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ボートレース特集 > 2006賞金王決定戦
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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賞金王決定戦 私的回顧

 今年のSG戦線は世代交代の年だった。
 中澤の総理杯SG初優勝にはじまり、グラチャンは様々なプレッシャーを乗り越えて坪井康晴が勝つ。夏の終わりのMB記念はがむしゃらな中村有裕が取り、ダービーでは出世魚・魚谷智之がトラウマを克服した。
「デビューから追っかけていた選手が、賞金王決定戦の舞台に出てくれた」
 という人も、かなり多いはずだ。あなたの好きなスター選手は、賞金王決定戦を走っていただろうか?

2006_1224__054_1  中村有裕を応援していた人。舟券はハズれても、すっごく興奮したのではないだろうか? あのスタートには、中村の心がこめられていた。
 インに陣取る松井繁は、技術・エンジンともに磐石の態勢。弱点を突くには誰かがスタートを張り込んで、最強のネコに鈴を付けに行くしかない。それは誰か? 中村有裕ファンなら、真っ先に「電撃Sが身上のユーユーなら行ってくれる」と考えたはずだ。
 5コースの中村はファンの思いに応えるように、思いっきり踏み込んだ。スタートタイミングはコンマ05。フライング持ちやSG斡旋停止など、ネガティブな条件をアタマから振り払うように。とにかく期待に応えるため、がむしゃらにスタートを決める。そんな思いが伝わってくるスタートを魅せてくれた。
 結局、まくり切ることはできなかったんだけど、ファンならあのスタートを肴に酒が何杯も呑める気がする。まぁ、正直なところ、まくり切って、黄金のヘルメットをかぶってくれれば一番良かったのだろうけど。

 

2006_1224__057  スリット通過後、約0.8艇身出ている中村を、強引にブロックしたのが瓜生正義だ。
瓜生正義を応援していた人。2着の目もあった3着だったので、舟券がどうなったかはわからない。でも、あのスリット後の抵抗を見て、さらに瓜生が好きになったのではないだろうか。
 だって中村を行かせて、差しに構えてもよかったのだ。(結果論だが)そのほうが、中村と松井がヤリ合う形が想定できるので、絶好の差し場ができたかもしれない。しかしそれでも、瓜生はブロックすることを選択した。
「絶対に勝ちたいレースは、他力に頼るのではなく自分でなんとかする!」
そんな決意が聞こえてくるような受け止め方だった。
 しかも1マークを鋭いターンで回って2番手浮上。ファンならあれだけでお腹いっぱい!……になるかどうかはわからないが、瓜生の真摯な姿勢がみえた気がした。

 

2006_1224__023_1  魚谷智之を応援していた人は、やや消化不良かもしれない。スリット後に絞る中村と瓜生に、2コースにいた魚谷は飲み込まれてしまったのだから。
「松井を上回るスタートを決めて2コースからまくる!」
「松井のターンに鋭角差しを決めて突き抜ける」
 こんな展開を想定していたファンなら、ターンマークにたどり着く前に、夢がついえてしまったことだろう。
 でも。たとえ優勝の目がないとはいえ、すべてのターンマークでひとつでも上を目指して走る魚谷の姿は、網膜に焼きついたはずだ。この「ひとつでも上」は魚谷の持ち味。そもそもダービーの準優だって、諦めずに3番手を追走していたがゆえ、1着が転がり込んできて優出できたわけだし。
 魚谷は、いまもっとも勢いがある選手だけに、来年もこの舞台に上る可能性は大。楽しみは来年にとっておくということで――。

2006_1224__117  坪井康晴を応援していた人は、2着でも満足しているのではないだろうか。圧倒的に不利な6号艇にもかかわらず、選手インタビューで語っていた「展開を作るには6コースは遠いが、展開がむけば突くことができる」を体現したのだから。
 しかもスタートはコンマ07。仕掛ける瓜生を見ながら、ハンドルを入れて3番手。そして2マークを先マイして2番手に。優勝こそできなかったが、ケチのつけようがない内容である。
 つぎは展開を作れる枠と足がつくれるように。その名を同じくする、将棋の永世名人・大山康晴のように、常に磐石の態勢がつくれるように――。

 

2006_1224__030  世代交代が進んだゆえ、
「昔から応援していた選手が賞金王決定戦に乗れなくて、少し寂しい」
 という思いもつ人もいることだろう。でも決定戦がはじまるまで、06年の賞金ランキングトップだった山崎智也は、しっかりと決定戦に乗ってきた。

 山崎智也を応援していた人は、残念がっているにちがいない。中村のまくり&抵抗する瓜生に、あっという間に飲み込まれてしまったのだから。今回のエンジンでは、あの展開になってしまうと、もう出番がない。
 でも今年、とくに今年の前半は山崎智也の年だった。そもそも一枚落ちる今回の足でも、トライアルを3位通過できるだけのテクニックをもっているわけだ。当然、来年も主役を張るひとりとなる。
 まぁ、わざわざ書くまでもないか。「当たり前だ!」とファンに怒られるかもしれない。

 

 
2006_1224__074  そして、松井繁を応援していた人。おめでとう!
 まさに王者の競艇だった。宣言どおり、コンマ10ジャストのスタートを決めて、1マークを先マイ。そのあとは、どんどん後続を突き放し、レースタイムは1分45秒1。2着を3秒ちかくぶっちぎって、先頭でゴールイン。どこにも付け入るスキなんてない。
 抽選で引き当てた意中の5号機を、完璧なまでに仕上げた。優勝戦の展示タイムは、6秒42。出足は早く、回り足は鋭く、伸びも強烈、ピット離れも問題なし。なんだか、ひとりだけ違う規格、違う排気量のエンジンを使っているようであった。
 松井を信じたファンの耳にも、こんな声は聞こえてきただろう。
「松井の優勝戦1号艇? 出遅れるんじゃないか?」
 この声は結局のところ「枠・機力・技術ともに一番の松井がアタマだと配当が安い。だから何か不安材料はないか?」と考えた者の妄言であることを、松井は立証した。
 最後のターンマークを回りゴール線でスタンドにむかってペコリとおじぎをする松井。これは自分を信じてくれたファン、あのフライングから今年の賞金王を獲るまで応援し続けてくれたファンに対するお礼の会釈だったのだろう。
「この優勝で一回り大きくなった。もうひとつ上を目指します」
 優勝者インタビューで語る松井。王者といっても、玉座でドッカリと胡坐をかいているわけではない。来年もさらにスケールの大きい王となるため、水面を走り続ける。

 今年1年間の競艇に、松井がでっかいピリオドを打ったた。また1週間もすれば、あらたな長い文脈が綴られはじめる。
 来年、福岡でピリオドを打つのは誰になるのだろうか。
 応援した選手が決定戦を走っていた人も、シリーズを走っていた人も、はたまたどちらにも出ることができなかった人も、来年も好きな選手を追い続けてほしい。

一年間ありがとうございました。よいお年を。


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心の闘い――賞金王決定戦ファイナル後半のピット

 一年に一度の数時間……。午後のピットに居ることで、この時間がいかに特別なものであるかが実感された。

1img_9264  午前中もピットを取材して、記事をUPするためにいちど記者席に入っていたわけだが、その後にまたピットに戻ってみると、空気がはっきり変わっているのがわかったのだ。そして、空気以上に変化していたのが、選手たちの「顔」だった。
 まず、目を引かれたのが山崎智也だ。前半のピットリポートでは「不機嫌そうにも見える特有の表情」と書いていたが、午後の智也は、男が見てもドキドキするような「色気漂う表情」になっていたのだ。
 結果はともかくとして、今日の智也は最高の精神状態でレースを迎えられたものと思われる(写真はレースが近づいてきていた時間帯のもの)。
 レース後には、結果を自分の心に刻み付けるような引き締まった表情も見せていた。今年前半には、絶対的なまでの強さを見せつけていた智也だが、その輝きは少しも失われていなかったのだ。

2doukis  もう一人、その表情が強く印象に残っているのが瓜生正義だ。智也の表情に色気が漂っていたのとは違い、瓜生の場合は、なんとも「澄んだ目」になっていたのだ。これはもちろん、こちらの勝手な想像に過ぎないが、無心に近い状態になっていたからこそ、こうした“顔をつくる”ことができていたのだと思われる。
 魚谷智之もまた、智也や瓜生とは違う表情をしており、こちらは心からリラックスしきれているのがわかる笑みを何度も浮かべていた。JLCのリポーターから「緊張してない?」と訊かれると、「ぜんぜん!」と答えながら、かちこちになっているようなロボット歩きを演じてみせただけの余裕があったのだから驚かされた。
 魚谷と瓜生は同期であるわけだが、そこに原田幸哉と横西奏恵も加わり、とても大一番前とは思えないほど和やかなムードになっている時間も見られていたのだから、個人的には、魚谷と瓜生と智也が、三者三様の表情になりながら万全の精神状態になっていると考えていたものだった。

3tsub1224  午前中からその表情には大きな変化はなかったと受け止められたのは、坪井康晴と中村有裕の二人だ。坪井は「真摯な表情」で一日作業を続け(写真で、口に咥えているのは整備のための部品)、ユーユーは最低限の作業の中で「いつもの自分」を貫き通した。
 レースの1~2時間前にストレッチをするユーユーがいつもどおりなら、レースでボートに乗り込む前に長い長い敬礼をする坪井もいつもどおり。これができる選手たちの心の強さにも、ただただ驚かされたばかりだ。
 午後のピットで取材をしながら、カメラマンや他のライターと話をするたび、「みんないい顔になっていますね」と声を掛け合っていたものだが、“それぞれのゾーン”に入っていくような「こうした顔たち」を見られただけで、自分がいま、ピットに居られることが、とても幸せなことなのだと実感されたくらいだ。

4r0011766  そして、松井繁である。
 実をいうと、午後の松井は、他の5人とは別の意味で、ものすごく気になった。午前中のピットでは、とびきりの笑顔を浮かべていたかと思えば、すぐにゾーンに入っているような表情に切り替えられるなど最高の精神状態になっていることがその顔から窺えたわけだが、午後の松井はちょっと違ったのだ。他の選手たちと話しているときには笑みを浮かべるなど、一見それほど変化がいないようでいながらも、一人でピットを歩いているときなどには「特殊な表情」を浮かべていたのである。
 緊張感がふくらんできているのがはっきり伝わってきたが、誰が見てもわかるような重苦しさを漂わせていたわけではない。笑みを浮かべ、歌でも口ずさむようにしてスキップに近いような歩き方になっているときなどもあったのだが、そうした振る舞いや表情に、どこか無理があるのが感じられたのだ。少しでも油断をすれば心が押し潰されそうなプレッシャーを感じていながらも、なんとか自分をリラックスさせようと必死に闘っていたのに違いない。
 10Rのシリーズ戦優勝戦で、同期の服部幸男が勝利に手が届きかけながらも2着に敗れたときだけは、はっきりと表情に暗い影があらわれていたものだった。そんなこともあり、正直いって筆者は「このプレッシャーに松井は勝てない」と判断していたのだ。

 だがしかし……。
 松井は強かった! このプレッシャーに打ち勝った松井は、本当に強かった!! その強さを目の前にして、こちらの体が震えるほどの感動が、今日のレースにはあったのだ。

5r0011821_1   1マークを先頭で回ったとき、ピットからは歓声が起きている。他の選手や競艇場のスタッフが上げる歓声とは違い、聞き慣れない類いの女性や子供の声だった。振り返ってみると、それは松井の家族たちのものだった。
 ガッツポーズでゴールを駆け抜けた松井は、ピットに引き上げてきたあと、ウィニングランに出て行く前にその家族のもとへと駆けていった。そして、映画でも観ているような感動的な抱擁のシーンを見せてくれている。
 まだ自身の興奮がおさまらないでいながらも、心底ほっとしているのがわかる表情になった松井は、「ちょっと待ってて」と家族に声をかけてから、ウィニングランを行ない、表彰式に出て行った。
6img_9448  何度も何度も頭を下げて、これまでにはないほど長い時間をかけたウィニングラン。
 そして、第一声とまとめの言葉として「皆さんの声援のおかげで優勝できたと思います。ありがとうございます」と同じ言葉を繰り返した表彰式。
 それらをこなしたあとに再び家族のもとに戻ってきた松井の顔は、そのときようやく「やさしいパパ」のものになっていた。
 松井とは、いろんなバリエーションで「最高の顔」を見せられる男であるのだろう。そして、繰り返しになってしまうが、本当に「心が強い男」なのである! 個人的にはそのことをしっかりと記憶に刻まれた賞金王決定戦であったのだ。

7shig1224 ――最後に付け加えておきたい。勝利後の松井を真っ先に祝福したのが、互いの師匠同士のつながりがあることから親しくしている重野哲之だったが、この重野について、どうしても書いておきたいことがあるのだ。
 一節の最終日ではいつものことだが、ペラ小屋では、土壇場間際まで調整に励む優出選手の作業が続けられながらも、展示航走の少し前あたりには、さっと選手がいなくなり、整理整頓が行なわれて、「無人地帯」になるのが通常だ。そのペラ小屋に残り、他には誰もいないところで作業を続けていたのが重野だったのである。
 この作業は、普通ではとても考えられないことにも、11Rが終わったかなりあとまで続けられ(多くの競艇場では、10R頃までにペラ小屋を片付けることが義務付けられている)、とうとう係りの人がペラ小屋に来て、何かの声を掛けてくるまでやめなかったのだ。重野の視線の先にあるのは、正月シリーズであり、「その後」であるのに違いない。そんな重野の様子を見ていると、聖なる一戦を目前にしながらも、すでに2007年の闘いが始まっていることを実感したものだった。
 重野哲之、この男は化ける! 間違いなく化ける!! そして、この重野に限らず、来年もまた「光り輝く新星たち」が次々と現れてくるのが予感されたのだ。

 競艇は、技術やモーター、ペラだけではなく、「人間力の闘い」であり、「心の闘い」といえるだろう。少なくとも筆者はそう思うし、だからこそ、競艇は最高におもしろいのだ! そのことが再確認された最高のクリスマスだった。
 松井、ありがとう。決定戦の選手たちや、シリーズ戦の選手たち、ありがとう。そして、競艇よ、ありがとう。
(PHOTO/山田愼二=山崎、松井3枚目 池上一摩=瓜生&魚谷、坪井、重野 内池久貴=松井1、2枚目   TEXT/内池久貴)


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聖戦目前!――賞金王決定戦ファイナル前半のピット

 朝の公開インタビュー直後にピットに行くと、決定戦メンバーで作業をしていたのは、「順位決定戦組」の川﨑智幸、中澤和志、三嶌誠司らだった。その作業はそれほど長々続いたわけではないが、その後にペラ小屋に入った濱野谷憲吾の作業は長かった。これはSGでは毎回のことで、たとえ優勝戦に乗れなくても、当日のペラ小屋にもっとも長くいたのは濱野谷ではないか、と思われることは珍しくない。こうした濱野谷の姿勢にはいつもいつも頭が下がるものだ。

1r0011686_1  公開インタビュー直後だったからというだけではなく、「決定戦組」は、午前中の作業はあまりしないのかとも予想されたが、その動き出しは意外に早かった。
 最初に作業を始めたのは瓜生正義だ。公開インタビューから戻ってきたあと、JLCの取材を受けると、その後すぐにペラを取り外して、そのままペラ小屋へ……。そして、同県の鳥飼眞のもとへ行き、互いのペラを見せ合うようにしながら、その後はずっとペラ調整の作業をしていたのだ。
 この作業は濱野谷以上に長く、1R前から始めていながら、筆者がピットを後にした12時前にもまだこれを続けていたのだ。
 公開インタビューでは「足は悪くないけど、乗り心地が良くない」「プロペラが合ってない」と話したうえで、「今日の作業はプロペラぐらい」とも続けていたが、“ぐらい”などというレベルではなく、今日一日はとことんプロペラと向き合っていくものとも予想された。

2img_9016_1  他選手の動き出しは、1Rが終わったあとだった。ピットのモニターで原田幸哉と並んでレースを見ていたのが魚谷智之で、引き上げの手伝いをしたあと、ボートとエンジンの各所をチェック。これは検査を受けるためのものだったが、検査でOKが出たあとにはペラを外して、ペラ小屋での作業を始めている。ただし、公開インタビューでは「やり残したことはない」とも言っていただけに、これは微調整の範囲と考えていいだろう。
 ちなみに書いておけば、今日のピットは、いい天気でありながらも、冷たい風が時々吹いてきて、取材をしていて肌寒い感覚もあるので、これから午後にかけて、ほとんどの選手が、気候に合わせたペラの微調整を行なうものとも予想される。
 この魚谷は、原田と話していたときや、女性キャスターと話していたときなどに、何度も「いい笑顔」を見せており、ダービーを制した時と変らぬくらいにいい雰囲気になっている。

3img_9023_1  1R後の引き上げで、悠々と現われたのが松井繁だ。ひとりで歩いているときは、ゆったりした足取りで風格にあふれているが、こちらも魚谷同様、実にリラックスしているようにも受け止められた。同期の服部幸男と話しているときには最高の笑顔を見せていたし、弟子の山本隆幸とは、遠目で見れば掛け合い漫才のような印象も受ける談笑をしていた。
 その後の松井は、やはり検査のために、魚谷から数メートル離れたところで、ボートとエンジンの各所をチェックしていたが、いざ作業に臨めば、カメラマンがどれだけ集まってきても、「ゾーン」に入っているような表情になるのが凄いところだ。この雰囲気もまた、オーシャンカップ優勝戦当日のそれに似ており、なんとも好感触である。
 この後、ペラ小屋で再び山本と談笑していたが(筆者が確認した範囲では、ペラ調整そのものはしていなかった)、その際には「優勝したら……」と話しているのが耳に入った。前後の文脈はまるで聞き取れなかったのだが、この段階で、松井の口から「優勝」という言葉が、笑いながら漏らされたということには大きな意味があるともいえるのではないだろうか。

4img_0312_1  1Rの引き上げには坪井康晴も出てきていたが、魚谷や松井とは対照的に、片付け作業をしながらも、何か考え事をしているような表情になっているようにも見られたものだ。
 公開インタビューでは「自分の中で納得できるまで調整をしていきます」とも話していたが、その言葉に偽りはない。瓜生と変らず、ペラ小屋での長い作業を続けていたのだ。
 午前中の感触でいえば、ファイナル6選手の中で「なんとかしたい」という気持ちをもっとも強く持ち、作業をしているのがこの坪井であるようにも受け止められた。
 お昼前には早くも試運転に出て行ったが、これは早朝訓練を除けば、決定戦組のなかではもっとも早いものだった。

5img_0331_1  山崎智也は、1R終了後、少し時間を空けてJLCの取材を受けていたとき、はじめてその顔が確認された。
 時おり、笑みを見せてはいたものの、一見不機嫌なようにも見えるのは智也独特の表情といえるだろう。MAXまで集中力を高めているのだろうと思われるときに、こんな表情になっていることが時々あるのだ。これもまた、智也独特のゾーンへの入り方ともいえるのかもしれない。
 その後はペラ小屋の隅に行き(智也をペラ小屋で見るときは、隅っこにいることが多い気がする)、調整を開始した。かなり力強くハンマーを振るっている姿も見かけられたので、微調整の範囲を超えたペラ調整だともいえるだろう。

6img_9066_1  ここまでの5人にくらべて、驚くほど何もしていなかったのが中村有裕だ。
 これまでのSG優勝戦当日には、誰より早く作業を始めて、一日中続けていることが多かった有裕なので、この“何もしないぶり”は、逆に不気味だ。もちろん、午後にも何もしないわけはないのだろうが、公開インタビューで「今日はほとんど何もしないと思います」と言っていたように、調整面では手をつけるところがない段階にまで来ているのだろう。
 レース後の引き上げなどでは、何度か姿が見られたが、作業の行き帰りの歩みは力強く、その瞳は遠くを見据えているようにもなっていた。
 今年一番の超新星ともいえるミラクルボーイ有裕は、本当に“普段着の精神状態”で初出場の賞金王決定戦ファイナルに臨めるのかもしれない。

 少し肌寒いながらも、心地よい緊張感が漂う住之江のピット――。そこにいるだけで、取材をしているこちらの気持ちも自然に高揚してくる。聖戦のファンファーレは、間もなく鳴らされる。
(PHOTO/山田愼二+内池=瓜生 TEXT/内池久貴)


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優勝戦出場者インタビュー!

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【賞金王決定戦】

①松井繁
グリップの甘さも昨日解消して、ほぼ万全の体制。(エンジンは)自分では一番出ていると思っている。ピット離れもいいので、インから全速で。スタートはコンマ10を目標。

②魚谷智之
エンジンは万全。(他の選手と)比較はしないが、ボクが一番出ている。コースは2コースから。自分で行けるスタートを精一杯行く。

③山崎智也
戦える足になった。ただバランスはいいが、ターン回りの力強さがほしい。進入はピット離れ次第だが、枠付近。スタートはコンマ10くらいで。

④瓜生正義
エンジンはいまいちわからない。足は悪くないが、しっくりはきていない。ペラを調整して合わせたい。コースは4コースまでには入る。スタートとダッシュはどちらでもいい。(展開を突くんですか? 作るんですか? と質問されて)優勝するためには自分で行かなきゃいけないですよね。

⑤中村有裕
エンジンはバランスがいいので、ほとんど何もしません。エンジンに愛情をこめるだけですね。ダッシュ戦、スタートは自分でみえている範囲で行きたいです。

⑥坪井康晴
足はだいぶ良くなってきたが、まだまだ。進入はピット離れ次第だが、6コースでもOK。スタートは全速10で。外枠なので自力でレースを作るには遠いが、展開がむけば突けるだけの足はある。

 

【賞金王シリーズ優勝戦】

①赤岩善生
全速でインから。(エンジンも)インの回転に合っている。ダッシュに行くつもりはない。昨日と同じスタートを勘どおりに行ければと思っています。決定戦の前座だけど、そのぶん緊張しないで戦えると思います。

②服部幸男
行き足から伸びがいい。回り足は日によって違う。コースは出てみてからだが、枠を死守。スタート全速なら、のぞく足はある。スリットはコンマ10を目標に。

③菊地孝平
出足は負けない。スタートは自信あります。

④江口晃生
気温とかの影響で、昨日は伸び型のエンジンになっており、その分乗りやすさは落ちていた。しかし今日の気温なら、自分が好きな足に仕上がる。進入は(できれば入りたいが)基本的には枠なり。スロー・ダッシュのこだわりはなし。

⑤原田幸哉
昨日が一番の足。思い通りに操れるように仕上がっている。進入は赤岩の態度次第(笑)。いい子にしていれば、5コースからいきます。スタートしか取り得がないので(※場内から〝そんなことないぞぉ~!〟という声援あがる)フルダッシュで速いスタートを決めます。

⑥中野次郎
エンジンは(このメンバーに入ると)落ちる。展開を突いていきたい。進入もおそらく6コース。スタートはいいのを行きたい。

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ファイナル!

おはようございます! いよいよ来てしまいました! 賞金王決定戦、ファイナル! 今日は賞金王優勝戦、シリーズも優勝戦と、超豪華なカードが揃っています。住之江は快晴! 賞金王日和! 年間最大のお祭りが、まもなく始まります!

さて、今日の一発目は、昨日アップできなかった「本日のベストパフォーマー」。畠山と黒須田がお届けします。

8R 次郎の執念、いざ平和島へ勝負駆け!

2006_1220_01_225 畠山の決断
「9Rの菊地と江口の一騎打ちだな。パワーの江口と、ターンスピードの孝平で逆転また逆転。競り勝った孝平にベストパフォーマーを差し上げましょう! あ、8Rは珍プレーがいっぱいあったな。ゴールを過ぎてから星野が落水するわ、最終マークで飯島がブイにぶつかるわ、メチャクチャや~」

黒須田のツッコミ
「その飯島を慌てさせて、ターンマークに激突させたのは、次郎が諦めずに追いかけ続けたからじゃないですか!」

畠山の翻意
「おっ、おっ、そ、そうだな。次郎がターンごとに追い詰めていったのは、すごかったな~」

黒須田の逆転
「そうでしょ! 平和島総理杯の出場権勝負駆け、たしかにラッキーはラッキーでしたけど、次郎の執念が勝ったと考えるべきです。ここは次郎でけって~い!」

11R 坪井の執念に運命の女神が微笑んだ

2006_1222_01_687 畠山の決断
「坪井の最終ホーム。魚谷の強ツケマイをこらえて直線の伸び勝負になったとき、内へ内へと斜行していた。真っ直ぐ走ったほうが最短距離なのに、少しでも早くゴール板に辿り着きたい!という気合が、あの珍プレーを生んだ。賞金王というレースの神髄を痛感する斜行だった」

黒須田のツッコミ
「斜行がベスパフォ? それに、昨日は『ユーユー~~~!』とか興奮してたじゃないですか」

畠山の本命?
「あの執念の走りでギリギリ3着。でもって首皮一枚でファイナルへ。斜行が、坪井に運を呼んだんだよ! あの運がこわいぞ~。坪井、一発やるぞ~」

黒須田の首肯
「まあ、坪井は道中も2等を狙い続けてましたからね。執念という意味では、次郎にも劣ってなかったと思います」

決定 5日目のベストパフォーマー
   賞金王トライアル 坪井康晴(静岡)
   賞金王シリーズ  中野次郎(東京)

さあ、賞金王ファイナル、思いっ切り興奮しましょう!


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賞金王への思い――賞金王決定戦、トライアル3日目後半のピット

_u4w0084  なんだか気が抜けた……。12Rが終わって、ベスト6が確定した瞬間、なぜかわからないが、気が抜けてしまったのだ。いや、理由はわかっている。ベスト6と、順位決定戦回りになってしまった6人の間にあるクッキリとした縁取りのある明暗に、圧倒されているのだろう。すでにご存知だろうと思うが、新年からSG優先出場権は「賞金王決定戦・優勝戦出場選手」と規定が改訂されている。つまり、今日の戦いは来年のSG切符を奪い合う戦いでもあったのだ。しかし、選手たちがそんなことを考えて戦っていたとは思わない。彼らはただただ勝利のため、黄金のヘルメット奪取の権利を獲得するため、全身全霊の戦いを繰り広げた。その結果、天国と地獄が残酷なまでに姿を現わした。ハッキリ言って、だから面白いのだ、賞金王決定戦は。歓喜と落胆が同居し、重苦しい空気を作り出すからこそ凄いのだ、賞金王決定戦は。この緊張感こそ、勝負の、競艇の、賞金王決定戦の魅力(舟券の魅力もそういうものですよね)。だから、本当の大勝負は明日だというのに、究極のコントラストに酔わされたかのように、気が抜けてしまったのだと思う。7位以下の選手については、今日は書くまい。ひとつだけ言えるとするなら、坪井と同点の20ポイントを獲得しながら、着順点で次点となった三嶌誠司に思いを馳せた瞬間こそ、気が抜けた決定的なポイントだった。3着なら次点となることはわかっていた、という。それだけに、三嶌がどんな思いで3周を走ったかと考えると、いたたまれない気分になった。取材者としては失格かもしれないけど、三嶌の表情を見ることから逃げた……。それは、他の5名についても同じだった。申し訳ないが、お許し願いたい。

_u4w0185  おそらく、選手たちは自身の得点状況を頭に入れながら戦っていたのだと思う。11Rを3着に敗れた坪井康晴がヘルメットを脱いだ瞬間、これまで見たことのない、屈辱に歪んだ顔が現われた。今節だけに限らない。取材してきたSGのピットでは一度も見たことのない、坪井康晴の悔恨にまみれた表情。3着で20点、ボーダーを21点とすれば1点届かず、だからこそ坪井は2番手を走っていた中村有裕を最後まで追いかけた。逆転できなかったことは、ベスト6からこぼれることを意味する。それを坪井は誰よりもわかっていたから、つい本音が露わになったのだと思う。
 12Rの結果で、坪井はベスト6に滑り込んだ。いちどは諦めていたものが、転がり込んできたのだ(これも、もちろん事前にわかっていたものと思われる)。報道陣に囲まれた坪井は、11R後とは正反対の明るい表情で、にこにこと笑っていた。僕には、ちょっとだけ苦笑も混じっていたような気もするけど、それがスパイスとなって、さらにいい笑顔になっていたのは間違いないことだった。明日、坪井はどんな顔を見せてくれるのか。今日は賞金王決定戦の明暗をたった一人で表現してみせただけに、明日の表情が楽しみで仕方ないのだ。

_u4w0091  中村有裕は、11R2着で22点。これでほぼ当確となった。12Rの結果次第では、落ちる可能性がわずかにあったが、それはもうユーユーには手の届かない領域のこと。レース後は比較的淡々と、モーター格納作業に取り掛かっていた。そんなユーユーを見ながら、長嶺豊さんは「初出場なのに、たいしたもんや」と感心していた。たしかになあ、今節のユーユーは通常のSGとまったく変わらないように見えたし、レース後も同様だ。なかなかできることでないのは間違いない。年間でもっとも震える舞台になるはずの賞金王決定戦ファイナルでも、それができたとしたら本当にすごいことだ。こちらもまた、表情が楽しみな一人である。

2006_1222_02_064  昨日の段階で当確マークのついていた魚谷智之は、11Rを4着に敗れて、しかしもちろん優勝戦進出は問題なし。だが、やはり敗れたこと自体が悔しいのだろう。おっかしいなあ、とばかりに首を傾げた。それでこそ競艇選手、それでこそベスト12戦士、と僕は魚谷に大拍手を送りたくなった。ただし、今日は今節もっともリラックスして臨めたそうである。メンタルトレーニングの成果なのだろうが、もうひとつ、今日は大敗が許されていたことも忘れてはならない。もちろん、魚谷はそんな気持ちで臨んでいない。先述したとおり、4着で思い切り悔しがった魚谷なのだ。だが、「日に日に、(精神的に)良くなってる」という言葉が、ちょっとだけ引っかかった。なぜなら、明日は今日までの精神状態などチャラになってもおかしくない日だからだ。きっと魚谷なら、それを克服して登場してくれると思うけれども。

2006_1222_02_105  12Rをきっちり2着でまとめた瓜生正義は、やっぱり天才だと思う。3~6号艇が厳しい勝負駆けという状況は、ともすれば渾身の攻撃に飲み込まれてしまう可能性もある、ということだ。そして、実際にダッシュ勢がスタートを踏み込んだ。隣の三嶌誠司はヘコんだ。一気に内めがけてダッシュ勢が攻め込んでくる状況だったのだ。だが、瓜生のターンは実に冷静に思えた。2着を確保して、ピットに引き上げてきても、実に淡々とした笑顔を見せたあたりも、クールさを感じさせた。彼が突き抜けられないのは、時にこうした点にあるのではないかとも思えたりするのだが、賞金王決定戦という舞台では、逆に強みになることもあるのではないか、とも今日は思えた。この天才ぶりがどちらに転ぶか、これもまた注目せずにはおれないポイントである。

2006_1222_01_674   さて、あくまでもピットで見る限り、とお断りしておくが、賞金王決定戦ファイナルの最大の見所は、松井繁vs山崎智也だと思う。機力に関しては、松井が圧倒的に優勢である。枠順も、ポールポジションをゲットした松井に分がある。だが、賞金王決定戦を戦う魂という点において、この二人が圧倒的に抜けているように僕には思えるのだ。
 まず、松井繁は明らかにスペシャルな雰囲気にある、というのは再三書いていることだが、12Rを逃げ切ってもなお、そのオーラを保ったままであった。結果的に1号艇をゲットしたことや、機力に不安がないことは、嬉しいことには違いないだろうが、しかしレースが終わった直後の表情は、「こんなもんで満足してたまるか」と言っているようにしか思えなかった。
 共同会見での受け答えも、たとえばダービーやオーシャンカップとは明らかに違う。不機嫌に思われるくらいにトーンを上げず、表情も厳しいのだ。あれだけご機嫌に見えていた松井は、今節どこにもいない。トライアル2勝、優勝戦1号艇が決まってもそれは変わらないのだから、松井は間違いなく、心を武装させて、ここに臨んでいるのだ。これが王者だ、と言うより、王者がここまで特別な仕上げを魂に施している。それが、何よりもすごいことだと思う。
 そして僕は、こうも思う。こんな松井繁が見たかった。強くて怖い松井が見たかった。笑顔の松井も、それはそれは魅力的だが、近寄りがたいオーラを撒き散らしている松井もまた、最高なのである。賞金王決定戦という舞台でそれが見られたことは、本当に幸せだ。そして、これが明日という日を最高に輝かせる。機力も仕上がっただろうが、それ以上に、魂が仕上がった松井繁。負けるはずがない、とまで思わせる状態に、今の松井はあるのである。
_u4w0153  一方の智也である。第2戦までの智也は、苦戦していた、と思う。だが、ピットで智也の激しい動きは、あまり見ることがなかった。ところが今日、勝負が懸かった場面ではきっちりと勝てる仕上げをしてくる。松井らに比べれば、まだまだ苦しい足色ではあるが、少なくとも第3戦をしっかり逃げ切れるだけのパワーには到達させたのだ。こうした、ここ一番の気合こそが、実は智也らしさそのものだと思う。
 さらに智也は、今節は普段ほど笑顔を見せていない。ここ最近の智也は、去年や今年前半に見てきた智也とは、明らかに違う雰囲気を感じさせてきた。それは何度か書いた通りだ。僕は勝手に、それを「賞金王決定戦モード」と実は名づけていた。BOATBoyでインタビューをしたとき、彼はハッキリと賞金王への思いを口にしていた。それを今年、本気で獲りに行こうとしているのではないか。そう思い込んでいたのだ。そして、その賞金王決定戦を迎えた今節の智也は、さらにそのムードを強めているのである。
 ようするに、こういうことだ。賞金王決定戦というものをハッキリと意識し、強く強く戴冠を求め、そのためのメンタリティを確固として作り上げている二人。それが松井繁と山崎智也だと、僕は思うのだ。
 最後にモノを言うのは、この魂なのではないか。たしかに、12人全員が、それぞれこのスーパーレースの雰囲気を醸し出してはいた。しかし、その輪郭までをもクッキリと見せ付けてきたのは、松井と智也なのだ(あと上瀧も……)。その二人が揃って第3戦を勝利し、優勝戦に臨む。松井繁vs山崎智也。賞金王に懸ける思いがもっとも強い二人の真っ向勝負こそが最大の見所だと言うゆえんは、ここにある。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田守)


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H記者の「賞金王は誰だ!?」ファイナル

2006_1223_01_242  ついにいよいよとうとうファイナルです。賞金王は誰だ? もし瓜生が優勝しても、智也が2着なら賞金王は智也になるのですが、それでは智也は納得しないでしょう。全員がメイチの1億円狙い。今日は6戦士のパワー診断をアップします。

12R 賞金王決定戦ファイナル

①松井 繁(大阪)出足S伸びSレース足S総合S
 さらにアップしてSSを付けたいほど。半艇身伸びられても内からあっさりと伸び返す超絶の出足&レース足だ。加えて伸びも節イチ級……スリット同体ならほぼ100%勝てるだろう。怖いのはスリットがバラけてのスタート一撃の奇襲のみ!

②魚谷智之(兵庫)出足A伸びSレース足S総合S
 高いレベルでバランスが取れていて、特にセカンド~サードの伸び(中間速)が素晴らしい。ただ、起こしからの出足は松井の方が上なので、2コースからでは何もできないかも。松井より自慢できるのはスリットからの行き足なので、本当はカドに構えた方がいいのだが……。

③山崎智也(群馬)出足B伸びAレース足B総合B
 昨日よりは伸び、回り足ともにアップしたが松井、魚谷よりかなり落ちる。今日はタイムアタックをして1分46秒1。智也のテクをもってしても、初日の魚谷とは1秒も違っていた。上昇度を加味してもAまでが精一杯か。あとはスタートとテクに賭けるのみ。

④瓜生正義(福岡)出足A伸びAレース足A総合A
 道中の接戦を複勝率52%エース機のパワーでねじ伏せた。安定感は抜群で引き波にも動じないレース足。一方で突き抜けるほどの破壊力がなく、スリット同体なら松井、魚谷には分が悪い。明日は4カドが見込めるので、さらなる整備で伸びをアップさせるべき。

⑤中村有裕(滋賀)出足A伸びBレース足A総合A
 坪井、魚谷に競り勝っての2着は評価できる。バランスの良さが持ち味だが、出足、伸び、レース足のすべてが松井以下。枠なり5コースからスリットで1艇身ほど飛び出すか、よほどの好展開に恵まれない限り勝てないだろう。あるいは前付けに出るかも?
 
⑥坪井康晴(静岡)出足S伸びAレース足A総合A
 出足がいいのでスタートが決めやすい。レース足も上々。今日は先行するユーユーを捕えきれなかったが、パワー的には上回っていた(ただし魚谷には分が悪かったが)。内の選手が仕掛けてさえくれれば、アウトからでも突き抜けるポテンシャルはある。

<総評>
2006_1223_01_006  誰が王者に鈴を付けるか。誰も行かなければ、松井は1マークをくるりと回るだけで賞金王になるでしょう。それほどのウルトラパワーです。いちばん怖いのはスリットで伸びる魚谷がカドを選択したとき。今日の憲吾はパワー不足で松井まで届きませんでしたが、魚谷なら伸び返す松井の上を叩けます。でも、2号艇ですからね。痛し痒しの好枠で、カドを取るには微妙な枠番になってしまいました。
 カドが瓜生やユーユーなら……よほどスタートを張りこまないと今日の12Rと同じ展開になりそう。う~ん、松井が負けるとしたら、「スタートがバラける」「ひとりだけ命知らずのSを行く」などの展開の紛れを待つしかなさそうです(智也の捨て身の全速タッチSとか)。一発の大穴は⑥坪井で、パワー的にも「賞金王決定戦はアウトからのまくり(まくり差し)が多い」という傾向にピッタリはまっている気がします。20点という絶望的な得点からギリギリ進出できた強運もありますし。(Photo/中尾茂幸)


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速報 賞金王ファイナルの枠順決定!

 激しい勝負駆けトライアルが終わってベスト6、賞金王ファイナルのメンバー&枠順が決まりました! ポールポジションの1号艇は地元の松井繁。明日も豪快に逃げきって、王者の完全復権となるのでしょうか。

12R 賞金王ファイナル

①松井 繁(大阪)
②魚谷智之(兵庫)
③山崎智也(群馬)
④瓜生正義(福岡)
⑤中村有裕(滋賀)
⑥坪井康晴(静岡)


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やっぱりスペシャルな舞台――賞金王決定戦、トライアル3日目前半のピット

 トライアル最終戦の朝である。と同時に、賞金王シリーズ準優勝戦の朝でもあり、慌しく動いているのは、こちらの出走選手が多い。まあ、当然である。トライアル出場選手には、まだまだ時間はたっぷりある。というより、勝負の時間はまだ先だ。静かな時を送っているほうが、むしろ自然なのかもしれない。

2006_1222_01_636  そんななか、松井繁が早くも始動していた。昨日のコメントによれば、初戦で気にかかっていたグリップのかかりも良化し、足はほぼ仕上がっているはずである。それでもまだ、松井は満足していないのだろう。シリーズ準優組が試運転に励んでいるなかに、ただ1艇、決定戦組のボートが走る。松井の本気度が伝わってくるシーンだった。いや、本気度などという言葉には収まりきれない、松井の思いが水面に立ち上ったシーンだと言うべきだろう。

2006_1222_01_395 実はもう一人、朝から試運転を繰り返しているのが、気になる山崎智也である。ここまでで、もっとも智也の動きが激しくなっている、と言っていいと思う。試運転を走っては、ペラを外して調整へ。ボートに戻ってくると、ペラを装着して、また水面へ。パワー不足を一気に解消するべく、忙しい時間を過ごしているのだ。移動している際の表情は、闘志の塊とも言うべき、凛々しい表情。端正なマスクが、むしろ威圧感を醸し出しているほどだ。勝負駆けに向けて、智也には早くもスイッチが入っている。機力一変まであると思うぞ。

2006_1222_01_315  整備室の前に、川﨑智幸のボートがあった。モーターは本体が外された状態で、室内を覗くと案の定、川﨑が整備をしていた。初戦でキャブレターを変え、昨日はピストンリング2本、クランクシャフト、シリンダケース、キャブレター、ギアケースを交換。ピットでの川﨑は、モーターと格闘しっぱなしである。さらに今日も、ひたすら整備に時間を費やす。水面で行なわれているレースが終われば、もちろんエンジン吊りに向かうのだが、整備室とボートリフトとの往復はもちろんダッシュ。一秒たりとも無駄にしたくないという風情である。この努力がどこまで実るだろうか。

2006_1222_01_312  大きな動きを見せていたのは、ほぼこの3名と言っていいだろう。装着場のいちばん奥で三嶌誠司が調整をしていて、それが気になりはしたが、あとは比較的穏やかな時を過ごしていた。もちろん、ペラに集中している濱野谷憲吾や瓜生正義なども、川﨑と同様に、「整備をしている」と言うべきなのだが、それでも川﨑のような「何かしなければ、どうしようもない!」とでもいうような焦燥感は、現時点では感じられないのだ。辻栄蔵も、田中信一郎や白井英治らと談笑しながら歩いていたりして(手にペラを持っていたので、ペラ室に向かっていたと思われる)、どこか余裕すら感じられた。
2006_1222_01_400  初出場組も同様で、中村有裕は、表情や動きはまったくいつも通り。魚谷智之は、昨日までと同様、非常にいい表情で、緊張と弛緩をうまくコントロールしているように思える。中澤和志も、決定戦進出が苦しくなってきたからといって、昨日までと表情を変えているようには思えない。坪井康晴にいたっては、中尾カメラマンと談笑していて、何を話しているかと思えば、「カッコいい写真が撮れたのであげますよ、と言ったら、喜んでたよ」とのこと。いや、そんな話もまともにできないほど緊張していたとしたら大いにヤバいのではあるが、それにしても坪井の平常心には驚くしかないだろう。

2006_1222_01_325  ただ、少し考えたことがあった。果たして、平常心でいいのだろうか、ということだ。そりゃあ、いいに決まってるんだけど、賞金王決定戦という舞台の重みを考えると、むしろ普段より始動が早く思える松井や、こちらが気後れを感じるほどの智也のほうが自然ではないか、と思ったりもしたのだ。試運転から上がってきた松井が、僕のすぐそばを通り、すれ違うとき目が合ったので、当然あいさつをした。最近のSGでの松井は、ふっと表情を緩めたりしながら、朗らかにあいさつを返してきたものである。ところが今日は、ぐっと表情を引き締めたまま、小声で「うぃっす」と言いつつ、小さな会釈を返してきただけなのである。あの松井が、明らかにいつもと違う側面を見せているのだ。上瀧和則も同様だ。身もすくみそうな迫力を発散しているのはいつものことでも、そのなかになぜか穏やかさを感じたりする。智也もそうだが、彼らは明らかにスペシャルな何かをまとっているのである。そう考えると、もしかしたら初出場組は「平常心でいなければ」と意識的に気持ちをコントロールしており、しかもそれが必ずしもプラスに働かないのではないか、などとまで考えたりもしたのである。もちろん、それが正しいかはわからないし、正しくても結果に直結するわけではない。ただ、いろんな意味で賞金王決定戦はスペシャルな舞台なんだ……そんなことを考えた前半のピット、だったのである。やっぱり、すげえよな、賞金王って。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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5日目!

おはようございます! 賞金王決定戦、賞金王シリーズ、ともに最大の剣が峰である、5日目を迎えました! トライアルは勝負駆けとなる最終戦、シリーズは準優勝戦、熱く激しい一日になりそうですね。住之江は太陽も顔を覗かせています。去年のこの日は、雪だったんだよなあ……。

2006_1222_01_006 さて、本日の一発目は、ピットで見かけたこんな光景。いつもとっても仲のいい85期ですが、ヒリヒリした緊張感の中でも、戯れ合ったりしていて、なかなか微笑ましいんです。昨日は、井口佳典と湯川浩司が、試運転用繋留所でじゃれ合ってました。ん? お互いの工具を水面に落とそうとしてるんですか? ダハハハハハハ! 何をしてるんでしょうか。2006_1222_01_009 もちろん、本気でやってるわけじゃなく、ふざけ合ってるんですが、いやあ、こんな信頼関係のなかに彼らの躍進の秘密もあるのかもわからないですね。井口は残念ながら予選落ちしてしまいましたが、敗者戦では上位の足。意地を見せてほしいものです。そして湯川は準優9R4号艇、カドから一発決めて、地元SGでの優出を目指してください!

それでは、本日も熱く盛り上がってまいりましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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本日のベストパフォーマー 4日目

11R 辻栄蔵の忍法変わりモーターの術
2006_1222_01_532 畠山の決断
「昨日はワーストに見えたのが、今日はいきなり超抜仕様でイッキまくり……本人は「ペラを換えたらすごいことになった」と言っているが、一晩であんなに変わることがありますかいな。今日のモーターは別物だな。水上の忍者・栄蔵だけに「忍法変わり身ならぬ変わりモーターの術」を使ったとみた。ほんと、信じられまっしぇーん!」

黒須田のツッコミ
「辻といえば、レースぶりも忍者のような軽快さがあるわけですが、機力アップにもあったとはねえ……。ただ、僕は三嶌誠司の3周1マーク逆転を推したいような……」

畠山の理解と反論
「うんうん、それはわかるけど、まるでドーピングでもしたかのような、モーターの変わり身はすごいよ!」

黒須田の再ツッコミ
「ドーピングって……誤解を招くようなことを言うな! あれは辻の整備力。それはたしかにすごいと僕も思います」

畠山の快哉
「ほらな? というわけでけって~い! 続いてシリーズ戦!」

8R 次郎差しは芸術だ!
2006_1219_02_366 畠山の決断
「道中離れた2番手から、全速差し一発で先頭の重野のふところに入り込んで大逆転。もとから差しは上手だったが、ついに芸術の域まで達したと見た」

黒須田のツッコミというか付け足し
「それもすごかったし、あのピット離れ! 4号艇で2コースに潜り込んだわけですが、あれもまた、次郎を一歩、完成形に近づけたような気がするなあ」

畠山の再快哉
「だろ? これは文句なしだな。というわけで、こちらもけって~い!」

決定 本日のベストパフォーマー 
   賞金王決定戦トライアル 辻栄蔵(広島)
      賞金王シリーズ 中野次郎(東京)


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H記者の「賞金王は誰だ!?」トライアル2日目

 いよいよ勝負駆けですな。私のトライアル予想は全4レースとも惨敗でフトコロも壊滅的な打撃を受けてしまいました。明日こそは!の気合いと執念でパワー診断をさせていただきます。

11R

2006_1222_01_289 ①山崎智也C↓
 道中3番手から三嶌にまさかの逆転を許して4着に。サイドの掛かりが甘く、直線の伸びでも競り負け……あるいは重症かも。ただ智也の場合はなぜか1日で急に良くなるケースもあり、明日の気配は要チェック。
②魚谷智之S→
 今日はスローになったため、持ち味の強力な伸びを生かしきれなかった。それでも道中ではしっかりと伸びて楽々の2着。明日の2号艇もスローになりそうだが、上瀧を入れて助走距離をとれば一昨日の再現か。
③坪井康晴S↑
 期待していたとおりアウトから引き波をしっかり超えて2着を取りきる。伸びでは魚谷、松井に負けるがレース足は強烈。明日は上瀧を入れてカドを選択したいところ。魚谷に一昨日のリベンジができるかも。
④中澤和志C→
 今日はカド選択もスリットからあまり伸びずに惨敗。後手を踏みっぱなしなので正味のパワー評価はできないが、よくて中堅だろう。ただ和志には常にスリット一撃の大技があるので3号艇の明日は要注意だ。
⑤中村有裕A?
 進入から後手を踏んでレースをせずに終わってしまった。あの展開ではパワー評価はできず着順だけで見限るのは危険だ。ただ、ピット離れの悪さがちょっと気になったなぁ(明日は6号艇が上瀧なので、ピット離れが良くても6コースか)
⑥上瀧和則A→
 快速・魚谷のツケマイを喰らって撃沈。これは仕方がない。むしろ激しい4着争いで憲吾や和志を競り落とした方を評価すべきだ。出足重視で伸びないのが課題だが、これはいつものこと。明日もまくられるのを覚悟で前付けするだろう。

<総評>
 いったい智也のモーターはどうなっちゃったんでしょう??? 3艇身ほど引き離していた三嶌の差しにあっさり降参。明日の1号艇も不安だらけです。パワー的には魚谷の伸びと坪井のレース足が抜けています。その2艇が好枠をゲットしたのだから智也にとってはさらなる不安材料。上瀧の前付け(魚谷には2レース連続でやられてるので、明日は飛びついたりして)もあって、とんでもなく荒れてしまうかも。不気味なのは、まだ正味のパワーがわからない有裕と和志ですな。

12R

2006_1222_01_567 ①松井 繁S→
 スタート展示では3コース選択も本番は最アウト。それでも道中捌いて楽な感じで3着を取りきった足は相当なものです。展示タイムも魚谷より速かったし。同じ1号艇でも智也とは雲泥のパワー。おそらく総合的にはトップでしょう。
②瓜生正義A↑
 整備が当たったようで、一気にエースモーター10号機の素性を引き出しましたね。一応Aランクに留めましたが、一気にSまでパワーアップしたかも。明日の2号艇が試金石。レース足が問われます。
③濱野谷憲吾B↓
 昨日も指摘していたサイドの掛かりの甘さが露呈しました。松井はもちろん上瀧と比べても弱めでしたね。伸びもまったくの中堅。チルト0でも松井に1艇身ほどやられる感じでは不安いっぱいです。
④辻 栄蔵A↑↑
 恐れ入りました、昨日は「D」と評価したモーターが展示から快速を誇示して実戦でもひとまくり。本人も「ペラを換えて見違えた」と喜んでましたが、ただ脱帽するのみ。でも、今日はS一撃ですからね。競ったときのパワーは未知数で、過信は禁物ですよ。
⑤川﨑智幸C↓
 ほぼ全トッカエといえるほどの大手術。当たりませんでした。昨日よりも悪かったような気がします。「まくられたら惨敗」はインの宿命ですが、スリットから伸びも掛かりも見るべき点はなかったですね。
⑥三嶌誠司B↑
 伸びはさっぱりですが回り足が一気に上昇しました。2周2マーク、3周1マークともに引き波に負けないレース足も見られましたね。この足なら十分に戦えそう。ただ、あまりにも伸びない点が気がかりですが……。

<総評>
 松井のパワーが断然です。瓜生の上昇度は未知数ですが、まだ松井の域には達してないでしょうね。怖いのは瓜生よりも辻のカド一撃。枠なりならカド受けの憲吾が伸びないので、全速戦に拍車がかかるかも。ただ辻の足はスリット同体ならどうなのか。競って2、3着を確保できるかどうか、ちょっと不安も感じます。逃げる松井と差す瓜生。頭の中のレースは両者の一騎打ちを繰り返すのですが、勝負駆けのトライアルだけにそんな簡単には決まらないですかね。1着条件の川﨑は明日も大整備するでしょうし、伸びない憲吾と三嶌も上積みするはず。今日の辻の例もあるので、先入観は捨てて当日の気配を見守ることにします。(Photo/中尾茂幸)


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苛酷な舞台――賞金王決定戦、トライアル2日目後半のピット

 まだ、たった2回しか走っていない。昨日と今日、1走ずつレースをしただけなのだ。しかし、早くもトライアル戦線は終着点の姿を現わし始めてきた。たとえば中澤和志は、2走9点。ボーダーを21点とすれば、トライアル最終走で1着を獲ったとしても届かない計算になる。レース後の中澤はわりと淡々としてはいたけれども、そして明日の結果次第では1着で届く可能性だってあるけれども、この現実を快く受け入れられたはずがない。賞金王決定戦は、一面で苛酷な舞台である。

2006_1222_01_702   一方、魚谷智之と松井繁は、ボーダー21点なら当確である。魚谷は12Rを2着、松井は同3着。このポイントアップで、ベスト6の座をほぼ確定的なものにしたのだ。魚谷は、昨日ほどの笑顔は見せていなかったが、それでも顔が光っている。一方、松井は何よりもまず敗れたことが苛立たしいのか、厳しい表情を見せていた。得点争いの前に、勝負に敗れたという許しがたい現実がある。それを露わにするのもまた、王者らしいといえた。ただ、ここ最近のSGよりもずっと、闘志の炎を燃やしているのもまた確か。今日は、ちょっとピリピリしているような様子も見かけられて、これが明日どう作用するかは、今のところは何とも言いがたい。

2006_1222_01_299  前記3名以外の9選手は、明日はヒリヒリしながら一日を送らねばならない。15点から13点に7名が入るという大混戦。12点の濱野谷憲吾、11点の川﨑智幸にしても、大きな差があるわけではない。
 ただし、やはり後者2名は、かなり厳しい勝負駆けと言える。川﨑は、1着条件。明日は12R5号艇と、やや不利な枠順に入ってしまったことが痛い。今日の8R前後だったと思うが、ピットに入った瞬間に、川﨑がモーターを装着している姿が目に飛び込んできた。前半の試運転の後、やはり再整備に取り掛かっていたのだ。レース前の部品交換発表を見て、ぶっ飛んだ。ほぼ総とっかえの大手術を川﨑は施していただから、驚くしかないだろう。今日一日、川﨑は時間をかけてモーターを別モノにすべく頑張ってきた。そして……絶好の1号艇を活かすことも、努力の実を結ばせることも、できなかった。それでもクールに見える川﨑は、明日、どんな動きを見せ、どんな表情で過ごすのだろうか。
 濱野谷は、明らかにいつもと違う空気を感じさせた。ガツガツした闘志が濱野谷のなかに芽生えたか……そうも思えたのだが、結果を見ると、機力に不満を抱いていたということだったのかもしれない。思うように仕上がらないモーターに、苛立っていたかもしれない、ということだ。明日は12R3号艇、3着に入った初戦と同じ枠順で、さらなるランクアップをはかりたいところだが……。

2006_1222_02_146   混戦になったのは、昨日の明暗が今日はひっくり返るケースがあったということである。初戦は2着だった中村有裕が、2戦目は6着に敗れた。逆に、初戦シンガリの坪井康晴が2戦目で2着と巻き返した。好発進後のつまずきに、ユーユーは露骨に顔をしかめる。今日大敗していれば終戦を迎えかねなかった坪井は、どこか安堵の空気を感じる。中村も坪井も、初出場の若手だというのに、これまでのSGと変わらぬ様子で過ごしているのだが、しかし賞金王決定戦の魔は、結果という形で彼らに迫り来る。ベスト6への試練の一日となる明日、彼らはどう乗り切ってみせるのだろうか。
 初戦5着の瓜生正義は、2戦目では見事に逃げ切ってみせた。エース機が、触れ込みどおりの働きをみせたわけである。ただ、瓜生としてはまだ安心はできそうにない。今日はコースの利もあったわけで、12R2号艇の3戦目は決して予断を許すことのできぬ戦いになるはずだからだ。気負ったところは見せない瓜生だが、果たしてそれが明日もキープできるかどうかは、相棒の動き次第といったところだろう。
 初戦6着のディフェンディング・チャンピオン、辻栄蔵は11Rを見事に1着! こちらも巻き返しを見せている。これで、去年のように流れを掴んだかもしれず、辻も自然と表情が柔らかくなる。モーター抽選では3走連続の4号艇を引いて、苦笑い交じりではあったが、自分でウケていた(笑)。これは、むしろ好材料ではないのか? なぜなら、4号艇からのレースぶりを、この2日間で体験しているからだ。連覇が近づいた、3走連続ブルーのカポック、かもしれないのである。

2006_1222_01_436 さて、辻の項でも少し触れたが、賞金王決定戦トライアル2、3戦目は抽選で枠順が決定する。今日も12R終了後に、競技棟会議室で抽選が行なわれている。
 2日続けての中間着順だというのに、上瀧和則は笑顔を見せていた。レース後にも笑っていた上瀧は、もしかしたら究極のリラックスを心に抱けているのかもしれない。ま、普段のSGでのモーター抽選でも、場の空気を和ませているのは、もっぱら上瀧ではあるのだが。で、上瀧が引いたのは、なんと6号艇。緑色の玉(いつものガラポンに、6色の玉を入れて、ガラガラポンと回します)を見た瞬間、ガクッとうなだれてみせて、「終わっとる……」と自嘲ぎみに笑っていた。しかぁし! あなたに6号艇はむしろ、絶好の前付け艇番ではないのか!? 黙って6コースなんて絶対にありえないのだから、これも上瀧の心理戦術だと僕は思うぞ。ジョーの戦いはすでに始まっている。
 抽選会に向かう際、三嶌誠司とばったり出くわした。「クロちゃん、ありがとう!」といきなり言われましたが、えっと、僕、何もしてませんよ(笑)。11R、3周1マークで山崎智也を逆転して3着、その追い上げは見事だった。しかし、「すごいレースでしたね」と話しかけて、あっ……!と思った。「すいません、3着ですごいも何も……」。三嶌は、その瞬間に顔をしかめた。「うん、でもこれで明日が楽しみになったからね」。うーむ、まだ競艇選手への話しかけ方が慣れてないなあ、俺……。それでも、「明日はいい枠を取って、何としてもベスト6へ!」と言うと、三嶌は両手で拳を作って、「よしっ、1を引くぞ! うん、1を引いてくるから!」と力強く笑って、抽選会へと向かっていった。で、結果はというと……あぁ、緑のボールが……。僕も取材しながら、ガックリとうなだれてしまった。俺、余計なこと言ったんだろうか……。でも、むしろ思い切ったレースができる艇番だと割り切って、明日は爽快な走りを見せてもらいたいです。
2006_1222_01_294  最後に、その三嶌に逆転されてしまった気になる山崎智也。レース後はさすがに悔しさがアリアリ。そして、それを押し隠そうと冷静さを保っていたから、なおさらツラさが身に迫って見えた。モーター抽選にもクールに臨み、白い玉が出ても表情を変えることなく、一言も発しないまま、会場を後にしている(祈るようにガラポンを回し、白い玉が出た瞬間、小さくガッツポーズをして、ヨシッ!と呟いた松井とは対照的だった)。智也の胸の奥では、闘志がすごいことになっていると見たぞ。明日は智也の真骨頂が見られるはずだ。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田守)


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速報! トライアルの勝負駆け状況

 トライアル2日目が終わりました。節間成績と明日の勝負駆け状況をアップしておきます。得点ボーダーを21点に設定すると、魚谷と松井が完走当確。特に2走で19点を稼いだ魚谷は完走で間違いなく決定戦のチケットをゲットできます。また、ボーダー付近の選手は13点が4人も揃って大混戦。明日、誰が抜け出せるか、まったく予断を許さぬ展開になりました。

      着順   得点 ノルマ
①魚谷智之 1・2  19点  ☆
②松井 繁 1・3  17点  ☆
③瓜生正義 5・1  15点  ④
④山崎智也 2・4  15点  ④
⑤辻 栄蔵 6・1  14点  ③
⑥中村有裕 2・6  13点  ②
⑥坪井康晴 6・2  13点  ②
⑥上瀧和則 3・4  13点  ②
⑥三嶌誠司 4・3  13点  ②
⑩濱野谷憲吾3・5  12点  ②
⑪川﨑智幸 4・5  11点  ①
⑫中澤和志 5・6  9点 (①待ち)

 川﨑は1着条件、中澤は1着を取っても結果待ちという苦しいポジション。下位選手の巻き返しに期待しましょう。


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速報! トライアル3日目の枠順決定

 泣いても笑ってもあと1戦。決定戦進出を賭けたトライアル3日目のレースメンバー&枠順が抽選で決まりました! 智也と松井は初日に続いて1号艇をゲット。パワーのない智也にとっては救いの枠番ですが、またしても上瀧と同居したのは試練ともいえますね。
賞金王決定戦トライアル3日目

11R

①山崎智也
②魚谷智之
③坪井康晴
④中澤和志
⑤中村有裕
⑥上瀧和則

12R

①松井 繁
②瓜生正義
③濱野谷憲吾
④辻 栄蔵
⑤川﨑智幸
⑥三嶌誠司


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それぞれの時間――賞金王決定戦トライアル、2日目前半のピット

 シリーズ前半のピットで、「のんびりしているほうがいい?」みたいなことを書いたが、賞金王決定戦組にとっては、そんな段階ではない。“2日目”というのは、前日に初めてレースを戦って、実戦での手応えをつかむ日。特に前半の時間帯では、その手応えに応じた作業をしているほうが、むしろ普通であるはずである。これは、通常のSGの2日目でも同じこと。ひとつ違いがあるとすれば、今日を入れてあと2日しか猶予がない、それが賞金王決定戦である、ということだ。

2006_1220_04_176  はじめにペラ室を覗いてみると、姿を確認したのは中澤和志と中村有裕。段階的には微調整、という感じでペラを繊細に叩いては、ゲージを当ててチェックしていた。細やかな作業だから、二人とも真剣そのものなのは当然だが、そこに焦りのようなものは見受けられない。それなりの手応えを得たからこその、ペラ調整と見た。

2006_1220_04_143  次に整備室へと足を運ぶ。ここには、意外と多くの選手が見られた。僕が見たときには、三嶌誠司が最後のチェックをしている段階だったようで、おそらくこのあとは装着して試運転だろう、と予想された。
 松井繁は本体を調整、僕が見かけてから10分後くらいに整備を終えて、モーターに装着を始めていた。表情はリラックスし切っていて、大掛かりな整備をしたわけではなさそう。隠れエース機・5号機の、「あとちょっと足りない」部分を求めて、思い当たることをやってみた、という感じである。試運転次第では、また整備室で松井を見かけることができるかもしれない。
2006_1220_01_113   エース機をパートナーとしている瓜生正義も、本体に手をつけていた。昨日のレースを見る限り、胸を張ってエースモーターと言えるだけのパワーには思えなかっただけに、姫たる底力を引き出す整備をしているのだろう。どこまで効果が現われるのか、今日のレースが楽しみだ。
 上瀧和則も本体整備。ただしこれは、上瀧のよく見られる光景でもある。整備巧者でもある上瀧は、こうして着実にモーターのポテンシャルを上げていく。松井同様に、それほど長い時間こもっていたわけではなく、4R前には装着をしてチェックに集中する上瀧を見かけている。
 今日も必死の作業が続く、川﨑智幸。昨日の長時間の整備では、まだ足りなかったか。焦りを感じているふうはないけれども、今日もギリギリまで整備を続けるのではないか。そんな気がした。

2006_1220_01_189  試運転に時間を費やしていたのは、濱野谷憲吾と坪井康晴。濱野谷の表情には、厳しさすら感じさせるものがあって、「もしかしたらガツガツ?」と僕をワクワクさせる雰囲気である。試運転タイムには水面に出っ放し、というほどではないが、ペラ室と往復しながら、納得のいく足色にしようと必死だ。
 坪井は、昨日の6着を意に介している様子はなく、むしろ明るさを感じる。菊地孝平と何か話しながら控室へと帰っていくところも見たが、微笑みすら浮かべているのだから、リラックスできている、のだろう。

2006_1220_01_306  比較的のんびりしている様子なのは、辻栄蔵、そして気になる山崎智也。辻は、控室前のドアのあたりで笑顔を浮かべているのを目撃した。昨日は不本意な成績に終わってしまったが、雰囲気は悪くない。
 そして智也は、エンジン吊りには出てきていたが、その後は控室のほうに消えていった。まだ動く段階ではないのか。それとも、何もやる必要がなくなっているのか。それとも……。レース前後の智也には、おおいに注目する必要がありそうだ。


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4日目!

おはようございます! 賞金王シリーズ4日目、賞金王トライアル2日目です! 早いですねえ、シリーズは勝負駆け、トライアルは折り返しであります。住之江は薄曇ですが、今日は好天になりそうな雰囲気ですね。

2006_1221__4r_017 さて、今日の一発目は特注選手。市川哲也選手です。今節は、必死の整備を続ける毎日でした。今日は賞金王シリーズ1着条件の勝負駆けですが、なんとか報われてほしい、と願います。昨日の10Rを敗れたあと、悔しさを隠そうとしなかった市川選手、それも強さというものだと思います。今日は勝って笑顔を見せてほしいですね。

賞金王トライアルのほうは、全員が特注選手のようなもの。じっくりと、興奮しながら見つめたいものです。それでは、今日も頑張っていきましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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本日のベストパフォーマー 3日目

5R 大場敏、常識破りのファイティングスピリッツ

2006_1219_01_258 畠山の決断
「3周1マークで後ろから西島がダイブ(!?)。2艇が重箱のようにぴったり重なるという超危険なアクシデントにもメゲず、3着を死守した。あのファイティングスピリッツに脱帽っす!」

黒須田のツッコミ
「でも、あれは明らかに大場が減速しすぎたからでは……?」

畠山の強弁
「いいの! あれで万シューが当たったんだからっ!」

黒須田の嘆き
「って、それかよ……。じゃあ、決定戦トライアルは?」

12R ユーユー、超絶2コース差し

2006_1220_01_013 畠山の決断
「スタート遅れで松井と憲吾のサンドイッチに。そこから必死に伸び返しつつ、マイシロのない1マークをくるりと回った。2コース差しがメチャ巧いな、ユーユーは!」

黒須田のツッコミ
「でも、あれは憲吾が松井の外まで握ったからで、まくり差しで来られたら、秒殺だったかも……」

畠山の不謹慎
「うーん、そうなんだよ。そしたら、私の1-3舟券が当たっていたのに……(しょんぼり)」

黒須田の激怒
「やかましい! ユーユーがベストパフォーマーで決まりです!」

畠山の思う壺
「うむ、けって~い!」

決定 本日のベストパフォーマー 
   賞金王シリーズ戦 大場敏(静岡)
   賞金王決定戦 中村有裕(滋賀)

(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/ベストパフォーマンス委員会)


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賞金王はすげえ戦いなんだ――賞金王決定戦、トライアル初日後半のピット

 さあ、トライアルが始まった! 賞金王の本質はトライアルにあり。ここから3日間、6レース、絶対に見逃すことのできない年間最大の過激な戦いが繰り広げられる。初日の今日の後半は、一人ずつ感じたことを記したいと思う。

11R
1号艇・山崎智也……いきなり、気になる智也。魚谷智之のマクリ差しに屈して2着だが、レース後の表情はいつもと変わりない様子だった。といっても、ここのところの智也は、明らかに違う気合を胸に秘めているように思えるのだが。で、12Rが終わったあと、控室から出てきた智也とバッタリ。挨拶すると、口元を緩めた智也だった。思わず「明日は今日のリベンジを!」と僕が言うと、智也は一瞬、怪訝な表情を見せる。「明日は、きっちりやりますよ!」と力強く語って、モーター抽選へと向かっていった。怪訝な表情がちょっとだけ気にかかったのだが……その直前に、野中和夫選手会長が話してくれた言葉が浮かんできた。「賞金王はな、得点の配分が絶妙なんや。だから、これを計算して走るんやな。でな、次の日のレースは1・3・5着と2・4・6着に分かれるやろ。これは、2・4・6着のほうが有利やな、と考えたりもするわけや。いろんなこと計算しながら走るのが、賞金王や」。賞金王V3のモンスターが言うことだけに、説得力は甚大。だとするなら、2着ということを智也はそれほど悲観していないということか。そして、すでにVへの計算が立っているということなのか。だとするなら、怪訝な表情にもなるわなあ……。でも智也よ、僕は鮮やかな勝利が見たいんです! もちろん、それは智也にも伝わったとは思うけど。
2006_1220_01_513 2号艇・坪井康晴……まさかのシンガリ負けも、表情は暗くなっていない。明日の6号艇が決まっても、平常心を保ったままのようだった。帰り際には、笑顔で挨拶もしてくれて、なんか気分良さそう。いや、気分がいいということはないか。これは勘繰りの部類ではあるが、もしかしたら気持ちをコントロールしようとしているのかもしれないなあ、とちょっと思った。
2006_1220_01_393 3号艇・魚谷智之……いやあ、とにかく素晴らしい笑顔! あれだけの見事なマクリ差しを決めれば、頬も無限大に緩むってもんでしょう。で、また野中会長のご託宣だ。「勢いが違うなあ。ダービーのあと、記念2Vやろ? こりゃあ、ウチの理事長(福永達夫選手会理事長)のパターンや(第4回)。魚谷は今、本当に乗れてるわな。今のマクリ差しも、見事や!」。おぉ、モンスターのお墨付きだ。たしかに、魚谷は機力も気力も最高潮のように見える。初出場では優勝できないという賞金王のジンクス、この男がぶち壊したとしてもまったく驚くに値しない。
2006_1220_01_527 4号艇・三嶌誠司……このところ、本当によく声をかけてくれる三嶌だが、レース前にも同様だった。「クロちゃん、立ちっぱなしで大変でしょ? 俺らも、立ちっぱなしで仕事してたら、足とか痛くなるからねえ」、いやいや、そんなお気を遣われると恐縮です。僕の場合、体重が重いのが悪いんだし……「体重軽くなったら、クロちゃんにならんやろ(笑)」。ダハハハハ! そうっすね。リラックスしてるなあ……とも思ったのだが、ちょっとだけ「この明るさは逆説か?」とも思ったりしたのだった。正しいか間違っているかは、明日わかると思う。
5号艇・上瀧和則……いやあ、やっぱりすごい気合っす! 後半のピットで見た上瀧は、まごうことなきスーパー上瀧。遠目にも威圧感が伝わる、素晴らしいたたずまいで闊歩していた。やっぱ、すげえなあ……。
6号艇・瓜生正義……この舞台にはすでに慣れているだけあって、妙な高揚感も変にカタくなるところも、まったく感じさせない。これはこれで、すごいことである。明日は1号艇ゲット! 今日の5着を一気に挽回できる枠番だぞ。

12R
2006_1220_04_229 1号艇・松井繁……もはや、何も言うことはありませんな。長嶺豊さんが教えてくれたのだが、横西奏恵との足合わせではぶっちぎるほどの足色を見せていたのだとか。だというのに、「松井さんはまだ満足してないんですよ、って横西が言うとったわ」とのことだから、松井が自分に課しているハードルはどれだけ高いのだろう。実際、見事に逃げ切ったレース後の会見でも「足はいいけど……」と、しっくり来ない部分があるのだと語っている。長嶺さんとも唸り合ったのだが、もはや次元の違うところにいるのかもしれない。
2006_1220_04_173 2号艇・中村有裕……この舞台で、これだけ変わらずにいられるのは、もはや才能と呼ぶしかないのではないか、と思った。もう、それだけ。力を出し切るレースをすることは、間違いありません。
2006_1220_01_280 3号艇・濱野谷憲吾……実は、今節の濱野谷に期待しているのは「ガツガツすること」。BOATBoyのインタビューで「ガツガツしてないから、賞金王勝てないのかな」と語っていたからだ。今日のところは、少しだけそれを感じないでもない。かなり長い時間モーターと向き合い、それが終わるとペラ室とボート繋留所を何度も何度も往復していた憲吾。明日の様子を、興味深く見守りたい。なお、明日は12R5号艇だが、「去年よりは(抽選運が)いい」と苦笑いしていた。去年は緑ばっかりでしたからねえ。
4号艇・辻栄蔵……6着に敗れてしまったが、レース後は意外とサバサバ。ただ、少しうつむき加減だったのが気になったぞ。落ち込んでいるのではなく、リベンジに燃える素振りのように見えた。
5号艇・中澤和志……5着だが、辻以上にサバサバ。というか、表情をあまり変えず。もっとも、これが中澤流でもあって、総理杯のときも勝っても負けても、感情の起伏はないように見えたものである。まずは明日、リベンジに燃えろ!……ったって、それを表に現わす中澤ではないか。
6号艇・川﨑智幸……午後2時くらいか、ピットに行ったら、再び整備室にこもっていた川﨑。その執念には恐れ入るしかなかった。結局は4着と、今日はその努力が報われたとは言いがたいが、明日は11R1号艇が回ってきたぞ。さらなる整備で、このチャンスを活かしたいところだ。

 といったところだが、いかがだろうか。全体的には、どの選手も浮き足立っていないし、かとって弛緩していることは、当たり前だけど、ない。今日の戦いを経て、明日はまたさらに変化があるはずだから、それを注意深くキャッチしたいと思う。今日はまだ、激烈スーパーバトルが口火を切ったばかり。賞金王のトライアルは、まだまだこんなもんじゃないのだ!
Tomoya_and_take  で、最後におまけの気になる山崎智也。今日は、ピットに武豊、福永祐一、佐藤哲三、池添謙一らの人気騎手が見学に訪れていた。選手たちと写真撮影などをしていたが、智也も武豊とツーショット。両競技のスーパーショットであります。でもな、競艇ファンとしてこれだけは言っておきたい。山崎智也はディープインパクトなんかに負けないほど、すげえヤツなんだぜ! 賞金王決定戦は、有馬記念なんてメじゃないほど、すげえ戦いなんだぜ! ま、武豊も智也も、ともにお互いをリスペクトしあって、握手をしてましたけどね。でも、有馬記念やディープインパクトには負けたくないなあ、うん。(PHOTO/池上一摩=智也&豊 中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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H記者の「賞金王は誰だ!?」トライアル初日

2006_1221__12r_103  Hです。トライアル初日が終わりました。下位争いでわずかに突っ込みなどが見られましたが、基本的に穏やかな出だしでしたね。では、12名の得点順とともに独断のパワー診断をしておきます。評価はシリーズと同じS(抜群)A(上位)B(中堅)C(下位)D(ワースト級)です。ただし、あくまでもトライアル組だけの相対評価なので、シリーズ組の評価とは別物と考えてくださいまし。

松井繁(10点)S…スタートで後手を踏みながら、力強く伸び返す。レース足抜群!
魚谷智之(10点)S…松井よりも伸びは上。ただチルトを跳ねてのもので回り足はどうか?
中村有裕(9点)A…1・2マークとも展開が向いたが上位はある。起こしから遅れるのが気がかり。
山崎智也(9点)B…バックで魚谷に突き放される。好バランスだが上とはかなり差がありそう。
濱野谷憲吾(7点)A…スリットから力強く伸びる足は好感。ややサイドの掛かりが甘い。
上瀧和則(7点)A…接戦を凌いでの3着は評価できる。引き波を超えるパワーが魅力。川﨑智幸(6点)B…激しい4着争いを捌いた粘り強い足。伸びはまったくなさそう。
三嶌誠司(6点)C…スリットから攻めたが完全な伸び不足。回り足はソコソコ。
瓜生正義(5点)B…コースが悪くレースをしていない。ただ、エース機のパワーにはほど遠いか。
中澤和志(5点)C…敗因はコースとしても、4着争いで競り負けたのが不安。まだまだ。
坪井康晴(4点)A…間違いなく上位で6を並べる足ではない。競っての弱さが気になるが……。
辻 栄蔵(4点)D…「あわや2着も」という展開からずり下がる。Sを張りこんでも苦しい。

2006_1221__11r_050 明日の12Rは魚谷と松井のS級対決。外枠からどこまで着を上げられるか。試運転ともども、しっかりとチェックさせていただきます。(Photo/中尾茂幸)


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速報! トライアル2日目の枠順決定

 明日のトライアルの枠順が抽選によって決定しました! 中村が初日に続いて2号艇と美味しい展開に。他の選手はそれなりにバランスのとれた配分になったようです。

トライアル2日目

11R
      得点
①川﨑智幸 6点
②中村有裕 9点
③三嶌誠司 6点
④辻 栄蔵 4点
⑤山崎智也 9点
⑥坪井康晴 4点

12R

①瓜生正義 5点
②上瀧和則 7点
③中澤和志 5点
④魚谷智之 10点
⑤濱野谷憲吾7点
⑥松井 繁 10点


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万全の態勢を整えるために――賞金王決定戦、トライアル初日前半のピット

2006_1220_01_350_1  トライアル初戦を数時間後に控えて、ベスト12戦士たちは朝から調整に忙しい。もちろん、作業傾向はそれぞれに違うが、大事なファーストバトルを万全の態勢で戦うべく、機力気力を整えている。ごくごく大雑把に言うと、こうなるだろうか。
モーター派……濱野谷憲吾、川﨑智幸、三嶌誠司、魚谷智之
ペラ派……山崎智也、瓜生正義
試運転派……松井繁、坪井康晴
装着場派……辻栄蔵、中澤和志、中村有裕
姿見えず派……上瀧和則
 言うまでもなく、これは1R開始あたりからの前半ピットで、僕がもっとも多く見かけた場面、というだけであって、たとえば松井は試運転後はペラを外して磨いている姿を見かけている。瓜生も、試運転を走っているところを見ているし、川﨑は僕の目の前で、モーターを装着してボートを着水していた。ずっと同じことをしているわけなどないのであって、自分流のスタイルで着々と準備をしている、ということである。

2006_1220_01_408_1  そんななか、上瀧の姿をあまり見かけないのが、もっとも気になったことだった。これまで上瀧をピットであまり目撃しないときというのは、現われたときには凄まじい気合を発散していることが多いのだ。装着場のボートからはペラが外されていたから、どこかで調整中であることは間違いないが、それがスーパー上瀧に変身するための儀式のような気がして、早くレース直前の彼を見てみたい気にさせられるのである。
 もっとも激しく動いていた選手をあげるとするなら、川﨑だろう。昨日に引き続いての、本体整備。ひたすらモーターと向き合う川﨑は、もうすぐ午後の時間帯に入ろうかというときに、ようやくモーターをボートに装着したのだった。選手仲間などと会話している表情は決して暗くないのだが、これはクールな川﨑にしてみれば普通のこと。その胸の内はなかなか読み取れない。果たして、整備が功を奏したのか、それともハナからパワーに不安はないのか。こちらはレースが楽しみである。
 本体に手をつけていたのは、他に濱野谷。三嶌と魚谷はギアケースの調整のようだった。チャレンジカップで「クロちゃん!」と呼んでくれるようになった三嶌は、顔を合わすなり、今日も「クロちゃん!」。「今節もお世話になります」って、それはこっちのセリフですってば! ひとまず、彼に妙な緊張感がないことはわかった。

2006_1220_01_047  上瀧の姿をあまり見ないと書いたが、中澤も控室にいる時間が長いのか、頻繁にピットで見かけるわけではない。取材を受けているところを見ると、実にスカッとした表情であり、おそらくは機力の不安はほとんどないのだろうと見受けられる。どちらかといえばのんびり過ごしている前半戦、むしろこれくらい余裕があったほうが、力を発揮できるはずだ。あ、辻もまた、中澤と似たような雰囲気に見えている。こちらもいい感じだ。
 逆に、ピットで頻繁に見かけるのが、中村ユーユー。というより、しつこいくらいまで装着場での点検、微調整を熱心にしているのだ。まあ、これはユーユー流というか、SGを勝つ前から見られた彼の特徴。普段通りということでもある。こうしたところも、ユーユーのハートの強さなんだろうな、と思う。
 坪井は、前半戦ではもっとも試運転をしていた選手だったと思う。それでも、決してアタフタしている雰囲気はなく、ピットにいるときには笑顔が見えている。手応えあり、ではないかと思う。瓜生も、試運転から引き上げてきた後は、手ぶらで控室に入っていって、けっこうな時間ピットに戻ってこなかった。ゆったり過ごす前半戦、こうして作り上げられていく闘志は、絶対にプラスに働くはずだ。

2006_1220_04_034  さて、今日も気になる山崎智也。実は、智也もピットではあまり見かけない一人である。装着場にある彼のボートの近くに20分ほど突っ立っていたのだが、智也が現われる気配はまったくなかった。エンジン吊りには出てきているけれども、終わると早足で消えていく。ペラや本体よりも、気力を横溢させている、僕にはそう思えて仕方ないのだが。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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久々、ミッション舟券!

我がニフティ取材班の舟券の歴史を彩ってきたミッション舟券。賞金王で久々に復活であります! 買い目は、長くご覧いただいている方にはおなじみの3連単1-2-6! これは昨年グラチャンが行なわれた下関で、出現率上位の目の中で回収率100%を超えていた珠玉の出目。ところが、そのグラチャンではまーーーったく出ることなく、熱くなった取材班が以後、こだわり続けた因縁の出目でもあるのです。

Cimg2035 実は昨年の賞金王では、この1-2-6が出まくりました。倍倍プッシュで、5日目までは大幅プラス。最終日はひとつも出ずで、結局はパーになったのですが、ここ住之江では実に縁起のいい目なんですね。で、住之江のマークシートには、同じ目を1~12レース一気に買える「全レース」というマークがあるんですね。たった一枚塗るだけで、ミッション舟券が買えるという優れものであります。

というわけで、復活ミッション舟券、1-2-6。果たしてどれだけ当たるかな~。


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3日目!

おはようございます! 賞金王シリーズは3日目、そして賞金王決定戦はトライアル初戦の朝であります! 今年のチャンピオンを決めるバトルがいよいよ開幕する今日、住之江はちょっと曇り空ですが、水面は十分にホットでございます!

今日の一発目は、久々のフォトアルバムといきましょう。まずは……

2006_1220_04_197 おぉ、これは魅惑の3ショットですなあ。関東スーパーイケメントリオ、揃い踏みの図、でした。

2006_1220_01_106 おっと、こちらは76期三人衆ですね。今回はもう一人、魚谷智之が決定戦に参戦ですね。この世代も、非常にハイレベルなのです。

2006_1220_03_036

おぉ、その魚谷は山本隆幸と兵庫コンビ。爆笑の図、であります。いい笑顔!

2006_1220_01_123

そしてこちらはグランドチャンピオン決定戦優勝戦1号艇2号艇コンビ。ともに決定戦出場です!

それでは皆さん、本日も盛り上がってまいりましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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12戦士、集う――賞金王決定戦、前検のピット

 能書きはあえて書くまい。賞金王決定戦、ゴングが鳴った。
 本日は前検。9時30分から公開でボート・モーター抽選を行ない、昼前には装着。その後、点検や調整、試運転などを行ない、8R発売中に明日の11R組が、9R発売中に12R組が前検航走(スタート練習、展示)を行なった。その後は、共同インタビューに応えたり、整備や試運転を思い思いに行なっている。
 何はともあれ、12名のピットでの様子を記していこう。

 まず、初出場組だ。
2006_1220_01_597  表情の良さが目立ったのは、中澤和志だった。総理杯優勝以来、もうひとつの成績が続いて、賞金王を迎えることになってしまった中澤、その間のSGではピットでもあまり目立ったところがないというのが正直なところだ。しかし、今日はハッキリと目につく清々しい表情。なんだか、去年の笠原亮を思い出した。共同会見では、モーターに大きな手応えを感じたとも語っていて、前検航走以降はほとんど手をつけずに格納したようだ。しかも、ほんの一瞬のことだったので確証はもてないのだが、もし見間違いでなければ、帰宿の一便に乗り込んだように見えた(10R後に出発)。実際、11R近辺から後、決定戦組で姿を見かけなかったのは、中澤とあと一人だけ。台風の目は、ズバリこの人ではないか、と思う。
 坪井康晴も、前検後は比較的のんびり過ごしていたクチ。まったく気負ったところもなく、テンションが上がっていない。いつもの坪井康晴がそこにいる。これはすごいことだろう。「やっぱり雰囲気が違いますね。……周りの見る目が(笑)」。うん、これはかなり冷静だと言えるだろう。実際のレースを迎える明日、どう変化を見せるのか、注目してみたい。
2006_1220_01_055  魚谷智之は、たとえば吉川元浩あたりとピット内を移動したりしているときには、笑顔が目立った。「心も身体も最高の状態で、ここに来れました」と会見で語っていたが、たしかにその様子はアリアリとうかがえる。メンタルトレーニングで精神力を高めたという魚谷、明日も明鏡止水の心境で迎えるに違いない。「力を出し切ります」、開会式などで最近そう言うことの多い彼だが、それが可能なメンタリティを身につけたのだ。初出場なんてことは、まったくどこ吹く風で戦える男だろう。
  いつも通りだなあ、と言わざるをえないのは中村有裕。必死にモーターと向き合い、とことん点検をし、ひたすら調整に時間を費やす。その姿勢が誰かに似てるなあ、と思ったら、今垣光太郎ですよね。で、そんな彼だから、雰囲気はいつものSGとまったく同じ。ことに、MB記念以降のユーユーとは1ミリも違いがないように思える。調整を終えた時間はかなり遅い部類だったのだが、そのうえで「悪いところが見つかりませんでした」と会見で語っているのだから、機力も問題はなさそうだ。トライアル初戦のレースぶりが楽しみな一人である。
 もっとも緊張感が伝わってきたのは、意外なのかそうでないのか、ともかく三嶌誠司だった。決してガチガチになっている感じではないけれども(前検からそうだったらヤバいし)、チャレンジカップの優勝戦の日よりも表情に硬さを感じるのだ。「賞金王では勉強してきます」とチャレカ優勝後に語っていた三嶌だが、もし結果を意識しすぎてのこの雰囲気だったら、ちょっと気になる。明日、三嶌の表情に変化はあるだろうか。

2006_1220_04_135  整備室で長く過ごしたのは、川﨑智幸である。12R前まで本体を開いていたのは、彼だけである。何しろ、共同会見に現われるヒマがないほど(いちばん最後の登場でした)、徹底的に調整を続けていたのだ。前検からここまでやる選手は、ほとんど見たことがないぞ(光ちゃんだって、こんなにやっていたかどうか……)。明日も同じ時間を過ごすのだろうか。トライアル12R、川﨑の整備状況(部品交換)には注意して見てほしい。彼が今日誰よりも相棒と接していたのは間違いないからだ。
 濱野谷憲吾もまた、かなり長く整備室にいた一人だ。川﨑ほど大がかりに調整していたふうには見えなかったが、真摯な表情でモーターと触れ合う姿が印象的だった。整備室にいない時間は、ペラ室でも姿を見かけた。両方をバランス良く調整していた、という感じだろうか。ひとまず、明日前半の動きをちょっと注目してみたい。

2006_1220_01_536  ペラ室で姿をよく見かけたのは、ディフェンディング・チャンピオンの辻栄蔵。実は、モーター装着後、ボートを水面に降ろしたのがもっとも遅かったのが辻で、装着場にボートがある間も、ペラが外されていたのだから、早くからペラをチェックしていたということだ。着水する直前、辻と挨拶を交わしたのだが、そのときの表情はもう、ひたすら明るく、満面の笑顔。思わず嬉しくなった僕であるが(笑)、すいません、そのため、その笑顔に硬さとか気合とかが隠されていたかどうかは判断できませんでした。ただ、会見での様子は「気合モード」に突入している感じで、ジョークを程よく織り交ぜながらも、言葉の端々に力が入っているように感じられた。連覇、あるかもしれないなあ。そう思った。
 エース機を引き当てた瓜生正義は、見かけるのはもっぱらペラ室、という感じだった。いや、もちろん試運転もしてるし、整備室でも見てるんだけど、ペラ室で過ごした割合がもっとも高かった一人のように思えた。で、かなり先入観に影響された物言いとなることは否定できないけど、少なくとも去年より、表情に力強さがあるように見えるのである。エース機を引いた心強さなのか、それとも今年の瓜生は一味違うのか。まずは明日のトライアル初戦で、そのへんの判断をつけてみたい。ちなみに11R6号艇で、5号艇に上瀧和則がいるが、「コースは上瀧さんについていきたい」と表明している。6コースと決め打ちして考えないほうが良さそうだぞ。

 さて、今日の決定戦組で、もっとも慄えたのはこの二人だ。
 松井繁と上瀧和則である。
2006_1220_01_585  まずは松井だ。決定戦組で試運転に最初に飛び出したのが、松井と坪井だった(足合わせでした)。早く試運転すりゃいいってもんじゃないけど、その前向きな気合にまずは唸った。いったん試運転を中断し、ピットに戻ってくると、これがまた、実にリラックスした表情ではないか。肩に力が入りすぎているとか、入れ込んでいるとか、そんな状態とは正反対の穏やかさなのである。笑顔もたくさん見られた。まさに王者の笑顔と見えた。
 かと思うと、ピット内を一人歩いている姿からは、明らかにオーラが見えるのだから、圧倒される。何といえばいいのだろう……緊張とリラックスの調和なんていうレベルではなく、存在そのものがすでに突き抜けているかのような、“強者”の象徴と映るのである。
 驚いたのは、さらに遅い時間帯だ。11R前、なんと試運転用ピットに松井のボートが繋留されていた。ん? 松井、まだ試運転するなのか? そうなのだ。あの松井が、こんなに遅くまで水面を走りまくったのである。弟子の山本隆幸との足合わせを何周も何周も続け、再び繋留所に戻ってくると、微調整をしてまた水面に飛び出していく。まるで新人選手が旋回の練習をするかのごとく、いつまでもいつまでも走り続けたのだ。結局、12R発売中もまだ走っていたのだから、畏怖するしかない。その合間に行なわれた会見では「明日、何もせんでいいように、今やってるんです」と言ってはいたが、それにしたってすごいことだ。これが王者か。これが真の王者の姿か。賞金王決定戦というのは、この人がいなければ始まらない。昨年は不在だっただけに、なおさらその思いを強くさせられた、王者の前検だったのである。
2006_1220_04_101 そして、上瀧。何を隠そう、本日、シリーズ戦の選手も含めて、いちばん最後まで試運転をしていたのは、この男である。そう、松井よりもさらに遅くまで、水面を走り続けたのである(そんなに差はなかったけれども)。上瀧がようやく試運転を終えたのは午後4時15分。試運転が許されるギリギリの時間まで、上瀧は走りに走ったのだ。
 声も出ないほど驚嘆していたら、長嶺豊さんも同様のようだった。「クロちゃん、すごいよなあ。こんな時間まで走ってるのは、上瀧と松井だけやで。すごいよなあ」。長嶺さんは、続けて決定的なことを言った。
「明日走るのは、この時間帯やもんな」
 そうか、そういうことか。松井も上瀧も、だからこそ最後まで水面から離れようとしなかったのだ。今日と気候がそれほど変わらなければ、時間帯による気温や湿度などの気象条件も変わらないはずだ。だからこそ、その手応えを確かめずにはおれなかった。松井や上瀧ほどの選手が、そこまでやっていたのである。凄すぎるよ。本当に凄すぎる。ここまで勝負に純粋になれる松井と上瀧は、最高の競艇選手である。

2006_1220_01_060  さて、賞金王です、思い切り気にさせていただきましょう、気になる山崎智也。えっと、中澤の項を読み返してください。「11R近辺から後、決定戦組で姿を見かけなかったのは、中澤とあと一人だけ」、それが智也なのであります。試運転に出たのは松井と坪井の次と、早い部類だった智也、仕事を終わらせるのも早かったということだろうか。松井と上瀧の姿を絶賛した舌の根も乾かぬうちに何だが、こうした決断の早さもまた強者の証ではある。前検航走前には、エンジン吊りなどで姿を見かけているが、笑顔と凛々しさが絶妙にブレンドされた、いい表情ではありました。気合、こもってると思うぞ。悲願の賞金王奪取に向けて、明日は素晴らしいレースを期待してます!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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H記者の「賞金王は誰だ!?」トライアル前検

 Hです。明日からいよいよ賞金王トライアル。嗚呼、だというのに、私は他の作業に追われて12戦士の足合わせをしっかりチェックすることができませんでした。すみません。今日のところはスタート練習にスポットを当てて、明日の進入とレース展開を推理したいと思います。
11R

      モーター連率 展示タイム
①山崎智也  41・9% 6秒55
②坪井康晴  40・8% 6秒57
③魚谷智之  43・5% 6秒56
④三嶌誠司  39・6% 6秒60
⑤上瀧和則  40・8% 6秒65
⑥瓜生正義  52・5% 6秒64

●スタート練習
1本目 1234/56(全員F)
2本目 1246/53(三嶌以外F)
3本目 135246(智也と上瀧がF)

●進入予想

2006_1220_01_408  もちろん、キーマンは上瀧です。どこまで入るか、意表のダッシュ戦なのか。スタート練習では1、2本目ともにカドを選択してのダッシュ戦。が、3本目には内水域に侵入して90mあたりの深~い3コースから発進しておりました。やはりこれは、インを想定した起こしとも考えられます。展示タイムも6人中ワーストで、出足型のペラと見るべきでしょう。
 では、どこまでコースをガメるか。というより、誰が上瀧を入れてくれるかですね。智也はもちろんインを死守します。坪井は微妙で、魚谷はカド戦でも妥協するかも。
 ならば本番は125/346か、上瀧が激しく攻めたときの15/2/346の2対1対3進入になるでしょうか。私は坪井も譲らず125/346になるとみました。

●レース展開

2006_1220_01_079  これまた上瀧の進入次第でいくらでも変化します。インまで奪う勢いに智也と坪井が抵抗すれば、内3艇が横一列で80~90m起こしの3対3。これはいくらインが強い住之江でも4カドの魚谷が有利になります。
 逆に上瀧が最初から3コースを狙って大回りをするようなら、内3艇はかなり楽な起こしになるでしょうね。私が思うに、上瀧はスタート展示で攻めるだけ攻めて相手の出方を伺い、智也と坪井が徹底抗戦するようなら本番で穏やかな3コースに切り替えるのではないでしょうか。スタート展示、重要ですよ。
 最終予想は明日アップするとして、現時点では比較的穏やかな125/346でスリットはほぼ横一線。自力で攻めるのは展示タイムも良かったインの智也と4カドの魚谷になるとみました。

12R

       モーター連率  展示タイム
①松井 繁   44・3%  6秒53
②中村有裕   46・2%  6秒58
③濱野谷憲吾  44・0%  6秒67
④辻 栄蔵   42・7%  6秒71
⑤中澤和志   43・0%  6秒58
⑥川﨑智幸   48・0%  6秒64

●スタート練習

1本目 123/456(全員F)
2本目 12346/5(松井、ユーユー、和志がF)
3本目 143/265(松井と辻がF)

●進入予想

2006_1220_01_350  11Rほどの激しい争いは考えにくいのですが、不気味なのが6号艇の川﨑。スタート練習では1本目こそ枠なりのアウトダッシュでしたが、2、3本目は微妙な動きで内水域を狙ってましたね。6号艇ということで、とりあえず攻めるだけ攻めてから回りなおし、ということも微小ながら考えられます。
 で、もうひとり不気味だったのが和志です。3本ともに他の選手にお構いなしのダッシュ戦。本番でも内にこだわる気配はなさそうで、あるいは川﨑を入れながらプレッシャーをかけて12346/5の単騎ガマシになるかもです。私の予想は8割がた枠なり3対3で、2割がこの和志の単騎ガマシ。もちろん、川﨑が回りなおすようなら1234/56の4対2進入になるのですが、これは可能性が薄そうですね。それならユーユーがカドを選択しての1346/25の方がありえるかも?です。
 本線は123/456の枠なりです。

●レース展開

Nu2r0293  枠なりと決めてしまえば、1マークの展開はある程度読みやすいですね。スリット同体なら松井が逃げて、ユーユーが差しよりも握って仕掛けそう。ならば、憲吾は3コースからの決め差しです。カドの栄蔵はユーユーの攻めを見ながらのまくり差し狙い。和志がその間隙を突く間に、川﨑は一目散に最内差し。この展開なら、よほどユーユーが強引に仕掛けない限り、出色の展示タイムを誇る松井が断然有利でしょう。
 もし和志が単騎ガマシになれば、スロー5艇でますます松井に展開が向きます。松井にとって怖いのは和志のアウト一撃のみ? 穴党はダッシュを決め込んでいる和志の頭を少々買ってみてはいかがでしょうか。

 さてさて、なんやかやとゴタクを並べてみましたが、賞金王トライアルが私の思惑通りにならないレースであることは、痛いほど承知しております。仮に上記の通りの展開になったとしても、1周2マーク~ゴールまでの間に何人かの選手が反則スレスレの突っ込みなどを敢行してレースが崩れることでしょう。悲しいかな、私の力ではそこまでの推理は到底できないのであります。トライアルの鉄則「順当に収まるより荒れるケースが圧倒的に多い」を肝に銘じて、明日の舟券戦略を構築する所存です。(Photo/中尾茂幸)


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エース機は誰の手に……賞金王決定戦、公開モーター抽選!

2006_1220__001  賞金王決定戦のモーター抽選といえば、イベントホールでの公開形式。本日9時30分から行なわれたわけですが、9時15分の開門と同時にお客さまは猛ダッシュ! 最前列の席や見やすい席を確保する、いわば前付け合戦が行なわれる、実に賞金王決定戦らしい光景が見られたものであります。いやぁ、やっぱりいいっすね、賞金王! というわけで、ボート・モーター抽選、行なわれました!

 ボートももちろん大切ですが、注目はやはりモーター。賞金王決定戦は、住之江の上位12機を使用して行なわれ、つまりどのモーターも好素性機なのでありますが、それでも性能差はハッキリとしており、特に10号機は断然のエース機と目されているのであります。それも含めて、12機のなかでも好機と注目されていたのは以下の通り。
10号機……2連対率52・5%、勝率6・78のエース機!
68号機……太田和美が高松宮記念を優勝した、上昇機
5号機……隠れエース機と評判!
65号機……2連対率は10号機に次ぐ第2位
33号機……勝率が10号機に次ぐ第2位
 壇上に登場した12戦士は、こうしたデータが記されたペーパーを見ながら、あれこれと思いを馳せる……。さあ、いよいよ抽選!

2006_1220__013  抽選は、ボート→モーターの順。司会の荻野滋夫さんがハコの中をかき混ぜて、選手たちは封筒を引きます。公開されているとはいえ、これはいわゆる前検業務。番組編成さんも立ち会うなど、緊張感漂う瞬間……いや、これはやはり、最高峰バトルの行方を占う重大な部分を決める瞬間だからこそ、ただならぬ緊張感があるのでしょうか……。選手の抽選順は、獲得賞金順! つまり山崎智也→松井繁→中村有裕→坪井康晴→魚谷智之→濱野谷憲吾→辻栄蔵→三嶌誠司→上瀧和則→中澤和志→川﨑智幸→瓜生正義の順番であります。というわけで、まずは山崎智也から!

 クールに登場の智也、取り立てて表情を変えずに封筒を引きます。モーターは38! 2連対率41・9%は、12機中9位。智也、それを知ってもまるで表情を変えることなく、席に戻りました。抽選終了後のインタビューでは「どれもいいエンジンなので、どれを引いてもいいと思っていました」。モーターよりも気合! そんな雰囲気を感じましたね。
2006_1220__014  続く松井繁は、さすが地元のスーパーヒーロー、客席から大きな声援が飛びます。穏やかな表情で松井が引き当てたのは……隠れエースと呼ばれる5号機! 5という数字が掲げられると、客席からは「ウオォォォォ!」という歓声が飛んでおりました。席に戻った松井は、ペーパーを見ながら次第に目元が緩んでいきます。コートのエリを立てて、口元までうずめた姿は、なんだか笑いをかみ殺しているようにも見えました。「狙い通りのエンジンを引きました。必ず優勝できると思います」と、最高の抽選結果に満足げであります。
 つづく中村有裕は勝率2位の33号機。頬を紅潮させながら、やはり満足そうな表情でした。その次の坪井康晴が冷静な顔つきで引いている間、ユーユーは松井に真剣な表情で話しかけて、松井も真面目な顔で返していましたが、地元のエースに何か質問、といったところだったんでしょうね。あ、坪井は12機中11位のモーターでした。
 初出場組が続きます、魚谷智之。席に着いているときは、隣の坪井や三嶌誠司とにこやかに囁きあったりしていましたが、抽選に臨むと表情がキリリ。凛々しい顔つきで、勝率6点オーバーの好機を引き当て、さらに顔はキラリ、と光っておりました。ダービー以来、本当に自信あふれる表情を見せるようになった魚谷。いきなりの大仕事があっても、まったくおかしくないと思います。

2006_1220__042  つづいて、濱野谷憲吾。賞金王の公開抽選はもう慣れたものでしょう。サラリと引いたモーター9号機は、12機中5位の2連対率。これ、松井がゴールデンウィーク開催で優勝したモーターなのです。思わず顔を見合わせる濱野谷と松井。松井が意味ありげにニヤニヤっと笑うと、それに気づいた客席も爆笑。憲吾も思わず笑ってました。ちなみに、ボートのほうは2連対率1位の89番です。
 ディフェンディング・チャンピオンの登場です。辻栄蔵! 去年はエース機を引き当てた辻、もちろん今年も再現を狙いたいところ。引いた封筒の中からアクア・コンシェルジュ(住之江の案内係のおねーさん)が番号の書かれた紙を取り出し、ゆっくり開くと、1…………番。1号機です。席に戻った辻、大苦笑しながらガックリ。「1という数字が見えたから、10番だと思ってガッツポーズしかけたんですが、ずっこけましたね(笑)」。でも1番なんて、縁起のいい数字じゃないっすか! ちなみに、昨夜は緊張して4時くらいまで眠れなかったんだとか。今後の俺はどうなってしまうんだろう……とか考えたそうですが、本当かなあ? まったくそんな様子には見えなかったけど。
 常連組の後に登場した三嶌誠司。こちらは、さすがにちょっと緊張気味で、実際に「緊張してます」と素直に語っておりました。引いたモーターは70号機。12機中12位の2連対率で、唯一40%を切ってしまっているモーターです。あちゃー……。まあ、それよりもいかに自分の走りができるか、のほうが大事ということでしょう。あまり気にしている様子もなく、あとは平常心でレースに臨むだけ!
2006_1220__056  その後に登場は、上瀧和則。荻野さんがかき混ぜる前に引こうとしたり、さっさと封筒を引くとアクア・コンシェルジュに渡して席に戻ろうとしたり……抽選開始からすでに20分くらい経っていたから、ちょっと待ちくたびれてたんですかね。そんな上瀧が引いたのは、上昇期の68号機。それよりも、注目はインタビューでの強気なコメント。「我々のペラは完璧ですから、エンジンは出ます! 間違いないです!」。この自信、腹の据わり方こそ、夢舞台では最大の武器となるはずです。やっぱ上瀧、カッコいいなあ。
 対照的に、終始淡々としていたのが中澤和志。61号機を引いて、冷静に席に戻っていきました。インタビューでは「緊張してます」と言ってましたが、ぜんぜんそんなふうには見えません。と思ったら、「人前は苦手なので、今は緊張してます」だって。いいなあ、中澤。

 さて、お気づきでしょうか。ここまでまだエース機の10号機が出ていないのです! 実は去年もまったく同じ状況で、11番目に引いた辻栄蔵が引き当てた。そして、瓜生正義は自分の手前でエース機が消えたのであります。さあ、今回はどうなるか。2分の1でエース機を引く、という状況の中、10年ぶりの賞金王出場となる川﨑智幸の登場であります。
2006_1220__072  ニコニコと目元を緩めながら、封筒を引いた川﨑。封筒が開かれるのを、やはりニコニコと待ちます。さあ、番号が書かれた紙が開かれる…………前に、川﨑、席に戻っちゃったぞ。はい、そうですね。引いたのは65号機。ちらっと見えちゃったんでしょう、10番じゃないことが。でも川﨑選手、65号機は2連対率2位の好機ですから!
2006_1220__080  というわけで、まさしく“リアル残り物には福がある”、瓜生正義、10号機ゲットーーーーー! もちろん、いちおう封筒を引くわけでして、中から出てきた紙には当然「10」の文字が。おめでとう! いや、本当のおめでとうは最終日にこそ言うべきもの。それでも、ぐっと栄冠に近づいたのも確かで、瓜生も顔を引き締めておりました。あ、席に戻った瓜生に、上瀧が大拍手してるぞ! やっぱ、ここは拍手の場面でいいんですね。パチパチパチ、がんばれ瓜生!

 というわけで、モーター2連率順に、整理しましょう。
瓜生正義  10号機(52・5%)※エース機!
川﨑智幸  65号機(48・0%)
中村有裕  33号機(46・2%)
松井繁   5号機(44・4%)※隠れエース機!
濱野谷憲吾 9号機(44・1%)
魚谷智之  74号機(43・5%)
中澤和志  61号機(43・1%)
辻栄蔵   1号機(42・7%)
山崎智也  38号機(41・9%)
上瀧和則  68号機(40・9%)※上昇機!
坪井康晴  28号機(40・9%)
三嶌誠司  70号機(39・7%)
 
  今日はこのあと、試運転、前検航走(スタート練習、展示)が行なわれるわけですが、実際に水面に出てみて、数字通りに動かないことは多々あります。いったい、それぞれがどんな手応えを得るのか。賞金王決定戦、ゴングはすでに鳴っている!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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2日目!

2006_1219__005 おはようございます! 住之江競艇場は、いい天気! 賞金王日和であります! 

今日も通常より少し遅めのスタートになりましたが、今朝9時30分から、賞金王決定戦の公開ボート・モーター抽選が行なわれ、ベッタリ張り付いて取材してまいりました。のちほど、その模様はアップいたしますが、速報としては、瓜生正義がエース機ですよ!

本日は決定戦の前検、そしてシリーズは2日目です。今日から決定戦、シリーズの2本立てでお届けしますので、お楽しみに! それでは、今日も盛り上がっていきましょう!


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前夜祭! そして開会式!

やっと落ち着きました! 改めて、賞金王決定戦、開幕!

Cimg1915 まずは、昨夜行なわれた、賞金王決定戦の前夜祭の模様を遅ればせながら、お送りします。会場は、なんと住之江競艇場! そう、激戦が繰り広げられる“聖地”に作られた特設会場で、賞金王の事前イベントが行なわれたのであります。詰め掛けたファンの前に、賞金王12戦士が登場! それぞれが3日後に控えたゴングを前に、意気込みを語ったのでありました。あ、上瀧和則選手のみ、事情により欠席されてましたね。ちなみに司会は、荻野滋夫さんと優木まおみさんでした!

2006_1219__072 そして今日! 初日といえばもちろん、開会式であります! 司会は前夜祭に引き続き、荻野さんと優木さん。競艇イメージガールの優木さん、いつもは表彰式に登場されますが、今節は初っ端からご苦労様です。そんでもって、まずステージに登場は賞金王シリーズの出場選手たち。

魚も脂が乗っていますが、僕も乗ってます!(白水勝也)
はじめてのシリーズ、楽しめたらいいと思ってます(横西奏恵)
シリーズ戦は相性いいので頑張ります(鳥飼眞)
めちゃめちゃ出てません。舟券に絡めなかったらスイマセーーーン!(湯川浩司)

私が気になったのは、こんなとこですかね……というより、イベントホールにはお客さんが超満員状態で、よく聞き取れない選手もたくさんいたんです、すみません! 超遠目には、湯川はお笑いの「ですよ。」のモノマネにも見えたんですが、近くでご覧の方やJLCでご覧の方、違いました?

2006_1219__067 さて、賞金王決定戦の開幕はあさってですが、開会式は本日!行なわれました。ホール最後方のスペシャルゲートから、1名ずつ登場のベスト12戦士。客席の中央を通って、ステージに向かいます。

本人がやるかやらんかだけです!(上瀧和則)
僕のために集まってくれて、ありがとうございます(辻栄蔵)
びわこの特攻隊長として、ガンバルぞー!(中村有裕)

2006_1219__056 独断のベスト3はこの3人。でもユーユー、特攻隊長って……あんた、びわこの堂々たる代表ですってば! あ、松井繁の「まじめに優勝しに来ました」の決意表明もよかったなあ。お客さんからの声援は、その松井が、さすが地元の大将格、もっとも多く集めておりました。

Cimg1951 全員がステージに登場し、蔭山会長のご挨拶、シリーズの優勝トロフィー返還(昨年覇者の池田浩二が、このためだけに登場。来年は、決定戦で待ってるぞ!)、黄金のヘルメット返還、湯川浩司の選手宣誓……と、いつもの開会式と同様の流れで進行していったのですが……最後に、サプライズゲスト! そうです、CMのイメージソングを歌っている小柳ゆきさんが登場! 現在CMで流れている「誓い」を熱唱したのであります。「♪信じてー」のヤツですよ。私は、ダービーの前夜祭でもライブで聴いているのですが、いやあ、やっぱり最高ですな、小柳さんの歌声は! 緊急スペシャルライブに、お客さんもしっとりと聞き惚れておりました。 で、ライブ後に報道向けの会見も開かれたのですが、あの小柄な身体のどこにあれだけのパワーが秘められているのか、本当に感心しちゃいました。ちなみに、「菊地選手はジェントルマン」と、印象に残っている選手の名前をあげてましたよ。

というわけで、イベントもろもろでした。駆け足での紹介で、本当にごめんなさい! この後は、いつも通りの流れでアップしていきます!(PHOTO/中尾茂幸=開会式 黒須田=前夜祭、小柳ゆき TEXT/黒須田)


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賞金王決定戦、開幕です!

おはようございます! いよいよ賞金王決定戦、開幕です!……だというのに! なんだかもろもろトラブルが重なり、このあと、もろもろまとめてアップしますので、しばしお待ちを! 最大のトラブルを抱えたH記者の予想をひとまず1~3Rまで、ここにアップしておきますね!

1R
4=1-流

2R
1=6-流

3R
1=3-流

それでは後ほど!


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住之江です!

Cimg1867 おはようございます! 取材班、いつもより少し遅れて住之江競艇場に到着です! 寝坊じゃなくて、新大阪駅から渋滞しちゃって……。いよいよ賞金王決定戦! 皆様、思い切り盛り上がっていきましょう!

このあと、賞金王シリーズの選手到着から、モーター抽選、前検の様子などをアップしてまいります! 明日からが賞金王シリーズ、そして21日から賞金王決定戦でございます! 今節もどうぞよろしくお願いいたします。


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