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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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MB記念6日目フォトアルバム

MB記念が終わって、早くも4日。取材班は、台風で福岡に足止め食ったりしつつ、東京に戻ってまいりました。今日は、6日目の記事に掲載しきれなかった写真を……。

DSC01213 惜しくも優出は逃したものの、最後まで明るい表情だった市川哲也。賞金王を獲った頃、MB記念を完全優勝した頃を思い出せ!

SANY0575 やはり最後まで元気一杯だった今村豊。事故点パンパンの状況がなければなあ……。

SANY0680 優勝戦のピットは静かだ……と前に書きましたが、一瞬だけ騒がしくなるのが12R展示中。そう、11R出走選手が戻ってくる瞬間です。すでに管理解除されている選手も少なくないので、残っている選手が地区に関係なく引き上げのお手伝いです。

SANY0699 自身のすべての戦いが終わって、職員さんにお礼の挨拶をする白水勝也。素晴らしい。思えば、いつも淡々としていた白水、笑顔を見たのは初めてのような気が……。

SANY0729 地元ということで最後まで残っていた瓜生正義。西島義則のボートを片付けながら、明るい表情を振り撒いていました。

SANY0636  で、バッタリ出会った若松競艇のマスコット、かっぱくん。どういうわけか、下関でも桐生でも、マスコットに出会うんだよねえ……。


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次回は全日本選手権・ダービー!――追加プレゼントのお知らせアリ!

モーターボート記念は菊地孝平の優勝で幕を閉じました!

SANY0605 読者の皆様、今節もありがとうございました。現在、若松競艇場の記者席、真っ暗な水面を見下ろしながら、MB記念のバトルに思いを馳せております。重ね重ね、ありがとうございました。

次回は、2カ月後の全日本選手権。そう、競艇ダービー!です。10月25~30日まで、津競艇場で行なわれます。もちろん我々取材班、これまでのSG同様に、津競艇場から密着レポート。前検から優勝戦まで、即日更新していきます。少し時間が空いてしまいますが、お楽しみになさってください。

なお、SGのない時期も週1~2回の更新を続けていきますが、この2カ月の間には特別企画をご用意しております。中身はまだナイショですが、取材班はさまざまな場所へ飛んでいって、スペシャル・レポートをいたします。こちらもどうぞよろしくお願いいたします!

それでは皆様、MB記念お疲れ様でした。津競艇場でお会いできるのを楽しみにしております!

※追加プレゼント決定! なんと、全国モーターボート競走会連合会の蔭山幸夫会長が、読者の皆様のために特別サインをしてくれた! 開会式などで選手が着ているアロハシャツ2着(白と青、サイズはM)、若松競艇場特製Tシャツ3着(サイズはM,L,Oを1着ずつ)を、ご厚意により提供していただきました。詳しくは、こちらをクリック!


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カドを凌ぐカド受けまくりで菊地、SG初V!

 菊地がまくるか、今垣と西島が残すか。勝者は別でも、レースの焦点はそれだけだと見ていた。
 神聖なファンファーレとともに、6艇が一斉に飛び出す。スタンドのファンは、まだ静かだ。おそらく植木がいないせいなのだろう。だが、オレンジブイで西島が豪快なモンキーを繰り出すと、観衆はドッと沸いた。
「またインや~!!」
DSC01218  若者が叫ぶ。スタート展示で同じようなモンキーターンからインを強奪した西島。本番でも……と思わせたが、さすがに深すぎる進入を嫌って今垣に内を譲った。今垣、西島がすんなりおさまり、やや後方に菊地。満を持して智也、辻、田村の3艇が水飛沫をあげて遠ざかってゆく。152/346の3対3進入。予想通りだ。また思う。
 菊地がまくるか、今垣と西島が残すか。
 菊地はカド受けのスローだが、この思いは変わらなかった。それほど今シリーズの菊地の伸びは凄まじいのだ。暴力的といってもいい。唯一、菊地と同様にスリットから1艇身近く突き抜ける男がいたが、その男、植木通彦もいない。
 大時計が回る。心臓が高鳴る。
「トモヤ~~、まくれ~~!!」
 鮮烈なカドまくりを決めた準優の余韻がまだ残っていて、あちこちから「トモヤ」の声が聞こえる。その智也がふんだんにとった助走距離を生かして、内3艇に迫る。智也か……!? 一瞬その伸びに目が奪われたが、その視線はすぐに内に向いた。智也と同じような足色の菊地がいた。そして、スリット直前で菊地はツインカムターボを噴射させた。キュイッという感じで、半艇身ほど西島を置き去りにする。スリットを過ぎて1艇身。ダッシュの智也も併走するが、足色はやはり同じ。
「まくりだ!」
DSC01222  心の中で叫んだときには、もう菊地がインの今垣まで呑み込んでいた。今垣と西島が無念の航跡を引きながら流れてゆく。菊地をマークした山崎はこれっきゃないという鋭角モンキーで、その2本の航跡を超える。この瞬間、優勝争いは2艇に絞られた。菊地か、智也か。智也の舳先が菊地の艇尻にかかった。内にハンドルを切って、菊地が振り払う。智也が失速して2艇身差。また菊地が伸びる。1周2マーク、伸びの差で水が開いたはずの智也が、また超鋭角のモンキーで2艇身後方にへばり付く。
「まだまだ、SGウイナーの仲間にはさせねえぜ!」
 そんな気迫が伝わってくるターンだ。が、直線で3艇身、そして2周1マークで2艇身、またバックで3艇身……。離されないが、近づかない。恐らく菊地は生きた心地がしなかっただろう。相手は智也だ。マークを1度でも外せば、あの天才レーサーの差しが突き刺さる。俺は同じような展開から智也が逆転したシーンを何度も見てきた。5艇身先を走っているのに、ブイに接触して転覆した艇もいた。SG優勝戦ともなれば、なおさらのこと。
 しかし、菊地は最終コーナーまで一度もターンマークを外さず、2艇身~3艇身のアドバンテージを保ったままゴールした。ガッツポーズ。ドンッと一発花火が上がってMB記念が終わった。優勝は菊地孝平。前回のオーシャンカップでも、その前のグラチャンでも低調機に苦しみ水面を這っていた。惨敗続きで敗者戦に回っても、菊地はほとんど毎日一番乗りで特訓水面に飛び出していた。何度も何度も足合わせを挑んでいた。そんな不断の努力が、智也の猛追に耐えうるだけの精神力を生んだのだと思う。
DSC01224  ウイニングランとともに、何発もの色鮮やかな花火が打ち上げられた。カドを圧倒するカド受けまくりの快勝。手を振って観衆の声援に応えるニューヒーローの顔が、花火とともに赤、青、黄……虹色に染まっていた。(畠山)


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美しき優勝戦――菊地孝平、おめでとう!

SANY0639  優勝戦直前。しかも、ほんの10分ほど前のことだ。出場選手控室に入った菊地孝平を見て、僕はこんなメモを残している。
「いい表情に見える。集中し切れていない可能性もあるが、前半とは明らかに違う表情。ちょっと怖いかも」
 展示を終え、いったん自分の控室に消えた後、頭に黄色いタオルを乗っけて出場選手控室に入った菊地。歩様は力強く、またやや早足。完全に気合が乗っている。それでいながら、表情は実に涼やかで、気持ちが澄み切っているように見える。
 前半は、ハッキリ言って、堅さが見えた。明らかに緊張していたと思う。夕方に見たときもまだ、準優のときとは様子が違っていた。それが、優勝戦の直前に一変していた。それもまた、準優のときと違う雰囲気ではあった。だが、優勝戦直前のそれは、どう見ても好ましい変化に思えた。
 後付けではない。僕にはたしかに、菊地孝平が一回り大きく見えたのだ。

SANY0671  他の5選手も、レース前の表情は実に鋭かった。山崎智也も、キリリとした表情で展示から戻ってきた。女性職員が手にしていたスタート展示のスリット写真を見て、ニコッと笑った顔つきは、どこまでも透明だった。田村隆信も、腹の底からグググッと気合を高めて、それでいて平常心を忘れていないようだった。辻栄蔵は、どこまでも真っ直ぐな目で淡々と歩を進める。今垣光太郎は実に強い瞳で、すでに優勝を見据えているかのようだった。もっとも痺れたのは、西島義則。出場選手控室に入ろうとするとき、たまたま僕の至近距離を通ったのだが、思わず後ずさりしてしまうほどの迫力が押し迫ってきた。つい、ぺこりと会釈してしまった僕に、西島は目だけでうなずいて、力強い表情を見せたのだった。ハッキリ言って、菊地も含め、誰が勝ってもおかしくないと思った。というよりも、6人全員が勝利を掴めるだけの闘志を胸に秘め、最高の状態を作り上げていたのだ。

SANY0702 全員が出場選手控室に入り、ピットは一気に静まり返る。誰もが声もあげられない。JLCや地上波番組のレポーターさんたちは、カメラに向かってしゃべっているが、ピット内に響いているのは彼女たちの声だけだった。と、そのとき、控室の中から笑い声が聞こえた。ちらっと覗いてみると、テレビを見て笑っているようだった。特に大きな笑い声は2つ。これまで耳にしてきた声を思い出せば、おそらく智也と西島だと思うが、もちろん判然とはしない。ただ、優勝戦前に控室の中の空気が一瞬でも和らいだことには、ちょっと驚いた。そして、誰もがすでに戦いの準備を万全にした証なのだと思った。やはり、誰が勝ってもおかしくなかったのだ。
乗艇の合図がかかって、成立。6人が力強く敬礼する。その瞬間、ピットの神々しさがピークになった。先ほどの笑い声は、ちょっとしたアクセント。神聖な空気のなか、6人は出走ピットに向かった。

SANY0706 試運転用ピットのいちばん端、今垣光太郎がボートをずっと係留していたあたりでは、笠原亮と秋山直之が水面を眺めていた。先輩の応援である。ともに準優にまで駒を進めながら、今日はここで応援する立場になってしまった二人。彼らはどんな思いでレースを観戦するのだろう……つい、二人の心情を想像してしまったのだった。そこに、佐々木康幸が現われて、二人の横にしゃがみ込む。静岡勢が二人になった。菊地孝平にとっては、最高の援軍か。秋山も、山崎智也の勝利を願っていたはず……もし、彼らも優勝戦に残っていて、今日、ここで戦う立場だったなら……余計な想像ではある。間違いなく、彼らは純粋に同県の仲間を応援していたのだ。しかし、勝負の世界は過酷だと思うしかなかった。

SANY0718 それが、本当に余計な想像だったと思い知らされたのは、菊地が内2艇を飲み込んで、先頭に立ったときだった。笠原が、ものすごい歓声をあげたのだ。「よーーーーしっ!」。これを追走し、脅かしていたのは、奇しくも山崎智也だった。隣で秋山も固唾を飲む。差はなかなか詰まらないし、開きもしない。菊地は渾身の走りで先頭を走り、智也も渾身の走りで菊地を追う。ターンマークを周り、差をきっちりと保つたびに、笠原は叫んだ。2周2マークを周り、このまま何事もなければ菊地の勝利は動かないと思われたとき、笠原は「うわぁぁぁぁっ、痺れる……うわぁ、痺れるぅ……」と自分の体を抱きすくめた。先輩・菊地のSG制覇に、もっとも感動していたのは笠原に違いなかった。先にSGを獲り、突如SG戦線の常連となって、勝負の鬼たちの中に混じって必死で戦ってきた。きっと、支えになっていたのは菊地をはじめとする先輩たちだったのだろう。笠原の喜び方は尋常ではなかった。総理大臣杯はまだ本コーナーの取材を始める前だったから見てはいないが、きっと自分のSG制覇の時よりも興奮しているに違いないと思えた。
SANY0735 笠原だけではない。東海勢の若手たちの歓喜は、とてつもなく大きいものだった。本場やテレビでご覧いただいた方なら、ウイニングランに入る前、菊地がいったんピットのほうで艇を止めたのに気づいたのではないだろうか。仲間たちは、試運転用のピットで水面の菊地に祝福の咆哮を浴びせ、菊地はそれに応えようと彼らに近づいていったのだ。菊地は、いったんピットに上がって握手をしようとしたが、さすがに職員さんに止められて、スタンドのほうに向かって走り出した。進行を遅らせるのは本来は感心できることではないのかもしれないが、少しくらい菊地と仲間たちに喜びを分かち合う時間を与えてもいいのではないかとまで思ってしまった。それくらい、彼らは爆発的に喜んでいたのだ。

SANY0726 菊地がウイニングランに向かったから、真っ先に帰ってきたのは山崎智也である。智也の開口一番は「ラッキーーーッ!」だった。なぜか、「やった、やった!」とすごい歓びようだった。駆けつけた秋山は、笑うしかない。正直言って、今でもなぜあれほど歓んでいたのか、ちょっとわからない。これで賞金王戦線はグッと楽になったので、そのことが「ラッキー」ということなのか。優勝を逃した悔しさを紛らすため……それとも、優勝できなかったのなら2着は上出来……わからない。地上波テレビのインタビューを受けている菊地に、中継中にもかかわらず、「菊地くん、おめでとう!」と声をかけた智也。どこまでが本音なのか、どうしてもわからない……。
SANY0748 いちばん悔しそうな表情を見せたのは、今垣光太郎だった。1号艇、スタート展示では奪われたインを死守、意地は見せたはずだ。しかし、スタートを行けなかった。そして、菊地にまくられた。そのことの悔恨が強く残ったのだろう。今垣の視線は終始、下を向いていた。石田政吾の手を借りて、モーターを返納する際、残っていた植木通彦が「今垣、お疲れ様」と声をかけた。今垣は、一瞬、キョトンとした。微妙な間が開いた。次の瞬間に植木を認めると、「お疲れ様でした」と頭を下げた。放心状態、ということだったのか。今垣がどれだけ優勝戦に懸けていたのか、それを表わしているような気がした。

SANY0732 ウイニングランを終えて、菊地がピットに戻ってくる。真っ先に出迎えたのは笠原だ。次々と東海勢が駆けつけて、菊地は「やったーー」と言ってから、ふざけた表情を作っておどけてみせた。感動の照れ隠し、と見るのは考えすぎだろうか。ボートがピットに上がり、まずは笠原が菊地に抱きついた。ガッシリと抱き合う二人。そこに佐々木康幸も抱きついて、3人が熱い抱擁を交わす。美しいシーンだった。テレビのインタビュー、表彰式などに向かう菊地の代わりに、笠原がモーター洗浄に立ち会っている。笠原の顔は上気し、「すっごく嬉しいです」と周囲の人にも喜びを投げかけている。ピットでのインタビューで最高に素敵な笑顔を見せた菊地は、そんな笠原に声をかけてから、表彰式の会場へと走った。やはり最高に素敵な笑顔だった。

SANY0740 菊地孝平、SG初制覇おめでとうございます。「初体験となるSG優勝戦への精神的戦いを必死で乗り越えようとしているかのように見えるのである。 勝っても負けても、この経験が菊地をさらに大きくさせるのは間違いない」。前半のピットで、そう書いた。菊地は、勝利でこの修羅場を乗り越えたのだ。これからの菊地が本当に楽しみだ。特に、このままの調子を維持して、何としても賞金王決定戦に駒を進めてもらいたい。もちろん、笠原亮とともに、だ。賞金王での二人の戦いが見たい。あまりにも美しい先輩と後輩の姿を、最高峰の舞台で見たいのだ。(黒須田守)

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H記者の「6人みんなが勝ちそうで……」予想

 さあ行きましょう、優勝戦! 昼からの練習では、皆さんともに昨日と変わらず素晴らしい足を披露していました。特に菊地さん。相手がワーストの博倫さんとはいえ、バックだけで3艇身近く突き放しました。

12R 優勝戦!
①今垣 S↑ 実際にはA’が妥当も、昨日の差しを見たらSを付けるしかないっす。回り足は完調。伸びも菊地以外は一緒。
②菊地 S→ スリットで伸び~~~~~~る快速パワー。回り足は見劣るけど、一撃で突き抜けたらもはや追撃不可能。
③山崎 A→ Sまではやれないが、伸び回り足ともに負けるほどではない。実戦足はトップ級で競り合いで真価を発揮。
④辻  A→ とにかく好バランス。課題だった乗りやすさもアップした。伸びはボチボチなので自力より展開勝負。
⑤西島 S→ 初日から出足・回り足は断トツだったが、伸びも付いてしまっては鬼に金棒。あとはF2との戦い。
⑥田村 A→ 絶妙のバランスでターンしてすぐに加速する足が身上。辻と同じく先伸びタイプなので前付けに動くかも。
進入予想152/346

 進入から難しい。昼のS練習で田村さんがスロー起こしを選択していました。西島さんに便乗すれば動きやすいし、2枠の菊地さんが4カド歓迎なので、すんなり3コースかもしれません。でも優出インタビューでは「内に入って悔いを残すより……」と微妙な発言。スタート展示で動向をチェックするとして、とりあえず西島さんだけが入る152/346とします。
 さて、次なる要素は「西島さんが本気でインを奪いに行くか」です。本気なら今垣さんも必死で抵抗して2艇が深くなります。こうなると、余裕の3コースから菊地さんが一撃でまくっちゃいます。そのあたりを西島さんが警戒して、今垣さんを活かしながら自分もゆとりのある2コースを選ぶと推理します。
 さあ、これで頭の中の隊形が決まりました。スリットでのキーマンは、やはり伸び~~~~~~~~る菊地さんです。昨日のタッチSでもわかる通り、「まくる」と宣言したら少々後手を踏んでもまくる男です。脳内でいま、菊地さんが同体からまくってます。内の西島さんも出足抜群ですから壁になろうとします。今垣さんは我関せずの先マイへ……1マークで選択肢が生まれます。
A/西島さんがガッチリ壁になる……菊地さんから外は壊滅して1=5の一騎打ち。
B/菊地さんが伸びなりにまくる……逆に内2艇が不利になって2=3のスジ。
C/菊地さんに西島さんか今垣さんが抵抗……山崎さんがズッポリで3-145。
 嗚呼、どのパターンも見てみたい!などと贅沢を言ってみても、実戦は1度。もちろん、このパターン以外にも智也さんの4カド自力勝負とかいろいろ見たいし。
 迷いに迷いましたが、決めました。勝つのはまくる菊地さんか、菊地さんを使う智也さん。
3連単☆2=3-流し 3-145-145
14点もありますが、今のところはこれ以上絞りきれないっす。さてさて、本番が近づきました。今節もヘタレ予想で見苦しい姿をお見せしましたが、最後に笑いたいっ! 頑張りましょうね、GOOD LUCK!!

PS/記者席で手伝ってくれている、霊感が強いと評判の美人アルバイトさん(競艇ビギナー)の直感は「126の数字が浮かびました」とのこと、でした。な、なんとなく当たりそうな気が……。


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あと2時間!――優勝戦、午後6時のピット

SANY0589 空はそれほど暗くないのに、雨がしとしとと降り続いてきた若松競艇場。午後6時20分、夕日が顔を出して、水面と、向こうに見える工場群を赤く染めている。ナイター照明と夕日のコラボレーション、なかなか幻想的な風景である。

7R前にピットを訪れると、今日のレースを終えて管理解除となった折下寛法がタクシーに乗り込むところだった。こうして帰途に着く選手も徐々に増えてきて、ピットは時間を追うごとに静けさに支配されていく。あれだけ賑わっていたペラ室も、ほとんど人影がなくなった。レースを残している選手の姿がちらほらと見えるが、頻繁に出入りするのはやはり優勝戦出場選手。妙に広く感じるペラ室で、優勝戦を見据えてペラを調整する。

SANY0628 西島義則の自然体は、さすがだと思った。今日が予選の何日目かと言われても、西島だけを見ていたら疑うことなどないだろう。それくらい、西島は普段通りに過ごしている。7Rを戦った海野ゆかりのボートを一人で引っ張って装艇場に運んだりもしていて、このあとに大一番を控えているようにはとても思えない。すべてのレースを終えた海野のモーターを洗浄する際、西島、辻栄蔵、市川哲也の広島勢が顔を揃えた。辻はそろそろ緊張感にも包まれ始めている気配があるが、西島は市川と雑談に興じ、時に笑顔まで見せている。修羅場を何度もくぐってきた男の迫力。大きな失敗を乗り越えて、この場所に戻ってきたことへの誇り。西島の静かな表情には、静かだからこそむしろ、そういったものを感じるのだ。

SANY0584 今垣光太郎は、6選手のなかではいち早くボートを水面に降ろした。そして、試運転用ピットのいちばん端に係留させた。すでに2、3艇しか係留されていない試運転用ピットだというのに、今垣はポツンと端っこに持っていったのだ。その場所は、やや死角にもなっていて、装艇場などからは気づきにくい場所だ。なぜ今垣は、わざわざそんなところに係留させているのか……。実は、昨日も今垣は同じ場所にボートをつけた。モーターをいじらないと決意し、それでも悩みぬいたという昨日。今垣は、己の心と戦うために、もっともボートを引き上げにくい場所に行ったのではなかったか。整備の鬼たる今垣は確かに魅力的だ。その姿勢は尊敬すらする。だが、もしかしたらそれは、「モーターをいじらずにはおれない不安」からの行動だったのかもしれない。そして、今垣自身、それを自覚したのかもしれない。だからこそ、今回はあえて整備の鬼である自分を封印した。今垣は、自身の甘さ、弱さを最大の敵と考えて、内なる勝負に徹しているのだ。ピットに上がってきた姿を見れば、気負いのようなものはいっさい感じないが、その内面では激しいバトルが繰り広げられているのだと思う。

SANY0635 田村隆信は、今垣の次にボートを水面に降ろした。表情は前半と変わらない。納得のいく仕上げができた、そう見えた。あとはレースだけだ。
菊地孝平は、ペラ室にこもっている。表情は……やはりやや堅さを感じずにはいられない。ただ、やや落ち着いてきているように見えるのは気のせいか。もしその通りだとしたら、なかなかの大物である。

SANY0611 最後に気になる山崎智也。基本的に、笑顔が見られなくなってきている。グッと気合がこもってきたようだ。レース後のボート引き上げには出てきているが、レースとレースの間は姿が見えない……と思っていたら、ペラ室で必死の調整をしていた。しかも、外からは死角になっている場所だ。入り口からは見えず、水面に面した窓からは思い切り近づかないと見えない場所。すべてをシャットアウトして、孤独な作業に身を置いている、そんな感じがした。いい雰囲気だ。(黒須田守)


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“外勢強し!”で、最終日後半に突入!~最終日前半戦終了~

 節間で初の雨となった、MB記念最終日の若松水面。今日も5m前後の風がイン逃げを遠ざけるのか、前半でのイン逃げは4Rの白水勝也のひとつだけ。3R出畑孝典の“水神祭”まくり差し、1R海野ゆかりのカドまくりなど、センター~アウト勢の豪快なレースが続いている。4Rにしても2着は4号艇の赤岩善生で、おいしいのは外の艇という前半だった。

 さあ、後半戦。9Rからは賞典レースに入り、そして最終12レースはもちろん優勝戦! そこでもセンター~アウトか、はたまたインの復活か!?
 MB記念、最後の6個レースが、これから始まる!

DSC01178 


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『シラケンサンバ』の歌詞を募集しますっ!!

 読者の皆様、我々取材班は白石健の応援歌『シラケンサンバ』を作ろうと思っております。つきましては、広く全国津々浦々にこの曲の歌詞を募集いたします。どんなへんてこりんなフレーズでも構いません。採用された方には素敵なプレゼントも用意しております。ふるって応募してくださいまし。

●コンセプト
SANY0210  今節、成績とは無関係にごっついキャラが立っていた白石健(読みは「たけし」ですが)。開会式では「こんにちわぁぁぁ、シライシタケシで~~~す!」とかん高い声で九州の舟券オヤジたちのド胆を抜き、勝利者インタビューでは司会者が頼んでもいないのにちょっとオカマっぽい笑顔で「ありがとおぉぉぉ~~」とブルンブルン手を振って視聴者を呆然とさせ、さらに水面では敗者戦の一発目のレースで意味もなく今期2本目のFを切ってスタンドの涙を誘った健ちゃんです。思えばその昔に整備違反で長きお休みをいただいたこともありましたが、それも天然キャラのなせるわざ。悪気なんか、1ミリだってありませんでした。
 そんな楽しいF2健ちゃんを励まし、応援するキャラクターイメージソングがあってもいいっしょ!? タイトルは勝手に『シラケンサンバ』に決めてしまいました。もちろん『マツケンサンバ』人気にあやかったパロディタイトルですが、歌詞は恥ずかしいくらい熱くて独創的なものがいいかも。
●応募先
 
 tanakakogyo@hotmail.co.jp 『シラケンサンバ』制作委員会
●締め切り/津ダービー最終日
●賞品/白石健渾身のサイン入りアロハシャツ(競艇柄・変更あり)
SANY0803 ●白石健とは/1977年6月14日、大阪生まれ。O型。小学生時代は空手、サッカー、中学時代は水泳、ハンドボールとさまざまなスポーツで肉体を磨き、神戸商業高校ではバイクに目覚めて95年にGRAジムカーナGPで優勝している。趣味はギターで14年のキャリアを誇る。レタリング検定3級など取得した資格も多数。得意な料理はキャベツ焼き。好きな作家はサリンジャーで作品は『ライ麦畑でつかまえて』。宝物は愛車のモンキー。艇界では命知らずの電撃スタートが持ち味。兵庫支部。


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穏やかな5時間前――優勝戦、前半のピット

SANY0535 優勝戦のピットは、やはり穏やかだ。6人を除いては、精神的な重圧からは完全に解放されていて、静かに時間を過ごしている選手が多い。レースを終えた選手の中には、管理解除となってレース場をあとにする者もいて、そういった選手は荷物の整理に追われていたりもする。
一方、優勝戦に出る6選手も、まだ時間があるせいか、大きな動きはほとんどしていない。着水されている艇はなく、モーターからペラが外されているところを見ると、最後のペラ調整に励んでいるというところだろう。

SANY0533 ペラ室には、田村隆信がいた。ゲージを使ってチェックをしていたが、まったくの平常心のようである。昨日の準優もそうだが、このメンタリティの強さも田村の大きな武器なのだろう。
今垣光太郎も、気負いのようなものはいっさい見えない。1号艇というのはプレッシャーがかかってもおかしくないのに、そんな様子は微塵もうかがえないのだ。さすが、である。
SANY0547 西島義則、辻栄蔵の広島勢も、わりと悠然としている。3R、今村豊のボートを引き上げる際、二人で並んで現われたが、実にリラックスした表情だった。話をすることで気分を平静にする、僚友が優出していることはお互いにとって強みである。時間が経過すればともかく、まずは精神的に追い込まれることなどありえない二人であろう。

SANY0540 一方、菊地孝平は、さすがに緊張感のある表情をしている。あくまでも傍目で見た感じと断わっておくが、つとめて冷静さを保とうとしているように思えるのだ。それが悪いとか、レースで不利になるというのではなく、初体験となるSG優勝戦への精神的戦いを必死で乗り越えようとしているかのように見えるのである。SANY0546 勝っても負けても、この経験が菊地をさらに大きくさせるのは間違いない。ごまかそうとも逃げようともせず、必死に特別な時間に立ち向かっている菊地は、実に男っぽかった。

SANY0561 さて、もう何も申しません、気になる男、山崎智也。普段と何も変わらないように見えます。これが時間を追うごとに凛々しくなっていくのだろう。これからの時間は、まさにファイター智也に変身するための大事な時間となるだろう。(黒須田守)


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「6コースでも勝負になる!」by田村~優出選手インタビュー”

 初日の選手紹介と並んで最終日のおなじみイベントといえば、優出選手6名による「優勝戦出場選手インタビュー。選手登場イベントとあって、イベントプラザに超満員のファンが詰めかけて行われました。

1・今垣光太郎、2・菊地孝平、3・山崎智也、4・辻栄蔵、5・西島義則、6・田村隆信

 登場と同時に黄色い声援を独占したのは、やっぱり今垣と山崎智也。それに対して西島と辻の広島勢にはおじさんファンの熱い声援が飛んでおりました。
 出場選手インタビューでおなじみ、進入想定コメントは、「イン死守」(今垣)、「6~7割で2コース」(菊地)、「枠なり」(山崎)との後に、絶対動くはずの西島が「ピット離れ次第」、しかも西島の前に辻が「臨機応変」と言っており、これは広島勢の煙幕か!? 西島次第で動きそうな田村は「ムリに動くくらいなら……6コースでも勝負になる」と断言し、昨年のオーシャンカップに続く若松開催のSG連覇を予想するファンの喝采を浴びていました。さて、どうなる進入! どうなる優勝戦!!

 大注目の優勝戦は若松20時30分、場外20時27分、それぞれ締め切りです!
DSC01163  


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準優勝戦、私的回顧

10R 山崎智也のクソ度胸まくり

SANY0412  スリットで大勢は決した。4カドに引いた山崎智也が、隣の瓜生を一気に1艇身ほど置き去りにする。いや、1艇身抜ける前に智也はもう左にハンドルを切っていた。絞る絞る。瓜生の舳先をかすめ、一目散の先マイに出る西島をターンマーク手前で交わし去った。これでは西島も抵抗できない。なす術なくまくられながら、ほぼ真横にも近い角度でブイを通過する。イン選手が惨敗する時の典型パターンだ。流れる西島。差しに構えた選手たちが殺到する。
 だが、今シリーズの西島は怪物だ。真横に流れたはずの艇が、モンキーとともにガッガッと水面を削り、ほとんど失速することなく鋭い放物線を描いて前進した。なんという回り足!
 その内側から怪物に迫る艇が1艇。6コースからブイ差しを打った原田幸哉だ。4艇身、3艇身……十分にマイシロをとって加速した分、幸哉が伸びる。その差は2艇身まで詰まり、ついに西島の艇尾に届いた。が、そこで幸哉の伸びは売り切れた。同じスピードになった西島はすかさず内に艇を寄せて、幸哉の進路を塞ぐ。たまらず外に艇を運ぶ幸哉。ここから先は、残酷なまでのパワーの差。西島は1ミリたりとも2マークを外すことなく、一気に幸哉を突き放した。1周1マークで智也の優勝戦3号艇が決まり、2マークで西島の5号艇が決した。
 それにしても、山崎智也のクソ度胸はどうだ。さほどスタートセンスのいい選手ではないのだが、腹を据えたらコンマ08の全速。自分の身を切ってでも敵の骨を断つ。何度も見てきた光景だが、何度見ても呆れるしかない。
 そして、F2西島の水面を削るモンキー。さらには、機力では明らかに劣勢なのに、潔くアウトコースに徹してブイ差しの一点勝負に出た幸哉。終わってみれば、SGウイナーの底力だけが印象に残るレースだった。

11R 今垣・辻・笠原のめくるめく凄絶バトル

SANY0462  凄まじいレースだった。3対3の枠なり。カドから青いカポックが伸びる。まるで10Rの再現のようなスリットだが、まくりに出ようとする白水に智也ほどの勢いはなかった。替わってスリットで劣勢だったカド受けの秋山が、白水に突つかれる形でまくりを打つ。が、トップSを切った辻はすでにターンマークを制して豪快な弧を描いていた。
 明日の1号艇は辻で決まり。焦点は2着争いか……と、見ていると、その内側に黒い物体がぺったりとへばり付いた。ナイター照明も手伝って、それは逃げる辻の影かと思えた。
 光太郎!?
 スタートで後手を踏んだはずの今垣が、そこにいた。アウト勢に注目していた俺は、また我が目を疑う。今日は逃げとまくりの自力決着ばかりの「握り水面」で、2コース差しは惨敗続きなのだ。いつの間に、どんな旋廻で差したのだ、光太郎。
 さらに目を疑う光景が続く。秋山のガードでシャットアウトされたはずのアウト勢から、笠原がとてつもないスピードで辻と今垣の間に割って入ろうとしているではないか。
 な、なんじゃ、このレースはぁ!?
 が、驚いているヒマは1秒もなかった。笠原を遮蔽するように辻と今垣がぴったりとくっ付き、ガシガシとぶつけあっている。スタンドは騒然。接触したままの足合わせは双方一歩も譲らず、まったく同じ足色だ。こうなると、内の今垣が辻に仕事をさせるわけもなし。1周2マーク、辻を牽制しながら磐石の先マイで優勝戦の1号艇を手繰り寄せた。
SANY0469 「よっしゃ、1-5-2じゃ、でけたっ!」
 右前のオッサンが拳を振り上げた。が、準優ならではの凄絶なバトルは、終わらない。同じ2マーク、バックで外に持ち出していた笠原が、全速のブン回しで辻の外に張り付いたのだ。もう、内から外から、目が回りそうだ。併走する辻と笠原。パワーではやや辻が上。機力にモノを言わせて2周1マークを先取りしようとする辻に、またまた笠原が全速のツケマイを放つ。決まった。バックで2艇身、辻を振り払う。
「ゴーゴーゴーゴーゴー!」
 今度は左隣の老婆が金切り声をあげた。英語ではなく5番の連呼だとわかっていても、不思議な声援に聞こえる。オッサンや老婆だけでなく、この全速戦の逆転劇にスタンド中が沸いている。歓声とため息と。ついに大勢は決したか。
 2周2マーク、今度は笠原が先マイを打った。狭い懐に艇を捻じ込もうとする辻。入らない。やはり2艇身差。
「ゴーゴーゴーッ!」
 老婆のボルテージが上がる。オッサンは呆然と見ている。差しが届かなかった辻は外に艇を持ち出した。2着をほぼ手中にした笠原は背を伏せて真っ直ぐに3周1マークを目指して走っている。ここで、辻がツツッとまた艇を内に寄せた。ブイの手前で、頭を起こした笠原が、まず外を見た。辻はいない。それから首を左にひねって後方を見た。切り返した辻の艇がすぐ真後ろにいた。慌ててツケマイを放つ笠原。だが、タイミングを逸した分だけ威力がない。モンキーで艇を合わせた辻が、ついに笠原のサイドを奪った。半艇身ほどだが、入ってしまえば辻に主導権が移る。
「イチイチイチイチ~~!」
 オッサンが絶叫する。というより、スタンド全部が絶叫している。最終2マーク。辻が先マイして、笠原が4度目のツケマイを放つ。辻を秒殺してもおかしくない凄いツケマイだ。しかし、勝負の運はわずかに辻に味方した。笠原の全速マイは、すでに1着を決めて豪快に凱旋モンキーした今垣の引き波とぴったり重なったのだ。笠原はその引き波を避けるようにわずかに艇を外に持ち出したが、その分だけ辻に先着を許した。
「よっしゃ、よくやった!」
 オッサンがまた叫ぶ。老婆が沈黙する。資金が尽きて舟券を買わずに観戦していた俺は、ただただ立ち尽くしていた。
 想像もつかない旋廻で影のように差した今垣。
 笠原を出し抜く切り返しで再逆転した辻。
 そして、新鋭王座戦のような超弩級のツケマイをぶっ放し続けた笠原。
 このレースを現場で見ることができて、よかった。

12R 植木、終戦。

SANY0501  4カドを想定していた菊地が5コースになって、俺は植木の勝ちを確信した。昼の特訓から図抜けた伸びを見せていた菊地がカドなら、植木でも危ない。が、4カドになった市川の伸びなら、さほどの脅威ではない。そうタカをくくっていたのだ。
 スリットから市川が飛び出した。絞りはじめる。が、やはりそのスピードはまったりとしていて、植木までは届きそうにない。おそらく市川は植木の内懐へまくり差しに入る。そう決め付けて外に目をやると、市川に連動した菊地がぽっかり開いた空間を突き抜けようとしていた。
 このまくり差しは鋭い。逃げた植木との一騎打ちだな。
 また視線を右に向けて驚いた。植木と市川が競って流れている。市川はややスローモーなまくりの末に植木まで抱き込もうとし、植木がそれに抵抗しているのだ。
 ズルッ。
 鈍い音が聞こえた。植木の艇が市川の引き波に乗って、完全に失速した。まさかまさかのノックアウト劇。菊地との一騎打ちどころか、5番手からもはるかに引き離された最後方だった。スタンドは11Rの熱狂的な声援とは180度反対の阿鼻叫喚ぶり。嘆息、罵声、「うえき~!!」という絶望的な声……そんなこんなが入り混じって呪文のように重苦しい低音が響くなか、菊地は悠々と先頭を走っている。2着も完全に田村が取りきった。凄まじい追い上げでシンガリから3着まで追い上げた植木だったが、この上位2艇との差は縮まることはなかった。
SANY0434  最終2マークの直前、まだ3着争いが熾烈な中で、植木は正座で上体を直立させ肩をわずかに上下させた。ため息をついている。終戦を自分自身に言い聞かせて、静かにため息をついている。そう見えた。そして、ゴールを過ぎてから、植木は深く頭を垂れた。ターンマークまで垂れ続けていた。ファンに詫びるように、己を叱責するように。
 スタンドはとても静まり返っていて、鮮やかな花火が打ちあがっても誰ひとり拍手する客はなかった。(畠山)


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素晴らしき準優劇場――5日目、後半……準優勝戦のピット

SANY0501 準優劇場――。
5日目10~12R、準優勝戦のピットは、輝きを放つ役者たちが演じるドラマのようである。優勝戦というクライマックスに向かって、最大のヤマ場となるのが準優勝戦。真剣勝負を演じる選手たちの振る舞いは、それだけですでに“大見得”なのだ。18人のスターたちが織り成した準優ドラマ。ここでは、時間を追って、その模様を記していきたい。

SANY0384 日が暮れかかって、準優出場選手たちは、続々とボートを水面に出す。試運転をする者あり、ピットに係留して調子を確かめるものあり。最後まで陸の上で調整をしていたのは、12R2号艇の田村隆信だった。ペラ室にこもって、懸命の調整。表情は落ち着いている。
その前、10Rの展示が終わった頃に着水させたのは太田和美である。展示から上がってきた西島義則が声をかける。
「回ってないやろ」「いえ、そうでもないです」「さすがやのう(笑)」
湿度が高くなったせいなのか、回転が上がらなくなったとこぼす選手は少なくなかった。SANY0359 特に、植木通彦は何人もの選手に確認していた。このとき、すでに植木の超抜だったモーターには異変が起こっていたのだろうか。そうでなくとも、何度も何度も繰り返し口に出していた植木が、ちょっと気になった。

10Rは、何と言っても「気になる男」山崎智也に尽きる。レース前、グッと引き締まった表情を見せていた智也は、腹の底に気合を溜め込んでいるようでもあった。グラチャンの優勝戦前にも見られた、大一番を前にしての強い視線。笑顔を封印して、完全にファイターとしての山崎智也に変身していたのだ。
4カドから一気のマクリ。ファイター智也らしいレースだと思った。インの西島までをも一気に飲み込んで、バックで先頭に踊り出る。会心のレースであるのは間違いなかった。
SANY0418 ピットに帰ってきた智也は、封印していた笑顔を爆発させていた。ボートリフトで隣の枠に入った原田幸哉とハイタッチをして、「ヤッタァァァァァァ」と甲高い声をあげる。目はくにゃっと曲がり、口元がこれ以上ないほどほころんでいる。ボートがピットまで上がってくると、両手をグイッと掲げてガッツポーズ。ボートから降りても、「ヤッタァァァァァ」の声は止まなかった。こんな言葉はないけど、あえて言おう。チョー笑顔。超、よりも、チョー、のほうがふさわしいくらいに、はしゃぎまくる智也。ボートを引き上げに来た関東勢も、皆が皆、大笑顔だ。
SANY0446 僕は、智也と心中すると言った。昼間のうちに前売りで買った舟券は、見事に外れた。4-1-……6は買っていなかった。若松から帰れるのだろうか、そんな心配まで生じるくらいの大負けである。だが、そんなことはまったくどうでもいいことだった。智也のチョー笑顔は、周囲の誰をも幸せな気分にする。気づけば、僕もチョー笑顔になっていた。智也が嬉しい。僕も嬉しい。選手仲間も嬉しい。みーんな嬉しい。智也は、その体にハッピーをパンパンに詰め込んでいる。勝利は、ハッピーのおすそ分けだ。
SANY0426 2着に入った西島も、とりあえず笑顔だった。1着を奪われたことへの忸怩はあるはずだが、優出を決めたことはめでたいことである。オーシャンカップで「特注選手」のコーナーを担当し、西島を6日間追いかけた松本伸也が「おめでとうございます」と声をかけると、真っ直ぐな瞳で「ありがとうございますっ!」と力強く応えた。「明日ペラを変えたら、ピット離れのいいペラということ? それは秘密です(笑)」。公式会見ではそう言ったが、それはいわゆる公然の秘密というやつだろう。5号艇からインを奪取することしか考えていない、それが今日の敗戦へのリベンジとなるはずだ。

SANY0463 11R、レース前のピットには、まったく気負いなど見せない、余裕の辻栄蔵がいた。それは超一流のたたずまいとしか言いようがなく、同時にモーターに絶対の自信を抱いているという証だろう。勝利は間違いない。そんな雰囲気を、辻はまとっていた。
ところが、レースは思わぬ展開になった。今垣光太郎に差され、笠原亮にも先んじられたのだ。まさかの優出失敗――1マークを周った時点では、そんな予感が生まれたのは仕方なかった。だが、そこからの辻は、レース前の雰囲気をさらに増幅させ、超一流の追い上げを見せた。笠原の走りが悪かったわけではない。辻が良すぎたのだ。絶対に優出は外せない。それが辻のプライドだったとしか思えない走りだった。
ピットに帰ってきた辻を、先に優出を決めていた西島が出迎えた。危ない展開を、西島がからかう。辻は苦笑しながら「金の亡者」と言った。もちろん、それは照れ隠しだろう。着順が上のほうが賞金は高い。SGの優勝戦はもっともっと高い。懸命の逆転劇をあえて自虐的に言ったのである。そして、辻はホッとした表情を見せた。やはり、超一流のたたずまいだった。
「疲れましたよ。ほんと、疲れた」。辻はそう繰り返した。全身全霊の優出奪取だったのだ。「まあ、1号艇で(優勝戦は1着なら1号艇が決まっていた)バクバクするより、気が楽かもしれないですね」。すぐに明日への戦いに気持ちを切り換えた。これもまた、超一流の振る舞いである。
SANY0471 逆転された笠原は、悔しさを隠そうともしなかった。首を傾げながら、渋面を作る。やるだけのことはやったのだから、悔いはなかったはずである。だが、悔いと悔しさは違う。悔いの残らない戦いであればあるほど、敗戦の悔しさが大きくなることは往々にしてあることである。まして、優出を懸けた大一番、望むものに一時は手をかけていながら敗れたのだから、悔しさが表に出ないほうがウソだろう。どうしても口をついてしまう溜息。その溜息こそが、笠原を強くする。間違いない。レースの直後に敗戦を真っ向から受け止めて、悔しがってみせる笠原は、レーサーとして、男として、人間として、限りなく正しい。
SANY0494 モーターを格納しようと整備室に向かう途中で、笠原とバッタリ顔を合わせた。辻は、開口一番、「すみませんでしたっ」と謝った。もちろん、辻も笠原も笑っている。真っ向からの真剣勝負を繰り広げた二人だからこそ、レース後には心の底から笑い合える。本物の男たちがそこにいた。笠原が、やや自嘲気味に言う。「余裕だったでしょ?」。辻は首を横に振りながら「余裕なんかなかったけど」。お互いを認め合った言葉だと思う。笠原は、辻の言葉を聞いて、即座に言った。「クソーッ」。辻と笠原は再び笑い合った。笠原の笑顔は、どちらかといえば苦笑だったけれども、最高の男たちの最高のエール交換だった。
DSC01149 勝った今垣光太郎は、「今日は何もやらないと決めていた」という。しかし、「でも、ピストンやろうかな、どうしようかな……」と悩んでいたそうだ。たしかに、今日の今垣は整備室でもペラ室でも見ることはなかった。いちばん奥にある試運転ピットにボートを係留し、ときどき調整をする程度。彼にしては珍しい光景だった。だが、それは今垣が自分に課したことだったのだ。彼は、モーターとかペラではなく、精神の戦いを自分に課した。これもまた、最高の男の振る舞いだった。明日も、何もやらないという今垣は、それでもやっぱり「どうしようかな」と悩むのだろう。その戦いに勝ったとき、優勝戦でのレースは極限まで研ぎ澄まされるに違いない。

SANY0377 「④菊地孝平……もっとも目についたのが、彼の凛々しい表情だった。大仕事をしそうな、抜群の気合乗りと見た」。前半のピットの稿で書いたことである。12Rの展示から上がってきた菊地は、さらに気合のこもった表情を見せた。しかも、入れ込みではない。肩に力が入りすぎているわけでもない。コンマ01のタッチスタートは、ひょっとしたら行き過ぎた気合の証かもしれないが、レース前の菊地は最高の精神状態と見えた。
1マーク、マクリ差し。2マーク、田村を行かせての差し。これで先頭に立った菊地は、田村の追撃をものともせず、1着でゴールインした。SANY0503 東海の選手たちが、真っ先にボートリフトに駆け寄って、菊地の快挙を出迎える。仲間の姿を見て、菊地は思い切り両手を挙げた。「やったぁぁぁーっ」。ヘルメットの奥で、目がキラキラと輝いている。池田浩二が、手荒い(?)祝福だ。「おい、焼き鳥はお前の奢りだからな! もし明日フライングしたとしても、奢れよ!」。レース後に焼き鳥を食べに行く約束でもしていたのだろうか。その代金は、優出のご祝儀で菊地持ちだ! 池田は満面の笑みで、菊地を祝った。菊地はもちろん、うなずいた。「いいっすよ!」。こんなに嬉しい思いができるなら、焼き鳥なんかいくらでも奢ります。でも、明日はフライングには気をつけてくださいね。こんな大仕事ができる菊地をSGで見られなくなるのは寂しいから。
DSC01156 ある意味、もっとも仕事をしたのは、市川哲也ではなかったか。4コースから猛然とまくったからこそ、菊地にも差し場ができた。ピットに上がってきて、痛恨の表情を見せながらも、どこか充実感もあったように見受けられた。そこに今村豊が笑いながら声をかける。「まくったところがゴールだったらいいのにのう」。最高の誉め言葉だろう。今村は、市川のレースぶりを最大限に認め、それでも結果には結びつかなかった無念さを晴らしてあげようとした。市川の顔が、クシャクシャに崩れた。「ですよねえ」。とびきりの笑顔になったのだ。グッドジョブ。それは、プロフェッショナルに送られる最大にグレートな賛辞。市川は、その言葉にふさわしいレースをしたのだ。
SANY0520 菊地と市川の幸せな笑顔に癒された心が、一転して痛々しい思いに覆われたのは、植木通彦の表情を見たときだった。足は最高のはずだった。1号艇を得て、磐石のはずだった。しかし、時に結果は非情だ。市川のまくりに抵抗したとき、植木のグランドスラムへの道は途絶えた。ヘルメットの奥に見える目は、明らかに落胆の色をたたえている。なんとか笑みを作ろうとしても、どうしても苦笑になる。いや、植木にできるギリギリの意地の張り方が、その苦笑としか思えなかった。ボートを片付けながら、鳥飼眞が植木の話相手となっている。鳥飼は、なんとか植木に笑いかけているが、その笑顔も痛々しかった。他の選手たちは、植木にどう言葉をかけていいのかわからない、そんな風情に見えた。
控室に戻りながら、植木はポツリと言った。
「来年やね」
SANY0512 グランドスラムは意識していない、と言ったはずだった。だが、本音がその通りのわけがなかった。地元で偉業達成。植木はどこかでこだわり、しかし考え過ぎないようにしていたに違いなかった。来年やね。この痛みが、来年のMB記念につながると信じたい。その舞台は桐生。選手生命も危ぶまれるほどのケガを追い、しかし復帰緒戦に自ら斡旋を志願したという桐生だ。不死鳥が誕生した地で、八冠制覇。そのドラマチックを今から願いたいと、そう思った。

DSC01157準優劇場には、「the end」のロールは訪れない。このドラマは、言うまでもなく、明日の優勝戦への序曲でもあるのだ。激烈な戦いをくぐり抜けて優出した6人は、また明日、さらなる感動的なドラマを演じてくれるに違いない。
陳腐であり、あっけない物言いかもしれないが、この言葉で締めたい。
準優3個レース、素晴らしい闘いでした。(黒須田守)


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速報! 優勝戦6ピット決定!!

 いずれも大激戦となった準優の3レースが終了し、明日の優勝戦の枠順は以下のように決定した。

12レース・優勝戦
1号艇・今垣光太郎
2号艇・菊地孝平
3号艇・山崎智也
4号艇・辻栄蔵
5号艇・西島義則
6号艇・田村隆信

 念のため主催者発行の出走表をご確認ください。 DSC01148


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H記者の「俊介さんと同じ足」予想

「今日は荒れる」という予言は的中しているのですが、なぜ私の大荒れ予想はカスリもしないんでしょうか……こうなるともうワースト級の俊介さんと同じ足色です。はぁ。でも、まだ準優があります! 3連勝、目指しますっ!!

10R

まずは6艇のパワー評価から。
①西島 S→ 驚異の回り足。出足、行き足も抜群。
②仲口 A→ 高いレベルでバランスのとれた好脚。
③瓜生 A→ 回った瞬間に引き離す。直線は弱め。
④山崎 B→ 準優では見劣るが昨日から上昇中。
⑤赤岩 B→ 特長ないが引き波を超える力はある。
⑥原田 C→ かなり苦しい。前付けで展開待ちか。
進入予想/126345

 明らかにパワー不足なのは原田さん。本人がいちばんわかっているはずで、ここは前付けに出ます。瓜さんや智也さんが果たして入れてくれるか……「握っていきたい」と昨日話していた瓜さんがダッシュを選択するなら予想どおりの126/345。枠にこだわれば12346/5か、オールスローの枠なり進入になります。こうなれば西島さんの逃げで鉄板ですが、私は瓜さんがカドを選ぶと見ました。
 こうなると自力対決は、西島さんの逃げVS瓜さんのまくりです。
A予想/西島さんがパワーで圧倒すれば瓜さんより智也さんのまくり差しと仲口さんの小差しが優位。1=4-2と1-2-4がスジです。
B予想/瓜さんの強ツケマイが決まれば西島さんが飛び、瓜さん連動の智也さんに絶好の差し場が生まれます。3=4-2と3-4-5。
C予想/握りマイの西島さんですから瓜さんと大競りになる可能性も。そのときは智也さんが頭まで突き抜けて仲口さんとのバック勝負。4=2-5と4-5-2。
 つまりは展開的に智也さんに分があるレース。この9点を買う予定ですが、金額の配分は直前の気配と提示を見て決めます。

11R
①辻  A→ ペラが当たって急上昇。出足強烈。
②今垣 A↑ 日々上昇して凡機が上位の下まで。
③秋山 S↑ 凄まじい伸び。得意戦法にフィット。
④白水 B↑ かなり上昇したが中堅上位まで。
⑤笠原 B→ 強調点ないがバランスはとれてる。
⑥池田 B→ 伸びアップも突き抜けるほどでは…
進入予想123/456

 進入は枠なり3対3と見ましたが、気になるのは池田さん。昼のS練習で2本ともにスロー発進。密かに前付けを狙っているかもしれず、その場合は126/345になりそうです。スタート展示で動向をチェックしてください。
 この11レースは自力駆けの握り屋が揃って、いちばん展開読みが難しいレースです。若手だけでなく、今垣さんも隙あらば上から叩くタイプですから。そんな中、1マークで決め撃ちの差しに出るのはS苦手な秋山さんです。多少先行されてもバックからグングン伸びて、2マークからは得意のブン回し全速戦。戦い方が決まっている分だけ迷いがなく、2着まで追い上げると思います。1-2を厚めに秋山さんの2着付け。不気味な池田さんも絡めて大穴も狙いたいので126-3-126で勝負。

12R
①植木 S→ スリットで伸びるVパターンの足。
②田村 A→ 弱点のない安定感だがまとまりすぎ。
③市川 B→ 回り足強いがこのメンバーでは劣勢。
④菊地 S↑ 鮮烈!スリット加速は植木以上かも。
⑤森永 B↑ 徐々にアップも上位とはかなりの差。
⑥太田 A↑ ターンして一瞬伸びる。内向きだが。
進入予想123/456

 本命サイドが大穴か……極端な配当になります。植木さんの強さは言うまでもないとして、とにかくこのレースのすべての鍵を握っているのは菊地さん。本当に凄い伸びです。だらだら伸びるのではなく、スリット付近で1艇身ほど突き放す実戦向きの伸び。枠なり3対3の4カドになってしまえば、いくら市川さんがS張り込んでも置き去りにしてまくります。10レース同様に「逃げVSまくり」の自力対決。そして、10レースの瓜さんよりも、菊地さんの方がはるかに凶暴な足なのです。
A予想/植木さんが逃げきってまえば、付け回る菊地さんと差す田村さん市川さん、さらにまくり差す森永さんとでバック大混戦。横一線なら菊地さんに分があります。1-4-3、1-4-5。
B予想/菊地さんがまくってしまっても、残す植木さんなどでバックは混戦に。植木さんの執念で2着を死守する可能性は高いですね。展開的に有利なのは森永さんです。4-1=5、4-5-1
C予想/菊地さんが同体からまくれば植木さんは応戦します。2艇して流れると、これはもう荒れるしかありません。もちろん、有利なのは菊地さんの外にいる森永さんと太田さんです。この展開を考えるなら、下手な中穴は捨てて500倍以上を狙いましょう。6=5-23です。

 さてさて、例によって8レースまでボッコボコにやられまくって丸坊主の私ですが、準優で取り返したいと思います。個人的には秋山さんと菊地さんの握り屋ふたりを応援しつつ。このふたりのいる優勝戦、面白いと思いませんか?


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準優18戦士の気合高まる――5日目、前半のピット

SANY0252 準優の朝、たまたま選手たちの競艇場到着に居合わせた。「選手バスが到着しましたので、集合してください」というアナウンスが管理棟に流され、職員たちが並んで選手たちを出迎える。バスを降りた選手は、素早く整列し、職員たちと向かい合う。挨拶をしたあと、水面を向いて礼をし、拍手を打つ。厳かな朝の儀式である。今日も無事にレースが進みますように……。

SANY0291 前半のピットは、まだ穏やかさを失っていない。準優出場選手たちは、数時間後に向けて思い思いの調整に精を出している段階だ。試運転ピットには、今垣光太郎、原田幸哉、赤岩善生のボートしか出ていない。多くの準優出場選手は、まだ着水前だ。赤岩が、試運転ピットで白石健と大声で話していた。「出足はまあまあ来てると思う」。声に力強さがあった。
すでに整備室には誰もいないが(一般戦回りの選手も)、装艇場では池田浩二が入念にモーターを調整していた。やがて、瓜生正義や白水勝也も静かにモーターをチェック。瓜生は明るさを保っていて、白水は淡々としている。
SANY0285 ペラ室では、秋山直之が傍目にもわかる集中度でペラと向かい合っていた。田村隆信、市川哲也も熱心に叩いている。田村は、いったん納得のいく仕上げになったのか、ボートのほうに歩を進めて、ペラを装着した。落ち着いた表情で、まったくの平常心といった感じの田村。若いのに、すでに風格を身に着けているのだ。

前半のピット、準優18戦士の表情を、簡単に記しておこう。僕の独断であることをお断りしておく。
SANY0294 10R
①西島義則……落ち着いている。瞳にはグッと力がこもっている。
②仲口博崇……姿を見ることができなかった。これまでのSGでも、準優時の仲口は大きな動きをしていなかった。
③瓜生正義……笑顔は見えないが、明るさを発散しているのは変わらない。
④山崎智也……後述。
⑤赤岩善生……いい雰囲気を感じる一人。SG初準優でも気負いはない。
⑥原田幸哉……ちょっと苛立っているように見えるが……。

SANY0281 11R
①辻栄蔵……自信を感じるたたずまい。
②今垣光太郎……モーターなどはほとんどいじらず。静かな闘志が伝わってくる顔つき。
③秋山直之……普段とあまり変わらない感じがする。
④白水勝也……淡々。
⑤笠原亮……姿を見ることができなかった。
⑥池田浩二……穏やかに気合を高めている感じで、いい雰囲気を感じる一人。

SANY0343  12R
①植木通彦……いつもの悠然たる植木には見えないのが気になるが……。
②田村隆信……大物の風格。
③市川哲也……なぜか清涼感を覚えた。
④菊地孝平……もっとも目についたのが、彼の凛々しい表情だった。大仕事をしそうな、抜群の気合乗りと見た。
⑤森永淳……普段よりおとなしい感じがするのは気のせいか。
⑥太田和美……淡々としている。大舞台に動じる男ではない。

SANY0333 さて、昨日は腰の状態が心配で朝の5時まで寝付けなかったほど気になる山崎智也。腰痛は昨日に比べてずっと快方に向かっているようだ。検査員室でレース観戦をしているのを見かけたが、レースが終わると顔をしかめたりするようなことはいっさいなく、仲間のボート引き上げのヘルプに向かった。ほどよい気合も伝わってきて、ハッキリとオーラが見える。うむ、準優に向けて、実にいい感じである。(黒須田守)


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そのままアウト勢か、それともインの巻き返しか!?~5日目前半戦終了~

DSC01051  1R、白石健と中野次郎の二人がフライングに散った。この2艇Fと再び吹き始めた5m前後の風が準優デーに波乱を呼んだのか、3R岡本慎治の強ツケマイ、4R中村有裕の6コースまくりなど、今日の前半も優位はセンター~アウト勢。ただ、5、6Rと倉谷和信、瀬尾達也がインから勝利して、イン勢復権の兆しも見えつつある。

 SGウィナーがそれぞれ1号艇に座った準優勝戦は、果たしてどちらに転ぶのか。まったく目を離せない後半戦が、今から始まる!


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H記者の「菊地さんの伸びが欲しい!」予想

 家賃を来週火曜日まで引き伸ばしてもらってホッとしているHです。昨日は3レース的中で回収率が約84%。負けは負けですが、やや出足がアップした感じ。今日こそは家賃作ります。
 今日は準優デーですが、昼特訓で凄まじい足を披露したのが菊地さん。瓜さんに1艇身、井口さんと鳥飼さんに2艇身……並ぶ間もなくチギッてました。もしトップSを切ったら植木さんでも吹き飛ばす勢いです。
 準優の予想&情報はまた後ほどで、まずは敗者戦の予想から。今日はパワー差のない接戦カードが多いので、穴で攻めます! てるきっちゃん、しげ爺さんに勝つぞ~~!!

1R/ほんのちょっぴり折下さんの伸びがアップして、ワースト脱出の気配。このメンバーでこの足なら、なんとか3着に食い込めるかも。
3連単☆126-126-5

2R/川﨑さんのパワーがここではブッチギリです。ワースト級でも捨てきれない守田さんの裏表。
3連単☆1=4-235

3R/謎のパワーダウンに泣いた憲吾さんですが、今日の昼特訓では前検を思わせるような力強さでした。あとは気持ちの問題ですが、頭決め撃ちしてみます。
3連単☆5-124-124

4R/好機が揃ってかな~り難解なレースです。F2持ちふたりにはさまれた海野さんの2着粘りが美味しそう。
3連単☆126-4-126

5R/倉谷さんと寺田さんの気配が昨日より落ちてます。昨日久々にピンを取って気をよくしている石田さんの2着付けで穴狙います。
3連単☆125-3-125

6R/足は126の3艇。ですが予選落ちの間隙を突いて守田さんです。無理を承知で頭から。穴は敗者戦でも手を抜かない大阪の代表、信一郎さんです。
3連単☆3-146-146

7R/もう一丁、憲吾さん!もし前半で飛んでいれば絶好の買い時ですし、勝っていれば勢いで連勝します。どっちにしても妙味たっぷり。
3連単☆3-256-256

8R/アウトでこそ伸び足が生きる村田さん。頭までは遠そうなので、2着付けで穴を狙います。
3連単☆123-6-123

9R/寺田さんは気配落ちで鳥飼さんは伸びません。グレート賢太さんの逃げが濃厚ですが、穴目も買いたいので元気な三嶌さんを2着付けにして攻めます。
3連単☆126-5-126

 ではまた、後ほど。


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優勝戦枠順決定!

SANY0260 おはようございます! 準優勝戦です! 優勝戦に向けての大勝負! 本日も熱く盛り上がりましょう!

さて、先ほど、明日の優勝戦の枠順抽選が、選手代表の原田順一立会いのもと、競技本部で行なわれました。準優勝戦の1号艇選手=西島義則、辻栄蔵、植木通彦が代表して抽選。各レースの枠順は以下の通りです。

SANY0267 9月4日12R 優勝戦

1号艇 11R1着
2号艇 12R1着
3号艇 10R1着
4号艇 11R2着
5号艇 10R2着
6号艇 12R2着

SANY0269 抽選は、まず特別選抜B戦の枠順から行なわれ、次に特別選抜A戦、そして最後に優勝戦の枠順の抽選が行なわれました。優勝戦の抽選順は2着グループ(西島→辻→植木)、1着グループ(植木→辻→西島)。1着グループの抽選で最初に抽選機を回した植木は、2号艇の球が出ても表情をピクリとも変えず。このときだけでなく、抽選の間じゅう、終始淡々としていました。植木の次に1着グループ抽選に臨んだ辻は、「1号艇、引きますよー」と言いながらガラガラポン。お見事、1号艇ゲット! SANY0271 それを見て最後に抽選した西島は「引きよるのう」と辻をからかいながら、「(もう3号艇しか残っていないから)つまらんのう」と苦笑いしつつ抽選機を回したのでした。ちなみに、原田は球を抽選機に入れる際、「よくかき回さなきゃいかん」と両手の中でクイクイと数度振り、植木以外の人たち(審判員さん、検査員さんなども含めて)笑わせてました。原田さんが混ぜなくても、抽選機の中でちゃんと混ざりますってば。

抽選が終わり、準優1着なら1号艇ゲットの辻は、かなり明るい表情。西島と談笑しながら、モーター装着に向かいました。一方、植木は相変わらず淡々。グッと気合がこもってきたようであります。さあ、本日の準優、どのような結果になりますやら。(黒須田)


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4日目のベストパフォーマンス

 今日は勝負駆けデーでしたが、あまり乱戦のない穏やかなレースが多かったような気がします。ボーダーが6・40と異例の高率だったことでもわかる通り、パワーの差が上と下では違いすぎたせいでしょう。なんとかピンを取って逆転準優入りを果たそうと思っても、何一つ抵抗できないほど上位陣が強かった。そんな冷酷なまでのパワーレースが続きました。
 まあ、裏を返せばその上位陣が集結した明日の準優こそが、凄まじい接戦乱戦混戦になると見ていいでしょう。パワー差の少ない敗者戦もしかり。明日は前半戦から穴を狙ってみたいと思います。ではでは、本日の独断ベスト3をば。

3位/水面に闘魂宿る。「1・2・3、ダ~~!!」2連発

SANY0546  ことさら珍しいことではありませんが、11レース、12レースは3連単1-2-3の2連発。圧巻は12レースの①市川さん②辻さん③智也さんのパワー比べでした。まずは逃げた市川さんが抜け出して、焦点は2着争いに。先行する辻さんを智也さんが激しく追い上げます。2周2マークで鋭く差した智也さん。激しく辻さんの内懐に突き刺さり「入ったか!?」と思わせましたが、ハイパワーの辻さんがまた半艇身ほど引き離します。それでもストーカーのようにしつこくつきまとう智也さん。
 で、ふと水面全体に目をやると、これだけ競り合いながら、2艇は逃げる市川さんのすぐ後方まで迫っているではありませんか!! そして、4番手以降は霞んで見えなくなりそうなほどのはるか彼方……恐るべきパワーの違い。3対3に大きく分かれたこのレースこそが今シリーズの象徴であり、明日の準優と敗者戦の接戦を暗示しているように思いました。上位の3人は準優で別々のレースに振り分けられましたが、明日もうるさい存在になりそうですね。

第2位/「鳥だ、飛行機だ、いや、スーパー慎治だ~~っ!?」

DSC00116   驚きました。3レースの岡本さん、最アウトの6コースからなんとなんとなんと内5艇をすべて呑み込む大まくり! 平和島にタイムスリップして、チルト3に跳ねた阿波勝哉さんを見ている気がいたしました。でも、目をこすると、目の前にいるのは岡本さん。同時に「差せ!岡本慎治」の横断幕も視野に入りました。差してません、まくってます。勝利者インタビューでもいつになく多弁でしたね。
「6コースから勝ったのはいつだったか、覚えてないです」
 みたいなことを言って、終始嬉しそうにしておりました。このスーパーマン級の大技も実らず、勝率6・00で予選落ちになりましたが、いいモン見させていただきました。ご馳走さまっ!

 そして、今日のベストパフォーマンス賞は、世代も支部も性格もまるっきり違う2人の戦士に捧げたいと思います。

第1位/光太郎台風が去って、初の準優ゲット!!

SANY0512  秋山さん、石の上にも3年です。9レースで超ラッキーな展開から生まれてはじめての準優チケットを手にしました。その立役者は光太郎さん。1周2マーク、もうお腹一杯の点数なのに、逃げる日高さんに猛烈なボディアタック。日高さんはピンを取って準優に一縷の望みをつなぎたかったのですが、この光太郎アタックで失速し、4番手まで落ちてしまいました。
 そして、その接触の間隙を突いて一気に4番手からトップに躍り出たのが秋山さんでした。それからも光太郎さんは内へ外へと凄まじい執念で追い上げ、勝負駆けの選手よりも勝負駆けっぽい走りでスタンドを沸かせていました。西島さんといい光太郎さんといい、ピットでは優しいお兄さんなのに、水面では鬼に変わります。この手抜きのない姿勢こそが、艇界のトップに君臨し続ける秘訣なのでしょう。
 それにしても秋山さん、おめでとうございます!
「SGに出るようになってから3年、やっと準優に出られます!」
 インタビューでも喜びを爆発させていましたが、私も嬉しいです。節一級の伸びを誇る秋山さんが、準優でも十八番の全速ブン回しを連発するシーンを見られるんですから。明日の11レースが待ち遠しいです。おめでとう、そして乗ってくれてありがとう。あ、このお礼は、光太郎さんに言うべきですかね。(畠山)


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異常事態!?――4日目、後半のピット

SANY0204 磐石の強さ、である。植木通彦、もはや手がつけられなくなっている。モーターは完璧、レース勘も冴え渡る。ただでさえ艇王と呼ばれるほどに強い男が、強力な足を手に入れ、さらに「グランドスラム」「地元SG」というプレッシャーを精神的パワーに変換して、Vロードを突っ走る植木の背中を押している。いつだって悠然とし、風格を漂わせている植木だが、今節はオーラの力が明らかに大きい。ピリピリしたところはまったくない。かといって、柔らかな雰囲気というわけでもない。
最強。
今日の植木を表現する言葉はそれしかない。予選1位というのも、最強であることを裏付ける。もし今日の12Rの後に、第13Rとして優勝戦を行なったとしたら、僕は全財産を植木に賭けただろう。それほどの圧倒的なオーラが今日の植木にはあったのである。

SANY0104 驀進する広島勢、予選を快調に突っ走った西島義則、辻栄蔵もいいムードだが、今日、目についたのは、もう一人の広島、市川哲也だった。12Rを快勝したから言うわけではない。僕の目には、西島や辻に劣らないだけの何かが市川から発散されているように見えたのだ。まず明るさがある。思えば、昨日から笑顔に溢れていた市川である。今日も、折々で市川のほころんだ顔を見た。そのうえで、凛とした表情も見せる。モーターに手応えを得たのか、準優へのメドが立ったことへの充実感があるのか。市川といえば、どちらかといえば優男の部類だと思うが、今日の彼は男っぽい表情だった、と感じた。DSC01071 明日の準優、西島、辻が1号艇を手にして、優勝戦への最短距離につけた。当然、彼らは人気を背負うし、注目も浴びるだろう。しかし、市川を侮るまい。明日は“最強”植木との対戦だが、今の市川には、西島にも辻にも負けない追い風が吹いている。

ところで、準優ボーダーは結局、6・40という高率になった。6・20の寺田祥が次点、烏野賢太は6・17で20位、その下に6・00が2人いるのだから、おそろしく上位のレベルが高かったということになる。何しろ、12Rの山崎智也は6・00なら無事故完走で当確だったのだが、実際は4着条件になってしまったのだから、驚くしかない。SANY0174 10Rに出走した仲口博崇が、知己の記者さんに「ボーダー、すっごく高いでしょ?」と声を掛けて、得点を確認するシーンもあったが、最終的に予選4位の仲口でさえ得点を気にしなくてはならないという異常事態で、レースが進めば進むほど、圏内の選手たちはヤキモキさせられたというわけだ。
逆に言えば、6・00付近やそれ以下の選手たちにとっては、まさかの逆転準優入りという事態には、まったく期待できなくなっていたということでもある。そのせいか、後半のピットはやけに静かで、選手たちの動きもそれほど活発ではなかった。前半よりもずっと、穏やかなのだ。無風で空気が滞留し、突っ立っているだけで汗がジワリと吹き出てくるピット(私が人一倍、汗っかきであるということもあるのですが)。なんだか、ピット全体が予選最終日の顔をしていないように思えた。

DSC01026そんななか、終戦を迎えてもなお、整備に余念がなかったのが、白石健である。整備室にこもり、姿が消えたと思ったらペラ室にいて、再び見えなくなったと思ったら試運転をしている。とにかく忙しく動いていた。取材班のなかでは、彼の応援歌は「シラケンサンバ」だと勝手に決め付けているわけだが(歌詞募集中です)、その真摯な姿には心から応援のサンバをお贈りしたいと考える次第である。
最年長・原田順一も、手を休めることをしない。かなり早い段階で予選突破は苦しくなっていたが、ペラもモーターもずっと調整を続けてきた。DSC01031 「準優進出がムリになっても、整備をしているのはエラい」などと言ったら、たぶん選手には失礼なのだと思う。彼らにとっては、そんなことは当たり前のこと。6日目まで勝負は続くのだから、それがいわゆる敗者戦であっても、勝利を目指すのは競艇選手のスピリットというものだろう。それでも、実際にピットでそんな姿を見ると、素直に頭が下がる。キャリアとしてはすでに終盤戦に入っているはずなのに、勝負師であることにこだわり続ける姿勢が素晴らしいと思うのだ。
もちろん、こうした選手は白石や原田ばかりではない。今日は、平尾崇典もかなり長い時間を整備に費やしていた。選手たちを心から尊敬する、そんな光景なのだ。

SANY0200 後半のピットでは、ほのぼのしたシーンもたくさん見かけた。まずは、準優進出を決めた池田浩二。7Rの3着で6・40に到達した池田、前半戦のキリリとした表情とは対照的に、穏やかな顔つきでピット内を歩いていた。10R終了後、ボート引き上げ作業に須藤博倫とともに表われた池田は、須藤の背後に回り、両肩に手をかけてニコニコしている。???……と思っていると、池田はいきなりジャーンプ! 須藤の肩にポーンと乗っかったのだ。須藤&池田の肩車の出来上がりー……って、何をしてるんでしょうか? 池田のご機嫌ぶりが伝わってくるシーンでした。池田浩二、おもろい姿をときどき見せてくれるんですよね。

SANY0181 つづいて、元気一杯の今村豊。今節は、事故点の件もあって、レースぶりはもうひとつ冴えなかったが、元気で明るい顔を見ていると、やはり嬉しい。9Rと10Rの間にピットに出てきた今村、まずは中道善博さんとじゃれ合いだ。中道さんのお腹を突っつく今村、周囲の人たちも大笑いである。もちろん、中道さんもニッコリ笑っていた。その周辺の空気が、ぐっと柔らかくなった。
その隣では、JLCの女性レポーター、女性の新聞記者、そして海野ゆかりが、話し込んでいたのだが、彼女たちも今村と中道さんのやり取りを笑顔で見ていた。SANY0184 それに気づいた今村、突如「なんだよぅ~」と口をとがらせ、女性陣の輪に加わる。やはりニコニコで話し始めたのですが……えっと、その内容は今村選手の名誉のため、ひとつだけ書いときます。えー、そのー、はい、セクハラがどうのこうのと話しておりました(笑)。周辺の空気は、ぐっと華やいだのでありました。今村、サイコー。

SANY0225 もうひとつ、スマイリー・キッド、瓜生正義もご機嫌の様子で動き回っていた。8R1着で準優の切符を手にした瓜生は、スマイル満開。整備室でモーターをチェックし、格納するとペラ室へ。ふと気づくとペラ室を出て、水面を眺めていたりする。しみじみとか、ボーッととか、そんなわけではなく、なんだかご機嫌な様子で水面を見つめているのだ。実は、その視線の先には慕っている鳥飼眞が試運転に出ていて、足に納得がいかずにパワーアップをはかっている鳥飼を心配しているふうでもあるのだが、そんなときでも瓜生からは実ににこやかな空気が伝わってくるのだ。鳥飼が試運転から上がると、今度はファンサービスのペアボート試乗会のためにやって来た後輩選手を見つけて、談笑。いやあ、ほんと、いい雰囲気である。僕のなかでは、山崎智也並みに気になる存在になりつつあったりするのであります。

SANY0228 さて、元祖・気になる男、山崎智也。前半、「いまだ1本も出ていない1着、そのことに対する不満と、完走で当確でも勝利を目指す気合とが、入り混じった笑みに見えた」と書いたが、12Rを間近に控えた後半も同様の表情であった。で、その理由がちょっとだけ見えた。智也、グラチャンのときにも顔を出してしまった腰痛が再発してしまっているようなのだ。グラチャンのときほどひどくは見えないから、それほど心配する事態ではないだろうが、少し気にしているようではある。だが、みなさん、ご心配なく。12Rはそんなことを感じさせないレースを見せているし、何よりグラチャンの時は、やはり予選最終日に2着1着で勝負駆けを成功させて、さらに優出しているのだ。智也は逆境にもくじけない。それをバネにして、最高のパフォーマンスを見せる。DSC01022 そういった男意気、プロとしてのプライド、圧倒的な骨っぽさが智也にはあるのだ。ニッコニコの智也も、もちろん魅力的である。だが、今日みたいな智也も本当にカッコいい。明日の準優は10R4号艇。僕は、智也と心中します。それだけの価値がある、智也の凛々しさを今日のピットで見た。心から応援する次第である。(黒須田守)


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速報! 準優18ピット決定!!

4日目終了、すなわち予選道中がすべて終了し、準優18ピットが以下のように決定した。

10レース
1号艇・西島義則
2号艇・仲口博崇
3号艇・瓜生正義
4号艇・山崎智也
5号艇・赤岩善生
6号艇・原田幸哉

11レース
1号艇・辻栄蔵
2号艇・今垣光太郎
3号艇・秋山直之
4号艇・白水勝也
5号艇・笠原亮
6号艇・池田浩二

12レース
1号艇・植木通彦
2号艇・田村隆信
3号艇・市川哲也
4号艇・菊地孝平
5号艇・森永淳
6号艇・太田和美

念のため主催者発表の出走表をご確認ください。

DSC01015


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気合の勝負駆け!――4日目、前半のピット

SANY0012 勝負駆けの朝、いや、昼である。昨日も一昨日も、前半戦のピットは実に静かだった。多くの選手が気合を込める今日、それでも基本的にはやはり静かであり、穏やかな空気が流れている。だが、やっぱり何かが違う。こちらの先入観もあるのかもしれないが、穏やかななかにも緊迫感がある。そして、ピット内を行き交う選手たちの数も増えている。勝負駆け、その言葉がピットを支配しているのは確かだ。

SANY0086 異変、なのだろうか。秋山直之が整備室にこもっていた。本体はボートに装着されたままだが、整備士さんと額をつき合わせて、何事か相談していた。ここまで、レースを見る限り、秋山のモーターは噴いていると思う。朝特訓でもバリバリに出ていたと、H記者が証言している。それでも、秋山はバタバタと動いている。今日は9R1回乗り。まだ時間はタップリあるから、秋山はこの忙しさを実らせて登場するのではないかと思った。

SANY0048 秋山と同じく9R1回乗りの中澤和志は、モーターをチェックしたあと、喫煙室でリラックスした表情を見せていた。4着で6・00を超える計算だから、それほど厳しい勝負駆けではない。昨日の6着は痛かったが、足のほうも確かではある。だからこそのリラックスなのだろうが……よくよく見てみると、瞳はギラリとしていたりする。9Rは6号艇だが、この雰囲気からは決して侮れない存在だと見た。穴狙いしてみるだけの条件は揃っている。
SANY0068 池田浩二の表情がキリリとしていた。7R1回乗り、4着で6・00となる。中澤同様、条件が厳しいわけではない。それでもキリリ。目にはグッと力が入っている。痺れる顔つき、である。

一方、ニコニコしていたのはスマイリー・キッド、瓜生正義だ。2R2着で、8Rの勝負駆けにメドが立った形だが、まあ、瓜生はいつも明るいので、それがニコニコの理由ではない(もちろん、大敗していたら、笑ってはいられなかっただろうが)。ではなぜ瓜生は笑っていたのか……イタズラしてたのです、瓜生は。SANY0114ピットでは、地上波のテレビ放映のなかの企画として、検査員さんの仕事振りを追いかける、という収録を行なっていた。それに気づいた瓜生、小走りでカメラの後ろに周り、検査員さんを笑わせようとしているのだ。一度は空振りに終わって、自分のボートに戻って作業をしていたが、近くに来ると再チャレンジ。撮影スタッフの方たちは、声を殺して笑っていた。検査員さんはめげずに真剣な顔を崩さなかったが。瓜生、何をやってるんでしょうか。でも、この余裕が逆に怖いよなあ……。

SANY0035 当確組の様子も。西島義則の表情には、凄みすらある。4Rで今節4勝目、鬼神のごとき強さである。ほとんど食事も摂らずに減量に励んでいるわけだが、それが西島の精神をも引き締めているようで、ピットを歩く姿にはとにかく迫力がある。オーシャンカップに引き続いてのこの強さ、後半も緩めずに全力投球だろう。
話題にせざるをえない植木通彦。プレッシャーがかかっているとか、肩に力が入っているとかではなく、顔つきが昨日よりも厳しくなっている印象を受ける。SANY0026 10R1回乗り、好着順を取れば、明日の1号艇が見えてくるわけだが、そのためにもう一度気合を入れ直した、ということなのだろうか。優勝戦を見据えるのなら、準優の好枠が欲しいのは当然。グランドスラムという大きな話題に関しても、地元SGという責任感に関しても、植木はきっちりと応えるために、今日の最後のレースに全力を尽くす。10Rも超抜の植木が見られると確信する。

SANY0084 さて、勝負駆けだろうが何だろうが、とにかく気になる山崎智也。新ペラが完成したのか、検査員さんを呼んでチェックを受けていた。1回乗りの12Rまでは間があるので、これから試運転をするのだろう。ひとまずは、ゆっくりと時間を過ごしているようだ。3Rのボート引き上げ作業時には、なぜか須藤博倫とハイタッチ。笑みを浮かべていた。だが、満面の笑顔であった須藤に比べると、智也は微笑み程度という感じ。いまだ1本も出ていない1着、そのことに対する不満と、完走で当確でも勝利を目指す気合とが、入り混じった笑みに見えたのだが。ハッキリ言って、智也、カッコ良かったっす。(黒須田守)


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勝負駆け、成功しすぎの状況!?~4日目前半戦終了~

 予選最終日となる4日目も前半戦が終了。昨日より風が弱まったこともあってか、イン逃げも1R石田政吾、4R西島義則がそれぞれ決めているが、やはりセンターがおいしい若松水面。5R菊地孝平の豪快まくり、6R原田幸哉のまくり差しなど、まくり勢も狙える、舟券的にとてもおもしろい水面状況だ。
                                                                             
 注目の勝負駆けも、その菊地、原田などが1着成功……なのだが、前半ではあまり上位が落ちてきておらず、5R終了時点ではボーダーが6.40と高得点。6.00前後の選手は最後まで気が抜けない。選手もファンもドキドキの状況だ。
 後半も目が離せないぞ!

DSC01021


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明日は勝負駆け!

明日は4日目、準優進出を懸けた剣が峰だ。選手たちの気合がもっとも入る1日。今節も準優争いは熾烈である。

DSC01003 予選1位は西島義則、辻栄蔵の広島勢2人が同率で並んだ。続くのが、グランドスラムを目指す植木通彦。以下、今垣光太郎、仲口博崇、山崎智也、田村隆信と続いて、ここまでが当確マークをつけた。ドリーム戦から4人が入ったのだから、豪華メンバーである。8位以下で目立つのは、8位=赤岩善生、9位=中澤和志、10位タイ=笠原亮、池田浩二、中村有裕、秋山直之ら、80期以下の若手勢。好機とスピードターンを武器に、銘柄級に挑戦状を叩きつけている。3~4着を外さなければいいわけで、それほど厳しい戦いではない。

通常ボーダーとなる6・00には3人、森永淳、太田和美、日高逸子が並んだが、これがなんと19位。18位は烏野賢太の6・20だから、この付近にいる選手たちは息が抜けない。可能性としては、36位タイの佐々木康幸、倉谷和信がピンピンで6・00には届くが、これはかなりしんどい戦いとなりそうだ。そのほかでは原田幸哉は2着で6・00、SG初出場の井口佳典も1着で6・00に到達する。注目してみたい。


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3日目のベストパフォーマンス

 はい、今日も井口さんの水神祭や、森永さんのアウトまくり差し、濱野谷さんの予選落ち確定など、水上の泣き笑い劇場に酔いしれました。私的には愛する守田俊介が持ち前のワースト級の足で前後半戦ともズブズブに抜かれまくり、あれよあれよという間に準優への道を絶たれてしまったのが何よりも大きな出来事でした。俊介の今年のSGロードは、どうやらこれで終戦のようです。なあ俊介~有裕の応援なんかしているヒマがあんなら(by開会式)もっと整備覚えろ~~ペラ叩け~~!!

第3位/本人も驚嘆、生涯最高のまくり差しっ!?

SANY0844  11レースの仲口さん、いつもは内寄りでの好プレーが光る男ですが、今日はなんとなんと枠なり5コースから電撃一閃のまくり差し。「最もSGに近い男」と言われ続けて幾星霜、惜敗の涙を流しまくってきた仲口さんですが、今節は逃げてよしアウト戦もよしで、ついに悲願達成のお膳立ては揃ったようです。それにしても、本人も驚く切れ味でしたね~。
「え、コレってホントに自分!?」
 勝利者インタビューでも目を白黒させてましたね。さすがの智也さんも秒殺のウルトラE差しでありました。

第2位/伝家の宝刀『ブン回し強ツケマイ』炸裂!

DSC00002  ホントにもう、ツボにはまった時のこの子ときたら……5レース、終回ホームで仲口さんと秋山さんが併走。仲口さんは中堅上位の足。かなり手ごわいパワーなのですが、秋山さんは迷うことなく握りましたね。ターンマークなんか関係なしの円月殺法、ブ~~~ンと音をたてて消波装置の近くまでブン回したら、仲口さんはすでに置き去りにされてました。力任せの全速ツケマイ。このヤンチャな戦法を連発するときの秋山さんはスーパーサイヤの無敵モードです。亜空間を突き破るような全速戦、これからも楽しみですね。

 そして今日のビックリ好プレーNO1は、またまたこの男であります。

第1位/「F2って何!?」名刀鬼丸、命知らずのトップS斬り!

SANY0297  全国の憲吾ファンの皆さん、ご愁傷さまです。相手が悪すぎました。10レースの西島さんは確かF2持ちだったはずです。ですよね? 私の勘違いなんでしょうか。だって、F2持ちがコンマ11でスリットから半艇身ほど抜け出すなんて、そんなこと……憲吾さんもまくられる瞬間に青いカポックを見てさぞかし驚いたことでしょう。「西島さん、それって犯罪っすよ~!!」みたいな断末魔の軋み音とともに、海の藻屑と消えていきました。
 相変わらず足も凄いし。1周2マークで先マイした幸哉さんを鬼差しでチギり捨てちゃうんだから。一太刀で憲吾を葬り、返す刀で幸哉を斬り捨てる。その昔、首と一緒にヒゲまで切れたという刀がありました。通称「鬚切(ひげきり)」、後に「鬼丸」。この名刀「鬼丸」の称号を西島さんに捧げます。(畠山)

注/写真はイメージっす。


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勝負駆けを前に――3日目、後半のピット

DSC01010  笑顔が弾けている。機嫌がいいどころではない。とにかく、笑いが絶えないのだ。
絶好調の広島勢。西島義則、辻栄蔵がはやくも3勝。市川哲也、海野ゆかりが1勝ずつ。4人で8勝の荒稼ぎだ。詳しくは特注選手のコーナーで書かれるだろうが、8Rの海野は天晴れなレースぶりで3着。9Rでは辻が、一昨年のオーシャンカップのVTRを見ているかのようなマクリ差しで1着。さらに10Rで西島が道中逆転の1着。笑いが止まらないのも当然だろう。10R後、西島を出迎えて勢揃いした広島勢の雰囲気は、とにかく花が満開になったかのよう。明日ももちろん、目が離せない。

SANY0895 広島勢とは対照的に、3Rの6着後に整備室に駆け込んだのは瓜生正義。2日目まで1、2、3着と貯金があるから、明日は3着2本で準優に届く計算だが、やはり6着は痛い。SANY0901 スマイリー・キッド瓜生のことだから、表情は明るいし、悲壮感みたいなものも見えはしないが、ボート片付け以外は整備室を離れようとしないのだから、重症は重症。まずは明日の2R、どこまで直しているか、その足色に注目だ。
なお、他に整備室にこもっていたのは、深川真二、平尾崇典、そして整備の鬼・今垣光太郎など。今垣はペラ室と何度か往復しつつ、パワーアップを図っている様子だった。

SANY0894 強さは美しさだ、と思った。日高逸子である。今節の成績はオール3着と、着をまとめているという程度だが、そのたたずまいは美しいとしか言いようがない。まずは、その若々しさ。MB記念の出場メンバーのなかではすでにベテランの部類だが、まるでそんなことは感じさせない振る舞いである。とはいえ、やはり若手にとっては先輩選手であり、頼れる姐御。後輩たちに声をかけては、リラックスしたムードを醸し出している。たとえば、10R終了後、モーターの調整をしている田村隆信に「田村君、まだ(試運転に)出るの? うわあ、すごいなあ」と話しかけ、田村はニッコリと言葉を返す。そこに漂っている空気感の瑞々しさ。トップレーサーならではの、精神的な強さを感じずにはいられなかった。繰り返す。強さは美しさである。強い女性はみな、美しいのだ。

SANY0874 日高が頼れる姐御なら、頼れる兄貴は倉谷和信か。試運転のあとなど、彼の周りには人が集まる。「アニキーッ!」とその倉谷が叫んだから、誰を呼んでいるのかと思えば、「どーもー」と応えたのは森高一真。倉谷は、身振り手振りで試運転の様子を話し出す。すると、そこに川崎智幸がやって来た。「な、あそこで出て行ったやろ?」とこれまた手でターンの様子を示しながら会話を交わす。おっと、今度は姐御・日高の登場だ。「ありがとうございましたっ」と日高が笑顔で足併せのお礼をすると、倉谷もニッカァと笑った。4人で試運転の様子を話し合っていたが、中心にいたのは倉谷。ガッツ倉谷、ハッキリ言って、男前である。

DSC00978 その倉谷を大笑いさせていたのが、白石健である。彼を見ていると、たしかに心和む。10R後だったか、僕と松本がピットで取材の様子などを話していると、白石が「すみません」と声をかけてきた。驚いている僕らに、「明日の出走表、出ました?」。僕も松本も、今日の出走表を手にしていたのだが、それを明日のものと思ったらしいのだ。どういうわけか、ピット内に翌日の出走表を配るのは中道善博さんなのだが、その直前にたまたま、中道さんが村田修次に手渡しているのを目撃していた。「今、村田さんが見ているのが、明日のやつだと思いますよ」と言うと、「あ、そうですか。すみません」と言って、とことこと駆け出す白石。素朴、そして真面目である。その白石が、JLCのインタビューを受けていた。直立不動、ハキハキと大声でしゃべっている白石は、実に微笑ましい。それを、ペラ室から眺めていたのが、倉谷と田中信一郎、近畿の先輩だった。倉谷、信一郎、ともに爆笑のニッコニコ。白石、大好きになりました。白石といい、オーシャンカップのときの安田政彦といい、兵庫勢、侮りがたし、である。

SANY0833中道さんといえば、選手と話すときの笑顔が実に渋い。中道さんにとっては取材だが、選手たちにしてみれば、大先輩にして大選手だった方との会話である。縮み上がってしまってもおかしくはないのだが、中道さんの笑顔が選手たちを癒す。現役時代の中道さんといえば、正直コワモテという印象もあったのだが、選手と話しているときの表情からは、優しさしか感じられない。実際、取材班も毎度毎度お世話になっているわけで、選手にとっても我々にとっても、ありがたい笑顔なのである。

SANY0848 その中道さんとの激しいデッドヒート(96年賞金王決定戦)が語り草となっている植木通彦。絶好調。超抜の足。もはや、グランドスラムに向かって一直線、である。植木といえば、常に悠然としていて、立ち居振る舞いからは風格を感じずにはいられないが、グランドスラムが懸かった今節は、そこに静かな闘志がプラスされた感がある。もはやモーターに不安はないから、焦りなどはあるはずもないが、それにしても充実しきったオーラを発散しながらピット内を歩く姿には、圧倒されるものがある。SANY0880 勝負は時の運、何が起こるかはわからないから、植木の優勝を断言することはできない。本人も、意識はしていても、それ以上のことを考えているわけはなかろう。それでも、だ。間違いなく優勝モードには入った。条件が揃い、運も向けば、偉業を果たしてもまるでおかしくはない領域には入ったと思うのだ。それくらい、植木が立ち上らせている充実感には戦慄すら覚える。

SANY0879 さて、前半に姿が見えず、まるで片思いの相手に思いをつのらせるかのように気になって仕方なかった山崎智也。後半は、いっぱいいっぱい、その姿を見ることができました。まず、先輩・江口晃生が両膝打撲のため途中帰郷することになり、心配した表情を見せていた。かと思うと、村田修次の背中にヘンテコな声音を浴びせて驚かせたりもしている。その村田とは、ペラを見ながら真剣な表情で長い時間語り合ったりもしていた。で、次の瞬間に村田が爆笑していたりもして、いったい何を話していたんでしょうか。DSC00995 ドリーム6着のあとは2着3本。得点率6位、明日は無事故完走で準優当確。ひとまず一息ついた様子ではある。でも、そろそろピンが欲しいよなあ……。(黒須田守)


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風吹いて、外強し!~3日目前半終了~

DSC00893  もともとインが弱めの若松水面だが、地元ファン曰く「風が吹くとさらにまくり水面化する」そうである。常に5m前後の風となっている3日目前半、まさにその通りの結果が出た。

 イン逃げは3R、吉川元浩の1回だけ。1Rでうれしい水神祭となった井口佳典は、イン発進だけれども結果は抜きであった。それ以外は4R烏野賢太のまくりや、5R田村隆信のまくり差しなど、センター~アウトからの豪快なレースや、外枠選手の活躍が目立っている。
 後半は満潮もプラスされ、さらにセンター勢が活躍をするのか、それともインが巻き返すのか、注目だ。


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H記者の「3連単のバカヤロ~!!」予想

 3連単、こんなに愛してるのにやっぱり当たりません。3レースも守田さんが2番手を死守してくれれば的中だったのですが、ボコボコにやられました。あの足では後半も苦戦必至です。

7R
中野 4・5↑やや伸びがアップしてます。
今垣 5・0↑出足が上向き、さらに上昇してそう。
中村 7・0→伝説のエース機。
白石 6・0→シラケンサンバです。いえ、特に意味はありません。
村田 6・5→伸びは秋山さんと並んでトップ級です。
吉川 6・0→バランスいいです。
 超難解ですが、人気の落ちた村田さん。今垣さんと中村さんの間に割って入ります。
 3連単5=2-34 5=3-24

8R
川﨑 6・0→
江口 4・5→苦しいです。
海野 6・5↑昨日よりさらに伸びアップです。
出畑 5・5→足はソコソコなんですが……。
瀬尾 5・5→
植木 8・0→目下節一!
 植木さん。とても逆らえません。逆転ならまくり一撃の海野さん。
 3連単6=3-14 6-1-流し

9R
鳥飼 5・5↓どうしたんでしょうね。ズリ下がってました。
池田 5・5→目立たないけどまとまった足です。
須藤 5・0↑回り足はさっぱりですが、一発あります。
田村 6・5→
辻  6・0↑日々少しずつアップしてます。
井口 5・0→水神祭おめでとう!
 もう一丁、博倫さん。大穴を開けてください。
 3連単3=5-流し 3-2-15

10R
濱野谷6・0→
原田 4・5→深刻な競り負け足です。
三嶌 6・0→転覆しても上位キープしてます。
西島 6・5→回り足、鬼です。
山本 6・0→ハイレベルでまとまってます。
笠原 6・0→
 憲吾さん、ここで逃げないと終戦です。一発逆転は笠原さんです。
 3連単1=6-34 1-4-36 穴6-5-13

11R
山崎 5・5↑回り足ずアップしましたね。
菊地 7・0↑グングン上昇して節一候補の仲間入りです。
川﨑 6・0?
白水 5・0↓ダメですね。どうしちゃったんでしょう?
仲口 6・0→典型的な中堅上位の足です。
中村 7・0?
 明らかなパワー不足の山崎さんですが、テクで圧倒です。飛べば大穴で中村さん。
 3連単1=6-23 1-2-46 穴6=5-23

12R
植木 8・0?
守田 4・5→ダメ。
太田 6・0→
村田 6・5?
烏野 5・5→モーターは普通。気合いで走ってます。
秋山 6・5↑伸びがさらにアップして怪物級かも。特注です。
 植木さん。鉄板です。2コースの守田さんがSだけ決めて伸びないので、絶好の壁役になります。本命党は1から346でOKですが、私は守田さんと心中します。
 3連単2=1-46 2=4-16 2-6-14

 夢のパーフェクトどころか、裏パーフェクトがひしひしと……シラケンサンバを踊りたい気分です。


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再び、静かな静かなピット――3日目、前半のピット

SANY0803 昨日の後半はあんなにバタバタとしていたピットが、再び静けさを取り戻した。整備室には、ただ一人、白石健。ペラ室も昨日ほどの賑わいはない。井口佳典の水神祭の際は、さすがに華やいだが、それ以外は静寂さをたたえている、3日目前半のピットである。

SANY0797 レースを終えた原田順一が、自身のボートの水分を掃除機で吸い取っていた。今日は1Rでようやく2着という好着順が出たが、かなり苦戦している予選道中である。それでも、たたずまいは実に落ち着いていて、さすがのベテランらしさを見せている。渋い。その一言だ。

SANY0791 ペラ室では、田中信一郎が実に熱心な表情を見せていた。昨日の5着で、準優ロードは一歩後退。明日の戦いを楽にするためにも、今日は結果を残したい。ひとまず納得した顔になると、すぐに係留されているボートに向かって、ペラを装着した。昨年の賞金王覇者、さすがに雰囲気がある。

SANY0775 装艇場で真摯な表情を見せていたのは、中野次郎。井口の水神祭を見て、「俺も……」、ぐっと気合が高まったと見たい。7Rは1号艇、チャンス到来である。昨日は6、6着。その分を取り返すためにも、渾身の逃げを見せるか。幸せな水神祭、今日もう一回見たいぞ、次郎!

SANY0800 昨日はかなり切羽詰っていた原田幸哉、今日の前半は少し落ち着きを取り戻している。井口の水神祭にも駆けつけて、笑顔を見せていた。まだ納得した風情ではないけれども、一晩超えて精神的に変化が見られたか。これが開き直りだったら……ちょっと怖い、と思う。今日は10R1回乗りということで、時間的な余裕もその表情に影響しているのだろうが、平常心に戻っているとするなら、強い原田を見せられるはずである。

さて、今日も気になる山崎智也。前半の静かなピットでは姿を見かけませんでした。6Rに出走するというのに、どこにいるんだよぅ……。(黒須田守)


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おめでとう! 井口佳典の水神祭

SANY0738 本日1Rで、井口佳典がSG初勝利! おめでとう! 勝利者インタビューを終えると、さっそく東海地区の先輩選手が集結。競艇選手の祝福の儀である、水神祭が執り行なわれた。

SANY0743 ボート揚降機から水面に投げ込まれることになった井口は、先輩たちに「これこれこういうふうに投げるから」と、これから身の上に起こる事態を説明されてニコニコ顔。職員さんが「揚降機、降ろそうか」と進言すると、仲口博崇が「いや、それじゃあ面白くないから!」とやはりニコニコ顔。たしかに、せっかく投げ込むのなら高いところからのほうが豪快ではあります。先輩たちに高々と抱え上げられた井口、ウルトラマン状態で水面を見下ろしている。かなりおっかないはずだが、やっぱり井口の顔は笑ってる。
「せーーのっ!」
掛け声とともに、井口が水面に投げ飛ばされた! ドッポーーーーーンッ! SANY0750 井口がニッコリ笑って水面から顔を出すと、パチパチパチパチパチ! 先輩たちから拍手が沸き上がった。おめでとーっ!

SANY0757 揚降機が降ろされて、同期の森高一真が手を出して井口を引き上げる。揚降機が水の中にまでずずずずっと降ろされたものだから、残っていた仲口と池田浩二が手すりの上に避難した。JLCの方、そして私はしっかり足が水に浸かったのでした。大急ぎでボート架台の上に飛び上がった我々を見て、仲口が「あは、みんな避難してる」と笑った。そうこうしているうちに、揚降機がずりずりと上がっていく。ずぶ濡れの井口はニッコニコ……と思いきや、さっきは手を貸していた森高が井口をもういちど水面に突き落とした! SANY0753 みんな大笑い。森高はしてやったりの笑顔だ。井口も、思わぬ二度目の水泳に、今度はちょっと苦笑いだった。

水神祭というのは、もちろんお祝いの儀式ではあるが、一方で単なる通過点である。井口にしても、これを機にバリバリSGでも活躍を!という思いが込められているわけで、この喜びが次につながっていく、という性質をもっているのが水神祭である。でも、水神祭の現場にいると、なんだか「そんなこと、とりあえずはどーでもいいもんねー」と思ってしまうほど、幸せな気分になる。僕などは単なる傍観者なのに、すっごく嬉しい気分になるのだ。SANY0755 これは選手たちも同様のようで、もちろんとっくにSG水神祭を経験し、その後も何度も何度も後輩のそれに立ち会ってきたはずの仲口でさえ、思い切りニッコニコ。集まった選手たちは妙にはしゃいでいたりするのである。水神祭、サイコー。幸福の瞬間であるのは当然なのだが、それでも全員が上気してしまうほどの何かがピットに降りてきているのだ。

ともかく、井口選手、おめでとうございます。これからもSGでの勝ち星をバリバリと積み上げていってください!(黒須田)

SANY0768


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2日目のベストパフォーマンス

 水上の格闘技、が競艇の謳い文句なわけですが、まさに今日の若松も壮絶な格闘場と化しましたね。

SANY0223 第3位/女の意地で海野、豪快なツケマイ浴びせ倒し!

 1レースの海野さん、松本記者のインタビューで燃えたのでしょうか。やや不利な態勢から強ツケマイを放って男どもをなぎ倒してしまいました。トップSを切ったイン平尾さんも必死に抵抗しましたが、その白いカポックを全身で抱きかかえるような見事なツケマイ。あの抱きまくりに異常コーフンして鼻血をチロリと流したのは私だけでしょうか。

第2位/中澤のボディアタックに、秋山横転!!

SANY0058  といっても、秋山さんの艇や身体の話ではありません。7レースの1周バックで中澤さんが激しく秋山さんに体当たりし、さらにグイグイと艇をこすり付けたために、なんとなんと「秋山」のネームプレートが逆さまになってしまったのです。見ていた秋山ファンは「頑張れ、まやきあぁぁぁ!!」と逆さ読みしたそうです。というのは冗談ですが、とにかくプレートが外れて反転するほどの殴り合い、いや、競り合い。F2中澤さんのただならぬ執念と根性に圧倒されっぱなしでありました。

 そして、今日のベストパフォーマンス賞は、あの名スロット機『鬼浜』から抜け出してきたような男に捧げます。

第1位/逆ハンドルで「ブッ込んでくんでよろしく!!」

SANY0397  11レースで眉毛の薄い赤岩善生さんと愛知の先輩・原田幸哉さん(年齢は一緒ですが)がタイマンの大競り。道中、一歩も譲らぬ併走でふたつの艇がガコンガコンと波から浮き上がるほど揺れまくってました。最後には後輩の赤岩さんが先輩を吹き飛ばすようにして先着しましたが、勝利者インタビューがまた凄かった。
「(ターンマークでは)左に回るんですけど、ずっと右にハンドル切ってました」
 つまり、外から被せる原田さんを全身全霊の右ハンドルでこらえまくってたんですね。まさに喧嘩です。タイマンのボコり合いです。でも、ふたりの顔を見れば一目瞭然ですが、喧嘩では赤岩さんの方に一日の長があったようですね。
「いつもはお世話になってますけど、水上になったら関係ないっすから」
 嗚呼、私が女だったら惚れてしまいそうな低くて甘い声でありました。(畠山)


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忙しい忙しいピット――2日目、後半のピット

SANY0696 前半は、「静かな静かなピット」だったという。所用で後半からの参戦となったのだが、その後半のピットは、前半とは一転、静かさなどどこにもなかった。とにかく、ほとんどの選手が忙しそうに動き回っている。整備室にこもっている選手がいる。試運転に飛び出していく選手がいる。ペラ室は文字通りの満員御礼。予選も折り返しとなり、足色のいい選手も悪い選手も課題を発見し、上積みを図ったり、納得のいかない部分を解消しようとしたり。切羽詰った感じはまだないものの、勝負駆けを前に少しでも早く足を仕上げたい選手の真摯さが漂うピットである。

SANY0581 もっとも忙しく動いているのは、原田幸哉だ。ダッシュでボートに駆け寄ったかと思うと、ギアケースを外して整備室に飛び込んでいく。ふと目を離すと、もう整備室にはいない。あれ、どこ行ったんだろう……ペラ室を覗き込んでみると、やはり、いた。真剣な表情でペラを叩いて、小さくうなずくと、再びダッシュ! ボートに走り寄って、ペラ装着。そして、素早い動きで試運転へ! とにかく、ひと時たりともジッとしていないのだ。
ただし、というか、だからこそ、というか、表情はまったく明るくはない。むしろ、悲壮感すら漂っている。足はまったく仕上がっていないのだ。ドリーム5着、今日の前半戦は4着。苦しい戦いだ。迎えた後半戦、1号艇で出走した原田は、バックで鮮やかに先頭に立ち、後続を突き放したものの、2マークで赤岩善生に差された。激しい競り合いの末、最後は4着。苛立ちが伝わってくるような、2マーク以降のレースだった。明日もイライラは続いてしまうのか。

SANY0669 整備室を覗いてみよう。川崎智幸が、必死の整備に励んでいる。ここまで2、5、5着。3日目が一足早い勝負駆けとなる川崎にとって、もう時間はそれほど残されていないのだ。まだ明るい時間帯に始めた整備は、あたりが暗くなってもまだ続いたのだった。
すぐそばでは、同期の烏野賢太も整備中だ。烏野は、ペラ室と整備室を行ったり来たりしながら、調整に熱を入れていた。中嶋誠一郎は、タオルを鉢巻きのように頭に巻いて、モーターをいじっている。他には、田中信一郎、吉川元浩らの姿が見られた。
ペラ室は、先ほど書いたとおり、満員状態。濱野谷憲吾、村田修次、石田政吾、白石健、須藤博倫、出畑孝典、中村有裕、寺田祥、田中信一郎、辻栄蔵……うわぁ、書き切れない。とにかく、選手だらけのペラ室なのだ。言うまでもなく、どの選手も必死の顔つきでペラを叩いている。
SANY0644 試運転ピットには、ナイター照明が灯ってからも、多くのボートが係留されていた。すでにレースを終えた選手たちでは、市川哲也、三嶌誠司、折下寛法、石田政吾、井口佳典、佐々木康幸、菊地孝平が、熱心に試運転を続けていた。展示航走が終わって、試運転開始を告げるブザーが鳴ると、一斉に水面に飛び出していく。今日は、12R発売中にファンサービスとしてペアボート試乗会が行なわれたのだが、「本日、12R中の試運転は中止します」というアナウンスがピットに流れると、ようやくボートを引き上げ始めた。もちろん文句を言う選手など皆無ではあるが、本音は「もう少し乗りたい!」ではなかったか。

SANY0713 ペラ室から出た辻栄蔵が、スポンジを広島勢のボートに配り始めた。2、1、1着と絶好調。「微妙に負けている人はいますね。だからこそ、本体はいじれないんです。ものすごく悪ければ本体をやりますけど。だから今は、ペラで調整しています」。辻は、「どの選手も同じだろうけど、常に準優、優出をノルマに考えて頑張ってる」と気合のこもった言葉も吐いた。西島義則もオール連対、市川、海野ゆかりにも1着が出て、広島勢は絶好調。先輩たちの活躍にも刺激されるはずの辻、この勢いは明日も無視できまい。

SANY0700 今日もやはり注目しないわけにはいかない植木通彦。10Rはカドから見事なまくりで、今節初勝利をあげた。モーターは万全。完全に偉業が視界に入ったと言っていいだろう。レース後の表情も明るい。はじける笑顔で、鳥飼眞らと話している。控室に戻る際には、10Rで2号艇(植木は3号艇)の日高逸子と談笑しながら歩いている。SANY0706 日高も、植木の足には驚いている様子で、3コースから内2艇に先んじるスタートを切りながらも、「植木君が締めてくると思って、(まくりに)行けなかった」と苦笑いだ。笑顔を返す植木。優勝した笹川賞、優出を果たしたオーシャンカップ、それらの時よりも、ハッキリと植木の表情には充実感がある。明日は12Rで1号艇が回ってきている。明日も戦慄の強さを見せつける可能性が高いと言うしかない。

SANY0651 「特注選手・海野ゆかり」のコーナーでお世話になっている長嶺豊さん。ピットでの存在感は、さすが浪速のドンだ。今日の後半はピット内に強い風が吹き込んでいたのだが、森高一真が試運転に出ようとしたとき、ボートの運転席に入っているスポンジが風に舞って、水上に落ちてしまった。すぐに係員が網ですくい上げたのだが、それを見ていた長嶺さん、「おおっ、うまいっ!」と合いの手を入れた。SANY0650 思わず森高はニカッ。リラックスした表情で水面に出て行った。海野に対してもそうだが、長嶺さんはこうして後輩たちに激励を飛ばす。尊敬します。

SANY0618 さて、所用でいったん競艇場を離れていたときにも気になって仕方なかった山崎智也。9Rで2着に入って、ホッとした表情でピットに戻ってきた。「ああ、よかったぁ~」と声をあげて、すぐに江口晃生と何事か話し始めた。どうやら、モーターの手応えはつかんできたようである。カポックを脱いだあと、整備室にやって来ると、一通りチェックしてからすぐに格納。喫煙室に入って、リラックスした表情を見せていた。うむ、なんだか嬉しくなってきますな。明日は2回乗りで、11Rは1号艇。心中しちゃおっかな、などと思っている私であります。(黒須田守)


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2日目、前半戦終了

DSC00918 4号艇・海野ゆかりのカドまくりで始まった2日目、2Rでは3号艇・菊地孝平のマクリ差しが決まって、イン受難の序盤戦だったが、3Rからは1号艇が来まくっている。7Rまで連続で連対。初日は結局、イン優勢の傾向にあったわけだが、その流れは2日目も引き継いでいる感じだ。

8R以降、好モーターがセンターから外に入っているレースもあり、果たしてこのまま1号艇絶好調の流れが続いていくのかどうか。センター勢から思い切って穴狙いしてみようかな……。(黒須田)


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静かな、静かなピット~2日目前半のピット~

DSC00930 気温30度に湿度75%。今日も厳しい暑さの若松競艇場だが、ピットに吹き込む風のおかげで思ったよりも過ごしやすい。水面では熱い戦いが繰り広げられているも、季節はもう秋が近くなっている。

 そんな気候のように!?2日目前半のピット、やけに閑散としている。装着場にボートがあまりなく、さらに選手もあまり見かけないのだ。装着場にボートがないかわりに、試運転ピットには空きがないほどボートが繋留されているのだが、“試運転OK”の状態でも選手がボートのそばにいない。モーター整備室にいる選手数も、なんとゼロであったりもする。かろうじてペラ調整室に数人の選手がいるくらいのピット全体なんて、最終日はともかく、予選道中の前半戦では初めて見る光景だ。みなさんのんびりムード、なのだろうか……?
 とは言っても、もちろんレース終了後にはいつものように選手がボートの引き上げにやってくる。モーター整備室にいないだけで驚いてしまう“整備室の主”今垣光太郎も当然姿を現す。今垣のこの姿、ほんとに余裕ののんびりムードに見えてくるなあ……。

 3、4レースはともに逃げ切り勝ち。勝者は三嶌誠司と笠原亮だ。
DSC00920  三嶌は前日は選手責任の転覆に4着。得点マイナス1点という状況だが、ここで勝ったことで予選道中後半に望みを繋げることができた。さすがにホッとした顔を見せていたことと、取材陣に「すみません、通ります!」と頭を下げて歩く、いつも変わらぬ実直な性格が印象的だった。
DSC00934  笠原といえば、SGを勝っているのに、とてもとてもよくピットで片づけなどの仕事をしているイメージだったが、今回はそれがまったくが違う。もちろん仕事はしているのだが、歩いている様にも余裕……いや、余裕とは違うな、堂々としている感じがするのだ。このレースも当然のような逃げ切り勝ち。2着、1着ときて、次は12R6号艇。ここもクリアしてしまいそうな予感もする。

DSC00922  選手では植木通彦が悠然としている。植木というと、毎SGいつ見かけても悠然とピットを歩いているイメージもあるので、いつもと変わらぬ姿なのかもしれないが、ここは地元、しかもグランドスラムがかかっているのだ。やはり前検の“3号艇なのに2号艇と勘違い事件”や、ドリームで決まった怒濤の追い上げで余裕ができたのだろうか。喫煙席でひとり、たばこを燻らす姿は“悠然”そのものだった。
DSC00935  日高逸子が明るい。ピットにいるときはいつもニコニコ、選手や取材陣に自分から声をかけて歩く。とはいえ、レースっぷりはいつもの日高スタイル。4Rも2周1マークで、内を先マイしての驚異の3着逆転劇。逆転を食ってしまった3号艇、今村豊も思わず苦笑いだった。準優への楽しみは充分の3、3着で後半は10R2号艇だ。
DSC00928  原田幸哉が深刻そうだ。どうも昨日から表情も、ドリーム5着の着順も冴えない原田は、今日も何か浮かない表情でピットに。 瓜生正義とペラについて話すなどしていたが、前半も4着。再登場の11R、1号艇で巻き返したいところである。

 さて、どうしたって気になる山崎智也。閑散としたピットでは、智也の姿もあまり見られない……と思っていると、突然現れて勝った三嶌にニコニコとVサインしつつ、江口晃生と談笑して消えていく。そうかと思えばいつの間にかに試運転へ……今日は神出鬼没のニコニコ智也選手でした。DSC00923 (松本)


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MB記念、初日のベストパフォーマンス

SANY0392  ついに、はじまっちゃいましたね、MB記念。はっきり言って体調は最悪です。今日はまだ初日だっていうのに、もう選手の方々は妙に張りきって私を脱水症状にしちゃうんですから。秋山さんの全速ぶん回しぶん回し攻撃で手に汗握りましたし、仲口さんの「SG獲りたいんだよ~逃げ」には1リットルほどの涙を費やしました。そして、今日のベスト3は、この私を……もうっ……

第3位/嵐の予感? 第1レースからF2決着!

 競艇は難しいですね。初日の第1レース、みんなスタートは慎重になります。特にF持ちはビビります。さらにFをふたつも持っちゃったら、オシッコちびって死んだフリですよ、フツー。それが、なんとなんとF2中澤さんとF2深川さんで仲良くワンツーフィニッシュだなんて……私、ふたりとも大好きな選手ですけど、さすがにこの組み合わせは買えませんでした。ただただ、ふたりの勇気に感動してしまってオシッコちびりながら呆然と眺めていました。

SANY0344 第2位/植木、ド迫力の切り込みで3人斬り!

 ドリーム、凄いレースでした。私、オシッコちびりました。植木さん、山崎さんにぶっ飛ばされて大差のドン尻です。昼の試運転から恐ろしい伸びを見せていましたが、さすがに万事休すです。それがあなた、ターンマークごとにブイに向かって一直線に切り込み、5着、4着……そして、まさかまさかの3着ってあなた、競馬競輪ぢゃないんですから、あの大差から3人を競り落とすだなんて、もう……! だいたい、27%のモーターをどんな風にいじったら、あんな抜群にできるんでしょうか。ただただオシッコちびりながら脱帽するしかありませんでした、はい。

 そして、独断のベストパフォーマンス賞は……ヂャガヂャガヂャガヂャ~~ン

DSC00901 第1位/鬼の西島、F2を蹴散らすピンピン発進!

 西島さん、人間ぢゃありません。鬼です。だってF2なんです。フツーの選手だったらオシッコちびりながら事故をしないようにソロ~ッと回りますよ、ソロ~ッと。いや、1レースでも中澤さんが勝ったように、1勝くらいはできるんです。でも、あの人、連勝なんです。スタートこそ慎重でしたけど、水面で破裂音が響くようなエグ~い差しを連発しちゃうんですから。これぞSG戦士、参りました。勝手に人間だと思い込んで、舟券を軽視した私がおバカさんでした。明日の植木さんとの直接対決、どんな音をたてて差すんでしょうかね。

 嗚呼、今日もオシッコ垂れ流しの一夜でありました。もう、体内には一滴の涙さえ残ってませんよ、カラカラに干からびた私の身体を返してくださいまし、西島さんっ!!


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神々しくもある選手たちの姿――初日、後半のピット

SANY0460  すっかり陽が落ちて、ナイター照明に灯がともった頃、整備室を覗いてみると、前半戦とはガラリ一変。多くの選手が、モーター整備に精を出していた。初日を走って、気になるところ、満足のいかないところが見えてきたのだろう。モーターと向き合っている選手たちの、真剣な表情がそこにはあった。
 超抜と言われる村田修次も、かなりの時間をかけて整備をしている。レースを見る限り、評判通り、足色はかなり良好のはず。それでも村田は、納得していないのだ。「乗りにくさがあるんです。でも、もう悪いところはわかりました」。手を尽くして、さらに上向く気配を示した村田。明日も目が離せない。
SANY0401  エース機を引き当てた中村有裕も、長時間、整備室にこもった。初日は2着と好発進。それでも村田同様、さらなる上積みを目指す。3着スタートの森高一真も、今日の整備室の主だった一人。12Rの展示が終わっても整備していたのは、赤岩善生と池田浩二の愛知勢。池田は、試運転から引き上げてきたときには明るい表情を見せていたのだが、やはり明日からの戦いに万全で臨むため、妥協という言葉を胸のずっと奥のほうにしまい込んでいる。なんだか、選手たちが神々しく見えた、そんな初日の整備室だった。

SANY0444  10Rを俊敏な2コース差しで制した鳥飼眞は、表情をほころばせていた。ボート片付けの手伝いに来た出畑孝典がニコッと笑うと、鳥飼は出畑に向かってOKサイン。前半は4着だったが、後半で巻き返しに成功。ご機嫌になって当然というものだろう。この勢いを明日にもつなげることができるか。
SANY0499  3着2着、上々の滑り出しに、田中信一郎も気分は良さそうだ。11R、1号艇でイン発進。6号艇・西島義則の前付けを押さえ込んで1コースは確保したが、西島の差しに敗退。悔しさも感じさせるレース後ではあったが、初日としては悪くない着順だから、表情が翳ることは特になかった。開会式では「最近は体調があまり良くありません」と言っていた田中信一郎、やはり好成績が最高の良薬。明日は待望の1着を取って、さらに心身ともに絶好調といきたいところだろう。

SANY0540  12Rドリーム戦。全艇がゴールインすると、水面から花火がドカーンドカーンと豪快に打ち上げられた。ボート片付けにやって来た選手たちも、足を止めて花火に見入る。ナイターレースならではの光景だ。

SANY0548  そのドリーム戦で3着に入って、ホッとした表情を見せた植木通彦。グランドスラムへの道の最初の一歩であるこのレース、バック6番手で一時はつまずきとも思える展開だっただけに、安堵の表情は隠せない本音だろう。それにしても、怒濤の追い上げは、まさしく植木の真骨頂。やはり、このMB記念に並々ならぬ思いを込めているのは間違いない。足もかなり上向いてきたのも確かで、ドリーム戦のレース前、6選手の中でもっとも落ち着いた表情をしていたものだ。明日からの植木も、きっと強い。グランドスラムはともかく、植木のシリーズになる可能性はかなり高いのではないだろうか。
SANY0552  一時は先頭を走りながら、2着に敗れた田村隆信。控室に向かう途中、対岸の大型映像装置でレースリプレイが映し出されると、立ち止まってジッと見入った。原田幸哉も並んでともに眺める。今垣に逆転された場面では、「あぁ……」と溜息もこぼれた。ドリーム戦2着は、得点的には予選の1着と同じ。これからの戦いを考えれば、申し分のない緒戦と言えそうだが、逆転負けの事実はやはり軽くはない。この借りを返さずにはおれないのが、勝負師の魂であろう。
 勝った今垣光太郎も、それほど喜色を見せはしなかった。1周2マークのターンは完璧だったとはいえ、1マークで勝負を決められなかった反省があるのか。明日も、整備室で彼の姿が見られるのではないか、そんな予感がした。

SANY0513  その他では、秋山直之がいい表情をしていた。今日のレースぶりにかなり満足しているようで、足色にも手応えを感じている様子。ペラ調整に励んだ後半だが、さらなる上積みを得て、明日も爽快な全速ターンを見せてくれそうだ。
 最後の最後まで試運転をしていたのが須藤博倫。引き上げてくると、濱野谷憲吾が近づいてきて「まだ乗ってたの?」と驚いていたくらいだった。初日は6着と、いきなり苦しい戦いになってしまったが、明日からの巻き返しに期待したいところだ。

DSC00888   さて、今回は読者プレゼントにサインまでもらってしまったほど気になる男・山崎智也。ドリーム戦は、あろうことか6着。得点増しがあるとはいえ、幸先の良くない初日である。しかし、智也の顔にそれほどの暗さはない。十分に巻き返しは利く、そう信じているかのような風情であった。とはいうものの、もちろん元気一杯のレース後というわけでもない。明日のレース後は最高の笑顔を見せてくれるだろうか。(黒須田守)

SANY0546


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MB記念の節一は誰だっ!?

特訓とレースでバカに目に付いた選手は5人だ。

☆植木……節一級の噂の村田をバックでやっつけた。ワースト級なのに、かなりヤバイ足に仕上がっている。さらに4レース後の足合わせでは、矢後を撃沈、幸哉を一蹴、エースモーターの中村にも互角以上の伸びを見せ、「もしかして節一!?」と唸るほどだった。
◎今村……そんな植木を開会式前の特訓でボコッていたのが今村だった。事故パンのために口数も少なく慎重なコメントに終始しているが、実は超抜だと思うぞ。本人は無理せずとも、エンジンが勝手に連れて行ってくれて必ずやどこかで穴を開けてしまうだろう。
○村田……植木にはやられたが、相変わらず伸びは凄まじい。実戦ではさらに破壊力を感じさせ、節一の有力候補といえるだろう。
▲中村……さすがエースモーター。7レースではスタートで内3艇に大きく遅れながら、1マークのブイ差しで一気に2番手まで加速した。惜しくも仲口には届かなかったが、スタートさえ互角だったら突き抜けていたはず。試運転でも川﨑をチギリ捨てており、あとはF持ちの中村のこと、自分との戦いになる。
△秋山……SGでは惨敗が続いていたが、今節はひと味違う。3レースでは持ち前のターンマーク全速ぶん回しを連発。伸びがあるから、少しくらい不利な態勢からでも強ツケマイを打てる。明日以降も目が離せない不気味な存在になった。

 この他で気になった選手は伸びる菊地、バランスのいい瓜生、その瓜生をやっつけていた辻あたりか。


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イン強し!~初日前半戦終了~

 初日の前半戦が終了した。6Rまでの成績は

1R 3-4-5/2R 1-3-4/3R 1-4-3/4R 1-6-5/5R 3-2-1/6R 1-2-3

4Rは三嶌誠司の転覆があり、2番手以降がもつれて6号艇の辻栄蔵が浮上したが、あとはおおむね内寄りが優勢だ。これから満潮に向かう若松水面、さらに外枠には不利な状況となるだろうか。

SANY0320  1号艇が4勝と、イン強し!の印象を受けるが、実際はそうでもない。1Rの原田順一、5Rの守田俊介はともになす術なくまくられており、決して外が届かないわけではないのだ。3Rの西島義則も、1周2マークで先行2艇がもつれたところをズブリと差した格好である。もちろん、モーターの強弱も大きな要素とはなっていて、超抜級の村田はスタートで3号艇の池田浩二に出られたものの、きっちり伸び返して先マイしている。原田、守田の場合は、まくった中澤和志、瓜生正義に機力負けしているという面も強いのだろう。これから潮が満ちてくればインは有利となってくるし、後半戦は1号艇になかなか強力なメンバーが入ってくるから、前半の傾向が引き継がれる可能性はあるが、ここまでは「イン絶対!」という印象は薄いというのが正直なところだ。個人的には、センター勢の差しが穴目のように思えるが……。といいつつ、たった今、7Rで仲口博崇が見事なイン逃げを決めました。やっぱりイン強しかなあ……。


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戦いが始まった――初日、前半のピット

SANY0283装艇場にはボートが少ない、初日前半のピット。選手たちは、とにかく手応えをつかみたい、悪いところがあればすぐに発見して対処したい、そんな思いからだろう、頻繁に試運転を繰り返している。つまり、多くのボートは試運転用ピットに。レースの間はボートから離れても、レースが終わって展示が始まる頃には試運転ピットに続々とやって来る選手たち。雰囲気は穏やかではあっても、選手たちはみな忙しく動いている。

SANY0270 整備室も閑散としている。モーターをいじるよりは、まずは素性を知らなければならない。多くの選手が一走を終える後半には、もっと混雑しているだろう。1Rを終えて、原田順一が整備室に駆け込んだ。整備士さんたちと相談しながら、必死に動き回っている。1Rはインから発進したものの、まくられて6着。足への不安を相当に感じたのだろう。苦しいスタートとなってしまったが、まだ初日の第一走が終わったばかり。明日からの巻き返しを期して、ベテランの経験を30号機に叩き込む。原田と同じく1Rを走った森高一真も整備に励んでいた。3着とまずまずのスタート、さらなる上積みを狙いたいところだろう。SANY0267 そしてもう一人、この人が整備に励んでいました、今垣光太郎! 整備の鬼! やはり今垣には、整備している姿がよく似合う。オーシャンカップでは、途中までその姿を整備室で見ることができなかったが、今節は初っ端から本領をあらわにしている今垣。間違いない、今節の今垣光太郎は怖いぞ!

SANY0262グランドスラムがとにかく話題の植木通彦。モーターはまあまあの手応えのようだが、偉業達成のためにはまだまだ満足してはいられない。試運転ピットでモーターをチェックし、試運転へと出かけていく。H記者情報では「植木、噴いてるよ!」とのこと。雰囲気は悠然としているものの、心中には確かなものが生まれてきているか。「地元でのSGということで気合は入りますが、グランドスラムというのは、それほど考えてはいない」と、昨日の会見で語っていた植木。実際のところは、自分にそう言い聞かせている、という部分が少なからずあるはずだと思うが、現在のところは肩に力が入っているわけでも、緊張を高めているわけでもないのは確かだ。ドリーム12Rを終えての変化を見てみたい。

SANY0307 1周2マークの逆転差しが決まった3R、西島義則はニッコリと笑ってピットに引き上げてきた。一方、秋山直之との2着争いに競り負けた森永淳は、やはり悔しそうな顔をにじませる。3着だから、悪い着順ではないけれども、やはりデッドヒートで競り落とされた悔しさは、どうしても残ってしまう。 秋山直之は元気一杯だ。ピットに引き上げてくると、戦った5選手に小走りで駆け寄って「ありがとうございました!」。そのままタタタタッと走って、控室に向かった。ようやくペラに当たりが出てきた最近の秋山、3Rでも必殺の全速ターンが小気味よく決まった。気分的にも上向いてきたに違いない。爽快なレースに期待したい。

SANY0264て、やはりその姿がピットにあると、妙に嬉しくなってしまうほど気になる男、山崎智也。前半は、江口晃生と一緒にいるところを多く見かけた。3Rを江口とともに検査員室のテレビで観戦すると、秋山が2着を確定的にした瞬間、軽快にボートリフトのほうへと駆け出した。一言、いい表情してます。(黒須田守)


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「原田くんの4カドは……ない!?」byプリンス~ドリーム戦インタビュー~

SANY0249  初日の選手紹介に続いてのお楽しみ、といえばドリーム出場選手インタビュー。今回は若松のマスコット・かっぱくんファミリーの紹介も行われた後にスタート。

1・今垣光太郎 2・山崎智也 3・植木通彦 4・原田幸哉 5・今村豊 6・田村隆信

 今回のドリーム選出基準は、各エリアのナイター勝率上位選手。つまり智也選手は関東地区のナイターナンバーワンということなのです。どの選手も高得点ですが……、あれ、田村だけナイター勝率5点台?? 「恥ずかしいですね(笑)」(田村)。いやいや、ここで得点を稼いで帰ってください。

SANY0259  さて、最近のドリームや優勝戦のインタビューでは、必ずトーク中に進入の話となりますが、今回の注目は4、5コース。「5号艇次第ですが……」(原田)、「動きません。でも、原田くんの4カドはないでしょうねえ……」(今村)と、牽制球投げまくり!? 進入は123/456、12345/6……それとも!?

 注目のドリーム戦は、場外20時27分、場内20時30分にそれぞれ締め切り!


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選手紹介!

SANY0186  SGレースの開幕を告げる、みんな大好き選手紹介。夏休みもあと2日残っているということで、お子様連れのファンがいっぱいおりました。ちなみに若松競艇場、先ほど紹介したUFOキャッチャー以外にも、子供が遊べるメリーゴーランドやミニプールまで今回場内に作ってしまいました。子供連れでも、みんなドンドン遊んで帰ってちょうだい。
 さて、選手紹介開始! 幕が降りると選手全員がアロハで勢揃いしている、最近の定番でスタートだ。おおっ、ドリーム出場選手だけは柄がハデで目立っておりますな。
 挨拶の先陣を切ったのは今節の選手班長である大ベテラン・原田順一。「37年、選手をやってきまして、若松からご褒美をもらいました。頑張るけん」。若松競艇場からの推薦で出場した原田さん、レースも1R1号艇から先陣を切ったが6着……。頑張れ順ちゃん!
SANY0187 「来る前にたっぷりマイナスイオンを浴びてきました。頑張ります!」。桐生からの推薦でやってきた秋山直之。今年のSGでは下の着順ばかり……。マイナスイオンパワーで今節逆襲なるか!?
「今節は“荷物”が多いですが……」。戸田推薦の中澤和志。“荷物”と言っても「着替えが多い」とかではございません。「事故点が多い」ということで、F2の中澤、はたしてどう出る?
「若松にはいい思い出があります!」。浜名湖から参戦の菊地孝平は、5月の若松周年の覇者。地元ファンももちろん覚えていて大きな拍手が起こっておりました。
「若松はいつも悪くて……」。おおっと、対照的なコメントは蒲郡・仲口博崇。今年はすでにSG2優出。ここで悲願の優勝を果たして、いい思い出化したいところだ。
「今節は(びわこ推薦)中村有裕の応援に来ました。有裕がんばれ!」。自分の地元・びわこから推薦をもらった中村を応援しているのは……守田俊介! おいおい、“俊介は息子”とまで言う、H記者が泣いているぞ!
SANY0210 「シライシタケシでーす!」。甲高い声で自己紹介した“シラケン”こと、若松推薦の白石健が今回の元気大賞に決定!
「おおーっす! 元気ないなあ、おおーっす!!」。ドリフのように登場したのは、若松推薦の烏野賢太。このあとはいつもの「グレートだぜ!」でファンも喜んでおりました。
「応援よろしくお願いします!」→「西島先輩にアロハ姿が“ちんどん屋”みたいと言われました。悪い先輩です(笑)」→「今節こそ!」。植木通彦、日高逸子、瓜生正義の地元3人が続いて登場し、だんだんと声援がヒートアップ。最後の瓜生には大歓声が降り注いだ。暖かい若松のファンでありました。
SANY0236  大トリは前年度覇者・今垣光太郎の登場で選手紹介は無事終了……かと思いきや、最後の最後に大物が(選手じゃないけど)!
ファンからの「頑張れよ!」の声に、「頑張るぞ!」とステージで応えたのは、すっかりおなじみの蔭山幸夫会長でした。 (松本)


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穏やかに闘志燃える――前検のピット

SANY0142 「テンション上がりすぎてるねえ」
 八冠グランドスラムが懸かる、植木通彦はドリーム戦公式会見で笑った。
 前検日のスタート練習と展示航走。1班はドリーム戦出場選手で、明日の12Rの艇番通りの枠番に入る。
①号艇 今垣光太郎
②号艇 山崎智也
③号艇 植木通彦
④号艇 原田幸哉
⑤号艇 今村豊
⑥号艇 田村隆信
  展示航走は言うまでもなく、艇番の順にコースを周回する。今垣光太郎がブイーンと唸りを上げて飛び出す。つづいて山崎智也が……あらら? 一気に握って水面に飛び出していったのは植木だった。山崎は「???」と発進をためらった。まったく気づかずに走る植木。仕方なく山崎は3番目の航走。ピットに戻ってきて、さすがに植木は苦笑いだ。山崎は笑顔で応える。
「なかなか智也の前は走れないから、展示で前を走ろうと思って……いや、2号艇だと思い込んどった(笑)」
 グランドスラムは意識しない、と言う植木だが、無意識に堅くなっているということなのだろうか。だとするなら、艇番勘違いはプレッシャーを解消する妙薬だったかも。今節、やはり植木に注目しないわけにはいかないのだ。

SANY0123  オーシャンカップで感動の優勝を果たした江口晃生は、非常に柔らかな表情だった。地元SGを最高の形で飾ったことで、肩の力が抜けたのだろうか。決して気が抜けたわけではなく、大仕事を成し遂げた男の余裕とでも言おうか。試運転から上がってくると、山崎智也と談笑しながらもちょっと首を傾げる姿が見られたが、精神的には充実一途と言えるのではないだろうか。

SANY0103  エースモーターを引いた中村有裕がボートにモーターを装着すると、報道陣がどどどどっと群がった。彼の引いた12号機は複勝率50%を超え、勝率は6・86という強烈なモーター。やはり注目が集まるのは当然というものだろう。
 ドリーム選手の会見では、今村豊が「村田(修次)君の80号機は別格」と証言(村田は6・66で展示2番時計)。一方、田村隆信が「班では今村さんがいいですね」と言っている。今村は、会見ではやや素っ気ないやり取りに終始したが、席を立つ際にはニヤリと笑っていた。中村、村田、そして今村。明日はこの3人に注目してみたい。ちなみに、展示一番時計は菊地孝平の6・64だ。

SANY0147  写真はスタート練習前の光景。濱野谷憲吾を筆頭に、若手勢がなにやら談笑していた。やはり前検日は、どこかまだ、のんびりムード。それほど切羽詰った雰囲気を漂わせている選手はいない。やはり、明日、一回走ってみて、ということなのだろう。今日はある程度の手応えを掴んで、明日につなげるわけだ。本当の気合は明日から。ただし、濱野谷にはいい雰囲気を感じるのも確かだ。

SANY0159  さて、さて、さて! オーシャンカップの不在がとーーーっても悲しかった、気になる男、山崎智也。元気にSGに帰ってまいりました! いやあ、智也のいるピットは、やっぱり華やぎますな。今日はとにかく、ニコニコの智也を何度も見かけた。村田修次らと談笑していると、突如、床にはいつくばって大爆笑。何を話していたんでしょうか。かと思うと、喫煙室で職員の方に火をつけてあげるシーンも。おぉ、私もつけてもらいたーい。さらには、エースモーター中村を待ち構えていて、モーター装着の手伝いまでしていた。しかもニッコニコで。自身のモーターの手応えはさっぱりわからんが、やっぱり智也はSGには欠かせないのだと強く感じた次第でした。(黒須田守)

SANY0104


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植木がワースト級モーター……

SANY0091  今節は、とびっきりのモーターが3機。
12号機/21号機/51号機だ。

これを引き当てたのは
12号=中村有裕
21号=中澤和志
51号=出畑孝典
いずれも、期待の若手が好機を手にしたことになる。さすがに3人の顔は明るく、中村はさっそく記者に囲まれていた。出畑は初のSGで、好感触のモーターを手に入れたのだから、気合もさらに増すことだろう。逆にプレッシャーになる可能性もあるが……。

このほか、好機と見られるモーターを引いたのはざっと以下の通り。
鳥飼眞=79号機
平尾崇典=69号機
瓜生正義=55号機
村田修次=80号機
池田浩二=26号機
赤岩善生=20号機
やはり比較的若い世代が、調子のいいモーターを引き上げた格好だ。
あとは、
烏野賢太=82号機
矢後剛=50号機
も勝率は悪くない。

SANY0092 一方、八冠グランドスラムが懸かっている植木通彦が、ワースト級のモーターを引いてしまった。試運転の感触は悪くないとのこと、しかも前節ではかなり伸びが来ていたというから、上り調子にはあるようだ。偉業達成を果たすため、どこまで仕上げることができるか、注目したい。


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とことん1-2-6大作戦!

 下関グラチャンの初日・第1レースからはじめた1-2-6大作戦。いえ、本当は「1-2-6を買い続ける」という地味でちっぽけな作戦なんですが、これが桐生オーシャンカップの優勝戦までスカされ続けて、なんとなんと144連敗!!!! いまさら打ち切るわけにもいかないので、今節も続行します。別に無謀な作戦ぢゃないんです。この若松でいえば、最近6カ月の1-2-6発生回数は1-2-3に次ぐ第2位なのですよ。明日あたりポンポコポンと3つくらい飛び出してもおかしくない出目なんですっ!読者の皆様もそろそろ相乗りしてみてもいい時期なんぢゃないかと思うのですが……。

 ちなみに本当に美味しい若松ナンバーは1-5-2と3-5-2で、発生回数といい平均配当といい、かなり高い数値を誇っています。ん?ドリームレースの3-5-2、なかなかありそうな感じですなぁ。(1-2-6若松心中部隊)


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選手たちがやって来た!

SANY0021 若松競艇場に、モーターボート記念出場選手たちが到着! 午後2時過ぎから、遠征勢はタクシーで、地元の選手などは自家用車で、続々とやって来た。

一番乗りは出畑孝典。地元開催、さらに全選手中もっとも若い登番、やはり真っ先に競艇場入りするのが務め、ということか。とうとう念願かなってのSG初出場。爽やかな表情で、フレッシュに登場だ。

SANY0033 続いてやって来たのは、兵庫勢。吉川元浩と白石健だ。吉川はグレーのシャツが決まってます。白石は、この猛暑の中、ビシッとスーツを着込んでいる。心中期するものがあるか。若手3人が元気に到着は静岡勢。佐々木康幸、菊地孝平、笠原亮だ。佐々木はグラサンが決まってます。通用門に集まったファンから「菊地さーーーーん」「笠原さーーーーん」と黄色い声が飛ぶ。俺、関係ないもんね……そんな風情で管理棟に歩き出した佐々木、すると「佐々木さーーーーん」。ん? 俺? マジ? ちょっと戸惑いながら、ファンのもとへ向かった佐々木でした。

SANY0041 地元・福岡勢が次々と到着。ベテラン・原田順一は、穏やか~に車を降りた。年輪を感じさせる重厚さが漂っていて、思わずこちらも襟を正さねばと感じさせられる。白水勝也は奥様の運転でしぶ~く登場。ボックスカーでやって来たのは、日高逸子。荷物を降ろすと、ファンの待つ通用門へダッシュ! サインをすませると、またもやダッシュで管理棟に戻ってきた。日高さん、元気一杯だ。

SANY0064 ピリリと顔が引き締まっているのは、井口佳典。SG初出場の若武者だ。以前の記事で、彼の卒業記念レースを見ていると書いたが、あのときの熱い瞳を持った彼が、とうとうSGに辿り着いたのだ……と思うと、なかなか感慨深い。思わず、心の中で「ガンバレよっ!」と叫ぶのだった。一番乗りの出畑もそうだが、やはり彼らへの思いいれは深い。ちなみに井口、森高一真とともにやって来た。彼も同期だ。

SANY0080  中嶋誠一郎とともにやって来たのは深川真二。上瀧親分もそうだが、佐賀の強豪は実に雰囲気があります。その深川、管理棟に入る前、きょろきょろとあたりを眺めている。若松はかなり久しぶりの参戦ということで、以前に来たときとピット内が変わっていたのだ。ナイター開催になってからは初めてということで、ピットの位置も以前とは変わっているらしい。「いやあ、ぜんぜん変わったなあ」。そこに笑顔でやって来た日高、「そんなに久しぶりなの?」。「そうなんですよ」と返した深川に、そばにいた職員がすかさず「若松で何かやらかしたのか?(笑)」。「やってないっすよぅ」と苦笑いの深川だった。

SANY0084 そんななか、やはり一番の風格は何と言っても今村豊! 奥様が運転する車で颯爽と登場だ。今節も感動的なレースを見せてください!(黒須田守)


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若松到着!

SANY0001 取材班、若松競艇場に到着しましたっ!

いよいよ明日より、モーターボート記念が始まります! 本日から9月4日(日)の優勝戦まで、ここ若松より密着レポートを行ないますので、どうぞお楽しみに!

本日はこれより、モーター&ボート抽選、前検が行なわれます。選手ももうすぐ続々到着します。現在、記者席でこの記事を更新した後、さっそく取材に向かいます。今日の若松は青空が広がり、うーん、暑い! それでもめげずに取材いたしますので、このあとの更新にご期待ください。

それでは、今節もどうぞよろしくお願いいたします!


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いよいよモーターボート記念!

30日(火)より、若松競艇場でモーターボート記念が開催されます! 優勝戦は9月4日(日)、桐生オーシャンカップからつづいてのナイターSGです。

SANY0089 我々取材班は、今回も明日の前検日から優勝戦まで、若松から即日レポートを行ないます! ナイター開催ですので、1日の最初の更新は午後2~3時、最後の更新が夜10~11時となりますが、皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

明日は、これまでのSGと同様、選手の到着から取材し、前検日の様子をアップいたします。7日間、果たしてどんなドラマが繰り広げられるのか、我々も胸弾ませて若松に向かいます。

それでは皆様、明日から若松でお会いしましょう!


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次回はモーターボート記念!

SANY0132 オーシャンカップが終わりました! 台風接近により、日延べして行なわれた長いシリーズでしたが、皆様、いかがでしたでしょうか?

次回は、若松競艇場で行なわれるモーターボート記念。オーシャンカップに続くナイターSGです。もちろん、前検から優勝戦まで、若松から即日レポートいたします。それまでの間も、週に1~2回の更新を予定していますので、こちらもよろしくお願いします。

それでは皆さん、若松でお会いしましょう!

SANY0046


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