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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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速報 オーシャンカップ準優メンバー確定!

 夏の祭典オーシャンカップの準優18ピットが確定しました。予選1位はピンピン連勝でまとめた菊地孝平。相性のいい若松水面でこのままVまで押し切るのか。「SG制覇にもっとも近い男たち」重成一人&白井英冶も明日の1号艇を分け合い、悲願の初Vを狙います!

9R
①白井英冶(山口)
②丸尾義孝(徳島)
③田中信一郎(大阪)
④濱野谷憲吾(東京)
⑤藤丸光一(福岡)
⑥森永 淳(佐賀)

10R
①重成一人(香川)
②徳増秀樹(静岡)
③松井 繁(大阪)
④吉川元浩(兵庫)
⑤湯川浩司(大阪)
⑥中島孝平(福井)

11R
①菊地孝平(静岡)
②辻 栄蔵(広島)
③坪井康晴(静岡)
④石川真二(愛知)
⑤西島義則(広島)
⑥山本隆幸(兵庫)


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優勝戦、私的回顧 江口、執念の3カドまくりで快勝!

 赤いカポックがスッと艇を引いたとき、桐生のスタンドに地鳴りが響いた。
「うわ、やった~!!」
「引いた~!!」
 凄まじい歓声。それはもう、レースが終わって勝者を讃えるような地響きだった。江口晃生、執念の3カド奪取。地元のファンが燃えないわけがない。大時計の12秒針が回って、江口が発進する。歓声のボルテージはさらに上がる。
「江口ィィィ、行け~~!!」
「江口~~~~!!」
 何十、何百人もが、スリットに突入する前から叫んでいる。驚いた。予想をはるかに超える声援だ。来場した客の、すべてが江口ファンに思えた。
 そして、スリット。
「よっしゃ、行った~!!」
DSC00845  手を高く掲げて、拍手する若者までいる。見た目にはほぼ同体なのだが、誰もが江口15号艇の伸び足を確信していた。深紅に染められたボートが、濱野谷を叩き、植木を抱き込む。懸命に抵抗する植木。2艇が並び、接触しながら流れつつ、江口の艇はスルリと植木の舳先をすり抜けていった。間一髪、マジギリのツケマイ。
 俺の前にいる何人かの客が、拳を真っ暗な上空に突き上げた。が、まだ勝利が決まったわけではなかった。植木とともに流れた内側から、狙いすました林美憲のまくり差しが突き刺さったのだ。ぴったりと江口の内に張り付く4号艇。江口の伸びも凄いのだが、林の伸びはそれ以上だったかもしれない。その差は半艇身、まるで江口の服を鷲づかみにして死んでも離さないぞ、という感じでへばり付いている。
 スタンドの地響きは鳴り止むことがなかった。
「江口ィ、潰せ、潰してくれ~!」
 江口にはふたつの選択肢があった。艇を外に持ち出して2マークで差しに回るか、そのまま艇を被せて力ずくで潰すか……迷うことなく、江口は後者を選択した。林を引きずったまま、2マークのブイに直進する。林も引かずに押し返そうとしたが、江口の執念のツケマイの前にズルッと滑り落ちるようにして失速した。この瞬間、第10回オーシャンカップのトロフィは、地元・江口の手に引き継がれた。
DSC00847  2周目のホーム、スタンドはもうお祭り騒ぎ。口々に「江口!」と連呼しながら、諸手を挙げて拍手する人、人……地元の選手がSGを勝つ。一度、平和島で野澤大二が勝つシーンを見たが、その比ではなかった。山崎智也と江口晃生。ここ数年、群馬支部で一線級を張りつづけている選手はふたりしかいない。山崎智也が欠場している今節は、江口ひとりに大きな重圧がかかっていた。その重圧を、ファンは知っている。
 3周をしっかり回り終えた江口は、ゴールの手前で派手なガッツポーズを披露した。花火が上がって、拍手、拍手、拍手。ここではもう、地元も他県も関係のない、ほとんど観客全員によるスタンディング・オベーションだ。
 ウイニング・ラン。ヘルメットを脱いだ江口が、まだ続く地鳴りを浴びながら笑顔で手を振る。その口元には、ただ嬉しいというだけではない、責任を果たし終えた男の安堵があった。数少ない地元レーサーである傍ら、選手代表の大役を任され、さらに15号機という超抜モーターまで担ったプレッシャーは、どれほどだったか。
DSC00850 「ココでの開催が決まった1年以上前から、このオーシャンカップを照準に置いた。シリーズの途中で弱気になりかけたこともあったけど、ゲスト(桐生では客を「ゲスト」と呼ぶ)の声援に応えなきゃ、という思いで頑張ることができました。以前にチャレンジカップで優勝したときより、数倍嬉しいです」
 表彰式で、共同記者会見で、江口は減量で痩せこけた頬を緩めっぱなしで胸のうちを明かした。やはりその笑顔には、深い安堵の色が入り混じっていた。
「終わったら思いっきりビールを飲もうと思っていたけど、そんな体力もなさそう。今はただ、ゆっくり横になりたいです」
 おめでとう、お疲れさま、そして、ありがとう。あの3コースから腹を括るように艇を引いた姿と、その瞬間の大歓声。こんなにスタンドと水面が一体となった光景を、俺ははじめて目の当たりにさせてもらった。江口のことだけを書いて、他の選手のファンには申し訳ないが、今回だけは許してほしい。俺の目は、凄まじい地鳴りに背を押されながら、ただただ、赤いカポックだけを追いかけていたのだ。(畠山、photo/ゆいちろ)

DSC00846


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幸せだった

SANY0133  うぉぉぉぉぉっ!!
 しんとしたピット内に歓声が沸き上がった。続いて、パチパチと手を叩く音も鳴り響く。
 よーーーしっ!
 パチパチパチパチ!
 最終日を手伝いに来ていた群馬支部の選手たち、そして桐生競艇場の職員。江口晃生が1マークをまくり切ったとき、ピットが踊った。
 ターンマークを1つ回るたびに、彼らは声をあげ、手を打ち鳴らす。女性職員の方は、思わず体を浮かせて、何度も飛び上がっている。
 3周2マークを回る。集まってきた選手たち、職員がハイタッチで、確実となった江口の優勝を喜び合った。
 幸せな空気に包まれていた。

SANY0101  優勝戦前のピットは、すでに戦いが終わった後のように、静寂に包まれている。笹川賞でもグラチャンでも、そうだった。すでに帰郷している選手もおり、また6名以外はその節の仕事を終えている。動きがない。ピット内にいるごくわずかな人間も、優勝戦のピットアウトを待つのみ。音など、まるで立たない。JLCのピットレポートは、普段はモーター音やペラを叩く音などで、ほとんど声は聞こえない。スタッフの方たちを邪魔するくらいに近づかなければ、何をしゃべっているかなどわからない。だが、優勝戦のときだけは、ピット内にレポーターの女性の声が響く。SG優勝戦のピットは、とにかく静かで清涼な空気が漂っている。
 優勝戦前のこの空気が好きだ。

SANY0135  乗艇の合図がかかり、6名がボートに乗り込む。モーターを確認のために一度始動させて、止める。それから、出走の合図を待つ。誰もが、じっと一点を見据えて、精神を統一している。いや、どこか特定の場所を見据えているわけではあるまい。身じろぎもせずに、闘志を高めているのだ。そんななか、植木通彦だけは、ハンドルに体をもたれかけさせて、腕を組んだ。優勝戦のピットで、よく見た風景。植木流の、大一番前の儀式だ。このときが、一節を通して緊張感のピークとなる。ピット内は、出走選手はもちろん、見守るそのほかの人間も、体が硬直したかのように動けなくなる。

SANY0134  ピットアウト。ふと見ると、11Rを戦った田村隆信が、控室から出てきて、水面のギリギリまで出て進入争いを見つめていた。昨年のオーシャンカップ覇者は、ただ静かにコースを眺めるのみ。もちろん、惜しいところで優出を逃した悔しさ――本当は、今、自分がこの水面にいるはずなのに……そんな思いも抱えてはいただろう。残っているオーシャンカップ出場選手で、水面にまで出てきてレースを見ていたのは、田村だけだった。安田政彦でさえ、ヤスダ・ポジションには来なかったのに。

SANY0131  レースの詳細は別稿に譲る。地元の大将格にして、選手代表を務めた江口晃生が、魂のマクリで優勝した。湧き上がるピット。飛び交う拍手。ウイニングランを終えて、一人遅れてピットに戻った江口。揚降機にボートを滑り込ませた江口は、もともと大きくはない目が、完全に一本の線になってしまうくらいに、笑っていた。一瞬、泣き顔になったようにも見えたのだけれど、それを覆い隠すくらいに、江口は笑っていた。
「やったああああああああ!」
 やったー、でも、やった~、でも、やったぁぁぁぁ、でもない。ハッキリと「あ」を発音して伸ばすような歓喜の声。群馬支部の選手が我先にと駆け寄る。秋山直之も、全力疾走で駆けつける。「おめでとうございます」が何十個も飛び交って、まるで不協和音のようにも聞こえる。ただし、幸せに満ちた不協和音だ。「ありがとうっ!」。江口の顔からは、笑みは一瞬たりとも消えることはない。まるで、これが江口の地顔ではないかと思えるくらい、江口は笑って笑って笑って、幸せを振り撒いていた。
SANY0125 「嬉しいいいいいいいいい! ほんっと! 嬉しいいいい!」
 やっぱり「い」をハッキリ発音して、連発する江口。全員が笑っている。江口の周りは、とにかく笑顔に溢れている。ほんの半径2~3mくらいで起こった幸せな空気は、その輪からあっという間にあふれ出し、ピット内にいっぱいになった。ピットが弾んでいた。
 昨日の11R後には、痛い空気を経験した。あのときも、ピットは瞬く間に、沈鬱で息苦しい空気に染められた。そして今日は、江口の発散した幸福が、やはり一瞬のうちにピットの空気を入れ替えた。江口が笑い、周囲の人が笑い、ピットも笑っていた。

SANY0138  表彰式を終えて、会見に現われた江口は、開口一番、言った。
「めえええっちゃくっちゃ! 嬉しいです!」
 ハッキリ発音したのは、今度は「え」だ。江口の胸にこみ上げた感動は、この「あ」「い」「え」の発音に乗り移っていたのだろう。言葉も踊っていたのだ。
 あの静かだったピットに響いた「やったああああああああ!」。
 ただただ、幸せなピットだった。
 本当に、幸せだった。(黒須田守)


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気合が漂う……優勝戦直前のピット

優勝戦が迫ってきた。ピットは、さすがに緊張感に包まれ始めた。

SANY0053 8Rで転覆してしまった荒井輝年のボートを引き上げるために、同県の山本浩次、同じ中国地区の辻栄蔵が駆け寄る。荒井はケガもなく戻ってきたが、それに対する安心感はあっても、笑顔はない。山本は、相変わらず淡々という風情なのだが、辻のほうは気合と緊張の入り混じった、まさに戦いに臨む男の顔つきになっている。試運転に出るときも同じだ。目つきがグッと厳しくなって、優勝戦が近づいてきたことをいやがおうにも感じさせる。
試運転用のピットでは、濱野谷憲吾がボートの前に座っていた。遠くを見つめながら、戦いの時に思いを馳せる。プレッシャーと戦っているのか、作戦を頭の中でシミュレーションしているのか、ともかく、濱野谷の姿もまた、頂上バトルへの強い思いをたたえている。
林美憲は、笑顔を見せてはいるが、決して心の底からの笑いではないように見える。いや、この時間になって底抜けの笑顔を見せられるほうが不自然。林の中にも、優勝戦への思いが燃え上がってきた。

SANY0048 そんななか、植木通彦の悠然たるたたずまいは、ここに至っても変わらないままだ。これが艇王の貫禄なのか。予選道中は、むしろ目立たないとすら感じる、その自然体は、大一番の前には貫禄に変換される。修羅場をいくつもくぐってきた男だけが身につけることのできる風格だろう。やはり、ここ一番での植木のオーラには圧倒される。

SANY0065 江口晃生が、ギリギリまでペラを叩いていた。ピット内に残る選手が少なくなり、いよいよ戦士の顔になってきた。それでも、特別な気負いは感じない。優出メンバーでは最年長、浮き足立ってはいられない。そして、静かに静かに体内の闘志に火をつけている。あくまでも独断だと断わっておく。優勝戦直前のピット、いちばん雰囲気を感じるのは、やはりこの男だ。

さあ、優勝戦。植木も濱野谷も江口も林も山本も辻も、そしてみなさんも、悔いのない勝負を!(黒須田守)

SANY0060


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オーシャンカップのラストイベント!

SANY0080 最後のイベントは、桐生競艇場がお送りする緊急トークショー! 日延べになってしまったために、イベントの日程ももろもろと変更があったわけだが、本来なら開催日ではない今日も、急遽、トークショーが開催された。
野中和夫選手会長&市川哲也&赤岩善生のぶっちゃけトーク!
市川は広島から、赤岩は愛知から来桐、野中会長は滞在を一日延ばして、まさしくぶっちゃけ話の連発! ちょっと不思議な顔合わせですが、逆に言えば、めったに見ることのできないメンバーでのトークに、集まったファンも大盛り上がりでした。

SANY0074 地元での走りに力は入りますか? と聞かれると、野中会長は「いちばん気合が入る」と力強く言ったのだが、赤岩は「最初の節で、転覆、エンスト、フライング、全部やった」と苦笑い。すると、市川も「たしかにフライングをよくやってしまう」と同じく苦笑いだった。しかし、回答の内容としては実は野中会長と一緒。赤岩も市川も、気合が入りすぎての空回りであろう。やはり選手たちは地元で燃えるのだ! 赤岩は、質問をしたファンに着ていた競艇アロハをプレゼント。これを機に、野中会長も市川もファンにアロハを要求され、なんだか身ぐるみはがされたような状況になったのでした。
市川には「ペラの使い分け」という、非常に実用的な質問も飛んだ。これに丁寧に答える市川。ふむふむ。なかなか勉強になります。ちなみに、プレゼントは何でも嬉しいけれども、少し困るのは「御守」。市川に限らず全選手共通の思いのようだ。というのも、選手は選手自身で自らの御守のようなものを持っているが、ファンがプレゼントする御守はそのファンの自分への思いがたっぷりこもったもの。自分の信じるものはあるけれども、ファンの思いを軽く扱えないと、困ってしまうそうだ。ファンの方は、覚えておこう。

SANY0072 最後に、野中会長に飛んだ質問は「男の中の男になるには、どうしたらいいですか?」。野中会長、ビシッと答えた。
「なんでも自信を持って、前向きに生きること。選手もそうだけど、勝つかもしれないな、負けるかもしれないな、なんて思って走ってたら、勝てない。勝つには、『勝つんだ!』という強い思いが必要。だから、自信を持っていきなきゃアカン」。
痺れました。会長、サイコーっ! 僕も今日から、自信を持って生きます!
まもなく優勝戦。舟券も自信を持って買わなきゃ、当たるものも当たらない。みなさん、強い心で舟券勝負だ!


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穏やかに時を待つ……優勝戦、前半戦のピット

静か、である。優勝戦の日の前半のうちは、いつもそうなのだけれど、今日もやはり、静かである。

SANY0045 江口晃生は、今日ここに至っても、選手代表としての顔を忘れることはない。優勝戦に集中できない、というようなことではなく、優出メンバーと選手代表の両方において、高いレベルで集中しているように見える。今のところ、プレッシャーのようなものは感じられない。笑顔も、いつも通りである。もちろん、表情には現われていないが、気合も胸の奥でたぎっているはずだ。

SANY0018 植木通彦は、笹川賞で見たときと、どこも変わらぬ悠然たるたたずまい。ピット内を歩く姿は、気負いもなく、プレッシャーもなく、ひたすら自然体だ。近寄りがたい雰囲気もあまりなく、かといって気楽に声をかけられるような浅薄さもない。濱野谷憲吾は、明るい。整備室で同期の木村光宏と談笑する姿には、SG優勝戦の常連ならではの落ち着いた様子が見て取れる。彼もこの大一番に平常心でいられる凄玉である。

SANY0019 林美憲は、昨年の賞金王シリーズがSG初優出、今回が2度目となる。SGは通算5節の出場ですべて予選突破という快記録を残しており、当然ここでも怖い存在だが、そもそも大一番の経験が浅い分、緊張感に包まれているのではないかと想像していた。だが、前半の段階では、予選道中とまるで変わらぬ表情だ。この腹の据わり方が、SGの大舞台で活躍できる原動力だろうか。むしろ、辻栄蔵のほうが、予選や準優のときとは違う気配を感じさせるものがあった。もちろん、ネガティブなものではない。SG優勝戦はすでに何度も経験しているのだから、極度の緊張状態にあるわけないし、そんな様子も見えないが、どこか「一発狙ってやる」というムードを感じるのだ。6号艇とはいえ、侮れない。

SANY0016 山本浩次は……もう、言うまでもない。淡々。ひたすら淡々。やはり、この人がもっとも普段と変わらないのだった。(黒須田守)


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嗚呼、怒涛の134連敗!

SANY0010  ま、まだ出ません1-2-6が!! グラチャンから追っかけ続けて、のべ11日間+今日の2レース、つまりは134連敗中であります。今日はもちろんダブルアップ作戦で通常の100円買いから200円へ。どこまで続くのでしょうか、この的中なき無間地獄。もう、万シューなんて贅沢は言いません。10倍程度の1番人気でもいい。きょ、今日こそは、抜け出したいっ!!!


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「スタート行きます」by浩次~優出選手インタビュー~

SANY0005 最終日のイベント、まず最初はもちろん「優勝戦出場者インタビュー」。日延べのために平日となってしまったわけですが、多くのファンが水上ステージ前に集まりました。

1・植木通彦 2・濱野谷憲吾 3・江口晃生 4・林美憲 5・山本浩次 6・辻栄蔵

1号艇の植木が、桐生で起きた20歳のときの事故(植木伝説最初の「顔を何十針も縫い」ですね)に触れ、「桐生でSGを勝つためにやってきました」とのコメントからスタート。もっとも大きな歓声が上がったのは、やっぱり地元の江口。「3コースから。作戦はいくつかあります。(内緒ですか?の問いに)いくつかあります(笑)」に笑いとともに応援の声がかかりました。「江口、ガンバレ!」。
注目は山本。いつものとおり淡々と質問に答えてましたが、おしまいに自らマイクを取り直して「スタート、行きます」と宣言。これには江口に負けない歓声が上がりました。
最後に辻が「若手らしく6コース」とコメントしたことから、進入は枠なりに確定!?して、インタビューは終了。ファンのサイン攻めの後、救助艇でピットに帰っていきました。

SANY0008  さあ、注目の優勝戦、場内締め切りは8時30分!


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いよいよ優勝戦です!――対戦選手成績

おはようございます! 優勝戦です! 1日延期となりましたが、この日を迎えました。皆様、笑ってオーシャンカップを締めくくりましょう。

さて、本日12R優勝戦の選手対戦成績をご覧ください。

植木

濱野谷

江口

山本

植木通彦

22-27

18-16

5-4

18-18

14-10

濱野谷憲吾

27-22

24-19

4-3

28-21

20-25

江口晃生

16-18

19-24

6-5

16-24

4-20

林美憲

4-5

3-4

5-6

5-12

1-7

山本浩次

18-18

21-28

24-16

12-5

14-19

辻栄蔵

10-14

25-20

20-4

7-1

19-14

2002年7月からの3年間の成績です。先着したほうを勝ちとして、事故があった場合は勝負なしとしています。

DSC00744 対戦勝率がもっとも高いのは、辻栄蔵で.604。6号艇から勝率通りに全員を飲み込むか? もっとも低いのは林美憲で.346。しかしそもそも対戦自体が少ないので、データを覆すか? ご参考になさってくださいませ。


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オーシャンカップ準優勝戦 私的回顧

  コンマ03、脅威のスリットで山本が2着に!

10レース/1憲吾2西島3安田4池田5平尾6山本
 憲吾か西島か、1-2か2-1か……俺は伸びる西島が1マークで憲吾より何十センチか前に出て、ズブリ差しきるとみていた。が、そんな2-1構想を分断したのは、伏兵の山本浩次だった。進入は124/356。スリットは内の5艇がほぼ横一線で、アウトの山本だけが半艇身ほど飛び出している(後から知ったのだが、タイミングはコンマ03!)。
DSC00738  ま、またっ山本!?
 グラチャンの優勝戦が脳裏をかすめる。スリットからまくり一撃で、超抜だった松井と今村を沈めた男。だが、山本はそのまま直進して、内の様子を伺っている。正直、ホッとした。グラチャンの時は4カドだったが、今度は6コース。濱野谷、西島までは届かないはずだ。視線を内に向ける。憲吾が豪快に先マイし、西島が差し込む。
 やっぱり1-2か……。
 思った瞬間、西島のすぐ外に接触するほどの勢いで緑のカポックが切り込んだ。山本の満を持してのまくり差しだ。憲吾だけでなく、山本の引き波も食らった西島は失速し、憲吾の勝ちが決まった。焦点は2着争い。内に西島、外に山本。態勢は西島がやや有利で、昨日までの機力なら西島が振り切れるはず。
 が、そのさらに内から安田が捨て身で2マークに突っ込む。ここで山本と西島の明暗が分かれた。西島は強引にツケマイを打って出た。それで十分2着を確保できると踏んでいたのだろう。山本、お前とはパワーが違うぜ。そんなツケマイだ。その読みどおり、西島は安田の面倒を見てから、冷静に差し回った山本の外にへばりつく。ここからパワーの差で山本をも置き去りにする、はずだった。
 ところが、だ。ツケマイの遠心力ですぐに山本に追いついた西島の艇は、そこで止まった。いや、山本の艇がグッと加速して内から伸び返したのだ。山本は明らかに昨日よりもパワーアップしている。外から懸命に追いすがる西島。だが、足色が同じでは、内の艇に分がある。2周1マーク、差した西島は山本の引き波で失速し、ここで久々のSG優出への道は途絶えた。
 憲吾の問答無用の強さと、山本の命知らずの踏み込みが、強く印象に残ったレースだった。

ああFに散った超抜2艇 植木が1号艇ゲット!

11R/1木村2松井3林4植木5太田6三角
 植木の足が、昨日よりも大幅にアップした。少なくとも、昼の特訓から俺の目にはそう映っていた。木村も松井も強いが、今日の植木なら……無理を承知で、俺は植木のアタマで舟券を買った。
 枠なりの3対3で、植木は4カド。これは予想どおり。カド受け3コースの林が一昨日から抜群の伸びを見せているので、植木が自力で勝つにはスリットで林よりも踏み込んでいなければならない。
 植木、スタート行くっきゃねえぞ!!
 3秒、2秒、1秒……諦めた。内3艇が、外3艇を圧倒していた。トップSを切ったインの木村が、他を寄せつけずに先マイする。回ってすぐにビュンと突き放す。凄い足だ。松井が差して林がブン回したが、もう木村ははるか前方を走っている。そして、林のまくりを見た植木が、鋭敏に最内を回って松井の内に張り付いた。1-2か、1-4か。俺の舟券はすでに紙屑と化していたが、このふたりの2着争いは面白い。足では松井、ポジション的には植木。
 さあ、どっちが優勝戦のチケットを手にする?
 と思った瞬間、松井の艇が2マークを目指すことなく、ゆっくりと直進しているではないか。
 はあ?
DSC00829  ここで、このレースは終わった。颯爽と2マークを回った木村も、事故のサインに気づいて離脱する。1、2号艇、痛恨のフライング……残された植木など4人の選手は、拍子抜けしたような風情で艇間を広げながら2周半をやり過ごしていた。1着は植木、2着に林。松井のFはわずか4センチだったとのことで、不運というしかない。
 もちろん、俺も拍子抜けしながらホケーッと周回を眺めていた。先頭を走る植木に、何度か詫びを入れながら。
 植木、スタート直後に「この、根性なしっ!」なんて叫んでごめんなさいっ!!

江口15号、常識破りのブン回し大作戦が炸裂!

12R/1江口2田村3白水4瓜生5辻6濱村
 植木もそうだが、辻の足が昨日あたりからかなり上昇しているように見えた。やっとエースモーター34号機の底力を引き出したのだろう。一本かぶり人気の江口のアタマは決めていたから、ヒモは絞る必要がある。辻だ。今日の足なら、2着争いの混戦を捌けるはず。3着には田村で1-5-2を大本線にしよう。そう決めてマークカードに鉛筆を下ろしたとき。
「いやあ、辻の展示、めちゃくちゃ良かったよ」
 隣のウエノが顔を上気させて叫んだ。W目展示必勝法などというワケのわからん舟券戦略を実戦している男だ。辻が良かった。そんなことは言われるまでもなく気づいてるんだって。
「それからね……白水……田村なんかより全然出てたよ」
 ウエノが、今度は極秘情報を流出するような調子で、俺の耳元でボソッと囁いた。昔から俺は、この手の囁きに弱い。博打下手の悲しさで、競馬でも厩舎のインサイダー情報などを簡単に鵜呑みにしてしまうのだ。展示タイムが追い討ちをかける。
 田村6秒99、白水6秒89。
「ね」
DSC00818  誇らしげにうなずくウエノ。5秒後、俺はマークカードに1-5-3と塗り込んでいた。
 進入は12346/5。スタート展示とまったく同じで、辻はアウトの単騎がまし。下手に4カドあたりでまくりきっても困るから、2着狙いの俺としては好都合な進入だ。3秒、2秒、1秒……辻が伸びる! スリットでキュッと伸びて、隣の濱村を1艇身ほど出し抜いた。
 ヤベッ!!
 俺は叫んだ。出すぎだってば。この勢いならまくりきってしまうじゃね~か、辻。が、俺の悲痛な叫びなんかを、聞いてくれるはずもない。濱村を潰し、瓜生を叩き、白水の舳先をかすめる辻……もう、このまま江口まで呑み込む勢いだ。
「うひょひょ~~い!」
 辻のアタマで勝負しているウエノが、ノー天気なオタケビを挙げる。やられた。34号機のバカ、そんなに吹いてどうするっ!!
 もちろん江口の視界にも、轟然と近づいてくる辻の姿が見えたはず。江口はここで、捨て身の戦術に出た。辻の強ツケマイを警戒するあまり、ターンマークを思いっきりはずして、ほとんど真横にぶん回したのだ。これでは辻もまくりきれないし、逆に言えば絶好のまくり差しスポットが生まれたわけで、辻は「江口さん、ご馳走さんです!」とばかりに舳先をターンマークに向けた。
 嗚呼、江口は流れて、辻が突き抜ける。
 俺は3秒後の光景を確信とともに予知していた。だがしかし! 江口15号機は辻34号機のさらに上をいっていたのだ。真横にブン回した江口の艇は大きな弧を描き、ギャ~~~ンという怪獣のような音を立ててまくり差した辻34号をまくり返してしまった。3艇身、4艇身……一瞬にして辻34号を置き去りにしてゆく。そう、江口のターンマーク無視のブン回し作戦は、2着狙いでもなんでもない、勝算があっての強攻策だったのだ。
DSC00824  凄いぞ、江口15号!!
 すでに1-5はできあがっている。新旧エースモーターの交代劇を目の当たりにしながら、俺は3番手に目をやった。混戦から抜け出しているのは、ウエノ推奨の白水! さすがW目展示、4番手の田村とは伸びが違う。
「で、でけた~~っ!!!!」
 1-5-3で、昨日までの負け分はすべて取り戻せる。1周2マークを難なくクリアする白水。苦しそうに差し回る田村。「出来る」という言葉のなんと素晴らしいことか。ウエノ、ありがとう!
 とほくそえんだとき、白水が直線でツツツ、と内側に艇を寄せていった。後ろの田村を絞りに行っているようだった。
 ん? 白水、アンタの方が出てるんだから、そんな無理に絞らなくても……
 白水はグングンとターンマークに向かって斜行していく。田村も同じような航跡を辿っていたが、やがてはたと気づいたように艇を外側にスライドした。2周1マーク、白水がマイシロのない角度で窮屈そうに先マイした。その内側から鋭角かつ全速で黒いカポックが……もう、この先のレースのことは書きたくない。ゴールが近づいたとき、隣でのんびりと顎をなでているウエノが目に入った。殴りたかった。
 とにかく、江口15号はやっぱり怪物級だった。それだけを怖いほど再認識させられた、ほろずっぱい最終レースだった。(畠山)


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痛い、あまりにも痛い……――準優のピット

 やはり、まず11Rから書かなければなるまい。木村光宏、松井繁がフライングを切った。
  インから木村が先マイして抜け出し、松井が続く。植木通彦が差して、バックで松井と並び、2着争いか……次の瞬間、松井がコースを外れていった。気づかなかった木村は、さらに1周してしまったが、事故に気づくとコースアウト。水面ではまだレースが続いている中、ピットへと帰還した。
 木村を待つ間、松井はハンドルのワイヤーを外し、ハンドルを思い切りグルンと回した。苛立ちをぶつけているように見えた。ヘルメット越しの目が、やるせなく燃えていた。

DSC00799  木村を四国勢が、松井を近畿勢が出迎えて、ボートを片付ける。しかし、口を開く者は誰もいない。通常、レースを終えて帰ってきたときには、着順はどうであれ、わりと陽気に選手同士がレースを振り返っている。勝利に破顔一笑の選手にも、敗北に肩を落としている選手にも、出迎えた選手たちは気軽に声をかけている。だが……このときばかりは、黙々と作業をするだけだった。声をかけられない。口も声帯も機能しない。普段は仲のいい選手でも、重い心が言葉を奪う。あまりにも密度が濃すぎて沈み込んでしまいそうな空気だけが、閑散としたピットに充満していた。木村も松井も、もちろん無言だ。どこにもぶつけることのできない憤りを、グッと腹の底で消化しようとしているかのように、ただただ沈黙するのみ。もはや、レース中のエンジン音も耳に入ってこない。そんなわけはないのに、ピット内の音がすべてミュートされてしまったかのような錯覚を覚える。あまりにも重すぎる静寂。とにかく、いたたまれなかった。
DSC00804   先に声をかけた……いや、かけようとしたのは、木村だった。松井のほうへ歩み寄り、右手を顔の前に上げて、「すみません」と言おうとするものの、声にならない。松井もただ、右手を上げるのみだ。二人とも、そのまま競技本部へ直行する。カポックも着たまま、ヘルメットも抱えたままだ。その間に、レースを終えた選手たちが帰ってくる。ボートを引き上げ、モーターを外し、ボートを洗浄し、カポックを脱ぎに向かう。優出を思わぬ形で手にして笑顔を見せながら、植木と林美憲は着替えを済ませる。太田和美も三角哲男も、手早く着替えて控室へと去っていく。カポック脱ぎ場に誰もいなくなり、マスコミ陣が優出2選手の取材に走った頃に、ようやく木村と松井は戻ってきた。カポックを脱ぐ背中は、やはり声などかけられない悲壮さが漂う。
 木村が松井に「すみません」と謝る。松井も「ごめん」と返す。木村の超抜回り足をかわすには、スタートを踏み込む必要があった。松井の攻撃をしりぞけるには、スタートで負けるわけにはいかなかった。お互いが、レバーを放れなかった。3コースの林美憲がコンマ02のやはり速いスリット。伸び足に秀でた林を止めるためにも、落とすわけにはいかなかった。一言、勝負の綾である。どちらも悪くはない。フライングを肯定するわけではないが、あそこで放れるほど競艇選手の本能は鈍くはない。ただ、結果が最悪だっただけだ。そして、二人が道連れになってしまったことで、お互いがお互いを気遣う。険しい顔つきで、腹の底にはまだ憤りがグツグツと煮えたぎっているにもかかわらず、口からは愚痴も罵声も出ては来ない。やはり、いたたまれなかった。
DSC00812  まず、先に着替え終わった木村が、スリット写真を見に来た。数秒間、無言で見入ると、整備室に併設された選手控室に向かう。同県の重成一人が、気を晴らさせようとしたのか、明るく声をかけた。木村はやはり明るく応えて、ともに控室に入っていった。控室の中のテレビは、一般の番組を映し出していた。控室にいた他の選手とともに、テレビに目をやる木村。しかし、時折、視線は外れて、うつろになった。呆然、あるいは愕然。ふと気を抜くと、十数分前の出来事を考え込んでしまうようだった。
 遅れて、松井が現われた。そして、かなり長い間、スリット写真の前で足を止めた。何度も何度も、写真を見る松井。時には、写真をグッと目に近づけて、スリットを確認する。4cm。たった4cm、松井はスリットを早く超えてしまった。遠目には、ギリギリ残っているようにも見えるその写真。何度も何度も確認してしまうのも無理はなかった。
DSC00811  やはりスリット写真を見ていた太田和美に声をかける。「これで仕事収めや」。笹川賞から、SGの準優勝戦で起きたスタート事故には、罰則が設けられるようになった。「次のSG競走から4つのSG競走の選出除外」。今年、残るSGは4つ。松井は年内のSGを棒に振ることになってしまった。賞金王決定戦だけは例外となっているが、今年はまだSGの優勝がなく、またGⅠ優勝戦のスタート事故罰則により、直近ではほとんど一般戦回りだったから、絶望的と言ってもよい。そう、今年一杯、王者・松井繁をSGで見ることはできないのだ。松井は、「MBも出られないやろ、ダービーもダメやろ……」と、自分に課されるペナルティを、太田にひとつひとつ語っていった。あたかも、それを吐き出すことでしか、心の整理がつかないといったふうに、太田に対して一気にまくし立てた。口調は穏やかだったが、そこには自分への怒りがこめられていたように思えた。「これで残念会やな」。太田との間には、何らかの約束があったようだ。それが残念会になってしまった……。太田もうなずくしかなかった。
 選手班長の江口晃生が通りかかった。江口は松井に気づくと、「気にしないでね」と笑いかけた。松井は、「はい、大丈夫です」と応えた。江口の言葉は、桐生競艇場側の立場から、かけられたものである。松井も、江口の優しさに少しだけ表情を明るくした。しかし、王者としての誇りが傷ついたことに関しては、江口の気遣いも薬にはなるまい。
 いたたまれなかった。本当にいたたまれなかった。フライング後のピットが、特に準優勝戦の(優勝戦も同じ、いや、もっとかもしれない)ピットが、こんなにも痛いものだとは知らなかった。

DSC00826  直後の12R。江口は、「スタート行けないよ」と苦笑いした。選手班長として、木村と同じ1号艇として、同じ轍を踏むわけにはいかない。責任感が言わせた言葉である。しかし、地元の大将格が、超抜モーターを駆って1号艇で臨む。圧倒的人気を背負う以上、勝利に対する責任感もある。江口の心は、千千に乱れたに違いない。
 それは他の選手も同じだったようだ。トップスタートの辻栄蔵が、コンマ23。痛ましい事故を見たばかりの彼らが、スタートで慎重になるのは当然というものだ。だが……ピットに上がってきた瓜生は言った。「コンマ10くらいだと思ったのに」。瓜生のタイミングはコンマ26、1艇身も勘が狂っている。その言葉を、コンマ25の濱村芳宏も肯定した。さらに、辻もスリット写真を見たあと、「えぇっ!?」と苦笑いする。たまたまそばにいた瓜生が「でしょ?」。12Rになって、急に向かい風が強くなったわけではない。追い風1mというのが、公式発表である。間違いない。11Rがまったく見えない形で、彼らの心に影を落としていたのだ。
 結果、コンマ23~29の間で揃ったスタートとなり、スリットからグッと伸びた江口が先マイで1着。単騎ガマシから、やはりスリット後に伸びて内を飲み込んだ辻が2着。江口は、無事故で終わったことと、1着で準優を突破したことの、ふたつの責任感を果たした安心感に、ただただ表情を緩めた。

 もうひとつの準優、10R。こちらもまた、いたたまれないシーンを目撃した。1マークを周ってバックでは2番手だった西島義則が、逆転を許し3着。詳しくは、注目選手のコラムで書かれると思うが、西島は「誰も話しかけるな!」とでもいうような雰囲気を、蛇口全開のシャワーのように、すべての毛穴から発散させていた。「憮然」という言葉を辞書で引いたら、きっと「この日の西島の様子」と出ている。それほどまでの憮然たる表情だった。
DSC00798  一方、思わず顔がほころぶシーンも目撃した。あの山本“淡々”浩次が、ニッカァァァァァと笑ったのだ。2着に入って、グラチャンに続く優出。しかも、道中逆転でのものだから、あの山本だって、人目をはばからずにニッコニコになってもおかしくはない。でも、グラチャンからひたすら淡々としている彼を見てきただけに、僕の心は一気に和んだ。うぉぉぉぉぉぉ、浩次が笑ってるぅぅぅぅぅぅ!
 その後は相変わらずの淡々。いつもよりご機嫌には見えたけれども、やっぱり淡々。公式会見で「2連覇がかかりますね」と言われても、「ぜんぜん気にしてません」。それでこそ浩次だ!
 ただ、一回だけ、素っ頓狂な声をあげた。スタートがコンマ03だったことを伝えられたときだ。「ゼロサンッッッッッ!?」。声のトーンも、3オクターブくらい上がった。会見に集まったマスコミ陣も、思わず笑ってしまうほどだった。速いスタートを行けたとはわかっていたようだが、まさかそこまで速いとは思っていなかったのだ。「さすがにそこまでとは……速すぎますね」と苦笑い。しかし、みなさん! 注目はこのあとの言葉だろう。
「優勝戦ということで、みんながスタートでビビるようだったら、僕が行きます」
 やはり、浩次はミスター不動心だ! 11Rの件があった後に思い出せば、この言葉はさらに強烈なパンチとなる。グラチャンで優勝した後、「スタート行くと言ったら行くんです」と語った山本。木村と松井の沈鬱のあとだけに、12Rの6選手がそうだったように、スタートは無意識のうちに慎重になる可能性がある。そのとき、ミスター不動心が一発カマす! かなり怖い存在となってきたのは、間違いない。

DSC00781  最後に、ちょっと気になる安田政彦。残念ながら、優出はならなかった。さすがに表情は冴えなかったが、11Rの直前に試運転用ピットに座り込んで、水面を見つめた。2日目のピット情報に写真を乗せた、あの場所だ。我々は、その場所を「ヤスダ・ポジション」と名づけることにしました。今日は、準優の戦いぶりを一人静かに反芻しているようでもあった。明日もまた、ここに座ることがあるのだろうか。(黒須田守)


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優勝戦メンバー確定!

優勝戦のメンバーが確定しました。

DSC00801 12R・優勝戦
①号艇 植木通彦
②号艇 濱野谷憲吾
③号艇 江口晃生
④号艇 林美憲
⑤号艇 山本浩次
⑥号艇 辻栄蔵

出走表は、念のため主催者発表のものをご確認ください。


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準優、果たしてインは……――準優まであと1時間!

DSC00741 後半7、8レースが終わり、ともに1号艇=インが着外に敗れた。今節通しての傾向だが、センターが伸びる。スタート勝ちした艇が、そこから一気に内を飲み込むのだ。8Rがまさにそうで、室田泰史がカドからスタート決めると、一気に絞りマクリ。結果は室田マークの魚谷智之がマクリ差して1着となったが、これが必殺パターンになっているのだ。

7、8レースとも、インがスタート負けしているので、必ずしも「1号艇を蹴飛ばして勝負!」とは言い切れないけれども、センター筋から伸びていく艇に注目する手はある。そして、インを狙う場合には、スタートをきっちり行けるかどうか、ここが大きなポイントとなる。

後半戦の入り口で、「前半=イン有利、後半=イン受難」という傾向を示し出しているのは確かである。これからますます暗くなって、データ上もインの勝率が落ちていく時間帯。江口晃生、木村光宏、濱野谷憲吾は、このジンクスを叩き斬ることができるかどうか。そして外から仕掛けて内を潰そうとするのは誰か!? いよいよ準優だっ!!


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5日目の傾向や、いかに――前半戦終了

DSC00748 5日目前半戦終了。1、2レースでインがぶっ飛んで、今日も昨日と同じような傾向になるのかと思いきや……3レースで重成一人がイン逃げ、4レースでは坪井康晴が今垣光太郎に差されたものの2着死守、そして5レースでは新美恵一がしっかりと逃げ切った。インが敗れた1、2、6レースも、すべて3着は死守。いずれもスタート負けといった感じで、決してインが弱いわけではない。それにしても、6レース、中澤和志の6コースまくりは見事でした。

これからナイターに向かい、イン弱化の桐生パターンにハマっていくのかどうか。まずは、準優前の3個レースに注目したい。


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準優勝戦に向けて、エンジン始動!――5日目、前半戦のピット

DSC00724 準優の朝……いや、昼である。グラチャンもそうだったが、穏やかに時は流れている。キリキリしている表情の選手もおらず、必死の整備をしている選手もいない。3~4時間前のピットに、まだ気のようなものは漂っていない。

DSC00718 整備室を覗くと、安田政彦がモーターの調整をしていた。真剣な顔つきではあるが、焦燥感のようなものは皆無。ペラを取ると、今度はペラ室へ。大一番を前にして、一通りのチェックをしている感じだった。もっとも激しく動いていたのは、この安田。激しくといっても、この程度なのだから、ピット内が清涼感をたたえていて当然だ。
ペラ室では、三角哲男、太田和美、平尾崇典も調整中。平尾は、軽く叩いては試運転用ピットに係留しているボートに向かい、その往復を何度かしている。太田は、レポーターのインタビューに柔らかな表情で応えていた。
DSC00712 ふと見ると、田村隆信がボートに装着したモーターをチェックしている。そこに評論家の清水克一さんが近寄ると、笑顔で応える。彼にもまだ緊張感は生まれていない。瓜生正義、濱野谷憲吾も、同じようにモーターを点検。そうこうしているうちに、準優メンバーたちの姿があちこちに見られるようになった。

DSC00729 4Rが終了して、いよいよ始動。松井繁、木村光宏、林美憲、植木通彦、山本浩次、濱村芳宏……おぉ、次々と登場だ。ボートを水面に降ろして、戦闘態勢に入ろうとしている。早くも試運転を始めた選手もいる。西島義則は、1周コースを走った後、再びボートをピットに上げて、ペラを外し、ペラ室へ。昨日に比べて湿気が少ない今日、まずは手応えを確かめるために走ったのだろう。ピットは、徐々に準優日の顔になっていく。

DSC00728 4R、2周2マークで、4番手を走っていた一宮稔弘が、3番手の魚谷智之に突っ込んだ。接触して、減速する魚谷と一宮。順位は変わらなかったが、ちょっと危ないシーンだった。レース後、一宮はまず魚谷に駆け寄って、詫びた。魚谷は、明るく「大丈夫大丈夫」。まったく後腐れのない態度だった。勝ち負けを争うバトルの場では、時に危うい場面は起こるものである。闘いが終わればノーサイド。度を越したものでさえなければ、笑って許しあう。いいものを見たと思った。

DSC00736 試運転に出ようとして、インタビューのため呼び止められた秋山直之を発見。今日も元気で……ん? ん? ん? 秋山の髪型って、こんなんだったっけ? H記者よろしく、宿舎で切ったのかな? ……よく見たら、後藤浩でした。なんで秋山のSGジャージを着てるんだ? ヒロシです、着るものがなくなったので、秋山の服を借りてるとです……なのか?(黒須田守)

DSC00732


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優勝戦の枠順

おはようございます! 桐生、今日も暑いっす!

さて、今節の優勝戦の枠順は、抽選により決定します。その抽選が、今村豊選手立会いのもと(今節の選手代表・江口晃生選手が抽選にとなったため、事故対策委員の今村選手が選手代表代理に)行なわれました。優勝戦の枠順は

1号艇 11R1着
2号艇 10R1着
3号艇  12R1着
4号艇 11R2着
5号艇 10R2着
6号艇 12R2着

となります。ちなみに、特別選抜もこれに準じます。つまり、特選Aの1号艇は11R3着、2号艇は10R3着……特選Bの3号艇は12R5着、4号艇は11R6着……といった具合ですね。

DSC00671 勝戦1号艇は、木村光宏、松井繁、林美憲、植木通彦、太田和美、三角哲男のいずれかになるわけで、予選順位は低かった植木、太田、三角でも、優勝戦では一発逆転のポールポジション奪取ですから、6選手しゃにむに1着取りを目指すことでしょう。逆に12R2着で優出となれば、6号艇が決定。江口晃生は予選順位1位なのに6号艇……このレースも1着取りは熾烈になります。今節はインが絶対ではないと考えれば、2号艇もなかなか魅力であって。となると10Rも1着取りは……って、準優すべてが激しいレースになりそうですな。当たり前ですが。

準優勝戦は10Rから。我々も激しい気合をドクドクと溜めこんでいきましょう! まずは一般戦で資金作りだ!


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勝負師の魂を見た――4日目、後半のピット

DSC00702 中道善博さんが、JLCの放送の合間にピットに出てきて、「いやあ、蒸すなあ」。今日は、風がほとんどなく、湿度が高い。風が出れば、ピット内の空気が攪拌されて、特に夜は意外と過ごしやすかったりするのだが、今日のピットはとにかく暑い。ムシムシする。ボーッと突っ立っているだけでも、汗が流れる。「湿度が上がるとエンジンの調子も変わるからね。回転が上がってけえへん」。選手たちが調整に奔走していたのも、勝負駆けのせいばかりでなく、気候のせいもあったか。昨日までとはガラリ変わったレースの流れも、このせいかもしれない。

DSC00697 上瀧和則に痺れた。10Rだ。前半の6着でピン勝負を強いられることとなった上瀧は、行かなければならないスタートを踏み込めなかった。ピットに上がってくると、ふと足を止めて考え込む上瀧。レースぶりにまったく納得のいかない様子だ。そして、怪訝そうな表情からは、足色にも気がかりなことがあったのだろう。ふう、と一息吐いて、脱衣所に向かう。そして、勝負服とカポックを脱ぐと、一目散に整備室に向かった。選手たちは普通、カポックを脱いだ後は控室へと直行する。その日のレースを終えた者はケブラーズボンを脱ぎ、まだレースを残している者も汗をぬぐう。脱衣所→控室は、そこにレールでも敷かれているかのようなルートとして出来上がっている。しかし、上瀧は着替えなど後回しだとばかりに、控室へと早足で駆け込んだ。
 ベンチに腰掛け、上瀧は考えこむ。とにかく、納得がいかない。勝負駆けを果たせなかった憤り。想定とは違った足色。この世のあらゆる理不尽と戦っているようだった。勝った植木通彦が、まるで上瀧を探していたかのように整備室に入り、「どうも」と声をかける。上瀧は、軽く会釈しながら手を上げて返すだけ。ピットに上がってきたときにも、植木はわざわざ上瀧のもとに駆け寄り、「どうも」と手を上げていたのだが、そのときもこの整備室でも、上瀧は目も合わせようとしなかった。それどころではなかったのだろう。
 DSC00698 立ち上がった上瀧は、今度はペラ室に向かった。手にはもちろん、ペラを持っている。ゲージを当ててのチェックを繰り返す。腹立たしい。とにかく、すべてが腹立たしい。それを収めるためには、すべてを確認しなければ気がすまない! 勝負に敗れた、それだけでは済ませられないのだ!
勝負師の姿だと思った。たとえ、優勝への道は閉ざされても、上瀧の戦いはこれで終わりではない。敗者戦とか、そんなことはどうでもいい。明日もバトルは待っている。そして、オーシャンカップが終わっても、修羅の道は続いていく。そのために、残す悔いがあってはならない。納得のいかない負けを、そのままにしておくわけにはいかないのだ。繰り返す。痺れる姿だった。

DSC00693 上瀧の敗れた10R、勝ったのはインから逃げた植木だった。今節、これが初勝利。まずはホッと一息……かと思いきや、そうではなかった。昇降機に乗ってピットに上がってくるとき、小さく首を傾げたのだ。植木もまた、上瀧同様に、納得いかない部分があったのか。しかも、勝ったのに、である。カポックを脱ぎ、JLCの勝利者インタビューに出演し(その前に整備室に上瀧を追いかけてきた)、いったん控室に戻ったあと、植木は整備室に入った。今日はもう、時間はほとんど残されていない。しかし、整備せずにはいられない。明日、この努力が報われるだろうか。

DSC00476 11R、3着に敗れた池田浩二は、「疲れたぁ~」とばかりに、肩を落とした。2周にわたって、西島義則とくんずほぐれつの2着争い。結果、西島に競り負けてしまった。3着でも準優進出は問題なく、その意味だけ考えれば、ガックリ来る必要はない。しかし……あそこまでの競り合いになったからこそ、その敗戦は大きく影を落とす。疲れがドッと出る。上瀧にしても、植木にしても、池田にしても、彼らはまず目の前の闘いにすべてを注ぐ。そして、敗戦に胃のきしむ思いをする。
そういえば今節、初日2日目で大きな着順を取ってしまい、その時点でほとんど準優絶望の選手たちが(菊地孝平や須藤博倫などだ)、それでも必死に整備をして足を直そうとしている姿を見た。もう今節の望みはほとんど絶たれているのだから、などというのは凡人の浅慮に違いないが、それでもモーターへの不満と準優うんぬんなど関係ない勝利への渇望ぶりに、感動させられた。そういえば、グラチャンでも、西田靖の同様の姿勢に頭が下がると書いた。ここに競艇選手の魂が宿っていると思った。
池田の落胆と苦笑い……神々しいと思った。明日の準優、この悔恨を引きずらず、勝負師の魂だけが引き出されれば、と願う。

DSC00533 4Rの勝負駆けを1着でクリアした辻栄蔵。まだまだ足色には満足していないのか、後半も整備と試運転に明け暮れる。エース機を引いたはずが、苦しい予選道中を強いられ、なんとかノルマだけは果たした。だが、ここで一息ついてはいられないとばかりに、忙しい夜を過ごす。最後に試運転から帰ってきたときには、ピットには人影がほとんどなかった。さあ、どうしたものか、と思案していると、気づいた笠原亮が全力疾走で駆けつけ、エンジンを架台に置くのを手伝った。うーん、笠原、いいヤツだ……などと思っていると、辻栄蔵が笠原に「ありがとうございますっ!」。カポックを脱いで、整備室前で笠原と顔を合わせると、もう一回「ありがとうございましたっ!」。いや、お礼を言うのは当然です。でも、はるか後輩に敬語とは、辻も本当にいいヤツだ。あまり特筆してはこなかったが、ピットで見る彼の真面目さ、好青年ぶりには、本当に癒されます。準優、頑張れ!

DSC00684 9R後の江口晃生が、記者に囲まれる。得点率トップで準優進出、注目が集まるのも当然だ。ところが……「木村くんのほうが出てるね」。なぬ? 超抜・江口を超える選手が現われた? たしかにその9R、江口は木村光宏に敗れている。江口、9R後は入念にモーターを調整。今節の選手代表として、自分のレースだけに集中しているわけにはいかない江口だが、準優を前にして、一瞬だけ選手の顔に完全に戻った。
DSC00699 江口が感心した木村は、どうやらボートに軽い異常が発生したらしい。ボートを裏返しにして、艇底を磨きながら、なにやらチェックしていた。そして、ボート修理を担当する職人さんにボートを引き渡す。まったく焦った様子はないので、たいした問題ではなさそうだから、明日も軽快な走りを見せてくれるだろう。得点率2位で、準優1号艇。渾身の逃げしか頭にはない。

DSC00638 さて、6R終了後には、室田泰史の水神祭が行なわれました。参加したのは、同支部の今垣光太郎、同期の田中信一郎、仲口博崇など。今日はムシムシしていたから、爽快だったかも。いやいや、そうでなくとも、嬉しい嬉しい水神祭。直角に水に投げ入れられた室田は、とてもとても幸せそうだった。その室田を、たも網ですくおうとする仲口……ってすくえるわけないっしょ!DSC00642  最後は信一郎が手を貸して、陸に上げられたのでした。とにかく、おめでとうございます! これをきっかけにSGの常連となって、バリバリ活躍してください!

DSC00643 最後に、気にもなるけど、妙によくピットで見かける安田政彦。ほのぼのシーンばかり書いてきましたが、10Rで4着に敗れると、その後はペラ室へ。一心不乱に調整をしていた。彼にももちろん、勝負師の魂は宿っている。(黒須田守)


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準優勝戦メンバー確定!

準優勝戦のメンバーが確定しました。

10R
①号艇 濱野谷憲吾
②号艇 西島義則
③号艇 安田政彦
④号艇 池田浩二
⑤号艇 平尾崇典
⑥号艇 山本浩次

11R
①号艇 木村光宏
②号艇 松井繁
③号艇 林美憲
④号艇 植木通彦
⑤号艇 太田和美
⑥号艇 三角哲男

12R
①号艇 江口晃生
②号艇 田村隆信
③号艇 白水勝也
④号艇 瓜生正義
⑤号艇 辻栄蔵
⑥号艇 濱村芳宏

出走表は、念のため主催者発表のものをご確認ください。

DSC00674


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4日目終了――今夜はイン天国

不思議なものである。昨日は昼間=イン、夜=センターという傾向だった。ところが今日は、昼間=センター、夜=イン。どうしてこうなってしまうのだろうか?

桐生はもともと、夜になるとインが弱い……これはもう、何べんも書いた。しかし、今日は正反対。銘柄級が1号艇=インに入った今日の後半は、彼らがきっちり残したわけだが(4勝2着1回)、やはりこれは腕の違いということなのか……。それとも、今日は例外……?

DSC00610 明日は準優勝戦。当然、その時間帯は夜になる。そして、モーター上位の選手たちが1号艇に入る。今日で傾向が混乱してきたわけだが……明日は準優前の9Rまでに、きっちり流れを見極めたい。


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昨日とは傾向一変?――4日目前半戦終了

DSC00608 前半戦=イン復権! 後半戦=イン受難……そんな昨日の傾向から、今日は一変! 前半戦でインが飛びまくった。暗くなったらインが飛ぶ……のはずだったのに、明るいうちから外が優勢だったのだ。

さて、後半戦はどうなるのか。やはり暗くなるにつれて、さらにインが弱くなるのか。それとも、前半が昨日とは正反対だから、後半は逆にインが強くなるのか。後半戦の1号艇には、銘柄級がズラリと並ぶ。彼らが飛べば配当は大きいが……。昨日までの傾向にしたがって穴狙いでいくか、それともスーパースターたちを信頼して昨日と真反対の傾向に賭けるか。うーむ、悩ましい……。

ちなみに、たった今終了した7R、インから濱野谷憲吾が見事に押し切りました。このまま、1号艇ラッシュとなるのだろうか……。


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静謐なる気合――4日目、前半のピット

DSC00593 室田泰史、水神祭おめでとう!
1R、2コースからのまくりでバック抜け出した、室田は、そのまま先頭を守り切ってゴールイン! SG初1着を飾った。H記者の報告通り、昨日から足は上向き、念願を果たすのはここしかないとばかりに、渾身のハンドルを入れた。
ピットに引き上げてきた室田を待ち構えていたのは、同支部の今垣光太郎と、近畿の同期・田中信一郎。二人とも両手を思い切り掲げて、ヒーローを迎えた。ニカァと笑った室田に、信一郎が拳を小さく突き出す。室田が拳を合わせると「おめでとう!」。隣で今垣も、嬉しそうに微笑んでいた。
DSC00598 69期といえば、精鋭がズラリと揃ったゴールデン・ジェネレーション。SGには常に、複数の選手を送り込んでいる。そのなかにあって、室田はいわば遅れてきた男である。A1はキープしてきたものの、派手な舞台とは無縁。SGもこれが初出場である。だが、これで同期の花形たちに追いつく足がかりはできた。ひとつのきっかけは、時に人間を化けさせる。大器晩成、室田の勝負はこれからだ。

DSC00602 昨日の1着で、準優進出にメドが立った田村隆信が、さらなる上積みを期して、整備に励んでいた(ピストンリングを交換したようだ)。2走で5点が必要というのは、前半で4着までに入れば、後半は当確マーク。それほど厳しい条件ではない。しかし、準優に進出して目的がすべて達せられるわけではないことは言うまでもない。準優で好枠を手に入れ、優出という最大の関所越えに近づくためにも、ここで気を抜くわけにはいかないのだ。表情は明るいながらも、みなぎった気合を田村に感じた。
瓜生正義も、今日は1走4点。田村同様、比較的楽な条件だ。ただ、足色にはまだ満足していない。「まあまあですね」と、これからの調整に望みを託す。スマイリー・キッドらしく、笑顔は絶やさないが、こちらもまた腹の底に溜まっていく気合がひたひたと伝わってくるのだった。

DSC00611 2Rでまさかの6着に敗れた上瀧和則は、さすがにテンションを落としてピットに上がってきた。これで、後半はピン勝負。後がなくなった。奥歯で悔しさをかみ締めるような、そんな表情。しかし、男・上瀧、敵に弱みは見せられぬ。肩肘張って、胸張って。悔しさを、一歩一歩踏み降ろす足の裏から地面に抜くかのように、さばさばと歩くのだった。大嶋一也、山崎義明らとレースを振り返るときも、笑顔を振り撒く。人間というのは、悲しくても、悔しくても笑える生き物だ。上瀧の笑みは、やはり深い。

DSC00596 さて、どういうわけか気になりだした安田政彦。ピットでJLCのインタビューを受ける。終わると、手にしていた扇子でパタパタパタ。その扇子のデザインは、札束を扇状に開いたものだ。目ざとく見つけた長嶺豊さんが「金持ちやのぉ~」とからかう。「お前、カメラの前で仰げばよかったやないか」と長嶺さんが続けると、安田、「そんなキャラちゃいますから」。いや、今節を見る限り、そんなキャラのように思えるんですけど……。(黒須田守)


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オーシャンカップの節一は誰だ?③

DSC00531  3日目を終えても、江口と平尾の足色に翳りは見られない。木村もインから磐石の逃げを決めており、節一候補の1~3位に変動はない。評価に困るのが西島で、木村をあっさりツケマイで沈めた足はまさに鬼脚だった。が、前検~初日くらいまでは、特訓でもやったりやられたりで中堅に毛が生えた程度の足色だったのだ。持ち前の調整力で抜群に仕上げたのか。それとも、気合だけであんな凄まじいレースをしているのか。いまだにわからないのである。
 昼特訓での強弱は

笠原=池田
笠原>今村豊
今村豊=安田=憲吾
三角>鳥飼
室田>鳥飼
中澤>室田
田村>一宮
上瀧>寺田
平石=坪井=岡本=川﨑
菊地=須藤
林≫濱村
林≫一宮

 昨日あたりから急上昇しているのが林だ。一気に伸びが付いたのだが、今日の特訓では合わせた相手全員をボコボコにやっつけていた。初日とは別人のような足。回り足、レース足はわからないが、あれだけ伸びればダッシュ戦で勝ち負けになる。

DSC00533  中堅組では笠原が日々少しずつ上昇していて、上位の仲間入りを果たしたと思う。
 現時点での独断ランキングは
1位/江口晃生……相変わらず文句のつけようのない3拍子揃った超抜の足。
2位/平尾崇典……スリットから一気に加速する脅威の伸び足。
3位/木村光宏……舳先が瞬時に向くウルトラ回り足。
4位/太田和美……ターンマークを回ってから一瞬で伸びるワープ出足。
5位/林美憲……直線で1、2艇身はやっつける光速の伸び。
 これに続く上位級の足は
中澤和志……追撃のきく回り足で好バランス。
濱野谷憲吾……伸びは落ちたが、掛かりが抜群。
松井繁……特長こそないが、高いレベルのバランス。
池田浩二……松井とよく似たバランス型。
荒井輝年……後伸びでぶん回して面白い足。
安田政彦……安定した伸び足。
烏野賢太……完全な伸び型で本人向きの足にすると凡機に。
笠原亮……熱心な整備&特訓で、やっと上位級に。
山本浩次……スリットから一撃できるパワーが持ち味。
坪井康晴……なぜか回り足がダウンして下降気味。
 植木は取り柄のない足色で中の上、今垣は回り足はいいが伸びずに中堅、辻はどうしたものか全く伸びがない。濱村はなんとなく気配が落ちている気がする。
 ワースト級から抜け出したのは室田泰史、菊地孝平、田中信一郎の3人。もちろん、アップしたといっても中堅が精一杯だが。
 相変わらずのワースト級は田頭実、寺田祥で、これはもう悲惨な足。さらに鳥飼と須藤、重成の足にまるで力強さがなく、このクラスに編入するしかない。

 今日のレースでいちばん気になるのは、不思議な鬼脚の西島だ。11レースの苦しい枠順での戦いぶりから、じっくりとその足の良し悪しを見極めたい。(畠山)


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得点率トップは西島!~勝負駆け情報~

桐生オーシャンカップは予選の3日目を終了。いよいよ予選最終日となる明日は、準優の18ピットへの勝負駆けとなる(得点ボーダーは6.00に想定)。

得点率堂々のトップは、オール連対&3連勝中と絶好調の西島義則の9.50。ここに、こちらもオール連対、選手班長の江口晃生が9.00で続いている。この2選手に、3位木村光宏、4位濱野谷憲吾、5位大田和美、7位松井繁の4選手が無事故完走で当確となっている。

DSC00518 以下注目選手は、ディフェンディングチャンピオンの田村隆信が2走で5点(4,6着)。植木通彦が2走7点(4,4着)。上瀧和則が2走10点(3,4着)。現在18位の坪井康晴が2走12点(3,3着)となっている。なお、今村豊が1着、今垣光太郎は1,1着でも結果待ち。地元の秋山直之は残念ながら予選落ちがほぼ確実な情勢だ。

ちなみに、いちばんの大逆転がありえるのは39位の仲口博崇。1,1着で6.00となる。2号艇と5号艇の仲口。さてどうなる!


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暗くなればイン弱し!?~3日目後半終了~

「空が暗くなるにつれて、インが弱くなる桐生水面」。まさに先ほど書いたとおりになってしまった。8Rからはまたインの精度がすっかり落ちてしまった。

見事に逃げを決めた木村光宏は、8Rで果敢にインを狙っており、それがここで活きたのだろう。今村豊、松井、今垣らを従えての堂々のイン逃げだったが、結局逃げが決まったのはこの最終12Rのみ。風向きなどの条件はあまり変化がなかっただけに、暗くなるほどインを疑ったほうがいいということなのだろうか……?

DSC00542 そのほかでは、その8Rで菊地、木村に対して西島が3コースから圧巻のまくり差し。9Rではインの今村暢孝を2コース林がトップスタートからまくるなど、8R以降は逃げ1、まくり2、まくり差し1、抜きが1という結果だった。

それにしてもここまで、インが来た!と書けば来なくなり、来ないと書けば来はじめる桐生水面。果たして明日はどちらに転ぶのか。いち早くつかんだファンが、そして選手が勝負駆けを成功させることになる!


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魂が交錯した日――3日目後半戦のピット

DSC00579 12Rを終えて上がってきた今垣光太郎は、肩を落としながらカポック脱ぎ場へと向かった。ヘルメット越しにも、ハッキリそうとわかる、痛恨の表情。昨日まではモーターにはほとんど手をつけなかったが、今日は鬼の整備で変わり身を求めた。12R出走時は、シリンダーケース、ピストン2本、ピストンリング4本の大整備。「前節あれだけ出とったら、整備する必要はない」と言ったのは、わずか24時間前のこと。今日は昨日に比べて湿度が高くなったが、それもあってかモーターに異変を感じ取ると、激しいまでの調整に時間を費やす。その妥協なき姿勢、立ち上る闘魂。しかし……結果がそれを報いてくれるとは限らないのが勝負の世界の、いや人の世の常である。6着敗退……。これにより、得点は19点。明日は1回走りだから、1着でも相手待ちとなってしまった。カポックを脱いだ今垣は、「足は30%後半になったと思います。今日は調整を絞りすぎた。微調整でいいと思います」と、よく言えば歯切れ良く、悪くいえば半ば吐き捨てるように語った。明らかに、苛立っているようだった。SG密着はまだ3節目ではあるが、こんな今垣は初めて目にした。驚いた。そして、競艇選手の魂を見た。

DSC00573 8Rで4着に敗れ、オール連対が途切れた木村光宏も、激しい表情を見せた。敗因を聞こうとするマスコミ陣に、「インが取れなかったこと。以上」とだけ言って、控室への階段を駆け上がっていく。そのレースでインを死守したのは1号艇の菊地孝平。それでも、5号艇から西島義則を差し置いて2コースを取ったのだから、やることはやった、と言えるはずである。しかし、結果が出なければ意味はないとばかりに、木村は不機嫌さを隠さなかった。彼もまた、妥協を良しとしない、天性のファイターなのだ。控室から出ると、「整備します」と言って整備室に直行。展示ピットに艇を下ろさなければならないギリギリの時間まで、諦めることなくモーターを立て直した。12R1号艇。今度はインから渾身の逃げを放ち、今村豊、松井繁、今垣らを封じ込んだ。上がってきたときの表情には、どこか満足感がうかがえもしたが、すぐに顔を引き締めて、JLCのインタビューに向かった。準優進出には当確が出たが、明日も緩めることなく、魂の走りを見せる。

DSC00545 渋い顔を見せたのは、彼らだけではない。9R、インから逃げ切れなかった今村暢孝は、悔しそうな表情を隠そうとしなかった。田頭実や上瀧和則と話している間も、顔つきはひと時たりとも崩れない。準優進出には望みを残しているが、1号艇という絶好の枠順を生かしてランクアップを果たそうという目論見を果たせなかったことが、今村にとっては悔いを残したのだった。同じレースで4着に敗れた荒井輝年は、苦笑いでレースを振り返る。「(濱野谷憲吾=2着が)あー、行っちゃったって(苦笑)。足は噴き出したのに、あー、ショック!」。もっと早くこの足に仕上がっていれば……準優進出はもはや絶望的になってしまったことで、荒井のなかに大きな悔恨が生まれた。明日は意地の一発があるだろうか。

DSC00509 一方、笑顔が弾けた者もいる。10R、平尾崇典が5コースからまくり切って勝利を収めた。カドを取った熊谷直樹をひと飲みする強烈な伸びは、その熊谷を感心させた。「すいません」と平尾が声をかけると、熊谷は「伸びるね」と微笑む。平尾はニッカリとひまわりのような笑顔を返した。予選順位は11位にランクアップ。準優にも完全にメドが立った。
上瀧和則も、深い笑顔を見せた。1号艇で迎えた7R、誰もが上瀧=インで疑いもしていなかったのに、森竜也が敢然とインを奪った。2コースに出された上瀧は意地のまくり一発! 外から握ってきた山本浩次を牽制しながら、さらにケンカを売ってきた森を完膚なきまでに叩きのめすド迫力のターンを見せた。ピットで上瀧は、森を目の前にしながら、誰に語るともなく「浩次しか見てなかった」と笑った。あたかも、森なんか眼中にないんだぜ、と言わんばかりの笑顔だ。まさに、上瀧のひと睨み。競艇には、陸の上の戦いもある。

DSC00557 激烈なまでの魂の交錯が繰り広げられた3日目のピット。もちろん、穏やかな空気もそこここにある。準優進出はかなり厳しくなってしまった田中信一郎は、それでも必死の整備で明日からの上積みを目指す。いわゆる負け戦だろうと、勝利を渇望するのがレーサーの性。勝ち上がりは難しくとも、勝負を投げ出すわけにはいかないのだ。長時間の整備を終えて、水道で手を洗う田中。そこに、須藤博倫が現われた。明日の12Rで対戦することになっている。
「明日はよろしくお願いします」と笑いかける須藤。すると信一郎は一言、「イヤや!」。ありゃりゃ。アハハハハと笑う須藤に、「ヒロリンは何号艇?」と田中。須藤は2号艇、そして田中は1号艇での戦いとなる。
 ヒロリン……いや、須藤が自動販売機でジュースを買おうとした。
「あ、何か飲みます? 奢りますよ」
「おぉ。うーん、ビールが飲みたいところやけどなあ……CCレモンで! ごちそうさまです!」
 ピットで酒飲めるわけないでしょ! 宿舎でだって飲めないのに。今日のピットはムシムシして暑かった。信一郎、うまそうにCCレモンを飲み干した。

  DSC00552

さて、まずは写真をご覧ください。何をしているように見えます? 今村豊と松井繁、長嶺豊さんが何かの紙をジッと見入っているのだが……。 実は、これ、老眼度チェックなのでありました。今村が、「これくらい離さんと見えんようになってきた」と笑えば、長嶺さんは老眼鏡(だと思う)を取り出して今村に渡す。一瞬で外してしまったため、残念ながらメガネ姿の今村は撮影できなかったが、そこにやって来た松井と一緒にその紙を覗き込んだ。DSC00555松井は、ニコニコと去っていっただけだったが、さらに老眼談義は続く。すると、そこに須藤博倫が通りかかった。今村に呼ばれてやってきた須藤は、紙をグッと自分に近づけて、「これくらいでも見えますよ」。すると今村、じゃあこれではどうだとばかりに、思い切り須藤の顔に紙を近づけたのだ。さすがにこれでは読めません(笑)。それでも今村、「若いのう」と須藤に感心、須藤も「まだ27歳ですから」と笑った。今村選手、もちろん近視というわけではありません。選手としての基準はきっちり満たしております。DSC00556しかし、老眼は年齢とともに誰にでも忍び寄るもの。ピットで見ている限り、今節最ベテランなどとは1ミリたりとも思えない若々しさなのだが、思わず「唯一の2000番台だもんなあ」と、今村の年輪に思いを馳せてしまうのだった。

DSC00561 最後に、昨日から妙に気になりだした安田政彦。今日は11R出走ということで、さすがに後半戦のスリット写真をきれいに整理しているヒマはない。展示から帰ってくると、出走選手控室で、静かにレースを待っていた。すると、12R出走の木村光宏が、展示ピットに艇を入れようと、安田の視界に入った。出走ピットをかすめるように、展示ピットに向かう木村。安田、控室を飛び出した。
「こらぁ、ボートに水が入るだろうがぁ」
 木村、キョトン。安田は、もういちど繰り返して、展示ピットに入った木村のほうに向かっていく。やっぱり木村、キョトン。二人はともに70期生、ようするに安田は同期の木村にじゃれついていったわけである。その11R、残念ながら3着に敗れてしまったが、このリラックスぶり……というか、彼独特の味は勝負駆けの明日、武器になると見た。4着2本で準優進出、足色からも性格からも、きっとクリアすることだろう。(黒須田守) 


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インが来た!――3日目前半終了

昨日まで外に飲み込まれまくってきたインが、ついにその本性をむき出しにしてきた。現在、7Rが終了したところだが、ここまで4勝2着2回。風がほとんどなく、またモーターを徐々に仕上げてきた選手も増えてきたせいか、外から来られてもキッチリ先マイしてもたせるケースが続出しているのだ。

DSC00483 3Rでは辻栄蔵がカドからまくり一閃を決めたが、それでもイン鳥飼がしっかり残している。鳥飼は足色がもうひとつに見えるだけに、かえってイン水域の強さが際立つ。来たぞ、来たぞ、インが来たぞ!

8R以降、1号艇は菊地孝平、今村暢孝、山本浩次、徳増秀樹、木村光宏。いずれもインは死守しそうで、前半の傾向が続くかどうかは、彼らにかかっている。空が暗くなるにつれて、インが弱くなる桐生水面。果たして彼らは意地の逃走を見せることができるか。それとも、昨日までの流れが甦って、センター勢の強烈な伸びが爆発するのか。勝負駆けとなる明日の傾向を探るためにも、要注目だぞ!


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気合が加速!――3日目、前半戦のピット

DSC00485 昨日、最後まで残って整備していた魚谷智之が、シリンダーケース、ピストン2本、ピストンリング4本の大整備を施して1Rに登場した。同Rでは、新美恵一も同じような大整備。他にも、菊地孝平が電気一式、太田和美がキャブレターを交換。準優への剣が峰となる3日目、選手たちのモーター調整、ペラ調整が急ピッチになってきた。

DSC00477 今垣光太郎が、ついに整備室に入った。昨日までは、あの整備の鬼がペラに専念していたのだが、12Rで「夜用のセッティングが今ひとつ」と語っており、やはり12Rに出走する今日、モーターにも手をつけるのでは……その想像通りだった。調整していたのは、ギアケース。普段の彼らしく、テキパキと入念に調整すると、ボートに装着して試運転へ。納得のいく足色に仕上げるため、今垣らしさ全開でレースまでの時間を使う。
松井繁は、相変わらずリラックスした表情。朝のスタート特訓のスリット写真を見ていた一宮稔弘に声をかけて、並んで写真を眺めていると、そこに瓜生正義もやって来た。何事か質問した瓜生に、松井は快く応えている。アドバイスというか、「俺はこういう整備をしたよ」という方法論の開陳というか。頼れる先輩といった風情であった。3日目を迎えた今日もピリピリした雰囲気はなく、どちあかというと余裕の表情である。
DSC00474 植木通彦は、比較的落ち着いた様子で前半を過ごしている。今垣、矢後剛、荒井輝年らと立ち話をしていても、表情はかなり柔和だ。ここまでオール3着。決して完調とはいえないのだが、植木なりに手応えを掴んだのか。もっとも、笹川賞でもグラチャンでも、ピットでの植木は悠然としたたたずまい。慌てず騒がず、自然体で戦いのときを待つ。

DSC00482 エース機・辻栄蔵にようやく初日が出た。3R、ピットに引き上げてきた辻は、さすがにホッとした表情。準優進出に望みをつないだこともそうだが、やはり調子が良くないときは勝利が何よりの薬。出迎えた西島義則や今村豊に笑顔を見せた。足色はまだまだ万全とはいえなくとも、これでリズムは変わったはず。明日の勝負駆けは1走2着条件になりそうだが、きっかけを掴んだエース機の走りに注目してみたい。
そのレースで2着となった鳥飼眞も、準優進出の可能性は十分、上瀧和則や瓜生正義に囲まれたときには柔らかい表情を見せていたが……痛恨の待機行動違反をとられてしまった。競技本部に呼ばれて戻ってきた鳥飼の顔は、さすがに厳しい。マイナス7点で16点、2走を残しているから、まだ望みが絶たれたわけではない。後半10Rからまさしく勝負駆け、条件はピンピン。この悔しさをぶつける怒涛の走りが爆発するか。10Rは6号艇だが……。

DSC00470 さて、昨日、スリット写真をきれいに整理して、「明日もやろう」と言っていた安田政彦。本当にやってました(笑)。しかも、まだ1Rと2Rの分しか貼り出されていない段階で。たしかに、ちょっと曲がって貼られていましたが、さっそく貼り直すとは。右の写真が、安田が貼り直した後です。一直線になっている青とピンクのマグネットが、ぐちゃぐちゃでした。とにかく安田、今日もいい味出しまくり。足も万全で、成績も好調。いろんな意味で、今節、目が離せない男となった。(黒須田守)


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大荒れの予感?――2日目後半戦のピット

 いきなり地面が揺れた。地震だっ! 関東では、つい先日、強い地震があったばかり。超小心者の私、かなりビビりが入ったわけでありますが、ピットの選手たちには大騒ぎするような人はいませんでした。ただ、さすがの動きは江口晃生。選手代表を務める責任感から、真っ先に整備室を飛び出して、あたりの様子を確かめた。それにしてもこの地震、オーシャンカップ大荒れの予兆だったりして……。

DSC00406 2日目のレースを走り終えて、足の感触がつかめてきた選手も多いのだろう。選手たちは、みな忙しそうに動いている。1レースを5着に敗れ、準優進出はかなり厳しい状況の菊地孝平が、今日は1回走りにもかかわらず、整備、ペラ、試運転を延々と繰り返す。エース機を引きながら、なかなか結果が出ない辻栄蔵も、最後まで残ってモーターの調整に励んでいる。今日の1Rをピストンリング2本交換して臨んだ魚谷智之も、さらに整備を施して、部品室に小走りで向かっている。
ペラ室も大繁盛だ。上瀧、植木、西島、瓜生、白水、今村暢、笠原、あれ、魚谷がこっちにもいる……5分後にのぞきに行くと、もうペラを叩いている顔ぶれが変わっていたりして、みんながみんな、早い人は明日から始まる勝負駆けに向けて、必死にチューンアップしている。

DSC00440 そんななか、いい味を出していたのが安田政彦。6レース1回走りの今日、前半とレース直後は忙しそうにしていたが、あたりが暗くなってくると、徐々にのんびりした雰囲気になってきた。12Rの前には、一人ポツンと試運転用ピットに座り込んで、ボーッと水面を眺めていた。レースが始まっても微動だにせず。人の良さそうな風貌ということもあって、飄々としているように見えるのだ。かと思うと、スリット写真を貼り出してあるボードをいじっている。近づいてみると、雑に貼られた各レースの写真を、きれいに整理して貼り直しているのだ。「だって、見づらいもんね。明日からもきれいに貼ろう」と、きれいに並べていた。6レースは3コースから見事なまくり勝ち。安田、余裕と見た。

DSC00430 余裕といえば、松井繁だ。10R、濱野谷憲吾とのデッドヒートを制し、ここまでオール連対の成績。「何をつけても出ますね。湿度とかに合わせれば大丈夫」と、すでに足は仕上がった。ピットを歩く様子も、非常にリラックスした表情で、もはや懸念材料は何もないといった風情だ。圧倒的なオーラを放っているときの松井も怖いが、肩の力が抜けている松井もやっぱり怖い。どんな状態であっても、存在感は抜けているのだ。明日は12R1回走り。やはりオール連対の木村光宏が1号艇、2号艇に今村豊、3号艇に今垣光太郎と難敵がそろうなか、6号艇だ。枠は悪いが、だからこそ狙ってみたいような気がする。とにかく、どうしても松井には目を奪われてしまうだけの何かがあるのだ。

DSC00410 整備の鬼・今垣光太郎が、今節はモーターにはほとんど手を触れず、ペラに専念しているのは書いてきたが、本人曰く「前節、あれだけ出とったんなら、やる必要ないでしょう。ペラだけ? そうですね」とのこと。プレゼント用パンフレットにさらさらとペンを走らせながら、訥々と語ってくれた。前節は、B1の秋田健太郎がピンラッシュで優出3着。それだけの手応えを感じているわけだ。ただ、12Rで4着に敗れると、「夜用のセッティングが合っていない」。気温が下がると、手応えがいまひとつのようだ。明日は7Rと12Rの2回走り。夕方と夜……整備の鬼ぶりが見られるのかもしれない。

DSC00366 11R、上瀧和則が前付けでインを奪取。1号艇の今村豊は2コースに引いた。結果、上瀧は今村のまくりに飲み込まれた(レース自体は、田中信一郎がまくり差しで勝利)。まずまずのレースに、今村はご機嫌でピットに引き上げてくる。苦笑いで帰ってきた上瀧にも、笑顔満開で話しかけた。上瀧も笑顔が弾ける。しかし……。上瀧の目は笑っていなかった。今節もジョーの気合はみなぎっているぞ! 今村のほうは、とにかく陽気。中止となった火曜日に、自主整備に出てきて40分も漫談(?)をしていたのは報告したが、レース中はさすがに長時間は話し込まないものの、あちこちで爆笑トークを繰り広げている。最近の今村といえば、体調を心配されることが多いが、今のところ、前回のグラチャンよりはずっと調子が良さそう。ここまで5、5、2着と、まだエンジン全開ではないが、明日からに期待がかかる。

DSC00434 節一は誰か……というのは、「節一は誰だ」の原稿に任せるが、江口晃生の足のすごさを寺田祥が証言している。9R、寺田は1号艇でイン発進、江口は5号艇から2コースに入って、寺田が江口のまくりの餌食となった。「気がついたら、もう外からビューンって……」。苦笑いしながら、寺田は言った。選手班長として、参加選手を牽引する江口、水面でもシリーズリーダーとして他の選手を引っ張っていく。
モーターの素性は悪くないはずなのに、なかなか着順に現われない荒井輝年。6着、4着とかなり苦しい予選道中だ。その理由は、どうやらプロペラのマッチング。評論家の吉田清志さんに、「新基準のペラになってから、消音モーターは初めてなんですよ」と訴えた。まだまだ迷いがあるようで、最後まで残って調整に精を出していたが、明日にはなんとか正解を出して、反撃を開始したいところ。まずは1Rに登場、このメンバーに入れば、足色が見劣ることはないはずだ。
同じく岡山の山本浩次は、相変わらず淡々としながら、「伸びはいいんだけど、差したら届かない……」と回り足、引き波を超えていく足に不安がある様子。荒井同様、明日も上積みを狙う。もちろん、淡々と。

2日目を終えて、選手たちの手応えの良し悪しがかなりハッキリしてきたようだ。準優へのキーポイントとなる3日目、地面は揺れても、心は揺らぎなく、彼らは激烈バトルに臨む。(黒須田守)


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やっぱりイン受難……?

現在、11Rを終わったところだが、後半戦はインが一本も決まっていない。8R魚谷智之、9R寺田祥、10R野長瀬正孝、11Rは前付けに出た上瀧和則、ぜ~んぶ飛んだ。外からの攻撃に、まるで対応できていないのだ。

DSC00300 魚谷、寺田、野長瀬あたりは、足色もやや弱いという点はあるし、上瀧も深めの進入になってしまったということもあるけれども、印象としては伸びのいい選手にまったく抵抗できていないという感じ。明日は、後半戦で足に好感触の選手が1号艇に入っているレースがいくつかある。準優戦線のキーとなる明日、この傾向は引き継がれるのか。とにかく、センターからの伸びまくり、まくり差しがかなり利いているので、それは頭に入れておこう。


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オーシャンカップの節一は誰だ?②

 初日、2日目あたりは誰もが整備途上のため、機力差が激しい。試運転でもやったりやられたり、かなり極端な足色だったりする。今日の特訓での足合わせをまとめておくと(勝手な目展示ですが)
今村豊>野長瀬
今村豊<魚谷
今村豊=岡本
坪井=後藤
西島=後藤
田村>田頭
濱村=一宮
荒井>菊地
平石>菊地
松井≫田中
山本>後藤
後藤>熊谷
濱野谷≫寺田

 目立ったのは松井と濱野谷で、それぞれ田中と寺田を並ぶ間もなくちぎり捨てていた。今村豊は勝ち負けいろいろで、中堅級の足だろう。さて、ここまで試運転とレースを見てきて、現時点での独断モーターランキングをアップしておく。
DSC00140 1位/江口晃生……3拍子揃った超抜の足。
2位/平尾崇典……スリットから加速する脅威の足。
3位/木村光宏……舳先が瞬時に向くウルトラ回り足。
4位/坪井康晴……ぶん回しても掛かるカミソリの切れ。
5位/中澤和志……行き足中心に抜群のバランス。
 と見立てたが、明日以降の節一候補はまだまだいる。先に書いた濱野谷憲吾、松井繁、それから岡本慎治、池田浩二、山崎義明あたりか。複勝率トップの34号機をゲットした辻栄蔵は、まだそのポテンシャルを半分も引き出していなさそう。植木、今垣も悪くはないが、あと一息というムードだ。
 さらに、節一には遠く及ばないがいつでも穴を開けそうな「隠れ超抜候補」を挙げると後藤浩、荒井輝年、安田政彦(この原稿を書いている途中で穴を出してしまったが)、烏野賢太、笠原亮、秋山直之、山本浩次(あ、また穴が……)そして意外中の意外は野長瀬正孝で、ときどき不気味な足色を披露しているのだ。
 一方、ワースト級はかなりはっきりしていて、室田泰史、菊地孝平、田頭実、寺田祥に田中信一郎を加えた5人だ。
 もちろん、3日目ともなればさらなる整備の手が入って、これらの序列は簡単に変わる。1練習、1レースをしっかり見据えて、各選手の気配の変貌を確かめていくつもりだ。(畠山)


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イン復権?――2日目、前半戦終了

イン壊滅。初日を一言で言うなら、そうなる。とにかく、イン発進の選手が、ことごとく飛んだ。外からの攻めを封じられなかった。もともと必ずしもインが強くない桐生、そんな傾向に極端なくらいにハマったのが昨日だったわけだ。

風向きが変わった今日は、1レースでいきなり大嶋一也がイン逃げ! 2レースでも笠原亮が2着に入り、3レースでは林美憲、4レースでは田村隆信とイン2連勝。初日とは打って変わって、イン強し!の様相となった。

DSC00263 ただ、5レースで荒井輝年が敗れ、6レースでも熊谷直樹が安田政彦のまくりに沈められた。7レースも、辻栄蔵がカドの三嶌誠司に攻め込まれ、なんとか残したものの、濱村芳宏のまくり差しを許している(辻は3周2マークで三嶌に逆転され3着)。時間が経つにつれ、再びインが苦しくなってきた印象だ。桐生は、そもそもがナイターになるとインの勝率が下がる。また、インが強かった4レースまででも、センターからのカマシ艇の伸びはなかなかのもの。今後、再びイン受難の傾向に舞い戻ってしまうのだろうか。(黒須田)


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風向きが変わった……2日目、午前中のピット

昨日は安定板を使用するほどの追い風。今日は2~3mの向かい風。ガラッと風向きが変わった。選手たちはスタート勘から何から修正を強いられる状況。選手の多くが、モーターやペラを調整しては、素早く水面に向かう。試運転を終えて、係留所にボートをつけると、さらにモーターの調整。レースが行なわれていない時間は、ピット内にモーター音がとどろいている。

DSC00365 ペラ室も大賑わいだ。常にほぼ満員の状況で、トンカントンカンと木槌を振り下ろす音が聞こえてくる。今垣光太郎は、今日もペラ調整に没頭。もはやモーターに手をつけるところはない。レースが始まると、ピット内を余裕の表情ですたすたと歩き、整備室に隣接した控室へ。テレビでレースの様子を眺めていた。植木通彦、田中信一郎、濱野谷憲吾らも入念なペラ調整。いったん形が決まると、係留してあるボートに向かって、装着して水面へ。信一郎は、ダッシュでボートに向かって、速攻で試運転。一走目が6レースだから、時間があまりない、急げ急げ!

DSC00392 初日2、3着と上々のスタートを切った上瀧和則は、11R一回乗りだが、朝から精力的に動いている。ペラを調整して、水面に飛び出ると、1周して再びピットに引き上げてくる。今度はモーターをじっくりチェック。立ち上がって歩き去ろうとしたものの、ピタッと止まってボートを見つめた。何か気になるところがあったのだろうか。再びボートに近づいて、チェック。時間というのは、タップリあるなどと思っていると、いつの間にか過ぎ去っているもの。一流選手は、そんな油断はしないのだ。

DSC00374 1R、大嶋一也が逃げ切り勝ちを決めた。イン受難の昨日から、風向きも変わったことで、傾向も一変したということだろうか。スタートは3コースの室田泰史に出られたが、グッと伸び返しての先マイ。見事に外からの攻めを押さえ込んだ。ピットに上がってきた大嶋は……し、シブいっ! 上気することも浮かれることもなく、自然体で控室に向かう。男の哀愁すら漂うその姿は、修羅場をくぐってきた経験の蓄積によるものだろうか。いやあ、カッコいいっす。

その大嶋と、深刻な様子で何かを話していたのが、2レース直後の笠原亮だった。インから接戦に持ち込んだものの、山崎義明に競り負けての2着。どうもモーターが本調子ではなさそうだ。昨日の奔走ぶりを見ると、どうしたって応援したくなるのだが、あの忙しさは今日も続きそうな感じ。11Rまでに立て直すことができるだろうか。

DSC00377 ミスター不動心とは、グラチャンで山本浩次に勝手につけたニックネーム。そして、今回、この人にはこのあだ名をつけたい。瓜生正義=スマイリー・キッド。瓜生正義は、いつも明るく朗らか。一人で歩いているときも晴れ晴れとした顔で(モーターがひどければそうではないだろうが)、他の選手といると常に目元がほころんでいる。昨日のドリーム後に松井繁がからかっていたように、誰からも好かれ、また瓜生自身、ころころとなついているようでもある。そのスマイリー・キッドとミスター不動心のツーショットです。二人の今節の戦いぶりやいかに。(黒須田守)


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選手に会えますよ!〜28日のイベント情報〜

明日は選手に会えるイベントが2本立て!
まずはドリーム戦出場選手とのツーショット撮影その1。ドリーム1〜3号艇の瓜生、植木、濱野谷が登場!……しますが、参加できる方は12時50分から北、南の両ウイングゲートで配付される整理券をゲットした18人のみ! 両ゲートで各選手3枚づつしかありません!! 超狭き門なので、ファンの方は頑張りましょう!
もうひとつは最近おなじみの選手お出迎え。両ゲートに参加選手10名前後が登場します。時間は開門の13時10分から10分間。こちらは時間に来るだけでOKですよ!(松本)


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大嵐の後のほのぼの?……初日後半戦のピット

DSC00323 「こらぁ、瓜生ぅ~っ!」
 12Rドリーム戦を終えて、ピットに帰ってきた瓜生正義に怒号が飛んだ。
 声の主は松井繁である。
 ボート引き上げに出てきた松井は、1着で帰ってきた太田和美に声をかけるより先に、まず瓜生を怒鳴った。少し遅れてやってきた上瀧和則も、松井に続けて「こらぁ」。鳥飼眞も「瓜生~」。2着に入ったというのに、瓜生はよってたかって叱られまくりだ。作業の邪魔にならないよう、少し離れて見ていたから、松井がどんなことを言っているのかはよくわからなかったが(「インがどうしたこうした」と言ってました)、とにかく瓜生は先輩たちの一斉攻撃に苦笑い。……もちろん、松井も上瀧も鳥飼も、満面の笑顔です(笑)。ようするに、叱られているというより、からかわれている風情。激戦直後のほのぼのした風景でした。
 その瓜生、カポックを脱ぐと「伸びはないですね」とのこと。インが弱かった今日、明日もこの傾向が続くのだとすれば、伸び足の上積みは欲しいところ。果たして、瓜生は明日、どうする?

DSC00333  ドリーム戦で5着に敗れた今村豊は、まあ仕方ないなあ、とばかりにサバサバした表情。座り込んでシューズを脱ぎながら、「濱野谷がまくれば、まくり差しにいけたんだけど、ちょっと躊躇してたからね」と、展開が向かなかったことを残念がる。ところが、壁一枚隔てた洗濯室では、ちょうど濱野谷憲吾がカッパなどを脱いでいるところ。思わず苦笑いだ。濱野谷が今村の前に姿を現わすと、お互いに笑顔がはじけた。今村はいきなりカマす。

「お前なぁ、締めまくりいかんかいっ!」
「だって、(他艇より自分の艇が)出てないじゃないですか(笑)」
 濱野谷のSTはコンマ16。内の植木とは同タイミングだから、たしかによほどスリットから伸びなければ締められない(笑)。
「だったら……俺が締めるぞ!」
 いやいや、今村さんもトップスタートとはいえコンマ13、内の太田和美がコンマ14ですから(笑)。
 なんだか、実に陽気なドリーム戦後の風景だった。
 ただ、勝った太田和美はあまり表情変わらず。3着の植木通彦は、やや冴えない表情だった。6着に終わった田村隆信にも笑顔は見られない。

DSC00325  瓜生をからかって大笑いしていた松井だが、なぜかすごくご機嫌だ。11Rは2着に入って、なかなかの好発進。モーターも悪くないようだから、当然といえば当然だが、グラチャンの優勝戦で見せたようなヒリヒリした緊張感はまるで感じない。これから最終日に向けて、徐々に気合を高めていくのだろう。6日間の戦い方を知り尽くしているのか。怖いくらいの迫力を発散する松井もカッコいいが、ご機嫌の松井もいいなあ……。
 整備の鬼・今垣光太郎が珍しくのんびりしているのは、前半編に書いたが、8Rを終えると、今度はペラ室にこもった。今垣といえば、いつも整備室にいるような印象があり、ペラ室にいるのを見かけるのは珍しい。いや、もちろんどの節においてもペラを叩いていないわけがないのだが、「ありゃ、今垣がペラ室にいるぞ……」と一瞬驚いてしまうほど、整備室で魂の調整に励んでいる今垣。この変化が、かえって怖い。明日のレースぶりが楽しみになった。

DSC00297  一方、表情に翳りが見えるのは、仲口博崇。初日は4着2本といまひとつの成績で、沈んでしまうのも当然か。10Rを終えてピットに帰ってくると、ボートの左前部が破損しているのを発見。片付けを手伝いに来た、同期の太田和美と顔を見合わせて、軽く溜め息だ。上瀧、荒井輝年とややもつれていただけに、その際に接触してしまったか。明日はボート変更になるのか、修理するのかはわからないが、着順も悪いわ、ボートも壊れるわで、グラチャンのときとは好対照の表情。明日からの奮起を期待したい。
 11R6着の熊谷直樹も渋い顔つき。ピットに引き上げてきた際には、やや憮然としているように見えた。グラチャンは、初日ピンピンと絶好の滑り出しだっただけに、こちらもまた好対照。今日は6号艇と枠も不利だった。1号艇が回ってくる明日に、巻き返しを期してほしい。

DSC00302  2人の若者が走り回っていた。秋山直之は、9Rを終えると整備室に直行。必死の調整を施している。しかし、整備だけに集中しているわけにはいかない。レースが終わる頃には、ボート引き上げの準備。誰かがモーターを格納するとなると、そのお手伝い。最後まで試運転で水面に出ていた笠原亮がピットに帰ってきたとき、あたりには誰も選手がおらず、そばにいた長嶺豊さんが笠原に近寄っていった。すると、大先輩がもっとも若い部類に属する笠原を気遣っていると気づいた秋山が、同期の須藤博倫とともに猛ダッシュ! 長峰さんに「すみません!」と声をかけて、笠原のボート片付けを手伝った。それが終わると、再び整備室で調整に励む。その姿は健気だった。
DSC00276  その笠原は、いま書いたように、11Rが始まる直前まで試運転。10R前には水面に出る選手はほとんどいなくなったのだが、笠原は一人、走りまくる。ピットにいったん帰ってくると、競技本部から呼び出しのアナウンスが入る。ダッシュで向かい、帰ってくると、バッタリ出会った太田和美に何事か相談。礼を言って、ボート係留所までダッシュ。素早く乗り込んで、水面に飛び出した。そして、休みなく全力で5周! 帰って来て、エンジンをチェックして、再び水面へ。今度は3周! そこで試運転を終え、先ほどの長嶺さんの場面と相成ったのだった。ボートの片付けが終わると、ダッシュで着替え。そこに、東海の先輩、池田浩二が現われる。「あれ? 浩二さん、帰らないんですか?」。宿舎に帰るバスは、一便と二便があって、一便の発車は午後7時40分。11R発走の直前だ。笠原はどうやら、池田が一便で帰ると思い込んで、大急ぎで試運転を終わらせたようだった。「ああ、だったら、もっと試運転やればよかった」。その言葉に池田もニコッ。笠原のこの努力が、明日、実りますように!

DSC00316  最後に、やはりほのぼのシーン。JLCの展望番組でインタビュアーを務める長嶺さん。一宮稔弘をつかまえて、カメラの前に立った。それを見つけたのが、同県の林美憲。カメラの後ろに回って、一宮を笑わそうとしていた(写真の、テレビカメラの後ろのほうに林がいるわけです)。しかし、気づいたのか気づかなかったのか、一宮の表情は変わらず。林はつまらなそうに立ち去ったのだった。

 台風で中止となった翌日、思わず笑みがこぼれるシーンも多々見受けられた初日のピット。嵐の前の静けさならぬ、大嵐の後のほのぼの、といったところか。しかし、明日からはまた、怒涛のバトルが繰り広げられるのは間違いない。これもまた、嵐の前の静けさなのかもしれない。(黒須田守)


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あ、あの今垣が……!――初日、午前中のピット

いやあ、いい天気である。風は強いが、そのせいか、それほど暑くも感じない。ピット内も、陽が当たらずに風は吹き込むので、実に心地いい空気になっている。午後の桐生競艇場、なんだかのどかな気分である。

DSC00262 初日前半戦のピットは、やはり穏やかな空気が漂っている。慌しく動き回っている選手もいない。まずは走ってみて手応えをつかもうということなのか、整備室にも装艇場にも、あまり人影がない。ペラ室には、濱野谷憲吾、今村暢孝、烏野賢太、辻栄蔵、重成一人などが懸命にペラを叩く姿が見受けられる。そこに、4レースを終えたばかりの須藤博倫が加わって、濱野谷と笑顔で話しながら後半レースに備えていた。

3レースで6着と敗れてしまった田頭実の顔色は、やはり渋い。どうもこのところのSGは不調で、彼らしい鋭いスタートと俊敏なターンが見られない。今回も、いきなりのシンガリ負けで、苦しい発進。後半8レースの1号艇に期待をつなげたいところだが、今日はここまでインが強いとは言えず、枠順が味方になる確証はない。4レースのボート揚げに出てきた植木通彦と顔を合わせた田頭は、思わず苦い顔になって、溜め息をついた。植木もそれを見ただけで察したようで、表情を変えずにうなずくのみ。巻き返しに期待したいところだが……。

DSC00263 2レースで3着に入った三嶌誠司は、レース後、整備室にこもっている。整備士さんと相談しながら、さらなる上積みを狙って整備を続けている。着順は上々とはいえ、手応えには納得していない。静かな気合がうかがえる。
その2レースで6着に敗れた魚谷も、整備にかかりっきりだ。本体を開けての調整、整備士さんもつきっきりでアドバイスをしている。久々のSGということで気合の入る魚谷だが、いきなり出鼻をくじかれてしまった。必死の整備で、明日は今日のリベンジを果たすだろうか。

DSC00247 地元の2人は好対照な緒戦となった。江口晃生は3レースで1着、秋山直之は4レースで6着。江口のほうは、余裕の表情を見せながら、記者の質問に応えている。一方、秋山は後半9レースに向けて、モーターの装着具合を点検していた。DSC00254

秋山は、グラチャンも笹川賞も成績は芳しくなかったが、その2回ともそれほど切羽詰ったものを感じさせたわけではない。それは、6着となってしまった直後も同じだった。焦った様子はまるでない。ただ、今回は地元SGのせいなのか、顔つきがやや引き締まって見える。後半レース後の秋山にもう一度注目してみたい。

さて、整備室のヌシといえば、今垣光太郎。モーターが悪ければこもって徹底的に整備を施し、良くてもさらなる上積みを狙って調整を続ける。その姿は尊敬に値する。崇高とすら言える。ところが……午前中の今垣、なぜかのんびりしているのだ。整備室内にある控室にすわって、タバコをふかしている。な、な、な、何があったんだ? あるいは、モーターがもう仕上がった? とにかく、SG密着取材はまだ3節目とはいえ、これまで見たことのなかった今垣光太郎に、なぜかたじろいでしまったのだった。モーター仕上がってるとするなら、めでたいことなんだけどね。ただし、だ。一点を見据える今垣の目は鋭い。喩えれば、鷹のような目だ。それを確認してから振り返ってみると、のんびりしているのではなく、静かに、しかし烈しく、思索を重ねているようにも見える。その真意は果たして。答えは8レースで出る。(黒須田守)DSC00267


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ドリーム戦出場インタビュー

開会式から引き続いてのおなじみイベントといえば、ドリーム戦出場選手のインタビュー。今回はオーシャン出場への選考期間中の、GⅠ成績上位者(田村は前年度覇者)がドリーム戦士に選ばれている。

1・瓜生正義、2・植木通彦、3・濱野谷憲吾、4・太田和美、5・今村豊、6・田村隆信

DSC00236 インタビューは松岡アナウンサーの司会で行われ、「インから行きます。外からの前付けは植木さんがブロックしてくれるはず」という瓜生に、「そのためにはもう少しモーターが出ないと……(笑)」と、植木が返すなど、終始掛け合い漫才の様相。太田、今村の両者がスロー発進で確定!?のようなコメントまで飛び出し、この状況ではドリームは12345/6の態勢に間違いなし!?

注目のドリーム戦は場内午後8時30分の締め切りです。(松本伸也)


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今節も1-2-6作戦、続行!

おはようございます! 一日水入りして、ついに迎えたオーシャンカップ初日。桐生は、透き通るような青空に包まれております。風は台風の影響なのか、かなり強く、現時点ではホーム追い風。今後も、風の状況には注意が必要かと思われます。

DSC00139 さて、前回のグランドチャンピオン決定戦で、我々取材班は「1-2-6作戦」を決行しました。下関競艇場の直前までのデータによると、3連単1-2-6は5~60レースに一度は出現、回収率は150%超。グラチャン全レースで1-2-6を買い続ければ、トータルでプラスになるはず、いざ勝負! と、この作戦を実践したわけであります。

ところが! グラチャン全72レース中、1-2-6は一度もナシ! 5日目までは100円ずつ、6日目は倍の200円ずつ、全レースで1-2-6を購入したのですが、都合8400円が壇ノ浦の藻屑に……。我々は、悄然として下関を後にしたのでした。

DSC00089 今回のオーシャンカップでも、何らかの作戦を実行し、グラチャンの借りを返そうともくろんだ我々は、さまざまなデータを駆使して、実践に値する傾向を探したのですが……どうも釈然としない。もしその作戦で黒字を計上したとしても、下関で味わった敗北感は消滅しそうにない……。我々は、思わず声を揃えていました。「もう一度、1-2-6!」。一度も的中せずに、1-2-6を捨てるわけにはいかん! 今節も1-2-6を買い続け、この作戦にけじめをつけるのだ! というわけで、オーシャンカップでも1-2-6作戦を続行させることになりました。

下関の仇は桐生で討つ! このおバカな作戦、真似なさるのは危険なのでお勧めしませんが、ご注目いただければ、と……。


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さあ、明日はいよいよ初日です!

台風接近のため、本日の開催が中止順延となったオーシャンカップ。明日が、初日となります。

DSC00161ここ桐生は現在、雨も上がりました! このあと再び降るのか、それともこのままピーカンの天気になるのか、私どもは気象予報士ではないのでわかりませんが、しかし明日は間違いなく、競艇日和のなか、激動のレースが見られるでしょう!

それではみなさん、今日一日、溜めに溜めた気合を明日、爆発させましょう! 明日は開会式から取材、レースの様子、予想、ピット情報など、随時更新いたします!


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レースは中止でも選手は熱い!

待ちに待った開幕が明日へと順延となってしまった26日。選手はなんにもすることなく1日を過ごすDSC00181……なんてことはございません。本日最初の記事にもあるように、10時~12時までの2時間、希望選手はモーターやプロペラの整備をすることができるようになったのだ(試運転は×)。

その様子を伺うべく時間通り10時に整備場へ向かう。選手全員ではなく、希望選手のみなので、みんなドッシリ構えていて誰も来ていないことも……なんてことはありませんでした。ほぼ全員の選手が参加して整備をしている。選手の方でも、田村隆信DSC00208が「若い選手と整備員さんがチラホラいるくらいと思ったのに……」とビックリしていたのだが、さすがSG級選手、空いた時間をただ過ごすなどということはありません。その中で姿が見えず、明日への英気を養っていたとみられるのが川崎智幸、松井繁、田中信一郎、後藤浩、山本浩次、荒井輝年の各選手。少数派であったこの「ドッシリ派」も、もちろん注目だ。
さて、肝心の整備の模様だが、試運転が出来ないこともあって、モーターの整備は点検やギアケースの整備くらいにとどめて、その後はプロペラ調整という選手がほとんど。またはプロペラ調整だけという選手も多かった。

そんな中、2時間のほとんどをモーターの整備に当てていたのが、やっぱりと言うかなんと言うか、今垣光太郎だった。2時間つきっきりの整備、これは大手術だ!と終了後に話を聞いてみると……「ギアケースだけです」。なんとっ!……ん、いや、本体の方も開けてましたよ、今垣さんっ!「本体は点検で、整備したのはギアケースだけです」。モーター自体はいいと思うので、と付け加えていた今垣だが、ギアケースだけで2時間……相変わらずの整備の鬼っぷりであった。

今垣がモーターにつきっきりだったその時、整備が一段DSC00200 落した様子の今村豊が取材陣の前に登場。すぐに周りに出来た人だかりを見て、「展開だけですね(笑)」とまずは一言笑いを取る。それからすぐに「いやあ、この水面ならレースできそうだよねえ。しかも台風ってたいてい思っているより遅くなりよるでしょ。明日まで遅れたら大変だよ(笑)。ホントに遅れたら、ワシ、気象予報士になれるなあ。ハハハ」と周りを爆笑させ続ける今村。しかもその後、「お金を世間に回すことが景気回復には重要」という経済トークから、メニエール氏病のことまで、笑いを交えて話し続けること、なんと40分。途中で「今村さんの講演を邪魔しないように」DSC00202と笑いながら後ろを通った植木に、「ワシは話し始めたら止まらん で!」と返すなど、まさに今村ワールド。
体調が心配される今村だが、今節はどうやら絶好調!!である。(松本伸也)


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人気シリーズ「節一は誰だ?」①

 グラチャンで好評だったという噂の「節一を探せ!」シリーズ。今節も探しますぞよ。噴いて噴いて噴きすぎて「F切っちゃったらど~しよう?」くらい出ているエンジンを先読み・先取りして、ガッチリ舟券に生かしてしまおう。もちろん、選手のバイオリズムも加味しながら、ね。
DSC00052  モーター抽選結果については、昨日簡潔にお伝えした。複勝率50%ジャストのエースモーター34号機を引き当てた辻栄蔵も怖いが、マジでヤバそうなのが江口晃生の15号機だ。このエンジン、新基準ペラになった春からメキメキと頭角を現し、今や怪物級の評価を得ている。5月後半からのヤバすぎる足跡を紹介すると。
5/21~25 金田諭 111311 優勝
6/3~7 お休み
6/10~14 徳増秀樹26111111 優勝
6/18~22 お休み
7/9~13 中里英夫3111512 準優勝
7/16~20 お休み
 どう? 金田が乗ったシリーズから3節2優勝1準優勝! 21レース中15勝で3連対率に至っては90%を超えている。確かに乗り手は3選手ともにA1級レーサー(このときの金田はB1だったけど)だけに、この数字をもって「怪物」とは言いきれないが、ジェイソンとかフレディ級のニオイはプンプン漂うではないか。
 でもって、このモーターを引き当てたのが、地元で選手代表の江口晃生なのだから、まさに鬼に金棒。昨日書いたように、前検でも出色のタイムをマークした。スタート練習では0・01、0・05、0・05とタッチ級を連発。つまりは出足も伸びもしっかりしていて、スタート勘も地元だけにバッチリ。こりゃヤバイって。
「智也がいないんだから、俺がなんとかしなきゃ」という思いも強いだろう。現時点では、この江口15号機を節一候補ナンバー1に抜擢しておこう。
 では2番手はどれか。もちろん不明なのだが、大きなヒントとして桐生の前節・女子リーグ戦を振り返っておきたい。15号機がお休みだったこの直前シリーズの節一候補は、松瀬弘美29号機、茶谷桜17号機、川田久子31号機の3機だった、と勝手に思う。
 松瀬の29号機は出足・レース足・伸びともに抜群で、文句なしの出来だった。茶谷の17号機もご機嫌の伸び足で予選を2・2・1・1とまとめ、準優ではあっと驚く1号艇。桜ちゃんはデビュー日の挨拶を聞いてからずっと応援しているのだが、まだまだ中堅下位レベルの選手。その桜ちゃんを準優1号艇まで引っ張った17号機は、おそらく超抜なのだ。川田の31号機は完全な伸び型で、道中で後方からグングン追い上げていく足色には空恐ろしささえ感じたものだ。元々が桐生のモーター番付でも上位をキープしているだけに、かなり怖い存在といえるだろう。
DSC00064  今節、この3機を引き当てたレーサーは
松瀬29号(複勝率40・4%)……平尾崇典
茶谷17号(複勝率35・4%)……平石和男
川田31号(複勝率43・3%)……烏野賢太
 やはりというべきか、松瀬のモーターを引き継いだ平尾29号は、前検でも他をブッチギる6秒72の一番時計を叩き出している。前節では満を持してお休みしていた江口15号との対決が楽しみだし、平石・烏野の気配にも注目したい。

 そして、最後にもうひとり節一の有力候補を挙げておこう。松井繁。ただでさえ怪物級の腕前なのに、引いたモーターがランキング3位の23号機。それだけでもう、無視することなんてできません。今日は開催ではなく自主整備日になったわけだが、松井はその自主整備を辞退して、お休みに専念する模様。これは、余裕なのか。もし昨日の前検で手ごたえを掴み、完全に仕上がっているのだとしたら……?(チーム・赤城おろし)


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台風上陸、本日のオーシャンカップは中止順延です

DSC00145 おはようございます。すでに昨日アップし、今朝のスポーツ紙などでも報じられていますが、本来ならオーシャンカップ初日の本日、台風接近のため、中止順延となりました。明日27日が初日、優勝戦は8月1日(月)となります。台風が桐生競艇場付近にもっとも接近するのは、午後6時という見通し。ナイター開催ですから、ちょうどレースの時間帯のようです。現在も雨模様の桐生競艇場。気合を雨に流すことなく、明日に蓄えましょう!

DSC00093 本日は、10~12時に希望選手がピットにやって来て、整備を行なうことになっています。その模様を取材し、レポートいたします。思いもかけず空いてしまった今日、2時間の整備で気配を上向かせることができるのか。けっこうポイントになるかも。更新は午後1時頃になる予定です。お楽しみに。


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前検! 中止でも前検!

DSC00155 な、な、な、なんと! 明日のオーシャンカップ初日は中止!
関東に接近中の台風7号が、明日のちょうどレースが行なわれている時間帯に、桐生にも接近する見通しとなり、レースに影響を及ぼすだろうと判断され、選手たちが前検日の作業に奔走しているさなか、中止順延が決定された。これで、7月26~31日の予定が、7月27日~8月1日に日程変更となる。
作業を中断して装艇場に集合した選手たちは、「明日は中止です」との発表に、一様に驚いた表情を見せた。そりゃそうだ。現在の桐生は、曇り空とはいえ、雨が降りそうな気配はない。早々と下された中止の決定にも、ピンと来ないのが当然というもの。全員が、なんとなく釈然としない表情を見せながら、再び作業に戻っていった。初日がいきなり水入りという緊急事態、今シリーズにどのような影響を与えるだろうか。

DSC00120 明日の中止が決まっても、前検は予定通り行なわれた。モーターをボートに装着して、真っ先に水面に飛び出したのは西島義則。笹川賞でも、彼は水面一番乗りを果たしている。その気合や良し。展示航走、スタート練習を終えた後は、整備室にこもっていた西島。中一日おいて、どこまで気配をアップしてくるか。西島の試運転が合図となって、次々と選手たちが水面に飛び出していく。そんななか、最後まで整備室にこもって、引き当てたモーターをチェックしていたのは今垣光太郎。これもまた、おなじみの光景だ。西島にしても今垣にしても、これが彼らのリズムなのだろう。超一流の男は、自分だけのスタイルを持っているものだ。二人のプロフェッショナルの姿勢には、感じ入る部分が山ほどある。

DSC00124 試運転をさくさくっと終わらせて、さっそくペラ小屋に入ったのが、田中信一郎、川崎智幸、江口晃生といった面々。新基準ペラが導入されて3回目のSGとなるわけだが、いまだ選手たちの試行錯誤は続く。そこに烏野賢太がやって来て、ガンガンと力強く木槌を振り下ろす。ただ、スタート練習後のコメントは「まだペラが合っていない」と渋い顔。シリーズが始まっても、調整が続くのだろう。
午後6時35分頃には、ペラ室は大賑わい。試運転を終えた選手たちが続々とペラ叩きだ。少し遅れてやって来た濱野谷憲吾が、「あら。どこで叩こう」と場所を探さねばならないほどだった。

DSC00101 あとは、気になった選手をざっと。
・松井繁――王者・松井も、前検日はややリラックス気味。淡々と作業を終えた感じだった。特に焦っている様子もなく、複勝率3位のモーター、早くも手応えアリか?
・今村豊――グラチャン時よりも、明らかに体調は良さそう。試運転にも積極的に出ていた。グラチャン以上の走りを見せてくれ、今村!
・上瀧和則――今日のところは、周囲をビビらせる圧倒的なムードはない。かといって、リラックスしきった様子もない。まずは初日を見てみないと、気配はもうひとつ掴めない。
・矢後剛――グラチャンは、伸びないモーターで自在のレースを見せていたが、果たして今節は……「ダメ。伸びない」。ああ、怒涛の6コースまくりは今節もお預けか……。
・山本浩次――淡々。SG優勝戦も淡々。直後のSG前検日も淡々。とにかく淡々。

DSC00108 そのほか、ムードを感じるのは森竜也、大嶋一也、江口晃生といったあたり。森は笑顔が弾けていたし、大嶋はどっしりと構えて一仕事やりそうな雰囲気。江口は選手代表ということもあってか、忙しそうに走り回っていたけれども、自分の作業に戻ったときには精悍な表情をのぞかせている。シリーズを通して注目したい。
前検一番時計は平尾崇典。タイムは遅いけれども、今垣光太郎が「このエンジンなら、引いてよかった」とご機嫌だった。

DSC00159 最後に、ピットで見かけたお宝ツーショット。野中和夫選手会長と中道善博氏の、超豪華な顔合わせだ。私、思わず卒倒しそうになりました。シャッターを押す手が震えて、何枚も撮り直しするハメに。うーん、すごすぎる……。

さて、中止となってしまった明日ですが、本サイトはもちろん更新いたします。希望選手による整備が午前中にあるとのこと。もちろん、取材いたします! レースがなくなってしまって残念……そんな方は、こちらでお楽しみください!(黒須田守)


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前検トップタイムは平尾崇典

 台風接近のため順延が決まったオーシャンカップだが、水面でのバトルはもうはじまっている。嵐の前の静けさか、前検は風速1~2mの弱風の中で行われた。タイム計測での1番時計は平尾崇典の6秒72で、2番手には林美憲、一宮稔弘、荒井輝年の6秒75、5位タイで江口晃生、魚谷智之の6秒78が続く。以上の6選手だけが6・7秒台を叩き出した。平尾のタイムはほぼ同じ条件で走った8班の中でも図抜けて速く、こと伸びだけを取り上げるなら超抜級といえるだろう。
 また、5・6月でV2という絶好調のモーター15号機をゲットした江口も脅威の時計をマークした。本来が伸びよりも出足を尊重するタイプで、ペラも出足を主体に仕上げるタイプ。それが前検からこの時計なのだから、出足・伸びともに上位級とみていい。さらには地元水面という大きな武器も加えて、V候補のひとりと断言していいだろう。
 一方、ワーストタイムに甘んじたのは太田和美の6秒99。さらに上瀧和則の6秒97、植木通彦と笠原亮の6秒96と続く。もちろん、この数字=低調機と決めつけることはできないが、胸を張れるわけもない。明日の中止を「恵みの雨」として、上積みの調整に励むことだろう。(畠山)


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エース34号機は辻栄蔵がゲット!

DSC00046  午後4時すぎ、桐生競艇・競技本部のミーティングルームで、注目のモーター抽選会が行われた。今節の目玉モーターは、複勝率で唯一50%をキープしている34号機と最近になって爆発的な活躍を見せている15号機だ。もちろん選手たちも、この超抜2機を心で念じながらガラポン抽選機を回したはず。
 選手代表の江口晃生が立会人となって、予備抽選で第1号に任命された魚谷智之からスタート。
「32」
 飛び出した赤玉に書かれた数字を江口が読み上げる。続いて瓜生、一宮、平尾、重成……と、選手登録番号順に江口の前に立つ。登録番号のいちばん若い田村隆信が終わると、最古参の今村豊へ。ガラポンを何度も何度も逆回転させてから玉を出す選手、あっさり1回転で済ませてしまう選手。それぞれ個性的なのだが、全体としては和気あいあいムードで、気合をアラワにする選手はいない。
 さてさて、まずは最初のお宝モーター15号機を引き当てたのは、なんと、選手代表の江口だった。自分でガラポンを回し、自分でその数字を照れくさそうに小さな声で読み上げる。周囲からは「え、15?」「15、出た?」というささやきが。
DSC00081  そして、エースモーターの34号機をゲットしたのは、辻栄蔵だ。引き当てた瞬間、辻は小躍りしながらガッツポーズ。取り囲んだ記者と周囲の選手たちから「出た~!」と歓声があがる。東西両横綱ともいうべきモーターを引き当てた江口と辻の存在は、記憶にとどめていただきたい。
 取り急ぎ、抽選結果をモーターの複勝率ベスト10だけ列挙しておく。
34号機 辻栄蔵
15号機 江口晃生
23号機 松井繁
39号機 坪井康晴
53号機 岡本慎治
44号機 安田政彦
46号機 大嶋一也
20号機 矢後剛
31号機 烏野賢太
42号機 濱村芳宏

 この中に、節一モーターが潜んでいる可能性は高い。(畠山直毅)

DSC00084


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オーシャンカップ、台風接近のため順延に

 明日26日に開催予定だった第10回オーシャンカップは、台風接近のため27日に順延となりました。優勝戦も1日繰り越しで8月1日になります。取り急ぎ、報告まで。


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選手到着!――オーシャンカップ編

通用門にファンが一人また一人……。今か今かと待ち受けるファンの波をかき分けて、オーシャンカップ出場選手たちが続々と桐生に到着!

DSC00002 一番乗りは地元の若武者、秋山直之。自家用車でブロロロンと競艇場に乗りつけた。やはり一番乗りは彼の役目、なのだろうか。駆け足で荷物検査に向かい、終わるとダッシュで通用門で待つファンの元へ。とにかく表情は明るい。

DSC00003  続いて登場は、愛知からこれまた自家用車でやって来た、仲口博崇、大嶋一也の師弟コンビ。バリっとしたスーツにグラサン……か、か、かっこいい! 特に大嶋は完全に板についた渋さで、まるでナイスミドルの芸能人。ちょっと近寄りがたい雰囲気すらある。

DSC00010 その後に、やはり自家用車で地元の大将・江口晃生、登場! グラチャン優出2着と勢いに乗って迎える地元SG。気合がこもる一戦である。ご家族が競艇場まで送ってきたのだが、別れ際、娘さんが「頑張ってね!」と愛の激励。江口、頑張るっきゃないね!

DSC00025これをきっかけに、選手たちが続々とやって来る。植木通彦、今垣光太郎、濱野谷憲吾らの大物には、ファンからの歓声が飛びまくる。特に、濱野谷の人気はすさまじいばかり。到着した頃、突然雨が降り出し、しかもどしゃぶりになったのだが、ファンは雨などものともしない! 濡れない場所に避難した濱野谷は、それから2~30分ほども、ファンのサイン攻め、記念撮影攻めに応えていたのだった。

DSC00037寺田祥が、一人でタクシーに乗って競艇場入りした。……今村豊は一緒じゃないのか? 一瞬、嫌な予感が背筋をぞわっと駆け抜けたが、ご安心あれ、今村、元気にやってまいりました! 所用で関東のほうに来ていたらしく、山口勢とは別行動になった様子。関係者と話す姿を見ると、体調のほうはとりあえず大丈夫そう。今節も感動の走りを期待してます!

DSC00040そろそろ全員到着かな……といった頃に、植木通彦が姿を見せた。「もう、ファンの人たち、帰っちゃった? まだいるなら、サインくらいしたほうがいいのかなあ」、そう呟きながら、通用門のところでファンを捌いていた関係者に目を向ける。その関係者が手招きすると、植木はさささっとファンの元へ。最後まで残っていたファンの方は、ラッキーでしたね。それにしても、選手たちのファンに対する姿勢は素晴らしいの一言。また、ファンもマナーを守っていて、実にご立派。選手とファンのこの関係、いいよなあ、と心から思う。(黒須田守)


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オーシャンカップ、始まります!

おはようございます! オーシャンカップです!

DSC00753 我々取材班、ただいま桐生競艇場に到着いたしました。天候は曇。空は明るく、薄日が差したりもしていますが、一面厚い雲がかかっております。気温はそれほど高くありませんが……。

これより、モーター抽選、前検の取材に向かいます。午後より、それらの模様をレポートいたします。

今節も、どうぞよろしくお願いいたします!


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さあ、オーシャンカップだ!

7月26日火曜日、いよいよ桐生競艇場にてSGオーシャンカップ開幕です!

DSC00746 桐生競艇場でのSG開催は、1998年の笹川賞以来。ナイターでの開催は初めてとなります。その前回SGの笹川賞は、地元の山崎智也が見事に優勝。私、舟券を的中させたのでした……あぁ、それなのに、山崎智也はこのオーシャンカップには出場せず! と、ピットで彼を追っかけ始めて以来、すっかり智也ラブになってしまった私ですが、智也不在でも水面は熱い! 31日の日曜日まで、激しく麗しい72レースが行なわれます。

DSC00722 今回も、我々取材班は明日から桐生入りし、選手到着、前検から即日レポートいたします。もちろん優勝戦まで、随時更新。生の情報をお届けする所存であります。なお、今節はナイター開催のため、1日の最初の更新が午後2~3時、最後の更新が夜9~11時くらいになるかと思われます。時間は遅めになりますが、更新頻度は、前回、前々回にも負けないつもり。お楽しみになさってくださいませ。

それでは、オーシャンカップ、ともに盛り上がりましょう! 今節もどうぞよろしくお願いします。皆様、桐生競艇場で!(黒須田守)


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オーシャンカップが待ちきれない!

オーシャンカップまで一週間を切った。ああ、でももう待ちきれない、うがぁぁぁぁぁ!

ということで昨日7月19日、浅草から東武伊勢崎線に乗り込み、桐生競艇場までどどどっと突入してしまったのでした。

DSC00747  桐生は、4月に新スタンドがオープン。イタリアンレッドに彩られたスタンド内は、おしゃれでもあり、また鉄火場的でもあり、両者のバランスが程よくまとまった心地よい空間。炎のような赤に包まれて、なんだか舟券購入興奮中枢も刺激されるような気がする。よーし、勝負勝負!

  DSC00728DSC00749

新スタンドの目玉のひとつが、PISと呼ばれる在席投票システム。3000円のPISルームに入ると、各座席にコンピュータの端末があり、パネルタッチ方式で席に座ったまま舟券が買えるのだ。フロントで会員登録をして(当日会員と年間会員がある)カードを借り、入り口のところにあるディスペンサーで入金、これで準備OK。あとは自分の座席に行って、会員番号と暗証番号を入力すれば、わざわざマークシートを塗らずとも、窓口まで行かずとも、舟券勝負が可能! オッズはもちろん、選手情報、節間情報、直前情報なども見ることができるから、予想紙すら絶対に必要というわけではないのだ。というわけで、勢い込んで、このPISにチャレンジ! うむ、なかなか快適だ。ただ、あまりに買いやすいので、ついつい点数が増えて、気づけば予定以上の金額を投入してしまう私でした。次に挑戦するときには、このへんが課題だな。それにしても、この端末、家にあったら便利だよなあ……。

DSC00727 PISルームには、6名指定席のアグゼクティブシート、4名指定席のロイヤルシートもあるから、グループで訪れたら楽しい舟券勝負ができそうだ。

DSC00744 さて、この日は女子リーグの準優勝戦。目玉選手である寺田千恵が、9R1号艇で登場だ。このメンバーなら、まず鉄板。何しろ、女子唯一のSG優出経験者だ。負けるわけがない……うがぁぁぁぁぁ、テラッチが飛んだぁぁぁぁぁ……。この日の桐生は、インが壊滅状態。1号艇が1着になったのはわずか1回で、それも恵まれによるものだった。たしかにナイターになると、インの勝率が下がってしまう桐生、この日は追い風が強く、差しがズバズバ入っていた。果たして、SGオーシャンカップでもこの傾向は生きるのか。そういえば、最終12Rは、突如として向かい風に変わっていた。この風向きの変化も、見落とさないようにしたいものだ(レースが終わってから気づきました)。

DSC00741 ピットにも潜入。女子リーグだけに、なかなか華やかですな。ペラ小屋を覗いても、そこにいるのはみーんな女子女子女子女子!(当たり前だ)そんななか目についたのは、整備室で懸命に調整をする平田さやかの真剣な表情だった。準優進出はならず、あとはいわゆる負け戦を走るわけだが、それでもエンジンの上積みを懸命にはかる。その真摯な姿勢が、彼女を成長させるだろう。まだまだ新人、成績も思うように上がらない平田だが、諦めずに頑張れっ!

舟券成績はボロボロだったが、このリベンジはオーシャンカップで! あと約1週間、じっくりと気合を溜め込む所存である。(黒須田)


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オーシャンカップまであと10日!

26日より桐生競艇場で開催されるオーシャンカップ。グラチャン終わったのはついこの間のような気がするのに、もう10日後に迫っている。

このオーシャンカップで注目したい選手は、まず地元の大将として登場する江口晃生である。桐生での優勝回数は実に20回。もちろんダントツの数字であり、地元であるから当然といえばそうなのかもしれないが、とにかく桐生の主と言えるだけの成績である。

DSC00099 江口がもっとも輝いた瞬間といえば、1998年11月の第一回競艇王チャレンジカップでの優勝であろう。その年の2月、多摩川で行なわれた関東地区選のスタンドで、僕の隣に座っていたベテランファンが、展示航走を見ながら興奮ぎみにまくし立てた。「兄ちゃん、江口の走りを見てごらんよ。ペラが当たってるのか何か知らんけど、めちゃくちゃいいターンしてるよ。あいつは、新人王を獲ったほどの男なんだけどさ、その後パッとしなくてな。でも、完全に勘が戻ってる。今年は、やってくれるぞ。兄ちゃん、覚えときな!」。9カ月後のチャレンジカップ優勝戦、2コースから渾身の差しを決めたとき、あのおじさんの慧眼に震えたものだった。それ以来、SGの優勝からは遠ざかっている江口、もしオーシャンカップを優勝すれば6年8カ月ぶりの戴冠となる。

グラチャンで、江口は変身した姿を見せた。もともと外枠のときには内寄りに動く選手ではあったが、その動き方が容赦なかったのだ。4日目には6号艇からインを奪って逃走勝ちし、勝負駆けを成功させ、準優、優勝戦ともにやはり6号艇からやや強引とも取れる前付けを見せた。結果的には回り直して6コースからのスタートとなったが、優勝戦では松井繁が不満を表明したほどの進入を作り出したのは、間違いなく江口だった。「心を鬼にしてコースを取る」、そう表明していた江口は、ともすれば仲間の反感を買うかもしれないほどの姿勢を貫いた。優勝戦2着という成績以上に、その腹の据わり方がすさまじい。

その流れを引っ張って、地元SGに臨む江口。自分の庭で、さらに強烈な気合を見せてくれるのは間違いないだろう。

DSC00204 もう一人、一昨年のオーシャンカップを制した辻栄蔵にも注目したい。

そのオーシャンカップでのブレイクを機に、一気にトップグループ入りした辻は、昨年も「気づけばSG優勝戦に辻がいる」というほどにSGで活躍、2年連続の賞金王出場も果たしている。しかし、今年はどうももうひとつ。本企画で取材した笹川賞、グラチャンともに目立った走りを見せられないでいる。グラチャンなど、抽いたモーターは悪くなかったはずなのだが……。優勝したオーシャンカップも、蒲郡でのナイターレースだった。同じくナイターで行なわれる桐生オーシャンで、2年前を強烈に思い出させるようなレースを期待したい。

DSC00026 それにしても……山崎智也が出場しないのは残念でなりません。地元SG、もっとも残念な思いを抱えているのは本人に違いないが、とっても気になる男がいないのは寂しいなあ……。

最後にお知らせ。来週発売の『週刊プレイボーイ』で、競艇の記事を執筆させていただきました。「はじめての競艇」なるタイトルで、完全に競艇初心者向けの記事、したがって競艇フリークの皆様には「そんなん知ってますがな」「いろいろ端折りすぎじゃないの?」という記事になっているかと思いますが、ご興味のある方はぜひご覧くださいませ。(黒須田)

※写真はグラチャン時のものです。


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