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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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児島ラストクイズ正解

どもです~。一昨日の深夜、児島より帰郷しました。と思いきや、あさってには浜名湖に旅立つのであります。その前に、クイズの正解、行ってみましょう。

2007_1115_00962

テラショーの頭上の黄枠で隠された文字は果たして? でしたね。矢印の下に、隠された文字のブツがあるというわけなのですが……。

2007_1115_0095 正解は「オーナーペラ」でありました。オーナーペラとは、競艇場所有のペラ。持ちペラ制の現在、使う選手はまずいないわけですね。それでも、たとえば持ち込んだ3枚のペラがすべて壊れてしまったとか、ペラ検査を通過しなかった場合には、オーナーペラが貸し出されます。

というわけで、正解はジローさん、おめでとうございます。

総合成績は、ジローさんとマニアック軍団さんが60P、ラリーズクラブさんが40Pで以上が上位3名。おみやげをお送りしますので、tanakakogyo@hotmail.co.jp までご送付先をよろしくでございます。

次回の浜名湖は、今年4度目ということもあって、ネタがほぼ枯渇した状態、ピットクイズの実施は微妙なところでございます。ほかのネタでやるかもしれませんので、次回もよろしくお願いしますね。それでは!


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ハートを作り上げていく、ということ――優勝戦のピット 本日の水神祭つき

2007_1109__0541 「ありがとうございましたっ!」
 レースが終わり、モーター返納が終わるごとに、選手の声が響く。自身の、もしくは同地区の仲間のレースが終わり、モーターを返してしまえば、仕事は終了。管理解除となって、帰途に着くのみだ。同県同地区の選手が出走していなければ、多くは優勝戦を待たずして、競艇場を後にするもの。そして今日は、やけに「ありがとうございましたっ」の声が多いなあと、特に11Rあたりで気づく。金子良昭が、整備員さんや検査員さんをはじめとする職員の皆さん一人一人に、おまけにぼけーっと突っ立って返納作業を眺めていた僕にまで、丁寧に挨拶してまわっている。やっぱり金子さん、サイコーっす!……などと一人感動しながら、児島キングカップ優勝戦の6名には地区的な偏りがあることに気づくのだった。
 広島、岡山、愛知、徳島、岡山、香川。赤岩善生以外が中四国地区。まるで“瀬戸内最強決定戦”ではないか。まして児島は瀬戸内海を臨むコース、多少帰りが遅くなっても、家には充分辿り着けるだろう。なるほど、他地区の選手が続々とピットを後にしていくわけだ。ある意味、これは児島キングカップにとっては、もっとも幸せな優勝戦ではないかと思ったりした。

2007_1115_0359  優勝戦。スタート展示が終わる。優勝戦に限らず、ピットに戻ってきた選手たちはいったんカポックを脱ぎ、控室に戻ることが多いわけだが、ただ一人、白いカポックだけはいつまでも前本泰和に着られたままで、装着場を右に左にとさまようように移動していた。
  そう、前本はただ一人、カポックを脱ぐことなく、出走待機室に留まっていた。いちど、カポックを着たままペラゲージなどを控室に運びはしたが、すぐに戻ってきて待機室に収まり、たった一人の時間を過ごしていたのである。これまで、出走待機室から動こうとしない選手を一人だけ見たことがある。というより、最近のSGでは必ず見ている。魚谷智之である。まるで、レースに関すること以外のいっさいを視界から排除し、孤独の中に身を置こうとしているように見えるものだ。前本も、同様に思えた。
Cimg3556  締切10分前くらいに前本は、装着場に出てきて、整備員控室のモニターを覗き込んだ。そこに映し出されているのは、2連単のオッズ。もちろん、前本から売れに売れていることを示す数字がそこには並んでいる。不思議だった。なぜ、前本はわざわざ、プレッシャーの素となるものを見ようとしたのか。平常心で戦うには、余計な情報ではないのか。あるいは、こうして自分を追い込むことが、彼自身のスタイルだというのか。もしそうだとしても、悲願だったGⅠ初優勝がかかる、白いカポックでのレース前くらいは、ルーティンを排除してもいいのではないかと思った。
 前本はオッズを見た後も待機室には入らず、ドアの付近でストレッチを始めた。実は、昨日の準優前にも同じシーンは見ていて、しかしあのときはたしかカポックは着ていなかったはずだ。いずれにしても、これがレース前の儀式なのであろう。入念に身体をほぐすと、誰もいない待機室へと入っていった。1分ほど後ちらっと覗いてみると、お茶を飲み干す姿があった。

 集合合図がかかって、他の5選手も待機室へと戻ってくる。赤岩善生、森高一真、一宮稔弘、そして岡山勢の順番だった。一宮はちょっと寄り道をして、前本と同じようにオッズを確認していた。
2007_1115_0208  面白かったのは、一緒に装着場に姿をあらわした岡山勢だ。前に吉田拡郎、後ろに川﨑智幸という順番で、ほとんど間隔なく姿が見えたのだが、そこから二人の差はあっという間に開いていった。川﨑は、前半ピット記事にも書いたとおり、実にゆったりゆったりと歩き、カクローは早足とも見えるほどに、力強くスタスタスタと歩いていたのだ。やや遠目にそれを眺めていると、川﨑の歩様はまるで無駄な力を使うまいとしているように見える。クールないぶし銀らしい振る舞いだな、と思った。一方のカクローは、まさしく若者らしいハツラツぶり。二人の性質が見事に歩き方に表われていたのだった。好対照の二人を優勝戦に送り込めたのは、岡山勢にとっては理想的なことかもしれなかった。
2007_1115_0091_2  カクローは、待機室に入ってカポックを着込むと、すぐに装着場に出てきた。そして、昨日のピット記事にも書いた“ストレッチらしきもの”を始めたのだった。やはりこれが、カクロースタイルなのだろう。昨日と少し違ったのは、そうして精神統一をしていくカクローに、「カクローさ~ん」と声がかかったことだ。レースを終えた選手がどんどんと管理解除になる最終日ということで、特に終盤レースは決定的に人手不足。それを補うために地元の若手が、整備室の清掃や後片付けに借り出されていて(他の場でも見かける)、そのなかにカクローと親しい新人がいたのである。検査員控室から顔だけ出した若手が(すいません、誰なのかは確認できませんでした)、おどけた様子の甲高い声で叫んだ「カクローさ~ん」。閑散としたピットに響いて、カクローはすぐに声のほうに目をやった。
「もし優勝したら、ガッツポーズしてくださいね!」、後輩の激励にカクローはうなずく。若手は拳を握ってカクローに示し、カクローはもうひとつうなずいた。その間、カクローの表情は引き締まったままだ。力強い視線、きゅっと閉じられた口元。それでいて、後輩から声をかけられて、手振りだけでだが、おどけ返したりもしていたのだから、カクローのメンタルは高いレベルで張り詰めていたのだろう。後輩が青を引っ込めたあともしばらく“ストレッチらしきもの”を続けて、カクローは大地を踏みしめるような足取りで待機室に吸い込まれていった。

 レース内容については、他稿に譲る。前本泰和が、見事に逃げ切り、岡山勢2人が2番手争い、最後はカクローが2着をもぎ取った。
 前本が表彰式へと向かった後のピットは、拍子抜けするほどに淡々とした空気だった。最後の返納作業があるから、全員が実に慌しく動いているのだが、SGで見るような敗者の無念の表情や苦笑いなどは、あまり見かけなかったのだ。もちろん、5人全員が悔恨を胸に秘めているのは間違いのないことだが、それがほとんど表出はしない、というか。目立ったのは、ピットに戻ってきた直後に、カクローが大声で悔しさを表明したことだけだ(それでも、やるだけやった、という思いもあるのか、ヘルメットを脱ぐと笑顔がこぼれていた)。
Cimg3560  そんななか、川﨑智幸が整備室にあるモニターが映し出す表彰式を見つめていたのが気になった。クールなたたずまいに変化はなく、レース前とも変わらない雰囲気の川﨑ではあった。返納作業も、粛々とこなしてはいた。それでいて、表彰式に目をやる川﨑。僕が確認できた範囲では、モニターを見上げたのは優出メンバーでは川﨑だけだった(三嶌誠司が、やけに何度も何度も見てはいたが)。地元エースの目に、どのような光景としてそれは映っていたのだろうか。
2007_1115_0001  返納を終えた赤岩善生が、男っぽく「お疲れっした!」と挨拶をして、控室に駆け出す。それに続くように、他の4名も控室へと戻っていく。最後に、選手班長の小畑実成が選手がいなくなった整備室内をぐるりと見渡し、最高の笑顔で「お疲れ様でした」と挨拶をして、ピットから選手の人影が消えた。児島キングカップが終わった。

 いや、あと一人、勝者を忘れてはならない。前本泰和だ。おめでとう、GⅠ初優勝。ということは……そうです、お初の儀式、水神祭であります! というわけで、ここからは「本日の水神祭」も兼ねて。
Cimg3561  表彰式を終えて救助艇でピットに戻る前本を出迎えたのは、もちろん広島勢。西島義則に池本輝明だ。そこに岡山勢が合流し、救助艇から降りる前本に拍手の雨を降らせる。その直前には、「どこから投げる?」「リフトのいちばん高いところから」「そのブルーシートの上に投げようか?(展示用ピットにかぶせられていたのです)」などと物騒な話もしていた西島らですが(笑)、7節連続V男の輝かしき記念Vに、誰もが満面の笑みを見せている。
Cimg3565  前本が戻ると、すぐに水神祭! 前本がレーシングシューズなどを脱いで準備している間に、小畑実成が「だいぶ冷えてきたなあ。大丈夫かな」と優しい一言を呟きます。森秋光も「早く引き上げられるように、ケブラーとかも脱いだほうがいいんじゃない?」とこれまた優しい一言。すると、身内である西島ががははと笑いながら一言。
「あいつ、明日から休み(F休みです)じゃけ、大丈夫じゃ!」
Cimg3571  お隣の岡山勢の優しい言葉とは裏腹に、鬼ですか、西島さん(笑)。いや、きっと西島は弟子でもある前本の快挙が愉快でたまらないのだろう。西島は本当に嬉しそうに、「休み中、ハワイに行くんだったら案内するぞ」などと言って、前本をからかうのだった。
 それでは行きましょう、水神祭! 敢行場所はボートリフトで、結局半分くらい降ろされた高さから放り投げることに。「師匠が前列で!」と周囲に言われた西島が中心となって、ウルトラマンスタイルに持ち上げたぞ。「何回転させる?」などと、相変わらず物騒な話も飛び出してはいますが(笑)、さあ行こう、1、2の3でドッボーーーーーーーン! 前本は1回転して、すでに薄暗くなり始めた児島の水面に吸い込まれていったのでありました。水は冷たかったでしょうが、最高の気分だったでしょうね、前本選手。とにかく、おめでとうございます!

2007_1115_0022  さて、最後にもうひとつだけ付け加えさせていただきたい。森高一真だ。
 昨年のSGのピット記事では、僕が森高にずいぶんとからかわれた場面を幾度も書いてきた。今年は、SG出場辞退期間もあったが、出場したMB記念も含めて、そうした場面をほとんど書いていない。今節も、肩をひっぱたかれたことは書いたが、その程度だ。実を言うと、MBでも今節でも、森高とはほとんど会話を交わしていないのだ。
 理由は簡単で、去年の森高ではない、からである。挨拶をしても、「おぅ!」と短く返すくらいのことが多く、去年のように笑顔を見せることもまずない。森高は、明らかに変わったのである。
 優勝戦のレース後、森高に「お疲れ様でした」と声をかけると、「おぅ!」と一言だけ。目つきは厳しく、口元は尖っていた。最近の森高そのままである。
 ところが。
 前本の帰還を待つ間、ボートリフトのほうで突っ立っていると、「クロちゃん!」という声が響いた。着替えを終え、管理解除となって、まさにピットを後にしようとしていた森高だった。森高は、遠目にもハッキリわかるほどの満面の笑みを向けながら、「じゃあな!」と右手を高々とあげた。笑顔がさらに弾けた。僕も思わず笑顔になって、お疲れ様でしたと頭を下げた。
 説明の必要はないだろうと思う。森高は変わった。というより、意識して自分を変えた。開催の間と、管理解除となった後のギャップ。これが、森高の中にある決意のようなものを表わしていると思う。正直、最近の森高はちっともかまってくれないから、ちょっと寂しいなー、などと思っていた僕であるが、もうそんなことは考えるまい。レーサーとして、男として自分を磨く森高一真は、最高にカッコいいからだ。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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児島優勝戦――私的回顧

前本泰和――35歳のGI初制覇

2007_1115__0335 児島GI競艇キングカップ優勝戦

①前本泰和(広島)
②川﨑智幸(岡山)
③赤岩善生(愛知)
④一宮稔弘(徳島)
⑤吉田拡郎(岡山)
⑥森高一真(香川)

 スタート展示同様、森高一真が強引にイン水域を強奪した。前本が怯めばイン確定の勢いで。が、前本も絶好のポールポジションを譲るわけにはいかない。くるりと舳先を向けて、深インが決まった。
2007_1115__0321  レース前、私は前本のV確率を60%ほどと予測していたのだが、この進入で40%ほどに引き下げた。今節の前本のスタートはコンマ11、15、24、10、35、14とバラけている上に、この深インである。さらにスタ展では+12というとんでもないFを切ってもいた。
 スタートが見えないのではないか。
 前本のアタマ舟券をしこたま買っている私が心配している間にも、1号艇はどんどん深くなってゆく。進入は16/2/345で、前本の起こしは100m付近。微妙な距離だ。前付けした森高が明らかにタイミングを逸し、3カドにも近い川﨑智幸が早々に森高を追い抜いた。あとは前本の気合いと出足次第だ。そして……スタート。

2007_1115__0393  スリットを通過した瞬間、前本泰和が勝つ確率は一気に90%程度までアップした。タイミングは内から11、42、11、10、09、15……森高以外は横一線で、こうなると前本の怪物級のレース足が生きる展開になる。残り10%の不安は、森高のドカ遅れによる展開の紛れ。たっぷりとマイシロを取った川﨑の決め差しだけが、唯一の逆転ファクターだ。
「差されないことだけを考えて回りました」
 もちろん前本も差し巧者の川﨑だけを警戒し、少し落としながらターンマークを舐めるように旋回した。冷静かつ激辛モンキー。差し場を逸して減速を余儀なくされた川﨑はわずかに振り込み、そこで前本のV確率は100%になった。あとは慎重に丁寧に5つのターンマークを回るだけ。ゴールの瞬間、前本はちょっと控えめに右の拳を突き上げた。35歳での記念初制覇だ。
2007_1115__0444_2  「こんなチャンスはもう二度とない、っていうくらいの気持ちで走りました」
 表彰式で前本は胸を張ってこう言ったが、確かに千載一遇のチャンスだったかもしれない。歴代新記録の7連続優勝を含めて、今年は一般シリーズを10個ももぎ取っている前本。「できすぎですよ~」と本人も苦笑するほどの抜群のリズムに、走り慣れた準地元の水面(児島では今年3戦3V!)、怪物級のレース足、1号艇……優勝するための布石、お膳立ては完全に整っていた。だからこそスタートが難しい、という極度の重圧もあったわけだが、前本はその最後の難関もコンマ11の鋭発で突破したのだ。
「やっとGIを獲れたんで、もうひとつ上のステップで頑張っていきたいです」
 今日のようなレースができれば、それも単なる目標ではなくなるだろう。浜名湖チャレカはF休み。前本泰和の「もうひとつ上のステップ」は、V11を手土産にした総理大臣杯からはじまる。
2007_1115__0320_2    勝者にのみスポットを当てたが、「未来のイン屋」(と勝手に私が決め付けている)森高の前付けも素晴らしかった。森高が捨て身で動かなければ、優勝戦の進入は単調な枠なり3対3になっていた。それもひとつのレース形態だが、スタート前から本命を買っている者も穴を買っている者もドキドキワクワクカッカソワソワする進入が競艇の、特に優勝戦の醍醐味だと私は思う。森高君、これからも三嶌とともに大舞台のピットアウトからガンガン暴れまくってくれ! 正直、前本の舟券を買っている身としては「来ないでくれ、森高~!」と思ってはいたのだけどね。
 それからアウトから全速でぶん回して2着に入った吉田拡郎も見事だった。記念に入るとまだまだレースは荒い拡郎だが、GI初優出で2着という経験がまた彼をひと回り成長させることだろう。ゴール後のバック直線、拡郎は記念優勝戦の水面を愛でるように艇を流していた。川崎や赤岩善生に抜かれつつ、ゆっくり、ゆっくりと。夕焼けに照らされてオレンジ色になったカポックが印象的だった。(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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児島ラストクイズ~!

どもです~。優勝戦が間近に迫ってまいりましたが、児島ラストクイズ、いきましょう!

2007_1115_00962 これは整備室のペラを磨いたいりするテーブル。寺田祥と仲口博崇が並んで作業しながら、何か話しております。ちなみに、テラショーの向こうは赤岩善生です。3人の目の前のガラス、写真ではちょうどテラショーの頭上にオレンジ色の矢印がありますね。これは「ここにコレがありますよ~」を示すものなのですが、ここで問題。その“コレ”って何? つまり、ここには何があるのでしょう。

ヒントとしては、ガラスの向こうは整備員控室。また、その“コレ”を、僕はここ最近、使っている選手を見たことがございません。正解者には60P! 締切は明日16日の午後6時でお願いします! ここまで正解者はほとんどいらっしゃいませんので、ぜひ一発逆転を! それでは皆様、最後もふるってご解答お願いします!


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艇王!

たくさんのイベントが開催された児島55周年 競艇キングカップ。そのトリを飾ったのは、我らが艇王! 植木通彦さんであります。10~11日には地元の若松で「植木通彦ファイナル」と銘打って最後のモンキーターンを披露、昨日14日には江戸川でイベントに出演された植木さんですが、ファンに最後のご挨拶をしたい!という思いは熱く、今日は引退以来初めて児島にやって来たわけであります。イベントホールは、超満員。児島のファンの方たちも、みなさん植木さんに会いたかったんですねえ。さすがの艇王でありました。

2007_1115_0218 トークのほうは、もはやどの場でも聞かれ、ファンの方すべてが知りたい「引退のいきさつ」を中心に展開されました。競艇をもっと世に広め、競艇選手の地位を向上させたい――そんな植木さんの思いが、ここ児島でも生トークで語られたのですが、「引退してから現役時代と変わったことは?」の質問に「収入がなくなった」と客席を笑わせてもいました。「これ、どこで喋ってもウケるから、いつも話してるんです」だそうであります。だはは、植木さん、持ちネタがあるんですね(笑)。つまりそれは、これまで植木さんが全国を飛び回ってファンに挨拶をし続けてきたということの証明でもあります。艇王のファンを大切にする思いは、引退されて4カ月が経過した今も健在なのですね。

2007_1115_0222 さて、植木さんと児島といえば、実は昨年の54周年記念の覇者が植木さんなのであります。去年の競艇王チャレンジカップで、植木さんは優勝戦2着で賞金王に進出できる位置にいましたが、そのランクまで押し上げたのが児島54周年の優勝だったのです。しかし、引退されたわけですから、この55周年には当然参戦していない。ということで、児島競艇場のほうでは、植木さんに渡しそびれていたものがあった。それは、昨年の優勝トロフィーのレプリカであります。その授与式が、このイベントで行なわれました。プレゼンターは……我らが黒い弾丸! 黒明良光さんであります。これは豪華な顔合わせ! イベントホールに集まったお客さんは、艇王&児島のカリスマを見られたのですから、実に貴重でありましたねえ。

2007_1115_0226 その後は、黒明さんを交えてのトークショーとなりました。植木さんにとって、黒明さんは「他県とかそういうことはいっさい関係なく、相談をさせてもらえる方」だったそうで、黒明さんのズバッとした回答はいつも迷いを断ち切らせてくれるものだったとのこと。さすが児島のカリスマであります。黒明さんも久しぶりに植木さんと会ったのが嬉しかったのでしょう、今日は植木さんに寿司をご馳走したそうですよ。私もお相伴に預かりたかったぁ……。

トークショー後は、植木さんと小さいお子さんの撮影会も行なわれました。艇王と再会できた児島のファンの皆さんは、笑顔笑顔笑顔。植木さんにはこれからも競艇場に顔を出してほしいものであります。艇王よ、また会う日まで!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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児島・優出選手インタビュー

2007_1114_11r_0008 1号艇・前本泰和
「足は上位グループだと思います。特に行き足からターン回りがいい。(GI初V)のチャンスなんでインから行くつもり。準地元なんで、優勝目指して頑張ります」

2007_1114_10r_0042 2号艇・川﨑智幸
「準優はFかもと思ったけど、止まらなかったです。ちょっと放りはしましたけど。エンジンは出足中心にかなりのものと言っておきます。枠なりで。是非とも地元で勝ちたいんで応援よろしくお願いします」

2007_1114_12r_0035 3号艇・赤岩善生
「今節は全レース全速で行ってます。スタート早い方じゃないけど、ここって時は行きたいっすね。エンジンは初日2日目は散々でしたけど、今は整備のおかげでバランスの取れたいい足になりました。優勝戦でもヒケをとらないと思ってます。最低でも枠番死守。2号艇と5号艇の声援が多いと思いますが、少しは3も応援してください」

2007_1114_10r_0019 4号艇。一宮稔弘
「ターン回りの足は十分きてます。まだちょっと伸びが足らんかなって感じなんで、さっきまで伸びが付くように叩いてました。枠なりで。来年の総理杯に行きたいんで、頑張ります」

2007_1114_11r_0021 5号艇・吉田拡郎
「こんちわ~。昨日は出てましたね。もうちょっと伸びが欲しいんで、(昨日に続いて)今日も新品リング入れてきました。昨日もそうでしたけど、今日も一発イチかバチかっす。今日も大マクリを見せたいっすね。初物尽くしで初優勝して帰ります!」

2007_1114_12r_0039 6号艇・森高一真
「(予選5・50で滑り込み突破、準優での寺田の欠場など)今節は恵まれてます。でも昨日は出足関係が仕上がってました。行き足も良くて足負けはないと思います。コースは……いちおう、勝負に行きます。丸亀から来てくれた人のために、精一杯頑張ります」

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児島グルメ!

Kです。体重100kg超がウリの私でしたが、なんと体重は日々減少しつつあり、100kg減も間近でございます。皆様、カロリーコントロールは大事ですぞ。とはいえ、競艇場に来たらやっぱり食わずにはおれん! というわけで、体重が日々増加しているH記者とともに、参戦した3日目以降、食いまくっているのであります。というわけで、児島グルメ!

Cimg3530 まずは場内の食堂から。私たちは2階の「サルビア」というお店に行きました。ここではラーメンセットがおすすめ! このラーメン、まさしく昔ながらの中華そばってな感じで、懐かしくも嬉しい味でございました。味付けもしっかりしていて、クセになりそうなしょうゆ味。今やラーメンといったら、各店のこだわりがどーたらこーたらなものが多く、それは確かに美味ではありますが、時にはこうした原点に戻るのもいいものですね。このお店は、エビフライ定食も美味かったっすよ。

Cimg3541 1Fのイベントホール近くには、鉄板焼き専門店と銘打った立ち食い店があり、ここで焼きそばとお好み焼きを食しましたぞ。焼きそばは、やや濃い目のソース味。うーん、ビールが欲しくなりますなあ。ボリュームもたっぷりで、持ち帰りもできますから、レース観戦の合間にはかなり適しているかもしれませんね。お好み焼きのほうは、これ、魚介類を具として使ってるんじゃないかなあ。お魚の味が、非常にグッドでありました。マヨネーズとの組み合わせも最高でしたね。うん、美味し!

Cimg3552 さて、今節は2マーク寄りに屋台も出ておりました。いちばん気にいったのは、アラビア料理。ライスペーパーにピリ辛に味付けしたチキンを巻いて食べるのですが、いやはやこれは驚きの美味さでありましたぞ! お隣には和牛串があって、これももちろん、ベリーグッド。さらに、ケバブライスも個人的には好きだったなあ。今日のような小春日和のなか、屋台で買い込んだメシを食いつつレース観戦、なんて最高ですよねえ……いけね、こりゃまた体重が戻ってしまうよ~。(K)

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小春日和の中で――6日目、前半のピット

   ポカポカのうららかな気候、一節の最終日、ということもあってか、優勝戦の朝のピットはどこかのんびりムード。SGの最終日も近い雰囲気はあるけれども、それよりもずっと穏やかな空気が流れているような気がした。エンジン吊りを待っている鈴木賢一が、ゴルフのシャドウスイングをしていたりして、見ているこちらものほほんとしてしまう。寺田祥も、すでにすっかり吹っ切れているのだろう、白井英治と和やかに過ごしている。
 そんななか、たった6人だけ、やはり異彩を放つ面々がいて、もちろん優勝戦のメンバーである。大勝負を控えた者たちは、この優しい空間に埋没するようなことはありえないのだ。
2007_1109__0596  昨日は、林美憲との絡みなどの際に随所で笑顔が見られた一宮稔弘も、今朝の表情はやや硬い。すでに記念優勝の経験はあるから、ガチガチになっているわけではないだろうが、それでも緊張感の中に身を置いているのは顔つきからしても間違いない。そんな一宮を見かねて、なのか、3Rの直前に濱村芳宏が一宮に声をかけた。濱村はその3Rに出走する。二人の表情は、実に対照的だった。濱村は終始、笑顔を見せている。一宮は終始、真剣な表情のまま。出走直前の濱村が笑っていて、5時間近く経ってからの出走である一宮が硬い表情なのだから、不思議なものである。結局、一宮はいちども頬を緩めることがなかった。やっぱり、不思議なものである……いや、これが優勝戦の重みなのか。
2007_1113_0350 ペラ室を覗くと、川﨑智幸がいた。とりたてて、いつもと違った様子は見えず、その振る舞いにまずは感嘆する。ただ、ひとつ昨日と違うところがあるとするなら、歩く速度がかなりゆっくりになっていたことだ。足の運びが妙に遅く、まるで雲の上を歩いているような足取りで、踏み込みは浅い。ペラ室を出て、出走待機室の入口横にある掲示板まで約10秒かけて到達したが、普通ならば3~4秒で辿り着く距離である。
 掲示物に見入る川﨑に、すっと歩み寄ったのは、またしても濱村芳宏。川﨑の耳元で、こそこそっと何かを囁くと、「アハハハハハ!」。川﨑の笑い声がピットにこだました。濱村はさらに川﨑に内緒話。「アハハハハ!」。川﨑はもうひとつ爆笑。クールに戦うことのできる川﨑が、過度の緊張などしているわけがないのであった。それにしても、後輩と同期に笑いかけていた濱村の姿は、清々しいというしかない。
2007_1109__0393 川﨑とともに地元から優出した吉田拡郎は、装着場の奥のほうでボートに取り付けたモーターをごしごしと磨いていた。よく見ると、モーター上部、すなわち本体がついていない。整備室を覗き込むと、テーブルの上に本体が置かれていたから、それがカクローのものなのだろう。カクローが磨いているのは、本体とキャリボデーの密着部分。ここのわずかなズレは機力に大きく影響するから(今垣光太郎も、よく磨いていたりする)、決しておろそかにはできないわけだが、それを優勝戦の朝に再度チェックしているのは、そうそう見る光景ではない(今垣は前検にやっていることが多い)。GⅠ初優出、カクローはできることはすべてやって、未経験の大一番に臨む心づもりだ。
2007_1113_0636  再びペラ室を覗き込むと、赤岩善生の姿も発見した。昨日までは整備室の隅でペラ調整というかペラ磨きというか、つまりは“叩く”以外の作業をしていた赤岩、優勝戦の今日は“叩く”ほうに移行しているようだ。エンジン吊りに駆けつける姿も見かけたが、表情的には気合充分……まあ、これは優勝戦だろうが敗者戦だろうが、赤岩の変わらぬ顔つきではある。とにかく、雰囲気は非常によい。
 整備室の前あたりに突っ立っていたら、三嶌誠司と目が合った。昨日一昨日はほとんど視線や声を交わすこともなく、というのは勝負駆けの三嶌は常にバリアにも似たオーラを放っているからなのだが、さすがに今日はリラックスしているようで、ニッコリ笑って「おはようございますぅ!」。10m以上離れていたから、特に話すこともなく、ただお互いにペコペコと頭を小刻みに下げ続けるのみ。やっぱり三嶌の笑顔には癒される。
 2007_1113_0656その三嶌に駆け寄ったのが、森高一真だった。ちょうどエンジン吊りに出てきたところだったのだが、まだ笑顔が消えない三嶌に森高は真剣な表情で何かを語りかけた。三嶌の顔から笑みが消え、目つきが瞬時に真剣さを増していく。三嶌が言葉を返すと、森高は何度かうなずいて、さらに言葉を重ねていく。三嶌がそれに応える。言うまでもなく、森高は何らかのアドバイスを求めて、先輩に声をかけたのだった。森高も、三嶌の誠実さにやはり癒されただろうか。

 ところで、3R前、H記者がピットに現われた。予想&レース担当の日の彼は、まずピットにやって来ることなどないのだが、いったい何事?
Cimg3553  実は、BOATBoy12月号の競艇王チャレンジカップ特集で、Hは西島義則にインタビューしている。昨年、競艇名勝負物語という企画でも取材して、同い年ということもあってか意気投合した二人、今回のインタビューでこんな約束をしていたのだそうだ。
「児島に行くって話したら、SGジャンパーをくれる、っていうんだよ!」
 一昨年の津ダービーで、我々取材班が西島からSGジャンパーをもらい、それを読者プレゼントに提供したことを、当時からの読者の皆さんは覚えておられるだろうか。なんと、西島本人が、それを覚えていた! そして、「児島で会ったら、今度はH記者に個人的にプレゼントするよ」と言ってくれたのだとか。いいなあ。
 西島は3R出走ということで、Hはレース終了をピットで待って、その後に挨拶に向かうつもりだったようだが、展示を終えた西島がHに気づいて、「ちょっと待ってて」。控室に戻って数分後、ジャンパーを手にHに手渡した! ちぇっ、いいなあ。
 で、H記者は大喜びで、記者席に戻るとさっそく着込んで仕事をしているわけだが、この男はすでにピットでも大はしゃぎで、何度も見入っては「キャハハハハ!」と、46歳とは思えぬ振る舞いをしていたのである。
2007_1113_0589  それを見ていたのが、前本泰和だった。15mも先からニッコニコで、つかつかとこちらに歩いてくると、さらに笑顔を炸裂させて「おはようございますっ!」。H記者がなおも大はしゃぎしていると、前本は、いやあ、良かったっすねえ、といった感じで笑いかけたのだった。中尾カメラマンによると、前本は西島がSGジャンパーをプレゼントすることを知っていたらしく、まさにそのシーンを目撃して「ああ、あんたでしたか」てな感じで眺めていたのだろう。前本の人の良さそうな笑顔に、H記者はさらに興奮した様子でありました。
 優勝戦1号艇。GⅠ初優勝のチャンス。もっともプレッシャーのかかるはずの男の振る舞いが、これである。あの笑顔からすれば、少なくとも震えて手足が動かなくなるようなことはあるまい。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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遅くなってすみません! クイズ第2弾の正解!

どもです。昨日は、準優勝戦での衝撃的な出来事にアタフタしており、クイズの正解をアップすることができませんでした。申し訳ございません! というわけで、第2弾の正解です。

2007_1109__09542 問題は、上の大きな黄枠で隠した部分にある4文字は何でしょう? でしたね。ピットにあるのですから、出場選手への掲示のようにも思えますが、そうでないのがミソでした。

2007_1109__0954 正解は「支部訓練」でした。岡山支部の選手が、自身は開催に出場していない際に競艇場に来て練習をする、その際の実施要領だったのですね。昭和53年に掲げられたものですから、もう30年も岡山支部の選手はこれを見上げて練習してきたわけであります。

初投稿のマニアック軍団さん、お見事! 正解でございます。ナイスボケは、pupepoさん。だははは、当てはめて読んでみると笑えますね。

というわけで、ラストクイズは本日中に更新いたしますので、今しばしお待ちください!


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6日目! 競艇キングは誰だ!?

おはようございます! 児島55周年 競艇キングカップも、いよいよ最終日を迎えました! 地元から2名が登場する優勝戦、果たして誰が優勝するのか……。優勝戦は本場16時25分、場外16時22分締切です。6時間後に笑っているのは、果たして!?

2007_1112_0571 その優勝戦で注目したいのは、1号艇の前本泰和です。今年7節連続優勝という艇界新記録を樹立した前本ですが、BOATBoy10月号では「それよりも、GⅠを獲りたい」と語っていました。そうなんですね、新記録男もいまだGⅠのタイトルを手にしたことがないのです。その最大のチャンスが、ここ児島で訪れた! 07年を最高の年にするために、そしてさらなる飛躍の年にするためにも、乾坤一擲のレースを魅せてほしいものであります。

それでは皆様、優勝戦もおおいに楽しみましょう! そして舟券勝ち組に!  


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気合は、時に宙に浮く――5日目、後半のピット

12R 不条理な終戦

 11Rを戦い終えた選手たちを出迎えようとボートリフトに集まった選手たちの一部が、何かを叫び始めた。その声を聞いて、一斉に水面に目をやる選手たち。僕が立っていた場所からは水面の様子が見えにくいのだが、12Rのスタート展示で異変が起こったのは間違いないようだった。
2007_1114_12r_0013  次の瞬間、白いカポックがブルルンと唸りをあげて、ピットのほうに走り出すのが見えた。ん? 1号艇はダッシュなのか? いや、艇を引いたのは白だけだったし、しかも1号艇は明らかにピットに向かって走ってきている。近づいてきた白いカポックに、松井繁と仲口博崇がエンジン吊りの輪から離れて、「まだ間に合う!」「早く!」と声を飛ばした。??? いったい何が起こったというのだ。
2007_1114_12r_0016  児島のボートリフトは3艇しか揚降ことができず、レース後には4~6着艇は1~3着艇が揚げられるのを水面で待たねばならない。11Rの1~3着艇がピットに引き揚げられ、次にリフトが下がったとき、松井や仲口の指示によって、リフトに乗せられたのは12Rの1号艇。なんと、その白いカポック――寺田祥は、まだスタート展示の最中だというのに、ピットに戻ってきてしまったのだった。
 引き揚げられた寺田の艇を選手たちが大急ぎで取り囲み、レース後に行なわれるのと同じように、ボート内の水を吸出し始めた。僕は、その時点でもまだ、何が起こったのかは掴めていない。ただ、選手たちの慌てぶりにドギマギとしていただけだ。
 ふと、ボートの右サイドに集まった選手たちが、艇の底を覗き込んでいることに気づいた。僕も選手の背中越しに覗く。見えない。選手と選手の隙間を探す。見えない。背伸びをする。……見えた。ハッキリと見えた。ボートの底というよりは右サイドにボッカリと開いた、直径5cmほどの穴を……。
 よく見るとその穴はかなり深そうで、穴の周囲のヒビ割れぶりが相当に激しい艇と艇との接触を物語っている。つまり、そこから浸水したのだ。松井らが「まだ間に合う!」と言っていたのは、「今すぐピットに戻れば、沈没を免れられる」というほどの意味だったのだろう。寺田の緊急事態に素早く反応し、的確な指示を送っていた松井の行動力と深い思慮には、さすがの王者と言うしかない。
2007_1113_0430  それよりも、問題はここからだ。寺田はどうなってしまうのか。
 ボートとともに陸に上がった寺田は、ヘルメットをかぶったまま、もちろん白いカポックをつけたまま、吸水作業の輪に加わっている。支部も地区も越えて、手の空いていた仲間たちが寺田をヘルプし、また心配そうにボートの穴を確認している。その頃すでに展示航走は周回展示に移っていて、寺田ヌキの5艇でレース前の一連の流れをこなしていた。
 欠場――。
 全員の脳裏に、その言葉が浮かんでいたと思う。考えたくはない。しかし、この流れの中ではそうなるのが競艇のルールではなかったか。誰もが欠場の2文字を打ち消したいと考えたのは、間違いなく、寺田こそが節イチだと認めていたからだろう。12Rの大本命であり、もし下馬評通りに準優をクリアすれば優勝戦でも同様であろうと予想される寺田が、戦わずして離脱を余儀なくされるという不条理は、選手の立場からすればもっとも否定したいものだろうし、外野から見てもツラすぎることだ。もし、レースで敗れたのなら「惜しかったな」「どうしたんだ?」と声をかければよい。しかし、戦うことを許されずに終戦を迎えなければならないのは、寺田にとってはもっとも残酷な宣告である。
2007_1113_0144 「ボート交換して出るのは、ダメなの?」
 検査員にそう言ったのは、またしても松井繁だった。彼は、何としても寺田に戦いの場を与えてやりたかったのだろう。だが……検査員は首を横に振った。やはり、ルールからすれば、これは欠場となるケースなのか……。松井の表情が一気に暗くなった。松井の願いを否定した検査員も、首を振りながらツラそうに顔をしかめた。
 選手班長の小畑実成が駆けつける。「どうした? 穴、か?」。選手たちが一斉にうなずく。小畑の顔も、渋面となる。その場にいた全員が――もしかしたらルールにのっとって欠場の断を下すことになる競技部や審判部の方たちでさえ――なんとかして寺田を出走させられないものかと願っていたに違いない。
 いつの間にか、寺田はヘルメットを脱いでいた。そして、言葉を発することもなく、ボートを見下ろしている。誰かが「この穴は走っている最中には、問題はない。でも、走る前に水が入ってきてしまう」と言った。ピットに繋がれた状態でも、待機行動の最中にも、浸水するのなら、レースに出走はかなわない……。もうあとは、欠場の断が下されるのみなのか……。
 いったいいつ、寺田に欠場が言い渡されたのかはわからなかった。もちろん、僕が見逃したのは確かなのだが、同時に寺田のボートの周りにいた選手たちの誰もが「なんとかならないのか……」という雰囲気を消さなかったのもまた確かなことだった。全員が、その不条理を受け入れられずにいたのだ。
2007_1113_0359  おそらく、最初に受け入れたのは寺田自身だった。ボートを囲む仲間たちに正対した寺田は、意を決したかのように、ひときわ大きな声で言ったのだった。
「ありがとうございました!」
 それは、レース後のエンジン吊りを手伝う仲間たちに送る挨拶と同じものだった。つまり、寺田の戦いはそこで終わったのだということを意味していた。寺田は、顔をひきつらせながらも懸命に平常を保とうとして、しかしだからこそ声には哀愁をたっぷり含んで、自らの戦いに終止符を打つ合図を出したのだった。この事態を打開するすべのない仲間たちは、絶句するよりほかなかった。むしろ、寺田のほうが気丈であろうとしているように思えた。仲間たちに、寺田はほんの少しだけ口元を緩めて、一度うなずいてみせる。そして、決然と踵を返して、控室へと歩き出した。それ以上、振り返ることもなく。仲間たちはさらにかける言葉を見つけられず、哀しく寺田の後姿を見送るしかなかった……。

 12R発走まで、あと数分。モーターの格納を終えた寺田はすでに切り替えていたのか、意外にも昨日までに見せていた透明感のある表情に戻っていた。手を洗い、控室に戻ろうとしたそのとき、出走を控えて待機室に向かう田中信一郎と顔を合わせた。寺田のすぐ右、すなわちひとつ外の枠に入っていたのが信一郎である。自分が寺田を欠場に追い込んだかもしれないと思っていたのか、信一郎は寺田に開口一番「ごめん」と言った。
2007_1113_0053  寺田は、即座に信一郎の謝意を打ち消している。そして、釈然としない信一郎に、両手をボートに見立てて、状況を説明し始めた。小声で話していたために内容までは聞こえてこなかったが、信一郎さんのせいじゃありませんよ、寺田がそんな説明をしていたのは、信一郎の表情からも明らかだった。つまり、信一郎は何かを決意したかのように、目の力にみるみる強さを宿していったのだ。話が終わり、信一郎は再び待機室に向かって歩き出す。しかし、寺田は去らなかった。信一郎が10mほど進んだとき、その背中に向かって寺田は言った。
「頑張ってください!」
 信一郎は振り向いて、寺田に向かって力強くうなずいた。それを見た寺田は、切れ長の目をそっと緩めて、微笑を浮かべていた。まるで、自分の思いを信一郎に託すことができたことを喜んでいるかのように……。
 数分後。本来なら寺田が死守したかったであろうインコースには、信一郎がどっかりと座っていた。

11R 前を向く若者
2007_1113_0238  吉田拡郎にとって、GⅠの準優勝戦は初めて体験するものだった。しかも、地元のGⅠ。緊張していて当たり前、自分を見失ったとしても誰が責められよう。展示から戻ってきて、控室に向かう際にずっと視線を下に落としていたカクローを見ながら、僕は「仕方ないよな……」などと思っていたのだった。やや遠目だったこともあり、うつむいているようにすら見えたからだ。
 だが、それは明らかに僕の見立て違いなのであった。集合合図がかかり、待機室に向かうカクローは、今度は真っ直ぐに前を見据えて歩を進めていたのだ。つまり、展示後の姿は、思索を巡らせていたか、抑え切れない気合をほとばしらせていたかのどちらかだったということだろう。前を向くカクローは、澄み切った表情で待機室へと入っていく。戦士としての理想的な戦前を見たように思った。
 青いカポックを着込んだカクローは、出走合図がかかるまでのわずかな時間に、いちど装着場へと出てきている。水面が見える位置で、カクローはおもむろにストレッチを始めた。目は水面のほうに真っ直ぐ向けられたまま、アキレス腱を伸ばしたり、身体をひねるような仕草をしている。
 おそらくこれは、文字通りのストレッチではあるまい。本気で身体をほぐそうとするなら、もっと強く身体をひねるだろうし、もっと深く腰を落としてアキレス腱を伸ばすはずだ。レース前にストレッチをしている選手は珍しくないが、誰もが入念に力強く身体を動かしている。しかしカクローのそれは、あえて悪い言葉を使えば、ストレッチらしきことをしているようにしか見えない。つまりこれは、ストレッチの効果を欲しているのではなく、レース前にメンタルを作り上げるのに必要な動きだったということだ。だからたぶん、キリッと前を見ている瞳には、水面も映っていなかったに違いない。
 もちろん、そうした一連の様子が、結果に直結したというわけではない。だが、こうして初めて迎えた一世一代の勝負に、怯むことなく立ち向かうことができたからこそ、結果が出たのだということは言えるはずだ。GⅠ初優出、おめでとう。前を向く若者には、明日の大一番でも同じ姿を期待させてもらおう。
 カクローの快挙には、岡山勢が沸きに沸いていた。立間充宏が森秋光に「やったな!」と大声で話しかけながらエンジン吊りに向かったのが、カクローへの祝福を象徴していたシーンだろう。その後、先述のテラショーの一件があったため、岡山勢も意識はそちらに向いていたようだったが、すべてが終わったあとは、自然とカクローを取り囲んでいった先輩たちの姿があった。誰の顔も大仕事を成し遂げた後輩を誇るかのように笑っており、森秋光などは小刻みに肩をカクローの背中にぶつけるタックルを10回以上も繰り返していた。ちょっとかわいかった。

10R 気合とは何だ
2007_1113_0304  原田幸哉が特別な気合で、今節に臨んでいる――その見立ては決して間違っていたとは思わない。準優10R直前、やはりもっとも闘志を見せていたのは、確実に幸哉だったと言い切れる。しかし……。
 幸哉は、5着に沈んだ。誰よりも荒ぶる魂で水面に飛び出していった幸哉が、敗れ去ったのだ。カクローの項でも書いたとおり、気合と結果は直結はしない。勝負においては、当たり前のことだ。だが、時に気合は眠っている潜在能力を引き出したり、120%のパワーを出させたりすることもあるのもまた事実であろう。今節の幸哉には、そうした類いの気合を感じていたからこそ、レース後にはた目にもわかるほどに肩を落とす幸哉が悲しかった。
2007_1113_0622  一方、予選や場合によっては敗者戦とも変わりない雰囲気に見えたのが、川﨑智幸だった。地元のエースとして、優出を強く願っていないわけがない。だというのに、川﨑はいたって平常心を保っているようにしか見えなかったのだから、感心感嘆させられると同時に、幸哉のような強い気合に押されてしまうのではないかとさえ思えたものだ。
 だが、勝ったのは川﨑なのだ。そして、川﨑の胸の内には、表には見えづらいけれども、幸哉にも負けないくらいの気合があったと思うしかない。
 スタートタイミング、コンマ04。かなり放ってはいたようだが、だからこそ川﨑に踏み込む決意が最初からあったということにはならないか。気合とは何だ。表に出る出ないの差は何なのか。そんなことを思ったりした。
 11Rの展示から戻ってきた金子良昭が、掲示された10Rのスリット写真を覗き込んだとき、ちょうど目の前に川﨑がいた。金子は、からかうように川﨑に声をかけた。川﨑の顔が悪戯が見つかった子供のように弾ける。
「行っちゃった!」
「カカカカカカ! 行っちゃったね! あんたは行っちゃったよ! まいりました!」
 不惑を超えた男二人が、見つかったはずの悪戯を誇らしげに語り合うように、大笑いしていた(金子は12R後、2着で準優突破の森高一真とも同じようなシーンを見せて「カカカカカ! まいりました!」と大笑いしていた。金子さん、最高っす!)。気合とは何だ。二人の爆笑を見ながら、僕はまたよくわからなくなるのだった。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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準優ダイジェスト

10R

地元の意地

①一宮稔弘(徳島)
②原田幸哉(愛知)
③烏野賢太(徳島)
④川﨑智幸(岡山)
⑤三嶌誠司(香川)
⑥吉田弘文(福岡)

2007_1114_10r_0011  地元の川﨑が絶好の4カドから混戦を制した。進入は123/456。スタ展では同じ枠なりでも三嶌の前付け狙いに川崎が抵抗したため12345/6。三嶌としては「こりゃ無理やな、S見えてる地元の川﨑をマークしよう」と思ったのだろう。本番ではすんなりの3対3になった。この差は大きい。艇をピット近辺まで引いて、4カドの川﨑はいち早く発進した。
 早い。
 スリットのはるか手前でスロー3艇を捕える勢い。このまま全速で行ったら楽~にハコまくりという態勢なのだ。が、さすがに起こしが早すぎたか、スリット直前でアジャスト(タイミング04、正解だった)。一時は2艇身ほども遅れているように見えた3コース烏野が全速で伸び返し、1マーク手前で川﨑の内側にへばり付いた。すでに絞りまくり態勢に入っていた川﨑としては二者択一。そのまま強引に握り潰すか、軌道修正で差しに回るか……川﨑は瞬時に後者を選択し、これが正着だった。握っていたら、烏野もろとも対岸までぶっ飛んでいただろう。
2007_1114_10r_0027  差しに構えてからの川﨑は見事の一語。内でもたつく幸哉の外を絶妙のタイミングで突き抜けていた。今節も事故が多発しているように、児島の1マーク付近はうねりがある難所である。が、川﨑はこの難しい水面と展開の中で、あっさりと最善手を見い出したのだ。これぞ、地元の利。そして、地元の意地。
 焦点は2着争い。1マークで烏野が転覆したため、第2議席は2マークで決まる。川﨑に連動して差した三嶌がバックで優位を築き、1艇身遅れで逃げ残した一宮が続く。この四国対決は2マークで一宮が渾身のツケマイを決めて逆転優出を果たした。
1着・川﨑智幸
2着・一宮稔弘

11R

怪物級の逃げ

①前本泰和(広島)
②田村隆信(徳島)
③馬袋義則(兵庫)
④吉田拡郎(岡山)
⑤大庭元明(福岡)
⑥金子良昭(静岡)

2007_1114_11r_0008  進入は1236/45。スタ展は126/345だったが、本番では馬袋が金子の前付け進路を塞ぎ、穏やかな4対2進入になった。トップスタートは瀬戸の韋駄天・吉田拡郎。最近、妙にSが慎重になってきた拡郎だが、地元の大一番でビビるわけにはいかない。10Rの川﨑先輩の背中も見ている。5カドから飛び出した拡郎は、内の様子を伺いつつ絞り気味にハンドルを切っている。
 いくらカドからトップSを切ってもインまで届かないのが、今節の児島水面だ。インの前本は外を気にする風もなく1マークを制した。田村も正攻法の差しに構える。そこに割り差しを目指した拡郎が襲い掛かる。私の目には前本のターンがやや流れ、田村と拡郎が突き抜けるように見えた。2-4態勢か!?
2007_1114_11r_0031  が、その見立てはお門違いもはなはだしかった。やや流れ気味に見えた前本の艇は、ターンし終わった瞬間にギュイ~~~~ンと伸びて独走してしまったのだ。なんたる出足回り足レース足!! これまたバック半ばで焦点は2着争いに。田村か、拡郎か。わずかに優位を保っていた拡郎が2周2マークで田村に強ツケマイを放ち、嬉しいGI初優出を果たした。トップSから田村とのスピード勝負に勝っての優出は誇っていい。地元の利と地元の意地は川﨑だけのものではなかった。
 それにしても、繰り返すが今日の前本のレース足は怪物級だった。一般戦7連続Vという史上初の快挙を成し遂げた勢いとパワーは、もはやGIまで呑み込もうとしている。
1着・前本泰和
2着・吉田拡郎

12R

消えた主役

①寺田 祥(山口)……欠場
②田中信一郎(大阪)
③大嶋一也(愛知)
④菊地孝平(静岡)
⑤赤岩善生(愛知)
⑥森高一真(香川)

2007_1114_12r_0004 「下駄を履くまでわからない」がスポーツの常套句だが、寺田祥は下駄を履けぬまま水面から去った。去ってしまった。
 スタ展のピットアウトから、何が起きたのかはよくわからない(←詳しくはピットレポート参照のほど)。様子を再現すると、まずは大嶋が凄まじいピット離れで1艇身ほど飛び出した。もちろん、そのまま内に切り込みインを狙う。展示の段階でも敵を威圧し意思を表示するのは当然のこと。信一郎を追い抜き、寺田にぐぐいと迫ってゆく大嶋。「そう簡単に譲りませんよ」と加速する寺田。あるいは、ここで接触があったのか。
 結局スタ展の進入は寺田がインを文字どおり死守する形で132456になった。見ている側としては、「こりゃ本番では大嶋がインを獲りきるな」などとぼんやり考えていたわけだが、ここで妙な異変が起きた。いきなりインの寺田が回り直したのである。スタンドがざわめく。
「うわ、これで寺田のインはなくなったぞ!!」
「何をしとるんじゃ、寺田は!?」
 回り直したからには6コース……この瞬間に1コースは進入禁止の領海になってしまったのである。私は驚きながら、寺田が本番でも大嶋に攻められるのを是とせず、ダッシュ戦法に切り替えたのだと勝手に考えた。節イチの伸びを誇る寺田の破壊力は、むしろダッシュでこそ生きるからだ。本番はもちろん、4カド狙いか。
2007_1114_12r_0009 だが、そうではなかった。回り直した寺田はダッシュどころか、スタ展のコースにさえいなかった。ピットに帰還したのだ。ボート破損による欠場……スタンドはざわめきから騒然に変わった。
「寺田がおらん!」
「なんでじゃ、何があった!?」
 節イチのパワーを誇る大本命の失踪。驚かない方がどうかしている。が、いちばん驚いたのは寺田本人だろう。111失1というド派手な成績で、失格がありながら予選トップ。それほどエンジンは噴いていたし、リズムも抜群だった。準優はおろか、明日の優勝戦の1号艇まで視座に入れていたはずだ。が、自分が主役の舞台を、ピットの物陰からひっそりと見つめることになるとは……。
 主役なき舞台は、それでも続く。5艇立ての本番は23/456。大嶋のピット離れはスタ展ほどの迫力がなく、信一郎が楽に取りきった。今節は2コース慣れしている大嶋が「ここでもOK」という感じで続く。そして、菊地孝平が意表というほどではないが、3カドに艇を引いた。本人にしてみればハナからカド狙い。4コースが3コースになっても、初志を貫きたいという思いもあっただろう。
2007_1114_12r_0012  菊地孝平の3カド。平均タイミング12、記念では09くらいと思われる男の3カド。これはヤバイ。内2艇の背中をぞぞぞと悪寒が走り抜けたのではないか。そうだとしたら、その悪い予感は的中することになる。3カド菊地のスタートはコンマ17。さほど早くはなかったが、カド受けの大嶋が29だったからたまらない。菊地はスリットからあっという間に大嶋を飲み干した。インの信一郎は19発進から、この菊地の進軍を牽制する。一瞬だけまくる気配を見せてから、菊地は自重してまくり差しに構えた。当然、菊地のまくりだけを警戒していた信一郎はターンマークを外して流れる。
 アタマは菊地だ!
2007_1114_12r_0025  そう見えたのは私だけではないだろう。が、3カドからの速攻には思わぬ落とし穴も隠されていた。菊地マークを決め込んでいた赤岩と森高が、楽々と内水域の突破に成功したのだ。寺田がいれば5、6コースだったはずのふたりが4、5コースからの決め差し。ターンマークまでの距離の近さが断然違う。バック直線では内から5642の順に並び、その順番のまま2マークを回って艇間が開いた。5-6-4。絵に描いたようなアウト決着。
「たらればは禁物」は勝負ごとの常套句だが、もし寺田祥がいたら……拙稿を書いている今もその幻のレースが浮沈する。暴力的な伸びで1マークを制し、バックで一気に突き放す寺田の姿が。111失1欠。5日間、異彩を放ち続けたシリーズの主役は、穴の開いた船底とともに水面下へ消え去った。
1着・赤岩善生
2着・森高一真

※寺田祥……欠場
(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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競艇キングカップ 優勝戦メンバー確定!

波乱続出の準優勝戦が終了いたしました。優勝戦6ピットが確定、地元岡山支部からは2人が駒を進めています。児島の地で、競艇キングに輝くのは果たして誰か!

①前本泰和(広島)
②川﨑智幸(岡山)
③赤岩善生(愛知)
④一宮稔弘(徳島)
⑤吉田拡郎(岡山)
⑥森高一真(香川)

※念のため、主催者発表をご確認ください。


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インが来ません……一般戦の傾向

いや~、インが弱いっす、今日の児島。一般戦では結局、5Rと6Rで1号艇が勝利をあげたのみで、あとはまあ、飛びまくり。ポールポジションがむしろビハインドを背負っているようなものなのだから、GⅠの一般戦としては珍しい。

2007_1112_0618 準優1号艇は一宮稔弘、前本泰和、寺田祥。言うまでもなく、機力上位の彼らではあるが、果たしてイン受難の流れを断ち切ることができるかどうか……。準優勝戦が最大の激戦であることは当たり前だが、別の意味でも注目したい。

(←10Rで流れを変えられるか、一宮稔弘)


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もう戦いは始まっている――5日目、前半のピット

 初日は慌しく、以降は日を追うごとに空気が落ち着いていく――午前中のピットは、おおむねそんなフォーマットにのっとっている。これは、SGだろうとGⅠだろうと、そうそう変化はない。この競艇キングカップも同様。ということは、これが初めての児島ピットとはいえ、光景自体は見慣れたものということになる。
 今節はすでに5名の帰郷者が出たとはいえ、それでもまだ40数名が戦い続けているピット。準優勝戦に進出するのは18名という“少数派”であるから、必然的に一般戦組を見かけることのほうが圧倒的に多いのだが(特に午前中は、レースを目前に控えている彼らのほうが断然、作業をしている)、それでも準優組を目で追ってしまうのはやはり、5日目の必然というもの。レースまで時間はたっぷりあるとはいえ、すでに勝負の時間帯に突入しているからだ。

◆10R組◆
2007_1112_0568  一昨年のSGでは、よく見たような気がする。1号艇・一宮稔弘と林美憲の組み合わせだ。今朝、もっとも多く見かけたコンビは、懐かしさも感じるこの二人だった。2Rの展示を終えた林が(つまりはレースを直後に控えた林が)、装着場で作業する一宮に歩み寄っている場面もあったのだから、目につくのも当然。そして、そんなときの二人は、常に微笑を浮かべて会話を交わしている。それを狙ってかどうかはわからないが、結果として林の存在は一宮のプレッシャーをずいぶんと軽くしているようだ。3R後には、その二人に濱村芳宏が合流している場面もあって、一宮はやはり相好を崩していた。少なくとも現時点では、一宮はいい時間を過ごしている。
 一方、まったく笑顔を見せないのが、2号艇・原田幸哉だ。昨日も一昨日も漂わせていた気合は、準優を迎える今日もまるで削がれることがない。今朝ピットに足を踏み入れて、最初に顔を合わせたのが彼だったのだが、いつものように礼儀正しく会釈をくれながら、その表情が緩むことはコンマ01秒もなかった。同時に、アシの仕上がりに不安もないのだろう、3R直前までボートの後部は空のまま。そんな時間帯までモーターを装着もしていなかったのだ。余裕という表現は適当ではないが、切羽詰った様子は少しもない。そんななかで闘志を保っているのだから、幸哉はすでに臨戦態勢を整えているということだろう。
2007_1112_0357  同様の顔色を見せているのは、5号艇・三嶌誠司である。勝負どころの三嶌は、まるで苦悩に苛まれているかのように見えるほど、視線を落として歩いていたりする。もちろん、機力に納得していなければ、さらなる調整に苦悩していることもあるだろうし、同時に実際は苦悩というよりは頭脳をフルに回転させているという言い方が正しいはずだ。ただ言えるのは、普段は明るく爽やかな三嶌が、別の仮面をかぶったかのように鋭く厳しい視線を地面に向けることがある。今日はまさに、そんな“勝負モード”の三嶌なのであった。
2007_1112_0160  似たような表情が、勝負どころばかりではなく、節間を通して貫かれているのが、6号艇・吉田弘文だ。ややナーバスになっているようにも見える顔つきは、時として挨拶を向けることすらためらわれせたりする。キッと唇を結んだまま、自艇のもとに歩み寄った2R前の吉田は、モーターの本体を取り外すと、整備室に運んで調整を始めた。確認できた限り、準優組で本体に手をつけていたのは彼だけだ。もちろん、その間も厳しい顔つきに変化はない。
 そんななかで、3号艇・烏野賢太と4号艇・川﨑智幸の60期コンビが見せる自然体ぶりは、逆に感心させられたりする。山ほどの修羅場をくぐってきた彼らだからこそ、準優の日の過ごし方を知っている、ということか。烏野の足取りは軽く、川﨑の身のこなしもまた軽やか。ただ、ここが地元である分、川﨑の表情にいつも以上の鋭さがあるようには思えた。平常心を崩すものではないけれども、川﨑には胸の内の真っ赤な炎をほんの少しだけ感じずにはいられなかったのだ。

◆11R組◆
2007_1112_0143  4号艇・吉田拡郎は、地元の最若手であり、すなわちこなすべき雑用も多い。昨日もピットを駆け回っているのを目撃しているが、今日は昨日に比べると自分のために費やす時間も増えているようだ。彼の主な居場所はペラ室で、エンジン吊りなどが終わると、早足で飛び込んでいっている。地元からの準優組は、川﨑と彼のみ。周囲の期待を感じていないわけがない。
 たまたまなのだろうが、カクローの隣でペラを叩いていたのが、6号艇・金子良昭だった。昨日の後半は、ここでも記した幸哉や松井繁との絡みが印象的だったが、今朝は選手仲間と絡んでいるところを一回も見なかった。そう、今日の金子は自らを孤独の中に置いているようだった。エンジン吊りに出てきたときも、周りにいる静岡支部の後輩とは言葉を交わしている様子はなかった。
2007_1112_0205  2号艇・田村隆信は、なぜか宅急便の用紙を手にしていたのを見かけている。明日のための手配を、今日のうちにやろうとしている? だとするなら、余裕がある。もちろん、レースの準備も懸命にしていて、かなり長い時間をかけてモーターの取り付けをチェックしていたりもした。その顔つきには焦燥感のようなものは皆無ではあったが。
  あまり大きな動きを見せていなかったのが、3号艇・馬袋義則と5号艇・大庭元明。そして、もっとも闘志を感じさせたのが、1号艇・前本泰和である。前本は、どちらかといえば、静かに燃えるタイプだと思う。ダービーでもそうだったし、今節も昨日一昨日の2日間しか見てはいないが、表情は穏やかさを保っていることが多い。今日だって、決して厳しい顔つきだというわけではないが、しかし目元と口元の引き締まり方がわずかに強くなっているように見受けられるのである。手に入れた準優1号艇は、念願であるGⅠ制覇への近道でもある。ただし、その道を走るためには、クリアしなければならないものも多い。そんな局面を意識しながら、前本は普段よりも少しばかり多めに、気合を心に注入しているのかもしれない。

◆12R組◆
2007_1112_0283  1号艇・寺田祥は、少しばかり硬くなっているのではないだろうか……そんな勘繰りをしてしまった。節イチといっていい彼のアシ、もはや急いで手をつけなければならないことはないはずで、実際に作業らしい作業をしている姿は見ていない。だが、エンジン吊りに出てきたときに見る彼の顔つきには、昨日感じたような透明感が薄くなっているように思えるのである。硬くなっても不思議のない局面ではある。賞金王戦線のことを考えればなおさらこのチャンスはモノにしておきたいし、そう思えば思うほど、プレッシャーは大きくなる。それに負けているとは思わないが、少しばかり意識してしまっているかのように、テラショーの顔色には冴えがない。もちろん、これから準優までの時間を使って、メンタルのほうも仕上げていくのではあろうが。
 テラショーを見ていると、やはり3号艇・大嶋一也の余裕には唸らされる。枠番も、賞金ランクも、プレッシャーを感じなければならない要素はテラショーに比べてかなり少ないけれども、準優の日の過ごし方を知り尽くしたかのような淡々とした振る舞いには、年輪を感じずにはいられないのだ。そして、ピットにいた間、ついに一度も姿を見かけなかった2号艇・田中信一郎にも同じことを感じる。もしかしたらペラ室や整備室の死角にいたりしたのかもしれないが、そうした作業以上に彼が作り上げようとしているものが、取材をしている僕にとっての“完全なる死角”にあるように思えてならないのだ。少なくとも、もっとも不気味なのは信一郎で間違いないだろう。
 5号艇・赤岩善生は、今日の一発目の記事をそのままここに書き写せば、前半のピットでの彼の動きとなる。そう、赤岩は昨日見かけた「整備室でのペラ調整」を今日もひたすら続けていた。おそらく、彼は調整の方向性を掴み切って、それを極限まで突き詰めている。装着場から覗くと、赤岩の背中しか見えず、表情は確認できないが、その背中が妙に頼もしく見えたのは錯覚ではあるまい。
2007_1112_0334  このレースには、たまたま僕によく声をかけてくれる選手が2人いる。ひとりは4号艇・菊地孝平。今日の彼は、完全に“思索モード”に入っていて、装着場内を歩きながら哲学者になっている。そんななか、ふと僕を見つけると、ニッコリと笑って、いつものように挨拶をしてくれる。だが、次の瞬間には表情が哲学者に戻る。挨拶以外に、交わす言葉はない。聡明な彼のコンピュータが猛烈な勢いで働いていることの証明だ。菊地孝平が大一番で見せる、思索モード。彼は早くも、その境地に足を踏み入れている。
2007_1112_0324  もう一人は6号艇・森高一真。去年のSGでは、さんざん僕をからかって面白がっていた森高は、しかし勝負がかかった場面では別人になる。3R前に顔を合わせて挨拶をすると、森高は一瞬だけ頬を緩めて、すぐにキッと僕を睨んだ。「クロちゃん、久しぶりやな」。本当は、久しぶりではない。先日、宮島でほんの少し顔を合わせているのだ。だが、森高はあえてそう言ったのだと思う。そして次の瞬間、森高は左手で僕の右肩を思いっ切りバッチーンと叩いた。ピット内に音が響き渡るくらいに、痛みが数分抜けないくらいに、強く。森高は、大げさに吹っ飛ぶフリをした僕を見て、ニヤッと笑って踵を返した。控室へと向かう森高の背中に、僕は「準優、頑張ってくださいよ!」と声をかけた。しかし、森高は振り返ることなく、歩き去っていったのだった。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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5日目! 準優勝戦

おはようございます。児島55周年 競艇キングカップも5日目、準優勝戦の日を迎えました! チャレンジカップ前のラストGⅠ、もっとも激しく、高いハードルが準優。熾烈な戦いを期待しましょう! なお、本日より場外発売が開始されるのが、蒲郡競艇場/ボートピア岩間でございます。

2007_1113_0301 さて、本日の注目選手は赤岩善生! 12R5号艇で登場です。昨日は、5R1回乗りの後、最後の最後までペラ調整に励んでいました。整備室の隅の、ペラを磨いたりリードバルブを調整したりするテーブルで、周囲の和やかな雰囲気からは一人外れて、孤独な作業に集中していたのが印象的でした。5R2着で5・83だった赤岩は、ボーダーが下がったのを知らなかった可能性もあります。それでも、諦めることも緩めることもなく、ペラと向き合う。まさしく、男・赤岩らしいストイックな姿でした。このチャンスをモノにするべく、熱いレースを魅せてほしいですね!

それでは本日も頑張りましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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笑う勝負駆け――4日目、後半のピット

 金子良昭が、右手でOKサインを作って、力強く2度ほど振った。ボートリフトで引き上げた艇を後ろから押しながら、原田幸哉は金子の右手を見て2度ほどうなずいた。金子の顔が弾けた。
 前半のピット記事で、金子が原田の尻をポーンと叩いて激励する場面を記している。あれから4時間ほどが経っていただろうか。もしかしたら、あの後も金子は幸哉を励まし、幸哉も金子の言葉を頼っていたのかもしれない。11Rを6コースから2着に突っ込んだ原田に、「ほらな。大丈夫だったろ」とでもいうような表情を向けた金子。そのなかに、見てもいない麗しいシーンが鮮明に浮かんだように思えた。
2007_1113_0639  幸哉は、その後も金子のそばを離れようとしなかった。今日一日、心に不安という重石を抱えながら過ごしたかもしれない幸哉は、1着を獲れる局面がありながらの2着に悔しい思いもありながら、しかし胸のつかえが取れたところもあったはずだ。それをアシストしてくれただろう先輩の言葉を、レースで一応の結果を出した後も幸哉は、まだまだ欲しているようだった。そんな幸哉に、金子は我が喜びのように声を弾ませながら、言葉を与えていく。周囲で行なわれているエンジン吊りの音にまぎれて具体的な内容は届いてこなかったけれども、金子の口から発する声のパワーは伝わってきていた。幸哉は何度かうなずきながら、金子に左斜め後ろから付き従っていく。最後に幸哉がうなずきというより、礼を言うように深く首を振ると、金子は「カカカカカ」と声を張って笑った。ヘルメットの下で、幸哉も笑っていたかもしれない。
 エンジン吊りが終わり、静けさを取り戻したピットで、もういちど金子の姿を見ることになった。今度は、隣にいるのは松井繁。肩が触れるほど接近している二人は、声を潜めて内緒話をするかのように、小さな声で話しながら歩いていた。松井が「でしょ?」と言い、金子がまた「カカカカカ」と笑うと、ちょうど整備室の自動ドアが開いた。松井はレース後のモーター格納作業のため、金子は……何が目的かはちょっとわからなかったけれどもとにかく、整備室へと入っていった。もしかしたら、松井と話をするためだけに、金子は整備室に来たのかもしれなかった。
2007_1113_0573  数分後に整備室を覗くと、声はまったく聞こえないのだが、松井と金子は時に爆笑しながら談笑していた。撮影のために整備室にいた中尾カメラマンに聞くと、「作業している人の音が響いていて、よく聞こえなかったけど、『ハワイがどうたら』って言ってたよ」とのこと。過去の海外旅行について話していたのか、それとも来るべき予定を話していたのか。ひとつ言えるのは、勝負駆けの後の会話としては、一見、似つかわしくないように思えることだ。
 松井は、まさかの勝負駆け失敗を喫していた。レース後はすぐに気持ちを切り替えたようで、顔を合わせた際に昨日の取材のお礼をすると、まるで旧知の友人に向けたかのような爽やかな笑顔を見せて、僕をドキドキさせてくれている。ただ、すれ違って数m歩いたあとに、振り返って「来節がんばります」と小さく言ったように、やはり予選落ちに釈然とはしていないようでもあった。当たり前だ。準優進出を逃して何も感じない男が、そこで自分と向き合えない男が、王者と呼ばれるわけがないのだから。
2007_1113_0324  そんな松井を、完全に癒したのが金子だったのではないか。プライベートでの会話のように楽しそうに話す二人を見ながら、僕はそう思った。もし想像したとおりだとするなら、金子の人間力に感嘆するしかない。金子は、ボーダーが下がったことで準優の6号艇に滑り込んでいる。幸哉にOKサインを出したとき、松井と談笑したとき、自分が準優に届くと知っていたのかどうかは定かではない。そして、金子の見せた振る舞いと準優進出の間に関連性など皆無である。それでも両者を結びつけて考えたくなってしまうのは、つまらないこじつけなのだろうか……。
2007_1113_0019  整備室の奥のほうでは、森高一真が一心不乱にペラを磨いていた。いや、ヤスリのようなものを手にしていたようにも見えたから、削っていたのかもしれない。それを、川﨑智幸が優しく見つめている。目は穏やかな曲線を描いて緩み、口元は目とは逆向きの曲線でやはり緩んでいる。一言で言えば、笑顔、である。
 そこに、森高と同期の田村隆信が合流する。田村もまた、笑っている。よく見れば、森高も笑顔ではないか。さらには、松井も笑顔でその輪に加わった。いったい何がそんなに楽しいのかはよくわからないが、充満する笑顔を見ているこちらも楽しくなってくるというものだ。
 その様子から目を離すと、すぐに爆笑の渦が耳に届いてきた。再び整備室を振り返ると、笑顔の輪に金子が加わっていた。そして、“とどめの一撃”たる一言を発して、爆笑を巻き起こしたようだった。やっぱり金子は最高だ。

2007_1113_0268  ともあれ、ベテランの立ち居振る舞いには、唸らせられることは多い。控室から出走待機室まで、ゆったりと歩を進めていた大嶋一也。その速度は、子供にもマクられるのでは思うほどだった。だが、もちろんただ遅いわけではない。すべるように滑らかでありながら、一歩一歩に頭の中で思い描いた戦略や思考を叩きつけているかのような力強い歩様。優雅と言ってもいいし、哲学的と言っても当たっているように思う。その合間合間に、首を回すなどのストレッチ運動をして、身体をほぐしてもいる。顔つきは、思索にふけっているのは間違いないが、眉間などにシワはいっさい寄っていない穏やかさ。あたかも、釈迦如来のごとし、である。
 同期の西島義則は、BOATBoy12月号のインタビューで「ベテランと言われるのはピンと来ない」と語っていた。大嶋も、名人の称号を手に入れていても、自分をベテランなどとは意識していないと思う。だが、ベテランを「キャリアの重みを若者に思い知らせることのできる、強大な人間力」の尊称だとするならば、やはり彼らの姿にはそうした形容詞がふさわしい。今日の大嶋には、たとえ本人が首を捻ったとしても、「尊敬すべきベテラン」と言うしかないのだ。明日の準優は12R3号艇。4人が80期台というもっとも若い番組に入った。まさしく、ベテランの味を誇示するべきレースとなる。
2007_1113_0168   大嶋が出走待機室に足を踏み入れるほんの少し前、若者たちがその付近で笑い合っていた。11R発売中まで、試運転を続けていた我らがテツこと山崎哲司。いちばん最後まで水面を駆け回っていたのは、彼だ。今日の午前中のテツは、少し泣きが入っていた。「モーターボートって難しいなあ。この前までフィーバーしていたペラが、ちっとも噴いてくれない。あぁ、今節はしんどいなあ……」、そんな弱音まで吐露していた。でも、そんなのは本音の本音ではない。テツはまだまだ、あがくつもりだったのだ。そうでなければ、遅い時間まで身体と頭脳を酷使するはずがない。試運転から上がってきたテツを、吉田拡郎が出迎える。遅れて、西川新太郎も駆けつける。エンジン吊りを手伝う彼らに、テツは「いやあ、仕上がった、仕上がった」と言って、大笑いした。新太郎もカクローも、ガハハと笑う。実際は、まだまだ手応えを得たわけでもないようで、モーターを格納したテツはやっぱり「いやあ、難しい」と言い残して、ペラ室に向かっている。何より、本当に仕上がったのなら「仕上がった」という言葉は力強く一度だけ、のはずである。それでも肩を落とさずに笑ってみせたテツに、レーサーらしい気持ちの強さを見出さずにはいられない。たしかに苦戦している今節だが、あと2日、意地を見せてくれると信じたい。2007_1113_0299 あ、そうそう。テツと別れてから、西川新太郎は中島孝平とかなり長い時間、立ち話をしていた。真剣な顔つきから察するに、今日のレースの反省会と情報交換だったようである。それも仕事のうちではありながら、すでに明日を見据えている二人に頼もしさを感じた。ともに準優に駒を進めることはかなわなかったが、敗者戦でも勝負を捨てることなどありえない二人なのである。

2007_1112_0604  勝負駆けが終わって、今節におけるそれぞれの“進路”が着々と決まっていった午後。意外というべきなのか、それとも必然と言うべきなのか、笑顔をたくさん見かけたピットであった。そんななかで一人、落胆した表情を見せていた山本浩次も印象的ではあった。地元GⅠでエース機を引きながら、勝負駆けはまさかの転覆。今節2度目の転覆に、常に淡々としたポーカーフェイスの山本が、露骨に悔恨をにじませて、溜め息が聞こえてくるような苦笑いを見せていたのだから、驚いた。笑顔とは正反対の性質をもつ「笑い」もある。「笑い」の中にも天国と地獄が見える、これもまた、勝負駆けの真実。今日のピットはたしかに笑顔に満ちていたけれども、そこが残酷なまでの真剣勝負の場であることには、いささかも変わりはなかったのである。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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4日目のMVR&MVP

今日のMVR…12R

鉄壁のインモンキーVS節イチノビ~ルパワー

①田中信一郎
②石田政吾
③立間充宏
④寺田 祥
⑤烏野賢太
⑥吉田弘文

 やばい。寺田祥の足はやばすぎる。1・1・1・S(エンスト)という派手な成績で迎えた予選の最終関門。すでに準優当確の寺ショーでありますが、明日の好枠を求めてもうひとつピンを積み重ねたいところ。

2007_1113_0569  ただ、1号艇には鉄の要塞の如きインの鬼・田中信一郎がそびえ立っております。「まくらせない差させない抜かせない」インモンキーをどうやって打破するか……このレースは寺ショー以外の5選手がシビアな勝負駆けだというのに、舟券も信一郎VS寺ショーに集中し一騎打ちへの期待の高さを示しておりました。
 進入は枠なり3対3。態勢は内3艇が優位に見えたものの、スリットから寺ショーがス~~~ッと伸びて「まくらんかな」という気配を見せます。もちろん信一郎は唯我独尊のインモンキー。石田が差しに構え、寺ショーに煽られた立間が「叩かれてはたまらん」と強引に握りました。その気配を察した寺ショーはすぐに減速して二番差しに。ただ、立間の艇尾がはびこっていて、仕掛けがワンテンポ遅れた形です。むしろ、5コースからほぼ全速でまくり差しに入った烏野の方が、はるかに有利に見えました。
2007_1113_0061  バック直線に移って、先頭は逃げる信一郎、内に半艇身差で烏野、さらに内から2艇身ほど遅れて寺ショーという態勢です。が、ここから寺ショーが伸びるわ伸びるわ。平和島のバック映像かと思うような勢いで、一気に2艇に追いつきました。直線中ほどで3艇併走か……と思った瞬間に、レース足一本で伸びはサッパリの烏野がズルリ後退。残酷なまでのパワー差で瞬く間に置き去りにされていきます。
 2マークの手前100mで、結局は下馬評どおりの信一郎VS寺ショーのパワー決戦に!! 内に寺ショー、外に信一郎。まだ半艇身ほど先行している信一郎が押さえ込めば1-4、寺ショーがさらに伸びて同体になってしまえば4-1です。展示タイムはともに6秒65。
 さあ、どっちだ!?
 2マークまで50mの地点でケリが付きました。寺ショーの実戦足は展示をはるかに超える伸びで信一郎を圧倒し、楽な態勢で2マークを先取りしてしまったのです。本当にやばい足でした。今節の児島は差しが決まる水面とはいえ、かなり窮屈な展開からの二番差し。でもって相手は信一郎。これだけで2着はおろか大敗してもおかしくない状況だったはずです。が、寺ショーの13号機(それよりペラというべきでしょうか)は、わずか300mほどの直線で先頭まで突き抜けてしまったのです。
 明日の準優12Rは文句なしの1号艇。今度は2号艇に信一郎が入り、攻守を入れ替えての再戦になります。今日の併走でパワー差を痛感した信一郎が何らかの秘策を用意するのか。それとも伸びまかせのインモンキーで寺ショーが返り討ちにしてしまうのか……明日への布石となるベストバウトでありました。

MVP…吉川元浩

抜き抜きピンピンで握りっぺ

2007_1112_0109  勝負駆けとは無縁の選手でしたが、これは文句なしのMVPでしょう。累積12点の減点で初日に準優への道を閉ざされた吉川元浩が、並みいる勝負駆け選手を蹴散らしました。まずは6R、6号艇6コースから怒涛のゴボー抜きで1着。1周バックでは節イチ級の評価もあった前本泰和とのマッチアップになりましたが、「前本が節イチなら吉川は宇宙イチか?」くらいのパワー差で圧倒。恐るべきレース足で、4人の勝負駆けの選手に握りっペ(失礼!)をかます勝利となりました。
 どれほど仕上がってしまったのか。吉川は11Rでも戦慄のパワーを披露します。このレースは1号艇1コースですから、勝ったこと自体は驚くに価しません。戦慄はその勝ちっぷり。1マークで原田幸哉のアウトまくり差し強襲を喰らった吉川は、もはや2着確定の態勢だったのです。幸哉のパワーは節イチには届かないものの上位級。テクは言わずもがな、リズム抜群、明日の1号艇狙いの勝負駆け、さらには賞金ランク14位で100円でも上積みしたいという身の上、とにかく本気モード全開なんです。その幸哉にバックで1艇身ほど出し抜かれ、しかもポジションは外。これは苦しい。幸哉としては完封勝ちに持ち込めるマウントポジションなわけです。
2007_1112_0185  2マーク、幸哉は艇界屈指の高速モンキーでブン回りました。一方の吉川は艇をやや外に持ち出し、2艇身ほど遅れての差し回り。こりゃもう完全に勝負あった、と思ったものです。が、2周ホームの水面を戦慄が走り抜けました。あっという間に、吉川の遅れ差しが幸哉に届いてしまった。幸哉はさぞ驚いたことでしょう。本当にあっという間でした。ワープ航法か?と疑いたくなるほどの瞬間移動……!! ビックリ仰天している間に、吉川は悠々とゴールを駆け抜けておりました。この抜き抜きピンピンで幸哉の準優1号艇を阻止するなど、またしても勝負駆けだった他の5艇に握りっペ(失礼!)を嗅がせた吉川であります。それにしても、6Rも合わせて計9選手に握りっぺ(し、失礼!)とは……。
 6・00と思われていた準優ボーダーは、最終的に5・50まで下がりました。もうおわかりの通り、この相場を激変させた闇のブローカーは、初日で終戦を迎えた吉川元浩だったのです。嗚呼、あの戦慄の宇宙規模ワープパワーを準優で見たかった!!(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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準優18ピット確定!

児島55周年 競艇キングカップ、4日目が終了して、準優勝戦のメンバーが確定いたしました。地元岡山からは2名が参戦します。また、賞金王ボーダー付近の選手では、三嶌、吉田、原田、田村、寺田が駒を進めました。

10R
①一宮稔弘(徳島)
②原田幸哉(愛知)
③烏野賢太(徳島)
④川﨑智幸(岡山)
⑤三嶌誠司(香川)
⑥吉田弘文(福岡)

11R
①前本泰和(広島)
②田村隆信(徳島)
③馬袋義則(兵庫)
④吉田拡郎(岡山)
⑤大庭元明(福岡)
⑥金子良昭(静岡)

12R
①寺田祥(山口)
②田中信一郎(大阪)
③大嶋一也(愛知)
④菊地孝平(静岡)
⑤赤岩善生(愛知)
⑥森高一真(香川)

※念のため主催者発表をご確認ください


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児島クイズ第2弾

どもども~。児島よりお届けいたします、ピットクイズのお時間ですよ~。さっそくまいりましょうか~。

2007_1109__10312 まずは第1問の正解です。手洗所に掲げられた「○○○○挨拶」。○○○○に入る言葉は? が問題でしたね。能書きヌキで、正解です~。

2007_1109__1031 正解は「爽やかな挨拶」でした! ラリーズクラブさん、「さわやか挨拶」が解答でしたが、正解とさせていただきます。おめでとうございます! ピットでは爽やかに挨拶しましょう! ということで、私も心がけてますよ~。え? 私には爽やかは似合わない? はいはい、そうですか、そうですか、はい。でも、爽やかに挨拶するんです! 

ナイスボケは「ハグして挨拶」。ママさんです。女子選手からされたいにゃ~。でも、思わず想像してしまったのは、J瀧選手とハグして挨拶するシーンでした。ある意味、コワイっす……。

2007_1109__09542 それでは、第2問いきましょう! 装着場に掲げられた「○○○○実施要領」。選手会からのお知らせのようです。問題は「○○○○」に入る文字は何でしょう? コレです。漢字4文字です。条文などにも小さく伏せている箇所がいくつかありますが、ここには問題の後ろ2文字が入っています。つまり「○○・○○」と分けられるのですね。これがヒントといえばヒントでございます。でも、前の2文字が難しいかもなあ……。

正解者には60P! 締切は明日14日の午後5時です。で、皆様にお知らせです。本日20:00より明日の朝10:00まで、システムのメンテナンスとなります。その時間帯はご解答ができなくなるかもしれませんので、ご了承ください。というわけで、締切も(たった1時間だけど)延ばしましたよ~。皆様、メンテナンスの時間帯を外して、ふるってご解答お願いします! ではでは~!


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GO!GO!郷!ひろみ!

勝負駆けが熱い本日の児島。アハハハハ! 秋晴れの爽やかな一日で、アハハハハ! まさしく競艇日和でございます。アハハハハ!

Cimg3542 そんな本日、5R、9Rの発売中に「GO!GO!郷!ひろみ」ものまねライブが行なわれました。竹原ひろみさんは、声だけでなく、風貌も郷ひろみソックリ(ダチョウ倶楽部のリーダーにも似ていましたが)。MCのなかで、「アハハハハ!」という“郷笑い”を入れるあたりもソックリなのであります(本人は、そこまでアハハハ!とは笑わないけど)。「哀愁のカサブランカ」など、郷ひろみのヒット曲を歌い上げては、イベントホールに集ったファンを盛り上げておりました。ブラボー、アハハハ!

で、9R発売中に行なわれたイベントを全員で鑑賞した取材班は、9Rに“郷”原章平を発見。猛ダッシュで郷原からの舟券を買いあさったのですが……郷原は振り込んでエンストでございました。ちゃんちゃん。


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イン3勝!――前半の傾向

勝負駆けの今日、前半戦は3~5Rで1号艇が勝利している。そして、1~2Rは2コース差しの“児島セオリー”。前半はまさしく、児島らしい決着が続いていると見ていいだろう。

こうして見ていると、今節はマクリがなかなか決まりにくい感がある。6Rでも森高一真がカドから握って攻めたが、やはり届き切らない。その間隙を突いての差しが決まるわけで、「逃げと差し」を中心に推理していくのが正解に近そう。

今日は6R時が満潮。後半は潮が引く中で行なわれる。傾向の変化には要注意だ。


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ふたつの勝負駆け――4日目、前半のピット

2007_1109__0668 「しばらく競艇界から足洗いますから~」
 ペラの翼面に光をかざしてチェックしていた菊地孝平が、ペラの先に見たことのある巨体を発見し、悪戯っぽくそう言った。もしかしたら、デヴが光をさえぎっていたのかもしれない。「あれ、今日はどうしたんですか?」と意外なところで意外なヤツを見たといううふうに笑ったあと、菊地は冒頭の言葉を口にして、さらにニッカリと笑う。早く帰ってきてくださいね~、はいもちろん~、などと軽口を飛ばし合って、菊地はペラを手に自艇へと向かった。このあと長いF休みに入る菊地は、今節が今年最後の一戦。冒頭の言葉は、ようするにそんな意味。今日は準優へ1着勝負、レースから遠ざかる前のGⅠを飾るためには高いハードルが目の前にあるわけだが、菊地からは気負いのようなものは感じられない。
2007_1110_0337  その菊地に三嶌誠司が声をかけた。2、3言葉を交わすと、「ハハハハ」。三嶌もまた、勝負駆けのピリピリした雰囲気は感じさせない。三嶌の勝負駆けは、目前の準優ピット争いだけではない。賞金王12ピットの勝負駆けも、三嶌は背負って児島にいる。ただし、それが三嶌の手足をガチガチに縛ることはない。三嶌の表情をパキパキにこわばらせることもない。ハツラツとした足取りは、この局面をむしろ楽しんでいるかのようでもある。少なくとも、今日の勝負駆けを取りこぼすことはないような気がしてきた。

2007_1110_0409  一方、表情に厳しさが貼り付いているのは、原田幸哉だ。昨日の12Rで転覆の憂き目にあった幸哉は、朝から大整備。水に浸かったエンジン、朝の試運転などで異常が発見されたのだろうか。整備士さんもほぼ総出で、幸哉を心配そうに見守っていた。レースがピットアウトし、進入争いが始まっても、幸哉はひたすらエンジンと向き合っている。そして、実況が「スタート○秒前」と宣言したあたりで、我に返ったようにモニターの前に走る。レースの大勢が見えると、またエンジンのもとへ。その間、幸哉の顔には、一瞬たりとも笑みが浮かぶことはなかった。
 3R、金子良昭が1着。ピットに帰還した彼のもとに、東海勢が集結する。声を張って、レースを振り返る金子に、弟子の菊地らの顔が緩む。金子も、口元が緩む。と、金子がいきなり、隣に立っていた男の尻をパーンと叩いた。振り向いたその男に、金子が言葉をかける。すると、その男の頬がふっと緩んで、笑顔になった。原田幸哉だ。幸哉が笑って、金子がまた言葉をかけて、うんうんとうなずく。金子は、幸哉の表情が気になっていたのだろうか。そして幸哉は、金子の気遣いに心をほぐすことができただろうか。 
2007_1109__0523   その3Rで、金子を追い詰めたのが田村隆信である。3周1マークでは、あわや逆転のターンも見せている。同期の森高一真や三嶌らが「惜しかったな」とでもいうような笑顔で、ピットに戻ってきた田村にもとに集まった。田村はヘルメットをかぶったまま。しかし、その奥には穏やかな瞳がたしかにあったように思えた。やはりヘルメットをかぶったまま、更衣室へと歩を進めていく田村に、金子のエンジン吊りを終えた菊地が、言葉をかけた。遠目だったこともあり菊地が何と言ったのか、そしてヘルメットの下で田村が何と返したのかはまるでわからない。ただ、田村の返答のあとに菊地は「おおっ。ヒューヒュー」と言って、ニッコリと笑っていた。ヘルメットの下で田村はどんな表情だったか……はおおよそ想像がつくというものだ。
2007_1110_0503  エンジン吊りが終わって、ふと装着場内を眺めていると、いちばん奥で山本浩次が作業をしていた。前検のピット記事には、笑顔だった彼の様子が記されている。エース機を引いた気分の良さがストレートに表われていた。シリーズを牽引していくはずだった。しかし、初日に転覆を喫し、今日はまさかの勝負駆け。もちろん、それでも淡々としているのが、この男のすごいところではある。周囲には誰もいない場所で、黙々と作業をこなす。静かに燃やす闘志が、淡々とした彼の胸の内には燃えている、ということなのか。
2007_1109__0343  次の瞬間、寺田祥が僕の横を通り過ぎた。一瞬の出来事だったから、挨拶をするヒマもなく、コンマ何秒の間、表情を見る(というより、見かける)ことしかできなかったが、この男、以前よりも透明感が増しているな、と思った。近況の好調ぶりが、そうさせているのか。それとも一皮むけたということなのか。昨日の12Rではエンストで大量失格の一人となってしまっているが、今日のテラショーは少なくとも幸哉とは対照的な表情に見えた。また、同じ山口で、同世代で、そして賞金ランクでほぼ同じ位置にいる白井英治とも対照的であった(予選落ちが決まってしまった白井の表情は、こちらが悲しくなるくらい冴えなかった)。

 三嶌誠司、11位。原田幸哉、14位。田村隆信、15位。山本浩次、17位。寺田祥、19位。白井英治、21位。そうそう、もう一人。いつもと変わらぬナーバスでナイーブな雰囲気を醸し出していた吉田弘文、12位。賞金王勝負駆けを戦う男たちの、競艇キングカップ勝負駆け。おそらく彼らは、今日この瞬間に賞金王勝負駆けを強く意識はしていない。そんな先のことより、目の前の戦いを勝ち抜くことだけを欲しているはずである。しかし、意識の下でうごめく賞金王への思いというものが必ずある。そしてそれが、今日の勝負駆けに影を落とすことももちろんある。目が離せない一日。競艇キングカップ4日目、だ――。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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H記者の「西島を侮るな!!」予想

 真打のHです。昨日のK記者は1本のみの的中でしたね。ぷぷ。これでH本(えっちぼん)記者の栄光もはるか彼方に霞み、リラックス気分で予想できます。勝負駆けデーが不得手な私ですが、なんとかチャラくらいに喰らい付いて得意な5日目に向かうとましょう(←謙虚)。
 昨日は差しが8本、逃げ3本、抜き1本……マクリがないのはともかく、差しが8本なんて最近の記念では記憶にありませんね。不思議な水面です。パターンとしては、3コースか4カドの選手が微妙に覗いてうっかりまくり、1コースとガッチンコというケースがやたらに多かった。郷に入れば、で今日もこのパターンを狙ってみます。

1R
⑤柏野の進入が微妙ですが、125/346でも123/456でも妙味は差し場たっぷりの④佐々木。インでも穴っぽい①池本とのオモウラと地元の柏野へ。
【3連単】4=1-全、4-5-全

2R
②川﨑が人気になりそうですが、足はちょっと不安。S勘バッチリなので、壁になって①山崎を助け、差して届かないという気が……。山崎と握る③森高の一騎打ち。
【3連単】1=3-全

3R
超抜③岡瀬に連動する④田村。もし④田村の自力戦なら、昨日好脚を披露した⑤馬袋が浮上します。穴は意外性ある②深川。
【3連単】4-25-全

4R
メイチ勝負の①拡郎が逃げきれるか。パワー的には微妙でも気合いに賭けます。外から飛んで来そうな⑥松井と差し場ある④福田へ。
【3連単】1-46-全

5R
内水域に潜り込んで⑥西島の差し。ワースト級だと思っていても、この男にはいつでも一変させるだけの整備力があります。気合い十分の⑤三嶌と地元の④立間へ。
【3連単】6-45-全

6R
①吉田コーブンの足が徐々にアップしています。課題はS勘ですが、勝負駆けで緩めることはないはず。パワー凄い⑤前本とカドから攻める④森高へ。
【3連単】1-45-全

 後半は後ほど。ではでは、GOOD LUCK!


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4日目!

おはようございます。児島55周年記念 競艇キングカップ4日目でございます! 秋晴れに恵まれた勝負駆けの朝。今日も激闘の連続を予感させてくれる、爽やかな青空でございます。本日もよろしくお願いします!

まず、本日からの場外発売のお知らせです。多摩川/常滑/大村/ミニBP長崎五島/ミニBP長崎時津/前売場外おおむら 以上が本日からの発売となります。昨日記し逃しましたが、三国/若松/ミニBP北九州メディアドーム も昨日から発売されてますよ~。H記者の予想を参考もしくは反面教師として、ぜひぜひ駆けつけてください~。

2007_1110_0499 さて、本日の注目選手は、松井繁! 昨日の前半ピット記事にもあったように、K記者は12R終了後に松井選手にインタビューをいたしました。いや~、痺れた! カッコ良すぎです! 来月11日発売のBOATBoy1月号をぜひお楽しみにしていただきたいわけですが、その前にこの児島ですばらしい戦いを魅せてほしいもの。本日は勝負駆けですが、必ずやクリアしてくれるものと確信いたします。

というわけで、本日も盛り上がってまいりましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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三寒四温――3日目後半のピット

 寒い。朝から冷たい風が吹きぬけていたピットは、午後3時を超えたあたりからいっそう厳しさを増した。仲口が、吉川がジャージのポケットに深々と両手を突っ込んで歩いている。11Rともなると、足が根元から震えるほど寒い。
2007_1109__0605  そんな中、ペラ整備室だけが妙に熱気を帯びている。6畳ほどの室内に、びっしり13人! いちばん奥に三嶌誠司、金子・菊地の静岡師弟、川﨑・小畑・山本・立間の地元勢などなど。こちら側の寒さが厳しい分だけ、ドアの向こうは湯気が立つのではないかと思うほど室温が高く思えるのである。みんな必死だ。ただ、川﨑だけが童顔を崩してニッコニコと笑い続けている。名門の学習塾の中でひとりだけ缶蹴りでもしているような無邪気さ。松井と信一郎もやってきてさらに室温は上昇し、ピリピリ感も増殖する。それでも川﨑だけニッコニコしながら小畑に何事かを話しかけているのだった。

2007_1112_0097  12Rの締めきり15分前。もう、底冷えするほど寒い。
「これだけ寒いとさらに回転が上がって、だからインが……」なんていう思考回路も凍りつくほどの寒さ。そんな中、いきなり半裸(もちろん上半身だけ)の若者が選手控え室から飛び出した。重野哲之だ。単にレースが終わって着替えている途中というだけなのだが、凍てつく空気の中で引き締まったその裸身が妙に眩しく見える。おそらく体脂肪率は10%未満だろう。小島よしおを小ぶりにしたような背中から、肩甲骨がにゅっと浮き上がっていた。
 ペラ室から川﨑と金子が「狭くてたまらん」という風情で出てきた。川崎はやはり笑っているのだが、よくよく見るとその口元には苦味があった。額を突き合わせるようにして話すふたり。詳細はわからんが、金子が「一回落とすと妙に重くなるんや、昨日なんか×××(不明)したら重~くなって6着やったしな」みたいなことを言って、川崎が頷く。笑ってはいても、世間話をしているわけではなかった。地元のエース的存在の川﨑も、児島の水面とエンジン出しに苦しんでいるのだ。精一杯の笑顔を作りながら。
 12Rの締めきり5分前。ピットは静まり返り、ペラ室を除けば誰ひとり見当たらないほど閑散としている。着替えを済ませた重野が出てきて、巨大なスポンジをボートに叩きつけた。ぱふぱふぱふっという脆弱な音がピット全体に大きく響き渡る。それはあまりに裏さぶい音で「早く12R、はじまれよ」と心に念じた。
 12Rがはじまると同時に、ピットはまた活気を取り戻した。わらわらと選手だちが出てきて、整備室のモニターへ、昇降装置へと集結する。ペラ戦争も束の間の終結。皆、思い思いに談笑しながら12Rをぼんやり見つめている。
2007_1112_0057  その笑顔がいきなり凍てついたのは、もちろん寒さのせいではなかった。まずは守田俊介が転覆し、それから堰を切ったように原田幸哉など続々と艇が横転してゆく。4艇、転覆。モニターを見ていた選手がこぞって昇降装置へと駆け出した。当たり前だが誰一人として笑っていない。薄暗い水面を、目を凝らすようにして注視している。整備員も一斉に飛び出した。「4はいか……レースは成立だな」とそのひとりが呟いた。
「ふたばん、軽症」
 ピット内にこんなアナウンスが流れると、選手たちはやっと安堵の表情を浮かべた。大惨事にはならなかった。入水した原田幸哉がヘルメットの中に溜まった水を気にかけながら帰還し、寺田祥、森秋光も飄々とした風情で幸哉に続いた。2分ほどして守田俊介だけは首筋をさすりながら、痛々しい顔で医務室に入っていった。ピットにはその4人以外のすべての選手(数えてはいないが間違いないだろう)がエンジン班&ボート班に分かれ、転覆艇をテキパキと補修しはじめた。誰一人指示する者などいないのに、見事すぎる手際のよさだ。

2007_1110_0564  作業がほぼ終わりかけた頃、俊介が医務室から出てきた。全身タオルケットで覆われ、左手にはボクサーのグローブのようなものが巻かれている。痛々しい光景ではあったが、その顔に悲壮感はなかった。即日帰郷で賞金王シリーズもほぼ絶望になった俊介。悲願のSG制覇へ、また来年からの再チャレンジに期待する。(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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児島ピットクイズ!

ども。さっきから隣でH記者が「そんなのかんけーねっ!」とエンドレスで繰り返しているので何かと思えば、児島→こじまよしおですか。ふぅ……。てなことはともかく、私もH記者も初の児島参戦でテンションが上がっているのですね。というわけで、いってみましょう、児島ピットクイズ!

2007_1109__10312 ピットの隅にある手洗所であります。その壁に、「○○○○挨拶」と標語が掲げられていました。さて、○○○○に入る言葉は? 4文字ですよ~。

締切は明日13日の午後4時でお願いします! 正解者には、40Pですぞ~。それでは、どうぞよろしくお願いいたします!

PS:蒲郡、平和島クイズのトップ3の皆様へ。ほんっとーーーーーに、ごめんなさい!ドタバタしていて、まだプレゼントを発送していません……。児島から帰ったら必ず発送しますので、今しばし、今しばしお待ちください。本当に、すみません!


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競艇キングカップ私的回顧 本日のMVR&MVP

本日のMVR(Most Valuable Race)

地元コンビが鮮烈に魅せた“児島セオリー”――3R

 思い切ったツケマイ敢行。インがそれに抵抗。ポッカリとふところが開いて、差しがズブリと突き刺さる……。
 特に前半で、そんなシーンを何度も見かけました。資料などによれば、「満潮時の児島は(特に2コースの)差しに注意」などと書いてあったりしますが、まさしくご指摘の通りの展開が続出(満潮は12時38分でした)。今朝一番の新幹線で児島にやって来た私やH記者は、のっけから“児島らしい”レースを突きつけられたことになります。
2007_1109__06492007_1109__0464_2   そんな“児島セオリー”の白眉は、3Rでありましょう。1号艇・星野政彦がインから逃げる。3コースからやや覗いた仲口博崇が、モーターパワーを生かして伸びる。星野が抵抗する。仲口はマクろうとする。お互いに引かない。航跡はターンマークを大きく外していく。マジックのように、差し場がぽっかりと開く……。
 そこに突っ込んだのは、まさしく2コース差しを放った森秋光でした。そのウィニングロードを作ったのはたしかに星野&仲口だったかもしれませんが、秋光の走りはまるで「俺が道を作る。お前ら、ついて来い!」と言わんばかりの、強烈な差しでありました。それだけではない。秋光の切り開いた水上の疾走路に続いたのは、吉田拡郎。そうです。“児島セオリー”を、児島をホームとする者たちが、これ以上ないほど鮮やかに表現してみせたのであります。麗らかな陽射しを浴び、緩やかに時を紡いでいく瀬戸内の海。その一角にある児島競艇場は、仕切りに囲われた戦場であります。そんなファンタジックとも言うべき光景のなか、剣を研ぎ、技を磨いてきた男たちが見せた、鮮烈な“児島セオリー”。地元の意地――それだけでは片付けられないきらめきが、秋光-カクローのワンツーにはあるように思えたのでありました。
 これで秋光、カクローともに、準優が射程圏内に入りました。競艇キングに授けられる賜杯を児島の地から流出させまいと、明日も闘志のこもった走りを魅せてくれるに違いありません。

本日のMVP

原田幸哉(愛知)
 
 同時開催の江戸川GⅠモーターボート大賞もそうですが、実はこの児島GⅠ・競艇キングカップは、賞金王戦線において非常に大きな意味を持ったシリーズであります。あ、実は、なんて言う必要もないですか、そうですか。言うまでもなく、賞金王決定戦の最大にして最高に過激な勝負駆けは、SG競艇チャレンジカップであります。大勢が決するのは、もちろんチャレカ。それは間違いありません。しかしながら、この“チャレカ前ラストGⅠ”で賞金を上積みすることは、すなわち「チャレカを有利に戦う」ことにほかならない。たとえば、賞金ランクが20位以下の選手のチャレカを「予選4日目、準優へ1着条件の勝負駆け」とするなら、賞金ランクで12位前後をキープすることは「予選4日目、準優へ4~5着条件の勝負駆け」のようなもの。つまり、この競艇キングカップは、「予選3日目」とも言える重要な一戦なのであります。今日、11月12日は「予選3日目の予選3日目」とでも言うべき、大切な日だったのですね、はい。
2007_1110_0616 この競艇キングカップには、賞金王ボーダー組が大挙登場しています。三嶌誠司、田村隆信、佐々木康幸、山本浩次、白井英治……そして、原田幸哉です。幸哉は、前節の芦屋モーターボート大賞を優勝、一気にランクを上げてきました。実を言えば、BOATBoy12月号では、彼を「チャレカでは優勝ノルマ」として取り上げています。締切時点でのランクは、そういうものだったのです。しかし幸哉は、締切後の芦屋でVを決めて、児島に乗り込んできた。その結果、もしここでGⅠ2連覇を達成しようものなら、チャレカは準優出さえすればOKになるかもしれない……そんな勢いなのです。今年は笹川賞優出くらいしか目立ったところのなかった彼なのに、こうしてしっかり帳尻を合わせてくるあたり、さすがの超一流と言うほかありません。
 7R、大嶋一也が前付けを敢行して、3号艇の幸哉は4カドに。3コースの鈴木賢一が先マクリを放ちますが、幸哉は慌てず騒がず、きっちり差しハンドルを入れます。勝負駆けでありながら、しかし熱情に流されることなく、展開を突いてみせた冷静さが光りました。もちろん、ただクールだったわけではないでしょう。前半ピット記事で、彼の放つオーラのようなものにH記者が痺れた様子が記されていましたが、幸哉は燃えたぎる闘志の炎を燃やしていたのもまた、たしかなことです。しかしながら、同時に研ぎ澄まされた頭脳を持っていた。これが、あの激しく巧みなハンドルワークを実現させたのでしょう。彼はメラメラと燃えながら、冴えに冴える判断力を兼ね備えているのです。
 12Rは、残念ながら転覆となってしまいましたが、これでへこたれるような幸哉ではない。気持ちを切り替えることさえできれば、明日も燃え盛る幸哉を見ることができると信じます。11R6号艇1回乗り。準優当確、枠番不利……などということは、今の幸哉には関係ないはずだからであります。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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児島/明日の勝負駆け!

明日の勝負駆け情報

 上位陣に事故があるなどで、明日の勝負駆けは混戦模様になりましたね。ボーダー6・00として完走当確は前本、寺田、一宮、原田の4人のみ。33位の本橋まで予選突破の可能性を残しています。

前本泰和  ☆
寺田  祥  ☆
田中信一郎 ④⑤
一宮稔弘  ☆
原田幸哉  ☆
立間充宏  ④④
小畑実成  ④④
烏野賢太  ④④
田村隆信  ⑤
大嶋一也  ③④
三嶌誠司  ③④
馬袋義則  ③④
松井 繁   ③④
大庭元明  ③
岡瀬正人  ③③
福田雅一  ③③
濱村芳宏  ③③
吉田弘文  ③③
――18位ボーダー――
大澤普司  ②
石田成吾  ②③
山本浩次  ②
吉田拡郎  ②
森 秋光  ②
川﨑智幸  ②
赤岩善生  ①
菊地孝平  ①
西川新太郎 ①
森高一真  ②②
白井英治  1待ち
星野政彦  ①
柏野幸二  ①②
郷原章平  ①②
本橋克洋  ①②


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アンディ!

初日はゆうこりんの来場で盛り上がった児島ですが、今日はアンディ! フグじゃないっすよ。おもしろマジックのアンディですがな。え? ご存じない? そりゃ、モグリってもんです。マジック界では、セロかアンディか、と言われてる……はチト大げさだけど、某マギーS氏の「こんなんなっちゃたぁ」や某ふじいS氏の「口からトランプがぁぁぁ」も軽々こなす、コミカル・マジシャンなのであります。

Cimg3538 実際、マジックの腕はお見事でありました。写真はスケッチブックに書いたボウリングのボール。いったん表紙を閉じて、ふっと気合を入れると、うがっ! スケッチブックから本物のボールが! 写真をよーく見てくださいね。アンディは、いったいどこにボウリングのボールを隠していたのか? それとも超能力でどこかのボウリング場から瞬間移動させたのか? えっ、そのあたり、どーなんですかっ! というくらい、ビックリした取材班だったのであります。ほかにも、鳩を使ったマジック、ハンカチを使ったマジックなどで、競艇キングカップに集った児島のファンを盛り上げたアンディ。ぜひまた競艇場に来てくださいね。

明日は児島にヒロミ・ゴーが登場!?


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緩やかに――3日目前半のピット

2007_1112_0154  あちゃ~~。
 そんな顔で山崎哲司がやってきた。1Rの展示航走で謎の?エンスト&欠場……カメラの師匠・中尾にあちゃ~~顔でボヤく。
「やっちゃいました、ガス欠っすぅ……とにかく朝から慌しくって」
 謎は解き明かされた。ガス(ガソリン)の入れ忘れによるエンストなのである。
「途中で気づいたときに(ピット)に戻れば再展示ができたんっすけど、そのまま走ったもんだから止まっちゃって(救助艇に曳かれてアウト)……もちろん、選責っすよ。ホンマ、今節はつくづくツキがないっす!」
 即座に中尾師匠から「ツキは関係ないっちゃろ、単なる自分のミスじゃ!」というツッコミを喰らった哲司だった。ある意味、大物感たっぷりのエピソードではあるな。

2007_1112_0026  まあ、こんな感じで午前のピットはのんびりムードが漂っていたのだが、2Rの直後にいきなり隣のK記者の顔が凍りついた。目の前を“競艇キング”の松井繁が歩いている。実はK記者、今宵『BOATBoy』のインタビューで松井と膝を交えるのである。編集長になって約2年、松井松井松井とうわ言のように呟きながら、タイミングが合わずに今回が初インタビュー。緊張するなというほうがおかしい。
「あ、あ、あの、今日のインタビュー、よろしくお願いしますです~!!」
 松井に駆け寄って深々と頭を下げるK記者。その96%スキンヘッドに汗が滲んでいる。
「あ、今晩、宿舎帰ってからね、よろしく!」
 松井の優しい返答に「お、お願いしまっす!!!!」とまた115度のふか~いお辞儀……本番の7時間前からこんコッチコチになっちゃって、どうなることやら。結末は来月の『BOATBoy』をお楽しみに!(←宣伝)
2007_1112_0087  3Rが近づく中、5号艇で参戦する吉田拡郎がぼんやりと伝言板を見ている。今節は6・2・2(←プリンス選抜)で準優も可能なポジションに付けている拡郎。ここはさらなる奮起を促したいところ。カンフル剤は、やはりやまと学校時代の担当教官の名だろう。
「K教官がいつも応援してるって言ってましたよ。拡郎はいちばん手がかかった生徒だけど、だからこそいちばん気になるんだって」
 これは事実だ。拡郎は90期のトラブルメーカーで、毎日のように転覆・落水・フライングをやらかしては、そのたび夜の教官室(通称「お仕置き部屋」)に呼ばれていたという。手がかかる子ほど可愛いもので、K教官は今でも拡郎の名をことあるごとに口にするのだ。
「ほ、ホントっすか?いちばんって言ってましたか?ホントにっいつも気にしてるっすか??」
 無邪気に喜ぶ拡郎。なるほど好漢だ。
「ホントホント。今日も教官がどこかで応援してるんだから、準優目指して頑張りや~!」
「はい~頑張るっすっ!!」
 15分後、拡郎は2着の成績でピットに帰ってきた。K教官からの間接的なゲキが効いたかどうかは不明だが、6・2・2(←プリンス選抜)・2着でさらに準優が近づいた拡郎だった。

2007_1112_0144    他愛のない話に終始したが、それほど穏やかな午前中のピットだったと思う。ただひとり、原田幸哉だけがキビキビテキパキピリピリと異様なオーラを放ちながら歩き回っていた。いつもは周囲を見回しながら「何か面白いことがないかな~」みたいな茶目っ気を振りまくことも多いのだが、そんな贅肉は一切なし。今節の幸哉はGI連続Vを本気で狙っている。もちろん、それが賞金王ベスト12に直結することは言うまでもない。現在14位のプリンスが、本気モードに突入した。(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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イン受難→イン復権?――前半の傾向

競艇キングカップも、予選後半戦。本日の前半戦の傾向といえば……1~3Rでインが飛び、配当も大荒れ模様だったため、「イン受難の一日か?」とも思われたが、4Rで西川新太郎が2着、5R、6Rで大庭元明、寺田祥が1着となり、1コースが上昇気配を見せている。

児島の水面は、干満差が激しく、今日も最大で2m以上の水位差がある。後半は12時38分の満潮から18時45分の干潮に向かって潮が引いていく時間帯。これがどんな影響を及ぼすだろうか。なお、昨日までが大潮で、今日から最終日までが中潮。潮回りの傾向を後半でしっかり掴んでおきたいところだ。

2007_1110_0386

←6R1着で無傷の3連勝! どこまで突っ走るか、寺田祥


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K記者の「あとはH記者よろしく!」予想

 うむー、予測不能、怖ろしいばかりの荒れっぷりでありましたな、前半は。内で競り合い、ポッカリ開いた差し場に飛び込む……なんてケースも頻発。1Rなんて6→5→4→2→1(3は欠場)ですからね。4Rの一宮は頑張ってくれましたが、進入も展開もまるで違ってましたな、ハハハ。的中は6Rの1本のみ。それでも、ほぼトントンといったところでしょうか。後半は、どうせ今日一日のみの予想と開き直って、気楽に、しかし思い切り良く攻めたいと思います。H記者、もし後半ズタズタでも、ちゃんとケツ拭いといてね~ん。

7R
④大嶋の前付け必至。①白井が折り合って、インまで取り切る可能性も充分あります。こうなると、③原田はカド攻めでしょう。カド受けになる②鈴木を叩いてのマクリ、マクリ差しでバック突き抜けます。相手は差して続く⑤勝野とアシは悪くないはずの①白井。
2連単 3-14
3連単 3-14-全

8R
これは進入から難解。④信一郎は最近、前付けもよく見せてます。⑤深川も本来は内志向、⑥星野も同様です。②立間は地元としてあっさりコースを明け渡したくないところ。こんな場合、もつれる2~4コースを尻目に、意外と1号艇は悠々とインを取れたりするもの。また、回り直しを含めての枠なり進入なんてこともありそうですね。①赤岩の逃げです。人気になりそうな信一郎はあえて3着まで、相手は③吉川⑥星野でどうでしょうか。
2連単 1-36
3連単 1-36-全

9R 勝負レース1
⑤松井の動きが気になりますが、マクってくれる④菊地の外は悪くないポジション。枠なり進入を想定します。賞金王圏内で気合入る②三嶌が攻めれば、内に差し場が生まれそうで、ここに飛び込むのはやはり王者でしょう。握って展開を突く菊地との裏表が勝負舟券。もちろん三嶌の気合駆けも脅威です。
★勝負舟券
2連単 5=4
3連単 5=4-26
★押さえ
2連単 5=2
3連単 5=2-346

10R
ここも枠なりでしょうか。最近はスタート控えめだった②カクローが、今節は本来のスリットを見せつつありますね。①西島の張り逃げとカクローの攻撃がかち合えば、差し場がポッカリ生まれる。③前本には絶好の展開となりそうですぞ。相手は④烏野と乗れてる⑥一宮。西島のアシは、まだ厳しいですね。
2連単 3-46
3連単 3-46-全

11R
①浩次のエース機がどこまで回復しているかがポイント。本来のパワーを取り戻しているなら、あっさり逃げます。依然途上にあるなら、②重野が伸びを生かして攻め切ります。ここはヒモ足模様の⑤石田の2着付けが面白そう。その内をさらに鋭く差す⑥白井の2着付けも押さえておきましょう。
2連単 12-5 12-6
3連単 126-5-126 12-6-125

12R 勝負レース2
①幸哉の逃げで堅そうなレース。賞金ランク14位まで押し上げているだけに、気合もパンパン。1号艇なら取りこぼしは許されません。相手は回り足が良さそうな⑤大庭で穴狙い。④秋光は、前半は勝ちましたが、展開利が大きく、まだ22号機本来のパワーを引き出しきれていないようですね。③田村の前半は、2マークで不利があったもので参考外。⑥寺田とともにやはり警戒が必要です。②俊介は、明日からのH記者にお任せします。
★勝負舟券
2連単 1-5
3連単 1-5-全
★押さえ
2連単 1-36
3連単 1-36-356

  というわけで、本日は148点予想となりました。H記者、あとはよろしくっ!


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K記者の「本日のみのピンチヒッター」予想

 こんにちは。Kでございます。H本(えっちぼん)記者は、たしかに「H記者にバトンを渡します」と言って帰郷いたしました。しかし、私はKでございます。H記者が、「バッカヤロー! 当てまくったH本(えっちぼん)の後じゃあ、やりにくいじゃねえかぁぁぁぁ!」と吼えて、バトンを放り投げたのでありまして、そのバトンをそりゃっ!とキャッチしたKが、本日のみ、予想を担当させていただきます。私もバカスカ当てまくり、さらにH記者をやりにくくさせてやろうという所存でございますので、どうぞよろしく。

 で、1Rと2Rは、先ほどアップしましたので(1Rはさっそく外れましたね……)3Rから前半戦を。

3R
上位機を手にしたはずの②森秋光は、まだ本領発揮とはいかないようですね。H本によれば伸び型、2コースはむしろ不安アリじゃないでしょうか。となれば、ここは①星野が逃げると見ます。配当は低そうですが③仲口とカドからマクリ差す④大澤が相手。
2連単 1-34
3連単 1-34-全

4R
④川﨑の進入がポイントでしょうか。好機ながら2日目はゴンロクを並べてしまった①新太郎はイン死守と見て、川﨑は入っても2コースまで。深くなれば、その上を②一宮が叩きそうです。カドになりそうな③菊地も魅力、また賞金王へ気合入る⑥田村もアウトとはいえ脅威。ここは3艇ボックスで。
2連単 2・3・6ボックス
3連単 2・3・6ボックス

5R
ここは⑤西島がどこまで動くか、がポイントでしょう。①大庭はセンター上等タイプですが、それでもイン死守でしょうか。西島は昨日4カドにも入っているので、コースはそれほどこだわらない可能性もありますね。深い進入も想定すれば、③柏野と④重野の連動が面白そうです。重野がFで人気下げるようなら、こちらを厚めに。
2連単 3=4
3連単 3=4-全

6R 勝負レース
前半の勝負レースは、ここにします。①寺田が絶好調ですね。②小畑がインを奪取する可能性もありますが、仮に2コースでもスリットから伸びてマクれるはず。相手はエース機の上昇を信じて⑥山本浩次と、F後の人気落ちを狙って③中島。
2連単 1-36
3連単 1-36-全

 後半は13時過ぎにアップ予定です! ではでは~!


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3日目注目選手!

改めておはようございます。実を申しますと、K&H記者はこの児島には初来場、そして、二人ともこれで全国24場踏破達成でございます! というわけで、まずは本日の注目選手から。

2007_1110_0924 三嶌誠司です! 三嶌は現在賞金ランク11位。賞金王決定戦の圏内ではありますが、まだ当確はついていません。チャレンジカップが正真正銘の勝負駆けにはなるでしょうが、この児島で少しでも賞金を上積みして、楽になっておきたいところ。今日だけではなく、今節通じての注目選手と言えるでしょうね。三嶌には、いつもピットで声をかけていただいています。24場踏破というのは私事ではありますが、三嶌さんに(舟券で)祝ってもらえると嬉しいなあ……。というわけで、三嶌誠司、目指せ賞金王出場!


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3日目です!

おはようございます! 児島55周年 競艇キングカップは、3日目を迎えました。本日より、K&H記者がU&H本記者とバトンタッチして、チャレンジカップ前ラストGⅠの模様をお伝えしてまいります。

んでもってですね! 先ほど児島に到着したK&H、準備などにドタバタしておりまして、もろもろの記事は後ほど、しっかりアップします。ここではまず、1Rの予想を! 今日の予想は、Kが担当でございます。あ、ただいま1Rの3号艇・山崎哲司がモーター不良により欠場との情報が入りましたので、ご注意ください。

1R ◎森高 ○滝沢 ▲金子 2連単2=1 2=6 3連単2-16-全

2R ◎草場 ○川北 ▲赤岩 2連単1-26 3連単1-26-全

では本日も頑張りましょう!


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選抜戦私的回顧&本日の独断MVP

プリンス選抜・私的回顧

 まさかの結末だった。
R0015185  昨日のドリーム戦の、山本浩次が転覆、西島義則が不良航法というのにも驚いたが、今日はそれ以上。3号艇の重野哲之がコンマ07、約半艇身もスリットオーバーするフライング。それに釣られる形で、4号艇の中島孝平もコンマ02のフライングに散った。

 フライングを切った重野はエンジンが出ていた。とくに行き足が良かった。初日を3着2着にまとめていただけに、今節はかなり期待をしていたはずである。
 ところが、プリンス選抜の内枠4選手は、選りすぐられたスタート巧者ばかり。機力だけでは勝てない。おそらく重野の頭の中に「スタート行かなきゃ勝てない」という思いが、強くあったはずだ。それが勇み足を生む。

R0015191_2  フライングのスタートから内を絞りに行くも、重野は1マークで弾き飛ばされた。重野にかわって浮上してきたのが中島孝平。田村と白井の間にできたスペースに、お手本のようなマクリ差しが入る。
 美しいターンだった。が、それは記録の上では幻となった。

 場内に返還の行列ができる。あちこちからブツクサ言う声が聞こえてくる。でも、重野や中島を買ったファンは、心の中では彼らを許しているのではないだろうか。重野は自力でマクリにいったわけだし、中島は綺麗にマクリ差しを入れて、バックで先頭に立ったのだから。

 

2007_1110_0316  当然フライングは褒められたものではない。だが、「ギリギリまで攻めてでも勝ちたい」という選手の気持ちを貶すことはできないように思う。

 レースを制したのは森高一真。1周2マークで、バック水面ラップ状態だった吉田拡郎との争いにケリをつけて1着となった。

 勝負のアヤとはいえ、6選手の中でもっともエンジンが出ていないと思われる森高が勝つのだから面白い。ただ、森高はひたすら冷静だった。カド受けだったにも関わらず、重野のスタートに釣られず、フライング艇が先行している状況にも関わらず、2マークでターン漏れがなかったのだから(一方の吉田拡郎は動揺していたように感じる)。

 昨日は10、11、12レースと3連続転覆。そして今日は12レースで2艇がフライング。
 事故が選手たちの熱い魂の副産物とはいえ、明日こそは無事故のレースが見てみたいというのが、今の正直な気持ちである。

 

本日のMVP! 小畑実成&川﨑智幸

 競艇キングカップ2日目は、地元岡山・イーグル会の重鎮二人が観客を魅了した。

 初日の成績こそ1着4着にまとめてはいたが、小畑実成の足は悲観すべきものだった。
 とくに1着を取ったレースは、楽に逃げ切らなければいけない展開なのに、最初から最後まで仲口にからまれる展開。からくも凌いだのだが、レース後のコメントは、
「(足が)弱い。今のままでは厳しい」。

2007_1110_0603  小畑の操る45号機は、2連対率こそ31%ながら、前節の優勝エンジンである。
 しかしよく見てみると、前節は4日間開催で、しかも使用していたのは辻栄蔵。機力ではなく腕だけで優勝した感じなのだ。
 さらに機歴をさかのぼっても、目立った成績を残しているのは「一般開催&A1選手使用時」がほとんど。エンジンの力で好成績が残せたというレースは皆無なのだ。

 7レースのスタート展示がはじまる。小畑は4号艇で登場だ。展示タイムは6秒91。今日ここまでのレースでもっとも遅い展示タイムが、エンジンが上向いていないことを証明する。唯一の光明はスタートタイミングが合っていることだけか。

 そして本番。小畑は進入で大きく回りこんだ。真っ先に艇をスリット方向に向け、ネトロンに張り付いた。なんとインを主張したのだ。深イン必至である。
 この進入には、1号艇の馬袋も諦めざるをえない。いや、自在屋の馬袋があんな深インに付き合う必要がそもそもない。
 進入は412/356の3対3になる。だが実際は、1対5の進入といっても過言ではないくらい小畑がひとりだけポツンと離れた場所にいる。これなら〝2カドもどき〟を手に入れた馬袋が圧倒的に有利だ。

 スリット。小畑が絶好のスタートを決めてきた。しかも行き足が若干改善されたのか、トップスピードに乗るのが早く、深インなのに他艇にマクる隙を与えない。そして、1マークを真っ先に回った――。
 結果は〝2カドもどき〟の馬袋に差されて2着に敗れた。だがこの2着は大きい。残り3走を、3着・4着・4着で、準優出できるのだから。
 ピンチのあとにはチャンスあり。厳しい2日間を凌いだのは大きい。3日間もつきあえば、45号機に言うことをきかせるにはどうすればいいか、そろそろ小畑も掴んでくるはずである。

2007_1109__1023  エンジンが悪いのに成績がいい小畑に対し、エンジンがいいのに結果が出ていないのが川﨑だ。
 初日が4着。今日の1走目も5着。
 もし3走目となる今日の9レースで大きい着順を取れば、2日目にしてはやくも終戦をむかえることとなる。岡山の重鎮として、それだけは避けたい。

 崖っぷちに立った川﨑が選択したのは、スタート勝負であった。インから思いっきり踏み込んだスタートは、コンマ01のタッチスタート! ちなみに2コースの田中信一郎のタイミングはコンマ11。エンジンが噴いている田中を押さえ込むためには、たとえインといえども川﨑は半艇身くらい前に出ておきたかったのだろう。

 これで得点率は5.33。準優進出への望みを紡いだ。
 小畑の深インと快スタート、そして川﨑のタッチスタート。彼らが長年にわたって走り慣れた児島だからこそできる芸当なのであろう。
 過去には岡山は競艇王国と呼ばれた。だが99年以降、岡山の選手が児島の記念レースを勝っていない。競艇王国の全盛期を知る末裔たちが、明日も児島を疾走する。

(PHOTO・中尾茂幸<3~5枚目> 内池久貴<1~2枚目> TEXT・姫園淀仁) 


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混戦――2日目後半のピット

12007_1110_0455  7Rが終わった頃にピットに行くと、それまでにくらべれば、ピット内の雰囲気が落ち着いてきているようにも思われた。
 ペラ小屋の中には、大嶋一也、鈴木賢一、吉川元浩ら数人の姿があったが、それまでにくらべれば人数も減っていたのだ。
 ただ、これは「偶然のタイミング」だったようで、少し時間が経ってからもう一度、ペラ小屋を覗くと、作業をしている選手の数は、再びかなり増えていた。
 昨日にくらべれば、午後2時くらいの時間帯でも風がけっこう冷たくなってきたように、気温の上がり下がりが激しい季節であるだけに、ペラ調整を続ける選手が今後も減っていくことはないだろう。
 昨日まではモーター整備に力を入れていた小畑実成と三嶌誠司にしても、今日はペラ調整を中心とした作業になっていて、ともに12R近くまでペラ小屋での作業をしていた。
 また、写真の鈴木賢一は、昨日からペラ小屋にいる時間が長い選手の一人だ。ここまでの成績は6着2本とふるわないこともあり、なんとかしたいという気持ちも強いはずである。その想いが、見ていてもよく伝わってくるものなのだ。

22007_1110_0540  整備室にしても、昨日までにくらべれれば長時間の本体整備をしている選手は減ってきているが、ギアケース調整などをしている選手は依然として多く、とくに本橋克洋などは、何度なくギアケース調整を繰り返しているところが見かけられた。
 また、8R頃に本体を割っていた金子良昭は、一日のあいだ休みなく作業をしていた選手である。
 金子のここまでの成績は3着(初日)、6着(今日)となっているので、鈴木賢一同様に機力を上げたいという気持ちが強いのだろう。
 12Rの「プリンス選抜」に出走した中島孝平もかなりぎりぎりの時間帯までモーター調整をしていた選手である。

3r0015176  7Rと8Rの間では、試運転をしている選手も多かった。
 プリンス選抜の出走選手でいえば、白井英治と寺田祥は何周も一緒に足合わせをしていたし、田村隆信は森高一真と足合わせをしていた。
 その後、田村は森高と、互いの足の感触を話し合っていたなかで、声を出して笑っていたので、好感触が得られていたものと考えられる。
 ボートを装着場に引き上げたあと、ひと息ついてからプロペラを外してペラ小屋に向かったが、余裕のある表情をしていて、その行動も落ち着いたものだった。

4r0015172  田村と入れ替わるようにして、ほとんど同じ場所で作業を始めたのが松井繁だが、しばらくすると、自分のレースがかなり近づいている馬袋義則がカポック姿でその傍へと近づいていった。
 少し声をかけようとしただけだったのかもしれないが、しばらくの間は互いに笑い合って話をしていた。
 そして馬袋が選手控室に戻っていくときには、松井が「……したらあかんで。ほんまに!」と声を掛けていた。肝心の「……」部分が聞き取れなかったので、何を言ったのかはわからなかったが、そんなアドバイスが効いたのか、馬袋はこのレースで2コースとなりながらも勝っている。
 レースが行なわれる頃、松井は整備室に移ってギアケース調整作業をしていたが、レースが始まると、作業の手を止めてモニターでレースを見始め、馬袋の勝利が濃厚になったのを知ると、自分のことのように嬉しそうにしていたのも印象的だ。
 この後、松井は試運転から引き上げてきた佐々木康幸のモーター吊りを率先して手伝ったりもしていた。傍にいた選手がそれをするのは当然ともいえるが、そうした動きのひとつひとつや、その際の表情を見ていると、心身のコンディションが本当にいいのだろうなと感じられたものである。
 今日の結果は4着、5着と芳しくなかったが、まだまだ中心選手の座は譲らないだろう。

52007_1110_0384  好調選手が集まった11Rでは、寺田祥が勝利して、今節、連勝となっている。
 このレースで上位に入った選手はそれぞれに手応えを掴めていたようで、カポックを脱ぎながら話をしていた寺田、烏野賢太(2着)、仲口博崇(3着)は、そろって気持ちのいい笑みを見せていた。
 5着の松井にしても、金子に話しかけられたときには苦笑いとも取れる微妙な表情を浮かべていたが、その後に吉川元浩(6着)が傍に来ると、すぐに表情もやわらいでいった。記者陣に囲まれてレースを回顧する際にも記者たちの笑いをとっていたのだから、やはり「いい感じ」は持続している。
 寺田は、レース後、それほど間を空けずにペラ小屋に入ったが、ペラ小屋に入る直前には菊地孝平がそのペラを見ていて、ペラ小屋に入ってからは松井がやはりそのペラを見ながら話をしていたので、寺田のペラにはかなりの当たりが来ているのだとも考えられる。
 現時点で得点率は単独トップ! 今節の主役候補の一人になってきたのは間違いない。

62007_1110_0321  12Rのプリンス選抜について、「レース回顧」は別記事でUPされるが、重野哲之と中島孝平がフライングとなり、森高一真が1着、吉田拡郎が2着、田村隆信が3着、白井英治が4着となっている。
 重野と中島はともに今日一日、モーター整備を中心とした精力的な作業をしていた選手なので、この結果はなんとも残念だ。これで2人は賞典除外になるが、明日以降も手をゆるめることなく、最後までやれる限りの努力を続けてくれることだろう。
 レース自体がこういう結果のものだったからか、勝った森高の表情も微妙だったように思われた。引き上げの手伝いをしていた濱村芳宏は、「プリンス、プリンス」と森高をホメ殺し(?)していたが、それに対しても森高はプリンスっぽい仕草(?)を返したりすることなかったのだ。
 森高のことを「最もプリンスの称号が似合う男」と見るか「最も、らしくない男」と見るかは人それぞれだろう。しかし、森高自身にとっては、「通過点としての11点」を獲得した一戦に過ぎなかったのには違いない(このレースでは点増しがあった)。ここまでの出足は4着、5着と悪かったが、これで23位まで浮上しているのだから、ここから準優圏内に入っていくことも見えたきた。
 ……現時点で18位の松井の得点率が6点ジャスト。混戦模様はまだまだ続く!
(PHOTO/中尾茂幸=鈴木&金子&寺田&森高 +内池=その他  TEXT/内池久貴)


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機力と気力――2日目前半のピット

1r0015145  今朝のピットでも、選手たちは本当によく動いて作業をしていた。
 昨日の転覆の影響が気になる山本浩次と吉川元浩は、それぞれに整備作業などに精を出している姿が見られ、“気落ち”しているような感じは少しもしなかった。
 吉川はあいかわらず、寡黙な職人ぶりだ。装着場で入念にモーター周りのチェックなどをしたあと、3R出走のため、1R後にボートを降ろして展示ピットに着けているが、ボートリフトを待つあいだに空を見つめ、「……眩しいな」とでも言いたげな表情をしていたのが印象的で、いつもの様子とまるで変わらない。
 わずかばかり普段より表情が硬い気はしたのだが、3Rでも2着に来ているように「機力」が落ちていることはない、と見ていいだろう。電気一式、ギアケース、プロペラを交換しているが、そうした作業は実っているものと思われる。

2r0015148  山本浩次は、1R後にモーターにペラを取り付けて試運転に出る前にピット内を小走りしているところが見られたが、試運転を終えたあとにはゆったりとした動きで行動していた。
 1Rは吉田拡郎と話をしながら選手控室でレースを見ていたし、1R、2Rともに岡山勢のボートの引き上げを手伝ってもいた。そして、そうした作業を終えたあとには、ゆっくりとした足取りでペラ小屋に向かっていったりしていたし、その表情はなんとも涼しげに見えたのである。
 むしろ昨日までよりはリラックスしているとも受け取れたので、今日からの出直しが期待されよう(4Rは2着)。

32007_1110_0522  1R前に大きな声を響き渡らせていたのは菊地孝平だ。
 川﨑智幸と何かを話していたあと、別れ際に「はははは、8Rを見といてください」と言ったのだ。
 たしかに8Rに菊地は出走するが、その前に2Rがあるのにどうしてそう言ったのかはわからない(8Rでは、西島義則、小畑実成が進入で動いてくれると予想されるので、2枠の菊地は4カドあたりに入ることを想定してそう言った可能性も考えられる)。
 とはいえ、いかにも謎の男、菊地らしいセリフだといえようが、その2Rでは6コースからのスタートとなりながら3着に入ってきているように、足の状態は悪くない。そんな手応えがあるからこそ放ったセリフなのだと捉えていいはずだ。
 今日の菊地の表情はいつにもまして明るいので、今節の注目選手の一人としても推したいところだ。

4r0015155  1Rでは立間充宏、2Rでは柏野幸二が勝ち、地元の2人がそれぞれに今節の初勝利を挙げたのだから、ピット内ではいろんな選手の笑顔があちこちに咲いていた。
 とくに柏野は、自分のレースが目前となっている時間帯に森秋光と話しながら、実に気持ちのいい笑顔を見せていたので、1号艇に乗るこのレースもリラックスして迎えられていたのだろう。
 レース後に、カポックを脱いでいるところに菊地が近づいてくると、話しかけるにはまだ遠い距離である段階から笑顔を爆発させて、その後に二人で笑い合っていた。柏野と菊地は、「最高の笑顔コンビ」と命名したい。
 立間の場合は、勝ったからといって笑顔を弾けさせていることもなく、レース後すぐにプロペラを取り外してペラ小屋に向かった。地元の水面を知り尽くしているからこその行動なのだろうが、勝って兜の緒を締めるその姿勢には好感が持てたものだ。

5r0015137  2Rで2着に入った石田政吾に、レース直後、何かを話しかけて、うんうんと頷いていたのが松井繁だ。
 今朝の松井は、早い時間帯から行動的で、装着場でモーターやボートのチェックをしていたかと思えば、整備室に移動して、寺田祥と話しながらギアケースを調整するなど、あちこちでよくその姿が見かけられた。
 その様子からは、あいかわらずリラックスできているのが伝わってきたし、昨日のキングドリームを制した勢いをそのまま持続していくものと期待される。

62007_1110_0628  12Rの「プリンス選抜」に参戦する選手でいえば、白井英治、重野哲之、吉田拡郎がモーター本体に手をつけていた。
 とくに白井は整備室での作業がかなり長かった。
 白井はよくモーター整備をしている選手の一人といえるが、腰を屈めて熱心に作業を続けていたせいなのか……、途中で吉田に肩を叩かせたりもしていた。といっても、2、3回、トントンとやってもらっていた程度なので、後輩選手に強制労働をさせたわけではない(笑)。吉田も笑って「大丈夫ですかあ~?」などと言っていたのだ。
 吉田は地元だけあってよくリラックスできているようだし、白井もこうした整備による機力向上が見込めるはずなので、それぞれに注目の存在として挙げられよう。

7r0015157  重野の場合、整備室での作業は長くなかったが、装着場の隅っこで、モーターやボートの隅々までを長くチェックしていた。
 仕事熱心ということでは白井に負けない存在である重野だが、厳しい表情で黙々と作業をしている姿にはついつい見入ってもしまった。
 ……1号艇の田村隆信の姿などは早い時間帯にはあまり見かけられなかったが、この記事をUPしているあいだには本格的な作業に着手しているかもしれない。
 プリンス選抜ではどんな結果が出るのか、本当に楽しみである。
(PHOTO/中尾茂幸=菊地&白井 +内池=その他  TEXT/内池久貴)


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H本記者の『H記者への伝言』予想

 ありがとう大澤! 3レースで2連単7000円がズバリ的中!! 個人的にも2連単と、(配当が予想以上に高かったので手広く流した)3連単が的中し、本日のプラスは確定しました。が、まだまだ手は緩めません。ガンガン行きます!
 ただし、残念ながらH本記者予想は本日で終了。明日からはH記者にバトンを託します。H記者、20艇身くらいリードしているのですから、ちゃんと節間プラスで終わらせてくださいよ!

 現在の天気は晴れ。ちなみに午前中はずっと追い風が吹いていましたが、現在はコロコロと風向きが変わって舞っているような状態です。スタート遅れも想定しておいたほうがいいかもしれません。

7R
石田の足は信頼してよさそう。外3艇がやや頼りないので、相手は差す原田と、マクリorマクリ差しの三嶌。本線は石田アタマの舟券ですが、原田や三嶌の突き抜けも想定しておいたほうがよさそう。ボックスで。
【3連単】123 BOX

8R
非常に難解な一戦。機力が抜けている選手もおらず、進入もかなり流動的。誰が勝ってもおかしくない。こういったレースはスタート速い選手を買うのがセオリー。菊地、深川、福田の3人のボックス
【3連単】256 BOX

9R
初日3着2本の赤岩がスタートを決めて一気にマクリます。相手はインの川﨑、上手く立ち回りそうな田中、赤岩に連動する郷原の3人。3着は手広く。
【3連単】4→125→全

10R
好調な前本の逃げ切り。調子悪い守田、目立ったところがない草葉を切って、山本、西川、濱村の偶数3艇を相手に指名。
【3連単】1→246→246

11R
出走表を見た瞬間、思わず「贅沢すぎるメンバーだな」とつぶやいた一戦。王者・松井繁に、初日1着の烏野。昨日の8レースでハンパじゃない伸びをみせた寺田や、エンジン上位の仲口も。吉川や大庭だって機力は上位です。
 はっきりいって、どの選手からでも買える一戦。ならば、もっともネームバリューが低い大庭を買うのが、ギャンブル的には正解ではないでしょうか? 品のない買い方ですが、大庭が3着以内に入れば、必ず的中する買い方で。
【2連単】4=全 【3連単】全→全→4

12R プリンス選抜
進入は枠なり。もしくは森高が動いて1236/45あたり。これならすんなりと田村が逃げ切るでしょう。相手も差す白井と、マクリ差す重野。外枠3艇は3着も厳しいのでは?
【3連単】1→23→23


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H本記者の「本日はピンラッシュの日」予想!

 ありがとう西川! ありがとう一宮! ありがとう大庭! 初日のH本予想は、5レース的中で回収率は391%。自画自賛ですが、胸をはっていい内容ではないでしょうか。「舟券キング」とはいわずとも、「舟券ナイト」くらいの成績は残していると思います。
 11月11日、今日はピンラッシュの日。舟券キングを目指して突っ走っていきますよ!

 今日の児島の天気は晴れ。現在の気温は低いですが、お昼になるとかなり上がりそうな気配。風もあまり吹いていません。潮は大潮で満潮時刻は12時6分、干潮時刻は18時11分です。

1R
初日は6着に敗れたが川北の競走は積極性に溢れるもの。足は「中の中」といった感じであるが、このメンバー相手ならマクリ切れるはず。相手は川北に連動して本橋。穴候補で郷原も少々。
【3連単】3→124→124 【2連単】2→134

2R
地元でイン戦の柏野や、ドリーム戦4着の菊地が人気を集めそうですが、どちらも今ひとつ頼りない。ならば穴。林のエンジンがそこそこあるように見えるので、そこから。
【3連単】3→125→125 【2連単】3=1 3=5

3R
もう一丁センターから。マクる吉川に森高が抵抗してできた差し場に、大澤が飛び込みます。近節好調の21号機、そろそろ火を噴いていいのでは?
【3連単】3→125→125 【2連単】3→全

4R
積極的に攻めるマクリ屋がおらず、このメンバー相手なら深川が逃げ切れるでしょう。ドリーム戦転覆の山本が、どこまで機力を上昇させてくるかにも注目。
【3連単】1→25→256

5R
ここも上位級の足をもつ仲口が逃げ切ります。岡瀬や佐々木の調子が上がってこないだけに、相手は外枠の3艇で。
【3連単】1→456→456

6R
大嶋と金子がいますが、意外に各選手が枠を主張して、枠ナリでおさまる可能性が高いのではと思っています。ドリームを制した松井と、インを守りきる濱村の折り返しで。
【2連単】4=1

後半予想は13時ごろアップ予定!


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2日目!

2007_1110_0671  昨日に引き続き、本日も児島は快晴! おだやかな気候で、「絶好の競艇日和」になりそうです。
 昨日のキングドリーム戦は松井繁が制していますが、機力的には松井の足が飛び抜けていいわけでもないので、これから新注目選手も現われてくる混戦になっていくものと予想されます。
 本日の12Rは「プリンス選抜」!
 1号艇=田村隆信、2号艇=白井英治、3号艇=重野哲之、4号艇=中島孝平、5号艇=森高一真、6号艇=吉田拡郎と、フレッシュながらも実力ある顔ぶれが揃い、どんなレースになるのかと期待されます。インの田村が固いとの評価もありますが、地元の雄・吉田拡郎にも期待したいところです。
 午前中の推奨レースとしては3Rなどが挙げられます。「大澤普司と西川新太郎に注目! 確たる理由はありませんが、西川の足は今節のなかでも注目すべきもので、大澤はピットでの雰囲気がいい」とはU記者談。3Rで穴を狙うなら、5Rでは1号艇=仲口博崇で固く狙うのもいいかもしれません。
 なお本日は、5R&9R発売中にイベントホールで「ちびまる子ちゃんワールド」キャラクターショーも行なわれるので、お子様連れのお客さんも楽しめるはず! 今日も一日、舟券購入&家族サービスで張り切ってまいりましょう!!
(PHOTO/中尾茂幸)


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児島・競艇キングカップ 初日注目レース回顧

【キングドリーム戦・私的回顧】

2007_1109__0440  初日12レース、キングドリーム戦は、明暗分かれる一戦となった。

 明るい日差しが差し込んだのは松井繁。
 ほぼそろったスリットとはいえ、松井はコンマ24の6番手スタート。しかもレバーは放り放り。本来なら、かなり分が悪い態勢であったはずだ。
 ところが松井は、平凡な37号機の行き足を、すでに高いレベルに持ち上げていた。あっという間に伸びて、外に絞りマクリを打つチャンスを与えない。
 ほぼ横一線のまま1マークが近づいてきた。これなら松井が真っ先にターンマークを回れる。

2007_1110_0687_2  問題は回り方だ。
 2コースの西島は早々に差しに構えたが、3コースの田中信一郎がギリギリまでマクる素振りをみせて、松井をゆさぶっている。
 はたして、田中はマクリなのか? マクリ差しなのか? 落として回れば外から叩かれるし、握って回れば外に流れるかもしれない。

 でも、関係なかった。
 強く握って回った松井のターンは、サイドがガッチリとかかっている。
「差せるものなら差してみろ!」
 そう言わんばかりの豪快な旋回。ほかの5艇をまったく寄せ付けず、1コーナーから立ち上がると一気に伸びて逃げ切った。 

2007_1110_0583  昨日の笑顔が暗転したのは山本浩次。
 抜群の破壊力を誇る69号機を手に入れたというのに、前検・初日と思うような足にならない。ピットの休憩室でタバコを吸う姿も、アンニュイな表情にみえた。

 良いはずのエンジンが良くない。それだけでもショックだというのに、レースはさらに最悪の結果となった。1マークで西島と接触して転覆したのである。

 ドリーム戦は6着でも5点の得点が入る。だが転覆だと0点。山本が準優出するためには、明日からの5走で36点を叩き出さなければいけない。1走あたり必要な着順点は7.2点。2走・2着3着ペースでは間に合わない。これはかなりキツい。
 ただ不幸中の幸いといえるのは、69号機がエンジン交換にならなかったこと。過去に神々しい光を放っていたこのエンジンに、いかに命を入れていくか。明日から、山本の本当の手腕が問われる。

2007_1109__0883  西島も暗。ピストンリングを総取りかえしたのに、足は一向に上向いてこない。さらには山本との接触で不良航法を取られ、せっかくドリームに乗ったというのにマイナス1点からのスタートになってしまった。初日から背水の陣という状況を、西島はいかに戦い抜くのか。興味は尽きない。

 2コーナーを立ち上がったときには2着目もあったものの、転覆艇の影響で3着に落ちた原田幸哉はやや暗。逆に2着10点が手に入った田中信一郎はやや明といったところ。そして明とも暗ともいえない結果となったのが、6コースから4着の菊地孝平である。エンジンがイマイチなことがわかっただけに、明日からはスタート勝負に出るのかもしれない。

 キングドリーム戦は明暗分かれる一戦だった。が、禍福はあざなえる縄のごとし。松井の「明」が一節間続くとは限らないし、山本が一気に明転するかもしれない。
 今大会の看板6選手、最終日にいったいどの立ち位置にいるのか? それを追いかけ見届けることは、6日間で完結する物語を読むようなもの。明日からも、ドリーム戦士たちの動きに注目されたし!

 

 
【本日の私的MVP】

 児島・競艇キングカップ初日は、1回走りの選手の活躍が目立った。1レースで強引マクリが届いた西川新太郎を皮切りに、差して3レースを制した深川真二、5レースで展開突いた大庭元明、8レースのバックで強烈に伸びた寺田祥。9レースを勝った前本泰和や、10レースの烏野賢太も1回走りの選手である。
 その結果、初日終了時点で得点率10点異常の選手が9人もいる状態となった。明日以降、10点選手の動向がシリーズのカギを握ってくるだろう。

2007_1110_0831  そんな中、2回走り組で気をはいていた選手が一人いる。香川の三嶌誠司だ。
 前検終了時点には「よくない。スタートが届いていない」と、自分の引いた48号機を嘆いていた。実際にスタート練習や足あわせを見ても「整備巧者の三嶌でも今節はキビしいのでは?」と思わざるをえない内容であった。なのに、三嶌には初日から1号艇が回ってきた。今の競艇は「1号艇でできるだけポイントを稼ぐ」が準優出への必須課題。あと数時間でエンジンを戦える足に仕上げないと、今節の優出は絶望的である。
 でも、三嶌はそれをやってのけた。
 6号艇で回り込んで、スローの3コースを取った7レース。このスリット前後で抜群の行き足をみせ、さらにはコンマ06のトップスタートを決めた。いつでも内は潰せそうだったが、絞りにはいかずハコマクリ。派手なレースである。
 2走目の11レース。インコースから逃げようとするも、こちらは外に流れてしまい2着に敗れた。競走内容自体は悔しいだろうが、最悪の状況から、たった1日で準優出ノルマの半分――18点をゲットしたのだから素晴らしい。
 ちなみに今節の三嶌の平均STは、コンマ09で第3位に位置している。ゼロ台の快速スタート、7レースでみせたハコマクリ、そしてたった数時間でエンジンを蘇らせる整備の技量。今大会の三嶌は、若々しさと老獪さを兼ね備えているようにみえる。

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・姫園淀仁) 
 


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熱く静かな闘い――初日後半のピット

2007_1110_0871_2   午後になっても、児島のピットは熱かった! 気温にしても11月とは思えないほど高かったのだが(7R時点で19度と、本当に過ごしやすい)、それよりもとにかく、選手たちの闘志が熱いのである!!
 ムンムンした闘志というわけではないし、殺気立つ緊張感があるわけではないのだが、52名の選手がそれぞれに発散している「静かな闘志」がピット内を支配しているようにも感じられたのだ。
 前半のピットリポートをUPしたあと、ピットに行くと、星野政彦、本橋克洋がモーター本体を整備しており、仲口博崇、深川真二、菊地孝平がギアケースの調整をしていた(写真は仲口)。
 とくに菊地は、午前中には本体を割っていたので、ずっと整備室での作業を続けていたのだろう。昨日、“整備室の番人”と化したかのように本体整備をしていたのは西島義則だったが、西島は作業にある程度のメドが立ったのか、作業をしている姿はあまり見かけられなくなっていた。そんな西島とバトンタッチして、今日は菊地が整備室の番人となっていたわけである。
 7Rの出走とほぼ同時に、菊地と仲口がギアケースを取り付けていたが、それぞれにその眼差しは鋭く、口は真一文字につぐんでいたのだから、二人が並んでいる姿は印象的だった。

2007_1110_0526  菊地に対しては、モーターの調子を尋ねてみたが、わずかなあいだ考えた顔をしたあと、「ひととおり点検はしたんで、今から試運転してみます」と言って、菊地らしい笑顔を見せてくれた。
 10R前の試運転から引き上げてきたときにも遠目で様子を見ていたが、それなりの手応えはあったのだろうと思われる。
 ボートを係留しながら、足合わせをしていた重野哲之に対して、大きな声で「どう?」と声を掛けていたのだが……。
「出足はいいかな?」(by菊地)、「伸びもけっこういいですよ」(by重野)「マジで?」(by菊地)
 といったやり取りを、笑いながらしていたのだ。……12Rのドリーム戦では4着となったが、明日以降の闘いに期待は持てるだろう。

3r0015116  また、7R前頃には「待機ピット」が大繁盛状態にもなっていた。10人ほどの選手が試運転に出たり入ったりしながら、調整を繰り返していたのである。
 そのうちの一人、松井繁は、岡本慎治と何かを話していたあと、間を空けずに金子良昭とも話し込み、何度となく笑顔を見せていた。こうした場所ではたいてい、「足の感触」について意見を交換し合うものなのだから、松井もまた好感触を得ていたものと思われる。

 そして、ピットに目を移せば、少し前までは松井と話をしていた岡本が、今度はレースを目前に控えている三嶌誠司と話し込んでいた。三嶌はこのとき、笑って話をしながら、いつものようにストレッチもしていのだから、なんとも三嶌らしくて、見ているこちらも思わず笑みを浮かべてしまったほどだ。

4r0015121  さらに目を移せば、いつのまにかピットに戻ってきていた金子良昭は、今度は川﨑智幸と話しこんでいた。ほぼピットの中央に当たる場所で、午前中は金子のボートが置かれていた場所なのだが、このときは、川﨑のボートが置かれていたため、それを挟む格好になっていた。
「整備屋」ともいえる二人が話し込んでいる様子からはしばらく目が話せなかったが、川﨑が金子にプロペラを見せていたりもしたので、整備やプロペラについて意見交換をしていたのだろうと想像される。

2007_1110_0779  ペラ小屋はもちろん、一日を通してずっと繁盛していた。
 ここで見られた選手の名前を列記していけばキリがないほどだが、地元のペラグループ「イーグル会」の岡瀬正人のほか、濱村芳宏、烏野賢太、前本泰和、鳥飼眞、山崎哲司といった、いかにもな顔ぶれがよく目についた(写真は岡瀬のもの/イーグル会のリーダー、小畑実成はレース後もモーター整備を中心とした作業をしていた)。

 なお、今日は9R一回乗りで、4号艇5コースから1着している前本にモーターの調子を訊いてみると、「う~ん」と少しうなってから「良かったり悪かったりですね」と笑みを浮かべていた。
 どこまでも前向きで、整備作業から手を抜かない前本なので、今後もさらに機力を上昇させてくることはずだ。

6r0015127  11Rでは吉川元浩が転覆するアクシデントがあったが、本人に異常はなく、その後すぐに、着水してしまったモーターを分解して整備し直していた。
 黙々とその作業を進める姿は、まさに職人である。
 その吉川の作業の様子を少し離れたところから見守っていたのは、前検日には同じタクシーで競艇場に入ってきていた松井だ。
 次にレースを控えていながらも、けっこう長く様子を見ていたが、問題ないと判断したのだろうあとに選手控室へと移っていった。

 今日の松井は、一日を通して輝きに満ちていた気がする。
 展示航走前にはボートに乗り込む直前にいつものように軽くジャンプしていていたし、吉川の様子を見ているときには軽く屈伸をしていたりしたので、足(注;体の「足」です)の状態については、万全とまではいかないにしても問題はないのだろう。また、あちこちでいろんな選手と話をしながら笑みも浮かべていたように、精神的にもゆったりと構えられる機力とコンディションになっているものと思われる。

2007_1110_0608  12R、キングドリーム戦についての解説は別項に譲るが、見事に逃げ切り、松井が勝利している。
 レース前に、自分に気合いを入れ直すようにお尻をパンパンと叩きながらピットへの階段を下りていく姿が松井らしければ、レース後、こうした結果も当然というふうなムードを醸し出していたのも松井らしい。どんなレースであっても、勝って当然と考えるようなことはないのだろうが、「王者の貫禄」というものをまざまざ見せ付けられた気がしたものだ。
 カポックを脱いでいたとき、2着の田中信一郎が傍に来ると、お互い何も言わずに目と目で頷き合っている場面にもしびれた! 松井も田中も、「男が見てもしびれる選手」という点では共通しているが、こうしたシーンを見たときには、よりいっそうそんな思いが強くなる。
 ……このレースでは、エースモーターを駆る山本浩次が転覆してしまい、明日からどうなっていくかも気になるところだ。山本の体に異常はないようで、普通に引き上げてきたあと、ピット内を歩いていったが、さすがにその表情には気落ちしているようなところがあったようには感じられたものだ。ただし、そうはいっても、目の光は失われていなかったのだ。
 山本の立て直しには期待したいし、明日からの児島では、「混戦の様相」を呈したいっそうの激戦が繰り広げられるはずである。
(PHOTO/中尾茂幸=仲口、菊地、岡瀬、松井2枚目+ 内池=その他   TEXT/内池久貴)


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SG並み!!――初日前半のピット

1r0015104  SG以上にSGジャンパーを着ている選手の姿が目立っている気がした。たとえば、3R後に引き上げの手伝いに出てきた選手のなかだけでも、大嶋一也、星野政彦、烏野賢太、石田政吾、鳥飼眞、赤岩善生、菊地孝平がそうだったのだ。
 SGジャンパーに袖を通すことには、意味を感じている選手もいれば、特別な意識を持たない選手がいるのかもしれないが、こうした姿の選手たちを見ていると、その気合いがはっきりとこちらに伝わってくるような気がするものだ。
 3R後には、レースから引き上げてくる山崎哲司を待ちながら、大嶋一也と赤岩善生が話をしながら笑い合っているシーンも見かけられた。大嶋の笑顔はとても気持ちのいいものだったが、引き上げの作業が済まされれば、すぐに自分の作業に戻っていく。
 そうして、児島のピットでは、SG以上と言っても過言ではないほどに、各選手が懸命な整備作業を行なっていたのである。

2kawasaki0605  川崎智幸や松井繁、前本泰和……など、ペラ小屋は大繁盛だったし、三嶌誠司、菊地孝平、森高一真はモーター本体にも手をつけていた。
 それぞれに黙々と作業をしていたし、三嶌は作業の合間、合間に小走りもしていた。これはいつものSGでも見られる「三嶌スタイル」とも言えるものであり、本当に頭が下がるばかりの真摯な姿勢なのだが、そのスタイルが少しも崩されることなく、そのまま貫かれていたのである。
 朝のドリーム選手直撃インタビューで「最後まで力を入れていきます」と話していた菊地にしても、その言葉に偽りはなく、話しかけることなどはとてもできないほどの雰囲気を醸しだしていたものだった。

 エースモーターを引いた“気になる存在” 山本浩次はギアケースの調整を中心に作業をしていたし、ギアケース調整組としてはほかに、草場康幸、西川新太郎の名も挙げられる。朝の開会式で、前回児島における転覆の汚名返上を宣言した西川や、知る人ぞ知る整備の鬼ともいえる草場への期待も大きくなってきた。

42007_1109__0653  また、早い時間帯に誰よりも目立っていたのが森秋光だ。
「伸びがすごい!」と評判の22号機を引いており、今日は6レース一回乗りの1号艇だから頷けることだが、ペラ調整をしたあとすぐに試運転に飛び出していったかと思えば、引き上げてきてすぐにペラを交換してまた試運転に飛び出していくというように、ベストの状態をつくりあげることに余念がないようだったのだ。
 印象的にいえば、少しバタバタしていた感もあり、焦りの気配も感じられなくはなかったが、きっちりと足が仕上がってくれば、一節を通して怖い存在になってくることだろう。

 また、昨日は、モーター本体を徹底的に整備していた西島義則は、今朝も早い段階でピストンを触っていたが、傍にいた小畑実成と何かを話しながら笑っていたので、リラックスしている印象を受けた。昨日の時点では、好感触は得られずにいた西島、小畑はそれぞれに、「上向いている手応え」を感じているのかもしれない。

52007_1109__0502  昨日の前検では、スタート練習中の接触によってボートを破損させてしまった佐々木康幸も、額に汗を浮かべながら作業をしていた。
「昨日の影響はないですか?」と声をかけてみると、「影響はないですね」と答えてくれている。
「ただ、その前からあった乗りづらさみたいなものは、まだ変わってきてないですね。ボートですか? 交換はしないです」
 と続けているので、整備状態に関してはまだ模索中ともいえるのだろう。
 それでも、その表情はとても明るかった。筆者が佐々木に声をかけるのは初めてだったが、それにもかかわらず、ずいぶん気さくに答えてくれたのも嬉しいところだ。

6r0015105  待機ピットの奥で、孤独に作業をしていた柏野幸二も、午前中に気になった選手の一人だ。遠目でしか見えない場所だったので、何をしているのかははっきり確認はできなかったが(ペラの具合を見ているようではあった)、昼前のやさしい光の太陽に照らされていたことあり、なんだかとてもいい感じに見えたのだ。
 集中とリラックスが、ほどよく融和しているのだともいっていいだろう。そんな柏野にも期待したい。
(PHOTO/中尾茂幸=川崎、森、佐々木+内池=その他    TEXT/内池久貴)


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H本記者の「少しは舟券キングに近づいたのではないでしょうか?」予想

 見えてます! 見えすぎちゃってます!
 1Rは西川がマクり切って3連単11100円が本線的中! 2Rも一宮が2着に入って3連単が的中! 勝負レースに指定した4Rも2点買いで的中! 大幅プラスで前半戦を終え、金銭的にも勝負駆け大成功です。これで私も、数歩くらいは舟券キングの座に近づけたのではないでしょうか? この勢いにのって、後半戦もガシガシ攻めていきます!

7R
前半レースで2着に入った守田ですが、やはり足に不安は残ります。スタートも遅れていましたし。ここは馬袋の差しに1票。穴なら池本、滝沢が怖そう。とりあえず三嶌は様子見。
【3連単】2→145→145

8R
ここはエンジン良い重野の逃げ切り。相手は横綱足に見立てた寺田祥と、2レースを逃げ切った福田雅一。山崎は、前半レースで中島に競り負けたのが足の不安を証明している。切り。
【3連単】1→56→356

9R
小畑がどこまで動いてくるか? 金子のスーパーピット離れは出るのか? 進入から難解な一戦。こういうときはスタート速い選手でいくのが常道。白井と勝野で。
【2連単】3=1

10R
ここは逃げる大嶋とさばく赤岩の一騎打ち。3着に何が入るか難しく、配当が低くとも2連単で攻めたい。
【2連単】1=5

11R
逃げる三嶌と差す田村。前半レースを見てみないと何ともいえないが、三嶌の足はまだまだのように感じる。田村の差し抜けを本線に、相手はコースを利して三嶌。それに川﨑と吉川も。
【3連単】2→134→134

12R キングドリーム
エースモーターを引いた山本ですが、まだ仕上がりきっておりません。これなら中堅級はある松井でも充分に戦えます。相手は田中信一郎と原田幸哉。山本は3着候補。西島と菊地は足が不安。
【3連単】1→35→345 


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開会式&ドリーム選手直撃インタビュー

12007_1110_0033  イベントホールに入りきらないファンは、二階からの立ち見状態になるなど、大盛況で迎えられた開会式! ステージのカーテンが開くと、52名の選手が勢ぞろいしていて、大声援が送られた。
 各選手の挨拶は、「ひさびさの児島ですが、ご声援お願いします」という大嶋一也を一番手に、登番順で行なわれている。
「気合い、入れていきます」という地元の小畑実成の番などにはひときわ大きな声援が送られていたものだ。
 また、5R&9R発売中にトークショーを行なう小倉優子を意識したのか、烏野賢太はニヒルにひと言、「優勝目指して、がんばりんこ」と決めていた。

22007_1110_0083  そんな烏野のライバル(?)になりそうな存在が鈴木賢一で、こちらは「ゆうこりんに会いに来ました。がんばりんこ」とさわやかに決めている。

 一方、仲口博崇は「最近、元気がないんですけど、この児島でなんとかリズムを変えたいと思います」と、かなり大きな声で、“元気”に宣言していたのが印象的だ。

 また、フライング休みのために、今節が今年最後の闘いとなる菊地孝平は「皆さん、良いお年を!」という挨拶を、この時期に早くも聞かせてくれた。

32007_1110_0143  さらに、ユニークといっていいのか印象的だったのは西川新太郎だ。
「前回、児島の優勝戦(9月「スポーツ報知杯」)では転覆して迷惑をかけてしまったので、その分、万舟券を出せるようにがんばります」ということだったので、期待したい。

 川崎智幸、柏野幸二など、地元選手に対する声援が大きかったのは当然であるが、アウェイ勢で人気だったのは、やはり松井繁や田中信一郎など。近県だけあり、大阪勢などはやはり児島とのつながりが深いのだといえるだろう。
 そして、開会式でもっとも大きな声援が送られていたのが原田幸哉だ。あまりの声援の大きさに何を話しているかも聞き取れないほどだったのである。

42007_1110_0159  もちろん、地元の期待り星、吉田拡郎も大人気で、選手紹介のあとには「白熱したレースを繰り広げていくことを誓います!」というフレッシュな選手声援をして大声援を送られていた。

――開会式に引き続いて行なわれたのがドリーム選手直撃インタビュー。
 以下、それぞれの選手の印象的な言葉を挙げておく。

52007_1110_0039【1号艇・松井繁】
「(負傷していた)足のほうはレースができる状態なりました」
「モーターの雰囲気はいいです。何がいいというより乗ってる感じがいいですね」
「1コースから行きたいと思います」
「優勝します!!」

【2号艇・西島義則】
「最近の調子は上向いてきています」
「モーターは、勝率のわりには力がない感じですが、ひと通り整備して上向いてはきています」
「ピット離れでやられなければ2コース」

【3号艇・田中信一郎】
「モーターはまあまあですね」
「(作業はペラ中心?)それしかできないんで」
「基本的には枠なり」
「児島は地元のつもりなんでがんばります」

62007_1110_0062 【4号艇・山本浩次】
「モーターは思ってたよりは良くなかったです」
「出るとは思うんですけど、ちょっと時間はかかるかもしれません」
「いいエンジン引いたんで、優勝できるようにがんばります!」

【5号艇・原田幸哉】
「(モーターは)昨日乗った感触では、まだまだいろいろやらなければいけないな、という感じでした」
「整備、ペラ調整、試運転を繰り返していくことになると思います」
「とにかくエンジンを仕上げることだけ考えています」

【6号艇・菊地孝平】
「(今年1年を振り返ると)久しぶりに悪い1年だったと思います」
「(だからこそF休み前のこの節では)いいイメージを残しておきたいと思います」
「モーターは、出てることもないけど、下がることもなく普通だとは思います。時間はあるんで、まずエンジンを整備していきます」
「今年最後ですが、最後まで力を入れていきます」

……とのこと。
白熱したドリーム戦が期待されるものだ!
(PHOTO/中尾茂幸)


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児島周年開催期間中のショップ情報!

Dscf0673  競艇キングカップ開催中、入場門を入ってすぐ左側には『FOOD SQUARE』が設置されています。ハンバーガー、ケバブ、揚げパン、バーベキュー、うどん……と、様々な飲食店のブースが出店しています。舟券道楽だけでなく、食い道楽な人も児島競艇場へGO!

【出店店舗名(主なメニュー)】
・RACCOS BURGER  (バーガー)
・ガミーズ・ダイアナ(ケバブサンド)
・給食当番     (揚げパン)
・本多商品事業(千屋牛バーベキュー)※10~11日、15日のみ。
・ナジ屋   (アラビア料理)
・笠岡ラーメン(ラーメン)※10~11日のみ。
・かもがた麺業(手延べうどん)

Dscf0670  また、入場門を入ってすぐ左手では『日本財団 shop人にやさしく販売会』も開催されております。
「shop人にやさしく販売会」とは、福祉施設で働く人たちが作った商品の販売会です。
 その商品には大量生産の画一的なものとは違う、手作りの味や良さがあり、たくさんの人々に好評を博しています。こちらにもぜひ立ち寄ってみてください。


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H本記者の「めざせ舟券キング!」予想!

 おはようございます! 初日・2日目の予想を担当させていただくH本です。
 本日の児島の天気は晴れ! 湿度は低く、やや肌寒い空気が自分の身と心をキュッと引き締めてくれるように感じますね。
 児島水面の特徴は「潮の干満差が激しい」こと。満潮時になるとアウトコースはかなり苦戦します。潮の状況はかならずチェックすべし。
 とくに初日・2日目は潮がもっとも高くなる「大潮」だけに、より注意しておきましょう。本日の満潮時刻は11時34分、干潮時刻は17時39分です。

1R
逃げる地元の岡瀬に、前検で気配の良かった西川新太郎が襲い掛かかって一騎打ちに。ヒモに池本、川北、立間を。コース取りにいくかもしれない森高は足が良くなく、不安が残るため切ります。
【3連単】3=1→245

2R
足りないかもしれません。が、先物買いで昨日「金星候補」にあげた一宮のマクリ差しに賭けてみたい。本線は逃げる福田とのウラオモテ。どうせオッズはつくでしょうから残りは総流しで。
【3連単】1=5→全 【2連単】5→全

3R
ダッシュ勢が頼りない分だけ、すんなりと中島の逃げが決まりそう。2番手も2号艇の林。ほぼ満潮時刻なので、セオリーどおりアウトコースは嫌います。
【3連単】1→2→34

4R 勝負レース!
大潮の満潮水面に、選手班長で地元の重鎮の小畑が1号艇。「小畑さん、逃げてください」という番組なので、コレに乗らない手はありません。相手は動きいい仲口と、さばく重野に絞って。
【3連単】1→46→46

5R
1号艇の佐々木ですが、前検を見る限りでは、足・スタートともにイマイチ信用できません。大嶋も動いてくるでしょうし……。ここはセンターから攻める大庭で高配当を狙います。
【2連単】3→全

6R
最強の伸び型エンジン・22号機を引いた森が人気になりそうですが、スローからの競走にはむいていないような気もします。邪道かもしれませんが、森の2着づけ舟券で。
【3連単】235→1→全

 選手たちは賞金王決定戦や総理杯への勝負駆けですが、ギャラ支払日前の私も、金銭的にココが勝負駆け。競艇キングならぬ、舟券キングを目指して戦い抜くつもりです!
 後半レースは13時ごろアップ予定。


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初日!

2007_1109__0664  本日は快晴なり! 朝方は少し冷え込みましたが、現在は風もほとんどない晴天で、水面には眩い太陽が照り付けています。
 すでにお客さんも数多く詰め掛けてきており、今日から開幕する『児島55周年 競艇キングカップ』は、大いに盛り上がっていきそうなムードです。
 本日は、開会式があるのはもちろん(この後、速報予定)、5R&9R発売中にはなんと、小倉優子トークライブもあるのですから、全国のゆうこりんファンは今からでも駆けつけるべきかも! 7Rは「こりん星カップ」と命名されているのですから、これを見ずして、ゆうこりんファンは名乗れません。
 12R「キングドリーム」も、1号艇・松井繁、2号艇・西島義則、3号艇・田中信一郎、4号艇・山本浩次、5号艇・原田幸哉、6号艇・菊地孝平と、文字通りキング揃いの見逃せない一戦となっています(※写真は菊地孝平)。
 また、U記者推奨レースとしては、4Rが挙げられているようです。「1号艇=小畑実成が、選手班長として幸先のいいスタートを切ってくれるでしょう」とはU記者談。
 ……今日から6日間、児島で繰り広げられる熱い闘いに注目してください。

 なお、本日からの発売場を以下のとおりです。

<競艇場>
浜名湖、尼崎、鳴門、丸亀、宮島、徳山、下関、福岡、唐津
<ボートピア等>
河辺、川崎、大郷、玉川、習志野、市原、名古屋、京都やわた、梅田、神戸新開地、姫路、まるがめ、朝倉、土佐、松江、呉宮島、呉徳山、金峰、高城、三日月、ミニBP滝野、ミニBP洲本、前売場外ミニット、オラレ呼子
……他にも三日目・四日目・五日目から発売される場もあります(上記発売上も、ご利用の前には念のためご確認願います)
 電話投票コードは「16#」です。
 それではレッツ・ファイト!!

(PHOTO/中尾茂幸)


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それぞれのムード――前検日のピット

2007_1109__0782  前検日は、やはりあわただしい。
 モーター抽選後、わずかな休憩をとってピットに出ると、すぐにそれぞれの作業に着手する。
 かなり早い時間に水面に飛び出していったのは、西島義則、松井繁、田中信一郎などで、最初から整備室にモーターを運び入れて手を付けていたのは、白井英治、寺田祥、重野哲之などだった。また、松井は試運転を終えたあと、整備室で「モーター台帳」に目を通していたが、松井と同様に、これまでの整備履歴などをチェックしていた選手としては、草場康幸、中島孝平、森高一真などが挙げられる。
 作業はそれぞれだが、何もしないでいる選手などは一人もいなく、それぞれに自分のやり方で、スタート練習までの時間を、可能な限り有意義なものにしようとして過ごしているわけだ。
 そんな中、なんとなく気になったのは大澤普司だ。なぜ、気になったのかといえば、理由はない。……だからこそ、なんとなく、なわけだが、ピットの隅でモーターと向き合う「寡黙な姿」が妙に気になったのである。
 これまでは、じっくり取材するチャンスがなかった選手なので、今節は「理由もなく気になった理由」を探るためにも、俄然、注目したくなってきた。

2007_1109__0759  また、地元の若手選手である吉田拡郎も、今日のピットを見ていて、気になった選手である。
 今節は最若手といえる選手の一人なので(吉田拡郎が90期で、郷原章平が91期。その上は山崎哲司の87期となる)、ボートの引き上げなど、いろいろ作業が増えるのは否めない。
 しかし、そうして忙しげに動き回りながらも、あわてている感じがまるでなく、妙なほど落ち着いてるいるように見えたのだ。だからといって、ふてぶてしく見えるわけではなく、とにかく自然体そのものでいるようにしか見えなかったことに好感が持てたのだ。
 地元だから、といえば、たしかにそれが理由なのだろう。しかし、ただそれだけともいえないほど悠然として見えたこの25歳の若者の活躍に期待したい。

2007_1109__0889 2時頃からスタート練習が始まったが、練習から引き上げてくる選手の顔には、ある種の明暗が分かれているものだ。
 もちろん、どの選手もプロのつわものなのだから、どれだけモーターに手応えがあっても高笑いしながら引き上げてきたりはしないし、かなり厳しいと感じていたとしてもしょげかえっていたりするもことない。それでもやはり、それぞれの表情にはどことなく、手応えの良し悪しが反映されているようにも見えるものなのだ。
 たとえば第1班。練習後、記者陣に囲まれていると、明るく笑いながらギャグのような言葉を飛ばして記者陣を笑わしていたのが西島義則だったのに対して、記者に声をかけられて、まず首を傾げたのが小畑実成だった。
 そんな場面ひとつをとっても明暗があらわれているように見えたわけだが、その印象がそのまま正しいかといえば……、実をいうと、そうでもないのが難しいところだ。
 この両選手は、この後、整備室でモーター整備に本格的に取り組んでいたのだが、とくに西島は、まったく手を止めることなく、すべてのスタート練習が終了するまで、モーターと格闘し続けていたのだ。
 そんな様子を見ていると、モーターがいいのか、悪いのかもよくわからなくなってくる。
 そこで、作業が終わりかけていた頃に「モーターの調子はどうですか?」と確認してみると、「悪い!」とひと言できっぱり返されたのである。
 そうは言いながらも、少しも不機嫌な様子を見せずに笑っていたのは、人柄ゆえのものなのだろう。スタート練習後に記者陣を笑わせていたときには、遠目で見ていたので何を言っているのかは聞き取れなかったのだが、それもまた人柄ゆえのものだったのかもしれない。

2007_1109__0898  一方、首を傾げた小畑はどうだったかといえば、こちらはやはり、いい手応えまでは掴めていなかったようだ。
 各班の練習が終わるたびにモーター吊りの手伝いに駆けつけるなどして、整備に集中はしきれてはいなかったのだが、西島と同様、すべてのスタート練習が終了するまで整備を続けていたのである。
 僚友・川崎智幸をはじめとして、深川真二や立間充宏など、多くの選手に話しかけられてくるたび、笑顔を返して話し込んだりもしていたが、そんな姿もまた、この人らしかった。実をいうと、明日(土)発売の『BOATBoy』に記事を掲載するため、最近、小畑のインタビューをしているが、小畑という人は、どこまでも男っぽく、人付き合いというものを大切にしている選手なのである。
 作業がひと段落したころ、モーターについてを尋ねてみたが、やはり「実績もないし、それほど期待ができるモーターとは言えないですね」という回答だった。
 ただ、そう言ったあとに小畑は、間をあけずにこうも付け加えている。
「でも、コースを取ってスタート勝負で行けば、もたない足じゃないですよ」
 この言葉からすれば、良くも悪くもない数字どおり(2連対率31%)のモーターといったところなのだろう。
 しかし、どうしても結果を出したい地元の記念であるからこそ、物足りなさを感じて、首を傾げたのだとも考えられる。
 地元・児島であればスタートも見えているだろう。また、整備力には定評があるだけに、この後、どんどんと足を仕上げていく可能性は高いはずだし、今節の小畑からは目を離せなくなりそうだ。

2007_1109__0969_2   足に関していえば、手応えをつかめていたのだろう選手の一人は、2連対率51%の69号機を引いた山本浩次だ。
 山本はかなりのポーカーフェイスといえる選手で、スタート練習から引き上げてきたときも表情はほとんど変えずにいたために、本当に手応えを掴めているのだろうか……と、こちらも判断しにくかった。
 しかし、なんと、その後に山本は、柏野幸二と話しながら……笑っていたのである!
 同県の選手と話していれば、誰だって笑うことくらいあるだろう、と思われるかもしれないが、山本の元同期である野中文恵・元選手(現、解説者)の証言によれば、「簡単には笑わない男」であるらしいのだ。
 そう考えれば、好感触を掴んでいるものと判断していいだろう。少しばかり強引な理屈であるかもしれないが、まずは明日のドリーム戦に期待したい。

 また、モーターの手応えによるものかどうかは確信できないが、この日の松井は、森高一真、寺田祥などという珍しい相手と話しながら笑顔をよく見せていたのが印象的だった。個人的には、寺田祥も、山本浩次に負けず踊らず「笑わない男」という印象を持っていたのだが、松井と一緒に笑っていたのだから、松井も寺田祥も、いいムードになっているとは言えるのだろう。

2007_1109__1007  そんなこんなで進んでいった前検であるが、7班の練習中にはちょっとした事故が起きている。
 1マーク付近で佐々木康幸のボートが他艇と接触したのだ。その際には大事には到らなかったようにも思われていたのだが、4本の練習があるのに2本でやめてピットに引き上げてくると、ボートリフトの手前まで来たところで、文字通りボートが沈没してしまったのである。
 本人はボートが沈没する前に降りていたため、水に浸かることはなかったが、ボートのほうには、ナンバープレートの下あたりに穴が開いていて、そこから水が入ってきてしまっていたわけだ。
 これには、佐々木も苦笑い。
「ちょっと当たったくらいだったんだけど」と、同じ班で練習をしていた白井英治や寺田祥に囲まれながら、照れているような困ったような顔をしていたものだった。
 現在のところ、ボート変更はしないで修理する予定のようだが(当日の変更はあるかもしれないので確認してほしい)、佐々木はその後、とりあえず水に浸かったモーターをチェックしていた。
 前検日から思わぬアクシデントに見舞われたわけだが、本人はしょげかえるようなこともなく笑顔を絶やさないままでいたのだから、きっと大丈夫だろう! 今年好調の佐々木にはアクシデントに負けない快進撃を期待したいものである。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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H本記者の児島周年前検だより

 前検日のスタート練習と足あわせを見た結論。それは、児島のエンジン勝率はかなり信用できる。
 というのも、記者席から俯瞰で各艇を見ていて、「あ、イイ足だな」と思った選手のモーター成績を確認すると、その多くが2連対率40%オーバー。逆に「イマイチだな」と思った選手は、案の定数字が悪い。見た目の足と数字というのはつりあわないことが多く、こういうケースは意外にレア。

 ただ、2連対率50%オーバーの69号機を引いた山本は、「抜けて良い」というほどではない。69号機は「行き足」が鋭いエンジンらしいのだが、スタ錬での行き足は普通。内池記者の話では「ピットでの表情は明るかった」ということなので、何かを掴んでいるかもしれない。が、人気になるのは確実なので、とりあえず現段階では様子を見ようと思っている。

 山本にかわって、横綱級の動きをみせたのは寺田祥。伸び、行き足ともに、他選手を圧する足をみせていた。2連対率も43%と素性もいいので、初日から信用して大丈夫。
 寺田には劣るものの、重野の足が大関クラスだ。彼のエンジンも、2連対率40%超と実績がある。ちなみにスローよりも、ダッシュがむいているように感じた。
 もうひとり、仲口も大関級。「伸び抜群」の22号機(森秋光)に劣らない足をみせており、機歴も問題ない。いきなり走ってきそうである。

 それに続くのが森と田村。森は前評判どおり伸びが、田村は行き足が武器になるだろう。コメント平凡だった赤岩や、エンジン実績が平凡な吉川元浩もこのクラス。どちらかというと地味目な選手であるが大庭は、動きがかなり派手だったので、ココに入れておく。

 いつものようにあまり試運転をしていなかったので断言はできないが、ドリーム1号艇の松井繁の足は〝それなり〟。だが、山本の足が本調子にあらず、菊地や西島の足は悪い。相手関係と枠を考えれば、明日のドリーム戦は松井が逃げ切るように思える。ちなみに、予選組で足が悪くみえたのは、菊地、森高、佐々木、守田、山崎、あたり。初日・2日目に人気になっているようであれば、切るのもアリだろう。

 穴候補の筆頭は一宮。2連対率34%と目立たないエンジンではあるが、行き足・伸びはかなりグッド。エンジン抽選の記事でプッシュした西川もいい感じで、いつ大物を食ってもおかしくない。登番がもっとも若い郷原も、エンジン勝率よりは上ありそうな気配。好配当が期待できそうな選手たちなので、この3選手は要チェックである。

【横綱】 寺田
【大関】 重野 仲口
【関脇】 田村 森
【小結】 赤岩 吉川 大庭

【金星候補】
 一宮 西川 郷原

 と、ここまで書いたところで前検タイムが発表さた。おおぉ! 寺田祥が1位タイの6秒56! 重野も6秒59と速いタイムを叩き出している! 動きが良く見えて、時計の裏づけもあるのだから、これは期待できそうだ。
 この前検評をふまえた上で、明日から2日間はH本が予想を担当する予定。
 よろしくお願いします!

【前検タイム上位者】
6秒56
石田政吾・寺田祥
6秒58
前本泰和
6秒59
川北浩貴・立間充宏・佐々木康幸・重野哲之
6秒60
田中信一郎・白井英治

【前検タイム下位者】
6秒75
鳥飼眞・守田俊介・
6秒74
林美憲・岡瀬正人・森高一真


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モンスターエンジン69号機は誰の手に!?

 児島のモーターは降ろしてからすでに11ヶ月が経過しており、相場はかたまっている。そして、1機だけ別格のエンジンがある。69号機だ。
 約1年間使用して、2連対率は51%! 勝率が6点台後半!! なのだから、ハンパない。
 いったいこのモンスターエンジンを誰が引くのか? 選手だけでなく、記者たちの注目も、ココに集まった。

 選手代表は地元のSGレーサー・小畑実成。
2007_1109__0166  登番が若い順にガラガラを回しだす。
 まず郷原章平が33号機を引き、続いて抽選機に手をかけたのが、地元若手有望株の吉田拡郎。
 番号を見た瞬間、吉田が何か叫んだ。すわ、2人目でお化けが出たか!?

「かすった~!(笑)」

 吉田が引いたのは68号機。残念ながら、ひとつ隣だったのだ。
 ちなみに68号機は、2連対率32%で、4月以降優出がない平凡機である。1番違いで雲泥の差だ。

 そうこうしながら、3000番台の選手に突入。玉が中で引っかかっているのか、なかなか玉が出てこなかったのが寺田祥だ。数回グルグルと回した結果飛び出したのが13号機。2連対率43%の好素性のモーターである。

2007_1109__0177  取材班が見立てた穴エンジンが2つある。
 ひとつが23号機。B1級の上野が前節で優出2着したエンジンで、近3節で2優出を果たしている。引いたのは愛知の西川新太郎だ。
 もう片方の21号機は群馬の大澤晋司がゲットした。こちらは、2連続優出中と上昇気配を見せているエンジンである。
 西川、大澤ともに、あまり記念で人気になる選手ではないので、舟券的には妙味がある。初日から狙ってみて面白そうだ。

 

2007_1109__0224  3700番台の選手に突入しても、69号機はおろか、2連対率2位・3位の24号機と31号機、それに伸び抜群の22号機も飛び出してこない。

 気合を入れてガラガラを回した地元のペラ巧者立間充宏も、引いたのは41号機(2連対率24%)。岡山勢の選手たちから、
「ワースト確定や!」
 という笑い声があがった。立間も苦笑い。

 ここまで、地元・岡山勢のヒキはイマイチ。吉田拡が平凡機で、岡瀬も2連対率31%のエンジン、そして立間が引いたのもワースト機なのだから。
2007_1109__0275  ところがココから岡山勢が巻き返す。
 まず、山本浩次がモンスター69号機を引き当てた!
 周りの選手からは羨望の声。69号機の破壊力を知っているだけに、彫りの深いバター顔の山本の表情が思いっきり緩む。

 つづいて歓声があがったのは、森秋光の番号がコールされたとき。
 伸びなら69号機をしのぐともいわれる22号機(2連対率42%)をツモってきたのである。
 山本の69号機ゲットをキッカケに岡山勢に抽選運がむいたようで、柏野が引いた35号機は9月の優勝機、川﨑が引いた25号機は前々節の優勝機と、次々と良さげなエンジンを得ることとなった。

 はたして、山本や森がどれくらい大暴れするのか? 立間がどこまでエンジンを戻してくるのか?
 とにもかくにも、明日からは地元勢に注目である!

★その他の有力機★

24号機 仲口博崇 (2連対率45%)
アタマが多いのではなく、着が多く安定型のエンジン

31号機 烏野賢太 (2連対率44%)
とにかく1着数が多いタイプのエンジン

65号機 重野哲之 (2連対率43%)
16号機 大庭元明 (2連対率43%)
70号機 田村隆信 (2連対率42%)


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児島に選手到着!

2007_1109__0020_2   本日、NIFTYスタッフは、東京・福岡から児島競艇場に入ったため、スタッフより早く到着した選手もいた。そのため、誰が到着第1号だったかは確認できなかったのだが(すみません)、三嶌誠司、金子良昭らの姿はかなり早い時間帯にピットの傍で見かけられた。今節の選手班長である小畑実成ら地元選手や、比較的、近辺に住む選手たちも同じ頃に到着していたようである。
 香川の森高一真も、比較的早い時間帯に姿が確認された選手だ。ただ立っているだけでも絵になる男!
 今回の特集では一発目に登場いただくことにしたわけだが、傍にいた同期の田村隆信らと談笑することもなく、彼らしい厳しい表情をしていたのが印象的だ。
 森高、田村は、ともに2日目12レースの「プリンス選抜」に出場。地元の吉田拡郎も参戦する目の離せない一戦になりそうだ。

2007_1109__0045  地元勢としては、立間充宏はマイカーで登場。自分で車を運転していた、助手席には“奥様”寺田千恵の姿が見られたのも微笑ましい。親交の深い(?)中尾カメラマンの姿を見かけると、手を振ってもきてくれた。
 今節、奥様の出場はないのだが、なんともホッとさせられる笑顔である。ピットの入り口まで、荷物を運ぶのも手伝っていた姿からは、その良妻ぶりもよく窺えたものだ。
 中尾カメラマンが「浜名湖(競艇王チャレンジC)に出るんでしょ?」と声をかけると、「らしいね」とニッコリ! らしいねじゃないだろう、とツッコミを入れたいところだが、その笑顔はやはり最高なのである。
 ……と、ほとんど奥様の話になってしまったが、寡黙でいながらもリラックスしているのがよくわかる立間の雰囲気は、かなり良かったとも付け加えておきたい。……いや、本当にいい雰囲気を醸し出していたのである。

2007_1109__0033  話は戻るが、「絵になる男」といえば忘れてはいけないのが松井繁だ。
 吉川元浩とともにタクシーで到着したが、爽健美茶のペットボトルを手にしている姿がこれだけ絵になる男は、生まれてこのかた、他に見たことがない。なんといってもペットボトルの持ち方がさりげなくて、いいのである。
 前節、芦屋では負傷により途中帰郷しているが、見た感じではその影響はなさそうなので、今節も「強い松井」が見られるのは間違いないはずだ。

2007_1109__0101  大阪組では田中信一郎もその後すぐに別のタクシーで会場入りしたが、「すみません、ファンの方がお待ちです」と係りの人に言われると、すぐにそちらへと駆けつけている。
 入り待ちのファンの姿は多く見られたが、この日の一番人気は、田中信一郎だったといって間違いないだろう。次から次へと、サインや写真撮影を頼まれ、それに応じる姿は「スター」そのもの! 
 なかなか開放されずにいたのだが、嫌な顔のひとつも見せないのは、ファン想いの信一郎としては当然のことだろう。ようやくピットに入れることになったとき、係りの人に「すみませんでした」と言われると、「いえいえ」とニッコリ! やっぱりどこまでもカッコいい男なのである。
 松井、田中は、ともに初日12Rの「キングドリーム戦」に出場する予定になっている。

2007_1109__0078  入り待ちのお呼びがかかったといえば、守田俊介もそう。
 係りの人にそれを伝えられると「えっ、ぼく?」と不思議そうな顔をしてみせたのだから、なんとも謙虚である。自分で間違いないことを確認して入り口に駆けつけると、待っていたのは、一人の男性ファンだった。
 女性じゃないからといって、嫌な顔をまったく見せないのは、さすが俊介! NIFTYのスタッフであるH記者が愛する選手だけのことはある。写真撮影を頼まれると、にっこり笑ってVサインのポーズをとっていたのも、なんとも頼もしかった。
 ……ちなみに書いておけば、この男性ファンは、深川真二も「ご指名」していたようで、守田のあとには、深川を撮影していたのだから、なかなか目が肥えている。

2007_1109__0150  入り待ちファンといえば、当然、若手選手がお目当てになっているものなので、郷原章平や山崎哲司の人気もすごかった!
 とくに山崎テツは、一緒のタクシーで入った仲口博崇、原田幸哉とともに「全員指名」が入ってトリオで駆けつけたが、最後まで開放されずにいたのがテツだったのは、期待度の高さのあらわれだともいえるだろう。今年、もっとも化けている若手選手といえるテツには、今節も大暴れを期待したい。「師匠と弟子」の関係にある中尾カメラマンに見せていた笑顔も、調子の良さを物語っていたようだ。

2007_1109__0141  その後に会場入りした山本浩次は、通勤着姿で、いかにも颯爽とした感じが印象的だった。「自分の庭」における今節の活躍はすでに約束されているといってもいいかもしれない。
 なにせ……と、「続き」を書きたいところだが、山本浩次が手に入れた武器については、次の記事にてリポートされよう…………。

 こうして選手が到着してくる様子を見ていても、「個性派」が揃ったことがよくわかる。
 目を離せない熱い一節になりそうな予感は最初からしていたが、選手たちの顔を見ていて、その予感が確信に変わったものである。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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児島周年をお届け~今回はキャンペーンあり!

1r0015070  おはようございます!
 明日開幕する『児島55周年 競艇キングカップ』を、本日の前検より一節間、即日更新してまいります。
 本日はこの後、「選手入り」「モーター抽選」「前検の様子など」を取材・更新していく予定なので、記事スタイルはいつものSGと変わりありません。
今回のキングカップは、GⅠ戦線のなかでも目の離せない一節!
『競艇王チャレンジカップ』そして『賞金王決定戦』が目前に迫っている時期でもあり、両SGの出場が決定している選手や、その勝負駆けになる選手の目の色が変わってくるのはもちろん、『賞金王シリーズ』や来年の『総理杯』出場を睨んで、どうしても結果を出したいと考えている選手も少なくないため、さまざまな気持ちがぶつかり合う“熱い闘い”が繰り広げられるのは間違いないはずです!!

 また、この競艇キングカップでは、『トラックバック・キャンペーン』を行なっています!
 これは、本特集にトラックバックしていただいた方の中から抽選で、
キングカップ特製クオカード!
をプレゼントしちゃおうという“熱い企画”です。
 ただし、ご応募される際には、お題にお応えしていただく必要があります。
 お題は「あなたは競艇のどこが好きですか?」。
 皆さんのブログの中で、記事として
「競艇のここが好き!」
 を記載していただき、本特集にトラックバックしてください。応募フォームは下記URLにございます。
https://channel2.nifty.com/secure/sports/kyotei/present_kojima.html

 皆様、ふるってご応募トラックバックしてください!
そして、今節もどうぞよろしくお願いいたします!!


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明日から児島GⅠ!

まだそれほど寒くないとはいえ、秋も深まってまいりました。いよいよ、賞金王戦線も佳境。今月20日からは浜名湖で競艇王チャレンジカップが開催されますね。いや~、月日の流れは速すぎますよねえ……。

さて! そんななか我々取材班は、明日より児島入りいたします。そう、10~15日の日程で開催されるGⅠ競艇キングカップ! 賞金王戦線において見逃すことのできない重要なGⅠに、取材班は前検から優勝戦まで、参戦するわけでございます!

もちろん、SGなどと同様、前検の様子からシリーズ中のピットの様子などを取材、更新。予想もやっちゃいますよ~。中尾カメラマンも参戦しますから、いつものきれいな写真もアップ! ぜひとも皆様、ご注目いただけると幸いでございます。

また、今回はクオカードプレゼント付きのキャンペーンも行なわさせていただきます。詳細は明日アップしますので、こちらもご注目よろしくです。

というわけで、今回の児島GⅠ「競艇キングカップ」も、どうぞよろしくお願いいたします!


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