとも勝機があるのは金田の差しとみます。2-1本線に、前検から不気味な気配あるナユカの2、3着も少々。

3連単★本線2-1-全、押さえ12-126-126

10R
◎①海野ゆかり(広島)A
 ②堀之内紀代子(岡山)B(伸びA)
★③西村美智子(香川)A
★④長嶋万記(静岡)C
 ⑤廣中智紗衣(神奈川)B
★⑥犬童千秋(宮崎)A

進入123/456

 ここは海野で鉄板。足もシリーズではトップ級まで仕上がりました。堀之内の気配も上々ですが、伸び型での2コースに不安があります。バランスいい西村、機力劣勢もテクと気合の万記、一発のパワー秘める南国のライオンクイーン犬童へ。

3連単★1-346-346

 もしも私の予想どおりの決着なら、明日のファイナルは①海野②金田③平高④浩美⑤武藤⑥長嶋ってな感じになるのですが、いかに。イン逃げが続くトライアルの予想は、9R頃にアップします。


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“本紙予想”賞金女王シリーズ準優勝戦

8R 準優勝戦
1コース想定=岩崎 まくられ率14.3% 差され率34.3%
2コース想定=藤崎 逃がし率44.2%
岩崎が藤崎を壁に渾身の逃走。
◎岩崎 ○平高 ▲武藤 △山下  
3連単1-346-全

9R 準優勝戦
1コース想定=池田 まくられ率8.7% 差され率21.7%
2コース想定=金田 逃がし率51.2%
金田の逃がし率が相当に高い。池田の逃げ切り。
◎池田 ○金田 ▲中里  
3連単1-24-全

10R 準優勝戦
1コース想定=海野 まくられ率6.0% 差され率36.0%
2コース想定=堀之内 逃がし率36.1%
海野がきっちりと逃げる。ヒモは外に流す。
◎海野 ○長嶋 ▲廣中 △犬童 
3連単1-456-全

トライアルは後ほどです!


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THEピット――勝負駆け!

Uu5w0016  大村の整備室は、ピット(装着場)に足を踏み入れてすぐの右手にある。ガラス張りということもあり、まず目に飛び込んでくるのはここだ。
13日 山川美由紀 日高逸子
14日 山川美由紀
15日 山川美由紀
 朝ピットに入り、最初に目に飛び込んできた選手たち。そう、3日連続で山川だ。ということはつまり、3日連続で山川は朝から本体整備をしているのである。
 今日は、平山智加がその様子をすぐそばで見守っていた。1R後には、レースを終えた西坂香松も駆けつけている。若い2人には、その背中が大きな大きな糧となろう。賞金女王決定戦トライアル最終戦。12聖女たちは、勝利の執念を燃やしてラストバトルに向かう。

Uu5w0151 ●決定戦●
 雨模様なのは昨日と変わらないが、湿度が80%を超え、気温も上がっている。こうなるとさすがに感触も変わってくるだろうか。あるいは、それとは無関係なのか、とにかく決定戦組の動き出しは今日も早い。三浦永理や宇野弥生、横西奏恵などが1R発売中から水面を駆けており、しかしこれは昨日も見た光景だったな、と思い出す。
2012_1214_0552  寺田千恵もわりと早めに動いているが、少しだけ表情に変化が生まれたように思えた。「レース前になると顔が変わるって、よく言われる」とのことだが、たしかにレースを目前に控えている時間帯には、顔つきが相当に厳しくなる。目が合えば笑顔を向けてきたりもするが、コンマ15秒後には顔が険しくなっていたりするのだ。今朝の寺田がまさしくそんな様子だった。レースは6時間後なのに、すでに戦闘モードに突入している様子なのだ。これが決定戦勝負駆け、というものだろうか。
Uu5w0324  反対に、日高逸子はやけにリラックス模様。ピンピンで得点トップ、優勝戦当確の余裕? 地上波放送MCの荻原次晴さんと記念撮影をしたり、それを見て「私も~」とやって来た徳増宏美さんの記念撮影のカメラマンを務めたりと、なんとも微笑ましい時間を過ごしていた。もちろん、調整もしっかり。気を緩めているわけではない。ただ、寺田の表情とはいかにも対照的で、感じ入るものがあったという次第である。
Cimg6295  表情ががらりと変わっていたというなら、田口節子をあげなければならない。鬱々とした様子を見かけることが多い今節だったが、今朝は楽しそうに笑っていたのだ。その笑顔を引き出したのは、我らが池上カメラマンだ! ももクロファン(モノノフと言わなきゃ怒られる?)の二人は、女子王座のピットなどでも話し込んで盛り上がっていたものだが、今節のももクロ談義を本日解禁! 節ちゃんらしい笑顔が爆発したのであった。その様子に気づいた他のカメラマンさんたちも、節ちゃんが笑うたびにシャッターを切りまくる。節ちゃんの気持ちがほぐれて、それがレースに好影響を与えたとするなら、チャーリーは影のMVPかも!?

2012_1214_0192 ●シリーズ戦●
 決定戦は勝負駆けの今日、シリーズ戦は準優勝戦である。通常と違い8Rに一発目が組まれているから、準優に進出する選手たちの動きもやはり早い。山下友貴、犬童千秋、喜多那由夏といったあたりが、係留所からピットへと早足や駆け足でやってくるのを、複数回目撃している。
2012_1214_0201  整備でパワーアップをはかる選手ももちろんいる。平高奈菜はギアケース調整。田口、角ひとみら決定戦組に混じって、懸命の調整をしていた。もともと気合ほとばしるタイプの平高だが、準優ともなればさらに気合のレベルは上がる。凛々しい目つきは、女性に言う言葉ではないかもしれないが、なんともカッコいいものだった。
2012_1214_0680  そうしたなか、武藤綾子が実に悠然としているのが印象に残る。まだケブラー類を着用もしていないようで、2R発走直前になって作業の準備を始めている。パワーに不安なしか? 8R4号艇。内に攻めっ気強い平高がいるだけに、気になる存在になってきたぞ。
 あと、海野ゆかりと岩崎芳美も急いだ様子が見えなかった。準優1号艇の実力者、さすがの余裕である。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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本日の“本紙予想”賞金女王シリーズ戦5日目

どもども。Kです。3~4日目と、けっこうボロボロです。昨夜はスポーツ報知の藤原記者と大村の名店「鳥勝」で美味し魚と串焼きを堪能しつつ、ペラを叩き直しました。同じく報知のキャップ山中記者と藤原記者の抱腹絶倒コラム(ぜひご覧あれ!)の裏話も楽しかったな~。鳥勝の宴の成果を今日は出しますよ~。

1R
1コース想定=福島 まくられ率19.4% 差され率41.9%
2コース想定=落合 逃がし率41.0%
福島がしっかりとイン先マイ。
◎福島 ○柳沢 ▲西坂 △滝川 
3連単1-345-全

2R
1コース想定=新田 まくられ率8.5% 差され率34.0%
2コース想定=松本 逃がし率39.1%
新田がインからきっちり逃げる。
◎新田 ○松本 ▲細川 
3連単1-23-全

3R
1コース想定=渡辺 まくられ率24.5% 差され率50.9%
2コース想定=岸 逃がし率30.8%
大瀧が4カドから自在に抜け出す。
◎大瀧 ○渡辺 ▲岸 
3連単4-13-全

4R
1コース想定=平田 まくられ率29.8% 差され率19.1%
2コース想定=鵜飼 逃がし率18.6%
滝川の強ツケマイを狙う。
◎滝川 ○平田 ▲落合
3連単3-14-全

5R
1コース想定=佐々木 まくられ率15.0% 差され率20.0%
2コース想定=池田 逃がし率39.1%
松本が4カドからまくり差しで攻める。
◎松本 ○佐々木 ▲垣内
3連単4-13-全

6R
1コース想定=大瀧 まくられ率7.7% 差され率43.6%
2コース想定=西坂 逃がし率54.5%
大瀧が豪快にイン先マイ。。
◎大瀧 ○西坂 ▲久保田
3連単1-23-全

7R 
1コース想定=守屋 まくられ率17.0% 差され率15.1%
2コース想定=遠藤 逃がし率39.4%
守屋が予選落ちの雪辱逃げ。
◎守屋 ○川野 ▲渡辺
3連単1-34-全

準優勝戦、トライアルは後ほど!


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5日目!

おはようございます。大村・賞金女王決定戦は5日目。シリーズ戦は準優勝戦、そして決定戦は勝負駆けです! 賞金王決定戦も、5日目はアツすぎる一日となります。もちろん、大村も燃え上がることでしょう。濃厚なナデシコバトルをたっぷりと堪能しましょう!

Uu5w0263 優出はほぼ絶望的。そんな状況で平山智加がトライアル最終戦の1号艇に入りました。これは真価を問われる重要な一戦だ!(PHOTO/池上一摩)


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賞金女王トライアルTOPICS 第3戦

クールランニング

2012_1214_tr11_1006 11R
①三浦永理(静岡) 15
②田口節子(岡山)  26
③山川美由紀(香川)22
④角ひとみ(広島)  21
⑤香川素子(京都)  21
⑥永井聖美(愛知)  19

 本番直前に激しい雨が降り出し、向かい風も吹きはじめた。スタートに向かう選手にとっては、悩ましい状況変化。スリット。やはり慎重だった。昨日同様、田口節子の出足が追いつかずにコンマ26。他の選手もコンマ20前後。

2012_1214_tr11_1040 そんな中、インの三浦永理だけが慌てず騒がず、バチッとコンマ15、1艇身のスタートを決めた。パワーは十分。遅れた他の艇は、何もできない。1マークを回って、三浦の10点加算が確定した。影をも踏ませぬ、クールな逃げだった。

2012_1214_tr11_1060  2着は、田口。スタートで後手を踏んだが、ブイに舳先を擦り付けるような鋭角差しで2番手を取りきった。あれだけ俊敏に回れたのだから、泣きに泣いていたパワーに光明が差したか。それとも、人並み外れたターンスピードに拠るものか。田口や横西奏恵の場合、この技機の塩梅がよくわからないから困る。

2012_1214_tr11_1069  案外だったのが、香川の足だ。スリットから田口に伸び返され、1マークのまくり差しもまったく届かず真横に流れていた。シリーズから繰り上がった永井にも競り負けた。誰と合わせても強めだった前検の面影は、もはやゼロ。このままでは、メイチ勝負駆けの明日も危ない。そして、その香川に最後の最後に抜かれた山川美由紀も、完調にはほど遠いパワーと言えるだろう。角ひとみはストレートは山川と一緒で、回り足を中心とする実戦足がかなり強めだった。

リプ・エスケープ

12R
①日高逸子(福岡)11
②中谷朋子(兵庫)16
③宇野弥生(愛知)09
④寺田千恵(岡山)14
⑤横西奏恵(徳島)15
⑥平山智加(香川)15

2012_1214_tr12_1125  日高逸子が、昨日のVTRのような航跡を辿って逃げきった。スタートも昨日が09で、今日は11。「インならいつでもこれくらい行けるわよ」とでも言いたげなスタート勘。この人、きっとおそらく絶対に51歳じゃない。
 ただ、同じような航跡でも、1マークは昨日ほど安泰の逃げではなかった。2コースの中谷朋子がやや凹み、3コースから宇野弥生(昨日と同じコンマ09、さすが)が鋭い角度でまくり差しを突っ込んだのだ。差しが流れた中谷と接触しなければ、ズッポリと突き抜ける角度&スピードだった。

2012_1214_tr11_1030 しかし、抽選も含めた運勢は、今のところとことん日高にあるようだ。日高は、明日12Rの5号艇で「3着以内かつ田口に先着」という条件を満たせば、自力でのファイナル1号艇が決まる。もしも11Rの三浦が3着以下だったら、田口に先着するだけで1号艇が転がり込む。2度の“予行演習”が生きる。
 一方、中谷に張られる形になった弥生は、大差の後方に。代わって、4カドから差した寺田千恵とアウト二番差しの平山智加がズボズボと音を立てて進出した。さらに凄まじい回り足で一気に追いついた中谷も含め、すったもんだの2~4着争いの末に1-4-6で決着。
 

2012_1214_tr12_1151 この3艇は、それぞれに持ち味を発揮した。テラッチは回ってからのストレートが抜群。中谷はくるくる小回りができて、とことんしぶとく食い下がる回り足。平山はバランス型で、どの部分の足も不満なさげな軽快な走りだった。それに、気合いも良かった。昨日、向井美鈴の帰郷~中谷の違反減点のキッカケを作ってしまった27歳。どっぷり沈んで6コースから何もしないまま終わるのでは?、などと思っていたファンも多かっただろうが、やはりこの娘は根性が違う。

2012_1214_tr12_1180  2周1マーク、凄まじい強ツケマイで中谷を引き波にハメる光景を見て、「やはり最初にSGを獲る女子レーサーは智加か」なんて思ってしまった。もちろん、明日の1号艇もメイチで勝ちに行く。“あの時”のように同県の先輩がまくって来たら、パワー差のない今回は張り飛ばしてしまうかも??

2012_1214_tr12_1183  宇野弥生はパワー負けではないので、さほど心配はしていない。最後のひとり、『絶対女王』横西奏恵は、「上昇ムード」という情報にはほど遠い足に見えた。得意の5コース全速まくり差しは、サイドがまったく掛からずただ流れただけ……あの回り足のままでは、2コース差しも入らないだろう。メイチ勝負駆けの一戦を残し、絶体絶命の苦境に立たされた。(photos/シギー中尾、text/H)


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枠番抽選ドキュメント・第3戦

 昨日は選手も関係者も初体験となった枠番抽選。今日はさすがに落ち着いた雰囲気となり、選手は自ら座る場所や抽選の順番を把握していたようで、比較的スムーズな進行となっていた。
Uu5w0740  まずはA組。主役はやっぱりテラッチ! 枠番抽選会の盛り上げ役は、この2日間、間違いなくこの人だったな。今日は2着で、2番手の抽選。ガラガラぽんと回すと……黄色! 天を仰ぐテラッチ! 顔も歪む! というわけで、隣に座った角ひとみが気の毒そうに肩を叩くのだった。寺田は3戦すべて外枠である。
Uu5w0754  その角が1号艇を引いてガッツポーズ! テラッチは羨ましそうに角の顔を見上げていた。吉報を聞いて駆け付けた海野ゆかりも「角さん、やった!」。角もテラッチとともに、抽選会のアイドルでしたね。
Uu5w0769  その後の3人、中谷朋子、香川素子、宇野弥生はわりと淡々。宇野は2戦目に続いて3号艇を引いている。
Uu5w0776 つづいてB組。一番手はもちろん日高逸子で、まさか3連続1号艇が転がり込むのか、との全員の思いが、一瞬だけ空気を濃密にしている。だが、引いたのは5号艇。日高も、そうはうまくいかないかあ、と笑っていた。
Uu5w0805  永井聖美は外枠固定で6号艇、2番手に引いた田口節子が4号艇で、残る3人に内枠が残った。3番手に引いた平山智加が……白い球を出した! その瞬間、山川美由紀が「空気読めよな~」と後輩いじり。そんなに1号艇が欲しかったか(笑)。Uu5w0827 で、その山川は最後にガラポン回して3号艇。2日連続の3号艇だ。「あ、宇野ちゃんも山川さんも連続3号艇じゃん」と誰かが呟いて、山川は宇野に笑顔で「リベンジしよう!」。そっか、二人とも3号艇6着だったんだ、今日は。同じ枠番の二人の明日は果たして!?
Uu5w0811  あ、あと、横西奏恵が2号艇を引いて、「やっとスローから行ける」とニッコリ。出足型だそうですからね。でも、5号艇にはあの人がいるんですけど、あのグレートマザーが。ま、3コースでもスローではあるけど。(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)


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賞金女王シリーズTOPICS 3日目

惑星ムトー浮上

2012_1214_0680  悲喜こもごもの勝負駆け。昨日から何艇かの入れ替わりがあったが、今日の全レースでもっとも目に付いたのが武藤綾子の足だった。前半1Rは1マークで後手を踏みながら、2番手の岸恵子をぐいぐい追い上げての3着。
 圧巻は後半7Rだ。3コースから握った武藤だったが、完全に流れてバック5番手。しかも大外。態勢としては5着がやっという位置だったが、そこから内に切り返して、2番手・池田浩美の内フトコロに飛び込んだ。このときだ。まったくのマイシロのないターンだったのに、グググィッとサイドが掛かってそのまま2番手まで突き抜けた。凄まじい回り足、そしてターン出口のレース足!! このミラクルパワーで8点を加算した武藤は、10位で予選通過を果たした。今日の実戦足を維持できれば、準優の4号艇でも十二分に優出のチャンスはある。あまり人気にしないタイプだけに、連ヒモに絡めてみては??

貫禄のトップ当選

2012_1214_0432  Vに大きく近づくトップ争いは、昨日までリーダーの座を守ってきた藤崎小百合が④④着で脱落。予選最終戦10Rの①海野ゆかりVS②池田浩美の直接対決に絞られた(相手待ちの岩崎芳美にもわずかなチャンスはあったが)。条件は簡単至極。海野先着なら海野が、浩美先着なら浩美がトップ。唯一、海野⑥浩美⑤のときのみ岩崎が逆転トップという状況だった。

2012_1214_0419  10R、枠番も順位も同じ2艇の2連単1-2は1・7倍を示していた。スリット、2コースの浩美がイン海野を半艇身ほど煽る。が、海野も伸び返して同体になった1マーク。海野先マイ、浩美差しの勝負。これは、勝負にならなかった。浩美の差しは流れ、海野が一瞬にしてライバルを突き放した。浩美がトップを奪うには、回り足を含めてすべての足が少しずつ足りなかった。浩美は道中でも揉まれに揉まれて4着に敗れた。
 賞金ランク13位の永井聖美とともに、V候補の筆頭格だった海野。その永井が“進級”してしまった以上、主役の座は譲れない。

ミポリン終戦……

2012_1214_0345  ダメだった。今日は2走で10点を目指した守屋美穂だったが、5R⑤着、8R⑥着。ひどい足だった。まさに箸にも棒にもかからない回り足。ターンマークごとにズルズルとずり下がり、準優ボーダーラインからも滑り落ちた。激変した気候のせいか、調整をやりすぎて失敗したか、どちらにしても、今日の足は今節で最悪の状態だった。

2012_1214_0721 まあ、開き直ってしまえば、このシリーズは一般戦。先の丸亀GⅡで男の猛者連が相手でも予選を突破できるだけのポテンシャルを見せたミポリンだけに、真っ直ぐ前を見て突き進んでほしい。とりあえず、お疲れさま。期間勝率を落とさぬよう、明日以降も頑張れっ!(photos/シギー中尾、text/H)

2012_1214_0735


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THEピット――ただただ勝利を目指して

Uu5w0185  ここで何度も書いているが、選手は自身の得点率はわかっていても、順位についてはほとんど把握していない。我々マスコミには資料が配られるが、もしその資料がなければ我々だって完璧に把握するまでには時間がかかるだろう。
「えっ! うそっ!?」
 準優1号艇ですね、と岩崎芳美に言ったら、目を丸くして驚いた。オール3連対で得点率7・67は、そこそこ上位で内枠だろうとは思っていたようだが、1号艇とは認識していなかったのだ。前検でボコボコだった足を日々立て直し、予選3位通過はさすがの実力者。ここまでは無欲で懸命な戦いを続けてきたわけだから、ここから上を見据えての渾身の走りが見られるに違いない。

●決定戦●
 トライアル組も、実は順位とか優出ボーダーとかは把握していなかった。
「えっ、そうなんですか?」
2012_1214_0162  11Rを逃げ切った三浦永理は、明日は無事故完走で当確だろうと会見で知らされ、目を見開いて驚いていた。賞金王決定戦を取材してきた我々には、「3着+1着=17点」がほぼ当確であることは経験則でわかっている。ボーダーはおおよそ21点と言われており、トライアルは6着でも4点。まして今回は3人が実質的にチャンスを失っているから、ボーダーが下がる可能性もある。三浦が逃走を決めた瞬間に、「優出一番乗りか」と考えた人は多かったはずだ。
 だが、このシステムを経験したことのある選手が一人もいない決定戦組、そのあたりの意識が希薄だったとしてもまったくおかしくはない。おそらく、第2戦を得点計算したうえで走った選手はいなかったのではないか。それはもちろん悪いことではなく、純粋な全力投球の姿がそこにあったことになる。
2012_1214_0697  11R発売中、ピットを駆ける中谷朋子の姿があった。他の12R組のボートはとっくに展示ピットにつけられており、つまり中谷はギリギリまでプロペラの調整をしていたのだ。雨に濡れて滑りやすくなっているピットを、中谷は全力で走る。そう、中谷は勝負を捨ててなどいないのだ。
 優先艇保護違反でマイナス10点を喫した初戦。残る2戦をピンピンで19点ならひょっとして……とは我々が考えることである。中谷はただただ、勝利のために走る。勝利のために準備を整える。明日は6号艇だが、中谷はもちろん全力を尽くすだろう。侮れないぞ!
Uu5w0128  SGを数多く経験し、賞金王シリーズのピットで最高峰の戦いを目の当たりにしてきた横西奏恵は、少しはこの戦いを知る者と言えるだろうか。初戦3着発進で、上々のスタートを切ったが、今日は5着大敗。この数字が、優勝戦に駒を進めるにはやや厳しいものだということは、もしかしたら理解していたかもしれない。
 レース後の横西の表情はただただ、カタかった。もちろん、敗戦自体に対しての悔恨が主な感情であろう。それでも、戦いがもうあと1つしか残されていないのだと危機感を抱いたということはなかったのか。横西だったらもしかして、と勝手に想像してしまった次第である。ともかく、それほどまでに横西は顔をこわばらせ、悔しさを噛み締めていた。それは間違いなく、強者の姿だと思った。

2012_1214_0459 ●シリーズ戦●
 シリーズ戦、予選トップ通過は海野ゆかりだ。さすがです! 本来であれば、11Rか12Rを走っているはずの実力者だけに、10Rを走らねばならないというのは、あまり表情には出していないけれども、屈辱であるに違いない。しかし、12人が抜ければやっぱり怒濤の強さを見せるというのは、まさに実力者の意地。もっとも、ピットでの様子はなんとも柔らかい雰囲気で、岩崎芳美や武藤綾子や寺田千恵とにこにこ顔で話していたり、角ひとみと笑顔で行動をともにしたりと、なんとも自然体である。それもまた、強者の余裕と言うべきだろうか。
2012_1214_0048  3日目を終えて予選トップだった藤崎小百合は、さすがにそのことをスポーツ紙などで知っていたと思う。今日、しっかりポイントを積み重ねておけば、そのまま逃げ切れるということは意識していたはずだ。しかし、着を落としてしまった。4着2本で、結果的に予選4位。もちろん、その順位自体を把握していたわけではないだろうが、もはや1位をキープできたとは思っていなかったはずだ。終盤の時間帯、藤崎は整備室にいた。本体整備だ。今日感じた違和感を吹っ切るために、本体を割って仕切り直し! 予選は通過点でしかない。トップだろうが、4位だろうが、目指すは優勝! そう開き直れているのであれば、もちろん準優も優勝戦も怖い存在になる。(PHOTO/中尾茂幸=三浦、中谷、海野、藤崎 池上一摩=岩崎、横西 TEXT/黒須田)


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速報 シリーズ準優メンバー決定!!

 すべての予選を終えて、賞金女王シリーズの準優18PITが確定しました!

準優勝戦
8R
①岩崎芳美(徳島)
②藤崎小百合(鹿児島)
③平高奈菜(愛媛)
④武藤綾子(福岡)
⑤樋口由加里(岡山)
⑥山下友貴(静岡)

9R
①池田浩美(静岡)
②金田幸子(岡山)
③片岡恵理(山口)
④中里優子(埼玉)
⑤鎌倉 涼(大阪)
⑥喜多那由夏(静岡)

10R
①海野ゆかり(広島)
②堀之内紀代子(岡山)
③西村美智子(香川)
④長嶋万記(静岡)
⑤廣中智紗衣(神奈川)
⑥犬童千秋(宮崎)


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H記者の『弥生ちゃんの男前まくり!!』

11R
◎①三浦永理(静岡)
 ②田口節子(岡山)
 ③山川美由紀(香川)
★④角ひとみ(広島)
★⑤香川素子(京都)
 ⑥永井聖美(愛知)

123/456

 スリットからズリ下がる田口だが、それを計算に入れてスタート踏み込むはず。山川に同体の田口を叩けるだけの足はなく、三浦の逃げきり濃厚です。相手は角と香川。昼特訓で山川VS角が同じような足色でしたから、人気薄の角を選ぶのがセオリー。香川はパワー勝負で2着が十分あります。

3連単★1-45-全

12R
 ①日高逸子(福岡)
★②中谷朋子(兵庫)
◎③宇野弥生(愛知)
★④寺田千恵(岡山)
 ⑤横西奏恵(徳島)
 ⑥平山智加(香川)

進入123/456

 弥生の男前スタート一撃にかけます。中谷も超抜ですが、伸びだけなら弥生が上。おそらく差し回る中谷がハンドルを入れた瞬間、迷いひとつない弥生の強ツケマイが炸裂します。パワーで残す中谷と弥生マークのテラッチ(伸びは節イチ!)へ。

3連単★3-24-全


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“本紙予想”賞金女王決定戦トライアル第2戦

11R トライアル第2戦
1コース想定=三浦 まくられ率7.5% 差され率16.4%
2コース想定=田口 逃がし率25.0%
山川は外マイ濃厚も、三浦には届かないか。香川のまくり差しで穴狙いだ。
◎香川 ○三浦 ▲山川     
3連単5-13-全

12R トライアル第2戦
1コース想定=日高 まくられ率12.9% 差され率24.2%
2コース想定=中谷 逃がし率36.4%
攻め手は伸びる宇野か。日高が抵抗すれば、寺田に絶好の差し場。
◎寺田 ○宇野 ▲日高 △横西
3連単4-315-全


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“本紙予想”賞金女王シリーズ4日目後半

6R
1コース想定=福島 まくられ率19.7% 差され率42.6%
2コース想定=岸 逃がし率28.9%
岸、金田はスローから攻めるタイプ。西村に展開利あり。
◎西村 ○金田 ▲福島 △岸
3連単4-312-全

7R 
1コース想定=樋口 まくられ率26.7% 差され率26.7%
2コース想定=藤崎 逃がし率42.3%
樋口が気合の逃走見せる。
◎樋口 ○藤崎 ▲池田 △長嶋
3連単1-246-全

8R 
1コース想定=池田 まくられ率18.9% 差され率29.7%
2コース想定=鵜飼 逃がし率19.0%
平高、守屋のセンター連動で勝負。
◎平高 ○守屋  
3連単2=3-全

9R 
1コース想定=岩崎 まくられ率14.7% 差され率35.3%
2コース想定=鎌倉 逃がし率26.5%
鎌倉が2コースから自在な攻め。。
◎鎌倉 ○岩崎 ▲西村  
3連単2-13-全

10R 
1コース想定=海野 まくられ率6.1% 差され率36.7%
2コース想定=池田 逃がし率44.2%
海野が貫録の逃走。穴は山下の差し。
◎海野 ○山下 ▲松本 
3連単1-34-全 3-1-全

トライアル第2戦はさらに後ほど!


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THEピット――奮闘!

Uu5w8312  トライアルは言うまでもなく、11Rと12R。今日は雨予報も出ているし、天候の変化を待って始動してもいいんじゃないか、と素人考えでは思えてしまう。しかし、トライアル組は動き出しが早い。1R発売中にはすでに三浦永理が試運転に出ていたし、寺田千恵のボートも係留所にあった。2R発売中にはその寺田も試運転に出ており、12人の聖女は実に精力的に動いているのだ。

Uu5w8608 ●決定戦●
 整備の動きも実に早い。1R展示後にピットに行ってみると、田口節子が本体整備を始めていた。とにかく泣きまくりの田口は、本体整備を昨日の会見でほのめかしていたが、さっそく朝から取り掛かっているわけだ。表情には悲壮感さえ見える。
2012_1212_1474  隣では、山川美由紀も本体整備だ。山川は昨日もピストンリングを交換しているが、今日もまた本体に手をつける。短期決戦だけに、一日一日が勝負なのだ。とりあえず今日は走ってみて、その手応えによって……などと悠長な考え方を山川はまったくしていないのである。
 その輪には、日高逸子も加わっている。日高も昨日に続いて本体整備だ。今日は2R発売中には切り上げており、短時間の調整(点検)ではあったが、日高も1着→2走連続1号艇という好状況に油断することなく、作業を続けている。
 2R発売中には香川素子も整備室へ。キャブレターを外していたので、そちらの整備かと思われたが、整備室に運んだのは本体のほう。こうして狭い整備室は決定戦組で占められたという次第である。
Uu5w8230  この中には、永井聖美もいた。いきなりの本体整備だ。永井は椅子に座ってピストンリングを選んでおり、交換してレースに臨むことになるかもしれない。あ、そうそう。永井のモーターはシリーズ戦で使ったものとは変わってますので、ご注意を。外枠固定、優出の権利なしと、あまりモチベーションが上がらない状況での参戦。しかし永井は、手も気も抜くことなく、パワーアップを追い求めている。その姿を見ていると、応援せずにはいられない気持ちになってくるというものだ。
Uu5w8484  ところで、トライアル組のボートには、今回決定したキャッチフレーズが記されていることにはお気づきでしたか? 写真をご覧ください。これが、12人全員にそれぞれ貼られているのだ。しかし、永井のキャッチフレーズは決まっていない。13位だったのだから、仕方がない。というわけで、永井のボートには「永井聖美」と名前だけが貼り込まれておりました。永井聖美のキャッチフレーズ、永井聖美。私が永井聖美よ!って感じか。私が勝手につけたキャッチフレーズは「キューティー・キャットにゃん」です。

Uu5w8508 ●シリーズ戦●
 決定戦メンバーで大混雑の整備室のなかに一人、シリーズ戦組が。長嶋万記だ。キャブレターを調整していたようで、なんとも目つきが鋭い。強者の雰囲気を身に着けたなあ、と改めて思う。決定戦組に混じっていても、何の違和感もないし。来年は本当にベスト12に名を連ねるんじゃないかな。
 1R、茶谷桜が6着。今節はとにかくツイていないというか、成績が伴ってこない。2日目は2走とも事故艇や失速艇回避を強いられる展開になっているし、機力も満足いく領域には達していないだろう。だが、茶谷はとにかく奮闘している。クランクシャフト交換の大整備もした。日々、試運転と調整を繰り返し、ピット内を駆けている光景を目にする。とことん頑張っているのだ。
2012_1213_0435  その1R後、茶谷はまたピット内を走っていた。エンジン吊りが終わって、ものの1分も経っていない。レース後だから一息つきたいところだろうが、茶谷は1秒も休むことなく、また次の動きを始めていたのだ。出走表を確認すると、2走目が5R。たしかに時間はない。よく見れば赤いカポックから緑のカポックに着替えてもいる。そして、速攻で着水! たった今、ボートを陸に上げたばかりなのに、茶谷は間髪入れずに水面に戻っていったのだ。頑張れ、茶谷桜。こうした努力はきっと報われる!(PHOTO/中尾茂幸=山川、茶谷 池上一摩=それ以外 TEXT/黒須田)


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本日の“本紙予想”賞金女王シリーズ戦4日目

おはようございます。Kです。昨日はさんざんでした。1Rで的中したのみで、だんだんとカスリもしなくなっていくという。天候は今日は変わります。私の流れも変わると信じます。

1R
1コース想定=岸 まくられ率10.0% 差され率30.0%
2コース想定=柳沢 逃がし率34.1%
岸がきっちりと先マイして逃げる。
◎岸 ○大瀧 ▲武藤 
3連単1-45-全

2R
1コース想定=垣内 まくられ率15.2% 差され率19.6%
2コース想定=鵜飼 逃がし率19.6%
藤崎の攻めに乗る山下で穴狙い。
◎山下 ○藤崎 ▲垣内 
3連単5-41-全

3R
1コース想定=平田 まくられ率30.4% 差され率19.6%
2コース想定=松本 逃がし率37.8%
平高が3コースから豪快な攻め。
◎平高 ○佐々木 ▲平田 
3連単3-41-全

4R
1コース想定=新田 まくられ率8.7% 差され率34.8%
2コース想定=池田 逃がし率38.9%
新田が外の攻めを封じて先マイ。
◎新田 ○中里 ▲鈴木
3連単1-34-全

5R
1コース想定=犬童 まくられ率29.0% 差され率41.9%
2コース想定=海野 逃がし率30.8%
海野が2コースから格上の攻め。
◎海野 ○犬童 ▲喜多
3連単2-14-全

後半、トライアルは後ほど!


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4日目!

おはようございます。大村・賞金女王決定戦は4日目を迎えました。シリーズ戦は予選最終日の勝負駆け。決定戦はトライアル第2戦です。天候は、昨日とは一変し、雨予報。すでにぽつりぽつりと落ち始めています。風は非常に弱いですね。今後どう変化し、結果に影響を与えるのでしょうか。

Uu5w9423 昨日の17時過ぎ、1艇で前検航走を行なった永井聖美。わずかな明かりのなか、疾走! 外枠固定、女王の権利もすでにありませんが、歴史的一戦のメンバーの一人であるのは間違いのないこと。奮闘を見せてほしいですね。(PHOTO/池上一摩)


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枠番抽選ドキュメント・第2戦

“賞金王”といえば、トライアル2戦3戦の枠番抽選! というわけで、12R終了後、全員が初体験となる枠番抽選が、特設会場で行なわれた。
 まずはA組から。11R1着の日高逸子から、12R2着・中谷朋子、11R3着・横西奏恵、12R4着・宇野弥生、11R5着・寺田千恵、12R妨害失格・平山智加という順番でガラポン。B組も12R1着・田口節子→…………と同じ流れだ。なお、永井聖美はB組の6号艇固定。3戦も同様となる。
Uu5w9222  で、A組一番手の日高がいきなり白い球を出した! 2戦連続1号艇! ということで、会場はざわざわざわ。続く中谷が黒い球を出して、内枠はさっさと奪われてしまったのだった。ならば3号艇が欲しい横西奏恵は、あぁ、黄色……。次にガラポンする宇野弥生に「4引いて!」と懇願していた。それだったら美味しい5号艇ですからね。残念ながら宇野は3号艇。
 ここで全員の脳裏をよぎったのは、公開モーター抽選で2分の1の確率で16号機を外した寺田千恵のこと。そう、次の寺田に残されている枠番は4と6。今度は2分の1の確率で2走連続6号艇の可能性が出てきたのだ。祈りながらガラポン回すと、出たのは……青! 寺田は少女のようにきゃっきゃとはしゃいでいたのだった。
Uu5w9296  ラストは当然、6号艇。平山はなんだか意気上がらない抽選をしなければならなくなった。しかも、ガラポンから緑の球が出てこない! 何度回しても外に転がり落ちてくれず、選手代表の鵜飼菜穂子は「もう出さなくてもいいんじゃない?」と平山を気遣ってもいた。20回くらい回して、ようやく転がり落ちた瞬間、全員が「出たーっ!」と叫んだのでありました。緑ですけどね……。
Uu5w9309  つづいてB組。騒いでいたのはなぜかテラッチで、「角さんに1を残してください、皆さん!」と祈りながら笑いをとっていた。そんななか、後輩の田口節子が真っ先に引いて2号艇。少しだけ顔がゆるむ。
Uu5w9376  沸いたのは、3番目に引いた三浦永理。白い球が出た瞬間、笑顔! そして、後ろのほうから「おぉぉぉぉっ!」と歓声が沸いた。振り向くと、遠目に抽選の様子を眺めていた静岡勢が、仲間の1号艇ゲットを大喜びしていた。
Uu5w9365  で、がっかりしたのはテラッチ&ひとみん。5着の角は、もちろん5番目の抽選で、しかも永井の6号艇が決まっているから、実質ラストガラポン。山川美由紀が赤、香川素子が黄を出していたので、残る色はもうわかっているのに、ガラポン回して青が出るとガッツポーズ! だはは、ナイスパフォーマンス! 主役はテラッチ&ひとみんでしたかな、今日の抽選は。(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)


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賞金女王トライアルTOPICS 第1戦

クイーンズ・プライド

2012_1213_tr11_1897 11R
①日高逸子   09
②山川美由紀  09
③香川素子     16
④横西奏恵     19
⑤角ひとみ      18
⑥寺田千恵     16

 貫禄の差、か。パワー的に不安視されていたグレートマザー日高逸子が、コンマ09の鮮やかなスタートで先手を奪った。2コースの山川美由紀もコンマ09。日高同様エンジン出しに苦しみ、ピストン1個とリング2個を交換しての一戦。「パワーがなければスタート勝負」とばかりにゼロ台まで踏み込み、3コース以下をスリットで圧倒した。これぞ百戦錬磨の勝負勘。

2012_1213_tr11_1936 女子王座2Vの日高が颯爽と逃げ、3Vの山川が差して追随する。混戦の3着争いを制したのは、これまた3度も女子王座に輝いた横西奏恵。もっともパワーが劣勢に見えた横西ではあったが、香川素子にあの手この手の技を浴びせて振り切った。日高、山川、奏恵。トータル8Vの貫禄が、他を寄せつけなかった。

サバイバル・トライアル

12R 
①田口節子 15
②平山智加 08
③三浦永理 10
④中谷朋子 12
⑤向井美鈴 09
⑥宇野弥生 09

2012_1213_tr12_2098  惨事は1マークで起きた。平山智加の差しハンドルが入らず、流れた艇を立て直すために再びハンドルを入れたらキャビテーション。ガクンと失速した艇の真後ろに、5コースからまくり差しを狙った向井美鈴の舳先が追突した。たまらず転覆、失格(負傷帰郷)。間もなく、この衝突の原因となった平山にも妨害失格(-10点)が宣告された。トライアル初日の1マークで、ふたりのレーサーがV戦線から消え去った。

2012_1213_tr12_2065  勝ったのは、田口節子。イン圧勝と呼ぶにはほど遠い、薄氷の勝利だった。完全なスタート負け。スリットの段階で、隣の平山に半艇身ほど後手を踏んだ。「起こしからズリ下がってしまう」と本人も頭を抱える非力パワー。そこから伸び返したように見えたのは、ゼロ台の平山がアジャストしたためだ。一瞬、平山は迷ったかもしれない。徐々に絞ってツケマイを打とうか、と。だが、伸び返しを食って攻めたい気持ちを抑え、差しハンドルを入れたように見えた。迷いがあった分、ターンに切れを欠いてあさっての方向に流れ去った。私はそう推測する。平山がもたついている間に、田口がなんとか先マイで抜け出した。
 “惨事”は、まだ終わらない。
2012_1213_tr12_2050  2着は中谷朋子。微妙な2着だった。優先艇の順序を決する2周ホームのスリットラインで、中谷の内にいた三浦永理の舳先がわずかに掛かっているように見えた。もしもこの舳先がわずか1センチでも届いていたら、2周1マークを2番手で回る権利は三浦に与えられる。逆に、中谷の艇が抜けきっているのなら、中谷が2番手……スリットラインを通過した前後、明らかにふたりは「どっちが優先?」と迷っている仕草を見せた。内外が離れていたため、ふたりには確実な判断はできない。三浦も中谷も減速し、そこから「ままよ!」の気合いで中谷がレバーを握った。

2012_1213_tr12_2088 その判断は……誤りだった。三浦の舳先がわずかに食い込んでいたのだ。2着は2着だが、優先艇保護違反でマイナス10点。選手たちには計りようもない、不条理なルールによる犠牲者が、また生まれた。中谷にはまだわずかなチャンス(2連勝で19ポイント)が残されているが、激痛の減点といえるだろう。

2012_1213_tr12_2078 「はじめて参戦した賞金王トライアルは、殺し合いのようだった」
 服部幸男の言葉だ。今日は、レースそのものが殺し合いのような激闘だったわけではない。が、個々の思い入れの強さがどこかで常識外のエネルギーの衝突(あるいはミス)を引き起こし、それが化学反応のように連鎖する。そんな賞金王トライアルを何度も見てきただけに、「やはり賞金女王トライアルでも……」というのが私の実感だ。サバイバル・トライアル。第1戦を終えて、実質的に9人によるティアラ争奪戦となった。(photos/シギー中尾、text/H)

賞金女王決定戦 得点率一覧

①日高逸子  10・00
②田口節子  10・00
③山川美由紀 9・00
④横西奏恵  7・00
⑤三浦永理  7・00
⑥香川素子  6・00
⑦宇野弥生  6・00
⑧寺田千恵  5・00
⑨角ひとみ  4・00
⑩中谷朋子  -1・00
⑪平山智加  -10・00
⑫永井聖美  ―


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賞金女王シリーズTOPICS 3日目

今日のイン成績
①①⑤①①②④①②②/①①

今日の勝利コース
①①④①①②④①②④/①①

2012_1213_1806  今日もやっぱりインが強かった。そして、イン以外では4カドの選手が3勝と気を吐いた。昨日まで活躍していた3コースは12戦全敗……インを消した場合にどのコースをアタマに据えるか、が実に悩ましい。やはり、素直にインを信頼し、穴党は人気薄のヒモで中穴をせしめる、というのが基本スタンスではなかろうか。
2012_1213_0827  まくりの決まらないイン天国水面で、唯一4カド一撃まくりを決めたのが10Rの藤崎小百合だ。内3艇がコンマ23~31と後手を踏んだところに、ズバッとコンマ14。予選トップ争いのライバル永井聖美(後にトライアル組に繰り上がり)を、自力でねじ伏せて見せた。パワー勝ちというよりスタート勝ちの印象ではあったが、とにかく今節の藤崎は乗れている。コレで節間①①①⑤①。前半の大敗が悔やまれるものの、トップの座をがっちり守って明日の予選最終日を迎えることになった。

今日のミポリン

2012_1213_0767  待望の1着!!!! 今日のミポリンこと守屋美穂は6R2号艇の1回走。「2コースから差してどこまで届くか。足的には差しきるまでは……?」と心配していたが、なんのなんの、イン西坂香松の内フトコロに鋭く舳先を突き刺し、バック直線で先頭に踊り出た。

2012_1213_1313 足的にはまだまだ上位級とは呼べないが、勝ちタイム1分46秒8はこのレースまでの節間2位。準優で戦えるだけの仕上がりにはなったようだ。この貴重な1勝で勝率も6・17。準優圏内16位のポジションで、明日の3&5号艇に臨むことになる。

2012_1213_1799 頑張れっ、ミポリン!!(photos/シギー中尾、text/H)


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THEピット――向井美鈴、頑張れ!

2012_1213_0184  実にのどかな冬の午後、であった。風も弱く、気持ちのいい日差しが降り注ぐ。「アリーナ」周辺は眼前の景色も手伝って、なんとも穏やかな空気が漂う。時は10R発走直前。展示の準備をしていた11Rトライアル組も、天候の話題で盛り上がっていた。
寺田千恵「朝に比べたら気温が5℃以上あがってる~」
角ひとみ「でも明日は雨らしいね」
寺田「ほんとぉ~!? 湿度も43%よ。海でこれなら、カラカラでしょう?」
2012_1213_0791 山川美由紀「ほんとほんと。唇、渇くもん」
 美由紀姐さん、ちょっとドキっとしました、はい。
 ただ、そんな雰囲気も、12Rで一転してしまう。

Uu5w8909 ●決定戦●
 ピットに緊張が走った。向井美鈴が1マークで転覆したのだ。レスキューが向井のもとに駆けつけた直後、ピットでは職員の方が担架を手に水面際に走った。一気に空気がざわつく。観戦していた選手たちも、顔を曇らせてその様子と水面を交互に見た。レース中にもかかわらず、レスキューは一目散にピットに戻ってくる。選手も関係者も、一様に不安な表情を浮かべていた。
 向井は担架に乗せられて医務室へ。その様子を見れば、明日の出走表から名前が消えることは充分に予感させられた。栄えある第1回賞金女王決定戦。その初日で怒ってしまった悲しい事故。まだ水面ではレースが続いていたが、その場にいた誰もが心配そうな表情で向井を見送っていた。
 結果、向井は途中帰郷となってしまった。無念だと思う。身体も心も、痛手を負ってしまったのだ。その心中を想像するのは、あまりにつらいことである。だが、だからこそ向井には来年もこの舞台に帰ってきてほしい。今日の思いを晴らすのは、それしかない。2013年の向井美鈴を思い切り応援するぞ。
2012_1213_1331  一方、この転覆の原因として妨害失格をとられてしまった平山智加の表情も、なんとも痛々しいものだった。“賞金王システム”では、妨害失格はいわゆる賞典除外とはならないが、減点は10点。事実上の終戦である。それももちろん痛いが、心優しい平山にとって、自分が向井の負傷に絡んでしまったことを悔やんでいるだろう。向井に対して、申し訳ない思いで心を満たしているだろう。顔色をなくした平山は、最大級の落胆を抱えた。今はただ、なんとか気持ちを切り替えて、残る3戦を全力で戦ってほしいと願うばかりだ。
Uu5w8224 また、これによって繰り上がり出場となった永井聖美も複雑だと思う。12R後には永井を呼ぶアナウンスが何度か響き、この事態をどうとらえていいものかわかりかねているような表情で、枠番抽選の場にあらわれている。枠番抽選のあとには、ボート&モーター抽選、モーターの点検、さらにタイム測定という前検業務も行なっているわけだが、すでに日が落ちて宵闇に包まれ始めていた水面を走ることは、やはりなんとも表現できない思いにとらわれることであったはずだ。なお、“賞金王システム”には、トライアル3走以上の得点上位者が優勝戦進出という規定があるので、永井は仮に明日からピンピンと連勝しても、優勝戦には出られない。枠番も明日は6号艇固定。永井にとっては、どうしたって複雑な決定戦、なのだ。
2012_1213_1727 勝った田口節子の表情もまったく晴れない。勝ったはずなのに、どんよりとしているのだ。
 11R2着の山川美由紀が、会見で「12人のなかでは11位くらいじゃないですかね」と自身のパワーについて語った。田口は会見でこう言った。「誰とやっても勝てない……」。すなわち、12位なのだ。「8割方逃げ切れないと思っていた」というほどで、これでは1着をとったからといって気持ちが晴れるわけがない。明日は本体にも手をつけるという田口だが、この劣勢パワーをどこまで引き上げることができるだろうか。

2012_1211_0322_2  ●シリーズ戦●
 シリーズ組も、12Rの後には表情を暗くしていたものだが、それ以前にはピットにいい空気を作っていた。
 なんとも爽快なアリーナ席に陣取る、藤崎小百合、西村美智子、西坂香松。レース中ではない。レースとレースの合間にも、彼女たちはここにすわって、にこやかに談笑していた。藤崎はここまで5戦4勝。シリーズ戦の堂々たるシリーズリーダーだ。もはや整備などの必要もないのだろう。その様子を見ていれば、いかにパワーに不安がないかがうかがえる。おそらく西村も西坂も、それなりの手応えを得ている。この3人、明日も要注意だ。
2012_1213_0004  3日目5着2本と、やや失速気味の金田幸子。レース後は首をひねり、海野ゆかりに相談をもちかけるようにして、アドバイスを受けていた。さすがに、レース後はやや微妙な表情だ。
 その後、見ている者を和ませたのは、Tシャツ姿でアリーナにあらわれたこと。金ちゃん、寒くないの!? 冬にしては暖かいとはいっても、僕もさすがにアロハ一枚ではピットに立てない。でも金ちゃんはTシャツ一枚で何食わぬ顔。11R後は、そのままエンジン吊りにも向かっていて、思わずこちらが震えてしまった(写真はなんだか重装備ですが)。金ちゃん、いつだっていい味出しまくりである。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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速報 トライアル第2戦の出走メンバー決定!!

 トライアル第2戦の枠番が決まりました。向井美鈴が負傷帰郷したため、賞金ランク13位の永井聖美が繰り上がり出場となっています。グレートマザー日高が初戦に続いて1号艇ゲット。ここも逃げきれば、特製ティアラ戴冠に大きく近づくことになりそうです。

11R
①三浦永理(静岡)
②田口節子(岡山)
③山川美由紀(香川)
④角ひとみ(広島)
⑤香川素子(京都)
⑥永井聖美(愛知)

12R
①日高逸子(福岡)
②中谷朋子(兵庫)
③宇野弥生(愛知)
④寺田千恵(岡山)
⑤横西奏恵(徳島)
⑥平山智加(香川)


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賞金女王シリーズ戦 明日の勝負駆け情報!

予選3日目が終了し、明日は準優勝負駆け。まず、得点率2位につけていた永井聖美が、向井美鈴の欠場・途中帰郷により賞金王決定戦に繰り上がりましたので、シリーズ戦から抜けることになります。そのうえで、ボーダーは5・80と想定しました。シリーズ戦はいわゆる一般戦なので、予選にも点増しがあります。9Rと10Rのカステラ特選は1着から順に「11・9・7・6・4・3」。計算の複雑化を避けるために、必要得点を記しておくことにします。現時点でのトップは藤崎小百合。彼女を含めて7名が無事故完走で当確です。なお、例によって1着、連勝でも2点以上の不足者は割愛しております。

1 藤崎小百合 当確
2 池田浩美  当確
3 海野ゆかり 当確
4 中里優子  当確
5 長嶋万記  当確
6 堀之内紀代子 当確
7 金田幸子  2走6点
8 西村美智子 2走7点
9 岩崎芳美  当確
10 片岡恵里  2走8点
11 平高奈菜  2走8点
12 武藤綾子  2走9点
13 喜多那由夏 1走3点
14 廣中智紗衣 1走4点
15 守屋美穂  2走10点
16 鎌倉涼   1走4点
17 高橋淳美  1走6点
18 滝川真由子 1走7点
19 山下友貴  2走13点
20 樋口由加里 1走8点
21 西坂香松  1走8点
22 犬童千秋  1走9点
23 渡辺千草  1走9点
24 久保田美紀 1走10点
25 松本晶恵  2走15点
26 佐々木裕美 2走16点
29 岸恵子   2走19点
32 遠藤エミ  2走20点


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H記者の『センター筋が大暴れ!!』予想

 さあ、トライアルです。姐御組とお嬢組にきっちり分かれた2個レース。私はどっちもソコソコ荒れると読みました!!

11R 姐御トライアル
△①日高逸子
 ②山川美由紀
◎③香川素子
△④横西奏恵
 ⑤角ひとみ
△⑥寺田千恵

123/456

 やはり香川の気配が抜群です。山川の回り足が重そうなので、3コースから一気まくりもまくり差しもありえます。コース有利な日高、展開ある奏恵、伸び~るテラッチへ。

3連単★3-146-146、押さえ14-3-146

12R お嬢トライアル
 ①田口節子
 ②平山智加
★③三浦永理
◎④中谷朋子
 ⑤向井美鈴
★⑥宇野弥生

123/456

 香川と双璧のパワーを誇る中谷で勝負。三浦の攻めに乗ってのまくり差し、または4カドからS一撃まくりでバック突き抜けちゃいます。怖いのは男前すぎるまくり屋・弥生ちゃん。昼特訓の動きも上々で、得意の大まくりが炸裂するかも??

3連単★4-36-全、押さえ6-4-全


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“本紙予想”賞金女王決定戦トライアル第1戦

11R トライアル第1戦
1コース想定=日高 まくられ率13.1% 差され率24.6%
2コース想定=山川 逃がし率32.5%
香川の3コース自在戦に妙味ありそう。横西が連動して追随。
◎香川 ○横西 ▲寺田 △日高     
3連単3-461-全

12R トライアル第1戦
1コース想定=田口 まくられ率8.9% 差され率13.3%
2コース想定=平山 逃がし率35.9%
三浦の3コースは強攻多い。これに田口が抵抗すれば、中谷に展開向く。
◎中谷 ○田口 ▲三浦 △平山
3連単4-132-全


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H記者の『穴・極選』3日目

 昨日は公開モーター抽選、前検などバタバタ慌しく、極選をお休みしたHです。さ、また今日から元気に無理筋万太郎を狙って逝きましょう!!

9R
 ①片岡恵里
★②長嶋万記
 ③福島陽子
◎④渡辺千草
★⑤落合直子
 ⑥平高奈菜

進入123/456

 片岡はF持ち、福島の平均Sはコンマ21とあって、スリットがバラける可能性の大きいレースです。絶好の狙い目は、4カドから自在に攻められる千草。初日から行き足~伸びはトップ級。福島を叩いてまくりか割り差しでバック突き抜けます。相手は先まくりに行くかもしれない長嶋と、千草に連動する落合。

3連単★4-25-全

 憲吾老どの、ボチボチ当たる頃かもかも?? 注目のトライアル予想は、この9R頃にアップします。


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THEピット――朝! トライアル初戦の朝!

2012_1212_0672 「おはようございます!」
 装着場の隅っこで出走表を眺めていたら、元気な声がかかった。顔をあげると笑顔の平山智加。思わず姿勢を正して、挨拶を返す。う~ん、爽やかな朝だ。そして、智加ちゃん、素敵! 昨日は神妙な表情も見かけたが、今朝はなんとも自然な笑顔。いいトライアル初戦の朝を過ごせているようだ。
 さあ、賞金女王決定戦トライアルが始まる!

●決定戦●
2012_1212_1012  平山と対照的に見えたのは、やっぱり田口節子。どこか思いつめたような表情にも見えてしまうのは、昨日の様子が先入観としてあるからなのだろうか。
 試運転を終えた田口はギアケースを外して整備室に向かった。ちょうどその頃、日高逸子と山川美由紀が本体整備中。はからずも賞金トップ3が整備室で顔を合わせることとなっている。3人で会話する様子もあったが、さすがに先輩との会話では田口も柔らかな表情となっていた。
2012_1212_0481  そう、山川と日高はいきなり本体に手をつけている。作業の早さはさすがというほかないが、昨日の会見でパワー不足を嘆いた両ベテランはさっそく上昇を期した動きを見せていたわけだ。ただ、日高も山川も表情に深刻さはあまり感じられなかった。
山川「優勝してよ!」
永井聖美「山川さんこそ!」
山川「もっちろ~~~ん!」
 ピットにも響いた永井とのそんなやり取りはなんとも微笑ましいもので、声にも力強さがあった。
白石桂三「おはよう」
日高「あ、おはようございます。副会長!」
2012_1212_1326  公務でピットを訪れた白石桂三選手会副会長に日高は、実に嬉しそうな表情を見せていた。「副会長!」には「よっ、副会長!」という冷やかしの響きも感じられたほどだった。6月に副会長就任してから初対面なのかな?
 ともあれ、日高も山川も、パワー不足にもまったく下を向いてはいないのである。
 トップ3に限らず、決定戦組の動き出しは早い。1R発売中に試運転を繰り返し行なっている選手も多く、少々ゆったりめの始動は寺田千恵くらいだっただろうか。
2012_1212_0361  ただ、この後には多くの選手がペラ調整などに忙しくなることだろう。角ひとみが日高に「まだわからない。だって今は暖かいでしょ」と話していたように、今日は気温が高くなっているのだ。これが11、12Rの時間帯にどうなるかは、しばらく様子を見る必要があるだろう。朝の段階で合わせた調整が、レース時にも合っているとは限らない。誰もが初めて体験する短期決戦、モーターが好調だろうと忙しい時間を全員が過ごすのだろう。

●シリーズ戦●
 トライアルが始まるからといって、シリーズ組の動きが変わるわけではない。シリーズ組にとっては、大事な大事な予選3日目。今後の進路が左右される一日だけに、トライアル組がどうこうなど頭にはないだろう。
2012_1212_0809 本体整備は平田さやか。得点率的にはかなり苦しい状況となっているが、もちろん諦めてなどいない。山川美由紀より先に整備室に入っていたのが平田で、懸命の整備を1R発走直前まで続けていた。整備を終えてボートに装着を始めると、渡辺千草が様子をうかがいにきて、声をかける。先輩も心配して、アドバイスを送ってもいたのだろう。平田は4Rで2着。整備が効いたのだろうか。だとするなら、今後のまくり屋・平田には要注意だ! なお、2R発売中には平高奈菜も本体をバラし始めていた。それを西坂香松が見守っており、山川も含めて、整備室が香川勢に独占されるという時間帯もあったのだった。
2012_1211_0091_2   1Rを走った垣内清美が、レース後に調整を始めている。何の? ハンドルとモーターをつなぐワイヤーである。1Rで違和感があったのだろう。カウリングの下を通っているワイヤーのねじを、ハンドルを回したりしながら調整。締めているのか緩めているのかは、遠目には判断つかなかったが、なるほど、こうした調整も選手たちは行なっているのである。モーターもペラもハンドルも、すべてを万全にしようというのが、選手たちの本能のようなものだろう。
2012_1211_0686  さてさて、2Rで細川裕子が転覆。宇野弥生、横西奏恵、香川素子が心配そうにレスキューに乗る細川を見つめていた。静岡勢も係留所に走って様子をチェック。レスキューの発着所には多くの選手が集結している。細川は自力でレスキューを降りており、ひとまず大きなケガはなさそうだった。ベスト12圏内にいながら、F休み中に陥落。そしてシリーズ戦は不本意な成績のうえに転覆。散々な年の瀬になってしまっているが、その鬱憤は残りのレースで返せ! 頑張れ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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“本紙予想”賞金女王シリーズ3日目後半

6R
1コース想定=西坂 まくられ率56.7% 差され率16.7%
2コース想定=守屋 逃がし率39.5%
スタート決めれば守屋のジカまくりが脅威。
◎守屋 ○長嶋 ▲滝川 △西坂
3連単2-431-全

7R 
1コース想定=松本 まくられ率25.6% 差され率20.9%
2コース想定=平田 逃がし率25.0%
川野が果敢にまくり放って抜け出す。
◎川野 ○松本 ▲金田 △海野
3連単3-156-全

8R 
1コース想定=堀之内 まくられ率13.3% 差され率24.4%
2コース想定=武藤 逃がし率25.0%
転覆後も細川が意地見せる攻め。
◎細川 ○堀之内 ▲池田  
3連単3-15-全

9R 
1コース想定=片岡 まくられ率24.4% 差され率37.8%
2コース想定=長嶋 逃がし率51.4%
長嶋が逃がし率高く、片岡の逃げ切り狙い。
◎片岡 ○長嶋 ▲平高  
3連単1-26-全

10R 
1コース想定=永井 まくられ率22.2% 差され率23.8%
2コース想定=高橋 逃がし率42.5%
金田の強まくり狙いだ。
◎金田 ○藤崎 ▲永井 
3連単3-41-全

トライアルはさらに後ほど!


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本日の“本紙予想”賞金女王シリーズ戦3日目

どもどもども。Kです。昨日はまずまずでしたね。女子戦は苦手という認識だったのですが、若松女子王座も上々でしたし、今節も今のところは好調モード。女子戦の鬼でも目指しましょうかね。本日もよろしくお願いしまーす。

1R
1コース想定=山下 まくられ率29.7% 差され率24.3%
2コース想定=鈴木 逃がし率43.2%
山下が意地見せる先マイ。
◎山下 ○樋口 ▲佐々木 
3連単1-43-全

2R
1コース想定=西村 まくられ率17.2% 差され率24.1%
2コース想定=滝川 逃がし率54.5%
西村が滝川を壁に逃げ切り。
◎西村 ○高橋 ▲細川 
3連単1-34-全

3R
1コース想定=鵜飼 まくられ率41.3% 差され率26.7%
2コース想定=犬童 逃がし率31.4%
池田のカド強攻がずばり決まる。
◎池田 ○鵜飼 ▲犬童 △岩崎
3連単4-126-全

4R
1コース想定=遠藤 まくられ率17.6% 差され率32.4%
2コース想定=永井 逃がし率33.3%
堀之内がセンターから自在戦。。
◎堀之内 ○遠藤 ▲永井 △柳沢
3連単3-125-全

5R
1コース想定=鎌倉 まくられ率15.5% 差され率24.1%
2コース想定=喜多 逃がし率28.6%
垣内が4カドから一撃決める。
◎垣内 ○藤崎 ▲鎌倉 △喜多
3連単4-612-全

シリーズ戦後半、トライアルは後ほど。


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3日目!

おはようございます。大村・賞金女王決定戦は3日目。本日よりいよいよトライアルが始まります! 女子では初めて行なわれる“賞金王システム”、どんなドラマが生まれるか、本日より4日間は目が離せませんよ!

2012_1211_1442 昨日の午後、かなり大きな整備をしている鎌倉涼の姿がありました。本日は1号艇がまわってきます。整備の成果は!?(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット――女王の風格

2012_1212_1002  田口節子がピリピリしているように見えた。
 賞金女王決定戦、前検のピットでもっとも印象に残ったのはそれだ。思い出すのは夏の女子王座決定戦。前検から実にリラックスし、自然体だった田口に女王の風格を見たものだった。女子戦では完全に格上の存在となったことを心強く思ったりもした。だが、今日の田口はあの夏とは雰囲気が違った。SGでの田口ともまた少し異質。一言で言えばやっぱり、ピリピリしている、ということになる。
 共同会見でも、やけにぶっきらぼうだった。さっさと会見を終わらせたいといった風情にさえ見えた。「12人の中に入ったら、あまり良くないかもしれない」というモーターへの手応えも影響しているだろうか。「行き足は悪くない。普通です」というコメントもどこか投げやりに聞こえた。
 僕は、これもまた女王の風格と思った。栄えある第1回賞金女王決定戦に、賞金ランク1位で参戦するということ。重圧もあるだろう。誰よりも熱い注目を浴びているという意識もあるだろう。それは誰もが経験できるものではない。田口節子だから、この立場を得たのだ。それがあの日の田口と違う空気を作り出しているとするなら、今日の田口節子はやはり風格をたたえたトップレディだったのだ。そう思えば、“女王の不機嫌”はむしろこちらをゾクゾクさせるのである。
2012_1212_1335  もう一人、やや不機嫌に見えたのは、日高逸子だった。そう、トライアル初戦1号艇の聖女たちが、納得の前検日を送っていないようだったのだ。日高の場合は、明らかに機力。
「このままでは逃げ切れないと思います」「あまりにも出ていないのでテンションが下がりました」「今日の足ではぜんぜんダメ。レースになりません」
 グレートマザーらしく、会見では快活に、微笑をたたえてはいたが、出てくる言葉はネガティブなものばかり。そして、「大整備になると思います」と言って、さっさと席を立とうとしたのだった。そのときの微笑は明らかに引きつっていたと思う。
 会見後の日高は、整備室で機歴簿を覗き込んで、今後の方向性を掴もうとしていた。明日は11Rまで時間はたっぷりとある。きっとモーターと格闘している姿が見られるのだろう。
2012_1212_0387  そういえば、平山智加はやけに神妙に見えた。係留所からピットへと戻ってくる顔つきが、カタいように見えたのだ。1号艇で迎えた夏の女子王座優勝戦の朝。あのときと雰囲気が似ている。いや、むしろあの日のほうがまだ表情が柔らかかったようにも思う。それはプレッシャーと戦う姿でもあったわけで、だとするなら今日の表情は重圧を感じているというのともまた違うのだろう。普段の前検とはまるで違う進行で動いたことが、この舞台の特別性を平山に感じさせたのか。
 で、会見ではいつもの平山智加だったのだ。リラックスし切っているとは言わないが、穏やかで、丁寧で、優しげな平山智加。「きちんとペラを叩けば、勝率通りの足(実は12機の中でトップ)になる兆しはありますね」とのことだから、気分が沈んでいることはありえないわけだ。賞金王決定戦を何度か取材して得た経験則として、「賞金王の舞台の特別性を意識し、強く勝ちたいと欲する者ほど強い」というものがある。たとえば初出場の選手が「意外と緊張しないですね」と口にすればするほど、実は無意識のうちに雰囲気に呑まれてしまう、というか。もし平山が“聖戦”と真っ向から向き合っているのだとすれば、その機力も味方して、夏のリベンジのチャンスをつかむのではないかと思った。

2012_1212_0632  全員の会見が終わり、12聖女はそれぞれの作業を始めていた。やはりプロペラと向き合う選手が多く、ペラ調整室から出てくる姿は頻繁に見かけられた。
 そんななか、香川素子はボートのカウリングのねじを締め直していた。決定戦で使用されるボートは特別仕様。カウリングは艇番に合わせたカラーリングがなされている。もちろん、係の方も入念に装着しているので、ねじが緩んでいるということはありえない。それでも、さらに力いっぱい、ねじを締め直すという選手は、SGの優勝戦の朝などにも見かけることはある。今垣光太郎もそうだし、中村有裕もそうだった。白井英治もそうかな。彼らなりに理由もこだわりもあるわけだが、僕にはそれが「思いを込めた作業」と見える。ドライバーをひとつ回すごとに、闘志が注入されていく、というか。香川の姿も、もちろん同様に見えた。トライアルは2戦目、3戦目は枠番抽選。カウリングも日替わりだ。明日からも毎日、香川の“ねじ締め”が見られるのだろう。
2012_1212_0401  中谷朋子も同じころに、自艇のもとにいた。中谷は入念にボートの点検をしており、少しの塵も見逃さじといった雰囲気で、相棒を丁寧に磨き上げていた。
 会見では唸らされる言葉も口にしている。
「枠番抽選で好枠が引けなかったときでも、思い切って攻めるレースをしたいんです」
 多くの選手が「抽選運」を口にする。たしかに、この短期決戦のカギを握る、大きな要素のひとつであることは間違いない。賞金王決定戦を見て、同じ選手である彼女たちもそう感じているだろう。全員が初体験のこのルールだけに、さらに抽選への意識も強くなっているかもしれない。しかし、中谷は運は運として、どの枠番を引こうが自分らしいレースをすることを信念としているのだ。つまり、何号艇だろうと勝つしかない、と決意している。これは強いぞ。6号艇を引いたとしても、気持ちが後ろに動くことはないからだ。えてして1号艇引いたりするんだよね、こういう人が。足は、ペラを大幅に叩いたことで彼女の身上である乗り心地が来たという。戦うための武器も手に入れたのだ。ベスト12入りするまでの勢いも含めて、台風の目になるのは中谷朋子だと思うぞ。

2012_1212_1534  その他の7人についても。モーター抽選で、誰もが欲しがる16号機を2分の1の確率で逃した寺田千恵は、壇上で「72号機が欲しかったんです」と大笑いしながら言っている。誰もが負け惜しみだと感じたわけだが、「本当に72号機は引きたいモーターだったんですよ。(以前乗ったことがある)須藤博倫くんとウチの人(立間充宏)が一緒の節になって、ペラを見せてもらったら、私の最近の仕上がりに似てるって言ってたんですよ。だったら、須藤くんが引いたモーターがいいなって」。これがビンゴ。行き足から伸びはいいそうで、角ひとみも「スタート練習で寺田さんがのぞいてくる感じだった」と証言している。
2012_1212_0327  その16号機を引き当てた、というか、最後に残っていた16号機が回ってきた宇野弥生は、「乗り心地がバツグン」とのこと。スタート決めて攻める弥生さんにとっては、絶好のアシではなかろうか。会見ではスポーツ報知・藤原記者の「スタート目標」の質問に、「05行けたらベストだと思います」と堂々宣言! 藤原記者が言わせちゃった感じもするのだが(笑)、その力強い言葉はやはり気持ちがいい。
2012_1212_1023  その16号機以上に注目を集めそうなのは、41号機。三浦永理だ。会見でも他の選手の口から山ほど「三浦さん」という言葉が飛び出した。もちろんそのあとにつづくのは「が出ていた」だ。その手応えを自身も得ているからだろう、三浦の表情は柔らかい。会見後はペラ調整室へと入っていったが、作業を急いでいる様子は少しもなかった。
2012_1212_1588  横西奏恵も余裕を感じた一人。というか、女子戦ではいつもこんな感じ。エンジンがひどいときはさすがに険しい表情をしていることもあるが、田口同様、ここでは堂々の格上なのだ。もちろん、他選手を見降してはいない。「舐めてかかると痛い目にあう人たちですから」と語っているのだ。ま、この言葉自体が格上にしかありえないものではありますね。ちなみに、モーターはもともと「伸び型」の評価だったが、乗ってみたら「出足型みたい」とのことだった。あと、モーターを格納したのは、12人のなかでは最初だったように思う(細かくチェックしていたわけではないが、もう格納しちゃうんだあ、と思った)。
2012_1212_0360  角ひとみも、わりと余裕の表情に見えた。もっとも、ここに入ればベテランの域に含まれる角だから、慌てふためくことなどありえない。足的にも「乗り心地は問題ない」とのことで、ドタバタする必要はなさそうだ。
2012_1212_1606  向井美鈴はハスキーボイス(笑)。それがまた、やけにかわいい。そして、ペラを見つめる視線がなんとも鋭い。整備室内のペラ調整所でゲージを当てている姿があったが、足にはある程度手応えがあったようで、まずはそのラインを細かくチェックしているようであった。
2012_1212_0843  最後に山川美由紀。会見では手応えを問われて、「う~ん、ですね」と苦笑いを浮かべた。まず、伸びが今一つで、シリーズ組と足合わせしても伸びられたそうだ。さらに、スタート練習では「2回ブルが入った」そうで、伸びのなさよりもこちらを優先して解消しなければ、と語っていた。明日は忙しくなりそうだなあ。会見後もさっそくペラを叩いていて、早くも臨戦態勢だ。といっても、他選手と笑顔を交わしたりもしていて、雰囲気は悪くない。こんな修羅場など何度もくぐってきた山川だから、ピリピリする必要もないのだろう。女王3度戴冠の風格、である。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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THEピット――賞金女王シリーズ戦「調和」

2012_1212_1317 午後のアリーナ。池田明美&浩美といった組み合わせが見られる一方で、田口節子と落合直子が並んでレースを観戦しているようなところも見かけられるようになっていた(写真は落合直子)。
 今節における立ち位置は違っていても、普段から一緒に走っている仲間同士だ。同じピットにいれば、違和感はないのだろう。
 前検のスタート練習の準備に向かおうとしている向井美鈴の背中を、大瀧明日香がポンと叩いているような場面も目にしている。
 ピット内はそんな感じだ。

2012_1212_0335 今日は、シリーズのレースと決定戦の前検が同時進行しているわけなので、ピット内が慌ただしくなる時間帯も当然出てくる。
 たとえば、7R後に決定戦1班(明日の11R出場選手)のスタート練習が始まるころにはペラ小屋ががらんとしたりもしていた。
 その中で渡辺千草がひとりだけプロペラ調整を続けていたが、決定戦選手たちがスタート練習から戻ってくると、引き上げに手伝いにはすぐに向かっていた。

Dscn0326b 昨日、整備室内の絨毯スペースでプロペラ調整をしていた鵜飼菜穂子は、今日はペラ小屋で作業をしていた。その理由を尋ねてみたわけではないが、人の出入りが多い喧噪を避けたかったのかもしれない。
 その一方、永井聖美と茶谷桜は、今朝に続いて午後もこのスペースで並んで作業をしていた。その輪の中に加わり、作業を始めたのは……決定戦出場の寺田千恵だ。
 永井と寺田といえば、最後の最後まで「12ピット枠」を争った関係にあるわけだが、このときはずいぶん、寺田が永井に話しかけながら作業をしていた。
 永井の顔に浮かんでいたのは、もちろん笑みだ。
 最高のパフォーマー寺田は、ある意味、“笑いのマジシャン”だともいえなくはない。プロペラ調整を始める少し前には、明日の11Rで戦うことになる山川美由紀に対して「前付けに行っていいんですか?」「先輩、行き方、教えてください」とも言っていた。

Matsumoto これまで書く機会がなかったが、松本晶恵は、シリーズを戦っている選手のなかで、好印象が持たれていた一人だ。前検日からずっと、コツコツとひとりで作業をしている時間が長い。
 今日もそうで、決定戦前検が行なわれていることによる慌ただしさには惑われず、装着場で作業している様子などは、うならされるようなところがあった。
 それでいて、決定戦のスタート特訓が行なわれたあとには、駆け足でエンジン吊りに駆けつけるあたりが、見ていて気持ちがいい。

2012_1211_0408 やはり決定戦組のエンジン吊りに向かう際、カメラマンに向かって「イェイ、イェイ!」と言いながらピースをしていたのは堀之内紀代子と長嶋万記だ。
 2人とも黒いダウンジャケットを着ていたのでペアルックなところをアピールしたかったのだろう。
 ただ、これは偶然の一致だったようで……。長嶋に対して「ペアルックですか?」と聞いてみると、「私のはユニクロなんです。ウルトラライトジャケットですね。これがないと、冬はね(笑)」とのことだった。
 そんな長嶋も松本に似ていて、決定戦前検に惑われず自分のペースで過ごしているような感が強い。前検日からずっと、いい表情で作業をしているのは変わらない。

2012_1211_0558 メモ用の手帳を片手にうろうろしていると、ずいぶん大げさに何度も頭を下げながら、前を通っていったのは金田幸子だ。
 つい笑って、「そんなにしなくても」と呟いてしまったが、それが耳に入っていたのかどうなのか……。こちらにはすでに背中を向けている状態になっていながら、さらに繰り返し、ぺこぺこ、ぺこぺこと頭を下げながら、自分のボートのもとへと向かっていった。
 そんな金ちゃんは、やはり愛すべきキャラクターだ。そして、そんな飄々とした様子をしているのは、リズムがいいからこそなのだろう。
 その後には、自分の試運転に向かう準備を終えて、カポックも着込んでいながら、決定戦組のエンジン吊りを手伝ってから、水面に出て行った(そして12Rでは4カドからのまくり差しで勝利している)。
 永井と大瀧明日香も同じようにカポック姿で決定戦組のエンジン吊りを手伝ったあと、試運転に出て行った。彼女たちはそうして、「調和」しながらそれぞれの戦いを続けている。

2012_1211_1430 あっ、そういえば鎌倉涼は、整備士に相談しながら、これからどのように調整していくかを思案していた。
 いまは苦悩しているようだが、そうした粘りが彼女の今後にとっても大きな意味を持っていくのは間違いない。
 ……頑張れ!
(PHOTO/中尾茂幸 +森喜春=松本、内池=寺田&永井&茶谷  TEXT/内池)


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賞金女王TOPICS 

今日のイン成績
転②②②①①②①①①②②

2012_1212_0732  イン5勝は昨日と一緒。ただ、昨日はまくられたイン選手が舟券圏内へと吹っ飛んでいったのに対し、今日は盤石の成績といっていい。1Rの大瀧明日香が転覆失格した以外、11連続で2着以内に食い込んだ。昨日よりもスタートが揃って、まくりの脅威が半減したせいか。もちろん、よほどの強風にでもならない限り、この傾向は明日以降も続くだろう。

今日の勝利コース
③③②③①①④①①①⑤④

2012_1212_0249  昨日はスロー11勝VSダッシュ1勝。今日はスロー9勝VSダッシュ3勝。7Rで4カド岸恵子が勝つなど、昨日よりもダッシュ勢が奮闘したものの、やはりスロー天国は続く。インが強いのは当然として、3コースの活躍がやたらと目立つ2日間でもあった。イン10勝、3コース7勝。常に人気になる1アタマより、3アタマから1を絡めた3-1-全や3-全-1が、今節の「当たり目」なのかも??

2012_1212_1135  で、ダッシュ勢だ。2日間を通じて、はじめてアウト5・6コースで勝ち星を挙げたのが、11Rの藤崎小百合だ。センター勢が握ったところ、冷静に最内のV差しをしてみたら、2マークまでに先頭に踊り出ていた。このレースでは3連勝中の永井聖美が「まさか、このままパーフェクトVか?」などと騒がれていたが、なんのなんの、このブイ差し一撃で藤崎の方が無傷の3連勝、記録更新中となった。あの差しが届くのだから、もちろんパワーは強力。明日の5R6号艇が一大ハードルではあるが、今節の勢いなら克服してもおかしくないぞ!

今日のミポリン!

2012_1212_0989  さてさて、例によって120%エコ贔屓のミポリンコーナーだ。が、今日の守屋美穂は書くべきことがほとんどないな。前半6レースは、片岡恵里の猛追撃をギリギリ凌いでなんとか3着。苦しい苦しい3着ではあったが、4号艇での6点増しは悪くはない。

2012_1211_0419  だが……蛭子さんが選んでくれた12R(蛭子選考特選)は、6号艇6コースからまったく見せ場も作れず6着。実に何とも哀しいプール掃除に明け暮れた。私はといえば「ゴルァ、エビスゥ、こんな最終12Rのきっついメンバーに、我らがミポリンを引っ張り込むなや~!!」などと逆ギレしたのだが(むしろ2点増しを感謝すべきか)、とにかくパワーが平凡すぎて6コースではまったく太刀打ちできなかった。まあ、それでも現在の成績は5・00で21位。明日の2号艇1走でキッチリ連対を果たせば、準優圏内に突入することになる。もちろん、準優6号艇ではさらに通用するわけもない非力パワーのこと、少しでもポイントを上積みしてくれ、ミポリンッ!!(photos/シギー中尾、text/H)


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H記者の『賞金女王 前検を斬る!!』

 レースの合間に行われた賞金女王決定戦の前検が終わりました。足合わせ&スタート練習での独断TOP3は、コレです!

2012_1212_0314 SS香川素子

 山川、遠藤、日高らと合わせて、回り足~行き足~伸びまで全部が強めに見えました。大敗が考えにくい足だと思います。

2012_1212_0477 S中谷朋子

 足合わせの回数は少なめでしたが、どれも相手を圧倒。スタート練習でも4カドからスリット付近で半分ほど覗いていました。

S寺田千恵

 とにかくストレートが強かった。スリットからぐんぐん伸びます。回り足は平凡でも、この伸びがあればアウトから勝ち負けに持ち込めるはず。怖い存在です。

 他では、三浦永理、日高逸子、宇野弥生が十分に戦える気配。苦しそうに見えたのは横西奏恵(存外伸びず)、山川美由紀(回り足がやたらと重そう)、向井美鈴(いかにも平凡な動き)の3人でした。

2012_1212_1532  展示タイムが出ました。12人の時計を速い順に記しておきます。

①寺田千恵  6・54
②宇野弥生  6・56
③角ひとみ  6・58
④山川美由紀 6・59
⑤香川素子  6・61
 中谷朋子
⑦田口節子  6・62
 平山智加
⑨三浦永理  6・64
⑩向井美鈴  6・67
⑪日高逸子  6・69
⑫横西奏恵  6・71

 うーん、やはり奏恵ちゃんの時計が……49号機は伸びで評判だったのですが、ちょっと気になる数字ではあります。(photos/シギー中尾、text/H)

2012_1212_1587


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“本紙予想”賞金女王シリーズ後半

7R 
1コース想定=茶谷 まくられ率15.8% 差され率50.0%
2コース想定=鵜飼 逃がし率19.6%
新田のまくり差しが突き刺さると見た。
◎新田 ○岸 ▲中里 △鵜飼
3連単2-346-全

8R 
1コース想定=高橋 まくられ率11.4% 差され率34.3%
2コース想定=廣中 逃がし率38.9%
高橋が渾身の先マイから逃走。。
◎高橋 ○廣中 ▲岩崎  
3連単1-24-全

9R 
1コース想定=佐々木 まくられ率17.5% 差され率20.0%
2コース想定=西坂 逃がし率53.1%
佐々木が西坂を壁にして逃げ切る。
◎佐々木 ○垣内 ▲西坂  
3連単1-32-全

10R 
1コース想定=池田浩 まくられ率8.9% 差され率22.2%
2コース想定=久保田 逃がし率34.5%
最強姉妹対決は浩美の逃走に軍配。
◎池田浩 ○海野 ▲池田明平高 
3連単1-43-全

11R 
1コース想定=長嶋 まくられ率15.2% 差され率8.7%
2コース想定=落合 逃がし率42.1%
長嶋のイン信頼度は記念選手クラス。逃げる。
◎長嶋 ○遠藤 ▲岸     
3連単1-34-全

12R 蛭子選考特選
1コース想定=中里 まくられ率6.3% 差され率34.4%
2コース想定=大瀧 逃がし率38.2%
センターに強攻派揃い、岩崎の差しで穴狙い。
◎岩崎 ○中里 ▲大瀧 △平高
3連単5-123-全


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THEピット――聖女たちの聖戦が始まった!

 午前10時30分、すでに整備室には12聖女が集結。4人ずつ3列に並んで、モーターの組み立て、点検作業を始めていた。住之江では1年に1回、目にする風景。それを大村で、女子選手で見られるとは!
 装着場のど真ん中には、12艇が枠番順に並べられて鎮座していた。大村の装着場は狭く、そういう事情もあってまとまって置かれていたのだろうが、しかしそれがかえって特別性をまとわせて、装着場のなかでそこだけが光って見える。いや、実際に光っていて、その場所は屋根の明かり取りから柔らかい日差しが降り注ぐ場所なのだった。
2012_1212_0030  さて、モーターをもっとも早く組み終わったのは日高逸子で、さっそくプロペラのチェックを始めていた。その間に平山智加も組み終えて、ボートへの装着はこちらが先。モーターとともに装着場に最初に姿をあらわしたのは平山ということになる。
2012_1212_0055  それを契機に、数分おきに聖女たちがモーター装着を始めて、装着場は聖女たちの作業パーティ(?)の様相を呈し始める。最後に姿をあらわしたのは横西奏恵で、普段のSGや女子王座などでも、じっくりとモーターを点検する姿は見かけられている。いわばルーティンだ。
2012_1212_0159  今朝の公開モーター抽選でも、楽しそうに会話を交わしていた寺田千恵、角ひとみ、横西が、リラックスした表情で談笑を始めた。“エース機”16号機をついに引き当てられなかった面々なわけだが、お互いの抽選運の悪さを嘆き合いつつ、明日からの枠番抽選にも思いをはせていたようだった。「松井(繁)さんが6、6ってことあったよね~」。賞金王決定戦では松井の枠番抽選運がよく話題になるが、明日からは彼女たちも同じように枠番抽選を行ない、引き当てた枠番に一喜一憂することになる。全員が初めての体験、ドキドキとワクワクとハラハラが同居していることだろう。
 2R後には装着作業をほぼ全員が終え、それぞれの動きを見せ始めた。ペラ調整の準備を始める者、いったん控室へと戻る者、動きはさまざまだった。表情を覗き見れば、いずれも緊張感はまだ薄く、リラックスしている様子。シリーズ組の面々とも楽しそうに声を掛け合い、今のところヒリヒリした雰囲気は皆無と言っていい。
2012_1212_0016  3R発売中、日高逸子がボートをリフトへと運んだ。いよいよ着水! その一番乗りはグレートマザーである。この素早さはまさに日高らしさと言ってよく、これを書いている今まさに、試運転で水面を駆けている。
 3Rが終わると、次々に聖女たちが水面へ! 戦いのゴングはすでに鳴っている。いよいよ、聖女たちの聖戦が始まる!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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THEピット――賞金女王シリーズ戦「交流」

2012_1211_0638 賞金女王決定戦出場選手たちのボート12艇が、装着場にずらりと並べられていた光景は圧巻だった。
 ただ、1R前の時点では12選手たちは整備室の中にいて、モーターのチェックをしていたので、昨日までと比べて、それほどの変化は感じられなかった。
 その時間からペラ小屋ではすでに20人近いシリーズ出場選手たちが作業をしていた。
 最初に目に入ったのは佐々木裕美だ。
 少し怖いくらいに真剣な表情となりプロペラと向かい合っていた。そんな顔つきの彼女はまた美しい。

2012_1211_0985 1Rが始まると、選手たちはやはり、レース観戦の特等席といえるアリーナに何人か出てくる。
 そこで気になったのは池田浩美だ。装着場では“12ボート”と並んで、彼女のボートが並べられていた。10Rの一回乗りなので、やりたい作業を落ち着いてやれる立場といえる。
 アリーナでは最初、岩崎芳美と肩を並べて、まるでアベックのようだなというムードで腰をかけていた。すると中里優子がやってきて、私も入れて、というように無言でベンチの狭いところに腰かけた。
 そういう場面が見られるのもアリーナの楽しみだ。
 その1R。アリーナの目の前となる2マークで大瀧明日香が転覆してしまい、選手たちからは悲鳴があがった。
 池田浩美も心配げにそちらを見ていたが、一拍おいて、小さく拍手した。おそらくそれは、その転覆に茶谷桜が巻き込まれず、うまくかわして大事にいたらなかったからなのだろう。
 大瀧と茶谷は83期の同期。呼吸を合わせてそれができたのかもしれない。それを読み取り、小さく拍手をする池田浩美は素敵なひとである。

2012_1211_1224 減点こそあったものの、大瀧は無事だったようで、すぐにピット内を駆けていくところが見られたので、ひと安心だ(写真は昨日のもの)。
 また、昨日の記事では、今節は「永井聖美とのツーショットは見られないかも」と書いていた茶谷だが、今日の1R後、整備室内の“絨毯スペース”で永井と並んでプロペラ調整をやっていた。
 2人とも無言で、それぞれの作業に集中していた。同期で仲が良く、一緒にいることが多いといっても、基本的にはそうなのだ。

2012_1211_0453 1Rが終わったあと、エンジン吊りのために、整備室から飛びだしてきたのは、“決定戦出場選手”の宇野弥生だ。
 その後には日高逸子らも続いて出てきたが、エンジン吊りなどの作業に関しては、決定戦もシリーズも関係ない。そうして普通に仲間たちの作業を手伝っていくことになる。
 エンジン吊りのあとに池田明美が、宇野が縛っていた後ろ髪のぼんぼりを「さわさわ」と触っていたが、それも一種のエールなのかもしれない。
 言葉などはなくても伝えられるものはある。

Dscn0317b その後、決定戦出場選手たちは装着場のボートにモーターを取り付けての作業に移行していったが、そこでもまた、少しずつ交流は生まれてくる。
 最初に装着場での作業を始めていた平山智加のそばを通る際、目だけで激励の気持ちを伝えたのは高橋淳美だ。そうすると平山も笑みを浮かべて、ぺこりと頭を下げる。
 もちろん、直接、言葉を交わしあう選手たちもその後には増えていったが、そういう場面が見られるのも、この「特別な2日目」の楽しみといえるだろう。
 2R前、決定戦出場選手たちが装着場にほぼ出揃い、作業を始めたころ、空気がぴんと張りつめた。
(PHOTO/中尾茂幸+内池=ラストの1枚のみ TEXT/内池)


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賞金女王モーター抽選会

2012_1212_0085  大村GI賞金女王決定戦のモーター抽選会が行われました。おそらく、12戦士のすべてが狙っていたであろう超抜エンジンは16号機。先月、ルーキーの芦村幸香がコースレコードで水神祭(デビュー初勝利)を飾ったことで一躍全国的に有名になった。
 だが、垂涎の16号機が出ないわ出ないわ。舞台上と観客席から溜め息が漏れる中、残り3人に絞られた。角ひとみと寺田千恵と宇野弥生。モーター番号が記された封筒を引く前から、角は両拳を上下に揺らして気合いを込める。が、59号機。いよいよ2分の1。
 ステージの中央に立ったテラッチは、「なんか、ドキドキしてきたぁ」と叫びながら両手を合わせて必死に祈る。封筒から飛び出したのは……72号機!

2012_1212_0097  ガクッと肩を落として席に戻ったテラッチに代わって、12番目の戦士・宇野弥生が待望の16号機を引き当てたのだった。残り物に福があった。
 宇野にとって大村は、GⅡ男女ガチンコバトルで優勝したゲンのいい水面。さらにモンスター級のパワーとあっては、まさに鬼に金棒か。賞金女王決定戦は、前検日から波乱の予感がぷんぷん漂うものとなった。

 賞金女王決定戦モーター&ボート抽選結果

         モーター ボート
①田口節子   62    58
②日高逸子   22    54
③山川美由紀  58    67
④平山智加   11    50
⑤三浦永理   41    37
⑥香川素子   73    59
⑦横西奏恵   49    41
⑧中谷朋子   19    66
⑨向井美鈴   47    55
⑩角ひとみ    59    61
⑪寺田千恵   72    18
⑫宇野弥生   16    25


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本日の“本紙予想”賞金女王シリーズ戦2日目

おはようございます。Kです。本日より現地参戦でございます。大村は何度来ても、いいっすね~。場内グルメは天国ですし。もちろん予想も舟券も頑張ります。昨日はちょこちょこ当たってましたが、よりによって電投参戦できたレースは外れてました……。

1R
1コース想定=大瀧 まくられ率7.9% 差され率42.1%
2コース想定=茶谷 逃がし率32.0%
滝川のまくり差しを狙う。
◎滝川 ○大瀧 ▲犬童 
3連単4-13-全

2R
1コース想定=柳沢 まくられ率37.5% 差され率28.1%
2コース想定=鵜飼 逃がし率19.6%
垣内の強攻に妙味ありそう。
◎垣内 ○喜多 ▲柳沢 △川野 
3連単2-314-全

3R
1コース想定=久保田 まくられ率51.9% 差され率33.3%
2コース想定=堀之内 逃がし率37.1%
堀之内のジカまくりを狙ってみたい。
◎堀之内 ○西坂 ▲落合 △鎌倉
3連単2-345-全

4R
1コース想定=廣中 まくられ率30.3% 差され率42.4%
2コース想定=福島 逃がし率31.3%
廣中のインは1着率18%、2連対率52%の2着型。ヒモ付け。
★廣中 ○福島 ▲永井 △池田
3連単234-1-全

5R
1コース想定=平高 まくられ率20.8% 差され率22.9%
2コース想定=佐々木 逃がし率36.0%
平高が踏み込んで先マイ決める。
◎平高 ○佐々木 ▲松本 △樋口
3連単1-235-全

6R
1コース想定=喜多 まくられ率30.3% 差され率30.3%
2コース想定=長嶋 逃がし率50.0%
長嶋カベに喜多が逃げる。
◎喜多 ○長嶋 ▲守屋 △犬童
3連単1-245-全

後半は後ほど!


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2日目!

おはようございます。大村・賞金女王決定戦は2日目。シリーズ戦はもちろん2日目のレースが行なわれますが、本日は決定戦の前検です! 公開モーター抽選から前検の模様まで、お伝えしてまいりますので、どうぞよろしくお願いします!

2012_1211_0903

12Rは「蛭子選考特選」。蛭子能収さんが実際に選考した番組です! 3号艇にはこの人。(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット――タイミングというものは難しい。

2012_1211_0526 昨日に比べても冷えてきているが、そのためなのか、ペラ小屋で作業をしている選手はやはり多かった。13:50分頃に覗いたときには20人ほどの選手が密集状態をつくっていたくらいだ。
 そのなかで目立ったのは、海野ゆかりと中里優子がペラを手にして話し合っていた光景だ。
 どちらがどちらに、という部分はわかりにくかったが、雰囲気としては、中里が海野にアドバイスをしていたのではないかと思われる。

2012_1211_0752_2 その約10分後。
 2時過ぎにもう一度ペラ小屋を除くと、海野と岸恵子の2人だけになっていた。
 こういうことがあるからピットはみずものだ。
 そのすぐあとにはまた、金田幸子、池田浩美、岩崎芳美と、次々に違った選手が入ってきていたが……(写真は岩崎)。
 海野と岸の2人しかいない時間帯だけペラ小屋を覗いていたとすれば、今日はペラ調整をしている選手が少ないな、という印象を持っていた可能性もあるわけだ。

2012_1211_0117 タイミングでいえば、選手同士の交流などもそう。
 ふだんは一緒にいるところを目にすることが多い永井聖美と茶谷桜の83期コンビだが、昨日、今日と、一緒にいるところを見かけていなかった。
 そこで、うちのスタッフに「今節は、永井さんと茶谷さん、一緒にいないね?」と話してみると、「バリバリ、一緒にいますよ」と返された。
 その少しあとには、「今もいますよ」と教えてもらい、早足でその現場へ直行したのだが……、すでに二人は離れたあとだった。
 今節はもしかしたら、この2人のツーショットは見ることがないかもしれない。
 今日の永井と茶谷は、それぞれにひとりで作業をしている時間が長かった。
 茶谷は1R一回乗りで6着に敗れたあと本体整備をやっていた。永井はギアケース調整やペラ調整など、1日を通して休みなく作業を続けていた印象だ。今日のドリーム戦勝利にも、その成果は出ていたはずだ

2012_1211_0616 83期コンビのツーショットが見られなかった代わりというわけではないのだが……。
 永井が装着場の隅でひとりで作業している傍に滝川真由子が寄っていき、けっこう長い時間、アドバイスのような言葉をもらっていたところは目にしている。そのときの永井は、まさに「いい先輩」という雰囲気だった。
 その滝川が自分のボートのもとへと戻ると、守屋美穂がやってきて、しばらく話をしていた。期でいえば、守屋が一期上ということになるわけだが、「いい先輩後輩」というよりは「いい仲間」という印象が持たれる雰囲気だった。

2012_1211_1415“立ち話括り”でいえば、貼り出されたスリット写真の前で、高橋淳美が福島陽子に対して「ここで前に行ってるのは偉いね」「立ち位置がわからないから……」などという話をしていた。
 どの写真のどのスタートのことを指しているのかはわからなかったが、一枚のスリット写真を見ても、選手にはいろいろなイメージや物語が伝わっていくものなのだろう。

Dscn0308b 本日……、整備室にはひとつの変化が起きていた。
 変化というと大げさだが、その隅にある空調機の前に絨毯が敷かれて、「仮設プロペラ作業場」になっていたのだ。
 大村ボートのスタッフの方に聞いてみると、「暑いときや寒いとき」にこの場が設置されることがあるのだそうだ。
 最初にこの「仮設プロペラ作業場」を見つけたのは、ペラ小屋が混み合っていた時間帯とも重なるが、ここで作業をしていたのは鵜飼菜穂子ひとりだけだった(少し経ったあとには、永井もその横で作業を始めた)。
 う~ん、真剣にペラを見つめる鵜飼さんはいいなあ。
(PHOTO/中尾茂幸+内池=鵜飼のみ TEXT/内池)
 


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賞金女王シリーズTOPICS 初日

今日のイン戦
①①⑤③①⑤⑤②④①④①

2012_1211_0602  イン5勝は、女子戦としては妥当なラインか。今後もこの程度かも知れないし、もっとスタートが揃うようになってインの勝数が増えるかもしれない。
 一方、インが負けるときは女子戦らしく「まくりをモロに喰らってノックダウン」というパターンが多く、4着以下が5本。勝つか大敗か、という両極端の1日ではあった。そうそう11Rは、我らがミポリンこと守屋美穂も2コース中里優子の力任せの直まくりを喰らって4着に沈んでしまった。今日は1・3号艇の好枠を生かしきれず③④着……今後は外枠が主戦場となるが、現状の伸びでは苦戦必至か。先の丸亀GⅡで準優出した根性で、この逆境を切り抜けろ、ミポリン!!

今日の勝利コース
①①③④①③③②③①②①

2012_1211_0323   スロー11勝、ダッシュ1勝。最近の記念の定石である「スロー水域天国」は、今節も盤石なようだ。今日は5本の万太郎が飛び出したが、アタマはすべてスローの1~3号艇。4カドが伸びて行かないから仕掛けきれず、アウト勢も殺されてしまう。穴党は「1・2・3号艇からアタマを決め、人気薄をヒモに据える」という戦法が、万太郎GETへの近道だと思う。そんな当たり前のことを嫌というほど認識しながら、湯水のように456アタマを買っているバカは私です。こんなことしてたら、住之江まで資金がもたないっての!!

2012_1211_1514_2  今日、ダッシュ勢で唯一の白星(金星というべきかw)が挙げたのが、4Rの永井聖美。次点13位で賞金女王に漏れた憂さを晴らすような豪快な4カドまくりだった。とはいえ、このレースのスロー勢はコンマ29~35とドカッており、普通に15前後だったらまくりは不発だったろう。それほどスローが強い大村水面。最終日まで肝に銘じておかなければならない。

独断のパワー診断

2012_1211_0752  まずは修正。昨日、ワースト級に指名した岩崎芳美50号機は中堅上位まで復調した。前検ではひどすぎた行き足~伸びがきて、回り足もしっかりしている。まだ2連率45%の迫力はないものの、V戦線でも通用するパワーだと思う。

2012_1211_1282  もうひとつのワースト指名・山下友貴40号機も、昨日よりは上昇した。が、急上昇した岩崎とは違って、こちらはワースト→下の上くらいになった程度。このままの足では、依然として厳しい。

2012_1211_1213  今日、道中でやたらと目に付いたのが西坂香松のレース足。回ってからキュッとターボがかかって他艇を引き離す。このレース足を存分に発揮し、5・6号艇ながら③③とポイントを加算した香松は、今後も絶対に軽視してはならない。

2012_1211_1055  他では南国のライオンクイーン・犬童千秋、前検でも指摘した喜多那由夏、岸恵子。この3人は重い着も拾ったが、間違いなく上位級だ。人気が落ちる外枠のときに勝負したい。伸びだけなら渡辺千草、平高奈菜、藤崎小百合がトップ3か。(photos/シギー中尾、text/H)


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H記者の『穴・極選』初日

 3Rの三四郎280倍をこっそりGETしてしまったHです。これで住之江のクリスマスイヴまで続く「死のロード」を乗り切れるかも?? あまり無茶をせず、この長期戦を最後まで戦い抜いてみせましょう。

8R
 ①川野芽唯
 ②片岡恵里
 ③大瀧明日香
 ④長嶋万記
★⑤西坂香松
 ⑥池田明美

進入123/456

 西坂カショちゃんの足がキラリ輝いています。あのパワーなら、もう一丁舟券に絡んで万太郎を演出するかも。3Rより相手は強化しましたが、思いきって2着固定。混戦ムードぷんぷんのレースなので、ちょっと変則的な7点買いで自分の運を試してみましょう。

3連単★134-5-346


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“本紙予想”賞金女王シリーズ初日後半

7R 
1コース想定=鈴木 まくられ率15.6% 差され率43.8%
2コース想定=岩崎 逃がし率44.4%
岩崎は2コースツケマイある。鈴木が張れば池田に出番。
◎池田 ○垣内 ▲鈴木 △岩崎
3連単3-412-全

8R 
1コース想定=川野 まくられ率28.1% 差され率43.8%
2コース想定=片岡 逃がし率20.4%
片岡が2コースから巧みに差し切る。
◎片岡 ○川野 ▲大瀧 △長嶋  
3連単2-134-全

9R 
1コース想定=細川 まくられ率15.6% 差され率31.3%
2コース想定=樋口 逃がし率45.2%
細川が豪快に先マイ決める。
◎細川 ○藤崎 ▲高橋  
3連単1-34-全

10R 
1コース想定=金田 まくられ率15.6% 差され率20.0%
2コース想定=渡辺 逃がし率34.1%
金田が軽快にイン先マイ。
◎金田 ○岩崎 ▲平高 
3連単1-35-全

11R 
1コース想定=守屋 まくられ率17.3% 差され率15.4%
2コース想定=中里 逃がし率39.4%
守屋の逃げ切り狙うが、センター勢の強攻も魅力だ。ボックス。
◎守屋 ○落合 ▲堀之内     
3連単1=3=4BOX

12R ドリーム戦
1コース想定=永井 まくられ率22.6% 差され率24.2%
2コース想定=細川 逃がし率25.0%
海野の3コース自在戦を狙う。
◎海野 ○永井 ▲鎌倉
3連単3-14-全


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THEピット――シリーズ戦が始まった!

4014 賞金女王決定戦の出場選手たちが開会セレモニーを行なっている時間に、すでに水面ではシリーズ戦出場選手たちが試運転を繰り返しいた。
 こうした大会においては、常に「決定戦」と「シリーズ」のコントラストが織りなされていくことになるのだろう。
 1R前の時間帯、ピット内の装着場はがらんとしていて静かだったが、ペラ小屋では7人が作業をしていた。
 顔が見えたのは、片岡恵里、堀之内紀代子、山下友貴、守屋美穂だ(写真は片岡+佐々木裕美)。

3357_4 そのメモを取ったあと、もう一度、装着場に戻ると、永井聖美がモーターにギアケースを取り付けており、福島陽子はボートやモーターのチェックなどをしていた。
 物静かな感じで作業をしていた福島は、見ているだけでも、こちらはホッとさせてくれる存在だ。

3176 ホッとさせてくれる存在といえば渡辺千草もそう。
 3月だったかに品川駅のホームで偶然、会って、「今年の巨人は強そうですね」という話をしていたので(実をいうと、私は中日ファンなのだが、そのことは黙っていた)、「優勝できて、よかったですね」と言ってみると、幸せそうにニッコリ!
「本当はパレードも行きたかったんです」というのだから、その巨人ファン度はかなり高い。
 ちなみに書いておけば、「ずっといらっしゃるんですか?」と聞かれたので「明日までなんです。黒須田と交代なんですよ」と返すと、寂しそうな顔をしてくれた(……たぶん)。
 いい人だなァ。

Dscn0301b 整備室の片隅では、海野ゆかりがプロペラにゲージを当てていて、その海野に西坂香松が話しかけていた。
 ガラス越しにその様子を見ていたので、何の話をしているかはわからなかったが、ずいぶん長い間、話し込んでいた。
 そして、西坂が去っていくと今度は、岩崎芳美が話しかけ!
 海野という人は、人を惹きつけるところがあるのだろう。この人に対して、これまで取材などをしたことはないのだが、ちょっとした質問などをしても、いつも素敵な笑顔で答えてくれる。

 

Dscn0305b 1Rのときは、個人的には超久しぶりの「大村アリーナ」に行ってみた。
 ピットの脇にベンチがあり、そこで出場選手たちがレースを見るわけだ。
 このときは、「池田明美&佐々木裕美&細川裕子組」と「平高奈菜&西坂香松」、「独り身の長嶋万記」を発見!
 レースが始まると、手を振って応援していた西坂がかわいかった。
(PHOTO/森喜春+内池=後半2枚 TEXT/内池)


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開会式ダイジェスト

2012_1211_0122 宇野弥生
(タオルを振り回し、アゲアゲのハイテンションで登場)
「いつもと違うことをしましたが、レースはいつもどおり頑張ります!」

2012_1211_0135 寺田千恵
「ティアラを被りに来ました!!」

2012_1211_0156 向井美鈴

「ここにいられることが奇跡だと思っています」

2012_1211_0184 横西奏恵
「ここに来るまで、いろんなことがありました。いろんな人の思いを込めて走ります」

2012_1211_0244 日高逸子
「九州代表のつもりで頑張ります!」

2012_1211_0255 田口節子
「二度あることは三度ある。今日も言っておきます。
初代賞金女王になります!」


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シリーズ選手紹介!

2012_1211_0011 喜多那由夏
「穴を出すとしたら、私だと思います!!」
 ⑥⑤号艇の今日が絶好の狙い目? 買っちゃいますっ!

2012_1211_0101 平高奈菜
「シリーズの方にはニックネームがなかったので、自分で付けてみました。『ワイルドヤンキー』で頑張ります」
 ギャハハ、ハマりすぎですっ!

2012_1211_0040 武藤綾子
「次は、『南国のライオン』が登場しまーす♪」
 ん???? この怪しいニックネームは、誰のこと??

2012_1211_0047 犬童千秋
「武藤さんの期待に応えて、ライオンキングやりま~す。

 ♪アーーーーーー●△×@□◎▼ンガーーーー♪(雄叫び)」
 なるほど、南国・宮崎のライオンクイーンね。さすが「犬組」のボス、見事な声量でありました! 

2012_1211_0094 守屋美穂
「おはようございます。テンション上げて頑張りたいと思います」
 さすが、我らがミポリン。素晴らしい挨拶だったなぁ。え、別に取り上げるまでもない、フツーのコメント?? 黙らっしゃいっ!!!!


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本日の“本紙予想”賞金女王シリーズ戦初日

おはようございます! Kです! 第1回賞金女王決定戦、張り切ってまいりましょう! 私はまだ現場入りしておりませんが、本日は東京より“本紙”予想でございます。今日は電投勝負だ!

1R
1コース想定=藤崎 まくられ率20.0% 差され率40.0%
2コース想定=西村 逃がし率50.0%
藤崎が逃げ切って、栄えある第1回賞金女王の幕開けを飾る。
◎藤崎 ○西村 ▲鈴木 
3連単1-23-全

2R
1コース想定=武藤 まくられ率23.5% 差され率32.4%
2コース想定=金田 逃がし率50.0%
武藤が金田を壁にして逃げ切る。
◎武藤 ○金田 ▲守屋 
3連単1-23-全

3R
1コース想定=落合 まくられ率4.7% 差され率32.6%
2コース想定=山下 逃がし率48.7%
落合のイン信頼度は高い。逃げ切る。
◎落合 ○樋口 ▲平高
3連単1-34-全

4R
1コース想定=渡辺 まくられ率24.5% 差され率50.9%
2コース想定=鵜飼 逃がし率19.6%
鵜飼が2コース獲って捌く。
◎鵜飼 ○川野 ▲永井 △渡辺
3連単3-241-全

5R
1コース想定=海野 まくられ率6.1% 差され率36.7%
2コース想定=遠藤 逃がし率37.5%
海野が外の攻め受け止めて逃げ切る。
◎海野 ○遠藤 ▲喜多
3連単1-25-全

6R
1コース想定=滝川 まくられ率40.6% 差され率25.0%
2コース想定=鎌倉 逃がし率27.1%
中里が3コースから強ツケマイ決める。
◎中里 ○廣中 ▲滝川 △鎌倉
3連単3-512-全

後半は後ほど!


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初日!

Dscn0295b 本日は賞金女王シリーズ戦初日で、開会式も行なわれます。
 昨夜は賞金女王決定戦の前夜祭が開催され、ドレスアップした12人が美しい姿を見せてくれましたが、本日のレースの主役たちはシリーズ戦の出場選手たちです。
 その熱い走りを直接見るために、ぜひ発祥の地へ!


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THEピット――「シリーズ」であるということ

3618「今日だけチヤホヤされて、あとは角(ひとみ)さんの応援をしながら、こっそり自分も勝ちたいと思います」
 明日のドリーム戦出場選手の会見の場で、海野ゆかりはそう言った。
 最近、ある男性レーサーからこんな話を聞いていたことを思い出した。
「賞金王シリーズに初めて出たとき、決定戦の凄さを目の当たりにして衝撃的でした。だって、決定戦の出場選手たちがピットにやってきた途端、記者さんたちは僕たちのことは無視ですもん(笑)」
“決定戦”と“シリーズ”。
 その関係の微妙さは「賞金王」も「賞金女王」も同じということなのだろう。

3993_2
 賞金ランキング13位の“次点”となり、明日のドリーム戦1号艇に入る永井聖美もまた、ドリーム戦に向けてのモチベーションについて、会見で聞かれた際にこう答えている。
「13位になった時点で(モチベーションは)上がらないですね。気持ちは来年です」と。
 永井のこの言葉のなかには、レーサーとして本音が出ているには違いない。しかし、だからといって、今節に臨む気持ちがゆるむことにはならないだろう。
「来年」に向けて、勢いよく走りだすためにも、ここで勝っておくことは重要な意味を持つ。
 ピットの様子を見ていても、「シリーズだから……」という感じで作業をしている選手は一人もいなかった。海野も永井も、その代表格である。

4190 ドリーム戦5号艇の長嶋万記に対しては直接、「決定戦がある中でシリーズに出るというのはどうですか?」と聞いてみた。
 すると、彼女はこう答えてくれている。
「これがGⅠだったなら、とは思いますけどね(笑)。でも、どのレースも同じ気持ちで走るのは変わらないですね。それにさすがは大村ボートさん。にぎやかな感じも女子王座みたいだし、そんな気持ちになっていますよ」
 ……そう。気分は女子王座!
 そういう一般戦が、この賞金女王シリーズであるはずだ。選手がそのような気持ちで戦ってくれるのだから、我々ファンもそうした感覚で楽しみたい。

4456 今日のピットでは、ペラ小屋に出入り選手の多さが目立ったが、そのうちの一人が鎌倉涼だ。最近、悪いモーターばかり引いていたので、今節に入る前には「神頼み」もしていたというが、それもやはり、このシリーズを軽くは見ていない証左といえよう。
「乗った感じは悪くなかったです。前検にしてはいいほうじゃないですかね」
 とも話していたが、そこからの上積みを求めての作業だったわけである。

4450 ペラ小屋の中をこっそり覗き込んでいた時間帯もあったのだが、「きゃあ」というような悲鳴が聞こえて、「びっくりしたあ」という声がそれに続いた。
 声の主は平高奈菜だ。
 彼女がペラ小屋から出てきたとき、「どうかしましたか?」と聞いてみると、「なんか、虫がいました」と、やや冷たく返された。
 こういうときはやはり……、見て見ぬふりをするのが紳士というものなのだろうか。
 男として未熟である。
 そんなことも実感された。

4011 未熟といえば、女性を見る目もまだまだなのかもしれない。
 これまで、特別な印象を持つことはなかった堀之内紀代子が、今日はなんだか魅力的に見えた。普通に過ごしているときではなく、作業をしているときの目がすごく美しいのだ。
 心身のコンディションがいい証拠かもしれないが、これも基本的には「内面」から来るものなのではないか。堀之内が作業をしているところなどは、過去に何度も見ていたはずなのに、いままでそれに気づかなかったのはやはり未熟だ。
 ただ……、今節の堀之内が、これまでにはないほどの輝きに満ちた走りを見せたとしたなら、私の見る目はなかなかのものだということにもなる。
 SGなどにしても、大きな結果を出す選手は、早い段階から違って見えることが多いものなのだから。
(PHOTO/森喜春 TEXT/内池)


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H記者の『大村シリーズ前検を斬る!!』

3611_a  前検が終わりました。まず最初に明記しておきましょう。
「岩崎芳美50号機は、もはや中堅レベルもない」
 足合わせで茶谷桜、細川裕子にボッコボコにされてました。やはり、45%の2連率でこちらのシリーズに回っているのは、相応の理由があるようです。明日は②③号艇、この2連率で人気になりそうですが、現状のままでは勝てない。一応、午前中の気配をチェックしつつ、上積みがないようならバッサリ切り捨てます!

4464  この岩崎と同じようにフルボッコを食っていたのは、山下友貴です。特訓で樋口由加里、平高奈菜にまるで付いていけなかった。明日の2号艇は苦戦必至と見ます。

4190_b  それから……モーター抽選で「目力はV候補筆頭」と評価した長嶋万記も、パワーそのものはあまりに平凡。この足のままでは優勝は厳しそうな気配でした。

4246  一方、スリット付近の行き足が強力に見えた(女子戦はこの部分が生命線)のが喜多那由夏、岸恵子、渡辺千草の3選手。どれも人気の盲点になりやすい「穴女」でもあり、アタマやヒモで狙ってみます。

4482  で、気になって仕方がないミポリンこと守屋美穂は「出足は上々も伸び弱め、全体的にはそこそこ戦える足」というレベルの評価。ダッシュでは伸びないので、いっそスロー水域を主戦場にしたほうがいい気がしました。明日の①③号艇で、どれだけポイントを伸ばせるか。重要な初日2走になりますな。

 前検タイムが出ました。

前検時計TOP10
①池田明美 6・59
 大瀧明日香
③渡辺千草 6・61
 犬童千秋
⑤片岡恵里 6・62
⑥鵜飼菜穂子 6・64
 岸 恵子
 永井聖美
 細川裕子
⑩柳澤千春 6・65
 佐々木裕美
 長嶋万記
 鎌倉 涼

 おっと、長嶋が10位に。私の見立てより伸びは強めのようです。

前検時計ワースト5
①岩崎芳美 6・81
②守屋美穂 6・78
③鈴木成美 6・77
④中里優子 6・76
 金田幸子

 嗚呼、やはり岩崎の足はどうにかなっちゃってるようです。そしてそして、ミポリンがワースト2位に! 伸びは苦しいとは思いましたが、これほど酷いとは……もう、出足に賭けるしかないのか、ミポリン????(photos/ウッズ森、text/H)


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ほんわかふわふわ抽選会

Dsc_0005  さあ、モーター抽選だ!!
 なんて気合の書き出しをしてみたものの、当の選手たちはみ~んなのんびりふわふわほんわかモード。そりゃそうか。大村の銘柄モーターは、明後日からの女子賞金王の12戦士に授けられる。ここでは「その他大勢」みたいなモーターが割り振られるのだ。抽選会場は、どこもかしこも笑顔笑顔笑顔。
 そんな和気藹々のムードをさらに盛り上げたのが、最古参の鵜飼菜穂子姐さんだ。ガラポン抽選の順番を決めるため、娘ほども若い遠藤エミとじゃんけんに挑んだ菜穂子姐さん(勝てば先輩から、負けたら後輩から)。年季の違い?で圧勝を遂げると、高々と右手を突き上げてから、両手を上下に激しく振って踊りはじめた。その踊りは、なんというか、アフリカの原住民が美味しい獲物を召し取ってお祝いしているような、不思議な踊りだったぞ。とにもかくにも、場内大爆笑。

Dsc_0299  ただ、こんなリラックスムードMAXの中でも、キラリンッと強い目力を発する選手も何人かいた。長嶋万記がそのひとり。気合いパンパンというレベルではないのだが、伏せていた顔をスッと上げたときの目が、キリリ引き締まっていた。全体的に何となくお祭りムード(何せ、はじめてのシリーズなのだ)が漂うだけに、マッキーのこの目力は不気味ではあるな。とりあえず、V候補の筆頭とお伝えしておく(元々有力候補だけど)。

Dsc_0646   そして、今節も出ました池田浩美&明美姉妹! 髪型も服装も一緒なだけでなく、今日はマスクまでお揃いで、「一体、世界中の誰がこのふたりを見分けられるんだーー!!!???」。せっかくなので、ツーショット写真を載せておこう。
Q/さてさて、どっちが浩美でどっちが明美でしょう?(急造カメラマン森記者の機転で、胸の登録番号はモザイキングしております)。ズバリ正解者には100万円! と言いたいところだが、これはレースならぬクイズ不成立。だって、質問者の私もまったく判別できないんですから。
Dsc_0549  まあ、こんな感じで私自身も超リラックスムードで抽選会を見守っていたのである。もちろん、いちばん気になる我らがミポリンを横目でチラリチラリと何度も見つめながら……え? まさか、変態ストーカーじゃあるまいし、ミポリンの黄色い靴下のアップとか、そんな変なアングルの写真は1枚たりとも撮ってませんってばっっっ!!(汗)
Dsc_0078  コホン。少しは実益になりそうな話も。「その他大勢」レベルのモーターの中にあって、2連率40%を超える好素性機が2台紛れ込んでいる。とりわけ、50号機のそれは45・5%!!! こんな超抜級がなぜこちらにいるのかは定かじゃないが、この50号機を引いた岩崎芳美と12号機(42・3%)をゲットした川野芽唯は要注意だ!(photos/ウッズ森、text/H)


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ナデシコたちも大村に登場

Dsc_0039 ナデシコたちの朝は早い!
 SGなどに比べてもレース場入りは早いといえるのかもしれない。こちらの出足も決して遅かったわけではないが、「入り取材」に行ったときには、すでに何人かは「入り済み」になっていた。一説によると、落合直子が一番乗りだったとか。
 かと思えば、「いや、そうじゃない! 川野芽唯だ」と川野推しをする者もいる。
 いやはや難解だ。いずれにしても、この二人が早かったのは間違いない。
 ちなみに書いておけば、私が「入り取材」に行ったときには鎌倉涼がファンに囲まれ、笑顔でサインをしていた。
 大村はタクシーなどが止められるピットの入り口付近まではファンが入れるので、朝から熱心なファンたちが「入り待ち」に駆けつけていたのだ。一般戦とはいえ、さすがは「第1回シリーズ」である。

Dsc_0218 おそらくファンにプレゼントされたのだろう紫色のバラの花束を持っていたのは……、山下夕貴だ。
 バラにも負けない可憐な雰囲気を醸し出していて、なかなかポイントが高かった!
 いままではあまり意識していなかったが、なんだか「気になるひと」である。
 もしかしたら彼女は、今節、大きくブレイクするかもしれない。

Dsc_0335 もうひとり、ファン人気が高かったのが西村美智子だ。
 もともとキュートな顔立ちをしているのはわかっていたが、その明るい人柄が愛されるのだろう。
 ファンから写真を撮らせてほしいと頼まれると、にっこりと笑ってVサイン!
 ピット付近では、とくべつ面識もない私も含めて、そこにいる人たち誰もに、素敵な笑顔をみせながら挨拶をしてくれるのだ。
 これは、なんというのか……、いいなァ。
「あの子、いいなァ」
 そんな気持ちを抱かせてくれる選手である。

Dsc_0038 いいな、といえば、やはり宇野弥生……、いわゆる弥生さんということになるだろう。
「今日は賞金女王シリーズの前検日なのに、なぜ賞金女王決定戦出場者である宇野の話になるんだ! ひいきが過ぎるだろう」とお怒りの方もいるかもしれないが、本日の大村ピットには、実際に弥生さんが降臨したのだ。
 長崎ナンバーの車を運転するのは池田紫乃で、その車の後ろに弥生さんが乗って、シリーズ出場選手である片岡恵理を“お届け”! ……つまり送ってきたわけだ。
 トランクから荷物も下ろして、運んでいる弥生さんは、ダウンジャケットとジーンズというスタイルで、なんとも格好よかった。
 カムフラージュの布をかけたキャリーケースにみかんの袋を持ってピットに入っていった細川裕子も格好よかったが、“愛知の女”というのは、そういう姿が実に絵になる。

Dsc_0510 絵になるといえば海野ゆかり!
 トリにも近いタイミングで彼女が現れただけで、ピット内にはざわめきが起こり、周囲の空気がぱっと華やいだ。
 大げさ!?
 いや、大げさではない。
 写真でどこまで伝わるかはわからないが、帽子をかぶってショールを肩にかけた彼女を見た人たちは誰もが「スターだぁ」と、ほとんど無意識に口に漏らしていたのだ。
 実際に海野本人に「スターですね」と声をかける者もいたくらいだが、それに対して海野は「だって、寒いんだもん」。
 か、かわいすぎるやろ……。

Dsc_0111 ああ、最高の一般戦……。賞金女王シリーズが、いま始まろうとしている。

(PHOTO/森喜春 TEXT/内池)


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大村に着きました!

Omura取材スタッフ、大村に着きました。
気温は低いのですが、快晴です。
本日の賞金女王シリーズ戦前検日から最終日までリポートしていきますので、よろしくお願いします!!


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いよいよ賞金女王!

師走を迎えました。ボートレース界にとって、今年の師走は特別な1カ月。賞金王決定戦の開催があるのはもちろんですが、今年から賞金女王決定戦が新たなビッグレースとして誕生したのであります。そう、今年は歴史的12月! 発祥地・ボートレース大村でこの一戦を目撃せずにはいられませんぞ!

というわけで、取材班は明日より現地入りし、第1回賞金女王決定戦をレポートしてまいります。明日の賞金女王シリーズ前検から16日の賞金女王決定戦優勝戦まで、一節間この栄えある第1回の戦いをお届けしますので、今節もどうぞよろしくお願いします。


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