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ボートレース特集 > 2012賞金王シリーズ戦
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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 ボートレース特集

シリーズ優勝戦 私的回顧

脳汁ランナウェイ

11Rシリーズ優勝戦 進入順
①篠崎元志(福岡)11
⑥西島義則(広島)20
②石渡鉄兵(千葉)20
③池田浩二(愛知)12
④湯川浩司(大阪)14
⑤石野貴之(大阪)16

2012_1224_r11_1886  このレースは、2マークで見ようと決めていた。西島義則が動く。抵抗する湯川浩司と石野貴之を振り切って、舳先をスタート方面に向ける。観衆がどっと沸く。歓声、奇声、怒声、罵声……いろんな声が混じっているが、誰もが待機行動の行方を固唾を呑んで見つめている。私も、この進入のカタルシスに酔いしれる。これでも篠崎が逃げるかもしれないし、石野がアウトまくり差しを突き刺すかもしれない。6人に平等に勝つチャンスが与えられた。そんな気になる。

2012_1224_r11_1995  12秒針が回った。枠なりの穏やかな起こしより、スタンドのボルテージははるかに高い。篠崎を応援する者も、石野を応援する者も、より必死に声援を送る。私も◎石渡鉄兵の名前を連呼した。内2艇が極端に深くなった、絶好の3コース。これでスリット同体なら、石渡がまくりきれる。スリットのはるか手前で、脳汁が毛穴という毛穴から噴き出す。
 げ。
 石渡が遅れた。私も含め、石渡を応援した人々の声だけが止む。代わって、池田党が俄然盛り上がった。
「池田や、いってまえーー!!」
「池田や、池田で決まりや!!」
 ところが、シリーズトップ級のパワーを誇る石渡がもこもこと伸び返し、まくりそうな池田に舳先を掛けてしまった。池田党の声が歓声から奇声に変わり、それで途絶えた。
 その後は、1マークまで劣勢にも思えた篠崎党の喜びが爆発した。
2012_1224_r11_2058 「よっしゃ、逃げたーーー!!」
「助かったーーーっ!!」
「ええぞ、篠崎ィィ!!」
 いっぺんに聞こえた。安堵の声が多かった。篠崎党はみんな、まさに固唾を呑んで声も出なかったのだ。
 ここは住之江、1号艇から安心して買えるレースがあっていい。そうじゃなきゃ困るという本命党も多いことだろう。だが、私は大一番であればあるほど、こういう誰もが進入から脳汁が噴き出すようなレースが好きだ。今日のヒーローは、博多の男前ナンバーワンだった。単なる楽インからあっさり逃げるレースではなかった。80m起こしでトップスタート。いいイン逃げだった。こういうイン逃げは、記憶力の悪い私でも忘れないのだ。そして、こういうレースの後では、私は必ずこう思うのである。
 西島がいてくれて、面白かったな。
 今日も思った。おめでとう、篠崎。あれがとう西島。(photos/シギー中尾、text/H)
2012_1224_r11_2040


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THEピット――意義ある勝利

Uu5w0991  ボートリフトから拍手が巻き起こる。目を向けると、日高逸子をはじめとする福岡勢が笑顔とともに手を叩いていた。
 篠崎元志が先頭に立った!
 深い進入。2、3コースがヘコみ気味のスタート。4カドから伸びてくる池田浩二。篠崎自身「浩二さんにまくられると思った」というほどに、隊形は篠崎絶体絶命と見えていた。だが、「レバーを落とさず回りました」という豪快な全速逃げは、ピットで見ている者をも唸らせ、歓喜の声をあげるよりも拍手をしてしまうほどに華やかなものだった。
 ボートリフトの最前列で出迎えたのは、やはり盟友・岡崎恭裕。岡崎が突き出した左手に、篠崎は万感を込めてハイタッチをした。笑顔の輪が広がる。中心で篠崎は達成感あふれる表情で祝福に応える。
 新たなSG覇者の誕生は、なんともハッピーな空間をその場に生み出していた。

2012_1224_0502  もちろん敗者たちは、まったく違う表情を見せている。池田浩二はヘルメットを脱いだ瞬間、「ウゲッッッッ……気持ち悪!」とえづいている。それが果たして悔しさの表現だったのか、実際に吐き気をもよおしたのかどうかは謎のままだが、もし勝っていたならそんな身体反応は起こっていないだろう。昨年の賞金王覇者として、ここは是が非でも勝っておかねばならなかった。そのプライドが満たされなかったことが、池田に変調をもたらしたとしか思えない。
Uu5w1008  石野貴之は、がっくりとうなだれて溜め息をついていた。6コースではチャンスがないと思うので、と言いながら、6コースになってしまったこともまた、悔しさを増幅する材料だったか。スタート展示では抵抗の意思を見せてはいたが、本番で前付けを許してしまったのでは意味がない。いや、外野からはそうとはまったく思えないのだが、本人としてはそうした気分があるだろう。もちろん、シンガリに敗れたこと自体も、石野の心に闇を負わせたに違いない。
Uu5w8322  石渡鉄兵は、ヘルメットの奥に苦い表情を作っていた。柔和な性格で、声をかければ丁重に接してくれる鉄兵が、恐ろしいまでの険しい目つき。スタートでやや後手を踏んだことも悔いを残しただろうし、池田のまくりの止め役で終わってしまったことも無念であっただろう。ヘルメットを脱ぐと、カタい表情ながらもいつもの石渡鉄兵の顔に戻っていたが、その分、心に沈み込んでいく悔恨は大きかったはずだ。
Uu5w0460  西島義則が厳しい表情で敗戦を受け止めていたのは、ある意味、想定内である。安芸の闘将が、敗戦後に穏やかな表情を見せるはずがないからだ。カポックを脱ぎながら、池田とレースを振り返る際には笑顔が見えてもいたが、ハッキリと頬がひきつり、目は笑っていなかった。
Uu5w1026  そんななかで、わりと穏やかな雰囲気だったのは、湯川浩司だった。2着だから良し、などと思っているはずがないが、モーター返納に向かう際にも仲間に笑顔を見せていたし、返納時は丸岡正典とにこやかに話しながら、作業をしていた。ただし……返納を終えて整備室を出る際には、ふっと落胆が浮かぶ表情にもなっている。ひっきりなしにねぎらいの声がかかり、また穏やかな顔つきに戻ったりもしていたが、もちろん苦い思いはあっただろう。

2012_1224_0896  篠崎は、会見でこう語っている。
「ここで勝っておかなければ、自分のこれからが変わってくるだろうと思っていた」
 この言葉はなかなかに含蓄が深い。1号艇だからきっちりモノにしておかなければならない、というのは当然だ。同時に、これがシリーズ戦であるということへの意識もある。だからといって、SG初戴冠の喜びも大きい。会見の席に着く際には、やり遂げた、というふうに天を仰いで息をつく場面もあったのだ。とはいえ……
「来年は、12人に残れるよう頑張りたい。そして、毎年出られるような選手になりたい」
 行き着くところは、この結論だ。今日の勝利は大きな喜びとして捉えながら、これが単なる通過点であることも認識している。いずれにしても、この経験が篠崎にとって重大なステップボードとなったことは間違いないだろう。
 ともあれ、おめでとうSG初制覇! 当然これがあります。水神祭!
Uu5w1112  決定戦を控えている瓜生正義以外の福岡勢や、同期の平本真之、新田雄史が参加した水神祭では、やっぱりというか何というか、岡崎、平本、新田がともに水面へと飛び込んでいる。というか、岡崎、ちょっとフライング気味? 篠崎より先に飛び込んだようにも見えたが、写真判定ではタッチの差で篠崎が先に水面についてました(笑)。
 今節、水神祭を経験している山地正樹が「ハンパじゃないっすよ!」とその寒さを強調していたが、篠崎は喜びのほうが勝っているのか、涼しい顔で喜びをあらわしている。SG初制覇はクリスマス寒波をもぶっ飛ばす!
Uu5w1120  余談だが、平本が「同期がやりましたよ!」と喜んでいたので、「次は君だ!」とあおると、平本は当然と言わんばかりに自らの胸を叩いて、決意を示した。そう、篠崎のVは艇界にとっても意義深いもの。これに刺激を受けた同世代のニュースターたちが、さらに燃えるはずだからだ。おめでとう、篠崎元志。同世代の先頭に立って、ボートレース界を変えていくのは君の仕事だ!(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)


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“本紙予想”賞金王シリーズ戦優勝戦

11R 優勝戦
1コース想定=篠崎 まくられ率14.0% 差され率20.0%
2コース想定=西島 逃がし率37.5%
西島を入れて助走とれるセンターになれば、石渡のセンター戦が活きる。今節はスタートも決まっており、全速で行ければ一気まくりでSG初制覇だ。
◎石渡 ○池田 ▲篠崎 △湯川     
3連単2-314-全

賞金王決定戦は、もう少し唸って、このあとにアップします!


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シリーズ優出選手インタビュー

Uu5w0014_2  ①篠崎元志(福岡)

やっとチャンスが回ってきました。足は初日からずっと良くて、昨日がいちばん良かった。朝特訓をしたら(気温が下がって)昨日とだいぶ違ったので、ペラを調整します。ピット離れもいいし、インから行きます。(西島が来たら、起こし)80mを覚悟します。

Uu5w0033 ②石渡鉄兵(千葉)

3日目くらいから、かなり良くなりました。全体的にいい。(西島が来たら?)朝のスタート練習でボケっとしていると6コースになりそうな感じだった。なるべく枠を主張しますが、どうしようかな……。スタートは見えてます。

Uu5w0048 ③池田浩二(愛知)

やることだけは、しっかりやってきたつもりです。足は、自分の中ではいい。抜ける足はないけど、乗りやすさはある。(西島が来たら)ビミョーだけど、屈しそうですね、僕は(笑)どうでしょうか、出てみて考えます。

Uu5w0064 ④湯川浩司(大阪)

かなりいい状態です。直線は威張れる。ただ、攻める位置(4カド)になりそうにないけど。(西島の前付けを許す?)それもあるし、ゆっくりだったら自分も内に入るかもしらんし……スタートは大丈夫。賞金王は松井さんと太田さん、シリーズは僕と石野で上位を独占します!

Uu5w0077 ⑤石野貴之(大阪)

昨日は、全部の足を上積みできました。冷え込めば冷え込むほど調整しやすいし。6コースはチャンスがなさそうなので避けたい。スタートは行くつもりです。いつもですけど、今日もピンロクで頑張ります!

Uu5w0111 ⑥西島義則(広島)

(51歳でSG優勝戦)選手冥利に尽きます。80mから起こそうと思ってる。内寄りから行くなら、それくらいから行かんと(外の)みんなが納得せんでしょ。舟足は悪くない。ただスタートは(Fがあって)あまり行けてないけど、見えてます。


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シリーズ準優勝戦 私的回顧

進入闘争

Uu5w8813 8R 進入順
①石渡鉄兵(千葉) 11
⑥西島義則(福岡) 09
②服部幸男(静岡) 15
③今村 豊(山口) 06
F④魚谷智之(兵庫)+01
F⑤赤坂俊輔(長崎)+02

 魚谷智之と赤坂俊輔は、平常心を逸していたかもしれない。30分前のスタート展示。当然のように動いた西島義則に、このふたりは「冗談じゃない、そう簡単にコースを譲ってたまるか!」とばかりに噛み付いた。舳先がスタート方面に向くまで徹底抗戦し続けた。あのままの態勢なら、3人の起こしは70mだったと思う。結局、ガチンコの大喧嘩を演じた3人は、すべて回り直してダッシュを選択したのだった。
Uu5w8817  本番、西島はさらに激しく迅速に攻めた。魚谷と赤坂のふたりも抵抗したが、ターンマークのあたりで諦めた。ふたりの舌打ちが聞こえるようだった。
 そして……ダッシュに構えたふたりは、フライングに散った。原因は、わからない。単にS勘を誤った、足が良化しずきていた、勝ちたい思いが焦りになった。色々考えられる。だが、私は思うのだ。スタート展示で点ったふたりの闘争本能の炎が、本番の12秒針が回るまでついぞ消えなかったのではないか、と。

Uu5w8873  フライングの裁定が下されても、赤坂はそれと気づかずに走り続けた。2周1マークの手前まで、必死に2番手・西島の背中を追い続けていた。明日の優出へ無我夢中という風にも見えたし、闘争本能の塊となった獣のようにも見えた。

Uu5w8825  それにしても、西島義則。スタ展であれだけの“バッシング”を喰らってもどこ吹く風、本番は80m起こしから泰然とコンマ09……恐ろしい男だ。もちろん、選手の中にはこの存在を疎ましく思う者は多々いるだろう。ファンの中にも賛否両論があると思う。それでいいし、だからこそ西島のいるレースは、誰もがアツくなるのだ。
 この進入争いや複数のフライングで観衆が騒然とする中、安芸の鉄人レーサーは飄々と2着を取りきってピットへと帰って行った。明日のファイナルも6号艇。今晩、日本中の酒の席で、西島義則の名が極上(または極悪?)の酒肴として俎上に上ることだろう。

クールな逃走

Uu5w9042 9R 進入順
①池田浩二(愛知)09
②中辻崇人(福岡)16
④市川哲也(広島)18
③日高逸子(福岡)12
⑤石野貴之(大阪)16
⑥秋山直之(群馬)17

池田が勝った。
パワー自体は、お世辞にも上位級とはいえない。それでも、きっちりとゼロ台のトップスタートを決め、惚れ惚れするような超高速インモンキーで他の追随を許さなかった。
 トップレーサーはどんな境遇でも、インコースでは逃げ切らなければならない。
 そんな矜持をひしと感じさせる、クールな闘争劇だった。
 惜しかったのは、グレートマザー日高逸子だ。市川哲也を入れての4カド、コンマ12の好スタートでカド受けの市川を叩ききった。
Uu5w9076  このまま池田を付け回れば、悪くても2着はあるかも??
 そう思った瞬間、思わぬ“伏兵”が51歳の女傑の夢を阻んだ。同じ福岡支部の中辻崇人が2コースから日高に飛びつき、はるか彼方まで連れ去ってしまったのだ。もちろん、他意はないのだろうし、「襲い掛かる敵にまくり差しを食ってはたまらん」と身体が勝手に動いたのだろうが、福岡支部にとっては残念な“無理心中”になってしまった。
 2着には、その福岡競りでできた間隙を冷静に差し抜けた石野貴之。足は選手間でも評判で、明日もまたズッポリの展開がありえるかも?

博多っ子、明暗

10R 進入順
①篠崎元志(福岡)06
②岡崎恭裕(福岡)04
⑥森高一真(香川)12
③湯川浩司(大阪)14
④柳沢 一(愛知)17
⑤新田雄史(三重)17

Uu5w9244  大の親友ともいうべき篠崎元志と岡崎恭裕。こちらの福岡ラインの結束は強固だった。前付けにきた森高一真をブロックし、2艇だけが突出したコンマゼロ台発進。まるで、福岡の畦道を仲良く並んで歩く幼馴染のような光景だった。このまま「逃げつ差しつ」で仲良く優出できればよかったのだが……明暗が分かれた。

Uu5w9274  1マーク、今年のシリーズの話題を独占した元志が、あっという間に抜け出した。これに追随すべく岡崎も的確な差しハンドルを入れたはずなのだが、艇が前に進まない。握った湯川浩司が、二番差しの森高が、まくり差した柳沢一が一斉に襲い掛かる。ずふずぶ抜かれて5番手になった岡崎は、2マーク、艇を外に開いてまくり差しを狙った。「こんなはずじゃなかった」と思ったことだろう。独走する同県のライバルの姿が目に入ったかもしれない。ハンドルが入りすぎて、横転した。

Uu5w9284  1着・篠崎、2着・湯川。
 9Rでは同県の大競り、この10Rでは盟友が力尽き、優勝戦の福岡支部は元志ひとりに託されることとなった。が、きっと福岡在住の多くはこう確信していることだろう。
 優勝やら、元志ひとりで十分ったい。
 それくらい、今節の元志は技機ともに充実している。(photos/チャーリー池上、text/H)


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THEピット――勝者の思い、敗者の無念

 装着場の真ん中に吊るされているモニター。JLC解説者の村田瑞穂さんによれば、「ふっるい型やな~。昔からあるもんな~」。地デジ時代にはなんともレトロなモニターではあるが、しかしここは報道陣にとっては大事なレース観戦の場所である。
Uu5w5936Uu5w6865  8R、報道陣がこのモニターを見上げる輪のなかに、金子龍介と篠崎元志が混じっていた。スタート。
「あっ……フライングやろ」
 選手はモニターを見ているだけで、何かを察知するのだろう。ただし……バックで返還と表示されたのは④⑤。
「えっ! ④と⑤?」
「僕も内(①と⑥)だと思いましたよ」
 西島義則の前付けで深くなったイン水域。起こしが早いと見えたのか、金子も篠崎も、西島と石渡鉄兵のフライングと思い込んだようだ。フライングしたのは魚谷智之と赤坂俊輔。しかも魚谷は転覆までしてしまったから、金子は慌てて駆け出して行った。なお、魚谷はひとまず無事である。
Uu5w7336   結果的に、ワンツーを決めたのは1コースと2コース。深い起こしながらも、凌ぎ切った格好だ。西島は今村豊と笑顔を交えながらレースを振り返りつつ、並んで控室へ。その後ろには石渡鉄兵が淡々としながらも安堵の色を浮かべて続いていた。おそらく、今村と西島の会話は聞こえていたはず。突然、「そうだろ?」と振り返って石渡に同意を求める今村。急に大先輩コンビに問いかけられても、後輩としては「え、ええ……」と返すしかありませんわな。その様子が、妙におかしかったりもした。
2012_1220_1099_2  西島は優勝戦も6号艇。当然、動く。「70mでも80mでもスタートを行けるアシ」というから、思い切った進入を見せるだろう。そのとき、石渡はどうするか。これがまず、優勝戦の行方を左右するカギになるのではないだろうか。

Uu5w7388  9R、勝ったのは池田浩二。市川哲也がひとつ内に動いたとはいえ、わりとゆるい進入になったのだから、池田としては負けられないイン戦だった。どっちかといえば伸び型、という足色だけに、明日は西島を入れてのカドという作戦も充分にありうるだろう。
Uu5w6383  2着の石野貴之は、会見での凛々しさがとにかく印象に残る。正面から質問者を見据え、丁寧で力強い言葉を並べていく。しかも、「ゆるい進入になれば、なだれ込んでいきたいと思います」と、西島の動きに合わせてコースを奪いに行くことをも匂わせていた。揺るぎのない言葉で、だ。石野の魅力は、やはりこの背筋がピンと通ったハッキリとした姿勢。2年前のオーシャンカップの優勝戦、1号艇でもまったく震えていないように見えていたメンタルの強さは、会見の様子からもうかがえるものなのだ。

Uu5w6097 10Rは森高一真が前付けに出て深い進入になっているが、篠崎元志はきっちりと逃げ切っている。スタートはやや早いと思って様子を見ようともしたが、隣の岡崎恭裕が45mでフルかぶりになったことから、覚悟を決めて全速で行ったとか。結果、コンマ06。様子を見なくて正解だった。
「ヤスくんのおかげで放りたかったのに放らずにすんだ! ありがとう!」
 11Rが間近に迫ったころ、装着場で岡崎と顔を合わせて、笑いかける篠崎。転覆してしまった岡崎の心中は複雑なものがあるだろうが、かわいい後輩の勝利、そしてSG初Vのチャンスは嬉しいものでもあるはずだ。なお、岡崎も身体は無事。魚谷や赤坂とともに、明日は少しでも憂さを晴らせる走りをしてほしい。
2012_1218_0733   このレースは2番手争いも熱かった。いったん2番手に上がったのは柳沢一。SG初準優での初優勝はほぼ手中に収まったようにも見えていた。ところが、2周1マークで湯川浩司が渾身の切り返しを見せた。これが見事に決まった瞬間、装着場モニターの近くにある選手控室から、「ウグゥゥアァァッ!」と悲鳴があがった。見ると、吉田俊彦が頭を抱え、顔を歪めている。ん? 吉田は湯川と同じ近畿地区、ここは歓声ではないのか。そうだ、吉田と柳沢は同期ではないか。ちょっと待て、そういえば僕の隣でも小さな悲鳴があがっていたっけ。中村亮太だ。亮太も同じ86期の同期生だ。
「レース前にグラチャン、カクろーね、って言ってたんですよ」
 グラチャン、吉田拡郎? 何じゃそりゃ。違う、カクろーは確ろー→確定させようである。来年のグラチャンは柳沢の地元である常滑開催。SG優勝戦完走で出場権を得られるのだから、準優2番手ゴールは念願をほぼ手に入れたのと同義なのであった。しかし、柳沢は逆転されてしまった。亮太も残念そうに溜め息をつく。吉田もトボトボとエンジン吊りへと向かう。もちろん、いちばん落胆していたのは、柳沢本人である。
2012_1219_0684  湯川は会見で、そのシーンについて「今年最後の勝負駆けをしました」と言った。湯川にしてみれば、先の話ではなく、目の前の戦いが地元SGなのだ。地元SGの優勝戦が懸かっているのだ。思い入れは柳沢と何ら違いはない。そこでキャリアの差を見せつけたということか。ほとんど笑いのない、湯川にしては珍しい会見の様子を見ながら、湯川の思いの大きさ、あるいは強さを見た気がする。湯川は今、これまでとはまったく別のスイッチを入れているのかもしれない。(PHOTO/中尾茂幸=西島、柳沢、湯川 池上一摩=それ以外 TEXT/黒須田)


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速報 賞金王シリーズの優勝戦メンバー決定!!

すべてイン逃げだった8~10Rの準優が終わり、明日のシリーズ優勝戦のメンバーが確定しました。もちろん1号艇は、予選をブッチギリでトップ通過した篠崎。待望のSG制覇まで、あと1回逃げるだけとなりました。安芸の闘将・西島の進入も楽しみです!

11Rシリーズ優勝戦
①篠崎元志(福岡)
②石渡鉄兵(千葉)
③池田浩二(愛知)
④湯川浩司(大阪)
⑤石野貴之(大阪)
⑥西島義則(広島)


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“本紙予想”賞金王シリーズ戦準優勝戦

8R 準優勝戦
1コース想定=石渡 まくられ率20.4% 差され率13.0%
2コース想定=服部 逃がし率48.1%
服部の逃がし率高く、石渡を本命視。ただ、西島が動いて深くなれば今村のまくり怖い。
◎石渡 ○今村  
3連単1=3-全

9R 準優勝戦
1コース想定=池田 まくられ率3.8% 差され率17.0%
2コース想定=中辻 逃がし率39.4%
池田がきっちりと逃げ切る。脅威は石野で一騎打ち。
◎池田 ○石野  
3連単1=5-全

10R 準優勝戦
1コース想定=篠崎 まくられ率14.3% 差され率20.4%
2コース想定=岡崎 逃がし率42.5%
森高がコース動いて内深くなれば、湯川のカドまくりが脅威となる。
◎湯川 ○篠崎 ▲岡崎 
3連単3-12-全

トライアル最終戦は後ほど。


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THEピット――準優組も一般戦組も忙しい!

Uu5w6967  今日は8Rからシリーズ準優が始まる。一般戦は7レースしかないから、たとえば1R出走の西村拓也は2走目が4Rと中2レース。他にも同様の選手はいて、レース間はなかなか忙しい一日だ。
 その西村は、見事にSG初1着。田中信一郎に「いきなりやるか!」と水神祭を振られたが、これはさすがに時間がなさすぎ。湯川浩司が「寒くて体温が奪われるし、着替えも忙しいし、体力消耗しすぎですよ」と笑い、西村は「4後でお願いします!」。もちろん田中ももともとそのつもりで、おかしそうに笑った。
 それにしても、その西村のボートを運ぶメンバーのなんと豪華なことよ。松井繁、田中信一郎、太田和美、湯川浩司、丸岡正典、石野貴之。全員がSGウイナーで、合計27冠。そのスター軍団が自分のボートを運んでくれているわけだから、西村も恐縮であろう。そして、この輪の中で戦うことができるというのは、大きな大きな糧である。西村は必ずまた、この舞台に帰って来るだろう。

Uu5w7370  レースまで時間がある準優組は忙しくないかといえば、もちろんそうではない。優出への大きな関門に臨むために、朝から熱心な調整をしている選手も多い。予選トップの篠崎元志も、早くからペラ調整。ペラ室に選手の姿があまり見当たらず閑散としていた時間帯にも、篠崎のパープルのジャージが目立っていた。予選トップにも緩めず、ますます万全を期しているという雰囲気だ。
Uu5w6773  整備室では今村豊がギアケース調整をしていた。準優や優勝戦の大一番にギアケースを改めてチェックする今村豊というのは、日常的な風景でもある。これが今村のパターンなのだろう。表情はもちろん明るく、いつも通りの今村豊。調整を終えて装着する際には、検査員に冗談を飛ばしてもいて、やっぱりいつもの今村豊である。
Uu5w7489  試運転を繰り返していたのは、湯川浩司と石野貴之の大阪コンビ。これに決定戦組の丸岡正典も合流していて、装着場では手応えを確認し合う場面を何度か見かけている。湯川は気合が高まってきたという印象もあるぞ。目の力が、昨日までに比べると明らかに力強くなっているように思えたのだ。
2012_1222_0403  そうしたなか、服部幸男はゲージ擦り。さしあたって急いで調整する箇所はないということか。隣では田中信一郎が笑顔で話しかけており、服部も穏やかに目を細めながら、ゲージからは目を離さず手を動かし続けた。うむ。服部幸男はほんと、何をしていても絵になりますな。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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本日の“本紙予想”賞金王シリーズ5日目

おはようございます。Kです。津田富士男さんがおっしゃるとおり、昨日の11Rは痛かった~。坪井の6コースは要注意とわかっていながら、絞ってしまった……。あぁ……。

1R
1コース想定=西村 まくられ率10.2% 差され率16.9%
2コース想定=石川 逃がし率36.1%
西村がしっかり逃げて、水神祭だ。
◎西村 ○石川 ▲寺田 
3連単1-25-全

2R
1コース想定=川北 まくられ率8.6% 差され率18.6%
2コース想定=金子 逃がし率33.9%
金子が内外牽制しつつ差しねじ込む。。
◎金子 ○川北 ▲山地 △吉永 
3連単2-135-全

3R
1コース想定=笠原 まくられ率12.5% 差され率28.6%
2コース想定=平石 逃がし率32.7%
平本が攻めれば、田中のまくり差しに展開あり。
◎田中 ○笠原 ▲平本 
3連単5-13-全

4R
1コース想定=濱野谷 まくられ率15.9% 差され率34.1%
2コース想定=深川 逃がし率25.6%
西村がセンターから自在に攻め切る。
◎西村 ○濱野谷 ▲吉田 △横澤
3連単2-134-全

5R
1コース想定=金子 まくられ率4.7% 差され率15.6%
2コース想定=三井所 逃がし率23.6%
吉永がセンターから自在戦。金子との一騎打ちだ。
◎吉永 ○金子
3連単3=1-全

6R
1コース想定=中島 まくられ率3.8% 差され率17.0%
2コース想定=笠原 逃がし率32.6%
笠原が2コースから巧差し決める。
◎笠原 ○中島 ▲川﨑
3連単2-14-全

7R 
1コース想定=田中 まくられ率11.1% 差され率13.0%
2コース想定=寺田 逃がし率40.0%
田中が渾身の先マイで逃げ切る。
◎田中 ○寺田 ▲山口
3連単1-24-全

準優勝戦、トライアルは後ほどです。


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賞金王シリーズTOPICS 4日目

THE勝負駆け!

2012_1222_0945 元志独走!

福岡のイケメンタイBOY篠崎元志の勢いが、止まらない。今日の4Rは怒涛の4カドまくり。スタートではやや凹んで見えたものだが、そこからぐんぐん伸びて一気に内3艇を呑みこんでしまった。機力というより、まさに元志本人の勢い。若いエナジーがギュッと凝縮して一気に爆発するようなカドまくりだった。

2012_1222_1054  この一撃圧勝で、節間4勝3着1回。続く5Rで暫定3位の日高逸子が、6Rで同2位の服部幸男がともに大敗したため、早くもこの段階で元志に「予選トップ当確」のランプが点った。あとは後半9Rをしっかり事故なく走りきるだけ。それを熟知していたであろう元志は落ち着いた捌きで3着を取りきり、①①①③①③という申し分のない成績で予選を終えた。この9Rで1着だった石渡鉄兵、2着だった池田浩二にも準優の白カポックが授けられた。

古豪激突!

2012_1222_0168 今日の「ザ・マッチ・オブ・勝負駆け」は、文句なしに8Rに授けたい。1号艇が今村豊で、6号艇が西島義則。1997年の賞金王ファイナルは両雄が逆の艇番で臨み、6号艇の今村がインを強奪するという“大事件”が起きている。今日は6号艇の西島(②着条件)が、当然のように動いた。最近の西島は「2コースで勘弁してやる」的な穏やかな前付けも多いのだが、今日はガチでインを獲りに行った。
 もちろん、3着条件のミスター今村も譲らない。西島が舳先を向ける前に、くるり小回りで枠番を死守。51歳のふたりが、ずんずん流れていく。イン・今村、2コース・西島。あの2010年の名人戦の死闘(西島の全速差しV)が脳裏に浮かぶ。このふたりの戦いは、“競艇”の歴史でもある。将棋の歴史を存在そのもので築いた大山・升田、中原・米長のように。

2012_1222_0066  ふたりの起こしは80mちょい。実に苦しいイン水域となったのだが、ともにバチッと1艇身のスタートを決めた。今村が逃げ、西島が差す。逆に2マークでは西島が先マイし、今村が差す。2周1マークは、その真逆。後ろからは何にも来ない一騎打ち。
 2周バック、差した西島の舳先がガッチリ食い込んだ。「今村さん、今度は逃しませんよ」という気迫が伝わる。そして今村は、西島の舳先が入った瞬間に艇を内に絞り、コツンと当てた。私の耳には「絶対に抜かせんぞ、西島ァ!!」と聞こえた。たまらず、西島の艇が左右に揺れる。勇躍、今村が突き放す。ド迫力のガチンコ勝負駆けバトルなのに、どこかやんちゃ坊主同士の喧嘩のようにも見えて、私はちょっと笑ってしまった。

2012_1222_0214  今村豊VS西島義則。この子供のように純粋でやんちゃなふたりの“喧嘩”が、いつまでも続きますように。できれば、シリーズではなく、もうひとつ上の舞台で見られますように。あの1997年のように。
 あ、明日の準優も……?? ムフフ(photos/シギー中尾、text/H)


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THEピット――会話

Uu5w6031  昨日の4R、森高一真があの西島義則からインを奪った。1号艇が森高で西島が外枠ではなく、1号艇の西島から森高がインを奪ったのだ。トピックス記事でも大きく扱われていたが、予選をすべて終えた森高をつかまえて、話を聞いた。
 かねてから、森高は「インを取るだけならだれでもできる。結果を出さなきゃアカンのや」が信条。今でも語り草になっている06年蒲郡周年優勝戦での上瀧和則との激しすぎるイン争い→死守にしても、「イン獲っただけのレースや」と勝てなかったことを悔やむのみだ。だから、2着に終わった昨日の4Rも納得しているわけがない。それは想像できていた。
――2着でもダメ?
「アカンわ。結果を出さなきゃ(=1着でなければ)意味がない」
――あの西島義則から奪ったことに意味があるでしょ?
「なんで? スキがあったから行っただけや。あのまま楽インになったら、逃げ切られるだけやろ」
――でも、あの西島義則の1号艇から、でしょ。15年前の賞金王で今村さんがやったけど、それ以外に見たことない。
「そうなん? スキがあったから、勝つために行っただけやで」
 観客は沸いていたけど、と付け足して、少しだけ顔がほころんだが、しかし森高にとってはインが獲れたから獲っただけ、それで勝てなかったからただただ悔しい、のである。それから森高は今日のレース=5号艇でスタート展示は2コース、本番は6コースのレースに関してさらに悔やんだ。待機行動をしながら、6コースからの勝ち筋がハッキリ見えた、だから6コースを選んだという。スリットを超えて、その予感はさらに強まった。ところが、そこでテンションが上がって冷静さを欠き、初動を入れる場所をミスってしまった。森高はその悔しさについて、それから延々と語った。森高にとっては、ファンをあっと言わせた昨日の4Rより、勝てる展開を逃した今日のレースのほうが重大な意味を持つものだったのである。
 やはり、この男の哲学は最高だ! ひたすら勝利だけを目指して戦う姿勢を信頼しないファンはいないだろう。話をした時点では、予選19位だった森高は、もし滑り込めたら「前付けやな」と笑った。それも勝つための方策であり、そこに勝ち筋がなければ6コースになることもありうる。とにかく森高は徹底して勝利を追い求める男なのである。
2012_1222_0159   と、森高と長話をしていたら、そこに齊藤仁が乱入してきた。
「前に一真がやってたトークショー、その機会がまたあったら、僕と一緒でどうですか?」
 森高のトークショーというのは、BOATBoyが主催して行なった「BOATBoyのキャビらない話」である。昨年10月、丸岡正典とのコンビで開催。これがもう、濃厚で爆笑ものでここだけの話満載の、強烈なものになった。あれに仁ちゃん、出てくれるの?
「めちゃくちゃおもろいで! 俺も丸ちゃんにどれだけ暴露されたか」
「酒飲めるんでしょ?」
「飲める、じゃなくて、飲みながらやるんです!」
「じゃあ、ぜひ!」
 こりゃあ一丁、やるしかないですかな! 年明けに齊藤仁&森高一真の異色コンビによる超絶トークショーがあるかもしれませんので、BOATBoyの告知にご注目を(笑)。

2012_1222_0636  森高の話がずいぶん長くなっちゃったな。今日はシリーズ戦の選手とも、いろいろと言葉を交わした。いや、言葉でなく、目で会話を交わした選手もいた。堂々の予選トップ、篠崎元志だ。
2012_1222_0207  12Rのエンジン吊りで瓜生正義のモーターを運んでいた篠崎。その背後にそーっと忍び寄る影は……今村豊! 篠崎はまったく気づいていない。でも僕は気づいている。何かあるぞ、と眺めていると、今村が篠崎の耳元に「ワッッッッ!」。子供か、ミスター(笑)。ひっくり返るかと思うほどのけぞって驚いた篠崎は、それを笑って見ている僕と目を合わせて、「あの人、何するんすか、ねえ?」と視線で語りかけてきた。「まったく、ねえ」と僕。でも、それが今村豊だと篠崎も僕も知っている。僕らは視線で同時に言った。「ほんとにもう」。はい、話を盛っていることは否定いたしません(笑)。優勝戦でこの対決が実現したら、楽しいんだけどなあ。

Uu5w6959  その12R前、対岸のビジョンでレースを観戦しようと報道陣が立ち入ることができるギリギリのラインに陣取っていた。ここは風の通り道になっており、11R過ぎに急に吹き始めた風が、冷たく体を直撃する。寒い。別のところで見ようか。でもいちばん臨場感があるんだよなあ。でも寒い。別のところで……いや、やっぱりここで! と震えながら発走を待っていると、石野貴之が優しく声をかけてきた。
「そこ、いちばん寒いっすよ」
 気遣ってくれたのだ。ありがとう、石野! でも頑張ってここで観戦します。明日の9Rもここで見てます。応援しちゃうぞ!(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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速報 賞金王シリーズ準優メンバー決定!!

 シリーズ戦の勝負駆けが終わり、準優18PITが確定しました! 重要な10R1号艇は、ブッチギリの成績で篠崎元志がゲット。このままSG初戴冠まで突き抜けるのか? 今節、強引な前付けに出る森高一真が、ちょっと嫌味な存在ではあります。あ、8Rの6号艇にも……!?

賞金王シリーズ準優勝戦

8R
①石渡鉄兵(千葉)
②服部幸男(静岡)
③今村  豊(山口)
④魚谷智之(兵庫)
⑤赤坂俊輔(長崎)
⑥西島義則(福岡)

9R
①池田浩二(愛知)
②中辻崇人(福岡)
③日高逸子(福岡)
④市川哲也(広島)
⑤石野貴之(大阪)
⑥秋山直之(群馬)

10R
①篠崎元志(福岡)
②岡崎恭裕(福岡)
③湯川浩司(大阪)
④柳沢  一(愛知)
⑤新田雄史(三重)
⑥森高一真(香川)


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“本紙予想”賞金王シリーズ4日目後半

6R
1コース想定=寺田 まくられ率9.8% 差され率25.5%
2コース想定=服部 逃がし率48.1%
寺田が力強くインから先マイ。
◎寺田 ○服部 ▲森高
3連単1-25-全

7R 
1コース想定=赤岩 まくられ率7.9% 差され率19.0%
2コース想定=桐生 逃がし率28.6%
思い切って湯川の6コース差しを狙う。
◎湯川 ○赤岩 ▲桐生 △吉田
3連単6-123-全

8R 
1コース想定=今村 まくられ率8.3% 差され率18.8%
2コース想定=深川 逃がし率25.6%
進入から大注目の一戦。田中の自在戦を狙う。
◎田中 ○今村 ▲深川 △魚谷  
3連単4-125-全

9R 
1コース想定=石渡 まくられ率20.8% 差され率13.2%
2コース想定=篠崎 逃がし率37.9%
田村の渾身カドまくりに期待する。
◎田村 ○石渡 ▲池田  
3連単4-15-全

10R 
1コース想定=岡崎 まくられ率20.0% 差され率15.7%
2コース想定=中島 逃がし率33.3%
山田が超絶スリットからまくり一撃。
◎山田 ○石野 ▲岡崎 
3連単3-41-全

トライアルは後ほどです!


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THEピット――静から動へ

 勝負駆けの朝というのは意外に静かなものだが、賞金王シリーズでもそれは変わらない。決定戦組は調整のピッチが上がる日であるが、全体の5分の4がシリーズ組なのだから、朝の空気を支配するのはやはりこちらだ。
2012_1221_0040  雨模様となって湿度がグンと上昇したため、さすがにペラ調整室は満員となっているが、逆に装着場は閑散としていて、穏やかなムード。そんななかで精力的に動いているのは石野貴之で、だからこそその様子は目立っていた。装着場をうろうろしている5分ほどの間に4回ほど石野とすれ違って、選手との接触はそれだけだった、なんてこともあった。それほどまでに、石野はペラ室や整備室や係留所を行き来していたという次第である。表情は実に凛々しい。
2012_1218_0282  何度もすれ違ったといえば、金子龍介も同様。こちらはなんとも柔らかい表情で、こちらの顔を見るや笑顔を向けてきた。金子は石野と同じ4R出走。その準備を進めるべく、調整を急ピッチでしているというわけだ。
2012_1221_0221  静かなピットに突如、轟音が響く。服部幸男だ。いつの間にか、係留所につけていたボートに乗り込んでいた服部が、エンジンを始動したのだ。すでに試運転タイムは終わっていたので、水面には出ていかず、係留したままエンジンを噴かしている。回転の確認だろう。回転計を使わないという服部は、エンジン音にじっと耳をすまし、レバーを握ったり放ったりしている。ペラを叩くときの表情も哲人。回転チェックの表情も哲人。服部を見ていると、それがどんな仕草であれ、唸らされてしまう。

Uu5w6059  1Rが終わり、2Rの展示が始まると、動き出す選手も多くなった。ペラ室からボートに駆けて向かう川北浩貴とは正面衝突しそうになり、お詫びしたあとはそそくさと隅っこに退避して反省。川北は笑顔で許してくれたけど……。川北は速攻で水面に飛び出していき、足合わせ。いったん係留所に戻ると、ボートを降りてふたたび猛ダッシュ! 向かった先は日高逸子のもとで、足合わせの感触を確かめあっていたようだ。
2012_1221_0159 この川北のダッシュが契機になったわけではないが、ピットは徐々に賑わいを増していった。本体整備をしていた魚谷智之もボートにモーターを装着して、即座に水面へ。僕の顔を見て、さわやかに「おはようっす!」と言いながら、試運転へと向かったのだった。さあ、シリーズ戦勝負駆けが熱気を帯びてきたぞ!(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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本日の“本紙予想”賞金王シリーズ戦4日目

おはようございます。Kです。年のせいか、最近は朝早くに目が覚めるようになりまして、本日はそのまま予想に取り掛かりました。そしたら、1号艇本命がたったの3レース。3日目は1コース10勝、2着1回。こんなにインが強いのに、これでいいのかとしばし悩みましたが、ブレることなくチャレンジすることにしました。当たればデカそうですけど……。

1R
1コース想定=桐生 まくられ率3.6% 差され率20.0%
2コース想定=西島 逃がし率36.8%
6コースでも笠原の爆発力に期待する。
◎笠原 ○桐生 ▲西村 △西島 
3連単6-135-全

2R
1コース想定=中村 まくられ率13.2% 差され率13.2%
2コース想定=中辻 逃がし率39.4%
S踏み込む山田がのぞいて自在戦。
◎山田 ○中村 ▲横澤 △田村 
3連単4-156-全

3R
1コース想定=吉田 まくられ率5.7% 差され率26.4%
2コース想定=山地 逃がし率44.1%
吉田が気迫の逃走だ。
◎吉田 ○山地 ▲今村 
3連単1-23-全

4R
1コース想定=深川 まくられ率12.8% 差され率10.3%
2コース想定=川﨑 逃がし率62.7%
石川が動いて内もつれる可能性もあるが、深川がきっちり逃げる。
◎深川 ○川﨑 ▲篠崎 △川北
3連単1-246-全

5R
1コース想定=平本 まくられ率23.9% 差され率17.4%
2コース想定=齊藤 逃がし率40.9%
金子が3コースから強襲見せる。
◎金子 ○山口 ▲平本
3連単3-41-全

シリーズ後半、トライアルはのちほどアップします。


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賞金王シリーズTOPICS 3日目

今日のイン成績
①①①②①①①①①①/①②
1着率83% 2・3連率100%

 うーーーーーん、強い…………。

2012_1221_0164 森高が歴史的快挙??

『讃岐のラブリーヤンキー』森高一真が、4Rで神をも畏れぬ大仕事をやってのけた。4号艇で、イン強奪。まあ、これだけなら珍しくもなんでもない出来事だ。が、この出来事に次の一行を加えると、大きく事情が変わる。

1号艇・西島義則!!!!

2012_1220_1098  泣く子も黙る安芸の鬼大将からインを奪ってしまったのだ。いちばん驚いたのは西島だったか。
「ワシの白カポックを、邪魔する馬鹿がおらんじゃろ」
 ってな感じで泰然と小回り防止ブイを徐行している間に、ツツツツツとインに居座ってしまった男がいたのである。

2012_1221_0544 私が知ってる限り、今までに白カポの西島からインを奪いきった男は、そう、1997年の賞金王ファイナルで6号艇だった今村豊!! 観衆を熱狂させたあの驚愕の前付けから15年後、それはまた起きた。今回の刺客は、西島からしたらヒヨッ子同然の森高……この男、ほぼすべての選手たちから愛されている(と思う)ボート界きっての好漢なのだが、ときどき世間の度肝を抜くような荒業をやらかすことがある(内容はヒ・ミ・ツw)。森高一真の99%は、度胸と男気でできている(と思う)。

2012_1221_1707 「し、しかし、このままで西島が黙っているはずがない。スタート同体なら、絶対にツケマイで叩き潰しに行くぞ~!!」
 などと記者室は騒然としたのだが、森高はそれをさせなかった。コンマ05!!のトップSで西島を寄せつけずに先マイしてしまったのだ。森高一真の99・999%は、度胸と男気と根性でできている。そして、結果は2着。今日のシリーズ予選の10レース中、唯一インで勝てなかったのも森高だった。これがまた、らしいと言えばらしいな。
 私は以前から「森高のような愛されキャラがイン屋になれば、艇界はもっともっと盛り上がるぞ」とK記者などに言い続けてきた。今日は後半8Rでも、当たり前のように前付けに動いた森高。面白いじゃんか。これからもガンガン動いて、待機行動からハラハラドキドキのレースを演出してくれ!

グレートマザーが3位!!

2012_1221_0233  女子レース界の第一人者・横西奏恵ちゃんの引退が、日高逸子の心に何らかの影響を与えたのか。今日の逸子ママは6号艇の厳しい状況ながら、道中で猛然と追い上げて3着を奪い取った。これで初日から④①①③としっかりポイントを加算して、予選勝率7・50、ランキングはなんと3位!! 明日も1走なので、完走すればほぼ当確間違いなしという立場に至った。昨日の朝のキャリボディ交換で激変したという20号機。今のままのパワーを維持すれば、準優でもアッと言わせる可能性はある。

2012_1221_0531  同じ福岡支部の若武者・篠崎元志も6号艇で3着。こちらは初日から①①①③で完全Vの夢が潰えたわけだが、6コースから危なげなく3番手を取りきったパワーとスピードは、スタンドを唸らせるものがあった。昨日あたりから妙にシンクロしているような気がしてならない逸子&元志。親子ほども年端の違うこのふたりが、準優の話題を独占しそうな勢いだ。

2012_1221_0134 猛追、信一郎!

 もちろん、遠征勢にデカい顔はさせられない。選手班長・田中信一郎が超本気モードに突入した。初日は5着、しかも不良航法-7点をもらって、いきなり絶体絶命のピンチに立たされた信一郎。しかし、その-5点の逆境から昨日はピンピン連勝、今日も6号艇から気合いの2コース奪取で2着を取りきった。これで4走23点。まだまだ楽な状況ではないが、明日の1走で2着ならミラクル準優進出が見えてくる。すでに賞金王に3度も輝いている地元の大スターが、今年はシリーズ戦で観衆を魅了するぞ!(photos/シギー中尾、text/H)

2012_1221_0996


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THEピット――決定戦への思い

2012_1219_0734  10Rのエンジン吊りにあらわれた三井所尊春が、そのままボートリフトの前に居残った。住之江のリフトは、目の前に2マークが見える。だから、トライアルが始まると、ここでレース観戦をする選手も多い。ただ、まだ10Rが終わったばかりの頃に、三井所はここから水面を見つめた。言うまでもなく、水面で行なわれていたのは、トライアル11Rの展示である。
 三井所の視線の先にあったのは、まず間違いなく峰竜太だろう。後輩の走りをここで見守る。すでにリフトの周囲には選手の姿はなく、三井所は一人、静かに水面を見つめたのだ。峰の気配はどうだ。いや、単純に、竜太がんばれ、の気持ちだったか。展示が終わるまで、三井所は視線を水面からそらさなかった。

Uu5w5813  エンジン吊りが終わると、ピット内には帰宿バスの1便が発車する旨のアナウンスがかかる。通勤着に着替えた選手たちが、控室からピットの隅に停車しているバスへと向かっていた。そのなかに、山田哲也の姿があった。まだまだ若手の部類に入る山田だが、おそらく1便に乗るよう指示もあったのだろう。それに、宿舎でも食事の準備などがあったりして、山田はその要員でもあったのだと思う。
 バスに乗る前に、山田はいちどだけ踵を返している。向かった先は山崎智也。展示ピットにボートを移動させる準備をしていた智也に、山田は声をかけたのだ。距離があったため聞き取れなかったが、たぶん「お先に帰らせてもらいます」の類いであろう。「頑張ってください」くらい付け足していたかもしれない。智也は右手を軽くあげて、山田に応える。山田は一礼してバスへダッシュ。関東から唯一、トライアルを走る先輩のレースを、山田は宿舎でどんなふうに見ていただろうか。

Uu5w5860  ペラ調整室の前からトライアルの展示を見ている桐生順平がいた。新兵である桐生は、たとえ自分の作業がすべて終わっていたとしても、ピットに残る必要がある。残る以上は、その時間を無駄にはしない。桐生はペラ調整を続けており、エンジン吊りを終えてペラ室に戻る前に、水面を凝視した。言ってみれば、賞金王決定戦の展示をナマで見たのだ。桐生はレースの時間になるとリフト前にやって来て、やはりナマでレースを観戦していた。
「凄い。なんかすごいとしか言いようがない。ほんと、いいっすね~。こんな言い方はおかしいかもしれないけど、楽しそうに走っているように見えますよ」
 初めて現場で目の当たりにする賞金王決定戦。桐生はその空気を、雰囲気を、迫力を全身で体感している。感動し、興奮し、そして羨ましいとも感じているのだ。そう、僕は桐生の言葉のキモは「楽しそう」だと思った。それは、自分がこの舞台に立つことを現実的に想像しているということにほかならないからだ。「もちろん頭の片隅には……ね」と言った桐生に、じゃあ来年、と煽る。
「来年は早すぎますよぉ~」
 桐生は笑ったが、本当に早すぎるか? SG優出を経験したということは、SG優勝の可能性を手にしたということだ。昨年、96期の篠崎元志が決定戦に出場したことを考えれば、その2年後に篠崎の2年後輩の桐生が出場するのは不思議でもなんでもない。
「でも、いつかは……ね」
 そう言い残してリフトへと向かった桐生が、いつかこの時間帯にレースをしている日が来ることを信じたい。

2012_1220_1538  さて、賞金王初出場→初優出から7年も経つのかあ、の笠原亮。今節に限らず、この人が1便で宿舎に帰るのを見たことがないな。今日も残ってペラ調整。とことんやらねば気が済まないのだろう、12R発売中にもペラ室で集中している姿を見かけた。
 12R直前、前夜版を覗き込みに笠原がやって来た。1R6号艇。今節は1号艇のない5回走りだから、普通は6号艇も回ってこないが、帰郷者が出たことで最後に緑カポックで戦うことになった。最終的に当欄ではボーダーを5・60と想定しているが、ピットで話している時点では6・00として必要着順を計算する。2着勝負。6号艇はキツい? いや、この人が好調な時は、コース不問なのである。
「そうなんですよぉ~!」
 笠原自身もそれを否定はしない。今節惜しかったのは昨日の前半。3コースからのまくり差しで先頭を走ったのに、逆転を喫してしまった。失った2ポイントがあれば、明日はもっと楽に戦えるのに……、もったいなかったですね。
「そうなんですよぉ~……」
 今度は顔が悔しさに歪む。明日の1R、4号艇には西島義則がいる。動いて内が深くなれば展開は充分! 明日は「よっ、見事なまくり差し!」「そうなんですよぉ~」のやり取りで、爽快な“してやったり顔”を見せてほしいぞ!(PHOTO/中尾茂幸=三井所、笠原 池上一摩=山田、桐生 TEXT/黒須田)


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賞金王シリーズ戦 勝負駆け情報!

賞金王シリーズ戦は明日、予選最終日を迎えます。3日目終了時点でのトップは篠崎元志。ボーダーは5・60と想定しており、そうすると7位の石渡鉄兵までが無事故完走で当確となります。19位以下も混戦模様で、ボーダーはおおいに変動しそう。その動向は注意深く追っていきたいですね。なお、1着、もしくは1・1着でも2点以上不足の選手は割愛しております。

1 篠崎元志  当確
2 服部幸男  当確
3 日高逸子  当確
4 池田浩二  当確
5 湯川浩司  当確
6 赤坂俊輔  当確
7 石渡鉄兵  当確
8 岡崎恭裕  3・6着
9 中辻崇人  2・6着
10 金子龍介  4着
11 魚谷智之  4着
12 石野貴之  3・4着
13 中島孝平  4着
14 柳沢一   4着
15 川北浩貴  3着
16 森高一真  3着
17 田中信一郎 3着
18 市川哲也  3着
19 横澤剛治  3着
20 辻栄蔵   3着
21 西村拓也  3着
22 笠原亮   3着
23 新田雄史  3着
24 渡邉英児  2・3着
25 今村豊   2・3着
26 秋山直之  2着
27 寺田祥   2着
28 平石和男  1着
29 山口剛   2・2着
30 西島義則  2・2着
31 濱野谷憲吾 2・2着
32 田村隆信  1・2着
36 山田哲也  1・1着
39 深川真二  1・1着


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本日の水神祭! 山地!

Uu5w5944 2R、山地正樹が逃げ切り1着。これが2年越しのSG初勝利! 前検日、今節こそ水神祭を、と声をかけたら、一言「さむい」。そして今日も、川﨑智幸に「どうする?」と言われて、「寒いからヤダ」とか言ったようである。しかし、「それは許されんで!」と川﨑に笑顔でクギをさされて、もちろん執行! 1回乗りだったので、勝利者インタビュー終了後に行なわれました。川﨑、西島義則、寺田祥、山口剛ら中国勢、同期の池田浩二、さらには「田中さん、ワンツーでやってください」と2R2着の田中信一郎も参加して、いざ水神祭!

Uu5w5960 ウルトラマンスタイルで放り投げられた山地は、寒い寒いと叫びながらも、なんだか嬉しそうな笑顔。そりゃそうです。SG水神祭は誰もが果たせるものではない。山地も感激しているに決まっているのです!

Uu5w5975 おめでとう、山地正樹。これをきっかけにしてさらなる飛躍を! そして水面でもピットでもエンターテイナーっぷりを我々に魅せてください!(PHOTO/池上一摩)


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“本紙予想”賞金王シリーズ3日目後半

6R
1コース想定=山口 まくられ率13.6% 差され率25.0%
2コース想定=山田 逃がし率48.4%
山口が意地見せる逃走劇。
◎山口 ○秋山 ▲笠原 △池田
3連単1-356-全

7R 
1コース想定=川北 まくられ率8.7% 差され率18.8%
2コース想定=新田 逃がし率48.6%
川北が新田を壁にして先マイ。
◎川北 ○服部 ▲西村 △石渡
3連単1-345-全

8R 
1コース想定=横澤 まくられ率5.2% 差され率17.2%
2コース想定=岡崎 逃がし率41.0%
イン信頼度高い横澤の逃げを素直に狙う。
◎横澤 ○岡崎 ▲辻 △森高  
3連単1-256-全

9R 
1コース想定=魚谷 まくられ率8.8% 差され率15.8%
2コース想定=市川 逃がし率38.0%
石野の5コースまくり差し狙いだ。
◎石野 ○魚谷 ▲中島  
3連単5-13-全

10R 
1コース想定=服部 まくられ率6.5% 差され率22.6%
2コース想定=濱野谷 逃がし率51.3%
服部が堂々たる航跡でイン逃げ。
◎服部 ○池田 ▲今村 △篠崎 
3連単1-456-全

トライアルは後ほどです!


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THEピット――冬の笑顔!

2012_1218_0565  試運転用係留所。日高逸子がエンジンを始動しようとスターターロープを引く。かからない。引く。かからない。引く。かからない。ありゃりゃ、どうしちゃったんだ?
2012_1218_0300  そこに登場! ミスターちょっかい、今村豊。最高の獲物を見つけた今村は、嬉しそうに日高に近づいていった。今村がニヤニヤするなか、日高はスターターロープを引く。かからない。引く。かからない。今村の顔がずんずんと嬉しそうにほころんでいく。JLC解説者で日高の同期でもある秋山基裕さんは心配そうに見守っているのだが、今村は焦る日高の様子がおかしくてたまらないようで、目元のしわが深くなる一方だ。
 15回ほども引いただろうか。ようやくかかった! その瞬間、興味をなくしたのかミスターは、笑顔をたたえたままどこかへと歩み去ったのだった。

2012_1218_1001  トライアルが開幕する朝、もちろん緊張感は漂い始めているけれども、空気自体は柔らかい。84期コンビの中島孝平と笠原亮が、旧交を温めるかのように談笑している様子などが、そうした雰囲気に拍車をかける。
2012_1218_0944 プロペラ調整室の前には、イケメン三銃士! 岡崎恭裕、峰竜太、篠崎元志が勢ぞろいしていた。輪の真ん中にいるのは、スポーツ報知の長谷記者。若者を集めて悪だくみをしている、という図にしか見えないではないか。時折、岡崎や篠崎が身をよじって笑っており、ますます悪だくみの相談にしか見えない。この3人+長谷記者がなんかやらかしたら、ここでお伝えいたします。
2012_1219_0787  1R、寺田祥と川﨑智幸が、2番手争いで激しくもつれ合った。その間隙を平本真之が差していって、二人は着を落としたわけだが、レース後、まずは寺田が川﨑にペコリ。川﨑もはるか後輩の寺田にペコリ。レース後にノーサイド、というのはありふれた光景ではあるのだが、笑顔が多くみられるなかでは、それもまた特別に感慨深く見えたりするのだった。
2012_1220_0704  2R、山地正樹がSG初1着。上気して控室へと戻る山地を出迎えたのは池田浩二だ。二人は81期の同期生。池田の顔がほころぶと、山地もたまらず頬を緩めた。そこに、同レース2着の田中信一郎も合流。笑顔がさらに広がった。つまりは山地の初勝利を祝福しているのである。その田中も参加した水神祭の模様は、後ほど。

2012_1218_1148  さて、そんななかで顔をしかめていたのは、中村亮太。1R、ヤマトに交換して臨んだが、結果は出なかった。レース後の亮太は、さすがに笑うことができないでいた。
 それでも10数分後には、こんなことを言っていた。
「SGは楽しい。ベテランの先輩たちを中心に、いろいろな知識を教えてくれる。僕が一人でペラを叩いたり、試運転をしたりしていると、あれこれ話しかけてくれるんです。SGに来ると、5倍くらいのスピードで進化が進んでいく」
 ずっと一人でプロペラの研究に邁進してきた亮太にとって、キャリアも実績も凄い先輩からの話は、実に刺激的なのだ。すでにノウハウを得ている亮太にとって、それらはさらに血肉となって理論を進化させていく。そして、これが大事なところなのだが、亮太が進化すればするほど、我々はより面白いボートレースを味わうことができるのである。だから、亮太はもっともっとSGの舞台に来なければ! なんて話しながら、総理杯をF休みで棒に振ってしまうことの痛さと、なんとか笹川賞に選ばれてくれればという願いを実感したのであった。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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本日の“本紙予想”賞金王シリーズ戦3日目

どもども。Kです。どうも調子が上がりませんね。ともかく頑張ります。

1R
1コース想定=齊藤 まくられ率3.1% 差され率21.9%
2コース想定=中村 逃がし率43.2%
齊藤が外からの攻めを制して先マイ。
◎齊藤 ○寺田 ▲平本 △桐生 
3連単1-345-全

2R
1コース想定=山地 まくられ率3.0% 差され率23.9%
2コース想定=柳沢 逃がし率24.4%
田中が動けば内はもつれるかも。横澤の強襲狙う。
◎横澤 ○川北 ▲山地 △柳沢 
3連単3-412-全

3R
1コース想定=中辻 まくられ率13.6% 差され率13.6%
2コース想定=深川 逃がし率25.6%
深川入れての3コースなら吉永が絶好の攻め隊形。
◎吉永 ○辻 ▲深川 △中辻 
3連単2-461-全

4R
1コース想定=西島 まくられ率17.5% 差され率18.4%
2コース想定=渡邉 逃がし率48.1%
西島が闘志あふれる逃走。
◎西島 ○渡邉 ▲森高
3連単1-24-全

5R
1コース想定=赤坂 まくられ率1.9% 差され率17.0%
2コース想定=田村 逃がし率43.1%
赤坂が軽快にイン先マイ決める。
◎赤坂 ○田村 ▲石川
3連単1-23-全

後半、トライアルは後ほど!


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賞金王シリーズTOPICS 2日目

いつまでも、グレートマザー

今日のイン成績
①①③④②①①④①②①①
1着率58% 2着率75% 3着率83%

2012_1220_1784  いやぁ、おったまげた!! 前検は明らかにワースト級の気配だった日高逸子が、軽々と連勝してみせた。1Rはインから逃げきったものだが、たかがイン逃げされどイン逃げ。この勝ちタイム1分45秒6は、2日間を通じてのトップ時計(タイ)だから恐れ入る。
 さらに2走目の5Rは、2コースからコンマ02!!のタッチSを決めて、鮮やかにインの山田哲也を差しきった。恐るべしグレートマザー51歳、どんな魔術を使ったのか!?(整備で激変したという噂だが……) 今日の連勝で、予選ランキングも一気に4位まで浮上した逸子ママ。明日は6号艇1回走という試練のレースになるが、ここを上位着順で突破して準優当確~優出に近づいてほしいぞ。昨日引退した横西奏恵の分まで、頑張れっ!!

2012_1220_1833  もうひとり、九州支部で連勝といえば、篠崎元志の出番だ。こちらは無傷の3連勝!!! 11Rで他を寄せずに逃げきり、勝ちタイムも1R逸子ママと仲良く同じ1分45秒6のトップタイ記録でゴールした。強い強い。篠崎といえば、6号艇の児島チャレカ優勝戦で意表の4コース奪取で賛否両論を呼んだのだが、あの決意によって一皮剥けたのかも? 明日、連勝街道をひた走る福岡のイケメンボーイに与えられたレースは、これまた6号艇の1回走。これをクリアすれば、残るは2・4号艇。明日の10R(凄いメンバーです)は、まさに試金石となりそうだ。

岡RUSH!

今日の勝利コース
①7勝②1勝③1勝④1勝⑤1勝⑥1勝

2012_1220_1267_2  インの7勝以外、2~5コースが1勝ずつ。珍しいパターンになった。もちろん、キラリ光るのが6コースの1勝だ。この難度Eの勝利を収めたのは、3Rの服部幸男。おそらく、本人がいちばんビックリしたことだろう。住之江の6コースという離れ小島のような場所から、スタートはいちばん遅いコンマ24。勝つ確率は1%もないようなスリット隊形だったのだが、5コース吉永則雄が絞る絞る。4カド平田忠則を叩き潰す(転覆させて妨害失格……)など、内の4艇を大掃除したことによって、服部にも美味しい差し場が生まれた。そして、先頭を走る必殺仕事人・則雄が失格のコールを受けて、あれよあれよの先頭に。
 今節の服部は、リズムもいいし運もある。判断も冷静的確だ。後半8R、前付けで3コースに入った服部は、5コース金子龍介の怒涛の絞りまくりを浴びた。一見、服部付近の被害がもっとも大きそうなまくりだったが、服部は慌てず騒がず、金子にまくらせてからその後ろを追尾してみせた。あのレース展開での2着は天晴れの一語。賞金女王のシリーズ戦と決定戦をWで制した静岡支部の勢いが、そのまま大村から住之江まで流れ着いたのかもしれないな。
 昨日はドリーム4号艇で3着、今日は6・5号艇で1・2着……予選で残された枠は、なんとなんと1・2・3号艇の好枠3つ。こうなると、決定戦の坪井康晴とともに「静岡支部の男女賞金王グランドスラム」、あるいは松井繁との「同期の賞金王W制覇」とかが見たくなってきたぞ。明日の1・3号艇でどこまでポイントを伸ばせるか、大いに注目したい。

気まぐれ連載
『艇界のエジソン』亮太の挑戦②

2012_1220_1793  今日もやりました、ナカシマ&チルトMAX攻撃! 6・5号艇の2回走だった中村亮太に迷いはなかった。が、前半5Rは4カド・魚谷智之にしっかり受け止められ、そこから強引なまくり差しを打ったが艇が暴れて6着惨敗。後半10Rも伸びを生かしきれずに、意にそぐわない最内差しに甘んじた。それでも、なんとか3着を取りきって、「2日目にして予選敗退ほぼ確定」という最悪の事態だけは避けることができた。

2012_1220_0768  残る枠は、服部と同じ1・2・3号艇。ヤマト・ナカシマを自在に使い分ける『二刀流』だけに、2号艇の明日は出足型のヤマトで準優へ望みをつなぐか。はたまた、再びナカシマでアウト一撃にこだわるのか。1Rのスタート展示から、この鬼才の動きに注目してほしい。(photos/シギー中尾、text/H)


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THEピット――ゲージ擦りと本体整備

 早い段階でゲージ擦りをやっている選手はエンジン出ている。新プロペラ制度導入以降、勝手に法則と考えているのがコレだ。出ているからエンジンをいじる必要がない。プロペラも、自分のペラではなく、しかしエンジンに合っているわけだから、こちらも叩く必要はない。そこで、そのペラのゲージをとる。ということではないのかと思っている。実際、早くからゲージを作っている選手は、成績がいいような気がする。ちゃんと統計とったわけじゃないけど。
2012_1220_1267  今日は、服部幸男がゲージ擦りをしているのを発見。服部といえば、持ちペラ制時代はペラ室の主のようにして、ひたすらペラ叩きに励む姿が普通だった。地元浜名湖では、服部ポジションと言うべき指定席があって、そこでは常に服部の姿が見られたものだった。もちろん、その姿勢は新制度になっても変わらず、鋭い視線でペラ叩き、というのが主に見られる服部幸男である。その服部がゲージを擦っていたので、少々驚いた次第。ここまでの好成績を見れば、やはり……なのか。
2012_1220_1248   寺田祥のゲージ擦り姿も見かけた。今日の寺田は、盟友・白井英治が登場したことで、行動をともにすることが多かった。ペラ室を覗けば、白井と向かい合ってペラを叩いていたりもした。しかし、終盤の時間帯に入ると、ゲージ擦りに取り掛かった。服部と違って、中間着が続いているのだが、モーターには手応えがあるということか。というところで、H記者に見立てを聞いてみたら、「俺はいいと思ってるよ」だそうです。ふむ、なるほど。

 本体整備はエンジン出てない証し、というのは、別にプロペラがどうこうに関係なく、真理のひとつである。出ているエンジンの部品を換える選手はまずいない。成績がついてこないから、何かをしなくちゃと本体に手を付ける。これは変わることないセオリーのひとつである。
2012_1218_0982  平本真之は、11R出走を控え本体整備。本体部分だけを外して整備室に持ち込んでおり、7R頃に整備を終えて、装着した。好漢・平本は、顔を合わせれば、機力がどうであろうと、明るく丁寧に受け答えをしてくれる。本体を装着し、点検しているところに近づいても、それは変わらない。だが、もちろん心中は穏やかではない。シャフトの取り付けを調整したとのことだが、それがなんとか正解につながってほしい。それが平本の思いのすべてである。
2012_1220_1198  斎藤仁も本体整備。6着2本という不本意すぎる成績で終わったあと、整備室にこもった。7R前にはすでに整備を始めており、10R終了後に覗いてもまだ同じ場所で本体と向き合っている。初めてのSGドリーム戦を経験し、その意地や責任感もあるなかで、まさかの大敗続き。何とかしなくては、の思いは強いことだろう。これまた超好漢・仁ちゃん。表情は決して暗くは見えないし、顔を合わせれば実に丁寧に受け答えしてくれるのだが、平本同様、焦燥感がないわけがない。
 二人ともこの整備が当たって逆襲に転じる態勢ができれば、と応援したいぞ。

 さてさて、今日から決定戦組が合流したことは何度も書いているわけだが、ピットを眺めているとちょっとした違和感を覚えたりもする。
2012_1220_1363  係留所に決定戦用カラーカウルが装着されたボートが並んでおり、着水しているのは誰かしら、と名前を確認していると、1号艇が3艇もあることに気づく。なんでトライアル1号艇が3人もいるの? ネームプレートを確認。池田でしょ、井口でしょ、太田でしょ……やっぱり3艇もあるぞ。はい、おわかりのとおり、池田浩二がダウトである。しかし、決定戦組のボートに囲まれて、白い旗のついた「池田」というボートがあると、つい決定戦組のほうに認識してしまう。ペラ室を覗いても同様。池田は今節、賞金王ジャンパーを着用しており、その格好でペラを叩いていると普通に「池田、ペラ」と決定戦用メモに書き込んでしまうわけである。
2012_1220_1202  賞金王ジャンパー着用は、岡崎恭裕も同じ。今日は峰竜太と話し込む姿を何度か目撃しており、それは決定戦メンバー同士の会話にしか見えない。数秒後に、岡崎はシリーズ組じゃん、と気づいて、そこで違和感がじんわりと脳みそに浮かんでくる、という次第。
 ようするに、決定戦とシリーズを分かつものは、ほんのわずかな差でしかない、ということだ。それも、1年間限定で浮かび上がった差。シリーズ戦のピットには、決定戦にふさわしい選手は12名以上は確実にいるわけである。それが、ほんのちょっとしたことで決定戦とシリーズ戦という大きな差になっているのみ。やはりここにも猛者たちがどっさりと揃っているのである。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴極選』2日目

 東京の自宅を離れて10日目……いろいろありまして、ちょっとここでは書けないような苦境に立たされているHです。マジ、当てないと~~!!!! niftyのラストシリーズ、極選で有終の美を飾ってみせましょう。今日は、前半のアクシデントで人気急降下のノリピー勝負。

11R
 ①篠崎元志
★②今村  豊
 ③平本真之
◎④吉永則雄
 ⑤中島孝平
 ⑥三井所尊春

進入123/456

 3R、先頭を走りながら妨害失格でピットに帰還した則雄。「足は昨日よりも良かったのに……」と中尾情報もあり、痛恨の賞典除外でありました。気落ちも考えられますが、ここは地元水面、節イチパワーを味方にしっかり攻めると信じます。アタマ決め撃ちで、しぶとい足あるミスター今村の2、3着付け。本命党は、1-4を忘れずに。

3連単★4-2-全、4-全-2


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THEピット――シリーズ戦も激戦!

Cimg6326  賞金王決定戦の12人がとうとうピットにあらわれた。毎年のことだが、映像も画像も、カメラがすべて12人に向けられ、人の輪がそこだけに集中する、という光景はなんとも複雑なものではある。だが、これこそが賞金王決定戦、でもある。モーターを受け取り、点検を始めた12人で埋め尽くされる整備室。これはたしかに、特別な光景でもあるのだ。
Cimg6331  決定戦組で、真っ先にモーターをボートに乗せたのは山崎智也だった。すれ違いざまに智也が言う。
「優勝して、インタビューに出るよ」
 今年のグラチャンのとき、またBOATBoyのインタビューに出てほしいと雑談で話していたら、智也は「SG優勝したら」と言った。それ以降、優出したMB記念のときにも、そんな話はしていなかったのだが、今日は智也のほうから言ってきた! 明らかに今節は気合が違う。奥様の引退と関係があるかどうかはいろいろだろうが、とにかく今節の智也は違う!
Cimg6333  智也がモーターを乗せたのは1Rのレース中、艇団が2周目バックを走っている頃だった。2R発走少し前には馬袋義則が2番手で装着。そこからは次々と整備室から決定戦組がモーターとともに姿をあらわし、装着を始めている。馬袋が装着しているときには、太田和美がプロペラを手にペラ室へ。太田は装着前にペラをチェックだ。新プロペラ制度導入以降、実力を発揮している太田だが、つまり自分なりの調整法を完全に掴んだということなのか。その動きを見ていると、そう考えるしかないように思えた。
Cimg6327  着水一番乗りは、坪井康晴である。以前の賞金王でも、やはり坪井が真っ先に水面に出て行ったことがあったはずだ。とにもかくにも、走ってみて手応えを確かめる。午後のピットではおそらく、その感触をもとにペラ室にこもる坪井が目撃できるはずだ。坪井の次に水面に向かったのは松井繁で、王者もさすがに動きが早い。
 その時点で装着を終えていなかったのは瓜生正義と平尾崇典と今垣光太郎。今垣は装着ラストの常連だから、特筆するほどでもない。結局、いつも通りに、装着を最後にしたのは瓜生だった。

2012_1218_0885 先に書いた12人で埋め尽くされた整備室。そのど真ん中で、山口剛が本体整備をしていた。だから正確に言えば、12人と山口で埋め尽くされていた、である。
 決定戦組がやってこようと、シリーズ戦は昨日から戦いが始まり、そして続いている。山口にとっては空気が変わろうが環境が少し違おうが、己の戦いに全力を尽くすことに何ら違いはない。そこに12人がいようが、まずは自分の戦力を整えるために必死なのだ。
2012_1219_1089  1R後には、赤岩善生の姿も整備室に見えた。3年連続で逃してしまった賞金王出場。12人の姿と、そこに群がる報道陣を見て、もっとも複雑な思いをしている一人が赤岩であろう。しかし、赤岩はいつも通り、モーターを仕上げにかかる。悔しさに胸を焦がしながら、目の前の戦いにすべてを叩きつけるのだ。
2012_1219_0570 ペラ室を覗き込めば、決定戦組が必死でペラを叩いている。満員御礼状態で、12人が割り込むスペースがないくらいに誰もがペラに真剣な視線を注ぐ。決定戦組? 関係ない。ひたすらやるべきことをするだけだ。吉田俊彦と目が合った。ペラを叩きながら、覗き込んでいる巨体に気づいたのだろう(目障りでしたか?)。ペラに向けていた視線をそのままこちらにぶつけたものだから、あたかもメンチを切っているような険しい目つきが向けられた。うがっ、ごめんなさい。ぺこりと頭を下げたら、トシもぺこりと頭を下げた。別に怒っていたのではない。ひたすら集中していたのだ。そんなシリーズ組にも、熱い視線を向けていきたい。(PHOTO/中尾茂幸 決定戦組は黒須田 TEXT/黒須田)


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本日の“本紙予想”賞金王シリーズ戦2日目

どもども。Kです。スタートダッシュに失敗しました。で、ゲン担ぎというわけではありませんが、通常は当日朝に予想するものを、今日の予想は昨夜、H記者らと酩酊して帰ってきて、そのまま予想したものです。当然、今朝チェックして修正も加えましたが、果たしてどんな結果に……。

1R
1コース想定=日高 まくられ率12.7% 差され率23.8%
2コース想定=赤坂 逃がし率35.4%
赤坂の2コース差しを狙う。
◎赤坂 ○日高 ▲山地 △寺田 
3連単2-145-全

2R
1コース想定=吉田 まくられ率14.3% 差され率7.1%
2コース想定=川北 逃がし率39.0%
笠原のセンター強攻が面白そうだ。
◎笠原 ○吉田 ▲川北 
3連単3-12-全

3R
1コース想定=秋山 まくられ率9.3% 差され率22.2%
2コース想定=西島 逃がし率37.4%
秋山がスピードターンで逃げ切る
◎秋山 ○西島 ▲服部 
3連単1-26-全

4R
1コース想定=石川 まくられ率10.6% 差され率10.6%
2コース想定=辻 逃がし率47.4%
石川の逃げ有力。外枠に流す。
◎石川 ○中辻 ▲横澤
3連単1-56-全

5R
1コース想定=山田 まくられ率6.1% 差され率12.2%
2コース想定=日高 逃がし率43.5%
中村の6コースまくりをもう一度狙ってみる。
◎中村 ○山田 ▲桐生
3連単6-13-全

6R
1コース想定=田中 まくられ率11.3% 差され率13.2%
2コース想定=深川 逃がし率25.6%
深川が動いて2コース獲り、巧差し決める。
◎深川 ○田中 ▲齊藤
3連単5-13-全

後半は後ほど!


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THEピット――SGだ!

2012_1218_0744  9Rで石川真二が転覆。レスキューがレース終了を待たずにピットに戻り、石川は担架で運ばれていたので、その容体が非常に心配されたわけだが、その後は転覆整備を行なっており、大きなケガはなかった模様。明日の出走表にも名前があり、転覆整備後はペラ室にこもってもいたから、明日からは巻き返しの走りに闘志を燃やすことだろう。出場選手全員にとって、決定戦だろうがシリーズ戦だろうが、今年最後の大一番である。悔いなき戦いで2012年を終われるよう、ケガなどのない激しい戦いを!

 シリーズ戦は決定戦の前座……実際は賞金上位12人がいないだけで、出場選手はトップレーサーばかり、レース自体も実にハイレベルなのだが、どうしても露払い的にとらえられてしまう宿命がシリーズ戦にはある。出場選手にとっても、複雑な思いは常に抱えているだろうと思う。
 だが、いざ戦いが始まればすべてが負けられない、負けたくない戦い! レース前やレース後には、普段のSGと何ら変わらない光景が広がり、何ら変わらない空気が立ち上る。
2012_1219_1023 もっとも複雑な心境のはずの池田浩二も、決して手を抜かない戦いを見せている。今日、池田の姿を見たのは、エンジン吊りを除けばペラ調整室ばかり。12Rまでの時間のほとんどを、池田はペラと向き合うことに費やしていたのだ。11Rの展示が終わり、自身の艇を展示ピットにつける前にも、ピット前の沖合水面でレバーの起こしを何度も確認。やるべきことをきっちりとやって、ドリーム戦に臨んでいる。モチベーションは下がっていない……と言い切れるかどうかは何とも、だが、しかし戦うべきレースを投げ出す男ではないのは間違いないのだ。
2012_1219_1031  辻栄蔵は、展示ピットに艇をつけるギリギリまで、やはりペラ調整。この「ギリギリまで調整」は、まさしく辻栄蔵のルーティンである。気になるところがあれば、絶対に妥協しない。それがペラだったりモーターだったりと、状況に応じて調整する箇所は違うが、その姿勢自体は常に貫かれているのだ。だから、展示ピットにつけるべき時間が迫っているためピット内を走る辻栄蔵、というのも恒例と言うべき光景。住之江の場合は、ペラ調整室と調整用係留所が目と鼻の先なので、さすがに走ってはいなかったが、しかしその動きの本質は何も違いはないのである。
2012_1219_1079  なんだか声をかけるスキがまるで見つからないほどピリピリしている赤岩善生、というのも、まったくもって普段と変わらない。ここ数年の中でもっとも不本意な成績で住之江に来なければいけなかったことを、赤岩自身はどうとらえているのか……などなど気になっていることはいくつかあるのだが、昨日からそれを聞くタイミングがまったくつかめない。避けられてるのかな……自意識過剰気味だが、そんなことも考えてしまったりして。つまりは、それくらい赤岩はシリーズ戦にも全力投球。他のSGとも臨む姿勢はまったく変わっていないのである。ま、それが赤岩善生、ではある。
2012_1219_0152  レース後で強烈に印象に残ったのは10R後の横澤剛治だ。2コースから攻めたものの、篠崎元志に巧みに差されて2着。そのレースぶりや2着という結果は悪くないとも思えるのだが、しかし横澤はまったく納得していなかった。ヘルメットをとるとあらわれたのは、憤怒の表情! 口元を歪め、頬を釣り上げて、まるで悪魔を呪うかのごとき顔つきで、敗戦を悔しがっていたのだ。好漢・横澤が見せた勝負師の顔。正直に言って、背筋がぞわっと震えた。
2012_1219_0971_2  同じレースの濱野谷憲吾も、なんとも苦しそうな顔を見せていた。1号艇、1コースを活かせなかったのだから、たとえ3着に残したとしても、納得がいくわけはない。まして、住之江の1号艇、といえば、2年前のあの日をどうしても想起してしまう状況。またもやスタートを決め切れなかったことも含めて、濱野谷の心中に深いモヤがかかるのは当然である。
 レース後、濱野谷はいわゆる通勤着に着替えている。帰宿バスの第1便は10R終了後に出発するから、濱野谷はそれに乗っかるのだろうと思われた。ところが、11R発走直前にペラ室を覗くと、濱野谷の姿があった。もちろん明日の戦いの準備であろうが、その姿に僕は、10Rの敗戦への強い強い憤りを抱く濱野谷憲吾を見たのだった。

2012_1219_1396  さてさて、本日も中村亮太。8Rは宣言通りに6コース発進、しかし攻め切れず、2マークではずぶずぶと抜かれて、6着に終わってしまった。亮太は一言、「技量不足!」と言った。つまり、アシは来ているのだ。
 ピットアウト後、亮太はいわゆる「ミズスマシ」をやっている。6コースを選択した選手が、待機水面をぐるぐると何周も回ってスタートを待つことを、選手たちはそう呼んでいる。そのとき、スタンドから亮太に向かって手を振るファンがたくさんいた、という。意外なことであると同時に、なんとも嬉しいことだったそうだ。それを見て、ファンの期待も感じ取ったという。だから、外枠のときにはこれを(ミズスマシではなくて、ナカシマ+チルトマックス+6コース)やろうと改めて決心したそうだ。
 ファンはもちろん、選手に結果を求める。だが、それだけではない。同じくらいの比重で興奮や感動を求めるのだ。チルトを跳ねて6コースからひとまくり、はみんな大好き! 今節、亮太にその期待ができるのだとわかれば、みな亮太に声援を送るだろう。
 もちろん亮太も結果を求める。勝つために、それをやる。だが、同時にファンに興奮を与えたいとも願っている。亮太のその思いはプロとしては間違いなく正しい! 明日からも、いや、今節が終わってそれ以降も、中村亮太は注目に値する選手だと改めて確信した次第だ。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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賞金王シリーズTOPICS 初日

則雄が怪物パワーだ!

今日のイン戦
⑤①①④②①②①②③①①
1着率50% 2連率75% 3連率83%

2012_1219_0971 イン天国の住之江にしては、今日のイン選手はコロコロと負けた。最近の記念戦線の初日は、スタートが揃わないなどの理由でイン1着率50%前後になることが多い。こんなシリーズは2日日以降にインが激強になりやすく、明日は7~9勝になる可能性が高い。
 で、今日のイン選手で「間違いなく節イチパワー!!」と唸らせたのが、地元の吉永則雄だ。6R、例によって西島義則がドカドカとスロー水域に押し寄せ、吉永の起こしは100m弱。勢い、3コースの渡邉英児が強ツケマイで迫り、吉永はこの面倒を見るハメに。そこに、どかーーーんと5コースから「伝家の宝刀・憲吾スペシャル」が突き刺さった。完全な5-1態勢だ。

2012_1218_0903  が、ここから憲吾と則雄の差がどんどん詰まっていく。2周バックのストレートで、ついに併走。そして2周2マーク、則雄が先マイすると、差した憲吾は3艇身も千切れてしまった。凄まじい大逆転劇。1周以上も憲吾の引き波の上を往来したというのに、勝ちタイムの1分46秒3は今日のトップ時計でもあった。これをシリーズの節イチと呼ばず、誰を呼ぶ?
 明日の則雄は、3R5号艇&11R4号艇。もう気づいてしまったファンも多いだろうが、アタマかヒモに絶対に押さえるべき存在だと思うぞ!

篠崎、鉄兵が連勝発進!

今日の勝利コース
①6勝②1勝③3勝④1勝⑤1勝⑥0勝

2012_1219_1306  無傷の2連勝、ゴキゲンなロケットスタートを切ったのが篠崎元志と石渡鉄兵だ。しかも、両者ともに1号艇=イン戦以外での連勝だから価値が高い。
 まずは石渡。1R2号艇から西島を入れての3コース発進。西島が少し凹んだところを見逃さず、一閃のまくり差しで突き抜けた。後半7Rはさらにド派手だった。3号艇の3コースから、今度は強ツケマイを選択。これはインの三井所尊春にブロックされ、1艇身差で2マークに向かう。石渡は外だけに差しがセオリーだが、ここでも委細構わず、三井所に全速のツケマイを浴びせた。「これが伝統の関東ガマシだっ!」と叫ばんばかりに。この2連発のツケマイがものの見事に決まり、今節第一号の2連勝レーサーとなった。

2012_1219_0649  で、石渡よりも不利な枠、5号艇&3号艇で大技を炸裂させたのが篠崎元志だ。4Rの5コースまくり差しは、器のデカさを存分に感じさせるものだった。スタートほぼ同体から、誰に連動するでもない。自分で全速でぶん回して自分で差し場を見つけて持ち前のターンスピードでそこに舳先を突っ込んで、それで圧勝してみせた。自力・他力のあるまくり差しの中で、文句なしの自力決着。この若きハンサムガイは、日に日に、そしてまだまだ強くなってゆく。
 返す刀で10R。3コースの元志は、今度は冷静沈着に展開を突く。2コースの横澤剛治がイン濱野谷憲吾に直まくりを浴びせた瞬間、元志はもう差しハンドルに構えていた。早くて、速い。もちろん、こちらは「展開さまさま」の圧勝でもあったのだが、今日の篠崎はスリットから半分近く覗く行き足を携えている。これがデカい。

2012_1219_0457 昨日も書いたが、元志という男はスリットから覗いたときに、直進して様子を見る前に自分で技を仕掛けようとするタイプ。つまり、①スリットから覗く②内艇の様子がすぐにわかる③まくるか割り差しか差しかを瞬時に決めて迷わず実行に移す。そんなタイプだから、今節のような足があると、鬼のような強さを発揮するのだな。最高のリズムで5・3号艇を“クリア”して、明日は1号艇の1回走。無傷の3連勝で、とりあえずパーフェクトVへの夢が膨らむ可能性は、極めて高い。
 もうひとり、開会式でV宣言をした石野貴之も②①着と気を吐いたが、こちらは枠番どおりの着順。すでにふたつの好枠を消化した分、ライバル元志のほうがよりVに近いと思うのだが、どうか。

気まぐれ連載
『艇界のエジソン』亮太の挑戦①

2012_1219_0482  持ちペラ制の時代、両端の一部をざっくり切り捨てるSFチックなペラ「亮太スペシャル」で艇界を震撼させた孤高の天才児・中村亮太。
「バーナーや金槌が使えない新ペラ制度は、亮太にとって不利なのでは?」
 などと不安視されていたが、なんのなんの、誰もが見向きもしないナカシマ製のペラを駆使して「新・亮太スペシャル」が煮詰まりつつある。

2012_1219_0514  今日の亮太は、8R4号艇の1回走。もちろん、昨日のうちにナカシマを超伸び型に叩き変え、チルトもMAX1・5度に跳ねて、あえての6コース勝負。今日のトップ展示時計6秒56を引っ提げて颯爽と発進したが……スタートで半艇身後手を踏んで万事休した。レースにならなかったのは残念だが、無論、この失敗でくじけるような男ではない。明日も枠番や水面状況に応じて、あの手この手の秘術を尽くすだろう。ん、明日は⑥⑤枠……また跳ねてきそうだぞ!(photos/シギー中尾、text/H)

2012_1219_0688


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本日の水神祭! 意外や意外……

2012_1219_1409 本日、SG初1着の水神祭がありました。……と言いつつ、その選手が先頭ゴールした際、誰もが「水神祭!」と想像などしていなかったのでして。2Rを逃げ切った柳沢一。これがSG4節目なのですが、多くの人がとっくに1着を獲っていたのだと思い込んでいたのでありました。まだ初1着が出ていなかったとは、まったくもって意外。つまりは、勝ち星があって当然の選手と、みなが思っていたのであります。

2012_1219_1424 ともあれ、初1着ということで水神祭! 2走目の7Rが終了後に、愛知勢の手により執り行なわれております。今日は昨日よりも気温がぐっと下がり、震えるほどの寒さであります。それでも、柳沢にとっては忘れられない水神祭! 冷たい水の中で、嬉しそうに笑顔を見せていました。

2012_1219_1438 SG初ピン奪取おめでとう、柳沢一。これからも師匠・原田幸哉とともに、SG戦線をおおいににぎわせてください!(PHOTO/中尾茂幸)


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“本紙予想”賞金王シリーズ初日後半

7R 
1コース想定=三井所 まくられ率10.1% 差され率25.3%
2コース想定=湯川 逃がし率51.1%
三井所が湯川を壁にしてきっちり先マイ。
◎三井所 ○湯川 ▲柳沢
3連単1-24-全

8R 
1コース想定=石野 まくられ率8.8% 差され率21.1%
2コース想定=笠原 逃がし率31.0%
6コース宣言の中村のまくり一撃を狙ってみる。
◎中村 ○石野 ▲笠原 △中辻  
3連単4-126-全

9R 
1コース想定=森高 まくられ率8.3% 差され率30.0%
2コース想定=田中 逃がし率40.5%
森高が渾身の逃げ切りだ。
◎森高 ○川北 ▲寺田  
3連単1-34-全

10R 
1コース想定=濱野谷 まくられ率16.3% 差され率32.6%
2コース想定=横澤 逃がし率41.3%
篠崎が果敢に攻めれば吉田に展開向く。
◎吉田 ○濱野谷 ▲篠崎 
3連単4-13-全

11R 
1コース想定=湯川 まくられ率16.3% 差され率12.2%
2コース想定=平石 逃がし率31.3%
赤岩が意地見せる強気な攻め。
◎赤岩 ○湯川 ▲今村 △岡崎     
3連単3-146-全

12R ドリーム戦
1コース想定=中島 まくられ率3.8% 差され率17.3%
2コース想定=池田 逃がし率55.6%
中島が池田を高い壁にしてきっちり逃走。
◎中島 ○辻 ▲服部
3連単1-34-全


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THEピット――ナデシコ奮闘

 今朝の開会式には決定戦組が登場。1R展示後にピットに入ると、瓜生正義、峰竜太の九州コンビと太田和美、丸岡正典の奈良師弟がちょうど帰るところだった。峰とは少しだけ雑談。弟子の上野真之介が新鋭リーグで噴きまくっていた34号機を引きたいっすね~、とのことだった。情報は仕入れているだろうから、本当に引けたら有力だな~。
2012_1219_0037  4人はもちろん私服で、太田和美のファッションがなんとも粋。シックなジャケットとスラックス、グレーのベストもイカしている。う~ん、渋い! などと池上カメラマンと話していたら……「キャーッ! カッコいい!」と黄色い嬌声が飛んだ。
 グレートマザー! 太田の颯爽とした姿を見つけた日高逸子が、絶叫していたのでありました。ダハハハ、かわいいですな。日高は朝から本体整備をしており、2R後にモーター装着する際には、たまたま通りかかった笠原亮にヘルプを求めた。「りょ~ぉくぅ~~ん!」。うむむむ、いつまでもグレートマザーは、いつまでも女の子、なのでありました。
2012_1218_1074  本体整備をしていたのはほかに、中島孝平、石川真二、三井所尊春。初日にドリーム組が本体をバラしているというのは、よく見る光景ではある。12Rがたっぷり時間があるだけに、じっくりと調整ができるというわけだ。
2012_1218_1117  1R、山川美由紀が1号艇で登場したが、石渡鉄兵のまくり差しを浴びて逃げ切りはかなわなかった。大村の最終日12Rを走り、住之江の初日1Rを走る。変則的な連戦である。まったくもって、お疲れ様です!
 レース後、山川に寄り添ったのは森高一真であった。にこやかにほほ笑みかける森高に、優しげな笑顔を返す山川。うむむむ、なんかお似合いですぞ! 大村では女子選手たちの華やかな絡みをピットではたくさん見たわけですが、その主役の一角となった2人のレディーがSG選手と絡むのを見るのも、実に楽しいものであります。今節、香川からは2人だけの参戦。美由紀姐さんと森高の絡みはまだまだありそうですな。

2012_1218_0446  ところで、毎年書いていることのような気がするが、住之江のピットはなかなかに広い。ボートリフトはスタンドに隣接した位置、つまりはいちばん端っこで、選手控室は展示ピットの奥。ゆうに100mは離れている。で、エンジン吊りの際に控室にいたりすると、長い距離を移動しなければならないわけで、レース後というのは選手たちが全力疾走する姿が数多くみられるわけである。あるいは、プロペラ調整室から急ぎモーター装着、なんて場合も選手は走る。とにかく、こんなにも走っている選手が頻繁に見られるのは、住之江くらいだろうと思う。
 岡崎恭裕が走る! まあ、若者が走っている姿というのは、珍しくもなんともないか。足取りも軽快!
2012_1218_0798  吉永則雄も走る! 水面では日本レコードを叩き出すほどのスピード派、陸上でもスピード充分!
2012_1218_0038  市川哲也も走る! むむ、頑張れ! 市川と私は同い年、とても彼のようには走れません……。今朝見かけた市川は、すべて走っている姿であった。
2012_1218_0090  そして、服部幸男まで走る! 常に悠然、哲人の面差しで歩いている服部が、住之江では走るのだ。その姿にも風格を漂わせている服部幸男は、文句なしに素敵だ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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賞金王シリーズ 選手紹介!

2012_1219_0019 金子龍介

今節は、馬袋義則の専属マネージャーとしてやって参りました。馬袋義則並びに金子龍介、優勝めざして頑張ります!!

2012_1219_0026 田中信一郎

賞金王は太田和美、シリーズは私が優勝します。最後は69期で締めたいと思います!

2012_1219_0066 中村亮太

今節は竜太の応援に来ました。今回も二刀流で頑張ります!

2012_1219_0091 石野貴之

シリーズに5人、賞金王に3人、大阪支部でW優勝を目指します。というのは建前で、シリーズ戦は僕が優勝します!

2012_1219_0046 三井所尊春

今節は黄金のヘルメット目指し、一戦一戦精一杯走ります!(←頑張れ~! ん、黄金のヘルメット??)

2012_1219_0159 湯川浩司

先にやっときます、「応援、ヨロシク!!」

2012_1219_0163 平石和男

(湯川を睨み)あのーー、なんか言おうと思ってたんですけど(苦笑)……本家本元、応援ヨロシクッ!!

2012_1219_0128 田村隆信

今節は“助演男優賞”を目指します。

2012_1219_0178 辻栄蔵

皆さん、おはよーーございます!!!! 元気がないみたいですね。おいおいおいっ、そんなんじゃ、舟券当たらね~ぞ~!!!! 僕は助演男優賞じゃなく、主演男優賞を目指します!

2012_1219_0058 市川哲也

ある偉大な先輩に「今年は12人に入る」と約束したのにまったくダメでした。来年に向けて頑張ります!


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本日の“本紙予想”賞金王シリーズ戦初日

おはようございます! Kです。賞金王も張り切ってまいりましょう。インが強い住之江ではありますが、できるだけ攻めの予想ができればと思っております。今節もよろしくお願いいたします!

1R
1コース想定=山川 まくられ率10.7% 差され率25.0%
2コース想定=石渡 逃がし率59.6%
逃がし率高い石渡が2コース死守か。ならば山川が逃げ切れる。
◎山川 ○中辻 ▲吉田 △西島 
3連単1-453-全

2R
1コース想定=柳沢 まくられ率8.3% 差され率23.9%
2コース想定=石野 逃がし率47.4%
今村6号艇でオールスローか。柳沢に有利な隊形になりそう。
◎柳沢 ○石野 ▲田村 
3連単1-23-全

3R
1コース想定=平石 まくられ率25.9% 差され率19.0%
2コース想定=平田 逃がし率41.2%
森高が3コースから強攻決める。
◎森高 ○横澤 ▲平石 △山地 
3連単3-415-全

4R
1コース想定=川﨑 まくられ率14.5% 差され率12.7%
2コース想定=深川 逃がし率25.6%
山口の豪快カドまくりを狙いたい。
◎山口 ○篠崎 ▲深川 △川﨑
3連単3-521-全

5R
1コース想定=市川 まくられ率7.9% 差され率15.9%
2コース想定=金子 逃がし率34.5%
金子の2コース差しに妙味ありそう。
◎金子 ○市川 ▲岡崎
3連単2-13-全

6R
1コース想定=吉永 まくられ率5.1% 差され率13.6%
2コース想定=赤岩 逃がし率42.9%
西島の前付けで深くなる可能性あるが、吉永は負けられないイン戦。
◎吉永 ○赤岩 ▲濱野谷 △西島
3連単1-235-全

後半はのちほど。


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THEピット――目先の結果より

 前検というのは、慌ただしいものである。限られた時間で試運転、調整、整備などを行なわねばならない。もちろん、スタート練習とタイム測定もあり、エンジン吊りも当然ある。とにかく忙しいのだ。
2012_1218_0966  ところが、スタート練習とタイム測定を終えた中村亮太は、「もうやることなくなっちゃった」と言う。前検日にこんなコメント、聞いたことない。
 もちろん、その前に調整は行なっている。当然、プロペラ。エンジンを受け取ってさっそく自分の形に叩いて、それで試運転やタイム測定に臨んだのだ。すると「出てますよ。微調整も必要ないと思う。マルです」。かくして前検日の作業は終了と相成ったわけだ。言うまでもなく、明日になれば気候に合わせた調整は行なうことになる。
 それにしても、亮太は実に面白い男だ。唐津GⅡモーターボート大賞で、ナカシマのペラを使ってチルト3度に跳ね、6コースから鮮やかにまくり切ったレースがあった。今節は、その再現を狙っているという。
「もちろん結果は出したい。それも大事なこと。だけど、目先の結果ではなく、今後につながるレースをしたいんですよ。お客さんの目に留まる走りを見せたいんです」
 それはプロとしてはむしろあるべき姿勢と言えるだろう。もちろん、チルトはマックスの1・5度に跳ねることを考えている。そんな話をしているうちに、亮太は「うん、6コースから行きます。約束します」と言った。明日は8R1回乗り。枠番は4である。それでも亮太は外に出て、伸びて、まくり切る腹積もりだ。明日の手応えによってはまた変わってくる可能性もあるが、どんな戦い方になったとしても、ファンを沸かせるレースを見せてくれるだろう。シリーズ戦、最注目の一人である。

2012_1218_0704  モーター抽選で「予選突破は確実じゃ」と呟いたという山地正樹が、その相棒37号機をボートに装着していた。その言葉をぶつけると、「フフフ」と不敵に笑う。「いいモーターらしいからね」と目を細めた。
 山地は昨年の賞金王シリーズ戦がSG初出場。今年はほかにSG出場がないから、2度目のSGとなる。昨年は、節間についに1着を獲ることができなかった。モーターの素性がレースに活かされ、宣言通り予選突破を果たしたとするならば、当然その間に見られるでしょう、水神祭が!
「ん?…………さむい」
 ダハハハハ、水神祭拒否宣言ですか! たしかに暮れの住之江は本当に寒い。明日からは寒波もやってくるそうで、今日の午後も1時30分頃には11℃だったのに、2時30分頃には9℃に下がっていた。今節もきっと寒いだろう。しかし、この言葉はよく考えれば、「1着は獲るけど、寒いから水神祭はヤダ」という意味である。「さむい」の3文字には、必勝宣言も含まれているわけだ。山地が嫌がったって、先輩の川﨑智幸らが許さないだろう。最高の笑顔でずぶ濡れになって、「寒いっ!」と悲鳴をあげる山地を見たいぞ!

2012_1218_0331  笠原亮が、にこにこにこと声をかけてきた。ボートを係留した場所の近くでたまたま寒い寒いと震えていたのだ。
「丸亀、見ました?」
 もちろん見ましたよ。丸亀GⅡモーターボート大賞。2日目ドリーム戦で笠原は、6コースから勝っている。モーター出ているときの笠原亮はコース不問。この日は外出しており、JLCの携帯サイト=BOATRACE TV!レジャチャンで動画観戦。うがぁぁ、舟券買ってないよぉぉぉぉ、と頭を抱えたものだった。
 笠原は、モーターの調整が雰囲気にあらわれやすいタイプで、話を聞かなくても、その様子を見ていると手応えがなんとなくわかったりする。顔を合わせたときの表情にもまた、そのときの感情がしっかりとあらわれることが多い。
 というわけで、丸亀の話を切り出した笠原亮は、ゴキゲン! 前検の段階でどうこう言うのは早いのもたしかだが、今節は期待できると見たぞ。

2012_1218_0261  さてさて、明日はドリーム戦が行なわれるということで、6名の共同会見があった。その際、複数の選手が証言したのが「辻選手が良さそうだった」。ドリーム組では、辻栄蔵が気配上々の様子だ。
「まだ重い感じはあるけど、回った足は良かったですね。スタートの感じは普通でしたけど、力強い感じはありました」
 どうやら足に裏付けはありそうだ。辻は春に住之江に参戦。そのときの相棒36号機は、今回は決定戦で使用される。上位モーターなのだ。
「僕が乗ったエンジンが決定戦で使われるとは、まことに光栄に存じます」
 会見ではそう言って笑いで締めた辻栄蔵。エンターテイナーっぷりは健在だ。そして、気分上々の証であろう。ドリーム戦、ちょっと3号艇を狙ってみようかな。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『賞金王シリーズ前検を斬る!!』

2012_1218_1157  賞金王シリーズの前検が終わりました。とにもかくにも、凄かったのがコレです。

中村亮太の伸び!!!!

 回り足はゼロに近く、出足~行き足も最低レベル。が、直線の半ばを過ぎるやいなや、伸びるわ伸びるわ伸びるわ伸びるわ。どんどん加速度が付いていって、そのピークはターンマークの直前。もう、ここに至ると、3秒ほどの間に1艇身突き抜けます。何度も何度も足合わせをした亮太でしたが、すべての相手をこのゾーンでブッチギッテました。
 記者席に戻ってみると「亮太はチルト1・5度に跳ねてた」と聞かされてちょっと興醒めはしましたが、それにしても凄まじい「後半伸び」だったなぁ。「明日もチルトを跳ねて6コースから」とK記者に耳打ちした亮太。『艇界のエジソン』のアウト一撃に期待しましょう。
 他で良く見えた選手を、足色別に記しておきます。

2012_1218_0782 出足・回り足

★赤岩善生…ターン回り、ターン出口からキュッと伸びるレース足が強め。伸びは普通か、やや弱めかも。

★田中信一郎…直線は普通も、いざ回ったときは迫力満点。地元でこの足があれば、V戦線間違いなし?

2012_1218_0735 行き足

★湯川浩司…いつものパターンで、スリットから半艇身覗く行き足。最近はこの足を生かしきれないレースが続いているが、ツボにはまればピンラッシュ可能な行き足だ。

★中辻崇人…湯川ほどではなかったが、スリットで1/3~半分覗く。まくりきれないまでも、センター筋から自在に攻められそう。

★篠崎元志…中辻と同じくらいの行き足。この選手には「スリットから覗くと絞らずにはいられない」という獰猛な習性があるため、センター筋でアタマ狙いができる。

2012_1218_1102 伸び

★山川美由紀…賞金女王で苦しんでいた伸び足が前検からGOOD。まくり一撃で大穴がありえるぞ。

★山地正樹…ターン回りからターンマークまで、ずっと同じような調子で伸びていく印象。評判機らしく、パワーそのものが強そう。

★そして……中村亮太。

前検タイムが出ました。もちろん、亮太がトップ…………ん??

2012_1218_0914 前検時計TOP10
①山地正樹 6・57!!
②川﨑智幸 6・62
 中村亮太
④山川美由紀 6・64
⑤深川真二 6・65
 中辻崇人
 吉田弘文
 中島孝平
 石野貴之
 篠崎元志

 なんとなんと、山地37号機がブッチギリのトップ。亮太は2位タイでしたが、おそらく直線ラストの1/4だけなら、山地にも負けないスピードだと思います。

前検ワースト5
①秋山直之 6・87
②日高逸子 6・82
③服部幸男 6・78
④西島義則 6・77
 魚谷智之
 田村隆信
 森高一真
 岡崎恭裕

 秋山のワースト時計は時々見られます。心配なのは2位の逸子ママ。伸びで山川に2艇身やられただけでなく、ターン回りでもかなり重そうに見えました。(photos/シギー中尾、text/H)


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モーター抽選会~亮太と山地が怖い??~

2012_1218_0224  賞金王のシリーズ戦。選手控室に静かに座っている48人。今年1年、このシリーズを目指してきた選手はひとりもいない。よく言えば、全員がリラックスムード。悪く言えば、気の抜けたビールのような空気が室内を支配していた。毎年のことだ。

2012_1218_0130  トップバッターの辻栄蔵が、悪戯っ子のような顔で「フフフ、選び放題じゃ~」と叫びながらガラポンを回す。すかさず、最前列の「かぶりつき席」にいるミスター今村豊が「おい栄蔵、なんぼ回してもエースエンジンは入っとらんぞ~」。辻はしかめっ面でミスターを睨みつけた。

2012_1218_0209  とにかく空気が緩いので、こちらも選手に声をかけやすい。掲示板に貼られた宿舎の割り振り表を見た池田浩二が「え、5人部屋!?」と呟く。確かに、愛知支部の部屋だけが5人になっていた。私が「5人で寝られるんですか?」と聞くと、「いやいや5人じゃ無理だから、たぶん1人がコッチ(3人しかいない佐賀支部の部屋を指差す)に行くんじゃないかなぁ」と教えてくれた。池田も完全リラックスムードなのだ。ただ、その隣に貼られていた出走回数表に目をやった池田は、「(初日から)1、2、2、1か……よしっ!」と己に気合いを入れるように呟いたのだった。

2012_1218_0186_2   続いて私の傍にやってきたのは、「亮太スペシャル」などで知られる“艇界のエジソン”中村亮太だ。最近、ナカシマのペラで超伸び型にする方向性を掴んだとか。
「よっ、艇界のエジソン! またまた新発明したそうじゃん」と聞くと、亮太はにっこり笑って「はい、エンジンにマッチすると足合わせでふたつ(2艇身)くらい千切ります。今節も(ヤマトとナカシマの)両刀で行きますけど、伸びの破壊力ではやっぱりナカシマなんですよ」とのこと。今節の亮太の気配は、特に注意が必要だ。

2012_1218_0212  という感じで、選手も私もモーター番号をまったく気にしないまま、抽選はどんどん進行していったのだった。あ、ただひとつ、山地正樹が37号機を引いた瞬間「よっしゃ、これで予選突破は決まりじゃ」と呟いたことは記しておきたい。他にも「37、37」と唱えながら引いた選手もいたらしい(中尾談)ので、山地も要注意選手に挙げておく。(photos/シギー中尾、text/H)


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シリーズ出場選手が住之江入り!

 賞金女王決定戦から中1日。記憶もまだ生々しいなか、住之江のピットに入る。う~ん、妙な感覚だな~。例年、東京から「今年も賞金王!」と意気込んでやってくるわけだが、大村から「一節間、疲れたね~」「負け疲れたよな~」などとシュー長と話しながらの住之江入りは、どこか違和感を覚えるものであります。
2012_1218_0002  そしたら! 一番乗りは日高逸子! そう、グレートマザーもまさに中1日で、今度は賞金王シリーズ戦に参戦するのである。一昨日に優勝戦を走り、今日からはSG! いやはや、本当にお疲れ様です。こりゃ、こっちも違和感うんぬんなどと言っていられない。というわけで、日高さんの笑顔に喝を入れられた次第でありました。
2012_1218_0068 もうひとり、山川美由紀もシリーズ参戦! 日高から20分ほど後に、颯爽と住之江に乗り込んできました。美由紀姐さんもお疲れ様です!

2012_1218_0030  ところで、住之江も大村同様、なんとも寒いわけでありまして、選手たちも予防のためなのか、本当に風邪気味なのか、マスク姿がわりと目立ちました。福岡イケメンコンビの一人、岡崎恭裕もマスクをかけて登場。女性ファンは残念だっただろうな~。2012_1218_0033 同じタクシーから降りてきた篠崎元志はマスクなし、そのご尊顔を存分に見せつけておりましたが。で、岡崎と篠崎が降りると、タクシーがそのまま帰ろうとする。ちょいちょい、まだトランクから荷物下ろしてませんがな! 危うく私物検査に間に合わなくなるところだった。
2012_1218_0062  マスクといえば、濱野谷憲吾もでっかいマスクをかけての登場。チャレンジカップでの濱野谷は、ヒゲをはやしていたのが印象的。今節はどうなのかなあ、と興味津々だったわけですが、とりあえず判明せず、です。

2012_1218_0063  大阪、兵庫の選手は、愛車でやって来るケースも多い。湯川浩司が奥様を助手席に乗せて、ブイーンとピットに乗りつけた。奥様を見せびらかしに来たわけではございません。帰りは奥様が運転して帰るわけです。荷物を持ってくる関係上、ワンボックス系の大きな車で来る選手が多いですね。田中信一郎も石野貴之、吉永則雄も同様だった。
2012_1218_0079  そんななか、ド迫力のポルシェがピットにあらわれた。うおぉ~、すっげえ車! 誰の車かと運転席を覗き込むと……えっ、マ、マ、マジッ!? 王者じゃないか! 日程を間違えたんでしょうか? んなわけないか。賞金王決定戦のスケジュールを誰よりも知り尽くした王者なのである。そう、王者はある選手を送ってきたのですね。誰を送ってきたと思います? 服部幸男? ブーッ。残念でした。2012_1218_0077 後部座席から降りてきたのは横澤剛治! 前日にプライベートで用事があったようで、今日はあの王者を運転手にして、住之江入りしたという次第。「いろいろ刺激になりましたし、パワーもらえましたよ」と横澤。車内での会話が横澤を後押しする力になるかも!

2012_1218_0072  それにしても、今日、池田浩二の住之江入りを見ることになろうとは……。日高さんに喝入れられても、これについてはやっぱり違和感、ですね。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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